JP2007213539A - 店舗用情報メディアシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】有効な告知・販売促進手法を容易に展開することを可能とし、店舗の集客力や収益力を増大する。
【解決手段】顧客が関心を示す各種特典を付与し、娯楽性の高いアトラクションやゲームなどを提供することにより顧客に喜んでもらうことを通じ顧客との良好なコミュニケーション状況を確立する。そして、店舗スタッフに過大な負担をかけない極めて簡便な方法で来店した顧客に最適な各種マーケティング施策をアトラクションやゲームや映像や音声や印刷等の出力を通じ有機的に実施する。それにより接客レベルや人員不足等で悩む各種小売店舗におけるアピール・セールス力を強化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗において、顧客との良好なコミュニケーションを確立した上で、顧客に適切かつ高度かつ有効な告知・販売促進策を実施することにより営業セールス力を強化し、集客力の向上や収益の増大を実現するために使用されるシステムである。なお各種小売店舗とは規模の大小を意味する用語ではなく、最終消費者と直接商取引を行う業態のことを指す。また本発明は、必ずしも小売業態店舖のみに使用を特定する意図はない。よって発明の名称は店舗用情報メディアシステムとした。
一般に顧客情報を管理し、それに基づき有効な告知・販売促進手法を展開することが重要なことであることは広く認識されている。ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗などにおいて、顧客情報を記録した各種カードを利用し告知・販売促進手法の展開を図るシステムが、広く知られている。そのような装置・システムの一例として、映像・音声出力機能に重きを置いた情報端末が知られている。最近では、各種コードを読み取り記憶する装置を具備した従来の情報端末は勿論のこと、POS等の処理システムと連動し各種のポイントなどの特典を各種プラスチックカードや書き換え可能なリライトカードに記憶・印字させる装置やスーパーマーケットなどで一般にクーポンと称され使用される感熱紙媒体に印字出力したりする機能を有する装置・システムも普及している。また、リライトカードや感熱紙などに顧客情報等を印字しその情報をもとに店舗が顧客に告知したい情報を提供することにより、告知・販売促進手法を展開することを目的としたシステムも同様に広く知られている。
実用新案登録番号第3025234号 特開平10−297698 特開2001−297148 2000−232235 特許第3235628号 特開2002−308395 特開2003−34398 特開2003−030749 特開2004−094304
ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗においては、顧客とのコミュニケーションを確立するのに各種の障害が存在し、それゆえ店舗側の施策に対し顧客の関心や満足が得られない状況が存在した。そのような状況の中では告知・販売促進活動は有効たりえず、集客力の向上や収益の増大につなげられないのも当然であった。さて、そのような状況に至った原因としては、技術背景の項でも述べたように、各種装置やシステムは多種多用なタイプのものが世に氾濫しているものの、まず、顧客に楽しみや親しみを与えられる娯楽性に富んだものが少なかったことが挙げられる。さらに、その装置やシステムが複雑な構成でその操作や運用が難解かつ面倒であるために日々の店舗運営に携わるアルバイトや社員などを含む従業員(以下、これを総称して店舗スタッフと記す)にとっても負担のかかるものであったからである。
実際、従来の装置やシステムでは、店舗利用顧客の購買履歴などのデータを活用することを標榜していたが、実際は、店舗利用顧客の購買履歴などのデータを活用することは煩雑であり、日々の多忙な業務状況と相まって店舗運営側もそのような装置・システムに対し消化不良を起こしていた。また、そのような顧客の購買履歴データなどは、回線速度が遅く柔軟性のあまり高くないISDN回線による特定システムなどを介さないとデータ連係等の処理作業が行えず、顧客の特性に応じたリアルタイムかつ柔軟な店舗側での運用は事実上困難であった。そのため、従来の装置・システムを導入しても、店舗を利用する顧客にとっては関心を寄せる対象ともなり難くまた楽しめるものでもなく、それゆえ店舗側でも、運用上の煩雑さとあいまって導入後の効果も判然としないため徐々に使用されなくなって行く場合が多かった。また、従来のリライトカードシステムなどの中には、マニュアル操作により、印字データなどを出力するものがあったが、まず、その印字形式は文字の多い白黒印刷タイプのものであり店舗を利用する顧客の感性にダイレクトに訴えるアピール力が弱く、更には、その印字内容が、常時、店舗側の宣伝広告などのほぼ類型化された概ね同じ表記がされている場合が多く、顧客にとっても新鮮味に欠け、関心を引く工夫が乏しいものであった。店舗が顧客と良好なコミュニケーションを確立するためには、まず、装置やシステムが顧客の興味を引き、顧客を十分に楽しませることの出来るレベルの形態や機能を有し、かつその構成や操作・運用が簡潔明瞭であり、利用する顧客にとっても、多忙な日々の業務にさらされる店舗スタッフにとっても、その使用が負荷やストレスの少ないものであることが必要である。
また、次に、店舗側の事情も大きな要因である。従来から顧客にガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗においては、その労働の性質上などの原因から店舗スタッフの確保・継続的雇用が難しくなってきた。その上、そのような状況の中、求人活動などにより店舗スタッフを何とか確保しても、多忙を極める日々の業務の中、店舗を運営する側も店舗スタッフに対する指導・教育・マネジメントを十分に行うことができず、それゆえ、店舗スタッフ自身の接客・営業セールススキルも向上しないケースも多い。ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗においては、以前より、小型の顧客識別シールや各種カードなどに記載された顧客の購買情報などを読み取った上で、店舗スタッフがその情報に基づき顧客に適切な提案を交えながらセールス活動などをすることが提唱されてきたが、実際の上記店舗の日常の業務が行われる現場は煩忙を極めており、その中で、小型の顧客識別シールや各種カードに記された小さな文字や絵などを読み取り、それを斟酌・解釈した上で顧客に最適な提案セールス活動を展開するのは至難の業であった。
