JP2007229111A - 計数装置、計数方法および計数システム - Google Patents

計数装置、計数方法および計数システム Download PDF

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Abstract

【課題】主電源が遮断された後においても、所定の時間計数処理を続行することが可能な計数装置、計数方法および計数システムを提供することを目的とする。
【解決手段】パチンコ玉を検知センサ305に導くための開口部252を開閉可能な玉箱設置台シャッタ253を備え、計数装置23への電力が遮断された場合に、玉箱設置台シャッタ253を閉鎖し、開口部252から流入するパチンコ玉を遮断するとともに、開口部252と検知センサ305との間の流下通路に存在するパチンコ玉の計数を続行することが可能である。
【選択図】図11A

Description

本発明は、例えば、パチンコ機毎に設けられ、遊技客が獲得した遊技媒体の計数を行う計数装置、計数方法および計数システムに関する。
近年、パチンコ機の各台毎にパチンコ玉を計数する計数機が付設されている。この従来のパチンコ機用の計数機では、開閉可能なシャッタを設け、このシャッタを開くことで、玉箱に溜まったパチンコ玉を計数部に排出している。また、従来のパチンコ機用の計数機では、例えば、停電などにより電源がオフになると、自動的にこのシャッタが閉じて、パチンコ玉の通過を阻止するように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−313976号公報
上記した従来の計数機では、例えば、計数中に停電が発生すると直ちにシャッタが閉じられる。ここで、シャッタを閉じることで、玉箱からのパチンコ玉の流下は防止することはできるが、シャッタの下流からパチンコ玉を計数するセンサまでの間の搬送経路に流入したパチンコ玉は、センサもオフ状態にあるため、計数されずに回収されてしまうという問題があった。そのため、遊技客にとっては、その計数されないパチンコ玉分損をしたことになり不満が残る。
そこで、本発明では、このような課題を解決するためになされたもので、主電源が遮断された後においても、所定の時間計数処理を続行することが可能な計数装置、計数方法および計数システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の計数装置は、遊技媒体を計数部に導くための遊技媒体導入口を開閉可能な遮蔽手段を備える計数装置であって、前記計数装置への電力が遮断された場合に、前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖し、前記遊技媒体導入口から流入する遊技媒体を遮断するとともに、前記遊技媒体導入口と前記計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することが可能なことを特徴とする。
この計数装置によれば、計数装置への電力が遮断された場合においても、遊技媒体導入口と計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することができるので、遊技客の獲得した遊技媒体を無駄なく正確に計数することができる。
なお、遊技媒体の計数を続行するための計数部への電源供給としては、下記に示すコンデンサを用いる場合の他、遊技媒体が通過する通路上に、遊技媒体が通過すると遊技媒体との当接によって回転させる発電モータなどの発電手段によって、計数部への電源供給を行えるようにしてもよいし、電池にて電源供給を行うようにしてもよい。
また、本発明の計数装置は、前記計数部を稼動させる電力を供給する電源回路にコンデンサを備え、前記計数装置への電力が遮断された場合における前記計数部への電力を前記コンデンサによって供給することを特徴とする。
この計数装置によれば、電力が遮断された場合でも、コンデンサに蓄電された電力を使用して、計数部を稼動させることができる。
また、本発明の計数装置は、前記遮蔽手段が、レバー操作および/または電気的駆動手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖可能であり、前記計数装置への電力の遮断を検知したときに、電気的駆動手段を駆動して前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖することを特徴とする。
この計数装置によれば、計数装置への電力の遮断を検知したときに、電気的駆動手段を駆動して遮蔽手段により遊技媒体導入口を閉鎖することができるので、電力の遮断を検知後、遊技媒体導入口から遊技媒体が導入されるのを防ぐことができる。
さらに、本発明の計数装置は、前記計数装置が、複数の遊技機が列設された遊技機島における前記遊技機の下部前方に突設された突出板の下方側に前記遊技機島の側面に沿って、かつタバコの吸殻を回収するタバコ回収搬送路を前記突出板の下方側の通路側に並設可能に配置される遊技媒体流下ユニットを備え、前記遊技媒体流下ユニットが、前記遊技媒体導入口から導入された遊技媒体が流下する流下通路と、前記流下通路の側面に設けられ、前記電気的駆動手段からの駆動力を伝達して前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖状態にする遮蔽手段駆動機構とを具備することを特徴とする。
この計数装置によれば、流下通路の側面に、電気的駆動手段からの駆動力を伝達して遮蔽手段により遊技媒体導入口を閉鎖状態にする遮蔽手段駆動機構を設けることで、計数装置の薄型を図ることができ、さらに、タバコの吸殻を回収するタバコ回収搬送路を突出板の下方側の通路側に並設可能に配置することができる。
また、本発明の計数装置は、前記遊技媒体流下ユニットが、前記遊技媒体流下ユニットを前記突出板の下方側に係止する係止手段と、前記係止手段を解除して少なくとも前記遊技媒体流下ユニットの一端側を係止部から離脱させる第2の電気的駆動手段とを具備することを特徴とする。
この計数装置によれば、第2の電気的駆動手段を設けて、少なくとも遊技媒体流下ユニットの一端側を係止部から自動的に離脱させることができるので、例えば、他端側が離脱しないように構成すれば、この他端側が遊技媒体流下ユニットを下方に落下しないように支えることができ、遊技媒体流下ユニットを壊さずに遊技媒体流下ユニットの離脱作業を容易に行うことができる。
本発明の計数方法は、遊技媒体を計数部に導くための遊技媒体導入口を開閉可能な遮蔽手段を備える計数装置における計数方法であって、前記計数装置への電力が遮断された場合に、前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖し、前記遊技媒体導入口から流入する遊技媒体を遮断するとともに、前記遊技媒体導入口と前記計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することを特徴とする。
この計数方法によれば、計数装置への電力が遮断された場合においても、遊技媒体導入口と計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することができるので、遊技客の獲得した遊技媒体を無駄なく正確に計数することができる。
また、本発明の計数方法は、電気的駆動手段からの駆動力を遮蔽手段駆動機構が伝達して前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖状態にすることを特徴とする。
この計数方法によれば、電気的駆動手段を駆動して遮蔽手段により遊技媒体導入口を閉鎖することができるので、遊技媒体導入口から遊技媒体が導入されるのを防ぐことができる。
本発明の計数システムは、遊技媒体を計数部に導くための遊技媒体導入口を開閉可能な遮蔽手段を備え、前記計数装置への電力が遮断された場合に、前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖し、前記遊技媒体導入口から流入する遊技媒体を遮断するとともに、前記遊技媒体導入口と前記計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することが可能な計数装置と、前記計数装置と通信可能に接続され、前記計数装置からの情報を管理する管理装置とを具備することを特徴とする。
この計数システムによれば、計数装置への電力が遮断された場合においても、遊技媒体導入口と計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することができるので、遊技客の獲得した遊技媒体を無駄なく正確に計数することができる。さらに、計数装置と管理装置とが通信可能に接続されているので、計数装置からの情報を管理装置で集計や管理することができる。
