JP2007225854A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給ローラの軸方向の一部分に補充された新トナーを古いトナーと素早く混合し,濃度ムラや帯電ムラの発生を防止する現像装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の現像装置20は,像担持体の潜像を現像剤で現像する現像部と,現像剤の補充を受けてこれを攪拌し現像部へ供給する攪拌部とを有する現像装置であって,攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリュー24と,攪拌部と現像部との間に設けられ,軸方向と交差する方向のスリット群により多数の短冊状部分に分割されるとともに,一部の短冊状部分が第1搬送スクリュー24の搬送羽根24bにより現像部へ向けて押し出される分散シート28とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は,像担持体上の静電潜像を現像剤で現像する現像装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。さらに詳細には,搬送スクリューによるトナーの攪拌性を高めるために,搬送スクリューに接触する拡散部材を有する現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来より,電子写真方式の画像形成装置では,像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像するための現像装置が用いられている。このような現像装置では一般に,トナーを像担持体の長手方向に搬送するための搬送スクリューを備えている。例えば,トナーの搬送の向きが逆向きの2本のスクリューを備えて、それらの間でトナーを循環させることによりトナーを攪拌しているものがある。また,現像ローラにトナーを供給する供給ローラが,搬送スクリューの近傍に平行に設けられ,搬送スクリューでトナーを軸方向へ搬送しつつ,その供給ローラに少しずつ供給する現像装置もある。
これに対して,トナー供給ローラと攪拌部材との間に,下部が複数の舌片に分割された弾性壁が配置された現像装置が開示されている(例えば,特許文献1参照。)。この文献の装置によれば,部分的に現像剤が消費されても,その部分に対応する舌片が変形して対応箇所に現像剤を補給できるため,画像濃度の追随性が向上するとされている。
特開平1−178988号公報(第2図,第(3)頁右上欄〜右下欄)
しかしながら,前記した特許文献1の現像装置では,各舌片は基本的には一斉に変形させられる。局所的に現像剤の消費が激しい箇所がある場合に現像剤の背圧の低下によりその部位の舌片が変形することがあるにすぎない。このため,トナーホッパ内に新旧トナーの混合ムラがある状態で舌片が変形すると,混合ムラがある状態のままのトナーがバッファ空間に流入することになる。これが画像の濃度ムラとなって現れることがある。また,古いトナーと新しいトナーとでは帯電特性にやや差があるため,混合不良は帯電ムラの原因ともなっていた。このように特許文献1の装置では,補給されてまもない新しいトナーによって舌片が押し開けられてしまうので,良好な混合がなされないという問題点があった。
本発明は,前記した従来の現像装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,供給ローラの軸方向の一部分に補充された新トナーを古いトナーと素早く混合し,濃度ムラや帯電ムラの発生を防止する現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の現像装置は,像担持体の潜像を現像剤で現像する現像部と,現像剤の補充を受けてこれを攪拌し現像部へ供給する攪拌部とを有する現像装置であって,攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリューと,攪拌部と現像部との間に設けられ,軸方向と交差する方向のスリット群により多数の短冊状部分に分割されるとともに,一部の短冊状部分が第1搬送スクリューの搬送羽根により現像部へ向けて押し出される分散シートとを有するものである。
本発明の現像装置によれば,攪拌部によって現像剤が攪拌され,現像部によって像担持体の潜像が現像される。ここで,攪拌部に第1搬送スクリューと分散シートとが設けられ,分散シートの短冊状部分の一部が第1搬送スクリューの搬送羽根によって押し出されるので,その部分では現像剤が現像部へ供給される。第1搬送スクリューの搬送羽根の位置は,回転によって順次移動されるので,現像剤が供給される位置も順次移動される。従って,供給ローラの軸方向の一部分に補充された新トナーを古いトナーと素早く混合し,濃度ムラや帯電ムラの発生を防止する現像装置となっている。
