JP2007234480A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクトに構成できるとともに、被操作部の操作限界位置に対応する制御を確実に実行可能な操作装置を提供する。
【解決手段】 操作基体200上の操作限界位置23E,23F間で回転操作可能な操作部10には、該操作部10の操作変位検出間隔に対応する配列間隔にて配列した主凸部23gとその両端に設けられた検知保持部23dとからなる被検知体ユニット23が設けられ、操作基体200に設けられる操作検知部70は、操作部10に操作によって被検知体ユニット23に対し相対移動するものであり、その相対移動に伴って順次到来する主凸部23gの正逆双方向の到来を区別して検知する形で計数するよう構成され、操作部10が操作限界位置23E又は23Fまで操作された場合に、検知保持部23dは操作検知部70を検知保持状態とするものであり、主凸部23g又は検知保持部23dによって所定時間以上の知保持状態が持続された場合に、操作限界位置23E又は23Fに対応する出力制御がなされる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、車両(特に、自動車)等に備えられた電子機器の操作に使用する操作装置に関する。
自動車等の車両においては、搭載される電子機器、例えば空調装置やカーオーディオシステム、さらにはカーナビゲーションシステムを操作するための操作ユニットが車内に設けられる。操作ユニットには、車両の搭乗者が必要に応じて操作するための操作部が設けられる。このうち、空調装置の風量調整操作部、温度調整操作部あるいは吹き出し口選択操作部や、カーオーディオシステムの音量操作部などにダイアル式の操作装置が多く採用されている。
このようなダイアル式の操作装置については、ダイアル回転方向に応じてオン・オフ検出が可能なパルススイッチが採用されているものがある。例えば、特許文献1のパルススイッチ(レバースイッチ)の場合は、エンドレスで双方向に回転可能なダイアル構造を採用しており、ダイアル(被操作部)を回転操作してダイアルを移動させ、その移動量に応じた制御目標値が設定される(特許文献1の図12(d)参照)。
また、ダイアル式の操作装置には、上記のように、ダイアルをエンドレスで回転操作可能に備える構造のものの他に、ダイアルを限られた回転操作範囲内で往復回転させる構造のものが存在する。この場合、ダイアルの回転操作範囲のうち、ダイアル上の指針が移動可能な一方の操作限界位置を最小制御出力位置と定め、他方の操作限界位置を最大制御出力位置として定めている。
特開平11−260201号公報
ところが、往復回転させるダイアル式スイッチにこのようなパルススイッチを採用する場合、以下の場合に、指針の指示位置と制御目標値との間にずれが生じる可能性がある。
1.電源オフ中のダイアル操作
2.スイッチのチャタリング、ノイズ等による回転量のカウントの誤判定
3.ダイアルの早回し操作によるパルス信号の読み飛ばし
4.ダイアルの遅回し操作により、スイッチのオン位置まで回されるも、次のオフ位置まで回転させず、回す前の元のオフ位置に戻される
これらに起因して、指針の指示位置と制御目標値とがずれた場合には、ダイアルを操作限界位置に操作しても、制御対象の最大出力及び最小出力のいずれか一方を得られなくなり、制御対象の最大能力を発揮させることができないという課題がある。例えば、このダイアル式の操作装置が車両用のエアコンの温度設定スイッチであった場合には、ダイアルの操作限界位置にダイアルを操作しても、冷暖房出力を最大とする制御を行なわれず、車内をすばやく冷暖房することができない。
また、このずれを解消するために、ダイアルの回転角度位置検出部を設けることも考えられるが、それを設けた分コスト高になるとともに、ダイアル装置が配置される基板上には回転角度位置検出部を配置するためのスペースが余分に必要となり、他の回路素子等のためのスペースが圧迫されて基板実装効率が悪いという欠点もある。
本発明の課題は、コンパクトに構成できるとともに、被操作部の操作限界位置に対応する制御を確実に実行可能な操作装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明の操作装置は、
操作基体上に定められた操作経路上の逆方向操作限界位置と正方向操作限界位置との間で操作部が操作変位可能に設けられ、該操作部の逆方向操作限界位置から正方向操作限界位置に向かう操作方向を正操作方向とし、正方向操作限界位置から逆方向操作限界位置に向かう操作方向を逆操作方向として、操作基体と操作部との一方に操作検知部が設けられ、また、操作基体と操作部との他方には、操作経路に沿って複数の被検知体を操作部の操作変位検出間隔に対応する予め定められた配列間隔にて配列した被検知体ユニットが設けられ、該被検知体ユニットは、操作部に操作が加わるに伴い操作検知部に対し操作経路に沿って相対移動するものであり、操作検知部は、相対移動に伴い順次到来する被検知体を、被検知体の正操作方向による到来と逆操作方向による到来とを区別して検知可能に構成され、さらに、
また、操作部が変位するに伴い操作検知部による被検知体の検知回数を、正操作方向による到来と逆操作方向による到来とを互いに区別する形で計数し、その計数結果に基づいて操作部の操作経路上での操作位置情報を出力する操作位置情報出力手段と
被検知体ユニットには、被検知体の配列において逆方向操作限界位置及び正方向操作限界位置のそれぞれに対応する末端に設けられ、操作部が対応する操作限界位置まで操作された場合に、操作検知部を検知保持状態とする検知保持部と、
操作検知部が検知保持状態となっている場合に、操作位置情報出力手段が出力する操作位置情報が操作限界位置を示すものとなるように補正する操作位置情報出力補正手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成によると、被検知体ユニットの末端に検知保持部を設けることで、操作検知部による被検知体の検知回数に誤差が生じていても、操作部が操作限界位置に到達していることを確実に検出できる。
本発明の操作装置では、操作部は操作基体上にて予め定められた軸線周りに回転操作可能なダイアル操作部であり、被検知体ユニットは該ダイアル操作部に対し、その周方向に沿う円弧上の経路に沿って被検知体を配列形成したものであり、操作検知部は、ダイアル操作部が逆方向操作限界位置にある場合に被検知体ユニットの被検知体列の対応する末端を検出し、正方向操作限界位置にある場合に被検知体ユニットの被検知体列の反対側の末端を検知するように操作基体に位置固定して設けることができる。この構成によると、ダイアル操作部の左右の回転限界位置を確実に検知できる。また、操作検知部の位置が支持基体側に固定となるので、配線を簡略化できる。
本発明の操作装置では、操作位置情報出力補正手段は、操作検知部が被検知体の非検知状態から検知状態へ移行してからの該検知状態の持続時間が予め定められた閾時間を超えた場合に、操作位置情報出力を、操作限界位置を示す出力に設定することができる。この構成によると、検知状態の持続時間により操作限界位置に到達したか否かの判定を、簡単なアルゴリズムにより実現できる。
本発明の操作装置では、操作位置情報出力補正手段は、操作検知部が、正操作方向による被検知体の到来検知に続いて検知保持状態となった場合には、正方向操作限界位置を示す出力に操作位置情報出力を設定し、逆操作方向による被検知体の到来検知に続いて検知保持状態となった場合には、逆方向操作限界位置を示す出力に操作位置情報出力を設定することができる。この構成によると、操作検知部の認識している操作方向と検知保持状態検出との組み合わせにより、正方向と逆方向との各操作限界位置への到達を確実に区別して判定できる。