本発明の計数装置、計数方法および計数システムによれば、主電源が遮断された後においても、所定の時間計数処理を続行することができる。
以下、本発明に係る計数装置23を備えた計数システムを含む遊技処理システム1の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に、遊技処理システム1の概要図を示す。
この遊技処理システム1では、複数のパチンコ機2および複数のパチンコ機2のそれぞれに接続された台間機3、4、複数のスロットマシン5およびメダル払出用の台間機6、各パチンコ機2や各スロットマシン5に対応して設置された計数装置23が島コンピュータ7を介してネットワーク8に接続されている。
また、ネットワーク8には、例えば、入金額を度数(有価価値)に変換して管理装置13の記憶部に、受け入れた会員用ICカードまたは受け入れるか、新たに発行する非会員用ICカードの度数(有価価値)を各ICカードの度数に基づいて記憶し、その度数の範囲で遊技媒体を貸し出す台間機4、5または貸し出しを遊技機に指示する台間機3(台間ユニットともいう)、受け入れた会員用ICカードまたは非会員用ICカードの度数(有価価値)残高を現金で返却する精算機10、受け入れた会員用ICカードや貯玉数の情報が記録されたレシートから貯玉数を参照し、貯玉数とその貯玉数により交換される景品種別と数量の表示を行い、景品払出機18が併設される場合、景品払出機18へ払い出す景品の種別と数量を指示する景品管理機(POS)11などが接続されている。
さらに、管理装置13の記憶部に会員用ICカードのIDに基づいて記憶された貯玉数や貯メダル数の口座があり、遊技機毎に遊技機下方のカウンタ104(膳板ともいう)に設置された計数装置23にて計数された獲得遊技媒体数があれば、ネットワーク8を介して管理装置13に送信し、口座に貯玉数や貯メダル数として積算して記憶する。そして再プレーを行える状態にする再プレー受付機12は、受け付けた会員用ICカードのIDを読み取り、IDとともにIDで特定される口座の貯玉数や貯メダル数の一部または全部を、1万円分を上限とし、再プレー用貯玉数や再プレー用貯メダル数の情報を書き換える旨の要求信号を、ネットワーク8を介して管理装置13に送信し、再プレーを行える状態にする。また、発行機20は、受け入れた紙幣額に対して購入度数ボタンで選択された金額に対応する度数を、会員用ICカードに更新したり、その金額に対応する度数が記憶された非会員用ICカードの発行を行う。また他には、各遊技機の上部に取り付けられ、各遊技機における、例えば、スランプグラフ、スタート回数、大当たり回数などの情報を表示するデータ表示機21、各遊技機の、例えば、スランプグラフ、スタート回数、大当たり回数などの情報を検索可能であり、その検索情報を表示部に表示して遊技客に提供するデータ公開機22などがネットワーク8に接続されている。
ここで、会員の遊技客とは、住所、氏名、年齢、性別、好きな台、連絡先、暗証番号などの属性情報が会員の遊技客を互いに識別するIDに基づいて管理装置に登録され、会員用ICカードを有する遊技客をいう。また、非会員の遊技客とは、会員登録されていない一般の遊技客をいう。
また、会員用ICカードや非会員用ICカードには、例えば、ICチップと、そのICチップを取り巻くアンテナ部とを有し、アンテナ部を介してICチップに情報の読み書きをすることができる非接触型の記憶媒体などが使用される。
上記した各機器からの情報は、ネットワーク8を介して管理装置13に出力され、さらに、プロトコルコンバータ14、モデム15を介してカードセンタ16に送信される。
また、各機器からの情報が出力される管理装置13には、例えば、管理装置13の情報を参照する機能を含んだパーソナルコンピュータ17などが接続されている。また、管理装置13からの情報は、ネットワーク8を介して各機器に出力される。なお、管理装置13は、1つまたは複数の管理装置で構成することができる。複数の管理装置の場合として、度数などの有価価値情報を処理するカードシステム用管理装置、遊技機の稼働情報に基づいて、パチンコ機2の釘やスロットマシン5の出メダル率を変更するための設定を調整するために集計するホールコンピュータ、景品の在庫数や出庫数を管理するための景品管理用管理装置、貯玉数などを管理するための会員管理用管理装置などが例示でき、これら管理装置をネットワーク8により接続して相互にデータ通信させることで管理装置13を構成することができる。
次に、計数装置23を備えるパチンコ島100の構成について、図2および図3を参照して説明する。
図2は、計数装置23を備えたパチンコ機2を複数並設してなるパチンコ島100を示す斜視図である。図3は、図2に示したパチンコ島100におけるパチンコ機2の側面図である。
図2に示すように、パチンコ島100は、つま板101間に複数のパチンコ機2、2…が並設されており、パチンコ機2、2…間には、台間機3、4が挟まれた状態で配置され、その上部に幕板102が設けられている。この幕板102には、例えば、獲得した遊技媒体数に対応した表示機能を備える表示機205が設置され、その表示機205の下部には、例えば、スランプグラフ、スタート回数、大当たり回数などの情報を表示するデータ表示機21が設置されている。
また、パチンコ機2、2…の前方には、各パチンコ機2、2…に対応して遊技客が座る椅子103、103…が配置されている。さらに、各パチンコ機2、2…の下方に前方に突き出し、パチンコ島100に長手方向に設けられたカウンタ104(膳板ともいう)上には、各パチンコ機2、2…のそれぞれに対応して、計数装置23の一部を構成し、パチンコ島100側の基体としても機能する玉箱設置台105、105…が設置されている。また、各玉箱設置台105、105…上には玉箱106、106…が配置されている。また、カウンタ104の下方側には、玉箱106からのパチンコ玉を計数する計数装置23が設置され、さらに、計数装置23よりも通路側(パチンコ機2の前方方向側)に、カウンタ104に沿ってタバコの吸殻を回収するタバコ回収搬送路107が設置されている。
また、パチンコ機2の表面側には、台本体200、台本体200の前面のほぼ中央部にほぼ水平に設置される上皿201、この上皿201の下部にほぼ水平に設置される玉受け皿202、この玉受け皿202の右方に設置されるハンドル203が設けられている。また、玉受け皿202の下部には、所定の距離をおいて玉箱106が位置する。
パチンコ機2は、上皿201に入れられたパチンコ玉を、ハンドル203を回動することで台本体200内に打ち込み、入賞して獲得した出玉を上皿201および玉受け皿202で受ける。この玉受け皿202の下部には、開口を有し、この開口を閉じている受け皿シャッタ(図示しない)を、玉受け皿202の前面に設けられたシャッタ操作部204を遊技客が所定方向に動作することで開くことができる。この受け皿シャッタが開くことで、玉受け皿202内のパチンコ玉を、玉受け皿202の下方の玉箱106内に排出可能となる。
また、図3に示すように、パチンコ機2の裏面側には、アウト玉を排出するアウト玉排出部210、このアウト玉排出部210から排出されたアウト玉を受け取るアウトボックス211、このアウトボックス211のアウト玉排出孔の下方に、アウト玉数を検出するためのアウトメータ212が設けられている。このアウトメータ212で、検知されたアウト玉は、アウトボックス211の底部に設けられた排出口に接続された排出パイプ213によって、排出樋214に導かれ、回収される。また、計数装置23によって計数されたパチンコ玉は、誘導通路218を介して排出樋214に導かれ、回収される。
また、パチンコ機2からの各種信号配線は、例えば、台間機3、4の裏面に設けられた入力コネクタ215に接続され、また、計数装置23やアウトメータ212からの信号配線は、台間機3、4の裏面下部に設けられた下部入力コネクタ216に接続される。また、パチンコ機2の外部に、出玉信号としてパチンコ機2の上皿へ供給される玉数を計数するセーフメータ(図示しない)が設置される。なお、台間機3のタイプ、いわゆるユニットの場合、対応するパチンコ機2がパチンコ玉を貸し出す、いわゆるCR機であり、セーフメータを用いずに、パチンコ機2から貸し出される貸玉数をパチンコ機2からの出力信号によりカウントできる。CR機の場合、貸玉数を除いた入賞に基づき、払い出される賞玉に相当するセーフ相当出力がパチンコ機から出力される。セーフメータまたはパチンコ機からの出力信号によりカウントされたパチンコ玉数である賞玉数から、台間機3、4やパチンコ機からの貸玉数や貸玉数に基づく金額情報などの信号による売上と、アウトメータ出力信号による発射玉数と、を減算した情報が遊技ホールにおける損益情報として演算できる。ここで、アウトとは、発射玉を意味し、セーフとは、パチンコ機2への供給玉、つまり遊技の上皿への供給玉を意味する。なお、上記した各種信号配線は、台間機3、4を介して、例えば島コンピュータ7に接続される一例を示したが、この構成に限られるものではなく、例えば、計数装置23からの情報を直接島コンピュータ7に出力するようにしてもよい。
