JP2007214857A - 撮影装置、撮影画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿画像の各辺を確実に判別する。
【解決手段】台座13には、LEDが行列状に埋め込まれている。書画カメラ1は、原稿2の各辺に対して、それぞれ、11パターンの角度で走査線ベクトルを設定し、設定した走査線ベクトルに従って、LEDを点灯させ、台座13にラインを表示させる。この台座13に原稿2が載置されると、表示されたラインが途切れてエッジが形成される。書画カメラ1は、隣接するエッジの隣接エッジベクトルデータと距離データとの有効性を走査線ベクトル毎に評価して、最も有効なエッジ座標を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影装置、撮影画像処理方法及びプログラムに関するものである。
近年、撮影装置として、ユーザが台座に載置した原稿をカメラで撮影して、得られた原稿画像のデータを記憶して画像処理を行い、プロジェクタを用いてスクリーン上に原稿画像を拡大して投影するものがある(例えば、特許文献1参照)。
図13(a)、(b)に示すように、この撮影装置の支柱52は、カメラ部51の向きを変えることができるように可動式になっている。図13(a)に示すように、カメラ部51が台座53の真上に配置されて、台座53に載置された原稿(用紙)が撮影されると、図14(a)に示すような撮影画像50gが得られる。
ライトの映り込みがある場合は、図13(b)に示すように、カメラ部51が少し斜め上方向に配置される。このようにカメラ部51が配置されて台座53に載置された原稿54が撮影されると、図14(b)に示すような撮影画像50gが得られる。
このように撮影装置が台座53に載置されている原稿54を撮影すると、原稿画像54gが図14(a),(b)に示すように歪むため、撮影装置は、原稿画像54gの形状を補正し、あたかも正面から撮影したような画像を生成する。
このため、撮影によって得られた撮影画像50gから原稿画像54gを切り出す処理が必要となる。従来の撮影装置は、撮影画像50gに存在する原稿画像54gと台座画像53gとを特定し、原稿画像54gの輪郭を取得して、この原稿画像54gを切り出すようにしている。
また、台座13の色と原稿54の色とが同一の場合、あるいは似通っている場合、原稿画像54gの輪郭を特定できず、原稿画像54gの輪郭を誤って取得してしまうおそれがある。
このため、原稿54に対して、図15(a)に示すような方向のラインLine_51を台座53に表示することにより、原稿画像54gの輪郭を認識し易くしているものもある。
特開2005−122326号公報(第6頁、図1)
しかし、台座53に原稿54が載置されたときに、原稿54の上下辺とラインLine_51とが、図15(b)に示すように平行になった場合、原稿画像54gのエッジ検出時にエラーが多く発生するおそれがある。このため、原稿画像54gの輪郭を判別できない場合がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、確実に原稿の輪郭を判別することが可能な撮影装置、撮影画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る撮影装置は、
原稿を載置する台座に、等間隔で並ぶ複数の線を、前記台座の辺に対する角度を替えて表示する線表示部と、
前記原稿及び前記台座を撮影する撮影部と、
前記撮影部の撮影によって得られた撮影画像から、前記線表示部が表示した線が前記台座に載置された前記原稿によって覆われることによって現れた各線のエッジ座標を、前記線表示部が前記複数の線の角度を替える毎に取得するエッジ座標取得部と、
前記エッジ座標取得部が取得した複数のエッジ座標から前記エッジ座標の特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、前記線表示部が表示したいずれの角度の線が、前記原稿の各辺を判別させるための線として最適な線か否かを評価する線評価部と、
前記線評価部が最適と評価した角度の線が表示されたときに前記エッジ座標取得部が取得した複数のエッジ座標に基づいて、前記原稿に対応する原稿画像の頂点座標を取得する頂点座標取得部と、
前記頂点座標取得部が取得した頂点座標に従って、前記撮影画像から前記原稿画像を切り出し、切り出した原稿画像に対する画像処理を行う画像処理部と、を備えたことを特徴とする。
前記線表示部は、前記原稿のサイズに基づいて、表示する線の間隔を設定するようにしてもよい。
前記線評価部は、前記エッジ座標の特徴量として、隣接するエッジ座標毎に、隣接するエッジ座標を結ぶ隣接ベクトルを取得し、取得した複数の隣接ベクトルの方向と大きさとに許容範囲を設定し、方向と大きさとが前記許容範囲を超える隣接ベクトルを除外して、方向と大きさとが前記許容範囲内となる隣接ベクトルの数に基づいて、前記線表示部が表示した線が最適な角度の線か否かを評価するようにしてもよい。
前記エッジ座標取得部が取得したエッジ座標に基づいて、前記原稿画像の各辺を形成する直線を取得し、さらに、取得した直線の交点を、前記原稿画像の頂点座標として取得するようにしてもよい。
前記線表示部は、前記台座の各辺毎に角度を替えて前記複数の線を表示し、
前記エッジ座標取得部は、前記台座の各辺毎、各角度毎に、前記エッジ座標を取得するようにしてもよい。
前記エッジ座標取得部は、1辺に対する角度のみを替えて前記複数の線を表示したときの前記エッジ座標を取得し、
