JP2007213977A - 高圧放電灯、画像投影装置 - Google Patents

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以知郎 田中
Aki Shindo
亜希 新藤
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Abstract

【課題】プロジェクタ用光源として求められる6,000〜9,000(K)の高色温度で、色再現性に優れた光源を実現する。
【解決手段】管壁負荷が40(W/cm)以上の放電空間14内に、常温で2atm以上のXe、それにSc、Dy,Nd,Inその他の希土類金属から選択される少なくとも1種とハロゲン化亜鉛からなるハロゲン化金属を封入する。ハロゲン化金属に含有される金属臭化物を35(wt%)以上とし、定格ランプ電力100W、ランプ電圧30V、管壁負荷51(W/cm)で駆動すると、ランプ効率が45(lm/W)、色温度が8,500(K)、平均演色評価数Raが82得られる。
【選択図】図1

Description

この発明は、高効率、高出力、高集光効率で、且つコンパクトな設計が要求される、例えば液晶プロジェクタの画像投影用の光源として使用される本質的に水銀が封入されていない環境に配慮した高圧放電灯およびこれを用いた画像投影装置に関する。
従来、プロジェクタ用の光源として搭載される高圧放電灯は、透光性の気密容器に内部に形成された放電空間には対向する電極を有し、この電極は金属箔の一端と接合され、金属箔の他端には電気導入線が接合されており、金属箔の部分にて気密を維持するよう減圧封止にて封着された一対の対向する封止部を有し、放電空間には水銀、ハロゲン、希ガス等を含む放電媒体を封入し、点灯時には放電空間内の水銀蒸気圧が10MPa以上の高圧になる超高圧水銀ランプであった(例えば、特許文献1)。
特表2003−526182公報
上記した特許文献1の技術は、超高圧水銀ランプは点灯時に水銀蒸気圧が10MPaを越えるよう多量の水銀を封入してあり、今日、意識が高まっている環境問題に対する課題を解決する状況にはなかった。そこで、水銀に代わる金属としてZn、その他発光金属を金属ハロゲン化物で封入し、金属ハロゲン化物の中の金属ヨウ化物を主として封入している。この場合、ランプ電力が80W以上で、点光源に近づくよう電極間距離が3mm以下を求められるようになると、非常に負荷の高いランプとなり、色温度が5,000(K)を下回る低色温度の特性となり、プロジュクタ用の光源として適さない、という問題がある。
この発明の目的は、本質的に水銀を封入せずに6,000〜9,000(K)の高色温度で、色再現性に優れた高圧放電灯およびこの高圧放電灯を用いた画像投影用装を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の高圧放電灯は、放電空間が形成された透光性の石英ガラス製バルブと、前記放電空間内に3.0mm以下の対向距離で配置された電極と、管壁負荷が40(W/cm)以上の前記放電空間内に、常温で2atm以上のXe、それにSc、Dy,Nd,Inその他の希土類金属から選択される少なくとも1種およびハロゲン化亜鉛からなるハロゲン化金属を封入し、基本的に水銀が含まれない高圧放電灯において、前記ハロゲン化金属に含有される金属臭化物を35(wt%)以上としたことを特徴とする。
この発明によれば、プロジェクタ用光源として求められる6,000〜9,000(K)の高色温度で、色再現性に優れた光源を実現することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の高圧放電灯の一実施形態について説明するための構成図である。図1において、11は透明な石英ガラス製のバルブであり、ほぼ楕円形状の回転体の発光管部12とその長手方向の両端部に発光管部12と同材料で形成されたバルブ11内を気密の封止部131,132からなる。発光管部12には、その長手方向にほぼ円柱状の放電空間14が形成されており、この放電空間14には封止部131,132の内部から延出された、例えばドープ材が添加されていない純タングステン材料で形成される電極151,152が間隔をおいてその先端が対向するように配置されている。電極151,152の軸径はφ0.5mmで、その一端にφ0.2mmのコイル161,162が数ターン巻きつけてある。
