JP2007202053A - 波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワーク - Google Patents

波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワーク Download PDF

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Abstract

【課題】光部品を挿入することなく伝送路の二重化を実現するための、波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを提供する。
【解決手段】第1伝送路と第2伝送路とにより接続され、第1伝送路および第2伝送路を切り替えていずれかの伝送路により通信する波長多重光送受信装置であって、光送受信器(309および310)と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタ(307および308)と、光送受信器の光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段(311ないし313)を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークに関し、より詳細には、波長多重光通信における、伝送路の二重化を実現する光送受信装置およびそれを用いたネットワーク構成に関する。
従来、波長多重光通信ネットワークにおいて、通信の信頼性を向上させる方法として、装置および光ファイバ伝送路を二重化する方法が知られている。図1は、装置および光ファイバ伝送路の二重化の例を示す図である。現用装置と、現用装置と同一の構成である予備装置とを具備し、現用装置を現用光ファイバで、予備装置を予備光ファイバで接続する構成である。
波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置である装置A 101と、第2の装置である装置B 102とが、現用光ファイバ103および予備光ファイバ104により接続されている。装置A 101は、現用光ファイバ103に接続され、光信号を多重分離する現用装置105と、予備光ファイバ104に接続され、現用装置105と同一の構成である予備装置106と、現用装置105および予備装置106に接続され、現用装置105および予備装置106を監視する監視制御回路107とを含む。
現用装置105は、現用光ファイバ103に接続された光波長フィルタ108と、光波長フィルタ108の入出力ポートおよび監視制御回路107に接続され、光信号を送受信するN個の光送受信器1 109ないし光送受信器N 110と、光波長フィルタ108に接続され、光波長フィルタ108の温度を安定化させる温度制御回路111とを含む。同様にして、予備装置106も、光波長フィルタ112と、N個の光送受信器1 113ないし光送受信器N 114と、温度制御回路115とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
装置B 102は、装置A 101と同様に、現用装置116と、予備装置117と、監視制御回路118とを含む。現用装置116は、現用装置105と同様に、N個の光送受信器1 119ないし光送受信器N 120と、光波長フィルタ121と、温度制御回路122とを含む。予備装置117は、現用装置116と同様に、N個の光送受信器1 123ないし光送受信器N 124と、光波長フィルタ125と、温度制御回路126とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
監視制御回路107により、現用装置105内の光送受信器1 109ないし光送受信器N 110での光受信パワーをモニタし、すべての光送受信器1 109ないし光送受信器N 110の光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ103の光ファイバ断と判断して、予備装置106へと切り替える。
さらに、波長多重光通信ネットワークにおいて、通信の信頼性を向上させる方法として、経済性の観点から光ファイバ伝送路のみを二重化する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。図2は、光ファイバ伝送路のみを二重化した例を示す図である。送信側に光カプラを、受信側に光スイッチを配置している。波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置である装置A 201と、第2の装置である装置B 202とが、現用光ファイバ203および205と、予備光ファイバ204および206とにより接続されている。
装置A 201は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 211ないし光送受信器N 212と、光送受信器1 211ないし光送受信器N 212の各々の出力ポートに接続され、光信号を合波する波長合分波器208と、波長合分波器208の出力ポート4に接続され、現用光ファイバ203および予備光ファイバ204に接続され、光信号を分波する光カプラ207とを備える。
装置A 201は、現用光ファイバ205および予備光ファイバ206に接続され、光信号を切り替える1×2光スイッチ209と、1×2光スイッチ209の出力ポートに接続され、光送受信器1 211ないし光送受信器N 212の各々の入力ポートに接続され、光信号を分波する波長合分波器210と、1×2光スイッチ209ならびに光送受信器1 211ないし光送受信器N 212に接続され、1×2光スイッチ209を切り替える監視制御回路213と、波長合分波器208に接続され、波長合分波器208の温度を安定化させる温度制御回路214と、波長合分波器210に接続され、波長合分波器210の温度を安定化させる温度制御回路215とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
装置B 202は、装置A 201と同様に、監視制御回路216と、N個の光送受信器1 217ないし光送受信器N 218と、波長合分波器219および221と、1×2光スイッチ220と、光カプラ222と、温度制御回路223および224とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
光送受信器211ないし光送受信器N 212から送出された光信号は、波長合分波器208により合波された後、光カプラ207により現用光ファイバ203および予備光ファイバ204の両方に送出される。監視制御回路213により、装置A内の光送受信器211ないし光送受信器N 212での光受信パワーをモニタし、すべての光送受信器211ないし光送受信器N 212の光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ205の光ファイバ断と判断して、受信側の光スイッチ209を切り替え、予備光ファイバ206を選択する。
特開2003−338788号公報(第6〜7頁、第3図)
しかしながら、図1のような構成では、光ファイバ伝送路だけでなく、装置も二重化されており、信頼性に優れた構成となっているが、光ファイバ伝送路だけを二重化したい場合にも、予備装置が必要になるという問題があった。
