JP2007202602A - 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機 - Google Patents

遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007202602A
JP2007202602A JP2006021463A JP2006021463A JP2007202602A JP 2007202602 A JP2007202602 A JP 2007202602A JP 2006021463 A JP2006021463 A JP 2006021463A JP 2006021463 A JP2006021463 A JP 2006021463A JP 2007202602 A JP2007202602 A JP 2007202602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
outlet
guide chute
game
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006021463A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Tatetsuki
三郎 立附
Kazuo Kameda
一夫 亀田
Tokuji Ogawa
篤治 小川
Kazuhiko Takano
和彦 高野
Masaaki Kozukue
正晶 小机
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006021463A priority Critical patent/JP2007202602A/ja
Publication of JP2007202602A publication Critical patent/JP2007202602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】遊技機に隣接したメダル貸機にメダルを遊技機のメダル投入口へ搬送するメダル移送装置を設け、メダル移送装置のメダル案内シュートから遊技機のメダル投入部へメダルを移送する場合、メダル案内シュートのメダル出口が遊技機のメダル投入口に対応した位置に調節可能となるメダル出口を備えた出口部材を回動可能に設ける。
【解決手段】メダル案内シュートの先端の保持部にメダル出口を備えた出口部材が左右回動可能に組み合わされ、保持部と出口部材を縦方向に貫通するロック部材を備え、ロック部材とロック部材が貫通する出口部材の相対する面には相互に嵌合し合う複数の縦方向筋を備え、ロック部材の第1位置では縦方向筋の嵌合が解除し、ロック部材の第2位置では縦方向筋の相互嵌合によって出口部材が保持部に固定されること。
【選択図】図5

Description

本発明は、紙幣等の薄片の挿入によって、遊技メダル供給部から供給される遊技メダルを遊技機のメダル投入部へ移送するメダル移送装置、並びにこのメダル移送装置を組み込んだ遊技メダル貸機に関する。
先行技術として、パチスロ機において、1回の遊技を行うために必要な1〜3枚の遊技メダルを1回の遊技ごとにメダル投入口へ投入するか、複数回の遊技に必要な枚数のメダルをまとめてメダル投入口へ投入するかによって、遊戯を行う場合はメダル投入という面倒さが付きまとうが、これを解決するために、パチスロ機から払い出されるメダルを受けるメダルカップ内のメダルを自動的にメダル投入口へメダルリフターによって搬送して連続して遊技ができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のものは、メダル払い出し口から払い出される遊技メダルを集めるメダルカップ内の所定箇所から遊技メダルを取り出して1枚ずつ送給するメダル取り出し機構部と、上下端部がメダル投入部とメダルカップにそれぞれ近接配置されてメダル取り出し機構部から送られる遊技メダルを複数のメダル受け部に順次取り込んで保持しながら上方へ移送するメダルリフターと、このメダルリフターの上端まで移送された遊技メダルをメダル投入部へ導くシュータ部と、メダル投入部へ投入された遊技メダルを検出するメダル検出センサを備えた構成が、パチスロ機の中に設けられるタイプである。
特開2001−346938号公報
このように、特許文献1のものは、パチスロ機内に、上記のメダル取り出し機構部と、メダルリフターと、シュータ部と、メダル検出センサを備えた構成であるため、遊技者が挿入した紙幣の真偽識別部と、この紙幣の受領によって払い出される遊技メダルと入賞時に払い出す遊技メダルの多数を予め収納しておくホッパーと、このホッパー内の遊技メダルを払い出す払い出し機構とを、パチスロ機の中に組み込んでおくタイプである。このため、これらのすべての機構を組み込んだパチスロ機を複数設置して遊技施設を構成する場合には適するが、パチスロ機自体を大幅に改良しなければならない。このため、パチスロ機自体ではメダル投入口に投入されたメダルによって遊技が行われるが、遊技者が紙幣を挿入して遊技メダルを購入するのは、パチスロ機に隣接配置した遊技メダル貸機にて行うようにしたタイプに係る技術ではない。
本発明は、パチスロ機のような遊技機に隣接配置した遊技メダル貸機に遊技者が紙幣等を挿入して、遊技メダル貸機から遊技メダルの払い出しを受け、この払い出されたメダルをメダル移送装置によって自動的に遊技機のメダル投入口へ搬送する形態において、メダル移送装置のメダル収容部のメダルを、リフト装置で上方へ移送し、メダル案内シュートによってメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ導入する構成のメダル移送装置とし、リフト装置から送出されるメダルが遊技機のメダル投入口へ円滑に移動するようにするためのメダル案内シュートを提供する。
特に、遊技機の機種によってメダル投入口の形や向きが異なるものがあるが、種々のメダル投入口の形態に対しても、正常なメダル搬送ができるようにする必要がある。本発明では、メダル投入口の向きが異なる機種に対しても、容易に対応できるようにするものである。そのために、メダル案内シュートの先端部にメダル出口を備えた出口部材を回動可能に設け、この出口部材を回動してメダル投入口の向きに一致させ、その位置にこの出口部材を固定するものである。
本発明において、薄片とは、紙幣を含むことは勿論のこと、プリペイドカードやその他のカードであって、遊技メダルの供給を受けることができる有価カードを含めた総称であり、紙幣やカードの材質は問わない。
第1発明の遊技メダル貸機用メダル移送装置は、メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端の保持部には前記メダル出口を備えた出口部材が左右回動可能に組み合わされ、前記保持部に対して前記出口部材を所定位置に位置決めする状態と、前記保持部に対して前記出口部材を回動自由とする状態とに操作するロック部材を設けたことを特徴とする。
第2発明の遊技メダル貸機用メダル移送装置は、メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端の保持部には前記メダル出口を備えた出口部材が左右回動可能に組み合わされ、前記保持部と前記出口部材を縦方向に貫通するロック部材を備え、前記ロック部材と前記ロック部材が貫通する前記出口部材の相対するそれぞれの面には相互に嵌合し合う複数の縦方向筋を備え、前記ロック部材の第1位置では前記縦方向筋の嵌合が解除し、前記ロック部材の第2位置では前記縦方向筋の相互嵌合によって、前記出口部材が前記保持部に位置決めされることを特徴とする。
第3発明の遊技メダル貸機用メダル移送装置は、メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端部には円形状または円弧状の保持部を備え、前記メダル出口を備えた出口部材の上部が前記保持部内に左右回動可能に組み合わされ、前記保持部の上壁と前記出口部材の上部を縦方向に貫通するロック部材を備え、前記ロック部材と前記ロック部材が貫通する前記出口部材の相対するそれぞれの面には、相互に嵌合し合う複数の縦方向筋を備え、前記ロック部材の上昇位置では前記縦方向筋の嵌合が解除し、前記ロック部材の下降位置では前記縦方向筋の相互嵌合によって、前記出口部材が前記保持部に位置決めされることを特徴とする。
第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれかに記載の遊技メダル貸機用メダル移送装置を備えた遊技メダル貸機である。
第1の発明では、遊技機の機種によってメダル投入口の形状や向きが異なる場合でも、メダル案内シュートの先端部に設けた出口部材を回動することによって、メダル出口をメダル投入口に一致させることができる。このため、遊技場に遊技機と遊技メダル貸機を設置する際の調節作業もし易く、遊技機の機種ごとのメダル案内シュートを用意する必要がなく、経済的である。そして、メダル案内シュートの先端のメダル出口を遊技機のメダル投入部に対して正規位置に位置決めする位置決め装置は、ロック部材の操作によって、メダル出口を備えた出口部材の左右回動を自由とする状態と、保持部に対して出口部材を所定位置に位置決めする状態とに切り替え操作できるため、メダル出口をメダル投入口に一致させる作業が容易となり、短時間で作業が達成できる。
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、ロック部材の操作によって、双方の縦方向筋が嵌合した状態で出口部材がメダル案内シュートの保持部に位置決めされるため、出口部材を所定位置に保持する作業が工具なしに簡単に行えるものとなり、位置決め作業時間が短縮される。このため、多数の遊技機と遊技メダル貸機とを設置する場合や、メダル案内シュートにメダルが詰ったときやメンテナンス等の作業を終了したときに行われる、メダル出口と遊技機のメダル投入口の対応調節作業時間も極めて短時間で終われることとなり、作業時間の短縮が課題であった点が解決できるものとなる。
第3の発明では、第2の発明の効果に加えて、ロック部材の下降位置で双方の縦方向筋が嵌合して位置決め状態となるため、ロック部材が外れ難くなり、安定した位置決め状態の保持が可能となる。
第4の発明では、第1の発明乃至第3の発明の効果を奏する遊技メダル貸機を提供できる。
本発明の遊技メダル貸機用メダル移送装置は、メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端の保持部には前記メダル出口を備えた出口部材が左右回動可能に組み合わされ、前記保持部に対して前記出口部材を所定位置に位置決めする状態と、前記保持部に対して前記出口部材を回動自由とする状態とに操作するロック部材を設けたものである。本発明の実施例を以下に記載する。
