JP2007208354A - フレーム再送制御方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract


【目的】 再送バッファ容量を削減すると共に、該バッファの処理時間を短縮可能なことを課題とする。
【構成】 受信側で正常受信できなかったフレームの再送要求を送信側に行う通信システムのフレーム再送制御方法であって、正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファ24と、次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段25とを備え、正常受信したフレームのフレーム番号と保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するステップと、正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するステップとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明はフレーム再送制御方法及びその装置に関し、更に詳しくは、送受信間でフレームデータの送受信を行うと共に、受信側で正常受信できなかったフレームの再送要求を送信側に行う通信システムのフレーム再送制御方法及びその装置に関する。
本発明は高速でパケット(フレーム)データの送受信を行うインターネット通信や移動通信に適用して好適である。
例えば、移動通信における高速パケット伝送では、移動局がある受信フレームに対してNACKを返送して後、基地局からその再送フレームを受信するまでの間にも、後続の他の複数の無線フレームが受信されてしまう。係る再送遅延の存在により、移動局では今回受信したフレームが新規フレームであるのか、又は前回再送要求(NACK)したものの再送フレームであるのかを知る必要がある。また、移動局では一旦正常受信したフレーム(基地局にACK送信済み)であっても、再度同一のフレームを受信する場合があり、このような重複フレームを廃棄する必要がある。このため、従来は、移動局が過去に受信したフレームの受信履歴(フレーム番号,ACK/NACK)を逐一バッファに格納する必要があった。以下、これを具体的に説明する。
図4は従来技術を説明する図で、基地局から移動局に無線フレームの送信を行う場合を示している。ここではフレーム番号が「3」であるフレーム3FRMの再送制御に着目する。挿入図(a)に移動局における再送バッファの記憶例を示す。ここで、「SN」は受信フレームのシーケンシャル番号(フレーム番号とも呼ぶ)を記憶する欄、「ACK/NACK」は基地局に返送した応答信号(ACK又はNACK)を記憶する欄である。
移動局が1回目に受信したフレーム3FRMはエラー(FCSエラー等)であるため、基地局には再送要求3NACKを送信するが、これに対する1度目の再送フレーム3FRMを受信するまでには、既に後続の他のフレーム4FRM,5FRMを正常受信している。この場合でも、移動局では再送バッファを参照することで、この受信フレーム3FRMが1回目の再送フレームであることを判別できる。
更に、この例では1回目の再送フレーム3FRMもエラーであるため、基地局に再送要求3NACKを送信するが、これに対する2度目の再送フレーム3FRMを受信するまでには、既に他のフレーム6FRM,7FRMを正常受信している。ところが、この2度目の再送フレーム3FRMについては、受信側でフレーム番号を解読不可であったため、これに対して、移動局では例えばフレーム番号の不明なNACKを返送するとともに、引き続き移動局では後続の他のフレーム8FRM,9FRMを正常受信している。
一方、基地局では、上記フレーム8FRM,9FRMを送信して後、フレーム番号の不明なNACKを受信したため、自局の送信履歴(不図示)を遡ることで、この例では3回目の再送フレーム3FRMを送信し、これが移動局で正常受信されている。これに対して移動局では3ACKを返送すると共に、再送バッファにはACK(受信完了)を記録する。
しかるに、この3ACKフレームについては、たまたま基地局でACKを識別できなかったため、この例の基地局では4回目の再送フレーム3FRMを送信する。移動局ではこの再送フレーム3FRMを正常受信するが、再送バッファを検索すると、フレーム3FR
Mについては既に受信完了(ACK返送)している為、今回の受信フレーム3FRMを廃棄する。
この様に、実際のフレーム(パケット)伝送では様々な状態が起こり得るが、移動局では過去の受信履歴を逐一再送バッファに記録し、管理することにより、複数回(最大再送限度回数まで)に渡る再送要求処理を容易かつ適正に行える。一方、基地局では再送限度回数を超えたフレームの再送を行わない。
なお、従来は、送信側で各データフレームにシーケンス番号を付加しておき、受信側で受信フレームに欠番(不連続)が生じた場合はアラーム信号を発生する通信システムが知られている(特許文献1)。
特開2002−261867(要約,図)
