JP2007233253A - 立体映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体再生像の解像度特性の劣化を防止することができ、立体再生像を表示する際の視域に制限をかけることができる立体映像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】立体映像を表示する立体映像表示装置1は、映像投射手段3と、第一レンズ群5と、第二レンズ群7と、を備え、要素画像の像からの光線がアフォーカル光学系および要素レンズ系に入射され、アフォーカル光学系は、映像投射手段3によって結像した要素画像の像の等倍倒立像を形成することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体映像を表示する立体映像表示装置に関する。
従来、立体映像を表示する方式、特に、立体映像を観察者が観察する時に特殊なメガネを用いない方式(以下、従来のメガネなし方式という)の開発・検討が盛んに行われている。従来のメガネなし方式の多くは、ホログラフィ方式を除くと、通常の2次元の映像情報を表示する液晶等のフラットパネル型表示装置の表示部の前面に、レンチキュラースクリーン、パララックスバリア等を配置して構成したものである。
これら従来のメガネなし方式では、2眼方式、つまり、左右眼に相当する2種の視差画像を提供するように構成するだけではなく、3眼以上の多眼方式、つまり、3種以上の視差画像を提供するように構成することが可能である。
従来のメガネなし方式の中で、2次元的にレンズやピンホールを配置した方式(以下、レンズ板方式という)があり、任意の視点(観察点)から自由に見られる立体映像方式の一つとして、平面上に配列された凸レンズ群或いはピンホール群を用いた、いわゆるインテグラルフォトグラフィ(以下,IP方式という)が知られている。
ここで、レンズ群を用いたIP方式、すなわちIP方式によるIP装置について、図18、図19および図20を参照して説明する。図18に示すように、IP装置101は、被写体Hの要素画像群(複数の要素画像)を撮像して、立体再生像(立体映像)として表示するもので、この被写体Hに対向して同一平面上に配置した複数の凸レンズ103、103、103、・・・、103からなるレンズ群103と、このレンズ群103によって結像する被写体Hの要素画像群を撮像する写真フィルム105とを備えている。なお、このIP装置101において、a側をレンズ群103の前方、b側をレンズ群103の後方とし、要素画像をY、Y、Y、・・・、Yとする。
また、図19に示すように、IP装置101は、被写体Hの要素画像群が撮像されている写真フィルム105を現像し、この現像した写真フィルム105を、レンズ群103に対して撮像したときと同じ位置になるように配置している。そして、この状態でレンズ群103の前方から観察者が写真フィルム105を観察すると、立体再生像(立体映像)Sを観察することができる。ここで、観察者から観察される立体再生像Sについて言及しておくと、立体再生像Sの映像情報(輝度と色)は撮影時に被写体Hをレンズ群103側から見たものとなるが、立体再生像Sの奥行き(凹凸)は撮影時には表示時の観察者位置に相当する方向から見たものとなる。このため、観察される立体再生像Sは被写体Hの正しい立体像とはならず、奥行きが反転した像(逆奥行き像)となる。
従来、この逆奥行き像を生じないようにするために、図19で表示される立体再生像Sを再度撮像し、この再度撮像した立体再生像(再撮像立体再生像)を図19のようにして、表示する必要がある。なお、再撮像立体再生像は、電子的な処理によって得ることができる。この電子的な処理とは、各凸レンズ103、103、103、・・・、103の光軸位置を中心に点対称になるように、要素画像を変換することである。なお、この変換の詳細については、非特許文献1によって開示されている。
IP装置101のレンズ群103と写真フィルム105との位置を入れ替えると共に、これら再撮像または電子的な処理を施して、逆奥行き像を回避するようにして得られた要素画像群を用いて表示を行うと、図20に示したように、c側、すなわち、被写体Hを撮像した際の撮像側から観察した場合と同様に、正しい奥行きを持つ立体再生像が得られる。
また、凸レンズ103、103、103、・・・、103の代わりに、特許文献1で開示されているファイバー光学系を用いれば、再撮像および電子的な処理も不要とすることができる。
なお、IP方式において、立体再生像Sを、電子的な手段によって表示する場合、要素画像を多数表示する必要があるため、高精細映像を表示可能なLCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)等を用いて、このLCDの表示面側にレンズ板を置く方式が採用されている。
また、IP方式において、要素画像群を表示するのに、当該要素画像群を直接表示する直視型のFPDを用いるのではなく、当該要素画像群を、映像投射手段を用いてスクリーンに投射し、投射側の反対側にレンズ板を置いて、このレンズ板とスクリーンとが対向している側の反対側(観察側)から観察することにより、投射した要素画像群(投射型の映像)を複数つなぎあわせて解像度(総画素数)の向上を図った例も報告されている(例えば、非特許文献2参照)。
一般に、IP方式では、要素画像群の中で、ある要素画像に着目した場合、レンズ板を構成するレンズ群の中に対応する1つのレンズ(凸レンズ)が存在する。そして、立体再生像(立体映像)を観察者が観察する際には、当該観察者は、各々のレンズを通して、対応する各々の要素画像の一部を観察する。
このため、IP方式では、要素画像の大きさ、レンズの焦点距離により、立体再生像の観察可能な範囲(視域)が決定される。ちなみに、要素画像は、レンズからおおよそ焦点距離隔てた位置に表示される。ここで、レンズ板の各レンズの位置と要素画像との関係について、図21を参照して説明する。例えば、レンズ板の各レンズの位置と要素画像との関係は、各レンズの光軸と対応する要素画像の中心とが一致するように、且つ、レンズ相互の間隔と要素画像相互の間隔とを同一にするように配置される。
この図21に示した例では、この方法とは異なり、ある特定の観察距離Vにおいて、観察者が立体再生像を観察可能な領域の幅Wが最大になるように、レンズ板の各レンズ間隔に対し、要素画像の間隔を若干大きくするように各要素画像の配置が決定されている(例えば、非特許文献3参照)。
また、図22に示したように、立体再生像を観察可能な領域の幅W以外に、観察者は、ある要素画像に対し、対応するレンズと隣接したレンズとによって成される立体再生像を、隣接視域において観察することができる。なお、逆方向(図22において、下側(観察者から見て左側))に隣接するレンズとした場合には、一方方向(図22において、上側(観察者から見て右側)だけではなく逆方向にも、また、レンズが二次元的に配置される場合には、左右方向だけではなく、上下方向に隣接したレンズを通して立体再生像を観察することができる。
