JP2007201559A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力動作中においてもLAN外からの通信パケットを受信できる通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置101は、本体処理プログラムを格納した本体処理プログラム格納部102、ネットワークアドレス問合せ要求処理プログラムであるARP処理のみを行うプログラムを格納したARP処理プログラム格納部103、各部の電源を制御する電源制御部104、通信を制御する通信制御部105、通信装置101の全処理を司るCPU等の処理部106、処理部106の機能の一部として通信装置101の動作モードの検出を行う動作モード検出部106a、処理部106が処理を行う際に使用し、処理部106内に設けられた高速主記憶部であるキャッシュメモリ107、処理部106が処理を行う際に使用する主記憶部であるRAM等のメインメモリ108、及び通信装置101が通信を行う通信路109を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動作モードが低消費電力動作時でも、通信路に接続された他機器からの通信パケットが到達し、操作可能な通信装置に関するものである。
従来、低消費電力機能を備えた通信装置は、通常、低消費電力動作時には自装置内のすべてのデバイスへの電源供給を停止する。そのため、低消費電力動作時の通信装置とは通信することができず、通信を開始したい場合には、その都度、通信装置の電源を投入する必要がある。
この電源投入をネットワークを介して遠隔操作する方法としてWOL(Wakeup On LAN)がある。しかしながら、WOLはイーサネット(登録商標)アドレスで電源投入先の機器を指定するため、LAN内の機器からしか電源投入ができず、例えば、ルータを介して他セグメントに接続されているネットワーク機器からは電源投入できないという課題があった。
また、ルータを介して他セグメントからLAN内の通信装置に対して通信パケットを送信する際、ルータが他セグメントからLAN内への通信パケットであることを検出すると、ルータは必ず宛先のIPアドレスに対応するLAN内の機器のMACアドレスを調査するためにLANに対して「ARP要求」と呼ぶネットワークアドレス問合せ要求を送信する。尚、TCP/IPにおけるARPプロトコルとは、IPアドレスから物理層のネットワーク・アドレスであるMACアドレスを求めるために利用されるプロトコルであり、TCP/IPでは、IPアドレスで通信相手を特定し、そのIPアドレスに向けてIPパケットを送信する。そして、仮に通信相手が同一ネットワーク上に存在するなら、そのあて先のコンピュータに向けて直接IPパケットを送信し、そうでない場合はルータに向けてIPパケットを送信し、その後のパケットの配送を依頼することとなる。この際、相手のコンピュータやルータに対してIPパケットを送信するためには、イーサネット(登録商標)などの下位のネットワーク媒体を使用するが、この場合には、IPアドレスではなく、MACアドレスを使って通信相手を特定する。このため、例えばイーサネット(登録商標)を使ってパケットを送信するためには、IPアドレスだけでなく、あて先となる機器のMACアドレスを知る必要がある。この関係が分からなければ、送信用のイーサネット(登録商標)のフレームを準備することができないためである。従って、IPアドレスとMACアドレスの対応表が必要となり、これを作成するのがARPプロトコルの役割となる。TCP/IPにおける通信では、通信に先立って、ほとんどの場合に必ずこのARPプロトコル・パケットの送受信が行われ、お互いのコンピュータ同士がMACアドレス情報のやりとりを行うこととなっている。
また、従来、遠隔操作可能な通信装置は、ARP処理のみを行う自動電源制御装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図10は、前記特許文献1に記載されたLAN自動電源制御装置1002の説明図である。
本図に示すように、従来のLAN処理装置1001においては、LAN処理装置1001の電源状態(パワーオン、パワーオフ)に応じてLAN自動電源制御装置1002が受信した電文を処理する装置を切り替えることで、LAN処理装置1001がパワーオフ状態であってもLAN処理装置1001の遠隔から電源投入を実現することができる。
特許第3412217号公報
しかしながら、他セグメントから送信された通信パケットの配送先機器、例えばPCやDVDレコーダ等は、動作モードが省電力動作モード中の場合、ルータが送信したARP要求に対する応答できないという問題がある。即ち、配信先機器が省電力動作モード中においては、ARP要求に対する応答ができなく、その結果、ルータはLAN内には宛先のIPアドレスの機器は存在しないと判断し、他セグメントに接続されているネットワーク機器からの通信パケットを適切に配信先機器に配信することができないという問題がある。