かように、従来のシステムを使用しても、店舗側の人的事情・要因などにもより、運営上戦術設定された各種のオペレーションやセールスプロモーション手法も十分には実施に移されず、当然の結果として、従来から存在する装置やシステムを導入しても収益に直結する営業セールス力が強化されることもなく、効果が上がる場合は少なかった。このようなガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗が陥っている装置・システムに由来する問題と店舗側の事情に由来する問題の双方を克服することが急務であった。
そこで本発明は、店舗を利用する顧客にも、店舗を運営する側にとっても、至極簡単な方法で、各種の最適な特典や楽しいアトラクションを付与する会員システムを構築し、また場合によっては顧客の携帯電話や各種モバイル端末とも広く良好なコミュニケーション確保することを通じ、店舗側の人的要因等に起因する各種の障害を軽減する効果を発揮ながら、有効な告知・販売促進手法を容易に展開することを可能とし、店舗の集客力や収益力を増大することを目的とする。
上記した目的を実現させるため、請求項1、2、3のうち少なくとも1つによるシステムによって構成される本発明を利用する。そして、まず、店舗に来店した顧客には、関心や興味を引く利便性を備えた各種ポイントなどの特典を付与したり、顧客の射幸心をくすぐったりするアトラクションやゲームに参加する機会などを提供することにより楽しい娯楽性を提供することに主眼を置く。詳細に関しては(0045)や(0046)を参考にされたい。このように顧客の心理をほぐし、満たすことにより初めて、店舗利用客とコミュニケーションを確立しやすい環境も創出できる。そののち、店舗側が伝達したい各種取扱商品などの告知・広告宣伝等を顧客の感性に強くアピールする高度かつハイクオリティな形態で実施する。本発明では、店舗利用客への告知・広告宣伝は、プラスチック磁気カードや各種バーコード等が記されたカード等により顧客を識別した上で、最適なカラー映像出力、音声出力、印刷出力がセットになった形態や携帯電話やモバイル端末やPCへの同様な形態やe−mail配信などの形態で行われる。
なおここで使用されるカラー映像出力の語句は動画、静止画を問わず、また白黒映像も含む意味を有している。さて、本発明では、店舗から供与された各種カードや店舗から供与された各種コードを表示する携帯電話や各種端末を顧客が装置に読み込ますことによって、本発明のシステムで設定された任意のアトラクションやゲームやプレゼンテーションや広告宣伝に相当する映像情報や音声情報などを出力する。こうすれば、様々な店舗にて従来利用されてきた各種装置やシステムが必要とした購買履歴などのデータ処理連係作業やそれに伴う各種作業を必要とせず、リアルタイムかつ柔軟な運用が可能となる。
例えば、店舗を利用した顧客に高額洗車の商品説明を求められたり、また店舗スタッフが自店の車検システムを説明した場合には、それに応じた各種バーコード等が記されたカードを店舗スタッフが顧客に提供し、顧客そのカード等を装置に読み込ますとその顧客に最適であるよう設定された任意のカラー映像と音声情報のセットなどによる額洗車のプレゼンテーションや自店の車検システムの案内をリアルタイムに映像・音声出力することが本発明では可能である。その感性にダイレクトに訴える内容・クオリティの情報提供により顧客の関心を引き、顧客を楽しますことが可能となり、更には顧客の購買意欲も刺激され、店舗の接客レベルもプレゼンテーション・営業セールス力も補強されることになる。これを本発明ではセールス機能と呼ぶ。このような運用例の詳細に関しては、図5やその解説である(0065)〜(0068)を参考にされたい。
かくの如き設計になる本発明の装置・システムはガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの店舗のみならず広く各種の小売店舗に応用が可能である。なぜなら、各種特典付与や娯楽性の提供は、いずれの業態の小売店舗にも導入するメリットは高いであろうし、セールス機能に関しても、ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの店舗に応用が特定された設計にはなっておらず、基本的には、店舗スタッフが顧客に提供する各種カードや各種バーコードとその顧客に最適であるよう設定された任意のカラー映像と音声情報出力や印刷情報出力のセットの対応テーブルを調整すれば事足りるからである。
さて、カラー映像情報カラー映像と音声情報のセットのみのセールス機能を提供しても、顧客の印象・記憶等に頼らざるを得ない場合がある。これでは、顧客にとっても購買を検討する際のメリットなどの情報等が不足し不都合であるので、請求項1・2・3に記載したように、印刷出力装置・システムを使用し、顧客に紙媒体を提供することも可能である。各種キャンペーンのお知らせやポイントの残高などにとどまらず、この紙媒体にも各種バーコードなどを印字することによって、装置・システムの発展的な利用を可能とする。
また、本発明はインターネットとの接続は容易に可能である。ディスプレイによる映像出力、印刷出力を通じて、または、店舗側から各種コードを顧客に提供し、顧客はこれらの各種コードを利用し携帯電話や各種モバイル端末から特定のURLに接続することが可能である。これにより、携帯電話や各種モバイル端末を本発明に於ける各種カードや各種コードとして利用することも可能である。また、インターネットなどを介し請求項3に記載したように、携帯電話や各種モバイル端末やPCなど直接連繋し、店舗に来店しない顧客にも請求項1と2の少なくとも一つと同様な機能を果たすことも可能である。
なお、本発明は、決して顧客の購買データなどを軽視する意図はない。むしろ、現実的な観点から重視している。購買履歴などのデータ処理連係とそれに伴う各種作業を併用することによって、より大きな効果が見込める場合には、本発明の装置・システムは、図2からも明らかなように、それも可能となる仕様に対応できる設計になっている。その場合のデータテーブルを設定の一例を図11、そのうち顧客会員区分に関する階層データ構造の一例を図12に図示した。