次に、薄片をその代表的な紙幣で表した本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る遊技メダル貸機と遊技機の併設状態を示す正面図、図2は本発明に係るメダル移送装置が遊技メダル貸機に組み込まれた状態を説明する正面斜視図、図3は両島タイプの遊技装置における搬送装置の配置平面図、図4は搬送ユニットを接続した状態の正面図、図5は本発明に係るメダル案内シュートの先端部分の斜視図、図6は本発明に係るメダル移送装置と遊技機との関係を示す側面図、図7は本発明に係るメダル移送装置のメダル収容部を取り外した状態の上面斜視図、図8は本発明に係るメダル移送装置のメダル導入装置がメダルを押し上げる前の状態を示す斜視図、図9は本発明に係るメダル移送装置のメダル導入装置がメダルを押し上げ始める状態を示す斜視図、図10は本発明に係るメダル移送装置のメダル導入装置がメダルを押し上げてリフト装置へ導入した状態を示す斜視図、図11は本発明に係るメダル移送装置の構成を示す横断平面図、図12は本発明に係るメダル移送装置のメダルの導入部と導入装置との関係を示す右側面図、図13は本発明に係るメダル移送装置のメダル送出装置によるメダル払い出し動作を示す平面図、図14は本発明に係るメダル移送装置のメダル送出装置の払い出し盤部分の縦断側面図、図15は本発明に係るメダル移送装置のメダル収容部に設けたメダル残留防止装置の縦断面図、図16は本発明に係るメダル移送装置のメダル収容部に設けたメダル残留防止装置の上面斜視図、図17は本発明に係るメダル移送装置の電動機装置の伝達装置の説明図、図18は本発明に係るメダル移送装置のメダル方向転換部の上面斜視図、図19は本発明に係るメダル移送装置のメダル方向転換部の上面図、図20は本発明に係るメダル案内シュート部分の斜視図、図21は本発明に係るメダル案内シュートの位置決め装置の構成を示す断面図、図22は本発明に係るメダル案内シュートのカバーを取り外した状態の斜視図、図23は本発明に係るメダル案内シュートの開閉カバーを開いた状態の分解斜視図、図24は本発明に係る第2案内シュートを支持する部分の構成を示す斜視図、図25はロック部材が上昇位置にある場合のメダル案内シュートの先端部の縦断面図、図26はロック部材が下降位置にある場合のメダル案内シュートの先端部の縦断面図、図27は図26のX−X断面図である。
本発明の実施の形態を図に基づき説明する。1は遊技機であり、スロットマシンや、パチンコ機能とスロットマシン機能との併合であるパチスロ機等の遊技機を示す。遊技機1がパチスロ機の場合は、メダル投入口25に遊技に必要な最低1枚のメダル200が投入された状態において、スタートレバー1Aを操作することにより、3個のリール1Cが回転する。この状態でタイミングを見て3個のストップボタン1Bを押すことにより、リール1Cが順次停止し、表面に表示された各リール1Cの図柄や数字の組み合わせに応じて入賞メダルが、払い出し口からメダル受け皿1Dに払い出される仕組みである。
2は遊技機1に併設される遊技メダル貸機である。遊技メダル貸機2は、遊技メダル200の供給を受けるために挿入された紙幣や有価カード等の薄片100の識別機能を有する薄片識別装置10と、紙幣や有価カード等の薄片100の挿入によって所定枚数の遊技メダル200を供給する遊技メダル供給部20と、この供給された遊技メダル200を遊技機1のメダル挿入部25へ搬送するためのメダル移送装置300とを備えている。遊技メダル貸機2は、単に貸機と称する場合があり、また、遊技機1相互間に配置されるため台間貸機とも称する。複数の遊技機1の横に隣接するようにそれぞれ貸機2が遊技機1に併設配置され、この形態は一つの島を形成する状態であるため、これを遊技装置の島と称している。遊技機1と貸機2は、遊技装置の島の外観形成を整えるために略同一高さに形成されている。
有価カードとしては、プリペイドカード、その他のカード等の如くカードに貨幣価値が記憶されたものであり、このカードを薄片識別装置10に挿入することによって、貸機2から遊技メダル200の供給を受けることができるものである。遊技メダル貸機2は、その筐体2A内の上部に薄片100の一つである紙幣の真偽を識別する薄片識別装置10と、下部に遊技メダルを供給する遊技メダル供給部20と、そして中間部に電装部30を内蔵している。
メダル貸機2は薄片識別装置10と電装部30の前面側を開閉できるように前面板16を備えており、前面板16には、薄片識別装置10に対応した前面側に薄片挿入部11を備えている。前面板16は、遊技装置の管理者が開閉できる施錠装置18によって閉じられているが、前面板16を開くことによって薄片識別装置10、電装部30、及びその他の箇所の点検や修理等ができる。
薄片挿入部11は、メダル貸機2の前面に開口し、その開口に下側又は上側に挿入適用紙幣の金種表示部を備えている。この金種表示部の表示は、挿入適用紙幣が¥1000であれば¥1000を標記している。薄片挿入口11から挿入された紙幣の真偽判別を薄片識別装置10で行い、識別した真正紙幣100を後述の薄片導入装置3へ導入する。メダル貸機2に適用可能な紙幣は、例えば、1000円以外に、2000円、5000円、10000円の紙幣の一つ又は複数とすることもできる。
遊技メダル供給部20は、メダル払い出し装置21とその上部に設けたホッパー状のメダル収納部22を備え、メダル収納部22へ収納されたメダル200をメダル払い出し装置21によって1枚ずつ所定枚数払い出すものである。メダル収納部22へのメダル200の補給は、遊技メダル供給部20に対応してメダル貸機2の前面に設けた前面板23を開くことにより可能である。前面板23は、遊技装置の管理者が開閉できる施錠装置24によって閉じられており、前面板23を開くことによって、遊技メダル供給部20や後述のメダル移送装置300の点検、修理等ができる。
メダル払い出し装置21は、メダル収納部22の下端部に配置した払い出し盤20Aを電動機機構によって回転することによって、メダル収納部22のメダル200を1枚ずつ払い出す仕組みである。メダル払い出し装置21は、後述のメダル送出装置302と同様の構成である。払い出されたメダル200は、後述のメダル移送装置300のメダル収納部301へ供給される仕組みである。
電装部30は、薄片識別装置10と遊技メダル供給部20に電気的に接続されている。このため電装部30は、紙幣挿入口11から挿入され薄片識別装置10にて識別された真正紙幣100の金額データの読み込み制御や、この金額データを遊技機1の前面板に設けた表示器に表示させる制御や、この真正紙幣100の金額に対応してメダル払い出し装置21から所定数のメダルを払い出す制御や、このメダル払い出し装置21から払い出すメダル数を貸機2の前面に設けた表示器17に表示させる制御や、メダル収納部22の収納メダルの不足を検知センサで検知し、LED等の表示部等で報知する制御や、後述のメダル移送装置300に関係する制御等、これらの制御を行なう制御部を備えている。
遊技機1と貸機2とは、基台に横一列状に併設されてグループP、Qを構成して、遊技施設内に恰も「島」を形成するように見えるため、遊技島、遊技装置の島または単に島と称している。このような遊技島は、前記グループP、Qが背中合わせに配置したものを両島タイプと称し、グループP又はQの一方側のみのものを片島タイプと称している。図3には、グループP、Qが背中合わせに配置された両島タイプの構成を示している。グループP、Qの背面側には、グループP、Qに沿って薄片100を一方向に向けて搬送する搬送路Mを形成する薄片搬送装置5が設けられており、貸機2の薄片識別装置10で識別された真正薄片100は、薄片導入装置3によって薄片搬送装置5へ導入される。薄片搬送装置5の搬送終端部には、薄片100をカウントし、収納する収納庫70が設けられている。
薄片搬送装置5は、電動機装置55によって一方向へ搬送駆動される一本のエンドレスベルト51(支持ローラ54Aと54Bに架け渡されている)と、このエンドレスベルト51に対向配置されたカバー部材52との間に薄片100を挟持して搬送する搬送路M1を形成した搬送ユニット50(別称、搬送カセット50)の複数が直列状態に接続されて薄片搬送路Mを形成する。また、他の形態としては、一方向へ搬送駆動される一本のエンドレスベルト51が対向配置され、このエンドレスベルト51、51相互間に薄片100を挟持して搬送する搬送路M1を形成した搬送ユニット50(別称、搬送カセット50)の複数が直列状態に接続されて薄片搬送路Mを形成するものもある。
遊技者が遊技機1で遊技する場合、遊技メダル貸機2の薄片挿入口11へ、例えば1000円紙幣を挿入すると、それを薄片識別装置10で識別し、その1000円紙幣が真正紙幣である場合は、それに見合う数、例えば50枚の円盤状のメダル200を電装部30の制御部の動作に基づき払い出すように遊技メダル供給部20が動作する。遊技メダル供給部20の動作は、メダル払い出し装置21の電動機機構によって払い出し盤20Aが回転し、毎秒10枚のスピードでメダル収納部22のメダル200を1枚ずつ送出する。これは、後述の送出装置302と同様の構成であるが、他の構成でもよい。
遊技メダル供給部20から送出されるメダル200は、メダル案内シュート(又はメダル案内樋という)20Bを通ってメダル移送装置300のメダル収容部301へ供給される。メダル移送装置300は、上方開口に向けて広がった形状の合成樹脂製容器でもって形成したメダル収容部301と、メダル収容部301の底部に設けられて遊技メダル200を1枚ずつ排出する送出装置302と、この送出装置302から排出された遊技メダル200を遊技機1のメダル挿入(投入)部25へ向けて搬送するリフト装置303と、送出装置302から排出される遊技メダル200を立った状態に転換してリフト装置303に導入する導入装置304と、リフト装置303によって上方へ移送されたメダル200を遊技機1のメダル投入口25へ導入するメダル案内シュート(又はメダル案内樋という)350を備えている。
メダル移送装置300は、貸機2に組み込まれているが、送出装置302とリフト装置303とが貸機2内に収納され、リフト装置303が貸機2の前面板23の裏側に沿って略垂直状態で縦に配置されている。そして、メダル収容部301の前面側に形成した上面開口の受け入れ口305Aを有する前面受け入れ部305とメダル案内シュート350が、貸機2の前面板23の前側に突出状態に配置されている。前面受け入れ部305は、遊技者が遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を挿入(投入)して遊技することができるようにするためのものである。
メダル案内シュート350によってメダル200を遊技機1のメダル投入部25へ安定して導入することが必要である。メダル案内シュート350が揺れて、案内シュート(又はメダル案内樋という)350の先端、即ち、第2案内シュート353の先端と遊技機1のメダル投入口25との整合状態が保たれなくなることは問題である。このため、メダル案内シュート350が揺れ動き難いようにするために、第1案内シュート351とリフト装置303の収納筒343が強固に組み合わされ、第1案内シュート351の基部の取り付け部501Dが、貸機2内の固定部にネジにて固定され、且つ、リフト装置303の収納筒343の適数箇所に設けた取り付け部343Dが、貸機2内の固定部にネジにて固定されている。