本発明の操作装置では、被検知体ユニットは被検知体をなすスイッチ付勢用の主凸部を予め定められた間隔で複数配列した凸部列であり、操作検知部は、正方向操作検知用の正方向スイッチと、逆方向操作検知用の逆方向スイッチと、主凸部の到来により正方向操作時には正方向スイッチ側へ、逆方向操作時には逆方向スイッチ側へそれぞれ択一的に押圧付勢されて対応するスイッチを付勢出力状態とし、該主凸部が通過するに伴い押圧付勢が解除されて正方向スイッチ及び逆方向スイッチをいずれも非付勢出力状態とするスイッチ付勢片とを備え、操作部の操作変位により主凸部が順次到来するに伴い、当該操作方向に対応するスイッチ接点の出力が付勢出力状態と非付勢出力状態との間でパルス状に変化する双方向パルススイッチとして構成され、検知保持部は、凸部列の末端に隣接して設けられ、操作に伴いスイッチ付勢片を付勢状態に維持可能な区間長さが主凸部よりも長く設定された付勢保持用凸部とすることができる。この構成によると、操作検知部を双方向パルススイッチにより安価に構成でき、また、検知保持部を凸部列の末端に設けられた区間長の長い付勢保持用凸部により簡単に構成できる。
本発明の操作装置では、操作部は操作基体上にて予め定められた軸線周りに回転操作可能なダイアル操作部であり、被検知体ユニットは該ダイアル操作部に対し、その周方向に沿う円弧上の経路に沿って被検知体を配列形成したものであり、操作検知部は、ダイアル操作部が逆方向操作限界位置にある場合に被検知体ユニットの被検知体列の対応する末端を検出し、正方向操作限界位置にある場合に被検知体ユニットの被検知体列の反対側の末端を検知するように操作基体に位置固定に設けられているとともに、さらに、ダイアル操作部の回転軸線方向において被操作側の端面を第一端面とし、これと反対側の操作基体側の端面を第二端面として、ダイアル操作部は円筒状の本体部を有し、凸部列を付勢保持用凸部とともに該本体部の第二端面に形成することができる。この構成によると、ダイアル操作部を構成する筒状の本体部に成形等により凸部列と付勢保持用凸部とを一括して簡単に形成でき、かつ、操作基体側の双方向パルススイッチに筒状の本体部を上からかぶせるだけでよいので組付けも簡単である。
本発明の操作装置では、操作位置情報出力手段は、正方向スイッチ及び逆方向スイッチの非付勢出力と付勢出力との切り替えエッジを検知・計数する切り替えエッジ検出・計数手段を有し、操作位置情報出力補正手段は、正方向スイッチ又は逆方向スイッチにおける付勢出力状態の持続時間に基づいて操作検知部が検知保持状態となっているか否かを判定することができる。この構成によると、正方向スイッチ又は逆方向スイッチの出力レベルの持続時間により、検知保持状態を簡単かつ確実に検出できる。例えば、所定の時間間隔でレベルを断続検知し、その検知レベルが一定回数同一となっている場合に検知保持状態になっていると判定することができる。
本発明の操作装置では、切り替えエッジ検出・計数手段は、第一の時間間隔で設定される第一エッジ検知タイミングと第二エッジ検知タイミングとのそれぞれにてサンプリングされた、正方向スイッチ又は逆方向スイッチの二値出力レベルの差に基づいて切り替えエッジの有無を検出するとともに、第一エッジ検知タイミングと第二エッジ検知タイミングのそれぞれにおいて、第二の時間間隔にて各々複数回ずつ正方向スイッチ及び逆方向スイッチの出力レベルをサンプリングするものであり、第一エッジ検知タイミングにてサンプリングされた複数回の二値出力レベルが全て等しく、かつ、第二エッジ検知タイミングにてサンプリングされた複数回の二値出力レベルが第一エッジ検知タイミングとは異なるレベルにて全て等しくなっている場合に、切り替えエッジ検出と判定することができる。この構成によると、レベルサンプリングによりエッジ検出を簡単に行なえる。また、エッジ検知のための2つのタイミングのそれぞれにてレベルサンプリングを複数回行なうことで、耐ノイズ性が向上する。
本発明の操作装置では、操作位置情報出力手段は、操作検知部による最新の検知結果に基づく操作位置情報である現在操作位置情報を記憶する現在操作位置情報記憶部と、現在操作位置情報記憶部の記憶内容を操作位置情報として出力する現在操作位置情報出力部とを備え、操作位置情報出力補正手段は、操作検知部が被検知体の非検知状態から検知状態へ移行してからの該検知状態の持続時間が予め定められた閾時間を超えた場合に検知保持状態と判定して、操作検知部による被検知体の検知回数によらず現在操作位置情報記憶部の記憶内容を操作限界位置となるように更新する現在操作位置情報限界更新手段と、現在操作位置情報記憶部の最新の検知結果が、逆方向操作限界位置と正方向操作限界位置との間にある中間操作位置の検知状態から限界操作位置の検知状態に更新される場合に、当該限界操作位置へ移行する直前の中間操作位置の情報を復元用操作位置情報として記憶する復元用操作位置情報記憶部と、検知保持状態から非検知状態に移行した場合に、現在操作位置情報記憶部の記憶内容を復元用操作位置情報記憶部に記憶された中間操作位置の情報で復元する形で更新する操作位置情報復元手段と、を有することができる。この構成によると、極端に操作部をゆっくり操作した場合に、実際には中間操作位置であるにも拘わらず限界操作位置を誤認識することがある。しかし、限界操作位置となる直前の中間操作位置を復元用操作位置として記憶し、限界操作位置と判定するための検知保持状態から非検知状態に移行した場合に、その復元用操作位置を現在操作位置として採用することで、上記誤認識による操作位置の認識精度の低下を最小限に抑えることができる。
以下、本発明の操作装置の一実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一適用対象である車内操作ユニット(操作装置)Uの正面外観の一例を示すものである。この車内操作ユニットUは、車内電子機器としての自動車(車両)用空調装置の操作を行なうためのものであり、樹脂製の操作基体200(操作パネルともいう)を有する。操作基体200の前面部(車内操作ユニットUの前面を形成する)には、各々本発明の実施形態となるダイアル式操作装置1A,1B,1C(以下、総称する場合には符号[1]で代表させる)が設けられている。ダイアル式操作装置1A,1B,1Cは、横一列に隣接した形で操作基体200上にそれぞれ回転操作可能に取り付けられている。
ダイアル式操作装置1A,1B,1Cは、いずれも空調機能の操作用であり、ダイアル式操作装置1Aは空調温度の設定部として、ダイアル式操作装置1Bは空調の吹き出し口切り替え設定部として、ダイアル式操作装置1Cは吹き出し風量の切り替え設定部としてそれぞれ機能するものである。操作基体200の前面には、各ダイアル式操作装置1A,1B,1Cのダイアル操作部(操作部)10の周方向に沿って機能表示領域201A,201B,201Cが形成されている。いずれも、ダイアル操作部10を回転操作して、その機能指示マーク2Iを、機能表示領域201A,201B,201C上の定められた角度位置に合わせることにより、目的とする機能選択状態(あるいは機能設定状態)が得られるようになっている。
温度設定が半連続的に変更可能となるように、ダイアル式操作装置1Aのダイアル操作部10は、他の2つのダイアル式操作装置1B,1Cよりも保持可能な角度位置が細分化され、最低温度設定位置(MIN)と、18〜32℃の各温度を設置する温度設定位置と、最大温度設定位置(MAX)との計17の角度保持位置を有している。他方、ダイアル式操作装置1B,1Cは、いずれも互いに等角度間隔で配列した5つの角度保持位置を有している。吹き出し口設定用のダイアル式操作装置1Bでは、その5つは[フェイス吹き出し、フェイス+足元吹き出し、足元吹き出し、足元+デフ吹き出し、デフ吹き出し]であり、風量設定用のダイアル式操作装置1Cでは、[オフ(吹き出し停止)、ロー(風量段階I:オートでもよい)、風量段階II、風量段階III、ハイ(風量段階IV)]である。
