JP2007198919A - 測位方法および測位装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】4台以上の電波発信器からの電波を受信できるときに測位結果の信頼性を評価し、結果的に測位結果の信頼性を高める。
【解決手段】3台の電波発信器からの電波をアンテナ21で受信することにより、各電波発信器からの電波の到来方位と電波発信器の既知の座標位置とを用いて測位処理部25で自己位置を測位する。4台以上の電波発信器からの電波を受信可能であるときに、存在方位算出部26では各3台の電波発信器を組にし各組ごとに、各電波発信器からの電波の到来方位を用いて測位処理部25で求めた座標位置から既知の電波発信器を見込むときの各電波発信器の存在方位を求める。さらに、配列判定部27では、到来方位と存在方位とを照合して整合性を判定し、出力判定部28は到来方位と存在方位とが整合している電波発信器の組から得られた座標位置を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象空間に設定した絶対座標系における位置が既知である電波発信器が発信した電波の到来方位を検出し、電波の到来方位と電波発信器の既知の位置とを用い、後方交会法により絶対座標系における自己位置を求める測位方法および測位装置に関するものである。
従来から、位置を検出する技術として、移動体から電波を送信するとともに、定位置に設置された基地局において移動体からの電波の到来方位を検出し、3個以上の基地局において求めた電波の到来方位を用いて前方交会法により移動体の位置を検出する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
一方、ロランのように位置が既知である3個以上の電波標識からの電波を移動体において受信し、電波標識からの電波の到来方位を用いて後方交会法により移動体の位置を検出する技術も知られている。
電波を用いて移動体の位置を検出する技術では、前方交会法を採用するか後方交会法を採用するかによらず、電波の到来方位を検出する必要がある。電波の到来方位を検出するために用いるアンテナとしては、特許文献1に記載されているように、多数個の素子アンテナをアレイ状に配列したアレイアンテナが知られている。また、素子アンテナを囲む形でリアクタンス素子を配列し、リアクタンス素子のリアクタンスを制御することによって指向性を変化させることができるESPERアンテナと称するアンテナも用いることができる。
アレイアンテナを用いる場合には、各素子アンテナの受信強度の分布から電波の到来方位を推定し、またESPERアンテナを用いる場合には、指向性を変化させて得られた素子アンテナでの受信強度の分布から電波の到来方位を推定する。したがって、アレイアンテナを用いる場合とESPERアンテナを用いる場合とのどちらの場合も、電波の受信により得られたベクトル(アレイ応答ベクトルと呼ぶ)と電波の到来方位とが対応付けられている。
特開平9−119970号公報
ところで、電波を用いて位置を検出する技術では、反射物の存在によって送信側から受信側に至る電波の経路に変化が生じる。前方交会法か後方交会法かにかかわらず、電波が直進することを前提として測位しているから、電波の経路に変化が生じると位置を正確に求めることができないという問題が生じる。
つまり、測位を行うときに用いた電波に反射波が含まれていると、測位結果は不正確なものになるが、受信側では送信側からの直接波か反射波かを識別することは容易でないから、測位結果の信頼性を評価することができない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、4台以上の電波発信器からの電波を受信できるときに測位結果の信頼性を評価することを可能にした測位方法および測位装置を提供することにある。
請求項1の発明は、平面内で規定した絶対座標系における座標位置を既知位置に配置された3台以上の電波発信器からの電波の到来方位を用いて検出する測位方法であって、4台以上の電波発信器からの電波を受信しているときに、各3台の電波発信器を組にし各組ごとに、各電波発信器からの電波の到来方位を用いて求めた座標位置から既知の電波発信器を見込むときの各電波発信器の存在方位を求め、かつ到来方位と存在方位とを照合し、到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組から得られた座標位置を採用することを特徴とする。