なお、第1案内シュート351が前面板23を貫通した部分で、貸機2の前面板23へ第1案内シュート351の基部をネジ固定するようにしてもよい。また、後述のメダル方向転換部352を前面板23の前面側へ取り付けることに伴って、メダル案内シュート350が貸機2の前面板23へ固定される構成を追加してもよい。
メダル収容部301は、底部にメダル送出装置302の払い出し盤302Aが配置され、上面開口310へ向けて上方に広がった構成であり、上面開口310の後側部分は、遊技メダル供給部20から送出されるメダル200を受け入れる受け入れ口を構成し、上面開口310の前側部分は、貸機2の前面側に張り出した(露出した)前面受け入れ部305を構成している。前面受け入れ部305は、遊技者が遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を挿入(投入)するための上面開口の受け入れ口305Aを有しており、図示のメダル収容部301は上面開口310へ向けて、左右側壁は略直立状であり前方と後方に広がった形状である。
メダル収容部301は、上面に開口310を形成するように容器部材で形成され、具体的には、第1容器部301Aと第2容器部301Bとの組み合わせによって構成されている。第1容器部301Aは、上面に上面開口310の後側部分を形成し、前面に前面開口311を形成しており、底部に送出装置302の払い出し盤302Aが配置され、左右側壁は略直立状であり、上面開口310に向けて後方に拡がった形状の合成樹脂製である。
払い出し盤302Aは、ベース板315の上面に形成した円弧状の突壁316の内側において、ベース板315上で回転軸317によって一方向へ回転するように設けられている。そして、突壁316には第1容器部301Aの円形状の下部開口が嵌合してメダル収容部301を形成している。円弧状の突壁316は、その円弧の切れた部分をメダル送出口326としている。また、第2容器部301Bは、後端開口301B1の周縁が前面開口311の周縁部と連接されるように第1容器部301Aに組み合わされた合成樹脂製であり、上面開口310の前側部分を構成してメダル収容部301の前面受け入れ部305を形成している。
前面受け入れ部305は、上面開口の受け入れ口305Aと、受け入れ口305Aから受け入れたメダル200を送出装置302へ向けて誘導するメダル受け入れ通路を備え、このメダル受け入れ通路は傾斜誘導路305Bによって後方に低く傾斜通路を形成している。これによって、遊技者が貸機2の前面側から受け入れ口305Aへ挿入(投入)した遊技メダル200は、傾斜誘導路305Bによってメダル収容部301の底部に配置された払い出し盤302Aに向けて誘導される。このため、第2容器部301B、即ち前面受け入れ部305は、略貸機2の横幅に近い幅を持つ大きさであり、受け入れ口305Aも略その横幅に形成されている。
前面受け入れ部305には、受け入れ口305Aの後ろ側にメダル移送装置300の駆動制御用手動スイッチ装置306を備えた表面板307Aが、メダル収容部301の上方を覆う状態に配置されている。具体的には、貸機2の前面側に延びるメダル収容部301の上面開口310は、その前側を前面受け入れ部305の受け入れ口305Aとし、貸機2の前面板23に近い後側が、手動スイッチ装置306を備えた表面板307Aで覆われている。このため、受け入れ口305Aが前側で、この受け入れ口305Aに近接して後ろ側に手動スイッチ装置306が配置される関係となり、遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を受け入れ口305Aへ挿入(投入)し易く、また、メダル移送装置300の駆動のON−OFF操作がし易くなる。
表面板307の裏側には、傾斜誘導路305Bと十分な間隔を保ってスイッチボックス307Aが配置され、スイッチボックス307A内には、手動スイッチ装置306等が取り付けられた基板307B等が収納されている。基板307Bの電気回路は、電装部30の制御部と電気的に接続されている。手動スイッチ装置306は、操作のし易さ等を考慮して、その操作部306Aが表面板307から外部に露出状態に配置されている。
遊技者は、遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を取り出して前面受け入れ部305へ挿入(投入)する動作がし易いようにするために、上記のように前面受け入れ部305は、略貸機2の横幅に近い幅を持つ大きさを有すると共に、遊技メダル貸機2が遊技機1に併設されるとき、遊技機1のメダル受け皿1Dの横に近接配置され、略同等の水平位置に配置されている。
貸機2のメダル移送装置300によって移送されるメダル200が、貸機2の前方へ延びた合成樹脂製のメダル案内シュート(又はメダル案内樋という)350によって遊技機1のメダル投入口25へ導入される。このため、案内シュート(又はメダル案内樋という)350の先端のメダル出口353Aと遊技機1のメダル投入口25とを整合させるために、貸機2は、遊技機1よりも若干後方位置にある。そして、遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を貸機2の前面受け入れ部305へ移し替え易いようにするために、前面受け入れ部305は、遊技機1のメダル受け皿1Dと近接配置され、更に、略貸機2の横幅に近い幅を持つ大きさである。なお、前面受け入れ部305とメダル受け皿1Dが、略同一平面上に配置され、更にこの両者が横並びであれば、メダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を貸機2の前面受け入れ部305へ移し替え易い状態となる。
受け入れ口305Aに挿入(投入)されたメダル200が、傾斜誘導路305Bから払い出し盤302Aに向けて移動する間に、第2容器部301B、即ち前面受け入れ部305内に直立した側壁305Cが存在すると、この側壁に沿ってメダル200が立った状態となり、他のメダル200の移動に邪魔となる虞がある。これを防止するために、傾斜誘導路305Bと左右側壁305Cとの間のコーナ部は、メダル200が側壁から傾斜誘導路305Bに向けて滑る曲線コーナ305Dとしている。これによって、傾斜誘導路305Bに沿って移動するメダル200が側壁付近で立つことがなく、全てのメダル200が払い出し盤302Aに向けて倒れた状態で移動でき、払い出し盤302Aで安定した送出動作が達成できるものとなる。
送出装置302は、メダル収容部301の底部に配置した払い出し盤302Aと、払い出し盤302Aを駆動する電動機装置330とを備え、電動機装置330は、電動機331とこの電動機331の回転によって回転する複数の歯車の組み合わせからなる伝達装置332とからなる。電動機331の回転が伝達装置332を介して払い出し盤302Aの回転軸317に伝達され、回転軸317と共に払い出し盤302Aが回転することによって、メダル200を1枚ずつメダル送出口326から送出する仕組みである。
払い出し盤302Aは、回転軸317を中心とする同一円上に等間隔配置で複数のメダル分離孔318が形成されており、回転中心部には山形で上方へ突出したメダル攪拌部319が形成された合成樹脂製である。メダル分離孔318は、メダル200の1個が若干の余裕をもって平坦状に嵌り込む大きさの円形状孔であり、上面にはメダル分離孔318の回転先側がメダル分離孔318へ向けて低く傾斜した案内面318Bを形成しており、払い出し盤302Aの回転によって、メダル200がメダル分離孔318へ進入し易いようになっている。また、払い出し盤302Aの下側には、図13に示すように、メダル分離孔318に入ったメダル200が、後述のように、メダル送出口326へ向けて押し出されるように、メダル分離孔318の回転後壁が突壁316に向けて曲線状に開いた形状のメダル押し出し面318Aを形成している。
払い出し盤302Aを取り囲む壁である突壁316が切れた部分には、メダル送出口326が形成されており、ベース板315の上面には、メダル送出口326に対応した内側位置において、メダル分離孔318の略中心の回転軌跡上に、円錐状の送出案内ピン320が設けられている。このため、払い出し盤302Aの下面には、この送出案内ピン320が衝突しないように、ベース板315との間に回転軸317を中心とした円形の空間320Aがある。
メダル送出口326に臨んだ外側位置には、一対の送出作動体321と322が対向配置されている。送出作動体321は固定であり、送出作動体322は可動である。送出作動体321は、メダル200が当たる部分に回転可能に軸支されたローラ321Aを備えている。送出作動体322は、略L字形をなしており、中間部が回動可能に軸支持323されており、メダル200が当たる先端部分にはローラ322Aが回転可能に軸支され、後端部はローラ321Aと322Aが所定間隔の送出間口を形成するように、バネ324によって付勢された状態である。バネ324によって付勢された状態で、送出作動体321、322それぞれの先端の間隔、即ち送出間口を形成するローラ321Aと322Aの間隔は、メダル200の半径よりも大で直径よりも若干小の間隔である。
本発明では、遊技者が遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を使って遊技する場合、遊技者がこの入賞メダル200を遊技機1のメダル投入口25へ直接挿入するのではなく、この入賞メダル200をメダル移送装置300によって遊技機1のメダル投入口25へ搬送する仕組みである。即ち、貸機2の前面側に設けられている貸機2のメダル投入口となる前面受け入れ部305へ、この入賞メダル200を挿入(投入)した後、遊技者が貸機2の前面側に設けられている手動スイッチ装置306を操作することにより、このメダル200をメダル移送装置300によって遊技機1のメダル投入口25へ導入することができる。
また本発明では、遊技メダル供給部20から送出されるメダル200も、メダル移送装置300によって遊技機1のメダル投入口25へ搬送して、メダル200を使って遊技機1で遊技できる仕組みである。次に、メダル移送装置300の動作について説明する。
操作部306Aを押して手動スイッチ306をONさせることによって、電装部30の制御部の動作によってメダル移送装置300の駆動部がON(運転)し、メダル収容部301内のメダル200が遊技機1のメダル投入口25へ搬送される。即ち、後述のように、電動機331が始動して送出装置302とリフト装置303と導入装置304が同時にON(運転)して、電装部30の制御部の動作によって、メダル収容部301内のメダル200が、遊技機1のメダル投入口25へ搬送される。そして、後述のように、メダル200の送出を検出部325が検出した後、所定時間(例えば6秒)経過して次のメダル200が検出部325で検出されない場合は、メダル収容部301内の最後のメダル200が送出されたと判断して、電動機331が停止して送出装置302とリフト装置303は自動停止するように、電装部30の制御部の動作によって制御される構成である。なお、最後のメダル200が送出される前に、手動スイッチ装置306を再度ONすれば、電装部30の制御部の動作によって、メダル移送装置300の動作は停止する。即ち、送出装置302とリフト装置303と導入装置304はストップする。手動スイッチ装置306の操作に基づくメダル移送装置300の動作状態(ONのとき)と動作待機状態(OFFのとき)は、表示灯でその状態が判るように表示することが望ましい。