図2のような構成では、光ファイバ伝送路だけを二重化することができるが、光カプラと光スイッチとを挿入しなければならず、光受信パワーの損失が増加するため、対向装置間での許容損失値が減少するという問題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現するための、波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1伝送路と第2伝送路とにより接続され、第1伝送路および第2伝送路を切り替えていずれかの伝送路により通信する波長多重光送受信装置であって、光送受信器(309および310)と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタ(307および308)と、光送受信器の光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段(311ないし313)を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現する波長多重光送受信装置を提供することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、第1伝送路と第2伝送路とにより接続され、第1伝送路および第2伝送路を切り替えていずれかの伝送路により通信している第1装置および第2装置を含む波長多重光ネットワークであって、光送受信器(309および310)と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタ(307および308)と、光送受信器における第2装置からの光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段(311ないし313)とを備える第1装置と、光送受信器(315および316)と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタ(317および318)と、光送受信器における第1装置からの光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段(314、319および320)とを備える第2装置とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現する波長多重光ネットワークを提供することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、2本の現用光ファイバと2本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光伝送装置であって、送受信波長の異なるN個(Nは2以上の自然数)の光送受信器と、光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する第1アレイ導波路格子フィルタと、第1アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第1温度制御回路と、光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、波長多重光信号を分波しかつ光送受信器へ入力する第2アレイ導波路格子フィルタと、第2アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第2温度制御回路と、光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、第1および第2温度制御回路に第1および第2アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、2本の現用光ファイバと2本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光送受信装置に対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、1本の現用光ファイバと1本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光伝送装置であって、送信波長と受信波長との異なるN個(Nは2以上の自然数)の光送受信器と、光送受信器側に2N個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する、または波長多重光信号を分波しかつ光送受信器へ入力するアレイ導波路格子フィルタと、アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する温度制御回路と、光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、温度制御回路にアレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、1本の現用光ファイバと1本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光送受信装置に対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、第1収容局装置と、2本の現用光ファイバおよび2本の予備光ファイバにより第1収容局装置に接続される第2収容局装置と、第1収容局と接続されるN(Nは2以上の自然数)のユーザ装置とを有する波長多重光ネットワークであって、ユーザ装置側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、ユーザ装置から送出される光信号を合波しかつ出力する第1アレイ導波路格子フィルタと、第1アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第1温度制御回路と、ユーザ装置側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、波長多重光信号を分波しかつユーザ装置へ入力する第2アレイ導波路格子フィルタと、第2アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第2温度制御回路と、第2収容局装置により送出された波長多重光信号の一部を現用光ファイバから分岐する光カプラと、分岐された波長多重光信号の光受信レベルを検出する受光器と、受光器での光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、第1および第2温度制御回路に第1および第2アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路とを備える第1収容局装置と、送受信波長の異なるN個の光送受信器と、光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する第3アレイ導波路格子フィルタと、第3アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第3温度制御回路と、光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、波長多重光信号を分波しかつ光送受信器へ入力する第4アレイ導波路格子フィルタと、第4アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第4温度制御回路と、光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、第3および第4温度制御回路に第3および第4アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路とを備える第2収容局装置とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、2本の現用光ファイバと2本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光ネットワークに対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