JP2007231739A - 水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ - Google Patents

水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ Download PDF

Info

Publication number
JP2007231739A
JP2007231739A JP2006050660A JP2006050660A JP2007231739A JP 2007231739 A JP2007231739 A JP 2007231739A JP 2006050660 A JP2006050660 A JP 2006050660A JP 2006050660 A JP2006050660 A JP 2006050660A JP 2007231739 A JP2007231739 A JP 2007231739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
circulating water
compressor
circulating
receiver tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006050660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4829640B2 (ja
Inventor
Noritoshi Watanabe
記年 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Industries Co Ltd filed Critical Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority to JP2006050660A priority Critical patent/JP4829640B2/ja
Publication of JP2007231739A publication Critical patent/JP2007231739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4829640B2 publication Critical patent/JP4829640B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】水循環式コンプレッサの循環水の泡立ちを防止する。
【解決手段】圧縮機本体10とセパレータレシーバタンク20間に循環水の循環系(10,20,31,32)が形成された水循環式コンプレッサ1において,セパレータレシーバタンク20で分離された循環水を前記圧縮機本体10に供給する回路(リターン回路32)中に,該循環水が通過する空間を備えた容器42を配置すると共に,該容器42内に,水の界面張力を低下させる機能を持つ例えば有機溶剤等の物質(界面活性物質)に対する吸着能を有する吸着剤を収容する。これにより,循環水中の界面活性物質は,容器42内を通過する際に活性炭等の吸着剤によって吸着・除去され,界面活性物質の存在が原因となる循環水の泡立ちが好適に防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び前記方法を実現する構造を備えた水循環式コンプレッサに関する。
油分を含む圧縮空気の供給を嫌う空気作業機や,油分を含む圧縮空気を使用できない例えば食品製造等の分野において使用する圧縮空気を得るために,一般に冷却,密封,潤滑のために使用される油に代えて,空気と共に水を吸い込んで吸入空気の圧縮を行う水循環式コンプレッサが存在する。
この水循環式コンプレッサにおいて,空気と共に圧縮機本体内に供給された水は,圧縮空気と共に吐出されてセパレータレシーバタンク内に導入され,該セパレータレシーバタンク内で圧縮空気と水とに分離される。そして,セパレータレシーバタンク内で圧縮空気と分離された循環水は,ラジエータ等で冷却した後,再度圧縮機本体に供給されて,圧縮作業の際の冷却,密封等に使用される。
このように,水循環式コンプレッサにあっては,圧縮機本体,セパレータレシーバタンク,ラジエータ及びこれらを連通する管路等により形成された循環水の循環系が形成されていると共に,この循環水の循環系には,外部給水源に連通された給水回路が連結され,この給水回路に設けた開閉弁の開閉により循環水の循環系内に給水を行うことができるように構成されている。
