JP2007205810A - 検出部材劣化診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機に備えられた電磁ピックアップを本発明の検出部材劣化診断装置に取り付け、発電機の回転羽根車を模擬した模擬ロータを回転することにより、実際の発電機と等価な回転数を検出できるので、電磁ピックアップの劣化状態を詳細に且つ確実に検査することができる検出部材劣化診断装置を提供する。
【解決手段】この検出部材劣化診断装置100は、図示しない被検査対象物である発電機の回転羽根車の形を模擬した模擬ロータ2と、模擬ロータ2を所定の回転速度により回転させるモータ(駆動手段)10と、電磁ピックアップ(検出部材)6を模擬ロータ2の近傍に着脱自在に設置する設置手段5と、電磁ピックアップ6から出力される検出信号に基づいて電磁ピックアップ6の劣化の状態を診断する診断制御部9と、模擬ロータ2、モータ10及び設置手段5を保持する保持台1と、を備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出部材劣化診断装置に関し、さらに詳しくは、発電機等に備えられ、発電機のタービンと同期して回転する回転羽根車の回転数を検出する検出部材(電磁ピックアップ)の劣化を診断する検出部材劣化診断装置に関するものである。
発電所の発電機は、水力又は火力により発生したエネルギーを回転力に変換するためのタービンを備えている。また発電機は回転速度が所定の速度を維持することにより正常な発電が可能となる。しかし、外部から直接タービンが正常に回転しているか否かを調べることができないため、従来から発電機にはタービンの回転数を外部から検査できるように、タービンと同期して回転する回転羽根車を備えているのが通常である。そして定期メンテナンス(通常は4年毎)において、その羽根車の回転数を検出部材(電磁ピックアップセンサ)により検出して、タービンが正常に回転しているか否かを検査していた。
しかしながら、従来の定期メンテによる検査方法では、表示部に表示される回転数についての検出結果を見て作動状態の良否を判断したり、絶縁抵抗測定結果により判定するのが一般的であったため、検出部材自体が故障、劣化等によって正常に作動し得ない場合には、タービンの正確な回転数を把握できなくなり、発電機が正常に機能しているか否かを正確に判断することができなかった。
本発明は、かかる課題に鑑み、発電機実機に備えられた検出部材を取り出して検出部材劣化診断装置に取り付け、発電機の回転羽根車を模擬した模擬ロータの回転数を該検出部材により検出することにより、実際の発電機と等価な回転数を検出可能とし、検出部材の劣化状態を詳細に且つ確実に検査することができる検出部材劣化診断装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、タービンと同期して回転する回転羽根車の回転数を検出する検出部材の劣化診断を行なう検出部材劣化診断装置であって、前記回転羽根車の形を模擬した模擬ロータと、該模擬ロータを所定の回転速度により回転させる駆動手段と、前記検出部材を前記模擬ロータの近傍に着脱自在に設置する設置手段と、前記検出部材から出力される検出信号に基づいて該検出部材の劣化の状態を診断する診断制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、被検査対象物である発電機から取り外した検出部材の劣化状態を検査する装置である。実際の稼動状態に近づけるために、発電機に取り付けられている回転羽根車を模擬した模擬ロータを備え、駆動手段により回転させた模擬ロータの回転数を検出部材により検出波形として取り出し、その波形から診断制御部により検出部材の劣化状態を診断するものである。
請求項2は、前記診断制御部は、少なくとも前記検出部材から出力される検出信号をパルス信号に変換するパルス増幅器と、該パルス増幅器により増幅されたパルス信号の周波数を電圧に変換するFV変換器と、前記パルス増幅器により増幅されたパルス信号の波形を観測するためのオシロスコープインターフェースと、前記FV変換器により変換された電圧値及び前記検出部材から出力される検出信号に基づいて前記検出部材の劣化の有無を判断する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の診断制御部は、基本的には自動的に検出部材の劣化状態を検出するように構成されている。そのために検出部材から出力されたアナログ信号を増幅してパルス波形に変換する。その波形をFV変換器に入力することにより、周波数に対応した電圧が取り出せる。即ち、一定の周波数であれば出力電圧は一定である。また、パルス波形をオシロスコープにより観察するためのインターフェースを備え、このインターフェースを介してオシロスコープにより、波形の歪みを観察することができる。
