JP2001126674A - 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置 - Google Patents

放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置

Info

Publication number
JP2001126674A
JP2001126674A JP30668899A JP30668899A JP2001126674A JP 2001126674 A JP2001126674 A JP 2001126674A JP 30668899 A JP30668899 A JP 30668899A JP 30668899 A JP30668899 A JP 30668899A JP 2001126674 A JP2001126674 A JP 2001126674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
discharge
emitting device
light emitting
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30668899A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
Kazuo Tomita
和男 冨田
Masaki Hirohashi
正樹 広橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30668899A priority Critical patent/JP2001126674A/ja
Publication of JP2001126674A publication Critical patent/JP2001126674A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度、高発光効率であり、低電圧で、安定
な放電が可能な、放電発光デバイスの駆動方法、並びに
それを用いた照明装置、及びディスプレイ装置を提供す
ること。 【解決手段】 3種類の電極を有する放電発光デバイス
に対して、放電発光デバイスに対して、自己消去放電、
すなわち第1電極1と第2電極2の間の電位差を減少させた
際に自らの壁電荷の引力により発生する放電、を発生さ
せ、電極間の電位差を増加させた際に、前記自己消去放
電をトリガーとして放電を発生させて発光させることを
特徴とする放電発光デバイスの駆動方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電発光デバイスの
駆動方法、並びにそれを用いた照明装置、及びディスプ
レイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは薄型が可能であること、軽
量であること、かつ低消費電力であることなどの理由か
ら、パソコンモニタやテレビ等各種の表示装置に広く利
用されている。しかし、液晶自体は自発光素子でないた
め、表示には液晶パネルの背面から光を供給するバック
ライトが必要である。このバックライトとしては、一般
に、導光板の端に細管冷陰極蛍光ランプを設置したエッ
ジライト方式が用いられているが、平面型放電ランプに
よる直下方式も使用されている。
【0003】図7に従来の平面型放電ランプの平面図、
及び断面図を示す。同図(a)が平面図、同図(b)、
(c)が断面図を示す。放電空間は2枚のガラス基板
(第1基板11と第2基板12)とスペーサ20で構成されてお
り、第1基板11内側には誘電体層13で覆われた2本の電
極(第1電極1と第2電極2)が形成され、第2基板12内側
には蛍光体17が塗布されている。放電空間は水銀や希ガ
スが封入されており、ガス放電により紫外線を発生さ
せ、この紫外線で蛍光体17を励起して発光させている。
【0004】平面型放電ランプを駆動する方法は、第1
電極1と第2電極2に矩形の電圧波形を交互に印加するも
ので、矩形波の周期、パルス幅を適当に選ぶことにより
放電空間全体に一様に拡がる発光を得ようというもので
ある。
【0005】しかしながら、従来の平面型放電ランプは
依然として発光効率が低く、放電開始電圧が高く、輝度
が低いことに問題がある。また、発光を放電空間全体に
一様に拡げることも困難である。これは陽光柱を安定に
利用できていないことが原因と考えられる。
【0006】これまで、上記の課題に対して様々な検討
がなされており、特許としては、例えば特開平9-27298
号公報、特開平10-222083号公報、特開平11-7916、特開
平11-144678号公報などがあげられるが、前記特許情報
を採用しても十分な結果は得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
平面型放電ランプは発光効率低く、放電開始電圧が高
く、輝度が低いという課題があった。
【0008】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
と、すなわち陽光柱を安定に利用でき、高輝度、高発光
効率を実現する放電発光デバイスの駆動方法、及びそれ
を用いた照明装置、ディスプレイ装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明による放電発光デバイス
の駆動方法は、少なくとも2種類の電極、第1電極、第2
電極を有する放電発光デバイスに対して、自己消去放
電、すなわち電極間の電位差を減少させた際に、自らの
壁電荷の引力により発生する放電、を発生させ、電極間
の電位差を増加させた際に、前記自己消去放電をトリガ
ーとして、放電を発生させ発光させることを特徴とす
る。
【0010】また、少なくとも3種類の電極、第1電極、
第2電極、第3電極を有する放電発光デバイスに対して、
第1電極と第3電極間、又は/及び第3電極と第2電極間の
電位差を減少させた際に、第1電極と第3電極間、又は/
及び第3電極と第2電極間で自己消去放電を発生させ、前
記自己消去放電をトリガーとして、第1電極と第2電極間
に放電電流Imainを流して発光させ、第3電極と第2電極
間、又は/及び第1電極と第3電極間に放電電流Isubを流
すことを特徴とする。
【0011】また、第1電極と第2電極間に放電電流Imai
nを流して発光させる際に、第1電極側、又は/及び第2
電極側に、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mai
nを発生させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1電極及び第2電極を有する放電発光デバイスに対
して、電極間の電位差を減少させる際に自らの壁電荷の
引力により発生する放電である自己消去放電を発生させ
ることを特徴とする放電発光デバイスの駆動方法であ
る。
【0013】このような駆動方法により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、第1電
極と第2電極間の電位差を増加させ、その際に自己消去
放電をトリガーとして放電を発生させて発光させること
を特徴とする請求項1記載の放電発光デバイスの駆動方
法である。
【0015】このような駆動方法により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、自己消
去放電をトリガーとして放電を発生させる際に、第1電
極と第2電極間に放電電流Imainが流れることを特徴とす
る請求項2記載の放電発光デバイスの駆動方法である。
【0017】このような駆動方法により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、第1電
極と第2電極間の電位差を増加させる際に、パネルの充
放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-Cを発生させる
ことを特徴とする請求項2又は3記載の放電発光デバイ
スの駆動方法。
【0019】このような駆動方法により、更に、放電の
直前に於いて、逆起電力Vemf-Cでパネルの充放電電流の
減少を抑制し、実質的に放電空間にかかる電圧を強める
ことが出来るため、強い発光強度を得ることが出来る。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、第1電
