JP2007222202A - 人工壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホールドを安定に取付ける際の取付け可能領域、個数及びサイズを拡大し、取付けの自由度が高くて容易かつ安価に構築できる人工壁を提供すること。
【解決手段】 実質的に平坦な壁面を有する平面形状が三角形等の多角形のパネル要素18a〜18mが、各側縁にて所定の角度で、山折り又は谷折りの直線状接合部をなして互いに接合され、少なくともこのパネル要素接合体を単位区画として組み立てられたクライミングウォールとしてのモジュール式パネル1〜3。
【選択図】 図3

Description

本発明は、フリークライミングに好適な人工壁に関するものである。
従来、フリークライミングは、欧米では人気スポーツのひとつに数えられ、各地で競技等が行われている。フリークライミングの競技は、例えば図17(A)に示すように、人工壁(クライミングウォール)の登攀面を舞台に登攀者が規定時間内にどこまで高く登れるかを競い合う競技であり、人工壁に登る際に手掛かりや足掛かりになるホールドが配置される。
ここで、フリークライミングの種類やクライミングウォール等について説明する。
フリークライミングの種類
フリークライミングとは、ロッククライミングの1ジャンルで、自分の手と足とだけを使って壁を登っていくスポーツである。墜落を止めるためにロープを使うが、登るための手段として道具を使わないのがフリークライミングの特徴である。
フリークライミングには、ロープを使って10数mの壁を登るリードクライミングと、ロープを使わないで安全に着地できる程度の高さを登るボルダリングとがある。
ボルダリングでは、壁の下にはマットが敷いてあり、特殊な道具も必要ないので、はじめての人でも気軽に登ることができる。また、フリークライミングは、近年、人工で作成した岩場(人工壁又はクライミングウォール)で行うことがポピュラーになっている。
クライミングウォール
リードクライミング用のクライミングウォールは、基本的には、高さ10m〜15m位の壁面と、クライマー(登攀者)の手掛かりとなるホールドと、ロープを掛けるためにクライミングウォールの途中や上部に配した支点とにより構成されている。即ち、クライミングウォールの壁面にある取手をホールドとし、ロープを掛ける場所を支点とすることができる。
クライミングウォールの種類には、クライミングのジャンルによりクライミングウォールとボルダリングウォールとの2種類がある。
ボルダリングウォールは、高さ4m前後でロープを付けないで登ることを前提としていて、下部にはマットを敷設している。なお、直径数mの岩のことをボルダーと言うが、ボルダリングとは、それを登ることが転じてできた言葉である。
クライミングルート
クライマーが登るクライミングルートはホールドの配置等によって構成され、クライミングウォールの登攀面に対し数10cmピッチに取り付けられたホールドを手掛かり及び足掛かりにして登る。
クライミングの競技は、墜落するまでの到達高度で競われる。競技の際は、クライミングウォールに1ルートしかないように設置されるが、一般期(トレーニング期間中)には、多くのホールドを取付け、その各々のホールドに例えばシールやテープでマーキングしてルートを表示する方法がとられている。
また、ホールドの色別でルートを設置することができ、一例として、赤色のホールドから構成されるルートを初級者向けのルートとし、青色又は茶色のホールドから構成されるルートを中級者向けのルートとし、緑色のホールドから構成されるルートを上級者向けのルートとすることができる。
クライミングウォールの概要
クライミングウォールは、自然の岩場を模倣したクライミング用の施設である。それらは、自然の岩場の機能をよりシステマティックにまとめており、例えば、ボルダリングウォール、マット、終了点、トップロープバー、クライミングボード、リードクライマー、ランニングビレイ、ビレイヤー、ホールド及びトップロープクライマー等からなる。
ボルダリングウォールは、ボルダリングをするための高さの低い壁である。マットは、ボルダリングにおける着地の緩衝材として利用される。終了点は、クライマーがこの位置まで上り、ロープを掛けて降りる点であり、トップロープの支点としても使用する。トップロープバーは、ロープを掛けるバーである。クライミングボードは、クライミング用の壁材で、所々にホールドの取付け孔がある。リードクライマーは、下からロープ確保されて登るクライマーのことであり、本来のフリークライミングのスタイルである。
また、ランニングビレイは、壁の途中にある支点であり、登る際にはロープを通して行く。ビレイヤー(確保者)は、確保器にセットしているロープを操作して、墜落停止を行う。ホールドは、手掛かりとなる岩の突起を模したプラスチック製品で、クライミングウォールのメインパーツである。トップロープクライマーは、上からのロープによって確保されたクライマーであり、この形式は一般的に練習用として使われる。
高さ別の施設の分類
例えば、高さ3m〜5mの施設は、ボルダーウォールであり、ロープによる確保はない。高さ5m〜8mの施設は、トップロープウォールであり、上からのロープによる確保がある。なお、ロープを完全にクリップするには、ロープを手繰りながら落ちても地上まで落ちないぐらいの高さがないと、リードクライミングにおいては危険である。高さ8m以上の施設は、リードウォールであり、一般的にリードクライミングを行うのに安全な高さである。もちろんトップロープを用いてもよい。