また、上記特許文献に示す装置では、LANアダプタ内にLAN送受信回路やLAN送受信制御部、通信制御装置だけでなく、自動電源制御装置を設ける必要があるため、部品点数が増加し製品コストが上がってしまうという課題がある。
さらに、昨今のLAN処理装置、特に、DVDレコーダやデジタルテレビといったデジタル家電の分野においは、これらのデジタル家電は組込機器、かつ、低コストが要求されるため、LANアダプタ機能をLAN処理装置内に内蔵することが標準機能となってきており、また、LAN処理装置とLANアダプタが接続されることが前提となっている上記特許文献で開示している構成を実現する必要性が乏しい。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、特別な制御装置を必要とせずに、省電力モード動作中においても、ネットワークに接続されたルータ等の中継装置からのネットワークアドレス問合せ要求に応答することを可能にし、その結果、省電力モード動作中においても他の通信装置からの制御が可能となる通信装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の通信装置は、通信路を介して送られてくる通信データに基づいて、自装置の動作を制御可能である通信装置において、前記通信装置の動作処理を行う処理手段と、前記通信装置の処理を行う本体処理プログラムを格納している本体処理プログラム格納手段と、前記通信装置のネットワークアドレス問合せ要求処理プログラムを格納しているネットワークアドレス問合せ要求処理プログラム格納手段と、前記通信路を介して通信を行う通信制御手段と、前記処理手段に格納され、前記処理手段が処理を行うプログラムを一時的に記憶する高速主記憶手段と、前記処理手段が処理を行うプログラムを記憶する主記憶手段と、前記通信装置を構成する各処理手段への電源の供給を制御する電源制御手段とを備え、前記通信装置の動作モードを省電力動作モードに移行する場合に、前記処理手段は、前記ネットワークアドレス問合処理プログラム格納手段から読み出した前記ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを前記高速主記憶手段にコピーし、当該ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを開始し、前記電源制御手段は、前記処理手段、前記高速主記憶手段、及び前記通信制御手段以外への電源の供給を停止することを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記省電力動作モード中に、前記通信制御手段を介して前記ネットワークアドレス問合せ通知を受信した場合、前記電源制御手段は、前記通信装置を構成する各手段への電源供給を開始し、前記処理手段は、前記動作モードを前記省電力動作モードから通常動作モードに移行するために、前記本体処理プログラム格納手段から読み出した本体処理プログラムを前記主記憶手段にコピーし、当該本体処理プログラムを開始することを特徴とする。
これらの構成によって、低消費電力動作モード中にネットワークアドレス問合せ通知を受信した場合にも応答処理を行えると共に、前記低消費電力モード中においては、前記処理手段と前記通信制御手段と前記高速主記憶手段とだけに電源を供給すればよいため、低消費電力化が可能となる。
また、本発明の通信装置は、さらに、前記処理手段の処理速度を制御する処理部制御手段を備えることを特徴とする。
本構成によって、前記処理部制御手段を用いることにより、前記処理部は低消費電力動作時に動作速度を遅くするため、さらなる低消費電力化が可能となる。
尚、前記目的を達成するために、本発明は、通信装置の特徴的な構成手段をステップとする通信方法としたり、この方法が備える特徴的な命令を含むプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明に係る通信装置によれば、低消費電力動作時においても、LAN外の機器からのネットワークアドレス問合せ要求に応答できる。また、特別な装置を備える必要がないため、製品コストの抑制を可能としてネットワークアドレス問合せ要求に応答できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る通信装置101の機能ブロック図である。尚、本発明に係る通信装置101は、その動作モードが低消費電力動作モードである場合においても、特別な機器を備えることなく、ルータからのネットワークアドレス問合せ要求、即ちARP要求に応答できることを特徴とする。
