JP2007228992A - アプリケータ付き生理用タンポン - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性を高めることなく吸収効率を向上させ、かつ、アプリケータ内を伝う漏れを防止し、着用時における使用感をも向上させたコンパクト型アプリケータ付き生理用タンポンを提供する。
【解決手段】コンパクト型のアプリケータ付き生理用タンポン10であって、大径吸収部材21と小径吸収部材22とからなる吸収部材2を備えた生理用タンポン1と、中空状の外筒41、中空状の第1内筒42、当該第1内筒42に更に内包される第2内筒43を備えるアプリケータ4と、から構成されており、前記大径吸収部材21が外筒41の内側に、前記小径吸収部材22が第1内筒42に収納された第2内筒43の内側に、それぞれ収納されるようにし、取り出しコード3は第2内筒43の内部からアプリケータ4の外へと延出するようにする。
【選択図】図8

Description

本発明は、アプリケータ付き生理用タンポンに関するものであり、特に、コンパクトタイプのアプリケータ付き生理用タンポンに関する。
従来より、女性用生理用品としては、生理用ナプキン、生理用タンポンが一般的に知られている。ここで、生理用タンポンとは、膣内に挿入して経血等の体液を吸収して保持する、取り出しコード付きの吸収性物品であり、かかる生理用タンポンには、膣内への挿入を補助するための挿入具(以下アプリケータと言う)に収められた状態で市販されているものがある。
アプリケータとは、吸収部材を収容する筒状の収容部材と該収容部材に摺動可能に挿入した押出部材とからなるものであり、一般的なタンポン用アプリケータの寸法は、膣内に挿入される部分の径が10〜30mmであり、10〜20mm程度のものが多く流通している。このようなアプリケータは、形態を包装及び携帯に便利なコンパクト型にしたものも開示されている。例えば特許文献1には、前記押出部材を二重構造として未使用状態ではこれら二つの部材を縮めてコンパクトにしておき、使用時にこれら二つの部材を連結結合させて伸張状態とできるものが開示されている。具体的には、押出部材を大径内筒とこれに摺動可能に挿入されている小径内筒とから構成するようにし、使用に際して小径内筒を後方向へ引き出して両者を係合連結させて一本の長い内筒にすることで、外筒内の吸収部材を外筒の先端部から押し出す機能を持たせることができるようにしている。このようなアプリケータにおいては、未使用時には大径内筒に小径内筒が挿入された状態であるため、挿入されている小径内筒の分だけの押出部材の長さを短くすることができる。
特開昭62−14852号公報
しかしながら、コンパクト型であっても生理用タンポンとして高い吸収力が求められることに変わりはなく、一方でコンパクト型のアプリケータの場合には携帯時にコンパクトな状態となるように作る必要がある。また、女性の膣内の長さが一般的に80〜100mmであり、女性の膣は陰唇部の膣入り口から約20〜40mmの部分に括約筋が存在するため、外筒を挿入した時点で約50mm奥に挿入させた後、吸収部材を体内に放出する必要があり、外筒の挿入部の長さは、人体構造を考慮した寸法上の制約がある。このため、生理用タンポンが更なる吸収力を得るには、現在の限られた空間の中の吸収部材をより多く充填する必要がある。
この点、単純に吸収部材を構成する繊維のみを増やした場合、充填された繊維密度が0.5g/m以上になると見掛けの吸収量が増えるが、EDANA基準であるSyngyna吸収評価方法によれば製品重量も増えることとなり、増やした繊維量に比例して吸収量が上がらない傾向となる。また、別の課題としてアプリケータを挿入する際、従来のアプリケータ付きタンポンでは、膣内挿入時に吸収部材と内筒との間に隙間が生じ、内筒の空洞内部を伝わって経血が流れ、内筒の押し出し端部から経血が漏れ出てくるおそれもあった。このような場合には、閉鎖されたトイレ空間で手が経血が汚れ、使用者に非常な苦渋を与えることになる。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的は、コンパクト型アプリケータ付きタンポンであっても吸収効率が高く、かつ、アプリケータ内において体液の伝い漏れが生じないアプリケータ付きタンポンを提供することである。
上記の問題を解決するために、本発明者は、コンパクト型アプリケータ付きタンポンにおいて、吸収部材が外筒のみならず内筒にも収納されるようにした。具体的には、アプリケータの内部に保管されている圧縮成型後の吸収部材の形状を、後方部が細長くなるようにし、その細長い吸収部材の少なくとも一部が複数に重なった内筒の最小径の筒の中に閉じ込められる構造とした。より具体的には本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)圧縮成型された液吸収性の吸収部材及び取り出しコードを備える生理用タンポンと、前記吸収部材の少なくとも一部を収納する外筒及び使用時には連結して前記生理用タンポンを前記外筒から膣内へと押し出す二重環状の二つの内筒を備えるアプリケータと、から成るアプリケータ付き生理用タンポンであって、前記吸収部材は大径吸収部材と小径吸収部材とを備える略円柱状のものであり、前記小径吸収部材は未使用時において前記二重環状の内筒の最内部に収納されるものであるアプリケータ付き生理用タンポン。