前記線表示部は、前記台座の各辺のうち、1辺に対する角度のみを替えて前記複数の線を表示し、前記エッジ座標取得部が取得した複数のエッジ座標に基づいて最適な線と前記線評価部が評価したときの角度に、前記原稿の1辺と他の辺との角度を加算して、前記原稿の他の辺について角度を設定して、前記複数の線を表示するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係る撮影画像処理方法は、
原稿を載置する台座に、等間隔で並ぶ複数の線を、前記台座の辺に対する角度を替えて表示するステップと、
前記原稿及び前記台座を撮影するステップと、
前記撮影によって得られた撮影画像から、前記台座に表示した線が前記台座に載置された前記原稿によって覆われることによって現れた各線のエッジ座標を、前記複数の線の角度を替える毎に取得するステップと、
前記取得した複数のエッジ座標から前記エッジ座標の特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、前記表示したいずれの角度の線が、前記原稿の各辺を判別させるための線として最適な線か否かを評価するステップと、
最適と評価した角度の線が表示されたときに取得した複数のエッジ座標に基づいて、前記原稿画像の頂点座標を取得するステップと、
前記取得した頂点座標に従って、前記撮影画像から前記原稿画像を切り出し、切り出した原稿画像に対する画像処理を行うステップと、を備えた、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
原稿を載置する台座に、等間隔で並ぶ複数の線を、前記台座の辺に対する角度を替えて表示する手順、
前記原稿及び前記台座を撮影する手順、
前記撮影によって得られた撮影画像から、前記台座に表示した線が前記台座に載置された前記原稿によって覆われることによって現れた各線のエッジ座標を、前記複数の線の角度を替える毎に取得する手順、
前記取得した複数のエッジ座標から前記エッジ座標の特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、前記表示したいずれの角度の線が、前記原稿の各辺を判別させるための線として最適な線か否かを評価する手順、
最適と評価した角度の線が表示されたときに取得した複数のエッジ座標に基づいて、前記原稿画像の頂点座標を取得する手順、
前記取得した頂点座標に従って、前記撮影画像から前記原稿画像を切り出し、切り出した原稿画像に対する画像処理を行う手順、
を実行させるためのものである。
本発明によれば、確実に原稿の輪郭を判別することができる。
以下、本発明の実施形態に係る撮影装置を図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、撮影装置を書画カメラとして説明する。
本実施形態に係る書画カメラ1の構成を図1に示す。
本実施形態に係る書画カメラ1は、原稿2を撮影して、その画像データを、USBケーブル31を介してコンピュータ3に、又はプロジェクタ4に出力するためのカメラシステムであり、カメラ部11と、支柱12と、台座13と、を備える。
カメラ部11は、台座13に載置された原稿2の撮影を行うためのものである。このカメラ部11には、デジタルカメラが用いられる。支柱12は、カメラ部11を取り付けるためのものである。
台座13は原稿2を載置するためのものであり、その形状は矩形である。台座13の原稿2を載置する台座面には、図2(a)に示すように、複数の線が等間隔で並んで表示されるように、LED14が行列状に埋め込まれている。
このLED14は、原稿2の各辺を判別するために点灯されるものであり、例えば、図2(b)に示すようにLED14が点灯すると、台座13の辺に対して45°のラインが表示される。
LED14が点灯することによって表示されるこのラインは、台座13に載置された原稿2によって覆われることによって途切れ、エッジが現れる。本実施形態では、このエッジ座標を利用して、原稿画像の各辺を判別させるためのラインとして最適なラインを評価するように構成されている。
この方法を図3に基づいて説明する。まず、原稿2の縦辺(左右辺)に対して、例えば、11パターンのベクトルを設定する。このベクトルを走査線ベクトルとする。書画カメラ1は、この走査線ベクトルに従って、台座13に複数のラインを、等間隔で並ぶように表示する。
書画カメラ1は、原稿2が台座13に載置されることによって現れた各エッジ座標を取得し、取得したエッジ座標に基づいて表示されたラインが原稿2の縦辺を判別する線として最適か否かを評価する。書画カメラ1は、このような処理を11パターンについて行い、最も評価の高かったラインが表示されたときのエッジ座標に基づいて原稿2の縦辺を判別する。
さらに、書画カメラ1は、原稿2の他の縦辺、横辺(上下辺)についても同様の処理を行うことにより、撮影画像中の原稿画像の各辺の輪郭を得る。このような処理が行われることにより、原稿2が台座13に対してどのような角度で載置されても、原稿画像の各辺を判別できることになる。
書画カメラ1は、図4に示すように、画像データ生成部21と、データ処理部22と、LED駆動部23と、複数のLED14と、からなる。この画像データ生成部21とデータ処理部22とは、図1に示すカメラ部11に備えられる。画像データ生成部21は、原稿2を撮影して原稿2の画像データを取り込むためのものである。
画像データ生成部21は、光学レンズ装置101と、イメージセンサ102と、から構成される。
光学レンズ装置101は、原稿2を撮影するために、光を集光するレンズなどで構成されたものであり、焦点、露出、ホワイトバランス等のカメラ設定パラメータを調整するための周辺回路を備える。
イメージセンサ102は、光学レンズ装置101が光を集光することによって結像した画像を、デジタル化した画像データとして取り込むためのものであり、CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)等によって構成される。