図17(A)は、人工壁(クライミングウォール)67の概略構成を示す斜視図であり、登攀者69が図示されている。
人工壁67は壁状の構造物であり、その表面に登攀面75が形成される。登攀面75には、登攀者69が手掛かりや足掛かりにするホールド59が複数箇所に着脱自在に取付けられる。ホールド59は着脱及び交換することで、登攀の難易度を変えることができる。そして、ホールド59を掴んだり、足を掛けたりしながら、登攀者69は登攀面75を登る。登攀面75を登ることで、岩登りの訓練や競技、筋力トレーニング等を行う。
以下に、人工壁67について詳しく説明する。
従来、人工壁67は、図17(A)に示すように、登攀面75を形成しているパネル部材77と、ホールド59とを備える。なお、ホールド59の取付け部材等とパネル部材77とをまとめて壁体78ということがある。さて、ホールド59の取付け部材等としては、インナーホールドを取付ける凹部を備えたインナーカップや、アウターホールドを取付ける埋め込みアンカー等がある。
主にコンクリートを人工壁の構造体として説明すると、人工壁67用の壁体78としては、パネル部材77にコンクリート、木材、鋼板、強化プラスチック等を用いるが、建物や構造物のコンクリート壁等を人工壁67のパネル部材77として構造の一部に兼用できる。例えば、コンクリートを用いると、インナーカップ等の取付け部材を埋設でき、簡易で安価な壁体78となる。
また、コンクリートは、木材や鋼板に比べて起伏のある登攀面75が得られ、人工壁67の表面を自然の岩肌に近づけることができ、しかも樹脂や木材等で形成された板材に比べて強度が高くて耐久性に優れた壁体78を形成できる。
ホールドは、人工壁の表面に設置される、取外し可能な独立した把手である。多くは人工樹脂からなり、大きさは概ね直径5cm〜15cm位である。
ホールドには、登攀面に対して窪んだ位置に取付けられるインナーホールドと、登攀面に直接取付けられるアウターホールドとがある。
図17(B)を参照しつつ、従来のアウターホールド59の取付け方法の一例を説明する。
コンクリート51製の構造体(壁体78)からなる人工壁67のパネル部材77に、ドリルで穴をあけてアンカー50を打ち込む。次に、手や足をかける突起部57を具備するアウターホールド59を固定するための六角ボルト58を、アウターホールド59本体にある取付け用貫通孔52に通してアンカー50の雌ねじ孔90にねじ込むことにより、登攀面75に固定する。
また、図18には、人工壁の具体例が示されている(後述の特許文献1を参照)。
これは、標準要素で作られたモジュール式の起伏の多い表面を備えた人工登攀壁である。具体的には、各側縁又は各コーナーが5つの高さ0、h、2h、3h及び4hのいずれかに配置された3種のグループのいずれかに属する4枚のパネル要素10D、6、13D及び1など、表面が特定の曲面形状をなすパネル要素の配置と組み合わせにより、種々の斜面、勾配、下り坂又はオーバーハングを連続した5つの高さh、2h、3h、4h及び5hで得ることができる。
特許第2878005号公報(第4頁左欄4行目〜11行目、図16)
しかし、上述の特許文献1に示された登攀壁においては、様々な曲面形状の表面を有する複数のパネル要素を選択して互いに接合しているため、各パネル要素の側縁同士が適合するように組み合わせる必要がある。従って、各パネル要素同士を組み合わせる上でその選択の自由度が低く、組み合わせて構築する作業が容易ではない。
しかも、各パネル要素の表面が曲面となっているので、各パネル要素は、成形上の理由から、FRP(繊維強化プラスチック)やGRC(グラスファイバー強化コンクリート)等の材質でしか成形することができず、製作コストが高価になり易い。
更に、図19(A)に上記したパネル要素と同等のパネル要素2で示すように、登攀面75を形成するパネル面81が曲面からなるために、図19(B)に示すように、平坦な底面(取付け面)を有するアウターホールド59a、59b及び59cを登攀面75の所定位置のアンカー(ここでは図示せず)にボルト58でそれぞれ取付ける際に、各アウターホールドの底面と登攀面75との密着性に違いが生じてしまう。即ち、アウターホールド59bように、登攀面75の平坦部分に密着して取付けが比較的安定した状態になるものと、アウターホールド59a及び59cのように、登攀面75の曲面部分との間に隙間が生じて取付けが不安定な状態になるものとがある。従って、各アウターホールドを安定に取付けることのできる領域が限定され、また取付け可能なホールドの個数やサイズ等も制約される。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、主としてホールドを安定して取付ける際の取付け可能領域、個数及びサイズを拡大することができ、取付けの自由度が高くて、容易かつ安価に構築できる人工壁を提供することにある。
即ち、本発明は、実質的に平坦な壁面を有する平面形状が多角形の第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素が、各側縁にて所定の角度で互いに接合され、少なくともこの接合体を単位区画として組み立てられた人工壁に係わるものである。
本発明の人工壁は、実質的に平坦な壁面を有する平面形状が多角形の第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素を組み合わせ、これを単位区画として立体的に構築する構造であるので、これらの第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素の側縁が直線形状をなしていることによってそれぞれの各側縁を互いに接合するのが容易となり、各壁面構成要素の側縁の直線長ささえ適合させれば、組み合わせの自由度が高くなり、従って人工壁を構築する作業が容易になる。
