JP2007230946A - 神経突起伸長剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、老年型痴呆症等の原因の一つとして考えられている神経変性疾患の予防および/または治療に利用し得る、神経突起伸長剤を提供することにある。
【解決手段】神経細胞に対して神経突起を伸長し得る、神経突起伸長剤が開示されている。本発明の神経突起伸長剤は、以下の式(I):
【化1】
Figure 2007230946

(ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である)で表されるカフェ酸またはその誘導体を有効成分として含有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、神経細胞に対して神経突起伸長作用を有する神経突起伸長剤に関し、より詳細には、神経突起の伸長を促すことにより、アルツハイマー型痴呆症、脳虚血病態、パーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患の予防および/または治療に有用な神経突起伸長剤に関する。
高齢化社会への移行に伴って老年型痴呆症が増加する傾向にある。これは非常に大きな社会問題となってきている。老年型痴呆症の原因となる疾患は数多く知られている。これらは、脳器質性障害による痴呆、脳以外の臓器疾患に付随した痴呆およびストレスによる身体疾患に起因する痴呆に大別される。特に、その原因の大半を占める脳器質性障害による痴呆は、原因の違いにより脳血管性痴呆症およびアルツハイマー型痴呆症とに分類される。
現在、脳血管性痴呆症に対しては、脳血管拡張薬などがある程度の効果を示すことが知られている。しかし、一方でアルツハイマー型痴呆症に対しては、その発症原因が今なお不明であり、未だ発症を含めその進行を阻止するのに適切な薬物療法も治療法も知られていない。そのため、脳器質性障害による痴呆、特にアルツハイマー型痴呆症に対して有用な医薬品の開発が所望されている。
近年は、神経細胞から分泌される神経成長因子(以下、NGFと呼ぶことがある)などの神経栄養因子が神経変性疾患に対して優れた効果を示すことが見出され、注目を集めている。NGFは、神経組織の成長および機能維持にとって重要かつ必要な因子である。NGFは、末梢神経における知覚および交感神経、ならびに中枢神経における大細胞性コリン作動性ニューロンの成熟、分化および生命維持に不可欠であり、脳損傷時の神経細胞の変性を防ぐという作用を示す。更に、NGFは、パーキンソン病やハンチントン病などの神経変性疾患に対しても有効であることが示唆されている。これにより、生体内においてNGFレベルを上昇させることは、アルツハイマー型痴呆症、脳血管性痴呆症、パーキンソン病、ハンチントン病のような中枢機能障害、脊髄損傷、末梢神経損傷、糖尿病性神経障害、ならびに筋萎縮変性側索硬化症のような抹消機能障害の治療にも有用であると考えられている。
しかし、NGFは、モノマーでは13000およびダイマーでは26000もの分子量を有するタンパク質であり、血管脳関門を通過することができない。そのため、例えば、中枢機能障害の治療を目的とした場合には、脳室内投与が必要となる。さらに、NGFの大量調製も困難である。このようにNGF自体の使用には多くの問題がある。結果として、一般に、NGF自体を臨床で用いることは非常に困難である。
一方で、古川らはカテコールアミン(エピネフリン、ノルエピネフリン)をNGF合成促進剤として使用している(非特許文献1参照。)。また、特許文献1にはテアニンがNGF合成促進剤として働くことが開示されている。同様に、特許文献2にはエイコサンペンタエン酸(EPA)またはドコサエキサエン酸(DHA)がNGF合成促進剤として働くことが開示されている。しかし、例えば、エピネフリンおよびノルエピネフリンはホルモン物質であるため、投与によって生体内におけるホルモンの量的バランスを崩すという問題がある。
また、特許文献3には、薬用ニンジンのアルコール抽出物が神経細胞賦活作用を有していることを開示しているが、神経細胞賦活作用を奏する物質までは具体的に特定されていない。
さらに、特許文献4は、天然物のうち食品一般にも利用される植物由来の抽出物を用いた神経突起伸長剤を開示する。特許文献4に記載の植物由来の抽出物は、ミカン科植物由来のポリアルコキシフラボノイドである。上記植物由来の抽出物は、生体に対する安全性を高める観点からは注目される一方で、天然物であることから、一年を通じて原料となる植物の生産量・収穫量の確保等が必ずしも安定しない。そこで、このような生産安定性を高める点から、同等またはそれ以上の神経突起伸長作用を有する他の神経突起伸長剤のバリエーションの拡大が所望されている。
特開平7−173059号公報 特開平8−143454号公報 特開平6−31627号公報 特開2002−60340号公報 古川(Y.Furukawa)ら、フェデレーション・オブ・ヨーロピアン・バイオケミカル・ソシエティー・レターズ(Federation of European Biochemical Societies Letters),1986年第,208巻,第258号
