JP2007197430A - 紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤 - Google Patents

紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2007197430A
JP2007197430A JP2006349343A JP2006349343A JP2007197430A JP 2007197430 A JP2007197430 A JP 2007197430A JP 2006349343 A JP2006349343 A JP 2006349343A JP 2006349343 A JP2006349343 A JP 2006349343A JP 2007197430 A JP2007197430 A JP 2007197430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purple root
root extract
extraction
purple
carbon dioxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006349343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5106843B2 (ja
Inventor
Keiichi Kikuchi
敬一 菊地
Mitsuhiro Ohashi
満広 大橋
Shigeru Ogasawara
茂 小笠原
Yasuhiro Yoshida
靖弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON OLIVE CO Ltd
Howa KK
Original Assignee
NIPPON OLIVE CO Ltd
Howa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON OLIVE CO Ltd, Howa KK filed Critical NIPPON OLIVE CO Ltd
Priority to JP2006349343A priority Critical patent/JP5106843B2/ja
Publication of JP2007197430A publication Critical patent/JP2007197430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106843B2 publication Critical patent/JP5106843B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

【課題】色濁りがなくかつ臭気を抑えた紫根エキスの抽出方法を提供する。
【解決手段】紫根から紫根エキスを抽出する方法において、液体の二酸化炭素を用いて、二酸化炭素の臨界温度未満の温度及び1MPa以上の圧力で抽出し、かつ得られる紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)が120以上であることを特徴とする紫根エキスの抽出方法とする。こうして得られる紫根エキスは、色濁りがなく臭気が抑えられているので皮膚外用剤、特に紫根エキスの含有量が0.0001〜1重量%である皮膚外用剤として好適に用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体の二酸化炭素を用いて紫根から紫根エキスを抽出する方法に関する。特に色濁りのない臭気を抑えた紫根エキスを抽出する方法に関する。
紫根エキスは、ムラサキ科(Boraginaceae)植物のムラサキ(学名:Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zuccarini)の根、すなわち紫根から抽出することにより得られるが、大量に紫根エキスを得る場合には有機溶媒と共に抽出することが多い。有機溶媒を用いた抽出方法により得られた紫根エキスを皮膚外用剤などの用途に使用した場合、製品が色濁りを有する場合も少なくなく、残留有機溶媒が含まれる場合には消費者から忌避されるおそれがある。また、紫根エキスは、ムラサキ科植物の組織培養によって得られる培養細胞(ムラサキカルス)から抽出されるカルスエキスを有機溶媒で抽出することによっても得られる。
例えば、特開平9−296125号公報(特許文献1)には、有機溶媒を用いて紫根から紫根エキスを抽出する方法において、得られた紫根エキスに含まれる水溶性の脂肪酸及び吉草酸などの夾雑物が臭気の原因となり、この臭いを除去する精製方法として、シリカゲルクロマトグラフィーで処理すること等が可能であると記載されている。この抽出方法は、抽出時に有機溶媒を使用しており、さらに余分な操作が必要である。天然植物から抽出した紫根エキスであっても、抽出方法によっては消費者の安全性志向に合わず、人体に対してより安全な抽出方法が求められている。
例えば、薬学雑誌 Vol.107(7) 506−510 (1987)(非特許文献1)には、超臨界二酸化炭素を用いて、紫根から紫根エキス中に含まれるシコニン誘導体を抽出する方法が記載されている。この方法によれば、有機溶媒を用いた抽出方法と比較して抽出効率が良く、またシコニン誘導体が酸化されて生じたとされる不純物等が少ないなどの利点があるとされている。しかしながら、超臨界二酸化炭素を用いて抽出する方法により得られる紫根エキスには、異臭がしていて皮膚外用剤などの用途に使用した場合には、製品が特異臭を有する場合も少なくなく、改善が望まれていた。また液体の二酸化炭素を用いた抽出方法と比べて、装置の耐圧性が要求されるとともに、エネルギーを多く必要とすることから設備コスト及びランニングコストが高くなる場合も多い。