いずれのダイアル式操作装置1も、図4及び図5に示すように、操作パネル200上にて予め定められた軸線周りに回転操作可能なダイアル操作部(回転操作部)10が、操作基体(操作パネル)200上に定められた操作経路上の逆方向操作限界位置23F(図6参照)と正方向操作限界位置23E(図6参照)との間で操作変位可能に設けられている。ダイアル操作部10は、逆方向操作限界位置23Fから正方向操作限界位置23Eに向かう操作方向を正操作方向とし、正方向操作限界位置23Eから逆方向操作限界位置23Fに向かう操作方向を逆操作方向として、操作基体200に操作検知部70が設けられており、また、ダイアル操作部10には、操作経路に沿って複数の被検知体23gをダイアル操作部10の操作変位検出間隔に対応する予め定められた配列間隔にて配列した被検知体ユニット23が設けられている。
被検知体ユニット23は、ダイアル操作部10の周方向に沿う円弧上の経路に沿って被検知体23gが配列形成されたものであり、ダイアル操作部10に操作が加わるに伴い操作検知部70に対し操作経路に沿って相対移動するものである。具体的には、被検知体ユニット23は、被検知体23gをなすスイッチ付勢用の主凸部を予め定められた間隔で複数配列した凸部列23Gである。この被検知体ユニット23には、被検知体23gの配列において逆方向操作限界位置23F及び正方向操作限界位置23Eのそれぞれに対応する末端に設けられ、ダイアル操作部10が対応する操作限界位置23E又は23Fまで回転操作された場合に、操作検知部70を検知保持状態とする検知保持部23dが設けられている(図6参照)。検知保持部23dは、凸部列23Gの末端に隣接して設けられ、ダイアル操作部10の回転操作に伴い、後述するスイッチ付勢片71を付勢状態に維持可能な区間長さが主凸部23gよりも長く設定された付勢保持用凸部である。本実施例においては、ダイアル操作部10は円筒状の本体部2を有しており、ダイアル操作部10の回転軸線方向において被操作側(図4の上側)の端面を第一端面とし、これと反対側の操作基体側の端面を第二端面とすると、凸部列23Gは、検知保持部23dとともに該本体部の第二端面に形成されている。
操作検知部70は、ダイアル操作部10が逆方向操作限界位置23Fにある場合に被検知体ユニット23の被検知体列23Gの対応する末端を検出し、正方向操作限界位置23Eにある場合に被検知体ユニット23の被検知体列23Gの反対側の末端を検知するように操作基体200に位置固定に設けられており、被検知体ユニット23に対する相対移動に伴い順次到来する被検知体23gを、被検知体23gの正操作方向による到来と逆操作方向による到来とを区別して検知可能に構成される。
この操作検知部70は、図2に示すように、正方向操作検知用の正方向側端子72Aと、逆方向操作検知用の逆方向側端子72Bと、信号電源Vccに接続される電源側端子72Cから延びるスイッチ接点部71cとで構成される。スイッチ接点部71cはスイッチ付勢片71として構成され、該スイッチ付勢片71は、表示パネル200の底部58に設けられた開口54から突出する形で設けられる。このスイッチ付勢片71は、主凸部23gに対して対向配置され、該主凸部23gの、ダイアル操作部10の正方向操作に伴う到来により正方向側端子72A側へ、ダイアル操作部10の逆方向操作に伴う到来により逆方向側端子72B側へそれぞれ択一的に押圧付勢され、押圧付勢された側の端子72A又は72Bに対して5Vの信号電圧(第一信号レベル)を出力し、その信号電圧が配線A又はBを介してコントローラ150Cに入力される。そして、主凸部23gが通過するに伴い押圧付勢が解除されると、正方向側端子72A及び逆方向側端子72Bに対しいずれも非接触状態となり、コントローラ150Cには、接地されたプルダウン抵抗75A又は75Bを介して0Vの信号電圧(第二信号レベル)が入力される。つまり、操作検知部70は、正方向側端子72Aとスイッチ接点部71cとで構成される正方向スイッチ72aと、逆方向側端子72Bとスイッチ接点部71cとで構成される逆方向スイッチ72bと、スイッチ接点部71cを構成するスイッチ付勢片71とを備えており、ダイアル操作部10の回転操作変位により主凸部23gが順次到来するに伴い、当該回転操作方向に対応するスイッチ接点の出力が付勢出力状態と非付勢出力状態との間でパルス状に変化する双方向パルススイッチとして構成される。
コントローラ150Cは、ECU等で構成されており、図3に示すように、CPU151、各種プログラムを記憶するROM152、ワークメモリ153aを備えるRAM153、バスライン154、入出力部(図中では「I/O」と表示)155、不揮発性メモリである外部メモリ156(例えばEEPROMなどの不揮発性メモリで構成される)、他のECUと接続されるシリアル通信バス160に接続される通信インターフェース(図中では「I/F」と表示)157、及びシリアル通信バス160から受信したデータを一時格納する受信バッファメモリ(以下、受信バッファともいう)157aを備えて構成される。このコントローラ150は、CPU101がROM152に格納された温度制御プログラム152aを実行することにより、操作位置情報出力手段(切り替えエッジ検出・計数手段)及び操作位置情報出力補正手段(現在操作位置情報限界更新手段、操作位置情報復元手段)として機能する。
コントローラ150Cの入出力部(現在操作位置情報出力部)115には、ポートCW(正方向操作情報入力部)に配線Aが接続され、ポートCCW(逆方向操作情報入力部)に配線Bが接続されるとともに、さらに、モータ駆動回路150Dが接続されている。コントローラ150Cは、ダイアル操作部10の操作角度位置に対応した機器設定指示内容を、該コントローラ150Cに入力される操作位置情報に基づいて把握し、把握した操作位置情報に基づいて駆動デバイス(ここではモータ150M(のドライバ150D))に駆動指示を与え、該駆動デバイスを駆動制御する。モータ150Mは、空調温度の設定用のダイアル式操作装置1Aでは、冷気/暖気のエアミックスダンパーを駆動するものであり、空調の吹き出し口切り替え設定用のダイアル式操作装置1Bでは、吹き出し口切り替えダンパーを駆動するものである。また、吹き出し風量の切り替え設定用のダイアル式操作装置1Cでは、モータ150Mはファンモーターである。なお、以下では、これら駆動デバイスのうち空調温度の設定用を代表して説明するものとする。
コントローラ150CのRAM153には、ワークメモリ153aの他に、操作検知部70による最新の検知結果に基づく、ダイアル操作部10の操作位置情報である現在操作位置情報を記憶する現在設定値メモリ(現在操作位置情報記憶部)153bと、該現在操作位置情報の直前のダイアル操作部10の操作位置情報(復元用操作位置情報)を記憶する直前設定値メモリ(復元用操作位置情報記憶部)153cとを備える。空調温度の設定を行なうコントローラ150Cの場合は、現在設定値メモリ153bにはエアコンの現在の設定温度Tpが記憶され、直前設定値メモリ153cには現在の設定温度Tpが設定される直前の設定温度Tsが記憶される。コントローラ150Cは、現在設定値メモリ153bに記憶された現在の設定温度Tpに基づいて駆動デバイス(エアミックスダンパー)を駆動制御する。