極、第2電極及び第3電極を有する放電発光デバイスに対
して、電極間の電位差を減少させる際に自らの壁電荷の
引力により発生する放電である自己消去放電を発生させ
ることを特徴とする放電発光デバイスの駆動方法であ
る。
【0021】このような駆動方法により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、電極間
の電位差を増加させ、その際に自己消去放電をトリガー
として放電を発生させて発光させることを特徴とする請
求項5記載の放電発光デバイスの駆動方法である。
【0023】このような駆動方法により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。
【0024】本発明の請求項7に記載の発明は、自己消
去放電をトリガーとして放電を発生させる際に、第1電
極と第2電極間に放電電流Imainが流れることを特徴とす
る請求項6記載の放電発光デバイスの駆動方法である。
【0025】このような駆動方法により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。
【0026】本発明の請求項8に記載の発明は、第1電
極、第2電極及び第3電極を有する放電発光デバイスに対
して、第1電極と第3電極間又は/及び第3電極と第2電極
間の電位差を減少させる際に、第3電極と第2電極間又は
/及び第1電極と第3電極間で自己消去放電を発生させ、
前記自己消去放電をトリガーとして、第1電極と第2電極
間に放電電流Imainを流して発光させ、第3電極と第2電
極間又は/及び第1電極と第3電極間に放電電流Isubを流
すことを特徴とする放電発光デバイスの駆動方法であ
る。
【0027】このような駆動方法により、第3電極と第2
電極間、又は/及び第1電極と第3電極間の自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。また、第3電極を
トリガー放電に使用することにより、第1電極と第2電極
間の壁電荷を減少させることなく有効に利用できる。更
に、第3電極と第2電極間、又は/及び第1電極と第3電極
間に放電電流Isubを流すことにより、次のサイクルのト
リガー放電のための壁電荷を形成することが可能とな
り、放電を持続させることが可能となる。
【0028】本発明の請求項9に記載の発明は、第1電
極、第2電極及び第3電極を有する放電発光デバイスに対
して、第3電極と第2電極間又は/及び第1電極と第3電極
間でトリガー放電を発生させ、前記トリガー放電をトリ
ガーとして、第1電極と第2電極間に放電電流Imainを流
して発光させ、第3電極と第2電極間又は/及び第1電極
と第3電極間に放電電流Isubを流すことを特徴とする放
電発光デバイスの駆動方法である。
【0029】このような駆動方法により、第3電極と第2
電極間、又は/及び第1電極と第3電極間でトリガー放電
を発生させるため、陽光柱放電を低電圧で発生させるこ
とが可能となる。また、第3電極をトリガー放電に使用
することにより、第1電極と第2電極間の壁電荷を減少さ
せることなく有効に利用できる。更に、第3電極と第2電
極間、又は/及び第1電極と第3電極間に放電電流Isubを
流すことにより、次のサイクルのトリガー放電のための
壁電荷を形成することが可能となり、放電を持続させる
ことが可能となる。
【0030】本発明の請求項10に記載の発明は、第3
電極と第2電極間又は/及び第1電極と第3電極間に放電
電流Isubを流す際に、第3電極側に前記放電電流Isubの
変動を抑制する逆起電力Vemf-subを発生させることを特
徴とする請求項8又は9記載の放電発光デバイスの駆動
方法である。
【0031】このような駆動方法により、更に、逆起電
力Vemf-subにより第3電極に流れる放電電流Isubを必要
最小限に抑制することが出来る。これにより、例えば第
3電極上に蛍光体層などが形成されているパネルでは、
蛍光体層の劣化を抑えることが出来る。
【0032】本発明の請求項11に記載の発明は、放電
電流Isubの電流値が、放電電流Imainの電流値と前記放
電電流Isubの電流値の和の10%以上であることを特徴と
する請求項8、9又は10記載の放電発光デバイスの駆
動方法である。
【0033】このような駆動方法により、更に、次のサ
イクルのトリガー放電のための壁電荷を安定に形成する
ことが可能となり、放電を安定に持続させることが可能
となる。
【0034】本発明の請求項12に記載の発明は、第1
電極と第2電極間に放電電流Imainを流して発光させる際
に、第1電極側又は/及び第2電極側に、放電電流の変動
を抑制する逆起電力Vemf-mainを発生させることを特徴
とする請求項3、4又は7ないし11のいずれか記載の
放電発光デバイスの駆動方法である。
【0035】このような駆動方法により、更に、逆起電
力Vemf-mainで放電電流Imainの変動を抑制し、陽光柱放
電を安定に形成することが可能となり、放電のちらつき
を抑えることが出来る。しかも、このように形成された
陽光柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得るこ
とが出来る。
【0036】本発明の請求項13の発明は、第1電極と
第2電極間に流れる放電電流Imainのピーク値が、逆起電
力Vemf-mainにより10%以上減少することを特徴とする
請求項12記載の放電発光デバイスの駆動方法である。
【0037】このような駆動方法により、更に、逆起電
力Vemf-mainで放電電流Imainの変動を抑制し、陽光柱放
電を安定に形成することが可能となり、放電のちらつき
を抑えることが出来る。しかも、このように形成された
陽光柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得るこ
とが出来る。
【0038】本発明の請求項14に記載の発明は、第1
電極と第2電極間並びに第3電極と第2電極間又は/及び
第1電極と第3電極間の電位差を増加させる際に、パネル
の充放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-Cを発生さ
せることを特徴とする請求項5ないし13のいずれか記
載の放電発光デバイスの駆動方法である。
【0039】このような駆動方法により、更に、放電の
直前に於いて、逆起電力Vemf-Cでパネルの充放電電流の
減少を抑制し、実質的に放電空間にかかる電圧を強める
ことが出来るため、強い発光強度を得ることが出来る。
【0040】本発明の請求項15に記載の発明は、第1
電極と第2電極の電位を同時に変化させることを特徴と
する請求項1ないし14のいずれか記載の放電発光デバ
イスの駆動方法である。
【0041】このような駆動方法により、陽光柱放電を
安定に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑
えることが出来る。しかも、このように形成された陽光
柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが
出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させることが
可能となる。
【0042】本発明の請求項16に記載の発明は、第1
電極と第2電極間に電位差を生じさせる過程に於いて、
電位の変化速度が1.0V/ns以上であることを特徴とする
請求項1ないし15のいずれか記載の放電発光デバイス
の駆動方法である。
【0043】このような駆動方法により、陽光柱放電を
安定に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑
えることが出来る。しかも、このように形成された陽光
柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが
出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させることが
可能となる。
【0044】本発明の請求項17に記載の発明は、自己
消去放電又はトリガー放電を次サイクルのトリガーとし
て利用することにより、放電が持続することを特徴とす
る請求項1ないし16のいずれか記載の放電発光デバイ
スの駆動方法である。
【0045】このような駆動方法により、前記自己消去
放電、又は前記トリガー放電を次サイクルにトリガーと
して利用するか否かにより、放電の持続を制御すること
が出来る。