カメラ部11は、図5(a)に示すような台座13を含めた範囲を撮影範囲として撮影を行い、これにより、画像データ生成部21は、図5(b)に示すような原稿2による原稿画像5g、台座13による台座画像13gを含む撮影画像1gを取得する。各ライン画像Line_gは、撮影画像内において各ラインLineを示す画像である。前述のように、原稿2が台座13に載置されれば、撮影画像1g中のライン画像Line_gにエッジが生じる。
データ処理部22は、画像データ生成部21から、画像データを取得して、プロジェクタ4に出力するための画像の処理を行うものである。データ処理部22は、メモリ201と、ビデオ出力装置202と、画像処理装置203と、操作部204と、プログラムコード記憶装置205と、CPU206と、PCインタフェース装置207と、から構成される。
メモリ201は、画像データ、各種閾値等を記憶するものである。メモリ201は、これらのデータが書き込まれる領域として、図6に示すように、センサ画像記憶領域201aと、処理画像記憶領域201bと、表示画像記憶領域201cと、作業データ記憶領域201dと、閾値記憶領域201eと、を有する。
センサ画像記憶領域201aは、イメージセンサ102が取り込んだ画像データを、撮影する毎に一時記憶するための領域である。イメージセンサ102は、画像データをセンサ画像記憶領域201aに記憶する。
処理画像記憶領域201bは、画像処理装置203の処理に必要な画像データを記憶するための領域である。表示画像記憶領域201cは、表示用の出力画像の画像を記憶するための領域である。作業データ記憶領域201dは、座標データ等を記憶するための領域である。閾値記憶領域201eは、各種判定に用いる閾値を記憶するための領域である。
図4に戻り、ビデオ出力装置202は、CPU206に制御され、メモリ201の表示画像記憶領域201cに記憶された画像データに基づいてRGB信号を生成するものである。ビデオ出力装置202は、図1に示すビデオ映像ケーブル32を介してプロジェクタ4に接続された場合、生成したRGB信号をプロジェクタ4に出力する。尚、ビデオ出力装置202は、RGB信号をコンピュータ3を介してプロジェクタ4に送り出すように構成されてもよい。
画像処理装置203は、画像データに対して画像処理を行うためのものである。
まず、画像処理装置203は、CPU206によって指示されて、図5(b)に示すような撮影によって得られた撮影画像1gをメモリ201のセンサ画像記憶領域201aから読み出して、各ライン画像Line_gに生じたエッジ座標を取得する。画像処理装置203は、台座13に表示されたラインの角度が替わる毎に、このエッジ座標を取得する。画像処理装置203は、取得したエッジ座標をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
画像処理装置203は、すべてのデータを記憶すると、メモリ201の作業データ記憶領域201dから、隣接する2つのエッジ座標を読み込み、エッジ座標の特徴量として、隣接する2つのエッジ毎に、隣接するエッジ座標を結ぶ隣接ベクトルデータを取得する。また、画像処理装置203は、エッジ座標の特徴量として、隣接する2つのエッジ毎に、隣接する2点間の距離を取得する。
画像処理装置203は、このような処理をすべての隣接する2つのエッジに対して行い、隣接ベクトルデータと距離データとを取得する毎に、取得したこれらのデータをメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
画像処理装置203は、すべての隣接する2つのエッジに対して隣接ベクトルデータと距離データとを取得すると、CPU206から、画像補正処理、画像鮮明化処理を実行するように指示される。
画像補正処理の実行時、後述するようにCPU206が取得した原稿画像の各辺に対応する有効なエッジ座標がメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶されている。
画像処理装置203は、メモリ201の作業データ記憶領域201dから、各辺のエッジ座標のデータを読み出して、取得したエッジ座標に基づいて、原稿2の縦、横辺に対応するように4つの線分を取得する。
この4つの線分が図7(a)に示すような線分Line_11〜Line_14である場合、画像処理装置203は、この線分Line_11〜Line_14から、原稿画像の頂点座標を取得する。即ち、画像処理装置203は、この4つの線分Line_11〜Line_14を最外郭の線分として、各線分の交点を取得し、図7(b)に示すような最大の四角形Q1を生成する。
画像処理装置203は、この四角形Q1を原稿画像の各辺によるものと判別して、生成した四角形Q1の中に、図7(c)に示すような長方形Q2を形成する。画像処理装置203は、撮影画像から原稿画像を切り出して、切り出した原稿画像を、形成した長方形Q2に射影変換して補正画像を生成する。
画像処理装置203は、このように補正画像を生成すると、画像の鮮明化処理を行う。画像の鮮明化処理は、切り出した画像から、輝度引き伸ばし、カラー補正等を行って、視認性の優れた画像に修正する処理である。画像処理装置203は、このような処理を行った補正画像をメモリ201の表示画像記憶領域201cに記憶する。
操作部204は、ユーザの操作情報を取得するためのものであり、書画カメラ1の機能を制御するためのスイッチ、キーとして、電源スイッチと、シャッターと、画像調整キーと、撮影/解除キーと、を備える(図示せず)。
電源スイッチは、書画カメラ1の電源をオン(ON)、オフ(OFF)するためのものである。