請求項1の発明の方法によれば、4台以上の電波発信器からの電波を受信しているときに3台ずつの電波発信器の組合せを行って各組合せごとに座標位置を求め、求めた座標位置から位置が既知である電波発信器を見込んだときの存在方位を求め、座標位置を求めるときに用いた各電波発信器からの電波の到来方位と存在方位とが整合するときには、求めた座標位置を正しいものと判断して採用する。すなわち、3台の電波発信器からの電波を用いるだけでは、1個の座標位置を求めることしかできないが、4台以上の電波発信器からの電波を受信することによって4個以上の座標位置を求めることができ、求めた座標位置を評価することにより、各座標位置の信頼性を評価することができる。座標位置の評価に際しては、電波の到来方位から求めた座標位置から見込んだ電波発信器の既知の存在方位と電波の到来方位とを照合するから、求めた座標位置が正しい座標位置か否かを検証することになり、求めた座標位置の信頼性を高めることができる。また、到来方位と存在方位との整合性を評価するものであるから、単純で処理負荷の少ない評価ながらも座標位置の検証として良好な結果が得られる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組が2組または3組の場合には、受信電力が最小である電波発信器を含む組から得られた座標位置を除外した残りの座標位置を採用することを特徴とする。
請求項2の発明の方法によれば、受信電力が最小である電波発信器を除外することで、よりよい条件の電波によって座標位置を求めることになるから、求めた座標位置の信頼性が高くなる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組が4組以上の場合には、整合すると判定された電波発信器の組から得られた座標位置の平均を座標位置として出力することを特徴とする。
請求項3の発明の方法によれば、直接波によって得られたと考えられる4個以上の座標位置の平均を座標位置として出力するから、信頼性の高い結果が得られる。
請求項4の発明は、平面内で規定した絶対座標系における座標位置を既知位置に配置された3台以上の電波発信器からの電波の到来方位を用いて検出する測位装置であって、電波発信器からの電波を受信しアレイ応答ベクトルを出力するアンテナと、アレイ応答ベクトルを用いてローカル座標系における電波の到来方位を推定する到来方位推定部と、絶対座標系における電波発信器の位置を記憶した発信器座標記憶部と、到来方位推定部で推定した電波の到来方位と発信器座標記憶部が記憶している電波発信器の座標位置とを用いて絶対座標系における座標位置を求める測位処理部と、測位処理部で求めた座標位置と発信器座標記憶部に記憶した電波発信器の位置とを用いて各電波発信器からの電波の到来方位を逆算した各電波発信器の存在方位を求める存在方位算出部と、4台以上の電波発信器からの電波をアンテナで受信しているときに、各3台の電波発信器を組にし各組ごとに、到来方位推定部で推定した到来方位と存在方位算出部で求めた存在方位とを照合する配列判定部と、配列判定部により到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組から測位処理部で得られた座標位置を採用する出力判定部とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明の構成によれば、請求項1の発明と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、4台以上の電波発信器からの電波を受信しているときに、3台ずつの電波発信器の組合せを用いて4個以上の座標位置を求めるので、電波の到来方位から求めた座標位置から見込んだ電波発信器の既知の存在方位と電波の到来方位とを照合することにより、求めた座標位置が正しい座標位置か否かを検証することができ、求めた座標位置の信頼性を高めることができるという利点がある。また、到来方位と存在方位との整合性を評価するから、単純かつ処理負荷の少ない評価で座標位置の検証を行うことができるという利点がある。
以下に説明する測位装置2は移動体などに搭載されるものであって、図3に示すように、測位を行う対象空間(対象平面)について規定した絶対座標系O−XYの座標位置として自己位置を検出する。具体的には、絶対座標系O−XYにおける座標位置が既知である3台以上の電波発信器1から測位装置2に電波が到来する方位をそれぞれ検出し、各電波発信器1からの電波の到来方位と電波発信器1の既知の座標位置とに基づいて、絶対座標系O−XYにおける測位装置2の座標位置を検出する。測位装置2において各電波発信器1からの電波を区別するために、各電波発信器1から送信する電波はそれぞれ異なる周波数に設定される。測位装置2は、絶対座標系O−XYにおける電波の到来方位を特定することはできないから、測位装置2について設定したローカル座標系o−xyにおいて電波の到来方位を検出する。ローカル座標系o−xyのxy平面は絶対座標系O−XYのXY平面と一致しているか平行であるものとする。したがって、ローカル座標系o−xyにおいて検出した各電波発信器1からの電波の到来方位の間の相対角度は、絶対座標系O−XYにおいても保存される。
以下では、測位装置2の構成および測位装置2による絶対座標系O−XYにおける座標位置の検出方法について説明する。