【0046】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項1ないし17のいずれか記載の放電発光デバイスの駆
動方法により発光させた放電発光デバイスを用いて、被
照明体を照明するよう構成した照明装置である。
【0047】このような照明装置により、自己消去放電
をトリガー放電として利用できるため、陽光柱放電を低
電圧で発生させることが可能となる。また、第3電極を
トリガー放電に使用することにより、第1電極と第2電極
間の壁電荷を減少させることなく有効に利用できる。
【0048】更に、第3電極と第2電極間、又は/及び第
1電極と第3電極間に放電電流Isubを流すことにより、次
のサイクルのトリガー放電のための壁電荷を形成するこ
とが可能となり、放電を持続させることが可能となる。
更に、前記自己消去放電、又は前記トリガー放電を次サ
イクルにトリガーとして利用するか否かにより、放電の
持続を制御することが出来る。
【0049】更に、逆起電力Vemf-mainで放電電流Imain
の変動を抑制し、陽光柱放電を安定に形成することが可
能となり、放電のちらつきを抑えることが出来る。しか
も、このように形成された陽光柱放電は非常に効率が高
く、強い発光強度を得ることが出来る。
【0050】更に、放電の直前に於いて、逆起電力Vemf
-Cでパネルの充放電電流の減少を抑制し、実質的に放電
空間にかかる電圧を強めることが出来るため、強い発光
強度を得ることが出来る。更に、逆起電力Vemf-subによ
り第3電極に流れる放電電流Isubを必要最小限に抑制す
ることが出来る。これにより、例えば第3電極上に蛍光
体層などが形成されているパネルでは、蛍光体層の劣化
を抑えることが出来る。
【0051】本発明の請求項19に記載の発明は、第1
電極と第3電極間又は/及び第3電極と第2電極間の放電
開始電圧が、第1電極と第2電極間の放電開始電圧よりも
小さいことを特徴とする請求項18記載の照明装置であ
る。
【0052】このような照明装置により、第1電極と第3
電極間、又は/及び第3電極と第2電極間で自己消去放
電、又はトリガー放電を発生させ易くすることが出来
る。
【0053】本発明の請求項20に記載の発明は、第1
電極と第3電極間又は/及び第3電極と第2電極間の距離
が、第1電極と第2電極間の距離よりも小さいことを特徴
とする請求項18又は19記載の照明装置である。
【0054】このような照明装置により、陽光柱放電を
安定に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑
えることが出来る。しかも、このように形成された陽光
柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが
出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させることが
可能となる。
【0055】本発明の請求項21に記載の発明は、第1
電極側又は/及び第2電極側に、インダクタンスが直列
に接続されていることを特徴とする請求項18ないし2
0のいずれか記載の照明装置である。
【0056】このような照明装置により、インダクタン
スで放電電流Imainの変動を抑制し、陽光柱放電を安定
に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑える
ことが出来る。しかも、このように形成された陽光柱放
電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが出来
る。
【0057】本発明の請求項22に記載の発明は、第1
電極と第2電極間流れる放電電流Imainのピーク値が、イ
ンダクタンスにより10%以上減少することを特徴とする
請求項21記載の照明装置である。
【0058】このような照明装置により、更に、逆起電
力Vemf-mainで放電電流Imainの変動を抑制し、陽光柱放
電を安定に形成することが可能となり、放電のちらつき
を抑えることが出来る。しかも、このように形成された
陽光柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得るこ
とが出来る。
【0059】本発明の請求項23に記載の発明は、第1
電極と第2電極が実質的に平行に形成され、第1電極及び
第2電極と交差する方向に第3電極が形成されていること
を特徴とする請求項18ないし22のいずれか記載の照
明装置である。
【0060】このような照明装置により、陽光柱放電を
安定に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑
えることが出来る。しかも、このように形成された陽光
柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが
出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させることが
可能となる。
【0061】本発明の請求項24に記載の発明は、第3
電極が2本以上の所定の数だけ形成されていることを特
徴とする請求項23記載の照明装置である。このような
照明装置により、陽光柱放電を安定に形成することが可
能となり、放電のちらつきを抑えることが出来る。しか
も、このように形成された陽光柱放電は非常に効率が高
く、強い発光強度を得ることが出来る。また、陽光柱放
電を低電圧で発生させることが可能となる。また、第3
電極が複数本形成されていることにより、陽光柱放電は
更に安定する。
【0062】本発明の請求項25に記載の発明は、2本
以上の所定の数だけ形成された第3電極間に、土手状の
構造物が形成されていることを特徴とする請求項24記
載の照明装置である。
【0063】このような照明装置により、陽光柱放電を
安定に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑
えることが出来る。しかも、このように形成された陽光
柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが
出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させることが
可能となる。また、第3電極が複数本形成されているこ
とにより、陽光柱放電は更に安定する。また、複数本形
成された第3電極間に土手状の構造物が形成されている
ことにより、陽光柱放電は更に安定する。
【0064】本発明の請求項26に記載の発明は、第1
電極と第2電極の外側にフロート電極が設けられている
ことを特徴とする前記請求項18ないし25のいずれか
記載の照明装置である。
【0065】このような照明装置により、陽光柱放電を
安定に形成することが可能となり、放電のちらつきを抑
えることが出来る。しかも、このように形成された陽光
柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが
出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させることが
可能となる。また、第1電極と第2電極の外側にフロート
電極が設けられていることにより、放電電圧を更に低く
することが出来、放電のちらつきを更に抑えることが出
来る。
【0066】本発明の請求項27に記載の発明は、請求
項1ないし17のいずれか記載の駆動方法、又は請求項
18ないし26のいずれか記載の照明装置を用いたディ
スプレイ装置である。
【0067】このようなディスプレイ装置により、陽光
柱放電を安定に形成することが可能となり、放電のちら
つきを抑えることが出来る。しかも、このように形成さ
れた陽光柱放電は非常に効率が高く、強い発光強度を得
ることが出来る。また、陽光柱放電を低電圧で発生させ
ることが可能となる。
【0068】以下実施の形態により本発明を具体的に説
明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるもの
ではない。
【0069】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0070】本実施の形態で説明する放電発光デバイス
の駆動方法、及びそれを用い照明装置、及びディスプレ
イ装置は、少なくとも2種類の電極、第1電極、第2電極
を有する放電発光デバイスに対して、自己消去放電、す
なわち電極間の電位差を減少させた際に、自らの壁電荷