シャッターは、撮影時に押下するスイッチである。画像調整キーは、画像処理を行うとき又は画像処理された画像の調整を行うときに操作するキーであり、複数のキーからなる。
操作部204は、ユーザがスイッチ、キーを操作したときの操作情報をCPU206に出力する。
プログラムコード記憶装置205は、CPU206が実行するプログラムを記憶するためのものであり、ROM等によって構成される。
CPU206は、プログラムコード記憶装置205に格納されているプログラムに従って、各部を制御する。
具体的には、CPU206は、後述するカメラ基本処理を実行し、まず、カメラ部11の撮影条件の初期化を行う。撮影条件には、カメラ部11のフォーカス、シャッター速度(露光時間)、絞りなどの露出、ホワイトバランス、ISO感度などが含まれる。CPU206は、オートフォーカス測定、測光などを行って撮影が最適になる条件を探して、その条件となるように画像データ生成部21の初期化を行う。
また、CPU206は、メモリ201の初期化、通信、画像処理等に用いるデータ、各種フラグの初期化、撮影モードの設定を行う。
CPU206は、初期化を行うと、低解像度画像撮影を行うように画像データ生成部21を制御する。CPU206は、イメージセンサ102が取り込んだ画像データをメモリ201のセンサ画像記憶領域201aに記憶するように、イメージセンサ102、メモリ201を制御する。
CPU206は、低解像度画像に基づいて動き検出処理を実行する。CPU206は、この動き検出処理として、前回撮影時の撮影画像の各画素値と現撮影時の撮影画像の画素値との差分の総和を取得する。
CPU206は、取得した差分の総和を両撮影画像の画像変化量MDとして取得し、取得した画像変化量MDと予め設定された閾値MD_thとを比較することにより、原稿2の動きを検出する。
閾値MD_thは、この判定を行うために予め設定されたものであり、メモリ201は、この閾値MD_thを閾値記憶領域201eに予め記憶する。CPU206は、画像変化量MDが閾値MD_th以下であれば、原稿2に動きなしと判定し、閾値MD_thを越えていれば、原稿2に動きありと判定する。
CPU206は、原稿2を台座13に置いたり、置いてある原稿2を差し替えたりして原稿2に動きがあると判定した場合、撮影モードを動画モードに設定する。
動画モードは、画像データ生成部21に低解像度画像撮影を行わせるモードであり、リアルタイム性を重視したモードである。
CPU206は、原稿2を台座13に置いたり、置いてある原稿2を差し替えたりして原稿2に動きがあった場合、画像モードを動画モードに設定する。
CPU206は、動画モードにおいて、例えば、画像解像度がXGA(1024×768ドット)程度の画像を30fps(フレーム/秒)の速さで動画投影を行うように、各部を制御する。
また、原稿2が台座13に載置されたまま、スクリーン5に原稿2の画像を投影している場合のように、原稿2に動きがないと判定すると、CPU206は、撮影モードを静止画モードに設定する。
静止画モードは、画像データ生成部21に高解像度画像撮影を行わせるモードであり、解像度を重視するモードである。CPU206は、この撮影モードをメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
CPU206は、静止画モードにおいて、カメラ部11に高解像度の画像撮影を行わせる。例えば、カメラ部11が撮影解像度300万画素のカメラである場合、CPU206は、切り出した投影画像としてXGA(1024×768)の静止画像を生成するように各部を制御する。
CPU206は、撮影モードを静止画モードに設定すると、原稿画像の4頂点の座標を取得するためのエッジ座標取得処理(1)を実行する。
CPU206は、この処理において、まず、原稿2の1辺毎に、11パターンのうちの1つの走査線ベクトルを設定する。CPU206は、設定した走査線ベクトルに基づいて、表示するラインを設定し、点灯させるLED14を選択する。CPU206は、このようにLED14を選択することにより、台座13の辺に対する角度を替えてラインを表示する。
そして、CPU206は、選択したLED14を示すLED選択信号をLED駆動部23に供給する。
CPU206は、画像処理装置203に各ライン画像Line_gに生じたエッジ座標を取得するように指示する。
また、CPU206は、画像処理装置203に、隣接する2つのエッジ毎に、隣接ベクトルデータと距離データとを取得するように指示する。CPU206は、画像処理装置203が、隣接ベクトルデータと距離データとを取得すると、取得する毎に、取得した数をカウントする。CPU206は、このカウンタを備え、カウントした数をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
CPU206は、画像処理装置203が、すべての隣接ベクトルデータと距離データとを取得すると、メモリ201の作業データ記憶領域201dから、これらのデータを読み出して、エッジ座標が原稿画像の各辺を表す座標として有効か無効かを評価する。
CPU206は、このような評価を行うため、まず、読み出した複数の隣接ベクトルデータから無効な隣接ベクトルデータを除外する。尚、CPU206は、隣接ベクトルの有効性を判定するため、例えば、隣接ベクトルの方向、大きさの平均値を求め、さらにこの平均値に対する許容範囲を設定する。そして、CPU206は、この許容範囲内のデータを有効、許容範囲を超えるデータを無効と判定する。