測位装置2は、電波発信器1からの電波を受信するアンテナ21と、アンテナ21の出力から電波の到来方位を検出するための成分を取り出すとともに抽出した成分を以後の処理のためにデジタル信号に変換する機能を有した信号処理回路部22と、信号処理回路部22の出力を用いてローカル座標系o−xyにおける電波の到来方位を推定する到来方位推定部23とを備える。また、測位装置2では、絶対座標系O−XYにおける座標位置を求めるために、電波発信器1の座標位置を知る必要があるから、絶対座標系O−XYにおける電波発信器1の座標をあらかじめ登録した発信器座標記憶部24が設けられ、到来方位推定部23で推定された到来方位と発信器座標記憶部24に登録された電波発信器1の座標位置とを用いて測位装置2の座標位置を求める測位処理部25が設けられる。
本実施形態では、測位処理部25で求めた座標位置を評価するために、求めた座標位置から電波発信器1を見込む方位を存在方位として求める存在方位算出部26と、存在方位と到来方位とを照合する配列判定部27と、配列判定部27において到来方位と存在方位とが整合すると判定した電波発信器1を用いて求めた座標位置を採用する出力判定部28とを備える。存在方位算出部26と配列判定部27と出力判定部28とについては後述する。
測位装置2の座標位置は、測位装置2の代表点の座標位置であって、以下の説明では測位装置2に設けたアンテナ21を基準として設定したローカル座標系o−xyの原点(o)の座標位置を、絶対座標系O−XYにおける測位装置2の座標位置に用いるものとする。
アンテナ21は、電波の到来方位を検出することができるように構成されたものを用い、本実施形態では、複数本(図示例では4本)の素子アンテナ21aを基台21bに立設した形状のアレイアンテナを用いる。各素子アンテナ21aはモノポールであって、基台21bの一面に仮想的に設定した正方形の頂点に各素子アンテナ21aが位置するように配置される。ローカル座標系o−xyの原点(o)は、素子アンテナ21aに囲まれた部位の中心、すなわち仮想的に設定した正方形の中心とする。
アンテナ21の出力は信号処理回路部22に入力される。信号処理回路部22は、図2に示すように、各素子アンテナ21aごとのゲインを切り換えるアッテネータ22aと、素子アンテナ21aで受信した信号を一定周波数に周波数変換する混合回路22bと、混合回路22bに局発信号を与える局部発振回路22cとを備え、さらに、混合回路22bの出力をデジタル信号に変換するAD変換部22dを備える。
アッテネータ22aおよび混合回路22bは素子アンテナ21aと同数個設けられる。混合回路22bはIQ分離(実数成分と虚数成分の分離)の機能も備える。混合回路22bではダウンコンバートを行っており、局部発振回路22cから出力する局発信号の周波数(局発周波数)を変化させることによって、混合回路22bでは一定周波数への周波数変換を行う。したがって、混合回路22bの出力に所定周波数を通過させる帯域フィルタを設けておくことにより、素子アンテナ21aで受信した信号のうち局発周波数に対応する成分のみが混合回路22bから出力されることになる。つまり、局発周波数を変化させることによって、各電波発信器1からの電波に対応した成分を混合回路22bから取り出すことができる。なお、混合回路22bの出力周波数は、AD変換部22dにおけるサンプリングに適した周波数(サンプリング周波数の2分の1以下の周波数)に設定される。
AD変換部22dは、混合回路22bから出力された実数成分と虚数成分とをそれぞれデジタル値に変換する。AD変換部22dについて、サンプリング周波数、サンプリング点数、出力ビット数は、たとえば10MHz、1000点、12ビットとする。電波発信器1はそれぞれ異なる周波数の電波を送信しているから、AD変換部22dでは各周波数ごとにサンプリング点数分のサンプリングを行う。本実施形態では、4台の電波発信器1からの電波を受信するものとして、受信周波数を4回切り換える(図4参照)。なお、受信周波数は、測位装置2の現在位置に応じて、近距離に存在する電波発信器1からの電波を受信するように選択される。
図4における期間Trは1台の電波発信器1からの電波を受信している期間であり、この期間Trには受信周波数が一定に保たれる。また、図4の期間Tsは受信周波数を切り換える間の期間である。AD変換部22dの出力は、到来方位推定部23の機能を実現するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)20aに入力される。DSP20aは、素子アンテナ21aで受信した電波の実数成分と虚数成分とを用いて電波の到来方位を推定する。一方、絶対座標系O−XYにおける測位装置2の座標位置を登録した発信器座標記憶部24は、DSP20aに付設された内部メモリ20bにより実現される。発信器座標記憶部24には、電波発信器1の座標位置のほか電波発信器1からの送信信号の周波数も記憶されており、測位装置2から近距離に存在する電波発信器1を4台選択し、当該電波発信器1の周波数に応じて局部発振回路22cの局発周波数を選択できる。