遊技者が遊技機1であるパチスロ機を操作する場合は、薄片挿入口11に例えば、1000円紙幣100を挿入する。この紙幣100が薄片識別装置10で識別され、それが真正紙幣100である場合は、電装部30の制御部の動作に基づき、円盤状の遊技メダル200を規定枚数(例えば、50枚)払い出すように遊技メダル供給部20が動作する。遊技メダル供給部20の動作は、電装部30の制御部の動作に基づきメダル払い出し装置21の電動機機構が始動して払い出し盤が回転し、毎秒10枚のスピードでメダル収納部22のメダル200を1枚ずつ払い出す。(1000円紙幣100の挿入によって、規定枚数として50枚のメダルが払い出されるものとする。)これは、送出装置302と同様の構成である。
このようにしてメダル払い出し装置21から払い出されたメダル200は、メダル案内シュート(又はメダル案内樋という)20Bを通って、貸機2内の開口部310からメダル収容部301へ供給される。メダル移送装置300の駆動部は、電装部30の制御部の動作によって、遊技メダル供給部20の動作と共にONし(運転し)て、メダル収容部301内のメダル200が遊技機1のメダル投入口25へ搬送される。即ち、電装部30の制御部の動作によって、送出装置302とリフト装置303と導入装置304が同時にON(運転)し、メダル収容部301内のメダル200が遊技機1のメダル投入口25へ搬送される仕組みである。
このように、送出装置302の電動機331は、前記電装部30の制御部の動作に基づきメダル払い出し装置21の電動機機構の運転と共に運転され、払い出し盤302Aが回転する。この払い出し盤302Aの回転によって、メダル収容部301内のメダル200は、メダル攪拌部319で攪拌され、後述のメダル残留防止装置700でメダル200が抵抗を受けるため、横に倒れた水平状態で1枚ずつメダル分離孔318に入る。メダル移送装置300の駆動によって、メダル収容部301内のメダル200が残らず送出されるようにするために、払い出し盤302Aの回転によって送出口326に対応した位置へ移動したメダル分離孔318に向かって、上方から下方へ延びたバネ700によるメダル残留防止装置を設けている。
メダル分離孔318のメダル200は、払い出し盤302Aが図13で反時計方向へ回転して送出口326に対応する位置に移動することに伴って、そのメダル200の周縁部が送出案内ピン320に衝突する。この衝突によってそのメダル200の移動が阻止されるため、払い出し盤302Aの回転に伴って、図13に示すように、そのメダル200は払い出し盤302Aの下側へ潜り込んでメダル押し出し面318Aによって押されつつ、メダル分離孔318から送出口326へ向けて押し出される。
このように送出口326へ押し出されるメダル200は、払い出し盤302Aの回転に伴って、ローラ321Aと322Aに当接し、ローラ321Aは固定ローラであるため、ローラ322Aをバネ324に抗して押し退けつつ、ローラ321Aと322Aの間隔を押し広げるように送出作動体322を回動させる。このような動作によって、メダル200の直径部分がローラ321Aと322Aの間を通り過ぎた時、バネ324の復帰力によって、ローラ321Aと322Aの間隔が狭まる方向へ送出作動体322が復帰する。この復帰時の作用力によって、メダル200は、メダル送出口326の外方の導入部335へ向けて押し出される。このような動作が払い出し盤302Aの回転によって連続して行われる。
メダル送出口326の外方へ押し出されたメダル200は、送出口326の延長上に配置した導入部335に、略水平状態で受け入れられる。導入部335は、送出口326から傾斜面335Aを経た窪み335Bによって1個のメダル200が入る大きさに形成されている。導入部335に対応してその上方に導入装置304が配置されている。導入装置304は、導入部335に送出された遊技メダル200を、立った状態に転換してリフト装置303の下部の入口部303Aへ導入する。導入装置304は、電動機331によって駆動される伝達装置332によって、払い出し盤302Aの回転によるメダル200の払い出し動作と同期して回転する回転軸304Bと、回転軸304Bの先端部に固定した作動部材304Aを備えている。作動部材304Aは、基部が回転軸304Bに固定され、この基部から先端に向けて先細り状の掬い上げ爪状をなし、メダル200を掬い上げる救い上げ面304Cが回転軸304Bから延びる半径上に形成されている。
導入部335に入ったメダル200は、ここで回転する作動部材304Aによって、導入部335からリフト装置303の下部の入口部303Aへ向けて湾曲した誘導面336に沿って押し上げられる。この押し上げに伴って、メダル200は横に倒れた略水平状態から誘導面336に沿って徐々に立ち上がり、リフト装置303の下部の入口部303Aへ達したとき、即ち、後述の搬送路345の入口部303Aへ達したときには、図10に示すように略立った状態である。
誘導面336は、作動部材304Aを前後で挟む位置に略並行して配置した通路部材336Aで形成されている。通路部材336A、336A間には、リフト装置303の下部の入口部303Aへ向かう溝337を形成している。この溝337は、誘導面336よりも深い位置にあり、作動部材304Aの先端がこの溝337に入り込んで回転することにより、メダル200の端部を良好に押し出すことができる。
各通路部材336Aの誘導面336に対向して上方にカバー338が設けられ、誘導面336とカバー338との間に、リフト装置303の下部の入口部303Aへ向かうメダル移送通路MHが形成される。このカバー338によって、リフト装置303の下部の入口部303Aへ作動部材304Aによって押し出されるメダル200の浮き上がりが抑制される。誘導面336とカバー338との間のメダル移送通路MHは、リフト装置303の下部の入口部303Aへ向かって湾曲した通路であり、この湾曲した通路の後に通路壁339Bを備えて、メダル200の安定移送を確保している。
リフト装置303は、遊技メダル200の直径よりも大でその直径の2倍よりも小さいピッチの突状螺旋341を外面に形成した直線状の螺旋体340と、この螺旋体340を収納する収納筒343を備えており、遊技メダル200が、突状螺旋341間で立って突状螺旋341に乗った状態で、螺旋体340の回転によって上方へメダル200を搬送する仕組みである。この収納筒343は、後半部は螺旋体340の回転直径(突状螺旋341が回転するときの直径に相当)に沿う内面を形成し、前半部は並行した左右側壁343A間に収納筒343の長さ方向の開口343Bを形成している。この左右側壁343Aの前端面との間に1枚の遊技メダル200が立った状態で上方へ移動可能な間隔345Aを保つ案内溝を形成するように、案内壁342が開口343Bを塞ぐ状態で収納筒343に取り付けられている。これによって、螺旋体340と案内壁342との間には、遊技メダル200の左右両側が間隔345Aの案内溝に入り込んだ状態の搬送路345が形成される。
搬送路345の下端はリフト装置303の下部の入口部303Aに連通し、搬送路345の上端はメダル案内シュート350のメダル通路MDに連通している。この構成によって、突状螺旋341に立った状態で乗った遊技メダル200は、遊技メダル200の裏面が左右側壁343Aの前端面によって支えられ、遊技メダル200の表面が案内壁342によって支えられる関係によって、搬送路345に保持されている。このため、螺旋体340が回転しても遊技メダル200は、その方向に回転せず、螺旋体340の回転に伴って搬送路345を上方へ直線状に搬送される。
上記の構成において、リフト装置303の下部の入口部303Aへ達した遊技メダル200は、螺旋体340の回転によって、突状螺旋341の最下段によって、遊技メダル200の下側が掬い取られる。その掬い取られた遊技メダル200は、突状螺旋341に立った状態で乗り、螺旋体340と案内壁342との間を搬送路345に立った状態で、直立状態の収納筒343に沿って直線状に上方へ搬送される。
上記のように、搬送路345の形成は、収納筒343の開口した一面において、螺旋体340の回転に伴って遊技メダル200が螺旋体340の回転方向へ回転せずに、螺旋体340の長さ方向に実質的な直線状の搬送路345の構成であればよいため、上記構成に拘束されない。このため、収納筒343は案内壁342を一体形成したものでもよいが、組み立てや内部の修理点検等を考慮すれば、上記のように、収納筒343の一面が開放された形態とし、この開放部343Bを塞ぐように、別体の案内壁342を収納筒343に取外し可能又は開閉可能に取り付ける構成が好ましい。
リフト装置303は、その中の搬送路345を搬送される遊技メダル200を外部から透視できるようにするために、収納筒343全体又は案内壁342を透視可能な合成樹脂製資材にて構成することにより、遊技メダル200の搬送状態や、内部の故障状態等を外部から目視確認でき、点検に便利である。
リフト装置303の螺旋体340は、上端部の軸が収納筒343に設けた上部軸受け346Aに支持され、下端部の軸340Aが、ベース板315に設けた下部軸受け346Bに支持されている。螺旋体340は、電動機331によって駆動される伝達装置332によって、下端部の軸340Aが回転することにより、一方向へ回転する。そして、この螺旋体340は、導入装置304の作動部材304Aの回転によるメダル200の導入動作と同期して回転するように構成されている。このため、一つの電動機331によって、払い出し盤302Aの回転と、作動部材304Aの回転と、螺旋体340の回転が同期して行われるように伝達装置332によって駆動されるため、払い出し盤302Aの回転と、作動部材304Aの回転と、螺旋体340の回転をそれぞれの電動機によって駆動する場合に比して、同期がとり易く、電装部30の制御回路も簡素化され、電動機も少なくて済む等の効果がある。
リフト装置303の螺旋体340の回転(図6に示す矢印R方向回転)によって、遊技メダル200は搬送路345を直線状に上方へ搬送され、この遊技メダル200は、リフト装置303の上端部に設けたメダル出口303Bから螺旋体340によって押し出される。この押し出された遊技メダル200が、遊技機1のメダル投入部25へ導入されるようにするために、メダル出口303Bにはメダル案内シュート350が連結されている。このため、リフト装置303によって上方へ搬送されたメダル200は、順次メダル案内シュート350から遊技機1のメダル投入部25へ導入され、遊技機1での遊技が可能となる。
メダル案内シュート350は、貸機2内に配置されるリフト装置303のメダル出口303Bに基部が接続された合成樹脂製の第1案内シュート(第1案内樋ともいう)351と、貸機2の前面側へ延出した第1案内シュート351の先端に接続された合成樹脂製の第2案内シュート(第2案内樋ともいう)353とを備えている。この第2案内シュート353は、第1案内シュート351に対して少なくとも左右に回動可能である。実施例では使用上での便利性と保守等を考慮して、第2案内シュート353は、第1案内シュート351に対して上下と左右に回動可能である。