通信装置101は、本体処理プログラムを格納した本体処理プログラム格納部102、ネットワークアドレス問合せ要求処理プログラムであるARP処理のみを行うプログラムを格納したARP処理プログラム格納部103、各部の電源を制御する電源制御部104、通信を制御する通信制御部105、通信装置101の全処理を司るCPU等の処理部106、処理部106の機能の一部として通信装置101の動作モードの検出を行う動作モード検出部106a、処理部106が処理を行う際に使用し、処理部106内に設けられた高速主記憶部であるキャッシュメモリ107、キャッシュメモリ107と同様に処理部106が処理を行う際に使用する主記憶部であるRAM等のメインメモリ108、及び通信装置101が通信を行う通信路109を備える。
電源制御部104は、通信装置101を構成する各種デバイスへの電源供給を制御する。また、処理部106からの要求に応じて各種デバイス毎の電源供給/停止が可能である。
通信制御部105は、通信路109に接続され、通信路109に接続される他の機器との通信を行う。例えば、イーサネット(登録商標)等で通信を行う。通信制御部105は、通信路109上の他通信装置から受信した通信データを処理部106に通知する。また、処理部106からの通信路109上の他通信装置へのデータ送信要求を受けて、実際のデータ送信処理を行う。
処理部106は、通信装置101を構成するすべてのデバイスの制御及びデータ処理を行う。処理部106は、キャッシュメモリ107上にロードされており、逐次読み出すプログラムに従って動作する。キャッシュメモリ107上のプログラムは、メインメモリ108にロードされているプログラムがブロック単位で逐次ロードされる。
尚、本実施の形態1に係る通信装置101は、通常動作モードと低消費電力動作モードの2つの動作モードを備える。通常動作モードとは、例えば、DVDレコーダの場合には、録画、再生、停止といったDVDレコーダの基本機能や各種設定、GUI表示、通信機能等、DVDレコーダが備える機能がすべて利用できる動作モードである。一方、低消費電力動作モードとは、電力消費を最小限に提言している動作モードであり、例えば、本実施例のDVDレコーダの場合、ARP処理以外はすべて停止している状態である。
また、本体処理プログラム格納部102に格納される本体処理プログラムは、通信装置101を構成する各種デバイス、電源等を制御し、通信装置101の全機能を提供するプログラムである。
さらに、本実施の形態1では、MACアドレスが通信制御部105に格納されているとしたが、処理部106やARP処理プログラム格納部103などに格納されていても良い。
そして、通信装置101が、例えば、DVDレコーダである場合、通信装置101である、DVDレコーダを構成するデバイスとしては、図2のDVDレコーダ200に示すような、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、Flash−ROM(Flash−Read Only Memory)203、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)204、HDD(Hard Disk Drive)205、DVD(Digital Versatile Disk)206ドライブ、通信制御部207、シリアル通信部208、画像処理部209、タイママイコン210、及び電源制御部211から構成されている。
図1と図2とを比較すると、図2において、本体処理プログラム格納部102やARP処理プログラム格納部103は、HDD205やDVD206あるいはFlash−ROM203、EEPROM204といった記録可能なデバイスに相当する。電源制御部104は、同じく電源制御部211に相当し、処理部106は、CPU201に相当する。また、メインメモリ108は、RAM202に相当し、キャッシュメモリ107に相当するキャッシュメモリ212は、CPU201内に内蔵されている。
本体処理プログラムは、これらDVDレコーダを構成する各デバイスを制御して、録画、再生、高速再生、逆戻し再生、番組スキップ、録画予約、といったDVDレコーダの基本機能や各種設定、GUI表示、通信機能等の機能を実現する。本体処理プログラム格納部102に格納されている本体処理プログラムは、Flash−ROM203やEEPROM204、HDD205、DVD206など、記録可能なデバイスに格納されており、通信装置101の電源投入時に、本体処理プログラムやARP処理プログラムと同様に記録可能なデバイスに格納されているブートローダーの働きによって本体処理プログラムが格納されているデバイスから読み出されて、メインメモリ108にコピーされ、処理部106に制御が引き渡される。処理部106は、メインメモリ上にコピーされた本体処理プログラムにしたがって、各デバイスの初期化、起動、制御を開始する。
