JP2007195218A - デジタル無線周波数干渉打消器 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信データ信号を適切に受信することができる受信機にとって重大な障害となる無線干渉を取り除くかそれを補償する。
【解決手段】受信されているデータ信号への無線周波数(RF)干渉を周波数領域モデルを用いて効果的に推定し、次いでこの推定したRF干渉を受信データ信号から除去する無線周波数(RF)干渉打消技術が開示されている。RF干渉によるサイドローブ干渉を減少するため多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波する改良技術も開示されている。
【選択図】図7
【解決手段】受信されているデータ信号への無線周波数(RF)干渉を周波数領域モデルを用いて効果的に推定し、次いでこの推定したRF干渉を受信データ信号から除去する無線周波数(RF)干渉打消技術が開示されている。RF干渉によるサイドローブ干渉を減少するため多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波する改良技術も開示されている。
【選択図】図7
Description
本発明は無線周波数(RF)干渉打消(消去)器に関し、より詳細には多キャリア伝送システムにおけるRF干渉打消に関する。
現在、双方向デジタル伝送システムが高速データ通信のために開発されている。開発されている撚り線対電話線での高速データ通信のための1つの標準は非対称型加入者線デジタル伝送方式(ADSL)として知られている。現在提案されている撚り線対電話線での高速データ通信のための他の標準は超高速加入者線デジタル伝送方式(VDSL)として知られている。
ANSI(米国規格協会)標準グループによって認定されているグループである電気通信情報制御同盟(ATIS)はADSLでのデジタルデータの伝送のための個別のマルチトーンベースの手法を完成している。この標準は、種々の他の応用にも同等に使用され得るが、通常の電話線を介してビデオデータおよび高速インターネットアクセスを伝送するために主に意図されている。北米標準はANSI T1.413ADSL標準(以下ADSL標準)と呼ばれている。ADSL標準の下での伝送速度は撚り線対電話線を介して1秒当り800万ビット(Mビット/s)までの速度で情報の伝送を行なうように意図されている。この標準化されたシステムは順(ダウンストリーム)方向で各4.3125kHz幅である256の“トーン”あるいは“サブチャンネル”を用いる個別マルチトーン(DMT)システムの使用を定めている。電話システムに関しては、ダウンストリーム方向は中央局(典型的には、電話会社が所有している)から端末ユーザ(居宅あるいはビジネスユーザ)であってもよい遠隔位置への伝送として定義される。他のシステムでは、使用されるトーンの数は広範囲に変えられることができる。しかしながら、逆高速フーリエ変換(IFFT)を効果的に用いて変調を行なう時には、利用可能なサブチャンネル(トーン)の数の典型的な値は例えば128、256、1024あるいは2048のサブチャンネルといった2の整数乗となる。
ADSL標準はまた16から800Kビット/sの範囲のデータ速度の逆方向信号の使用を定めている。この逆方向信号は例えば遠隔位置から中央局といったアップストリーム方向の伝送に対応する。このようにして、語ADSLはデータ伝送速度が実質的にアップストリーム方向よりもダウンストリーム方向で大きいといった事実から来ている。これは電話線を介して遠隔位置にビデオプログラムあるいはビデオ会議情報を伝送するように意図されたシステムに特に有用である。
ダウンストリームおよびアップストリームの両信号はワイヤの同じ対を進む(すなわち、それらは重信化される)ために、それらはある態様で互いに分離される必要がある。ADSL標準で使用される重信化の方法は周波数分割多重化(FDD)あるいはエコー打消である。周波数分割重信化システムにおいては、アップストリームおよびダウンストリーム信号は異なった周波数帯域を占有し、フィルタにより送信機および受信機で分離される。エコー打消システムにおいては、アップストリームおよびダウンストリーム信号は同じ周波数帯域を占有し、信号処理によって分離される。
ANSIは、VDSL標準と呼ばれる加入者線ベースの伝送システムのための他の標準を作っている。VDSL標準はダウンストリーム方向で少なくとも12.98Mビット/sかつ51.92Mビット/sまであるいはそれ以上の伝送速度を可能にするように意図されている。それらの速度を達成するために、撚り線対電話線での伝送距離はADSLを用いて可能となる長さよりも一般的に短くなければならない。同時に、デジタルオーディオおよびビデオ審議会(DAVIC)はファイバ・ツー・ザ・カーブ(FTTC)と呼ばれる類似したシステムに関連して活動している。“カーブ”から顧客構内への伝送媒体は標準非遮蔽撚り線対(UTP)電話線である。
