JP2007205594A - 降温用噴霧システム - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却エネルギー効率が良く、噴霧が短時間で再開でき、他の噴霧区画での噴霧に悪影響を与えることのない降温用噴霧システムを提供する。
【解決手段】降温用噴霧システムは、水をミストとして噴霧して対象の空間の温度を低下し、水をミストとして噴霧する複数の噴霧ヘッドと、水を加圧して送り出すポンプと、ポンプに元弁を介して接続される主配水管と、主配水管にそれぞれ選択弁を介して接続され、主配水管と各噴霧ヘッドとを連通する複数の子配水管と、主配水管に排水弁を介して接続され、主排水管内の水を排水する排水配管と、ポンプ、元弁、選択弁および排水弁を制御するミスト制御盤と、を備え、ミスト制御盤は、噴霧している噴霧ヘッドに引き続いて噴霧を開始する他の噴霧ヘッドに接続される子配水管の選択弁を所定の時間開放作動してから一旦所定の時間閉鎖作動し、その後開放作動に切り換えて開放する。
【選択図】図7

Description

この発明は、博覧会のパビリオンなど集客施設に設けられ、ミストの蒸散による潜熱による冷却作用を用いる降温用噴霧システムに関する。
従来の降温用噴霧システムは、集客施設などの入口またはその付近に設置された噴霧ノズル、その噴霧ノズルに加圧水を供給するポンプ、ポンプから噴霧ノズルに加圧水が導水される配水管から構成されている。そして、冷却を停止するときには、選択弁により閉じられる二次側配管の水を排水することにより一部または全部が空になるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−109341号公報
しかし、1つまたは複数の噴霧区画を有する降温用噴霧システムでは、噴霧の停止操作を行うとき、選択弁の二次側配管は水の排水により一部または全部が空になるので、噴霧を再開するときに配管内を水で満たすための時間がかかり、ノズルからすぐに噴霧しないという遅延問題がある。
また、複数の選択弁が設けられているときには、選択弁毎の開閉タイミングが異なっているため、後で開く選択弁は、その二次側配管内を水で満たされるまで大気開放となるので、先に噴霧している区画の圧力を低下し、該当する区画のノズルは所定噴霧圧力に達せず、大粒径の水滴を噴霧してしまうという問題がある。
この発明の目的は、冷却エネルギー効率が良く、噴霧が短時間で再開でき、他の噴霧区画での噴霧に悪影響を与えることのない降温用噴霧システムを提供することである。
この発明に係わる降温用噴霧システムは、水をミストとして噴霧して対象の空間の温度を低下する降温用噴霧システムにおいて、水をミストとして噴霧する複数の噴霧ヘッドと、水を加圧して送り出すポンプと、上記ポンプに元弁を介して接続される主配水管と、上記主配水管にそれぞれ選択弁を介して接続され、上記主配水管と各上記噴霧ヘッドとを連通する複数の子配水管と、上記ポンプ、上記元弁および上記選択弁を制御するミスト制御盤と、を備え、上記ミスト制御盤は、噴霧している上記噴霧ヘッドに引き続いて噴霧を開始する他の上記噴霧ヘッドに接続される上記子配水管の上記選択弁を所定の時間開放作動してから一旦所定の時間閉鎖作動し、その後開放作動に切り換えて開放する。
この発明の係わる降温用噴霧システムの効果は、既に噴霧している噴霧ヘッドに引き続いて噴霧を開始する他の噴霧ヘッドに水を供給するとき、噴霧を開始する噴霧ヘッドに接続された子配水管を開閉する選択弁の開放作動を開始し、その選択弁の開口度が所定の値に達したとき、逆にその選択弁の開口度を減少するようにすることにより、既に高圧が加わって噴霧ヘッドが噴霧している子配水管の水圧が水滴が大きくなる程度までは減少しないので、大きな水滴が垂れるという事態を防げる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わる降温用噴霧システムの構成図である。図2は、実施の形態1に係わる噴霧ヘッドの平面図である。図3は、実施の形態1に係わる噴霧ヘッドの断面図である。図4は、実施の形態1に係わる噴霧ノズルの中心軸に沿った断面図である。図5は、加圧水供給装置の構成図である。図6は、ミスト制御盤の機能ブロック図である。図7は、ミストの噴霧のタイミングチャートである。
