JP2007210494A - 乳幼児用クッション - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、クッション部材を乳幼児の所望の身体部位に当接させて保護することができ、必要に応じてクッション部材に保冷手段、或いは、保温手段を具備することで、乳幼児をより快適性を向上させた状態で保護することのできる乳児用クッションの提供を目的とする。
【解決手段】乳幼児の身体部位が当接する柔軟なクッション部材11と、該クッション部材11を一対の固定手段24a,24bを介して取り外し可能に取り付けるクッション取付け部材12とを具備し、上記クッション取付け部材12を上記クッション部材11よりも上下方向に長く形成し、上記一対の固定手段24a,24bにおける一方の固定手段24aを、上記クッション部材11に形成するとともに、他方の固定手段24bを、上記クッション取付け部材12における上下方向に沿って形成した乳幼児用クッション10。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、乳母車(ベビーカー)、チャイルドシートなどの座席に取り付けて乳幼児を保護する乳幼児用のクッション部材に関する。
例えば、幌体が取り付けられているタイプの乳母車は多数、存在し、このような乳母車であれば、確かに乗車している乳母車を直射日光から保護することができるが、逆に幌体が取り付けられていることで、その輻射熱により、乳幼児が乗車している座席近傍は、熱がこもり易くなり、乳幼児に苦痛を与えてしまうばかりでなく、乳幼児の身体に支障を来たしかねない。
そもそも、乳母車は、幌体が取り付いているか否かに関わらず、室外で用いられるため、このような乳母車に乗車している乳幼児は、寒暖の影響を直接的に受けてしまうことになり、乳幼児の健康上、或いは、快適な乗車を確保するという観点から、このような影響を最小限に抑えるための対策が求められていた。
このような背景に対して、特許文献1では、乳母車に取り付ける「保温保冷具」が開示されている。
上記特許文献1における「保温保冷具」は、ベビーカーの座席に取り付け可能な紐などが形成されたシート状の基材にポケットを具備して形成している。さらに、上記ポケットは、基材を乳母車の座席に取り付けたとき、基材における、例えば、乳幼児の頭部、腰部などの身体部位に相当する部位に形成されている。
上記構成により、「保温保冷具」は、上記ポケットに、冷却剤、若しくは、蓄熱剤を収容して用いることにより、乳母車に乗車している乳幼児の所定部位を中心に保温、或いは、保冷することができる。
しかし、上記「保温保冷具」は、乳幼児の身体におけるポケットが当接する部位しか温めたり冷やしたりすることができない。すなわち、基材に予めポケットを形成した部分に限定した部位しか乳幼児を温めるなどをすることができない。このため、長時間継続して用いると、逆に、苦痛を与えかねない。
さらに、上記「保温保冷具」は、乳母車の座席に装着したとき、乳幼児の身体部位における冷却剤、若しくは、蓄熱剤を収容したポケットが当たる部位についても、乳幼児の体格に応じて異なるため、或いは、乳幼児の成長に応じて当接させる部位が変わってしまうため、これら冷却剤などを、乳幼児の頭部と頸部などの微妙な部位の違いに対応させて当てるためには、いちいち乳母車の座席に装着し直す手間を要し、面倒であるといった課題も有する。
実用新案登録第3074069号公報
そこで本発明では、クッション部材を乳幼児の所望の身体部位に当接させて保護することができ、必要に応じてクッション部材に保冷手段、或いは、保温手段を具備することで、乳幼児をより快適性を向上させた状態で保護することのできる乳幼児用クッションの提供を目的とする。
本発明の乳幼児用クッションは、乳幼児の身体部位が当接する柔軟なクッション部材を有する乳幼児用クッションであって、上記クッション部材と、該クッション部材を一対の固定手段を介して取り外し可能に取り付けるクッション取付け部材とを具備し、上記クッション取付け部材を上記クッション部材よりも上下方向に長く形成し、上記一対の固定手段における一方の固定手段を、上記クッション部材に形成するとともに、他方の固定手段を、上記クッション取付け部材における上下方向に沿って形成したことを特徴とする。
上記固定手段は、フォック、バックル(係合部材)、スライドファスナ、スナップ、紐、或いは、帯体、ボタン、これらを組み合わせたもので形成することができる。