、第1収容局装置と、1本の現用光ファイバおよび1本の予備光ファイバにより第1収容局装置に接続される第2収容局装置と、第1収容局と接続されるN(Nは2以上の自然数)のユーザ装置とを有する波長多重光ネットワークであって、ユーザ装置側に2N個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、ユーザ装置から送出される光信号を合波しかつ出力する、または波長多重光信号を分波しかつ光送受信器へ入力する第1アレイ導波路格子フィルタと、第1アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第1温度制御回路と、第2収容局装置により送出された波長多重光信号の一部を現用光ファイバから分岐する光カプラと、分岐された波長多重光信号の光受信レベルを検出する受光器と、受光器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、第1温度制御回路に第1アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路とを備える第1収容局装置と、送受信波長の異なるN個の光送受信器と、光送受信器側に2N個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する、または波長多重光信号を分波しかつ光送受信器へ入力する第2アレイ導波路格子フィルタと、第2アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第2温度制御回路と、光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、第2温度制御回路に第2アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路とを備える第2収容局装置とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、1本の現用光ファイバと1本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光ネットワークに対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、光送受信器と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタと、光送受信器の光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段を備えたので、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現する波長多重光送受信装置を提供することが可能となる。
また、本発明によれば、光送受信器と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタと、光送受信器における第2装置からの光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段とを備える第1装置と、光送受信器と、第1伝送路および第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより第1伝送路および第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタと、光送受信器における第1装置からの光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段とを備える第2装置とを備えたので、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現する波長多重光ネットワークを提供することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。図2における従来例との違いは、光カプラと光スイッチを用いず、波長合分波器として、温度制御により透過波長を変化させることができ、光ファイバ伝送路側に2個の入出力ポートと、光送受信器側にN個の入出力ポートを有し、光を多重分離する2×Nアレイ導波路格子(AWG:Arrayed Waveguide Grating)フィルタを用いる点である。ただし、Nは2以上の自然数とする。
波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置である装置A 301と、第2の装置である装置B 302とが、現用光ファイバ303および305と、予備光ファイバ304および306とにより接続されている。
装置A 301は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 309ないし光送受信器N 310と、光送受信器1 309ないし光送受信器N 310の出力ポートと光送受信器側のN個の入力ポートとを各々接続され、現用光ファイバ303および予備光ファイバ304に光ファイバ伝送路側の2個の出力ポートを接続され、光信号を合波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ307とを備える。
装置A 301は、現用光ファイバ305および予備光ファイバ306に光ファイバ伝送路側の2個の入力ポートを接続され、光送受信器1 309ないし光送受信器N 310の入力ポートに光送受信器側のN個の出力ポートを各々接続され、光信号を分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ308と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ307に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ307の温度を制御する温度制御回路312と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ308に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ308の温度を制御する温度制御回路313と、光送受信器1 309ないし光送受信器N 310と温度制御回路312および313とに接続され、光送受信器1 309ないし光送受信器N 310での光受信パワーをモニタする監視制御回路311とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
ただし、2×Nアレイ導波路格子フィルタ307および2×Nアレイ導波路格子フィルタ308は、同一の構成であり、入力と出力とを入れ替えて用いることができる。
アレイ導波路格子フィルタにより、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現する波長多重光送受信装置を提供することができる。
装置B 302は、装置A 301と同様に、監視制御回路314と、N個の光送受信器1 315ないし光送受信器N 316と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ317および318と、温度制御回路319および320とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
このような構成により、2本の現用光ファイバと2本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光送受信装置に対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