また、特開2000−279705号公報(特許文献2)には、ポリフェノール成分を液化炭酸ガスを用いて、ブドウ果実の搾汁粕又は種子から抽出する方法により苦味を抑えたポリフェノール成分を得ることが可能であると記載されている。このように天然物から有効成分を抽出するために液化炭酸ガスを使用する方法が報告されている。
特開平9−296125号公報 特開2000−279705号公報 薬学雑誌 Vol.107(7) 506−510 (1987)
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、液体の二酸化炭素を用いて、色濁りがなく、かつ臭気を抑えた紫根エキスの抽出方法を提供することを目的とするものである。また、そのような紫根エキスの好適な用途を提供することを目的とするものである。
上記課題は、紫根から紫根エキスを抽出する方法において、液体の二酸化炭素を用いて、二酸化炭素の臨界温度未満の温度で抽出することを特徴とする紫根エキスの抽出方法を提供することによって解決される。
このとき、抽出するときの圧力が1MPa以上であることが好適であり、液体の二酸化炭素が0.01〜1.5体積%の共溶媒を含むことが好適である。また、紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)が120以上であることも好適である。本発明の抽出方法により得た紫根エキスの好適な実施態様は皮膚外用剤であり、このとき紫根エキスの含有量が0.0001〜1重量%であることが好適である。
本発明の抽出方法によれば、色濁りがなく、かつ臭気を抑えた紫根エキスを提供することが可能である。したがって、皮膚外用剤などに対して好適に使用することができる。
本発明の抽出方法は、紫根から液体の二酸化炭素を用いて、二酸化炭素の臨界温度未満の温度で紫根から紫根エキスを抽出する方法である。
二酸化炭素の臨界温度及び臨界圧力を超える条件で二酸化炭素は超臨界流体となり、このような超臨界二酸化炭素中で紫根から紫根エキスを抽出する場合、高い溶解力を有することから抽出効率は向上するが、得られた紫根エキスは夾雑物を多く含むことになる。本発明者が検討した結果、二酸化炭素の臨界温度未満で液体の二酸化炭素を用いて抽出することにより、色濁りがなく、臭気を抑えた紫根エキスを得られることが可能となった。しかも、収率も良好であることが明らかになった。
二酸化炭素の臨界温度は31℃であり、本発明における抽出温度はこの温度未満である。抽出温度が31℃以上の場合、液体の二酸化炭素は超臨界二酸化炭素となり、液体の二酸化炭素を用いた場合と比べて紫根エキスを得る抽出効率が若干向上するが、色濁りや臭気を有する夾雑物が含まれることになる。抽出温度は、より好適には29℃以下であり、さらに好適には27℃以下である。一方、抽出温度は、通常−40℃以上であり、より好適には−20℃以上であり、さらに好適には0℃以上である。
本発明における抽出圧力は、1MPa以上であることが好ましい。抽出圧力が1MPa未満の場合、二酸化炭素が液体状態ではなく気体状態となりやすいことから抽出ができなくなるおそれがある。抽出圧力は、より好適には2MPa以上であり、さらに好適には4MPa以上である。一方、抽出圧力は装置の耐圧性から通常100MPa以下であり、色濁りがより少ない紫根エキスを得ることができるとともに、加えるエネルギーが少なくコスト面でのメリットが大きい観点からは、抽出圧力は、好適には12MPa以下であり、より好適には10MPa以下である。実際に、後述する実施例における実施例5と、実施例10との対比から明らかなように、抽出圧力が12MPa以下であることにより、色調が良好な紫根エキスを得ることができる。
ここで、色濁りを少なくするためには、比吸光度(E1% 1cm)が一定以上の値を示すことが好ましい。比吸光度(E1% 1cm)は、シコニン誘導体由来の吸収スペクトルにて最大吸収波長である520nmにおける吸光度の値から算出した。この比吸光度(E1% 1cm)の値が大きいほど、紫根エキス中のシコニン誘導体の含有量が高くなる。比吸光度(E1% 1cm)の算出は、医薬部外品原料規格2006の一般測定法、15.吸光度測定法に基づいて行った。
本発明の抽出方法により得られる紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)としては特に限定されないが、比吸光度(E1% 1cm)が120未満の場合、色濁りが生じて皮膚外用剤などの用途に用いることが困難となるおそれがある。かかる観点からは、紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)が120以上であることが好ましく、125以上であることがより好ましく、130以上であることがさらに好ましい。一方、比吸光度(E1% 1cm)は、通常、300以下である。
本発明における抽出時間は、特に限定されないが、例えば、通常5分〜24時間程度である。抽出時間が短すぎる場合には、収量が低下するおそれがあり、好適には30分以上である。一方、抽出時間が長すぎる場合には生産性が低下するので、好適には5時間以下である。抽出時間は、温度、圧力を一定に保った抽出槽に新たに液化炭酸ガスを一定速度で導入し、置換することによって、紫根エキスが溶解した液体の二酸化炭素が減圧弁から押し出され、その結果、抽出槽内の液の色が段階的に薄まり目視にて無色になる程度で設定される。本発明の抽出方法では、抽出回数は特に限定されず、液体の二酸化炭素を導入して一定時間撹拌した後に紫根エキスが溶解した液体の二酸化炭素を取り出す操作を複数回行うことによって紫根エキスを得ることも可能である。また、本発明では、液体の二酸化炭素を導入して攪拌せずに静置した後に紫根エキスが溶解した液体の二酸化炭素を取り出す操作を複数回行う方法を採用することもできる。このとき、抽出槽における取り出し口を下方に設置することで、効率良く液体の二酸化炭素を取り出すことができる。
