JP2007232194A - ギアユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の歯車2と第2の歯車3をスプリングを介して互いに同軸に回転自在に結合したギアユニットにおいて、スプリングの異常装着を防止する。
【解決手段】ギアユニット1は、第1の歯車2と、第1の歯車2に同軸に回転自在に装着される第2の歯車3と、第1の歯車2と第2の歯車3との間に円周方向の力を作用させるためのスプリング4とを備える。第1の歯車2には、円周方向に沿う円弧状の溝21が形成されており、第2の歯車3には、第1の歯車2の溝21内に突出する突片34が形成されている。スプリング4は、第1の歯車2の溝21内に挿入され、溝21の立壁面21dと第2の歯車3の突片34との間に圧縮状態で保持される。溝21の底面21aは、立壁面21d側が浅くなるようにした傾斜面21fが形成されている。スプリング4は、傾斜面21fに案内されて、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正される。
【選択図】図4
【解決手段】ギアユニット1は、第1の歯車2と、第1の歯車2に同軸に回転自在に装着される第2の歯車3と、第1の歯車2と第2の歯車3との間に円周方向の力を作用させるためのスプリング4とを備える。第1の歯車2には、円周方向に沿う円弧状の溝21が形成されており、第2の歯車3には、第1の歯車2の溝21内に突出する突片34が形成されている。スプリング4は、第1の歯車2の溝21内に挿入され、溝21の立壁面21dと第2の歯車3の突片34との間に圧縮状態で保持される。溝21の底面21aは、立壁面21d側が浅くなるようにした傾斜面21fが形成されている。スプリング4は、傾斜面21fに案内されて、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正される。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えばプリンタの給紙装置などに用いられるギアユニットに関するものである。
従来から、用紙に画像を記録するプリンタは、給紙トレイに装填されている用紙を画像記録部に給送して、その用紙に画像を記録するようになっている。給紙トレイから画像記録部への用紙の給送は給紙ローラにより行われ、給紙ローラを所定のタイミングで回転、停止させることにより、用紙を1枚ずつ給送するようになっている。給紙ローラの回転、停止の制御は、いわゆるクラッチギアと呼ばれるギアユニットを用いて、定常的に回転駆動されるモータの駆動力を所定のタイミングで給紙ローラに伝達、伝達解除することにより行うようになっている。このようなギアユニットは、図5に示す構成のものが知られている。
図5に示すギアユニット60は、第1の歯車61と第2の歯車62が同軸に回転自在に結合されると共に、これら第1の歯車61と第2の歯車62との間にスプリング63が設けられる構成になっている。第1の歯車61には、第2の歯車62に対向する面側が開口して円周方向に沿う円弧状の溝64が形成されており、第2の歯車62には、溝64内に突出される突片65が形成されている。突片65は、第2の歯車62が第1の歯車61に対して回転したときに溝64内を移動するようになっている。スプリング63は、溝64内に挿入され、一端が溝64の立壁面66に当接されると共に他端が突片65に当接されて、溝64の立壁面66と突片65との間に圧縮状態で保持されるようになっている。溝64の底面67は平坦に形成されており、溝64の立壁面66は溝64の底面67から直角に起立している。
このような構成のギアユニット60は、以下のようにして組立てられる。まず、スプリング63の一端を第2の歯車62の突片65の先端に設けられた突起68に嵌め込み、スプリング63の他端を第1の歯車61の溝64に挿入して溝64の立壁面66に押し当てる。このとき、第1の歯車61と第2の歯車62が分離しているため、スプリング63の他端は、溝64の底面67にも押し当てられ、また、スプリング63の全体は、第1の歯車61と第2の歯車62との距離や傾き具合に応じて変形した状態となる。続いて、突片65を溝64の立壁面66に向けて押すようにしてスプリング63を圧縮させつつ、突片65をスプリング63と一緒に溝64内に挿入し、そして、第1の歯車61の軸孔69に第2の歯車62の軸部70を嵌め込むと共に第1の歯車61のフック部71を第2の歯車62のフック孔72に挿通、係止する。
このようなギアユニット60の組立作業において、スプリング63は、図6(a)に示すように、スプリング63の軸心が円周方向に沿った適正な姿勢で溝64内に挿入されなければならない。しかしながら、図6(b)に示すように、スプリング63が途中で屈曲した異常な姿勢で溝64内に挿入されることがある。従来においては、このようにスプリング63が異常な姿勢で装着された場合には、ギアユニット60を分解して、再度、組立て直しを行っている。
