JP2007216366A - ボルト締付けツール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は一回の作業で2本のボルトを等しいトルクで締付けることができるツールを提供することを課題とする。
【解決手段】ボルト締付けツール10は、インナーケース40、アウターケース20、第1回転軸60、第1ソケット61、第2回転軸90及び第2ソケット91を備え、第1ソケット61と第2ソケット91との少なくとも一方を軸方向に移動自在に構成する。
【効果】第1回転軸60と第2回転軸90の間にモータ42が介在するので、第1ボルト63が締付けを完了し、第2ボルト92は締め代aが残った際、第1ボルト63を固定点として第2回転軸90が回転し、第2ボルト92に追加締付けを与える。これで一回の作業で2本のボルトを等しいトルクで締付けることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、1個のモータで、2本のボルトを締付ける形式のボルト締付けツールの改良に関する。
ボルト又はナットの締付けツールとして、ナットランナーが一般に使用される。ナットランナーには多数の構造のものが知られているが、そのうちの1つとして、1個の動力源で複数本のボルト又は複数個のナットを一度に締付けるナットランナーが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭61−169534号公報(第1図)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図9は従来の技術の基本構成を説明する図であり、(a)において、2軸ナットランナー200は、動力源であるモータ201と、このモータ201の出力軸の端部に取付ける駆動歯車202と、この駆動歯車202に噛合わせる第1従動歯車203と、この第1従動歯車203で駆動する第1ナットランナー204と、この第1ナットランナー204の下端に図表方向に向けて取付ける第1ソケット205と、第1従動歯車203に噛合わせる第2従動歯車206と、この第2従動歯車206で駆動すると共に第1ナットランナー204に平行に設ける第2ナットランナー207と、この第2ナットランナー207の下端に図裏方向に向けて取付ける第2ソケット208と、第1ナットランナー204及び第2ナットランナー207を支持するフレーム209とからなる。
ボルト締付け作業は、先ず第1ソケット205及び第2ソケット208を2本のボルトの頭に各々被せた状態にセットする。そして、モータ201を起動させると、モータ201の出力は、駆動歯車202、第1従動歯車203、第1ソケット205の順で伝達され、又、モータ201の出力は、駆動歯車202、第1従動歯車203、第2従動歯車206、第2ソケット208の順でも伝達される。よって、2本のボルトを同時に締付けることができる。
しかし、2軸ナットランナー200は、第1ソケット205及び第2ソケット208へ伝達されるトルクが常に第1従動歯車203を経由するため、この第1従動歯車203の回転が停止した場合、または第2従動歯車206の回転が停止した場合、第1ソケット205と第2ソケット208の両方にトルクを伝達することができないという欠点を有する。この欠点を(b)で具体的に説明する。
(b)はボルト211及びボルト212の締付け状態を示し、ボルト211がボルト212より先に締付けを完了した場合、ボルト211は第1ソケット205に連結された第1従動歯車(図(a)符号203参照)の回転を拘束する。そのため、第2ソケット208は第1従動歯車からトルクの伝達を受けることができないので、ボルト212は、締め代を残した状態で締付けを止めることになる。これではボルト212の追加締付けが必要となる。また、ボルト212がボルト211より先に締付けを完了した場合も同様であり、ボルト211の追加締付けが必要となる。このように、前記2ケースの場合には二回作業となり、作業効率が低下する。そこで、一回の作業で、2本のボルトを等しいトルクで締付けることができるツールの開発が求められる。