また、本発明の抽出方法により紫根エキスを抽出する際に、液体の二酸化炭素が微量の共溶媒を含むことにより、得られる紫根エキスの収率が向上する等の利点がある。用いられる共溶媒としては特に限定されず、有機溶媒を用いることができる。中でも、共溶媒の沸点が低すぎる場合には二酸化炭素を回収する際に共溶媒が混入しやすくなるため好ましくなく、共溶媒の沸点が高すぎる場合には得られる紫根エキスに共溶媒が残留してしまうおそれがあり、かかる観点から、用いられる共溶媒は沸点が40〜150℃の有機溶媒であることが好ましい。有機溶媒の沸点は、50℃以上であることがより好ましく、また、100℃以下であることがより好ましい。
共溶媒に用いられる有機溶媒としては、例えば、アルコール、エーテル、ケトン、エステル、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素等が挙げられる。アルコールとしては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等が挙げられ、エーテルとしては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等、ケトンとしては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等、エステルとしては酢酸エチル、酢酸メチル等、脂肪族炭化水素としては、ヘキサン、へプタン、オクタン等、芳香族炭化水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等が挙げられる。中でも、二酸化炭素とともに共溶媒を回収して再利用することを考慮すると、アルコール、ケトン、エーテル、脂肪族炭化水素からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、具体的には、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ヘキサン等が好ましく用いられる。この中でも作業者の安全性を考慮すると、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、アセトン、ヘキサンがより好ましく用いられ、得られる紫根エキスの安全性を考慮するとエタノールが特に好ましく用いられる。
本発明で用いられる液体の二酸化炭素に含まれる共溶媒の量は特に限定されない。色濁りを生じさせずに得られる紫根エキスの収率を向上させる観点からは、液体の二酸化炭素が0.01〜1.5体積%の共溶媒を含むことが好ましい。共溶媒の含有量が0.01体積%未満の場合、得られる紫根エキスの収率を向上させる効果が得られないおそれがあり、より好適には0.05体積%以上であり、さらに好適には0.1体積%以上である。一方、共溶媒の含有量が1.5体積%を超える場合、色濁りが生じて皮膚外用剤などの用途に用いることが困難となるおそれがあり、より好適には1体積%以下であり、さらに好適には0.5体積%以下である。
本発明の抽出方法では、紫根から紫根エキスを液体の二酸化炭素を用いて抽出する際に、抽出槽内を撹拌羽を用いて撹拌することにより、効率良く紫根エキスを得ることができる。また、抽出槽内の液体の二酸化炭素を循環させたり、抽出原料を予め細かい小片にしたり、粉砕することによっても抽出効率を上げることができる。さらに、抽出槽内に紫根原料を入れた内カゴを設け、この内カゴを回転させることにより紫根エキスを抽出することもできる。
また、抽出槽内において液体の二酸化炭素で紫根エキスを溶解させた後に、抽出槽からガス分離装置に導入し、紫根エキスと二酸化炭素ガスを分離することができる。得られた二酸化炭素ガスは、回収して再利用することが可能である。例えば、紫根エキスを含んだミスト状の二酸化炭素をメッシュ状のフィルターでトラップし、気化した二酸化炭素ガスをコンプレッサーで圧縮することで得られた液体の二酸化炭素を再利用することができる。
本発明で使用される紫根には、軟紫根と硬紫根があり、軟紫根であるムラサキ科(Boraginaceae)のArnebia euchroma Johnst.の根を乾燥したものと硬紫根であるムラサキ科のムラサキ(Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zuccarini)の植物の根を乾燥したものとがある。軟紫根と硬紫根のいずれも使用することができ、両者の混合物を使用することもできる。通常、乾燥品を使用し、軟紫根は硬紫根より紫根エキスを多く得ることができる。硬紫根は医薬品、特に漢方薬の原料として使用されることが多い。なお、軟紫根及び硬紫根から抽出により得られる紫根エキスの収量は、抽出に用いられる紫根原料の違いにより大きく異なることが知られている。
本発明の抽出方法により得られる紫根エキス中にはシコニン誘導体が含まれるが、シコニン誘導体としては、例えば、シコニン、デオキシシコニン、アセチルシコニン、β,β−ジメチルアクリルシコニン、イソブチルシコニン、β−ヒドロキシイソバレリルシコニン、α−メチル−n−ブチルシコニン、イソバレリルシコニン、テラクリルシコニンなどが挙げられる。シコニン誘導体は、鮮やかな赤色を呈しており、抗炎、抗菌、皮膚損傷治癒などの薬理作用を有することが知られている。