また、このコントローラ150Cは、操作検知部70をなす双方向パルススイッチのスイッチ状態を読み込み、正方向スイッチ72a及び逆方向スイッチ72bの非付勢出力(0Vの信号電圧(第二信号レベル))と付勢出力(5Vの信号電圧(第一信号レベル))との切り替えエッジの有無を検知している(切り替えエッジ検出・計数機能)。本実施形態においては、図7に示すように、第一の時間間隔T1(本実施形態では1ms)で設定される第一エッジ検知タイミングt1と第二エッジ検知タイミングt2とのそれぞれにてサンプリングされた、正方向スイッチ又は逆方向スイッチの二値出力レベルの差に基づいて切り替えエッジの有無を検出するとともに、第一エッジ検知タイミングt1と第二エッジ検知タイミングt2のそれぞれにおいて、第二の時間間隔T2にて各々複数回(ここでは2回)ずつ正方向スイッチ及び逆方向スイッチの出力レベルをサンプリングするものであり、第一エッジ検知タイミングt1(t11、t12)にてサンプリングされた複数回t11、t12の二値出力レベルが全て等しく、かつ、第二エッジ検知タイミングt2(t21、t22)にてサンプリングされた複数回t21、t22の二値出力レベルが第一エッジ検知タイミングt11、t12とは異なるレベルにて全て等しくなっている場合に、切り替えエッジ検出と判定する。このとき,第二の時間間隔T2を第一の時間間隔T1よりも短く設定し、エッジ検知のための2つのタイミングt1、t2のそれぞれにてレベルサンプリングを複数回行なうことで、耐ノイズ性が向上する。
具体的に言えば、コントローラ150Cは予め定められたサンプリング周期T(例えば1ms)で、入出力部155のポートCW、CCWの記憶値をリードすることでサンプリングを行なう。ポートCW、CCWは、双方向パルススイッチ70から非付勢出力がなされたときには[0]を記憶し、付勢出力がなされたときには[1]を記憶しており、本実施形態においては同じ信号レベルを2回以上連続して検出された直後に、それとは異なる信号レベルを少なくとも2回以上連続して検出された場合に、切り替えエッジ有りとして判定する。これにより、チャタリングやノイズによって発生するエッジを除外することができる。本実施形態においては、連続4回のサンプリング結果が、[1][1][0][0]又は[0][0][1][1]として検出されたときに、切り替えエッジ有りと判定する。
エアコンの現在設定温度Tpは、本実施例では図6に示すように、MIN、18℃、19℃、・・・、31℃、32℃、MAXの中のいずれかに設定可能であり、ダイアル操作部10は正方向操作限界位置23Eから逆方向操作限界位置23Fにかけてこの順で温度設定可能となるよう、主凸部23g及び検知保持部23dが形成されているから、例えば、双方向パルススイッチ70が、主凸部23gに挟まれた30℃を設定すべき位置にある状態(図6の(b))で、CW方向に被検知体ユニット23が回転移動すると、スイッチ付勢片71が図の左側の主凸部23gによって押圧付勢されて倒され、これにより正方向側端子72Aに接続した状態となって(図6の(c))、コントローラ150CのCWポートには5Vの信号電圧(第一信号レベル)が入力される。
このとき、コントローラ150Cが、サンプリング結果を少なくとも[1][1]と連続で認識した場合に、操作検知部70の検知保持状態と判定する。[1]が連続で認識されない場合、例えば、[0][1][0][0]と認識された場合等は、認識した[1]をチャタリングやノイズなどによる誤検出と判定して、ダイアル操作部10の現在操作位置情報をそのままとする。そして、連続する[1]が認識された後、[0]が連続で認識された場合、即ち[1][1][0][0]がこの順で認識された場合には、コントローラ150Cは信号電圧レベルの切り替えエッジが有ったと判定し、スイッチ付勢片71が次の設定位置に送られて主凸部23gに挟まれた31℃を設定すべき位置に到達したと判断する。このとき、現在設定値メモリ153bに現在30℃と記憶されている現在操作位置情報に+1℃加え、設定温度31℃として上書きされ、その31℃という設定温度に基づいて冷気/暖気のエアミックスダンパーが駆動制御される。同時に、直前設定値メモリ153cには上書き直前の30℃という操作位置情報が記憶される。なお、[0]が1回だけ検知され、その後すぐ[1]が検知された場合、即ち[1][1][0][1]がこの順で認識された場合には、認識した[0]をチャタリングやノイズなどによる誤検出と判定して、ダイアル操作部10の現在操作位置情報をそのままとする。
また、例えば、双方向パルススイッチ70が被検知体(主凸部)23g側の非検知状態から検知保持部(付勢保持用凸部)23dによる検知状態へ移行し(図6の(e))、移行してからの該検知状態の持続時間が予め定められた閾時間を超えた場合には、操作位置情報出力が、操作限界位置32Fを示す出力に設定される。具体的に言えば、双方向パルススイッチ70が検知保持部23dに位置して、スイッチ付勢片71が付勢状態(検知状態)に維持される検知保持状態となった場合に、コントローラ150Cのサンプリングにより、[1]が予め定められた認識回数(本実施形態では500回)以上認識されると、現在設定値メモリ153bに現在記憶されている32℃という現在操作位置情報がMAXに上書きされ、そのMAX温度設定に基づいて冷気/暖気のエアミックスダンパーが駆動制御される。同時に、直前設定値メモリ153cには上書き直前の32℃という操作位置情報が記憶される。
その後、検知保持状態が継続して[1]が連続認識された後、[0]が連続で認識された場合、即ち[1][1][0][0]がこの順で認識された場合には、コントローラ150Cは信号電圧レベルの切り替えエッジが有ったと判定し、スイッチ付勢片71がMAX設定位置である逆方向操作限界位置32Fの手前の、主凸部23gに挟まれた32℃を設定すべき位置(図6の(f))に戻ったと判断する。このとき、現在設定値メモリ153bに現在記憶されているMAXという現在操作位置情報は、直前設定値メモリ153cに記憶されている設定温度32℃という現在操作位置情報で上書きされる。
なお、上記の例示はいずれも逆方向操作によるものであるが、正方向操作においても、コントローラ150CのポートCCWへの入力値に基づいて、上記と同様の制御がなされる。
本実施形態におけるコントローラ150Cは、CPU101がROM152に格納された温度制御プログラム152aを実行することにより、ダイアル操作部10が回転変位するに伴い操作検知部70による被検知体23Gの検知回数を、正操作方向による到来と逆操作方向による到来とを互いに区別する形で計数し、その計数結果に基づいてダイアル操作部10の操作経路上での操作位置情報を出力する操作位置情報出力手段として機能するとともに、操作検知部70が、被検知体(主凸部)23g又は検知保持部(付勢保持用凸部)23dによるスイッチ付勢片71の検知保持状態を検知した場合に、出力された操作位置情報を操作限界位置23E又は23Fを示すものとなるように補正する操作位置情報出力補正手段として機能する。これにより、操作検知部70による被検知体23gの検知回数に誤差が生じていても、操作部が操作限界位置23E又は23Fに到達していることを確実に検出して、駆動デバイスを該操作限界位置に対応して制御することが可能となっている。以下、図9に示すフローチャート及び図8に示す表を用いて、温度制御プログラム152aの流れを説明する。
温度制御プログラム152aは、まず、S10にて、操作検知部70をなす双方向パルススイッチのスイッチ状態を読み込み、正方向スイッチ及び逆方向スイッチの非付勢出力(0Vの信号電圧(第二信号レベル))と付勢出力(5Vの信号電圧(第一信号レベル))との切り替えエッジの有無を、上記のサンプリング方法によって検知する(切り替えエッジ検出機能)。
S11では、現在設定値メモリ153bに記憶された現在の設定温度(以下、現在設定値という)TpがTp=MAXであるか否かを検出する。これは現在設定値メモリ153bに記憶された設定値をリードすることで行なう。
S11にて、現在設定値Tp=MAXでなかった場合にはS14に進み、S10におけるサンプリングにより、[1]が予め定められた複数回数(検出回数設定値:例えば500回)連続して検出されたか否かを検出する。
