JP2007197199A - エレベーターの運行制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】鍵スイッチとエレベーター制御装置との伝送を導通信号、非導通信号と異なる伝送信号とすることにより、セキュリティー性を向上した運行制御システムを得る。
【解決手段】運行モードを選択するスイッチと、運行モード毎の閉接点位置に対応するデコード信号を発生する接点位置デコード回路と、予め複数の識別コードを記憶する第一の記憶手段と、デコード信号に基づいて第一の記憶手段から選択した識別コードに対応するエンコード信号を出力するエンコード信号出力手段と、を備えたスイッチユニット10aと、第一の記憶手段に記憶した複数の識別コードと同じ識別コードを予め記憶する第二の記憶手段と、この第二の記憶手段に記憶した複数の識別コードとエンコード信号とを照合し、照合した識別コードに対応する切替信号を出力する切換信号出力手段と、を備えた判別手段6aと、切替信号に基づいて、運行モードの切り替えを行なう制御手段8とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】運行モードを選択するスイッチと、運行モード毎の閉接点位置に対応するデコード信号を発生する接点位置デコード回路と、予め複数の識別コードを記憶する第一の記憶手段と、デコード信号に基づいて第一の記憶手段から選択した識別コードに対応するエンコード信号を出力するエンコード信号出力手段と、を備えたスイッチユニット10aと、第一の記憶手段に記憶した複数の識別コードと同じ識別コードを予め記憶する第二の記憶手段と、この第二の記憶手段に記憶した複数の識別コードとエンコード信号とを照合し、照合した識別コードに対応する切替信号を出力する切換信号出力手段と、を備えた判別手段6aと、切替信号に基づいて、運行モードの切り替えを行なう制御手段8とを備えた。
【選択図】図1
Description
この発明は、鍵スイッチにより運行モードの切り替えを行なうようにしたエレベーターの運行制御システムに関する。
従来のエレベーターの運行制御システムの例として、かご内に切替スイッチが設けられ
、この切替スイッチをキー操作により切り替え、さらに行き先ボタンスイッチを操作すると、切替スイッチの切替操作位置に応じて操作した行先ボタンスイッチの階の呼び登録を無効としたりその無効を解除するようにしたエレベーターの運行システムが提案されている。(例えば特許文献1参照)
、この切替スイッチをキー操作により切り替え、さらに行き先ボタンスイッチを操作すると、切替スイッチの切替操作位置に応じて操作した行先ボタンスイッチの階の呼び登録を無効としたりその無効を解除するようにしたエレベーターの運行システムが提案されている。(例えば特許文献1参照)
従来のエレベーターの運行制御システムは、キー操作によって切り替えられる切替スイッチの接点の開成、又は閉成を、接続線を介して非導通信号、又は導通信号で制御装置に伝送し切り替え制御を行なうものであったため、犯罪目的等により切替スイッチと制御装置との接続線を切断したり、強制的に短絡して非導通信号、又は導通信号を出すことで切り替え操作される虞があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、例えば鍵スイッチとエレベーター制御装置との伝送を導通信号、又は非導通信号と異なる伝送信号とすることにより、セキュリティー性の向上したエレベーターの運行制御システムを得るものである
。
。
この発明に係るエレベーターの運行制御システムにおいては、運行モードを選択するスイッチと、このスイッチの運行モード毎の閉接点位置に対応するデコード信号を発生する接点位置デコード回路と、予め複数の識別コードを記憶する第一の記憶手段と、デコード信号に基づいて第一の記憶手段から選択した識別コードに対応するエンコード信号を出力するエンコード信号出力手段と、を備えたスイッチユニットと、第一の記憶手段に記憶した複数の識別コードと同じ識別コードを予め記憶する第二の記憶手段と、この第二の記憶手段に記憶した複数の識別コードとエンコード信号とを照合し、照合した識別コードに対応する切替信号を出力する切換信号出力手段と、を備えた判別手段と、切替信号に基づいて、運行モードの切り替えを行なう制御手段とを備えたものである。
この発明によれば、スイッチユニットがスイッチの運行モード毎のデコード信号に対応する識別コードをエンコード信号に変換して出力し、判別手段で予め登録してある識別コードと照合し、照合結果に基づいて切換信号を出力するようにしたので、スイッチユニットと判別手段の接続線を切断、又は強制的に短絡しても運行モードの切り替え操作ができないため、セキュリティー性の向上したエレベーターの運行システムを得ることができる
。
。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
この実施の形態においては、サービス階切り放しモードの切り替えに用いられるエレベーターの運行制御システムについて、1階を出入りの拠点となる基準階、2階乃至5階をサービス階とする建物に設置されたエレベーターを例にして説明する。
この実施の形態においては、サービス階切り放しモードの切り替えに用いられるエレベーターの運行制御システムについて、1階を出入りの拠点となる基準階、2階乃至5階をサービス階とする建物に設置されたエレベーターを例にして説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るエレベーターの運行制御システムを備えたエレベーターの全体構成図である。
図において、エレベーター1は、かご2内に1階乃至5階に対応してそれぞれ設けられ呼び登録の操作が行なわれる行き先釦3と、各行き先釦3の呼び信号5を出力する行き先釦I/F4と、呼び登録の有効、又は無効を切り替える切替信号7を出力する後に詳しく説明する判別回路6aと、切替信号7に基づいて対応する行き先釦3の呼び登録の有効、又は無効の切り替えを行なうとともに、この切り替えに基づいて入力する呼び信号5に対応する行き先釦3の呼び登録の行ない、巻上機9を駆動してかご2を呼び登録に対応する階の乗場(図示せず)まで移動させる制御装置8が設けられている。
エレベーター1の基準階である1階乗場(図示せず)近傍、又はかご2内に、サービス階である2階乃至5階の各行き先釦3に対応してそれぞれ設けられ、サービス階切り放し操作、すなわち、各行き先釦3の呼び登録を有効にするか、又は無効するかの切り替え操作が行なわれる鍵スイッチユニット10aが、鍵スイッチ群11aを構成している。
次に、鍵スイッチユニット10aの詳細について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るエレベーターの運行制御システムの鍵スイッチユニットの内部構成図である。