以上のように構成された水循環式コンプレッサにおいて,循環水中にゴミ等の不純物が含まれると,この不純物が配管詰まり等を引き起こす原因となり,これによりコンプレッサの正常な動作が妨げられるおそれがあることから,前記循環水の循環系,例えばセパレータレシーバタンクで分離された循環水を圧縮機本体に供給する回路中にフィルタを設けて濾過し,このようなゴミ等の不純物を除去することが行われている。
また,前述したフィルタでは除去できない金属イオン等の不純物が循環水中に溶け込んでいる場合,圧縮作業の際の熱等によって循環水が蒸発して減少した際に,循環水中の金属イオンが濃縮され,濃縮された金属イオンが結晶化して析出して,同様に配管詰まり等の原因となることから,循環系に外部給水源からの水を供給する給水回路にイオン交換型の純水器を設け,この純水器を通過させた水を前記循環系に導入すると共に,配管等に使用されている金属材料が循環水に溶出して循環水中の金属イオン等の不純物が増加することを防止するために,前記循環系にバイパス回路を設け,循環系内の循環水の一部をバイパスさせて前記純水器に導入した後,再度前記循環系内に戻すことが提案されている(特許文献1参照。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特許第3065302号公報
ところで,水循環式コンプレッサにおいて,循環水に対する不純物の混入は,吸入する外気によっても発生する。すなわち,吸入した外気に不純物が含まれていると,この不純物が圧縮機本体での圧縮等の際に循環水と接触して循環水に混入し,このような圧縮作業を繰り返すうちに循環水中に不純物が蓄積されて,水質が悪化する。
そのため,水循環式コンプレッサの圧縮機本体の吸気側にエアフィルタを設け,このエアフィルタを通過した外気を吸入することで,循環系内にゴミ等の不純物が導入されることを防止しているが,外気と共に導入される不純物の中には,エアフィルタによっては除去することができないものも存在する。
このような不純物として,例えばアルコール,シンナー,その他の有機溶剤等があり,これらの不純物は水に溶け込むと,水の界面張力を低下させる(本発明において水の界面張力を低下させる性質を持った物質を「界面活性物質」という。)。そのため,このような界面活性物質が循環水に溶け込むと,循環水が泡立ってしまう。
循環水の泡立ちは,セパレータレシーバタンク内での圧縮空気と循環水との分離を困難とし,その結果,セパレータレシーバタンクより導出される圧縮空気に多量の水が含まれることとなる。
その結果,セパレータレシーバタンク内の圧力を作動圧とする制御機器等に多量の水を含む圧縮空気が導入されて,コンプレッサに作動不良を発生させるおそれがある。
また,セパレータレシーバタンクで十分に分離できなかった循環水は,圧縮空気と共に機外(空気作業機等)に送られ,循環系内の循環水が比較的短時間で多量に減少する。そのため,循環系に対する給水の頻度が増し,循環系に純水を導入するための純水器の使用頻度も増すために,比較的高価である純水器や,純水器のイオン交換樹脂カートリッジの寿命も早まり経済的でない。
さらに,このようなコンプレッサに接続され,圧縮空気の供給を受けて作動する空気作業機等の外部接続機器においても,水を多量に含む圧縮空気の導入が作動不良や故障を引き起こす原因となる場合もある。
このように,水循環式コンプレッサの循環水中に界面活性物質が混入すると,前述のような各種の弊害が生じるものとなっているが,このような界面活性物質は,前述のように圧縮機本体の吸入側に設けたエアフィルタによっては循環系に入り込むことを阻止することができず,また,循環水中に溶け込むと,フィルタによる濾過によっても,イオン交換型純水器によっても除去することができない。
そのため,このような水循環式コンプレッサを,空気中に界面活性物質を含む環境,例えば塗装現場や塗料製造所,化学プラント,酒造工場等で使用する場合には,前述のような各種弊害をもたらすおそれがある循環水の泡立ちが生じ得るものとなっていた。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,比較的簡単な構成により,循環水に溶け込んだ,前述の界面活性物質を除去することで,水循環式コンプレッサの循環水の泡立ちを防止する方法,及び前記方法を実現するための構成を備えた水循環式コンプレッサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明の水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法は,吸入空気を循環水と共に圧縮する圧縮機本体10と,前記圧縮機本体10の吐出口11と連通し,圧縮機本体10より吐出された圧縮空気と循環水とを導入して圧縮空気と循環水とに分離・貯溜するセパレータレシーバタンク20を備え,前記圧縮機本体10とセパレータレシーバタンク20間で前記循環水の循環系が形成された水循環式コンプレッサ1において,