本発明は、一回の作業で、2本のボルトを等しいトルクで締付けることができるツールを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、1個のモータで、2本のボルトを締付けるボルト締付けツールにおいて、このボルト締付けツールは、前記モータを収納するインナーケースと、このインナーケースを回転可能に収納するアウターケースと、前記モータのモータ軸から延長すると共に前記アウターケースから突出させる第1回転軸と、この第1回転軸の先端に設ける第1ソケットと、前記インナーケースに固定すると共に前記アウターケースから突出させる第2回転軸と、この第2回転軸の先端に設ける第2ソケットとから構成し、先に締付けが完了したボルトを基準にして残りのボルトを締付けることで、2本のボルトを等しいトルクで締付けることができることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、第1ソケットと第2ソケットとの少なくとも一方を、軸方向に移動自在に構成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、第1ソケットと第2ソケットとの少なくとも一方の、ソケット内部にボルトの頭を軸方向へ移動可能に収納するボルト頭ポケット部を設け、このボルト頭ポケット部の中に引張部材を設け、この引張部材の先端に磁石を設け、前記引張部材及び磁石によりボルトをボルト頭ポケット部の中へ引込むように構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第2回転軸を任意にアウターケースに連結して第2回転軸を回転不能にする回転ロック機構を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1回転軸と第2回転軸の間にモータが介在する構造を採用した。締付け対象の2本のボルトを便宜的に第1ボルトと第2ボルトと呼ぶ。第1ボルトが締付けを完了し、第2ボルトは締め代が残っているときには、第1ボルトを固定点として、第2回転軸が回転することで、第2ボルトに追加締付けを与える。この間、第1ボルトと第2ボルトには等しいトルクが作用する。この結果、一回の作業で、2本のボルトを等しいトルクで締付けることができる。
請求項2に係る発明では、第1ソケットと第2ソケットとの少なくとも一方を、軸方向に移動自在に構成した。これにより、ボルトの締付け中に発生する2本のボルト間距離の変化に対して、第1ソケット及び第2ソケットを追従させることができる。
請求項3に係る発明では、ソケットの内部に引張部材を設けることで、ボルトの締付け中に発生する2本のボルト間距離の変化に対して、第1ソケット及び第2ソケットを追従させることができる。
また、ソケットの内部に磁石を設けることで、ボルトは吸引される。これにより、ボルトはソケットから落下することがないので、円滑に締付け作業を実施することができる。
請求項4に係る発明では、第2回転軸を任意にアウターケースに連結して第2回転軸を回転不能にする回転ロック機構を備える。これにより、第1回転軸のみが回転して1本のボルトを締付けるので、1軸のボルト締付けツールとして利用することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るボルト締付けツールの外観図であり、ボルト締付けツール10は、把手11を取付けるアウターケース20の両端に第1回転軸60及び第2回転軸90を突出させ、これらの第1回転軸60及び第2回転軸90の先端に第1ソケット61及び第2ソケット91を設ける可搬式ツールである。
図2は本発明に係るボルト締付けツールの断面図であり、ボルト締付けツール10は、アウターケース20に軸受21、21を介して回転可能に取付けるインナーケース40と、このインナーケース40に支持板41を介して取付けるモータ42と、このモータ42の先端に取付けるトルク検出器44と、このトルク検出器44から延長するモータ軸46と、底部47を有するインナーケース40の開口を閉じるために設けるインナーケース蓋49と、このインナーケース蓋49から突出させる第1回転軸60とを備える。
加えて、アウターケース20とインナーケース40の間の電気的導通を図るために、アウターケース20の内面に固定円筒22を備え、インナーケース40の外面に可動片23を備える。この可動片23とモータ42は給電ケーブル24で繋ぎ、可動片23とトルク検出器44は信号ケーブル25で繋ぐ。
さらに、インナーケース40の底部47に第2回転軸90を固定する。
26、26はアウターケースフランジ、27、27はアウターケース蓋、28・・・(・・・は複数を示す。以下同様)、43・・・、83・・・はボルト、29・・・はナット、31は支持円板、45はL字形支持板、48はインナーケースフランジ、51・・・、84・・・は補強部材、52・・・、81・・・は軸受、53は軸受箱、62は軸継手、65は圧縮コイルばね、82は円板付軸受箱である。なお、圧縮コイルばね65の詳細構造については後述する。