さらに、IP方式では、1つ隣のレンズではなく、2個、3個、・・・、N個隔てた位置にあるレンズを通しても、立体再生像を観察することができ、別の視域を形成する可能性が生じる。このように、IP方式では、予め設計(想定)した視域(正しい視域)の他に、当該視域の周辺に多数の視域が生じる。
そして、従来のIP方式では、予め設計した視域以外に、当該視域の周辺に新たな視域が生じることで、複数の人数で同時に立体再生像を観察することができるというメリットが生じる反面、予め設計した視域以外の周辺の視域では幾何学的な歪みを伴う場合がある。また、2つの視域の境界を跨ぐような位置で、立体再生像を観察した場合、当該立体再生像の奥行きが反転してしまう、いわゆる、逆視が生じてしまうことがあり、正しい立体再生像を再現する観点からすると、正しい視域でのみ観察できることが好ましい。
ところで、従来のIP方式において、立体再生像を表示するのに、投写型のディスプレイを使用することができれば、当該投写型のディスプレイは高性能化に伴って高画質が実現されているので、画面サイズを大きくする、すなわち、表示する立体再生像を大きくしても、高画質を維持することができる。また、投写型のディスプレイを設置する場所に応じて、画面サイズを大きくまたは小さく調整して使用することができる自由度がある。
ちなみに、投写型のディスプレイによって通常の映像を表示する場合、当該映像を表示する投写の仕方には、映像を表示する表示画面となるスクリーンの前面から投射する前面投写型とスクリーンの背面から投射する背面投写型との2種類がある。IP方式では、立体再生像を表示する表示画面に近接するようにレンズ板を配置する必要があるため、使用する投写型のディスプレイは背面投写型に限定される。
この背面投写型のディスプレイでは、映像を表示する表示画面となるスクリーンを、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等の直視型の表示画面と同様に扱えるため、使い勝手がよいが、以下に述べる問題点がある。ここで、背面投写型のディスプレイをIP方式に用いる場合の問題点について、まず、図23を参照して、通常の背面投写型のディスプレイについてふれた上で、説明する。
図23は、通常の背面投写型のディスプレイ(以下、背面投写型映像装置という)の概略を示した図である。この図23に示したように、背面投写型映像装置111は、プロジェクタ113とスクリーン115とから構成されている。
プロジェクタ113は、液晶表示パネル等の電子的な表示デバイスを表示手段113aとこの表示手段で表示した映像を投射する投射レンズ113bとが組み込まれており、投射レンズ113bを通して、映像をスクリーン115上に結像させるものである。
スクリーン115は、拡散特性を有しており、フレネルレンズ115aと2枚の拡散板(拡散板115b、拡散板115c)とを備えている。そして、この背面投写型映像装置111では、プロジェクタ113から投射されてスクリーン115上で結像した映像を、投射された側の反対側の観察位置から観察することができる。
なお、一般的なスクリーンは拡散特性を有しており、この拡散特性として、磨りガラス状の等方性を備えていれば、プロジェクタからの光が広範囲に拡散し、広範囲に亘る視域を確保することができる。しかし、視域が広範囲に亘る反面、当該視域内の光量が不足してしまう問題がある。また、一般的な映像の表示にあたっては、少なくとも水平方向の視域確保が重要となり、水平方向のみに拡散特性を持ったレンチキュラーレンズを一体化させたレンチキュラーレンズスクリーンが採用されている。
そこで、スクリーン115では、視域内の光量を確保するために、等方性の拡散層の役割を果たす拡散板115bと、レンチキュラーレンズのような水平方向のみの視域確保が可能な拡散材の役割を果たす拡散板115cとを用いると共に、フレネルレンズ115aを集光レンズとして用いている。
そして、この背面投写型映像装置111をIP方式に用いることにより、立体再生像を表示することが可能である。しかし、IP方式では、立体再生像を表示するために、スクリーン115上に、要素画像群を高精細に表示する必要がある。このため、背面投写型映像装置111は、通常の映像を表示する際に必要な性能以上に、精細度が高い映像を表示する性能を確保する必要がある。
ただし、前記したように、背面投写型映像装置111において、スクリーン115の拡散材にレンチキュラーレンズを用いた場合、当該レンチキュラーレンズのピッチにより、精細度が制限されてしまい、精細度が高い、つまり、解像度特性が高い映像の表示は望めない。しかし、スクリーンに一体化される、等方性を有した拡散材を用いることは可能であり、非特許文献2では、解像度特性を高めた拡散材を使用した例が報告されている。
特開平10−150675号公報 山田光穂 「インテグラル立体テレビ」、月刊ディスプレイ、vol.7、No.6、p.29−34、2001年6月 電子情報通信学会論文誌 D−II Vol.J87−D−II,No.12,pp.2198−2208 Analysis of resolution limitation of integral photography,J.Opt.Soc.Am.A Vol.15,No.8(1998) pp.2064 Fig10および式(29)
しかしながら、背面投写型映像装置111のような背面投写型のディスプレイをIP方式に用いて、スクリーンに一体的に等方性を有した拡散材を用いた場合でも、解像度特性の低下がさけられず、解像度特性の劣化が少ないスクリーンが望まれていた。すなわち、背面投写型のディスプレイをIP方式に用いる場合、立体再生像の解像度特性の劣化が生じてしまうという問題がある。
また、IP方式において、立体再生像が表示される際の視域の形成に関しても、予め設計した視域でのみ、正しい立体再生像を観察可能とし、予め設計した視域以外の周辺の視域では立体再生像が見えないようにする等、視域に制限をかけることが望まれていた。すなわち、IP方式において、立体再生像を表示する際の視域に制限をかけられないという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、立体再生像の解像度特性の劣化を防止することができ、立体再生像を表示する際の視域に制限をかけることができる立体映像表示装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に立体映像表示装置は、立体映像を表示する立体映像表示装置であって、映像投射手段と、第一レンズ群と、第二レンズ群と、を備え、前記要素画像の像からの光線が前記アフォーカル光学系および前記要素レンズ系に入射され、前記アフォーカル光学系は、前記映像投射手段によって結像した前記要素画像の像の等倍倒立像を形成することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる。また、立体映像表示装置は、要素画像のそれぞれの位置に対応し、この対応した要素画像からの光が入射する要素レンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群と映像投射手段との間に、要素画像のそれぞれの位置に対応したアフォーカル光学系を一平面上に複数配列した第二レンズ群を介在させている。そして、立体映像表示装置は、映像投射手段によって結像された要素画像の像からの光線がアフォーカル光学系および要素レンズ系に入射され、アフォーカル光学系によって、要素画像の像の等倍倒立像を形成する。この等倍倒立像は、入力される像に対し、方向が逆で、同じ大きさの傾きを持つ光線群により形成される。