S14にて、[1]が連続500回検出された場合にはS15に進み、直前設定値メモリ153cに記憶された直前の設定温度(以下、直前設定値という)Tsを、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpで上書きする。そして、S16にて、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=MAXと定め(現在操作位置情報限界更新機能)、S20に進む。S14にて[1]が連続500回検出された場合というのは、ダイアル操作部10が遅回しされたことにより、スイッチ付勢片71が被検知体23g上で予め定められた閾時間以上押圧付勢されて、操作検知部70が検知保持状態を検知している場合か、あるいは、ダイアル操作部10の実際の現在操作位置が現在設定値メモリ153bに記憶された現在操作位置情報とずれており、スイッチ付勢片71が検知保持部23d上で予め定められた閾時間以上押圧付勢されて、操作検知部70が検知保持状態を検知している場合かのいずれかである。ここでは、そのいずれの場合でも温度設定MAXを設定するので、少なくとも駆動デバイスの最大出力制御が実行できないという状況は回避できる。
S14にて、[1]が連続500回検出されなかった場合にはS17に進む。S17では、S10におけるサンプリングにより、[0][0][1][1]が検出されたか否かを判定する。[0][0][1][1]が検出された場合にはS18に進み、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Tsを、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpで上書きするとともに、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=Tp+1と定め、S20に進む。S14にて[1]が連続500回検出され、S17にて[0][0][1][1]が検出された場合というのは、スイッチ付勢片71が逆方向操作限界位置32F側の被検知体23gを正常に乗り越えた場合のことであり、この場合、S20にて設定温度Tpが正常に+1される。
S17にて、[0][0][1][1]が検出されなかった場合にはS19に進み、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Ts及び現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpをそのままの状態として、S20に進む。S17にて、[0][0][1][1]が検出されなかった場合というのは、スイッチ付勢片71が逆方向操作限界位置32F側の被検知体23gを乗り越えなかった場合、即ち、S10のサンプリングで[0]が連続検知されている場合のことである。なお、これには[0]が連続検知される中でチャタリングやノイズ等の影響で[1]が突発的に1回検出された場合が含まれており、これらの影響でスイッチ付勢片71の現在位置が誤認識されることを防ぐことができる。
また、S11にて、現在設定値Tp=MAXであった場合は、S12に進み、S10におけるサンプリングにより、[1][1][0][0]が検出されたか否かを判定する。[1][1][0][0]が検出されなかった場合にはS16に進み、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=MAXと定め、S20に進む。[1][1][0][0]が検出された場合にはS13に進み、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=Ts(直前設定値)に設定し(操作位置情報復元機能)、S20に進む。なお、このS13及びS16のいずれに進んだ場合においても、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Tsの値の更新は行なわない。S12にて、[1][1][0][0]が検出された場合というのは、スイッチ付勢片71が被検知体23g及び検知保持部23dのいずれかの上で予め定められた閾時間以上押圧付勢されて、操作検知部70が検知保持状態を検知している状態から、その検知保持状態が解除された場合であり、ここでは、そのいずれの場合であっても、S13では現在設定値Tpを直前設定値Tsとする。このため、スイッチ付勢片71が被検知体23gを長時間押圧付勢して温度設定がMAXとされている状況で、その押圧付勢が解除されたときには、温度設定がMAX値に近い値(例えば32℃)で設定されることはなく、押圧付勢前の設定位置に対応する温度設定がなされるため、ダイアル操作部10の実際の現在操作位置と現在設定値メモリ153bに記憶された現在操作位置情報との間で大きなずれは生じない。例えば、図6の(c)のように、スイッチ付勢片71が設定温度30℃の位置から設定温度31℃に移動する際に、両位置の中間位置にある被検知体23gが長時間押圧付勢されて、エアコンが一時的にMAX出力されたとしても、スイッチ付勢片71を設定温度30℃の位置に戻して押圧付勢を解除すれば、元の温度設定状態に復帰することができるし、また、スイッチ付勢片71を設定温度31℃側に進めて押圧付勢を解除すれば、スイッチ付勢片71の位置と現在設定値Tpとのずれが1℃生ずるも、そのずれは最小に抑えられる。
S20では、S13,S16、S18、S19において現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpに基づいて吹き出し温度制御を実行する。S30では、ACC−OFF(キースイッチがイグニッションON位置からアクセサリ位置に戻る)の入力信号の有無を判定し、検出されなければS21に進む。
S21では、現在設定値メモリ153bに記憶された現在の設定温度(以下、現在設定値という)TpがTp=MINであるか否かを検出する。これは現在設定値メモリ153bに記憶された設定値をリードすることで行なう。
S21にて、現在設定値Tp=MINでなかった場合にはS24に進み、S10におけるサンプリングにより、[1]が連続500回検出されたか否かを検出する。
S24にて、[1]が連続500回検出された場合にはS25に進み、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Tsを、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpで上書きする。そして、S26にて、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=MINと定め(現在操作位置情報限界更新機能)、S10に戻る。S24にて[1]が連続500回検出された場合というのは、ダイアル操作部10が遅回しされたことにより、スイッチ付勢片71が被検知体23g上で予め定められた閾時間以上押圧付勢されて、操作検知部70が検知保持状態を検知している場合か、あるいは、ダイアル操作部10の実際の現在操作位置が現在設定値メモリ153bに記憶された現在操作位置情報とずれており、スイッチ付勢片71が検知保持部23d上で予め定められた閾時間以上押圧付勢されて、操作検知部70が検知保持状態を検知している場合かのいずれかである。ここでは、そのいずれの場合でも温度設定MINを設定するので、少なくとも駆動デバイスの最小出力制御が実行できないという状況は回避できる。
S24にて、[1]が連続500回検出されなかった場合にはS27に進む。S27では、S10におけるサンプリングにより、[0][0][1][1]が検出されたか否かを判定する。[0][0][1][1]が検出された場合にはS28に進み、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Tsを、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpで上書きするとともに、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=Tp−1と定め、S10に戻る。S24にて[1]が連続500回検出され、S27にて[0][0][1][1]が検出された場合というのは、スイッチ付勢片71が正方向操作限界位置32E側の被検知体23gを正常に乗り越えた場合のことであり、この場合、次のS20にて設定温度Tpが正常に−1される。