すなわち、ボルト締付けツール10は、モータ42を収納するインナーケース40と、このインナーケース40を回転可能に収納するアウターケース20と、モータ42のモータ軸46から延長すると共にアウターケース20から突出させる第1回転軸60と、この第1回転軸60の先端に設ける第1ソケット61と、インナーケース40に固定すると共にアウターケース20から突出させる第2回転軸90と、この第2回転軸90の先端に設ける第2ソケット91とから構成する。
図3は図2の3拡大図であり、第1ソケット61の後端に設ける角穴66に、第1回転軸60の先端に形成する角棒67を図左右方向に移動可能に嵌める。第1ソケット61と第1回転軸60との間には、つる巻状に成形した圧縮部材としての圧縮コイルばね65を介在させる。
これにより、第1ソケット61を、軸方向に移動自在に構成したことになる。
以上の構成からなるボルト締付けツール10の作用を次に説明する。
図4は締付けの準備から開始までのボルト締付けツールの作用説明図である。
(a)は待機状態を示し、予め第1ボルト63を第1ワーク64に、第2ボルト92を第2ワーク93に各々手締めでセットしておく。次に第1ボルト63及び第2ボルト92の頭に、第1ソケット61及び第2ソケット91を被せる。
なお、ここでは、2本のボルトの締付けを予め手締めした後に行うことで説明したが、例えば第1ボルト63及び第2ボルト92を第1ソケット61及び第2ソケット91に各々嵌めた状態で、直ぐに第1ワーク64及び第2ワーク93に締付けを開始することは差し支えない。
(b)は締付けの開始状態を示し、モータ42を起動してモータ軸46をA方向へ回転させる。この回転で発生したトルクを第1ソケット61に伝達することで、第1ボルト63の締付けを開始する。同時に、モータ42は本体静止部が回転することで、第2回転軸90をB方向へ回転させる。この回転で発生したトルクを第2ソケット91に伝達することで、第2ボルト92の締付けを開始する。
このとき、第1回転軸60と第1ソケット61との間に介在させた圧縮コイルばね65は、第1ソケット61からの圧縮荷重を受けて縮んだ状態になる。
2本のボルトの締付けを進めていくと、2本のボルト間距離は徐々に大きくなる。このボルト間距離の変化に対して、第1ソケット61及び第2ソケット91が追従するため、圧縮コイルばね65は伸びる。この伸びによって、第1回転軸60に設ける角棒(図3符号67)と第1ソケット61に設ける角穴(図3符号66)とが互いに滑る。これで、第1ソケット61及び第2ソケット91が2本のボルトに追従していく。
(c)は第1ボルト63及び第2ボルト92の締付け状態を示し、このとき、第1ボルト63と第2ボルト92の長さLは等しく、且つ第2ボルト92の長さは第1ボルト63よりもaだけ長いとする。両方のボルトを同時に締付ければ、第1ボルト63が締付けを完了したとき、第2ボルト92は長さaの締め代を残した状態で止まる。この第2ボルト92には、追加締付けが必要となるので、この追加締付けの作用を次に説明する。
図5は追加締付けから締付けの完了までのボルト締付けツールの作用説明図であり、(a)は追加締付けを行っている状態を示す。第2ボルト92には、締付けが完了した第1ボルト63を固定点として、長さaがゼロになるまで追加締付けが行われる。このとき、圧縮コイルばね65は、図4(b)と同様に伸びる。この伸びによって、第2ソケット91は第2ボルト92の追加締付けに追従していく。
(b)は締付けの完了状態を示す。
(c)は第1ボルト63及び第2ボルト92が完全に締付けられた状態を示す。
このように、ボルト締付けツール10は、第1回転軸60と第2回転軸90の間にモータ42が介在する構造を採用した。これにより、第1ボルト63が締付けを完了し、第2ボルト92は締め代aが残っているときには、第1ボルト63を固定点として、第2回転軸90が回転することで、第2ボルト92に追加締付けを与える。この間、第1ボルト63と第2ボルト92には等しいトルクが作用する。この結果、一回の作業で、2本のボルトを等しいトルクで締付けることができる。
また、第1ソケット61を、軸方向に移動自在に構成した。これにより、ボルトの締付け中に発生する2本のボルト間距離の変化に対して、第1ソケット61及び第2ソケット91を追従させることができる。
