JP2007222983A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気部品に影響を及ぼさず、かつ簡易な構成によって逆転時におけるトリガの押込み量を規制し得る電動工具を提供する。
【解決手段】回転速度調整器4とトリガ5と回転方向切替器6と操作機構7とを有する電動工具1であって、操作機構7は、ハウジング2に移動可能に支持された第一操作部材8と、第一操作部材8と別個にハウジング2側に移動可能に支持された第二操作部材9を有している。そして第一操作部材8を移動させることで第二操作部材9が移動し、第二操作部材9によって回転方向切替器6が操作される構成になっている。そして整流子モータの出力軸を逆転させるために、第一操作部材8を逆転選択位置に移動させた状態でトリガ5を押込んだ際に、トリガ5と当接してトリガ5の押込み量を規制する規制部8bが第一操作部材8に設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、整流子モータを有し、整流子モータの出力軸の回転方向を正転と逆転とに切替えて使用する電動工具、例えば電動ドリルや電動ドライバなどに関する。
従来、整流子モータを有する電動工具が広く知られている。整流子モータは、出力軸と一体に回転する電機子と整流子と、その整流子に摺接されるカーボンブラシを備えている。整流子モータは、一般に電機子のコイルの巻き方向などを調整することで逆転方向よりも正転方向に出力軸が回転しやすいように構成されている。そのため正転時よりも逆転時において整流子とカーボンブラシの間に電気火花が発生しやすく、該電気火花によってカーボンブラシが消耗し、カーボンブラシの耐久性が短くなるという問題があった。
この対策として特許文献1,2に記載の電動工具が従前開発されている。特許文献1に記載の電動工具は、整流子モータのON、OFFを行なう電気スイッチと、電気スイッチを操作するためのトリガと、モータの出力軸の回転方向を切替える際に操作される第二操作部材とを有している。第二操作部材にはピンが突設されており、トリガにはピンが正転時に係合される正転時用溝と、ピンが逆転時に係合される逆転時用溝が形成されている。逆転時用溝は、正転時用溝よりも短く、逆転時におけるトリガの押込み量を正転時よりも少なく規制する構成になっている。そのため逆転時の整流子モータへの電圧を規制し、カーボンブラシと整流子の間に生じる電気火花を抑えることで、カーボンブラシの耐久性を向上させることができる。
特許文献2に記載の電動工具は、トリガと切替えレバーを有し、トリガの押込み量を規制するためにトリガの押込み方向裏側に配設された可動ストッパを有している。可動ストッパは、ばねによって上方に付勢されており、出力軸を正転から逆転に切替えるために切替えレバーを傾動させることで、切替えレバーによって下方に押されて下方に移動し、下位置にてトリガの押込み量を規制する構成になっている。したがって該電動工具も特許文献1と同様にカーボンブラシの耐久性を向上させることができる構成になっている。
登録実用新案第2596294号公報 特開2002−154073号公報
しかし特許文献1に記載の電動工具は、トリガの逆転時用溝と切替えレバーのピンによってトリガの押込み量を規制する構成になっているため、トリガの押込み力が切替えレバーによって受け止められる。そのため切替えレバーが力を受けて、切替えレバーによって操作される正逆切替スイッチに力が伝わり、正逆切替スイッチに悪影響が生じる可能性がある。例えば正逆切替スイッチにチャタリングが生じるおそれがある。
特許文献2に記載の電動工具は、可動ストッパを上方に付勢するばねなどが必要な複雑な構成になっていた。しかもトリガの押込み方向側に可動ストッパを有しているため、作業者に把持される部分がトリガ押込み方向に厚くなって握りにくいという問題も有していた。