本発明の抽出方法により得られた紫根エキスの用途は、特に限定されない。例えば、化粧品、医薬品、食品などであり、紫根エキス由来のにおいがほとんどないことから、無香料が好まれる用途に使用できる。また、シコニン誘導体の鮮やかな色をそのまま利用できることから、合成着色料を添加する必要もない。好適には皮膚外用剤として使用される。皮膚外用剤の形態としては、特に限定されず、例えば、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、皮膚洗浄剤などのスキンケア化粧料、口紅、ファンデーション、アイカラー、アイブロウ、チークカラー、アイライナー、マスカラなどのメークアップ化粧料、シャンプー、リンス、ヘアトリートメントパック、ヘアトニック、ヘアリキッド、育毛剤などの頭皮頭髪用化粧料や、軟膏剤、分散液、クリーム剤、外用液剤などの医薬品等とすることができる。また、その剤型についても特に制限はなく、固型状、ペースト状、ムース状、ジェル状、粉末状、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、多層状とすることができる。
上記皮膚外用剤には、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品などの製剤に使用される成分、すなわち、水、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、抗菌剤、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、活性酸素消去剤、美白剤、抗炎症剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を適宜1種又は2種以上添加することができる。
本発明の抽出方法により得られた紫根エキスの皮膚外用剤における好適な含有量は、0.0001〜1重量%である。0.0001重量%未満の場合、紫根エキスの有する効能が得られないおそれがあり、そもそもにおいが気にならない。より好適には0.0005重量%以上であり、さらに好適には0.001重量%以上である。一方、紫根エキスの含有量が1重量%を超える場合は、製造コストが増加するのみならず、シコニン誘導体由来の赤色が濃すぎるため製品として必ずしも好ましくなく、消費者から敬遠されるおそれがあり、より好適には0.5重量%以下であり、さらに好適には0.2重量%以下である。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
(1)紫根エキスの抽出
お茶パックへ入れた乾燥軟紫根の小片3.41gを120mlの透明窓を有する抽出槽に入れセットした。液化炭酸ガスを入れ、温度26℃、圧力6.8MPaで1時間撹拌した後、温度、圧力を保持した状態で液化炭酸ガスを10ml/minの速度で導入しながら(この条件下では二酸化炭素は液体である)三角フラスコに入れたエタノール中へ抽出物を炭酸ガスとともにバブリングさせて紫根エキスを溶解させた。抽出槽内の液が無色になったことを確認して、2時間後に液化炭酸ガスの導入を停止した。続いてエタノール溶液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の軟紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは異臭がほとんどなく、鮮やかな赤色であった。収量0.141g、収率4.13%であった。
(2)化粧水の調製
以上のようにして抽出された紫根エキス(0.002重量%)、ポリオキシエチレン(40EO)硬化ヒマシ油(0.100重量%)及び95%エタノール(4.000重量%)を均一に混合し、これに濃グリセリン(5.000重量%)を加えて均一に撹拌しながら、さらに精製水(90.898重量%)を加えて化粧水を調製した。
(3)分光吸収測定
紫外可視分光光度計(島津製作所製「UV−240」)を用いて、350〜700nmの波長範囲における化粧水の分光吸収スペクトルを測定した。このとき、光路長10mmのガラスセルを使用し、対照セルを蒸留水とした。上記化粧水の520nmにおける吸光度は0.38付近であった。
(4)においの官能評価
調製した化粧水について、20歳代の女性パネラー3名により官能評価を行い、下記の4段階判定基準により判定した。
(評価基準) :(判定)
3人ともにおいが気にならなかった :A
3人の中で1人又は2人は少しいやなにおいが気になった :B
3人とも少しいやなにおいが気になった :C
3人ともにおいがくさいと感じた :D
実施例2
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに硬紫根3.85gを用いた以外は実施例1と同様にしてペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなく、赤色であった。収量0.0606g、収率1.58%であった。得られた結果を表1にまとめて示す。
実施例3
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに軟紫根3.26gを用い、抽出時の温度を13℃に変更した以外は実施例1と同様にしてペースト状の軟紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなく、赤色であった。収量0.139g、収率4.26%であった。得られた結果を表1にまとめて示す。
実施例4