なお顧客データは店舗側が選択するレベルで取得する。一例としては、住所氏名などの情報は収集せず、車検データのみを取得する等の収集方法が挙られる。尚、車検は洗車と並んでガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの店舗では、重要な収益源である。先に述べたように、このデータをもとに、カラー映像と音声情報のセットを顧客に楽しんでもらいながら車検の告知を行うことにより店舗の収益増大に寄与することが可能である。このような場合に於いても個人情報保護法などの遵守することはコンプライアンス上当然のことである。
さて、その顧客の氏名や住所を取得しない手法について言及したが、これは、最近益々高まる個人情報の取扱上のリスク軽減手法として有効である。ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗では、現実的に、顧客データを扱うには、十分な環境が整ってない場合が多く、そのような状況を鑑みれば、装置・システム導入の正否を検討する際、その装置・システムがいかに情報の収集に於けるリスクを軽減しながらそれでいて効果を挙げうる設計になっているかは、前提条件として、非常に重要なことである。本発明は、必要最低限の情報収集しか前提にしていないため、実際の運用が明確かつ簡単であり、リスク軽減等のリスクマネジメントにも有効である。
次に、ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの店舗が直面する店舗スタッフの確保が難しい状況の中、店舗スタッフ人員の数や質に左右されずに、本発明が店舗利用顧客のニーズを吸引できる効果について説明する。
従来、ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの店舗において提唱されてきた顧客の購買情報を基にして店舗スタッフがセールス活動を展開することが至難の業であることは前述の通りだが、しかし、本発明を利用すれば、それも解決できる。なぜなら、顧客に対し映像・音声情報がセットとなった極めて質の高い商品プレゼンテーションが行われ、各種小売店舗に配属された優秀なセールスマンとしても機能するためである。このセールス機能の詳細に関しては、(0010)でも説明したが、(0047)〜(0050)も参照されたい。また、本発明のこの機能により、ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗は人員不足問題の軽減を図ることも出来るし、そのことを通じ、スタッフの精神的・肉体的労力に対する負荷をも軽減し、店舗運営上目指されている顧客満足の実現に向けた本質的な活動に専念し易い環境も創出できる。そして店舗の収益体質が改善されれば、店舗側が悩む業界に付着したマイナスイメージの払拭・刷新につながる可能性も強く、ひいては、求人に対し広く数多くの人が応募してくれる効果も期待できる。
さて、セルフ型ガソリンスタンドやセルフコイン洗車場などでは、相応の設備等を用意し付加価値的な収益を挙げるべく様々な機能提供を試みているものの、店頭に店舗スタッフが配置されておらず、そのため、来店した顧客は情報不足などにより店舗を利用する際のメリットや特典などを享受し難い状況におかれ、一方、店舗側は対面型の販売促進策やセールスが実行できないことにより付加価値的な収益を挙げられない問題を抱えていた。しかし本発明に於ける、顧客にも分かりやすい形式でアトラクションやゲームなどの娯楽を提供することが可能であり、また電子マネーなどとの互換性も配慮されたポイント等の特典を付加する機能を有し、更にはアトラクションやゲームに於ける広告宣伝機能や顧客に最適な映像・音声情報出力がセットになったセールス機能などを活用することにより、これらの問題点は解決し得る。以上のように、本発明のセールス機能は人員の少ない店舗における各種問題解決にも極めて有用である。関連説明は(0063)にもある。
課題を解決するための手段項の最後に、昨今の個人情報を保護する意識が高まり法令などが整備され始めている状況の中での本発明の利用形態について記す。ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの店舗においては、店舗顧客に発行する印刷・印字媒体の中に幾多の個人情報が記されているものが目に付く。店舗顧客にとってさほど関心を示せない印刷・印字媒体は、顧客は無造作に捨ててしまう傾向が強い。先に述べたように本発明も印字出力はするが、そのような印刷・印字媒体には、必要以上の情報を記さず、かつ、店舗利用顧客に喜ばれ、関心を示され得るシステムが必要となる。購買履歴や各種メンテナンス履歴などの表示は、ユーザの嫌悪感を誘発する恐れもあるので、必要な時に適宜そして個人情報保護の観点からも十分配慮された形式で、印刷・印字、または、ディスプレイに映像表示等する。
また、本発明に於いては、プリントアウトした媒体だけでは、店舗側が提供できる機能・メリットを十分に顧客に伝えきれないと判断した場合は、本発明の装置とシステムを利用し、予め取得していたe−mailアドレスに告知メールなどを発信するなどの販売促進手法を展開することが出来る。それにより、店舗店頭での押し売り的販売手法から開放された店舗スタッフが顧客満足を得るための本質的な業務に傾注し易い環境創出も可能となる。
なお、プラスチック磁気カードや各種バーコード等が記されたカードを顧客に供与し、その後は、特典付与などのメリットが提供される会員証として携帯してもらう形態が本発明では、一般的だが、請求項3にも記載されたように携帯電話やモバイル端末やPCを会員証として使用することも可能である。顧客にユーザIDやパスワードを付与した上での利用を前提とする一般的な手法やその利用方法の詳細に関しては図6やその解説である(0069)や(0070)を参照されたい。(0020)でも触れたが、e−mailアドレスを取得して行うマーケティング活動に於いては個人情報保護法に則りその運営を行うことも当然のことであり、本発明はその点の配慮がなされた設計になっている。
前述のように、ガリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗を利用する顧客は、本発明の機能を利用し様々な特典を享受し、また各種アトラクションやゲームに参加し、店舗のシステムをを楽しみながら利用することが出来る。ことにより店舗に対する親近感や信頼感が醸成されて行く。またこのアトラクションやゲームが請求項2に記述されたような設定になっていれば、楽しみながら店舗の商品の紹介を受けたり、射幸心を刺激されながら店舗の商品キャラクタや意匠に心理的に肩入れしてしまうので、そのイメージは鮮明に脳裏に残る効果を発揮する。これは宣伝広告機能としては極めてインパクトのある形態である。運用に関する詳細に関しては(0046)を参考にされたい。