DSP20aは、測位処理部25としての機能も備えており、AD変換部22dから出力された実数成分および虚数成分により求めた電波の到来方位と、内部メモリ20bに登録された電波発信器1の座標位置とを用いて、絶対座標系O−XYにおける測位装置2の座標位置を演算により求める。この演算のために、図4に示す期間Ttにおいて、DSP20aでは、AD変換部22dに設けたバッファからAD変換部22dの出力を読み込み、期間Tuにおいて、電波の到来方位を推定する演算を行った後、電波発信器1の座標位置を用いて測位装置2の座標位置を求める演算を行う。演算結果は存在方位算出部26、配列判定部27、出力判定部28を構成するマイクロコンピュータ(図示せず)に転送される。図4では演算結果をマイクロコンピュータに転送する時間Tvも示してある。DSP20aからは、座標位置のほか、電波の到来方位と各素子アンテナ21aでの受信電力も出力される。
電波発信器1からの電波をアンテナ21で受信してからDSP20aでの演算結果をマイクロコンピュータに転送するまでの時間は、たとえば250msであって、アンテナ21を用いて電波発信器1からの電波を受信する期間は、この期間の一部であるから、4台の電波発信器1からの電波を順に受信しても、その期間には測位装置2の座標位置には実質的に変化がないとみなすことができる。つまり、実質的に同時刻に受信した4台の電波発信器1からの電波を用いて測位装置2の座標位置を求めていることになる。
測位装置2では、電波発信器1ごとに局発周波数を変化させる必要があるが、1台の電波発信器1からの電波の到来方位を検出する間にはアンテナ21の受信条件を変化させる必要がないから、1台ずつの電波発信器1については電波の到来方位を実質的に同時刻とみなせる程度の短時間で推定することができる。つまり、測位装置2では、電波発信器1とアンテナ21との相対位置が変動する場合があるが、各電波発信器1からの電波の到来方位を推定するのに必要なデータを収集する時間は短いから、電波の到来方位が変動しない程度の短時間で到来方位を推定することができる。
以下では、図5を用いて、測位処理部25においてアンテナ21の座標位置を求める技術についてさらに詳しく説明する。上述のように、ローカル座標系o−xyはアンテナ21の中心に原点(o)を設定してあり、測位処理部25では絶対座標系O−XYのXY平面内での原点(o)の座標位置(X,Y)を求める。原点(o)の座標位置(X,Y)を求めるために用いることができる情報は、3台以上の電波発信器1の絶対座標系O−XYでの座標位置と電波発信器1からの電波の到来方位である。ただし、ローカル座標系o−xyの原点(o)の周りでの回転、つまりX軸とx軸とがなす角度は不明であるから、電波到来方位について絶対座標系O−XYにおける方位は求めることができない。絶対座標系O−XYに関して求めることができる角度の情報は、2個の電波発信器1からの電波の到来方位の角度差になる。一方、絶対座標系O−XYでの電波発信器1の位置は発信器座標記憶部24に格納されているから、2個の電波発信器1からの電波の到来方位の角度差がわかると、2個の電波発信器1を結ぶ線分を弦とし、2個の電波発信器1からの電波の到来方位の角度差を前記弦に張る円周角とする1個の円周を設定することができる。この円周は、2個の電波発信器1とアンテナ21の原点(o)とを通る円周になる。
すなわち、3個の電波発信器1からの電波についてローカル座標系o−xyでの到来方位を検出すれば、通常は2個の円周を設定することができ、両円周の交点にアンテナ21の原点(o)が位置すると推定することができる。2個の円周の交点は2個存在するが、一方の交点はアンテナ21の位置ではなく、2個の円周の設定に共用した電波発信器1の位置になる。言い換えると、2個の円周の2個の交点のうち電波発信器1の位置ではないほうがアンテナ21の位置になる。測位処理部25は、上述の原理によって絶対座標系O−XYにおけるアンテナ21の原点(o)の位置の座標(X,Y)を求める演算を行う。この演算は、カッシーニの解法として知られている。カッシーニの解法については既知であるから、演算式のみを示す。
いま、3個の電波発信器1の設置位置の座標が既知であるとする。また、ローカル座標系o−xyにおける各電波発信器1からの電波の到来方位も既知であるとする。図6に従って3個の電波発信器1の位置をそれぞれ点P1〜P3で表し、XY平面における点P1〜P3の座標を、それぞれ(X1,Y1)(X2,Y2)(X3,Y3)とする。また、点P1,P2の位置の電波発信器1から受信した電波の到来方位の角度差(円周角)をA、点P2,P3の位置の電波発信器1から受信した電波の到来方位の角度差(円周角)をBとする。