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに軟紫根3.46gを用い、抽出時の圧力を20MPaに変更した以外は実施例1と同様にしてペースト状の軟紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなく、赤色であった。収量0.143g、収率4.14%であった。得られた結果を表1にまとめて示す。
比較例1
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに軟紫根3.10gを用い、抽出時の温度を40℃、圧力を20MPaに変更した以外は実施例1と同様にしてペースト状の軟紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭が多く、赤色であった。収量0.149g、収率4.82%であった。続いて得られた紫根エキス(0.002重量%)、ポリオキシエチレン(40EO)硬化ヒマシ油(0.100重量%)及び95%エタノール(4.000重量%)を均一に混合し、これに濃グリセリン(5.000重量%)を加えて均一に撹拌しながら、さらに精製水(90.898重量%)を加えて化粧水を調製した。このとき、520nmにおける吸光度は0.38付近であった。また、においの官能評価を行った。得られた結果を表1にまとめて示す。
比較例2
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに硬紫根4.33gを用い、抽出時の温度を40℃、圧力を20MPaに変更した以外は実施例1と同様にしてペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭が多く、赤色であった。収量0.0728g、収率1.68%であった。得られた結果を表1にまとめて示す。
比較例3
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに軟紫根8.07gをソックスレー抽出器にセットし、n−ヘキサン80mlを用い、リフラックス下で1時間抽出した後、抽出液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の軟紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは異臭がやや多く、暗赤色であった。収量0.32g、収率3.63%であった。得られた結果を表2にまとめて示す。
比較例4
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに硬紫根9.81gをソックスレー抽出器にセットし、n−ヘキサン80mlを用い、リフラックス下で1時間抽出した後、抽出液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは異臭がやや多く、暗赤色であった。収量0.11g、収率1.04%であった。続いて得られた紫根エキス(0.003重量%)、ポリオキシエチレン(40EO)硬化ヒマシ油(0.100重量%)及び95%エタノール(4.000重量%)を均一に混合し、これに濃グリセリン(5.000重量%)を加えて均一に撹拌しながら、さらに精製水(90.897重量%)を加えて化粧水を調製した。このとき、520nmにおける吸光度は0.38付近であった。また、においの官能評価を行った。得られた結果を表2にまとめて示す。
比較例5
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに軟紫根5.00gを200mlビーカーに入れ、エタノール100mlを加えて室温下で一晩放置した。その後、東洋ろ紙No.2でろ過して得たろ液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の軟紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは異臭がやや多く、暗赤色であった。収量0.0965g、収率1.93%であった。続いて得られた紫根エキス(0.003重量%)、ポリオキシエチレン(40EO)硬化ヒマシ油(0.100重量%)及び95%エタノール(4.000重量%)を均一に混合し、これに濃グリセリン(5.000重量%)を加えて均一に撹拌しながら、さらに精製水(90.897重量%)を加えて化粧水を調製した。このとき、520nmにおける吸光度は0.38付近であった。また、においの官能評価を行った。また実施例1と同様にして分光吸収測定を行った。得られた結果を表2にまとめて示す。
比較例6
実施例1において、軟紫根3.41gの代わりに硬紫根5.00gを200mlビーカーに入れ、エタノール100mlを加えて室温下で一晩放置した。その後、東洋ろ紙No.2でろ過して得たろ液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは異臭がやや多く、暗赤色であった。収量0.069g、収率1.38%であった。続いて得られた紫根エキス(0.003重量%)、ポリオキシエチレン(40EO)硬化ヒマシ油(0.100重量%)及び95%エタノール(4.000重量%)を均一に混合し、これに濃グリセリン(5.000重量%)を加えて均一に撹拌しながら、さらに精製水(90.897重量%)を加えて化粧水を調製した。このとき、520nmにおける吸光度は0.38付近であった。また、においの官能評価を行った。得られた結果を表2にまとめて示す。
Figure 2007197430
Figure 2007197430