そこで本発明は、電気部品に影響を及ぼさず、かつ簡易な構成によって逆転時におけるトリガの押込み量を規制し得る電動工具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える電動工具であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、回転方向切替器を操作するための操作機構を有し、該操作機構は、ハウジングに移動可能に支持された第一操作部材と、第一操作部材と別個にハウジング側に移動可能に支持された第二操作部材を有している。そして第一操作部材を移動させることで第二操作部材が移動し、第二操作部材によって回転方向切替器を操作する構成になっている。そして整流子モータの出力軸を逆転させるために、第一操作部材を逆転選択位置に移動させた状態でトリガを押込んだ際に、該トリガと当接してトリガの押込み量を規制する規制部が第一操作部材に設けられている。
したがって逆転時のトリガの押込み量は、規制部によって規制される。そのため逆転時の整流子モータへの電圧を規制することにより、カーボンブラシと整流子の間に生じる電気火花を抑制してカーボンブラシの耐久性を向上させることができる。
該トリガの押込み量は、第一操作部材に設けられた規制部によって規制され、トリガを押込む力は、第一操作部材を支持するハウジングによって受け止められる。したがって第一操作部材と別個に支持された第二操作部材によって操作される回転方向切替器には、トリガを押込む力が伝わらない。そのため回転方向切替器に悪影響が及ぶことが抑制され、回転方向切替器の電気的トラブルを抑制することができる。
また第二操作部材は、第一操作部材の移動によって移動されてばねなどを必要としない構成になっている。そのため簡易な構成によって逆転時におけるトリガの押込み量を規制することができる。
請求項2に記載の発明によると、トリガは、ハウジングに傾動可能に取付けられる傾動取付部を下端部に有し、トリガ上方に設けられた第一操作部材に向けて突出する突出部を上端部に有している。そして整流子モータの出力軸を逆転するために、第一操作部材を逆転選択位置に移動させた状態でトリガを押込んだ際に、突出部が第一操作部材の規制部に当接する構成になっている。
したがってトリガは、逆転時にハウジング側に押込まれると、下端部を中心に傾動し、上端部に設けられた突出部が規制部に当接する。そのためトリガを押込んだ力は、トリガの上部と下部において受け止められ、本トリガは、片持ち梁状に支持されたトリガ等に比べて撓みが抑制され得る。このためトリガが撓んで回転速度調整器が操作されてしまうことを抑制することができる。
またトリガの押込み量を規制する規制部は、トリガの上方に設けられた第一操作部材に形成されている。そのため規制部は、従前のようにトリガの押込み方向側に配設されておらず、作業者に把持される部分がトリガの押込み方向に厚くなってしまうという問題も生じない。
請求項3に記載の発明によると、ハウジングは、作業者によって把持されるグリップ部を有している。そしてグリップ部には、トリガの押込み方向に直行する方向に該グリップ部を貫通する貫通孔が形成されており、その貫通孔に第一操作部材が移動可能に差し込まれている。
したがって第一操作部材は、トリガの押込み方向に対して直行する方向に移動可能にグリップ部によって支持される。そのためトリガを押込む力は、グリップ部によって直行方向に受け止められ、安定良く受け止められる。
実施の形態に係るハンマドリル(電動工具)1を図1〜10にしたがって説明する。
ハンマドリル1は、図1に示すように外郭を構成するハウジング2と、駆動源である整流子モータ3を有している。
ハウジング2は、前後に伸びるギアハウジング部2aと、ギアハウジング部2aから下方に伸びるモータハウジング部2bと、後部に形成されたグリップ部2cを有している。
ギアハウジング部2aの前端部には、図1に示すように先端工具(ドリルビット)13が脱着可能に取付けられるツールホルダ12が内設されている。モータハウジング部2bには、整流子モータ3が内設されている。
整流子モータ3とツールホルダ12の間には、整流子モータ3の動力をツールホルダ12に伝達し、ツールホルダ12を回転させる動力伝達機構11が設けられている。整流子モータ3と先端工具13の間には、整流子モータ3の動力を直線衝撃運動に変えて先端工具13に伝えるハンマ機構14が設けられている。
