JP2007218484A - 熱風乾燥炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】要求に応じて高速乾燥と高品質乾燥のいずれにも迅速かつ容易に対応できる、使い勝手のよい熱風乾燥炉を提供する。
【解決手段】基材Wの表面に塗布した塗液を熱風で乾燥、固化させる熱風乾燥炉1において、搬送手段2が塗液塗布後の基材Wを搬送し、この搬送手段2の上方に可変ノズル3が設けられる。可変ノズル3は、ピン軸3Eとギヤ5Aとラック5Bとからなる可変手段により、基材Wの搬送方向(イ)上流から下流までの角度範囲内で熱風の吹出し方向を変更可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材の表面に塗布した塗液を熱風で乾燥、固化させる熱風乾燥炉に関するものである。
従来、この種の熱風乾燥炉としては、例えば、特許文献1の段落0002にも記載されている通り、乾燥用の熱風を基材に略直角に吹き付ける衝突流乾燥方式や、乾燥用の熱風を基材に平行に流す平行流乾燥方式等が知られている。特に、衝突流乾燥方式は、基材の表面に塗布した塗液を短時間で乾燥、固化させる、いわゆる高速乾燥に好適であり、一方、平行流乾燥方式は、基材表面の塗液を高精度に均一な厚みで乾燥、固化させる、いわゆる高品質乾燥に好適であると考えられている。
しかし、上記方式を採用した従来の熱風乾燥炉によると、いずれも、その方式があらかじめ固定されており、必要に応じて臨機応変に高速乾燥と高品質乾燥に対応することができず、使い勝手が悪い。
特開2004−141759号公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、要求に応じて高速乾燥と高品質乾燥のいずれにも迅速かつ容易に対応できる、使い勝手のよい熱風乾燥炉を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、基材の表面に塗布した塗液を熱風で乾燥、固化させる熱風乾燥炉であって、前記熱風乾燥炉は、前記塗液塗布後の基材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の上方に設置されて熱風を吹出すとともに、前記基材の搬送方向上流から下流までの角度範囲内で熱風の吹出し方向を変更可能に設けた可変ノズルと、前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更する可変手段と、を具備することを特徴とする。
前記本発明において、前記可変手段は、前記可変ノズルの側板外面に搬送方向と直交するように取り付けられたピン軸と、前記ピン軸の先端部に取り付けられたギヤと、前記ギヤと噛み合うラックとからなり、前記ラックと前記ギヤを介して可変ノズル全体が前記ピン軸を回転中心として回転移動することにより、搬送方向上流から下流までの角度範囲内で、前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更するものであってもよい。
前記本発明において、前記可変ノズルは、前記搬送方向に沿って複数設けられ、前記可変手段は、前記可変ノズルごとに設けられ、前記可変ノズルごとの各可変手段は、それぞれ、可変ノズルの側板外面に搬送方向と直交するように取り付けられたピン軸と、前記ピン軸の先端部に取り付けられたギヤと、前記ギヤと噛み合うラックとを具備し、かつ、前記ラックと前記ギヤを介して可変ノズル全体が前記ピン軸を回転中心として回転移動することにより、搬送方向上流から下流までの角度範囲内で、前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更するものであり、前記各可変手段の各ラックは、前記基材の搬送方向に沿ってスライド可能に配置された連結棒に一体に固定されてなり、前記連結棒のスライド動作により、前記ラックと前記ギヤを介して前記複数の可変ノズルが同時にそれぞれのピン軸を回転中心として回転移動して、搬送方向上流から下流までの角度範囲内で、前記複数の可変ノズルの熱風吹出し方向が一度に変更されるように構成してもよい。