監視制御回路311により、図2における従来例と同様に、光送受信器1 309ないし光送受信器N 310での光受信パワーをモニタする。光受信パワーをモニタすることは、例えば、SFP(Small Form Factor Pluggable)などの光トランシーバの場合には、LOS(Loss Of Signal)を検出することに対応する。
監視制御回路311により、光送受信器1 309ないし光送受信器N 310での光受信パワーをモニタして、すべての光送受信器1 309ないし光送受信器N 310の光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ305の光ファイバ断と判断して、装置A 301内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ307および308の温度を変更して、屈折率変化により、予備光ファイバ306に接続された2×Nアレイ導波路格子フィルタ308の入出力ポートから波長多重光信号が出力される。詳細は、図4および図5を用いて後述する。
図4は、本発明の一実施形態にかかる現用光ファイバから予備光ファイバへの切替方法を示す図である。ステップ401では、監視制御回路311により、光受信パワーをモニタする(LOSモニタ)。ステップ402では、監視制御回路311により、すべての光送受信器1 309ないし光送受信器N 310の光送受信器において光受信パワーが所定値を下回るかを決定する。
ステップ402において、監視制御回路311により、すべての光送受信器1 309ないし光送受信器N 310の光送受信器において光受信パワーが所定値を下回る場合には、ステップ403に進む。ステップ403では、監視制御回路311により、現用光ファイバ305の光ファイバ断と判断し、温度制御回路312および313に、装置内の2つの2×Nアレイ導波路格子フィルタ307および308の温度をTからTに変更するように指示する。ステップ402において、監視制御回路311により、すべての光送受信器1 309ないし光送受信器N 310の中に、光受信パワーが所定値を下回っていない光送受信器がある場合には、ステップ401に戻る。
ステップ404では、温度制御回路312および313により、装置内の2つの2×Nアレイ導波路格子フィルタ307および308の温度をTからTに変更する。ステップ405では、予備光ファイバ304および306による通信を開始する。詳細は、図5を用いて後述する。
図5は、本発明の一実施形態にかかる2×Nアレイ導波路格子フィルタの温度と出力波長との関係を示す図である。使用する2×Nアレイ導波路格子フィルタ307の特性は、温度Tでは、現用光ファイバ303に接続された2×Nアレイ導波路格子フィルタ307の出力ポートに波長多重光信号λ、・・・λが出力されるが、温度Tでは、予備光ファイバ304に接続された2×Nアレイ導波路格子フィルタ307のもう1つの出力ポートに波長多重光信号λ、・・・λが出力される。
2×Nアレイ導波路格子フィルタ307の現用光ファイバ303への出力Aを予備光ファイバ304への出力Bに切り替える例で説明しているが、対称性により、入力と出力とを入れ替えて用いることができる。すなわち、入力と出力を入れ替えることにより、2×Nアレイ導波路格子フィルタ307は、N×2アレイ導波路格子フィルタとして用いることができ、温度Tでは、現用光ファイバに接続されたN×2アレイ導波路格子フィルタの入力ポートに波長多重光信号λ、・・・λを入力することができ、温度Tでは、予備光ファイバ304に接続された2×Nアレイ導波路格子フィルタ307のもう1つの入力ポートに波長多重光信号λ、・・・λを入力することができる。
この特性を利用することにより、なんら光部品を付加することなく、温度制御のみで、簡易に光ファイバ伝送路の二重化を実現することが可能となる。また、図4のアルゴリズムと組み合わせることにより、制御信号のやりとりを行うことなく、光受信パワーをモニタするのみで、自動的に離れた場所にある装置と連動して、現用系から予備系へ切り替えることができる。
図6の(a)は、本発明の第2の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。図3における本発明の一実施形態との違いは、現用光ファイバおよび予備光ファイバがそれぞれ1本しかなく、双方向伝送となっている点である。双方向伝送をするため、使用波長数が2倍になっているが、基本的な考え方は図3と同様である。
波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置である装置A 601と、第2の装置である装置B 602とが、現用光ファイバ603と、予備光ファイバ604とにより接続されている。
装置A 601は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 606ないし光送受信器N 607と、光送受信器1 606ないし光送受信器N 607の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、現用光ファイバ603および予備光ファイバ604に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光信号を合分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ605と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ605に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ605の温度を制御する温度制御回路609と、光送受信器1 606ないし光送受信器N 607と温度制御回路609とに接続され、光送受信器1 606ないし光送受信器N 607での光受信パワーをモニタする監視制御回路608とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
装置B 602は、装置A 601と同様に、監視制御回路610と、N個の光送受信器1 611ないし光送受信器N 612と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ613と、温度制御回路614とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
監視制御回路608により、光送受信器1 606ないし光送受信器N 607での光受信パワーをモニタし、すべての光送受信器1 606ないし光送受信器N 607の光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ603の光ファイバ断と判断して、装置A 601内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ605の温度をTからTへと変更して、予備光ファイバ604による通信を開始する。
このような構成により、1本の現用光ファイバと1本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光送受信装置に対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
図6では、光送受信器が2心用である場合を記載するが、図6の2つの下図に示すように、光送受信器が1心用である場合にも本発明を適用することができる。図6の(b)の別構成1では、1心用の光送受信器1 617ないし光送受信器N 618を用い、光送受信器1 617ないし光送受信器N 618と2×Nアレイ導波路格子フィルタ605との間にWDMフィルタ615ないし616を各々用いる例である。