上記の如く、従来は、ある1フレームの伝送について、再送上限回数分の通信履歴(フレーム番号SNとACK/NACK)の情報を逐一記録管理する必要があった。しかも、このような再送制御は、応答遅延時間内に受信される他の複数フレームFRM1,FRM2等についても同時に起こり得るため、従来方式では、少なくとも(伝送遅延時間内の受信フレーム数)×(再送上限回数)分の大きな再送バッファを設ける必要があった。また、必要に応じて、大きな再送バッファの内容を参照しなくてはならない為、CPUの処理負荷が大きく、処理遅延が生じる問題もあった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的とする所は、再送バッファの容量を削減すると共に、該バッファの処理時間を短縮可能なフレーム再送制御方法及びその装置を提供することにある。
上記の課題は例えば図1,図2の構成により解決される。即ち、本発明(1)のフレーム再送制御方法は、送受信間でフレームデータの送受信を行うと共に、受信側で正常受信できなかったフレームの再送要求を送信側に行う通信システムのフレーム再送制御方法であって、正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファ24と、次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段25とを備え、正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新ステップと、前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除ステップとを備えるものである。
本発明(1)によれば、再送バッファには正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶するので再送バッファの記憶容量を大幅に削減できる。また、保持手段は次に受信すべきフレームのフレーム番号を推測・保持するので、通常であれば連続して正常受信されるべき複数の新規フレームの推測と受信確認を効率良く行える。その際には、敢えて再送フレームの受信推測は行わず、新規フレームの到着についてのみ、推測と受信確認を行うため、フレーム再送制御が単純かつ容易である。この様にしても、受信側がACKを返送しない限り、送信側では当該フレームを再送することになるため、途中で新規フレームが欠落したまま受信処理が進んでしまうおそれは無い。即ち、新規フレームの受信漏れは生じない。
一方、再送フレームの受信管理については、正常受信したフレームのフレーム番号の方が保持手段のフレーム番号よりも小さい場合にのみ、再送フレーム又は欠落フレーム或いは重複フレームと推定できる。この場合は、該受信フレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致すれば再送フレームと判定できると共に、再送バッファの当該フレーム番号を削除する。これにより、再送フレームの受信管理を効率よくかつ短時間で行える。また、一致しない(記録されていない)場合は、途中で欠落したフレームの新規再送分又は既にACK処理したフレームの重複分と判定できるため、これを適正に受信処理できる。
本発明(2)では、上記本発明(1)において、正常受信したフレームのフレーム番号と保持手段のフレーム番号とを比較した結果、正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、前記保持手段のフレーム番号から前記正常受信したフレームの一つ前に受信すべきであったフレームまでの各フレーム番号を再送バッファに記憶するステップを更に備えるものである。
本発明(2)によれば、受信途中で欠落した(即ち、フレーム番号が識別不能であった)と思われるフレームについてもそのフレーム番号を再送バッファに記憶するので、途中で欠落したフレームの新規再送分と既にACK処理したフレームの重複分とを的確に区別できる。
また、本発明(3)のフレーム再送制御装置は、送受信間でフレームデータの送受信を行うと共に、受信側で正常受信できなかったフレームの再送要求を送信側に行う通信システムのフレーム再送制御装置であって、正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段と、正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新手段と、前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除手段とを備えるものである。
また、本発明(4)の移動局装置は、基地局と移動局間で無線フレームデータの送受信を行うと共に、移動局側で正常受信できなかったフレームの再送要求を基地局に行う移動通信システムの移動局装置であって、正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段と、正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新手段と、前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除手段とを備えるものである。
また、本発明(5)の基地局装置は、基地局と移動局間で無線フレームデータの送受信を行うと共に、基地局側で正常受信できなかったフレームの再送要求を移動局に行う移動通信システムの基地局装置であって、正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段と、正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番