整流子モータ3は、図1に示すように出力軸3a、電機子コイル3b、整流子3d、固定子3cおよび複数のカーボンブラシ3eを有している。
出力軸3aは、ベアリングを介してモータハウジング部2bに軸回転可能に取付けられる。電機子コイル3bは、巻線からなる電磁石であって、正転方向に回転しやすいように巻かれており、出力軸3aに取付けられている。整流子3dは、出力軸3aの下端部に設けられ、電機子コイル3bと電気的に接続されている。
固定子3cは、巻線を有する電磁石であって、電機子コイル3b周り位置のモータハウジング部2bの内周面に固定される。カーボンブラシ3eは、モータハウジング部2bに設けられたカーボンブラシホルダに交換可能に取付けられている。各カーボンブラシ3eは、カーボンから形成されており、整流子3dに摺接するように付勢され、整流子3dに摺接して電機子コイル3bに電流を供給する。
動力伝達機構11は、図1に示すように整流子モータ3とツールホルダ12の間に配設された複数のギアを有している。これらギアは、協同して整流子モータ3の出力軸3aの軸回転をツールホルダ12の軸回転に変換して伝える。
ハンマ機構14は、シリンダ14a、ピストン14b、ストライカ14cおよびクランク機構14eを有している。
クランク機構14eは、偏心ピンを有するクランク軸などを有しており、整流子モータ3の出力軸3aの回転をピストン14bの往復直線運動に変える。ピストン14bは、シリンダ14a内を往復直線運動して、空気ばねによってストライカ14cを直線運動させる。ストライカ14cは、直線運動してインパクトボルト14dに衝突して、インパクトボルト14dを介して先端工具13に打撃を加える。
ハウジング2のグリップ部2cには、図1,2に示すように回転速度調整器4と回転方向切替器6が内設されている。
回転速度調整器4は、電気部品である電源スイッチ4bと摺動抵抗器4cと、電気部品を内設しハウジング2に取付けられるケース4aと、操作子4dを有している。
操作子4dは、ケース4aに出没可能に設けられており、ばねによってケース4aから突出する方向に付勢さている。
電源スイッチ4bは、図5,10に示すように操作子4dをケース4aに押込むことでOFFからONになり、電源20と整流子モータ3を電気的に接続する。
摺動抵抗器4cは、操作子4dに操作されて整流子モータ3への負荷電圧を調整し、操作子4dの押込み量を多くすると、整流子モータ3への負荷電圧を大きくする。
回転方向切替器6は、図10に示すように電気部品である切替スイッチ6bと、図2に示すように切替スイッチ6bを内設するケース6aを有している。
切替スイッチ6bは、図10に示すように整流子モータ3と電源20との電気接続方向を切替えることで整流子モータ3の出力軸3aの回転方向を切替える。
ケース6aは、回転速度調整器4のケース4aの上面に取付けられ、ハウジング2に固定される。ケース6a上面には、図3に示すように回転可能に円盤部6cが設けられており、円盤部6cを回転させることで切替スイッチ6bが操作される。
図1に示すように回転速度調整器4を操作するためのトリガ5と、回転方向切替器6を操作するための操作機構7がグリップ部2c側に設けられている。
トリガ5は、図2に示すようにグリップ部2cの内縁側に配設されている。トリガ5の下端部には、グリップ部2cに傾動可能に取付けられる傾動取付部5aが設けられている。したがってトリガ5をグリップ部2cに向けて押込むことで、トリガ5が傾動し、トリガ5の中央部に形成された当接部5cによって回転速度調整器4の操作子4dを押すことができる。トリガ5の上端部には、トリガ5の上方に配設された操作機構7の第一操作部材8に向けて突出する突出部5bが形成されている。
操作機構7は、図2,3に示すように第一操作部材8と第二操作部材9を有している。
第一操作部材8は、トリガ5の上方に形成された貫通孔2c1に差し込まれている。該貫通孔2c1は、トリガ5の押込み方向に対して直行する方向(操作者から見て左右方向)にグリップ部2cを貫通している。第一操作部材8は、貫通孔2c1の孔壁によってスライド可能に支持されており、少なくとも該孔壁によって左右両端部が支持されている。第一操作部材8は、貫通孔2c1よりも長く、貫通孔2c1から少なくとも一端部が突出しており、作業者によって操作されやすい構成になっている。