図6の(c)の別構成2では、1心用の光送受信器1 617ないし光送受信器N 618を用い、波長配置を工夫し、例えば、C−bandとL−bandとを用い、アレイ導波路格子(AWG)のFSR(Free Spectral Range)を利用して、ある光送受信器の送受信波長を2×Nアレイ導波路格子フィルタ605の同一の入出力ポートに出力するよう設計する構成である。以下の本発明の実施形態では、光送受信器が2心用である場合を記載するが、同様に光送受信器が1心用である場合にも適用可能である。
図7は、本発明の第3の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。収容局装置は、収容局の停電等によるサービス中断等を回避するため、異なる場所にある収容局に各々配置する場合がある。図7は、上記場合の構成例であり、収容局装置AおよびBは、各々異なる場所に配置され、各々が現用光ファイバおよび予備光ファイバを介して、ユーザ装置に接続される。
波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置であるユーザ装置701と、第2の装置である収容局装置A 702とが、現用光ファイバ704により接続され、およびユーザ装置701と、第3の装置である収容局装置B 703とが、予備光ファイバ705とにより接続されている。
ユーザ装置701は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 707ないし光送受信器N 708と、光送受信器1 707ないし光送受信器N 708の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、現用光ファイバ704および予備光ファイバ705に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光信号を合分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ706と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ706に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ706の温度を制御する温度制御回路710と、光送受信器1 707ないし光送受信器N 708と温度制御回路710とに接続され、光送受信器1 707ないし光送受信器N 708での光受信パワーをモニタする監視制御回路709とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
収容局装置A 702は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 712ないし光送受信器N 713と、光送受信器1 712ないし光送受信器N 713の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、現用光ファイバ704に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートのうち1つを接続され、光信号を合分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ714と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ714に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ714の温度をTに保つ温度制御回路715と、光送受信器1 712ないし光送受信器N 713に接続され、光送受信器1 712ないし光送受信器N 713での光受信パワーをモニタする監視制御回路711とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
収容局装置B 703は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 717ないし光送受信器N 718と、光送受信器1 717ないし光送受信器N 718の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、予備光ファイバ705に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートのうち1つを接続され、光信号を合分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ719と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ719に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ719の温度をTに保つ温度制御回路720と、光送受信器1 717ないし光送受信器N 718に接続され、光送受信器1 717ないし光送受信器N 718での光受信パワーをモニタする監視制御回路716とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
ユーザ装置701では、監視制御回路709により、光送受信器1 707ないし光送受信器N 708での光受信パワーをモニタし、すべての光送受信器1 707ないし光送受信器N 708の光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ704の光ファイバ断と判断して、ユーザ装置701内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ605の温度をTからTへと変更して、波長多重光信号を予備光ファイバ705へ送信する。
収容局装置A 702では、光送受信器1 712ないし光送受信器N 713での光受信パワーが所定値を下回るため、監視制御回路711により、現用光ファイバ704の光ファイバ断と判断して、光送受信器1 712ないし光送受信器N 713からの波長多重光信号の送信を停止する。
収容局装置B 703では、光送受信器1 717ないし光送受信器N 718での光受信パワーが所定値を上回るため、監視制御回路716により、予備光ファイバ705に切り替わったと判断して、光送受信器1 717ないし光送受信器N 718からの波長多重光信号の送信を開始する。
このような手順により、離れた場所にある収容局装置AおよびBを連動させて、自動的に光ファイバ伝送路切替を実現することができる。本発明の第3の実施形態は、現用光ファイバおよび予備光ファイバが各々1本の双方向伝送の場合について記載したが、図3における本発明の一実施形態のように現用光ファイバおよび予備光ファイバが各々2本の場合にも同様に適用できる。
図8は、本発明の第4の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。図3における本発明の一実施形態との違いは、装置A 301内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ307および308と光送受信器1 309ないし光送受信器N 310とが、収容局装置Aとユーザ装置というような離れた場所にあり、非対称のネットワークになっている点である。収容局装置Bは、図3における本発明の一実施形態の装置B 302と同様であるが、収容局装置Aは、すべての光送受信器が離れた場所にあるため、図3に示すような光受信パワーのモニタを行うことができず、光パワーモニタ用の回路を具備する必要がある。
波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置である収容局装置A 801と、第2の装置である収容局装置B 802とが、現用光ファイバ804および806と予備光ファイバ805および807により接続され、および収容局装置A 801の入出力ポートと、ユーザ装置803とが接続されている。