CPU206は、複数の隣接ベクトルデータから無効な隣接ベクトルデータを除外して、有効な隣接ベクトルデータの数を算出する。CPU206は、この数に重み付け係数を乗算して評価指数を算出する。評価指数は、エッジ座標の有効性を判定するための指数であり、評価指数が大きいほど、台座13に表示されたラインが、原稿画像の各辺を判別させるためのラインとして有効性が高いことを示す。本実施の形態では、重み付け係数を1として、この有効な隣接ベクトルデータの数を評価指数とする。
また、CPU206は、読み出した複数の距離データを平均化して平均距離を取得する。CPU206は、平均距離についても許容範囲を設定し、この許容範囲内の距離の数に重み付け係数を乗算して評価指数を算出する。本実施形態では、この重み付け係数を1として、この有効な距離データの数を評価指数とする。
そして、CPU206は、隣接ベクトルデータに基づいて求めた評価指数と距離データに基づいて求めた評価指数とを合算して最終的な評価指数を求める。
CPU206は、この処理を、11パターンの走査線ベクトル毎に行う。そして、CPU206は、メモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶した評価指数を前回値、新たに求めた評価指数を今回値として、評価指数を求める毎に前回値と今回値とを比較する。今回値が前回値よりも大きいとき、CPU206は、評価指数の今回値と、今回値に対応する走査線ベクトルデータと、をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
このようにして、CPU206は、原稿2の1辺に対応する最終的に最も有効性の高いエッジ座標を取得する。CPU206は、取得したエッジ座標をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
CPU206は、他の各辺についても同様にこのような処理を実行し、最も高い評価指数に対応する走査線ベクトルデータと最も有効性の高いエッジ座標とを各辺毎に取得して、これらのデータをメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。そして、CPU206は、画像処理装置203に画像補正処理、画像鮮明化処理を実行するように指示する。
CPU206は、画像処理装置203が補正画像生成処理、画像鮮明化処理を実行して、メモリ201の表示画像記憶領域201cに補正後の画像データが記憶されると、補正画像を投影するようにビデオ出力装置202を制御する。
PCインタフェース装置207は、画像データ等を、USB(Universal Serial Bus)規格のデータに変換し、USBケーブル31を介してコンピュータ3に送信するとともに、コンピュータ3からのデータ、信号を受信するためのものである。
LED駆動回路23は、CPU206から選択信号が供給されて、複数のLED14のうち、供給された選択信号に基づいて選択されたLED14を点灯するものである。尚、複数のLED14とLED駆動回路23とCPU206とが線表示部に相当するものである。
コンピュータ3は、CPU、ROM、RAM、記憶装置(HDD)等を備えたものであり、書画カメラ1からUSBケーブル31を介して画像データを受信し、圧縮された画像データをデコードして、描画処理又はファイル保存処理を行う。書画撮影の場合、コンピュータ3は、描画処理を行い、ビデオ映像ケーブル32を介してプロジェクタ4に画像データを供給する。また、コンピュータ3は、デコードした画像データをファイル保存する。
プロジェクタ4は、コンピュータ3から供給された画像データを投影光に変換し、スクリーン5にこの投影光を照射して原稿2の画像をスクリーン5上に結像させるものである。
次に本実施形態に係る書画カメラ1の動作を説明する。
ユーザが書画カメラ1の電源をONすると、書画カメラ1のCPU206は、プログラムコード記憶装置205からプログラムコードを読み出してカメラ基本処理を実行する。
このカメラ基本処理を図8に示すフローチャートに従って説明する。
CPU206は、光学レンズ装置101の周辺回路を制御して、光学レンズ装置101の焦点、露出、ホワイトバランス等のカメラ設定パラメータの初期化を行う(ステップS11)。
CPU206は、通信、画像処理等に用いるデータの初期化を行う(ステップS12)。
CPU206は、撮影モードを動画モードに設定する(ステップS13)。
CPU206は、光学レンズ装置101を制御して、動画モードで撮影処理を実行する(ステップS14)。
CPU206は、動き検出処理を実行する(ステップS15)。
CPU206は、動き検出処理の結果、原稿2に動きがあるか否かを判定するステップS16)。
CPU206は、原稿2に動きありと判定した場合(ステップS16においてYes)、CPU206は、動画モードで撮影した画像をスクリーン5に投影させる(ステップS13)。そして、CPU206は、再度、動画モードで撮影処理を実行し、動き検出処理を実行する(ステップS13〜S15)。
一方、原稿2に動きはないと判定した場合(ステップS16においてNo)、CPU206は、撮影モードを静止画モードに設定する(ステップS17)。
CPU206は、エッジ座標取得処理を実行する(ステップS18)。CPU206は、図9に示すフローチャートに従って、エッジ座標取得処理(1)を実行する。
CPU206は、走査線ベクトルを設定する(ステップS31)。
CPU206は、設定した走査線ベクトルに従って、LED14を点灯するように、LED駆動部23にLED選択信号を供給する(ステップS32)。
CPU206は、画像処理装置203に、各ライン画像Line_gに生じたエッジ座標を取得するように指示する(ステップS33)。画像処理装置203は、撮影画像1gをメモリ201のセンサ画像記憶領域201aから読み出して、各ライン画像Line_gに生じたエッジ座標を取得する。画像処理装置203は、取得したエッジ座標をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する。