なお、この例では便宜上第1ボルト63と第2ボルト92の長さを相違させて説明したが、2本のボルトの締付け作用は、ボルト長さが同一であっても、一方が締付けを完了すれば、この一方を固定点として他方に追加締付けを行うことができるため、ボルト長さに制約されることはない。
以上のボルト締付けツール10の作業効率をさらに改善することができる機構を次に説明する。
図6は本発明に係る第1ソケットの改良図であり、(a)において、第1ソケット61Bは、このソケット61Bの内部に第1ボルト63の頭を軸方向へ移動可能に収納するボルト頭ポケット部71を設け、このボルト頭ポケット部71の中につる巻き状に成形した引張部材としての引張コイルばね72を設け、この引張コイルばね72の一端にねじ部73を設け、このねじ部73に磁石74を固定し、引張コイルばね72の他端にフック75を設け、このフック75を固定するために第1ソケット61Bの外面からボルト76をねじ込んで構成する。
(b)は第1ボルト63が(a)に示す待機位置から第1ソケット61Bの先端側に移動した状態を示す。この状態では、第1ボルト63は締付けを完了している。ここから第2ボルト(図5符合92)に追加締付けを与える場合には、(b)に示すとおり磁石74と第1ボルト63を固定点として引張コイルばね72が伸びることで、第2ボルトに第2ソケット(図5符合91)が追従していく。
よって、第1ソケット61Bを備えたボルト締付けツール10は、第1ソケット61Bの内部に、ボルト頭ポケット部71、引張コイルばね72及び磁石74を設け、引張コイルばね72及び磁石74により第1ボルト63をボルト頭ポケット部71の中へ引込むように構成した。第1ソケット61Bの内部に引張コイルばね72を設けることで、ボルトの締付け中に発生する2本のボルト間距離の変化に対して、第1ソケット61B及び第2ソケット91を追従させることができる。
また、第1ソケット61Bの内部に磁石74を設けることで、第1ボルト63吸引される。これにより、第1ボルト63はソケット第1ソケット61Bから落下することがないので、円滑に締付け作業を実施することができる。
加えて、ボルト締付けツール10に、一方の回転軸を拘束して回転不能にする回転ロック機構を備えれば、1本のボルトを締付けることができる1軸のボルト締付けツールになる。このツールの回転ロック機構を次図で説明する。
図7は図2の変更実施例を示す要部断面図であり、回転ロック機構100は、アウターケース蓋27の外面に固定した円板101に開けたテーパ穴102、102と、これらのテーパ穴102、102に同心に位置するように第2回転軸90Bに開けたテーパ穴103とが、貫通した状態でテーパピン104を差し込んで、第2回転軸90Bが回転不能になるように構成する。
第2回転軸90Bを任意にアウターケースに連結して第2回転軸90Bを回転不能にする回転ロック機構100を備える。これにより、第1回転軸(図2符号60)のみが回転して1本のボルトを締付けるので、1軸のボルト締付けツールとして利用することができる。
以上に説明したボルト締付けツール10は、2本のボルトを反対方向に締付けるツールであったが、目的によっては締付け方向が同一であっても対応できることが必要となる。そこで、2本のボルトの締付け方向が同一であって、一回の作業で、且つ等しいトルクで締付けることができるボルト締付けツールを次に説明する。
図8は本発明に係る別のボルト締付けツールの断面図であり、図2と共通部分については、符号を流用して説明を省略する。主たる変更点は、両側の軸の向きを平行にしたことである。これらについて以下に詳細に説明する。
ボルト締付けツール110は、モータ軸46の延長線上に設けると共にアウターケース蓋27から突出させる第1駆動軸121と、この第1駆動軸121の先端に取付ける第1駆動傘歯車122と、この第1駆動傘歯車122に噛合わせる第1従動傘歯車123と、この第1従動傘歯車123で駆動すると共に第1駆動軸121の直交方向に設ける第1回転軸130と、この第1回転軸130の先端に設ける第1ソケット131と、インナーケース40の底部47に固定した第2駆動軸141と、この第2駆動軸141の先端に取付ける第2駆動傘歯車142と、この第2駆動傘歯車142に噛合わせる第2従動傘歯車143と、この第2従動傘歯車143で駆動すると共に第2駆動軸141の直交方向に設ける第2回転軸150と、この第2回転軸150の先端に設ける第2ソケット151とからなる。
124・・・、144・・・は軸受、125、145は軸受箱付カバー、126・・・、146・・・は補強部材である。