さらに本発明では,攪拌部は現像部より上方に位置し,分散シートは,軸方向と交差する方向の一方の端部が容器壁に固定された固定端であるとともに,他方の端部が容器壁に固定されない自由端であり,自由端は固定端より上方に位置し,スリット群が自由端に達しているものであることが望ましい。このようなものであれば,分散シートはその固定端が固定された状態で,自由端のみを移動させることができる。また,分散シートとして弾性を有する材質を使用すれば,自由端に加える力を除くことで元の位置に戻すことができる。従って,スリット群の一部を押し開き,また閉じることは容易である。
さらに本発明では,分散シートにおける軸方向と交差する方向の両方の端部が容器壁に固定されているものであってもよい。このようなものであっても,分散シートに伸縮性を有するものを用いれば,スリット群の一部を押し開くことができる。
さらに本発明では,分散シートの短冊状部分のうち第1搬送スクリューの搬送羽根により押し出されているもの以外のものが第1搬送スクリューの軸に接していることが望ましい。このようにすれば,分散シートは,第1搬送スクリューの軸に適宜接触されることから,軸に付着したトナーが払い落とされる。
さらに本発明では,第1搬送スクリューの軸に,搬送羽根より低い高さの凸部が設けられていることが望ましい。このようなものであれば,この凸部によっても分散シートのスリット群の一部が押し開かれる。
さらに本発明では,分散シートの短冊状の部分の幅が,第1搬送スクリューのスクリューピッチより小さいことが望ましい。このようになっていれば,隣り合うスリットが同時に押し開かれることがなく,開かれる位置が順に移動していく。
さらに本発明では,攪拌部と現像部との間であって第1搬送スクリューが現像剤の受け渡しを受ける位置に対応する位置に設けられ,攪拌部から現像部への現像剤の移動を阻止する仕切りシートを有し,分散シートは,攪拌部と現像部との間であって仕切りシートが設けられている位置以外の範囲に配置されていることが望ましい。第1搬送スクリューが現像剤の受け渡しを受ける位置では,新トナーが多く混じっていることがある。そこでこの部分からの現像剤の供給は仕切りシートによって阻止される。これ以外の部分では,分散シートによって少しずつ新旧のトナーが混合される。
さらに本発明では,攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第2搬送スクリューを有し,第2搬送スクリューは,第1搬送スクリューと逆向きに現像剤を搬送することにより第1搬送スクリューとともに現像剤を循環させる循環区間と,補充された現像剤を循環区間へ向けて搬送する補充区間とがあり,循環区間と補充区間との間の合流部で第1搬送スクリューへ現像剤を受け渡すものであることが望ましい。このようになっていれば,補充された新しいトナーと古いトナーとが容易に混合される。
本発明は,像担持体と,現像装置とを有する画像形成装置であって,現像装置が,像担持体の潜像を現像剤で現像する現像部と,現像剤の補充を受けてこれを攪拌し現像部へ供給する攪拌部と,攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリューと,攪拌部と現像部との間に設けられ,軸方向と交差する方向のスリット群により多数の短冊状部分に分割されるとともに,一部の短冊状部分が第1搬送スクリューの搬送羽根により現像部へ向けて押し出される分散シートとを有する画像形成装置にも及ぶ。
本発明の現像装置によれば,供給ローラの軸方向の一部分に補充された新トナーを古いトナーと素早く混合し,濃度ムラや帯電ムラの発生が防止される。
「第1の形態」
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,いわゆるタンデム方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
本形態のカラープリンタ10は,図1に示すように,4色それぞれの作像ユニット11Y,11M,11C,11Kが中間転写ベルト12に沿って並べられた,いわゆるタンデム方式の画像形成装置である。このカラープリンタ10にはさらに,給紙装置13,露光装置14,ベルト転写装置15,定着装置16を有している。そして,図1中に点線で示すように,用紙を搬送しつつ画像を形成して排出する装置である。この画像形成動作については,一般的なものであるのでここでは説明を省略する。