しかも、実質的に平坦で各側縁が直線形状である前記第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素は、材質として既存の板材等を使用することができるので、これらの壁面構成要素を容易かつ安価に作製することができる。
更にまた、前記第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素の各壁面が実質的に平坦であるので、その壁面に対してホールドの取付け面が密接し、ホールドを安定して取付けることのできる領域が拡大し、取付け可能なホールドの個数やサイズ等も増大させることができる。
本発明においては、前記人工壁に所望の表面凹凸形状を設ける上で、前記第1壁面構成要素及び前記第2壁面構成要素が三角形の板材からなっているのが望ましい。この場合に、前記三角形の板材に、更に四角形の板材が接合されていてもよい。
また、前記接合体が前記単位区画をそれぞれ構成し、これらの単位区画の後方への垂直投影形状が互いに同一であるのが望ましい。これにより、単位区画を複数用いて人工壁を構築する際に、それぞれの単位区画を組み合わせれば、容易に構築することができる。
また、前記人工壁の表面の所定位置に凹凸形状を設ける上で、前記第1壁面構成要素及び前記第2壁面構成要素がそれぞれ異なる長さの辺を有していて、それらの組み合わせによって所定の表面凹凸形状が形成されるのが望ましい。
また、前記第1壁面構成要素及び前記第2壁面構成要素の各壁面に、必要な取付け物、特にホールドが取付けられることにより、登攀用のクライミングウォールを構成することができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図1〜図16の参照下に具体的かつ詳細に説明する。
<モジュール式パネルの構築例>
まず、図1〜図3に、クライミングウォールを構築するモジュール式パネル1〜3の構築例をその一部分について示す。
後述する三角形又は四角形の平板(板材)からなる各パネル要素を組み合わせて、複雑な立体形状(表面凹凸形状)の壁面を有する下記のモジュール式パネル1、モジュール式パネル2及びモジュール式パネル3からなる各クライミングウォールを構築する。各パネル要素は後述するa〜mのいずれかで示し、各パネル要素の辺に付した数字はその辺長(単位はmm)である。また、各パネル要素は連結手段によって支持面(いずれも図示省略)に支持されるものとする。
一例として、2枚の三角形の平板(第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素)の接合体、又は1枚の四角形(他の壁面構成要素)の平板を単位区画とし、この単位区画のパネル面後方への垂直投影形状をすべて同一サイズの投影面積1m×1mの正方形とし、またこの単位区画で形成される基本の格子ユニットをすべて直六面体(底面が1m×1mであり、高さはh(500mm)又は2h(1000mm))とし、各側面(側縁)を接して格子ユニット同士を連接させる。
このとき、側面の対角線(各パネル要素の縁)を両ユニット間で共役となる同じ長さ(1000mm、1118mm、1414mm、1500mm又は1732mm)にして上下左右に連接させることによって、モジュール式の起伏の多い表面を呈するクライミングウォールを組み立てることができる。なお、以下においては、寸法単位mmを省略して数字のみを表示する。
モジュール式パネル1
図1に示すモジュール式パネル1は、基本の格子ユニット(パネル要素接合体)の投影形状のサイズを1000×1000、高さ(h)を500にしてクライミングウォールを構築するものである。なお、同図(A)ではパネルの一部分を示し、同図(B)ではサイズを付して示している(以下、同様)。
また、基本の格子ユニットは、図面左から右へ向かって第1列〜第2列の2列と、図面手前から奥へ向かって第1行〜第3行の3行とからなる計6ユニット(2000(列)×3000(行)×500(高さ))が用いられる。
図1(A)及び図1(B)に示すように、第1列では、手前から奥へ向かって、パネル要素18c、パネル要素18d、パネル要素18d、パネル要素18c及びパネル要素18aが順次接合される。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18cの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18aによって平坦部が形成される。
第2列では、手前から奥へ向かって、パネル要素18a、パネル要素18b、パネル要素18e及びパネル要素18iが順次接合される。パネル要素18aによって平坦部が形成され、パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18iによって平坦な傾斜部が形成される。
また、第1行では、左から右へ向かって、パネル要素18c、パネル要素18d及びパネル要素18aが順次接合される。パネル要素18dの一辺(1000)とパネル要素18aの一辺(1000)とによって谷折りの直線状接合部が形成される。