VDSLおよびFTTC標準(以下VDSL/FTTC)で使用する多くの変調方式が提案されている。提案されているVDSL/FTTC変調方式の殆どはアップストリームおよびダウンストリーム信号の周波数分割重信化を用いている。他の有望な提案されたVDSL/FTTC変調方式は互いに重ならない周期的被同期アップストリームおよびダウンストリーム通信期間を用いる。すなわち、1つの結束(バインダ)を共用する全てのワイヤに対するアップストリームおよびダウンストリーム通信期間は同期される。この構成を持ってすれば、同一の結束内の全ての超高速伝送は、ダウンストリーム通信がアップストリーム通信の伝送と重なる時間に伝送されないように同期されて時分割重信化される。またこれはある(すなわち、“ピンポン”)ベースのデータ伝送方式とも呼ばれている。データがいずれの方向にも伝送されない静期間はアップストリームおよびダウンストリーム通信期間を分離する。例えば、20シンボルスーパーフレームでは、そのスーパーフレームのDMTシンボルの2つが電話線での伝送方向を逆にする目的のために静である(静期間)。このような場合に、伝送方向の逆転は1秒当り約4000の速度で生じる。例えば、約10〜25μsの静期間が提案されている。被同期手法は、個別マルチトーン変調(DMT)あるいは個別ウエーブレットマルチトーン変調(DWMT)のような多キャリア伝送方式並びに直交振幅変調(QAM)、無キャリア振幅および位相変調(CAP)、直交位相シフトキーイング(QPSK)あるいは残留側波帯変調のような単一キャリア伝送方式を含む広範囲の変調方式に使用されることができる。被同期時分割重信化手法はDMTと共に使用されると、被同期DMT(SDMT)と呼ばれる。
上述した伝送システムの共通の特徴は、中央局(例えば、電話会社)をユーザ(例えば、居宅)に接続する伝送媒体の少なくとも一部として撚り線対電話線が使用されることである。相互接続伝送媒体の全ての部分から撚り線対配線を回避することは困難である。光ファイバを中央局からユーザの居宅の近くのカーブまで利用することは可能であるかもしれないが、撚り線対電話線が信号をカーブからユーザ宅あるいはビジネス場所に送るために使用される必要がある。
撚り線対電話線の撚回は外部無線干渉に対してある保護を与えるが、ある無線干渉が依然として存在する。伝送の周波数が上昇するにつれて、撚回によって軽減されない無線干渉が重大となる。この結果、撚り線対電話線を介して高速で伝送されているデータ信号は無線干渉によって大きく劣化してしまう。データ伝送の速度が増加するにつれて、問題は悪化する。例えば、VDSL信号が撚り線対電話線を介して伝送されている場合に、無線干渉はVDSL信号に大きな劣化を生じさせてしまう。この問題の無線干渉はまた無線周波数ノイズとも呼ばれている。
この好ましくない無線干渉は種々の源から生じ得る。無線干渉の1つの特定の源はアマチュア(すなわちハム)無線オペレータである。アマチュア無線は広範囲の周波数に渡ってかなりの大きさの電力で送信を行なう。また、アマチュア無線のオペレータはかなり頻繁に、例えば約2分毎にそれらの送信周波数を変えようとする。無線干渉の他の源は広範囲の周波数で放送を行なっている無線局によるAM無線送信である。高速データ伝送では、種々の源によって生じる無線干渉は撚り線対電話線を介して伝送されている所望のデータ信号を劣化させる。
この結果、ADSLおよびVDSLで利用可能なような高周波数データ転送速度で撚り線対電話線を用いることに関連した問題は、無線干渉が送信データ信号を適切に受信することができる受信機にとって重大な障害となることである。従って、無線干渉を取り除くかそれを補償する技術を与える必要がある。
発明の概要
広く言って、本発明は、RF干渉に対する周波数領域モデルを用いて、受信されている送信データ信号に対するRF干渉を効果的に推定し、次いで受信データ信号からこの推定したRF干渉を除去する無線周波数(RF)干渉打消技術に関連する。また、本発明はRF干渉によるサイドローブ干渉を減少するように多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波する改良技術にも関連する。
広く言って、本発明は、RF干渉に対する周波数領域モデルを用いて、受信されている送信データ信号に対するRF干渉を効果的に推定し、次いで受信データ信号からこの推定したRF干渉を除去する無線周波数(RF)干渉打消技術に関連する。また、本発明はRF干渉によるサイドローブ干渉を減少するように多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波する改良技術にも関連する。
本発明は装置、システム、方法またはコンピュータが読出し可能な媒体を含む多くの態様で構成化され得る。本発明の幾つかの実施例が以下に述べられる。
多キャリア変調システムで無線周波数(RF)干渉を軽減する方法として、本発明の一実施例は、1つの周波数帯域に関連した周波数領域データを獲得する操作と、この周波数帯域内の制約周波数副帯域を識別する操作と、この制約周波数副帯域内のRF干渉の周波数を推定する操作と、RF干渉に対する周波数領域モデルおよびRF干渉のこの推定した周波数に従ってRF干渉を推定する操作と、その後この推定したRF干渉を周波数領域データから除去する操作とを含んでいる。