各作像ユニット11Y,11M,11C,11Kは,それぞれ感光体17Y,17M,17C,17Kとその周囲に並べられたクリーナ18Y,18M,18C,18K,帯電装置19Y,19M,19C,19K,現像装置20Y,20M,20C,20Kとを有している。なお,各色の装置はいずれも同様の構成であり,以下ではYMCKの添え字を省略して説明する。
本形態の現像装置20は,図2と図3に示すように,現像ローラ21,供給ローラ22,第2搬送スクリュー23,第1搬送スクリュー24を有し,これらがハウジング26内に平行に配置されている。ここで,図3は,図2のA−A断面図である。また,図2では,現像ローラ21は省略している。ここでは,現像ローラ21と供給ローラ22とが現像部に相当し,第1搬送スクリュー24と第2搬送スクリュー23とが攪拌部に相当する。本形態の現像装置は,一成分トナーを使用する一成分現像装置である。
現像ローラ21は,像担持体にトナーを供給して,静電潜像を顕像化するためのものである。供給ローラ22は,現像ローラ21に圧接されつつ,図3中白抜き矢印で示すように回転される。第1搬送スクリュー24は,供給ローラ22の左上方に配置され,第2搬送スクリュー23は,第1搬送スクリュー24の右上方に配置されている。また,第1搬送スクリュー24の近傍には,図2に示すように,その側面に沿って,仕切りシート27と分散シート28とが連続して設けられている。さらに現像装置20は,図3に示すように,これらのシート27,28をハウジング26に固定するための四角枠状の支持部材29を有している。支持部材29はハウジング26に固定されている。
第2搬送スクリュー23と第1搬送スクリュー24とは,いずれも軸の周りに螺旋状の搬送羽根が形成された搬送スクリューである。軸の回転により,その軸方向へトナーを搬送する。第2搬送スクリュー23と第1搬送スクリュー24とには,図2に示すように,それぞれ異なる形状の搬送羽根が形成されており,回転によってそれぞれ図中白抜き矢印31〜35で示したようにトナーが搬送される。なお,第2搬送スクリュー23は,その搬送羽根の向きが途中で変更されている。そのため,軸の一方向の回転によって,場所ごとに異なる方向のトナーの流れを形成することができる。
具体的には,図2中の合流部32より左側では,回転により右向き(矢印31)のトナー流を形成するように搬送羽根が取り付けられている。合流部32より右側では,回転により左向き(矢印33)のトナー流を形成するように搬送羽根が取り付けられている。従って,第2搬送スクリュー23によって搬送されるトナーは,左右から合流部32へ向けて流され,合流部32においては主に下方へ向かう。一方,第1搬送スクリュー24によるトナー搬送の向きは,その全長にわたって図2中右向き(矢印34,35)とされている。
なお第1搬送スクリュー24は,図4に示すように,回転軸24aに搬送羽根24bに加えて凸部24cが形成されている。凸部24cは,各搬送羽根24bの軸方向の間隔ごとに,回転軸24aに1つ以上形成されている略円錐状の小さな凸部である。その高さは搬送羽根24bの高さより低い。
仕切りシート27は,合流部32(図2中下向きの矢印)の下方に配置されている。上記のように,第1搬送スクリュー24では,合流部32下流の部分に上側の第2搬送スクリュー23から多くのトナーが供給される。そのトナー流がそのまま供給ローラ22に供給されると,部分的にトナー量が多くなってしまう。特に,この現像装置20では,図2中左側にトナーホッパが接続され,矢印31に沿って新しいトナーが適宜補充される。仕切りシート27は,この新しいトナーが直接供給ローラ22に供給されることを防止するための仕切りである。
分散シート28は,図5に示すように,図中下部が繋がり,図中上部は短冊状に多数の切り込みが入れられたシートである。この分散シート28は,ある程度の弾性を有し,戻り性が良好で,往復変形に対する耐久性に優れた材質で形成する。さらに,トナーの付着を防止するためには帯電特性がトナーと同極性の材質であり,表面性は滑り性に優れることが望ましい。このようなものであれば,分散シート28に接触するトナーにかけるストレスを小さくすることができる。例えば,PET,PP等の張りのある弾性フィルムで形成することが好ましい。また,分散シート28の各部のサイズは,その厚さは30〜200μm,各短冊の幅は3〜5mm,短冊間の隙間は0〜2mm程度が好ましい。
この分散シート28は,図3に示すように,連続している側(図5中下部)が折り曲げられて支持部材29によりハウジング26に固定されている。すなわち,図3中下側が固定された固定端であり,上側は固定されていない自由端である。さらに,各短冊の自由端部の幅は,図2に示すように,搬送羽根24b同士の軸方向の間隔(スクリューピッチ)より小さい。また,この分散シート28は,図3に示すように,各短冊の自由端部は自然な状態で第1搬送スクリュー24の回転軸24aに接触するように配置される。