次に、計数装置23の一部を構成する玉箱設置台105について、図4〜図7を参照して説明する。
図4は、カウンタ104上に各パチンコ機2に対応して設けられた玉箱設置台105および玉箱106を示す斜視図である。図5は、玉箱106を取り除いた状態のカウンタ104上に設けられた玉箱設置台105を示す斜視図である。図6および図7は、計数装置23側にパチンコ玉を導出する際の動作の説明をするための玉箱設置台105の斜視図である。
図4〜図7に示すように、パチンコ機2の下方前面のカウンタ104に設けられた玉箱設置台105は、基板250と、この基板250上に、玉箱106の裏面側の溝部に対応して設けられ、玉箱106を所定の位置に配置するための位置固定突起部251と、遮蔽手段の1つとして機能し、玉箱106からパチンコ玉を計数装置23に導くための開口部252を開閉する玉箱設置台シャッタ253と、この玉箱設置台シャッタ253を遊技客が作動させるためのシャッタ開閉操作部254と、基板250の裏面側に設けられ、計数装置23に電力を供給したり、各種制御信号の交信をしたりするための配線が接続され、計数装置23に設けられた接続コネクタと嵌合する接続コネクタ255と、計数装置23の係止部を係止する係止板256とから主に構成されている。
図6および図7に示すように、シャッタ開閉操作部254は、遊技客が操作する操作部254aと、この操作部254aを一端部とし、回転軸254bに回転可能に支持され、他端が玉箱設置台シャッタ253とリンク機構によって接続された回転部材254cと、この回転部材254cの回転軸254bより他端側に一端が接続されたバネ部材254dとから主に構成されている。また、回転部材254cには、後述する遊技媒体流下ユニット300の回転部材ストッパ420と当接することで、回転部材254cの回転動作を不可とするストッパ当接部材254eが設けられている(図11A参照)。また、玉箱設置台シャッタ253には、玉箱設置台シャッタ253がスライドする際、後述する遊技媒体流下ユニット300の遊技媒体流下ユニットシャッタ303を押圧し、遊技媒体流下ユニットシャッタ303をスライドさせるシャッタ押圧部材253aが設けられている(図11A参照)。さらに、玉箱設置台シャッタ253は、玉箱設置台シャッタガイド257、257によって、玉箱設置台105の長手方向(図6および図7の左右方向)に移動可能に支持されている。
図7に示すように、バネ部材254dを引張る方向、すなわち玉箱設置台105を上方からみたときに、回転軸254bを中心に回転部材254cを右回りに回転させる方向に作動させると、遊技媒体導入口として機能する開口部252が露出され、計数装置23側に玉箱106内のパチンコ玉を導出可能な状態となる。
なお、玉箱設置台シャッタ253が開口部252を露出する方向に移動する際、玉箱106の底部に設けられた玉箱シャッタ(図示しない)は、玉箱設置台シャッタ253とともに移動し、玉箱106の底部を開口する。さらに、この際、後述する遊技媒体流下ユニット300の遊技媒体流下ユニットシャッタ303を押圧し、遊技媒体流下ユニットシャッタ303をスライドさせ、開口部252に対向する位置に遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aを位置させる。また、バネ部材254dの復元力により玉箱設置台シャッタ253が開口部252を覆う方向に移動する際には、玉箱シャッタは、玉箱設置台シャッタ253とともに移動し、玉箱106の底部を閉鎖する。
また、係止板256は、計数装置23の係止部440、441に対応する位置に設けられ、計数装置23の係止部440、441を着脱可能に係止するものである。この係止板256には、後述する計数装置23の係止部440、441を係止するための開口部256a(図12参照)が形成されている。
次に、計数装置本体23aについて、図8〜図16Bを参照して説明する。
図8は、計数装置本体23aの遊技媒体流下ユニット300の側面を示す平面図である。図9および図10は、遊技媒体流下ユニット300におけるパチンコ玉が流下する流下通路の一部の断面を示した図である。図11Aは、玉箱設置台105に遊技媒体流下ユニット300を取り付ける際の遊技媒体流下ユニット300の通路側の側面を示す平面図である。図11Bは、遊技媒体流下ユニット300の開口部302が開口された状態の遊技媒体流下ユニット300の斜視図である。図12は、玉箱設置台105に計数装置本体23aを取り付ける際のカウンタ104の長手方向からの平面図である。図13は、遊技媒体流下ユニット300のパチンコ島100側の側面を示す平面図である。図14は、カウンタ104の下方側に取り付けられた計数装置本体23aの断面を示す図である。図15A〜図15Cおよび図16A〜図16Bは、遊技媒体流下ユニット300および玉箱設置台105のシャッタ部の動作を説明するための平面図である。
図8〜図14に示すように、計数装置本体23aは、遊技媒体流下ユニット300と、この遊技媒体流下ユニット300の遊技客通路側の面、この面に垂直な遊技媒体流下ユニット300の短手方向の側面および遊技媒体流下ユニット300の下方面を覆うように設けられた遊技媒体流下ユニットカバー380とから構成されている。
遊技媒体流下ユニット300は、筐体301と、この筐体301内に設けられ、遮蔽手段の1つとして機能し、遊技媒体流下ユニット300の開口部302を開口または閉鎖することで遊技媒体流下ユニット300内へのパチンコ玉PBの侵入を制御する遊技媒体流下ユニットシャッタ303と、パチンコ玉PBが流下する流下通路304と、この流下通路304に介在し、流下するパチンコ玉PBを検知する検知センサ305と、計数装置本体23aに電力を供給したり、各種制御信号の交信をしたりするための配線が接続され、玉箱設置台105に設けられた接続コネクタ255と嵌合する接続コネクタ460と、遮蔽手段駆動機構の一部として機能し、遊技媒体流下ユニット300の遊技客通路側の側面に設けられ、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の移動を不可とするシャッタストッパ410および玉箱設置台105の回転部材254cの移動を不可とする回転部材ストッパ420を作動するためのストッパ用リンク機構部400と、電気的駆動手段として機能し、ストッパ用リンク機構部400を電気的に駆動する駆動部430と、玉箱設置台105の係止板256に係止する係止部440、441と、遊技媒体流下ユニット300の遊技客通路側の側面に設けられ、係止部440の係止板256との係止を解除するために係止解除レバー442に加えられた動力を係止部440に伝達する動力伝達板450とから主に構成されている。なお、ストッパ用リンク機構部400、動力伝達板450は、平板状であり、遊技媒体流下ユニット300の遊技機から遊技客通路方向にかけての短手方向の厚さを薄型とすることができ、カウンタ104下部にタバコ回収搬送路107を取り付け可能となる。
また、図14に示すように、計数装置本体23aは、後述する遊技媒体排出口323が設けられた遊技媒体流下ユニット300の遊技機側の側壁である壁部301a側をパチンコ島100の腰板220に当接または腰板220側に寄せて設置されている。また、計数装置本体23aは、カウンタ104の下方側にカウンタ104に沿って設置されたタバコ回収搬送路107とパチンコ島100の腰板220との間に設置される。また、計数装置本体23aは、カウンタ104におけるパチンコ機2の前方方向(遊技客側方向)の中央(図14のX−X)とパチンコ島100の腰板220との間に設置されることが、タバコ回収搬送路107をカウンタ104の下方側に設置できるので好ましい。さらに、計数装置本体23aは、パチンコ島100の腰板220の表面からパチンコ機2の前方方向に向かって50mmの範囲内に設置されることが、タバコ回収搬送路107をカウンタ104の下方側に設置できるので好ましい。ここで、計数装置本体23aをパチンコ島100の腰板220の表面からパチンコ機2の前方方向に向かって50mmの範囲内に設置するのが好ましいのは、この範囲が50mmを超えるとタバコ回収搬送路107を並設するのが難しくなり、また、タバコ回収搬送路107を併設できたとしても、遊技客の足などにタバコ回収搬送路107が接触し、遊技客に不快感を与えるからである。
遊技媒体流下ユニットシャッタ303は、開口部302が形成された筐体301の上面上に摺動可能に設けられ、その一端がバネ部材310と接続されている。このバネ部材310の他端は、バネ部材固定部311に固定されている。このバネ部材310には、例えば、引きバネなどが用いられるが、ゴムなどの弾性体を使用してもよい。また、遊技媒体流下ユニットシャッタ303には、パチンコ玉PBを遊技媒体流下ユニット300内に導入するための開口部303aが形成されている。