なお、特典の代表例としてはポイントの提供が挙げられるが、本発明においては、そのポイントが電子マネーとの互換性が考慮されていたり、カタログ等に基づく商品選択の自由度が高かったり、(0046)や(0047)で説明しているように様々な特典の運用形態が前提とされているので、顧客にとってのメリットが大きく、それゆえ、集客効果や販売促進効果を発揮できる。
また、その上で、本発明を利用することにより、店舗側はリアルタイムかつ柔軟かつ高度な告知・販売促進手法およびセールスを容易に展開することが可能となり収益の増大を図ることが出来る。求人状況が厳しくなり店舗スタッフが足りない事態に到っても、また、教育やマネジメントが行き届かず店舗スタッフの接客対応・営業力レベルに問題を抱えていても、顧客にストレス無く、また、顧客の感性にダイレクトに訴える映像・音声情報がセットになったクオリティの高いプレゼンテーションや広告宣伝を行うセールス機能により収益の増大を図ることが出来る。実施、運用に関する詳細は(0047)と(0048)を参考にされたい。また、請求項3に記載したように、携帯電話や各種モバイル端末やPCなどと連繋することによって、請求項2に記載したアトラクションやゲーム機能を配信することによって収益をあげる仕組みを構築したり、店舗側が設定する広告宣伝を実施することも可能である。携帯電話にアトラクションやゲームを配信したイメージ図を図10に図示した。これらもセールス機能の一部である。また(0049)と(0050)で述べているように、本発明の持つメディア媒体機能が発展し、他の業態や店舗からの広告収入が得られるようになり、そのメディア媒体機能自体が収益を挙げることも可能である。なぜなら本発明はその設計上の適応力の高さから、各種幅広いタイプの、また、数多くの店舗への導入が可能であり、それによって形成されたネットワークを通じ様々な情報発信やコンテンツ提供を見込むことが出来るからである。
かように顧客心理や店舗スタッフ人員の実情に配慮する設計を前提にした装置・システムを具備した本発明を利用すれば、先述した課題を解決し、店舗利用客は店舗に対する親近感や満足度が高まり、店舖側は来店した顧客や場合によっては店舗から離れた場所にいる顧客への効果的な販売促進やセールスが可能となり、ガソリンスタンドや整備工場やカーショップなどの店舗の収益増大に繋がる。その結果その店舗が属する業界全体の印象・イメージも向上にもつながり、ひいては優秀な人材が確保しやすくなりより発展的な業態運営が可能となる。
本発明の好適な実施態様の一例としてガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗が挙げられるのは勿論であるが、本件発明は、同一敷地内に異業種業態(コンビニエンスストア、ファーストフード店、コーヒーショップ、レストラン、レンタルショップ、クリーニング店など)の店舗が併設されたガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの異なる業態の混合する店舗もその例として挙げられる。なお、このような場合、集客力や顧客満足度や収益力は、本発明を利用することによって、上記の店舗に併設された異業態の店舗との相乗効果によってより高めることができる。また、先に述べたように、各種小売店舗とは規模の大小を意味する用語ではなく、最終消費者と直接商取引を行う業態のことを指し、百貨店店舗であれ、大型スーパーマーケット店舗であれ、Web上に構築されたネットショップであれ、この形態に該当するものは各種小売店である。
以下、本発明の実施の一形態について添付図面を参照しながら説明する。まず図1には、本発明の請求項1に記載した手段のうち、情報処理機能と装置に関するものを一体化した場合の筐体装置を図示した。以下では、この一体型筐体装置を情報メディア端末と呼ぶ。なお、実施形態として一体型筐体装置の例をあげているが、本発明は、請求項1に記述したように、必ずしも一体型筐体装置の使用を前提とはしていない。例えば、ディスプレイが分離されていたり複数存在する場合や、発光手段が顧客からは視認し難いが店舗スタッフからは視認し易い場所に分離されて設置され後方システムセンタでログ解析した結果不正な利用の可能性がある際に特定パタンの発光で情報を発信したり、想定された店内オペレーションが正常に行われているか否かの判断の基礎情報を発光により発信してもよいし、勿論、印刷装置たるプリンタの紙切れや紙つまりなど装置の状態を発光により報知してもよい。このような変更は本発明の要旨を逸脱しておらず、本発明に含まれる。図1の1a〜1jまでの符号に関する説明は(0072)に記した。
次に、図1の1gは各種バーコード等に代表されるコードが印刷されたカードの一例である。このコードは所謂1次元バーコードであってもよいし、ICチップやICタグをカードに埋め込んでもよい。1gのようなカードはポイント会員登録券として使用されたり、顧客にインセンティブを付与するクーポン券として使用されたり、また場合によっては、来店した顧客に最適な映像・音声情報を出力するセールス機能のトリガカードとして使用されたりする。1hは一般にプラスチック磁気カードと称されるものであり、このカードによって規定された顧客認識コードによって顧客にはポイント等の各種特典やインセンティブを付与する会員証として使用する。
但し、本発明は前述の1g、1hのような機能を必ずしも前提としない。場合によっては1gと1hの機能を1枚のカードに集約して使用することも可能だし、どちらか一方のみを使用して装置・システムを稼動運用することも可能である。なお、図1の1jには発光装置やCCDカメラなどを格納するので、必要に応じ、後方システムセンタなどにて顧客の識別や店舗状況の監視にも供してもよい。