図2において、鍵スイッチユニット10aは、対応する鍵スイッチユニット10a毎に異なる鍵12によって呼び登録の「有効」又は「無効」が切り替えされる二段切替の鍵スイッチ13a、接点位置デコード回路14a、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである識別コードメモリ15a、中央処理装置であるCPU16a、シリアル通信I/F17により構成され一体形成される。
鍵スイッチ13aは、「有効」又は「無効」の切り替え位置に対応して有効接点(図示せず)と無効接点(図示せず)の位置が決められており、鍵12を差し込んで回転させることより、コモン端子(図示せず)と有効接点、又はコモン端子と無効接点が閉成される。接点位置デコード回路14aは、コモン端子と閉成された接点がコモン端子と同じ電圧レベルとなるように構成されており、例えば、コモン端子をグランドレベル(0V)、有効接点、及び無効接点を抵抗を介して5Vにプルアップしておけばコモン端子と閉成された接点が0V、他方が5Vとなる。このように、接点位置デコード回路14aは、鍵スイッチ13aが「有効」又は「無効」のどちら側に切り替えされたかを認識し、切り替え位置に応じた接点位置デコード信号18をCPU16aに出力する。
識別コードメモリ15aは、予め定められた識別コードを記憶するものであり、製造段階において複数の識別コードが記憶されている。この実施の形態において識別コードは、鍵スイッチユニット10aに対応する行き先釦3を識別する鍵識別コードと、鍵スイッチ13aの切り替え状態を識別する状態識別コードの二つのコードから構成される。複数の鍵識別コードと複数の状態識別コードを組み合わせて複数の識別コードが構成される。
専用端末19を各鍵スイッチユニット10aのCPU16aに接続して行なわれる初期設定において、各接点位置デコード信号18に、対応する行き先釦3、及び鍵スイッチ13aの「有効」又は「無効」の切り替えに応じて識別コードメモリ15aから識別コードを選択し割り当てる。すなわち、各鍵スイッチユニット10aの各接点位置デコード信号18に、全て異なる識別コードが割り当てられる。
CPU16aは、接点位置デコード信号18が入力されると予め割り当てされている識別コードを識別コードメモリ15aから選択し、パルス変換して識別コード信号20としてシリアル通信I/F17を介して判別回路6aにシリアル通信で継続して出力する。
次に、判別回路6aの詳細について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るエレベーターの運行制御システムの判別回路の内部構成図である。
図において、判別回路6aは、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである既定コードメモリ21、中央処理回路であるCPU22a、及びシリアル通信I/F23により構成されている。
既定コードメモリ21は、専用端末19をCPU22aに接続して行なわれる初期設定において、鍵スイッチ群11aから入力される識別コード信号20に対応する全ての識別コードと、この全ての識別コードにそれぞれ既定された切換コード、すなわち、この実施の形態においては、「対応する行き先釦3」と「有効」又は「無効」を識別する切換コードが記憶されている。
CPU22aは、シリアル通信I/F24を介して鍵スイッチ群11aから継続して入力される各鍵スイッチユニット10aの識別コード信号20をコード変換して、既定コードメモリ21に記憶してある全ての識別コードと照合し、照合した場合にその識別コードに既定された切換コードを読み取り、切替信号7を制御回路8に出力する。なお、この処理は継続して繰り返し実行される。
次に、この実施の形態におけるエレベーターの運行制御システムのサービス階切り放しの動作について説明する。
まず、呼び登録が「有効」に切り替えられる場合について、2階の鍵スイッチユニット10aを例にして説明する。
2階の鍵スイッチユニット10aの鍵スイッチ13aを「無効」から「有効」に切り替えると、有効接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14aから鍵スイッチ13aが「有効」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16aに出力される。
CPU16aは、入力された接点位置デコード信号18に予め割り付けされた識別コードを識別コード記憶メモリ15aから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し状態コード信号20として判別回路6aに出力する。
判別回路6aのCPU22aは、2階の鍵スイッチユニット10aからシリアル通信I/F23を介して入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合された識別コードに既定された切換コードを読み取る。この例では、「2階の行き先釦3=有効」を示す切換コードを読み取り、2階の行き先釦3の呼び登録を「有効」に切り替える切替信号7を制御回路8に出力する。
制御回路8は、入力された切替信号7に基づいて2階の行き先釦3の呼び登録を「無効」から「有効」に切り替える。
ここで、1階乗場(図示せず)よりかご2内に乗った乗客が2階の行き先釦3を操作したとすると、呼び信号5が行き先釦I/F4を介して制御回路8に出力される。
制御回路8は、入力された2階の行き先釦3の呼び信号5が呼び登録「有効」又は「無効」のどちらに切り替えされているか判別を行ない、この例では判別結果「有効」に応じて2階の行き先釦3の呼び登録し、巻上機9を駆動してかご2を2階乗場(図示せず)まで移動させる。
次に、呼び登録が「無効」に切り替えられる場合について、3階の鍵スイッチユニット10aを例にして説明する。
3階の鍵スイッチユニット10aの鍵スイッチ13aを「有効」から「無効」に切り替えると、無効接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14aから鍵スイッチ13aが「無効」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16aに出力される。
CPU16aは、入力された接点位置デコード信号18に予め割り付けされた識別コードを識別コード記憶メモリ15aから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し状態コード信号20として判別回路6aに出力する。
判別回路6aのCPU22aは、3階の鍵スイッチユニット10aからシリアル通信I/F23を介して入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合された識別コードに既定された切換コードを読み取る。この例では、「3階の行き先釦3=無効」を示す切換コードを読み取り、3階の行き先釦3の呼び登録を「無効」に切り替える切替信号7を制御回路8に出力する。