請求項3は、前記オシロスコープインターフェースを介して前記パルス増幅器により増幅されたパルス信号の波形歪みを検出した場合、前記検出部材が劣化していると判断することを特徴とする。
本来検出部材が正常であれば、パルス変換部により変換されたパルス波形に歪みは存在しない。しかし、検出部材が劣化すると磁束の乱れや検出素子の劣化により波形が乱れてくる。これが波形の歪である。
請求項4は、前記波形歪みはオシロスコープを使用して目視により判断することを特徴とする。
波形歪みの種類によっては、非常に微妙に変化する波形歪みが存在するため自動的に検出することは困難となる。そこで本発明では、オシロスコープにより波形を観察して、その波形から人為的に劣化しているか否かを判断するものである。
請求項5は、前記診断制御部は、前記パルス増幅器により増幅されたパルス信号の周波数が所定の範囲から外れている場合、前記検出部材が劣化していると判断することを特徴とする。
検出部材が劣化した場合の一つの検出パターンとしては、回転羽根車の羽根を検出したり検出できない状態が発生することにより、検出パルスの周波数が変動する場合である。即ち、羽根を検出できない状態が発生した場合は、周波数が低くなり、ノイズ等により余分な信号を発生した場合は周波数が高くなる現象となる。
請求項6は、前記診断制御部は、前記検出部材から出力される検出信号の電圧レベルが所定の電圧レベル以下である場合、該検出部材が劣化していると判断することを特徴とする。
検出部材が劣化した場合の他の検出パターンは、アナログ信号のレベルが変動する場合である。もし、回転数が一定であれば、アナログ信号のレベルは略一定であるが、検出部材が劣化することによりレベルが不安定となる場合がある。
請求項7は、前記駆動手段は、前記回転羽根車の各羽根間の角速度と前記模擬ロータの羽根間の角速度が略等しくなるように前記模擬ロータを回転させることを特徴とする。
検査対象物である検出部材が実際に搭載される発電機と同じ条件下で検出部材の波形を観測するのが好ましい。そこで本発明では、発電機のタービンと同期して回転する回転羽根車の角速度と模擬ロータの角速度が同じになるように模擬ロータを回転し、この模擬ロータの回転を検出するものである。
請求項8では、前記駆動手段の回転方向は、時計回り又は反時計回りの何れでも可としたことを特徴とする。
回転手段により回転方向が異なる場合がある。本発明では模擬ロータの羽根が検出センサを横切るときに発生する電圧を検出するため、何れの方向から横切っても構わない。
請求項1の発明によれば、本発明の検出部材劣化診断装置は、回転羽根車の形を模擬した模擬ロータと、模擬ロータを所定の回転速度により回転させる駆動手段と、検出部材を模擬ロータの近傍に着脱自在に設置する設置手段と、検出部材から出力される検出信号に基づいて検出部材の劣化の状態を診断する診断制御部と、を備えたので、簡単な構成で被検査対象物である発電機の実機状態に近い環境を作り出すことができ、正確に且つ迅速に検出部材の劣化状態を診断することができる。
また請求項2では、診断制御部は、少なくとも検出部材から出力される検出信号をパルス信号に変換するパルス増幅器と、パルス増幅器により増幅されたパルス信号の周波数を電圧に変換するFV変換器と、パルス増幅器により増幅されたパルス信号の波形を観測するためのオシロスコープインターフェースと、FV変換器により変換された電圧値及び検出部材から出力される検出信号に基づいて検出部材の劣化の有無を判断する制御部と、を備えたので、オシロスコープによる人為的な診断と診断制御部による自動的な診断の双方を行うことができる。
また請求項3では、オシロスコープインターフェースを介してパルス増幅器により増幅されたパルス信号の波形歪みを検出した場合、検出部材が劣化していると判断するので、簡単な操作により目視で容易に劣化を判断することができる。
また請求項4では、波形歪みはオシロスコープを使用して目視により判断するので、細かい波形歪みを柔軟性をもって発見することができる。
また請求項5では、診断制御部は、パルス増幅器により増幅されたパルス信号の周波数が所定の範囲から外れている場合、検出部材が劣化していると判断するので、模擬ロータの回転数が正常であることを前提とした場合には、検出部材の波形が何らかの原因で乱されていると考えても間違いではない。
また請求項6では、診断制御部は、検出部材から出力される検出信号の電圧レベルが所定の電圧レベル以下である場合、検出部材が劣化していると判断するので、模擬ロータの回転数が正常であることを前提とした場合には、検出部材からの出力レベルが所定値より低い場合、検出部材が故障したか、或いは磁力が劣化して磁束密度の低下により検出素子からの電圧値が低下したと見做せる。