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、老年型痴呆症等の原因の一つとして考えられている神経変性疾患の予防および/または治療に利用し得る、神経突起伸長剤を提供することにある。
本発明は、以下の式(I):
Figure 2007230946
(ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を有効成分として含有する、神経突起伸長剤である。
1つの実施形態では、上記式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体は、カフェ酸メチルエステル、カフェ酸プロピルエステル、カフェ酸オクチルエステル、カフェ酸ベンジルエステルおよびカフェ酸フェネチルエステルからなる群より選択される少なくとも1種のカフェ酸エステルである。
本発明はまた、上記神経突起伸長剤を含有する、医薬品組成物である。
本発明はまた、以下の式(I):
Figure 2007230946
(ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を有効成分として含有する、神経突起を伸長させ得る食品である旨の表示を付した飲食物である。
本発明はまた、以下の式(I):
Figure 2007230946
(ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である、但しフェネチル基を除く)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を内容組成物に対し、0.1重量%以上の割合で含有してなる、飲食物である。
本発明の神経突起伸長剤は、以下の式(I):
Figure 2007230946
(ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を有効成分として含有する。
本発明に用いられる上記式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体は、特に限定されないが、好ましくはカフェ酸エステルであり、さらに好ましくは、カフェ酸メチルエステル、カフェ酸プロピルエステル、カフェ酸オクチルエステル、カフェ酸ベンジルエステルまたはカフェ酸フェネチルエステルである。
本発明に用いられる上記カフェ酸またはその誘導体のうち、一部のものは、天然物から抽出、または化学合成できるものであり、あるいは市販されているものである。その残りのものは、化学合成したもの、または市販されているものである。
天然物から抽出したものを用いる場合、例えば、カフェ酸フェネチルエステルは、プロポリスから当業者が通常用いる手段によって抽出し用いることができる。また、上記天然物由来の抽出物は必要に応じては当業者が通常用いる手段(例えば、カラムクロマトグラフィー)で精製して用いてもよい。
また、カフェ酸エステルを化学合成によって製造する場合、出発原料としてカフェ酸を使用し、所定のアルコールと化学反応させることによって、所定のカフェ酸エステルを容易に製造することができる。このような化学合成法自体も当業者に公知であり、例えば、ダ.クーニャ.エフ.エム(da Cunha FM)ら、フリー・ラジカル・リサーチ(Free Radical Reserarch),2004年,第38巻,第11号,p.1241−1253に記載の方法に準じて製造することができる。
本発明の神経突起伸長剤の含有量は、上記式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体を有効成分として含有する限り、特に限定されないが、神経突起伸長剤の重量を基準として、好ましくは0.00001重量%〜50重量%、さらに好ましくは0.0001重量%〜30重量%である。
また、本発明の神経突起伸長剤は、ローズマリーおよび/またはセージ由来の抽出物をさらに含有し得る。
上記植物由来の抽出物は、当業者が通常用いる手段で得ることができる。例えば上記植物の所定部位を、水、極性または非極性の溶媒、あるいはこれらの混合物を抽出溶媒として用い適切な条件で抽出して得ることができる。得られた上記植物由来の抽出物は、そのまま用いられてもよい。また、上記植物由来の抽出物は、必要に応じて水分を蒸発させた乾固物またはペースト状物の形態で用いられてもよい。また、上記植物由来の抽出物は必要に応じては当業者が通常用いる手段(例えば、カラムクロマトグラフィー)で精製して用いてもよい。
さらに、本発明の神経突起伸長剤に、式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体、および上記植物由来の抽出物を含有する場合、その混合比は、特に限定されないが、式(I)の化合物と上記植物由来の抽出物との重量比が、好ましくは1:9から9:1、より好ましくは3:7から7:3、さらにより好ましくは4:6から6:4である。