また、2つの歯車を互いに同軸に回転自在に結合したギアユニットにおいて、歯車に形成した溝内にスプリングを装着し、そのスプリングの力により2つの歯車間に生じる遊びをなくすようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。また、遊星歯車装着用のスプリングを遊星アームに取付ける治具において、円錐状のテーパピンにより遊星アームのスプリング挿入部の切り込みの間隔を押し広げて、遊星歯車装着用のスプリングを遊星アームのスプリング挿入部に容易に挿入できるようにしたものが知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平4−345184号公報
特開平5−104450号公報
ところが、上述した従来のギアユニット60においては、スプリング63が異常な姿勢で装着された場合にギアユニット60を組立て直しているため、ギアユニット60の組立て稼働率が悪く、コストアップになっていた。このことは、スプリング63が異常な姿勢で装着されることが多くなると、一層顕著となる。なお、上述した特許文献1及び特許文献2には、スプリングが途中で屈曲した異常な姿勢で装着されることを改善する構成について何等開示されておらず、従って、これら特許文献1及び特許文献2に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、組立て作業時にスプリングの異常装着を防止することができるギアユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、円周方向に沿って円弧状の溝が形成された第1の歯車と、第1の歯車に同軸に回転自在に装着される第2の歯車と、第1の歯車と第2の歯車との間に円周方向の力を作用させるためのスプリングとを備え、第2の歯車には、溝内に突出し、該歯車が第1の歯車に対して回転したときに溝内を移動する突片が形成され、第1の歯車に形成された溝は、第2の歯車対向面側が開口し、この開口と反対側の底面と、円周方向に沿う内外の周側面と、円周方向一端側にあって径方向に延びる立壁面とにより形成され、スプリングは、溝の内外周側面及び底面に沿って溝内に挿入され、一端が溝の立壁面に当接されると共に他端が第2の歯車の突片に当接されて、溝の立壁面と突片との間に圧縮状態で保持されるギアユニットにおいて、溝の底面は、溝の立壁面に近づくにつれて溝が浅くなるように傾斜し、漸次傾斜角度が大きくなる傾斜面に形成されており、スプリングが溝内に挿入されたとき、スプリングが溝の底面の傾斜面に案内されることにより、スプリングは、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正されるものである。
請求項2の発明は、円周方向に沿って円弧状の溝が形成された第1の歯車と、第1の歯車に同軸に回転自在に装着される第2の歯車と、第1の歯車と第2の歯車との間に円周方向の力を作用させるためのスプリングとを備え、第2の歯車には、溝内に突出し、該歯車が第1の歯車に対して回転したときに溝内を移動する突片が形成され、第1の歯車に形成された溝は、第2の歯車対向面側が開口し、この開口と反対側の底面と、円周方向に沿う内外の周側面と、円周方向一端側にあって径方向に延びる立壁面とにより形成され、スプリングは、溝の内外周側面及び底面に沿って溝内に挿入され、一端が溝の立壁面に当接されると共に他端が第2の歯車の突片に当接されて、溝の立壁面と突片との間に圧縮状態で保持されるギアユニットにおいて、溝の底面は、溝の立壁面側が浅くなるようにした傾斜面を有し、スプリングが溝内に挿入されたとき、スプリングが溝の底面の傾斜面に案内されることにより、スプリングは、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正されるものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の平面発光装置において、傾斜面は、溝の立壁面に近づくにつれて溝が浅くなるように傾斜しているものである。
請求項1の発明によれば、溝の立壁面に近づくにつれて溝が浅くなるようにした傾斜面が溝の底面に形成されているため、スプリングを溝内に挿入するとき、スプリングは、溝の底面の傾斜面に案内されて、円周方向に沿った適正な姿勢に矯正される。従って、ギアユニットの組立て作業時に、スプリングが途中で屈曲した異常な姿勢で溝内に挿入されることを防止でき、これにより、スプリングが適正な姿勢で溝内に挿入された状態にギアユニットを組立てることができ、ラインの組立て稼働率が向上し、コストダウンになる。しかも、溝の底面の傾斜面は、溝の立壁面に近づくにつれて漸次傾斜角度が大きくなっているため、スプリングの姿勢が矯正され易く、より確実に、スプリングが適正な姿勢で溝内に挿入された状態にギアユニットを組立てることができる。