本発明にあっては、上記の如く、熱風を吹出すノズルの具体的な構造として可変ノズルを採用し、変更手段により搬送方向上流から下流までの角度範囲内で前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更する構成を採用した。このため、熱風吹出し方向を基材の搬送方向上流または下流とすることで、搬送方向と平行な方向に熱風が流れる方式(平行流乾燥方式と同等の方式)で基材表面の塗液を乾燥、固化させることができ、また、熱風吹出し方向を基材の搬送方向と直角に下向きとすることで、基材の表面に対して直角に熱風が直接吹き付けられる方式(衝突流乾燥方式と同等の方式)で基材表面の塗液を乾燥、固化させることもでき、要求に応じて高速乾燥と高品質乾燥のいずれにも迅速かつ容易に対応することが可能で、使い勝手のよい熱風乾燥炉を提供しうる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態である熱風乾燥炉を側面から見たときの断面図、図2は図1の熱風乾燥炉を正面から見たときの断面図、図3は図1の熱風乾燥炉を上面から見たときの部分断面図である。また、図4は図1の矢印Aで示す付近の拡大図、図5は図2の矢印Bで示す付近の拡大図、図6は図5の矢印Cで示す付近の拡大図、図7は図1の矢印Dで示す付近の拡大図、図8および図9は熱風乾燥炉の動作説明図である。
図1の熱風乾燥炉1は炉内に基材Wの搬送手段2を有している。搬送手段2は、炉の入口1aから出口1bに向かって整列して配置された複数の搬送ローラ200から構成され、これらの搬送ローラ200はモータ等の駆動手段(図示省略)によりそれぞれの軸心回りに回転駆動される。
前記搬送される基材Wには、熱風乾燥炉1内に入る前に予め、その表面に塗液が塗布される。この塗液塗布後の基材Wが、炉の入口1a側から搬送ローラ200上に供給され、搬送ローラ200の回転により炉の出口1b側に向かって搬送される。本実施形態では炉の入口1aから出口1bに向かう方向が基材Wの搬送方向(イ)となる。
搬送手段2の上方には、搬送方向(イ)に沿って所定の間隔で、可変ノズル3が複数設けられている。可変ノズル3は、図4のように前板3A、後板3Bおよび左右の側板3Cから構成されるとともに、その前板3Aと後板3Bの下部側がV字状に傾斜して先の細い熱風の吹出し口3Dを構成している。前記左右両側板3Cの外面には、搬送方向(イ)と直交するようにピン軸3Eが一体に取り付けられており(図6参照)、このピン軸3Eを中心とした仮想の円に沿って前板3Aと後板3Bの上部側が円弧状に湾曲した形状になっている。
図1に示したように、前記可変ノズル3は固定されたガイドボックス4の内側に収容されている。ガイドボックス4は、図4のように前板4A、後板4Bおよび左右の側板4Cから構成されるとともに、その下部側の開口部4Dから前記可変ノズル3の熱風吹出し口3Dが突出する構造になっている。また、ピン軸3Eを中心とした可変ノズル3の回転移動をガイドするため、ガイドボックス4の前板4Aと後板4Bは、可変ノズル3の前板3Aと後板3Bにそれぞれ対応して同様に湾曲した形状になっている。
図6に示したように、可変ノズル3の前記ピン軸3Eはガイドボックス4の側板4Cを貫通して突出し、この突出したピン軸3Eの先端部にギヤ5Aが取り付けられ、ギヤ5Aはガイドボックス4の外側に設けたラック5Bと噛み合い、ラック5BはL字アングル部品7を介して連結棒6に一体に固定され、連結棒6は搬送方向(イ)に沿ってスライド可能に配置されている。
連結棒6を搬送方向(イ)に沿って前後にスライド動作させると、連結棒6と同じ方向にラック5Bが移動し、ラック5Bとギヤ5Aを介して可変ノズル3全体がピン軸3Eを回転中心として回転移動する。これにより、搬送方向(イ)上流から下流までの角度範囲内で、可変ノズル3の熱風吹出し方向が自在に変更される。このように本実施形態ではピン軸3E、ギヤ5Aおよびラック5Bが熱風吹出し方向を変更する可変手段として機能する。
連結棒6のスライド動作は、炉内に設けた図1のガイド手段8でガイドされる。ガイド手段8の具体的な構造として、本実施形態では、図6に示したように、連結棒6に一体にガイドレール800を取り付け、このガイドレール800を上下方向から一対のVガイドローラ801、802で挟み込む構造を採用している。この構造において、各Vガイドローラ801、802の外周面にはV溝803が形成され、一方、ガイドレール800の上下面はVガイドローラ外周面のV溝803に対応するV字形レール面804となっており、このガイドレール上下のV字形レール面804が上記各Vガイドローラ外周面のV溝803にそれぞれ摺動可能に係合するように構成している。