制御回路8は、入力された切替信号7に基づいて3階の行き先釦3の呼び登録を「有効」から「無効」に切り替える。
ここで、1階乗場(図示せず)よりかご2内に乗った乗客が3階の行き先釦3を操作したとすると、呼び信号5が行き先釦I/F4を介して制御回路8に出力される。
制御回路8は、入力された3階の行き先釦3の呼び信号5の呼び登録が「有効」又は「無効」のどちらに切り替えされているか判別を行ない、この例では判別結果「無効」に応じて3階の行き先釦3の呼び信号5をキャンセルする。
上述のように、この実施の形態においては、鍵スイッチの呼び登録の「有効」又は「無効」の接点位置デコード信号に予め割り当てした鍵識別コードと状態識別コードからなる識別コードを識別コード信号として出力し、判別回路で全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに対応する切換信号を出力するようにしたので、犯罪目的のため鍵スイッチユニットと判別回路の接続線の切断、又は強制短絡、又は他の行き先階に対応する鍵スイッチユニットを接続して鍵操作で切り替えたとしても目的とする行き先釦の切替信号は出力されず、サービス階切り離しの切り替えにおいてセキュリティー性の向上したエレベーターの運行システムを得ることができる。
実施の形態2.
この実施の形態においては、監視機能が付加されたエレベーターの運行制御システムについて、1階を出入りの拠点となる基準階、2階乃至5階をサービス階とする建物に設置されたエレベーターを例にして説明する。図中、図1乃至図3と同一符号は同一部分、又は同一内容を示し説明は省略する。
この実施の形態においては、監視機能が付加されたエレベーターの運行制御システムについて、1階を出入りの拠点となる基準階、2階乃至5階をサービス階とする建物に設置されたエレベーターを例にして説明する。図中、図1乃至図3と同一符号は同一部分、又は同一内容を示し説明は省略する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るエレベーターの運行制御システムを備えたエレベーターの全体構成図である。図5は、本発明の実施の形態2に係るエレベーターの運行制御システムの鍵スイッチユニットの内部構成図である。図6は、本発明の実施の形態2に係るエレベーターの運行制御システムの判別回路の内部構成図である。
図4において、エレベーター1の基準階である1階乗場(図示せず)近傍、又はかご2内に、サービス階である2階乃至5階の各行き先釦3に対応してそれぞれ設けられ、サービス階切り放し操作、すなわち、各行き先釦3の呼び登録を有効にするか、又は無効にするかの切り替え操作が行なわれ、切り替えに応じた識別コード信号20を出力する鍵スイッチユニット10bが、鍵スイッチ群11bを構成している。判別回路6bは鍵スイッチ群11bから入力される識別コード信号20を照合し、照合結果に基づいて制御回路8に切替信号7を出力する。また、判別回路6bは、識別コード信号20の入力状況、又は切替信号7の出力状況、及び識別コード信号20の照合結果に基づいて、通信装置25にエレベーター情報、及び異常情報の異常信号24を出力する。異常信号24が入力された通信装置25は、公衆回線26を介して管理センター(図示せず)の管理端末27にエレベーター情報、及び異常情報を送信する。
次に、鍵スイッチユニット10bの詳細について説明する。
図5において、鍵スイッチユニット10bは、対応する鍵スイッチユニット10b毎に異なる鍵12によって呼び登録の「有効」又は「無効」の切り替えが行われる二段切り替えの鍵スイッチ13a、接点位置デコード回路14a、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである識別コードメモリ15b、中央処理装置であるCPU16b、シリアル通信I/F17により構成され一体形成される。
識別コードメモリ15bは、予め定められた識別コードを記憶するものである。この実施の形態において識別コードは、鍵スイッチユニット10bに対応する行き先釦3を識別する鍵識別コードと、鍵スイッチ13aの切り替え状態を識別する状態識別コードの二つのコードと、エレベーターが設置される建物、及び号機等、エレベーターを識別するエレベーター識別コードの三つのコードから構成されている。複数の鍵識別コードと複数の状態識別コードとエレベーター識別コードを組み合わせて複数の識別コードが構成される。
専用端末19を各鍵スイッチユニット10bのCPU16bに接続して行なわれる初期設定において、各接点位置デコード信号18に、対応する行き先釦3、及び鍵スイッチ13aの「有効」又は「無効」の切り替え位置に応じた識別コードを割り当て識別コードメモリ15bに記憶させる。すなわち、各鍵スイッチユニット10bの各接点位置デコード信号18に、全て異なる識別コードが割り当てられる。
CPU16bは、接点位置デコード信号18が入力されると予め割り当てされている識別コードを識別コードメモリ15aから選択し、パルス変換して識別コード信号20としてシリアル通信I/F17を介して判別回路6bにシリアル通信で継続して出力する。
次に、判別回路6bの詳細について説明する。
図6において、判別回路6bは、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである既定コードメモリ21、中央処理回路であるCPU22b
、及びシリアル通信I/F23により構成されている。
、及びシリアル通信I/F23により構成されている。
既定コードメモリ21は、専用端末19をCPU22bに接続して行なわれる初期設定において、鍵スイッチ群11bから入力される識別コード信号20に対応する全ての識別コードと、この全ての識別コードにそれぞれ既定された切換コード、すなわち、この実施の形態においては、「対応する行き先釦3」と「有効」又は「無効」を識別する切換コードが記憶されている。
CPU22bは、シリアル通信I/F23を介して鍵スイッチ群11bから継続して入力される各鍵スイッチユニット10bの識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に記憶してある全ての識別コードと照合し、照合した場合にその識別コードに既定された切換コードを読み取り、切替信号7として制御回路8に出力する。なお、この処理は継続して繰り返し実行される。
また、CPU22bは、鍵スイッチ群11bから入力される識別コード信号20と、既定コードメモリ21に記憶された全ての識別コードとの照合において、不照合を検出すると異常信号24を通信装置25に出力する。