表1及び表2から分かるように、軟紫根及び硬紫根から液体の二酸化炭素を用いて紫根エキスを抽出した実施例1〜4では、紫根エキス及び化粧水に対するにおいの官能評価において異臭はほとんどなく、色調も鮮やかな赤色であった。特に、実施例1では分光吸収測定の結果から390nm付近の吸光度が低く、不純物のないきれいな吸収スペクトルが得られた。軟紫根の代わりに硬紫根から紫根エキスを抽出した実施例2と比べて、軟紫根のとき(実施例1)は収率が良い傾向が認められる。
抽出時の温度を40℃にし、超臨界二酸化炭素を用いて軟紫根及び硬紫根から紫根エキスを抽出した比較例1及び比較例2は、実施例1〜4と比べて収率は少しだけ良いが、においの官能評価において実施例1〜4に劣った。
n−ヘキサンを用いて軟紫根及び硬紫根から紫根エキスを抽出した比較例3及び比較例4では、においの官能評価において異臭が多く、収率が実施例より大きく劣った。これら紫根エキスの色調は、鮮やかな赤色である実施例と比べて暗い。また、エタノールを用いて軟紫根及び硬紫根から紫根エキスを抽出した比較例5及び比較例6では、化粧水に対するにおいの官能評価において異臭が多く、特に比較例5の場合に異臭がかなり多く、収率が実施例より大きく劣った。これら紫根エキスの色調は、鮮やかな赤色である実施例と比べて暗い。
化粧水の調製において、520nmにおける吸光度が0.38付近になるように紫根エキスを0.002重量%配合した実施例1と比べて比較例4、5及び6では、0.003重量%配合することによって吸光度が0.38付近となった。このことから比較例4、5及び6により得られた紫根エキスは実施例1と比べて純度が低いことが分かる。実施例1と比較例5の分光吸収スペクトルを比較した図1に示されるように、比較例5では390nm付近における吸光度が高いことから、不純物の量が多いと考えられる。
実施例5
(5)紫根エキスの抽出
乾燥硬紫根(実施例2、比較例2、4及び6において用いられる乾燥硬紫根とはロットが異なる紫根原料)の小片13.2473gを120mlの透明窓を有する抽出槽に入れセットした。液化炭酸ガスを入れ、温度26℃、圧力7MPaで1時間放置した後、抽出槽内の液体の二酸化炭素が炭酸ガスとなる圧力まで下方部に設けた減圧弁により減圧させ、次いで、エタノール中へ抽出物を炭酸ガスとともにバブリングさせて紫根エキスを溶解させた。紫根エキスを溶解させたエタノール溶液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の硬紫根抽出物を回収して、これを1回目の抽出とした。得られた紫根エキスは異臭がほとんどなく、鮮やかな赤色であった。1回目の抽出により得られた紫根エキスの収量は0.0437gであり、収率は0.33%であった。
続いて、再度、液化炭酸ガスを入れ、1回目の抽出と同様に温度26℃、圧力7MPaで1時間放置した後、抽出槽内の液体の二酸化炭素が炭酸ガスとなる圧力まで下方部に設けた減圧弁により減圧させ、次いで、エタノール中へ抽出物を炭酸ガスとともにバブリングさせて紫根エキスを溶解させた。紫根エキスを溶解させたエタノール溶液をエバポレーターで濃縮し、ペースト状の硬紫根抽出物を回収して、これを2回目の抽出とした。得られた紫根エキスは異臭がほとんどなく、鮮やかな赤色であった。2回目の抽出により得られた紫根エキスの収量は0.019gであり、収率は0.14%であった。また、1回目と2回目の抽出により得られた紫根エキスの収量の合計は0.0627gであり、収率の合計は0.47%であった。
(6)比吸光度(E1% 1cm)の測定
n−ヘキサン1000mlに紫根エキスが0.01g溶解した溶液を調製し、紫外可視分光光度計(島津製作所製「UV−240」)を用いて、520nmにおける吸光度を測定した。このとき、光路長10mmのガラスセルを使用し、対照セルをn−ヘキサンとした。得られた吸光度の値から比吸光度(E1% 1cm)を求めたところ、1回目の抽出により得られた紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)は168.9であり、2回目の抽出により得られた紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)は125であり、1回目と2回目の抽出の合計により得られた紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)は155.7であった。比吸光度(E1% 1cm)は、シコニン誘導体由来の吸収スペクトルにて最大吸収波長である520nmにおける吸光度の値から算出したものであり、比吸光度(E1% 1cm)の算出は、医薬部外品原料規格2006の一般測定法、15.吸光度測定法に基づいて行った。
実施例6
実施例5において、硬紫根12.5438gを用い、共溶媒としてエタノールを0.25体積%用いた以外は実施例5と同様にして1回目の抽出及び2回目の抽出を行い、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなかった。得られた結果を表3にまとめて示す。
実施例7
実施例5において、硬紫根11.9337gを用い、共溶媒としてエタノールを0.5体積%用いた以外は実施例5と同様にして1回目の抽出及び2回目の抽出を行い、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなかった。得られた結果を表3にまとめて示す。
実施例8
実施例5において、硬紫根9.7773gを用い、共溶媒としてエタノールを1体積%用いた以外は実施例5と同様にして1回目の抽出及び2回目の抽出を行い、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなかった。得られた結果を表3にまとめて示す。
実施例9