の引力により発生する放電、を発生させることを特徴と
する。
【0071】また、少なくとも2種類の電極、第1電極、
第2電極を有する放電発光デバイスに対して、自己消去
放電、すなわち電極間の電位差を減少させた際に、自ら
の壁電荷の引力により発生する放電、を発生させ、電極
間の電位差を増加させた際に、前記自己消去放電をトリ
ガーとして、放電を発生させ発光させることを特徴とす
る。
【0072】また、前記自己消去放電、又は前記トリガ
ー放電を次サイクルにトリガーとして利用することによ
り、放電が持続することを特徴とする。
【0073】また、第1電極と第2電極間に放電電流Imai
nを流して発光させる際に、第1電極側、又は/及び第2
電極側に、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mai
nを発生させることを特徴とする。
【0074】また、第1電極と第2電極間の電位差を増加
させた際に、パネルの充放電電流の変動を抑制する逆起
電力Vemf-Cを発生させることを特徴とする。
【0075】また、第1電極と第2電極間流れる放電電流
Imainのピーク値が、前記逆起電力Vemf-mainにより10%
以上減少することを特徴とする。
【0076】また、前記第1電極と前記第2電極の電位を
同時に変化させることを特徴とする。
【0077】また、前記第1電極と前記第2電極間に電位
差を生じさせる過程に於いて、電位の変化速度が1.0V/n
s以上であることを特徴とする。
【0078】以下、本実施の形態について具体例を示し
ながら説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定さ
れるものではない。
【0079】[パネル構造]図1は第1の実施の形態で使
用した平面型放電ランプの平面図、及び断面図である。
同図(a)が平面図、同図(b)、(c)が断面図を示
す。図1の平面型放電ランプは、放電空間を挟む基板対
の一方である第1基板11の内面上に互いにほぼ平行な第1
電極1及び第2電極2と、誘電体層13と、保護層14を有
し、他方の第2基板12の内面上に、可視光を反射する反
射層15と、放電により発光する蛍光体17とを有してい
る。
【0080】基板の材質としてはソーダライムガラスが
一般的であるが、特に限定されない。隔壁の材質として
は低融点ガラスを用いるのが一般的であるが、特に限定
されない。蛍光体は放電で発生した紫外線により励起さ
れ、発光するものであれば特に限定されない。誘電体の
材質としては低融点ガラスを用いるのが一般的である
が、特に限定されない。保護層は二次電子放出係数γが
高い材料が望ましく、MgOが一般的であるが、特に限定
されない。放電ガスはHe、Ne、Arのうち少なくとも一種
とXeの混合ガスが一般的であるが、特に限定されない。
また、ランプの形状は必ずしも平面である必要はなく、
細管であってもよい。また、電極は必ずしも誘電体層や
保護層で覆われている必要はない。
【0081】[駆動方法]図2に放電期間に第1電極1、第
2電極2に対して印加する電圧波形を示す。同図(a)が
第1電極1の電圧波形、同図(b)が第2電極2の電圧波形
を示す。図2では第2電極2の電圧がHiからLoへ、第1電
極1の電圧がLoからHiへ変化する期間のみを示してい
る。放電期間では、第2電極2の電圧がHiからLoへ、第1
電極1の電圧がLoからHiへ変化する期間と、第1電極1の
電圧がHiからLoへ、第2電極2の電圧がLoからHiへ変化す
る期間を繰り返すことにより連続的に発光させている。
但し、電極が誘電体層により覆われていなければ印加電
圧を繰り返し反転させる必要はない。
【0082】まず、第2電極2の電圧がHiからLoへ変化す
る期間に於いて、第1電極1と第2電極2間の電位差を減少
させ、パネルのコンデンサを放電している。この時、第
1電極1と第2電極2間に十分な壁電荷が形成されていれ
ば、第1電極1と第2電極2間の電位差が減少することによ
り、第1電極1と第2電極2間で自己消去放電を発生させる
ことが出来る。このとき、第1電極1と第2電極2間で自己
消去放電に伴う電流を観測することが出来る。ここで、
自己消去放電とは電極間の電位差を減少させた際に自ら
の壁電荷の引力により発生する放電である。
【0083】続く、第1電極1の電圧がLoからHiへ変化す
る期間に於いて、第1電極1と第2電極2間に電位差を生じ
させ、第1電極1を正に、第2電極2を負にしてパネルを充
電している。この時、電位の変化速度が1.0V/ns以上で
あるように電圧を印加した。
【0084】更に、パネルの充電電流の変動を抑制する
逆起電力Vemf-Cを発生させるために、回路の第2電極2側
にパネルの充電電流の減少を抑制するタイミングで負の
電圧パルスを印加する。これにより、放電開始の直前で
第1電極1と第2電極2間にかかる電界強度を大きくするこ
とが出来る。しかし、パネルの充電電流の変動を抑制す
る逆起電力Vemf-Cは必ずしも発生させる必要はない。
【0085】次に、前記の第1電極2と第2電極2間の自己
消去放電がトリガーとなって放電が開始すると、第1電
極1と第2電極2間に放電電流Imainが流れ発光する。この
時、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mainを発
生させるために、回路の第2電極2側に放電電流の増大を
抑制するタイミングで正の電圧パルスを印加する。これ
により、放電電流Imainは小さくなり、なだらかな電流
波形となることがわかる。更に、回路の第2電極2側に放
電電流の減少を抑制するタイミングで負の電圧パルスを
印加しても良い。また、必要に応じて放電電流の変動を
抑制する逆起電力Vemf-mainを繰り返し発生させても良
い。この時、陽光柱を観察すると、強くなって非常に安
定していることがわかる。
【0086】このようにして駆動することにより、水銀
を用いることなく、8000cd/m2の輝度、30lm/Wの発光効
率を得ることが出来た。
【0087】このとき、逆起電力Vemf-C、逆起電力Vemf
-mainを発生させなかった場合と比較して、逆起電力Vem
f-mainにより放電電流Imainは10%以上減少することが
わかった。
【0088】また、逆起電力Vemf-C、逆起電力Vemf-mai
nを発生させなかった場合、水銀を用いないもので、400
0cd/m2の輝度、15lm/Wの発光効率を得た。
【0089】また、逆起電力Vemf-C、逆起電力Vemf-mai
nのタイミングや強さなどを変化させて、逆起電力Vemf-
mainにより放電電流Imainが10%未満しか減少しないよ
うにすることが出来る。このような駆動をすると、陽光
柱放電は安定せず、発光効率もあまり大きくならない。
【0090】次に、前記の第1電極2と第2電極2間の自己
消去放電から、前記の第1電極2と第2電極2間の電位差を
生じさせるまでの、ディレー時間を変化させた場合につ
いて説明する。
【0091】放電電圧はディレー時間の減少とともに低
くなる。すなわち、ディレー時間を十分大きくとった場
合に比べて、自己消去放電をトリガーとすることで放電
電圧は低くくなることがわかる。
【0092】次に、第1電極1と第2電極2間に電位差を生
じさせる過程に於いて、電位の変化速度を変化させた場
合の現象について説明する。電位の変化速度を0.5V/ns
から2.5V/nsまで変えて調べた結果、電位の変化速度に
よって発光効率が大きくかわることがわかった。特に、
1.0V/ns以上で発光効率は非常に大きくなり、例えば上
記パネルでは、電位の変化速度が0.5V/nsの時、発光効
率が約10lm/Wであるのに対し、電位の変化速度が1.8V/n
sの時、発光効率が30lm/Wとなる。
【0093】また、逆起電力Vemf-mainのタイミングや
強さ、繰り返しの回数などは、パネルの容量によって最
適な条件が決まる。すなわち、放電電流Imainが10%以
上減少するような逆起電力Vemf-mainを発生させる逆起
電力Vemf-mainの条件をパネルの容量にあわせて選べば
良い。
【0094】また、逆起電力Vemf-main、Vemf-Cを発生
させる手段としては、上記の例ではパルス電圧の印加を
用いたが、逆起電力を発生させうるものであれば、特に
限定されない。例えば逆起電力Vemf-mainを発生させる
手段として、回路の第1電極1側、又は/及び第2電極2側
にインダクタンスを挿入することも出来る。放電電流Im
ainが10%以上減少するような逆起電力Vemf-mainを発生