また、CPU22bは、識別コード信号20の入力状況、又は切替信号7の出力状況を監視し、例えば、一定時間の間に識別コード信号20が入力されない、又は切替信号7が出力されない鍵スイッチユニット10bを検出すると異常信号24を通信装置25に出力する。
通信装置25は、CPU22bから入力される異常信号24を解析して異常データを作成し、予め登録されているエレベーター情報データと併せて公衆回線26を介して管理センタ−(図示せず)の管理端末27に伝送する。
次に、この実施の形態におけるエレベーターの運行制御システムの異常検出動作について説明する。
まず、犯罪目的から切り放しが行なわれている行き先階に侵入するため、他の建物から取り外した鍵スイッチユニット10bを接続して鍵スイッチ13aを「無効」から「有効
」に切り替え操作した場合について、4階の鍵スイッチユニット10bを例にして説明する。
」に切り替え操作した場合について、4階の鍵スイッチユニット10bを例にして説明する。
4階の鍵スイッチユニット10bを取り外し、他の建物の4階から取り外した鍵スイッチユニット10bを接続して鍵スイッチ13aを「無効」から「有効」に切り替えたとすると、有効接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14aから鍵スイッチ13aが「有効」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16aに出力される。
CPU16bは、入力された接点位置デコード信号18に予め割り付けされた識別コードを識別コード記憶メモリ15bから選択し、シリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6bに出力する。
判別回路6bのCPU22bは、4階の鍵スイッチユニット10bからシリアル通信I/F23を介して入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合する。この例では、エレベーター識別コードが他のエレベーターのエレベーター識別コードであるため不照合となり、CPU22bは4階の呼び登録を「有効」に切り替える切替信号7を出力せず、4階の行き先釦3を操作したとしても呼び登録はキャンセルされる。
また、識別コード信号20の不照合を検出したCPU22bは、直ちに異常信号24を通信装置25に出力する。
通信装置25は異常信号24を解析して異常データを作成して、予め登録されているエレベーター情報データと併せて公衆回線26を介して管理センタ−(図示せず)の管理端末27に伝送する。
次に、鍵スイッチユニット10bが故障して識別コード信号20を出力できない場合について、5階の鍵スイッチユニット10bを例にして説明する。
CPU16b等の故障によって5階の鍵スイッチユニット10bから出力される識別コード信号20が途絶えたとする。
この例において、CPU22bは切替信号7の出力状況を監視している。CPU22bは、5階の行き先釦3に対応する切替信号7が一定時間連続して出力されないことを検出し異常信号24を通信装置25に出力する。
通信装置25は異常信号24を解析して異常データを作成して、予め登録されているエレベーター情報データと併せて公衆回線26を介して管理センタ−(図示せず)の管理端末27に伝送する。
上述のように、この実施の形態においては、鍵スイッチの呼び登録の「有効」又は「無効」の接点位置デコード信号に予め割り当てした鍵識別コードと状態識別コードとエレベーター識別コードからなる識別コードを識別コード信号として出力し、判別回路で全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに対応する切換信号を出力するようにしたので
、犯罪目的のため鍵スイッチユニットと判別回路の接続線の切断、又は強制短絡、又は他の行き先階や他のエレベーターに対応する鍵スイッチユニットを接続して鍵操作で切り替えたとしても目的とする行き先釦の切替信号は出力されず、サービス階切り離しの切り替えにおいてセキュリティー性の向上したエレベーターの運行システムを得ることができる
。
、犯罪目的のため鍵スイッチユニットと判別回路の接続線の切断、又は強制短絡、又は他の行き先階や他のエレベーターに対応する鍵スイッチユニットを接続して鍵操作で切り替えたとしても目的とする行き先釦の切替信号は出力されず、サービス階切り離しの切り替えにおいてセキュリティー性の向上したエレベーターの運行システムを得ることができる
。
また、判別回路にて識別コード信号の照合結果、及び識別コード信号の入力状況、又は切替信号の出力状況に基づいて異常が生じたことを検出し、異常発生時に公衆回線を介して管理センターにエレベーター情報と異常情報を伝送するようにしたので、鍵スイッチユニットの故障、又は犯罪行為への早急な対応ができる。
実施の形態3.
この実施の形態においては、複数の運行モードの切り替えを行なうエレベーターの運行制御システムについて、1階を出入りの拠点となる基準階、2階乃至5階をサービス階とする建物に設置されたエレベーターを例にして説明する。
この実施の形態においては、複数の運行モードの切り替えを行なうエレベーターの運行制御システムについて、1階を出入りの拠点となる基準階、2階乃至5階をサービス階とする建物に設置されたエレベーターを例にして説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係るエレベーターの運行制御システムを備えたエレベーターの全体構成図である。図8は、本発明の実施の形態3に係るエレベーターの運行制御システムの鍵スイッチユニットの内部構成図である。図9は、本発明の実施の形態3に係るエレベーターの運行制御システムの判別回路の内部構成図である。図中、図1乃至図3と同一符号は同一部分、又は同一内容を示し説明は省略する。
図7において、基準階である1階の乗場(図示せず)近傍と、管理室(図示せず)内と
、かご2内には、各種の運行モードの切り替えに応じた識別コード信号20を判別回路6cに出力する鍵スイッチユニット10c、10d、10eがそれぞれ設けられている。判別回路6cは、各鍵スイッチユニットから出力される識別コード信号20を照合し、照合結果に基づいて各運行モードへの切替信号7を制御回路8に出力する。
、かご2内には、各種の運行モードの切り替えに応じた識別コード信号20を判別回路6cに出力する鍵スイッチユニット10c、10d、10eがそれぞれ設けられている。判別回路6cは、各鍵スイッチユニットから出力される識別コード信号20を照合し、照合結果に基づいて各運行モードへの切替信号7を制御回路8に出力する。
次に、鍵スイッチユニット10cの詳細について説明する。