S27にて、[0][0][1][1]が検出されなかった場合にはS29に進み、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Ts及び現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpをそのままの状態として、S10に戻る。S27にて、[0][0][1][1]が検出されなかった場合というのは、スイッチ付勢片71が逆方向操作限界位置32F側の被検知体23gを乗り越えなかった場合、即ち、S10のサンプリングで[0]が連続検知されている場合のことである。なお、これには[0]が連続検知される中でチャタリングやノイズ等の影響で[1]が突発的に1回検出された場合が含まれており、これらの影響でスイッチ付勢片71の現在位置が誤認識されることを防ぐことができる。
また、S21にて、現在設定値Tp=MINであった場合は、S22に進み、S10におけるサンプリングにより、[1][1][0][0]が検出されたか否かを判定する。[1][1][0][0]が検出されなかった場合にはS26に進み、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=MINと定め、S10に戻る。[1][1][0][0]が検出された場合にはS23に進み、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値TpをTp=Ts(直前設定値)に設定し(操作位置情報復元機能)、S10に戻る。なお、このS23及びS26のいずれに進んだ場合においても、直前設定値メモリ153cに記憶された直前設定値Tsの値の更新は行なわない。S22にて、[1][1][0][0]が検出された場合というのは、スイッチ付勢片71が被検知体23g及び検知保持部23dのいずれかの上で予め定められた閾時間以上押圧付勢されて、操作検知部70が検知保持状態を検知している状態から、その検知保持状態が解除された場合であり、ここでは、そのいずれの場合であっても、S23では現在設定値Tpを直前設定値Tsとする。このため、スイッチ付勢片71が被検知体23gを長時間押圧付勢して温度設定がMINとされている状況で、その押圧付勢が解除されたときには、温度設定がMIN値に近い値(例えば18℃)で設定されることはなく、押圧付勢前の設定位置に対応する温度設定がなされるため、ダイアル操作部10の実際の現在操作位置と現在設定値メモリ153bに記憶された現在操作位置情報との間で大きなずれは生じない。
S23,S26、S28、S29が終了するとS10に戻る。そして再びS20に進んだときに、これらS23,S26、S28、S29にて現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpに基づいて、吹き出し温度制御が実行される。
この温度制御プログラム152aによれば、上記説明でも述べたように、少なくとも操作部の操作限界位置において出力されるべき駆動デバイスの最大出力及び最小出力を確実に実行することが可能であるとともに、両操作限界位置の中間位置にある被検知体で検知保持状態を検知して駆動デバイスが最大出力又は最小出力で駆動した場合であっても、検知保持状態が解除されれば、その中間位置付近の値が現在設定値として与えられるため、操作部の実際の現在操作位置と記憶部に記憶された現在操作位置情報との間で大きなずれは生じない。
なお、本実施形態においては、ダイアル操作部10を回転操作させる構成においては、ダイアル操作部10に対し回転軸線回りに互いに異なる複数の角度保持位置を定めておき、ダイアル操作部10の回転操作を許容した状態で該ダイアル操作部10を複数の角度保持位置のいずれかに保持する角度位置保持手段25を設けておくとより有利である。この場合、双方向パルススイッチ70が被検知体ユニット23の被検知部23gに位置するダイアル操作部10の角度位相に対応して角度保持位置が定めておくと、凸部列23G内でのダイアル操作部10の角度位置保持精度が一層向上する。
角度位置保持手段25は、例えば次のように構成できる。すなわち、図5に示すように、ダイアル操作部10の第二端面において該ダイアル操作部10の回転周方向に、被検知体ユニット23の凸部列23Gとは別に位置保持用摺動面25fを形成し、支持基体61上にて該位置保持用摺動面25fと対向する位置に、回転軸線回りの位置が固定され、かつ自身の先端にてダイアル操作部10の回転に伴い位置保持用摺動面25f上を相対摺動する位置保持用摺動部材41を設ける。角度位置保持手段25は、位置保持用摺動面25fと位置保持用摺動部材41との一方において回転軸線方向に突出形成された位置保持凸部41tと、該位置保持凸部41tと嵌合する位置保持凹部25gとを有するものとできる。ダイアル操作部10が角度保持位置に対応する角度位相にある場合には位置保持凸部41tが位置保持凹部25gに嵌合し、当該状態にて回転操作を加えることにより、位置保持凸部41tが位置保持凹部25gの回転方向における対応縁を弾性的に乗り越える形で角度保持位置から離脱する。この構成によると、位置保持凸部41tと位置保持凹部25gとの嵌合により角度保持効果が高められ、さらに、角度保持効果からの離脱に際しては、位置保持凸部41tが位置保持凹部25gの対応縁を弾性的に乗り越える時に適度な節度抵抗感が発現するので、ダイアル操作部10を所望の角度に位置合わせする際の操作性も向上する。
図5の(b)に示すように、位置保持用摺動面25fと被検知体ユニット23の凸部列23Gとは、形成角度区間の少なくとも一部が重なるよう、回転軸線に関する半径方向において互いに異なる位置に形成されている。この構成によると、位置保持用摺動面25fと凸部列23Gの間で周方向の干渉が生じないから、ダイアル操作部10に対する操作許容角度範囲の設定自由度が大幅に増し、特に、180゜を超える操作許容角度範囲も問題なく設定できる。25E→25F(大角度側)が凸部列23Gの形成区間を、23E→23F(大角度側)が位置保持用摺動面25fの形成区間をそれぞれ示している。図5の構成では、上記の位置保持用摺動面25fは、連結リブ26の第二端面側に形成されている。ダイアル操作部10の組み立てに必要な構造部、具体的には、組付補助筒状部22と本体部21とを連結する連結リブ26を利用して位置保持用摺動面91を形成することで、さらに省スペース化を図ることができ、また、凸部列23Gは本体部21の第二端面に形成されるから、位置保持用摺動面25fを必然的に凸部列23Gとは半径方向の異なる位置に形成できる利点がある。
位置保持凹部25gを位置保持用摺動面25fに形成し、位置保持凸部41tを位置保持用摺動部材41に形成する場合、支持基体61には、角度保持位置にて位置保持用摺動部材41の位置保持凸部41tを位置保持凹部25gに嵌合させる向きに弾性付勢する補助弾性部材42を設けることができる。この場合、回転操作に伴い、位置保持凸部41tは、補助弾性部材42による付勢力に抗して位置保持凹部25gから離脱し、かつ、該弾性付勢力により押し付けられた状態で位置保持用摺動面25f上を相対摺動するものとできる。この構成によると、補助弾性部材41の弾性定数を適宜調整することで、位置保持凸部41tが位置保持凹部25gの対応縁を弾性的に乗り越える時の節度抵抗感を適切な値に調整でき、また、その弾性付勢力による摺動摩擦により、ダイアル操作部10が小さな外力や車両振動により角度位置が変わってしまう不具合も防止できる。