多キャリア変調システムで無線周波数干渉を軽減する方法として、本発明の他の実施例は、多キャリア変調システムへのAM無線干渉を識別する操作、このAM無線干渉の周波数を推定する操作と、データ送信時にAM無線干渉のこの推定した周波数の近隣する多キャリア変調システムのある周波数トーンを無能化してデータを搬送しないようにする操作とを含み、これら操作をデータ送信に先立って行なう。その後、データ受信時またはその後に、本発明はまたAM無線干渉のための周波数領域モデルおよびAM無線干渉のこの推定した周波数に従ってAM無線干渉を推定する操作と、多キャリア変調システムの周波数トーンのものに関しキャリアを搬送している周波数領域データからこの推定したAM無線干渉を除去する操作をも含んでいる。
無線周波数(RF)干渉からサイドローブ干渉を減少するように多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波する方法として、その際多キャリア変調サンプルは所定の周波数トーンで生じかつ多キャリア変調シンボルを形成し、本発明の一実施例は1つの多キャリア変調シンボルのx個のサンプルと、この多キャリア変調シンボルのx個のサンプルよりも先行する、この多キャリア変調シンボルと関連した循環プレフィックスのy個のサンプルを受信する操作と、この多キャリア変調シンボルと関連した循環プレフィックスのy個のサンプルの初めの部分を放棄する操作と、この多キャリア変調シンボルと関連した循環プレフィックスのy個のサンプルの残りの部分を記憶する操作と、この多キャリア変調シンボルのx個のサンプルの第1の部分を変調しないで保留する操作と、この多キャリア変調シンボルのx個のサンプルの第2の部分を循環プレフィックスのy個のサンプルの上記残りの部分の記憶されたサンプルと所定の変調係数とに従って変調する操作とを含んでいる。
多キャリア変調システムのための受信機として、本発明の一実施例はアナログ−デジタル(A/D)変換器と、このA/D変換器に動作的に接続した多キャリア復調器と、この多キャリア復調器に動作的に結合したデジタルRF干渉打消器とを含んでいる。A/D変換器は伝送媒体を介して受信機に対して送信されたアナログ信号を受けて、このアナログ信号をデジタル時間領域信号に変換する。多キャリア復調器はこのデジタル時間領域信号を受けて、このデジタル時間領域信号をデジタル周波数領域データに変換する。デジタルRF干渉打消器は周波数領域モデルに従ってRF干渉をモデル化することによってこのデジタル周波数領域データに対するRF干渉の影響を軽減する。好ましくは、デジタル時間領域信号は、データを搬送する複数の多キャリア変調シンボルを含んでおり、これらシンボルのそれぞれはガードバンドをも含んでおり、受信機は、更に、A/D変換器と多キャリア復調器との間に動作的に接続された循環プレフィックス除去およびウインドウ化プロセッサを含んでいる。循環プレフィックス除去およびウインドウ化プロセッサはシンボルに関して時間領域ウインドウ化動作を行なう。
本発明の他の特徴および長所は、一例として本発明の原理を示す添付図面に関連してなされる以下の詳細な説明から明白となることであろう。
発明の詳細な説明
広帯域多キャリア変調を用いる多キャリア変調システムにおいて、無線周波数(RF)干渉は多キャリア変調システムによって送信されたデータの適切な受信を往々妨げてしまう。本発明は、特に狭帯域干渉からのRF干渉を、多キャリア変調システムによって伝送されるデータから打消をする改良した技術を与える。より詳細には、本発明は、周波数領域モデルを用いて、受信されている送信データ信号に対するRF干渉を効果的に推定し、その後推定したRF干渉を受信データ信号から除去する無線周波数(RF)干渉打消技術に関する。また、本発明はRF干渉によるサイドローブ干渉を減少するために多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波するための改良した技術に関する。
広帯域多キャリア変調を用いる多キャリア変調システムにおいて、無線周波数(RF)干渉は多キャリア変調システムによって送信されたデータの適切な受信を往々妨げてしまう。本発明は、特に狭帯域干渉からのRF干渉を、多キャリア変調システムによって伝送されるデータから打消をする改良した技術を与える。より詳細には、本発明は、周波数領域モデルを用いて、受信されている送信データ信号に対するRF干渉を効果的に推定し、その後推定したRF干渉を受信データ信号から除去する無線周波数(RF)干渉打消技術に関する。また、本発明はRF干渉によるサイドローブ干渉を減少するために多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波するための改良した技術に関する。
本発明の実施例が図1〜12に関連して下に述べられる。しかしながら、当業者は、本発明がこれら制限的な実施例を越えて拡張される際にはこれら図に関連してここに与えられる詳細な説明が例示の目的のものであるということを容易に認識するであろう。