線分P1P2を弦としこの弦に張る円周角Aの円周と、線分P2P3を弦としこの弦に張る円周角Bの円周とを設定すると、両円周の交点P,P2のうち点P2ではないほうがアンテナ21の位置になる。つまり、座標(X1,Y1)(X2,Y2)(X3,Y3)と角度差A,Bとから、座標(X,Y)を求める。交点Pの座標(X,Y)を求めるには、線分P2Pに直交し点Pを通る補助線を設定する。この補助線と各円周との交点をPc,Pdとするとき、線分P2Pc,P2Pdはそれぞれ各円の直径になる。ここで、点Pc,Pdの座標をそれぞれ(Xc,Yc)(Xd,Yd)とする。以上の関係を用いることによって、座標(X,Y)は数1のように表すことができる。
Figure 2007198919
また、求めた座標(X,Y)を用いることにより、1つの電波発信器1に関して、ローカル座標系o−xyにおける電波の到来方位φと、絶対座標系O−XYにおける電波発信器1の位置の座標(X1,Y1)とから、次式によりXY平面内でのローカル座標系o−xyの回転角度θ(図3参照)、言い換えるとアンテナ21の絶対座標系O−XYにおける方位を求めることができる。
θ=Arctan{(Y1−Y)/(X1−X)}−φ
以上のように、3個の電波発信器1からの電波の到来方位と各電波発信器1の座標(X1,Y1)(X2,Y2)(X3,Y3)とを用いることにより、アンテナ21の位置の座標(X,Y)とアンテナ21の方位とを知ることができる。
ところで、本実施形態の到来方位推定部23では、アンテナ21の出力を用いて各電波発信器1からの電波の到来方位を推定するために、以下に説明する相関行列Rxxを生成する。すなわち、到来方位推定部23では、電波発信器1から送信される電波の各周波数ごとに時刻t(実質的に同時刻とみなす)における4種類の受信出力x(t)(i=1,2,3,4)が得られるから、受信出力x(t)を成分に持つ数2のようなアレイ応答ベクトル[x(t)]を用いて数3に示す相関行列Rxxを生成することができる。ここに、各受信出力x(t)は実数成分と虚数成分とを有している。また、[x]はxがベクトルであることを示す。なお、本実施形態のアンテナ21はアレイアンテナであるから、受信出力x(t)は、各素子アンテナ21aで同時刻に受信した出力の組合せであり、受信する位置が異なる複数個の出力を組み合わせたアレイ応答ベクトルで表される。
Figure 2007198919
Figure 2007198919
ただし、E[[x]]はアンサンブル平均(期待値)を表す。また、Tは転置を表す。
相関行列Rxxを評価してローカル座標系o−xyにおける電波の到来方位を求める方法には、さまざまな方法が知られているが、本実施形態ではMUSIC(Multiple Signal lassification)法を採用している。MUSIC法では、アンテナ21の指向性を変化させて電界強度のもっとも大きくなる方位を探し出す方法(誤差が数十度)に比較すると、電波の到来方位を検出する精度が大幅に高くなる(誤差が1〜2度)。
MUSIC法では、相関行列Rxxの固有値の数から到来する電波の波数Lを推定する。また、相関行列Rxxの固有ベクトルにより到来方位φをパラメータとするMUSICスペクトラムPMU(φ)という数4で表される評価関数を求め、MUSICスペクトラムPMU(φ)が極大になる到来方位について受信電界強度を評価することにより、電波発信器1からの電波の到来方位を求める。数4は熱雑音電力に等しい固有値に対応する固有ベクトル{eL+1,…,e}を用いており、MUSICスペクトラムPMU(φ)によりφに関するスペクトラムのL個のピークを探し{φ,…,φ}を求める。数4においてEは固有ベクトル行列であり、a(φ)はアンテナ21のアレイマニホールド、Hは共役転置を表す。
Figure 2007198919
なお、電波の到来方位を求める際には上述のような演算式による演算を行わずに、アンテナ21への電波の入射方位(到来方位)に対する各素子アンテナ21aの出力の組合せであるアレイ応答ベクトル[x(t)](AD変換部22dからDSP20aに入力される信号値の組)を規格化したパラメータと、電波の到来方位とを対応付けて格納したデータテーブルa(φ)(アレイ応答ベクトルに相当するデータの集合であるから、アレイマニホールドと呼ぶ)を設けておき、到来方位推定部23において、AD変換部22dからアレイ応答ベクトル[x(t)]が入力されると、アレイマニホールドa(φ)に照合することによって、電波の到来方位を推定する。
アンテナ21を構成する個々の素子アンテナ21aの出力は、電波発信器1からの電波の到来方位だけではなく、電波発信器1との距離によっても変化するから、4個の素子アンテナ21aのうちの1個の素子アンテナ21aの出力を基準値とし、他の3個の素子アンテナ21aの出力を基準値で除算した値を規格化したパラメータとして用いる。したがって、データテーブルでは、1方位について6個(実数成分と虚数成分とが各3個)のパラメータを持つ。たとえば1度刻みで0〜360度の範囲のパラメータを対応付けておけばよい。このようなデータテーブルを用いると、アンテナ21の出力から電波の到来方位を容易に求めることができる。