前記循環系内を循環する循環水を,界面活性物質の吸着能を有する吸着剤を収容した容器42内に導入すると共に通過させて,前記循環水中の界面活性物質を除去することを特徴とする(請求項1)。
前述の循環水の泡立ち防止方法において,前記吸着剤としては,活性炭を使用することができる(請求項2)。
また,前記方法を実現するための構成を備えた本発明の水循環式コンプレッサ1にあっては,前記同様,循環水の循環系が形成された水循環式コンプレッサにおいて,前記セパレータレシーバタンク20で分離された循環水を前記圧縮機本体10に供給する回路(リターン回路32)中に,該循環水が通過する空間を備えた容器42を配置すると共に,該容器42内に界面活性物質の吸着能を有する吸着剤を収容したことを特徴とし(請求項3),このような吸着剤としては活性炭を使用することができる(請求項4)。
以上説明した本発明の構成により,本発明の水循環式コンプレッサの循環水の泡立ち防止方法及び,前記方法を実現する構成を備えた本発明の水循環式コンプレッサによれば,前記循環水の循環系内に,有機溶剤等の界面活性物質に対する吸着能を備えた吸着剤,例えば活性炭を収容した容器42を設けたことにより,循環水中に溶け込んだ界面活性物質は,前記容器42内を通過する際に吸着・除去され,この界面活性物質の存在を原因とする循環水の泡立ちを好適に防止することができた。
その結果,循環水の泡立ちによる水循環式コンプレッサの作動不良や,急激な循環水の減少,循環水を多量に含む圧縮空気の供給による外部接続機器(空気作業機)の作動不良や故障等を好適に防止することができた。
次に,本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。
〔水循環式コンプレッサの基本構成〕
図1において,1は,水循環式コンプレッサであり,この水循環式コンプレッサは,循環水と共に圧縮空気を圧縮する圧縮機本体10を備えると共に,この圧縮機本体10の吐出口11に吐出回路31を介して連通され,圧縮機本体10より循環水との気液混合流体として吐出された圧縮空気を導入するセパレータレシーバタンク20を備えている。
また,このセパレータレシーバタンク20には,セパレータレシーバタンク20内で圧縮空気と分離された循環水を,前記圧縮機本体10の給水口12に導入するリターン回路32が設けられ,前記圧縮機本体10,セパレータレシーバタンク20及び両者間を連通する吐出回路31,リターン回路32によって,前述の循環水が循環する系(循環系)が形成されている。
なお,図1において,リターン回路32中に示す符号41はラジエータであり,前記セパレータレシーバタンク20内の循環水を冷却して,圧縮機本体10の給水口12に導入する。
以上のように構成された水循環式コンプレッサ1では,前記循環系に対する循環水の補充,交換を行うために,外部給水源からの供給水を,前記循環水の循環系に導入するための給水回路50(51,52,53)が設けられている。
この給水回路50は,本実施形態にあっては,上水道等の外部給水源に開閉弁43を介して連通された導入部51と,この導入部51から分岐した2つの回路52,53により構成されており,分岐した一方を圧縮機本体10の吸気側に連通して補水用の給水回路52と成すと共に,他方をセパレータレシーバタンク20に連通して,タンク用給水回路53とした。
そして,前述の外部給水源から分岐点迄の給水回路(導入部51)に,上流側から順に水フィルタ44,純水器45を配置し,また,前記補水用給水回路52と,前記タンク用給水回路53には,それぞれ前記回路を開閉する電磁開閉弁46,47を設けた。
なお,図1中,48は,前記タンク用給水回路53に設けた逆止弁であり,セパレータレシーバタンク20内の圧力によって循環水が逆流及び圧縮空気が流出することを防止する。
また,33は排水回路であり,電磁開閉弁49によって排水回路33を開くことで,セパレータレシーバタンク20内の循環水を排出可能に構成されている。
以上のように構成された水循環式コンプレッサ1において,タンク用給水回路53は,セパレータレシーバタンク20内に直接循環水を供給する際に使用され,一例として,コンプレッサ1の始動スイッチをONにしたとき,レベルスイッチ62により検知されたセパレータレシーバタンク20内の水位が所定のレベル以下であると,図示せざる制御手段からの電気信号により電磁開閉弁47がタンク用給水回路53を開き,外部給水源からの供給水が水フィルタ44によって濾過されると共に,純水器45を通過して純水化されて,セパレータレシーバタンク20内に導入される。