なお、電極151,152先端部分には、プラズマ熱源による溶融により、略半球形状に凝固させ一体化し、アークを集中させるために突起部171,172がそれぞれ形成される。
また、放電空間14には、発光金属としてZnI(ヨウ化亜鉛)、ZnBr(臭化亜鉛)、ScI(ヨウ化スカンジウム),DyI(ヨウ化ジスプロシウム),DyBr(臭化ジスプロシウム),NdBr(臭化ニオブ),InBr(臭化インジウム),CsI(ヨウ化セシウム)を封入し、これら封入物の臭化金属比率を80(wt%)とし、さらに始動補助ガスとしてXe(キセノン)を常温で9atm封入する。
封止部131,132は、圧潰して形成されており、その内部にはモリブデン(Mo)製の金属箔181,182が封着されている。この金属箔181,182のそれぞれの一端は、電極151,152に溶接されており、他端には例えばニッケル製のワイヤ191,192がそれぞれ接続されており、ワイヤ191,192はランプ外の点灯装置20から電力の供給を受けるための導入導線である。
ここで、水銀フリー高圧放電灯における放電媒体は、本質的に水銀が封入されていない。「本質的に水銀が封入されていない」とは、水銀が全く封入されていないというだけでなく、気密容器の内容積1cc当たり2mg未満、好ましくは1mg以下の水銀が存在していることを許容するという意味である。しかし、水銀を全く封入しないことは環境上望ましいことである。従来のように水銀蒸気によって放電灯の電気特性を維持する場合、電極間距離が比較的小さくて小形の高圧金属蒸気放電灯においては、気密容器の内容積1cc当たり200〜400mg、さらに場合によっては500mg以上封入していたことからすれば、水銀量が実質的に少ないといえる。
希ガスは、2〜15気圧の圧力で封入されている。なお、希ガスは、好適にはXeである。希ガスの封入圧を2〜15気圧とする理由は、この範囲であれば点灯直後数秒までの光束立ち上がりを早め所望の光度を短時間で得ることができるからである。点灯直後所望の光度を得るまでの時間にあまり不便を感じない場合は、封入圧力を下げることも可能である。
次に、この発明の高圧放電灯により点灯される高圧放電灯の具体的な寸法例を(1)〜(4)に示し、図2とともに説明する
(1)発光管部12は、中央部の外径L1を11.4mm、肉厚L2を2.2mm、内径L3を5.6mm、球体長L4を9.8mm、発光管部12の内表面積を195mm、内容積を250mmとする。
(2)電極151,152は、電極軸L5をφ0.5mm、コイル161,162径L6をφ0.15mm、突起部171,172最大径L7を1.0mm、電極間距離L8を2.0mmとする。
(3)金属箔181,182は、膜厚を0.028mm、幅を2.0mm、長さを15mmとする。
(4)放電空間14内には、発光金属としてZnI:0.5mg、ZnBr:1.5mg、ScI:0.15mg,DyI:0.05mg,DyBr:0.18mg,NdBr:0.33mg,InBr:0.10mg,CsI:0.07mgを封入し、これらの封入物の中に占める臭化金属比率は80(wt%)で、他に始動補助ガスとしてXeガスを常温で9atm封入する。
上記構成の高圧放電灯を、例えば定格ランプ電力を100W、ランプ電圧を30V、管壁負荷を51(W/cm)で駆動すると、ランプ効率が45(lm/W)、色温度が8,500(K)、平均演色評価数Raが82得られ、プロジェクタの光源として適する高色温度で、演色評価数が80を越え、色再現性に優れた高圧放電灯が得られた。
上記した効果の検証について、図3〜図5を参照して説明する。図3は図2で説明した高圧放電灯の寸法で封入金属をサンプルA〜Eの仕様で試作した例を示す。図4、図5はハロゲン化金属中の金属臭化物の重量パーセントと初期特性の関係を評価したもので、図4は色温度との関係を、図5は全光束との関係をそれぞれ示すものである。