また、1iのように携帯端末や各種モバイル端末に各種バーコード情報を持たせることにより、1gや1hのカードと同等な機能を持たせることも可能である。各種バーコード情報を携帯端末や各種モバイル端末に持たせるには店舗側からe−mailにてバーコード情報を送信したり、顧客に特定のURLからダウンロードしてもらう手法や携帯端末に備わったデジタルカメラ機能などにより各種コードを撮影・読み込んだりしてもよい。また、請求項3に記述したように、店舗から離れた所に顧客がいても、本発明を利用できたり、また、必ずしも店舗に来店したことのない層にも、図10や(0025)や(0046)で記述の通り、アトラクションやゲームなどを配信することにより、潜在的店舗利用顧客にも各種のマーケティング施策の実行が可能となる。
図2は本発明の全体図である。ここに示されるように、インターネット回線などを通じて接続された図2の2Cで示された後方システムセンタ内のアプリケーションサーバーと顧客情報データベースサーバーとの連係を通じて、システム全体の制御、各種テーブルに基づく演算、アトラクションの更新や店舗側のオペレーションに対応する映像・音声データの出力や更新などの処理が行われる。また映像・音声・印刷出力の頻度や傾向などのログ解析や情報メディア端末側のOS脆弱性を修正するなどの各種メンテナンスもこの連繋を通じて行う。
本発明がインターネット接続をするだけでシステムが運用できる簡便性が特徴の一つではあるが、以前から存在する通常のシステムが有するのと同等の機能に拡張することは可能である。本発明の前提条件にはならないが、図2の2dに示したように従来型システムように、店舗に来店した顧客が何らかの購買活動をすれば、顧客からその売上情報をISDN回線やイーサネット回線を通じ店舗側に設置した顧客購買履歴データベースサーバーにも蓄積させ、顧客の個人情報(住所、氏名など)が登録された顧客情報サーバーと顧客購買履歴データベースサーバーと、これら2つのサーバーを統括するアプリケーションサーバーによって、一日に少なくとも一度以上の読み込み・書き込みがなされ、その処理過程を通じ個人情報と顧客購買履歴情報がアプリケーションサーバーによって統合され管理・活用できる機能とも連係出来るシステムへと変更対応できる設計に本発明はなっている。なお、このようなPOSデータや計算センタとのデータ連係は後方システムセンタとインターネットを介しても、直接VPNのような回線を開設したり記憶媒体を使用したりしてデータの授受を行うことも可能である。
なお、図2の2eからの経路に示されているように、本発明が請求項3に記載された如きシステムに発展可能であることが分かる。なお、この図には携帯電話のみの図が記載されているが、請求項3に示したように、各種モバイル端末やオフィスや一般家庭に設置されたPCとの連繋も可能である。
また、(0016)や(0020)で述べたように個人情報保護や情報セキュリティに関する意識の高まりは時代の趨勢としても、本来システムがあるべき姿としても、もはやその観点からのシステム設計上は必須である。図2の2aと2bにはSSL認証などのセキュリティ対策は本発明でも講じられている。また情報端末本体に物理的な危害が加えられる恐れに関しては、(0030)に記述されているように、CCDカメラなどによる監視をすることによるセキュリティ対策を講じる。なお、このCCDカメラに関しても、必ずしも一体型の筐体装置に格納されている必要はなく、目的や用途に応じ分離して設置し、USB接続方式などによりインターネットなどの各種ネットワークを通じ広報システムセンタと情報授受を行いながら運用してもよい。
また携帯端末から各種モバイル端末もしくはオフィスや一般家庭に設置されたPCなどと後方システムセンタはインターネットなどのネットワークを介し双方向でデータの授受が可能であり、これにより、店舗側はその時点での店舗状況等のリアルタイムな映像情報を配信し顧客に店舗の混雑具合などの情報を提供する一方、顧客はその情報を元に来店や予約など店舗側への自己の関わり方を選択できる。そのような顧客と店舗の間の様々な発展的な情報の相互通信が可能となる。
次に図3について説明する。図3は本発明を情報メディア端末を顧客が利用する際の代表的な画面の流れを示したものである。顧客はこのような画面フローに基づきアトラクションやゲームに参加したり、ポイントなどの特典の付与を受けたり、セールス機能たる映像・音声データを視聴し、プリンタから出力される紙媒体の提供を受ける。
フローはまず、S1のスタート画面から始まる。タッチパネル機能を有しているので、スタートボタンに触れると次のS2に移る。S2の画面では通常は顧客会員識別コードデータを有したプラスチックカードなどが使用されるが、(0011)で説明したように、設定を変更し、各種コードの中の少なくとも一つを有したカードや顧客会員識別コードデータと各種コード情報の中の少なくとも一つの両方を有したカードを使用するフローに対応することも可能である。
S3は画面表示を示したものではない。(0032)で述べたように、本発明はアプリケーションサーバーにて特定画面へのアクセス数や得意画面のスキップ数などに代表される各種ログ解析を行い、その様な情報を元にシステムを順次ヴァージョンアップして行くことも可能である。また、このログ解析を通じ様々な発展的データ分析を行う。一例を挙げるなら、顧客がスキップすることの多い画面を特定しその画面フローを見直すなどの分析が可能となる。
次にS4の画面に表示されているようにカードを有していない顧客には、カードが読み取れなかった旨の表示がなされ、その後フローは終了する。こうすることによってカードを持たない顧客の対応とする。勿論、そのような顧客には本発明を利用するメリットなどを告知したりするが、請求項3に前述のような機能を本発明は有しているので店舗の会員にはなっていない顧客対してもマーケティング施策は実施することが可能である。詳細は(0067)を参考にされたい。
次にS5について説明する。顧客の個人情報をどのレベルまで収集するかは本発明を運用する店舗側で選択するが、通常、個人情報等は最初の来店時点では収集せず、会員番号などの顧客認識データのみを有したプラスチック磁気カードなどを提供するにとどめる。その上で、例えば顧客の車検情報のような最低限の属性・メンテナンス情報を店舗が併せて収集したければ、車検情報を有したバーコードが印刷された1hの如き様式のカードを顧客に提供し、そのカードを情報端末に読み込ませるとポイント付与などのインセンティブを付加することを顧客に告知する。インセンティブが付与されることを告知された顧客は、一定の確率で顧客自身がプラスチック磁気カードとバーコードが印刷された1hの如き様式のカードの両方を情報端末に読み込ませる。それによって至極簡便に顧客認識番号データと車検情報データが紐付けされた状態での登録が完了する。S5はそのような情報統合収集の窓口画面である。