図8(a)において、基準階である1階乗場(図示せず)近傍に設けられ、呼び戻し運転の「呼び戻し」、通常運転の「通常」、運転休止の「休止」の三つの運行モードの切り替えが行なわれる鍵スイッチユニット10cは、対応する鍵スイッチユニット毎に異なる鍵12によって運行モードの切り替えが行なわれる三段切替の鍵スイッチ13b、接点位置デコード回路14b、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである識別コードメモリ15b、中央処理装置であるCPU16b、シリアル通信I/F17により構成され一体形成されている。
図8(b)において、管理室(図示せず)内に設けられ、各階停止運転の「各階停止」、通常運転の「通常」、専用運転の「専用」の三つの運行モードの切り替えが行なわれる鍵スイッチユニット10dは、対応する鍵スイッチユニット毎に異なる鍵12によって運行モードの切り替えが行なわれる三段切替の鍵スイッチ13b、接点位置デコード回路14b
、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである識別コードメモリ15b、中央処理装置であるCPU16b、シリアル通信I/F17により構成され一体形成されている。
、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである識別コードメモリ15b、中央処理装置であるCPU16b、シリアル通信I/F17により構成され一体形成されている。
図8(c)において、かご2内に設けられ、通常運転の「運転」、一次消防運転の「一次消防」、二次消防運転の「二次消防」の三つの運行モードの切り替えが行なわれる鍵スイッチユニット10eは、対応する鍵スイッチユニット毎に異なる鍵12によって運行モードの切り替えが行なわれる三段切替の鍵スイッチ13b、接点位置デコード回路14b、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである識別コードメモリ15b、中央処理装置であるCPU16b、シリアル通信I/F17により構成され一体形成されている。
鍵スイッチ13bは、各運行モードの切り替え位置に対応して接点位置が決められており、鍵12を差し込んで切替えを行ないたい位置に回転させることより、コモン端子(図示せず)と回転位置に対応した接点(図示せず)が閉成される。接点位置デコード回路14bは、コモン端子と閉成された接点がコモン端子と同じ電圧レベルとなるように構成されており、例えば、コモン端子をグランドレベル(0V)、各接点を抵抗を介して5Vにプルアップしておけばコモン端子と閉成された接点が0V、他の二方が5Vとなる。このように、接点位置デコード回路14bは、鍵スイッチ13bがどの運行モードに設定された状態であるか認識し、接点位置に応じた接点位置デコード信号18をCPU16bに出力する。
識別コードメモリ15bは、予め定められた識別コードを記憶するものである。この実施の形態において識別コードは、鍵スイッチユニットが1階乗場(図示せず)、管理室(
図示せず)、かご2のどこに配置されたものであるかを識別する鍵識別コードと、鍵スイッチ13bがどの運行モードに切り替えされた状態であるかを識別する状態識別コードと、エレベーターが設置される建物、及び号機等、エレベーターを識別するエレベーター識別コードの三つのコードから構成されている。複数の鍵識別コードと複数の状態識別コードとエレベーター識別コードを組み合わせて複数の識別コードが構成される。
図示せず)、かご2のどこに配置されたものであるかを識別する鍵識別コードと、鍵スイッチ13bがどの運行モードに切り替えされた状態であるかを識別する状態識別コードと、エレベーターが設置される建物、及び号機等、エレベーターを識別するエレベーター識別コードの三つのコードから構成されている。複数の鍵識別コードと複数の状態識別コードとエレベーター識別コードを組み合わせて複数の識別コードが構成される。
専用端末19を各鍵スイッチユニットのCPU16bに接続して行なわれる初期設定において、各接点位置デコード信号18に、対応する鍵スイッチユニット、及び鍵スイッチ13bの各運行モードの切り替え位置に応じた識別コードを割り当て識別コードメモリ15bに記憶させる。すなわち、各鍵スイッチユニットの各接点位置デコード信号18に、全て異なる識別コードが割り当てられる。
CPU16bは、接点位置デコード回路14bから接点位置デコード信号18を入力すると、その接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15bから選択し、パルス変換して識別コード信号20としてシリアル通信I/F17を介して判別回路6cにシリアル通信で継続して出力する。
次に、判別回路6cの詳細について説明する。
図9において、判別回路6cは、電源断においても記憶内容が失われないフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである既定コードメモリ21、中央処理回路であるCPU22c
、シリアル通信I/F23、照合コードメモリ28により構成されている。
、シリアル通信I/F23、照合コードメモリ28により構成されている。
既定コードメモリ21は、専用端末19をCPU22cに接続して行なわれる初期設定において、各鍵スイッチユニット10cから入力される識別コード信号20に対応する全ての識別コードと、この全ての識別コードにそれぞれ既定された切換コード、すなわち、この実施の形態においては、「対応する鍵スイッチユニット10c」及び「通常運転」「運転休止」「呼び戻し運転」「各階停止運転」「専用運転」「一次消防運転」「二次消防運転」の各運行モードを識別する切換コードが既定され記憶されている。
また、各運行モードには予め優先度が既定されており、CPU22cは、各運行モードに対応する切換コードの優先度を記憶している。この例においては「二次消防運転」「一次消防運転」「呼び戻し運転」「休止運転」「各階停止運転」「専用運転」「通常運転」の順で優先度が高いとする。
CPU22cは、各鍵スイッチユニット10cからシリアル通信I/F23を介して継続して入力される識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に記憶してある全ての識別コードと照合を行ない、照合した識別コードに既定された切換コードを読み取るとともに、照合コードメモリ28の各鍵スイッチユニットにそれぞれ対応する記憶部に上書きして記憶する。
そして、記憶した切換コードと既に記憶している他の鍵スイッチユニットの切換コードを比較して優先度の高い切換コードを選択し、運行モードを切り替える切替信号7を制御回路8に出力する。なお、この処理は繰り返し継続して実行される。
次に、この実施の形態におけるエレベーターの運行制御システムの動作について説明する。
まず、鍵スイッチユニット10cが「運転」から「休止」に切り替えらえ、鍵スイッチユニット10dが「運転」、鍵スイッチユニット10eが「運転」の場合を例にして説明する
。
。