図1は本発明を用いるのに好ましい代表的な電気通信システム2のブロック図である。電気通信システム2はVDSLおよびFTTC(以下VDSL/FTTC)適用のために好ましい典型的な有線電気通信システムの部分を表す。システム2は光網ユニット(ONU)11の形態を取ってもよい複数の分配ポストに対してサービスを行なう中央局10を含んでいる。各分配ポストは1つあるいはそれ以上の高速多重伝送線12(例えば、光ファイバ線)を介して中央局10と通信を行なう。ONU11は典型的に多数の個別の加入者線15に対して働く。各加入者線15は典型的にONU11の1.5キロメートル以内に位置した単一の端末ユーザに対して働く。端末ユーザは極めて高いデータ速度でONU11と通信を行なうのに好ましい遠隔ユニット18を持つことであろう。遠隔ユニット18はモデムを含むが、例えば電話機、テレビ、モニタ、コンピュータ、会議ユニット等のような広範囲の異なった装置の形態を取ってもよい。勿論、端末ユーザが単一の線に有線結合された複数の電話機あるいは遠隔ユニット18を備えてもよい。単一のONUによってサービスが行なわれる加入者線15は典型的にONU11を被遮蔽結束21に残している。結束の遮蔽は一般的にRFノイズの放出(排出)および受入(入来)に対して良好な遮断器として働く。しかしながら、普通“ドロップ”23と呼ばれるこの加入者線の最後の区分は結束から枝分かれして、直接的あるいは間接的に端末ユーザの遠隔ユニット18に結合される。遠隔ユニット18と結束21との間の加入者線15のこの“ドロップ”23の部分は典型的に非遮蔽である。殆どの適用で、“ドロップ”の長さは約30メートル以上にはならない。しかしながら、“ドロップ”23の非遮蔽ワイヤは実効上RF信号を放出したり受け入れるアンテナとして働く。更に、ONU11と撚り線対線加入者線15との間の接続25がRFエネルギー放出源およびRFエネルギー受入器の両者としても機能してしまうといったある心配事が存在する。
特定の通信システムが送出し得るエネルギーの量は政府並びに実用的な両考慮によって規制される。上で指摘したように、VDSL/FTTC適用において使用するのに好ましい個別マルチトーンシステムにおいては、12MHzの程度の周波数帯域が意図されている。その12MHz周波数範囲内に、アマチュア無線ユーザに割り当てられた幾つかの狭い帯域が存在する。このため、VDSL/FTTCアップストリーム通信のための1つの提案された送信電力スペクトル密度が図2に示されている。この実施例において、送信電力マスクは周波数帯域の大部分に渡って−60dBm/Hzの最大値を可能にする。しかしながら、アマチュア無線RF干渉が見込まれる選択された周波数帯域(例えば、1.8から2.0MHz、3.5から4.0MHz、7.0から7.3MHzおよび10.1から10.15MHz)においては、送信はレベルを大きく落すように制限される。これら制約周波数帯域での許される出力電力レベルは提案間で幾分か異なっている。しかしながら、VDSL/FTTC標準化プロセスの殆どの当事者はほぼ−70dBm/Hzから−85dBm/Hzの範囲の最大電力密度を提案した。究極的に同意された実際の送信電力に拘らず、禁止範囲で放出を最少にする意識的な努力が行なわれる必要があることが明らかである。
VDSLおよびFTTC標準(以下VDSL/FTTC)において使用する多くの多キャリア変調方式が提案されている。1つの提案された多キャリア解決法は、本質的にADSL標準と類似するシステムにおいて個別マルチトーン信号を用いることである。他の提案された変調方式は無キャリア振幅および位相変調(CAP)された信号および個別ウエーブレットマルチトーン変調(DWMT)を含んでいる。VDSL/FTTCによって要求されるデータ速度を達成するために、送信帯域幅はADSLによって意図されている帯域幅よりも極めて広くなければならない。例えば、ADSL適用に対して採用された個別マルチトーンシステムは1.1MHzの程度の送信帯域幅を使用しているが、12MHzの程度の帯域幅はVDSL/FTTC適用のために意図されている。VDSL/FTTC適用のための1つの提案されたシステムにおいては、それぞれが43.125kHzの幅である256の“トーン”すなわち“サブチャンネル”の使用が意図されている。
当業者が理解するであろうように、撚り線対伝送線を介して伝送される高周波多キャリア信号は、それらが撚り線対の線を介して比較的に長距離伝送される時には大きな減衰を受ける。図3は撚り線対伝送線を介する典型的なVDSL適用での伝送周波数の関数として遠隔ユニット(例えば、受信機)で最大イントーン受信電力の大きさを示すグラフである。例えば、図3を参照すると、送信電力がDMTベースのVDSL変調方式の送信帯域幅に渡って−60dBm/Hzの程度である時に、典型的な遠隔ユーザでの受信電力は周波数スペクトルの下端では−70dBm/Hzであるが、周波数スペクトルの上端では−125dBm/Hzほど低く低下することになる。このため、“ドロップ”23が源から比較的に遠くに位置しているような状況においては、ダウンストリーム信号は、それらが既に許容される電力スペクトル密度以下である“ドロップ”23にそれらが達する時間により十分に減衰され得る。図4は、制約周波数帯域でトーンをオフにする効果を更に考慮に入れて図3に示されたような遠隔ユニットでの最大イントーン受信電力の大きさを示すグラフである。