前記連結棒6は図1に示す構造のスライド駆動手段9によりスライド駆動される。スライド駆動手段9はシリンダ10とリンク機構11を介して連結棒6をスライド駆動する構造である。
前記シリンダ10は、図2に示したように熱風乾燥炉1の炉外に設置される。また、図7に示したように、前記シリンダ10はその後端部に設けた軸芯12を中心として所定の角度範囲内で上下方向(図中矢印ロで示す方向)に回転移動できる。同シリンダ10の先端からは駆動軸13が突出し、突出した駆動軸13はシリンダ10の作動によってシリンダ軸心方向(図中矢印ハで示す方向)に進退動作する。駆動軸13の進退動作方向は連結棒6のスライド動作方向や基材Wの搬送方向(イ)と一致している。
前記リンク機構11は、シリンダ10の進退動作に連動して連結棒6をスライド動作させる機構である。このリンク機構11の具体的な構成として、本実施形態では、図1のように第1リンク110と第2リンク111を用いている。
前記第1リンク110は、従動軸110−1を有し、かつ、この従動軸110−1の外周面から下腕110−2と上腕110−3が上下方向に延びた形態になっている。
前記従動軸110−1は、連結棒6のスライド動作方向と直角に交差するように設けられ、かつ、図2のように熱風乾燥炉1の対向する両炉壁1−1、1−2に設置したベアリング1−3、1−3を介して回転可能に支持されている。また、この従動軸110−1の端部は、熱風乾燥炉1の炉外に突出し、前記シリンダ10の駆動軸13と立体的に直角に交差している。
前記第1リンク110の下腕110−2は、熱風乾燥炉1の炉外に配置され、かつ、同じく炉外に突出している従動軸110−1の外周面に一体にネジ止め固定されている。この一方、前記第1リンク110の上腕110−3は、熱風乾燥炉1の炉内に配置され、かつ、炉内に位置する前記従動軸110−1の外周面に一体にネジ止め固定されている。
前記上腕110−3の一端部には連結ピン14−1を介して第2リンク111の一端部が連結され、また、前記下腕110−2の一端部には連結ピン14−2を介して駆動軸13の一端部が連結されている。上腕110−3と第2リンク111との連結部分、および下腕110−2と駆動軸13との連結部分は、いずれもそれぞれの連結ピン14−1、14−2を軸心とした回り対偶である。
前記第2リンク111の他端部は、連結ピン14−3を介して連結棒6に連結されている。この第2リンク111と連結棒6との連結部分も、連結ピン14−3を軸心とした回り対偶である。
次に、上記の如く構成された熱風乾燥炉1の動作と使用例について図1、図4、図8および図9を用いて説明する。
図1に示す熱風乾燥炉1は、搬送手段2で塗液塗布後の基材Wを搬送しながら、その基材W表面の塗液を熱風で乾燥、固化させる。熱風は、図示しない熱風供給源からガイドボックス4内を通って可変ノズル3の熱風吹出し口3Dから吹出す。その際、塗液を高精度に均一な厚みで乾燥、固化させる等、塗液の高精度な乾燥、固化が要求される場合と、塗液の高速乾燥が要求される場合とがあり、これらの要求に応じて図1の熱風乾燥炉1は以下の通り迅速かつ容易に対応することができる。
上記のような塗液塗布後の基材Wとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等の各種フィルム表面に剥離処理等の表面処理を施したものがある。このようなフィルムには、セラミックコンデンサ製造用の工程フィルムや光学フィルムなどのように、塗膜の厚さや表面状態の均一性を特に要求される場合があり、塗液を高精度に均一な厚みで乾燥、固化させる必要がある。
塗液の高精度な乾燥、固化が要求される場合には、熱風の気流を基材Wに対し略平行に流す平行流乾燥方式が好適である。この場合、可変ノズル3はピン軸3Eを中心とした回転移動により図8のように熱風の吹出し口3Dが搬送方向(イ)上流を向くようにセットされ、この状態で熱風吹出し口3Dから熱風が吹出す。吹出した熱風は、基材Wの表面に対し略平行で該基材Wの搬送方向(イ)とは逆向きの気流となって炉内を流れる。このため、搬送される基材W表面の塗液は高精度に乾燥、固化される。
ところで、塗液の種類によっては、基材Wの搬送方向(イ)と同じ向きに流れる熱風を用いた方が一層高精度に乾燥、固化させることができるものもある。この場合、可変ノズル3はピン軸3Eを中心とした回転移動により図9のように熱風の吹出し口3Dが搬送方向(イ)下流を向くようにセットされ、この状態で熱風吹出し口3Dから熱風が吹出す。