請求項2に記載の立体映像表示装置は、請求項1に記載の立体映像表示装置において、前記アフォーカル光学系が、光路長の1周期をPとした場合に、P(n+1/2)(nは整数)となる長さを有している屈折率分布レンズによって構成したことを特徴とする。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、屈折率分布レンズによって構成した第二レンズ群を備えている。そして、この屈折率分布レンズの長さが光路長の1周期よりも半周期多くなるように形成していることで、第二レンズ群の基本的な性質がアフォーカル光学系と同じようになる、これによって、第二レンズ群の出射端面から出力される像が等倍倒立像となる。
請求項3に記載の立体映像表示装置は、立体映像を表示する立体映像表示装置であって、映像投射手段と、レンズ群と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる。そして、立体映像表示装置は、要素画像が結像する位置で要素画像のそれぞれの位置に対応した要素レンズ系として、光路長の1周期をPとした場合に、P(n+3/4)(nは整数)となる長さを有している屈折率分布レンズを一平面上に複数配列したレンズ群によって、結像した要素画像の像により、等倍倒立像を形成する。また、レンズ群は、請求項1に記載の第一レンズ群の機能を併せ持つことにより、立体映像を形成する。
請求項4に記載の立体映像表示装置は、立体映像を表示する立体映像表示装置であって、映像投射手段と、レンズ群と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる。そして、立体映像表示装置は、映像投射手段により、要素画像群を投射する際に、要素画像群の各要素画像の像が点光源により照明するように、要素画像のそれぞれの位置に対応し、この要素画像の像の等倍正立像を形成する正立等倍レンズ系を一平面上に複数配列したレンズ群によって、映像投射手段で結像された要素画像の像の等倍正立像を形成する。この等倍正立像は、入射する像を形成する光線群と光軸に対して方向が逆で、同じ大きさの傾きを持つ光線群である。
請求項5に記載の立体映像表示装置は、立体映像を表示する立体映像表示装置であって、映像投射手段と、第一レンズ群と、第二レンズ群と、入射側フィールドレンズと、出射側フィールドレンズと、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体映像表示装置は、映像投射手段によって、立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる。また、立体映像表示装置は、要素画像のそれぞれの位置に対応し、この対応した要素画像からの光が入射する要素レンズ系を一平面上に複数配列した第一レンズ群と映像投射手段との間に、要素画像のそれぞれの位置に対応し、この要素画像の像の等倍正立像を形成する正立等倍レンズ系を一平面上に複数配列した第二レンズ群を介在させている。さらに、立体映像表示装置は、映像投射手段と第二レンズ群との間に、第二レンズ群で配列された正立等倍レンズ系のレンズ間隔よりも狭いレンズ間隔で一平面上に配列された複数のレンズからなり、要素画像の像を第二レンズ群に伝達する入射側フィールドレンズを介在させている。さらにまた、立体映像表示装置は、第二レンズ群と第一レンズ群との間に、第二レンズ群で配列された正立等倍レンズ系のレンズ間隔よりも狭いレンズ間隔で一平面上に配列された複数のレンズからなり、等倍正立像を第一レンズ群に伝達する出射側フィールドレンズを介在させている。これらによって、立体映像表示装置は、映像投射手段で投射された要素画像群を、入射側フィールドレンズで第二レンズ群に伝達し、この第二レンズ群で各要素画像の像の等倍正立像を形成し、この等倍正立像を出射側フィールドレンズで第一レンズ群に伝達し、立体映像を表示する。
請求項1、3に記載の発明によれば、光軸に対してある角度の傾きをもって入射した光線群(要素画像群)に対して、方向が逆で同じ大きさの傾きを持つ光線群を出力し、観察側の観察位置付近に光線群を集束させるので、観察位置から観察した場合、第一レンズ群の全面において立体映像を観察することができる。また、従来のように拡散板や拡散フィルムを用いずに、映像投射手段によって要素画像の像を表示し、中間像として等倍倒立像を形成し、第一レンズ群を構成する要素レンズ系によって立体映像を生成しているので、立体映像(立体再生像)の解像度特性の劣化を防止することができ、立体映像(立体再生像)を表示する際の視域に制限をかけることができる。
請求項2に記載の発明によれば、射出端面から出力される像が等倍倒立像となり、観察側の観察位置付近に光線群を集束させるので、立体映像(立体再生像)の解像度特性の劣化を防止することができ、立体映像(立体再生像)を表示する際の視域に制限をかけることができる。
請求項4、5に記載の発明によれば、光軸に対してある角度の傾きをもって入射した光線群(要素画像群)に対して、方向が同じで同じ大きさの傾きを持つ光線群を出力し、観察側の観察位置付近に光線群を集束させるので、観察位置から観察した場合、第一レンズ群の全面において立体映像を観察することができる。また、従来のように拡散板や拡散フィルムを用いずに、映像投射手段によって要素画像の像を表示し、中間像として等倍正立像を形成し、第一レンズ群を構成する要素レンズ系によって立体映像を生成しているので、立体映像(立体再生像)の解像度特性の劣化を防止することができ、立体映像(立体再生像)を表示する際の視域に制限をかけることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
これより、立体映像表示装置について、5つの実施形態(第一実施形態〜第五実施形態)について説明する。各実施形態の構成を説明し、続いて動作を説明する。
(立体映像表示装置[第一実施形態]の構成)
