JP2007205594A - 降温用噴霧システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】降温用噴霧システムは、水をミストとして噴霧して対象の空間の温度を低下し、水をミストとして噴霧する複数の噴霧ヘッドと、水を加圧して送り出すポンプと、ポンプに元弁を介して接続される主配水管と、主配水管にそれぞれ選択弁を介して接続され、主配水管と各噴霧ヘッドとを連通する複数の子配水管と、主配水管に排水弁を介して接続され、主排水管内の水を排水する排水配管と、ポンプ、元弁、選択弁および排水弁を制御するミスト制御盤と、を備え、ミスト制御盤は、噴霧している噴霧ヘッドに引き続いて噴霧を開始する他の噴霧ヘッドに接続される子配水管の選択弁を所定の時間開放作動してから一旦所定の時間閉鎖作動し、その後開放作動に切り換えて開放する。
【選択図】図7
Description
また、複数の選択弁が設けられているときには、選択弁毎の開閉タイミングが異なっているため、後で開く選択弁は、その二次側配管内を水で満たされるまで大気開放となるので、先に噴霧している区画の圧力を低下し、該当する区画のノズルは所定噴霧圧力に達せず、大粒径の水滴を噴霧してしまうという問題がある。
図1は、この発明の実施の形態1に係わる降温用噴霧システムの構成図である。図2は、実施の形態1に係わる噴霧ヘッドの平面図である。図3は、実施の形態1に係わる噴霧ヘッドの断面図である。図4は、実施の形態1に係わる噴霧ノズルの中心軸に沿った断面図である。図5は、加圧水供給装置の構成図である。図6は、ミスト制御盤の機能ブロック図である。図7は、ミストの噴霧のタイミングチャートである。
なお、図2は、噴霧ヘッドを図3のBB断面から下方に見た一部断面図である。また、図3は、噴霧ヘッドを図2のAA断面から水平方向に見た断面図である。
また、噴霧ヘッド3は、地上から縦立されている柱の先端に設けられたことを記載したが、天井から吊り下げられていてもよい。
ここで、6個の噴霧ノズル10を噴霧ヘッド3に設けることを記載したが、これに限定されず、噴霧ノズル10は1個からN個であればよい。
その延長配管12の他方の端部には、直管18が取り付けられ、そこに噴霧ノズル10が嵌合されている。なお、1つの直管18に分岐して圧力変換器(株式会社共和電業製、型式PVD−100ka、測定レンジ0〜10MPa)14が取り付けられて、噴霧ノズル10の加圧水受け空洞20に掛かる水圧を計測し、それを噴霧水圧としている。通常は、この噴霧水圧と高圧ポンプ40の出力水圧との関係を予め求めておいて、高圧ポンプ40の出力水圧を管理することにより、噴霧水圧を管理する。なお、水圧の測定には、ブルドン管圧力計などを用いてもよい。また、直管18は、ステンレスからできている。
このように直管18に嵌合された噴霧ノズル10の中心軸は、噴霧ヘッダ11の下側の端面を含む水平面から22.5度下方に傾いている。
感圧逆止弁22は、空洞21の下流側の開口21aに当接したとき、加圧水の流れを遮断する遮断球30、一端が遮断球30に当接し、他端がリブ23に固定され、遮断球30に所定のバネ圧が掛けられるように撓んでいるバネ31から構成されている。
そして、空洞21の水圧が所定のバネ圧を越えたとき、遮断球30と空洞21の開口21aとが離反して、その隙間から弁収納空洞24に水が流れ込む。ここで、遮断球30が開口21aに当接しているときのバネ圧が、0.6MPa以上、1.5MPa以下に設定されている。
また、加圧水中に含まれる塵埃を取り除くために、高圧ポンプ40の出口に図示しない20μm角開口のフィルタが介在されている。
また、主配水管42、子配水管4a、4b、噴霧ヘッド3にスケールが沈積しないように、金属イオンの少ない加圧水を供給するために、高圧ポンプ40に図示しない軟水器から軟水化された水道水が供給されている。
ミスト制御盤45の噴霧シーケンス制御手段52は、まず元弁41を開放する。同時に排水弁43を開放する。
次に、噴霧シーケンス制御手段52は、高圧ポンプ40の作動を開始して、加圧水をブレードホース47から主配水管42に送水する。そうすると、主配水管42内に残っている空気が排水弁43から水と一緒に押し出されて、主配水管42内に均一な水圧が掛かるようになる。また、元弁41と排水弁43が開いているので電動機始動時の負荷が低減される。