また,補水用給水回路52は,コンプレッサ1の作動時,圧縮機本体10を介して前記循環系内に給水するための回路であり,例えばコンプレッサ1の累積運転時間が所定時間に達した時に,循環系内の循環水を交換等する際に使用される。例えば,コンプレッサ1が所定の累積時間運転されると,電磁開閉弁49が排水回路33を開き,循環系内の循環水を所定量排出した後,排水回路33を閉じる。その後,電磁開閉弁46が開いて補水用給水回路52を介して純水器45を通過した純水が圧縮機本体10を介して循環系内に導入され,この動作を数回繰り返すことにより,循環系内の循環水を純水に近付ける。
〔泡立ちを防止するための構成〕
以上のように構成された水循環式コンプレッサ1において,セパレータレシーバタンク20で分離された循環水を,圧縮機本体10の給水口12に導入する前述のリターン回路32には,前述の有機溶剤等の界面活性物質に対する吸着能を有する吸着剤を収容した容器42が設けられている。
この容器42としては,循環系内を循環する循環水が通過可能であり,かつ,吸着剤を収容可能な空間が形成されたものであれば如何なるものであっても良く,図示は省略するが,本実施形態にあっては,既知のケーシング(42)内に筒状に形成されたエレメントを収納し,この筒状のエレメントは,逆濾過(浸透)機能を有する外筒と内筒との間に粒状の活性炭を充填し,流入口からケーシング内に流入した水はエレメントの外側から内側へ流れて流出口から流出する。
なお,水循環回路中に従来型のゴミを捕捉する水フィルタと,吸着剤を充填した水フィルタとを別々に設けることも可能である。
本発明で使用する吸着剤としては,前述の界面活性物質を吸着し,循環水から除去し得るものであれば如何なるものを使用しても良く,例えば,活性炭,ゼオライト,有機高分子多孔質体,その他,吸着剤として使用可能な既知の各種の多孔材料を使用することができる。
なお,吸着剤は界面活性物質を吸着する他に,循環水へ電解質(イオン物質)を放出しない,又は放出する量が極めて少ないことが好ましい。
このように,循環水の循環系内に,活性炭の充填された容器42を配置することで,循環系内を循環する循環水は,この容器42を通過する際にゴミ等の不純物が除去されると共に,活性炭による吸着作用によって濾過によっては除去できない界面活性物質についても吸着・除去される。
本実施形態にあっては,さらに,前述の容器42の一次側圧力と二次側間の圧力差を検知する検知手段である圧力スイッチ63を設け,この圧力スイッチ63からの検知信号を受信して,警告灯の点灯や警告音の発生等,視覚的,聴覚的にこれを表示する表示手段70を設け,容器42内における目詰まりを検知すると共に表示可能とした。
すなわち,容器42内に収容されたエレメントの外筒の目詰まりによって容器42の二次側の圧力が低下して,容器42の一次側と二次側とで所定の圧力差が生じると,前述の圧力スイッチ63が作動して電気信号を出力し,この電気信号に基づいて,表示手段70である例えばコンプレッサの制御盤に設けた警告灯が点灯して,容器42内のエレメントの外筒の目詰まりを表示可能としている。
本実施形態にあっては,この圧力スイッチ63の作動に必要な容器42の一次側と二次側の圧力差を1.5kg/cmG(0.15MPa)とした。
〔作用〕
以上のように構成された水循環式コンプレッサ1を,前述の界面活性物質を含む空気が存在する環境で使用すると,この界面活性物質を含んだ空気がエアフィルタAFを介して圧縮機本体10内に導入されると共に,給水口12より導入された循環水と共に圧縮され,このときの空気と循環水との接触により,循環水には吸入された外気中に含まれていた界面活性物質が溶け込む。
このようにして界面活性物質が溶け込んだ循環水は,圧縮空気と共にセパレータレシーバタンク20に導入され,セパレータレシーバタンク20内で分離されてリターン回路32を介して圧縮機本体10の給水口12に戻されるが,このときにリターン回路32に設けられた容器42内を通過する。
この容器42は,前述したように吸着剤(本実施形態では活性炭)を収容しており,容器42内を通過する際に循環水中の有機溶剤等の界面活性物質は,活性炭が持つ微細孔に吸着されて除去される。
このような吸着による除去は,分子の持つ引力によって行われるため,分子量の多い有機溶剤等の界面活性物質は吸着され易く,界面活性物質の高い吸着,除去能を発生する。
従って,このように構成された水循環式コンプレッサ1を,前述したように界面活性物質を含む空気が存在する環境下で使用したとしても,循環水を泡立たせる程に界面活性物質は蓄積されず,循環水の泡立ちを好適に防止することができる。
水循環式コンプレッサ1の運転を継続することにより,前述の容器42内に収容されたエレメントの外筒が目詰まりすると,この目詰まりによって容器42を通過する循環水の流量が制限されて,容器42の一次側と二次側とでリターン回路32内を流れる循環水の圧力差が徐々に拡大する。