好ましくは、上記固定手段は、一対の面ファスナであり、上記装着ベルトの長さ方向における一方の端部に、上記一対の面ファスナにおける一方の側の面ファスナを具備するとともに、上記装着ベルトの長さ方向における他方の端部に、上記一対の面ファスナにおける他方の側の面ファスナを上記一方の側の面ファスナに対して重合可能に具備して形成することが好ましい。
上記クッション部材には、保冷手段、或いは、保温手段を取り出し可能に収容する袋状の収容部を具備して形成することが好ましい。
なお、上記保冷手段は、一例として袋体にゲル状の保冷剤を充填して形成した部材を挙げることができ、保温手段には、例えば、使い捨てのカイロなどを挙げることができる。
また、上記クッション部材は、その幅方向の中央部に人体部位を支持する支持部と、該支持部の左右各側から片状に連設される耳部とを具備して形成することが好ましい。
さらに、上記クッション部材には、上記耳部が上記支持部に対して所望の角度に保形される保形手段を具備して形成することが好ましい。
上記保形手段は、人手により屈曲可能な針金、板金などの金属部材などの屈曲させ後、その形態を維持できるものであればよい。さらには、上記保形手段には、ラチェットなどのこのような特性を示す部材と同様の機構を備えた部材をも含む。
また、上記クッション取付け部材には、乳幼児用座席部材に装着する装着手段を形成することが好ましい。
上記乳幼児用座席部材は、例えば、乳母車、チャイルドシートが含まれる。乳幼児用座席部材が乳母車である場合、例えば、バギータイプ、或いは、両対面式、それ以外のタイプの乳母車であってもよい。さらに、上記乳母車、及び、チャイルドシートには、座席型から背凭れを倒伏した形態に変換することができるタイプのものも含む。
上記装着手段は、ゴム紐、帯紐などの紐、バックル、面ファスナ、フォック、スライドファスナ、スナップ、ボタン、座席の背凭れ部に被覆可能な布、さらには、これらを組み合わせたもので形成することができる。
上記装着手段は、上記乳幼児用座席部材の背凭れ部の上端側に係合される係合部材で形成することが好ましい。
上記係止手段は、例えば、クリップなどの装着対象の端部を挟持して係止するもの、フックなどの単に係合するもので形成することができる。さらに、上記係止手段を、弾性を有する合成樹脂など弾性、或いは、撓み変形可能な部材で形成することが好ましい。これにより、弾性力を利用してしっかりと保持することができる。
また、上記クッション部材、又は/及び、上記クッション取付け部材には、乳幼児用座席部材から配されたベルトの挿通を許容するベルト挿通部を形成することもできる。
上記ベルト挿通部は、ベルトを通過させることができる形態であればよく、例えば、孔状、溝状、或いは、切り欠いて開口させたいずれの形態であってもよい。
請求項1における発明によれば、本発明の乳幼児用のクッションは、クッション取付け部材をクッション部材よりも上下方向に長く形成し、このクッション取付け部材に、一対の固定手段における他方の固定手段を配設することにより、クッション部材に形成した一対の固定手段における一方の固定手段を、上記他方の固定手段へ取り付ける位置を変えることにより、クッション部材を乳幼児の頭部、或いは、腰部などの部位へ自由に当接させることができる。
このため、例えば、首の据わっていない乳児であっても、クッション部材を正確に乳児の頭部に相当する部位に取り付けて保護することができる。
よって、成長の著しい乳幼児の体格に応じて高さを調節して、当接させたい最適な部位に当接させることができる。
特に、上記固定手段を面ファスナで形成すれば、例えば、乳母車の背凭れ部においてクッション部を無段階で取り付けることができるようになるため、後頭部から頸部といった微妙な高さ調節も可能となる。
請求項2における発明によれば、クッション部材に保温手段、或いは、保冷手段が収容可能な収容部を形成することにより、クッション部材で保護できるだけでなく乳幼児の所望の身体部位を効果的に保冷、或いは、保温することができる。
請求項3における発明によれば、クッション部材における支持部が乳幼児の例えば、頭部を枕のように支持できるとともに、耳部によって、例えば、頭部を左右両側から優しく保護することができる。
このため、上記耳部により、就寝している乳幼児の姿勢が傾かないよう頭部などを適宜、支えることもできる。
請求項4における発明によれば、保形手段を具備することにより、耳部を支持部に対して所望の勾配に傾けてその形態に保つことができる。