なお、第1駆動傘歯車122と第1従動傘歯車123、第2駆動傘歯車142と第2従動傘歯車143は、トルクを直交方向に伝達するために傘歯車群としたが、ハイポイドギヤ群、ウォームギヤで構成することができるため、他の構成に変更することは差し支えない。
次に、ボルト締付けツール110の作用を説明する。ここでは、締付け対象の2本のボルトの名称を、第1ソケット131側は第1ボルト、第2ソケット151側は第2ボルトとする。
モータ42を起動すると、第1駆動軸121が回転し、この回転により発生したトルクを第1回転軸130に伝達することで、第1ソケット131は第1ボルトの締付けを開始する。同時に、モータ42は第2駆動軸141を回転させ、この回転により発生したトルクを第2回転軸150に伝達することで、第2ソケット151は第2ボルトの締付けを開始する。
この後、2本のボルトの締付けにおいて、第1ボルトが締付けを完了し、第2ボルトは締め代が残っているときには、第1ボルトを固定点として、第2回転軸150が回転することで、第2ボルトに追加締付けを与える。逆に、第2ボルトが締付けを完了し、第1ボルトは締め代が残っているときには、第2ボルトを固定点として、第1回転軸130が回転することで、第1ボルトに追加締付けを与える。
よって、ボルト締付けツール110は、第1回転軸130と第2回転軸150の向きを平行にしたことで、締付け方向が同一の2本のボルトを、一回の作業で、且つ等しいトルクで締付けることができる。
尚、本発明に用いるモータは、電動モータ、油圧モータ及びエアモータのいずれかであればよく、特定の種類を限定しない。
また、本発明における締付け対象は、ボルトが好適であるが、ボルト以外にナットであってもよい。
本発明のボルト締付けツールは、2本のボルトを同時に締付けるツールに好適である。
本発明に係るボルト締付けツールの外観図である。 本発明に係るボルト締付けツールの断面図である。 図2の3拡大図である。 締付けの準備から開始までのボルト締付けツールの作用説明図である。 追加締付けから締付けの完了までのボルト締付けツールの作用説明図である。 本発明に係る第1ソケットの改良図である。 図2の変更実施例を示す要部断面図である。 本発明に係る別のボルト締付けツールの断面図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10、110…ボルト締付けツール、20…アウターケース、40…インナーケース、42…モータ、46…モータ軸、60、130…第1回転軸、61、61B、131…第1ソケット、65…圧縮コイルばね(圧縮部材)、71…ボルト頭ポケット部、72…引張コイルばね(引張部材)、74…磁石、90、90B、150…第2回転軸、91、151…第2ソケット、100…回転ロック機構。

Claims (4)

  1. 1個のモータで、2本のボルトを締付けるボルト締付けツールにおいて、
    このボルト締付けツールは、前記モータを収納するインナーケースと、このインナーケースを回転可能に収納するアウターケースと、前記モータのモータ軸から延長すると共に前記アウターケースから突出させる第1回転軸と、この第1回転軸の先端に設ける第1ソケットと、前記インナーケースに固定すると共に前記アウターケースから突出させる第2回転軸と、この第2回転軸の先端に設ける第2ソケットとから構成し、
    先に締付けが完了したボルトを基準にして残りのボルトを締付けることで、2本のボルトを等しいトルクで締付けることができることを特徴とするボルト締付けツール。
  2. 前記第1ソケットと第2ソケットとの少なくとも一方を、軸方向に移動自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のボルト締付けツール。
  3. 前記第1ソケットと第2ソケットとの少なくとも一方の、ソケット内部に前記ボルトの頭を軸方向へ移動可能に収納するボルト頭ポケット部を設け、このボルト頭ポケット部の中に引張部材を設け、この引張部材の先端に磁石を設け、前記引張部材及び磁石によりボルトをボルト頭ポケット部の中へ引込むように構成したことを特徴とする請求項1記載のボルト締付けツール。
  4. 前記第2回転軸を任意に前記アウターケースに連結して第2回転軸を回転不能にする回転ロック機構を備えることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のボルト締付けツール。
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