流下通路304は、図8〜図10に示すように、筐体301の開口部302から導入されたパチンコ玉PBを検知センサ305を介して、遊技媒体流下ユニット300の外部に導出するものある。流下通路304は、開口部302のほぼ中央から、遊技媒体流下ユニット300の長手方向に左右に形成され、中央から長手方向にいくに伴って下方に傾斜し、両端の折り返し地点に至ると一段落下して両端から中央方向にいくに伴って下方に傾斜し、遊技媒体排出口323に至る。このように折り返しを設けて流下通路304の傾斜を抑え、遊技媒体流下ユニット300の長手方向の長さをパチンコ機の幅(パチンコ機の横方向の長さ)の範囲とするとともに、パチンコ玉PBの流下速度を計測不可能な程加速するのを防止する。
また、図9に示すように、遊技媒体流下ユニット300の長手方向に左右に形成された流下通路304は、それぞれ分離壁320によって2つの通路に分離されている。すなわち、流下通路304は、全部で4つの通路で構成されている。また、図8に示すように、流下通路304は、上下方向にくの字に折れ曲がった通路で構成され、図9に示す上部側の通路を通過したパチンコ玉PBは、上部側の通路の端部の開口部321から落下し、続いて図10に示す下部側の通路に導かれる。ここで、下部側の通路は、分離壁320によって2つの通路に分離されるとともに、それぞれの通路の中央に沿って、パチンコ玉PBを下方から支持して通過させる下方支持部材322が設けられている。また、下部側の通路の下流側は、通過したパチンコ玉PBを筐体301の長手方向側の側面に形成された遊技媒体排出口323から外部に排出するために、遊技媒体排出口323に向けて湾曲されている。
また、下部側の通路には、検知センサ305が介在されており、下部側の通路を通過するパチンコ玉PBは、この検知センサ305を通過して計数された後、遊技媒体排出口323から排出される。なお、図14に示すように、遊技媒体排出口323から外部に排出されたパチンコ玉PBは、誘導通路218を介して排出樋214に導かれ回収される。なお、パチンコ島100の腰板220には、遊技媒体排出口323に対応する位置に貫通部220aが形成され、パチンコ玉PBの排出樋214への導出を可能としている。また、検知センサ305の検知情報は、管理装置13に出力される。この際、検知センサ305の検知情報を、例えば、島コンピュータ7を介して直接管理装置13に出力してもよいし、台間機3、4などの制御部に一旦出力後、島コンピュータ7を介して管理装置13に出力してもよい。管理装置13では、例えば、会員用ICカードや非会員用ICカードのIDに基づいて、入力した情報を集計および管理する。
ここで、検知センサ305には、例えば、非接点式のセンサなどが用いられ、パチンコ玉PBの検知によるカウント信号は、1個のパチンコ玉PBの通過を確認する毎に1パルスの電気信号を発する。また、カウント信号として、光を用いてもよい。
さらに、図8および図10に示すように、遊技媒体排出口323における下部側の通路の、分離壁320と下方支持部材322との間、または遊技媒体流下ユニット300の壁部301aと下方支持部材322との間には、液体遮断壁324が設けられている。また、この液体遮断壁324は、下方支持部材322の高さよりも低い高さに設定されている。さらに、液体遮断壁324よりも遊技媒体流下ユニット300内部側の底部には、それぞれ遊技媒体流下ユニット300を下方向に貫通する液体排出口325が設けられている。このように、液体遮断壁324および液体排出口325を設けることで、例えば、遊技客がジュースなどの液体をこぼして、遊技媒体流下ユニット300の開口部302からその液体が流入し、流下通路304を流れてきても、液体遮断壁324によって遮断し、液体排出口325を介して遊技媒体流下ユニット300から排出されるので、パチンコ島100内に液体が流入することはない。なお、液体排出口325は、上記した位置に設ける以外にも、例えば、遊技媒体流下ユニット300内に液体が流入したときに、液体が流れるまたは溜まる部分に設けてもよい。
このように、遊技媒体流下ユニット300の長手方向に左右に形成された流下通路304を分離壁320によって2つの通路に分離し、全部で4つの通路で構成することで、計数処理時間を短縮することができる。また、分離する通路を2列までとすることで、薄型を図ることができ、さらに、カウンタ104の下方側に、計数装置本体23aよりも遊技客通路側に、カウンタ104に沿ってタバコの吸殻を回収するタバコ回収搬送路107を設置し、さらにタバコ回収搬送路107のパチンコ島100側に計数装置本体23aを設置することが可能となる(図3参照)。このタバコ回収搬送路107は、例えば、各パチンコ機2毎にカウンタ104に設けられた灰皿(図示しない)からの吸殻やその他のゴミなどが落下される、カウンタ104に沿って設置されたダクトと、ダクトに落下した吸殻やその他のゴミなどを回収装置まで搬送する搬送手段とから主に構成され、公知なタバコ回収搬送路などで構成される。搬送手段としては、例えば、コンベヤや吸引機による吸引によって回収装置に搬送される。
なお、上記した流下通路304では、遊技媒体流下ユニット300の長手方向に左右に形成された流下通路304が、それぞれ分離壁320によって分離された2つの通路を有する一例を示したが、遊技媒体流下ユニット300の長手方向に左右に形成された流下通路304が、それぞれ1つの通路で構成されてもよい。1つの通路で構成することで、さらに遊技媒体流下ユニット300の薄型を図ることができる。また、上記した流下通路304では、1つの流下通路304を1つのパチンコ玉PBが通過可能な通路幅とした一例を示したが、1つの流下通路304に、例えば、2つのパチンコ玉PBが並列な状態で通過可能な通路幅としてもよい。これらは選択されたタバコ回収搬送路107の遊技機側から遊技客通路側の方向にかけての寸法幅により適宜に選択できる。
ここで、筐体301の、例えば遊技媒体流下ユニット300の長手方向の遊技媒体排出口323が形成される側の壁部301aを、透明または半透明の部材で構成してもよい。さらに、筐体301の他の壁部も透明または半透明な部材で構成してもよい。これによって、遊技媒体流下ユニット300内部、特に流下通路304を目視することが可能となり、例えば、流下通路304の汚れている部分や、ごみなどが詰まっている部分を容易に把握することが可能となる。また、筐体301を構成するこれらの壁部は、例えば、ネジなどによって離脱可能に取り付けられている。これによって、例えば、流下通路304の清掃やごみなどを取り除く処理を容易に行うことができる。
また、例えば、計数装置本体23aの遊技媒体排出口323が設けられた壁部301a側をパチンコ島100の腰板220に当接させて設置する場合には、その壁部301aを設けずに、流下通路304を露出させて構成してもよい。この場合には、パチンコ島100の腰板220を壁部301aの代わりに利用することができる。また、流下通路304の上面を露出させて構成してもよい。このように、流下通路304の一方の側面および/または上面を露出させることで、流下通路内部を容易に清掃することができる。
係止部440、441は、それぞれ玉箱設置台105に設けられた係止板256に対応する位置に設置され、図11A、図11Bおよび図13に示すように、係止板256に係止する先端部は、遊技媒体流下ユニット300の長手方向の外側に水平に突出した係止接面440a、441aを有する鍵形状に構成されている。また、パチンコ機2およびカウンタ104の側方からみた様子を示す図12に示すように、この係止接面440a、441aが、玉箱設置台105の係止板256における開口部256aの下端面に係止され、計数装置本体23aが玉箱設置台105に離脱可能に支持固定される。
また、係止部440、441は、回転軸440b、441bによって、その係止接面440a、441aが遊技媒体流下ユニット300の長手方向の中央側(図11Aにおいて係止部440は左回り、係止部441は右回り)、すなわち係止部440、441を玉箱設置台105の係止板256から離脱する方向に回転可能に支持されている。また、その回転軸440b、441bよりも下端側にバネ部材330、331の一端が接続され、上記した方向に係止部440、441を回転させる際に、バネ部材330、331の復元力に逆らって回転させるように構成されている。言い換えると、係止部440、441を上記した方向に回転させるための駆動力を解除したときには、係止部440、441は、バネ部材330、331の復元力によって元の位置、すなわち玉箱設置台105の係止板256と係止可能な位置に戻る。