CPU206は、取得したエッジ座標の有効性を評価するため、図10に示すフローチャートに従ってデータ評価処理を実行する(ステップS34)。
CPU206は、画像処理装置203に隣接ベクトルデータと距離データとを生成するように指示する(ステップS41)。画像処理装置203は、図11に示すフローチャートに従って評価用データ取得処理を実行する。
画像処理装置203は、メモリ201の作業データ記憶領域201dから、隣接するエッジのそれぞれのエッジ座標を読み込む(ステップS61)。
画像処理装置203は、読み込んだ2つのエッジ座標に基づいて、隣接ベクトルデータを取得する(ステップS62)。
画像処理装置203は、隣接するエッジ間の距離を取得する(ステップS63)。
画像処理装置203は、取得した隣接ベクトルデータと距離データとをメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する(ステップS64)。
画像処理装置203が、隣接ベクトルデータと距離データとを記憶すると、CPU206は、画像処理装置203が取得したデータ数をインクリメントする(図10のステップS42)。
画像処理装置203は、エッジの座標データが終了したか否かを判定する(ステップS43)。
座標データがまだあると判定した場合(ステップS43においてNo)、CPU206は、再度、ステップS41〜S42を実行する。
座標データがなくなったと判定した場合(ステップS43においてYes)、CPU206は、無効な隣接ベクトルデータを除外する(ステップS44)。
CPU206は、有効な隣接ベクトルデータの数を評価指数に変換する(ステップS45)。
CPU206は、平均距離を算出する(ステップS46)。
CPU206は、平均距離を評価指数に変換する(ステップS47)。
CPU206は、評価指数を合算する(ステップS48)。
CPU206は、今回値と前回値とを比較して、今回値が前回値よりも大きいか否かを判定する(ステップS49)。
今回値が前回値よりも大きいと判定した場合(ステップS49においてYes)、CPU206は、この走査線ベクトルデータをメモリ201の作業データ記憶領域201dに保存する(ステップS50)。そして、CPU206は、この評価処理を終了させる。
一方、今回値の方が前回値以下であると判定した場合(ステップS49においてNo)、CPU206は、今回値をメモリ201に記憶せずに、この評価処理を終了させる。
CPU206は、このようにデータ評価処理を実行すると、1辺のエッジ座標をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する(図9のステップS35)。
CPU206は、設定すべき走査線ベクトルが終了したか否かを判定する(ステップS36)。設定すべき走査線ベクトルが終了していないと判定した場合(ステップS36においてNo)、即ち、設定すべき走査ベクトルがまだあると判定した場合、CPU206は、再度、ステップS31〜S35の処理を実行する。
設定すべき走査線ベクトルが終了したと判定した場合(ステップS36においてYes)、即ち、走査ベクトルをすべて設定したと判定した場合、CPU206は、4辺すべてについて、ステップS31〜S36の処理が終了したか否かを判定する(ステップS37)。
4辺すべてについて、ステップS31〜S36の処理が終了していないと判定した場合(ステップS37においてNo)、CPU206は、再度、ステップS31〜S36の処理を実行する。
4辺すべてについて、ステップS31〜S36の処理が終了したと判定した場合(ステップS37においてYes)、CPU206は、このエッジ座標取得処理を終了させる。
CPU206は、このようなエッジ座標取得処理(1)を実行すると、画像処理装置203を制御して画像補正処理を実行させる(図8のステップS19)。
CPU206は、画像処理装置203に画像鮮明化処理を実行させる(ステップS20)。画像処理装置203は、画像補正の結果、得られた画像に対して、輝度引き伸ばし、カラー補正等の鮮明化処理を行って、視認性の優れた画像を取得する。そして、画像処理装置203は、画像鮮明化処理を施した画像をメモリ201の表示画像記憶領域201cに記憶する。
CPU206は、画像処理装置203が画像鮮明化処理を施した補正画像をスクリーン5に投影するように、ビデオ出力装置202を制御する(ステップS21)。
CPU206は、スクリーン5に画像を投影すると、再度、原稿2に動きがあるか否かを判定し(ステップS16)、原稿2に動きがないと判定した場合(ステップS16においてNo)、ステップS17〜S21を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、台座13に複数の角度でラインを表示し、各々について原稿2によって消えたラインのエッジを検出し、検出したエッジを評価するようにした。
従って、原稿2を台座13に対してどのような角度で載置しても、原稿画像の各辺を判別でき、精度良く原稿画像の各辺を取得することができる。そして、画像補正が行われることにより、歪んだ原稿画像をあたかも正面からみたような画像に正しく変換できる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものではない。