上述のようにして電波発信器1からの電波を受信することによって測位装置2の絶対座標を求めることができるが、電波の多重反射やノイズの存在によって、求めた絶対座標に異常値を生じることがある。そこで、本実施形態の測位装置2では、以下の構成によりこの種の問題を解決している。
上述したように、本実施形態では1回の動作で4台の電波発信器1からの電波を受信することができる。いま、電波発信器1と測位装置2とが図6に示す位置関係である場合を想定する。ここでは、各電波発信器1を区別するために添字1〜4を付加する。すなわち、4台の電波発信器1〜1が時計回りに配列されており、各電波発信器1〜1について、ローカル座標系o−xyでの電波の到来方位がそれぞれφ〜φであるものとする。また、図示例では、絶対座標系O−XYに対するローカル座標系o−xyの回転角度をθで表している。
4台の電波発信器1〜1からの電波をアンテナ21で受信している状態であっても、測位処理部25では3台の電波発信器1からの電波を受信していればよいから、4台の電波発信器1〜1について3台ずつ4通りの組を考えることができる。すなわち、電波発信器1,1,1の組と、電波発信器1,1,1の組と、電波発信器1,1,1の組と、電波発信器1,1,1の組との4通りの組である。以下では、組を表す場合に添字のみを用いて(123)のように表記する。
絶対座標系O−XYにおいて、組(123)の電波発信器1を用いて得られる座標位置を(X123、Y123)で表すとすると、他の組(124)(134)(234)については、(X124、Y124)(X134、Y134)(X234、Y234)と表される。ここで、絶対座標系O−XYにおける各電波発信器1〜1に関する既知の座標位置を、それぞれ(X,Y)(i=1,2,3,4)とし、測位処理部25で求めた4通りの座標位置(X,Y)(t=123,124,134,234)から見たローカル座標系o−xyにおける各電波発信器1〜1の方位を、それぞれφt,iで表すとする。例を示すと、電波発信器1〜1を用いて求めた座標位置(X123,Y123)から見たローカル座標系o−xyにおける電波発信器1の方位はφ123,1になる。
したがって、絶対座標系O−XYにおいては、次式の関係が成立する。なお、ローカル座標系o−xyの回転角度θも組ごとに求められるから、θで表している。
φ123,1=Arctan{(Y−Y123)/(X−X123)}−θ
一般化すれば、t=123,124,134,234、i=1,2,3,4について、次式が成立する。
φt,i=Arctan{(Y−Y)/(X−X)}−θ
このようにして求めたφt,iは測位処理部25で求めた座標位置(X,Y)から各電波発信器1を見た存在方位であって、測位処理部25で求めた座標位置(X,Y)と発信器座標記憶部24に記憶した電波発信器1の位置とを用いて各電波発信器1からの電波の到来方位を逆算することで求められる。
配列判定部27では、到来方位φと存在方位φt,iとを照合することにより、電波発信器1から電波を適正に受信しているか否かを評価ないし検証する。たとえば、組(123)の電波発信器1について到来方位φ,φ,φを検証するには、各到来方位φ,φ,φから求めた座標位置(X123,Y123)を求め、さらに、この座標位置(X123,Y123)から座標位置が既知である電波発信器1(i=1,2,3)を見込む方位である存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3を求め、到来方位φ,φ,φと存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3とを照合する。
到来方位φ,φ,φはローカル座標系o−xyで求められており、存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3は絶対座標系O−XYで求められるから、照合にあたっては、到来方位φ,φ,φを絶対座標系O−XYでの値に角度変換しておく。角度変換後には、互いに対応する到来方位φ,φ,φと存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3との差分の絶対値(たとえば、|φ−φ123,1|)をそれぞれ閾値(たとえば、1〜2度に設定する)と比較し、差分の絶対値がいずれも閾値を超えなければ、到来方位φ,φ,φと存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3とは整合していると判断すればよい。
到来方位φ,φ,φと存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3とを照合して整合性を判定する方法として、差分の絶対値を個々に閾値と比較するほか、差分の二乗和を閾値と比較する方法を採用してもよい。あるいはまた、互いに対応する2個ずつの電波発信器1,1,1について、到来方位φ,φ,φと存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3との角度差(たとえば、φ−φ、φ123,1−φ123,2)をそれぞれ求め、角度差同士の差分の絶対値を閾値と比較してもよい。この場合には、到来方位φ,φ,φの角度変換が不要である。