いずれにしても、DMTのような多キャリア伝送方式においては、制約周波数帯域内に入る多数のサブキャリア(トーン)が本質的に存在する。従って、制約周波数領域の伝送を減少する最初のステップはこれら特定のサブキャリアをオフにすることである。これは禁止周波数範囲での放出を減少すると共に無線信号の入来(受入)に関連した逆の影響を減少する長所を有する。しかしながら、当業者に認識されるであろうように、特定のトーンに対して放出された電力量を所望の周波数中心(fc)の周りに確実に含ませるようにすることは困難である。特定のトーンに関連した放出は、典型的に、周波数中心(fc)の周りに中心決めされた比較的に高い電力放出とそのいずれかの側で延びる、強度を減少する多数のサイドローブとを含んでいる。
サイドローブ電力の大きさおよび位相は、制約周波数帯域内のトーンを単純にオフにすることによってDMT伝送帯域内の狭い範囲の電力スペクトル密度を制限することを困難にしてしまう。例えば、43.125kHz幅であるトーンを使用するシステムを考える。200kHz幅の禁止範囲内のトーンを単純にオフにすることによって1.8から2.0MHz範囲の200kHz幅のノッチを形成する試みがなされる場合、禁止範囲の中央での放出電力は−60dBm/Hzから−73dBm/Hzの程度まで減少されるに過ぎないであろう。明らかに、これは禁止周波数範囲の中央においてでさえ−70から−85dBm/Hzといった所望範囲以上の放出の結果となってしまう。勿論、禁止周波数範囲の境界に近い周波数の放出電力はかなり高くなってしまうことであろう。従って、多キャリア伝送システムにおいて単純にある範囲のトーンをオフにすることによって放出を減少する試みが行なわれる場合には、オフにするために必要なトーンの数は禁止周波数範囲に関連したトーンの数よりもかなり大きくなってしまう。個別マルチトーンシステムはサブキャリア周波数を取り上げて選択するその能力において柔軟ではあるが、アマチュア無線干渉を回避するためにこのような大きな周波数帯域をオフにする要求は好ましくなく、システム性能を減少する恐れがある。制約周波数帯域でRF放出を減少する改良した技術は「個別多キャリア伝送システムにおける無線周波数干渉の軽減」と題する1997年4月17日に出願した国際特許出願第PCT/US97/___に記載されており、これは参照として組み込まれている。
本発明は主に撚り線対伝送線(例えば、“ドロップ”23)へのRF干渉(RFエネルギー)の入来に関連する。RF干渉はアマチュア無線オペレータおよびAM無線局を含む広範囲の異なったRF干渉源からのものとなり得る。本発明によれば、RF干渉は受信されているデータ信号から位置決定され、推定されかつ打消されることができる。
図5は制約周波数帯域に無線干渉を有する多キャリア変調システムの周波数トーンを示す図500である。一例として、多キャリア変調システムは個別マルチトーン(DMT)変調システムであってもよい。図500は多キャリア変調システムの所定周波数での複数のトーン502の周波数領域を示す。データ情報がトーン502で伝送される。しかしながら、トーン502を伝送することができる周波数は1つあるいはそれ以上の制限された周波数帯域を往々含んでおり、そこでは504のように伝送されてはならない。しかしながら、他による無線送信のため制限周波数帯域504に往々無線干渉を生じる。一例として、図5に示された制約周波数帯域504において、無線干渉因子506が制約周波数帯域504内で発出する。無線干渉因子506は、例えば、アマチュア無線オペレータであり得、制約周波数帯域504は図4に関連して前に記載したアマチュア無線帯域の1つと関連し得る。
多キャリア変調システムは制約周波数帯域504内の周波数を使用しない。そのため、図5に示されるように、制約周波数帯域504内の周波数は制約周波数帯域504の外側の周波数トーン502と同じデータを搬送するものとしては示されていない。しかしながら、無線干渉506の存在は、制約周波数帯域504内だとしても、制約周波数帯域因子504の外側のデータを搬送する周波数トーンでの有害な影響を有している。この結果、無線干渉因子506のために、データを搬送している周波数トーン502での信号は無線干渉によって毀損される。毀損の程度は無線干渉506の送出電力とトーンの特定の周波数が無線干渉因子506のキャリア周波数にどのくらい近いかとによって変る。
図5に示された例において、無線干渉因子506は、多キャリア変調システムが動作するより大きな周波数範囲の制約周波数帯域内に含まれている周波数で発出する。無線干渉因子はまた多キャリア変調システムの周波数範囲に近接することもあり得る。更にまた、図11に関連して説明するように、無線干渉因子は多キャリア変調システムの周波数範囲ではあるが制約周波数帯域に関わらずに発生し得る。
図6は多キャリア変調システムの種々の周波数トーンでの図6において参照された無線干渉因子506によって生じた無線干渉の大きさを示す図600である。この図において、周波数トーン602での矢印の高さは無線干渉因子506によりその周波数トーンに生じた無線干渉の大きさを表す。図6から理解されることができるように、周波数トーン602に生じる無線干渉の大きさは、周波数が無線干渉因子506のキャリア周波数から一層移動されるようになることに伴って減少する。無線干渉打消を行なうために、制約周波数帯域504の外側の周波数トーンは無線干渉に対して修正される必要がある。換言すれば、無線干渉を打消するために、制約周波数帯域504の外側の周波数トーン602に生じた無線干渉が推定され、次いで周波数トーン602で受けたデータから減算される必要がある。(データを搬送するトーンでの無線干渉因子506からの無線干渉を軽減するために)修正されなければならない無線干渉因子506のキャリア周波数から周波数的に除去される周波数の数は使用される処理技術並びに所望される無線周波数軽減の程度に依存する。