なお、図2は、噴霧ヘッドを図3のBB断面から下方に見た一部断面図である。また、図3は、噴霧ヘッドを図2のAA断面から水平方向に見た断面図である。
実施の形態1に係わる降温用噴霧システム1は、図1に示すように、地上から縦立された2本の柱2の先端にそれぞれ設けられた噴霧ヘッド3、噴霧ヘッド3に供給される加圧水が配水される子配水管4a、4b、子配水管4a、4bを介して加圧水を供給する加圧水供給装置5、周囲の温度と湿度を測定して加圧水供給装置5に送信する温湿度計6が備えられている。加圧水供給装置5に水道7から水が供給されている。なお、2本の柱2を例に挙げて説明するが、冷却する施設の大きさに従って適宜柱2の本数を定めればよい。
また、噴霧ヘッド3は、地上から縦立されている柱の先端に設けられたことを記載したが、天井から吊り下げられていてもよい。
噴霧ヘッド3は、図2に示すように、子配水管4a、4bを介して配水された加圧水を6個の噴霧ノズル10に均等に圧力が掛かるよう分配する噴霧ヘッダ11、噴霧ヘッダ11から噴霧ノズル10を所定の距離離すために設けられる6本の延長配管12、加圧水をミストにして噴霧する6個の噴霧ノズル10から構成されている。そして、噴霧ノズル10の設置高度は、4mである。なお、噴霧ノズル10の設置高度は、ミストの平均粒径および最大粒径に依存して定めることができる。
ここで、6個の噴霧ノズル10を噴霧ヘッド3に設けることを記載したが、これに限定されず、噴霧ノズル10は1個からN個であればよい。
噴霧ヘッダ11は、図2、図3に示すように、中心軸が鉛直方向に配された6角柱状の空洞15が内部に形成されている6角柱である。そして、6角柱の下側の端面の中心に子配水管4a、4bが連結される孔16が設けられ、子配水管4a、4bと6角柱状の空洞15とが連通されている。また、6角柱の各側面の中心に延長配管12が連結される孔17が設けられ、延長配管12と6角柱状の空洞15とが連通されている。加圧水は片方の端面の孔16から注水され、6個の側面の孔17から延長配管12に給水されていく。噴霧ヘッダ11は、ステンレスからできている。
延長配管12は、図3に示すように、円筒管であり、噴霧ヘッダ11の側面に垂直に一方の端部が取り付けられ、長手方向に下向きに彎曲し、他方の端部では、噴霧ヘッダ11の下側の端面を含む水平面から円筒管の中心軸が22.5度お辞儀するように傾いている。延長配管12は、ステンレスからできている。
その延長配管12の他方の端部には、直管18が取り付けられ、そこに噴霧ノズル10が嵌合されている。なお、1つの直管18に分岐して圧力変換器(株式会社共和電業製、型式PVD−100ka、測定レンジ0〜10MPa)14が取り付けられて、噴霧ノズル10の加圧水受け空洞20に掛かる水圧を計測し、それを噴霧水圧としている。通常は、この噴霧水圧と高圧ポンプ40の出力水圧との関係を予め求めておいて、高圧ポンプ40の出力水圧を管理することにより、噴霧水圧を管理する。なお、水圧の測定には、ブルドン管圧力計などを用いてもよい。また、直管18は、ステンレスからできている。
このように直管18に嵌合された噴霧ノズル10の中心軸は、噴霧ヘッダ11の下側の端面を含む水平面から22.5度下方に傾いている。
噴霧ノズル10は、図4に示すように、略円筒状のハウジング19を有している。そして、円筒状のハウジング19の中心軸に沿って、延長配管12を介して供給された加圧水を受ける断面が円形の加圧水受け空洞20、加圧水受け空洞20の下流側に位置し、断面が加圧水受け空洞20の径より小さい円形の空洞21、感圧逆止弁22を収納し、断面が空洞21の径より大きい円形であり、下流側の端面の外縁部が中心方向に突き出されたリブ23により仕切られた弁収納空洞24、駒25を収納し、リブ23の下流側に位置し、断面が加圧水受け空洞20の径と等しい円形の空洞26およびその空洞26に連なる漏斗状の空洞27からなる噴流生成空洞28、漏斗状の空洞27の先端に連なるオリフィス29が連なるようにして設けられている。