ここで、図11Aに示すように、一方の係止部440の下方側の端部は、係止解除レバー442に加えられた動力を係止部440に伝達する動力伝達板450の一端と接続されている。また、動力伝達板450の他端は、係止解除レバー442に当接または接続され、動力伝達板450が、遊技媒体流下ユニット300の長手方向の側面に、この側面に沿って長手方向に移動可能なように取り付けられている。係止解除レバー442が押されると、動力伝達板450が係止部440側に移動し、係止部440の係止接面440aが回転軸440bを中心に、遊技媒体流下ユニット300の長手方向の中央側(図11Aにおいて係止部440は左回り)に回転させる。
また、他方の係止部441の下方側の端部は、電気的駆動手段として機能する駆動部335と接続されている。この駆動部335は、例えばソレノイドやモータなどによって構成され、駆動部335を駆動することで、係止部441を玉箱設置台105の係止板256から離脱する方向に回転するように構成されている。また、駆動部335は、例えば、管理装置13などからの情報に基づいて駆動することができ、自動的に係止部441を玉箱設置台105の係止板256から離脱することも可能となる。
ここで、計数装置本体23aを玉箱設置台105の係止板256から離脱する際、例えば、管理装置13などからの情報に基づいて、自動的に一方の係止部441を玉箱設置台105の係止板256から離脱し、その後、店員がもう一方の係止部440を係止解除レバー442を押すことで、玉箱設置台105の係止板256から離脱することができるので、店員の作業を削減することができる。また、自動的に一方の係止部441のみを玉箱設置台105の係止板256から離脱するので、計数装置本体23aが落下してしまうことはない。なお、計数装置本体23aの双方の係止部440、441が同時に玉箱設置台105の係止板256から離脱しても落下しないように、計数装置本体23aに紐やゴム部材などの落下防止部材の一端を取り付け、その他端を取り外し可能にパチンコ島100の腰板220の裏面側に取り付けてもよい。これによって、例えば、双方の係止部440、441を駆動部によって自動的に操作可能な場合に、双方の係止部440、441を同時に玉箱設置台105の係止板256から離脱することができるので、店員の作業をさらに削減することができる。この場合に、計数装置本体23aをパチンコ島100内から外に取り出すときには、パチンコ島100の腰板220の裏面側に取り外し可能に取り付けられた落下防止部材の他端が取り外される。
また、図11A(遊技客通路側からパチンコ機を見た方向の図)、図11Bおよび図13に示すように、係止部440、441には、店員が操作して係止板256への係止を解除するための操作レバー440c、441cが設けられている。また、筐体301の長手方向の遊技媒体排出口323が形成される側の壁部301aには、操作レバー440c、441cを操作するための操作レバー用開口部306、307が形成されている。また、図14に示すように、パチンコ島100の腰板220には、操作レバー用開口部306、307に対応する位置に貫通部220bが形成されている。これによって、店員が、パチンコ機2を開いて、パチンコ島100内から貫通部220bおよび操作レバー用開口部306、307を介して操作レバー440c、441cを操作して、計数装置本体23aを玉箱設置台105の係止板256から離脱することができる。この構成では、操作レバー440c、441cは、パチンコ島100内からを操作されるので、例えば、遊技客が勝手に操作レバー440c、441cを操作することを防止できる。
さらに、操作レバー440c、441cの位置に対応して、カウンタ104を貫通する貫通部(図示しない)を設けてもよい。この場合には、店員が、例えば、貫通部を封鎖する封鎖部材(例えば、位置固定突起部251のパチンコ機2側のゴムキャップなど)を取り外し、貫通部を介して操作レバー440c、441cを操作することで、計数装置本体23aを玉箱設置台105の係止板256から離脱することができる。
ストッパ用リンク機構部400は、遮蔽手段駆動機構の一部として機能し、遊技媒体流下ユニット300の長手方向の側面に設けられ、一端が電気的駆動手段として機能する駆動部430と当接または接続され、他端が2つに分岐され、リンク機構を有して構成されている。この分岐された一方の先端には、遮蔽手段駆動機構の一部として機能し、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の移動を不可とするシャッタストッパ410が接続され、他方の先端には、遮蔽手段駆動機構の一部として機能し、玉箱設置台105の回転部材254cの移動を不可とする回転部材ストッパ420が接続または形成されている。ストッパ用リンク機構部400は、駆動部430からの動力をリンク機構によって遊技媒体流下ユニット300の上下方向に向きを変えて伝えるもので、この先端に設けられたシャッタストッパ410および回転部材ストッパ420を遊技媒体流下ユニット300の上下方向に移動可能となる。
シャッタストッパ410は、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aを遊技媒体流下ユニット300の開口部302に対向する位置、すなわちパチンコ玉PBが流下可能な位置に遊技媒体流下ユニットシャッタ303を固定する際に、遊技媒体流下ユニットシャッタ303に一端が接続されたバネ部材310からの復元力により、遊技媒体流下ユニットシャッタ303がバネ部材固定部311側に移動するのを防ぐものである。また、シャッタストッパ410には、シャッタストッパ410に形成された遊技媒体流下ユニットシャッタ303の一端水平側面を当接させ支持するための支持部410aが形成され、この支持部410aによって、遊技媒体流下ユニットシャッタ303がバネ部材固定部311側、すなわちパチンコ玉PBが流下不可能な閉鎖位置に遊技媒体流下ユニットシャッタ303が移動されるのを防いでいる。遊技媒体流下ユニットシャッタ303のバネ部材固定部311側への移動を防ぐ(パチンコ玉PBの流下可能な状態の維持)場合には、シャッタストッパ410は、ストッパ用リンク機構部400により駆動部430からの動力が伝えられ、下方向に移動され、支持部410aが遊技媒体流下ユニットシャッタ303の一端水平側面を当接させ支持できる位置に移動される。一方、遊技媒体流下ユニットシャッタ303をバネ部材固定部311側へ移動させる場合、すなわち遊技媒体流下ユニット300の開口部302を遊技媒体流下ユニットシャッタ303によって閉鎖する場合には、シャッタストッパ410は、ストッパ用リンク機構部400により駆動部430からの動力が伝えられ、上方向に移動され、支持部410aが遊技媒体流下ユニットシャッタ303の一端水平側面に接触しない上方の位置に移動される。
回転部材ストッパ420は、上方の位置に移動すると、玉箱設置台105のストッパ当接部材254e(回転部材254cを固定するもの)と当接し、玉箱設置台105の回転部材254cの移動を不可とするものである。回転部材ストッパ420の動作は、上記したシャッタストッパ410の動作と連動している。すなわち、遊技媒体流下ユニットシャッタ303をバネ部材固定部311側へ移動させて、遊技媒体流下ユニット300の開口部302を遊技媒体流下ユニットシャッタ303によって閉鎖する場合には、回転部材ストッパ420は、ストッパ用リンク機構部400により駆動部430からの動力が伝えられ、上方向に移動され、玉箱設置台105の回転部材254cと当接する位置に移動される。これによって、例えば、遊技客がシャッタ開閉操作部254の操作部254aを移動させようとしても移動できず、玉箱設置台シャッタ253を開くことができなくなる。一方、シャッタストッパ410が下方向に移動される場合には、回転部材ストッパ420も下方に移動され、玉箱設置台105の回転部材254cとの当接が解除されるため、例えば、遊技客がシャッタ開閉操作部254の操作部254aを移動させ、玉箱設置台シャッタ253を開くことが可能となる。
ここで、計数装置本体23aは、例えば、停電などにより計数装置本体23aへの電力供給が遮断されたときに、遊技媒体流下ユニット300の開口部302を自動的に閉鎖するように構成することが好ましく、電源がオフの状態で、シャッタストッパ410を上方向に移動して、シャッタストッパ410の支持部410aが遊技媒体流下ユニットシャッタ303の一端面に接触しない位置に移動するように作動するように駆動部430を構成するのが好ましい。