以下に、案内シュート(又はメダル案内樋という)350の具体的な構成について説明する。第1案内シュート351は、リフト装置303の収納筒343に一端が取り付けられ、メダル通路MDが貸機2の前面板23の前方へ向けて斜め下方へ延びている。第1案内シュート351と第2案内シュート353とは、合成樹脂製のメダル方向転換部352を介してメダル通路MDが連通している。メダル方向転換部352は、第1案内シュート351から第2案内シュート353へ向けてメダル200が方向変換する部分であり、遊技メダル200が立った状態で第1案内シュート351から第2案内シュート353へ移動するようにメダル通路MDが構成されている。
次に、メダル方向転換部352の構成を説明する。メダル方向転換部352は、第1案内シュート351の先端部に形成した上面開口の上下方向の筒部354内に形成されている。メダル方向転換部352は、筒部354と、この筒部354内に嵌合する上面開口の合成樹脂製筒状の通路変換部材355によって形成されている。通路変換部材355は、第1案内シュート351を転動にて移動するメダル200が上面から進入し下方へ移動する間に、第2案内シュート353へ方向転換する構成である。通路変換部材355は、その上面開口の上端部に形成した環状鍔355Aが筒部354の係止段部354Aに係止状態で保持されている。このため、通路変換部材355は、第1案内シュート351に対して上方から着脱自在、即ち、筒部354に対して上方から着脱自在である。通路変換部材355の内径は、遊技メダル200の直径よりも若干大きく設定されており、通路変換部材355の上面開口が遊技メダル200の進入部359Aであり、下部には直径D2上に遊技メダル200の出口部359Bが設けられている。
通路変換部材355の内径は、遊技メダル200の直径よりも若干大なり寸法(遊技メダル200の直径よりも大でその直径の1.5倍以下)の筒状をなし、中心方向に向かってそれぞれの頂点が近接するように突出した一対の三角形状の突壁356、357が、その筒状の縦軸方向に長く形成されている。一対の三角形状の突壁356、357は、通路変換部材355の内径の直径に沿って、それぞれの側面が延長方向において平行状態である。即ち、通路変換部材355へ進入する遊技メダル200の左右の面に対面する側の突壁356の側面356Aと突壁357の側面357A(図では通路変換部材355の一つの直径D1に沿った側面)とが、その延長線上において平面視でS1の間隔を存して略平行状態である。また、出口部359Bへ入る遊技メダル200の左右の面に対面する側の突壁356の側面356Bと突壁357の側面357B(図では通路変換部材355の一つの直径D2に沿った側面)とが、その延長線上において平面視でS2の間隔を存して平行状態である。
このS1、S2は、遊技メダル200の厚さよりも若干大きく、その厚さの2倍未満であり、S1とS2が同じ場合と、S1とS2が等しくない場合がある。これは、図示のように、遊技メダル200が進入部359Aへ進入するとき、遊技メダル200の進入方向が、直径D1に沿って突壁356の一方の面356Aと突壁357の一方の面357Aに平行である場合にも、遊技メダル200の進入と出口部359Bからの送出が妨げられないようにするためである。この場合、遊技メダル200の厚さ方向に対応する出口部359Bの幅G2は、間隔S2と同等に形成することにより、出口部359Bにおいて、遊技メダル200の移動の邪魔となる段部がない状態となり、好ましい。
一対の三角形状の突壁356、357で区切られた通路変換部材355の内側には、通路変換部材355の面に沿って、進入部359A側から出口部359Bに向かって徐々に下降傾斜した作動面358A、358Bが、側面視で相互に交差する向きに形成されている。進入部359Aは、第1案内シュート351のメダル通路MDに連通し、出口部359Bは、第2案内シュート353のメダル通路MDに連通している。
この構成によって、第1案内シュート351のメダル通路MDを立った状態で転がる遊技メダル200は、進入部359Aから一対の三角形状の突壁356、357の頂点間に進入する。この進入方向は、例えば、直径D1に沿った方向や、直径D3に沿った方向である。直径D1に沿って進入した遊技メダル200は、作動面358A、358Bの頂部付近に衝突するが、直径D3に沿って進入した遊技メダル200は、作動面358A、358Bの中間部分に衝突するようになる。図18と図19に示すものは、遊技メダル200が進入部359Aへ進入する向きは、直径D1に沿った突壁356の一方の面356Aと突壁357の一方の面357Aに略平行である。このように、第1案内シュート351のメダル通路MDが進入部359Aに連通する組み合わせである。
いずれの場合も、進入した遊技メダル200は、進入した遊技メダル200は、立った状態で作動面358A、358Bに衝突した後、立った状態のままで一対の三角形状の突壁356、357の頂点間を中心として、作動面358A、358Bに沿って矢印Y方向へ回転しつつ降下する。この動作によって、遊技メダル200の向きは、出口部359Bの真上に変換されるため、出口部359Bから第2案内シュート353のメダル通路MDに立ったままで移動する。このようにして、第1案内シュート351のメダル通路MDを立った状態で転がる遊技メダル200は、通路変換部材355内で立った状態で方向転換されて、出口部359Bから第2案内シュート353のメダル通路MDを立ったままで移動することができる。
次に、第2案内シュート353が第1案内シュート351に対して、上下及び左右に回動可能である構成について説明する。通路変換部材355から下方へ延びた支持部355Aに、第2案内シュート353の上流側の支持部353Aが軸支持部370で上下回動可能に支持されている。この軸支持部370にはバネが設けられ、このバネによって第2案内シュート353は、一点鎖線のように下方に傾くように付勢された状態である。通路変換部材355から下方へ延びた支持部355Aは、第1案内シュート351に取り付けた支持板371の水平部から上方へ突出した軸372によって左右に回動可能に支持されている。これによって、第2案内シュート353は、軸支持部370で通路変換部材355と一体化されるため、第2案内シュート353を左右に回動させることによって、支持部355Aと共に通路変換部材355がメダル方向転換部352の筒部354内で左右に回動する。このように、第2案内シュート353は、第1案内シュート351に対して上下及び左右に回動可能である。
第1案内シュート351に対して第2案内シュート353を左右方向に回動して、メダル200が送出される第2案内シュート353の先端部が、遊技機1のメダル投入部25の所定位置になるようにセットする。このため、支持板371の水平部には、板状の案内シュート固定基部360が取り付けられ、案内シュート固定基部360には、上方へV字状に広がった溝360Aが形成されている。第2案内シュート353の下側には、溝360Aに嵌合するように溝360Aと略同形状の嵌合部361が形成されている。案内シュート固定基部360は、支持板371を折り曲げにて一体形成することもできる。
この構成において、例えば、前記バネに抗して第2案内シュート353の先端部を持って上方に回動させた状態で、第2案内シュート353の先端部が遊技機1のメダル投入部25の上方に位置するように横に回動させる。この状態で、第2案内シュート353の持ち上げ力を解除することによって、前記バネ力によって第2案内シュート353の先端部が下降し、嵌合部361が溝360Aに嵌合して第2案内シュート353が保持される。この保持によって、第2案内シュート353の先端部は、上方から遊技機1のメダル投入部25に近接状態で臨む所定の正規位置にセット状態となる。このため、嵌合部361と溝360Aの関係は、第2案内シュート353の先端部を遊技機1のメダル投入部25の所定位置にセットするメダル案内シュートの位置決め装置365を構成する。
また、遊技機1に貸機2を併設するとき、メダル案内シュート350内を点検修理するとき、メダル案内シュート350内に詰まった遊技メダル200を取り除くとき、更にはその他の場合において、上記セット状態から第2案内シュート353を外す場合は、上記とは逆に、嵌合部361が溝360Aから外れるように、第2案内シュート353の先端部を持ち上げ、その状態で、第2案内シュート353を貸機2の前方へ回動させることができる。
上記のように、第2案内シュート353は、第1案内シュート351に対して上下、左右に回動可能であるため、遊技機1と貸機2を併設した設置状態において、第2案内シュート353を回動して、第2案内シュート353のメダル出口となるその先端部353Aが上方から遊技機1のメダル投入部25に近接する位置へ臨むようにセットされる。このセット状態において、案内シュート350から供給される遊技メダル200を遊技機1のメダル投入部25へ的確に導入できることとなる。そして、遊技機1や貸機2の点検や修理等に際しては、案内シュート350の先端部353Aがメダル投入部25から離れるように、第2案内シュート353を貸機2の前面側へ回動することにより、その点検や修理等の作業がし易くなるものである。なお、第1案内シュート351の基部が、リフト装置303の上端部に対して上下と左右に回動可能に構成しても、同様の効果を奏する。
メダル案内シュート350の第2案内シュート353を回動して、嵌合部361が溝360Aに嵌合した状態で、第2案内シュート353のメダル出口となる先端部353Aが、上方から遊技機1のメダル投入部25に近接する位置へ臨むようにセットされるが、遊技機1の機種によってメダル投入口25の形状や向きが異なるため、メダル出口353Aが、遊技機1のメダル投入部25に対して正規の状態とならない場合がある。本発明では、メダル投入口25の向きが異なる機種に対しても、容易に対応できるようにするものである。
そのため、メダル案内シュート350のうち、第2案内シュート353の先端部には、平面視で内面が円形状または円弧状をなす円筒形状または略円筒形状の保持部353Qが設けられている。保持部353Qには、その内側にメダル出口353Aを備えた出口部材353Pが左右回動可能に組み合わされている。以下、メダル案内シュートの先端の保持部353Qにメダル出口353Aを備えた出口部材353Pを正規位置に位置決めする位置決め装置の構成を図25乃至図27に基づき説明する。
出口部材353Pと保持部353Qは合成樹脂製であり、互いのメダル通路MDが連通状態で中央部において回転可能に嵌合部804を形成し、周縁部では、出口部材353Pの上部から横へ突出した板部809の先端に形成したスライドピース部805が、保持部353Qの周囲壁に形成した横方向のスライド溝806に嵌まり合っている。これによって、出口部材353Pは、保持部353Qに対して嵌合部804を中心として回動可能であり、この回動によってスライドピース部805が、保持部353Qのスライド溝806を横にスライドする。