図1は、立体映像表示装置(第一実施形態)の概略図である。この図1に示すように、立体映像表示装置1は、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、第一レンズ群5と、第二レンズ群7とを備えている。
映像投射手段3は、入力された要素画像群によって構成される二次元映像を投射するものである。この映像投射手段3は、第二レンズ群7が構成する平面(入射端面)上に、要素画像群を投射して結像させるものであり、一般的なプロジェクタ等によって構成されている。
第一レンズ群5は、一平面上に配列された複数の微小な要素レンズから構成されたもので、この要素レンズによって、第二レンズ群7から出射された出力側の像の一部ずつを、観察者が位置する観察位置に提示することで、立体映像を表示するものである。
第二レンズ群7は、アフォーカル光学系の機能を有すると共に、その作用により、拡散特性を有する透過型のスクリーンと同様の役割を果たすものであり、映像投射手段3と第一レンズ群5との間に介在させたものである。この第二レンズ群7は、第一レンズ群5の焦点距離だけ隔てた位置に配置されている。この第二レンズ群7によって結像した要素画像群が、観察者が位置する観察位置付近に集束する。
ここで、立体映像表示装置1から、第二レンズ群7を除いた場合を想定してみる。この第二レンズ群7の果たす役割が透過型スクリーンであり、この透過型スクリーンが立体映像表示装置1から除かれると、観察者は、第一レンズ群5の領域内において、当該観察者と映像投射手段3の射出瞳を結ぶ直線上にある領域周辺の一部の立体映像しか観察することができない。つまり、立体映像表示装置1において、第二レンズ群7が、要素画像群からの光線を観測位置に集束することは、立体映像を表示する上で必須の構成といえる。ちなみに、射出瞳とは、投射レンズによって作られる像空間(観察者側空間)から見た絞りの像(虚像)のことを指す。
この第二レンズ群7の詳細を、図2を参照して説明する(適宜、図1参照)。図2(a)に示すように、第二レンズ群7は、凸レンズ7aおよび凸レンズ7bで構成した複数のアフォーカルレンズ(アフォーカル系)によって構成されている。このアフォーカル系は、2つの凸レンズ7aおよび凸レンズ7bのそれぞれの焦点距離の合計だけ隔てて、当該凸レンズ7aおよび凸レンズ7bを配置したものである。このアフォーカル系では、前側の焦点位置に要素画像の実像が結像すると、後側の焦点位置にその倒立像が表れる。これらの凸レンズが、同一の焦点距離を有し、横倍率は等しく構成されている場合には、第二レンズ群7の前後に形成される像の大きさは等倍(等倍倒立像)となる。なお、この図2(a)において、fが凸レンズ7aの焦点距離および凸レンズ7bの焦点距離を示している。
また、第二レンズ群7により生じる要素画像群の実像は、一平面上に位置するため、この平面に位置する要素画像群の実像を、直視型の表示面に表示された要素画像群と同様に取り扱うことができ、第一レンズ群5を観察側に配置することで、立体映像を生成することができる。
図2(b)は、映像投射手段3のほぼ中央から発せられた光線が、第二レンズ群7および第一レンズ群5を通過する状態を示した図である。図2(b)に示したように、これら第二レンズ群7および第一レンズ群5の各レンズの径に比べると、第二レンズ群7から映像投射手段3までの距離は十分に大きいので、光線の束である光線群の光軸に対する傾きは、比較的に小さいと見なせる。
要素画像群は、第二レンズ群7の入力側において、映像投射手段3から投影(投射)されたものであり、当該投影という指向性のある光線の束である光線群から成り立っている。そして、第二レンズ群7は、入射した光線群に対して、同じ大きさの傾きで逆方向に当該光線群を出射するので、当該第二レンズ群7の出力側において、当該光線群は主に観察領域に集束する。
図2(c)は、アフォーカル系(凸レンズ7aおよび凸レンズ7bからなるアフォーカルレンズ)に遮光壁を設けた状態を示した図である。この図2(c)に示すように、アフォーカル系の周囲を、円筒状の遮光壁9によって遮光し、隣接するアフォーカル系への光線の漏れを防いでいる。こうすることで、立体映像の視域は、正しい視域のみとなり、予め設計した視域以外の周辺領域において、不要な視域が生じることがない。
これまで図2を参照して説明した第二レンズ群7を、図1に盛り込んだ図を、図3(頂いた資料の図2)に示す。なお、この図3において、映像投射手段3の開口(光線の投射口)となる投射レンズ11を示している。
この図3に示したように、立体映像表示装置1は、第二レンズ群7の特性によって、簡単な矢印で示した入力側の像ZINPUTが、方向が逆で同じ大きさの傾きになった出力側の像(等倍倒立像)ZOUTPUTに結像される。
この第二レンズ群7の特性は、この図3に点線で示した光軸に対して、ある角度の傾きをもって入射した光線群に対して、方向が逆で同じ大きさの傾きを持つ光線群を出力するものである。また、立体映像表示装置1は、第一レンズ群5によって、第二レンズ群7で結像された要素画像の等倍倒立像の一部分ずつを観察者に提示することで、当該観察者は立体映像を観察することができる。すなわち、観察者が観察位置から立体映像表示装置1を見た場合、第一レンズ群5の全面、すなわち、画面全体において立体映像を観察することができる。
また、この立体映像表示装置1では、従来の拡散板や拡散フィルムを用いず、直接、映像投射手段3および第二レンズ群7によって要素画像群の実像を表示し、これと第一レンズ群5によって、IP原理に基づく立体映像を生成しているので、解像度の低下が無い。
なお、この立体映像表示装置1では、要素画像群が第一レンズ群5の焦点距離分離れた前方位置に結像されると共に、第二レンズ群7により結像された要素画像の光軸上の一点と観察位置とを結ぶ線上に、第一レンズ群5の要素レンズの中心が位置するように配置されている。
この立体映像表示装置1によれば、第二レンズ群7によって、入力側の像に対して出力側の像が倒立した上下左右の反転した像(等倍倒立像)となるので、従来のIP方式の装置で取得された要素画像群をそのまま使用することができる。すなわち、立体映像表示装置1では、立体映像の奥行きが逆転する逆奥行き像になるのを防ぐために、画像処理または撮影装置に特殊な光学系を用いる必要がなく、入力された要素画像群を、この要素画像群の再生像である立体映像として表示することができる。
つまり、立体映像表示装置1によれば、映像投射手段3により発せられた光線群は、第二レンズ群7によって、光軸に対してある角度の傾きをもって入射した光線群に対して、方向が逆で大きさが同じ角度の光線群を出力し、観察側の観察位置付近に光線群を集束させるので、従来のように拡散板や拡散フィルムを用いることなく、立体映像を表示することができる。また、要素画像が結像する観点から述べると、第二レンズ群7の前方fの距離に結像された要素画像群の等倍倒立像が、第二レンズ群7の後方fの距離に形成され、この像と第一レンズ群5とによって観察位置から立体映像を観察することができる。これにより、立体映像(立体再生像)の解像度特性の劣化を防止することができ、立体映像(立体再生像)を表示する際の視域に制限をかけることができる。