また、接続コネクタ460は、玉箱設置台105の基板250の裏面側に設けられた接続コネクタ255に嵌合可能な遊技媒体流下ユニット300の所定位置に設けられ、計数装置本体23aに電力を供給したり、各種制御信号の交信をしたりするための配線が接続されている。接続コネクタ460としては、例えば、雄形状、雌形状をそれぞれ嵌合させて接続できるものであればよい。接続コネクタ460として、毎日遊技媒体流下ユニット300を抜き差しして流下通路304の清掃を行っても電気的接続性を維持することができる、活線挿抜性(抜き差し時の耐久性の高い性質)の高い、いわゆるドロワコネクタなどを用いるのが好ましい。そして、遊技媒体流下ユニット300を玉箱設置台105に取り付けることで、接続コネクタ460と接続コネクタ255とを嵌合することができる。これによって、接続コネクタの接続作業を削除でき、遊技媒体流下ユニット300の装着作業が容易となり、店員の作業効率の向上を図ることができる。
遊技媒体流下ユニットカバー380は、図12および図14に示すように、遊技媒体流下ユニット300の遊技客通路側(パチンコ機2の前方方向側)の面、この面に垂直な遊技媒体流下ユニット300の短手方向の側面および遊技媒体流下ユニット300の下方面を覆うように形成されている。さらに、遊技媒体流下ユニットカバー380の遊技媒体流下ユニット300の下方面を覆う部分は、パチンコ島100側に下方傾斜させて構成され、そのパチンコ島100側の端縁は、パチンコ島100の腰板220と若干の隙間を有するように位置している。このように、遊技媒体流下ユニット300の下方面を覆う部分をパチンコ島100側に向かって下方傾斜させ、さらにパチンコ島100側の端縁とパチンコ島100の腰板220との間に若干の隙間を設けることで、遊技媒体流下ユニット300の底部に設けられた液体排出口325から排出された液体をパチンコ島100の腰板220側に誘導して、隙間から計数装置23の外部に排出することができる。
次に、玉箱設置台105の玉箱設置台シャッタ253および遊技媒体流下ユニット300の遊技媒体流下ユニットシャッタ303などの一連の動作について、図15A〜図15Cおよび図16A〜図16Bを参照して説明する。
例えば、台間機3、4に会員用ICカードまたは非会員用ICカードが受け入れられるまでは、図15Aに示すように、シャッタストッパ410および回転部材ストッパ420は、ストッパ用リンク機構部400により上方向に移動され、遊技媒体流下ユニットシャッタ303は、バネ部材310の復元力によりバネ部材固定部311側に位置し、遊技媒体流下ユニット300は閉鎖された状態になっている。すなわち、遊技媒体流下ユニット300内に、パチンコ玉PBが流入することは不可能な状態となっている。
さらに、台間機3、4に会員用ICカードまたは非会員用ICカードが受け入れられるまでは、図15Aに示すように、玉箱設置台105の回転部材254cと一体のストッパ当接部材254eは、遊技媒体流下ユニット300の回転部材ストッパ420と当接した状態になっており、例えば、遊技客がシャッタ開閉操作部254の操作部254aを操作しようとしても操作できず、玉箱設置台シャッタ253は閉じられた状態になっている。すなわち、玉箱106からパチンコ玉PBが流出できない状態になっている。
続いて、例えば、台間機3、4において会員用ICカードまたは非会員用ICカードの受け入れを検知したときには、シャッタストッパ410および回転部材ストッパ420は、ストッパ用リンク機構部400により駆動部430からの動力が伝えられ、下方向に移動される。これによって、玉箱設置台105の回転部材254cは、遊技媒体流下ユニット300の回転部材ストッパ420と当接した状態から解除され、例えば、遊技客がシャッタ開閉操作部254の操作部254aを操作して、玉箱設置台シャッタ253を開くことが可能となる。また、遊技媒体流下ユニットシャッタ303は、バネ部材310の復元力に反する方向、すなわち、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aを遊技媒体流下ユニット300の開口部302および玉箱設置台105の開口部252の方向に移動可能な状態となる。
ここで、図15Bに示すように、遊技客により玉箱設置台シャッタ253を開く方向にシャッタ開閉操作部254の操作部254aが操作された場合には、玉箱設置台シャッタ253が開くとともに、シャッタ押圧部材253aが遊技媒体流下ユニットシャッタ303をバネ部材310の復元力に反して押圧し、玉箱設置台105の開口部252に対向する方向へ遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aが移動される。
続いて、図15Cに示すように、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aが玉箱設置台105の開口部252に対向する位置に移動されると、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の一端面は、シャッタストッパ410の支持部410aによって支持される。これによって、遊技客がシャッタ開閉操作部254の操作部254aから手を離し、玉箱設置台シャッタ253がバネ部材254dの復元力により、図15Aに示す、当初の位置に移動され、シャッタ押圧部材253aによる押圧力が解除されても、遊技媒体流下ユニットシャッタ303は、バネ部材310の復元力によりバネ部材固定部311側へ移動されることなく固定(ロック)される。この状態において、玉箱設置台シャッタ253が開く方向に移動されると、それに伴って玉箱106の底部の玉箱シャッタ(図示しない)が開き、玉箱シャッタ、玉箱設置台105の開口部252、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aおよび遊技媒体流下ユニット300の開口部302を介して、遊技媒体流下ユニット300内にパチンコ玉PBが流入可能な状態となる。
上記したように、例えば、台間機3、4において会員用ICカードまたは非会員用ICカードの受け入れが検知されると、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の一端水平側面は、シャッタストッパ410の支持部410aによって支持可能な状態となり、遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aが玉箱設置台105の開口部252に対向するように固定(ロック)可能となる。この状態において、例えば、停電などにより電力が遮断された場合には、駆動部430が後述する電源供給回路470のコンデンサに充電されていた電力により駆動され、図16Aに示すように、シャッタストッパ410および回転部材ストッパ420は、ストッパ用リンク機構部400により駆動部430からの動力が伝えられ、上方向に移動される。
シャッタストッパ410および回転部材ストッパ420が上方向に移動されると、図16Bに示すように、遊技媒体流下ユニットシャッタ303は、バネ部材310の復元力によりバネ部材固定部311側に移動し、遊技媒体流下ユニット300は閉鎖された状態になる。すなわち、遊技媒体流下ユニット300内に、パチンコ玉PBが流入することは不可能な状態となる。また、玉箱設置台105の回転部材254cは、遊技媒体流下ユニット300の回転部材ストッパ420と当接した状態になり、例えば、遊技客がシャッタ開閉操作部254の操作部254aを操作しようとしても操作できず、玉箱設置台シャッタ253は閉じられた状態になる。すなわち、玉箱106からパチンコ玉PBが流出できない状態になる。
ここで、例えば、停電などにより電力が遮断された場合でも、すでに遊技媒体流下ユニット300内に流入したパチンコ玉PB、すなわち、遊技媒体流下ユニットシャッタ303と流下通路304に介在する検知する検知センサ305との間に存在するパチンコ玉PBの計数を実行することができる。
この停電などにより電力が遮断された場合でも計数処理を実行することが可能な電源供給回路470の概要を図17を参照して説明する。
図17は、遊技媒体流下ユニット300の電源供給回路470の概要を模式的に示した図である。
図17に示すように、例えば、電源471から交流電圧をダイオードブリッジ472に供給し、全波整流を行う。また、電源供給回路470には、全波整流を行うことで生じた直流電圧を負荷するコンデンサ473が備えられている。さらに、電源供給回路470には、直流電圧を直接、駆動部430の駆動電源回路および計数回路476に供給する配線、直流電圧をレギュレタ474、475を介して駆動部430の駆動電源回路および計数回路476に供給する配線などが設けられている。この電源供給回路470を用いることで、コンデンサ473に蓄電することができ、例えば、停電などにより電力が遮断された場合に、このコンデンサ473に蓄電された電力を用いることで、計数処理を実行することが可能となる。
ここで、コンデンサ473としては、例えば、電気二重層コンデンサや電解コンデンサなどを使用することができ、特に、低抵抗、寿命などの観点から電気二重層コンデンサを用いるのが好ましい。