このため、耳部を乳幼児の身体部位を保護したい度合いに応じた角度で支持部に対して傾けて保護できるため、例えば、身体部位を保護したい場合のみ耳部を傾け、耳部が不要な場合は、倒伏させておけば、邪魔にならない。
さらに、耳部は、クッション部材を位置させた乳幼児の頭部や背部などの身体部位の形態に応じて保形することができるため、クッション部材は、如何なる身体部位であってもフィットした状態でしっかりと保護することができる。
請求項5における発明によれば、単に、クッション取付け部材を乳幼児用座席部材に接地させて取り付ける構成よりも装着手段により装着することにより、しっかりと装着できる。このため、クッション部材に乳幼児が動いて負荷がかかっても、座席に対してクッション取付部材が弛緩したりせずに見栄えのよい装着状態を保つことができる。
請求項6における発明によれば、装着手段を、係止手段で形成することにより、該係止手段を乳幼児用座席部材の背凭れ部上端に係合するだけで取り付けることができる。従って、例えば、乳幼児を抱いたまま片手で取り付けが可能であり、結んだり解けたりするおそれがないため、このような紐などで取り付けるよりも乳幼児用座席部材に対して容易に、且つ、しっかりと取り付けることができる。
請求項7における発明によれば、クッション部材、又は/及び、クッション取付け部材に例えば、シートベルト(肩ベルト)の有する乳母車やチャイルドシートなどに対しても見栄えよく、且つ、容易に装着することができる。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、実施例1における乳児用クッション10を装着した乳母車Aに乳児Bが乗車している様子を示す。
上記乳児用クッション10は、クッション部材11とクッション取付け部材12との2部材から構成している。
上記クッション部材11は、乳児Bの頭部Bbを背面側から支持することができる部材であり、図2、図3、及び、図4に示したように形成している。
なお、図2は、上記クッション部材11を裏面側から視たクッション部材11の背面を示し、図3(a),(b)は、それぞれ図2のA−A端面図、B−B端面図を示す。さらに、図4は、図2のC−C断面を矢印の方向から視たときの拡大断面図を示す。
上記クッション部材11は、クッションシート状に形成した表面側に有する表面布13と裏面側に有する裏面布14との間に中綿15を充填して、クッション性を有して形成している。なお、上記表面布13、及び、上記裏面布14はともに綿生地により形成しているが、上記表面布13については、その表面全体をタオル地により形成している。さらに、上記クッション部材11は、表面布13と裏面布14とにおける互いの周縁部をステッチ、或いは、パイピング加工を施した縁取り16により一体に形成している。
上記クッション部材11は、その幅方向の中央に乳児Bの後頭部の略全体を支持可能な大きさで形成した支持部17と、該支持部17の幅方向における各側からフラップ状に突き出した耳部18とを有して形成している。
上記支持部17には、正面視したとき、下部を除いた略全体を占める部位に、携帯用の保冷部材21を収容可能な袋状の収容部22を内蔵している。上記保冷部材21は、開口部22aを通じて収容部22に対しての収容、或いは、取り出しが可能であり、この開口部22aは、支持部17における上端部沿いに形成されている。
なお、上記保冷部材21は、一例として袋体にゲル状の保冷剤を充填して形成した部材を挙げることができる。この収容部22には、上記保冷部材21に限らず、使い捨てのカイロなどの保温部材を収容することもできる。
また、上記図2に示したように、支持部17の裏面布14における幅方向の両端側であって、下部を除いた部位には、耳部18との境界部に沿って、上記クッション取付け部材12を取り付けるための一対の面ファスナ24a,24bにおける一方の面ファスナ24aが縫着されている。
さらにまた、上記支持部17には、収容部22の下部に相当する部位における幅方向の両側に、乳母車Aに設けられたシートベルトAdが挿通可能なベルト挿通部25を形成している。さらに、支持部17は、その下端部を切り欠いて該下端部とベルト挿通部25とが互いに連通した形態をしている。すなわち、支持部17の下部は、幅方向の中央部から左右各側へ突き出した形態により形成している。ここで、支持部17の下端部において片状に突き出した部位を突出し片部26に設定するものとする。