保持部353Qの上壁807と出口部材353Pの上部板部(スライドピース部805の基部)を縦方向に貫通する合成樹脂製のロック部材800を備えている。ロック部材800が貫通する保持部353Qの上壁807には、ロック部材800と略同じ形状の大きさの貫通孔808が形成されている。また、ロック部材800が貫通する出口部材353Pの上部板部809には、半径方向の幅がロック部材800の幅と略同じ形状であって、円周方向に長い貫通孔810が形成されている。
ロック部材800とロック部材800が貫通する出口部材353Pの相対するそれぞれの面、即ち、図示のものは、ロック部材800の外側面と、貫通孔810の外側面に、相互に嵌合し合う複数の縦方向筋801と802をそれぞれ形成している。縦方向筋801と802は、横断平面形状がそれぞれ山形を形成しており、図25に示すように、ロック部材800の第1位置である上昇位置では、縦方向筋801と802の嵌合が解除した離れた状態である。また、図26に示すように、ロック部材800の第2位置であるロック部材800の下降位置では、縦方向筋801と802が相互に嵌合した状態となる。このように、ロック部材800の下降位置では、出口部材353Pが保持部353Qに固定されて、左右の回動が抑制された位置決め状態である。
ロック部材800は、縦方向筋801が形成された作動部800Aの上端に操作部800Bが横方向に延びている。保持部353Qの周囲壁の上端部には、ロック部材800の左右両側面が案内されてロック部材800が下降位置へ移動できる切り欠き811が形成されている。縦方向筋801が縦方向筋802に噛み合うように、ロック部材800が下降位置へ移動したとき、操作部800Bの前部が切り欠き811の底に当接すると共に、操作部800Bの後部が保持部353Qの上壁のストッパ部812に当接して、ロック部材800が正規の下降位置に保持されるようになる。操作部800Bに指を掛けてロック部材800を上昇位置へ引き上げるとき、作動部800Aの下端に形成した係止部813が、出口部材353Pの上部板部809の下側面に係止して、ロック部材800の引き上げが停止する。ロック部材800は、引き上げた上昇位置において、作動部800Aと貫通孔808との摩擦、及び操作部800Bと切り欠き811の左右側壁との摩擦等によって、その上昇位置を保持する。
このような構成によって、嵌合部361が溝360Aに嵌合して、第2案内シュート353のメダル出口となる先端部353Aが、上方から遊技機1のメダル投入部25に近接する位置へ臨むようにセットするとき、ロック部材800を第1位置である上昇位置とした状態で、出口部材353Pに対して保持部353Qを回動させることによって、メダル出口353Aがメダル投入部25に正規の状態にきちっと対応するように操作できる。そして、その正規対応位置において、操作部800Bを指で下方へ押して、ロック部材800を下降位置に押し込むことによって、縦方向筋801と802が相互に嵌合して、出口部材353Pが保持部353Qに固定されて、左右の回動が抑制された状態となり、メダル出口353Aがメダル投入部25の正規位置に対応した状態を保持できる。
上記では、縦方向筋801と802をロック部材800の外側面と、貫通孔810の外側面に相互に嵌合し合うように形成したが、これに代わって、縦方向筋801と802をロック部材800の内側面と、貫通孔810の内側面に相互に嵌合し合うように形成した構成でもよい。
メダル案内シュート350を透明な合成樹脂製とすることにより、内部を通過する遊技メダル200の状況を把握でき、点検や修理がし易くなる。接続部352は比較的短いため不透明でもよいが、比較的長い第2案内シュート353を透明にすることによって、遊技者がメダルの供給状態を把握でき、遊技者に安心感を与える意味で有効である。
メダル方向転換部352は、上面のメダル進入部359Aが開閉可能に合成樹脂製の開閉カバー600で覆われている。開閉カバー600は、第1案内シュート351のメダル通路MDを転動する遊技メダル200をメダル方向転換部352の進入部359Aへ導くように、メダル通路MDに連続するメダル案内通路MD1を形成している。そして、開閉カバー600は、第1案内シュート351の上部でメダル通路MDの側壁に軸支持部601によって上下に回動可能に支持されている。開閉カバー600が、メダル方向転換部352に正規の位置で閉じるようにセットされるために、開閉カバー600とメダル方向転換部352の前面側には、位置決め部602が設けられ、開閉カバー600とメダル方向転換部352の側面側には、係合部603が設けられている。
位置決め部602は、メダル方向転換部352の突起602Aが開閉カバー600の窪み602Bに嵌合する関係であるが、メダル方向転換部352に窪み602Bを形成し、開閉カバー600にそれに嵌合する突起602Aを形成した構成でもよい。また、係合部603は、開閉カバー600の弾性フック603Aがメダル方向転換部352の孔603Bに着脱自在に弾性嵌合する関係であり、係合部603と開閉カバー600の弾性フック603Aとで、弾性係止部を構成している。このため、メダル方向転換部352に弾性フック603Aを形成し、それに嵌合する孔603Bを開閉カバー600に形成した構成でもよい。
このような構成によって、開閉カバー600が、第1案内シュート351を転動する遊技メダル200をメダル方向転換部352の進入部359Aへ安定に導くことができる。そして、メダル方向転換部352内に遊技メダル200が詰まったときや、メダル方向転換部352内の清掃等に際して、孔603Bから弾性フック603Aを押し外して、開閉カバー600を上方へ回動させることにより、メダル方向転換部352に詰まった遊技メダル200の取り除きや、メダル方向転換部352内の清掃が可能となる。
また、第1案内シュート351と開閉カバー600は、第1案内シュート351の左右側壁下端部に弾性係止する爪609Aを備えた着脱自在なカバー609によって覆われている。第1案内シュート351のメダル通路MDの側壁は、遊技メダル200の直径よりも低く半径よりも高い位置にあって、メダル通路MDは上面が開放している。このため、カバー609によって、メダル通路MDの上方が覆われており、万一の場合に、遊技メダル200がメダル通路MDを飛び出さない状態に保つ位置にある。そして、カバー609を取り外すことによって、第1案内シュート351のメダル通路MDの上面が開放されるため、メダル通路MDに詰まったメダルの取り除きや、メダル通路MDの点検等がし易くなる。また、開閉カバー600を開くことによって、メダル方向転換部352に詰まったメダル200の取り除きや、メダル方向転換部352内の清掃が可能となる。
メダル方向転換部352と第2案内シュート353との連結部は、外観デザインと安全性など保護のために、第2案内シュート353と共に回動する円弧状のカバー608Aで覆われている。また、第1案内シュート351に取付けた支持板371と、軸支持部370と、軸372の後側と右側面側は、後壁と右側壁を有するカバー608Bによって覆われている。カバー608Bは支持板371に取付けられている。カバー608Bの右側壁部分は、カバー608Aの内側に沿った円弧状をなしており、第2案内シュート353を貸機2の前面側へ回動させた状態では、カバー608Aの内側に隠れる状態となる。そして、第2案内シュート353の先端部353Aが、遊技機1のメダル投入部25に対する正規位置にセットされた状態で、カバー608Aとカバー608Bが共同して、支持板371と、軸支持部370と、軸372の前側、右側面側及び後側を覆い、左側面側に第2案内シュート353が延びた状態である。
第2案内シュート353のメダル通路MDは、このメダル通路MDを転動する遊技メダル200の上部が外部から透視可能なように、上部が透明な資材で構成された透視カバー部353Bで覆われている。これによって、遊技者は、この透視部353Bを遊技メダル200が通過することを確認することにより、メダル移送装置300が稼動していることを確認でき、安心できるものとなる。透視カバー部353Bは、第2案内シュート353の上部に軸部353B1によって、第2案内シュート353に対して上方へ開閉可能であるため、第2案内シュート353のメダル通路MDに詰ったメダルの取り除きや、第2案内シュート353のメダル通路MDの清掃等に便利である。
また、送出装置302には、送出作動体322の回動した位置を検出する検出部325がベース板315に設けられ、メダル200の払い出しごとにこの検出部325が動作する。この検出部325は、送出作動体322によってON・OFFする接点を有するスイッチ、送出作動体322に設けた磁石によってON・OFF作動する無接点式の近接スイッチ、又は発光部と受光部を有する光センサのような無接触式のセンサであってもよい。実施例では、送出作動体322がメダル200の送出に伴って発光部から受光部への光通路を遮ることを検知する光センサで構成している。
上記のように、電動機331をONしてメダル収容部301内のメダル200をリフト装置303によって、遊技機1のメダル投入部25へ向けて搬送する。送出装置302から送出されるメダル200の枚数が、この検知部325によって検出され、前記電装部30の制御部の電気回路に備えたカウンタ部によってカウントされる。そして、このカウンタ部のカウント枚数が所定の上限枚数、例えば50枚に達したとき、電動機331をOFFしてメダル200の搬送を停止する。そして、遊技者が遊技操作(スタートレバー1Aとストップボタン1Bを操作する行為)をする度に使用されるメダル数がこのカウンタ部から減算される。このカウンタ部の現在のカウント枚数は、その都度、遊技機1の前面に設けた表示部に表示される。遊技者がメダル200を使用して遊技機1のスタートレバー1Aを操作することにより、このカウント枚数が減少して、遊技機1の前面に設けた表示部の表示が50から減少する。このカウント枚数が所定の下限枚数、例えば25枚に減少したとき、上記同様に、前記電装部30の制御部の動作に基づき、電動機331をONしてメダル収容部301内のメダル200をリフト装置303によって、遊技機1のメダル受け入れ部25へ向けて搬送する。この搬送によって前記カウンタ部のカウント枚数が所定の上限枚数、例えば50枚に達したとき、電動機331をOFFしてメダル200の搬送を停止する。このような動作が遊技操作の継続によって繰り返される。
検出部325の信号を前記電装部30の制御部に入力し、この検出部325が検出したときから所定時間、例えば6秒経過しても次のメダル200が検出部325で検出されない場合は、メダル200切れと判断して、送出装置302の電動機331の運転を停止するようにOFFする構成である。前記所定時間、例えば6秒は、送出装置302から払い出された最後のメダル200が、リフト装置303の搬送によって遊技機1のメダル受け入れ部25へ導入されることを確保する時間である。
上記によって前記所定時間(6秒)が経過したとき電動機331がOFFするが、遊技者による遊技操作によってメダルが使われ、前記カウント部のカウントン枚数が遊技不可能なゼロになると、前記制御部によって遊技ができない状態となり、その表示が遊技機1の表示部又は表示器17に表示される。この場合、新たに紙幣等の薄片100を挿入口12へ挿入することにより、その価値に見合う枚数のメダル200が、メダル払い出し装置21から払い出されて、メダル収容部301へ供給され、上記同様にしてリフト装置303によって遊技機1のメダル投入部25へ搬送されるため、上記同様に次の遊技操作が可能となる。