このように、例えば、停電などにより電力が遮断された場合でも、すでに遊技媒体流下ユニット300内に流入したパチンコ玉PBを計数することができるので、遊技客の獲得したパチンコ玉PBを無駄なく正確に計数することができる。
また、玉箱設置台105の玉箱設置台シャッタ253および遊技媒体流下ユニット300の遊技媒体流下ユニットシャッタ303は、例えば次に示すように、遊技客が獲得したパチンコ玉数に応じて一連の動作を実行してもよい。
獲得したパチンコ玉数に応じた、玉箱設置台105の玉箱設置台シャッタ253および遊技媒体流下ユニット300の遊技媒体流下ユニットシャッタ303における一連の動作の一例を図18を参照して説明する。
図18は、獲得したパチンコ玉数に応じた、玉箱設置台105の玉箱設置台シャッタ253および遊技媒体流下ユニット300の遊技媒体流下ユニットシャッタ303における一連の動作を説明するための流れ図である。なお、この動作は、例えば、管理装置13や台間機3、4などの制御部によって制御される。
まず、制御部は、遊技客に係る、セーフ数(遊技機への供給玉数、つまり遊技の上皿への供給玉数)、アウト数(発射玉数)、貸玉数の情報を入力する(ステップS500)。
ここで、セーフ数は、例えば、パチンコ機2の外部に、出玉信号としてパチンコ機2の上皿へ供給される玉数を計数するセーフメータの情報から得ることができる。なお、台間機3、4のタイプがユニットの場合、このセーフメータにおいて、台間機3、4からの信号に基づいてパチンコ機2から貸し出されるパチンコ玉もカウントする。そのため、その場合には、このセーフメータでカウントされたパチンコ玉数から、台間機3、4からの信号に基づいて貸し出されるパチンコ玉数を減算したものを、入賞に基づいて払い出されたパチンコ玉数(セーフ相当出力)としてパチンコ機2の裏機構板より出力される。アウト数は、アウトメータ212の情報から得ることができる。貸玉数は、台間機3、4の情報から得ることができる。
続いて、制御部は、セーフ数と貸玉数とを加算した値と、アウト数とを比較し、セーフ数と貸玉数とを加算した値がアウト数よりも大きいか否かを判定する(ステップS501)。
ステップS501の判定で、セーフ数と貸玉数とを加算した値がアウト数以下と判定した場合(ステップS501のNo)には、制御部は、遊技媒体流下ユニット300に、遊技媒体流下ユニット300が閉鎖した状態、かつ、玉箱設置台シャッタ253が閉じられた状態とするための制御信号を出力する(ステップS502)。
遊技媒体流下ユニット300は、この制御信号を入力すると、前述したように、シャッタストッパ410および回転部材ストッパ420を上方向に移動させ、遊技媒体流下ユニット300内に、パチンコ玉PBが流入することが不可能な状態、かつ、玉箱設置台105の回転部材254cを遊技媒体流下ユニット300の回転部材ストッパ420と当接した状態にする(図16B参照)。
一方、ステップS501の判定で、セーフ数と貸玉数とを加算した値がアウト数よりも大きいと判定した場合(ステップS501のYes)には、制御部は、遊技媒体流下ユニット300に、パチンコ玉を受け入れ可能な状態、かつ、玉箱設置台シャッタ253を開くことが可能な状態とするための制御信号を出力する(ステップS503)。
遊技媒体流下ユニット300は、この制御信号を入力すると、前述したように、シャッタストッパ410および回転部材ストッパ420を下方向に移動させ、遊技媒体流下ユニット300内に、パチンコ玉PBが流入することが可能な状態、かつ、玉箱設置台105の回転部材254cの遊技媒体流下ユニット300の回転部材ストッパ420との当接を解除した状態にする(図15Bおよび図15C参照)。これによって、遊技客により玉箱設置台シャッタ253を開く方向にシャッタ開閉操作部254の操作部254aが操作された場合には、玉箱設置台シャッタ253が開くことが可能となり、さらにシャッタ押圧部材253aが遊技媒体流下ユニットシャッタ303をバネ部材310の復元力に反して押圧し、玉箱設置台105の開口部252に対向する方向へ遊技媒体流下ユニットシャッタ303の開口部303aを移動することが可能となる。
上記したように、例えば、セーフ数と貸玉数とを加算した値がアウト数以下と判定した場合に、すなわち計数処理を実行する必要がない状態のときに、遊技媒体流下ユニット300を閉鎖した状態、かつ、玉箱設置台シャッタ253を閉じた状態とすることで、遊技媒体流下ユニット300内へのごみなどの挿入や、遊技媒体流下ユニット300内に対する遊技客のいたずらなどを防止することができる。
(他の実施の形態)
前述した一実施の形態で説明したように、計数装置本体23aを玉箱設置台105に取り付けるときには、店員がパチンコ島100内に手を挿入し、所定の位置に取り付ける。この際、計数装置本体23aをその所定の位置に位置決めする規制部材があると、カウンタ104の下側に身をかがめ視点を下げて視認しながら取り付けるような手間がいらず、カウンタ104の上方からの視点で手探りにて容易に計数装置本体23aを玉箱設置台105に取り付けることが可能となる。そこで、カウンタ104の下方側に位置決め規制部材を備えた一例を図19〜図20を参照して説明する。
図19は、カウンタ104の長手方向への計数装置本体23aの移動を規制する位置決め規制部材600を備えたカウンタ104の断面を示す図である。図20は、カウンタ104の長手方向およびカウンタ104の短手方向(パチンコ島100の側面に垂直な方向)への計数装置本体23aの移動を規制する位置決め規制部材650を備えたカウンタ104の断面を示す図である。また、図21は、図20に示した位置決め規制部材650を、下方側、すなわち計数装置本体23aを挿入する側からみたときの平面図である。
図19に示すように、位置決め規制部材600は、断面がL字状の板状部材から構成され、カウンタ104の下方面の所定位置に、例えばネジなどによって固定される。この位置決め規制部材600に、計数装置本体23aの一端面を当接させることで、カウンタ104の長手方向の位置決めを行うことができる。
また、他の位置決め規制部材は、図20および図21に示すように、計数装置本体23aの形状に対応し、計数装置本体23aを挿入可能に形成された断面矩形の筒状部材で構成されてもよい。この位置決め規制部材650は、カウンタ104の下方面の所定位置に、例えばネジなどによって固定される。この位置決め規制部材650は、計数装置本体23aの上面部(遊技媒体流下ユニットシャッタ303が設けられた側)から計数装置本体23aを挿入可能とし、計数装置本体23aを挿入することで、カウンタ104の長手方向および短手方向の位置決めを行うことができる。
上記した位置決め規制部材600、650を設けることで、計数装置本体23aの玉箱設置台105への設置が容易となり、計数装置本体23aを設置する際の店員の作業時間を短縮することができる。
また、前述した一実施の形態では、計数装置本体23aをパチンコ島100の腰板220に当接させて設置する一例を示したが、この設置位置に限られるものではない。図22は、計数装置本体23aとパチンコ島100の腰板220との間に所定の間隔をおいて設置された計数装置本体23aの断面を示す図である。
図22に示すように、計数装置本体23aは、パチンコ島100の腰板220と所定の間隔をおいて設置され、計数装置本体23aの遊技媒体排出口323と腰板220の貫通部220aとの間には、パチンコ玉PBをパチンコ島100内に導く誘導板222が設けられている。計数装置本体23aの遊技媒体排出口323から外部に排出されたパチンコ玉PBは、誘導板222、貫通部220aおよび誘導通路218を介して排出樋214に導かれ回収される。
なお、計数装置本体23aがパチンコ島100の腰板220と所定の間隔をおいて設置される場合においても、計数装置本体23aは、カウンタ104の下方側にカウンタ104に沿って設置されたタバコ回収搬送路107とパチンコ島100の腰板220との間に設置される。また、計数装置本体23aは、カウンタ104におけるパチンコ機2の前方方向(遊技客側方向)の中央(図22のX−X)とパチンコ島100の腰板220との間に設置されることが好ましい。さらに、計数装置本体23aは、パチンコ島100の腰板220の表面からパチンコ機2の前方方向に向かって50mmの範囲内に設置されることが好ましい。ここで、計数装置本体23aをパチンコ島100の腰板220の表面からパチンコ機2の前方方向に向かって50mmの範囲内に設置するのが好ましいのは、この範囲が50mmを超えるとタバコ回収搬送路107を並設するのが難しくなり、また、タバコ回収搬送路107を併設できたとしても、遊技客の足などにタバコ回収搬送路107が接触し、遊技客に不快感を与えるからである。
また、上記した実施の形態では、検知センサ305を遊技媒体流下ユニット300内に配設した一例を示したが、この構成に限られるものではなく、検知センサ305を遊技媒体流下ユニット300の外側の腰板220よりパチンコ島100内部または遊技媒体流下ユニット300と腰板220の間に設けてもよい。