図5の構成では、位置保持用摺動部材41は、ダイアル操作部10の回転に伴い回転軸線方向において双方向パルススイッチ70とは逆向きに進退する。また、図5において、補助弾性部材42はコイルばねにて構成され、操作パネル200の溝部53の底部58に設けられた穴部59に埋設されている。この構成により、図5の(b)及び図6の(a)に示すごとく、前述の位置保持凹部25gは、位置保持凸部41tと係合させることにより、被検知体ユニット23の被検知体23gに対応した位置でダイアル操作部10に角度位置保持効果(つまり、節度感)を付与できる。
また、押しボタンスイッチとして構成された補助デバイス3は、円板状のボタン本体3と、該ボタン本体3の裏面に突出形成された進退筒32とを有する樹脂成形体である(材質はダイアル操作部を構成する樹脂射出成形品2と同じくABS樹脂等である)。進退筒32は円筒状の回転支持凸部50に軸線方向に挿入され、該回転支持凸部50内を一定のストロークで進退可能とされている。そして、その前進時には、基板(支持基体)61上に実装されたタクトスイッチ62のスイッチ部63を自身の第二端面にて付勢する(常時は該タクトスイッチ62内に組み込まれた図示しないばねにより、スイッチが動作しない位置に逆付勢されている)。図3に示すように、進退筒32の外周面には軸線方向のガイドリブ33が形成され、円筒状の回転支持凸部50の内周面に形成されたガイド溝(1対の溝形成リブ52,52により形成される)51に嵌まり込んで、進退方向のボタン押圧操作がガイドされる。ガイドリブ33とガイド溝51との組は、進退筒32の回転支持凸部50に対する相対回転を阻止する役割も果たす。本実施形態では、ガイドリブ33とガイド溝51との組が、進退筒32の周方向に所定の間隔で複数設けられている。
以下、ダイアル式操作装置の種々の変形例について説明する(既に説明した部分と共通の部分には、同一の符号を付与して詳細な説明は省略する。まず、温度制御プログラム152aは、図10、図11に示す流れのフローに変更することができる。
図10に示す温度制御プログラム152aでは、まず、S1にて、現在設定値メモリ153bに記憶された現在設定値Tpをリードし、S2,S3にて読み出した設定温度が20℃以下30℃以上である場合にS5に進み、検出回数設定値を300に設定し、S10に進む。S2,S3にて、読み出した設定温度が20℃以下30℃以上の末端温度ではない、21℃〜29℃の中間温度である場合には、S4に進み、検出回数設定値を1000に設定し、S10に進む。以下、上記図9のフローチャートと同様に進行するが、S14及びS24については、CW又はCCWポートからコントローラ150Cが「1」を上記の検出回数設定値以上検出したか否かを判定するものとしている。ダイアル操作部10の実際の現在操作位置と現在設定値メモリ153bに記憶された現在操作位置情報とのずれは、基本的には生じ難いものであり、生じていたとしても1℃ないし2℃程度のわずかなずれであることが多い。従って、検知保持状態が検知されたときに、現在設定値メモリ153bが記憶する現在設定値Tpが20℃以下30℃以上であると判断された場合には、上記のずれによって、操作部は現在設定値Tpの示す位置ではなく既に操作限界位置23E、23Fにある検知保持部上で検知保持状態となっている可能性が高い。逆に、検知保持状態が検知されたときに、現在設定値メモリ153bが記憶する現在設定値Tpが21℃〜29℃にあると判断された場合には、操作部10の遅回しにより、操作部が操作限界位置23E、23F間の被検知体上で検知保持状態となっている可能性が高い。上記図10のフローによると、S14及びS24において、検知保持状態の判定材料となる検出回数設定値を、上記のずれに起因している可能性が高い場合よりも、ダイアル操作部の遅回しに起因している可能性が高い場合を多く設定(ここでは前者を0.3秒([1]の検知設定回数300回))、後者を1秒([1]の検知設定回数1000回))とし、遅回しによって最大出力、最小出力が実行され難いようにすることで、コントローラの処理負荷を軽減するとともに、最大出力、最小出力が必要な場合には直ちにそれらを実行することが可能となる。
図11に示す温度制御プログラム152aは、上記図9のフローチャートと同様に進行するが、S14〜S16及びS24〜S26にかけてのフローが異なっている。この場合、S14にて[1]が500回連続で検出された場合には、現在設定値Tpが30℃以上であった場合にS151に進み、直前設定値Tsを32℃(MAXの1つ手前に位置する操作位置に対応する設定温度:図6参照)と設定した上で、S16にて現在設定値TpをMAXに設定する。現在設定値Tpが30℃未満であった場合にS152に進み、直前設定値Tsを現在設定値Tpに設定した上で、S16にて現在設定値TpをMAXに設定する。同じく、S24にて[1]が500回連続で検出された場合には、現在設定値Tpが20℃以下であった場合にS251に進み、直前設定値Tsを18℃(MINの1つ直後に位置する操作位置に対応する設定温度:図6参照)と設定した上で、S16にて現在設定値TpをMINに設定する。現在設定値Tpが20℃より高い場合にS252に進み、直前設定値Tsを現在設定値Tpに設定した上で、S26にて現在設定値TpをMINに設定する。このフローによると、操作部10の実際の現在操作位置と現在設定値メモリ153bに記憶された現在操作位置情報とのずれによって検知保持状態が検知されている可能性が高い場合に、その検知保持状態の検知に基づいて、そのずれをゼロとするリセット処理が実行される。S151及びS251で補正された場合には、リセット操作が実行されたと判定して[ピッ]とリセット音を出力して、ダイアル操作部10の操作者にリセットの実行を報知してもよい。
また、温度制御プログラム152aは、検知持続状態の閾時間を通常の第一閾時間と、それよりも長い第二閾時間とを定め、該第二閾時間より長くなったときに、直前設定値メモリ153cの記憶内容を強制的に(MAX−1)又は(MIN+1)にすることでリセット可能とすることもできる。例えば、MAXに倒して5秒保持又はMINに倒して5秒以上経過すれば、リセット操作と判定しリセットをかけるようにすることができ、誤差をゼロにできる。また、上記と同様、リセット操作が有効とされた場合に([ピッ]とリセット音を出力してもよい。
以上、本発明の様々な実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
本発明の操作装置は、操作基体上に定められた操作経路上の逆方向操作限界位置と正方向操作限界位置との間で操作部が操作変位可能に設けられてさえいればよく、上記のようなダイアル式操作装置に限られるものではない。例えば、図12に示すように操作経路が直線経路として設けられ、操作部10を直線状のスライド面23f上で往復操作可能なスライド操作部とすることができる。
また、本発明の操作装置は、操作部に操作検知部が設けられ、操作基体には、操作経路に沿って複数の被検知体を操作部の操作変位検出間隔に対応する予め定められた配列間隔にて配列した被検知体ユニットが設けられていてもよい。例えば、図12に示すように、スライド往復操作可能な操作部10を操作検知部70とし、検知情報をリード線Cにてコントローラ150Cに出力するよう構成するとともに、操作基体200上に被検知体ユニット23(被検知体23g(凸部列23G)、検知保持部23d)を設けることができる。
本発明の適用対象の一つである車内操作ユニットの一例を示す正面図。 本発明の操作装置の電気的構造の一例を示す回路図。 本発明のコントローラの電気的構成の一例を示す図。 本発明のダイアル式回転操作装置の一実施形態を示す分解斜視図。 図4のダイアル式回転操作装置の断面図。 被検知体ユニット及び操作検知部の作用説明図。 切り替えエッジ検出を説明する説明図。 図9のフローチャートを説明するための表。 温度制御処理の流れを示すフローチャート。 図9とは異なる温度制御処理の流れを示すフローチャート。 図9及び図10とは異なる温度制御処理の流れを示すフローチャート。 本発明の操作装置の変形例を示す説明図。