第2行では、左から右へ向かって、パネル要素18d、パネル要素18c、パネル要素18e及びパネル要素18bが順次接合される。パネル要素18cの一辺(1118)とパネル要素18eの一辺(1118)とによって山折りの直線状接合部が形成される。
第3行では、左から右へ向かって、パネル要素18a及びパネル要素18iが順次接合される。更に、パネル要素18aの一辺(1000)とパネル要素18iの一辺(1000)とによって山折りの直線状接合部が形成される。
モジュール式パネル2
図2に示すモジュール式パネル2は、基本の格子ユニットの投影形状のサイズを1000×1000、1段の高さ(h)を500、2段目の高さ(2h)を1000にしてクライミングウォールを構築するものである。
また、基本の格子ユニットは、図面左から右へ向かって第1列〜第2列の2列と、図面手前から奥へ向かって第1行〜第2行の2行とからなる計4ユニット(2000(列)×2000(行)×1000(高さ))が用いられる。
図2(A)及び図2(B)に示すように、第1列では、手前から奥へ向かって、パネル要素18d、パネル要素18f、パネル要素18d及びパネル要素18cが順次接合される。パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18cの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成される。
第2列では、手前から奥へ向かって、パネル要素18c、パネル要素18d、パネル要素18f及びパネル要素18dが順次接合される。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18fの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成される。
また、第1行では、左から右へ向かって、パネル要素18f、パネル要素18d、パネル要素18c及びパネル要素18dが順次接合される。パネル要素18dの一辺(1118)とパネル要素18cの一辺(1118)とによって平坦な傾斜部が形成される。
第2行では、左から右へ向かって、パネル要素18d、パネル要素18c、パネル要素18d及びパネル要素18fが順次接合される。パネル要素18cの一辺(1118)とパネル要素18dの一辺(1118)とによって平坦な傾斜部が形成される。
モジュール式パネル3
図3に示すモジュール式パネル3は、基本の格子ユニットの投影形状のサイズを1000×1000、高さ(h)を500ピッチにして、起伏が多くて登攀面が図面下から上に向かって手前にせり出しているオーバーハング形状の表面を呈するクライミングウォールを構築するものである。
また、基本の格子ユニットは、図面左から右へ配列された第1列〜第4列の4列と、図面上から下へ配列された第1行〜第5行の5行とからなる計20ユニット(4000(列)×5000(行))が用いられる。第1行〜第5行の高さの差は2000(2ユニット分)である。
図3(A)及び図3(B)に示すように、第1列では、上から下へ向かって、パネル要素18a、パネル要素18h、パネル要素18c、パネル要素18g、パネル要素18c、パネル要素18d及びパネル要素18aが順次接合される。
パネル要素18aによって平坦部が形成され、パネル要素18hによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18gの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18aによって平坦部が形成される。
第2列では、上から下へ向かって、パネル要素18c、パネル要素18d、パネル要素18f、パネル要素18d、パネル要素18b、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18e及びパネル要素18bが順次接合される。
パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18fの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18bの一辺(1414)とによって谷折りの直線状接合部が形成される。
第3列では、上から下へ向かって、パネル要素18b、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18c、パネル要素18f、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18e及びパネル要素18bが順次接合される。
パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18bの一辺(1414)とによって谷折りの直線状接合部が形成される。
第4列では、上から下へ向かって、パネル要素18b、パネル要素18e、パネル要素18d、パネル要素18c、パネル要素18h、パネル要素18i及びパネル要素18aが順次接合される。
パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18cの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18hによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18iによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18aによって平坦部が形成される。