そして、弁収納空洞24には、空洞21の下流側の開口21aを閉鎖/開放する感圧逆止弁22が挿入されている。
感圧逆止弁22は、空洞21の下流側の開口21aに当接したとき、加圧水の流れを遮断する遮断球30、一端が遮断球30に当接し、他端がリブ23に固定され、遮断球30に所定のバネ圧が掛けられるように撓んでいるバネ31から構成されている。
そして、空洞21の水圧が所定のバネ圧を越えたとき、遮断球30と空洞21の開口21aとが離反して、その隙間から弁収納空洞24に水が流れ込む。ここで、遮断球30が開口21aに当接しているときのバネ圧が、0.6MPa以上、1.5MPa以下に設定されている。
さらに、噴流生成空洞28では、加圧水を旋回噴流として噴出し、漏斗状の空洞27の内側面に衝突させるための駒25が円柱状の空洞26の内側面に接しながら噴霧ノズル10の中心軸方向に摺動しながら移動する。駒25には、側面に螺旋状の溝32が掘られ、その溝32と円柱状の空洞26の内側面とにより加圧水を旋回して噴出する旋回流路が形成される。
加圧水供給装置5は、図5に示すように、高圧ポンプ40、高圧ポンプ40の下流側に配設された元弁41、主配水管42内の水を排水する流路を開閉する排水弁43、各噴霧ヘッド3への加圧水の供給を選択する第1の選択弁44aおよび第2の選択弁44b、高圧ポンプ40および各種弁を制御するミスト制御盤45から構成されている。選択弁44a、44bは、子配水管4a、4bがそれぞれ接続されている。ミスト制御盤45に、温湿度計6で計測された乾球温度および湿球温度が入力される。
そして、元弁41と選択弁44a、44bとは、主配水管42で連通され、主配水管42の途中から分岐する排水配管46により排水弁43が主配水管42に連通されている。主配水管42、排水配管46、子配水管4a、4bはそれぞれステンレスからできている。また、高圧ポンプ40と元弁41とは、ゴム製のブレードホース47により連通され、容積式の高圧ポンプ40により発生する脈動を平滑化している。
また、加圧水中に含まれる塵埃を取り除くために、高圧ポンプ40の出口に図示しない20μm角開口のフィルタが介在されている。
また、主配水管42、子配水管4a、4b、噴霧ヘッド3にスケールが沈積しないように、金属イオンの少ない加圧水を供給するために、高圧ポンプ40に図示しない軟水器から軟水化された水道水が供給されている。
選択弁44a、44bは、電動機駆動弁であり、弁が閉鎖状態にあるとき電動機に弁を開放するように電流を流してから開閉時間(約12秒)経過すると弁が開放状態に変化する。また、弁が開放状態にあるとき電動機に弁を閉鎖するように電流を流してから開閉時間経過すると弁が閉鎖状態に変化する。弁が閉鎖状態にあるときから弁を開放するように電動機に電流を流し始めると、弁の開口度は次第に大きくなり、開口度100%に達する。弁を開放するように電動機に電流を流し始めてから開閉時間の途中で電動機に逆に弁を閉鎖するように電流を流すと開口度が減少してゆく。
ミスト制御盤45は、図6に示すように、温湿度計6により計測された乾球温度および湿球温度に基づいて噴霧の可否を判断する噴霧判断手段50、噴霧可の場合、噴霧量を算出して、高圧ポンプ40からの給水量を制御する給水量制御手段51、高圧ポンプ40および各種弁を制御する噴霧シーケンス制御手段52、湿り空気線図が記憶されている空気線図データベース53を有している。このミスト制御盤45は、CPU、RAM、ROM、インタフェース回路を有するコンピュータから構成されている。
次に、加圧水を高圧ポンプ40から供給するシーケンスについて図7を参照して説明する。
ミスト制御盤45の噴霧シーケンス制御手段52は、まず元弁41を開放する。同時に排水弁43を開放する。
次に、噴霧シーケンス制御手段52は、高圧ポンプ40の作動を開始して、加圧水をブレードホース47から主配水管42に送水する。そうすると、主配水管42内に残っている空気が排水弁43から水と一緒に押し出されて、主配水管42内に均一な水圧が掛かるようになる。また、元弁41と排水弁43が開いているので電動機始動時の負荷が低減される。