請求項2の発明によれば、溝の立壁面側が浅くなるようにした傾斜面が溝の底面に形成されているため、スプリングを溝内に挿入するとき、スプリングは、溝の底面の傾斜面に案内されて、円周方向に沿った適正な姿勢に矯正される。従って、ギアユニットの組立て作業時に、スプリングが途中で屈曲した異常な姿勢で溝内に挿入されることを防止でき、これにより、スプリングが適正な姿勢で溝内に挿入された状態にギアユニットを組立てることができ、ラインの組立て稼働率が向上し、コストダウンになる。
請求項3の発明によれば、溝の底面の傾斜面は、溝の立壁面に近づくにつれて溝が浅くなるように傾斜しているため、スプリングの姿勢が矯正され易く、より確実に、スプリングが適正な姿勢で溝内に挿入された状態にギアユニットを組立てることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態によるギアユニットについて図面を参照して説明する。図1(a)(b)(c)、図2(a)(b)は、ギアユニットの構成を示す。ギアユニット1は、例えばプリンタの給紙装置などに用いられる、いわゆるクラッチギアと呼ばれるギアユニットであり、第1の歯車2と、第1の歯車2に同軸に回転自在に装着される第2の歯車3と、第1の歯車2と第2の歯車3との間に円周方向の力を作用させるためのスプリング4とを備える。
第1の歯車2は、欠歯区間2aが設けられた欠歯歯車である。第1の歯車2には、第2の歯車3の軸部30が挿入される軸孔20と、円周方向に沿う円弧状の2つの溝21,22と、第2の歯車3を支持するための1対のフック部23とが形成されている。また、第1の歯車には、第1の歯車2の回転を規制する例えばソレノイドの可動レバー(不図示)などの回転規制部材が係合、係合解除される爪部24が形成されている。
溝21は、第2の歯車3に対向する面側が開口しており、この開口と反対側の底面21aと、円周方向に沿う内外の周側面21b,21cと、円周方向一端側にあって径方向に延びる立壁面21dと、円周方向他端側にあって径方向に延びる立壁面21eとにより形成されている。溝22は、溝21と同様に底面22aと、周側面22b,22cと、立壁面22d,22eとにより形成されている。溝21には、スプリング4が挿入されるようになっており、溝21の底面21aは、ギアユニット1の組立作業時にスプリング4が適正な姿勢で溝21内に挿入されるように、立壁面21d側が浅くなるようにした傾斜面21fが形成されている(図1(c)、図2(a)参照)。この傾斜面21fは、立壁面21dに近づくにつれて溝21が浅くなるように傾斜し、漸次傾斜角度が大きくなっている。
第2の歯車3は、第1の歯車2と同様に欠歯区間3aが設けられた欠歯歯車である。第2の歯車3には、回転軸となる軸部30と、第1の歯車2の溝21,22内に挿入される突出部31,32と、第1の歯車2のフック部23が挿入されて摺動自在に係止される1対のフック孔33と、第1の歯車2の溝21内に突出されて、スプリング4の力を受ける突片34とが形成されている。突片34の先端には、円周方向に突出する突起35が形成されている。また、第2の歯車3には、第2の歯車3の回転を伝達する例えば給紙ローラの駆動軸(不図示)などの被駆動部材を連結するための連結孔36が形成されている。第2の歯車3が第1の歯車2に対して回転したとき、突出部31と突片34は、第1の歯車2の溝21内を移動し、突出部32は、第1の歯車2の溝22内を移動する。
スプリング4は、第1の歯車2の溝21内に底面21a及び周側面21b,21cに沿って挿入され、一端が立壁面21dに当接されると共に他端が第2の歯車3の突片34に当接されて、第1の歯車2の立壁面21dと第2の歯車3の突片34との間に圧縮状態で保持される。
第1の歯車2と第2の歯車3との間には、スプリング4の反発力により第1の歯車2の立壁面21dと第2の歯車の突片34とが離反する方向の力が作用し、これにより、外力が作用していない状態では、第1の歯車2と第2の歯車3は、第2の歯車3の突出部31が第1の歯車2の立壁面21eに押し付けられた状態に保持される。このように保持された状態では、第1の歯車2の欠歯区間2aと第2の歯車3の欠歯区間3aは異なる場所にあり、第2の歯車3をスプリング4の反発力に抗して第1の歯車2に対して回転させることにより、欠歯区間2aと欠歯区間3aを同じ場所に一致させることが可能となっている。