鍵スイッチユニット10cの鍵スイッチ13bを「運転」から「休止」に切り替えると、「休止」に対応した接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14bから鍵スイッチ13bが「休止」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16bに出力される。
CPU16bは入力された接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15bから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6cに出力する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10cから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10c=運転休止」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部に「通常運転」から「運転休止」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部に記憶した「運転休止」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部の「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、この例では「運転休止」の優先度が高いので、「運転休止」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力され、運行モードが「通常運転」から「運転休止」に切り替えられる。
鍵スイッチユニット10dからは「運転」に対応した識別コード信号20が、継続して判別回路6cに出力されている。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10dから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10d=通常運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部に「通常運転」から「通常運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の管理室の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部に記憶した「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部の「運転休止」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、この例では「運転休止」の優先度が高いので、引き続き「運転休止」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力される。
鍵スイッチユニット10eからは「運転」に対応した識別コード信号20が継続して判別回路6cに出力されている。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10eから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10e=通常運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部に「通常運転」から「通常運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部に記憶した「通常運転」と、既に記憶している1階乗場の鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部の「運転休止」と、既に記憶している管理室の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、この例では「運転休止」の優先度が高いので、引き続き「運転休止」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力される。
次に、鍵スイッチユニット10cが「休止」から「運転」に切り替えらえ、鍵スイッチユニット10dが「運転」から「各階停止」に切り替えられ、鍵スイッチユニット10eが「運転」の場合を例にして説明する。
鍵スイッチユニット10cの鍵スイッチ13bを「休止」から「運転」に切り替えると、「運転」に対応した接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14bから鍵スイッチ13bが「運転」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16bに出力される。
CPU16bは入力された接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15bから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6cに出力する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10cから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10c=通常運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部に「運転休止」から「通常運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部に記憶した「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部の「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、全て同じ「通常運転」なので、「通常運転」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力され運行モードが「運転休止」から「通常運転」に切り替えられる。
次に、鍵スイッチユニット10dの鍵スイッチ13bを「運転」から「各階停止」に切り替えると、「各階停止」に対応した接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14bから鍵スイッチ13bが「各階停止」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16bに出力される。