このように配置することにより,第1搬送スクリュー24の回転に伴い,第1搬送スクリュー24の搬送羽根24bによって各短冊の自由端部は,図3中に矢印で示すように開閉される。すなわち,搬送羽根24bが図3中右向きになっている箇所では,短冊の自由端部が右下方に向かって押し開かれる。これは,供給ローラ22の方へ開かれることになる。また,搬送羽根24bが図3中右向きになっていない箇所では,部材の弾性力によって元の位置に戻り,回転軸24aに接触する。従って,分散シート28の自由端部(図5中上側)は,各短冊1枚ごとに開閉され,図5ではそのようにして一部の短冊が押し開かれた状態を示している。
次に,第1搬送スクリュー24と分散シート28との関係を説明する。第1搬送スクリュー24には,回転軸24aに凸部24cも形成されている。そのため,第1搬送スクリュー24の回転に伴い,各短冊の自由端部は凸部24cにも適宜接触する。第1搬送スクリュー24の凸部24cが分散シート28に対面した状態を図6に示す。そして,図6のB−B断面図を図7,C−C断面図を図8,D−D断面図を図9に示す。
第1搬送スクリュー24の回転につれて,分散シート28の各短冊は,図7と図9を繰り返す。すなわち,第1搬送スクリュー24の搬送羽根24bの先端部が分散シート28に当接すると,図7に示すように,その部分の短冊は押し開けられる。搬送羽根24bが通り過ぎるとその短冊は,図9に示すように,元に戻って回転軸24aに接触する。そして代わりにとなりの短冊が開く。ただし,凸部24cが形成されている位置に対応する位置の短冊は,図9に示す回転軸24aに接触している状態の途中で,凸部24cに接触して,図8に示すように,小さく開けられる。そしてすぐに再び戻り,図9に示すように,回転軸24aに接触する。
そのようになるために,凸部24cの回転軸24a方向の幅は,分散シート28の各短冊の幅以下とするとよい。また,回転軸24aの周方向には,分散シート28の弾性に応じて,搬送羽根24bの1周期当たり1〜2個程度配置すると良い。すると,凸部24cが形成されている位置に対応する位置の短冊は,1周期に1〜2回程度小さく開閉される。この凸部24cによれば,第1搬送スクリュー24の回転によって短冊が凸部24cから急激に外れるので,回転軸24aをはたくような動作となる。また,短冊自身も振動する。これにより,周囲のトナーがはたき落とされるので,回転軸24aや短冊の自由端部等にトナーが付着することが防止される。なお,搬送羽根24bの軸方向の1間隔に2つ以上の凸部24cが形成される場合には,周方向位置を互いにずらしたものとすると良い。
次に,この現像装置20におけるトナーの流れを説明する。この現像装置20は,図2中左側にトナーホッパが接続され,第2搬送スクリュー23によって矢印31に沿って新しいトナーが適宜補充される。この新しいトナーは合流部32の矢印に沿って,第1搬送スクリュー24の上に落下される。この部分には,仕切りシート27が設けられているので,補充された新しいトナーがそのまま供給ローラ22上に落下することはない。
さらに,第2搬送スクリュー23は,図2に示すように,その搬送羽根の向きを途中で変えてあるので,回転軸を一方向に回転させてもその変更場所の両側ではトナーの搬送方向が異なる。すなわち,両端部から矢印31と33に沿って,合流部32の位置へ向かって寄せるように搬送される。そして,新しいトナーが多く混じったトナーは,合流部32の下流から第1搬送スクリュー24によって図中右向きに搬送される。また,合流部32の下流より図中左側からも,矢印34に沿って図中右向きに搬送される。
そして,第1搬送スクリュー24は図中右向きにトナーを搬送し,図2の右方図外の先端部を介して,第1搬送スクリュー24の右端から第2搬送スクリュー23の右端へとトナーが搬送される。そして,第2搬送スクリュー23の右端から矢印33に沿って左向きに搬送される。従って全体として,合流部32よりも図2中右側では,第2搬送スクリュー23と第1搬送スクリュー24とによって,トナーが反時計回りに循環される。この区間が循環区間に相当する。また,第2搬送スクリュー23の合流部32よりも左側が,補充区間に相当する。