図4に示すように、臭化物比率を高くすると色温度は高くなり、35(wt%)以上で色温度を6,000(K)以上に高くすることができる。
また、図5に示すように、臭化物比率を高くしても全光束の大幅な低下は見られなかった。
このようなことから、封入されたハロゲン化金属中に占める金属臭化物の重量パーセントを35(wt%)以上にすることで、プロジェクタ用光源として求められる6,000(K)以上の高色温度の実現が可能となり、色再現性に優れた光源としての高圧放電灯を得ることができる。
図6は、図1に構成の高圧放電灯が液晶プロジェクタに搭載された場合の、この発明の画像撮影装置について説明するためのシステム構成図である。
図6において、61は液晶プロジェクタであり、この液晶プロジェクタ61は本体62を有し、本体62の前面側には投影開口63が形成される。また、本体62内には光源64が配設され、この光源64は高圧放電灯65と高圧放電灯65に光学的に対向した反射手段としてのリフレクタ66にて形成される。そして、光源64の照射方向の前方には、表示手段としての液晶パネル67が配設され、この液晶パネル67の前方の投影開口63に対応して投影手段としての投影レンズ68が配設されている。投影開口63の前方には、スクリーン69が配設される。
さらに、高圧放電灯65には点灯回路70が接続され液晶パネル67には液晶駆動回路71が接続され、点灯回路70および液晶駆動回路71は商用交流電源72が接続される。点灯回路70は高圧放電灯65を直流で点灯するものであっても、交流で点灯するものであっても構わない。
上記した構成の画像撮影装置は、まず、点灯回路70から供給される電力で光源64の高圧放電灯65を点灯させる。高圧放電灯65からの光は、直接あるいはリフレクタ66で反射させて液晶パネル67方向に照射される。液晶パネル67は、液晶駆動回路71で表示を変化させ、光源64からの光を透過させて投影レンズ68で投影し、スクリーン69に映像が映し出される。
なお、上記したリフレクタ66の放射方向は開放になっているが、透明な前面ガラスを配置し、リフレクタ66内に配置される高圧放電灯65を外部に対して密閉させても構わない。
この液晶プロジェクタでは、水銀が含まれない高圧放電灯を使用しながら、液晶プロジェクタとして良好な色温度特性に加え、良好なランプ効率やランプ電圧が得られることから、映像の色再現性を向上させることができるとともに、光学設計のマッチング性も取りやすくいものとなる。
この発明の高圧放電灯の一実施形態について説明するための構成図。 この発明の高圧放電灯の実施例1について説明するための構成図。 この発明の高圧放電灯で封入金属をA〜Eサンプルの仕様について説明するための説明図。 ハロゲン化金属中の金属臭化物と色温度との関係について説明するための説明図。 ハロゲン化金属中の金属臭化物と全光束との関係について説明するための説明図。 この発明の画像投影装置の一実施形態について説明するためのシステム構成図。
符号の説明
11 バルブ
12 発光管部
131,132 封止部
14 放電空間
151,152 電極
161,162 コイル
171,172 突起部
181,182 金属箔
191,192 ワイヤ
20 点灯装置
61 液晶プロジェクタ
62 本体
65 高圧放電灯
69 スクリーン

Claims (2)

  1. 放電空間が形成された透光性の石英ガラス製バルブと、前記放電空間内に3.0mm以下の対向距離で配置された電極と、管壁負荷が40(W/cm)以上の前記放電空間内に、常温で2atm以上のXe、それにSc、Dy,Nd,Inその他の希土類金属から選択される少なくとも1種およびハロゲン化亜鉛からなるハロゲン化金属を封入し、基本的に水銀が含まれない高圧放電灯において、
    前記ハロゲン化金属に含有される金属臭化物を35(wt%)以上としたことを特徴とする高圧放電灯。
  2. 請求項1の高圧放電灯と、
    前記高圧放電灯を光源とし、該光源から放射される光に基づき画像を投影する画像投影装置本体と、を具備したことを特徴とする画像投影装置。
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