CPU16bは、入力された接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15bから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6cに出力する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10dから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コード19に既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10d=各階停止運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部に「通常運転」から「各階停止運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部に記憶した「各階停止運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部の「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、この例では「各階停止運転」の優先度が高いので、「各階停止運転」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力され運行モードが「通常運転」から「各階停止運転」に切り替えられる。
鍵スイッチユニット10eからは「運転」に対応した識別コード信号20が継続して判別回路6cに出力されている。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10eから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10e=通常運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部に「通常運転」から「通常運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部に記憶した「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部の「通常運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部の「各階停止」との優先度を比較し、この例では「各階停止運転」の優先度が高いので、引き続き「各階停止運転」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力される。
次に、鍵スイッチユニット10cが「運転」から「呼び戻し」に切り替えらえ、鍵スイッチユニット10dが「各階停止」から「専用」に切り替えられ、鍵スイッチユニット10eが「運転」から「一次消防」に切り替えされた場合を例にして説明する。
鍵スイッチユニット10cの鍵スイッチ13bを「運転」から「呼び戻し」に切り替えると、「呼び戻し」に対応した接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14bから鍵スイッチ13bが「呼び戻し」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16bに出力される。
CPU16bは入力された接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15bから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6cに出力する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10cから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10c=呼び戻し運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部に「通常運転」から「呼び戻し運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部に記憶した「呼び戻し運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部の「各階停止」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、この例では「呼び戻し運転」の優先度が高いので、「呼び戻し運転」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力され運行モードが「各階停止運転」から「呼び戻し運転」に切り替えられる。
次に、鍵スイッチユニット10dの鍵スイッチ13bを「各階停止」から「専用」に切り替えると、「専用」に対応した接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14bから鍵スイッチ13bが「専用」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16bに出力される。
CPU16bは入力された接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15cから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6cに出力する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10dから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10d=専用運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部に「各階停止運転」から「専用運転」に上書きして記憶する
。
。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部に記憶した「専用運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部の「呼び戻し運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部の「通常運転」との優先度を比較し、この例では「呼び戻し運転」の優先度が高いので、引き続き「呼び戻し運転」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力される。
次に、鍵スイッチユニット10eの鍵スイッチ13bを「運転」から「一次消防」に切り替えると、「一次消防」に対応した接点(図示せず)とコモン端子(図示せず)が閉成され、接点位置デコード回路14bから鍵スイッチ13bが「一次消防」に切り替えたことを示す接点位置デコード信号18がCPU16bに出力される。