遊技機1から払い出される入賞時のメダル200は、遊技機1の前面のメダル受け皿1Dに払い出されるため、このメダルを使用して継続して遊技することができる。この場合は、遊技者は、メダル受け皿1D内の遊技メダル200を取り出して、前面受け入れ部305Aからメダル収容部301へ挿入した後、このメダル200を使って遊技することができる。このために、上記のように遊技開始用の手動スイッチ装置306が貸機2の前面側に設けられている。この手動スイッチ306のONによって送出装置302の電動機331とリフト装置303の螺旋体340が同期回転して、前述同様に、メダル収容部301内のメダル200が導入装置304によって、遊技メダル200を立った状態に転換してリフト装置303の下部の入口部303Aへ導入され、リフト装置303によって上方へ搬送されて、リフト装置303の上端部からメダル案内シュート350を通して遊技機1のメダル投入部25へ導入される。これによって、次の遊技操作が可能となる。
上記のように、遊技者が遊技機1で遊技する場合、遊技メダル貸機2の薄片挿入口11へ、例えば1000円紙幣を挿入すると、それを薄片識別装置10で識別し、その1000円紙幣が真正紙幣である場合は、それに見合う数、例えば50枚の円盤状のメダル200を制御部の動作に基づき払い出すように遊技メダル供給部20が動作する。遊技メダル供給部20から払い出されたメダル200は、メダル収容部301に入り、この収容部301の底部に設けられた送出装置302から1枚ずつ排出され、それが導入装置304及びリフト装置303によって上方へ搬送されて、メダル案内シュート350を通って遊技機1のメダル投入部25へ導入(投入)される。
このメダル投入部25へのメダル200の導入によって、遊技機1がパチスロ機の場合は、メダル投入口25に遊技に必要な最低1枚のメダル200が投入された状態において、スタートレバー1Aを操作することにより、3個のリール1Cが回転する。この状態でタイミングを見て3個のストップボタン1Bを押すことにより、リール1Cが順次停止し、表面に表示された各リール1Cの図柄や数字の組み合わせに応じて入賞メダルが、払い出し口からメダル受け皿1Dに払い出され、このメダルをメダル収容部301へ移し替えることにより、リフト装置303によって自動的に遊技機1のメダル投入口へ導入することができる。
メダル投入部25へ投入されたメダル200は、遊技メダル貸機2のメダル払い出し部20に設けたメダル収納部22へ導入されるように構成してもよい。また、一旦各遊技機1から回収して遊技場の一部に設けた集合部に集め、各遊技メダル貸機2のメダル収納部22内にはメダル数の不足状態を検知スイッチで検知するようにし、この検知スイッチがメダルの不足状態を検知したとき、その不足したメダル収納部22内に前記集合部からメダルを補充するように構成してもよい。
上記では、遊技機1から払い出される入賞時のメダル200は、遊技機1の前面のメダル受け皿1Dに払い出されるが、これに代わって、入賞時のメダル200はメダル払い出し装置21から払い出されるように制御部の制御回路を構成することもできる。この場合、メダル払い出し装置21から払い出された入賞時のメダル200は、メダル収容部301へ供給され、上記同様にしてリフト装置303によって遊技機1のメダル投入部25へ搬送することができるため、次の遊技操作が可能となる。この場合、メダル払い出し装置21から払い出された入賞時のメダル200数は、表示器17に表示される。一方、前記カウンタ部の現在のカウント枚数は、この入賞メダル数を加算した数が遊技機1の表示部に表示される。
メダル収容部301の組み立て及び分解のし易さと、メダル収容部301の底部に配置した送出装置302の払い出し盤302A部分の点検や修理等のし易さのために、保持装置380によってメダル収容部301は取外し自在である。メダル収容部301は、第1容器部301Aがベース板315の上面に形成した円形状の突壁316の内側に嵌合した状態で、ベース板315上に保持装置370によって保持される。その構成は、メダル収容部301がベース板315の所定位置に組み立てられた状態では、リフト装置303の側面に取り付けた合成樹脂製の弾性係止片381の係止孔381Bに、メダル収容部301の側面に設けた係止突部382が嵌り込んで係止され、メダル収容部301がリフト装置303の所定の正規位置に保持されている。
メダル収容部301をリフト装置303から取り外す場合は、弾性係止片381のレバー381Aを押し圧して、弾性係止片381と係止突部382との係合を外した状態で、メダル収容部301を第1容器部301Aと前面受け入れ部305(第2容器部301B)と共に、円形状の突壁316の周りに回転させ(図2で時計方向へ回転)、この状態でメダル収容部301は、第1容器部301Aと第2容器部301Bと共に円形状の突壁316から上方へ取り外すことができる。この取外しによって、図7のように送出装置302の払い出し盤302A部分が露出する状態となる。
貸機2のメダル移送装置300によって移送されるメダル200が、貸機2の前方へ延びたメダル案内シュート(又はメダル案内樋という)350によって遊技機1のメダル投入口25へ導入される。このため、案内シュート(又はメダル案内樋という)350の先端と遊技機1のメダル投入口25とを整合させるために、貸機2は、遊技機1よりも若干後方位置にある。そして、遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を貸機2の前面受け入れ部305へ移し替え易いようにするために、前面受け入れ部305は、遊技機1のメダル受け皿1Dと近接配置されている。なお、前面受け入れ部305とメダル受け皿1Dが、略同一平面上に配置され、更にこの両者が横並びであれば、メダル受け皿1Dに払い出された入賞メダル200を貸機2の前面受け入れ部305へ移し替え易い状態となる。
上記の実施例では、遊技メダル貸機2の薄片挿入口11へ、例えば1000円紙幣を挿入すると、それを薄片識別装置10で識別し、その1000円紙幣が真正紙幣である場合は、それに見合う規定数、例えば50枚の円盤状のメダル200を制御部の動作に基づき払い出すように遊技メダル供給部20が動作する。遊技メダル供給部20から払い出されたメダル200は、メダル収容部301に入る。メダル移送装置300の駆動部は、電装部30の制御部の動作によって、遊技メダル供給部20の動作と共にON(運転)するため、メダル払い出し装置21から払い出されてメダル収容部301に入るメダル200は、メダル移送装置300の駆動によって、遊技機1のメダル投入口25へ搬送される。
また、遊技機1のメダル受け皿1Dに払い出される入賞メダルを、前面受け入れ部305からメダル収容部301へ挿入(投入)した後、手動スイッチ装置306をONさせることにより、メダル移送装置300が始動して、メダル収容部301内のメダル200が遊技機1のメダル投入口25へ搬送される。そして、送出装置302から最後のメダル200が送出されて所定時間(上記では6秒)経過後に、送出装置302を含むメダル移送装置300の動作を停止する仕組みである。
上記では、遊技メダル供給部20とメダル移送装置300等の制御は、電装部30の制御部で行っているが、この制御部は、貸機2やその他の箇所に設けた制御部で行ってもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
本発明に係る遊技メダル貸機と遊技機の併設状態を示す正面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置が遊技メダル貸機に組み込まれた状態を説明する正面斜視図である。(実施例1) 両島タイプの遊技装置における搬送装置の配置平面図である。(実施例1) 搬送ユニットを接続した状態の正面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル案内シュートの先端部分の斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置と遊技機との関係を示す側面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル収容部を取り外した状態の上面斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル導入装置がメダルを押し上げる前の状態を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル導入装置がメダルを押し上げ始める状態を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル導入装置がメダルを押し上げてリフト装置へ導入した状態を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置の構成を示す横断平面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダルの導入部と導入装置との関係を示す右側面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル送出装置によるメダル払い出し動作を示す平面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル送出装置の払い出し盤部分の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル収容部に設けたメダル姿勢制御部の縦断面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル収容部に設けたメダル姿勢制御部の上面斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置の電動機装置の伝達装置の説明図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル方向転換部の上面斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル移送装置のメダル方向転換部の上面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル案内シュート部分の斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル案内シュートの位置決め装置の構成を示す断面図である。(実施例1) 本発明に係るメダル案内シュートのカバーを取り外した状態の斜視図である。(実施例1) 本発明に係るメダル案内シュートの開閉カバーを開いた状態の分解斜視図である。(実施例1) 本発明に係る第2案内シュートを支持する部分の構成を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係るロック部材が上昇位置にある場合のメダル案内シュートの先端部の縦断面図である。(実施例1) 本発明に係るロック部材が下降位置にある場合のメダル案内シュートの先端部の縦断面図である。(実施例1) 図26のX−X断面図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・・遊技機