なお、この立体映像表示装置1(第一実施形態)では、縦横を含めた全方向に視差を生じするように、第一レンズ群5および第二レンズ群7の各レンズを二次元状に配置した構成を想定している。しかし、立体映像を利用する利用分野によっては、水平方向のみ視差を実現すればよい場合がある。この場合、垂直方向に短冊状の要素画像を配列して構成される要素画像群を配置し、第一レンズ群5および第二レンズ群7の各レンズを、水平方向のみに屈折作用のあるレンチキュラーレンズを用いるものとする。この場合さらに、図3に示した入力側の像ZINPUTの位置に、垂直方向のみの拡散特性を有する拡散シートまたはピッチが十分に細かい水平方向の配列を持ったレンチキュラーレンズシートを用いる。
(立体映像表示装置[第一実施形態]の動作)
次に、図4に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、立体映像表示装置1は、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、第二レンズ群7に投射する(ステップS1)。そうすると、立体映像表示装置1は、第二レンズ群7により、入力側の像である要素画像群から出力側の像である等倍倒立像を出力する(ステップS2)。
そして、立体映像表示装置1は、第一レンズ群5によって、第二レンズ群7で出力された等倍倒立像の一部ずつを、観察者が位置する観察位置に提示することで、立体映像を表示する(ステップS3)。
(立体映像表示装置[第二実施形態]の構成)
次に、図5を参照して、立体映像表示装置(第二実施形態)の構成を説明する。図5は、立体映像表示装置(第二実施形態)の概略図である。この図5に示すように、立体映像表示装置1Aは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、第一レンズ群5と、第二レンズ群13とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第二レンズ群13は、複数の屈折率分布レンズ13aによって構成したものである。この第二レンズ群13は、投射された要素画像群を構成する要素画像の像を、屈折率分布レンズ13aの入射端面に形成し、この屈折率分布レンズ13aの出射端面に等倍倒立像を形成するものである。
そして、この第二レンズ群13の出射端面と第一レンズ群5とは、当該第一レンズ群5の焦点距離だけ隔てられている。なお、要素画像群は、第一レンズ群5の焦点距離分離れた前方位置に結像されると共に、第二レンズ群13の出力端面における光軸上の点と観察位置とを結ぶ線上に、第一レンズ群5の要素レンズの中心が位置するように当該第一レンズ群5が配置されている。
ここで、屈折率分布レンズ13aの詳細について、図6を参照して説明する(適宜、図5参照)。
図6に示したように、屈折率分布レンズ13aは、光路の繰り返し周期Pに対して、P/2またはP(n+1/2)(nは任意の整数)の長さを備えている。この屈折率分布レンズ13aの基本的な性質は、アフォーカルレンズと同様になる。また、この屈折率分布レンズ13aは、隣接する屈折率分布レンズ13aへの光線の漏れが無いといった特徴を備えている。この特徴により、屈折率分布レンズ13aの入射端面に形成された入力側の要素画像は、劣化することなく、屈折率分布レンズ13aの出射端面に、出力側の要素画像として形成されることになる。
そして、この屈折率分布レンズ13aでは、入射端面に形成される要素画像を、反転させ、出射端面に形成される要素画像として、等倍倒立像が得られる。このため、この屈折率分布レンズ13aに入力される要素画像からなる要素画像群は、従来のIP方式の装置で取得された要素画像群をそのまま使用することができる。すなわち、立体映像表示装置1Aでは、立体映像の奥行きが逆転する逆奥行き像になるのを防ぐために、画像処理または撮影装置に特殊な光学系を用いる必要がなく、入力された要素画像群を、この要素画像群の再生像である立体映像として表示することができる。
(立体映像表示装置[第二実施形態]の動作)
次に、図7に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Aの動作を説明する(適宜、図5参照)。
まず、立体映像表示装置1Aは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、第二レンズ群13に投射する(ステップS11)。そうすると、立体映像表示装置1Aは、第二レンズ群13により、入力側の像である要素画像群を、出力側の像である等倍倒立像にして出力する(ステップS12)。
そして、立体映像表示装置1Aは、第一レンズ群5によって、第二レンズ群13で出力された等倍倒立像の一部ずつを、観察者が位置する観察位置に提示することで、立体映像を表示する(ステップS13)。
(立体映像表示装置[第三実施形態]の構成)
次に、図8を参照して、立体映像表示装置(第三実施形態)の構成を説明する。図8は、立体映像表示装置(第三実施形態)の概略図である。この図8に示すように、立体映像表示装置1Bは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段15と、レンズ群17とを備えている。図5に示した立体映像表示装置1Aと同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
この立体映像表示装置1Bでは、立体映像表示装置1および立体映像表示装置1Aとは異なり、2つのレンズ群を用いることなく1つのレンズ群(レンズ群17)によって、立体映像を表示する構成をとっている。
映像投射手段15は、要素画像群を投射するものであり、投射レンズ11の射出瞳を制限する絞り19を備えている。絞り19は、投射レンズ11内若しくは密接して前方(投射側)に設けられたもので、光束(光線の束)の太さを規定しており、投射レンズ11の大きさに従って予め規定された大きさを備えている。
この絞り19は、レンズ群17によって形成される縮小像(詳細は後記する)が、同様にレンズ群17によって形成される出力画像(詳細は後記する)に比べ充分に小さい点光源として作用するように開口を制限するものである。
レンズ群17は、要素画像群を構成する要素画像の各々に対応するように微小レンズの組が配列されたものである。このレンズ群17の詳細を図9に示す。この図9に示すように、レンズ群17は、微小レンズの組として、複数(ここでは、3枚)の凸レンズ(17a,17a,17a)が等間隔に配置された複数の光学系17aによって構成されたものである。この光学系17aは、物体領域である図8における映像投射手段15側において、ある特定の距離にある被写体の等倍正立像を出力側(出射端面側)に形成する。なお、このレンズ群17の詳細については、特開昭49−8893に開示されている。