また、第1行では、左から右へ向かって、パネル要素18a、パネル要素18d、パネル要素18c、パネル要素18e、パネル要素18b、パネル要素18b及びパネル要素18eが順次接合される。
パネル要素18aによって平坦部が形成され、パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18cの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18bの一辺(1414)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって山折りの直線状接合部が形成される。
第2行では、左から右へ向かって、パネル要素18h、パネル要素18f、パネル要素18d、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18c及びパネル要素18dが順次接合される。
パネル要素18hによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18fの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって平坦な傾斜部が形成され、パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成される。
第3行では、左から右へ向かって、パネル要素18g、パネル要素18c、パネル要素18e、パネル要素18b、パネル要素18c、パネル要素18f及びパネル要素18hが順次接合される。
パネル要素18gの一辺(1500)とパネル要素18cの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18bの一辺(1414)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とによって山折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18hによって平坦な傾斜部が形成される。
第4行では、左から右へ向かって、パネル要素18c、パネル要素18d、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18e及びパネル要素18iが順次接合される。
パネル要素18aによって平坦部が形成され、パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18dの一辺(1118)とパネル要素18eの一辺(1118)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、2つのパネル要素18eによって平坦部が形成され、更に1つのパネル要素18eの一辺(1118)を共用して山折りの直線状接合部が形成され、平坦な傾斜部が更にもう1つのパネル要素18eとによって形成され、平坦部を形成するパネル要素18iとの間に谷折りの直線状接合部が形成される。
第5行では、左から右へ向かって、パネル要素18a、パネル要素18b、パネル要素18e、パネル要素18e、パネル要素18b及びパネル要素18aが順次接合される。
パネル要素18aによって平坦部が形成され、パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18eの一辺(1414)とパネル要素18bの一辺(1414)とによって谷折りの直線状接合部が形成され、パネル要素18aによって平坦部が形成される。
以上に示した本実施の形態の各モジュール式パネル1〜3によれば、パネル構成要素としての各パネル要素が実質的に平坦な壁面を有し、かつ各側縁が直線状の接合部を介して互いに組み合わされ、立体的に構築される構造であるので、各パネル要素の側縁が直線形状をなしていることによってそれぞれの各側縁を互いに接合するのが容易となり、各パネル要素の側縁の直線長ささえ適合させれば組み合わせの自由度が高くなり、それらを組み合わせて各モジュール式パネルを構築する作業が容易になる。
しかも、実質的に平坦な壁面を有し、各側縁が直線形状である各パネル要素の材質として、既存の板材等を使用することができるので、各パネル要素を容易かつ安価に作製することができる。例えば、クライミングウォールの材質が従来のようにFRP(繊維強化プラスチック)パネルやGRC(グラスファイバー強化コンクリート)パネルである場合に比べて、製作費が1/10程度ですむ。
更に、立体クライミングウォールを構成するこれまでのモジュール式パネルは曲面タイプであったので、取付け可能なホールドの個数や位置、サイズに制限があることは既述した。
これに対して、図1〜図3に示すモジュール式パネル1〜3は、図4(A)に例示するパネル要素接合体18Gのような三角形を主体にした平面パネル要素を組み合わせて立体的に組み上げる構造であるため(他の平面パネル要素も同様)、図4(B)に示すように、平坦な底面を有するアウターホールド19a、19b及び19c等のようにそれぞれサイズの異なるホールドを、パネル要素接合体18Gの平坦な登攀面15の所望の位置に安定した状態で密着して取付けることができ、ホールドを安定して取付けできる取付け可能領域や、ホールドの個数を増大させ、またそのサイズも大きくすることができる。
クライミングウォールでは、一定の面積に多くのクライミングルートを設けるために、単位面積あたりで数多くのホールドを設置できる程有利となる。本実施の形態では、それに十分に対応できるパネルを提供できる。