塗液の高速乾燥が要求される場合には、熱風の気流を基材Wに対し略直角に吹き付ける衝突流乾燥方式が好適である。この場合、可変ノズル3はピン軸3Eを中心とした回転移動により図4のように熱風吹出し口3Dが搬送方向(イ)に直角で真下を向くようにセットされ、この状態で熱風吹出し口3Dから熱風が吹出す。吹出した熱風は基材Wの表面に対し略直角に当たるため、基材W表面の塗液は高速に乾燥、固化される。
ところで、図1の熱風乾燥炉1においては、シリンダ10の動作により図1に示す位置にある駆動軸13を前進移動(搬送方向(ハ)の方向)させると、すべての可変ノズル3が同時にそれぞれのピン軸3Eを中心として回転移動し、すべての可変ノズル3の熱風吹出し方向が一度に変更される。
すなわち、駆動軸13が前進移動すると、その前進移動量に応じて第1リンク110が従動軸110−1を中心に図中矢印ニの方向に回転移動する。そうすると、第2リンク111を介して連結棒6が基材Wの搬送方向(イ)下流側に引っ張られる。これにより、連結棒6はガイド手段8でガイドされながら基材Wの搬送方向(イ)下流側にスライドする。そうすると、各可変ノズル3に対応するラックが連結棒6と同じ方向に移動して対応するギヤを同時に回転させ、ギヤの回転と同じ方向に各可変ノズルがそれぞれのピン軸3Eを中心として同時に回転移動し、すべての可変ノズル3の熱風吹出し方向が一度に変更されるというものである。
尚、駆動軸13が前進移動し第1リンク110が回転移動するときは、駆動軸13と第1リンク110との運動方向の相違により、第1リンク110からシリンダ10に対して該シリンダ10を上方に持ち上げようとする力が作用するが、この力は、シリンダ10がその後部の軸芯12を中心として図1中矢印ロで示す上方に回転移動することにより、吸収される。また、第1リンク110の回転移動により連結棒6が基材Wの搬送方向(イ)下流側に引っ張られるときには、第1リンク110と連結棒6の運動方向の相違により、第2リンク111から連結棒6に対し該連結棒6を上方に持ち上げようとする力が作用するが、この力は、第2リンク111が連結ピン14−3を中心として図中矢印ホで示す上方に回転移動することにより、吸収される。
上記実施形態の熱風乾燥炉1によると、熱風を吹出すノズルの具体的な構造として可変ノズルを採用し、変更手段により搬送方向(イ)上流から下流までの角度範囲内で前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更する構成を採用した。このため、熱風吹出し方向を基材Wの搬送方向(イ)上流または下流とすることで、搬送方向(イ)と平行な方向に熱風が流れる方式(平行流乾燥方式と同等の方式)で基材W表面の塗液を乾燥、固化させることができ、また、熱風吹出し方向を基材Wの搬送方向(イ)と直角に下向きとすることで、基材Wの表面に対して直角に熱風が直接吹き付けられる方式(衝突流乾燥方式と同等の方式)で基材W表面の塗液を乾燥、固化させることもでき、要求に応じて高速乾燥と高品質乾燥のいずれにも迅速かつ容易に対応することが可能となり、使い勝手がよい。
ところで、平行流乾燥方式の場合は塗液の乾燥に時間がかかるため、生産効率はあまりよくない。この一方、衝突流乾燥方式では熱風が特に塗液の塗布面(塗面)に当たることから、塗液の種類によっては塗面が荒れたり乾燥し過ぎたりする等の不具合が生じる。以上説明した実施形態の熱風乾燥炉1によると、可変ノズルの採用により熱風吹出し方向を必要に応じて適宜変更できる構成を採用したので、塗液の種類に応じて熱風吹出し方向を変更することで、塗液の乾燥に最適な風向で効率よく塗液の乾燥を行うことができ、生産効率の向上と塗面の品質向上とを同時に図れる。
上記実施形態では、熱風を吹出す全てのノズルを可変としたが、これに代えて、一部のノズルだけを可変としてもよい。特に、基材Wの搬送方向(イ)下流側では、基材W表面の塗液はその大部分が略完全に乾燥、固化している状態となるため、衝突流乾燥方式でも塗液の塗膜が荒れるおそれは殆どない。このため、基材Wの搬送方向(イ)下流側ではノズルを可変とせず下向きに固定してもよい。
上記実施形態では、シリンダ10と第1及び第2リンク110、111で連結棒6をスライド動作させる構成を採用したが、これ以外の構造のアクチュエータ手段、例えばモータ等をリンク機構と連結することにより連結棒6をスライド動作させるように構成してもよい。また、連結棒6にラックを設け、このラックに係合するピニオンギヤの回転駆動により当該連結棒6をスライド動作させるという方法も採用できる。