号更新手段と、前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除手段とを備えるものである。
以上述べた如く本発明によれば、再送バッファの容量を大幅に削減できると共に、再送制御処理を高速に行えるため、高速パケット(フレーム)通信のコウトダウン、ひいては普及に寄与するところが極めて大きい。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図1は実施の形態による移動通信システムのブロック図で、基地局から移動局に無線フレームの送信を行う場合を示している。
図において、10は基地局、11は送信データ(パケット)を蓄積するデータバッファ、12は移動局20からのACK/NACK応答に基づいてデータバッファ11から新規データ又は再送データを選択するデータ選択部、13は1又は2以上のパケットを搭載して送信フレームを生成するフレーム生成部、14は無線アンテナ、20は移動局、21は無線アンテナ、22は受信フレームについての所定の情報(フレーム番号,エラー検査情報等)を識別するデータ識別部、23は受信フレームの受け入れ(ACK)/再送要求(NACK)の制御を行う再送制御部、24は実質的に再送要求(NACK返送)に係る受信フレームのみのフレーム番号(シーケンシャル番号)を記憶・管理するための再送バッファ、25は次に受信すべきフレームのフレーム番号(受信待ち番号)を保持する保持手段、26は正常受信した受信データ(パケット)を蓄積するデータバッファである。
挿入図(a)に下り無線フレームのフレームフォーマットを示す。一例の無線フレームは制御チャネルとデータチャネルとで構成されている。制御チャネルにはデータチャネルについての制御情報が格納されており、その一つにフレーム番号が含まれる。データチャネルにはパケット(データ)情報と、データチャネルのCRC検査を行うフレームチェックシーケンス(FCS)情報とが格納されている。本実施の形態では、受信側で制御チャネルの情報(フレーム番号等)を正常に受信できなかった場合を受信エラーとし、一方、制御チャネルは正常に受信できたが、データチャネルを正常に受信できなかった場合(FCSエラー)をデータエラーとしている。この例では、制御チャネル及びデータチャネルを共に正常受信した新規フレームのフレーム番号に所定数(例えば1)を加えることで次に受信すべきフレームのフレーム番号を推測する。
なお、1フレームに1パケットが搭載される通信システムでは、該フレームを代表する番号として搭載パケットのシーケンシャル番号を使用できる。この場合は、フレーム単位の処理に代えてパケット単位の再送処理を行える。
一方、1フレームに複数パケットが搭載される場合は、該フレームを代表するフレーム番号として先頭に搭載されたパケットのシーケンシャル番号を使用できる。例えば、1フレームに3パケット(パケット番号=3,4,5)が搭載された場合は当該フレームのフレーム番号としてパケット番号(=3)を採用できる。この場合の、フレーム番号更新処理は、正常受信した新規フレームのフレーム番号(=3)にパケット搭載数(=3)を加えることで次に受信すべきフレームのフレーム番号(=6)を推測できる。
この場合のパケット搭載数は、固定でも良いし、可変でも良い。可変の場合は、制御チャネルのフレームヘッダ中にパケット搭載数を記録しておき、受信側では正常受信した新
規フレームのフレーム番号にこのパケット搭載数を加算することで、次に受信すべきフレームのフレーム番号を推測できる。また、1フレームに複数パケットを搭載する方法でパケット単位の再送管理を行う場合は、1フレーム中のパケット毎にCRCチェックワードを付加しておき、パケット毎のエラーチェックを行うと共に、1フレーム中の何れかのパケットでエラーが発生した場合は、当該フレームの再送要求を行う。
図2は実施の形態によるフレーム再送制御処理のフローチャートで、再送制御部23により実行される。移動局20が1無線フレームを受信するとこの処理に入力する。ステップS11では制御チャネル(フレーム番号等)を正常受信したか否かを判別し、正常受信できなかった場合は、受信エラーとなるため、ステップS21で番号不明なNACK(再送要求)を返送し、この処理を抜ける。
また、上記制御チャネルを正常受信した場合は、少なくとも、フレーム番号を使用した再送制御が行えるので、ステップS12以降の処理を行う。即ち、ステップS12では(受信フレーム番号)>(受信待ち番号)か否かを判別し、(受信フレーム番号)>(受信待ち番号)の場合は、受信フレーム番号の飛び越しが発生したので、ステップS16に進み、欠落したフレームの番号(即ち、次に受信すべきであったフレームの番号から当該受信フレームの一つ前の番号まで)を再送バッファ24に記録する。フレーム番号に飛び越しが生じるのは、先行フレームの制御チャネル(フレーム番号)が正常受信できなかった場合に相当し、これらのフレームにつては上記ステップS11,S21のルートでNACKが返送されているため、やがて基地局10から再送されてくることになる。