また、ここでは光学系17aを、図9に示した3枚の凸レンズ(17a,17a,17a)によって構成しているが、これに限定されず、例えば、肉厚のレンズ2枚によって構成することも可能である。この肉厚のレンズ2枚で構成する場合の詳細については、特開昭55−90908に開示されている。
光学系17aを構成する凸レンズ(17a,17a,17a)では、入力画像ZINPUT2の形成位置と凸レンズ17aとが、また、出力画像ZOUTPUT2の形成位置と凸レンズ17aとが共役の位置になるように配置されている。
また、光学系17aを構成する凸レンズ(17a,17a,17a)では、凸レンズ17aについて、凸レンズ17aおよび凸レンズ17aが共役の位置になるように配置されている。これによって、入力画像ZINPUT2の等倍正立像が出力画像ZOUTPUT2に得られる。
なお、この図9に示した光学系17aでは、入力画像ZINPUT2に対応する凸レンズ17aに形成される像は、当該入力画像ZINPUT2よりも小さくなるように設定されている。また、図9において、縮小像ZOUTPUT3は、映像投射手段15の射出瞳が光学系17aにより縮小されたものを示している。
ここで、観察位置から見た出力画像ZOUTPUT2と縮小像ZOUTPUT3との関係および効果を、以下に述べる。
出力画像ZOUTPUT2は実像であるが、この実像の像形成に関わる光線のうち、観察位置に達したものだけが観察者から見えることになる。一方、縮小像ZOUTPUT3は映像投射手段15の射出瞳の像であるから、この射出瞳の像がもし充分に小さく、点像と想定できるとすると、出力画像ZOUTPUT2を背面から照明する点光源とみなすことができる。このため、観察位置からは、出力画像ZOUTPUT2の観察位置と縮小像ZOUTPUT3とを結んだ直線上に位置する微小部分のみ観察される。すなわち、観察位置に応じて要素画像内のどの部位が見えるか変化する。この作用は、通常のIPの構成において(図20参照)、レンズと要素画像とにより達成される作用であり、従って図9に示した構成によってもIPの原理に基づく立体映像が再生される。
なお、縮小像ZOUTPUT3が点光源とみなせないほど大きい場合は、観察位置から見える要素画像内の微小領域が広がり、再生像の解像度が劣化する。このため、映像投射手段15に絞り19を設け、縮小像ZOUTPUT3の大きさを必要な大きさに調整する必要がある。
そして、映像投射手段15の投射レンズ11の射出瞳位置から光学系17aの凸レンズ17aの入射端面までの距離をDとし、入力画像ZINPUT2が結像する位置から光学系17aの凸レンズ17aまでの距離および光学系17aの凸レンズ17aからZOUTPUT2が結像する位置までの距離をaとすると、D>>aのとき、b=a/2となる。bの値は、要素画像と凸レンズで構成される通常のIPにおける凸レンズの焦点距離に相当する値である。
さらに、図9に示した光学系17aの凸レンズ(17a,17a,17a)を同一鏡面筒に収納し、隣接する別の光学系17aに不要な光線が漏れることを防止することができる。
図8に示した立体映像表示装置1Bによれば、レンズ群17の入射側において各レンズ位置に応じて、当該レンズ群17に入射される光線(入射光線)が光軸から傾いた角度を持つ斜めの入射となる。そして、レンズ群17の出射側においては、レンズ群17の中心を貫く光軸に対して同じ角度の大きさで方向が逆の傾きを持つ光線が射出される。また、映像投射手段15の投射レンズ11から凸レンズ17aまでの距離と、この凸レンズ17aから観察位置までの距離とが同一となる。
また、立体映像表示装置1Bによれば、入力画像ZINPUT2に対応する凸レンズ17aに形成される像が当該入力画像ZINPUT2よりも小さくなるように設定されているので、凸レンズ17a2内の像が欠けることなく、さらに、入射光線の光軸からの傾きが大きくなり、投射レンズ11の中心と観察位置とを結ぶ光軸(系全体の光軸)から離れた位置においても光線が制限されることがない。
さらに、立体映像表示装置1Bによれば、前記したように、射出瞳が縮小された縮小像ZOUTPUT3が形成されているので、観察位置において、出力画像ZOUTPUT2の全体が観察されることなく、当該観察位置に応じてZOUTPUT2の一部のみが観察される。このように、観察位置に応じてZOUTPUT2の一部のみが観察されることは、表示面の背面に点光源を備えた従来のIP方式の原理と同じ作用を与えている。これによって、立体映像表示装置1Bでは、立体映像の奥行きが逆転することを防止する処理が不要となり、従来のIP方式の装置で取得された要素画像群をそのまま使用することができる。また、立体映像表示装置1Bでは、立体映像表示装置1および立体映像表示装置1Aのように間隔の異なる複数のレンズ群を用いることなく、立体映像を表示することができる。
なお、この立体映像表示装置1B(第三実施形態)では、縦横を含めた全方向に視差を生じするように、レンズ群17の各レンズを二次元状に配置した構成を想定している。しかし、立体映像を利用する利用分野によっては、水平方向のみ視差を実現すればよい場合がある。この場合、この場合、垂直方向に短冊状の要素画像を配列して構成される要素画像群を配置し、レンズ群17の各レンズを、水平方向のみに屈折作用のあるレンチキュラーレンズを用いるものとする。この場合さらに、図9に示した入力画像ZINPUT2の位置に、垂直方向のみの拡散特性を有する拡散シートまたはピッチが十分に細かい水平方向の配列を持ったレンチキュラーレンズシートを用いる。
(立体映像表示装置[第三実施形態]の動作)
次に、図10に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Bの動作を説明する(適宜、図8参照)。
まず、立体映像表示装置1Bは、映像投射手段15によって、入力された要素画像群を、レンズ群17に投射する(ステップS21)。この場合に、要素画像の等倍正立像は、映像投射手段15の絞り19によって形成される射出瞳が縮小された像により背面より照明され、立体映像を生成する。そして、立体映像表示装置1Bは、レンズ群17により、入力側の像である要素画像群から出力側の像である等倍正立像を出力する(ステップS22)。
(立体映像表示装置[第四実施形態]の構成)
次に、図11を参照して、立体映像表示装置(第四実施形態)の構成を説明する。図11は、立体映像表示装置(第四実施形態)の概略図である。この図11に示すように、立体映像表示装置1Cは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、第一レンズ群5と、レンズ群17と、フィールドレンズペア19とを備えている。図1および図8に示した立体映像表示装置1および立体映像表示装置1Bと同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
