JP2007210064A - ワーク載置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワークを載置するワーク載置台をワークピックアップ装置の昇降位置に倣って水平方向の位置を調整することにより、主軸チャックによる円滑なワークのピックアップを実現する。
【解決手段】 本発明は、昇降自在なワークピックアップ装置17に供給するワークWを載置するワーク載置装置25に適用する。ワーク載置装置25は、ベース部材40と、ベース部材40に水平方向の位置を変更可能に支持され、ワークWを載置するワーク載置台42とを備える。ワーク載置台42は、前記ワークピックアップ装置17との水平方向の位置合わせをするための手段として、ワークピックアップ装置17の係合部34と係合する対応係合部47bを有する。ワークピックアップ装置17がワークWをピックアップするために下降する際に、ワーク載置台42がワークピックアップ装置17に倣って水平方向の位置を変更しながら、前記係合部34と前記対応係合部47bとが係合する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、昇降自在なワークピックアップ装置に供給するワークを載置するワーク載置装置に関し、特にワークピックアップ装置がワークを円滑にピックアップすることを可能にするための技術に関する。
主軸ピックアップ旋盤等の主軸移動型工作機械は、ワークピックアップ装置である主軸が移動して、仮置き治具にセットされているワークをピックアップし、加工位置まで搬送する。このような主軸移動型工作機械では、一般的に、ワークを仮置き治具にセットするときのセット誤差や、前加工工程におけるワークの加工誤差により、ワークのピックアップのために下降してきた主軸の軸心と仮置き治具にセットされているワークの中心とが必ずしも合致しない。仮置き治具が単にワークを載置するだけのものである場合には、前記主軸の軸心とワークの中心との差を主軸チャックの爪の開閉ストロークで吸収させることで、主軸チャックによるワークの把握を可能にしている。
また、主軸チャックが、コレットチャックのように開閉ストロークが多く取れないチャックである場合には、図9に示すように、コレット50のワーク把握面51の下端部に面取り52を施し、主軸の下降に伴いワークWの上縁部が前記面取り52に案内されて、主軸の軸心とワークの中心との差Dの分だけワークの水平方向の位置が調整されるようにしている。
しかし、主軸の軸心とワークの中心との差を主軸チャックの爪の開閉ストロークで吸収させてワークを把持する場合には、ワークが仮置き治具の上をずれながら移動することとなるため、ワークに傷が付くことがあるとともに、主軸チャックの爪の開閉機構に無理な負荷がかかるという問題がある。
主軸チャックがコレットチャックである場合には、コレットに面取りが施されているため、その面取りの分だけコレットのワーク把握面の上下寸法が短くなり、把握力が低下する、あるいはワークによっては把握自体が困難になるという問題がある。また、コレットの面取り部がワークの上縁部に当接する際に、両者が擦れ合ってそれぞれが傷付く可能性があるということも問題である。
この発明の目的は、ワークを載置するワーク載置台をワークピックアップ装置の昇降位置に倣って水平方向の位置を調整することにより、主軸チャックによる円滑なワークのピックアップを実現することである。
この発明の他の目的は、ワーク載置装置全体が水平方向に移動自在である場合に、ワーク載置装置の停止位置の誤差も吸収できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、コンパクトな構成とすることである。
この発明のワーク載置装置は、昇降自在なワークピックアップ装置に供給するワークを載置するものである。ワーク載置装置は、ベース部材と、ベース部材に水平方向の位置を変更可能に支持され、ワークを載置するワーク載置台とを備え、前記ワーク載置台は、前記ワークピックアップ装置との水平方向の位置合わせをするための手段として、ワークピックアップ装置の係合部と係合する対応係合部を有し、前記ワークピックアップ装置がワークをピックアップするために下降する際に、前記ワーク載置台が前記ワークピックアップ装置に倣って水平方向の位置を変更しながら、前記係合部と前記対応係合部とが係合するものである。