収容局装置A 801は、ユーザ装置803の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートのうち1つを接続され、現用光ファイバ804および予備光ファイバ805に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光信号を合波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ808と、現用光ファイバ806および予備光ファイバ807に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、ユーザ装置803の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートのうち1つを接続され、光信号を分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ809と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ808に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ808の温度を制御する温度制御回路813と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ809に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ809の温度を制御する温度制御回路814と、現用光ファイバ806に接続され、現用光ファイバ806上の波長多重光信号を分岐する光カプラ810と、光カプラ810に接続され、光カプラ810により分岐された波長多重光信号を受光する受光器811と、温度制御回路813および814と受光器811に接続され、現用光ファイバ806での光受信パワーをモニタする監視制御回路812とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
収容局装置B 802は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 816ないし光送受信器N 817と、光送受信器1 816ないし光送受信器N 817の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、現用光ファイバ806および予備光ファイバ807に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光信号を合波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ819と、現用光ファイバ804および予備光ファイバ805に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光送受信器1 816ないし光送受信器N 817の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、光信号を分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ818と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ818に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ818の温度を制御する温度制御回路820と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ819に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ819の温度を制御する温度制御回路821と、光送受信器1 816ないし光送受信器N 817と温度制御回路820および821とに接続され、光送受信器1 816ないし光送受信器N 817での光受信パワーをモニタする監視制御回路815とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
ユーザ装置803は、収容局装置A 801の入出力ポートに接続され、光信号を送受信する光送受信器1 821を含む。光送受信器N 822は、収容局装置A 801の入出力ポートに接続され、光信号を送受信する。ただし、Nは2以上の自然数とする。
収容局装置A 801では、光カプラ810により、収容局装置B 802から現用光ファイバ806を介して送信される波長多重光信号の一部を分岐し、受光器811により、分岐された波長多重光信号の一部を受光して、受光された波長多重光信号の光受信パワーを検出する。監視制御回路812により、検出した光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ704の光ファイバ断と判断して、収容局装置A 801内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ808および809の温度をTからTへと変更する。
収容局装置B 802では、光送受信器1 816ないし光送受信器N 817での光受信パワーが所定値を下回るため、監視制御回路815により、現用光ファイバ804の光ファイバ断と判断して、収容局装置B 802内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ818および819の温度をTからTへと変更して、予備光ファイバ805および807による通信を開始する。
このような構成により、2本の現用光ファイバと2本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光ネットワークに対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
このような構成および手順により、WDMアクセスネットワークにおいても、光ファイバ伝送路の二重化を実現することができる。
図9は、本発明の第5の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。図8における本発明の第4の実施形態との違いは、現用光ファイバおよび予備光ファイバがそれぞれ1本の双方向伝送となっている点である。双方向伝送をするため、使用波長数が2倍になっているが、基本的な考え方は図8と同様である。
波長多重光通信ネットワークにおける第1の装置である収容局装置A 901と、第2の装置である収容局装置B 902とが、現用光ファイバ904および予備光ファイバ905により接続され、および収容局装置A 901の入出力ポートと、ユーザ装置903とが接続されている。
収容局装置A 901は、ユーザ装置903の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートのうち1つを接続され、現用光ファイバ904および予備光ファイバ905に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光信号を合分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ906と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ906に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ906の温度を制御する温度制御回路910と、現用光ファイバ904に接続され、現用光ファイバ904上の波長多重光信号を分岐する光カプラ907と、光カプラ907に接続され、光カプラ907により分岐された波長多重光信号を受光する受光器908と、温度制御回路910と受光器908に接続され、現用光ファイバ904での光受信パワーをモニタする監視制御回路909とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