そして,一次側と二次側との圧力差が所定値(本実施形態にあっては,0.15MPa)に達すると,この容器42に対して並列に設けられた検知手段である圧力スイッチ63が作動して検知信号を出力する。
この圧力スイッチ63が出力した検知信号に基づいて,表示手段70である例えば制御盤等に設けられた警告灯が点灯し,容器42内のエレメントの外筒に目詰まりが生じたことが表示される。従って,オペレータはこの表示に従って容器42,または容器42内に収容されたエレメントの外筒等の交換など必要な処理を行う。
なお,上述のように,エレメントの外筒にゴミを捕捉したことにより目詰まりが生じ,圧損が高くなったことを圧力スイッチ63で検出し,これによりエレメントの寿命(交換時期)を知らせ,エレメントを交換すると内部に充填されている吸着剤である活性炭も一緒に交換され,活性炭の交換も同時に行うことができる。なお,コンプレッサの通常の取扱いにおいては,エレメントは目詰まりが生じていなくても8000時間毎に交換するようにし,活性炭の微細孔が界面活性物質で目詰まりすることを防止している。
以上説明した泡立ち防止のための構成を備えた本発明の水循環式コンプレッサは,界面活性物質を空気中に含む環境下で使用するに適したものであり,例えば,塗装が行われている現場,塗料・インキ等の製造工場,化学プラント,石油化学工場,酒造工場等であって,油分を含まない清浄な空気の供給が必要とされる各種空気作業機等に対する圧縮空気の供給源として使用するに適する。
本発明の水循環式コンプレッサの全体構成図。
符号の説明
1 水循環式コンプレッサ
10 圧縮機本体
11 吐出口
12 給水口
20 セパレータレシーバタンク
31 吐出回路
32 リターン回路
33 排水回路
41 ラジエータ
42 容器
44 フィルタ
43 開閉弁
45 純水器
46,47,49 電磁開閉弁
48 逆止弁
50 給水回路
51 導入部(給水回路50の)
52 補水用給水回路
53 タンク用給水回路
62 レベルスイッチ
63 圧力スイッチ
70 表示手段
AF エアフィルタ

Claims (4)

  1. 吸入空気を循環水と共に圧縮する圧縮機本体と,前記圧縮機本体の吐出口と連通し,圧縮機本体より吐出された圧縮空気と循環水とを導入して圧縮空気と循環水とに分離・貯溜するセパレータレシーバタンクを備え,前記圧縮機本体とセパレータレシーバタンク間で前記循環水の循環系が形成された水循環式コンプレッサにおいて,
    前記循環系内を循環する循環水を,界面活性物質の吸着能を有する吸着剤を収容した容器内に導入すると共に通過させて,前記循環水中の界面活性物質を除去することを特徴とする水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法。
  2. 前記吸着剤として活性炭を使用することを特徴とする請求項1記載の水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法。
  3. 吸入空気を循環水と共に圧縮する圧縮機本体と,前記圧縮機本体の吐出口と連通し,圧縮機本体より吐出された圧縮空気と循環水とを導入して圧縮空気と循環水とに分離・貯溜するセパレータレシーバタンクを備え,前記圧縮機本体とセパレータレシーバタンク間で前記循環水の循環系が形成された水循環式コンプレッサにおいて,
    前記セパレータレシーバタンクで分離された循環水を前記圧縮機本体に供給する回路中に,該循環水が通過する空間を備えた容器を設けると共に,該容器内に界面活性物質の吸着能を有する吸着剤を収容したことを特徴とする水循環式コンプレッサ。
  4. 前記吸着剤が活性炭であることを特徴とする請求項3記載の水循環式コンプレッサ。
JP2006050660A 2006-02-27 2006-02-27 水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ Active JP4829640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006050660A JP4829640B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006050660A JP4829640B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007231739A true JP2007231739A (ja) 2007-09-13