この発明のワーク載置装置によると、ワークピックアップ装置がワークをピックアップするために下降する際に、ワーク載置台がワークピックアップ装置に倣って水平方向の位置を変更しながら、ワークピックアップ装置の係合部とワーク載置台対応係合部とが係合する。これにより、ワークピックアップ装置の中心とワーク載置台の中心とが合致するため、ワークピックアップ装置がワーク載置台に載置されているワークを円滑にピックアップすることができる。よって、ワークピックアップ時に、ワークが傷付くことがなく、かつワークピックアップ装置のチャック爪の開閉機構に無理な負荷をかけずに、確実にワークピックアップ装置とワークとの位置合わせをできる。また、経年変化による誤差にも対応できる。
この発明において、前記ワークピックアップ装置は、水平方向に移動自在で所定の位置にて停止して昇降するものであり、前記ベース部材は、水平方向に移動自在で前記ワークピックアップ装置が昇降する前記所定の位置に位置決めされるものとしても良い。
ベース部材が水平方向に移動自在である場合に、ベース部材が、ワークピックアップ装置が昇降する所定の水平位置に位置決めされるものとすると、ベース部材の位置決め誤差や取り付け誤差を吸収できる。
また、この発明において、前記ワーク載置台は、リング状のワークを載置するものであり、前記対応係合部は、ワークを載置する部分の中央に設けられるものとしても良い。
ワーク載置台がリング状のワークを載置するものである場合に、対応係合部を、ワーク載置台におけるワークを載置する部分の中央に設けると、全体の構成をコンパクトにすることができる。
この発明のワーク載置装置は、昇降自在なワークピックアップ装置に供給するワークを載置するワーク載置装置であって、ベース部材と、ベース部材に水平方向の位置を変更可能に支持され、ワークを載置するワーク載置台とを備え、前記ワーク載置台は、前記ワークピックアップ装置との水平方向の位置合わせをするための手段として、ワークピックアップ装置の係合部と係合する対応係合部を有し、前記ワークピックアップ装置がワークをピックアップするために下降する際に、前記ワーク載置台が前記ワークピックアップ装置に倣って水平方向の位置を変更しながら、前記係合部と前記対応係合部とが係合するものであるため、ワーク載置台をワークピックアップ装置の昇降位置に倣って水平方向の位置を調整することが可能となり、主軸チャック等のワークピックアップ装置による円滑なワークのピックアップが実現できる。
前記ワークピックアップ装置は、水平方向に移動自在で所定の位置にて停止して昇降するものであり、前記ベース部材は、水平方向に移動自在で前記ワークピックアップ装置が昇降する前記所定の位置に位置決めされるものである場合には、ベース部材の位置決め誤差や取り付け誤差を吸収できる。
また、前記ワーク載置台は、リング状のワークを載置するものであり、前記対応係合部は、ワークを載置する部分の中央に設けられている場合は、コンパクトな構成とすることができる。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この実施形態のワーク載置装置は、図1ないし図3に示す工作機械に設けられたものである。この工作機械は、制御盤および操作盤付きの工作機械であって、立型の主軸移動型旋盤である。図1において、この工作機械である旋盤1は、正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバー3を備えた工作機械本体2と、この工作機械本体2の背面に設置された制御盤4と、正面部に設置された操作盤5とを備える。
工作機械本体2は、図2に示すように、主軸チャック6と、加工領域Rに設けられて主軸チャック6に支持されたワークWに対して切削加工を施す加工手段7と、主軸チャック6を上下および左右に移動させる主軸移動手段8と、主軸チャック6の左右方向の移動可能な領域における互いに異なる箇所に設けられ、本発明のワーク載置装置25をそれぞれ具備するワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12とを備える。
この工作機械本体2は、加工手段7により固定位置に支持された工具に対して、主軸チャック6が上下左右に移動することで、旋削等の切削加工を行うものである。このため、主軸移動手段8およびその配線、配管系等が、加工領域Rに対して仕切られる加工機器設置領域Sに配置される加工機器10を構成する。
主軸移動手段8は、ベッド9上の左右方向に延びる案内13上を左右移動自在な左右移動台14と、この左右移動台14に上下方向に延びる案内15を介して昇降自在に設置された主軸台16とを備える。主軸台16に支持された主軸17の先端に上記主軸チャック6が設けられている。主軸17はワーク載置装置25に載置されているワークWをピックアップするワークピックアップ装置である。また、主軸チャック6は、リング状のワークWを内周側から把握する形態のコレットチャックとされる。この主軸チャック6の構成については、後で詳しく説明する。