S6の画面の機能はS4の画面とほぼ同様である。
次に、(0011)で説明したように柔軟な設定変更が可能であるが、S7の画面の案内に従い各種コードの中の少なくとも一つを有したカードをコードリーダに当てると、次にS8の画面のようにアトラクションが始まることが伝達される。S8画面のアトラクション開始画面を押しゲームをスタートさせると、本発明を運用する店舗の設定によってはS9で示されるように、この際にプリンタ機能を使用し紙媒体にクーポンなどを印刷出力することも可能である。
次にS10の画面のように、実際にアトラクションやゲームが始まる。画面の案内に従って顧客はアトラクションゲームなどを楽しむ。なお、S10は一例としてスロットゲームを記載しているが、S11の機能のように、アトラクションやゲームに対する顧客の感想を問う簡単なアンケートなどを印刷出力しこれらを適宜集計しアトラクションやゲームのバリエーション選択の参考データなどにフィードバックすることも可能である。前述のように、そのような分析に基づき、図2の2Cの後方システムセンタに於けるアプリケーションサーバーからアトラクションやゲームの種類を変更することも可能である。なお、アプリケーションやゲームのバリエーションに関しては、季節ごとに種類を変えてもよいし、1gや1hのようなカードを読み込んだ際にアプリケーションサーバーでテーブル演算処理された、顧客特性に対応するアトラクション種類に変更する設定にすることも可能である。
例えば、顧客は毎回実施するアトラクションがスロットでは飽きるので、意外性を持たすために、数回に少なくとも一回はアトラクションの種類をS12〜15にあるようなスロット以外の様々なバリエーションの中から選択し、顧客に楽しんでもらうことも可能である。従来のこの手の装置やシステムでは、アトラクションが1種類かもしくはその種類の数が極めて少ないものばかりであった。それでは顧客の関心を惹き続けることが難しかったが本発明は、ここで示した以外にも多数のアトラクションを用意しており、また随時新たなアトラクションや企画を情報端末にアップデートすることが可能であるため、店舗を利用する顧客を飽きさせることがない。
また、更に請求項2に記載したように、アトラクションやゲームに店舗もしくはその店舗が取り扱う商品の宣伝広告を兼ねる意匠やキャラクタを組み込まれた構成になっている場合は、このアトラクションやゲームがセールス機能を有す。図7〜図9がその例である。運用例としては、図7は所謂スロットマシンであり車検のスロットが3つ揃えば顧客にボーナスポイントが付与されたり車検料金の割引などが適用される特典などの運用が可能となり、図8は所謂ルーレットであり洗車の箇所で玉が止まれば商品券が当たったり当日のポイントが2倍になる特典などの運用が可能であり、図9は所謂オートレースであり板金号30パーセントが勝てばもう一度アトラクションやゲームに参加できたり板金料金が30パーセント割引になる特典などの運用が挙げられる。なお、本発明におけるこのタイプのアトラクションやゲームが店舗用のシステムに組み込まれず単体としての遊興装置などに組み込まれた場合や、請求項3に記載したシステムに類するシステムにより携帯電話や各種モバイル端末やPCなどにこのタイプのアトラクションやゲームが配信され収益をあげる場合などを例に挙げるまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の改変や追加や用途変更などが発生しても、それは本発明に含まれる。
次にS16は本発明のプレゼンテーション・セールス機能の始まりを告知する画面である。前述のようにこのS16画面は、1gや1hのようなカードを読み込んだ際の情報は、図2で示されたように、インターネット回線でアプリケーションサーバーに送信され、予め設定されたテーブルに基づき演算処理され、その顧客に最適な商品告知を映像・音声情報をセットにした出力形態で行う。勿論、この画面はスキップできる設計になってるが、このセールス機能を使用した顧客にはボーナスポイント等各種の特典付与などのインセンティブが用意されているので、顧客は圧迫感も感じないし、むしろ自発的にこの機能を利用する。
尚S17〜19に示されているように、洗車のみならず車検やバッテリやタイヤなどのみならず、設定・仕様を変更すれば、その他の小売店舗が告知したい商品を映像・音声情報がセットになった極めて高度なレベルで広告宣伝することが可能である。ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗では、店舗スタッフの人員不足や、更には接客レベルや営業力なかなか向上しないジレンマに悩まされることも多いが本発明を利用すれば、そのような状況は飛躍的に改善される。
また、資金力等に余力のある大企業などは自社の商品を映像・音声情報がセットになったクオリティの高い形態の宣伝広告をテレビCMなどで放映することが出来るが、一般の小売店が自店の商品の映像・音声がセットになった顧客の感性にダイレクトに訴えるハイレベルな告知を展開できる機会はこれまで稀であった。本発明によってそれが可能になる。また、請求項3に前述の本発明の機能を利用すれば、店舗に設置された請求項1の本発明だけではなく、携帯電話や各種モバイル端末やPCなどにも様々な情報やコンテンツを流通させることが可能だからである。そして、それにより本発明は将来、大規模なコンテンツ流通用メディア端末装置・システムに発展する可能性も秘めている。その場合、このメディア端末装置自体から広告収入等の収益が発生する。
そのような大きな発展性を有すのは、本発明が各種小売店舗で現状行われている通常の運営の中に自然な形で溶け込み稼動運用が可能であり、仮に店舗に以前から何らかの他の装置・システムが存在していても、それらと競合せず融合し易い特徴を有しているからである。
さて画面フローを次に進む。S18の画面は本発明がより高度な発展的機能を発揮するためにメール会員募集勧誘の表示画面である。(0008)や(0013)や(0021)や(0031)でも記述しているようにメールアドレスを取得することは広く知られているように各種マーケティング戦術を展開する際に非常に有効である。
なお、運用する店舗の設定により、S19で出力する紙媒体のクーポンにはメールアドレス収得後の個人情報の保護方針に関する記載を印刷出力することも可能である。