次に、噴霧シーケンス制御手段52は、排水弁43を閉じる。それにより、主配水管42内の水圧が所望の水圧、例えば、6MPaに達する。
次に、噴霧シーケンス制御手段52は、最初に噴霧を行う噴霧ヘッド3に連なる第2選択弁44bを開放して、加圧水が第2子配水管4bを経由して上昇圧力波として伝搬し、噴霧ヘッド3に水が供給される。このときの加圧水受け空洞20に注水されて加わる水圧は4秒の間にほぼ0MPaから6MPaに達する。このように水圧が0.6MPa以上になると、噴霧ノズル10の感圧逆止弁22が開放されてミストの噴霧が開始される。
最初に第2選択弁44bが開放されてから1秒以内で第2子配水管4bの圧力がバネ31のバネ圧を超える。
次に、第1選択弁44aの開放を開始すると、第2子配水管4b内の水圧の低下が始まる。しかし、3秒後に第1選択弁44aを一旦閉鎖方向に動作すると、第2子配水管4b内の水圧の低下が停止し、逆に上昇する。一方、第1子配水管4a内の水圧は上昇開始から例えば7秒以内に6MPaに達する。また、ミストの径が60μm以下になる水圧1MPa以上に2.5秒以内に達するので、径の大きな水滴が垂れるということはない。
図9は、この発明の実施の形態2に係わるミストの噴霧のタイミングチャートである。
実施の形態2に係わる降温用噴霧システムは、実施の形態1に係わる降温用噴霧システム1とミストの噴霧終了のシーケンスが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態2に係わる噴霧のシーケンスは、噴霧を開始するときには選択弁44a、44bを順次開放動作する。
そして、実施の形態2に係わる噴霧のシーケンスの特徴は、図9に示すように、噴霧を停止するときのシーケンスにある。
ミストの噴霧を終了するときには、噴霧シーケンス制御手段52は、選択弁44a、44bの電動機に弁が閉鎖するように電流を流す。そして、選択弁44a、44bの開口度が6分の1位減少する2秒経過する時点で排水弁43を開放して主配水管42内の水圧を低下する。その時点から2秒経過する時点で高圧ポンプ40の動作を停止し、さらに4秒経過する時点で元弁41と排水弁43を閉じる。
しかし、高圧ポンプ40から水が流し込まれているので、子配水管4a、4b内には感圧逆止弁22は閉じている位の水圧の水で充填される。そして、高圧ポンプ40の作動が停止する前に選択弁44a、44bが閉鎖されるので、子配水管4a、4b内は水圧が加わった水で充填されている。
第1子配水管4aに水が圧力を掛けた状態で充填されているときでも、第1選択弁44aの開放動作を開始すると、第2子配水管4b内の圧力の低下が起こるが、第1子配水管4a内の圧力が開放動作開始時にすでに0.2MPaになっているので、第1子配水管4aの水圧が4秒以内で6MPaに達し、ミストの径が液滴がぼた落ちにならない程度の水圧1Mpa以上に2秒以内に達する。その結果、第2子配水管4b内の水圧が2Mpa位までしか低下しないので、大きな水滴が垂れることがなくなる。
一方、噴霧を停止するときに子配水管4a、4b内を空にすると、図11に示すように、第2子配水管4a内の水圧が0.2Mpa以下にまで低下し、棒状放水や大きな水滴の垂れが発生する。
Claims (2)
- 水をミストとして噴霧して対象の空間の温度を低下する降温用噴霧システムにおいて、
水をミストとして噴霧する複数の噴霧ヘッドと、
水を加圧して送り出すポンプと、
上記ポンプに元弁を介して接続される主配水管と、
上記主配水管にそれぞれ選択弁を介して接続され、上記主配水管と各上記噴霧ヘッドとを連通する複数の子配水管と、
上記ポンプ、上記元弁および上記選択弁を制御するミスト制御盤と、
を備え、
上記ミスト制御盤は、噴霧している上記噴霧ヘッドに引き続いて噴霧を開始する他の上記噴霧ヘッドに接続される上記子配水管の上記選択弁を所定の時間開放作動してから一旦所定の時間閉鎖作動し、その後開放作動に切り換えて開放することを特徴とする降温用噴霧システム。 - 上記主配水管に排水弁を介して接続され、上記主配水管内の水を排水する排水配管を備え、
上記ミスト制御盤は、噴霧を停止するとき、上記ポンプを作動しながら上記選択弁の閉鎖作動を開始し、上記選択弁が完全に閉鎖する前に、上記排水弁を開放し、引き続き上記ポンプの作動を停止することを特徴とする請求項1に記載する降温用噴霧システム。
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