第一操作部材8の下面には、一対の溝8aと一対の規制部8bが形成されている。一対の溝8aは、第一操作部材8の前端部と後端部(図3の左端部と右端部)に跨って貫通している。規制部8bは、各溝8aの後端寄りの左壁(図3右端寄りの下壁)から右側(図3上方)に突出している。
一対の溝8aには、トリガ5の突出部5bの上端部が前後方向に移動可能に設置されている。第一操作部材8を図4に示すように右側位置(図4上側位置、逆転選択位置)に移動させ、図7に示すようにトリガ5を押込んだ場合は、トリガ5の突出部5bが規制部8bに当接し、トリガ5の押込み量が規制部8bによって規制される。
第二操作部材9は、図3に示すように中央部に形成された揺動取付部9aと、前端部に形成された突出ピン9cと、後端部に形成された長穴9bを有している。
揺動取付部9aは、第二操作部材9の下面に形成されており、回転方向切替器6のケース6a上面に揺動可能に取付けられている。したがって第二操作部材9は、揺動取付部9aを中心に左右方向(図3上下方向)に揺動する。
突出ピン9cは、図2,3に示すように上方に突出して、第一操作部材8の下面に形成された取付溝8cに挿入される。突出ピン9cは、第一操作部材8をスライドさせた際に取付溝8cの溝壁面によって押される。
長穴9bには、図3に示すように回転方向切替器6の円盤部6cの偏心位置に形成されたピン部6dが挿入される。したがって第一操作部材8をスライドさせることで、第一操作部材8が揺動し、第一操作部材8によって円盤部6cが回転し、円盤部6cによって切替スイッチ6bが操作される。
第二操作部材9の前端部には、図2に示すように下方に突出する切替規制部9dが設けられている。切替規制部9dは、トリガ5の上端部に向けて突出し、トリガ5の上端部には、図8,9に示すように後端部から前側に延出する二つの溝5dと、溝5dの間を仕切る仕切り壁5eが形成されている。切替規制部9dは、トリガ5を押込んだ際に溝5dに挿入され、仕切り壁5eによって左右方向に移動することが規制される。したがってトリガ5を押込んだ状態で第二操作部材9が誤って揺動されることが防止され得る。
図1等には記載していないが、ハンマドリル1は、モード切替機構を有している。モード切替機構は、ハンマドリルモードとドリルモードとに切替えるために、モード切替スイッチと、駆動経路切断器を有している。駆動経路切断器は、モード切替スイッチをドリルモード位置にすることで、整流子モータ3とハンマ機構14との間の駆動経路を切断する。したがってハンマドリル1は、モード切替機構によって、先端工具13に回転力のみを加えるドリルモードと、先端工具13に回転力と直線衝撃とを加えるハンマドリルモードとに切替わる。
ハンマドリル1を駆動させる場合は、モード切替スイッチによってモードを選択し、第一操作部材8によって先端工具13の回転方向を選択する。
第一操作部材8は、図3に示す正転選択位置(図3下側位置)または図4に示す逆転選択位置(図3上側位置)にスライドされる。第一操作部材8をスライドさせると、第二操作部材9を介して回転方向切替器6が操作される。回転方向切替器6は、操作されることで切替スイッチ6bによって整流子モータ3と電源20の電気接続方向を切替える。
第一操作部材8を正転選択位置にして、トリガ5を引き絞り操作した場合には、図3,6に示すようにトリガ5の突出部5bが第一操作部材8の規制部8bによって規制されない。そのためトリガ5のグリップ部2cへの押込み量が多くなり、整流子モータ3への電圧負荷が大きくなる。これにより整流子モータ3によってツールホルダ12が高速で正転される。
第一操作部材8を逆転選択位置にして、トリガ5を引き絞り操作した場合には、図4,7に示すようにトリガ5の突出部5bが第一操作部材8の規制部8bによって規制される。そのためトリガ5のグリップ部2cへの押込み量は、正転時の約半分に規制される。その結果、整流子モータ3への負荷電圧が正転時よりも大きくなることが規制され、整流子3dとカーボンブラシ3e間に発生する電気火花の発生を抑制することができる。