主軸台16は、詳しくは、左右移動台14に前記案内15を介して昇降自在に設置された昇降台18に搭載されており、この昇降台18に設置された主軸モータ19により主軸17の回転駆動が行われる。主軸台16の昇降は、左右移動台14に設置されたモータ等の昇降用駆動源20と、この昇降用駆動源20の回転を上下動作に変換するボールねじ等の回転・直進変換機構(図示せず)とで行われる。左右移動台14の左右移動は、ベッド9に設置された左右移動用駆動源21と、この左右移動用駆動源21の回転を左右動作に変換するねじ等の回転・直進変換機構(図示せず)とで行われる。
加工手段7は、切削加工を施すバイトや回転工具等の工具22を支持するものであり、タレット刃物台7Aと、櫛歯式等の固定型刃物台7Bとの2種類が設けられている。タレット刃物台7Aは、ベッド9の前方の加工領域Rにおける側壁部に、左右方向に延びる水平軸心回りに旋回可能に設置されている。タレット刃物台7Aは、周面に取付けられた工具の割出の為の旋回動作は可能であるが、移動機能は有しないものとされている。固定型刃物台7Bは、上記加工領域Rにおけるベッド9の正面に固定設置されている。
ワーク搬送装置11およびワーク搬送装置12は、機体カバー3の正面部左右両側に形成され前方に開口する凹部23,24にそれぞれ個別に設けられている。ワーク搬入装置11およびワーク搬送装置12はいずれも、ワークWの受け渡しを行うためのワーク載置装置25を備えている。このワーク載置装置25は、凹部23(または24)に位置する中立位置N1(またはN2)と、その前方に位置するワーク供給位置Q1(またはワーク排出位置Q2)との間を前後移動自在、かつ前記中立位置N1(またはN2)と、加工領域Rの内側に位置するワーク渡し位置P1(またはワーク受け位置P2)との間を回動自在である。ワーク載置装置25の構成については、後で詳しく説明する。
ワーク搬送装置11およびワーク搬送装置12の動作について説明する。まず、ワーク供給位置Q1に位置するワーク搬入装置11のワーク載置装置25にワークWが供給される。このワーク載置装置25が、中立位置N1を経由して、ワーク渡し位置P1へ移動する。主軸チャック6は、上下左右の移動によりワーク搬入装置11のワーク載置装置25からワークWをピックアップし、加工手段7による旋削加工を受け、ワーク受け位置P2に位置するワーク搬出装置12のワーク載置装置25にワークWを渡す。ワークWを受けたワーク搬出装置12のワーク載置装置25は、中立位置N2を経由して、ワーク排出位置Q2へ移動して、そこでワークWの排出が行われる。
図1において、機体カバー3は、背面に加工機器10のメンテナンス等のために作業者が機体カバー3内に進入可能な背面開口部71を有し、前記制御盤4が背面開口部71を蓋している。制御盤4は、機体カバー3から後方に延びる上下の支持部材72,73に鉛直軸O1回りに開閉回動自在に支持されている。制御盤4は、機体カバー3の上部に設けられ、制御盤4の下方にはチップコンベア74が後方へ退避自在に配置されている。
機体カバー3の正面部の幅方向中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部75が設けられており、操作盤5は、開閉カバー部75の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされている、作業者は、開閉カバー部75を介して上半身を機械内にいれて、機械内のメンテナンス作業等(チャックや工具の段取り)を行う。操作盤5は、左右の分割操作盤部5A,5Bに2分割されており、各分割操作盤部5A,5Bは、その外端側で、機体カバー3のブラケット76に鉛直旋回軸O2回りに回動自在に支持されている。
次に、図4ないし図7に従い、主軸チャック6およびワーク載置装置25について説明する。図6は、前記ワーク渡し位置P1における主軸チャック6の要部およびとワーク載置装置25を示す図である。