通常の曲面パネルの場合は、可能なホールドの設置数は8個/m2位である。しかし、本実施の形態による平面パネル要素で構成した場合には、可能なホールドの設置数は20個/m2位に増大させることが可能となる。また、ホールドのサイズも、直径5cm程度から1m位まで様々であるが、上記した平面パネル要素で構成した場合には、直径1mクラスのホールドが取付け可能となる。
<パネル要素とその接合体>
次に、各モジュール式パネルを構成する各パネル要素とその接合体について更に詳細に説明する。
垂直投影形状
組換え可能なモジュール式パネルを構築するためには、上述した単位区画について正面から後方へ垂直に投影された垂直投影面の形状はすべて、例えば、正方形、正三角形又は正六角形等とするのが望ましい。
基本構造
例えば、垂直投影面の形状が正方形の場合に、各モジュール式パネル全体の寸法は特に規定しないが、各パネルを構成する各パネル要素(共役パネル要素)の寸法については、下記のように規定することができる。
まず、垂直投影面の形状が正方形であることから、垂直投影面の外周を形成する各パネル要素の各辺はそれぞれ同一の寸法となる。また、垂直投影面に奥行きを加えて立体を構成する際に、その奥行き寸法は、例えば、第1の高さをhとした場合に、第1の高さhを2倍にして第2の高さ2hとし、第1の高さhを3倍にして第3の高さ3hとすることができる。
各パネル要素のそれぞれの辺の寸法は、図5に示す5種類から選ばれる下記のいずれかになる(なお、点A1を寸法の基点とする)。
L1:垂直投影面の辺の寸法(A1−B1)
L2:垂直投影面の点A1と点B1から第1の高さhの点B2とを結ぶ直線の寸法(A 1−B2)
L3:垂直投影面の点A1点B1から第2の高さ2hの点B3とを結ぶ直線の寸法(A 1−B3)
L4:垂直投影面の点A1と第1の高さhの点C2とを結ぶ対角線の寸法(A1−C2 )
L5:垂直投影面の点A1と第2の高さ2hの点C3とを結ぶ対角線の寸法(A1−C 3)
具体的な数字を挙げて説明すると、下記の通りである。ただし、本発明の適用範囲としては、垂直投影面と各高さの数値は限定されるものではなく、全てのサイズに適用できるものとする。従って、下記の数値はあくまで一例であり、これに限らなくてもよい。
L1:垂直投影面の辺の寸法(A1−B1)=1000
垂直投影面に直角方向の第1の高さhの寸法(B1−B2)=500
垂直投影面に直角方向の第2の高さ2hの寸法(D1−D3又はB1−B3)=100 0
L2:垂直投影面の点A1と第1の高さhの点B2とを結ぶ直線の寸法(A1−B2) =1118
L3:垂直投影面の点A1と第2の高さ2hの点B3とを結ぶ直線の寸法(A1−B3 )=1414
L4:垂直投影面の点A1と第1の高さhの点C2とを結ぶ対角線の寸法(A1−C2 )=1500
L5:垂直投影面の点A1と第2の高さ2hの点C3とを結ぶ対角線の寸法(A1−C 3)=1732
パネル要素の形状及び寸法
次に、各パネル要素の形状及び寸法を説明する。
図6〜図9に示すように、モジュール式パネル1、モジュール式パネル2及びモジュール式パネル3からなる各クライミングウォールを構成するパネル要素は、下記の形状及びサイズ(数字の単位はmm)を有する平板a〜m(パネル要素18a〜パネル要素18m)のいずれかからなる。
パネル要素a〜m:
例えば、図6に示すように、パネル要素18aは、一辺が1000の正方形の平板であり、対角で分割すると、パネル要素18bと同等の三角形の平板となる。
パネル要素18bは、各辺がそれぞれ1000−1000−1414の直角三角形の平板である。
パネル要素18cは、各辺がそれぞれ1000−1118−1500の直角三角形の平板である。
パネル要素18dは、各辺がそれぞれ1118−1000−1500の直角三角形の平板である。
図7に示すように、パネル要素18eは、各辺がそれぞれ1118−1118−1414の二等辺三角形の平板である。
パネル要素18fは、各辺がそれぞれ1414−1118−1500の三角形の平板である。
パネル要素18gは、各辺がそれぞれ1414−1500−1118の三角形の平板である。
パネル要素18hは、各辺がそれぞれ1000−1414−1000−1414の四角形の平板であり、対角で分割すると、後述するパネル要素18k、18lと同等の三角形の平板となる。
図8に示すように、パネル要素18iは、各辺がそれぞれ1000−1118−1000−1118の四角形の平板であり、対角で分割すると、パネル要素18cとパネル要素18dと同等の三角形の平板となる。
パネル要素18jは、各辺がそれぞれ1414−1414−1414の正三角形の平板である。
パネル要素18kは、各辺がそれぞれ1414−1000−1732の直角三角形の平板である。
パネル要素18lは、各辺がそれぞれ1414−1732−1000の直角三角形の平板である
図9に示すように、パネル要素18mは、各辺がそれぞれ1732−1118−1118の二等辺三角形の平板である。
ユニット形状(パネル要素の組み合わせ)
次に、各ユニット(2つのパネル要素の接合体又は単独のパネル要素からなる単位区画:垂直投影面が1000×1000)の形状について説明する。
図10〜図16に示すように、上述のパネル要素18a〜パネル要素18mを選択し、直線状の接合部を共用したいわば共役型のモジュール式パネル1〜3は、下記のようなパネル要素又はその接合体(以下、ユニットと称する。)によって組み上げられる。