以上のようにして実施の形態が形成されている。
すなわちハンマドリル1は、図2に示すように回転方向切替器6を操作するための操作機構7を有し、操作機構7は、ハウジング2に移動可能に支持された第一操作部材8と、第一操作部材8と別個にハウジング2側に移動可能に支持された第二操作部材9を有している。そして第一操作部材8を移動させることで第二操作部材9が移動し、第二操作部材9によって回転方向切替器6が操作される構成になっている。そして整流子モータ3の出力軸3aを逆転させるために、第一操作部材8を逆転選択位置に移動させた状態でトリガ5を押込んだ際に、トリガ5と当接してトリガ5の押込み量を規制する規制部8bが第一操作部材8に設けられている。
したがって逆転時のトリガ5の押込み量は、図7に示すように規制部8bによって規制される。そのため逆転時の整流子モータ3への電圧を規制することにより、カーボンブラシ3eと整流子3dの間に生じる電気火花を抑制してカーボンブラシ3eの耐久性を向上させることができる(図1参照)。
該トリガ5の押込み量は、図7に示すように第一操作部材8に設けられた規制部8bによって規制され、トリガ5を押込む力は、第一操作部材8を支持するハウジング2によって受け止められる。したがって第一操作部材8と別個に支持された第二操作部材9によって操作される回転方向切替器6には、トリガ5を押込む力が伝わらない。そのため回転方向切替器6に悪影響が及ばず、回転方向切替器6の電気的トラブルを抑制することができる。
また第二操作部材9は、第一操作部材8の移動によって移動されてばねなどを必要としない構成になっている。そのため逆転時におけるトリガ5の押込み量を簡易な構成によって規制することができる。
またトリガ5は、図2に示すようにハウジング2に傾動可能に取付けられる傾動取付部5aを下端部に有し、トリガ5上方に設けられた第一操作部材8に向けて突出する突出部5bを上端部に有している。そして整流子モータ3の出力軸3aを逆転するために、第一操作部材8を逆転選択位置に移動させた状態でトリガ5を押込んだ際に、図7に示すように突出部5bが第一操作部材8の規制部8bに当接する構成になっている。
したがってトリガ5は、図5に示すように逆転時にハウジング2側に押込まれると、下端部を中心に傾動し、上端部に設けられた突出部5bが規制部8bに当接する。そのためトリガ5を押込んだ力は、トリガ5の上部と下部において受け止められ、本トリガ5は、片持ち梁状に支持されたトリガ等に比べて撓みが抑制され得る。このためトリガ5が撓んで回転速度調整器4が操作されてしまうことを抑制することができる。
またトリガ5の押込み量を規制する規制部8bは、トリガ5の上方に設けられた第一操作部材8に形成されている。そのため規制部8bは、従前のようにトリガ5の押込み方向側に配設されておらず、作業者に把持される部分がトリガ5の押込み方向に厚くなってしまうという問題も生じない。
またハウジング2は、図2に示すように作業者によって把持されるグリップ部2cを有している。そしてグリップ部2cには、トリガ5の押込み方向に直行する方向に該グリップ部2cを貫通する貫通孔2c1が形成されており、その貫通孔2c1に第一操作部材8が移動可能に差し込まれている。
したがって第一操作部材8は、トリガ5の押込み方向に対して直行する方向に移動可能にグリップ部2cによって支持される。そのためトリガ5を押込む力は、グリップ部2cによって直行方向に受け止められ、安定良く受け止められる。
(他の実施の形態)
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)すなわち上記の実施の形態は、ハンマドリルであった。しかしハンマ機構のないドリル、または各種ドライバなどであっても良い。
(2)上記実施の形態に係る操作機構は、第一操作部材と第二操作部材を有していた。しかし第一操作部材と第二操作部材の間に一つまたは複数の介在操作部材を有しており、第一操作部材がこれら介在操作部材を介して第二操作部材を移動(傾動)させる構成になっていても良い。