前述したように、主軸チャック6はコレットチャックであり、主軸17に取り付けられたチャックケース30と、このチャックケース30と一体で、先端部の外周面が先細りの円すい面状の案内面31aとなったコレットガイド31と、前記チャックケース30およびコレットガイド31に対し軸方向に摺動自在なチャックベース32と、このチャックベース32に取り付けられ、外面がワーク把持面となったコレット33とを備える。コレット33は縦に6等分された割コレットで、各割コレット体33aの内面33bが前記コレットガイド31の前記案内面31aに摺接しており、コレット33が案内面31aに沿って軸方向に移動することで各割コレット体33aが開閉するようになっている。割コレット体33aの先端部外面がワーク把握面33bとされている。このワーク把握面33bの外側には、割コレット体33aが一定以上開くのを規制するチャックケース30の規制部30aが設けられている。コレットガイド31の先端部には、端面に開口し、軸方向に延びる円形の係合孔34が形成されている。この係合孔34は、主軸17と後記ワーク載置台42との水平方向の位置合わせをするための係合部である。係合孔34の入り口部には面取り34aが施されている。
ワーク載置装置25は、水平な面内で前後移動自在かつ回動自在なベース部材40と、このベース部材40にフローティング機構41を介して支持されたワーク載置台42とを備える。図6において、ベース部材40は図のワーク渡し位置P1とこの右方に位置する中立位置N1との間で水平(X方向)に回動するものとされる。
フローティング機構41は、ワーク載置台42に外力がかからない状態では、ワーク載置台42を中立位置(図6の状態ではワーク渡し位置P1と同一位置)に保持し、ワーク載置台42に外力がかかるとその外力に応じて、前記中立位置から所定の範囲内でワーク載置台42を水平方向に移動自在に支持するものであり、この実施形態では、ベース部材40の上面に設けたバネ取付部材43とワーク載置台42の外周面との間に張設した複数の引っ張りバネ44を、周方向に等間隔で配したものとされている。また、ワーク載置台42のほぼ中央部に穿設された円形の水平規制孔45と、ベース部材40に固定され上部が水平規制孔45内に挿入された断面円形の水平規制ピン46とにより、フローティング機構41によるワーク載置台42の水平方向の移動可能範囲を規制する規制手段が構成されている。水平規制ピン46の外径は水平位置規制孔45の内径よりも小さく、この寸法差の範囲内でワーク載置台42が水平方向に移動可能となっている。
ワーク載置台42の中央部には、ワークWの水平方向の位置合わせ用のテーパピン47が上向きに突設されている。このテーパピン47は、基部47aと、対応係合部47bと、案内部47cとからなる3段構造で、少なくとも対応係合部47bおよび案内部47cは水平断面が円形とされている。対応係合部47bは、主軸チャック6の前記係合孔34に対応するものであり、係合孔34にほとんど隙間無く嵌合する外径寸法となっている。案内部47cは、対応係合部47bよりも外径寸法が小さく形成されている。対応係合部47bと案内部47cとの間の段部47dは上位側ほど縮径するテーパ状に形成され、また案内部の上部47eも上位側ほど縮径するテーパ状に形成されている。
主軸チャック6がワーク載置装置25に載置されているワークをピックアップする際の動作を説明する。
ワークWはリング状のものであり、ワークWがゲージ(図示せず)等を用いてワーク載置台42上の所定位置に精度良く載置される(図6の状態)。この状態から主軸17が下降し、主軸チャック6の係合孔34にワーク載置台42のテーパピン47上端部が挿入される(図8(A))。このとき、主軸17の軸心とワークWの中心(テーパピン47の中心)とが合致していなくても、テーパピン47の案内部47cの外径は係合孔34の内径よりも小さく、しかも案内部47cの上部47eがテーパ状に形成されているため、無理なく係合孔34にテーパピン47が挿入される。
主軸17がさらに下降することにより、テーパピン47が係合孔34の奥深くまで挿入され、テーパピン47の係合案内部47bが係合孔34に嵌合するとともに、コレット33がリング状のワークWの内側に挿入される(図8(B))。この過程で、係合孔34の内面に対するテーパピン47の接点が、案内部の上部47e、案内部47cの本体部、対応係合部と案内部との間の段部47d、対応係合部47bと順に推移し、それに伴いワーク載置台42がフローティング機構41により主軸17に倣って水平方向の位置を変更する。これにより、テーパピン47の係合案内部47bが係合孔34に嵌合した状態では、主軸17の軸心とワークWの中心とが合致する。このため、各割コレット体33aの下端部に面取りが施されていなくても、コレット33がリング状のワークWの内側に挿入することが可能である。
図8(B)の状態からコレット33が開動作を行い、割コレット体33aの外面のワーク把握面33bにより、ワークWが把持される(図8(C))。各割コレット体33aに面取りが施されていないため、コンパクトでありながら広いワーク把握面33bを確保することができ、十分な把握力でワークWを把握することができる。
