JP2007201164A - 電子部品用ガラスキャップ成形工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品用ガラスキャップは、複数のガラスを張り合わせることにより小型化に対応するの電子部品用ガラスキャップを提供する。
【解決手段】天板部と、天板部の周縁から略垂直に延在した枠体部と、天板部と枠体部とを連結する連結部とからなり、天板部と、枠体部がガラスである。
【選択図】図1

Description

本発明は電子部品用キャップに関するものである。
従来の電子部品用ガラスキャップとしては、感光性レジスト層形成工程と、露光工程と、現像工程と、サンドブラスト工程と、感光性レジスト剥離工程とからなるサンドブラスト工法で形成しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。図3は前記従来のガラスキャップの長胴方向に沿って切断した断面図であり、中央部に窪み部103を有し、窪み部103の中央部に天板部107を有し、窪み部103の周縁には環状壁108を有し、天板部107と環状壁108とが交わる連結部109にR形状を有している。
図4(a)〜(c)は前記従来のガラスキャップの製造方法の工程フローに沿った断面図である。
図4(a)〜(c)において、ガラス基板101の主面に耐サンドブラスト性に優れた感光性樹脂からなる感光性レジスト層102を略全面に形成する(図4(a))。ガラスキャップ100の窪み部103を形成する領域に選択的に開孔部(被覆部)104を有したガラスまたはフィルムからなるマスク105を感光性レジスト層102表面に設置し、マスク105の開孔部(被覆部)104から露出した感光性レジスト層102に紫外線平行光を照射し露光を行い、感光性レジスト層102の露光した領域を、現像液を用いて除去し露光硬化した感光性レジスト層102を形成する(図4(b))。感光性レジスト層102が形成されたガラス基板主面に最大粒径が10〜75μm程度の切削砂を噴射し感光性レジスト層102から露出した領域のみ選択的に窪み部103を形成し、感光性レジスト層102を除去する(図4(c))。
特開2005−50596号公報
しかしながら、前記従来のガラスキャップの製造方法では、ブラスト加工による凹部形成をとっているがノズルから照射されるエリア内での切削砂量及び速度が均一とならない為、連結部109にRが形成される。このため小型化を要求される電子部品用ガラスキャップにおいては内容積確保に対しロスが発生する。また、受発光素子を搭載するような透過性を要求される場合においても前記R形状によって光が屈折し透過を妨げる。さらに、フラット部においてもブラストによる面粗度の低下から透過を妨げるという問題があった。また、封止材として金属層をガラス上に蒸着、めっき等により形成する際、ガラスとの熱膨張差から反りが発生するという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、小型化に対応するの電子部品用ガラスキャップを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電子部品用ガラスキャップは、天板部と、天板部の周縁から略垂直に延在した枠体部と、天板部と枠体部とを連結する連結部とからなり、天板部と、枠体部がガラスであり、その製造方法は、第1のガラス基板に貫通孔を設けガラス枠体を形成する枠体形成工程と、第1のガラス基板の主面に貫通孔を塞ぐように第2のガラス基板を載置する載置工程と、第1のガラス基板と第2のガラス基板とを第1の狭圧板と第2の狭圧板で狭圧しながら枠体、天板の少なくとも一方のガラスの転移点以上で且つ軟化点以下の温度に加熱して接合する接合工程とを有したものである。これによれば、複数のガラスを張り合わせることにより小型化に対応するの電子部品用ガラスキャップを提供することができる。
以上のように、本発明の電子部品用ガラスキャップは、複数のガラスを張り合わせることにより小型化に対応するの電子部品用ガラスキャップを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1(a)は、本発明の実施の形態における電子部品用ガラスキャップの斜視図であり、図1(b)は図1(a)のX−X’線に沿った断面図である。図1において、平坦面を有した天板部1と、天板部1の周縁から略垂直方向環状に延在した枠体部2と、枠体部2の開放端部2aに形成したAuSnからなる封止材3とからなる電子部品用ガラスキャップ10である。
図2(a)〜(e)は本発明の実施の形態による製造工程に沿った断面図である。図2(a)〜(e)において、ガラス基板11aの一主面に耐サンドブラスト性に優れる感光性樹脂からなる感光性レジスト層12を形成する(図2(a))。ガラス基板11aとしては、ガラス同士の接合する際の温度を低くするため、転移点温度の低いものが望ましく、耐環境性を必要とする用途においてはアルカリ成分の溶出の無い無アルカリガラスが好ましい。また、感光性樹脂からなる感光性レジスト層12は、ドライフィルム状のものをラミネートすることにより形成する。ガラス基板11aに貫通孔14を形成する箇所の感光性レジスト層12を除去するためにパターンニングしたフィルムマスク13を感光性レジスト層12の上に載置し、紫外線平行光を照射して露光した後、未露光の感光性レジスト層12を、現像液を用いて除去し、露光硬化した感光性レジスト層12を形成する(図2(b))。フィルムマスク13を除去した後、感光性レジスト層12を形成したガラス基板11aにアルミナ、ジルコニアからなるメディアを吹き付け感光性レジスト層12を除去した部分に貫通孔14を形成する(図2(c))。このとき、ガラス基板11aをメディアを吹き付け貫通させているので、貫通孔14の内側壁面は従来の凹部を形成する場合と異なり、略垂直に形成することができる。感光性レジスト層12を除去した後、天板部1を構成する平坦部を有したガラス基板11bを、ガラス基板11aの貫通孔14を塞ぐ様に載置し、ガラス基板11aとガラス基板11bとを狭圧板14a、14bにより狭圧しながら、転移点以上で且つ軟化点以下の温度に加熱してガラス基板11aとガラス基板11bとを接合する(図2(d))。このとき、狭圧板14a、14bは超硬材にDCL(Diamon Like Corbon)皮膜を施す形態や、グラッシーカーボン等、ガラスとの反応性に低いものが好ましい。また、加熱する温度としては選定したガラス基板の屈伏点から約20℃高くした温度が好適であり、狭圧する圧力は1×107〜1×109Paが好適である。なお、軟化点以上の温度でも接合することは可能であるがガラスの粘性が低い状態で接合することになる為、成形した後の寸法精度の維持が困難となる。枠体部2の開放端部2aにAuSnからなる封止材3をめっきまたは蒸着、スパッタリングにより形成する(図2(e))。このとき、予め、接合するガラス基材11a、11bに熱膨張率の差を設けて、ガラス基板11a、11bおよび封止材3が、接合状態で熱膨張率のバランスが保たれる様に熱膨張率を考慮しておけば、ガラス基板と封止材3との熱膨張率の差によって反りが発生することを防止することが出来る。
なお、封止材3やその厚さにより異なるが、ガラス基材の割れを抑える為、熱膨張差は、8.0×10-7以下に抑える必要がある。例えば、硼珪酸系からなるガラス基板11aの熱膨張率が47×10-7、硼珪酸系からなるガラス基板11bの熱膨張率が50×10-7、である場合、AuSnからなる封止材3を8〜12μm形成した状態でバランスは良好になる。
枠体の少量生産においては引き抜き加工により形成された管状ガラスをダイシングすることにより形成しても良い。この場合、枠体高さの変更が容易であり、高さの異なるキャップを安価に製作することができる。
以上、本発明による電子部品用ガラスキャップについて説明したが、本発明に思想に逸脱しない限り適宜変更可能である。
以上のように、本発明の電子部品用ガラスキャップは、複数のガラスを張り合わせることにより小型化に対応するの電子部品用ガラスキャップを提供することができる。また、光透過ガラス面への凹部の加工法として有用であり、特に有機ELパネルで用いられる背面ガラス板、イメージセンサーのカバーガラス製造方法に適している。
(a)本発明の実施の形態に係るガラスキャップの斜視図、(b)図1(a)のX−X’線に沿った断面図 (a)〜(e)本発明の実施の形態に係る電子部品用ガラスキャップの製造工程に沿った断面図 従来の電子部品用ガラスキャップの断面図 (a)〜(c)従来の電子部品用ガラスキャップの製造工程フローに沿った断面図
符号の説明
1 天板部
2 枠体部
2a 開放端部
3 封止材
10 ガラスキャップ
11a ガラス基板
11b ガラス基板
12 感光性レジスト層
13 フィルムマスク
14 貫通孔
15a 狭圧板
15b 狭圧板
100 ガラスキャップ
101 ガラス基板
102 感光性レジスト層
103 窪み部
104 開孔部
105 マスク
107 天板部
108 環状壁
109 連結部