(3)上記実施の形態に係る第一操作部材は、ハウジングに左右に移動可能に設けられていた。しかし第一操作部材がハウジングに左右方向に揺動可能に設けられる形態であっても良い。
(4)上記実施の形態に係る第二操作部材は、ハウジングに対し左右に揺動する構成になっていた。しかし第二操作部材が左右にスライドする構成になっていても良い。
(5)上記実施の形態に係る第二操作部材は、ハウジングに取付けられた回転方向切替器のケースに取付けられていた。しかし第二操作部材がハウジングに直接固定される形態であっても良い。
(6)上記実施の形態は、電源として交流電源を使用していたが、電源として直流電源を使用していても良い。
ハンマドリルの左側面図である。 ハンマドリルのグリップ部近傍の左側面拡大図である。 正転を選択した際の図2のIII―III線断面矢視図である。 逆転を選択した際の図3に相当する図である。 トリガを押込んだ際の図2に相当する図である。 正転を選択した際の図5のVI―VI線断面矢視図である。 逆転を選択した際の図5に相当する図である。 図2のVIII―VIII線断面矢視図である。 図5のIX―IX線断面矢視図である。 整流子モータと電源間の電気回路図である。
符号の説明
1・・・ハンマドリル(電動工具)
2・・・ハウジング
2c・・・グリップ部
2c1・・・貫通孔
3e・・・カーボンブラシ
3a・・・出力軸
3d・・・整流子
3・・・整流子モータ
3b・・・電機子コイル
4・・・回転速度調整器
4c・・・摺動抵抗器
4d・・・操作子
4b・・・電源スイッチ
5・・・トリガ
5a・・・傾動取付部
5b・・・突出部
6b・・・切替スイッチ
6・・・回転方向切替器
7・・・操作機構
8・・・第一操作部材
8b・・・規制部
9・・・第二操作部材
11・・・動力伝達機構
12・・・ツールホルダ
13・・・先端工具
14・・・ハンマ機構

Claims (3)

  1. 先端工具の駆動源である整流子モータと、その整流子モータへの負荷電圧を調整して整流子モータの出力軸の回転速度を調整する回転速度調整器と、該回転速度調整器を操作するためのトリガと、前記整流子モータと電源との電気接続方向を切替えて前記出力軸の回転方向を切替える回転方向切替器と、該回転方向切替器を操作するための操作機構とを有し、前記トリガのハウジング側への押込み量を多くすることで前記整流子モータへの負荷電圧が増加する電動工具であって、
    前記操作機構は、ハウジングに移動可能に支持された第一操作部材と、前記第一操作部材と別個に前記ハウジング側に移動可能に支持された第二操作部材を有し、前記第一操作部材を移動させることで前記第二操作部材が移動し、前記第二操作部材によって前記回転方向切替器を操作する構成になっており、
    前記整流子モータの出力軸を逆転させるために、前記第一操作部材を逆転選択位置に移動させた状態で前記トリガを押込んだ際に、前記トリガと当接して前記トリガの押込み量を規制する規制部が前記第一操作部材に設けられていることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    トリガは、ハウジングに傾動可能に取付けられる傾動取付部を下端部に有し、トリガ上方に設けられた第一操作部材に向けて突出する突出部を上端部に有し、
    整流子モータの出力軸を逆転するために、前記第一操作部材を逆転選択位置に移動させた状態で前記トリガを押込んだ際に、前記突出部が前記第一操作部材の規制部に当接する構成になっていることを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1または2に記載の電動工具であって、
    ハウジングは、作業者によって把持されるグリップ部を有し、
    前記グリップ部には、トリガの押込み方向に直行する方向に該グリップ部を貫通する貫通孔が形成されており、その貫通孔に第一操作部材が移動可能に差し込まれていることを特徴とする電動工具。


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