このワーク載置装置25によると、主軸17の主軸チャック6がワークWをピックアップするために下降する際に、ワーク載置台42がフローティング機構41により主軸17に倣って水平方向の位置を変更しながら、主軸チャック6の係合部34とワーク載置台42の対応係合部47bとが係合する。これにより、ワークピックアップ装置である主軸17の軸心とワーク載置台42の中心とが合致する状態で、主軸チャック6のコレット33が開動作を行うため、主軸チャック6がワークWを円滑に把持してピックアップすることができる。よって、ワークピックアップ時に、ワークWが傷付くことがなく、かつ主軸チャック6のコレット33の開閉機構に無理な負荷をかけずに、確実に主軸17とワークWとの位置合わせをできる。また、経年変化による誤差にも対応できる。
この実施形態では、ワーク載置装置25全体が水平に回動するものとされているため、ベース部材40の取付部や回動機構に位置決め誤差や取付誤差が生じて、ワーク載置装置25の回動停止位置が狂うことがある。しかし、そのような場合でも、ワーク載置台42がフローティング機構41により主軸17に倣って水平方向の位置を変更することにより、上記ベース部材40の位置決め誤差や取付誤差を吸収することができる。
また、この実施形態は、ワーク載置台42がリング状のワークWを載置するものであり、その場合に、一部が対応係合部47bであるテーパピン47をワーク載置台42におけるワークWを載置する部分の中央に設けたため、全体の構成をコンパクトなものとすることができる。
なお、この実施形態では、主軸17側の係合部を孔とし、ワーク載置台42側の対向係合部をピンとしたが、孔とピンを逆にしてもよい。また、孔とピン以外の係合としてもよい。さらに、この実施形態では、工作機械を立型の主軸移動型旋盤としているが、本発明は他の工作機械にも適用することができる。
この発明にかかるワーク載置装置が適用された工作機械の斜視図である。 (A)は同工作機械の内部構造を示す破断正面図、(B)は同工作機械の破断側面図である。 同工作機械の破断平面図である。 同工作機械の主軸チャックの破断側面図である。 同主軸チャックの底面図である。 主軸チャックの要部およびワーク載置装置の破断側面図である。 同ワーク載置装置の平面図である。 主軸のワークピックアップ動作の説明図である。 従来のコレットチャックの一部分の断面図である。
符号の説明
1…旋盤(工作機械)
2…工作機械本体
3…機体カバー
4…制御盤
5…操作盤
6…主軸チャック
7…加工手段
8…主軸移動手段
9…ベッド
11…ワーク搬入装置
12…ワーク搬出装置
14…左右移動台
16…主軸台
17…主軸
25…ワーク載置装置
31…コレットガイド
33…コレット
33a…割コレット体
33b…ワーク把握面
34…係合孔(係合部)
40…ベース部材
41…フローティング機構
42…ワーク載置台
45…水平規制孔
46…水平規制ピン
47…テーパピン
47b…対応係合部
47c…案内部
R…加工領域
W…ワーク

Claims (3)

  1. 昇降自在なワークピックアップ装置に供給するワークを載置するワーク載置装置であって、ベース部材と、ベース部材に水平方向の位置を変更可能に支持され、ワークを載置するワーク載置台とを備え、前記ワーク載置台は、前記ワークピックアップ装置との水平方向の位置合わせをするための手段として、ワークピックアップ装置の係合部と係合する対応係合部を有し、前記ワークピックアップ装置がワークをピックアップするために下降する際に、前記ワーク載置台が前記ワークピックアップ装置に倣って水平方向の位置を変更しながら、前記係合部と前記対応係合部とが係合するものであるワーク載置装置。
  2. 前記ワークピックアップ装置は、水平方向に移動自在で所定の位置にて停止して昇降するものであり、前記ベース部材は、水平方向に移動自在で前記ワークピックアップ装置が昇降する前記所定の位置に位置決めされるものである請求項1記載のワーク載置装置。
  3. 前記ワーク載置台は、リング状のワークを載置するものであり、前記対応係合部は、ワークを載置する部分の中央に設けられる請求項1または請求項2記載のワーク載置装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104002077A (zh) * 2014-05-07 2014-08-27 南京惠德机械有限公司 一种焊接机器人夹具快速定位器及其安装方法

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