さらに、突出し片部26における裏面布14側にも、一対の面ファスナ27a,27bにおける一方の面ファスナ27aが縫着されている。
また、クッション部材11には、人手により屈曲可能な太さで、且つ、アルミなどの材質で形成した針金28が左右各側に3本づつ内蔵されている。
上記クッション部材11の左右各側に内蔵された3本の針金28は、クッション部材11の上下方向において略等分割されるよう配されている。上記3本の針金28は、それぞれ、その軸方向の略中間部がクッション部材11における支持部17と耳部18との境界部を横切るように配されている。上記針金28は、このような配置でクッション部材11の厚み方向における上記収容部22よりも裏面布14側において中綿15により、或いは、支持部17と耳部18との境界部に沿って形成した縫着ライン11aによって保持されている。
また、上記耳部18については、正面視すると上下方向の上部から下側へ進むにつれ幅大になる形態で、すなわち、上部における幅方向の外側を面取りした形態で形成している。
上記耳部18の下部における上記支持部17の上記突出し片部26の先端部と対向する部位には、上記図2、及び、上記図4に示したように帯紐31の一端を片状に縫着している。上記帯紐31は、その長さ方向の先端側(他端側)が上記突出し片部26に重合可能な長さを有して形成している。さらに、上記帯紐31の長さ方向の先端側には、上記突出し片部26に縫着した上記一方の面ファスナ27aに係合可能な他方の面ファスナ27bが縫着されている。
クッション部材11は、上述したように形成している。続いて、クッション取付け部材12の形態について図5(a),(b),(c)を用いて説明する。
なお、図5(a)は、クッション取付け部材12の左側面図を示し、図5(b)は、クッション取付け部材12の正面図を示し、図5(c)は、クッション取付け部材12の要部拡大図を示す。
上記クッション取付け部材12は、正面視長方形状をした柔軟性を有する基材シート32を具備している。基材シート32は、長方形状をしたその短手方向を上記クッション部材11の支持部17の幅と略同じ幅大で形成している。
基材シート32の各面におけるクッション部材11を重合させる側の面には、上記支持部17に縫着した一方の面ファスナ24aに重合可能な他方の面ファスナ24bが縫着されている。
上記他方の面ファスナは、上記基材シート32の幅方向の各端側に、長手方向(上下方向)に沿って縫着されている。
さらに、基材シート32には、上記他方の面ファスナ24bを重合させて被覆するための被覆用帯体34が合計4本、具備されている。
具体的に、上記被覆用帯体34は、その長さ方向の一端部がクッション取付け部材12の幅方向の両端側における上下方向の両端側にそれぞれ縫着されている。被覆用帯体34は、上記他方の面ファスナ24bと少なくとも同じ幅大で形成され、上記基材シート32に縫着した上記他方の面ファスナ24bと対向する側の面には、該他方の面ファスナ24bに係合可能な一方の面ファスナ24aが縫着されている。
被覆用帯体34は、その一方の面ファスナ24aを基材シート32側の他方の面ファスナ24bに係合させたとき、上下各側の被覆用帯体34の先端部どうしが上下方向の中間部において略接触する長さを有して、すなわち、基材シート32の長手方向の略半分の長さに相当する長さを有して形成している。
また、クッション取付け部材12には、基材シート32の上端部であって、その幅方向の中間部に対して所定間隔を離した左右部位に係合フック35を背凭れ部Abに係合可能に形成している。
上記係合フック35は、人手によりたわみ変形可能弾性を有する合成樹脂製であり、その形態は、背凭れ部Abの厚みに相当する突き出し量で背面側へ突き出すとともに、下方へ伸びた形態をしている。
実施例1における乳児用クッション10は、上述したように形成している。
以下では、上記乳児用クッション10を乳母車Aの座席Aaに取り付ける手順の一例を、図6を用いて説明する。
まず、座席Aaの背凭れ部Abに、その幅方向の中央部における上端にクッション取付け部材12における係合フック35を係合させることにより、クッション取付け部材12を取り付ける(図6の矢印a参照)。そして、クッション部材11のクッション取付け部材12に対しての取り付けは、基材シート32の他方の面ファスナ24bが被覆布用帯体34の一方の面ファスナ24aと重合して被覆されている場合は、予め、基材シート32側の他方の面ファスナ24bから被覆布用帯体34を取り外しておく。さらに、クッション部材11の裏面布14の側をクッション取付け部材12に対向させた状態で、クッション部材11の一方の面ファスナ24aを上記基材シート32における他方の面ファスナ24bとを互いに重合させることで取り付けることができる(図6の矢印b参照)。