次に、噴霧シーケンス制御手段52は、排水弁43を閉じる。それにより、主配水管42内の水圧が所望の水圧、例えば、6MPaに達する。
次に、噴霧シーケンス制御手段52は、最初に噴霧を行う噴霧ヘッド3に連なる第2選択弁44bを開放して、加圧水が第2子配水管4bを経由して上昇圧力波として伝搬し、噴霧ヘッド3に水が供給される。このときの加圧水受け空洞20に注水されて加わる水圧は4秒の間にほぼ0MPaから6MPaに達する。このように水圧が0.6MPa以上になると、噴霧ノズル10の感圧逆止弁22が開放されてミストの噴霧が開始される。
次に、2番目に噴霧を行う噴霧ヘッド3に連なる第1選択弁44aの電動機に第1選択弁44aが開放するように電流を流し、3秒経過後第1選択弁44aを閉鎖するように電流を流し、1秒経過後、また第1選択弁44aが開放するように電流を流す。または、3秒経過後その開度を所定時間維持し、その後開放する。
ここで、2番目に噴霧を行う噴霧ヘッド3に水の供給を開始するときに、途中で一旦弁を閉鎖する動作を追加した場合の管内圧力の推移を図8を参照して説明する。
最初に第2選択弁44bが開放されてから1秒以内で第2子配水管4bの圧力がバネ31のバネ圧を超える。
次に、第1選択弁44aの開放を開始すると、第2子配水管4b内の水圧の低下が始まる。しかし、3秒後に第1選択弁44aを一旦閉鎖方向に動作すると、第2子配水管4b内の水圧の低下が停止し、逆に上昇する。一方、第1子配水管4a内の水圧は上昇開始から例えば7秒以内に6MPaに達する。また、ミストの径が60μm以下になる水圧1MPa以上に2.5秒以内に達するので、径の大きな水滴が垂れるということはない。
このように後続して噴霧を開始する噴霧ヘッド3に水を供給するときに、一旦子配水管4aに水を流し込み、弁の開口度が所定の値に達したとき、逆に第1選択弁44aの開口度を減少するようにすることにより、既に高圧が加わっている第2子配水管4bの水圧が水滴が大きくなる程度までは減少しないので、大きな水滴が垂れるという事態を防げる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2に係わるミストの噴霧のタイミングチャートである。
実施の形態2に係わる降温用噴霧システムは、実施の形態1に係わる降温用噴霧システム1とミストの噴霧終了のシーケンスが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態2に係わる噴霧のシーケンスは、噴霧を開始するときには選択弁44a、44bを順次開放動作する。
そして、実施の形態2に係わる噴霧のシーケンスの特徴は、図9に示すように、噴霧を停止するときのシーケンスにある。
ミストの噴霧を終了するときには、噴霧シーケンス制御手段52は、選択弁44a、44bの電動機に弁が閉鎖するように電流を流す。そして、選択弁44a、44bの開口度が6分の1位減少する2秒経過する時点で排水弁43を開放して主配水管42内の水圧を低下する。その時点から2秒経過する時点で高圧ポンプ40の動作を停止し、さらに4秒経過する時点で元弁41と排水弁43を閉じる。
このように選択弁44a、44bを閉じ始めてから2秒経過する時点、すなわち、まだ完全に選択弁44a、44bが閉じていない状態で排水弁43を開放するので下降圧力波が子配水管4内を伝搬し、噴霧ノズル10の加圧水受け空洞内の水圧が1MPa以下に低下するので、感圧逆止弁22が閉まり、ミストの噴霧が停止される。
しかし、高圧ポンプ40から水が流し込まれているので、子配水管4a、4b内には感圧逆止弁22は閉じている位の水圧の水で充填される。そして、高圧ポンプ40の作動が停止する前に選択弁44a、44bが閉鎖されるので、子配水管4a、4b内は水圧が加わった水で充填されている。
次に、噴霧を停止したときに子配水管4a、4bに水が圧力を掛けて残されている場合、噴霧を再開するときの様子を図10を参照して説明する。