S22は本発明の会員に付与されるポイントの照会画面であり、S23〜26はポイントアップインセンティブに対応する画面フローである。これは、ポイントインセンティブを付加することにより、顧客の来店促進や本発明の装置の使用頻度向上などが図れると店舗が意図しそれに対応したカードを配布した際に使用する画面群である。
S27は顧客が溜めたポイントに応じて、特典とポイントを交換するための選択画面である。なおここには記載されてないが、この際に、電子マネーとの交換選択肢を用意することによって、店舗が会員に付与するポイントの互換性が拡大し顧客のニーズにより広範に対応が可能となるので、本発明の訴求力が高まる。
これも広くガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗では、これまで電子マネーとの互換性を確保したポイントを発行することは非常に困難であった。本発明により電子マネーと互換性のあるポイントや特典を付与できることは意義深い。
次にS28〜30はポイント交換をした後の処理結果を顧客に通知する画面である。S31は、やはりポイント残高等の情報は顧客もプリントアウトを望む場合も多いのでそれに対応した機能を示す。なお、この画面フローのうち、S9,S11,S19,S31に示されたクーポン出力機能は、常にクーポンの出力をするわけではない。店舗スタッフが顧客の特性を判断し特定の各種カードを提供した場合や、後方システムセンタ内のアプリケーションサーバーによって顧客の特性を判断した場合など、状況に応じて印刷出力される。
最後に、S32は画面フロー操作の一連の流れが終了したことを示す画面である。
次に図4は本発明の稼動運用状況の想定される使用形態の中で、最も代表的であると考えられるケースの一つを説明した図である。図の中には店舗スタッフが描かれているが、この図4のケースは、人員が少ないセルフガソリンスタンドやその他の小売店舗にも適合する。詳細は(0063)と(0064)を参照されたい。
ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗では、前述したように日々店舗スタッフは多忙な業務をこなしている。(0005)でも既に述べたように、そのような環境の中、来店した顧客からカードを預かり、そのカードの情報に基づき顧客に最適な提案を行うなどということは、業界では盛んに提唱はされているが、実際にはそれは無理難題に近い場合もあった。
そのような状況を打開するため店舗スタッフに対する各種のマネジメント手法などに基づくシステムも存在するが、本発明では、店舗スタッフに行動を変化させる施策等の重要性は認識しながらも、かような事態を解決するには、まず顧客の行動を変える仕組み・機能に重点を置きシステム開発が行われた。実際、顧客の価値観に合致する各種特典やポイントやアトラクションやゲームなどのインセンティブを付与すれば、顧客は店舗スタッフに誘導されなくとも自身で行動を選択する。
図4に例示されているのは、顧客は自身の娯楽のためアトラクションの一つであるスロットゲームに楽しみを感じながら参加するし、ゲームの結果如何よっては大量のポイントが供与させるため、店舗スタッフの誘導が無くとも顧客は自身で店舗に設置された情報端末に自発的に向かう効果を発揮することを示す実施状況である。
このような実施状況において、顧客は、図3の画面フローのうち本発明にて設定された条件等に応じた映像・音声データがセットになった車検の告知を視聴し、プリンタより出力された紙媒体などに接する。それによりその店舗で扱っている各種商品やこの図で例示されている車検などにも興味が喚起され、顧客自らが店舗スタッフに声をかけてくる流れ・機会を創出できる。
セルフ型ガソリンスタンドの場合も、実際には店舗には2名以上の店舗スタッフが配属されており、このような人員の生産性が問題となることが多かった。しかし、これまでセルフ型ガソリンスタンドでは自店で取り扱っている商品をセールスする機会すら中々創出できずにいたが、本発明を利用することによって、顧客は楽しみながら商品の説明を受け、更には店舗スタッフとの接点も設定される。顧客もストレス無く自然な流れの中で店舗スタッフと商談に望むことが可能となる。
勿論、本発明のかような特色・機能は、その他の業態の小売店舗でも、アプリケーションサーバーの設定や商品告知の映像・音声情報をその店舗の商品に対応させれば、全く同様に稼動運用することが出来る。ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店以外の各種小売店舗でも、最近では過酷なコスト競争にさらされており、そのような競争を勝ち抜くために人員配置数は効率化したい意図は存在し、本発明はそのような状況のなか、収益増大に寄与できる。また、情報メディア端末で商品の購入・決済を行う仕様に変更することも可能であるため本発明は、所謂、無人店舗でも、同様の効力を発揮する。無人店舗での本発明の活用例に関しては(0067)にも記述がある。
次に図5は店舗スタッフが購入金額・頻度の大きいヘビーユーザのような顧客に対応する実施状況を示したものである。周知のように、実際の店舗には、ヘビーユーザから購入金額・頻度の小さなライトユーザそして初回来店ユーザまで千差万別な顧客が来店し、本来は、その各々の特性に応じた接客対応やセールスが行われて然るべきであった。特にフルサービス型ガソリンスタンドや対人セールスを前提とする各種小売店舗では、収益がその正否の如何によって大きく左右されるため実に重要な課題であった。
しかしながら、従来のシステムは(0004)で述べたように顧客の購買履歴データは回線速度が遅く柔軟性のあまり高くないISDN回線を用いた特定のシステムなどを介さないとデータ連係等の処理作業が行えない場合が多く、顧客の特性に応じたリアルタイムかつ柔軟な接客対応・セールス戦術をきめ細かく実行することは事実上困難であった。このような運用形態ではとても収益の増大など見込めない。
そこで本発明の装置・システムを利用すれば、図5に示されたように、顧客の特性に対応し設定された多数の1gタイプカードの中から最適なカードを、店舗スタッフが選択し、それを顧客に渡すと(0047)や(0048)で既に説明した図3のS12からS18の画面フローを経ながらその顧客に最適なセールス画面がアピールされる。勿論、このようなカードが渡せない場合もあるだろうが(0058)から(00649において図4の解説の際に述べたように、このようなカードが店舗スタッフから渡されなくとも、本発明はセールス機能を発揮する。また請求項3に前述のように、店舗をあまり利用しない会員証を所持していない顧客や店舗から離れた場所にいる顧客にも携帯電話などを通じ本発明のアトラクションやゲームなどの娯楽性は提供できるので、店舗来店時にはセールス機能を提供できなくても、顧客が別の経路から店舗のメリットなどを認識することも期待できる。