例えば、原稿2のサイズが指定されれば、このサイズに合わせて、台座13に表示するラインの間隔を設定して原稿画像のエッジ座標を取得することもできる。また、台座13と原稿2との関係に基づいて原稿2のサイズを判別し、判別したサイズに合わせて、台座13に表示するラインの間隔を設定して原稿画像のエッジ座標を取得することもできる。このようにすれば、原稿2の用紙サイズが大きくなっても、データ量の増加を抑制することができ、処理を高速化することができる。
上記実施形態では、書画カメラ1は、原稿2の4つの辺に対して、エッジ座標を独立して取得するようにした。しかし、表示されたライン情報に基づいて、ラインを90°、180°,270°回転させて処理を高速に行うこともできる。
この場合のエッジ座標取得処理(2)を図12に示すフローチャートに従って説明する。
CPU206は、図9に示すステップS31〜S36と同様の処理を実行し、1辺のエッジ座標を取得する(ステップS71〜S76)。
CPU206は、ベクトルデータをメモリ201の作業データ記憶領域201dに書き込む(ステップS77)。
CPU206は、ラインの表示が90°回転するように、LED14を選択し、LED選択信号をLED駆動部23に供給する(ステップS78)。
CPU206は、画像処理装置203に、各ライン画像Line_gに生じたエッジ座標を取得するように指示する(ステップS79)。
画像処理装置203は、取得したエッジ座標をメモリ201の作業データ記憶領域201dに記憶する(ステップS80)。
CPU206は、すべての辺の処理がすべて終了したか否かを判定する(ステップS81)。
エッジ座標を取得していない辺があれば、CPU206は、処理は終了していないと判定する(ステップS81においてNo)。この場合、CPU206は、再度、ステップS78〜S80の処理を実行する。
すべての辺について、エッジ座標をすべて取得すれば、CPU206は、すべての辺の処理はすべて終了したと判定する(ステップS81においてYes)。この場合、CPU206は、このエッジ座標取得処理(2)を終了させる。
このように、表示するラインを90°、180°,270°回転させて4つの辺の各4つのエッジ座標を取得することにより、エッジ座標取得処理を高速に行うことができる。
また、上記実施形態では、CPU206は、隣接ベクトルデータと距離データとに基づいて、エッジ座標の有効、無効を評価するようにした。しかし、CPU206は、隣接ベクトルデータのみ、あるいは距離データのみに基づいて、このような評価を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、データ評価処理において、台座13に表示されたラインの有効性を評価するための重み付け係数を、すべて1とした。しかし、重み付け係数は1に限られるものではない。例えば、有効性が高いと思われるラインのエッジ座標については、重み付け係数を1を越える値としてもよい。
また、上記実施形態では、走査線ベクトルを11パターンとした。しかしパターン数はこれに限られるものではなく、11パターンよりも少なくても良いし、多くてもよい。
また、本実施形態では、台座13に表示するラインを平行線とした。しかし、ラインは平行線に限られるものではなく、複数の線が等間隔に並んでいれば、例えば、波線のようなものであってもよい。
また、上記実施形態の書画カメラ1に画像処理装置203を備えるようにした。しかし、撮影装置に、コンピュータ3も含め、画像処理装置203をコンピュータ3に備えるようにしてもよい。このようにすれば、カメラ部11には、汎用のデジタルカメラを用いることもできる。
上記実施形態では、プログラムが、それぞれメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、書画カメラ1を、装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施形態に係る書画カメラの構成を示す図である。 図1に示す台座の詳細を示す図であり、(a)はLEDが埋め込まれた台座を示し、(b)は45°のラインが表示されるようにLEDを点灯させた台座を示す図である。 走査線ベクトル生成の概念を示す図である。 図1に示す書画カメラの構成を示すブロック図である。 台座及び原稿と、その撮影画像と、の対応関係を示す図であり、(a)は、台座及び原稿を示し、(b)は、図1に示すカメラ部が撮影した撮影画像を示す。 図4に示すメモリの各記憶領域を示すブロック図である。 図4に示す画像処理装置の長方形を取得する処理を示す図であり、(a)は、取得した4つの線分を示し、(b)は、取得した4つの線分に基づいて生成された最大の四角形を示し、(c)は、最大の四角形の中に形成された長方形を示す。 図1に示す書画カメラが実行するカメラ基本処理を示すフローチャートである。 図1に示す書画カメラが実行するエッジ座標取得処理(1)を示すフローチャートである。 図1に示す書画カメラが実行するデータ評価処理を示すフローチャートである。 図4に示す画像処理装置が実行する評価用データ取得処理を示すフローチャートである。 応用例として、図1に示す書画カメラが実行するエッジ座標取得処理(2)を示すフローチャートである。 従来の書画カメラを示す図である。 従来の書画カメラの画像の歪み補正を示す図である。 台座に表示されたラインと載置された原稿との関係を示す図であり、(a)は、ラインと原稿の上下辺とが平行でない場合を示し、(b)は、原稿の上下辺とラインとが平行である場合を示す。
符号の説明
1・・・書画カメラ、2・・・原稿、3・・・コンピュータ、4・・・プロジェクタ、5・・・スクリーン、11・・・カメラ部、13・・・台座、14・・・LED、201・・・メモリ、202・・・ビデオ出力装置、203・・・画像処理装置、204・・・操作部、206・・・CPU

Claims (8)

  1. 原稿を載置する台座に、等間隔で並ぶ複数の線を、前記台座の辺に対する角度を替えて表示する線表示部と、