(1)の発明によれば、アプリケータはコンパクトタイプのものであり、外筒内の吸収部材を押し出すための押出部材である内筒は、携帯状態において二重環の状態となっている。そして、この内筒内の空間にも吸収部材の一部が保管できるようになっている。従って、外筒内のみに吸収部材が収納される従来のものと比べ、全体として吸収部材の保管容積を拡大できるようになっている。また、従来のものと同一の繊維量の場合には、圧縮繊維の見かけ密度を下げることが可能になる。この場合には、EDANA基準であるSyngyna評価法による吸収量を高めることができる。
そして、未成型時の吸収部材は、従来とほぼ同じ寸法であっても、内筒内の空間分だけ圧縮成型後の吸収部材は長くすることができる。このため、膣内部に挿入するための吸収部材の寸法を長くすることができ、吸収部材が女性の膣壁面に接触する範囲を長くすることが可能となる。また逆に、従来例と吸収部材の寸法を同じとした場合には、内筒内の吸収部材の分だけ外筒内に収納される吸収部材の寸法を短くすることができる。このため、携帯時のアプリケータの長さを短くできる可能性を高めることが可能となる。
更に、膣奥部に挿入される前方部分より後方部分の径が小さいことから、挿入時における膣の伸張度が低くでき、膣壁に接触する抵抗力を低い状態を保つ事ができる。しかも、小径吸収部材、即ち、吸収部材の後方部においては実質上の剛性感を低減できることになるため、膣内の特に膣口近傍において、存在感や違和感を低減することが可能となる。また、特に経血量が多い時、内筒内部に吸収部材が存在することで挿入時に花弁部から体液がアプリケータ内に入り込んでしまっても、内筒の押し出し側の端部から流れ出る経血をかかる吸収部材が吸収できる。このため、押出部材である内筒を押す指を経血で汚してしまうということが無くなる。
(2)前記小径吸収部材の直径は4mm以上10mm未満である(1)記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
(2)の発明によれば、小径吸収部材の直径寸法が上述のようになっている。このため、一般的なコンパクトタイプの二重環内筒の内側の内径寸法である約5〜12mmより小さくなり、確実に内筒内部に収納されることとなる。即ち、アプリケータの直径が10〜17mm程度であり、アプリケータの持ち手の径が8〜15mmである場合、収納された内筒の径はこれよりも小さくなるため、生理用タンポンは上述したように4mm以上10mm未満とするのが好ましい。
(3)前記吸収部材は表面の少なくとも一部が吸湿性素材で覆われているものであり、前記小径吸収部材は前記吸湿性素材で構成されるものである(1)または(2)記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
(3)の発明によれば、小径吸収部材が吸収部材ではなく表面材のみで構成されている。このため、剛性なども大径吸収部材に比べて著しく低くすることができる。
(4)前記吸収部材は、圧縮成型前の形状が長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状のものであり、前記長手方向における中央部分の前記短手方向の寸法よりも前記長手方向における一方端部近傍部分の前記短手方向の寸法が小さく、当該短手方向の寸法が小さい部分において前記小径吸収部材が形成されるものである(1)から(3)いずれか記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
(4)の発明によれば、圧縮後の吸収部材においては、小径吸収部材が好適かつ容易に形成されるように、圧縮成型前の吸収部材の形状において少なくとも一部が幅の狭いものとなっている。即ち、かかる一部において中央部分よりは、膣内の、特に後方部の存在感や違和感を低減することとなる。
(5)前記吸収部材は圧縮対象物と接する面において段差を備える分割圧縮金型で圧縮成型されることにより前記大径吸収部材と前記小径吸収部材とを備えるものである(1)から(4)いずれか記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
(5)の発明によれば、圧縮工程を経ることにより、一連の吸収部材から大径吸収部材と小径吸収部材とを一度に成型することができる。このため、大小の径の異なる吸収部材を接合する等の必要がなく、コンパクト型アプリケータに最適な吸収部材を容易に成型することができる。
(6)前記分割圧縮金型は、圧縮時において直径が10mm以上17mm以下、長さが30mm以上の大空洞部と直径が4mm以上10mm以下の小空洞部とを形成するものである(5)記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
(6)の発明によれば、分割圧縮金型が上記の寸法の二つの空洞を圧縮時(分割されていた金型が一体化するとき)に形成する。このため、圧縮対象物である吸収部材が上記空洞に応じた形状で成型されることになる。
(7)圧縮成型された液吸収性繊維を有する吸収部材及び取り出しコード部材を備える生理用タンポンと、前記吸収部材の少なくとも一部を収納する外筒及び使用時には連結して前記生理用タンポンを前記外筒から膣内へと押し出す二重環状の二つの内筒を備えるアプリケータと、から成るアプリケータ付き生理用タンポンであって、前記吸収部材は外筒に収納される一方端部から他方端部に向かって漸次細くなるものであり、前記吸収部材の前記他方端部近傍が未使用時において前記二重環状の内筒内部に収納されるものであるアプリケータ付き生理用タンポン。