JP4829640B2 JP4829640B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=38552599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006050660A Active JP4829640B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4829640B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102678537A (zh) * 2012-05-04 2012-09-19 天津市华宇膜技术有限公司 用于气浮循环泵自动排气装置的执行器
JP5876377B2 (ja) * 2012-06-13 2016-03-02 株式会社神戸製鋼所 水噴射式圧縮機の設置環境評価方法及び装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001162276A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Nippon Denko Kk 有機物含有水の処理方法
JP2002054569A (ja) * 2000-06-27 2002-02-20 Atlas Copco Airpower Nv 水噴射コンプレッサー要素を有するコンプレッサー装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001162276A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Nippon Denko Kk 有機物含有水の処理方法
JP2002054569A (ja) * 2000-06-27 2002-02-20 Atlas Copco Airpower Nv 水噴射コンプレッサー要素を有するコンプレッサー装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4829640B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0185487B1 (ko) 순수 또는 초순수의 제조방법 및 제조장치
US20080271603A1 (en) Air purification system and method of purifying air
CN105036249B (zh) 节水型反渗透净水器
KR101859955B1 (ko) 호흡용 공기 충전기의 공기정화필터
JP5254536B2 (ja) 排水処理方法、排水処理装置、および排水回収システム
JP2011161337A (ja) 浄水器のフィルター洗浄システム
JP4829640B2 (ja) 水循環式コンプレッサにおける循環水の泡立ち防止方法及び水循環式コンプレッサ
JP3208053B2 (ja) 精製水製造装置
JP6000119B2 (ja) 加工廃液処理装置
KR100235682B1 (ko) 역삼투압 순환여과방식 정수시스템
EP3261728B1 (en) Breathing air system
WO2011130522A1 (en) Mobile fluid treatment system
KR100876548B1 (ko) 산업용 정수장치
KR20180074851A (ko) 체크밸브가 내장된 ro모듈 및 이를 구비하는 정수시스템
JP3116852U (ja) 不凍液の減容処理装置
KR20100106858A (ko) 화학반응에 의한 잔류염소 제거가 가능한 정수기
KR100283405B1 (ko) 정수기용 승압펌프
US20050279686A1 (en) Multifunctional oxygenaged water generation system
WO2012157668A1 (ja) 濾過処理装置及び濾過処理装置の洗浄方法
JP4736339B2 (ja) 送液手段および送液方法
KR102529589B1 (ko) 서랍형 정수 시스템
CN213060517U (zh) 净水设备及净水系统
KR102639627B1 (ko) 농축수 압력을 활용한 에너지 회수 및 재이용 ccro 시스템 및 이의 제어방법
JP7065723B2 (ja) 水処理システム及びその運転方法、並びに保護装置
JP2011152493A (ja) 浄水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4829640

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250