あるいは、本発明の神経突起伸長剤は、以下の式(II);
Figure 2007230946
で表されるカルノシン酸をさらに含有し得る。
上記式(II)で表される化合物としては、市販されているもの、化学合成したもの、または種々の天然物から抽出したものが挙げられる。上記式(II)で表される化合物は、特に限定されないが、好ましくはローズマリーおよび/またはセージ由来の抽出物に含有し得る形態で用いる。
また、本発明の神経突起伸長剤に、式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体、および上記カルノシン酸を含有する場合、その混合比は、特に限定はされないが、式(I)の化合物と上記植物由来の抽出物との重量比が、好ましくは1:9から9:1、より好ましくは3:7から7:3、さらにより好ましくは4:6から6:4である。
本発明の神経突起伸長剤において、上記植物由来の抽出物、およびカルノシン酸以外に添加剤が含有されてもよい。このような含有されてもよい添加剤としては、後述する用途および/またはその形態によって必ずしも限定されないが、例えば、水;アルコール;食肉加工品;米、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、スイートポテト、大豆、コンブ、ワカメ、テングサなどの一般食品材料およびそれらの粉末;デンプン、水飴、乳糖、グルコース、果糖、スクロース、マンニトールなどの糖類;香辛料、甘味料、食用油、ビタミン類などの一般的な食品添加物;界面活性剤;賦形剤;着色料;保存剤;コーティング助剤;ラクトース;デキストリン;コーンスターチ;ソルビトール;結晶セルロース;ポリビニルピロリドン;油分;保湿剤;増粘剤;防腐剤;香料;ならびにこれらの組合わせが挙げられる。本発明の神経突起伸長剤はさらに必要に応じて他の薬剤(漢方を包含する)を含有していてもよい。このような他の成分および/または他の薬剤の含有量は特に限定されず、当業者によって適切な量が選択され得る。
本発明の神経突起伸長剤は、非経口組成物または経口組成物のいずれかの形態で用いられていてもよく、例えば、医薬品、医薬部外品などの医薬組成物として、そのままあるいは他の医薬品と組合わせて用いられてもよく;家畜または養殖魚などの生産分野に利用される飼料組成物として、そのままあるいは他の資料用材料と組合わせて用いられてもよく;もしくは化粧品などの化粧組成物として、そのままあるいは他の化粧品材料と組合わせて用いられてもよい。
例えば、本発明の神経突起伸長剤が医薬品組成物として用いられる場合、その投与剤形は特に限定されず、日本薬局方に記載の方法にしたがって適切な剤形に加工される。投与剤形のより具体的な例としては、経口投与を目的とする医薬品組成物の場合、カプセル剤、錠剤、粉剤、顆粒剤、細粒剤、除放剤などの剤形が挙げられ、そして非経口投与を目的とする医薬品組成物の場合、静脈注射、皮下注射などの筋肉注射を目的とした注射剤、輸液剤、軟膏等の塗布剤、直腸投与のための坐剤などの剤形が挙げられる。用量は、対象となる者の体重等の条件によって容易に変動し得るため、当業者によって適宜選択され得る。
この医薬品組成物は、当業者に周知の方法によってその形態に加工され得、第3成分として、注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油などの希釈剤が混合されていてもよい。さらに必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤などが混合されていてもよい。
また、別の例として、本発明の神経突起伸長剤が、食品組成物として用いられる場合、その形態は固形食品に限定されず、飲料(例えば、液体飲料)のようなものを包含される。より具体的な例としては液状、ペースト状、固形状等の形態でなる、茶飲料、コーヒー飲料、清涼飲料、乳飲料、菓子類、シロップ類、果実加工品、野菜加工品、漬物類、蓄肉製品、魚肉製品、珍味類、缶・ビン詰類、即席飲食物、内服役、肝油ドロップ、口中清涼剤、ゼリーなどが挙げられるが特にこれらに限定されない。上記のような食品組成物は、当業者に公知な手法を用いて製造することができる。
また、式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体が、食品組成物として用いられる場合、その形態は、本発明の神経突起伸長剤が、食品組成物として用いられる場合と同様の形態である。上記化合物が食品組成物に含有される場合、その含有量の下限は、食品組成物の重量を基準として、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.5重量%以上、さらに好ましくは1重量%以上である。含有量の上限は、好ましくは100重量%以下、より好ましくは50重量%以下、さらに好ましくは10重量%以下である。