フィールドレンズペア19は、レンズ群17の光学系17aの入射側に設けられた入射側フィールドレンズ19aと、出射側に設けられた出射側フィールドレンズ19bとが一対になったもので、入射された要素画像群を、当該要素画像群の光量を保ったまま、第一レンズ群5に伝達するものである。このフィールドレンズペア19の詳細を図12に示す。
この図12に示すように、フィールドレンズペア19は、レンズ群17の光学系17aの入射側および出射側に配置されている。このフィールドレンズペア19では、入射側フィールドレンズ19a内において、映像投射手段3から投射された要素画像が形成される。
そして、映像投射手段3(図11参照)からの射出瞳の像は、レンズ群17の光学系17aの凸レンズ17aに形成され、この場合に、入射側フィールドレンズ19aは、当該凸レンズ17aに入射光線を効率よく集光する。そして、この入射光線によって入射側フィールドレンズ19aに形成される入射像は、レンズ群17を通過して、出射され、この出射された出射像は、等倍正立像として、出射側フィールドレンズ19bに形成される。
なお、この図12では図示を省略しているが、レンズ群17の光学系17aの凸レンズ(17a,17a,17a)は同一鏡面筒に収納されており、隣接する別の光学系17aに不要な光線が漏れることが防止されている。
この立体映像表示装置1Cでは、フィールドレンズペア19の入射側フィールドレンズ19aと隣接する入射側フィールドレンズ19aとの間隔が、映像投射手段3の投射レンズ11とレンズ群17の光学系17aの凸レンズ17aとの中心間を結んだ直線上に入射側フィールドレンズ19aの中心が位置する条件と、レンズ群17の設計要素として定まる像距離(入射側フィールドレンズ19aから凸レンズ17aまでの距離)とに応じて決定される。このため、入射側フィールドレンズ19aと隣接する入射側フィールドレンズ19aとの間隔が、光学系17aと隣接する光学系17aの間隔よりも小さくなる。
同様に、この立体映像表示装置1Cでは、フィールドレンズペア19の出射側フィールドレンズ19bと隣接する出射側フィールドレンズ19bとの間隔が、光学系17aと隣接する光学系17aの間隔よりも小さくなり、入射側フィールドレンズ19aと同じ間隔であるとする。
さらに、図11からわかるように、立体映像表示装置1Cでは、第一レンズ群5の各レンズの間隔を、フィールドレンズペア19の出射側フィールドレンズ19bと隣接する出射側フィールドレンズ19bとの間隔よりも、さらに小さく、視域の中心(観察位置)と凸レンズ17aの中心とを直線で結んだ線上に、第一レンズ群5のレンズの中心が位置する条件と、第一レンズ群5の焦点距離と、により決定される間隔に設計する必要がある。
この立体映像表示装置1Cによれば、フィールドレンズペア19およびレンズ群17によって、映像投射手段3で投射された要素画像群がそのまま等倍正立像として第一レンズ群5に入射する。このため、立体映像表示装置1Cに入力される要素画像群には、従来のIP方式の装置で取得された要素画像群に点対称の回転処理を施す変換処理を行うか、特殊な光学系を用いて撮像する必要がある。
また、この立体映像表示装置1Cによれば、フィールドレンズペア19を用いることで、レンズ群17の入力側において、ケラレ(暗い部分)が発生せず、第一レンズ群5の出射端面から、光量が均質な要素画像(要素画像群)が得られる。これにより、視域内で観察位置を変えても、均一な明るさの像を観察することができる。
(立体映像表示装置[第四実施形態]の動作)
次に、図13に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Cの動作を説明する(適宜、図11参照)。
まず、立体映像表示装置1Cは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、入射側フィールドレンズ19aに投射する(ステップS31)。そうすると、立体映像表示装置1Cは、入射側フィールドレンズ19aにより、光量を一定に保ったまま、入力側の像である要素画像群をレンズ群17に伝達する(ステップS32)。そして、立体映像表示装置1Cは、レンズ群17によって、要素画像群から等倍正立像を出力する(ステップS33)。
そして、立体映像表示装置1Cは、出射側フィールドレンズ19bにより、光量一定に保ったまま、等倍正立像を第一レンズ群5に伝達し(ステップS34)、第一レンズ群5によって、伝達された等倍正立像の一部ずつを、観察者が位置する観察位置に提示することで、立体映像を表示する(ステップS35)。
(立体映像表示装置[第五実施形態]の構成)
次に、図14を参照して、立体映像表示装置(第五実施形態)の構成を説明する。図14は、立体映像表示装置(第五実施形態)の概略図である。この図14に示すように、立体映像表示装置1Dは、IP原理に基づいて、入力された(または生成された)要素画像群により立体映像を表示するものであって、映像投射手段3と、レンズアレイ21とを備えている。図1に示した立体映像表示装置1と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
レンズアレイ21は、屈折率分布レンズから構成されているものであり、映像投射手段3で投射された要素画像群から等倍倒立像を内部に形成すると共に、この等倍倒立像の一部ずつを観察者が位置する観察位置に提示することで、所定の視域に立体映像を表示するものである。
この屈折率分布レンズの詳細を、図15に示す。この図15(a)に示すように、屈折率分布レンズ21aは、光路の繰り返し周期Pに対して、3P/4またはP(n+3/4)(nは任意の整数)の長さを備えている。この図15(a)は、屈折率分布レンズ21aに平行光を入射した場合を示している。また、図15(b)は、屈折率分布レンズ21aの入射端面に像を結像した場合の光路を示した図である。
この屈折率分布レンズ21aを用いた場合、レンズアレイ21の各レンズの光軸の中心にある所定の角度範囲に、映像投射手段3から光線が出射されることになる。
この立体映像表示装置1Dによれば、立体映像表示装置1とは異なり、映像投射手段3から出射された光線が所定の視域に集束するような光路とし、視域を最大に設定することはできないが、図16に示したように、設計した観察位置に一定の大きさの視域を形成することができる。
(立体映像表示装置[第五実施形態]の動作)
次に、図17に示すフローチャートを参照して、立体映像表示装置1Dの動作を説明する(適宜、図14参照)。