ステップS17では保持手段25の受信待ち番号を当該受信フレームのフレーム番号+1に更新する。ステップS18では当該受信フレームの番号を一旦再送バッファ24に記録しておく。そして、ステップS19では当該受信フレームについてのデータチャネルの情報を正常に受信したか否かを判別し、データエラーでない場合はステップS20で再送バッファ24における当該受信フレームの番号を直ちに削除する。更にステップS15では当該受信フレームに対する番号付きのACKを返送し、この処理を抜ける。
また上記ステップS19の判別でデータエラーの場合はステップS21で当該受信フレームに対する番号付きのNACKを返送する。この場合における当該受信フレームの番号は既に上記ステップS18の処理で再送バッファ24に記録されており、そのまま残されることになる。
また、上記ステップS12の判別で(受信フレーム番号)>(受信待ち番号)でない場合は、更にステップS13で(受信フレーム番号)=(受信待ち番号)か否かを判別し、YESの場合はステップS17に進む。この場合は、ステップS17で受信待ち番号を更新し、ステップS18では当該受信フレームの番号を一旦再送バッファ24に記録すると共に、ステップS19でデータエラーか否かを判別し、エラーでない場合はステップS20で再送バッファ24の当該フレーム番号を直ちに削除し、ステップS15で番号付きのACKを返送する。また、データエラーの場合はそのままステップS21で番号付きのNACKを送信する。
また、上記ステップS13の判別で(受信フレーム番号)=(受信待ち番号)でもない場合は、当該受信フレーム番号の方が受信待ち番号よりも小さい場合であり、この場合は、更にステップS14で当該受信フレーム番号で再送バッファ24を検索し、当該受信フレーム番号がバッファに存在するか否かを判別する。存在する場合は、過去にNACKを返送したフレームの再送フレームであるので、ステップS19でデータ正常受信か否かを判別し、正常ならステップS20で再送バッファ24の当該受信フレーム番号を削除し、ステップS15で番号付きのACKを返送する。また、データ正常受信でない場合はステ
ップS21で番号付きのNACKを返送する。
また、上記ステップS14の判別で当該受信フレームの番号が再送バッファ24に存在しない場合は、過去に番号付きのACKを返送したが、基地局でその番号が識別されず、このため基地局10からの重複フレームが正常受信された場合と考えられるkこの場合はステップS15で番号付きのACKを返送する。そして、図示しないが、重複受信データに関しては別途破棄する。
図3は実施の形態によるフレーム再送制御のシーケンス図で、基地局10から移動局20に無線フレームを送信する場合における上記図2に従う再送制御処理を具体的に示している。なお、無線区間で発生する通信状況は上記図4で述べたものと同様であり、ここでもフレーム3FRMの再送制御に着目する。挿入図(a)に再送バッファ24の記憶例を示す。ここで、「SN」は受信フレームのシーケンシャル番号(フレーム番号とも呼ぶ)を記憶する欄である。
移動局20が1回目に受信したフレーム3FRMはエラーであるため、基地局20に再送要求3NACKを送信すると共に、再送バッファ24にフレーム番号(=3)を新規記録する。移動局20が2回目に受信したフレーム3FRMもエラーであるため基地局20に再送要求3NACKを送信するが、再送バッファ24には重複するフレーム番号(=3)が既に存在するため、再度記録は行わない。
移動局20が3回目に受信するはずであったフレーム3FRMは制御チャネル(フレーム番号)を正常に受信できなかった為、移動局20では番号無しのNACKを返送する。一方、基地局10では上記3回目のフレームを送信して後、番号無しのNACKを受信したことにより、自局の送信履歴を遡り、この例では4回目のフレーム3FRMを送信する。
移動局20では4回目のフレーム3FRMを正常受信したことにより、基地局10に3ACKを送信すると共に、このフレーム番号(=3)は次に受信すべきフレームのフレーム番号(=10)よりも小さいため、該受信したフレーム番号(=3)で再送バッファ24を検索する。この例では再送バッファ24の記録番号(=3)と一致するため、当該番号(=3)を削除する。
しかるに、この3ACKは基地局10でたまたまフレーム番号を識別できなかったため、基地局10では自局の送信履歴を遡り、この例では5回目のフレーム3FRMを送信する。移動局20ではこの再送フレーム3FRMを正常受信するが、このフレーム番号(=3)は次に受信すべきフレームのフレーム番号(=12)よりも小さい上、この番号(=3)で再送バッファ24を検索すると、フレーム番号(=3)は既に存在しないため、留該番号の受信フレームは既に受信完了していると考えられる。そこで、基地局10に3ACKを返送すると共に、重複データについては破棄する。
この様に、実際のフレーム(パケット)伝送では様々な状態が起こり得るが、移動局20では実質的に再送要求したフレームのフレーム番号のみを再送バッファ24で記録管理することにより、複数回(最大再送限度まで)に渡るような再送要求処理を少ないメモリと高速処理で容易かつ適正に行える。