本発明によれば、(1)から(6)に記載の生理用タンポンよりも吸収繊維量を増加することができる。また、挿入(使用)時において接触率が拡大し、しかも形状に段差が存在しないので違和感を低減できる。そして、経血量が少ないと経血による潤滑作用が低減し、生理用タンポンの膣口内部に対する接触抵抗力が増加して引き抜き時に痛みを伴うことになるが、本発明の生理用タンポンによれば引き抜き方向に向って漸次細くなっているので、経血量が少ないときにも引き抜きやすい。
(8)圧縮成型された液吸収性繊維を有する吸収部材及び取り出しコード部材を備える生理用タンポンと、前記吸収部材の少なくとも一部を収納する外筒及び使用時には連結して前記生理用タンポンを前記外筒から膣内へと押し出す二重環状の二つの内筒を備えるアプリケータと、から成るアプリケータ付き生理用タンポンであって、前記吸収部材は両端部に向かって漸次細くなるものであり、前記吸収部材の前記他方端部近傍が未使用時において前記二重環状の内筒内部に収納されるものであるアプリケータ付き生理用タンポン。
(8)の発明によれば膣口に挿入する方の端部も細くなっているため、(7)記載のタンポンの機能を有しながら挿入作業も容易なものとなっている。
(9)前記アプリケータは前記二重環状の内筒の直径が4mm以上11mm以下である請求項1から8いずれか記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
本発明によれば、アプリケータの内筒の寸法が所定の範囲となっている。ここで、かかるアプリケータ内に収納される生理用タンポンの直径寸法は上記アプリケータの直径寸法に収まる寸法となるが、このアプリケータの直径が小さすぎると収納される生理用タンポンも直径が小さいものとなり、経血吸収効果が出にくくなる。この反面、アプリケータの内の直径が大きすぎ、これに合わせて収納される生理用タンポンの直径も大きくなると、挿入状態において膣内での接触が高まってしまい、違和感を与えやすくなる。この点、上記直径を有するアプリケータとした場合には、着用時に好適な寸法の生理用タンポンを収納するのに好ましいアプリケータとすることができる。
上述のように、本発明によれば、外筒のみならず内筒にまで吸収部材を収納するため、吸収部材全体としての保管容積を拡大することができ、吸収力を高めたアプリケータ付き生理用タンポンとすることが可能となる。また、従来製法と比較し、同一の繊維量とした場合において従来よりも吸収量を高めることもできる。更に、内筒内の空間分だけ圧縮成型後の吸収部材を長くすることができるため、女性の膣壁面と吸収部材との接触面積を拡大させることになり、体液の漏れを低減することも可能となる。そしてアプリケータを体内へ挿入するときに発生するアプリケータ内部の伝い漏れをも防止できる。また更に、小径吸収部材は成型時の寸法(径)が小さいことから挿入時における膣の伸張度を低くでき、着用感も好適なものとできる。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
≪生理用タンポンの基本構成≫
図1は、本実施形態の生理用タンポンを示す斜視図であり、図2は生理用タンポンの概略図であり、図3は圧縮成型前の吸収部材の形状を説明するための図であり、図4は圧縮工程を示す図であり、図5は圧縮成型のプロセスを上面から説明するための図である。
本実施形態の生理用タンポン1は、図1に示すように、吸収部材2と取り出しコード3とから構成される。具体的には、図2に示すように、吸収部材2は、挿入方向側の端部を有する弾丸形状の大径吸収部材21と引き出し方向側の端部を有する略円柱状の小径吸収部材22とから成る。そして、小径吸収部材22の端部22aから取り出しコード3が延出している。このような吸収部材2は、圧縮成型される前においては、取り出し方向にある後方部に従って細くなる形状が好ましい。これは、後述するように小径吸収部材22が内筒に収納されるものであることから、内筒内部のスペースへの挿入可能性を考慮したものであり、また、使用後(経血吸収後)の抜き取り性をも考慮したものである。このような形状としては、例えば、図3(1)に示す矢羽型や図3(2)に示す凹凸具備型、図3(3)に示す逆台形型、図3(4)に示す楕円形型、図3(5)に示す逆三角形型などが挙げられる。
〔吸収部材の圧縮成型方法〕
上述のような吸収部材を成型するにあたっては、温熱調整された半円状にくり貫かれた金属のプレス型で左右から側面から円筒形になるように圧縮するのであるが、本実施形態においてはこの時に後方部が前方部よりも径が小さくなるようにするため、図4に示すように、後方部は直径が小さい成型金型である割り金型71でプレスを行う。この時の金型の寸法は、上述したように前方部のくりぬき部分は直径が10〜17mm、長さが30mm以上、後方部のくりぬき部分は直径が4〜10mmの円柱状であることが望ましい。
この後、大径吸収部材21の先端を丸くするために、図4に示すようにプランジャー72で円筒の長手方向にプレスを行う。この時、前方の先端側は半円状の凹部で後方の突き部は、中心の直径4〜10mm、長さ0〜25mmでくり貫かれた長手方向に凹状の円柱形状である。この加工により、図2に示すように、前方部から中央部くらいまでは径が太く、この部分において大径吸収部材21を形成し、その後から後方にかけて径が細く、小径吸収部材22を形成する。
なお、取り出しコードは、金型に挟まれないようになっている。具体的には、金型にはコードを通すための貫通孔が予め設けられており、エアーサクションによって吸引することによりこの貫通孔にコードを通すようにする。
この圧縮工程について、更に具体的に説明する。なお、圧縮工程の前に余熱工程があるのが好ましい。例えば、温調された管路内を移動させるといった方法がある。