この様な本発明はセールス機能は(0008)で述べたように店舗に来店した顧客に伝達する内容は、ユーザの興味を引く情報を提供したり、楽しい娯楽性を提示したり、射幸心をくすぐったりするものに主眼を置き、顧客の心理状況を満たした上で、店舗利用客とコミュニケーションを確立しやすい環境も創出し、そののちに店舗側がアピールしたい各種取り扱い商品などの告知等の内容を、映像・音声データがセットになった形態や、または、印刷された紙媒体によって提供するので、プレゼンテーション・セールス効果も高まり、やはり収益の増大に寄与する。
次に図6は、例えば、以前は店舗を利用していた顧客が流失してしまった場合の実施状況を示したものともいえるし、e−mailデータなどを登録した顧客に対する来店促進マーケティング実施状況を示したものとも言える。なおS42の中に示されたクーポンとは紙媒体に印刷されたクーポンである。なおこの紙媒体クーポンに各種バーコードなどを印刷し、更なる発展的用途に具することも出来る。このように本発明においては、請求項1・2に示された装置・システムにより画像・音声・印刷出力される情報が有機的に結合し、発展的マーケティング戦術が実施可能となる。
また図6は、携帯端末や各種モバイル端末が会員証と同じ機能を有し、それらの端末を機軸に会員システムを運用できる実施状況も示している。(0007)や(0031)や(0036)でも述べたが、携帯電話やモバイル端末やPCとの連携することの重要性は今後益々高まる。更に、顧客は日常利用する何種類もの店舗で発効された数々の会員証としてのプラスチック磁気カードを何枚も必ずしも所有したくは無いとの心理を有している。携帯電話や各種モバイル端末が、それに替わり得る装置・システムとして機能するのなら、顧客が保有する会員証カードの枚数を逓減することも期待できる。そのような利便性を支持する層は確実に存在する。本発明はそのようなニーズに応えることも出来る。
本発明の実施例における各種装置を示す図 本発明の実施例における装置・システムの全体構成を示すブロック図 本発明の実施例における映像・音声・印刷出力のフロー図 本発明の実施例における顧客が自発的に装置・システムを利用し、更には自然発生的にセールスの接点が創出される例を示した図 本発明の実施例における顧客の特性に応じたオペレーションを店舗側が運用する例を示した図 本発明の実施例における顧客が店舗から離れた場所にいる際に来店促進マーケティングを行う例を示した図 本発明の実施例における請求項2で前述したアトラクション・ゲームの所謂スロットマシンの図 本発明の実施例における請求項2で前述したアトラクション・ゲームの所謂ルーレットの図 本発明の実施例における請求項2で前述したアトラクション・ゲームの所謂ボートレースの図 本発明の請求項3の実施例における携帯電話端末に請求項2に記載したスロットマシンアトラクションを請求項1に記載したシステムを通じ配信したイメージ図 本発明の実施例におけるデータテーブルを設定の一例のテーブル図 本発明の実施例における図11の中の顧客会員区分に関する階層データ構造の一例のテーブル図
符号の説明
1a ディスプレイ
1b プラスチック磁気カードリーダー
1c 各種バーコードリーダー
1d 非接触型カードリーダ
1e スピーカー
1f プリンタ
1g、1h 各種カード
1i 携帯電話等モバイル端末
1j 発光インジケータ・CCDカメラ
2a,2b 本発明に於けるネットワーク主要経路
2c 本発明の実施例に於ける後方システムセンタ
2d 本発明が前提とはしていない勘定系計算センタとの接続を想定した場合の構成図
2e 本発明の実施例における携帯電話やモバイル端末やPCなどとの接続経路

Claims (3)

  1. ガソリンスタンドや整備工場やカーショップやコイン洗車場や自動車(新車・中古車)販売店などの各種小売店舗に於いて集客力や収益力を高めるために、インターネットなど各種ネットワーク接続が可能な各種情報処理手段と、その情報処理手段にソフトウェアを組む込み顧客認識情報や各種データなどの情報に基づき演算・処理を行う手段と、プラスチック磁気カードやリライトカードなどの顧客認識情報を記録した磁気及びICカードまたは非接触型カードや各種コードなどを読み取る手段と、携帯電話端末やモバイル端末やPCからの電子メールなどを授受する手段と、人間が肉体を使用し画面を指定することを認識する機能(所謂タッチパネル機能など)を備えたカラー映像出力手段と、音声を出力する手段と、紙媒体などに印刷出力する手段と、装置の状態や補助的な情報を発信する発光手段と、CCDカメラなどの映像を撮像する手段と、来店または電子メールなどで電子的アクセスをした顧客を識別しポイントなどの各種特典を付与する手段と、その顧客の特性に適切なアトラクションやゲームを多数の選択肢の中から映像出力や音声出力や印刷出力などの手法を通じ提供することにより良好なコミュニケーションを確立する手段と、店舗が設定する各種オペレーションに対応しソフトウェアによって予め設定されたテーブルに基づき演算を行い店舗が顧客に伝達したい情報などをリアルタイムに映像・音声・印刷出力し広告宣伝・販売営業する手段とを備えることを特徴とするシステム。
  2. 前記の良好なコミュニケーションを確立する手段における射幸心に基づき娯楽を提供するアトラクションやゲームに、店舗もしくはその店舖が取り扱う商品の宣伝広告を兼ねる意匠やキャラクタや文字や文章や音声情報などが組み込まれた構成になっていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記の顧客認識情報読み取る手段とアトラクションやゲームを通じ良好なコミュニケーションを確立する手段と、リアルタイムに映像・音声・印刷出力し広告宣伝・販売営業する手段が、携帯電話や各種モバイル端末やPCなどと連繋しており、店舗に来店しなくても顧客に娯楽等を提供し、店舗に収益をもたらすことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
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