図7は本発明の一実施例による多キャリア変調システムのための受信機700のブロック図である。受信機700は多キャリア変調システムによって送信された無線信号701を受ける。受信機700は多キャリア変調システムの送信機によって送信されたデータを復旧するために受信無線信号701を処理するように動作する。この送信機はデータのブロックで(例えば、DMTシンボル)データを送信するように動作する。循環プレフィックスがシンボル間干渉を最少にするガード空間を与えるように送信機によって加えられ、これは通常与えられたデータブロックの終端からのデータの繰り返しからなる。
無線信号701はアナログ無線周波数干渉(RFI)打消器702で受けられる。アナログRFI打消器702はアナログ領域での無線干渉を軽減するように動作し、次いで無線周波数(RF)修正無線信号704を出力する。1つの好ましいアナログRFI打消器がCioffi等による「無線周波数ノイズ打消器」と題する1997年4月17日に出願した国際特許出願第PCT/US97/___号に開示されており、これはデータが実際送信されていない時に得られた情報を用いてデータ送信の間に無線干渉ノイズを適応的に推定する。RF修正無線信号704はアナログ対デジタル変換器706に供給される。無線信号701に対する修正は、また、RF干渉の電力レベルがアナログ−デジタル変換器706の飽和レベル以下になるようにする。アナログ−デジタル変換器706はRF修正無線信号704をデジタル信号708に変換し、このデジタル信号708は時間領域等化(TEQ)回路710に入力される。この時間領域等化回路710は時間等化デジタル信号712を生じさせる。次いで、時間等化デジタル信号712は循環プレフィックス除去およびウインドウ化プロセッサ714に供給される。循環プレフィックス除去およびウインドウ化プロセッサ714は変更デジタル信号716を生じさせ、これは多キャリア復調器718に供給される。循環プレフィックス除去およびウインドウ化プロセッサ714によって行なわれる処理は図12に関連して後に詳細に説明される。一実施例において、多キャリア復調器718は高速フーリエ変換器(FFT)であってもよい。TFQ回路710はチャネルインパルス応答の長さを減少することによってシンボル間干渉を制限する。
多キャリア復調器718はデジタル周波数信号720をデジタルRFI打消器722に出力する。受信無線信号701はアナログRFI打消器702で既にRF干渉打消を受けたが、追加のRF干渉打消が往々必要である。例えば、無線干渉(例えば、アマチュア無線オペレータ)が多キャリア伝送システムの伝送の周波数範囲内の制約周波数帯域で送信している時あるいはAM無線放送が近くで行なわれている時に追加のRF干渉打消が特に必要となる。デジタルRFI打消器722は周波数領域等化器(FEQ)回路726にRF修正デジタル信号724を出力する。FEQ回路726は送信データを得る受信デジタル信号728を出力する。FEQ回路726は各キャリア(サブチャンネル)で動作し、各キャリアの減衰および位相遅延を適応的に調節する。
無線干渉は時間領域でモデル化してウインドウ化した正弦波として最初にモデル化される。図8A〜図8Cは無線周波数(RF)干渉をモデル化するために使用される被変調正弦波の例を示す代表的な図である。正弦波の変調は図8A〜8Cに示されるように多くの形態を取ることができる。特に、図8Aにおいて、時間領域モデルは矩形エンベロープ802を用いて正弦波800を変調する。図8Bにおいては、時間領域モデルは直線的に変化するエンベロープ806で正弦波804を変調する。図8Cにおいては、時間領域モデルは(二次)直交的に変調されたエンベロープ810で正弦波808を変調する。一般的に、被変調正弦波は第n次多項式変調エンベロープによって変調される。
本発明の1つの特徴によれば、使用されるRF干渉の周波数領域モデルは以下の記述に従って得られ、かつ確証される。この記述のため、図8Bに示された時間領域モデルが例示的な実施例として使用される。RF干渉は正弦波を直線的に変調された矩形ウインドウと掛算したものとして時間領域でモデル化される。より正確には、次の式(1)が時間領域モデルを与える。
ここで、rect(t)は矩形ウインドウであり、faは無線干渉のキャリア周波数であり、aは小さな正の常数であり、φは位相オフセットである。この時間領域モデルは、一次多項式をデータブロック(例えば、DMTシンボル)の時間期間内のRF干渉の変調エンベロープに合わせたものと等価である。無線干渉(例えば、無線干渉因子)の帯域幅が伝送システムのシンボル速度よりも極めて小さい限り、この時間領域モデルは好適である。例えば、無線干渉因子としてアマチュア無線オペレータかつ伝送システムとしてDMTの場合に、無線干渉因子の帯域幅は約2.4MHzとなり、これは約40MHzである伝送システムのシンボル速度よりも相当小さい。