符号の説明
U 車内操作ユニット
1 ダイアル式操作装置(操作装置)
3 補助デバイス
10 ダイアル操作部(操作部)
21 本体部
23 被検知体ユニット
23g 被検知体
23d 検知保持部(付勢保持用凸部)
23G 凸部列
23E 正方向操作限界位置
23F 逆方向操作限界位置
50 回転支持凸部
53 溝部
61 基板(支持基体)
70 双方向パルススイッチ(操作検知部)
71 スイッチ付勢片
72a 正方向スイッチ
72b 逆方向スイッチ
72A 正方向側端子(スイッチ接点)
72B 逆方向側端子(スイッチ接点)
150C コントローラ(操作位置情報出力手段、切り替えエッジ検出・計数手段、操作位置情報出力補正手段、現在操作位置情報限界更新手段、操作位置情報復元手段、現在操作位置情報出力部)
150D モータ駆動回路
150M モータ
153b 現在設定値メモリ(現在操作位置情報記憶部)
153c 直前設定値メモリ(復元用操作位置情報記憶部)
200 操作基体(操作パネル)

Claims (8)

  1. 操作基体上に定められた操作経路上の逆方向操作限界位置と正方向操作限界位置との間で操作部が操作変位可能に設けられ、該操作部の前記逆方向操作限界位置から前記正方向操作限界位置に向かう操作方向を正操作方向とし、前記正方向操作限界位置から前記逆方向操作限界位置に向かう操作方向を逆操作方向として、前記操作基体と前記操作部との一方に操作検知部が設けられ、また、前記操作基体と前記操作部との他方には、前記操作経路に沿って複数の被検知体を前記操作部の操作変位検出間隔に対応する予め定められた配列間隔にて配列した被検知体ユニットが設けられ、該被検知体ユニットは、前記操作部に操作が加わるに伴い前記操作検知部に対し前記操作経路に沿って相対移動するものであり、前記操作検知部は、前記相対移動に伴い順次到来する前記被検知体を、前記被検知体の前記正操作方向による到来と前記逆操作方向による到来とを区別して検知可能に構成され、さらに、
    また、前記操作部が変位するに伴い前記操作検知部による前記被検知体の検知回数を、前記正操作方向による到来と前記逆操作方向による到来とを互いに区別する形で計数し、その計数結果に基づいて前記操作部の前記操作経路上での操作位置情報を出力する操作位置情報出力手段と
    前記被検知体ユニットにおいて、前記被検知体の配列における前記逆方向操作限界位置及び前記正方向操作限界位置のそれぞれに対応する末端に設けられ、前記操作部が対応する操作限界位置まで操作された場合に、前記操作検知部を検知保持状態とする検知保持部と、
    前記操作検知部が検知保持状態となっている場合に、前記操作位置情報出力手段が出力する操作位置情報が前記操作限界位置を示すものとなるように補正する操作位置情報出力補正手段と、
    を備えたことを特徴とする操作装置。
  2. 前記操作部は前記操作基体上にて予め定められた軸線周りに回転操作可能なダイアル操作部であり、前記被検知体ユニットは該ダイアル操作部に対し、その周方向に沿う円弧上の経路に沿って前記被検知体を配列形成したものであり、
    前記操作検知部は、前記ダイアル操作部が前記逆方向操作限界位置にある場合に前記被検知体ユニットの前記被検知体列の対応する末端を検出し、前記正方向操作限界位置にある場合に前記被検知体ユニットの前記被検知体列の反対側の末端を検知するように前記操作基体に位置固定に設けられている請求項1記載の操作装置。
  3. 前記操作位置情報出力補正手段は、前記操作検知部が前記被検知体の非検知状態から検知状態へ移行してからの該検知状態の持続時間が予め定められた閾時間を超えた場合に、前記操作位置情報出力を、前記操作限界位置を示す出力に設定する請求項2記載の操作装置。
  4. 前記操作位置情報出力補正手段は、前記操作検知部が、前記正操作方向による前記被検知体の到来検知に続いて前記検知保持状態となった場合には、前記正方向操作限界位置を示す出力に前記操作位置情報出力を設定し、前記逆操作方向による前記被検知体の到来検知に続いて前記検知保持状態となった場合には、前記逆方向操作限界位置を示す出力に前記操作位置情報出力を設定する請求項3記載の操作装置。
  5. 前記被検知体ユニットは前記被検知体をなすスイッチ付勢用の主凸部を予め定められた間隔で複数配列した凸部列であり、前記操作検知部は、正方向操作検知用の正方向スイッチと、逆方向操作検知用の逆方向スイッチと、前記主凸部の到来により正方向操作時には正方向スイッチ側へ、逆方向操作時には逆方向スイッチ側へそれぞれ択一的に押圧付勢されて対応するスイッチを付勢出力状態とし、該主凸部が通過するに伴い前記押圧付勢が解除されて前記正方向スイッチ及び前記逆方向スイッチをいずれも非付勢出力状態とするスイッチ付勢片とを備え、前記操作部の操作変位により前記主凸部が順次到来するに伴い、当該操作方向に対応するスイッチ接点の出力が前記付勢出力状態と前記非付勢出力状態との間でパルス状に変化する双方向パルススイッチとして構成され、
    前記検知保持部は、前記凸部列の末端に隣接して設けられ、前記操作に伴い前記スイッチ付勢片を付勢状態に維持可能な区間長さが前記主凸部よりも長く設定された付勢保持用凸部である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の操作装置。
  6. 請求項2に記載の要件を備え、前記ダイアル操作部の前記回転軸線方向において被操作側の端面を第一端面とし、これと反対側の前記操作基体側の端面を第二端面として、前記ダイアル操作部は円筒状の本体部を有し、前記凸部列が前記付勢保持用凸部とともに該本体部の第二端面に形成されている請求項5記載の操作装置。
  7. 前記操作位置情報出力手段は、前記正方向スイッチ及び前記逆方向スイッチの前記非付勢出力と前記付勢出力との切り替えエッジを検知・計数する切り替えエッジ検出・計数手段を有し、
    前記操作位置情報出力補正手段は、前記正方向スイッチ又は前記逆方向スイッチにおける前記付勢出力状態の持続時間に基づいて前記操作検知部が検知保持状態となっているか否かを判定する請求項5又は請求項6に記載の操作装置。
  8. 前記操作位置情報出力手段は、
    前記操作検知部による最新の検知結果に基づく操作位置情報である現在操作位置情報を記憶する現在操作位置情報記憶部と、
    前記現在操作位置情報記憶部の記憶内容を前記操作位置情報として出力する現在操作位置情報出力部とを備え、
    前記操作位置情報出力補正手段は、
    前記操作検知部が前記被検知体の非検知状態から検知状態へ移行してからの該検知状態の持続時間が予め定められた閾時間を超えた場合に前記検知保持状態と判定して、前記操作検知部による前記被検知体の検知回数によらず前記現在操作位置情報記憶部の記憶内容を前記操作限界位置となるように更新する現在操作位置情報限界更新手段と、
    前記現在操作位置情報記憶部の前記最新の検知結果が、前記逆方向操作限界位置と前記正方向操作限界位置との間にある中間操作位置の検知状態から前記限界操作位置の検知状態に更新される場合に、当該限界操作位置へ移行する直前の中間操作位置の情報を復元用操作位置情報として記憶する復元用操作位置情報記憶部と、
    前記検知保持状態から前記非検知状態に移行した場合に、前記現在操作位置情報記憶部の記憶内容を前記復元用操作位置情報記憶部に記憶された前記中間操作位置の情報で復元する形で更新する操作位置情報復元手段と、
    を有する請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の操作装置。
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