また請求項7では、駆動手段は、回転羽根車の各羽根間の角速度と模擬ロータの羽根間の角速度が略等しくなるように模擬ロータを回転させるので、実機に近い状態で検出部材の劣化状態を検査することができる。
また請求項8では、駆動手段の回転方向は、時計回り又は反時計回りの何れでも可としたので、回転方向を気にすることなく駆動手段を選択することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の検出部材劣化診断装置の全体構成図である。図1(a)は上面図であり、図1(b)は側面図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この検出部材劣化診断装置100は、図示しない被検査対象物である発電機に設けられてタービンと同期回転する回転羽根車の形を模擬した模擬ロータ2と、模擬ロータ2を所定の回転速度により回転させるモータ(駆動手段)10と、電磁ピックアップ(検出部材)6を模擬ロータ2の近傍(検出位置)に着脱自在に設置する設置手段5と、電磁ピックアップ6から出力される検出信号に基づいて電磁ピックアップ6の劣化の状態を診断する診断制御部9と、模擬ロータ2、モータ10及び設置手段5を保持する保持台1と、を備えて構成される。尚、模擬ロータ2の羽根3の数、ピッチは、回転羽根車の羽根の数と同じであることが好ましいが、回転羽根車の羽根間の角速度と模擬ロータ2の羽根間の角速度が同じになるようにモータ10を回転させれば羽根の数、ピッチが同じである必要はない。また、電磁ピックアップ6は、ケーブル7の先端に接続されたコネクタ8により診断制御部9に接続される。また診断制御部9には外部でオシロスコープ21により波形を観測できるようにオシロスコープインターフェース25が備えられている。このように本実施形態の検出部材劣化診断装置100は、被検査対象物である発電機から取り外した電磁ピックアップ6の劣化状態を検査する装置である。そして実際の稼動状態に近づけるために、発電機に取り付けられている回転羽根車を模擬した模擬ロータ2を備え、それをモータ10により回転させることにより電磁ピックアップ6から検出波形を取り出し、その波形から診断制御部9により電磁ピックアップ6の劣化状態を診断するものである。
図2は本発明の検出部材劣化診断装置の操作手順を示すフローチャートである。まず、定期メンテナンス作業等において、本発明の検出部材劣化診断装置100を被検査対象物である発電機の近傍に設置する(S1)。このときオシロスコープ21を持参しても良いが現場にあればそれを使用するようにしても良い。次に被検査対象物である発電機から電磁ピックアップ6を取り外し、設置手段5にセットする。このとき同時に電磁ピックアップ6のコネクタ8を外して診断制御部9に接続する(S2)。次に検出部材劣化診断装置100の電源を投入して模擬ロータ2を回転する(S3)。電磁ピックアップ6は模擬ロータ2に取り付けられた各羽根3を順次検出して検出信号を出力し、ケーブル7を介して診断制御部9に入力する。診断制御部9では検出信号の波形から波形が正常であるか否かを検査し(S4)、正常であれば(S4でYESのルート)電磁ピックアップ6が正常である旨を報知する(S6)。一方、ステップS4で波形が異常であれば(S4でNOのルート)電磁ピックアップ6が劣化している旨を報知する(S5)。尚、報知の方法は、ランプによりOK/NGを点灯してもよいし、表示部に表示するようにしても良い。
図3は本発明の検出部材劣化診断装置を模式的に表した図であり、特に診断制御部の内部構成の一例を示す図である。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。この診断制御部9は、少なくとも電磁ピックアップ6から出力される検出信号6aをパルス信号に変換するパルス増幅器20と、パルス増幅器20により増幅されたパルス信号20aの周波数を電圧に変換するFV変換器22と、パルス増幅器20により増幅されたパルス信号20aの波形を観測するためのオシロスコープインターフェース25と、FV変換器22により変換された出力電圧22a及び電磁ピックアップ6から出力される検出信号6aに基づいて電磁ピックアップの劣化の有無を判断する制御部23と、を備えて構成される。尚、制御部23には信号線24により電磁ピックアップ6から直接検出信号6a(アナログ信号)を入力している。また、オシロスコープ21はパルス変換器20の出力信号を観察できるようにオシロスコープインターフェース25に接続されている。このように本実施形態の診断制御部9は、基本的には自動的に電磁ピックアップ6の劣化状態を検出するように構成されている。そのために電磁ピックアップ6から出力された検出信号6aを増幅してパルス波形20aに変換する。その波形をFV変換器22に入力することにより、周波数に対応した電圧が取り出せる。即ち、一定の周波数であれば出力電圧22aは一定である。また、パルス波形をオシロスコープ21により観察するためのオシロスコープインターフェース25を備え、このインターフェースを介してオシロスコープ21により、波形の歪みを観察することができる。
