JP2007195909A

JP2007195909A - 食卓兼用シェルター

Info

Publication number: JP2007195909A
Application number: JP2006041605A
Authority: JP
Inventors: Shigeju Akiyama; 茂▲じゅ▼ 秋山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2006-01-23
Filing date: 2006-01-23
Publication date: 2007-08-09

Abstract

【課題】食卓とシェルターを合体して、通常は食卓用として使用し、地震発生時に食卓の下に即座にもぐりこみ、家具、調度品の落下から人体を守れるシェルターを提供する。
【解決手段】マンション、事務所、一般住宅等何処にでもある食事用テーブルと地震対策用のシェルターを合体して強度を持たせ、その食卓の天板の下部、左側・右側各２本の脚の中間に非常用の食料品、飲料水、その他の救急用品を収納、備蓄する収納箱を設け、地震時に瞬時に食卓兼用シェルターにもぐり込み、人体を家具、調度品の落下から守り、２〜３日は生き延びる可能性があることを特徴とする食卓兼用シェルター。
【選択図】図１

Description

本発明は、食事用テーブルに地震対策用のシェルター機能を持たせ又、備蓄用食品・飲料水等を収容する収納箱を組み込んだ食卓で、通常は食事用のテーブルとして、地震時には避難用シェルターとして又、食料品、飲料水も備蓄できる食卓兼用シェルターに関するものである。

秘計技術

従来、地震対策用としては、各種のシェッルターが販売されているが、いずれも大型で強固に出来たシェルターが多く、設置場所も必要であり、高価なため一般家庭では設置は不可能に近い。近年では、シェルター式のユニットバスとかベットに組み込んだシェルター、家具調ミニシェルターとして販売されるようになった。
しかしいずれもかなりの場所と空間を要するため、マンション、事務所又は一戸建住宅では設置はかなり無理がある。しかし食卓とシェルターを兼用したものは無い。
例えば参考文献として、特開２００５−１５２０２２号公報、特開平１０−０３７５０２号公報、特許２７９４０５９号公報等がある。

発明が解決しようとする問題

それには次のような問題点があった。
（イ）既存の各種シェルターは屋外に設置する物が多く地震時には設置場所まで行くのが間に合わない。
（ロ）屋内に設置されている地下のシェルター等も地震時には間に合わない。
（ハ）室内設置型のシェルターは場所を取り、設置場所を確保せねばならない。
（ニ）マンション、事務所においてはスペースの問題で設置は不可能である。
（ホ）部屋の中で常時使用している家具調のシェルターはあまりない。
（ヘ）地震発生時瞬時にシェルター内に飛び込めるような家具はない。
（ト）常時使用している家具で防災非常用品を４〜５日分備蓄できるような家具は見当たらない。
本発明は、以上の問題点を解決するためのものである。

問題を解決するための手段

この発明は、上記課題の問題点を解決するためになされたもので、マンション、事務所、一個建ての住宅には必ずある家具の食事用テーブルを設け、この食事用テーブルにシェルターとしての機能を設け、本体、天板，数本の脚等を従来の食卓テーブルより強度を持たせ、地震により倒れてくる家具、調度品その他の落下物から人体を守るように設ける。又、この食卓兼用シェルターの天板の下部、長手方向に長方形の収納箱を設け、その長手方向に扉を両サイドに取りつける。扉は木製又は不燃性シート等で製作する。左右側の脚の中間に収納箱を設け、その収納箱の内部は２〜５段に分割されており、又扉はテーブルの内側からも、外側からも開けるようにする。外側の扉は家具として木製で製作し、内側は地震時開閉が出来なくなる恐れが生じるため、不燃性シートにする。この左右の脚の中間の扉つき収納箱の内部、または天板の下部に設けられた扉つき収納箱の内部に非常用食料品・飲料水・懐中電灯・ラジオ、薬箱等の緊急用品を常時保存する。これにより地震発生時、瞬時に食卓兼用シェルターの下にもぐりこみ家具、調度品の落下から人体を守り２〜３日間は生き延びられる。以上を特徴とする食卓兼用シェルターである。

発明の効果

地震発生時に瞬時に食卓兼用シェルターにもぐりこみ、調度品、家具等の落下から人体を守り、２〜３日間は天板の下部、又は左右両サイド脚の中間の収納箱に収納されている非常用食料、飲料水、ラジオ、薬箱、その他で生き延びられる効果が期待できるし、又、現在使用中の食卓の４本の脚に補強をし、そして非常用の食料品、飲料水等の収納箱を取りつけても容易に出来る邪魔にならない食卓兼用シェルターである。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）天板（２）を設け、天板（２）の下部に天板補助板（３）を以って補強する。
（ロ）天板（２）と天板補助板（３）の各隅に脚（４）を設ける。
（ハ）脚（４）の下に脚板（５）左右に設け脚（４）と固定する。
（ニ）天板（２）と天板補助板（３）の下部、長手方向に扉つきの収納箱Ａ（６）を設ける。
（ホ）左側２本の脚の間に収納箱Ｂ（７）を、右側２本の脚の間に収納箱Ｃ（８）を設ける。
（ヘ）収納箱Ａ（６）の板製の扉は開閉でき無くなる恐れがあるため不撚性シートに金属の枠が入った構造にする、又左右の脚の収納箱Ｂ・Ｃの外側は木製の扉にし、内側は地震時に開閉ができなくなるため、不燃性のシートにする。
（ト）金属の枠の入った不燃性シートの下部にマジックテープ又はスプリングを設けて常時閉まっている構造にする。
（チ）又、使用中の食卓にも天板の板の下に非常用の収納箱を、また左右の脚の付近に非常用の収納箱を設け、更に４本の脚に補強をして、家具、調度品の落下での人体への怪我等を軽減する構造に改良も出来る。
本発明は，以上の構成よりなっている。

本発明の正面図本発明の平面図本発明の右側面図

符合の説明

１食卓兼用地震シェルター
２天板
３天板補助板
４脚
５脚板
６地震対策用収納箱Ａ
７地震対策用収納箱Ｂ
８地震対策用収納箱Ｃ
９木製の扉
１０不燃性シート
１１つまみ

Claims

従来の食卓テーブルの天板を厚くし、その下部に天板補助板を設け，各脚も強固にして食卓の左右側面の２本の脚は脚板で固定されその中間にそれぞれ収納箱を設け、その収納箱の中に食料品、飲料水その他の非常用食品、その他緊急用品等を収納した食卓兼用シェルター。
食卓用テーブルに地震発生時にシェルターとしての役目と非常用食料、飲料水等の緊急用品を収納する収納箱を設けた請求項１記載の食卓兼用シェルター。
大小の食卓用テーブルとシェルターを合体し、収納箱を設けた請求項１〜２記載の食卓兼用シェルター。
食卓用として使用できるので、改めて設置場所が要らない、マンション、事務所、一般住宅用向きの請求項１〜３記載の食卓兼用シェルター。
既存の食卓に、天板の下側と４本の脚を補強し、収納箱を設けて食卓兼用シェルターに改造も出来る請求項１〜４記載の食卓兼用シェルター。