本発明の神経突起伸長剤、または上記化合物を含有する食品組成物は、必要に応じて上記のような食品添加剤として許容され得る添加剤とともに、例えば、神経突起を伸長し得る食品である旨の表示を付した飲食物として用いることができる。このような機能の表示を付した飲食品の例としては、特定保健用食品が挙げられる。なお、上記機能の表示は、神経突起を伸長させ得る食品である旨の表示のみに限定されない。このような表示に付されるべき他の機能の例としては、老年型痴呆症が気になる方の食品である旨;神経疾患でお困りの方の食品である旨;などが挙げられる。表示は、使用者にとって上記のような機能が実質的に理解され得る様式で表されておればよく、例えば、当該食品の外装または内装パッケージ、商品カタログ、ポスターなどに対して行われ得る。
さらに別の例として、本発明の神経突起伸長剤が化粧料組成物として用いられる場合、その形態としては、ローション、乳液、クリーム、パウダーなどが挙げられるが、特にこれらに限定はされない。本発明の神経突起伸長剤を含有するこのような化粧料組成物は、当業者に公知の手法を用いて製造され得る。
本発明の神経突起伸長剤は、その使用形態に応じて当該分野で通常用いる方法によって製造され、その形態に応じた方法で適宜に適量摂取また適用することができる。
以下、本発明は実施例によって具体的に記述する。しかし、これによって本発明は制限されるものではい。
<参考例1>
3.6gのカフェ酸(シグマ社製)と5.24gのトリフェニルフォスフィン(和光純薬製)、および0.64gのメタノール(和光純薬製)を所定のテトラヒドロフラン(和光純薬製)に溶解した。次いで、容器内を窒素置換し、氷浴中で上記溶液に20mmolのアゾジカルボン酸(東京化成製)を加え、室温にて4時間攪拌した。攪拌終了後、上記溶液を濃縮し、シリカゲルカラム(溶離液;ジクロロメタン:イソプロパノール=96:4)により分離精製し、精製物(475mg)を得た。次いで、NMRで測定し、得られた精製物が、カフェ酸メチルエステルであることを確認した。確認後、カフェ酸メチルエステルを被検物質Aとした。
<参考例2>
3.6gのカフェ酸(シグマ社製)と5.24gのトリフェニルフォスフィン(和光純薬製)、および1.2gのn−プロパノール(和光純薬製)を所定のテトラヒドロフラン(和光純薬製)に溶解した。次いで、容器内を窒素置換し、氷浴中で上記溶液に20mmolのアゾジカルボン酸(東京化成製)を加え、室温にて4時間攪拌した。攪拌終了後、上記溶液を濃縮し、シリカゲルカラム(溶離液:ジクロロメタン/イソプロパノール=96/4)により分離精製し、精製物(130mg)を得た。NMRで測定し、得られた精製物が、カフェ酸プロピルエステルであることを確認した。確認後、カフェ酸プロピルエステルを被検物質Bとした。
<参考例3>
3.6gのカフェ酸(シグマ社製)と5.24gのトリフェニルフォスフィン(和光純薬製)、および2.6gのn−オクタノール(和光純薬製)を所定のテトラヒドロフラン(和光純薬製)に溶解した。次いで、容器内を窒素置換し、氷浴中で上記溶液に20mmolのアゾジカルボン酸(東京化成製)を加え、室温にて4時間攪拌した。攪拌終了後、上記溶液を濃縮し、シリカゲルカラム(溶離液:ジクロロメタン/イソプロパノール=96/4)により分離精製し、精製物(565mg)を得た。次いで、NMRで測定し、得られた精製物が、カフェ酸オクチルエステルであることを確認した。確認後、カフェ酸オクチルエステルを被検物質Cとした。
<参考例4>
3.6gのカフェ酸(シグマ社製)と5.24gのトリフェニルフォスフィン(和光純薬製)、および2.2gのベンジルアルコール(和光純薬製)を所定のテトラヒドロフラン(和光純薬製)に溶解した。次いで、容器内を窒素置換し、氷浴中で上記溶液に20mmolのアゾジカルボン酸(東京化成製)を加え、室温にて4時間攪拌した。攪拌終了後、上記溶液を濃縮し、シリカゲルカラム(溶離液:ジクロロメタン/イソプロパノール=96/4)により分離精製し、精製物(412mg)を得た。次いで、NMRで測定し、得られた精製物が、カフェ酸ベンジルエステルであることを確認した。確認後、カフェ酸ベンジルエステルを被検物質Dとした。
<実施例1>
NGFに応答して神経突起を伸長することが知られているラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を、コラーゲンコーティングされた24ウェル培養プレート(IWAKI社製)にて牛胎児血清1%、ウマ血清1%の割合で含有するDMEM培地(GIBCO社製、以後分化培地と省略する)に10細胞/穴になるように播種し、37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、参考例1で得られた被検物質A(カフェ酸メチルエステル)が分化培地に対して10μMの濃度になるように含有する分化培地を調製した。次いで、調製した分化培地を上記で予め培養した細胞に添加し、37℃にて5%のCO条件下で2日間培養を行った。培養後、細胞を倒立顕微鏡(TE2000E、NIKON社製)にて200倍の倍率で顕微鏡観察し、次いで、細胞の写真撮影を行った。次いで、ジャグジート.エス.ギル(Jagjit S.Gill)ら、モレキュラー・ブレイン・リサーチ(Molecular Brain Reserarch),1998年,第57巻,p.123−131に記載の方法に準じて、神経突起が伸長している細胞数を目視によりカウントした。次いで、所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率(小数点以下四捨五入)を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した。結果を表1に示す。また、被検物質A(カフェ酸メチルエステル)を含有した分化培地を添加した細胞の写真を図1に示す。