Claims (5)

  1. 天板部と、前記天板部の周縁から略垂直に延在した枠体部と、前記天板部と前記枠体部とを連結する連結部とからなり、前記天板部と、前記枠体部がガラスである電子部品用ガラスキャップ。
  2. 前記天板部と前記枠体部と熱膨張率が異なるガラスで成形された電子部品用ガラスキャップ。
  3. 隣接したガラスキャップが前記天板部と前記枠体部とで連結された電子部品用ガラスキャップ。
  4. 第1のガラス基板に貫通孔を設けガラス枠体を形成する枠体形成工程と、前記第1のガラス基板の主面に前記貫通孔を塞ぐように第2のガラス基板を載置する載置工程と、前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを第1の狭圧板と第2の狭圧板で狭圧しながら、枠体、天板の少なくとも一方のガラスの転移点以上で且つ枠体、天板の両方の軟化点以下の温度に加熱して接合する接合工程とを有した電子部品用ガラスキャップ製造方法。
  5. 第1のガラス基板に貫通孔を設けガラス枠体を形成する枠体形成工程と、前記第1のガラス基板の主面に前記貫通孔を塞ぐように第2のガラス基板を載置する載置工程と、前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを第1の狭圧板と第2の狭圧板で狭圧しながら枠体、天板の少なくとも一方のガラスの転移点以上で且つ枠体、天板の両方の軟化点以下の温度に加熱して接合する接合工程と、前記枠体の開放側端部に封止材を形成する封止材形成工程とを有した電子部品用ガラスキャップ製造方法。

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