上記実施形態では、Vガイドローラ801、802を用いた構造のガイド手段を採用したが、これ以外の構造のガイド手段を採用してもよい。
本発明の一実施形態である熱風乾燥炉を側面から見たときの断面図。 図1の熱風乾燥炉を正面から見たときの断面図。 図1の熱風乾燥炉を上面から見たときの部分断面図。 図1の矢印Aで示す付近の拡大図。 図2の矢印Bで示す付近の拡大図。 図5の矢印Cで示す付近の拡大図。 図1の矢印Dで示す付近の拡大図。 熱風乾燥炉の動作説明図。 熱風乾燥炉の動作説明図。
符号の説明
1 熱風乾燥炉
1a 炉の入口
1b 炉の出口
1−1、1−2 炉壁
1−3 ベアリング
2 搬送手段
200 搬送ローラ
3 可変ノズル
3A 前板
3B 後板
3C 側板
3D 熱風吹出し口
3E ピン軸
4 ガイドボックス
4A 前板
4B 後板
4C 側板
5A ギヤ
5B ラック
6 連結棒
7 L字アングル部品
8 ガイド手段
800 ガイドレール
801、802 Vガイドローラ
803 V溝
804 V字形レール面
9 スライド駆動手段
10 シリンダ
11 リンク機構
110 第1リンク
110−1 従動軸
110−2 下腕
110−3 上腕
111 第2リンク
12 シリンダ後端部の軸心
13 駆動軸
14−1、14−2、14−3 連結ピン
W 基材

Claims (3)

  1. 基材の表面に塗布した塗液を熱風で乾燥、固化させる熱風乾燥炉であって、
    前記熱風乾燥炉は、
    前記塗液塗布後の基材を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の上方に設置されて熱風を吹出すとともに、前記基材の搬送方向上流から下流までの角度範囲内で熱風の吹出し方向を変更可能に設けた可変ノズルと、
    前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更する可変手段と、を具備すること
    を特徴とする熱風乾燥炉。
  2. 前記可変手段は、
    前記可変ノズルの側板外面に搬送方向と直交するように取り付けられたピン軸と、
    前記ピン軸の先端部に取り付けられたギヤと、
    前記ギヤと噛み合うラックとからなり、
    前記ラックと前記ギヤを介して可変ノズル全体が前記ピン軸を回転中心として回転移動することにより、搬送方向上流から下流までの角度範囲内で、前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更するものであること
    を特徴とする請求項1に記載の熱風乾燥炉。
  3. 前記可変ノズルは、前記搬送方向に沿って複数設けられ、
    前記可変手段は、前記可変ノズルごとに設けられ、
    前記可変ノズルごとの各可変手段は、それぞれ、可変ノズルの側板外面に搬送方向と直交するように取り付けられたピン軸と、前記ピン軸の先端部に取り付けられたギヤと、前記ギヤと噛み合うラックとを具備し、かつ、前記ラックと前記ギヤを介して可変ノズル全体が前記ピン軸を回転中心として回転移動することにより、搬送方向上流から下流までの角度範囲内で、前記可変ノズルの熱風吹出し方向を変更するものであり、
    前記各可変手段の各ラックは、前記基材の搬送方向に沿ってスライド可能に配置された連結棒に一体に固定されてなり、
    前記連結棒のスライド動作により、前記ラックと前記ギヤを介して前記複数の可変ノズルが同時にそれぞれのピン軸を回転中心として回転移動して、搬送方向上流から下流までの角度範囲内で、前記複数の可変ノズルの熱風吹出し方向が一度に変更されること
    を特徴とする請求項1に記載の熱風乾燥炉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212785A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノズル可動装置
WO2022178711A1 (zh) * 2021-02-24 2022-09-01 苏州汪永亨丝绸科技文化有限公司 一种能够往复持续烘干布匹的纺织烘箱

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