そして、本発明に係るARP処理プログラム格納部103に格納されるARP処理プログラムは、ARP処理、すわなち、ARP要求受信処理、ARP要求判定処理、ARP応答送信処理のみを行うプログラムである。このARP処理プログラムは、ARP処理のみを行うため、OS(Operating System)機能や各デバイスを制御するためのデバイスドライバといった基本ソフトを全く必要としない。そのため、ARP処理プログラムのプログラムサイズは非常に小さなサイズで実現可能である。また、ARP処理プログラムは、本体処理プログラムと同様にFlash−ROM203やEEPROM204,HDD205,DVD206などの記録デバイスに格納されており、処理部106からの指示によって、ARP処理プログラムが格納されたデバイスから読み出されて、キャッシュメモリ107にコピーされる。処理部106は、キャッシュメモリ上にコピーされたARP処理プログラムにしたがって、ARP処理を行う。
図5は、本実施の形態1に係る通信装置101におけるARP処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
ARP処理プログラムは、キャッシュメモリと処理部のみで動作可能で、通信制御部105を介して、通信路109からの通信データを監視する(S501)。通信制御部105は、通信路109からの通信を検出(S502)すると、処理部106に通信路109から受信データを受信した旨を通知する。処理部106は、受信データがARP要求かどうかを判定する(S503)。ARP要求かどうかの判定方法として、受信データの各フィールドに格納されている値を確認することで行う。すなわち、通信データの宛先MACアドレスフィールドがブロードキャストアドレス(0xFFFFFFFFFFFF)であり、かつ、タイプフィールドがARPプロトコル(0x0806)であり、かつ、ハードウェアタイプフィールドがイーサネット(登録商標)(0x0001)であり、かつ、プロトコルタイプフィールドが「0x2048」であり、かつ、ハードウェアアドレス長フィールドがMACアドレス長(0x06)であり、かつ、プロトコルアドレス長フィールドはIPアドレス長(0x04)であり、かつ、オペレーションコードフィールドがリクエスト(0x0001)であることを確認する。
次に、受信データが前記条件に合致していれば、次のステップS504に処理を進め、ARPあて先確認において自IPアドレスに合致していなければ、受信データはARP要求ではないと判定し、S501に処理を戻す。S504では、受信データであるARP要求の宛先フィールドと通信制御部105に記録されている自身のIPアドレスとを比較する。S504でARP要求の宛先フィールドが自身のIPアドレスと一致しない場合は(S504でNO)、S501に処理を戻す。ARP要求の宛先フィールドが自身のIPアドレスと一致した場合は(S504でYES)、受信データが自分宛のARP要求であると判定し、ARP要求送信者に対して、ARP応答を送信(S505)し、続いて、通信装置101の動作モードを通常モードに移行させる(S506)。ここで、動作モードとは、通信装置101の動作状況を示しており、通常モードでは、本体処理プログラムが動作して、通信装置101のすべての機能が利用可能であるのに対して、低消費動作モードでは、ARP処理プログラムが動作し、通信装置101はARP処理しか動作していない。尚、ハードウェアタイプフィールドはイーサネット(登録商標)(0x0001)だけでなく、IEEE 802 Ntworks(0x0006)など、ハードウェアに応じた値でもよい。
図3は、本実施の形態1に係る通信装置において、通常動作から低消費電力動作への移行時の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザによるGUI操作や通信装置101のフロントボタン操作等を起点として通信装置101は、低消費電力動作モードへの移行を開始する(S301)。次に、通信装置101は、その処理を低消費動作モードに移行させるために必要となる終了処理を行う(S302)。次に、通信装置101は、ARP処理プログラム格納部103に格納されているARP処理プログラムを読み出して、キャッシュメモリ107上にロードする(S303)。
次に、通信装置101は、通信装置101を電源制御部104を介して構成する各デバイスへの電源供給を停止する(S304)。電源供給を停止するデバイスとしては、例えば、図2で示したDVDレコーダの場合、ARP処理を行うために必要なCPU201、キャッシュメモリ211、通信制御部207への電源供給は継続し、通信処理に必要のないその他のデバイス、RAM202、Flash−ROM203,EEPROM204,HDD205、DVD206、シリアル通信部208、画像処理部209への電源供給を停止する。通常、キャッシュメモリ211はCPU201に内蔵されるため、以上の処理により、低消費電力動作モード時に電源を供給する必要があるデバイスは、処理を行うCPU201と通信路109を介して通信を行う通信制御部207のみでよく、外部からの通信が到達できる状態でありながら、電源を供給しているデバイスを必要最小限にでき、低消費電力化が可能となる。
そして、処理部106は、キャッシュメモリ107上にロードされているARP処理ソフトウェアを起動し(S305)、一連の処理を終了する。