第1子配水管4aに水が圧力を掛けた状態で充填されているときでも、第1選択弁44aの開放動作を開始すると、第2子配水管4b内の圧力の低下が起こるが、第1子配水管4a内の圧力が開放動作開始時にすでに0.2MPaになっているので、第1子配水管4aの水圧が4秒以内で6MPaに達し、ミストの径が液滴がぼた落ちにならない程度の水圧1Mpa以上に2秒以内に達する。その結果、第2子配水管4b内の水圧が2Mpa位までしか低下しないので、大きな水滴が垂れることがなくなる。
一方、噴霧を停止するときに子配水管4a、4b内を空にすると、図11に示すように、第2子配水管4a内の水圧が0.2Mpa以下にまで低下し、棒状放水や大きな水滴の垂れが発生する。
このように、主配水管42内の水圧を所望の値に一旦安定したのち、子配水管4に給水することにより、図10に示すように、噴霧ノズル10に給水される加圧水の水圧が数秒の間で0MPaから6MPaに変化することができる。そして、感圧逆止弁22が急激に開放され、水圧の低い状態で噴霧される時間を短くすることができるので、水圧が低い状態で噴霧されたときにみられる大きな粒径のミストが殆ど噴霧されることがない。
この発明の実施の形態1に係わる降温用噴霧システムの構成図である。 この発明の噴霧ヘッドの一部横断面図である。 この噴霧ヘッドの断面図である。 噴霧ノズルの中心軸に沿った断面図である。 実施の形態1に係わる加圧水供給装置の構成図である。 実施の形態1に係わるミスト制御盤の機能ブロック図である。 実施の形態1の加圧水供給装置により制御されたミストの噴霧のタイミングチャートである。 実施の形態1において子配水管に加わる水圧の変化の様子を示す図である。 実施の形態2の加圧水供給装置により制御されたミストの噴霧のタイミングチャートである。 実施の形態2において子配水管に加わる水圧の変化の様子を示す図である。 子配水管が空になった状態から噴霧を再開するときの子配水管に加わる水圧の変化の様子を示す図である。
符号の説明
1 降温用噴霧システム、2 柱、3 噴霧ヘッド、4a、40b 子配水管、5 加圧水供給装置、6 温湿度計、7 水道、10 噴霧ノズル、11 噴霧ヘッダ、12 延長配管、15 空洞、16、17 孔、18 直管、19 ハウジング、20、21 空洞、21a 開口、22 感圧逆止弁、23 リブ、24 弁収納空洞、25 駒、26、27 空洞、28 噴流生成空洞、29 オリフィス、30 遮断球、31 バネ、32 溝、40 高圧ポンプ、41 元弁、42 主配水管、43 排水弁、44a、44b 選択弁、45 ミスト制御盤、46 排水配管、47 ブレードホース、50 噴霧判断手段、51 給水量制御手段、52 噴霧シーケンス制御手段、53 空気線図データベース。

Claims (2)

  1. 水をミストとして噴霧して対象の空間の温度を低下する降温用噴霧システムにおいて、
    水をミストとして噴霧する複数の噴霧ヘッドと、
    水を加圧して送り出すポンプと、
    上記ポンプに元弁を介して接続される主配水管と、
    上記主配水管にそれぞれ選択弁を介して接続され、上記主配水管と各上記噴霧ヘッドとを連通する複数の子配水管と、
    上記ポンプ、上記元弁および上記選択弁を制御するミスト制御盤と、
    を備え、
    上記ミスト制御盤は、噴霧している上記噴霧ヘッドに引き続いて噴霧を開始する他の上記噴霧ヘッドに接続される上記子配水管の上記選択弁を所定の時間開放作動してから一旦所定の時間閉鎖作動し、その後開放作動に切り換えて開放することを特徴とする降温用噴霧システム。
  2. 上記主配水管に排水弁を介して接続され、上記主配水管内の水を排水する排水配管を備え、
    上記ミスト制御盤は、噴霧を停止するとき、上記ポンプを作動しながら上記選択弁の閉鎖作動を開始し、上記選択弁が完全に閉鎖する前に、上記排水弁を開放し、引き続き上記ポンプの作動を停止することを特徴とする請求項1に記載する降温用噴霧システム。
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