なお、クッション部材11を基材シート32に取り付けた後の被覆布用帯体34は、基材シート32側の他方の面ファスナ24bにおける、クッション部材11の一方の面ファスナ24aと重合している以外の部位に取り付けておけば、乳児が面ファスナに接触して座り心地を低下させることがない。
さらにまた、クッション部材11の収容部22に保冷部材21を収容すれば(図6の矢印c参照)、図1に示したように幌体Acが装着され熱がこもりがちな座席Aaの近傍であっても、乳児Bと背凭れ部Abとの間に介在させることができるため、効果的に冷却することができる。
さらに、基材シート32は、背凭れ部Ab表面における上端部から乳児Bの頭部Bbに相当する部位まで形成されており、その上端から下端に亘って、面ファスナが形成されているため、図7、及び、図8に示したように、クッション部材11を背凭れ部Abに取り付けたとき、基材シート32の上下方向における、いずれの部位であっても取り付けることができる。
よって、乳児Bの後頭部Bbや頸部など微妙な高さの違いであっても、所望の位置に当接させることができる。
さらに、図9に示したように、耳部18を乳児Bの頬に添えるように支持部17に対して傾斜させることで、上述したように支持部17と耳部18との境界部には、針金28を内蔵しているため、その傾斜角度のまま保つことができる。
なお、図9は、本実施例における乳児用クッション10が取り付いた状態の背凭れ部Abの平面図を示す。
よって、耳部18を乳児の頬部に正確に当てることで、乳児Bが座席に座った状態で就寝した場合、或いは、首が据わっていない乳児であっても、しっかりと保護することができる。勿論、左右両側の耳部18を支持部17に対して起立させるに限らず、左右いずれか一方の耳部18のみを起立させてもよい。
さらにまた、本実施例における乳児用クッション10の装着対象となるベビーカーなどの座席Aaの背凭れ部Abに、シートベルトAdが設けられている場合は、図10(a),(b)に示したように、背凭れ部Abから突き出しているシートベルトAdをクッション部材11のベルト挿通部25に挿通させて配すればよい。
なお、図10(a),(b)は、ともにシートベルトを具備する座席に乳児用クッションを装着した状態で乳児を着座させた様子を示す説明図である。
さらに、シートベルトAdをベルト挿通部25に挿通させた後で、上記突出し片部26における一方の面ファスナ27aに帯紐31における他方の面ファスナ27bを重合させることにより(上記図4参照)、乳児Bの頭部Bbをクッション部材11で保護した状態で、シートベルトAdを乳児Bに対して適切に装着することができる。
このように、シートベルトAdをベルト挿通部25に挿通させた状態で配することにより、基材シート32の下部が背凭れ部Abに対して固定されるため、基材シート32は、係合フック35とともに、背凭れ部Abに対してしっかりと装着した状態を保つことができる。
本実施例における乳児用クッション10は、このように様々な効果を奏することができるものの、上記実施例1の形態に限定せず、その他にも様々な構成で形成することができる。
以下では、他の実施例における乳児用クッション20,30,40について説明する。
但し、以下では、上述した実施例1における乳児用クッション10と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略するものとする。
実施例2では、乳児用クッション20におけるクッション取付け部材36を、図11に示したように形成している。
具体的に、実施例2におけるクッション取付け部材36には、上下方向の中間部よりも下側であって、幅方向の両側に、左右方向に伸びる3つのスリット状の切欠き部37を上下方向にそれぞれ配設している。
各切欠き部37は、上記クッション部材11とクッション取付け部材36とを重合させたとき、クッション部材11のベルト挿通部25と幅方向において略一致する溝幅でクッション取付け部材36の幅方向の各端部から中央に向けて切り欠いた形態をしている。