圧縮工程は、図5(1)に示すように、左右から割り金型71がゆっくりと吸収部材を圧縮していく(吸収部材の横方向から圧縮していく)。そして取り出しコード3はプランジャー73に設けられたエアーサクションによって吸引して貫通孔74に通す。ここで、プランジャー73は取り出しコード3を一定に引っ張るための吸引管となるものであるが、エアーを吸引しながらエアーと一緒に取り出しコード3をも吸引するため、サクションチューブが設置されている。次に図5(2)に示すように、プランジャー72で前方から圧縮する。このとき、取り出しコード3はエアーサクションによって吸引したままである。そして図5(3)に示すように、先端が丸く整えられた大径吸収部材21と、小径吸収部材22とを備える生理用タンポンを形成する。
なお、図5(2)のX−X線断面は、図6(a)のように内面加工が特にないものでもよいが、図6(b)のように断面が中心のない十文字状の突起を設けたり、図6(c)のように山状の突起を複数設けるようにしてもよい。このような突起を設けることにより、横方向からしか圧縮されない小径吸収部材22の成型を安定させることができる。
〔他の圧縮工程〕
図7に示すように、割り金型71による左右の圧縮のみならず、形状の異なるプランジャー72とプランジャー73とによる前後からの圧縮、即ち、4方向の割り金型とすることにより、4方向から圧縮することができる。これにより、小径吸収部材を長手方向に圧縮することができる。なお、取り出しコード3はエアーサクションによりプランジャー76の貫通孔74を貫通させる。
〔寸法〕
吸収部材の寸法は、未圧縮成型時において幅寸法が30〜70mm、長手方向の寸法が40〜100mmであるのが好ましく、より好ましくは幅方向が30〜50mm、長手方向が50〜90mmである。
圧縮成型後においては、大径吸収部材21の寸法は、直径が10mm以上17mm以下、長さは30mm以上55mm以下程度とするが好ましい。また、小径吸収部材22は後述の第1内径内に収まる寸法であり、直径4mm以上10mm未満で長さが5mm以上20mm以下程度とするのが好ましい。
≪アプリケータ付き生理用タンポンの全体構成≫
図8は挿入具(アプリケータ)付き生理用タンポンの未使用時(携帯時)の状態を示す長手方向断面図であり、図9は使用時(伸長時)の状態を示す長手方向断面図である。
図8に示すように、本実施形態に係るアプリケータ付き生理用タンポン1は、上述した生理用タンポン1と、外筒41、第1内筒42、当該第1内筒42に更に内包される第2内筒43を備えるアプリケータ4と、から成る。外筒41は横断面が円形の円筒状のものであり、内部には空洞が形成されている。また、第1内筒42及び第2内筒43も細長い円筒状の形状であり、内部が空洞となっている。外筒41の先端には生理用タンポン1の押し出しの際に拡開する、花弁状(放射状)の形態を有する開孔45が設けられている。この図8に示すように、不使用時においては、第2内筒43が第1内筒42に収納され、この第1内筒42が更に外筒41の一部に収容されている。そして、大径吸収部材21は外筒41の中に、小径吸収部材22は第1内筒42に収納された第2内筒43の中に、それぞれ収納されている。そして、取り出しコード3は第2内筒43の内部からアプリケータ4の外へと延出している。
使用時(伸長時)においては、図9に示すように、第1内筒42から第2内筒43が引き出され、両者が係合(嵌合)されて、一本の長尺上の押出部材となる。この伸長状態において、大径吸収部材21は外筒41に、小径吸収部材22は第1内筒42に、それぞれ内包されることとなる。そして、押出部材を前方に押すことによって、外筒41が先端に備える開孔45から吸収部材2が膣内へと押出される。
アプリケータ4の寸法は、外筒41の最大内径R1が17mm、長手方向の長さL1が48mm、第2内筒43の内径R2が7mm、長手方向の長さL2が30mmである。当該アプリケータの組み立て方法であるが、外筒41の先端部の開孔45の花弁は、熱成形されて丸く加工される前は、開いた状態である。従って、まず、第1内筒42及び第2内筒43を花弁側から挿入し、その後、吸収部材2を外筒41の花弁側から挿入する。同時に取り出しコード3は第2内筒43の中を貫通させる。その後、花弁を熱成形により丸く加工してアプリケータ付き生理用タンポン1を完成する。
≪構成材料≫
[生理用タンポン]
吸収部材2は経血を吸収、保持するものであり、例えば、吸水性を有するレーヨンやコットンを主体とした繊維塊に、脱落繊維予防のために表面がポリエステル繊維でできた不織布を表面材としてカバーしたものを使用できる。上記実施形態においては、繊維塊は目付880g/mのレーヨン繊維積層体を使用し、表面材にはポリエステル樹脂の乾式スパンボンド製法による目付12g/mのものを使用している。表面材におけるその他の材料としては、レーヨン・コットンなどの親水繊維と合成繊維をスパンレース法(高圧水流交絡による不織布化)やポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル樹脂の繊維をスルーエア法などにより製造された不織布や開孔フィルム、開孔ネットなどを使用することも可能である。
取り出しコード3は、使用済み生理用タンポン1の吸収部材2を身体の中から引き出す為に使用されるものである。従って、吸収部材2を抜き出せる構造であれば良く、一般的な例としては、吸収部材2と取り出しコード3とが縫い糸で縫われている構造や取り出しコード3で輪を作ってその間に吸収部材2を通して固定させる構造、吸収部材2に孔を開けてその中に取り出しコード3を通して結んだ構造などが挙げられる。