図4は、本実施の形態1に係る通信装置において、低消費電力動作から通常動作への移行時の動作手順を示すフローチャートである。
低消費電力動作から通常動作に移行する条件は、通信装置101のARP処理ソフトウェアが図5のフローチャートに基づいて、通信路109を介して通信制御部105が自身のMACアドレス宛のARP要求の受信時である(S401、S402)。
S401では、自身のMACアドレス宛のARP要求を受信すると、ARP要求の送信機器に対してARP応答を送信する。次に、通信装置101は、ARP処理の終了処理を行う(S403)。次に、通信装置101は、電源制御部104を介して通信装置101を構成する各デバイスで電源供給を停止されていたデバイスへの電源供給を開始する(S404)。例えば、図2で示したDVDレコーダの場合、ARP処理を行うために必要なCPU201、キャッシュメモリ211、通信制御部207への電源供給は行われており、通信処理に必要のないその他のデバイス、RAM202、Flash−ROM203、EEPROM204、HDD205、DVD206、シリアル通信部208、画像処理部209が電源供給を停止されていたこれらのデバイスに対して電源供給を開始する。
最後に、本体処理プログラム格納部102に格納されている本体処理プログラムをメインメモリ108にロードして(S405)、通常処理ソフトウェアを起動(S406)させることで、再び通常動作に戻ることができる。
図6は、宅外の携帯端末601から通信装置101に対して制御要求が送信された場合においてルータ603が宅内の端末に対してARP要求を行う場合の説明図を示す。
例えば宅外のネットワークを介して接続されている携帯電話機等の携帯端末601からの通信装置101に対して制御要求する場合には、ルータ603が他セグメントからLAN内への通信パケットであることを検出し、必ず宛先のIPアドレスに対応するLAN内の機器のMACアドレスを調査するためにLANに対してネットワークアドレス問合せ要求であるARP要求を宅内LANに接続されたPC604、通信装置101、DVDレコーダ605に対してブロードキャストする。
これに対して、本発明に係る通信装置101は、上述したように低消費電力動作中においてもARP処理プログラムが起動されているために、ARP要求されているIPアドレスを参照して自身のIPアドレスであることを確認し、MACアドレスをルータ603側にARP要求の応答として返信することができる。このため、ルータ603はIPアドレスとMACアドレスとの対応関係が記述されたARPテーブルを作成して保持することができる。また、通信装置101は、その後通常動作モードに自動的に移行されるために、携帯端末601からの制御要求を省電力動作中においても確実に実行できる。
以上の説明のように、本実施の形態1に係る通信装置101の構成によれば、低消費電力動作時に、処理部106と高速主記憶部であるキャッシュメモリ107とだけでネットワークアドレス問合せ処理を動作可能な構成にすることにより、低消費電力動作中でもネットワークアドレス問合せ通知には応答できるため、LAN外からの通信パケットを受信し、低消費電力動作から通常動作に切り替え可能である。
また、本発明に係る通信装置101は、電源制御装置を備える必要がないため、製品コストが抑制可能であり、さらに、LANアダプタ機能を内蔵することができるため、昨今のLAN通信装置、特にDVDレコーダやデジタルテレビなどのデジタル家電として用いることが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。尚、本実施の形態2においては、通信装置101においてさらに、より低消費電力化を図るために、CPUの動作周波数を制御する処理部制御部が追加されたことを特徴とする。
図7は、本実施の形態2に係る通信装置701の機能ブロック図である。尚、図7において、第1の実施の形態において説明した図1〜図6と同じ構成要素、処理手順については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
そして、図1と図7の差異は、処理部106の動作を制御するための処理部制御部702が追加されていることである。
図8は、本実施の形態2に係る通信装置において、通常動作から低消費電力動作への移行時の動作手順を示すフローチャートである。
実施の形態1におけるフローチャート図3と本実施例のフローチャートである図8との違いは、図3におけるS303とS304の間にS801のステップが追加されていることであり、それ以外については、図3と同様であるため説明を省略する。このS801では、処理部制御部702が処理部106のより低消費電力化を図るために動作周波数を下げている。
図9は、本実施の形態2に係る通信装置において、低消費電力動作から通常動作への移行時の動作手順を示すフローチャートである。