なお、クッション取付け部材36の基材シート38の幅方向の両側に縫着した上記他方の面ファスナ39bについては、切欠き部37に相当する部位を除いた部位に縫着されている。
実施例2における乳児用クッション20は、上述した形態で形成しているため、チャイルドシートの背凭れ部Abなど、シートベルトAdの取り付け位置を上下方向に選択可能に3つのベルト取付け部(図示せず)が配設された構成をした背凭れ部Abであっても、クッション取付け部材36を背凭れに取り付けたとき、背凭れ部Abにおける各ベルト取付け部は、クッション取付け部材36に形成した3つの切欠き部37の各切欠き部37との相対位置が略一致させることができる。
これにより、シートベルトAdの端部を乳児Bの体格に最も適したベルト取付け部に装着したとき、そのベルト取付け部に対応する切欠き部37よってシートベルトAdを挿通することができる。クッション部材11については、上述したように、のクッション取付け部材36における上下方向の所定部位に取り付けることができるため、ベルト挿通部25の位置をベルト取付け部に一致させて取り付けることができる。
このため、シートベルトAdは、乳児用クッション20を装着した状態であっても、見栄えよく、容易に装着することができる。
勿論、上記切欠き部37は、クッション取付け部材36の左右各側に3つ配設する形態に限らず、3つ以外の複数、配設する形態であってもよい。
実施例3では、乳児用クッション30におけるクッション取付け部材44を、図12に示したように形成している。
具体的に、クッション取付け部材44は、本実施例のように、その下端部が乳児Bの頭部Bbに相当する部位に位置するまでの長さに形成するに限らず、例えば、背凭れ部Abの下端部にまで長手方向に長く形成することもできる。
さらに、基材シート46の幅方向の両端側の他方の面ファスナ47bも、基材シート46の長手方向の長さに対応させて基材シート46の下端部に達するまで縫着している。
上述した形態により、クッション部材11を乳児Bの頭部Bbに限らず、腰部や臀部に相当する部位などを含めてクッション取付け部材44の上下方向における所望の部位に取り付けることができる。
また、シートベルトAdが設けられた座席Aaを取り付け対象とする場合において、シートベルトAdをクッション取付け部材44に挿通するための形態として、実施例2の切欠き部37のような形態に限らず、本実施例の切欠き部45のように上下方向に幅を有して切り欠いた形態であってもよい。
なお、このような上下方向に切り欠き幅を有する形態の切欠き部45を有していても、該切欠き部45の近傍に有する他方面ファスナ47aによって、クッション部材11をしっかりと取り付けることができる。
次に実施例4では、乳児用クッション40の中でも、他の形態を採るクッション部材51について説明する。
具体的に、支持部53に対する耳部54の傾斜角度を保形する手段として、上述したように針金28ではなく薄肉の図13に示したような板金52で形成している。上記針金28は、クッション部材51における支持部53と耳部54との境界部、及び、その近傍において内蔵されている。このように形成することにより、一旦、屈曲させれば、板金52は平面状であるため、その面全体でしっかりと乳児Bを保持することができる。
なお、板金52には、支持部53に対して耳部54を屈曲させたとき、板金52における境界部に相当する部位のみが屈曲されるよう、該屈曲させる部位以外の部位にリブ(補強部材)を具備して形成するなど、1つの形態に限定しない。
また、シートベルトAdを設けていないタイプの乳母車Aなどの座席Aaに対して取り付けることを前提とする場合は、実施例1のクッション部材11のように、ベルト挿通部25を具備しないで形成してもよい。
このように、クッション部材51にベルト挿通部25を具備して形成しないことにより、クッション部材51全体をシンプルな形態で形成することができる。その他にも、ベルト挿通部25を形成しないことにより、支持部53全体で乳児Bの身体部位を支持できるとともに、より大きな収容部も内蔵することができるといった効果も得ることができる。
このように本発明に係る乳児用クッションは、上記実施例の形態に限定せず、様々な構成で形成することができる。
例えば、クッション取付け部材の基材シートを、弾性ウレタン部材で形成する、或いは、その表面を、通気性を確保すべく、メッシュ地で形成するなど材質なども限定しない。