させるインダクタンスをパネルの容量にあわせて選べば
良い。
【0095】また、各電極間に電位差を持たせる過程は
必ずしもパネルの充電によるものである必要はなく、例
えばパネルの放電(ガス放電ではない)を利用しても良
い。
【0096】[照明装置]上記の駆動方法を実現する回路
を上記のパネルに組み合わせることにより実現できる。
【0097】[ディスプレイ装置]上記の照明装置を例え
ば液晶、及び液晶の駆動回路などと組み合わせることに
より実現できる。
【0098】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0099】本実施の形態で説明する放電発光デバイス
の駆動方法、及びそれを用い照明装置、及びディスプレ
イ装置は、少なくとも3種類の電極、第1電極、第2電
極、第3電極を有するプラズマディスプレイパネルに対
して、自己消去放電、すなわち電極間の電位差を減少さ
せた際に、自らの壁電荷の引力により発生する放電、を
発生させることを特徴とする。
【0100】また、電極間の電位差を増加させた際に、
前記自己消去放電をトリガーとして、放電を発生させ発
光させることを特徴とする。
【0101】また、少なくとも3種類の電極、第1電極、
第2電極、第3電極を有するプラズマディスプレイパネル
に対して、第1電極と第2電極間、並びに第1電極と第3電
極間、又は/及び第3電極と第2電極間の電位差を減少さ
せた際に、第3電極と第2電極間、又は/及び第1電極と
第3電極間で自己消去放電を発生させることを特徴とす
る。
【0102】また、第1電極と第2電極間、並びに第1電
極と第3電極間、又は/及び第3電極と第2電極間の電位
差を増加させた際に、前記自己消去放電をトリガーとし
て、第1電極と第2電極間に放電電流Imainを流して発光
させ、第3電極と第2電極間、又は/及び第1電極と第3電
極間に放電電流Isubを流すことを特徴とする。
【0103】また、少なくとも3種類の電極、第1電極、
第2電極、第3電極を有するプラズマディスプレイパネル
に対して、第3電極と第2電極間、又は/及び第1電極と
第3電極間でトリガー放電を発生させ、これをトリガー
として、第1電極と第2電極間の電位差を増加させた際
に、第1電極と第2電極間に放電電流Imainを流して発光
させ、第3電極と第2電極間、又は/及び第1電極と第3電
極間に放電電流Isubを流すことを特徴とする。
【0104】また、前記自己消去放電、又は前記トリガ
ー放電を次サイクルにトリガーとして利用することによ
り、放電が持続することを特徴とする。
【0105】また、第1電極と第2電極間に放電電流Imai
nを流して発光させる際に、第1電極側、又は/及び第2
電極側に、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mai
nを発生させることを特徴とする。
【0106】また、第1電極と第2電極間、並びに第1電
極と第3電極間、又は/及び第3電極と第2電極間の電位
差を増加させた際に、パネルの充放電電流の変動を抑制
する逆起電力Vemf-Cを発生させることを特徴とする。
【0107】また、第3電極と第2電極間、又は/及び第
1電極と第3電極間に放電電流Isubを流す際に、第3電極
側に放電電流Isubの変動を抑制する逆起電力Vemf-subを
発生させることを特徴とする。
【0108】また、第1電極と第2電極間流れる放電電流
Imainのピーク値が、前記逆起電力Vemf-mainにより10%
以上減少することを特徴とする。
【0109】また、第3電極と第2電極間、又は/及び第
1電極と第3電極間の前記放電電流Isubが、前記放電電流
Imainと前記放電電流Isubの和の10%以上流れることを
特徴とする。
【0110】また、第1電極と第3電極間、又は/及び第
3電極と第2電極間の放電開始電圧が、第1電極と第2電極
間の放電開始電圧よりも小さいことを特徴とする。
【0111】また、第1電極と第3電極間、又は/及び第
3電極と第2電極間の距離が、第1電極と第2電極間の距離
よりも小さいことを特徴とする。
【0112】以下、本実施の形態について具体例を示し
ながら説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定さ
れるものではない。
【0113】[パネル構造]図3は第2の実施の形態で使
用した平面型放電ランプの平面図、及び断面図である。
同図(a)が平面図、同図(b)、(c)が断面図を示
す。図3の平面型放電ランプは、放電空間を挟む基板対
の一方である第1基板11の内面上に互いにほぼ平行な第1
電極1、第2電極2と、誘電体層13と、保護層14を有し、
他方の第2基板12の内面上に、可視光を反射する反射層1
5と、第1電極1、及び第2電極2と交差する複数の第3電極
3と、放電により発光する蛍光体17とを有している。
【0114】図3では第3電極3は複数本で形成されてい
るが、第2基板12の内面上に一様に平面で形成されてい
ても良く、第3電極3の形態は特に限定されない。また、
電極は必ずしも誘電体層13や保護層14で覆われている必
要はない。また、ランプの形状は必ずしも平面である必
要はなく、細管であってもよい。細管の場合、第3電極3
は、例えば第1電極1又は第2電極2の近傍に、あるいは第
1電極1と第2電極2の両方の近傍に、あるいは第1電極1か
ら第2電極2に延びる方向に形成されている形態も可能で
ある。
【0115】パネルの構造のその他については前記第1
の実施の形態と同じである。
【0116】[駆動方法]図4に維持期間に第1電極1、第
2電極2、第3電極に印加する電圧波形を示す。
【0117】同図(a)が第1電極1の電圧波形、同図
(b)が第2電極2の電圧波形、同図(c)が第3電極3の
電圧波形を示す。図4では第2電極2の電圧がHiからLo
へ、第1電極1の電圧がLoからHiへ変化する期間のみを示
している。放電期間では、第2電極2の電圧がHiからLo
へ、第1電極1の電圧がLoからHiへ変化する期間と、第1
電極1の電圧がHiからLoへ、第2電極2の電圧がLoからHi
へ変化する期間を繰り返すことにより連続的に発光させ
ている。但し、電極が誘電体層により覆われていなけれ
ば印加電圧を繰り返し反転させる必要はない。
【0118】まず、第2電極2の電圧がHiからLoへ変化す
る期間に於いて、第1電極1と第2電極2間、並びに第3電
極3と第2電極2間の電位差を減少させ、パネルのコンデ
ンサを放電している。この時、第3電極3と第2電極2間の
放電開始電圧が、第1電極1と第2電極2間の放電開始電圧
に比べて十分低く、前のサイクルで、第3電極3と第2電
極2間に十分な壁電荷が形成されていれば、第3電極3と
第2電極2間の電位差が減少することにより、第3電極3と
第2電極2間で自己消去放電を発生させることが出来る。
このとき、第3電極3と第2電極2間で自己消去放電に伴う
電流を観測することが出来る。
【0119】続く、第1電極1の電圧がLoからHiへ変化す
る期間に於いて、第1電極1と第2電極2間、及び第1電極1
と第3電極3間に電位差を生じさせ、第1電極1を正に、第
2電極2と第3電極3を負にしてパネルを充電している。こ
の時、電位の変化速度が1.0V/ns以上であるように電圧
を印加した。更に、パネルの充電電流の変動を抑制する
逆起電力Vemf-Cを発生させるために、回路の第2電極2側
にパネルの充電電流の減少を抑制するタイミングで負の
電圧パルスを印加する。これにより、放電開始の直前で
第1電極1と第2電極2間にかかる電界強度を大きくするこ
とが出来る。しかし、必ずしもパネルの充電電流の変動
を抑制する逆起電力Vemf-Cを発生させる必要はない。
【0120】次に、前記の第3電極3と第2電極2間の自己
消去放電がトリガーとなって放電が開始すると、第1電
極1と第2電極2間に放電電流Imainが流れ発光する。この
時、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mainを発
生させるために、回路の第2電極2側に放電電流の増大を
抑制するタイミングで正の電圧パルスを印加する。
【0121】これにより、放電電流Imainは小さくな
り、なだらかな電流波形となることがわかる。更に、回
路の第2電極2側に放電電流の減少を抑制するタイミング
で負の電圧パルスを印加しても良い。すなわち、必要に
応じて放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mainを