実施例5において、硬紫根9.5856gを用い、共溶媒としてエタノールを2体積%用いた以外は実施例5と同様にして1回目の抽出及び2回目の抽出を行い、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなかった。得られた結果を表3にまとめて示す。
実施例10
実施例5において、硬紫根12.1492gを用い、抽出時の圧力を15MPaに変更した以外は実施例5と同様にして1回目の抽出及び2回目の抽出を行い、ペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭がほとんどなかった。得られた結果を表3にまとめて示す。
比較例7
実施例1において、軟紫根の代わりに硬紫根10.5068gを用い、抽出時の温度を40℃、圧力を20MPaに変更した以外は実施例1と同様にしてペースト状の硬紫根抽出物を回収した。得られた紫根エキスは、異臭が多かった。得られた結果を表3にまとめて示す。
Figure 2007197430
表3から分かるように、共溶媒としてエタノールを用いなかった実施例5では、1回目の抽出及び2回目の抽出により得られた紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)が高く、色調が鮮やかな赤い色であった。これに対し、抽出時の温度を40℃にし、超臨界二酸化炭素を用いて紫根エキスを抽出した比較例7では、比吸光度(E1% 1cm)が115と低く、有効成分であるシコニン誘導体の純度が良好ではなかった。共溶媒としてエタノールを用いた実施例6〜9では、実施例5と比較して比吸光度(E1% 1cm)の値が低いが、1回目の抽出と2回目の抽出により得られた紫根エキスの収率の合計が良好であった。特に、収率の値と比吸光度(E1% 1cm)の値を掛け合わせたものである「収率×E1% 1cm」の値から分かるように、実施例5では、1回目の抽出により得られた紫根エキスの「収率×E1% 1cm」の値が55.7であったことに対し、実施例6〜8では、1回目の抽出により得られた紫根エキスの「収率×E1% 1cm」の値がいずれも高く、有効成分であるシコニン誘導体を収率良く得られる傾向が認められる。また、超臨界二酸化炭素を用いた比較例7では、「収率×E1% 1cm」の値が61.0であったことに対し、共溶媒としてエタノールを0.25体積%用いた実施例6及び同じくエタノールを0.5体積%用いた実施例7では、1回目の抽出により得られた紫根エキスの「収率×E1% 1cm」の値がいずれも高く、有効成分であるシコニン誘導体を収率良く得られる傾向が認められる。
一方、共溶媒としてエタノールを2体積%用いた実施例9では、共溶媒を用いなかった実施例5と比較して、1回目の抽出、2回目の抽出、及び1回目の抽出と2回目の抽出の合計により得られた紫根エキスの「収率×E1% 1cm」の値がいずれも劣っており、共溶媒を適切な量で用いることで、色調が良好でありかつ収率が良い紫根エキスが得られることが分かる。
実施例1及び比較例5により得られた紫根エキスの分光吸収を示す図である。

Claims (6)

  1. 紫根から紫根エキスを抽出する方法において、液体の二酸化炭素を用いて、二酸化炭素の臨界温度未満の温度で抽出することを特徴とする紫根エキスの抽出方法。
  2. 抽出するときの圧力が1MPa以上である請求項1記載の紫根エキスの抽出方法。
  3. 液体の二酸化炭素が0.01〜1.5体積%の共溶媒を含む請求項1又は2記載の紫根エキスの抽出方法。
  4. 紫根エキスの比吸光度(E1% 1cm)が120以上である請求項1〜3のいずれか記載の紫根エキスの抽出方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の方法によって抽出された紫根エキスを含むことを特徴とする皮膚外用剤。
  6. 前記紫根エキスの含有量が0.0001〜1重量%である請求項5記載の皮膚外用剤。
JP2006349343A 2005-12-28 2006-12-26 紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤の製造方法 Active JP5106843B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349343A JP5106843B2 (ja) 2005-12-28 2006-12-26 紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005378074 2005-12-28
JP2005378074 2005-12-28
JP2006349343A JP5106843B2 (ja) 2005-12-28 2006-12-26 紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007197430A true JP2007197430A (ja) 2007-08-09
JP5106843B2 JP5106843B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=38452382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349343A Active JP5106843B2 (ja) 2005-12-28 2006-12-26 紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5106843B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917988B1 (ko) * 2007-09-18 2009-09-18 (주)아모레퍼시픽 초임계 추출법으로 추출된 자초 추출물을 함유한 화장료조성물