1D・・・遊技機のメダル受け皿
2・・・・遊技メダル貸機
3・・・・薄片導入装置
5・・・・搬送装置
10・・・薄片識別装置
11・・・薄片挿入口
16、23・・・遊技メダル貸機の前面板
17・・・表示部
20・・・・遊技メダル供給部
21・・・・メダル払い出し装置
22・・・・メダル収納部
20A・・・払い出し盤
25・・・・遊技機のメダル挿入(投入)部
200・・・メダル
300・・・メダル移送装置
301・・・メダル収容部
301A・・第1容器部
301B・・第2容器部
302・・・メダル送出装置
302A・・払い出し盤
303・・・リフト装置
303B・・メダル出口
304・・・導入装置
304A・・作動部材
304B・・回転軸
305・・・前面受け入れ部
305A・・前面受け入れ口
305B・・傾斜誘導路
306・・・手動スイッチ装置
306A・・手動スイッチ装置の操作部
307・・・表面板
307B・・基板
310・・・上面開口
315・・・ベース板
316・・・円弧状の突壁
317・・・回転軸
318・・・メダル分離孔
318A・・メダル押し出し面
318B・・案内面
319・・・メダル攪拌部
320・・・送出案内ピン
321・・・固定側送出作動体
321A・・ローラ
322・・・可動側送出作動体
322A・・ローラ
323・・・軸支持部
324・・・バネ
325・・・検出部
326・・・メダルの送出口
330・・・電動機装置
331・・・電動機
332・・・伝達装置
335・・・導入部
336・・・導入面
336A・・通路部材
337・・・溝
338・・・カバー
340・・・螺旋体
341・・・突状螺旋
342・・・案内壁
343・・・収納筒
343A・・収納筒の左右側壁
345・・・搬送路
345A・・間隔
350・・・メダル案内シュート
351・・・第1案内シュート
352・・・メダル方向転換部
353・・・第2案内シュート
353P・・出口部材
353Q・・保持部
354・・・筒部
355・・・通路変換部材
356・・・三角形状の突壁
357・・・三角形状の突壁
358A・・作動面
358B・・作動面
359A・・進入部
359B・・出口部
360・・・案内シュート固定基部
360A・・V字状溝
361・・・嵌合部
365・・・メダル案内シュート位置決め部
370・・・軸支持部
371・・・支持板
372・・・軸
600・・・開閉カバー
601・・・軸支持部
602A・・突起
602B・・窪み
603A・・弾性フック
603B・・孔
800・・・ロック部材
801・・・ロック部材の縦方向筋
802・・・出口部材の縦方向筋
803・・・ロックピン
803A・・軸部
803B・・鍔
803C・・ロックピンの先端部
804・・・嵌合部
805・・・スライドピース部
806・・・スライド溝
807・・・保持部の上壁
808・・・保持部の上壁の貫通孔
809・・・出口部材の上部板部
810・・・出口部材の上部板部の貫通孔

Claims (4)

  1. メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端の保持部には前記メダル出口を備えた出口部材が左右回動可能に組み合わされ、前記保持部に対して前記出口部材を所定位置に位置決めする状態と、前記保持部に対して前記出口部材を回動自由とする状態とに操作するロック部材を設けたことを特徴とする遊技メダル貸機用メダル移送装置。
  2. メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端の保持部には前記メダル出口を備えた出口部材が左右回動可能に組み合わされ、前記保持部と前記出口部材を縦方向に貫通するロック部材を備え、前記ロック部材と前記ロック部材が貫通する前記出口部材の相対するそれぞれの面には相互に嵌合し合う複数の縦方向筋を備え、前記ロック部材の第1位置では前記縦方向筋の嵌合が解除し、前記ロック部材の第2位置では前記縦方向筋の相互嵌合によって、前記出口部材が前記保持部に位置決めされることを特徴とする遊技メダル貸機用メダル移送装置。
  3. メダル収容部の底部に設けたメダル払い出し盤の回転によってその周辺のメダル送出口からメダルを1枚ずつ送出するメダル送出装置と、前記メダル送出口から送出される遊技メダルを上方へ搬送するリフト装置と、このリフト装置にて搬送されたメダルを遊技機の前面に設けたメダル投入部へ先端のメダル出口から導入するメダル案内シュートを備えたメダル移送装置であって、前記メダル案内シュートの先端部には円形状または円弧状の保持部を備え、前記メダル出口を備えた出口部材の上部が前記保持部内に左右回動可能に組み合わされ、前記保持部の上壁と前記出口部材の上部を縦方向に貫通するロック部材を備え、前記ロック部材と前記ロック部材が貫通する前記出口部材の相対するそれぞれの面には、相互に嵌合し合う複数の縦方向筋を備え、前記ロック部材の上昇位置では前記縦方向筋の嵌合が解除し、前記ロック部材の下降位置では前記縦方向筋の相互嵌合によって、前記出口部材が前記保持部に位置決めされることを特徴とする遊技メダル貸機用メダル移送装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の遊技メダル貸機用メダル移送装置を備えた遊技メダル貸機。
JP2006021463A 2006-01-30 2006-01-30 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機 Pending JP2007202602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006021463A JP2007202602A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006021463A JP2007202602A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007202602A true JP2007202602A (ja) 2007-08-16

Family

ID=38482616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006021463A Pending JP2007202602A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007202602A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115050146A (zh) * 2021-03-08 2022-09-13 世嘉股份有限公司 代币排列装置及代币游戏机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346418A (ja) * 2004-11-10 2006-12-28 Rp Topla Ltd メダルの投入装置およびメダル貸機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346418A (ja) * 2004-11-10 2006-12-28 Rp Topla Ltd メダルの投入装置およびメダル貸機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115050146A (zh) * 2021-03-08 2022-09-13 世嘉股份有限公司 代币排列装置及代币游戏机
CN115050146B (zh) * 2021-03-08 2023-09-26 世嘉股份有限公司 代币排列装置及代币游戏机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4413803B2 (ja) 遊技機用台間機
JP2006280560A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP4800780B2 (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2004337402A (ja) メダル払い出し機
JP2007202602A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP4777784B2 (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006280547A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006280554A (ja) メダル移送装置並びに遊戯メダル貸機
JP2007202599A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006280563A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置
JP4222970B2 (ja) 台間機用遊技メダルの一括投入機構
JP2006280556A (ja) 遊技メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP4597074B2 (ja) 遊技メダルの一括投入システム
JP2006280549A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006285759A (ja) 硬貨回収処理装置
JP2006280561A (ja) メダル移送装置並びに遊戯メダル貸機
JP2007202601A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006280559A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006280557A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006280551A (ja) 遊技メダル貸機
JP2006280550A (ja) 遊技メダル貸機
JP6140931B2 (ja) メダル計数装置
JP2006288494A (ja) 遊技メダル貸機用メダル移送装置並びに遊技メダル貸機
JP2006296474A (ja) メダル移送装置並びに遊戯メダル貸機
JP2006296475A (ja) メダル移送装置並びに遊技メダル貸機

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080606

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018