実施の形態1におけるフローチャート図4と本実施例のフローチャートである図8の違いは、図4におけるS404とS405の間にS901のステップが追加されていることであり、それ以外については、図4と同様であるため説明を省略する。このS901では、処理部制御部702が処理部106の動作周波数を上げている。
以上の説明のように、本実施の形態2に係る通信装置701の構成によれば、低消費電力動作時に、処理部106と高速主記憶部であるキャッシュメモリ107とだけでネットワークアドレス問合せ処理を動作可能な構成にするだけでなく、処理部制御部702を備えることにより、電源が供給されている処理部106の処理速度を落とすことができるため、さらなる低消費電力化が可能である。
尚、本実施の形態2において、S801は、S303とS304の間に設けたが、S301〜S305のいずれの間でS801を実行しても良い。また、S901はS404とS405の間に設けたが、S401からS406のいずれの間でS901を実行しても良い。
本発明に係る通信装置は、LANアダプタ機能を内蔵したLAN通信装置、例えば、DVDレコーダやデジタルテレビなどのデジタル家電に適用することができる。
実施の形態1に係る通信装置の機能ブロック図 本発明に係る通信装置としてのDVDレコーダの機能ブロック図 実施の形態1に係る通信装置において、通常動作から低消費電力動作への移行時の動作手順を示すフローチャート 実施の形態1に係る通信装置において、低消費電力動作から通常動作への移行時の動作手順を示すフローチャート 実施の形態1に係る通信装置におけるARP処理プログラムの処理手順を示すフローチャート 宅外の携帯端末から通信装置に対して制御要求が送信された場合においてルータが宅内の端末に対してARP要求を行う場合の説明図 実施の形態2に係る通信装置の機能ブロック図 実施の形態2に係る通信装置において、通常動作から低消費電力動作への移行時の動作手順を示すフローチャート 実施の形態2に係る通信装置において、低消費電力動作から通常動作への移行時の動作手順を示すフローチャート 特許文献1に記載されたLAN自動電源制御装置の説明図
符号の説明
101 通信装置
102 本体処理プログラム格納部
103 ネットワークアドレス問合せ要求処理プログラム格納部
104 電源制御部
105 通信制御部
106 処理部
107 キャッシュメモリ
108 メインメモリ
109 通信路
201 CPU
202 RAM
203 Flash−ROM
204 EEPROM
205 HDD
206 DVD
207 通信制御部
208 シリアル通信部
209 画像処理部
210 タイママイコン
211 電源制御部
603 ルータ
702 処理部制御部

Claims (11)

  1. 通信路を介して送られてくる通信データに基づいて、自装置の動作を制御可能である通信装置において、
    前記通信装置の動作処理を行う処理手段と、
    前記通信装置の処理を行う本体処理プログラムを格納している本体処理プログラム格納手段と、
    前記通信装置のネットワークアドレス問合せ要求処理プログラムを格納しているネットワークアドレス問合せ要求処理プログラム格納手段と、
    前記通信路を介して通信を行う通信制御手段と、
    前記処理手段に格納され、前記処理手段が処理を行うプログラムを一時的に記憶する高速主記憶手段と、
    前記処理手段が処理を行うプログラムを記憶する主記憶手段と、
    前記通信装置を構成する各処理手段への電源の供給を制御する電源制御手段とを備え、
    前記通信装置の動作モードを省電力動作モードに移行する場合に、前記処理手段は、前記ネットワークアドレス問合処理プログラム格納手段から読み出した前記ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを前記高速主記憶手段にコピーし、当該ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを開始し、
    前記電源制御手段は、前記処理手段、前記高速主記憶手段、及び前記通信制御手段以外への電源の供給を停止する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記省電力動作モード中に、前記通信制御手段を介して前記ネットワークアドレス問合せ通知を受信した場合、
    前記電源制御手段は、前記通信装置を構成する各手段への電源供給を開始し、
    前記処理手段は、前記動作モードを前記省電力動作モードから通常動作モードに移行するために、前記本体処理プログラム格納手段から読み出した本体処理プログラムを前記主記憶手段にコピーし、当該本体処理プログラムを開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、さらに、
    前記通常動作モード及び前記省電力動作モードを検出する動作モード検出手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記ネットワークアドレス問合せ要求は、前記通信路に接続された中継装置から送信されるARP(Address Resolution Protocol)要求であり、