もともと,分散シート28よりも供給ローラ22側の領域には,古いトナーが多く存在する。これに対して,第1搬送スクリュー24の回転に伴って,分散シート28の各短冊が順次開閉される。すなわち,短冊の押し開かれている位置が,順に軸方向に移動していく。そして,第1搬送スクリュー24によって搬送されているトナーは,短冊が開かれた位置から少しずつ外側へ流出する。逆に言うと,開かれた位置以外ではほとんど流出しない。このことから,第1搬送スクリュー24の軸方向に沿って,異なる位置から少しずつ,新しいトナーを多く含んだトナーが供給される。従って,長手方向にまんべんなく新しいトナーが供給されることになるので,供給ローラ22側には,トナーの新旧のムラはほとんどない。
さらに,第1搬送スクリュー24には,小さい凸部24cが形成されているので,この部分の短冊は振動され,比較的短時間で開閉される。そして,分散シート28や第1搬送スクリュー24の回転軸24a等をはじいて,周囲に付着したトナーをはじき飛ばす。これにより,第1搬送スクリュー24の回転軸24aや搬送羽根24b,分散シート28等に付着したトナーを取り除くことができる。すなわち,トナーの凝集や付着を防止する効果が得られる。
以上詳細に説明したように本形態の現像装置20によれば,第2搬送スクリュー23と第1搬送スクリュー24とによってトナーが循環される。さらに,第1搬送スクリュー24に沿って分散シート28が設けられているので,搬送羽根24bによって短冊が開閉される。そして,その開口部から新しいトナーを多く含むトナーが少しずつ流出する。従って,新しいトナーがいろいろな箇所に少しずつ分散されることになる。これにより,供給ローラの軸方向の一部分に補充された新トナーを古いトナーと素早く混合し,濃度ムラや帯電ムラの発生を防止することができる。
「第2の形態」
以下,本発明を具体化した第2の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式の画像形成装置に設けられる現像装置に本発明を適用したものである。本形態の現像装置は,第1の形態と分散シートの形状が異なるのみであり,同様の部分には同じ符号を付けて説明を省略する。
本形態の分散シート41は,図10に示すように,上下端とも切り離されてはいない。すなわち,中央部にスリット状の切り込みが多数設けられた1枚のシートとなっている。そして,図11に示すように,図中上下端がともに支持部材42に取り付けられている。従って,第1搬送スクリュー24の搬送羽根24bが供給ローラ22の方向に向いたときに,図11に示すように,分散シート41のその箇所のスリットが押し開けられる。
なお,本形態では,分散シート41に要求される性質は,第1の形態とはやや異なる。帯電極性がトナーと同極性であること及び,表面性として滑り性が求められることは,第1の形態と同様である。しかし本形態では,材質として,戻り性よりも伸び性および伸縮反復に対する耐久性が求められる。そのため,柔軟性のあるゴム部材が望ましい。例えば,ウレタンゴム,シリコンゴム等が使用できる。また,厚さは30〜500μm程度が望ましい。
本形態の現像装置では,第1の形態と同様にトナーの循環流が形成される。また,第1搬送スクリュー24の回転によって,分散シート41のスリットが開閉されるので,新しいトナーが古いトナーに素早く混合される。さらに,本形態では,スリットの大きさや方向を調整することで,開いたときの開口の大きさを調整することもできる。
以上詳細に説明したように本形態の現像装置によっても,第1の形態と同様に,供給ローラの軸方向の一部分に補充された新トナーを古いトナーと素早く混合し,濃度ムラや帯電ムラの発生を防止することができる。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,分散シート28は1枚のシートにスリットを入れたものとしたが,小さな短冊状の多数のシートの一端が,それぞれ支持部材29に固定されたものでも良い。また,第1の形態の分散シート28の各短冊の幅や,第2の形態の分散シート41のスリットの間隔や長さ等は,一定なものに限らず,場所によって異なるものとしても良い。また,各スリットは軸方向に対して斜めでも良い。また,支持部材29は枠形状としたが,図2中で左右端部に配置される図中縦方向の枠部は,いずれか一方であれば省略できる。また,第1搬送スクリュー24の回転軸24aに形成されている凸部24cは,螺旋状であっても良いし,搬送羽根24bにも凸部24cが形成されていても良い。
第1の形態に係るカラープリンタの概略構成を示す断面図である。 現像装置の概略構成を示す断面図である。 現像装置の概略構成を示す断面図である。 スクリューの構成を示す斜視図である。 分散シートの構成を示す説明図である。 スクリューと分散シートの関係を示す説明図である。 スクリューと分散シートの関係を示す説明図である。 スクリューと分散シートの関係を示す説明図である。 スクリューと分散シートの関係を示す説明図である。 第2の形態に係る分散シートを示す説明図である。 第2の形態に係るスクリューと分散シートの関係を示す説明図である。