ここで、rect(t)は矩形ウインドウであり、faは無線干渉のキャリア周波数であり、aは小さな正の常数であり、φは位相オフセットである。この時間領域モデルは、一次多項式をデータブロック(例えば、DMTシンボル)の時間期間内のRF干渉の変調エンベロープに合わせたものと等価である。無線干渉(例えば、無線干渉因子)の帯域幅が伝送システムのシンボル速度よりも極めて小さい限り、この時間領域モデルは好適である。例えば、無線干渉因子としてアマチュア無線オペレータかつ伝送システムとしてDMTの場合に、無線干渉因子の帯域幅は約2.4MHzとなり、これは約40MHzである伝送システムのシンボル速度よりも相当小さい。
次に、この時間領域モデルは周波数領域におけるRF干渉の打消のため周波数領域に変換される。時間領域モデルのフーリエ変換がこの変換を達成するために行なわれる。次の式(2)は周波数領域への変換を詳しく説明する。
式(1)の余弦関数のフーリエ変換は+fおよび−fでのダイラックデルタ関数(Dirac delta function)である。特に以下で述べる非矩形ウインドウ化が使用される時には、負の周波数のデルタ関数は、正の周波数でのその寄与が最小であるため無視される。しかしながら、データ伝送システムが非矩形ウインドウ化を使用しない場合には正の成分を使用し得る。
式(1)の余弦関数のフーリエ変換は+fおよび−fでのダイラックデルタ関数(Dirac delta function)である。特に以下で述べる非矩形ウインドウ化が使用される時には、負の周波数のデルタ関数は、正の周波数でのその寄与が最小であるため無視される。しかしながら、データ伝送システムが非矩形ウインドウ化を使用しない場合には正の成分を使用し得る。
式(2)に示されるように、2つの項が1/fとして下がり、1つの項は1/f2として下がる。f0=n+δとする(ここで、nは周波数トーン数であり、δ(0<δ<1)は周波数トーンnからのRF干渉のキャリア周波数のオフセット量である)。
結果の周波数領域モデルは次の式(3)で定められるようなものとなる。
ここで、RFIn+mは周波数n+δでのRF干渉による周波数トーンmへのRF干渉であり、AおよびBは各シンボルに対して決定されなければならない複素数である。
ここで、RFIn+mは周波数n+δでのRF干渉による周波数トーンmへのRF干渉であり、AおよびBは各シンボルに対して決定されなければならない複素数である。
更に、非矩形ウインドウ化が周波数領域モデルと共に同様使用される時には、ウインドウ化の効果はmの各値に対する単一の複素数Wmによる掛算によって近似されることができ、ここでWmは非矩形ウインドウ化動作による位相回転および付加的な減衰(矩形ウインドウ化のもの以上)を表す。複素数Wmは次の式(4)から決定される。
ここで、win(t)は使用される有効ウインドウである。従って、ここで非矩形ウインドウ化での式(3)からの結果の周波数領域モデルは式(5)に示されるものとなる。
ここで、RFIn+mは周波数n+δでのRF干渉による周波数トーンmへのRF干渉であり、AおよびBは複素数である。RF干渉のキャリア周波数の周波数トーン(すなわち、周波数トーンnおよびn+1)でその周波数のいずれかの側へもデータが伝送されてはならないことを周波数領域モデルは必要とする(これらのトーンがAおよびB並びにδに対する値を決定するために使用されるためである)ことを特記する。
ここで、win(t)は使用される有効ウインドウである。従って、ここで非矩形ウインドウ化での式(3)からの結果の周波数領域モデルは式(5)に示されるものとなる。
ここで、RFIn+mは周波数n+δでのRF干渉による周波数トーンmへのRF干渉であり、AおよびBは複素数である。RF干渉のキャリア周波数の周波数トーン(すなわち、周波数トーンnおよびn+1)でその周波数のいずれかの側へもデータが伝送されてはならないことを周波数領域モデルは必要とする(これらのトーンがAおよびB並びにδに対する値を決定するために使用されるためである)ことを特記する。
AおよびB並びにδを正確に決定するために3つの周波数トーンを用いる代わりに、δ間のオフセットが次の式(6)によって近似されることができる。RF干渉が純粋に正弦波である時には式(6)は正確である。
ここで、Xiは周波数領域トーンのサンプル値を表す。従って、オフセット量δは|Xn+1|/{|Xn|+|Xn+1|}とほぼ等しく、これはアマチュア無線オペレータからのRF干渉を近似するには十分に正確である。周波数領域モデルはオフセット量δの僅かな誤差にむしろ無反応となるように表されている。
ここで、Xiは周波数領域トーンのサンプル値を表す。従って、オフセット量δは|Xn+1|/{|Xn|+|Xn+1|}とほぼ等しく、これはアマチュア無線オペレータからのRF干渉を近似するには十分に正確である。周波数領域モデルはオフセット量δの僅かな誤差にむしろ無反応となるように表されている。
次いで、トーンnおよびn+1のための式(5)を用いて2つの式(式7および8)が表される。