    前記処理手段は、前記省電力モード動作中に前記ARP要求を受信した場合において、前記ARP要求のあて先アドレスが前記通信装置のIPアドレスであるか否かを判定し、前記通信装置のIPアドレスである場合には、前記ARP要求に対するARP応答として、少なくとも前記通信装置のMAC(Media Access Control)アドレスを前記中継装置に返信する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記通信装置は、さらに、
    前記処理手段の処理速度を制御する処理部制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 前記処理手段は、前記通信装置の動作モードを通常動作モードから省電力動作モードに移行する際、前記ネットワークアドレス問合せ処理プログラム格納手段から読み出した前記ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを前記高速主記憶手段にコピーして、当該ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを開始し、
    前記電源制御手段は、前記処理手段と前記高速主記憶手段と前記通信制御手段以外への電源供給を停止し、
    前記処理部制御手段は、前記処理手段の処理速度を低速にする
    ことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記処理手段は、前記通信装置が前記省電力動作モード中に、通信制御手段からネットワークアドレス問合通知を受信した場合、
    前記電源制御手段は、前記通信装置を構成する各手段への電源供給を開始し、
    前記処理手段は、前記動作モードを前記省電力動作モードから前記通常動作モードに移行するために、前記本体処理プログラム格納手段から読み出した本体処理プログラムを前記主記憶手段にコピーし、当該本体処理プログラムを開始し、
    前記処理部制御手段は、前記処理手段の処理速度を高速にする
    ことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  8. 前記ネットワークアドレス問合せ処理プログラムは、OS(Operating System)機能、又は各デバイスを制御するためのソフトを必要としない
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 通信路を介して送られてくる通信データに基づいて、自装置の動作を制御可能である通信装置に用いる通信方法であって、
    前記通信装置は、
    前記通信装置の動作処理を行う処理手段と、
    前記通信装置の処理を行う本体処理プログラムを格納している本体処理プログラム格納手段と、
    前記通信装置のネットワークアドレス問合せ要求処理プログラムを格納しているネットワークアドレス問合せ要求処理プログラム格納手段と、
    前記通信路を介して通信を行う通信制御手段と、
    前記処理手段に格納され、前記処理手段が処理を行うプログラムを一時的に記憶する高速主記憶手段と、
    前記処理手段が処理を行うプログラムを記憶する主記憶手段と、
    前記通信装置を構成する各処理手段への電源の供給を制御する電源制御手段とを備え、
    前記通信方法は、
    前記通信装置の動作モードを省電力動作モードに移行する場合に、前記処理手段において、前記ネットワークアドレス問合処理プログラム格納手段から読み出した前記ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを前記高速主記憶手段にコピーし、当該ネットワークアドレス問合せ処理プログラムを開始する処理ステップと、
    前記処理手段、前記高速主記憶手段、及び前記通信制御手段以外への電源の供給を停止する電源制御ステップとを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 前記省電力動作モード中に、前記通信制御手段を介して前記ネットワークアドレス問合せ通知を受信した場合、
    前記電源制御ステップにおいては、前記通信装置を構成する各手段への電源供給を開始し、
    前記処理ステップにおいては、前記動作モードを前記省電力動作モードから通常動作モードに移行するために、前記本体処理プログラム格納手段から読み出した本体処理プログラムを前記主記憶手段にコピーし、当該本体処理プログラムを開始する
    ことを特徴とする請求項9記載の通信方法。
  11. 請求項9又は10記載の通信方法のステップをコンピュータにより実行させることを特徴とするプログラム。
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