なお、到来方位φと存在方位φt,iとの角度を評価するだけではなく、到来方位φによって得られる電波発信器1,1,1の並び順と、存在方位φt,iによって得られる電波発信器1,1,1の並び順との一致を併せて評価してもよい。図6によれば、組(123)では電波を適正に受信しているときには、右回りに1→3→2、3→2→1、2→1→3のいずれかの順で到来方位φ,φ,φが増加しなければならない。したがって、配列判定部27では、この関係が満たされないときには不一致と判定する。
上述のようにして到来方位φ,φ,φと存在方位φ123,1,φ123,2,φ123,3とを照合することにより、両者に幾何学的な矛盾がなく整合していると判定した場合には、当該3個の電波発信器1を用いて求めた測位結果を採用することができる。一方、整合していない(もしくは不一致)と判定された場合には、電波を適正に受信していない測位結果と判断する。つまり、配列判定部27は、到来方位φと存在方位φt,iとを照合し、整合性を判定する。整合性の判定は3台ずつの電波発信器1の各組(123)(124)(134)(234)について行う。
配列判定部27において評価された電波発信器1の整合性の判定結果は、出力判定部28に与えられる。出力判定部28では、到来方位φと存在方位φt,iとが整合していない組から得られた測位結果は除外する。
また、4通りの組のすべてについて整合していると判定した場合は、すべての組について得られた測位結果(絶対座標系O−XYにおける座標位置)の平均値を求め、この平均値を測位結果として採用する。また、1組または2組が除外された場合には、3組または2組の測位結果が残るが、そのうち電波の受信電力が最小になる電波発信器1を含む組を除外し、残りの電波発信器1を用いて得られた測位結果を採用する。ただし、3組の測位結果について共通する電波発信器1から受信する電波の受信電力が最小であるときには、3組の測位結果の平均値を採用する。2組の測位結果を用いる場合も同様である。
出力判定部28では、配列判定部27において到来方位φと存在方位φt,iとが1通りの組についてしか整合しなかった場合には、その測位結果を採用し、どの組についても整合しなければ測位不能であるから、測位不能を通知する出力を発生する。
上述の動作を具体例を用いて説明する。いま、電波発信器1について、座標位置と電波の到来方位φと受信強度(単位はdB)とが表1のように得られているものとする(到来方位φは絶対座標系O−XYでの角度に角度変換してある)。
Figure 2007198919
また、測位結果としてローカル座標系o−xyの原点(o)の座標位置(Xt,i,Yt,i)およびローカル座標系o−xyの回転角度θが表2のように得られているものとする。
Figure 2007198919
表1と表2との数値を用いて存在方位φt,iを求めると、表3のようになる(なお、φt,iを求める計算には上述したようにArctanが含まれており、Arctanの通常の値域は0〜180度の範囲であるが、表3では値域を0〜360度に拡張し計算結果を四捨五入している)。
Figure 2007198919
表1の到来方位φと表3の各存在方位φt,iとを比較すると、(134)の組によって求められた存在方位φ134,3は228度であって、対応する到来方位φは48度であるから、到来方位φと存在方位φ134,3とは整合していないと言える
表2の座標位置(X,Y)をプロットした状態を図7に示す。図7において◆に数字1〜4を付した座標位置は各電波発信器1〜1を示し、×に数字を付した座標位置は測位結果により得られた座標位置(X,Y)を示す。図から明らかなように、(134)の組によって求めた座標位置(X134,Y134)は、他の座標位置とは大きく異なっているから、この組は採用できないことが図からもわかる。
ところで、上述の例では4台の電波発信器1からの電波を受信可能な状態において、3台ずつの電波発信器1を用いて4通りの測位を行っているから、1台の電波発信器1からの電波の到来方位が正常に検出されていない場合には、当該到来方位を用いて測位する3通りの測位結果について測位結果が異常になると考えられる。つまり、正常な測位結果が得られるのは1通り以下になる。
また、すべての電波の到来方位が正常であっても受信強度が小さいときにはノイズ成分の存在によって到来方位の推定値に誤差を生じやすくなる。そこで、出力判定部28において上述した判定を行い、受信強度も加味した判定を行うことにより、測位結果の信頼性を高めることができる。