図3(a)(b)(c)(d)は、上記ギアユニット1の動作を示す。ギアユニット1は、例えば、第1の歯車2及び第2の歯車3が共に駆動歯車51に噛合され、第1の歯車2の爪部24がソレノイド52の可動レバー53に係止、係止解除されて動作する。駆動歯車51は、モータ(不図示)の駆動力により時計回り方向に回転され、ギアユニット1は、駆動歯車51の回転が伝達されて反時計回り方向に回転するようになっている。可動レバー53は、ソレノイド52がオフのときに第1の歯車2の側面に押し付けられると共に、ソレノイド52がオンのときに第1の歯車2の側面から離反するようになっており、第1の歯車2は、ソレノイド52がオフのときに第1の歯車2の欠歯区間2aが駆動歯車51の位置に到達すると、爪部24が可動レバー53に係止されるようになっている。
第1の歯車2の欠歯区間2aと第2の歯車3の欠歯区間3aが駆動歯車51の位置にない状態において駆動歯車51が時計回り方向に回転すると(図3(a)参照)、第1の歯車2及び第2の歯車3は共に反時計回り方向に回転し、第2の歯車3の連結孔36に連結される被駆動部材も回転する。
第1の歯車2の欠歯区間2aが駆動歯車51の位置に到達すると(図3(b)参照)、第1の歯車2は、駆動歯車51に噛合されなくなると共に爪部24がソレノイド52の可動レバー53に係止されるため、回転を停止する。このとき、第2の歯車3は、第2の歯車3の欠歯区間3aが未だ駆動歯車51の位置に到達していないため、回転を継続する。これにより、第1の歯車2の立壁面21dと第2の歯車3の突片34との間隔が狭くなってゆき、スプリング4が圧縮されてゆく。
その後、第2の歯車3の欠歯区間3aが駆動歯車51の位置に到達すると(図3(c)参照)、第2の歯車3は、駆動歯車51に噛合されなくなり、回転を停止する。これにより、ギアユニット1は、駆動歯車51が回転しているにも関わらず第1の歯車2と第2の歯車3の両方とも回転しないクラッチ状態となり、第2の歯車3の連結孔36に連結される被駆動部材も回転を停止する。
このようなクラッチ状態においてソレノイド52を一時的にオンすると、可動レバー53が第1の歯車2の爪部24から係止解除され、第1の歯車2は、スプリング4の反発力により第2の歯車3に対して反時計回り方向に回転して、駆動歯車51に噛合される(図3(d)参照)。これにより、ギアユニット1は、クラッチ状態が解除されて、第1の歯車2が駆動歯車51の回転を受けて回転を開始する。また、第1の歯車2の立壁面21eが第2の歯車3の突出部31に当接することにより、第2の歯車3も第1の歯車2と共に回転を開始し、第2の歯車3の連結孔36に連結される被駆動部材も回転を開始する。その後、第2の歯車3は、駆動歯車51に噛合され、上述の動作が繰り返される。
上記ギアユニット1は、以下のようにして組立てられる。まず、スプリング4の一端を第2の歯車3の突片34先端の突起35に嵌め込む。続いて、この状態で、スプリング4の他端を第1の歯車2の溝21に挿入して溝21の立壁面21dに押し当てる。このとき、第1の歯車2と第2の歯車3が分離しているため、スプリング4の他端は、溝21の底面21aにも押し当てられ、また、スプリング4の全体は、第1の歯車2と第2の歯車3との距離や傾き具合に応じて変形した状態となる。そして、突片34を立壁面21dに向けて押すようにしてスプリング4を圧縮させつつ、突出部31及び突片34をスプリング4と一緒に溝21内に挿入すると共に突出部32を溝22内に挿入し、さらに、第1の歯車2の軸孔20に第2の歯車3の軸部30を嵌め込むと共に第1の歯車2のフック部23を第2の歯車3のフック孔33に挿通、係止する。
図4は、ギアユニット1の組立て作業時におけるスプリング4の姿勢矯正動作を示す。上述のように、溝21の底面21aは、立壁面21dに近づくにつれて溝21が浅くなるように傾斜し、漸次傾斜角度が大きくなる傾斜面21fが形成されている。従って、ギアユニット1の組立て作業において、上述のようにスプリング4の他端を第1の歯車2の溝21に挿入して立壁面21dに押し当てるとき、仮にスプリング4が屈曲した状態になっていたとしても、スプリング4は、傾斜面21fに案内されて、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正される。
このように、上記構成のギアユニット1によれば、スプリング4を溝21内に挿入するとき、スプリング4は、溝21の底面21aの傾斜面21fに案内されて、円周方向に沿った適正な姿勢に矯正される。従って、ギアユニット1の組立て作業時に、スプリング4が途中で屈曲した異常な姿勢で溝21内に挿入されることを防止でき、これにより、スプリング4が適正な姿勢で溝21内に挿入された状態にギアユニット1を組立てることができ、ラインの組立て稼働率が向上し、コストダウンになる。しかも、傾斜面21fは、スプリング4が押し当てられる立壁面21dに近づくにつれて溝21が浅くなるように傾斜し、また、立壁面21dに近づくにつれて漸次傾斜角度が大きくなっているため、スプリング4の姿勢が矯正され易く、より確実に、スプリング4が適正な姿勢で溝21内に挿入された状態にギアユニット1を組立てることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、傾斜面21fは、平面であっても、曲面であってもよく、また、傾きの異なる複数の平面や曲率の異なる複数の曲面を含んでいてもよい。