    前記原稿及び前記台座を撮影する撮影部と、
    前記撮影部の撮影によって得られた撮影画像から、前記線表示部が表示した線が前記台座に載置された前記原稿によって覆われることによって現れた各線のエッジ座標を、前記線表示部が前記複数の線の角度を替える毎に取得するエッジ座標取得部と、
    前記エッジ座標取得部が取得した複数のエッジ座標から前記エッジ座標の特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、前記線表示部が表示したいずれの角度の線が、前記原稿の各辺を判別させるための線として最適な線か否かを評価する線評価部と、
    前記線評価部が最適と評価した角度の線が表示されたときに前記エッジ座標取得部が取得した複数のエッジ座標に基づいて、前記原稿に対応する原稿画像の頂点座標を取得する頂点座標取得部と、
    前記頂点座標取得部が取得した頂点座標に従って、前記撮影画像から前記原稿画像を切り出し、切り出した原稿画像に対する画像処理を行う画像処理部と、を備えた、
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記線表示部は、前記原稿のサイズに基づいて、表示する線の間隔を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記線評価部は、前記エッジ座標の特徴量として、隣接するエッジ座標毎に、隣接するエッジ座標を結ぶ隣接ベクトルを取得し、取得した複数の隣接ベクトルの方向と大きさとに許容範囲を設定し、方向と大きさとが前記許容範囲を超える隣接ベクトルを除外して、方向と大きさとが前記許容範囲内となる隣接ベクトルの数に基づいて、前記線表示部が表示した線が最適な角度の線か否かを評価する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記エッジ座標取得部が取得したエッジ座標に基づいて、前記原稿画像の各辺を形成する直線を取得し、さらに、取得した直線の交点を、前記原稿画像の頂点座標として取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 前記線表示部は、前記台座の各辺毎に角度を替えて前記複数の線を表示し、
    前記エッジ座標取得部は、前記台座の各辺毎、各角度毎に、前記エッジ座標を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記エッジ座標取得部は、1辺に対する角度のみを替えて前記複数の線を表示したときの前記エッジ座標を取得し、
    前記線表示部は、前記台座の各辺のうち、1辺に対する角度のみを替えて前記複数の線を表示し、前記エッジ座標取得部が取得した複数のエッジ座標に基づいて最適な線と前記線評価部が評価したときの角度に、前記原稿の1辺と他の辺との角度を加算して、前記原稿の他の辺について角度を設定して、前記複数の線を表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  7. 原稿を載置する台座に、等間隔で並ぶ複数の線を、前記台座の辺に対する角度を替えて表示するステップと、
    前記原稿及び前記台座を撮影するステップと、
    前記撮影によって得られた撮影画像から、前記台座に表示した線が前記台座に載置された前記原稿によって覆われることによって現れた各線のエッジ座標を、前記複数の線の角度を替える毎に取得するステップと、
    前記取得した複数のエッジ座標から前記エッジ座標の特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、前記表示したいずれの角度の線が、前記原稿の各辺を判別させるための線として最適な線か否かを評価するステップと、
    最適と評価した角度の線が表示されたときに取得した複数のエッジ座標に基づいて、前記原稿画像の頂点座標を取得するステップと、
    前記取得した頂点座標に従って、前記撮影画像から前記原稿画像を切り出し、切り出した原稿画像に対する画像処理を行うステップと、を備えた、
    ことを特徴とする撮影画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    原稿を載置する台座に、等間隔で並ぶ複数の線を、前記台座の辺に対する角度を替えて表示する手順、
    前記原稿及び前記台座を撮影する手順、
    前記撮影によって得られた撮影画像から、前記台座に表示した線が前記台座に載置された前記原稿によって覆われることによって現れた各線のエッジ座標を、前記複数の線の角度を替える毎に取得する手順、
    前記取得した複数のエッジ座標から前記エッジ座標の特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、前記表示したいずれの角度の線が、前記原稿の各辺を判別させるための線として最適な線か否かを評価する手順、
    最適と評価した角度の線が表示されたときに取得した複数のエッジ座標に基づいて、前記原稿画像の頂点座標を取得する手順、
    前記取得した頂点座標に従って、前記撮影画像から前記原稿画像を切り出し、切り出した原稿画像に対する画像処理を行う手順、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4918167B1 (ja) * 2011-03-31 2012-04-18 パナソニック株式会社 画像処理装置およびこれを備えた原稿読取システム

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