収容局装置B 902は、光信号を送受信するN個の光送受信器1 912ないし光送受信器N 913と、光送受信器1 912ないし光送受信器N 913の入出力ポートに光送受信器側のN個の入出力ポートを各々接続され、現用光ファイバ904および予備光ファイバ905に光ファイバ伝送路側の2個の入出力ポートを接続され、光信号を合分波する2×Nアレイ導波路格子フィルタ914と、2×Nアレイ導波路格子フィルタ914に接続され、2×Nアレイ導波路格子フィルタ914の温度を制御する温度制御回路915と、光送受信器1 912ないし光送受信器N 913と温度制御回路915とに接続され、光送受信器1 912ないし光送受信器N 913での光受信パワーをモニタする監視制御回路911とを含む。ただし、Nは2以上の自然数とする。
ユーザ装置903は、収容局装置A 901の入出力ポートに接続され、光信号を送受信する光送受信器1 916を含む。光送受信器N 917は、収容局装置A 901の入出力ポートに接続され、光信号を送受信する。ただし、Nは2以上の自然数とする。
収容局装置A 901では、光カプラ907により、収容局装置B 902から現用光ファイバ904を介して送信される波長多重光信号の一部を分岐し、受光器908により、分岐された波長多重光信号の一部を受光して、受光された波長多重光信号の光受信パワーを検出する。監視制御回路909により、検出した光受信パワーが所定値を下回ると、現用光ファイバ904の光ファイバ断と判断して、収容局装置A 901内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ906の温度をTからTへと変更する。
収容局装置B 902では、光送受信器1 912ないし光送受信器N 913での光受信パワーが所定値を下回るため、監視制御回路911により、現用光ファイバ904の光ファイバ断と判断して、収容局装置B 902内の2×Nアレイ導波路格子フィルタ914の温度をTからTへと変更して、予備光ファイバ905による通信を開始する。
このような構成により、1本の現用光ファイバと1本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光ネットワークに対して、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能となる。
このような構成および手順により、現用光ファイバおよび予備光ファイバがそれぞれ1本の双方向伝送の場合のWDMアクセスネットワークにおいても、光ファイバ伝送路の二重化を実現することができる。
図8における本発明の第4の実施形態および図9における本発明の第5の実施形態は、図7に示す局分散の構成への適用も容易に可能である。
本実施形態によれば、光部品を挿入することなく、経済的に伝送路の二重化を実現するための、波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを提供することが可能となる。
本発明により、波長多重光通信において、経済的に伝送路の二重化を実現することが可能である。
従来の装置および光ファイバ伝送路の二重化の例を示す図である。 従来の光ファイバ伝送路のみの二重化の例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる現用光ファイバから予備光ファイバへの切替方法を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる2×Nアレイ導波路格子フィルタの温度と出力波長との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。 本発明の第3の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。 本発明の第4の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。 本発明の第5の実施形態にかかる波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワークを示す構成図である。
符号の説明
301 装置A
302 装置B
303、305 現用光ファイバ
304、306 予備光ファイバ
307、308、317、318 2×Nアレイ導波路格子フィルタ
309、315 光送受信器1
310、316 光送受信器N
311、314 監視制御回路
312、313、319、320 温度制御回路

Claims (6)

  1. 第1伝送路と第2伝送路とにより接続され、前記第1伝送路および前記第2伝送路を切り替えていずれかの伝送路により通信する波長多重光送受信装置であって、
    光送受信器と、
    前記第1伝送路および前記第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより前記第1伝送路および前記第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタと、
    前記光送受信器における光受信レベルを監視し、前記光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段と
    を備えたことを特徴とする波長多重光送受信装置。
  2. 第1伝送路と第2伝送路とにより接続され、前記第1伝送路および前記第2伝送路を切り替えていずれかの伝送路により通信している第1装置および第2装置を含む波長多重光ネットワークであって、
    光送受信器と、
    前記第1伝送路および前記第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより前記第1伝送路および前記第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタと、
    前記光送受信器における前記第2装置からの光受信レベルを監視し、前記光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段と
    を備える第1装置と、
    光送受信器と、
    前記第1伝送路および前記第2伝送路において送受信している入出力に対して、温度を変化させることにより前記第1伝送路および前記第2伝送路を切り替えるアレイ導波路格子フィルタと、
    前記光送受信器における前記第1装置からの光受信レベルを監視し、前記光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記アレイ導波路格子フィルタの温度を変化させる手段と
    を備える第2装置と
    を備えたことを特徴とする波長多重光ネットワーク。
  3. 2本の現用光ファイバと2本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光伝送装置であって、
    送受信波長の異なるN個(Nは2以上の自然数)の光送受信器と、
    光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、前記光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する第1アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第1アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第1温度制御回路と、