取り出しコード3ついては、一般的な方法により木綿の短繊維を撚り上げたスパン糸や木綿とポリエステルの短繊維を撚り上げた複合スパン糸、木綿とポリエステルを混紡した混紡スパン糸などが使用されている。本実施形態では、木綿とポリエステル糸を拠り合わせた複合スパン糸を使用している。
この取り出しコード3と大径吸収部材21とをミシン機で二重環縫いにより接合する際に用いる縫い糸には、一般的に木綿の短繊維を撚り上げたスパン糸や木綿とポリエステルの短繊維を撚り上げた複合スパン糸、木綿とポリエステルを混紡した混紡スパン糸などが使用されている。本実施形態の縫い糸には、木綿のスパン糸を使用した。
[アプリケータ]
外筒41は、ポリエチレン樹脂などを溶融などの熱可塑性プラスチックを用いて、射出成形により製造することが可能である。この外筒41は先端部分に、生理用タンポン1の押し出しの際に拡開する、花弁状の開孔45が形成されているが、この開孔45には、タンポンが不用意に飛び出すことを防止し、且つ、タンポンを膣内にスムーズに挿入させることを満足するためのすべり性を高めることが求められる。このため、開孔45には曲げ可動機能が必要となり、かかる機能を発揮することができるように一般的には低密度ポリエチレン樹脂が使用されている。
第1内筒42及び第2内筒43には、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などを用いることができ、これらを溶融して射出成形により製造することができる。内筒の機能目的は吸収部材2を体内へ押し出すものであることから、材質の硬度は幾分高めのものを使用している。このため、ポリエチレンだけでなく、ポリプロピレンやポリエステル樹脂なども使うことができる。
なお、美的外観を高めるために、外筒、内筒の双方にマイカや酸化チタン、顔料なども加えることもできる。
次に本発明の具体的な実施例を説明する。なお、実施例1と共通するものについては、同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略化する。
<実施例1>
まず、実施例1について説明する。図10は圧縮成型後の吸収部材を備える生理用タンポンであり、図11は未圧縮成型の吸収部材を備える生理用タンポンの斜視図であり、図12は未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図であり、図13は吸収部材の圧縮工程を説明する図であり、図14はアプリケータ付き生理用タンポンを示す図である。
本実施例に係る生理用タンポン1は、図10に示すように大径吸収部材21と小径吸収部材22とからなる吸収部材2と取り出しコード3とを備えている。この大径吸収部材21の寸法は長手方向の寸法X1が45mm、短手方向の寸法Y1(直径)が13.4mmで、小径吸収部材22の寸法は長手方向の寸法X2が20mm、短手方向の寸法Y2(直径)が6mmとなっている。そして吸収部材2の圧縮成型前においては、図11に示すような矢羽状の吸収部材20と、当該吸収部材20とが縫い糸で縫合された取り出しコード3とを備えている。この吸収部材20は、目付880g/m、幅50mmのレーヨン繊維から成る繊維積層体をポリエステル樹脂からなる目付12g/m2、幅130mmのスパンボンド不織布で巻き込み、前後をカットして矢羽形状にしたものである。そして、取り出しコード3を二重環縫いのミシンを使って上下の糸で縫い、吸収部材に接合させている。なお、この吸収部材20の寸法は、図12に示すように、短手方向(幅方向)の寸法W1が50mm、W2が20mm、W3が10mm、W4が20mmとなっている。また、長手方向の寸法M1が45mm、M2が20mm、M3が20mm、M4が65mmとなっており、取り出しコード3が延出する後部が細くなるような尻すぼみの形状となっている。そして、その他の数値は以下の表の通りである。なお、この表においては、市販されているタンポン(チャームコンパトタンポンスーパー)のアプリケータを元にして、大径吸収部材の空間量を6343mm、小径吸収部材の空間量を565mmとし、この空間量で重量を割ることにより見掛け密度を算出している。これは、本発明の他の実施例においても同様である。
Figure 2007228992
図13に示すように奥行きP1が45mm、内径Q1が13.4mmの大空洞と、奥行きP2が20mm、内径Q2が6mmの小空洞とを備える割り金型71で幅方向に吸収部材20を圧縮し、更にプランジャー72で前方から後方へと圧縮する。これにより上述したような寸法及び形状を備えた生理用タンポン1とすることができる。
この吸収部材2をアプリケータに内包した場合には、上述した図8のように大径吸収部材21が外筒41内に、小径吸収部材22が第2内筒43内にそれぞれ収納されることとなる。
<比較例>
次に比較例として、小径吸収部材が形成されない吸収部材を備える生理用タンポンについて説明する。図14は比較例の生理用タンポンの側面図であり、図15は吸収部材が未圧縮成型状態の生理用タンポンを示す図であり、図16は未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図であり、図17は圧縮成型の状態を示す図であり、図18及び図19はアプリケータ付き生理用タンポンを示す図である。