なお、上記した実施の形態では、パチンコ島100に備えられたパチンコ玉を計数する計数装置23について説明したが、この計数装置23に係る技術はメダルを計数する計数装置にも適用することができる。メダルを計数する計数装置に本発明に係る技術が適用された場合においても、勿論、パチンコ玉を計数する計数装置23と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態の計数装置を備えた遊技処理システムの概要図。 計数装置を備えたパチンコ機を複数並設してなるパチンコ島を示す斜視図。 図2に示したパチンコ島におけるパチンコ機の側面図。 カウンタ上に各パチンコ機に対応して設けられた玉箱設置台および玉箱を示す斜視図。 玉箱を取り除いた状態のカウンタ上に設けられた玉箱設置台を示す斜視図。 計数装置側にパチンコ玉を導出する際の動作の説明をするための玉箱設置台の斜視図。 計数装置側にパチンコ玉を導出する際の動作の説明をするための玉箱設置台の斜視図。 計数装置本体の遊技媒体流下ユニットの側面を示す平面図。 遊技媒体流下ユニットにおけるパチンコ玉が流下する流下通路の一部の断面を示した図。 遊技媒体流下ユニットにおけるパチンコ玉が流下する流下通路の一部の断面を示した図。 玉箱設置台に遊技媒体流下ユニットを取り付ける際の遊技媒体流下ユニットの通路側の側面を示す平面図。 開口部が開口された状態の遊技媒体流下ユニットの斜視図。 玉箱設置台に計数装置本体を取り付ける際のカウンタの長手方向からの平面図。 遊技媒体流下ユニットのパチンコ島側の側面を示す平面図。 カウンタの下方側に取り付けられた計数装置本体の断面を示す図。 遊技媒体流下ユニットおよび玉箱設置台のシャッタ部の動作を説明するための平面図。 遊技媒体流下ユニットおよび玉箱設置台のシャッタ部の動作を説明するための平面図。 遊技媒体流下ユニットおよび玉箱設置台のシャッタ部の動作を説明するための平面図。 遊技媒体流下ユニットおよび玉箱設置台のシャッタ部の動作を説明するための平面図。 遊技媒体流下ユニットおよび玉箱設置台のシャッタ部の動作を説明するための平面図。 遊技媒体流下ユニットの電源供給回路の概要を模式的に示した図。 獲得したパチンコ玉数に応じた、玉箱設置台の玉箱設置台シャッタおよび遊技媒体流下ユニットの遊技媒体流下ユニットシャッタにおける一連の動作を説明するための流れ図。 カウンタの長手方向への計数装置本体の移動を規制する位置決め規制部材を備えたカウンタの断面を示す図。 カウンタの長手方向およびカウンタ104の短手方向への計数装置本体の移動を規制する位置決め規制部材を備えたカウンタの断面を示す図。 図20に示した位置決め規制部材を下方側からみたときの平面図。 計数装置本体とパチンコ島の腰板との間に所定の間隔をおいて設置された計数装置本体の断面を示す図。
符号の説明
1…遊技処理システム、2…パチンコ機、3,4,6…台間機、5…スロットマシン、7…島コンピュータ、8…ネットワーク、10…精算機、11…景品管理機(POS)、12…再プレー受付機、13…管理装置、14…プロトコルコンバータ、15…モデム、16…カードセンタ、17…パーソナルコンピュータ、18…景品払出機、20…発行機、21…データ表示機、22…データ公開機、23…計数装置、23a…計数装置本体、100…パチンコ島、101…板、102…幕板、103…椅子、104…カウンタ、105…玉箱設置台、106…玉箱、107…タバコ回収搬送路、204…シャッタ操作部、205…表示機、210…アウト玉排出部、211…アウトボックス、212…アウトメータ、213…排出パイプ、214…排出樋、215…入力コネクタ、216…下部入力コネクタ、218…誘導通路、220…腰板、220a,220b…貫通部、250…基板、251…位置固定突起部、252,256a,302,303a、,321…開口部、253…玉箱設置台シャッタ、253a…シャッタ押圧部材、254…シャッタ開閉操作部、254a…操作部、254b…回転軸、254c…回転部材、254d…バネ部材、254e…ストッパ当接部材、255,460…接続コネクタ、256…係止板、257…玉箱設置台シャッタガイド、300…遊技媒体流下ユニット、301…筐体、301a…壁部、303…遊技媒体流下ユニットシャッタ、304…流下通路、305…検知センサ、306…操作レバー用開口部、310,330…バネ部材、311…バネ部材固定部、320…分離壁、322…下方支持部材、323…遊技媒体排出口、324…液体遮断壁、325…液体排出口、335,430…駆動部、380…遊技媒体流下ユニットカバー、400…ストッパ用リンク機構部、410…シャッタストッパ、410a…支持部、420…回転部材ストッパ、440…係止部、440a…係止接面、440b…回転軸、440c…操作レバー、441…係止部、442…係止解除レバー、450…動力伝達板。

Claims (8)

  1. 遊技媒体を計数部に導くための遊技媒体導入口を開閉可能な遮蔽手段を備える計数装置であって、
    前記計数装置への電力が遮断された場合に、前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖し、前記遊技媒体導入口から流入する遊技媒体を遮断するとともに、前記遊技媒体導入口と前記計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することが可能なことを特徴とする計数装置。
  2. 前記計数部を稼動させる電力を供給する電源回路にコンデンサを備え、前記計数装置への電力が遮断された場合における前記計数部への電力を前記コンデンサによって供給することを特徴とする請求項1記載の計数装置。
  3. 前記遮蔽手段が、レバー操作および/または電気的駆動手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖可能であり、前記計数装置への電力の遮断を検知したときに、電気的駆動手段を駆動して前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖することを特徴とする請求項1または2記載の計数装置。
  4. 前記計数装置が、
    複数の遊技機が列設された遊技機島における前記遊技機の下部前方に突設された突出板の下方側に前記遊技機島の側面に沿って、かつタバコの吸殻を回収するタバコ回収搬送路を前記突出板の下方側の通路側に並設可能に配置される遊技媒体流下ユニットを備え、
    前記遊技媒体流下ユニットが、
    前記遊技媒体導入口から導入された遊技媒体が流下する流下通路と、
    前記流下通路の側面に設けられ、前記電気的駆動手段からの駆動力を伝達して前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖状態にする遮蔽手段駆動機構と
    を具備することを特徴とする請求項3記載の計数装置。
  5. 前記遊技媒体流下ユニットが、
    前記遊技媒体流下ユニットを前記突出板の下方側に係止する係止手段と、
    前記係止手段を解除して少なくとも前記遊技媒体流下ユニットの一端側を係止部から離脱させる第2の電気的駆動手段と
    を具備することを特徴とする請求項4記載の計数装置。
  6. 遊技媒体を計数部に導くための遊技媒体導入口を開閉可能な遮蔽手段を備える計数装置における計数方法であって、
    前記計数装置への電力が遮断された場合に、前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖し、前記遊技媒体導入口から流入する遊技媒体を遮断するとともに、前記遊技媒体導入口と前記計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することを特徴とする計数方法。
  7. 電気的駆動手段からの駆動力を遮蔽手段駆動機構が伝達して前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖状態にすることを特徴とする請求項7記載の計数方法。
  8. 遊技媒体を計数部に導くための遊技媒体導入口を開閉可能な遮蔽手段を備え、前記計数装置への電力が遮断された場合に、前記遮蔽手段により前記遊技媒体導入口を閉鎖し、前記遊技媒体導入口から流入する遊技媒体を遮断するとともに、前記遊技媒体導入口と前記計数部との間の流下通路に存在する遊技媒体の計数を続行することが可能な計数装置と、
    前記計数装置と通信可能に接続され、前記計数装置からの情報を管理する管理装置と
    を具備することを特徴とする計数システム。
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