下記の24種類のユニットの投影された投影面は、全て一辺が1000の正方形である。そのため、隣接し合ったユニットの共役辺の長さを同一にして構築すれば、連続した立体構造で、ユニットの組み合わせにより表面形状を任意に変更できるいわば不定形のクライミングウォールを構築することができ、例えば、各ユニットの配置を変更することにより、各種の立体形状に再構築することが可能となる。
パネル要素又はその組み合わせ(A)〜(X):
図10(A)に示すパネル要素18aは、一辺が1000の正方形の平板である。
図10(B)に示すパネル要素接合体18Bは、パネル要素18bとパネル要素18eとからなる。パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図10(C)に示すパネル要素接合体18Cは、パネル要素18cとパネル要素18dとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図10(D)に示すパネル要素18iは、各辺がそれぞれ1000−1118−1000−1118の長方形の平板である。
図10(E)に示すパネル要素接合体18Eは、パネル要素18bとパネル要素18eとからなる。パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18eの一辺(1414)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図10(F)に示すパネル要素接合体18Fは、パネル要素18cとパネル要素18dとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図11(G)に示すパネル要素接合体18Gは、パネル要素18cとパネル要素18dとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18dの一辺(1500)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図11(H)に示すパネル要素接合体18Hは、パネル要素18bとパネル要素18jとからなる。パネル要素18bの一辺(1414)とパネル要素18jの一辺(1414)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図10(I)に示すパネル要素接合体18Iは、パネル要素18dとパネル要素18fとからなる。パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図12(J)に示すパネル要素接合体18Jは、パネル要素18cとパネル要素18gとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18gの一辺(1500)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図12(K)に示すパネル要素18hは、それぞれの辺が1000−1414−1000−1414の長方形の平板である。
図12(L)に示すパネル要素接合体18Lは、パネル要素18cとパネル要素18fとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図13(M)に示すパネル要素接合体18Mは、パネル要素18dとパネル要素18gとからなる。パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18gの一辺(1500)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図13(N)に示すパネル要素接合体18Nは、2つのパネル要素18eからなる。1つのパネル要素18eの一辺(1414)ともう1つのパネル要素18eの一辺(1414)とが共役して接合し、平坦部を形成する。
図13(O)に示すパネル要素接合体18Oは、パネル要素18cとパネル要素18gとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18gの一辺(1500)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図14(P)に示すパネル要素接合体18Pは、パネル要素18dとパネル要素18fとからなる。パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図14(Q)に示すパネル要素接合体18Qは、2つのパネル要素18jからなる。1つのパネル要素18jの一辺(1414)ともう1つのパネル要素18jの一辺(1414)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図14(R)に示すパネル要素接合体18Rは、2つのパネル要素18eからなる。1つのパネル要素18eの一辺(1414)ともう1つのパネル要素18eの一辺(1414)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図15(S)に示すパネル要素接合体18Sは、パネル要素18lとパネル要素18mとからなる。パネル要素18lの一辺(1732)とパネル要素18mの一辺(1732)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図15(T)に示すパネル要素接合体18Tは、パネル要素18kとパネル要素18mとからなる。パネル要素18kの一辺(1732)とパネル要素18mの一辺(1732)とが共役して接合し、山折りの直線状接合部を形成する。