まず、立体映像表示装置1Dは、映像投射手段3によって、入力された要素画像群を、レンズアレイ21に投射する(ステップS41)。そうすると、立体映像表示装置1Dは、レンズアレイ21により、入力側の像である要素画像群から等倍倒立像を内部に形成し、この等倍倒立像の一部ずつを観察者が位置する観察位置に提示することで、所定の範囲に立体映像を表示する(ステップS42)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、立体映像表示装置1から立体映像表示装置1Dの装置として説明したが、これらの装置1から1Dによる立体映像を表示する立体映像表示方法と捉えることが可能である。
本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第一実施形態)の概略図である。 第二レンズ群(第一実施形態)の詳細を示した図である。 図1に示した立体映像表示装置(第一実施形態)に図2に示した第二レンズ群の詳細を盛り込んで示した図である。 図1に示した立体映像表示装置(第一実施形態)の動作について示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第二実施形態)の概略図である。 第二レンズ群(第二実施形態)の詳細を示した図である。 図5に示した立体映像表示装置(第二実施形態)の動作について示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第三実施形態)の概略図である。 レンズ群の詳細を示した図である。 図8に示した立体映像表示装置(第三実施形態)の動作について示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第四実施形態)の概略図である。 フィールドレンズペア、レンズ群および第一レンズ群の詳細を示した図である。 図11に示した立体映像表示装置(第四実施形態)の動作について示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る立体映像表示装置(第五実施形態)の概略図である。 レンズアレイの屈折率分布レンズの詳細を示した図である。 図14に示した立体映像表示装置(第五実施形態)の視域について示した図である。 図14に示した立体映像表示装置(第五実施形態)の動作について示したフローチャートである。 従来のIP装置の概略図である。 従来のIP装置の概略図である。 従来のIP装置の概略図である。 従来のIP装置による視域について示した図である。 従来のIP装置による視域について示した図である。 従来の背面投写型のディスプレイの概略を示した図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D 立体映像表示装置
3、15 映像投射手段
5 第一レンズ群
7、13 第二レンズ群
9 遮光壁
11 投射レンズ
13a 屈折率分布レンズ
17 レンズ群
17a 光学系
17a、17a、17a 凸レンズ
19 フィールドレンズペア
19a 入射側フィールドレンズ
19b 出射側フィールドレンズ
21 レンズアレイ

Claims (5)

  1. 立体映像を表示する立体映像表示装置であって、
    前記立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる映像投射手段と、
    前記要素画像のそれぞれの位置に対応し、この対応した要素画像からの光が入射する要素レンズ系を、一平面上に複数配列した第一レンズ群と、
    前記映像投射手段と前記第一レンズ群との間に介在させ、前記要素画像のそれぞれの位置に対応したアフォーカル光学系を一平面上に複数配列した第二レンズ群と、を備え、
    前記映像投射手段によって結像された要素画像の像からの光線が前記アフォーカル光学系および前記要素レンズ系に入射され、
    前記アフォーカル光学系は、前記要素画像の像の等倍倒立像を形成することを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 前記アフォーカル光学系が、光路長の1周期をPとした場合に、P(n+1/2)(nは整数)となる長さを有している屈折率分布レンズによって構成したことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
  3. 立体映像を表示する立体映像表示装置であって、
    前記立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる映像投射手段と、
    前記要素画像が結像する位置で前記要素画像のそれぞれの位置に対応し、光路長の1周期をPとした場合に、P(n+3/4)(nは整数)となる長さを有している屈折率分布レンズを一平面上に複数配列したレンズ群と、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  4. 立体映像を表示する立体映像表示装置であって、
    前記立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる映像投射手段と、
    前記要素画像が結像する位置で前記要素画像のそれぞれの位置に対応し、この要素画像の像の等倍正立像を形成する正立等倍レンズ系を一平面上に複数配列したレンズ群と、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  5. 立体映像を表示する立体映像表示装置であって、
    前記立体映像を構成するための複数の要素画像からなる要素画像群を投射し一平面上に結像させる映像投射手段と、
    前記要素画像のそれぞれの位置に対応し、この対応した要素画像からの光が入射する要素レンズ系を、一平面上に複数配列した第一レンズ群と、
    前記映像投射手段と前記第一レンズ群との間に介在させ、前記要素画像のそれぞれの位置に対応し、この要素画像の像の等倍正立像を形成する複数の正立等倍レンズ系を一平面上に配列した第二レンズ群と、
    前記映像投射手段と前記第二レンズ群との間に介在させ、前記第二レンズ群で配列された前記正立等倍レンズ系のレンズ間隔よりも狭いレンズ間隔で一平面上に配列された複数のレンズからなり、前記要素画像の像を前記第二レンズ群に伝達する入射側フィールドレンズと、
    前記第二レンズ群と前記第一レンズ群との間に介在させ、前記第二レンズ群で配列された前記正立等倍レンズ系のレンズ間隔よりも狭いレンズ間隔で一平面上に配列された複数のレンズからなり、前記等倍正立像を前記第一レンズ群に伝達する出射側フィールドレンズと、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
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