繰り返し発生させても良い。この時、陽光柱を観察する
と、強くなって非常に安定していることがわかる。更
に、放電が開始する同時に、電圧を印加していない第3
電極3と第2電極2間に放電電流Isubが流れる。このよう
に、放電電流Isubを流すことにより、第3電極上に壁電
荷を形成することが出来、陽光柱放電を低電圧で持続さ
せることが可能となる。
【0122】この時、放電電流の変動を抑制する逆起電
力Vemf-subを発生させるために、回路の第3電極3側に正
の電圧パルスを印加させても良い。これにより、第3電
極3に流れる放電電流Isubを必要最小限に抑制すること
が出来る。これにより、第3電極3上に形成された蛍光体
層の劣化を抑えることが出来る。
【0123】このようにして駆動することにより、水銀
を用いることなく、10000cd/m2の輝度、40lm/Wの発光効
率を得ることが出来た。このときの放電電圧は第3電極3
の無いものに比べて100V以上も低くなる。
【0124】このとき、逆起電力Vemf-C、逆起電力Vemf
-mainを発生させなかった場合と比較して、逆起電力Vem
f-mainにより放電電流Imainは10%以上減少することが
わかった。
【0125】また、第3電極3を設け、逆起電力Vemf-C、
逆起電力Vemf-mainを発生させなかった場合、水銀を用
いないもので、6000cd/m2の輝度、30lm/Wの発光効率を
得た。
【0126】また、第3電極3を設けず、逆起電力Vemf-
C、逆起電力Vemf-mainを発生させなかった場合、水銀を
用いないもので、4000cd/m2の輝度、15lm/Wの発光効率
を得た。
【0127】ここで、第1電極1、第2電極2、第3電極3の
各電極間距離を変化させ、各電極間の放電開始電圧を調
整したり、駆動電圧を調整することにより、第2電極2の
電圧がHiからLoへ変化する期間に於いて、第3電極3と第
2電極2間で自己消去放電を発生させないようにすること
が出来る。このような駆動を行うと、放電が不安定にな
ったり、放電が停止してしまう。
【0128】また、第2電極2の電圧がHiからLoへ変化す
る期間に於いて、第3電極3と第2電極2間で自己消去放電
を発生させてから、続く、第1電極1の電圧をLoからHiへ
変化するまでの時間を十分長くすることにより、自己消
去放電を発生させても、それをトリガーとして利用しな
いようにすることが出来る。このような放電を行うと、
放電が停止してしまう。
【0129】また、逆起電力Vemf-C、逆起電力Vemf-mai
nのタイミングや強さなどを変化させて、逆起電力Vemf-
mainにより放電電流Imainが10%未満しか減少しないよ
うにすることが出来る。このような駆動をすると、陽光
柱放電は安定せず、発光効率もあまり大きくならない。
また、第3電極3に流れる放電電流Isubを放電電流の合計
(Imain+Isub)の10%未満に抑えると、放電電圧は高くな
る。更に、極端にIsubを小さくした場合は、次のサイク
ルの自己消去放電、又はトリガー放電のための壁電荷を
形成することが不可能となり、放電が不安定になった
り、放電が停止してしまう。
【0130】また、トリガー放電を強制的に発生させる
ために、第3電極3にパルスを印加することも可能であ
る。
【0131】また、逆起電力Vemf-mainのタイミングや
強さ、繰り返しの回数などは、パネルの容量によって最
適な条件が決まる。すなわち、放電電流Imainが10%以
上減少するような逆起電力Vemf-mainを発生させる逆起
電力Vemf-mainの条件をパネルの容量にあわせて選べば
良い。
【0132】また、逆起電力Vemf-main、Vemf-Cを発生
させる手段としては、上記の例ではパルス電圧の印加を
用いたが、逆起電力を発生させうるものであれば、特に
限定されない。例えば逆起電力Vemf-mainを発生させる
手段として、回路の第1電極1側、又は/及び第2電極2側
にインダクタンスを挿入することも出来る。放電電流Im
ainが10%以上減少するような逆起電力Vemf-mainを発生
させるインダクタンスをパネルの容量にあわせて選べば
良い。
【0133】また、放電電流Isubを強制的に流すため
に、放電開始と同時に第3電極3にパルスを印加すること
も可能である。
【0134】更に放電電流Isubを流しやすくするため
に、パネルの充電時に第3電極3と第2電極間に電位差を
持たせることも出来る。
【0135】また、各電極間に電位差を持たせる過程は
必ずしもパネルの充電によるものである必要はなく、例
えばパネルの放電(ガス放電ではない)を利用しても良
い。
【0136】[照明装置]本実施の形態のパネル、駆動方
法を用いること以外は前記第1の実施の形態と同じであ
る。
【0137】[ディスプレイ装置]本実施の形態のパネ
ル、駆動方法を用いること以外は前記第1の実施の形態
と同じである。
【0138】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0139】本実施の形態で説明する照明装置、及びデ
ィスプレイ装置は、第1の実施の形態、第2の実施の形
態で説明したものに加えて、第1電極1と第2電極2がほぼ
平行に形成され、第1電極1、及び第2電極2と交差する方
向に第3電極3が形成されていることを特徴とする。
【0140】また、前記第3電極が複数本形成されてい
ることを特徴とする。
【0141】また、第1電極と第2電極がほぼ平行に形成
され、第1電極、及び第2電極と交差する方向に複数本形
成された第3電極間に土手状の構造物が形成されている
ことを特徴とする。
【0142】また、第1電極と第2電極の外側にフロート
電極が設けられていることを特徴とする。
【0143】以下、本実施の形態について具体例を示し
ながら説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定さ
れるものではない。
【0144】[駆動方法]については前記第2の実施の形
態と同様である。[照明装置]、及び[ディスプレイ装置]
については基本的に前記第1の実施の形態と同様である
が、パネルの構造が異なる。以下、異なる部分のみ説明
する。
【0145】[パネル構造]図5は第3の実施の形態で使
用した平面型放電ランプの平面図、及び断面図である。
同図(a)が平面図、同図(b)、(c)が断面図を示
す。図5の平面型放電ランプは、放電空間を挟む基板対
の一方である第1基板11の内面上に互いにほぼ平行な第1
電極1、第2電極2と、誘電体層13と、保護層14を有し、
他方の第2基板12の内面上に、可視光を反射する反射層1
5と、第1電極1、及び第2電極2と交差する複数本の第3電
極3と、複数本の第3電極3間に形成された土手状構造物1
6と、放電により発光する蛍光体17とを有している。
【0146】図5では第3電極3は複数本形成されている
が、第2基板12の内面上に一様に平面で形成されていて
も良く、あるいは無くてもよい。パネルの構造のその他
については前記第1の実施の形態と同じである。
【0147】このような構造により、陽光柱放電が安定
に形成され、放電のちらつきも抑えられた。その結果、
水銀を用いることなく、10000cd/m2の輝度、45lm/Wの発
光効率を得ることが出来た。
【0148】更に、図6に示すように、第1電極と第2電
極2の外側にフロート電極を形成したものでも良い。同
図(a)が平面図、同図(b)、(c)が断面図を示
す。この場合は、陽光柱放電が低電圧で安定に形成さ
れ、放電のちらつきもかなり抑えられた。その結果、水
銀を用いることなく、10000cd/m2の輝度、50lm/Wの発光
効率を得ることが出来た。このときの放電電圧は第3電
極3の無いものに比べて150V以上も低くなる。
【0149】このフロート電極の効果は土手状構造物の
有無に関わらず見られるものである。また、フロート電
極4を第1電極1、及び第2電極2の外側に各々複数本設
け、それらを接続することによりこの効果は更に上が
る。
【0150】
【発明の効果】本発明の実施の形態から明らかなよう
に、本発明の構成によれば、自己消去放電をトリガー放
電として利用できるため、陽光柱放電を低電圧で維持さ
せることが可能となる。また、第3電極をトリガー放電
に使用することにより、第1電極と第2電極間の壁電荷を
減少させることなく有効に利用できる。
【0151】更に、第3電極と第2電極間、又は/及び第
1電極と第3電極間に放電電流Isubを流すことにより、次
のサイクルのトリガー放電のための壁電荷を形成するこ