1 ギアユニット
2 第1の歯車
2a 欠歯区間
3 第2の歯車
3a 欠歯区間
4 スプリング
20 軸孔
21,22 溝
21a,22a 溝の底面
21b,21c,22b,22c 溝の周側面
21d,21e,22d,22e 溝の立壁面
21f 溝の底面の傾斜面
23 フック部
24 爪部
30 軸部
31、32 突出部
33 フック孔
34 突片
35 突起
36 連結孔
2 第1の歯車
2a 欠歯区間
3 第2の歯車
3a 欠歯区間
4 スプリング
20 軸孔
21,22 溝
21a,22a 溝の底面
21b,21c,22b,22c 溝の周側面
21d,21e,22d,22e 溝の立壁面
21f 溝の底面の傾斜面
23 フック部
24 爪部
30 軸部
31、32 突出部
33 フック孔
34 突片
35 突起
36 連結孔
Claims (3)
- 円周方向に沿って円弧状の溝が形成された第1の歯車と、前記第1の歯車に同軸に回転自在に装着される第2の歯車と、前記第1の歯車と第2の歯車との間に円周方向の力を作用させるためのスプリングとを備え、
前記第2の歯車には、前記溝内に突出し、該歯車が前記第1の歯車に対して回転したときに前記溝内を移動する突片が形成され、
前記第1の歯車に形成された溝は、前記第2の歯車対向面側が開口し、この開口と反対側の底面と、円周方向に沿う内外の周側面と、円周方向一端側にあって径方向に延びる立壁面とにより形成され、
前記スプリングは、前記溝の内外周側面及び底面に沿って前記溝内に挿入され、一端が前記溝の立壁面に当接されると共に他端が前記第2の歯車の突片に当接されて、前記溝の立壁面と前記突片との間に圧縮状態で保持されるギアユニットにおいて、
前記溝の底面は、前記溝の立壁面に近づくにつれて前記溝が浅くなるように傾斜し、漸次傾斜角度が大きくなる傾斜面に形成されており、
前記スプリングが前記溝内に挿入されたとき、前記スプリングが前記溝の底面の傾斜面に案内されることにより、前記スプリングは、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正されることを特徴とするギアユニット。 - 円周方向に沿って円弧状の溝が形成された第1の歯車と、前記第1の歯車に同軸に回転自在に装着される第2の歯車と、前記第1の歯車と第2の歯車との間に円周方向の力を作用させるためのスプリングとを備え、
前記第2の歯車には、前記溝内に突出し、該歯車が前記第1の歯車に対して回転したときに前記溝内を移動する突片が形成され、
前記第1の歯車に形成された溝は、前記第2の歯車対向面側が開口し、この開口と反対側の底面と、円周方向に沿う内外の周側面と、円周方向一端側にあって径方向に延びる立壁面とにより形成され、
前記スプリングは、前記溝の内外周側面及び底面に沿って前記溝内に挿入され、一端が前記溝の立壁面に当接されると共に他端が前記第2の歯車の突片に当接されて、前記溝の立壁面と前記突片との間に圧縮状態で保持されるギアユニットにおいて、
前記溝の底面は、前記溝の立壁面側が浅くなるようにした傾斜面を有し、
前記スプリングが前記溝内に挿入されたとき、前記スプリングが前記溝の底面の傾斜面に案内されることにより、前記スプリングは、その軸心が円周方向に沿った姿勢に矯正されることを特徴とするギアユニット。 - 前記傾斜面は、前記溝の立壁面に近づくにつれて前記溝が浅くなるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のギアユニット。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9914303B2 (en) | 2016-03-18 | 2018-03-13 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head |
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2006
- 2006-03-03 JP JP2006058281A patent/JP2007232194A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9914303B2 (en) | 2016-03-18 | 2018-03-13 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090512 |