JP2018035144A (ja) * 2016-08-24 2018-03-08 御木本製薬株式会社 フィラグリン産生促進剤

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01240146A (ja) * 1987-11-14 1989-09-25 Cr 3 Kaffeeveredelung M Hermsen Gmbh & Co 原料コーヒーからのカフエイン抽出方法
JPH02255067A (ja) * 1989-03-29 1990-10-15 Kagome Kk 緑色系野菜搾汁液の処理方法
JPH09296125A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Den Material Kk 赤色顔料、その製造方法及びそれを用いた化粧料
JPH10167975A (ja) * 1996-12-05 1998-06-23 Shinichi Konuma 鳳仙花の有効成分抽出法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01240146A (ja) * 1987-11-14 1989-09-25 Cr 3 Kaffeeveredelung M Hermsen Gmbh & Co 原料コーヒーからのカフエイン抽出方法
JPH02255067A (ja) * 1989-03-29 1990-10-15 Kagome Kk 緑色系野菜搾汁液の処理方法
JPH09296125A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Den Material Kk 赤色顔料、その製造方法及びそれを用いた化粧料
JPH10167975A (ja) * 1996-12-05 1998-06-23 Shinichi Konuma 鳳仙花の有効成分抽出法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917988B1 (ko) * 2007-09-18 2009-09-18 (주)아모레퍼시픽 초임계 추출법으로 추출된 자초 추출물을 함유한 화장료조성물
JP2018035144A (ja) * 2016-08-24 2018-03-08 御木本製薬株式会社 フィラグリン産生促進剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP5106843B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101638538B1 (ko) 브룸 추출물을 유효성분으로 함유하는 항산화, 미백 및 알러지 개선용 화장료 조성물
JP2010031010A (ja) 親油性ブドウ抽出物の製造方法
JP2008184416A (ja) 皮膚外用剤、細胞賦活剤、抗酸化剤
JP5106843B2 (ja) 紫根エキスの抽出方法及び皮膚外用剤の製造方法
CN109044901B (zh) 一种含有柑橘籽提取物的美白护肤组合物
KR20150132754A (ko) 항산화 및 항균 효과를 가지는 초임계 함초 추출물의 제조 방법
JP5701480B2 (ja) 抗酸化剤
JP4754834B2 (ja) 化粧料
JP2009057312A (ja) 抗酸化剤および該抗酸化剤を含む化粧料
JP6391879B1 (ja) 美容方法
KR20150132753A (ko) 항산화 및 항균 효과를 가지는 상엽 초임계 추출물의 제조 방법
KR100580858B1 (ko) 십장생(十長生) 관련 천연물(솔싹, 영지버섯, 월귤나무,녹용, 자라, 게르마늄, 로얄제리, 홍삼, 연어알 및레몬)을 함유한 화장료 조성물 및 그의 제조방법
JP2006282536A (ja) スーパーオキサイド消去剤、ラジカル消去剤、過酸化水素消去剤および皮膚外用剤
JP3591832B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2009269842A (ja) 皮膚外用剤
KR101871577B1 (ko) 고산지역에서 자란 로즈마리 오일 유래 성분을 함유하는 항노화 화장료 조성물
KR20130134505A (ko) 초임계 이산화탄소 다시마/밀 추출물을 함유한 손상모발 개선 및 모발 보호 조성물과 그 제조방법 및 제조장치
JP7224181B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2003081747A5 (ja)
JP7075298B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5156281B2 (ja) 抗酸化剤および化粧料組成物
JP5350656B2 (ja) 抗酸化剤または活性酸素消去剤、およびそれを配合した香粧品用香料組成物、化粧料
JP2008247830A (ja) 化粧料
JP2004137166A (ja) 皮膚外用剤、細胞賦活剤、抗酸化剤
JP2003081807A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5106843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250