<実施例2>
上記実施例1と同様の条件にて、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、参考例2で得られた被検物質B(カフェ酸プロピルエステル)が分化培地に対して10μMの濃度になるように含有する分化培地を調製した。次いで、上記で調製した分化培地を上記実施例1と同様の条件で培養し、次いで、上記と同様に所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した(小数点以下四捨五入)。結果を表1に示す。また、被検物質B(カフェ酸プロピルエステル)を含有した分化培地を添加した細胞の写真を図2に示す。
<実施例3>
上記実施例1と同様の条件にて、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、参考例3で得られた被検物質C(カフェ酸オクチルエステル)が分化培地に対して10μMの濃度になるように含有する分化培地を調製した。次いで、上記で調製した分化培地を上記実施例1と同様の条件で培養し、次いで、上記と同様に所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した(小数点以下四捨五入)。結果を表1に示す。また、被検物質C(カフェ酸オクチルエステル)を含有した分化培地を添加した細胞の写真を図3に示す。
<実施例4>
上記実施例1と同様の条件にて、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、参考例4で得られた被検物質D(カフェ酸ベンジルエステル)が分化培地に対して10μMの濃度になるように含有する分化培地を調製した。次いで、上記で調製した分化培地を上記実施例1と同様の条件で培養し、次いで、上記と同様に所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した(小数点以下四捨五入)。結果を表1に示す。また、被検物質D(カフェ酸ベンジルエステル)を含有した分化培地を添加した細胞の写真を図4に示す。
<実施例5>
上記実施例1と同様の条件にて、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、カフェ酸フェネチルエステル(シグマ社製)を被検物質Eとして、分化培地に対して10μMの濃度になるように含有する分化培地を調製した。次いで、上記で調製した分化培地を上記実施例1と同様の条件で培養し、次いで、上記と同様に所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した(小数点以下四捨五入)。結果を表1に示す。また、被検物質E(カフェ酸フェネチルエステル)を含有した分化培地を添加した細胞の写真を図5に示す。
<比較例1>
上記実施例1と同様の条件にて、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、被検物質無添加の分化培地を調製した。次いで、上記で調製した分化培地を上記実施例1と同様の条件で培養し、次いで、上記と同様に所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した(小数点以下四捨五入)。この結果をコントロールとした。結果を表1に示す。また、被検物質無添加の分化培地を添加した細胞の写真を図6に示す。
<比較例2>
上記実施例1と同様の条件にて、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞株PC12h細胞を37℃にて5%のCO条件下で二日間培養した。
次いで、分化培地に対して10ng/mlの濃度になるようにNGFを含有する分化培地を調製した。次いで、上記で調製したそれぞれの分化培地を上記実施例1と同様の条件で培養し、次いで、上記と同様に所定の面積での全細胞数に対する神経突起が伸長している細胞数の百分率(小数点以下四捨五入)を神経突起の伸長した細胞の割合として算出した。この結果を陽性対照とした。結果を表1に示す。また、NGFを含有した分化培地を添加した細胞の写真を図7に示す。
Figure 2007230946