なお、上記実施の形態では移動通信システムの移動局における下り回線のフレーム再送制御を述べたが、これに限らない。本発明は、基地局における上り回線のフレーム再送制御にもそのまま適用できる。また、本発明はインターネット等におけるIPパケットのフレーム再送制御にも適用可能である。この場合のフレームは制御チャネルとデータチャネ
ルとに分かれていなくても良く、フレーム番号はデータの先頭に付加したオーバヘッド部(OH)に含まれていても良い。
また、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
実施の形態による移動通信システムのブロック図である。 実施の形態によるフレーム再送制御処理のフローチャートである。 実施の形態によるフレーム再送制御のシーケンス図である。 従来のフレーム再送制御のシーケンス図である。
符号の説明
10 基地局
11 データバッファ
12 データ選択部
13 フレーム生成部
20 移動局
22 データ識別部
23 再送制御部
24 再送バッファ
25 保持手段
26 データバッファ

Claims (5)

  1. 送受信間でフレームデータの送受信を行うと共に、受信側で正常受信できなかったフレームの再送要求を送信側に行う通信システムのフレーム再送制御方法であって、
    正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、
    次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段とを備え、
    正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新ステップと、
    前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除ステップとを備えることを特徴とするフレーム再送制御方法。
  2. 正常受信したフレームのフレーム番号と保持手段のフレーム番号とを比較した結果、正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、前記保持手段のフレーム番号から前記正常受信したフレームの一つ前に受信すべきであったフレームまでの各フレーム番号を再送バッファに記憶するステップを更に備えることを特徴とする請求項1記載のフレーム再送制御方法。
  3. 送受信間でフレームデータの送受信を行うと共に、受信側で正常受信できなかったフレームの再送要求を送信側に行う通信システムのフレーム再送制御装置であって、
    正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、
    次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段と、
    正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新手段と、
    前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除手段とを備えることを特徴とするフレーム再送制御装置。
  4. 基地局と移動局間で無線フレームデータの送受信を行うと共に、移動局側で正常受信できなかったフレームの再送要求を基地局に行う移動通信システムの移動局装置であって、
    正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、
    次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段と、
    正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新手段と、
    前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除手段とを備えることを特徴とする移動局装置。
  5. 基地局と移動局間で無線フレームデータの送受信を行うと共に、基地局側で正常受信できなかったフレームの再送要求を移動局に行う移動通信システムの基地局装置であって、
    正常受信できなかったフレームのフレーム番号のみを記憶する再送バッファと、
    次に受信すべきフレームのフレーム番号を保持する保持手段と、
    正常受信したフレームのフレーム番号と前記保持手段のフレーム番号とを比較し、一致
    したか又は正常受信したフレームのフレーム番号の方が大きいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号に所定数を加えた値で保持手段の内容を更新するフレーム番号更新手段と、
    前記比較結果が正常受信したフレームのフレーム番号の方が小さいことにより、該正常受信したフレームのフレーム番号で再送バッファを検索し、一致したフレーム番号を再送バッファから削除するフレーム番号削除手段とを備えることを特徴とする基地局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141741A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム、中継局装置、及び、無線通信方法

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