アンテナ21としては、素子アンテナ21aが4素子であるアレイアンテナを用いているが、モノポールである励振素子(素子アンテナ)の周囲に複数本の非励振素子(パラサイト素子)を等角度間隔で配置したパラサイト負荷切替型アンテナ(いわゆるESPERアンテナ)を用いてもよい。パラサイト負荷切替型アンテナはパラサイト素子のリアクタンスを切り換えて異なる時刻に受信した出力をアンテナの応答ベクトルに用いるから、応答ベクトルの成分は時間のずれを持つことになるが、この時間は短時間であるから同時刻に得た成分とみなすことができる。パラサイト負荷切替型アンテナをアンテナ21に用いる場合には、パラサイト素子のリアクタンスを切り替えるためのリアクタンス切替部を測位装置2に設ける必要がある。もっとも、測位装置2ではアンテナ21の位置が時々刻々変化するから、パラサイト負荷切替型アンテナのように各パラサイト素子のリアクタンスを順次切り換えることによってアレイ応答ベクトルを求めるアンテナよりも、上述したアレイアンテナのほうが現在位置の測定誤差を少なくすることができる。
なお、上述した構成例では4台の電波発信器1を用いているが、5台以上の電波発信器1を用いて同様の処理を行うことも可能である。4台の電波発信器1についての組の個数はであるから4通りであるが、N台の電波発信器1についての組の個数はになる。
上述した実施形態では、混合回路22bにおいてIQ分離を行っているが、AD変換部22dによるAD変換後にIQ分離を行うようにしてもよい。この場合、DSP20aにおいてソフトウェアを用いてIQ分離を行うから、AD変換部22dにおいて実数成分と虚数成分とを個別に扱う必要がなく、ハードウェアの構成は簡単になる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 同上における位置検出器の一部の構成例を示すブロック図である。 同上の原理説明図である。 同上の動作説明図である。 同上における位置の求め方を示す原理説明図である。 同上における電波発信器との位置関係の一例を示す図である。 同上の動作例を示す図である。
符号の説明
1 電波発信器
2 測位装置
20a DSP
20b 内部メモリ
21 アンテナ
22 信号処理回路部
22a アッテネータ
22b 混合回路
22c 局部発振回路
22d AD変換部
23 到来方位推定部
24 発信器座標記憶部
25 測位処理部
26 存在方位算出部
27 配列判定部
28 出力判定部

Claims (4)

  1. 平面内で規定した絶対座標系における座標位置を既知位置に配置された3台以上の電波発信器からの電波の到来方位を用いて検出する測位方法であって、4台以上の電波発信器からの電波を受信しているときに、各3台の電波発信器を組にし各組ごとに、各電波発信器からの電波の到来方位を用いて求めた座標位置から既知の電波発信器を見込むときの各電波発信器の存在方位を求め、かつ到来方位と存在方位とを照合し、到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組から得られた座標位置を採用することを特徴とする測位方法。
  2. 到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組が2組または3組の場合には、受信電力が最小である電波発信器を含む組から得られた座標位置を除外した残りの座標位置を採用することを特徴とする請求項1記載の測位方法。
  3. 到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組が4組以上の場合には、一致度が規定値以上と判定された電波発信器の組から得られた座標位置の平均を座標位置として出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の測位方法。
  4. 平面内で規定した絶対座標系における座標位置を既知位置に配置された3台以上の電波発信器からの電波の到来方位を用いて検出する測位装置であって、電波発信器からの電波を受信しアレイ応答ベクトルを出力するアンテナと、アレイ応答ベクトルを用いてローカル座標系における電波の到来方位を推定する到来方位推定部と、絶対座標系における電波発信器の位置を記憶した発信器座標記憶部と、到来方位推定部で推定した電波の到来方位と発信器座標記憶部が記憶している電波発信器の座標位置とを用いて絶対座標系における座標位置を求める測位処理部と、測位処理部で求めた座標位置と発信器座標記憶部に記憶した電波発信器の位置とを用いて各電波発信器からの電波の到来方位を逆算した各電波発信器の存在方位を求める存在方位算出部と、4台以上の電波発信器からの電波をアンテナで受信しているときに、各3台の電波発信器を組にし各組ごとに、到来方位推定部で推定した到来方位と存在方位算出部で求めた存在方位とを照合する配列判定部と、配列判定部により到来方位と存在方位とが整合すると判定された電波発信器の組から測位処理部で得られた座標位置を採用する出力判定部とを備えることを特徴とする測位装置。
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