比較例にかかる生理用タンポン100は、図14に示すように弾丸状の吸収部材101を備えており、その寸法は長手方向の寸法X’が45mm、短手方向の寸法Y’が13.4mmである。未圧縮成型の吸収部材102は、図15に示すように矢羽形状となっている。具体的には、図16に示すように、その寸法は幅方向においてはW’1が50mm、W’2及びW’4が20mm、W’3が10mmと実施例1と同じであり、長手方向の寸法はM’1が50mm、M’2及びM3’が15mmと、総合計が実施例1より5mm短い。この吸収部材102は、目付880g/m、幅50mmのレーヨン繊維から成る繊維積層体をポリエステル樹脂からなる目付12g/m2、幅130mmのスパンボンド不織布で巻き込み、前後をカットして矢羽形状にしたものであり、この点は実施例1と同じである。そしてやはり実施例1と同様の方法により取り出しコード103が吸収部材102に接合されている。なお、この場合の他の数値は以下の表に示すとおりである。
Figure 2007228992
上述の吸収部材102は、圧縮成型されるものであるが、この圧縮のための金型の形状が実施例1とは異なる。具体的には、図17に示すように平板状の分割の成型金型107が用いられ、この平板状の成型金型107で幅方向に圧縮する。また、吸収部材の先端部分の丸い形状を作り出すため、半球状のくぼみを持つプランジャー108に接するように吸収部材の後端側からプランジャー109により圧縮プレスを行う。具体的には、丸いドラムに多数の管路が接合されており、この全ての管路の先端において、くぼみを有するプランジャー108が配置されている。なお、このプランジャー108は上述したような固定式のものであっても、可動式のものであっても構わない。吸収部材102は、このプランジャー108に先端部分が接するように一つのプランジャー109によって各管路に押し込まれ、その後、温度を与えられて熱成型されることとなる。このような成型工程から、実施例1と異なり、吸収部材102は双方端部から圧縮されることとなる。これにより片側が半球面を持った弾丸状の吸収部材101が形成されるのである。このように、比較例においては、吸収部材102は後方から前方に向かって長手方向に全体が押し潰されるようにして圧縮され、実施例1は大径吸収部材21のみが長手方向に圧縮されて小径吸収部材22は長手方向には圧縮されない。このような圧縮工程の相違から、圧縮成型前は長さ寸法が実施例1と5mmしか異ならないにもかかわらず、圧縮成型後は、実施例1は吸収部材2の全長が65mmであり、吸収部材101の全長は45mmというように20mmも長手方向の長さが異なることになる。即ち、両者間では圧縮剛性が顕著に異なることとなる。
なお、比較例の生理用タンポン10がアプリケータに収納された場合には、図18に示すアプリケータ付き生理用タンポン110のように外筒部分にしか吸収部材101が内包されず、内筒には取り出しコード103のみが収納されていることになり、図19に示す伸長状態においても同様に外筒にしか吸収部材101が収納されていないため、実施例1と異なる。
<実施例2>
次に、実施例2について説明する。図20は未圧縮成型の吸収部材を備えた生理用タンポンを示す斜視図であり、図21は未圧縮成型時の吸収部材の寸法を示す図であり、図22は圧縮工程を示す図であり、図23は圧縮成型後の生理用タンポンを示す側面図である。
本実施例に係る生理用タンポン1は、圧縮成型前においては、図20に示すように、一方端部に凹形状を、他方端部に凸形状を備える吸収部材20と、取り出しコード3とを備えている。この吸収部材20は、目付880g/m2、幅50mmのレーヨン繊維からなる繊維集合体をポリエステル樹脂からなる目付12g/m2、幅130mmのスパンボンド不織布で巻き込み、長さ90mmに前後をカットする。そして、取り出しコード3を二重環縫いのミシンを使って上下の糸で縫い、吸収部材20に接合させている。図21に示すように、この吸収部材20は短手方向(幅方向)の寸法は、W1が50mm、W2が19mm、W3が120mm、W4が19mmとなっている。また、長手方向の寸法は、M1が25mm、M2が40mm、M3が25mm、M4が65mmとなっており、取り出しコード3が延出する後部が尻萎みとなるような形状となっている。
上述のような吸収部材20を図22に示すように割り金型71で吸収部材20を幅方向にプレスをかけて大径吸収部材21を約直径13.4mmに、小径吸収部材22を直径約6mmに成型した後、前方から半球状のくぼみを持つプランジャー72により圧縮プレスする。これにより、図23に示すような片側が半球面を持った弾丸状で長手方向の寸法X1が45mm、短手方向の寸法(直径)Y1が13.4mmの大径吸収部材21と、円柱状で長手方向の寸法X2が25mm、短手方向の寸法(直径)Y2が6mmの小径吸収部材22とを有する生理用タンポン1を形成することができる。なお、他の数値は以下の表に示す通りである。この表において、見掛け密度は、重量を空間量6343mm3で割ることにより算出している。
Figure 2007228992
<実施例3>
次に、実施例3について説明する。図24は未圧縮成型の吸収部材を備えた生理用タンポンを示す斜視図であり、図25は未圧縮成型時の吸収部材の寸法を示す図であり、図26は圧縮工程を示す図であり、図27は圧縮成型後の生理用タンポンを示す側面図である。
本実施例に係る生理用タンポン1は、圧縮成型前においては、図24に示すような長方形の吸収部材20と、取り出しコード3とを備えている。この吸収部材20は、レーヨン繊維からなる目付880g/mの繊維集合体をカットして、幅50mm、長さ60mmの繊維積層体にする。サイズが幅130mm、長さ80mmの35g/mのスパンレース不織布で巻く。なお、この実施例で採用したスパンレース不織布は、1.3Dtexのポリエステル繊維と1.4Dtexのレーヨン繊維を50:50の比率で構成し、繊維を水流で交絡させた不織布である。そして、取り出しコード3を2重環縫いのミシンを使って上下の糸で縫い、未圧縮成型の吸収部材20に接合させる。