次に診断制御部9の動作を中心に具体的に説明する。模擬ロータ2が回転すると電磁ピックアップ6から検出信号6aが出力される。この信号は図4(a)のようにアナログ波形である。その信号はパルス増幅器20と制御部23に入力され、パルス増幅器20では検出信号6aを増幅して図4(b)のようなパルス波形20aに変換する。一方、制御部23に入力された検出信号6aは、後述するように電圧レベルを検出するために使用される。パルス増幅器20により増幅されたパルス波形20aは、オシロスコープインターフェース25を介してオシロスコープ21により波形を観察されると共に、FV変換器22に入力され、図4(c)の波形22aのような所定の電圧に変換される。制御部23は波形22aを監視することにより、電磁ピックアップ6の検出波形の周波数が変化したか否かを判断することができる。
図5(a)はパルス増幅器20により増幅されたパルス波形20aが正常であるときの波形である。この図から判るように、電磁ピックアップ6が正常であればパルス波形20aの立上がり、立下りに歪が発生していない。図5(b)はパルス増幅器20により増幅されたパルス波形20aが異常のときの波形である。この図から判るように、電磁ピックアップ6が劣化しているとパルス波形20aの立上がり、立下りに歪Aが発生している。
図6(a)はパルス変換器20により変換されたパルス波形20aの周波数(周期)がノイズ等で乱されている様子を示す波形である。即ち、各周期t1、t2、t3、t4が全て異なるため、FV変換器22からは電圧が変動した波形が制御部23に入力される。制御部23では、この状態が所定時間継続したことを検出して電磁ピックアップ6が劣化していると判断する。図6(b)は信号線24により電磁ピックアップ6から入力されたアナログ信号6aの電圧レベルが変動している様子を示す図である。制御部23は所定のレベルを示す閾値VTHを設定しておき、このレベル以下になる例えば波形D,E,Fを検出して電磁ピックアップ6が劣化していると判断する。
以上のとおり本発明によれば、検出部材劣化診断装置100は、回転羽根車の形を模擬した模擬ロータ2と、模擬ロータ2を所定の回転速度により回転させるモータ10と、電磁ピックアップ6を模擬ロータ2の近傍に着脱自在に設置する設置手段5と、電磁ピックアップ6から出力される検出信号に基づいて電磁ピックアップ6の劣化の状態を診断する診断制御部9と、を備えたので、簡単な構成で被検査対象物である発電機の実機状態に近い環境を作り出すことができ、正確に且つ迅速に電磁ピックアップ6の劣化状態を診断することができる。
また、診断制御部9は、少なくとも電磁ピックアップ6から出力される検出信号6aをパルス信号に変換するパルス増幅器20と、パルス増幅器20により増幅されたパルス信号20aの周波数を電圧に変換するFV変換器22と、パルス増幅器20により変換されたパルス信号20aの波形を観測するオシロスコープインターフェース25と、FV変換器22により変換された電圧値22a及び電磁ピックアップ6から出力される検出信号6aに基づいて電磁ピックアップ6の劣化の有無を判断する制御部23と、を備えたので、オシロスコープ21による人為的な診断と診断制御部9による自動的な診断の双方を行うことができる。
また、オシロスコープインターフェース25を介してパルス増幅器20により増幅されたパルス信号20aの波形歪みを検出した場合、この電磁ピックアップ6が劣化していると判断するので、簡単な操作により目視で容易に劣化を判断することができる。
また、波形歪みはオシロスコープ21を使用して目視により判断するので、細かい波形歪みを柔軟性をもって発見することができる。
また、診断制御部9は、パルス増幅器20により増幅されたパルス信号20aの周波数が所定の範囲から外れている場合、電磁ピックアップ6が劣化していると判断するので、模擬ロータ2の回転数が正常であることを前提とした場合には、電磁ピックアップ6の波形が何らかの原因で乱されていると考えても間違いではない。
また、診断制御部9は、電磁ピックアップ6から出力される検出信号6aの電圧レベルが所定の電圧レベル以下である場合、この電磁ピックアップ6が劣化していると判断するので、模擬ロータ2の回転数が正常であることを前提とした場合には、電磁ピックアップ6からの出力レベルが所定値より低い場合、電磁ピックアップ6が故障したか、或いは磁力が劣化して磁束密度の低下により検出素子からの電圧値が低下したと見做せる。