表1に示されるように、実施例1(被検物質A)、実施例2(被検物質B)、実施例3(被検物質C)、実施例4(被検物質D)、および実施例5(被検物質E)の神経突起の伸長した細胞の割合(%)は、比較例1(被検物質無添加)に比べて高い値であった。また、図1〜5に示されるように、比較例1(被検物質無添加)の神経突起がほとんど伸長していないの対して、実施例1(被検物質A)、実施例2(被検物質B)、実施例3(被検物質C)、実施例4(被検物質D)、および実施例5(被検物質E)の神経突起が伸長していることが確認できる。このことから、上記カフェ酸またはその誘導体が細胞での神経突起の伸長作用を有することが分かる。よって、カフェ酸またはその誘導体が神経突起伸長剤として有用であることが分かる。
<実施例6:食品の製造>
参考例1で得たカフェ酸メチルエステルを用いて、以下の組成を有する食品を調製する。
成分 重量(g)
カフェ酸メチルエステル 1.0
大豆サポニン 3.0
黒酢エキス 2.0
リンゴファイバー 2.0
レシチン 1.0
フラクトオリゴ糖 2.0
果糖 1.0
粉末酢 0.1
シクロデキストリン 1.0
蜂蜜 1.0
骨粉 1.0
デキストリン 4.9
各成分を混合した後、水を噴霧して造粒を行い、入風温度80℃で乾燥して、顆粒状食品を得る。
<実施例7:硬ゼラチンカプセルの製造>
参考例2で得たカフェ酸プロピルエステルを用いて、以下の組成を有する硬ゼラチンカプセルを調製する。
成分 重量(mg/カプセル)
カフェ酸プロピルエステル 20
デンプン 100
セルロース 100
各成分を混合し均一に混合した後、ゼラチンカプセルに封入し、硬ゼラチンカプセルを得る。
<実施例8:錠剤の製造>
参考例3で得たカフェ酸オクチルエステルを用いて、以下の組成を有する錠剤を調製する。
成分 重量(mg/錠剤)
カフェ酸オクチルエステル 250
セルロース 400
二酸化ケイ素 10
ステアリン酸 5
各成分を混合し均一に混合した後、打錠し、錠剤を得る。
本発明は、神経細胞の神経突起を伸長し得る神経突起伸長剤を提供する。本発明の神経突起伸長剤は、医薬品、医薬部外品または食品組成物等として使用することができる。
実施例1で得られた、カフェ酸メチルエステルを含有した分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。 実施例2で得られた、カフェ酸プロピルエステルを含有した分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。 実施例3で得られた、カフェ酸オクチルエステルを含有した分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。 実施例4で得られた、カフェ酸ベンジルエステルを含有した分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。 実施例5で得られた、カフェ酸フェネチルエステルを含有した分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。 比較例1で得られた、被検物質無添加培地の分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。 比較例2で得られた、NGFを含有した分化培地を添加した細胞の顕微鏡写真である。

Claims (5)

  1. 以下の式(I):
    Figure 2007230946
    (ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を有効成分として含有する、神経突起伸長剤。
  2. 前記式(I)で表されるカフェ酸またはその誘導体が、カフェ酸メチルエステル、カフェ酸プロピルエステル、カフェ酸オクチルエステル、カフェ酸ベンジルエステルおよびカフェ酸フェネチルエステルからなる群より選択される少なくとも1種のカフェ酸エステルである、請求項1に記載の神経突起伸長剤。
  3. 請求項1または2に記載の神経突起伸長剤を含有する、医薬品組成物。
  4. 以下の式(I):
    Figure 2007230946
    (ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を有効成分として含有する、神経突起を伸長させ得る食品である旨の表示を付した飲食物。
  5. 以下の式(I):
    Figure 2007230946
    (ここで、Rは水素原子、分岐または環を形成していてもよいCからCのアルキル基、分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアラルキル基、または分岐していてもよいCからCのアルキル基で置換されていてもよいアリール基である、但しフェネチル基を除く)で表されるカフェ酸またはその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を内容組成物に対し、0.1重量%以上の割合で含有してなる、飲食物。
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