符号の説明
10 カラープリンタ
20 現像装置
21 現像ローラ
22 供給ローラ
23 第2搬送スクリュー
24 第1搬送スクリュー
24a 回転軸
24b 搬送羽根
24c 凸部
27 仕切りシート
28,41 分散シート

Claims (9)

  1. 像担持体の潜像を現像剤で現像する現像部と,現像剤の補充を受けてこれを攪拌し前記現像部へ供給する攪拌部とを有する現像装置において,
    前記攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリューと,
    前記攪拌部と前記現像部との間に設けられ,軸方向と交差する方向のスリット群により多数の短冊状部分に分割されるとともに,一部の短冊状部分が前記第1搬送スクリューの搬送羽根により前記現像部へ向けて押し出される分散シートとを有することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において,
    前記攪拌部は前記現像部より上方に位置し,
    前記分散シートは,
    軸方向と交差する方向の一方の端部が容器壁に固定された固定端であるとともに,他方の端部が容器壁に固定されない自由端であり,
    前記自由端は前記固定端より上方に位置し,
    前記スリット群が前記自由端に達しているものであることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1に記載の現像装置において,
    前記分散シートにおける軸方向と交差する方向の両方の端部が容器壁に固定されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1から請求項3に記載の現像装置において,
    前記分散シートの短冊状部分のうち前記第1搬送スクリューの搬送羽根により押し出されているもの以外のものが前記第1搬送スクリューの軸に接していることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4に記載の現像装置において,
    前記第1搬送スクリューの軸に,前記搬送羽根より低い高さの凸部が設けられていることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1から請求項5に記載の現像装置において,
    前記分散シートの短冊状の部分の幅が,前記第1搬送スクリューのスクリューピッチより小さいことを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1から請求項6に記載の現像装置において,
    前記攪拌部と前記現像部との間であって前記第1搬送スクリューが現像剤の受け渡しを受ける位置に対応する位置に設けられ,前記攪拌部から前記現像部への現像剤の移動を阻止する仕切りシートを有し,
    前記分散シートは,前記攪拌部と前記現像部との間であって前記仕切りシートが設けられている位置以外の範囲に配置されていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項7に記載の現像装置において,
    前記攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第2搬送スクリューを有し,
    前記第2搬送スクリューは,
    前記第1搬送スクリューと逆向きに現像剤を搬送することにより前記第1搬送スクリューとともに現像剤を循環させる循環区間と,
    補充された現像剤を前記循環区間へ向けて搬送する補充区間とがあり,
    前記循環区間と前記補充区間との間の合流部で前記第1搬送スクリューへ現像剤を受け渡すものであることを特徴とする現像装置。
  9. 像担持体と,現像装置とを有する画像形成装置において,前記現像装置は,
    像担持体の潜像を現像剤で現像する現像部と,
    現像剤の補充を受けてこれを攪拌し前記現像部へ供給する攪拌部と,
    前記攪拌部に設けられ,軸と搬送羽根とを有し,回転により軸方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリューと,
    前記攪拌部と前記現像部との間に設けられ,軸方向と交差する方向のスリット群により多数の短冊状部分に分割されるとともに,一部の短冊状部分が前記第1搬送スクリューの搬送羽根により前記現像部へ向けて押し出される分散シートとを有することを特徴とする画像形成装置。
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