吸収部材20の寸法は、図25に示すように短手方向の寸法はW1が50mm、長手方向の寸法はM3が20mm、M4が60mmとなっている。このような吸収部材20を図26に示すように大空洞の長径Q1が13.4mm、小空洞の長径Q2が4mmの割り金型71で幅方向に圧縮プレスをかけ、更にプランジャー72により前方からP1である45mmの長さまでに圧縮プレスをかけ、図27に示すように、大径吸収部材21の長さの寸法X1が45mm、短手方向の寸法(直径)Y1が13.4mm、小径吸収部材22の長手方向の寸法X2が20mm、短手方向の寸法(直径)Y2が4mmの生理用タンポン1を形成することができる。他の数値は以下の表に示す通りである。
Figure 2007228992
なお、上述の場合には本実施形態の未圧縮成型時の生理用タンポン1としては繊維集合体23の形状は図28に示すようになるが、図29に示すように繊維集合体23の形状を矢羽状としてもよい。
<実施例4>
次に、実施例4について説明する。図30は未圧縮成型の吸収部材を備えた生理用タンポンを示す斜視図であり、図31は未圧縮成型時の吸収部材の寸法を示す図である。
本実施例に係る生理用タンポン1は、圧縮成型前においては、図30に示すように前方に台形の凹部を、後方に台形の凸部を備える吸収部材20を備えている。この吸収部材20の寸法は、図31に示すようにW1が40mm、W2が15mm、W3が20mm、W4が10mm、W5が15mm、W6が20mmとなっている、そして、長手方向の寸法は、M1が40mm、M2及びM3が25mm、M4が65mmとなっている。このような吸収部材を実施例2と同様の成型金型で幅方向に圧縮し、更に先端からプランジャーにより圧縮することにより、実施例2と同様の吸収部材2を備えた生理用タンポンを形成することができる。なお、他の数値は以下の表に示す通りである。
Figure 2007228992
<実施例5>
次に、実施例5について説明する。図32は未圧縮成型の吸収部材を備えた生理用タンポンを示す斜視図であり、図33は未圧縮成型時の吸収部材の寸法を示す図である。
本実施例に係る生理用タンポン1は、図32に示すように圧縮成型前においては長手方向中央部分において吸収部材20に切り込みが入っている。この吸収部材20の寸法は、図33に示すように、短手方向の寸法は、W1が50mm、W2が15mm、W3が20mm、W4が10mm、W5が15mm、W6が20mmとなっている。長手方向の寸法は、M1が40mm、M2が25mm、M3が25mm、M4が65mmとなっている。そして、実施例2と同様に幅方向に圧縮し、更に先端からプランジャーにより圧縮することにより、実施例2と同様の吸収部材2を形成することができる。
なお、上述した実施例では大径吸収部材の直径を全て13.4mmとしているが、挿入されるアプリケータの内径に伴い、このサイズは適宜変更されることになる。
<圧縮成型後の生理用タンポンの他の例>
圧縮成型後の生理用タンポンは、図34に示すように後端部に向かって漸次細くなるような形状としてもよい。また、図35に示すように取り出し用コード3と吸収部材の接合箇所に親水繊維の網を設けるようにしてもよい。更には図36に示すように、両端部が細くなるようにしてもよい
以上の説明した実施形態より明らかなように、本発明によれば、コンパクトタイプのアプリケータ付き生理用タンポンにおいて、簡易な方法で外筒及び内筒の双方に収納される吸収部材を備えるようにすることできる。このため、吸収性部材の剛性を高めることなく吸収効率の高い吸収部材を備えたアプリケータ付き生理用タンポンを提供できる。
本発明の生理用タンポンの斜視図である。 本発明の生理用タンポンの側面図である。 本発明の圧縮成型前の吸収部材の形状パターンを示す図である。 本発明の吸収部材の圧縮工程を全体的に説明するための図である。 本発明の吸収部材の圧縮工程の流れを説明するための図である。 図5(2)の本発明のアプリケータ付き生理用タンポン(未使用時)の断面図である。 吸収部材の圧縮工程の他の例を全体的に説明するための図である。 本発明のアプリケータ付き生理用タンポン(未使用時)の断面図である。 本発明のアプリケータ付き生理用タンポン(使用時)の断面図である。 実施例1の生理用タンポンの側面図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例1の生理用タンポンの斜視図である。 未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図である。 実施例1の圧縮工程を示す図である。 比較例の生理用タンポンの側面図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える比較例の生理用タンポンの斜視図である。 比較例の未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図である。 比較例の圧縮工程を示す図である。 比較例のアプリケータ付き生理用タンポン(未使用時)の断面図である。 比較例のアプリケータ付き生理用タンポン(使用時)の断面図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例2の生理用タンポンの斜視図である。 未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図である。 