図15(U)に示すパネル要素接合体18Uは、パネル要素18dとパネル要素18gとからなる。パネル要素18dの一辺(1500)とパネル要素18gの一辺(1500)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図16(V)に示すパネル要素接合体18Vは、パネル要素18cとパネル要素18fとからなる。パネル要素18cの一辺(1500)とパネル要素18fの一辺(1500)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図16(W)に示すパネル要素接合体18Wは、パネル要素18kとパネル要素18mとからなる。パネル要素18kの一辺(1732)とパネル要素18mの一辺(1732)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
図16(X)に示すパネル要素接合体18Xは、パネル要素18lとパネル要素18mとからなる。パネル要素18lの一辺(1732)とパネル要素18mの一辺(1732)とが共役して接合し、谷折りの直線状接合部を形成する。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの例に何ら限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上述の実施の形態の構成は、三角形の各パネル要素が主体であり、三角形の各パネル要素の組み合わせ又は三角形と四角形の各パネル要素の組み合わせから構成されるが、同種又は異種の種々の多角形の各パネル要素を種々に組み合わせてもよい。場合によっては、3種又はそれ以上のパネル要素の接合によってユニット(単位区画)を形成してよい。
また、パネル要素接合体のサイズを小さくすることによりホールドを形成してよいし、ホールドのない人工壁を構築することもできる。上述の実施の形態による人工壁は、リードクライミングとボルダリングのいずれか一方に適用可能であり、或いは双方に兼用することもできる。
その他、人工壁の構成部分を公知のように変更してよく、例えばホールドはアウターホールドに限られず、インナーホールドとしてもよい。
なお、本発明の人工壁は、クライミングウォールだけでなく、建築物の壁面や一般の路面等に適用することもできる。
本発明の人工壁は、多数個の各種サイズのホールドを安定に取付け可能なフリークライミング用として好適なものである。
本発明の実施の形態によるクライミングウォールを構築するモジュール式パネル1の一部分の斜視図(A)及び(B)である。 同、モジュール式パネル2の一部分の斜視図(A)及び(B)である。 同、モジュール式パネル3の一部分の斜視図(A)及び(B)である。 同、パネル要素の組み合わせを示す斜視図(A)及びアウターホールド取付け状態の部分断面図(B)である。 同、モジュール式パネルのパネル要素の辺長を決めるための立体模式図である。 同、パネル要素を順次示す平面図である。 同、パネル要素を順次示す平面図である。 同、パネル要素を順次示す平面図である。 同、パネル要素を示す平面図である。 同、パネル要素又はその組み合わせを順次示す斜視図である。 同、パネル要素の組み合わせを順次示す斜視図である。 同、パネル要素又はその組み合わせを順次示す斜視図である。 同、パネル要素の組み合わせを順次示す斜視図である。 同、パネル要素の組み合わせを順次示す斜視図である。 同、パネル要素の組み合わせを順次示す斜視図である。 同、パネル要素の組み合わせを順次示す斜視図である。 従来例による人工壁の斜視図(A)及びアウターホールド取付け部の部分断面図(B)である。 同、別の人工壁のパネル要素の組み合わせを示す斜視図である。 同、パネル要素の斜視図(A)及びアウターホールド取付け状態の部分断面図(B)である。
符号の説明
15…登攀面、
18a、18b、18c、18d、18e、18f、18g、18h、18i、18j、18k、18l、18m…パネル要素、
18B、18C、18E、18F、18G、18H、18I、18J、18L、18M、18N、18O、18P、18Q、18R、18S、18T、18U、18V、18W、18X…パネル要素接合体、
19a、19b、19c…アウターホールド

Claims (7)

  1. 実質的に平坦な壁面を有する平面形状が多角形の第1壁面構成要素及び第2壁面構成要素が、各側縁にて所定の角度で互いに接合され、少なくともこの接合体を単位区画として組み立てられた人工壁。
  2. 前記第1壁面構成要素及び前記第2壁面構成要素が三角形の板材からなっている、請求項1に記載した人工壁。
  3. 前記三角形の板材に、更に四角形の板材が接合される、請求項2に記載した人工壁。
  4. 前記単位区画の後方への垂直投影形状が互いに同一である、請求項1に記載した人工壁。
  5. 前記第1壁面構成要素及び前記第2壁面構成要素がそれぞれ異なる長さの辺を有していて、それらの組み合わせによって所定の表面凹凸形状が形成されている、請求項1に記載の人工壁。
  6. 前記第1壁面構成要素及び前記第2壁面構成要素の各壁面に、必要な取付け物が取り付けられている、請求項1に記載した人工壁。
  7. 前記取付け物がホールドである登攀用のクライミングウォールを構成する、請求項6に記載した人工壁。
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