CPU16bは入力された接点位置デコード信号18に対応する識別コードを識別コードメモリ15bから選択し、パルス変換してシリアル通信I/F17を介し識別コード信号20として判別回路6cに出力する。
CPU22cは、鍵スイッチユニット10eから入力された識別コード信号20をコード変換し、既定コードメモリ21に予め記憶されている全ての識別コードと照合し、照合した識別コードに既定された切換コード、すなわち、この例では「鍵スイッチユニット10e=一次消防運転」を示す切換コードを読み取り、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部に「通常運転」から「一次消防運転」に上書きして記憶する。
CPU22cは、照合コードメモリ28の鍵スイッチユニット10eに対応する記憶部に記憶した「一次消防運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10cに対応する記憶部の「呼び戻し運転」と、既に記憶している鍵スイッチユニット10dに対応する記憶部の「専用運転」との優先度を比較し、この例では「一次消防運転」の優先度が高いので、「一次消防運転」へ切り替える切替信号7が制御回路8に出力され運行モードが「呼び戻し運転」から「一次消防運転」に切り替えられる。
上述のように、この実施の形態においては、各鍵スイッチユニットの各運行モード毎の接点位置デコード信号を識別コード信号に予め割り当てした鍵識別コードと状態識別コードとエレベーター識別コードからなる識別コードを識別コード信号として出力し、判別回路にて予め登録してある識別コードと照合するとともに運行モードの優先度に基づいて切り替えするようにしたので、悪戯や犯罪目的のため鍵スイッチユニットと判別回路の接続線の切断、又は強制短絡、又は他の行き先階や他のエレベーターに対応する鍵スイッチユニットを接続して鍵操作で切り替えたとしても目的とする運行モードへ切り替えする切替信号は出力されず、各運行モードの切り替えにおいてセキュリティー性の向上したエレベーターの運行システムを得ることができる。
なお、この実施の形態においては、通常運転、運転休止、呼び戻し運転、専用運転、各階停止運転、一次消防運転、二次消防運転の運行モードの切り替えを例に説明したが、VIPが使用する階に特別なサービス運転を行なうVIP運転、制御回路に備えたかカレンダー・時計によって運転の休止やサービス階の切り放し等を行なうスケジュール運転等、その他のエレベーターの運行モード切り替えについても利用することができる。
また、実施の形態2における監視機能を実施の形態3のエレベーター運行システムに付加することが可能であることは言うまでもない。
6a 判別回路、7 切替信号、8 制御回路、10a 鍵スイッチユニット、13a
鍵スイッチ、14a 接点位置デコード回路、15a 識別コードメモリ、16a CPU、18 接点位置デコード信号、20 識別コード信号、21 既定コードメモリ、22a CPU。
鍵スイッチ、14a 接点位置デコード回路、15a 識別コードメモリ、16a CPU、18 接点位置デコード信号、20 識別コード信号、21 既定コードメモリ、22a CPU。
Claims (5)
- 運行モードを選択するスイッチと、このスイッチの運行モード毎の閉接点位置に対応するデコード信号を発生する接点位置デコード回路と、予め複数の識別コードを記憶する第一の記憶手段と、上記デコード信号に基づいて上記第一の記憶手段から選択した識別コードに対応するエンコード信号を出力するエンコード信号出力手段と、を備えたスイッチユニットと、
上記第一の記憶手段に記憶した複数の識別コードと同じ識別コードを予め記憶する第二の記憶手段と、この第二の記憶手段に記憶した複数の識別コードと上記エンコード信号とを照合し、照合した識別コードに対応する切替信号を出力する切換信号出力手段と、を備えた判別手段と、
上記切替信号に基づいて、上記運行モードの切り替えを行なう制御手段と、
を備えたことを特徴とするエレベーターの運行制御システム。 - 上記第二の記憶手段は、上記第一の記憶手段に記憶した複数の識別コードと同じ識別コードと、この識別コードに対応する切替コードが予め記憶され、上記切換信号出力手段は
、上記第二の記憶手段に記憶した複数の識別コードと上記エンコード信号とを照合し、照合した識別コードに対応する切替コードを読み取って切換信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの運行制御システム。 - 上記判別手段は、上記切換信号出力手段が読み取った上記切換コードを上記スイッチユニット毎に記憶する第三の記憶手段を有し、上記切換信号出力手段は予め定めた運行モードの優先度に基づいて前記第三の記憶手段から切換コードを選択し切換信号を出力することを特徴とする特徴とする請求項2に記載のエレベーターの運行制御システム。
- 上記判別手段は、上記エンコード信号の照合結果と、上記エンコード信号の入力状況、又は上記切替信号の出力状況に基づいて異常を検出し、通信手段を介して管理端末に異常信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のエレベーターの運行制御システム。
- 運行モードは、サービス階切り放しモード、通常運転モード、休止運転モード、各階停止運転モード、専用運転モード、呼び戻し運転モード、消防運転モード、VIP運転モード、スケジュール運転モードであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベーターの運行制御システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103332543A (zh) * | 2013-07-10 | 2013-10-02 | 衢州昀睿工业设计有限公司 | 物料提升机控制模块 |
CN114373257A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-19 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 用于访客召梯的卡片、召梯系统、方法及装置 |
CN115057316A (zh) * | 2022-07-14 | 2022-09-16 | 慧川电梯科技有限公司 | 一种检测电梯故障的方法及系统 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006020667A patent/JP2007197199A/ja active Pending
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