また、モータ10は、回転羽根車の各羽根間の角速度と模擬ロータ2の羽根間の角速度が略等しくなるように模擬ロータ2を回転させるので、実機に近い状態で電磁ピックアップ6の劣化状態を検査することができる。
また、モータ10の回転方向は、時計回り又は反時計回りの何れでも可としたので、回転方向を気にすることなくモータ10を選択することができる。
本発明の検出部材劣化診断装置の全体構成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 本発明の検出部材劣化診断装置の操作手順を示すフローチャートである。 本発明の検出部材劣化診断装置を模式的に表した図であり、特に診断制御部の内部構成の一例を示す図である。 (a)は電磁ピックアップの出力波形図、(b)はパルス増幅器の出力波形図、(c)はFV変換器の出力波形図である。 (a)はパルス増幅器により増幅されたパルス波形が正常のときの波形図、(b)はパルス変換器により変換されたパルス波形が異常のときの波形図である。 (a)はパルス増幅器により増幅されたパルス波形の周波数(周期)がノイズ等で乱されている様子を示す波形図、(b)は信号線により電磁ピックアップから入力されたアナログ信号の電圧レベルが変動している様子を示す図である。
符号の説明
1 保持台、2 模擬ロータ、3 羽根、4 モータ軸、5 設置手段、6 電磁ピックアップ、7 ケーブル、8 コネクタ、9 診断制御部、10 モータ、20 パルス増幅器、21 オシロスコープ、22 FV変換器、23 制御部、24 信号線、25 オシロスコープインターフェース、100 検出部材劣化診断装置

Claims (8)

  1. タービンと同期して回転する回転羽根車の回転数を検出する検出部材の劣化診断を行なう検出部材劣化診断装置であって、
    前記回転羽根車の形を模擬した模擬ロータと、該模擬ロータを所定の回転速度により回転させる駆動手段と、前記検出部材を前記模擬ロータの近傍に着脱自在に設置する設置手段と、前記検出部材から出力される検出信号に基づいて該検出部材の劣化の状態を診断する診断制御部と、を備えたことを特徴とする検出部材劣化診断装置。
  2. 前記診断制御部は、少なくとも前記検出部材から出力される検出信号をパルス信号に変換するパルス増幅器と、該パルス増幅器により増幅されたパルス信号の周波数を電圧に変換するFV変換器と、前記パルス変換器により変換されたパルス信号の波形を観測するためのオシロスコープインターフェースと、前記FV変換器により変換された電圧値及び前記検出部材から出力される検出信号に基づいて前記検出部材の劣化の有無を判断する制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の検出部材劣化診断装置。
  3. 前記オシロスコープインターフェースを介して前記パルス増幅器により増幅されたパルス信号の波形歪みを検出した場合、前記検出部材が劣化していると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出部材劣化診断装置。
  4. 前記波形歪みはオシロスコープを使用して目視により判断することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の検出部材劣化診断装置。
  5. 前記診断制御部は、前記パルス増幅器により増幅されたパルス信号の周波数が所定の範囲から外れている場合、前記検出部材が劣化していると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出部材劣化診断装置。
  6. 前記診断制御部は、前記検出部材から出力される検出信号の電圧レベルが所定の電圧レベル以下である場合、該検出部材が劣化していると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出部材劣化診断装置。
  7. 前記駆動手段は、前記回転羽根車の各羽根間の角速度と前記模擬ロータの羽根間の角速度が略等しくなるように前記模擬ロータを回転させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の検出部材劣化診断装置。
  8. 前記駆動手段の回転方向は、時計回り又は反時計回りの何れでも可としたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の検出部材劣化診断装置。
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