とが可能となり、放電を安定に持続させることが可能と
なる。
【0152】更に、第1電極と第2電極間に放電電流Imai
nを流して発光させる際に、第1電極側、又は/及び第2
電極側に、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mai
nを発生させることにより、逆起電力Vemf-mainで放電電
流Imainの変動を抑制し、陽光柱放電を安定に形成する
ことが可能となり、放電のちらつきを抑えることが出来
る。
【0153】しかも、このように形成された陽光柱放電
は非常に効率が高く、強い発光強度を得ることが出来
る。更に、放電の直前に於いて、逆起電力Vemf-Cでパネ
ルの充放電電流の減少を抑制し、実質的に放電空間にか
かる電圧を強めることが出来るため、強い発光強度を得
ることが出来る。更に、逆起電力Vemf-subにより第3電
極に流れる放電電流Isubを必要最小限に抑制することが
出来る。これにより、例えば第3電極上に蛍光体層など
が形成されているパネルでは、蛍光体層の劣化を抑える
ことが出来る。
【0154】以上のように、陽光柱放電を制御すること
により、高輝度、高発光効率、且つ安定な放電が可能な
放電発光デバイス、並びに、それを用いた照明装置、及
びディスプレイ装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態で使用した平面型放電
ランプの概念図
【図2】同第1の実施の形態における、放電期間に各電
極に印加する電圧波形を示す図
【図3】同第2の実施の形態で使用した平面型放電ラン
プの概念図
【図4】同第2の実施の形態における、放電期間に各電
極に印加する電圧波形を示す図
【図5】同第3の実施の形態で使用した平面型放電ラン
プの概念図
【図6】同第3の実施の形態で使用した平面型放電ラン
プの概念図
【図7】従来の平面型放電ランプの概念図
【符号の説明】
1 第1電極 2 第2電極 3 第3電極 4 フロート電極 11 第1基板 12 第2基板 13 誘電体層 14 保護層 15 反射層 16 土手状構造物 17 蛍光体 20 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 61/30 H01J 61/54 L 5G435 61/54 G02F 1/1335 530 (72)発明者 広橋 正樹 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA43Z GA11 LA16 2H093 NC42 ND08 ND10 ND38 5C039 EA01 EB13 5C040 FA01 FA10 GB03 GB16 GC10 LA18 MA03 MA12 5C043 AA02 BB04 CC09 CD08 DD01 DD31 EA06 EA14 5G435 AA01 AA16 BB12 BB15 EE26 FF12 GG25 HH06 HH12 HH14

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電極及び第2電極を有する放電発光デ
    バイスに対して、電極間の電位差を減少させる際に自ら
    の壁電荷の引力により発生する放電である自己消去放電
    を発生させることを特徴とする放電発光デバイスの駆動
    方法。
  2. 【請求項2】 第1電極と第2電極間の電位差を増加さ
    せ、その際に自己消去放電をトリガーとして放電を発生
    させて発光させることを特徴とする請求項1記載の放電
    発光デバイスの駆動方法。
  3. 【請求項3】 自己消去放電をトリガーとして放電を発
    生させる際に、第1電極と第2電極間に放電電流Imainが
    流れることを特徴とする請求項2記載の放電発光デバイ
    スの駆動方法。
  4. 【請求項4】 第1電極と第2電極間の電位差を増加させ
    る際に、パネルの充放電電流の変動を抑制する逆起電力
    Vemf-Cを発生させることを特徴とする請求項2又は3記
    載の放電発光デバイスの駆動方法。
  5. 【請求項5】 第1電極、第2電極及び第3電極を有する
    放電発光デバイスに対して、電極間の電位差を減少させ
    る際に自らの壁電荷の引力により発生する放電である自
    己消去放電を発生させることを特徴とする放電発光デバ
    イスの駆動方法。
  6. 【請求項6】 電極間の電位差を増加させ、その際に自
    己消去放電をトリガーとして放電を発生させて発光させ
    ることを特徴とする請求項5記載の放電発光デバイスの
    駆動方法。
  7. 【請求項7】 自己消去放電をトリガーとして放電を発
    生させる際に、第1電極と第2電極間に放電電流Imainが
    流れることを特徴とする請求項6記載の放電発光デバイ
    スの駆動方法。
  8. 【請求項8】 第1電極、第2電極及び第3電極を有する
    放電発光デバイスに対して、第1電極と第3電極間又は/
    及び第3電極と第2電極間の電位差を減少させる際に、第
    3電極と第2電極間又は/及び第1電極と第3電極間で自己
    消去放電を発生させ、前記自己消去放電をトリガーとし
    て、第1電極と第2電極間に放電電流Imainを流して発光
    させ、第3電極と第2電極間又は/及び第1電極と第3電極
    間に放電電流Isubを流すことを特徴とする放電発光デバ
    イスの駆動方法。
  9. 【請求項9】 第1電極、第2電極及び第3電極を有する
    放電発光デバイスに対して、第3電極と第2電極間又は/
    及び第1電極と第3電極間でトリガー放電を発生させ、前
    記トリガー放電をトリガーとして、第1電極と第2電極間
    に放電電流Imainを流して発光させ、第3電極と第2電極
    間又は/及び第1電極と第3電極間に放電電流Isubを流す
    ことを特徴とする放電発光デバイスの駆動方法。
  10. 【請求項10】 第3電極と第2電極間又は/及び第1電
    極と第3電極間に放電電流Isubを流す際に、第3電極側に
    前記放電電流Isubの変動を抑制する逆起電力Vemf-subを
    発生させることを特徴とする請求項8又は9記載の放電
    発光デバイスの駆動方法。
  11. 【請求項11】 放電電流Isubの電流値が、放電電流Im
    ainの電流値と前記放電電流Isubの電流値の和の10%以
    上であることを特徴とする請求項8、9又は10記載の
    放電発光デバイスの駆動方法。
  12. 【請求項12】 第1電極と第2電極間に放電電流Imain
    を流して発光させる際に、第1電極側又は/及び第2電極
    側に、放電電流の変動を抑制する逆起電力Vemf-mainを
    発生させることを特徴とする請求項3、4又は7ないし
    11のいずれか記載の放電発光デバイスの駆動方法。
  13. 【請求項13】 第1電極と第2電極間に流れる放電電流
    Imainのピーク値が、逆起電力Vemf-mainにより10%以上
    減少することを特徴とする請求項12記載の放電発光デ
    バイスの駆動方法。
  14. 【請求項14】 第1電極と第2電極間並びに第3電極と
    第2電極間又は/及び第1電極と第3電極間の電位差を増
    加させる際に、パネルの充放電電流の変動を抑制する逆
    起電力Vemf-Cを発生させることを特徴とする請求項5な
    いし13のいずれか記載の放電発光デバイスの駆動方
    法。
  15. 【請求項15】 第1電極と第2電極の電位を同時に変化
    させることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか
    記載の放電発光デバイスの駆動方法。
  16. 【請求項16】 第1電極と第2電極間に電位差を生じさ
    せる過程に於いて、電位の変化速度が1.0V/ns以上であ
    ることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか記載
    の放電発光デバイスの駆動方法。
  17. 【請求項17】 自己消去放電又はトリガー放電を次サ
    イクルのトリガーとして利用することにより、放電が持
    続することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか
    記載の放電発光デバイスの駆動方法。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれか記載の
    放電発光デバイスの駆動方法により発光させた放電発光
    デバイスを用いて、被照明体を照明するよう構成した照
    明装置。
  19. 【請求項19】 第1電極と第3電極間又は/及び第3電
    極と第2電極間の放電開始電圧が、第1電極と第2電極間
    の放電開始電圧よりも小さいことを特徴とする請求項1
    8記載の照明装置。
  20. 【請求項20】 第1電極と第3電極間又は/及び第3電
    極と第2電極間の距離が、第1電極と第2電極間の距離よ
    りも小さいことを特徴とする請求項18又は19記載の
    照明装置。
  21. 【請求項21】 第1電極側又は/及び第2電極側に、イ
    ンダクタンスが直列に接続されていることを特徴とする
    請求項18ないし20のいずれか記載の照明装置。
  22. 【請求項22】 第1電極と第2電極間流れる放電電流Im
    ainのピーク値が、インダクタンスにより10%以上減少
    することを特徴とする請求項21記載の照明装置。
  23. 【請求項23】 第1電極と第2電極が実質的に平行に形
    成され、第1電極及び第2電極と交差する方向に第3電極
    が形成されていることを特徴とする請求項18ないし2
    2のいずれか記載の照明装置。
  24. 【請求項24】 第3電極が2本以上の所定の数だけ形
    成されていることを特徴とする請求項23記載の照明装
    置。
  25. 【請求項25】 2本以上の所定の数だけ形成された第
    3電極間に、土手状の構造物が形成されていることを特
    徴とする請求項24記載の照明装置。
  26. 【請求項26】 第1電極と第2電極の外側にフロート電
    極が設けられていることを特徴とする前記請求項18な
    いし25のいずれか記載の照明装置。
  27. 【請求項27】 請求項1ないし17のいずれか記載の
    駆動方法、又は請求項18ないし26のいずれか記載の
    照明装置を用いたディスプレイ装置。
JP30668899A 1999-10-28 1999-10-28 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置 Pending JP2001126674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30668899A JP2001126674A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30668899A JP2001126674A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001126674A true JP2001126674A (ja) 2001-05-11

Family

ID=17960126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30668899A Pending JP2001126674A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001126674A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509601B1 (ko) * 2000-04-28 2005-08-22 삼성에스디아이 주식회사 촉화전자를 제공하기 위한 보조 전극을 구비한 플라즈마디스플레이 패널
KR100662045B1 (ko) 2005-03-16 2006-12-27 이종찬 저전압 구동 평판 램프
JP2007234613A (ja) * 2004-03-22 2007-09-13 Lg Philips Lcd Co Ltd 平板発光ランプ装置及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509601B1 (ko) * 2000-04-28 2005-08-22 삼성에스디아이 주식회사 촉화전자를 제공하기 위한 보조 전극을 구비한 플라즈마디스플레이 패널
JP2007234613A (ja) * 2004-03-22 2007-09-13 Lg Philips Lcd Co Ltd 平板発光ランプ装置及びその製造方法
JP4496235B2 (ja) * 2004-03-22 2010-07-07 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 平板発光ランプ装置及びその製造方法
KR100662045B1 (ko) 2005-03-16 2006-12-27 이종찬 저전압 구동 평판 램프

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100766659B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법
US6917354B2 (en) Fluorescent lamp, fluorescent lamp unit, liquid crystal display device, and method of emitting light
US20070052630A1 (en) Plasma display device
KR880002155B1 (ko) 가스방전 발광장치 및 그 구동방법
US20060119294A1 (en) Apparatus and method of driving lamp of liquid crystal display device
JP2002093379A (ja) 放電形成デバイス、放電発光デバイス、プラズマディスプレイパネル、並びにそれらを用いた照明装置及びディスプレイ装置
US20060290267A1 (en) High efficiency mercury-free flat light source structure, flat light source apparatus and driving method thereof
JP3184427B2 (ja) 放電装置の駆動方法
Mikoshiba 19.1: Invited Paper: Xe Discharge Backlights for LCDs
JP2001126674A (ja) 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置
JP2002215084A (ja) プラズマディスプレイ装置とその駆動方法
KR20010000955A (ko) 교류형 플라즈마 디스플레이의 휘도 및 발광 효율 증가를위한 구동 방법 및 구동 장치
KR100798674B1 (ko) 무수은 면광원 구조체, 면광원 장치 및 그 구동 방법
KR100739549B1 (ko) 트리거-유지 전극구조의 플라즈마 디스플레이 패널의구동방법
JP2001243881A (ja) 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置
JP2001110580A (ja) 放電発光デバイスの駆動方法並びにそれを用いた照明装置及びディスプレイ装置
JP3627553B2 (ja) 放電装置
JPH1131591A (ja) 放電装置の駆動方法、放電装置の駆動装置、照明装置および液晶表示装置
KR100293518B1 (ko) 직류형플라즈마디스플레이패널및그구동방법
Lee et al. 38.2: The Electro‐Optic Characteristics of MFFL (Mercury‐Free Flat Fluorescent Lamp) for LCD Backlighting
KR100556486B1 (ko) 고주파 플라즈마 디스플레이 패널의 선택적 소거방법
KR100244151B1 (ko) 플라즈마 표시소자
JP2003272886A (ja) 放電発光デバイス及びその駆動方法、並びにそれらを用いた照明装置及びディスプレイ装置
KR100927140B1 (ko) 무수은 면광원 구조체 및 그 구동방법, 면광원 장치 구동 방법
KR100979495B1 (ko) 고효율의 무수은 면광원 구조체 및 그 구동방법