また、上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、この実施形態の乳児用クッション10,20,30,40は、この発明の乳幼児用クッションに対応し、以下同様に、
保冷部材21は、保冷手段に対応し、
面ファスナ24a,24b、或いは、39a,39bは、この発明の固定手段に対応し、
針金28、又は/及び、板金52は、保形手段に対応し、
乳母車A、チャイルドシートなどの座席Aaは、乳幼児用座席部材に対応し、
係合フック35は、係合部材に対応し、
ベルト挿通部25、又は/及び、切欠き部37,45は、ベルト挿通部に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、上述したように多くの実施の形態を得ることができる。
実施例1における乳児用クッションの外観図。 実施例1におけるクッション部材の正面図。 実施例1におけるクッション部材を示す説明図。 実施例1におけるクッション部材を示す説明図。 実施例1におけるクッション取付け部材を示す説明図。 実施例1における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例1における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例1における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例1における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例1における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例2における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例3における乳児用クッションの作用を説明する作用説明図。 実施例4におけるクッション部材の正面図。
符号の説明
10,20,30,40…乳児用クッション
11,51…クッション部材
12,36,44…クッション取付け部材
13,53…支持部
14,54…耳部
21…保冷部材
22…収容部
24a,24b…一対の面ファスナ
25…ベルト挿通部
28…針金
35…係合フック
52…板金
37,45…切欠き部

Claims (7)

  1. 乳幼児の身体部位が当接する柔軟なクッション部材を有する乳幼児用クッションであって、
    上記クッション部材と、該クッション部材を一対の固定手段を介して取り外し可能に取り付けるクッション取付け部材とを具備し、
    上記クッション取付け部材を上記クッション部材よりも上下方向に長く形成し、
    上記一対の固定手段における一方の固定手段を、上記クッション部材に形成するとともに、他方の固定手段を、上記クッション取付け部材における上下方向に沿って形成した
    乳幼児用クッション。
  2. 上記クッション部材に保冷手段、或いは、保温手段を取り出し可能に収容する袋状の収容部を具備した
    請求項1に記載の乳幼児用クッション。
  3. 上記クッション部材を、その幅方向の中央部に人体部位を支持する支持部と、該支持部の左右各側から片状に連設される耳部とを具備して形成した
    請求項1、又は、請求項2に記載の乳幼児用クッション。
  4. 上記クッション部材に、上記耳部が上記支持部に対して所望の角度に保形される保形手段を具備した
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の乳幼児用クッション。
  5. 上記クッション取付け部材に、乳幼児用座席部材に装着する装着手段を形成した
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の乳幼児用クッション。
  6. 上記装着手段を、上記乳幼児用座席部材の背凭れ部の上端側に係合される係合部材で形成した
    請求項5に記載の乳幼児用クッション。
  7. 上記クッション部材、又は/及び、上記クッション取付け部材に、乳幼児用座席部材から配されたベルトの挿通を許容するベルト挿通部を形成した
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の乳幼児用クッション。
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