    光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、波長多重光信号を分波しかつ前記光送受信器へ入力する第2アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第2アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第2温度制御回路と、
    前記光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記第1および第2温度制御回路に前記第1および第2アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路と
    を備えたことを特徴とする波長多重光伝送装置。
  4. 1本の現用光ファイバと1本の予備光ファイバとにより接続される波長多重光伝送装置であって、
    送信波長と受信波長との異なるN個(Nは2以上の自然数)の光送受信器と、
    光送受信器側に2N個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、前記光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する、または波長多重光信号を分波しかつ前記光送受信器へ入力するアレイ導波路格子フィルタと、
    前記アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する温度制御回路と、
    前記光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記温度制御回路に前記アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路と
    を備えたことを特徴とする波長多重光伝送装置。
  5. 第1収容局装置と、2本の現用光ファイバおよび2本の予備光ファイバにより第1収容局装置に接続される第2収容局装置と、前記第1収容局と接続されるN(Nは2以上の自然数)のユーザ装置とを有する波長多重光ネットワークであって、
    ユーザ装置側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、前記ユーザ装置から送出される光信号を合波しかつ出力する第1アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第1アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第1温度制御回路と、
    ユーザ装置側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、波長多重光信号を分波しかつ前記ユーザ装置へ入力する第2アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第2アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第2温度制御回路と、
    前記第2収容局装置により送出された波長多重光信号の一部を前記現用光ファイバから分岐する光カプラと、
    前記分岐された波長多重光信号の光受信レベルを検出する受光器と、
    前記受光器での光受信レベルを監視し、光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記第1および第2温度制御回路に前記第1および第2アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路と
    を備える第1収容局装置と、
    送受信波長の異なるN個の光送受信器と、
    光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、前記光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する第3アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第3アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第3温度制御回路と、
    光送受信器側にN個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、波長多重光信号を分波しかつ前記光送受信器へ入力する第4アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第4アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第4温度制御回路と、
    前記光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記第3および第4温度制御回路に前記第3および第4アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路と
    を備える第2収容局装置と
    を備えたことを特徴とする波長多重光ネットワーク。
  6. 第1収容局装置と、1本の現用光ファイバおよび1本の予備光ファイバにより第1収容局装置に接続される第2収容局装置と、前記第1収容局と接続されるN(Nは2以上の自然数)のユーザ装置とを有する波長多重光ネットワークであって、
    ユーザ装置側に2N個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、前記ユーザ装置から送出される光信号を合波しかつ出力する、または波長多重光信号を分波しかつ前記光送受信器へ入力する第1アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第1アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第1温度制御回路と、
    前記第2収容局装置により送出された波長多重光信号の一部を前記現用光ファイバから分岐する光カプラと、
    前記分岐された波長多重光信号の光受信レベルを検出する受光器と、
    前記受光器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記第1温度制御回路に前記第1アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路と
    を備える第1収容局装置と、
    送受信波長の異なるN個の光送受信器と、
    光送受信器側に2N個の入出力ポートおよび光ファイバ側に2個の入出力ポートを有し、第1温度の場合は現用光ファイバに接続された光ファイバ側の第1入出力ポートに、第2温度の場合は予備光ファイバに接続された光ファイバ側の第2入出力ポートに、前記光送受信器から送出される光信号を合波しかつ出力する、または波長多重光信号を分波しかつ前記光送受信器へ入力する第2アレイ導波路格子フィルタと、
    前記第2アレイ導波路格子フィルタの温度を制御する第2温度制御回路と、
    前記光送受信器での光受信レベルを監視し、すべての光受信レベルが予め設定している所定値を下回ると、前記第2温度制御回路に前記第2アレイ導波路格子フィルタの温度を第1温度から第2温度に変更させる監視制御回路と
    を備える第2収容局装置と
    を備えたことを特徴とする波長多重光ネットワーク。
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