JP2007230257A - 臨時速度制限信号装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御情報の集合である制御情報テーブル104を保持する情報入力部100−1〜100−nと、制御情報テーブル203を保持し、情報入力部100−1〜100−nから送信された制御情報テーブル104に基づいて保持している制御情報テーブル203を更新し、更新した制御情報テーブル203を情報入力部100−1〜100−nに送信する制御論理部200とを設ける。情報入力部100−1〜100−nは、保持している制御情報テーブル104を制御論理部200に送信し、制御論理部200から送信された制御情報テーブル203に基づいて保持している制御情報を更新する。
【選択図】図1
Description
図1は、この発明の実施の形態1による臨時速度制限信号装置を示す構成図である。
図において、臨時速度制限信号装置は、複数の情報入力部100−1〜100−nと、制御論理部200とを備えている。複数の情報入力部100−1〜100−nはコンピュータで実現され、それぞれ同一構成となっており、入力手段101、表示手段102、制御情報管理手段103を備えている。このような複数の情報入力部100−1〜100−nと制御論理部200とは、従来の制御盤と同様に、停車場毎に設置される。また、情報入力部100−1〜100−nが複数設けられているのは、故障時のバックアップのためであり、各情報入力部100−1〜100−nにおいて、その機能や表示される情報は同一である。
制御情報テーブル104,203は、図中の行に対応する複数のデータ領域で構成される。データ領域は、図中の列に対応する、登録番号と制御データとから構成される。制御データは、制限速度、開始位置、終了位置から構成される。ここで、登録番号とは、制御情報を識別するための登録IDであり、例えば、1から255まで順番に付与され、255の次は1といったように設定されている。尚、このような制御情報テーブル104,203における制御情報の管理については後で詳述する。
制御情報テーブル104の制御情報を作成・変更する場合、操作員は、入力手段101より数値入力を行う。例えば、図2に示すような制御データ(制限速度40km、開始位置3500m、終了位置4000m)といったような数値を入力する。これにより、制御情報管理手段103は、入力された数値情報に基づいて制御情報テーブル104を変更し、変更した制御情報テーブル104を制御論理部200に送信し、制御論理部200では、制御情報管理手段201によって保持している制御情報テーブル203を情報入力部100−1〜100−nから送信された制御情報テーブル104に更新する。そして、制御情報出力手段202は、更新された制御情報テーブル203に基づいて臨時速度制限信号として制御対象設備に送出する。また、更新された制御情報テーブル203が制御論理部200から各情報入力部100−1〜100−nに送信され、それぞれの表示手段102で表示されると共に、それぞれの制御情報テーブル104が更新される。
図3は、制御情報を作成・変更する場合の臨時速度制限信号装置の動作を示す説明図である。ここで、図中の(A)は情報入力部100−1〜100−nから制御論理部200への制御情報テーブルの設定処理を示し、(B)は、制御論理部200から情報入力部100−1〜100−nへの制御情報テーブルの設定処理を示している。
図4は、制御情報を削除する場合の、制御情報管理手段103の動作を示す説明図である。図4において、制御情報テーブル104のデータ領域nには、「制限速度25km、開始位置300m、終了位置800m」の臨時速度制限が設定されているものとする(401)。情報入力部100−1〜100−nにおける制御情報管理手段103は、入力手段101からの入力に基づいて、データ領域nの登録番号を1だけ大きくし「6」とし、制御データを「制限速度0km、開始位置0m、終了位置0m」に変更することで、設定されている臨時速度制限を解除する(402)。
図5は、制御情報を新規に作成する場合の、制御情報管理手段103の動作を示す説明図である。図5において、制御情報テーブル104のデータ領域nの制御データは「制限速度0km、開始位置0m、終了位置0m」であり、臨時速度制限が設定されていないものとする(501)。情報入力部100−1〜100−nにおける制御情報管理手段103は、入力手段101からの入力に基づいて、データ領域の登録番号を1だけ大きくし「7」とし、制御データを新規に作成する。この例では、「制限速度40km、開始位置500m、終了位置1000m」の臨時速度制限を新たに設定している(502)。
情報入力部100−1〜100−nが故障した場合、その後の起動時には制御情報テーブル104の登録番号を含む全てのデータ領域の値が0に初期化される。
制御論理部200が故障した場合、その後の起動時には制御情報テーブル203の登録番号を含む全てのデータ領域の値が0に初期化される。
図7において、(A)は情報入力部100−1〜100−nから制御論理部200へ制御情報テーブル104を送信した場合の照合処理を示し、(B)は制御論理部200における制御情報テーブル203の設定処理を示している。
このような処理を行うことにより、制御論理部200が故障し、制御情報テーブル203の内容が失われた場合でも情報入力部100−1〜100−nからの制御情報によって、確実に復旧することができる。
Claims (4)
- 鉄道の臨時速度制限区間に関する制御情報の入力を受け、前記制御情報の集合である制御情報テーブルを保持する情報入力部と、
制御情報テーブルを保持し、前記情報入力部から送信された制御情報テーブルに基づいて保持している制御情報テーブルを更新し、更新した制御情報テーブルを前記情報入力部に送信する制御論理部とを備え、
前記情報入力部は、保持している制御情報テーブルを前記制御論理部に送信し、前記制御論理部から送信された制御情報テーブルに基づいて保持している制御情報を更新することを特徴とする臨時速度制限信号装置。 - 制御情報テーブルは、各制御情報に対応した登録番号を有し、
制御論理部は、情報入力部から送信された制御情報テーブルの制御情報の登録番号と保持している制御情報テーブルの該当する制御情報の登録番号との大小関係が予め定めた条件を満たしている場合は、保持している制御情報テーブルの制御情報を前記情報入力部から送信された制御情報テーブルの当該制御情報に更新し、更新した制御情報テーブルを前記情報入力部に送信することを特徴とする請求項1記載の臨時速度制限信号装置。 - 制御論理部は、制御情報テーブルが初期化されている場合は、保持する制御情報テーブルを情報入力部から送信された制御情報テーブルに更新することを特徴とする請求項1記載の臨時速度制限信号装置。
- 情報入力部を複数備えることを特徴とする請求項1記載の臨時速度制限信号装置。
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