実施例2の圧縮工程を示す図である。 実施例2の圧縮成型後の生理用タンポンを示す側面図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例3の生理用タンポンの斜視図である。 未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図である。 実施例3の圧縮工程を示す図である。 実施例3の圧縮成型後の生理用タンポンを示す側面図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例3の生理用タンポンを示す図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例3の生理用タンポンの他の例を示す図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例4の生理用タンポンの斜視図である。 未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図である。 未圧縮成型の吸収部材を備える実施例5の生理用タンポンの斜視図である。 未圧縮成型の吸収部材の寸法を説明するための図である。 圧縮成型後の生理用タンポンの他の形状を示す図である。 圧縮成型後の生理用タンポンの他の形状を示す図である。 圧縮成型後の生理用タンポンの他の形状を示す図である。
符号の説明
1、100 生理用タンポン
2、101 吸収部材
3、103 取り出しコード
4 アプリケータ
20、102 吸収部材(未圧縮成型)
21 大径吸収部材
22 小径吸収部材
41 外筒
42 第1内筒
43 第2内筒
45 開孔
71 割り金型
72、73、108、109 プランジャー

Claims (9)

  1. 圧縮成型された液吸収性の吸収部材及び取り出しコードを備える生理用タンポンと、前記吸収部材の少なくとも一部を収納する外筒及び使用時には連結して前記生理用タンポンを前記外筒から膣内へと押し出す二重環状の二つの内筒を備えるアプリケータと、から成るアプリケータ付き生理用タンポンであって、
    前記吸収部材は大径吸収部材と小径吸収部材とを備える略円柱状のものであり、
    前記小径吸収部材は未使用時において前記二重環状の内筒の最内部に収納されるものであるアプリケータ付き生理用タンポン。
  2. 前記小径吸収部材の直径は4mm以上10mm以下であるアプリケータ付き生理用タンポン。
  3. 前記吸収部材は表面の少なくとも一部が吸湿性素材で覆われているものであり、前記小径吸収部材は前記吸湿性素材で構成されるものである請求項1または2記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
  4. 前記吸収部材は、圧縮成型前の形状が長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状のものであり、前記長手方向における中央部分の前記短手方向の寸法よりも前記長手方向における一方端部近傍部分の前記短手方向の寸法が小さく、当該短手方向の寸法が小さい部分において前記小径吸収部材が形成されるものである請求項1から3いずれか記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
  5. 前記吸収部材は圧縮対象物と接する面において段差を備える分割圧縮金型で圧縮成型されることにより前記大径吸収部材と前記小径吸収部材とを備えるものである請求項1から4いずれか記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
  6. 前記分割圧縮金型は、圧縮時において直径が10mm以上17mm以下、長さが30mm以上の大空洞部と、直径が4mm以上10mm以下、長さが20mm以内の小空洞部とを形成するものである請求項5記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
  7. 圧縮成型された液吸収性繊維を有する吸収部材及び取り出しコード部材を備える生理用タンポンと、前記吸収部材の少なくとも一部を収納する外筒及び使用時には連結して前記生理用タンポンを前記外筒から膣内へと押し出す二重環状の二つの内筒を備えるアプリケータと、から成るアプリケータ付き生理用タンポンであって、
    前記吸収部材は外筒に収納される一方端部から他方端部に向かって漸次細くなるものであり、
    前記吸収部材の前記他方端部近傍が未使用時において前記二重環状の内筒内部に収納されるものであるアプリケータ付き生理用タンポン。
  8. 圧縮成型された液吸収性繊維を有する吸収部材及び取り出しコード部材を備える生理用タンポンと、前記吸収部材の少なくとも一部を収納する外筒及び使用時には連結して前記生理用タンポンを前記外筒から膣内へと押し出す二重環状の二つの内筒を備えるアプリケータと、から成るアプリケータ付き生理用タンポンであって、
    前記吸収部材は両端部に向かって漸次細くなるものであり、
    前記吸収部材の前記他方端部近傍が未使用時において前記二重環状の内筒内部に収納されるものであるアプリケータ付き生理用タンポン。
  9. 前記アプリケータは前記二重環状の内筒の直径が4mm以上11mm以下である請求項1から8いずれか記載のアプリケータ付き生理用タンポン。
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