これら2つの式を同時に解くことにより周波数領域モデルの複素パラメータAおよびBを決定する技術が与えられる。従って、複素パラメータAおよびBは次の式によって決定される。
複素パラメータAおよびBは各RF干渉因子に対して各シンボルで決定され、Wmはウインドウ化の関数で周波数トーンのそれぞれと共に変化し、オフセット量δはモデル化されている各RF干渉因子に対してシンボル当り1度計算される。より一般的には、上に記したように、A、Bおよびδは、3つの異なったトーン(例えば、n、n+1およびn+2)に対して式(5)から得られる3つの式を同時に解くことによって決定され得る(データがこれらトーンで伝送されていない限り)。別態様として、システムは、RF干渉が最初に検出された時に式(6)によって与えられるものとしてδを決定し、次いで平均されるシンボルの数が増大すればするほどより高精度となる推定値を与えるように多くのシンボルに渡って平均を取るため式(6)を再度使用する。
これら2つの式を同時に解くことにより周波数領域モデルの複素パラメータAおよびBを決定する技術が与えられる。従って、複素パラメータAおよびBは次の式によって決定される。
複素パラメータAおよびBは各RF干渉因子に対して各シンボルで決定され、Wmはウインドウ化の関数で周波数トーンのそれぞれと共に変化し、オフセット量δはモデル化されている各RF干渉因子に対してシンボル当り1度計算される。より一般的には、上に記したように、A、Bおよびδは、3つの異なったトーン(例えば、n、n+1およびn+2)に対して式(5)から得られる3つの式を同時に解くことによって決定され得る(データがこれらトーンで伝送されていない限り)。別態様として、システムは、RF干渉が最初に検出された時に式(6)によって与えられるものとしてδを決定し、次いで平均されるシンボルの数が増大すればするほどより高精度となる推定値を与えるように多くのシンボルに渡って平均を取るため式(6)を再度使用する。
一実施例において、周波数領域モデルは、式(9)において計算されるようなモデルパラメータAのみが打消のために使用されるが、モデルパラメータBはゼロに想定されるようなRF干渉の十分に高精度のモデル化を与える。周波数領域モデルに対するこの簡略化で、複雑さが減少され、なおも周波数領域モデルは多くの場合にRF干渉をモデル化する上で十分な精度を依然として与える。一例として、アマチュア無線オペレータによって生じるRF干渉に対しては、この簡略化は十分な精度のモデル化(例えば、VDSLシステムにおいて)を与えることを示した。他の場合では、この簡略化は適切ではないと思われ、モデルパラメータBは例えば、AM無線信号と同様のより高い帯域幅と共に同様使用されなければならない。
更にまた、RF干渉のための同等のより高精度のモデルを与えるためにより高次のモデルが同様に使用され得る。しかしながら、使用されるモデルの次数が大きくなればなるほど、モデルのパラメータを計算するための処理要求が大きくなってしまう。このため、一般的に、本発明による式(3)の周波数領域モデルは次の式に従う。
ここで、RFIn+mは周波数nでの無線干渉因子による周波数トーンmでのRF干渉であり、δはオフセット量であり、MOは周波数領域モデルのモデル次数であり、{Ak}は各干渉因子に対して各シンボルで決定される複素数である。従って、上で与えられかつ式(3)によって定められる周波数領域モデルは一次モデル(MO=1)である。勿論、非矩形ウインドウ化も周波数領域モデルと共に使用される時には、ウインドウ化の効果は、式(5)で行なわれたようにmの各値に対する単一の複素数Wmによる掛算によって近似されることができる。
ここで、RFIn+mは周波数nでの無線干渉因子による周波数トーンmでのRF干渉であり、δはオフセット量であり、MOは周波数領域モデルのモデル次数であり、{Ak}は各干渉因子に対して各シンボルで決定される複素数である。従って、上で与えられかつ式(3)によって定められる周波数領域モデルは一次モデル(MO=1)である。勿論、非矩形ウインドウ化も周波数領域モデルと共に使用される時には、ウインドウ化の効果は、式(5)で行なわれたようにmの各値に対する単一の複素数Wmによる掛算によって近似されることができる。
図9は本発明の基本的な実施例による基本的な無線周波数(RF)打消処理900の図である。RF干渉相殺処理900は、好ましくは、多キャリア変調システムの受信機またはトランシーバの受信機部分によって行なわれる。
RF打消処理900は最初に902で周波数領域データを受ける。周波数領域データは伝送媒体を介して受信機に多キャリア変調システムの送信機によって送信されたデータである。次に、無線周波数(RF)干渉を有する制約周波数帯域が904で識別される。次いで、制約周波数帯域がRF干渉を含むものと識別されたと想定して、制約周波数帯域内のRF干渉の周波数が906で推定される。RF干渉の周波数を推定した後に、推定された周波数およびRF干渉のための周波数領域モデルに従って908でRF干渉が推定される。その後、推定されたRF干渉が910で周波数領域データから除去される。ブロック910の後に、RF打消処理900は完成し、終了する。
図10Aおよび図10Bは本発明の一実施例によるデジタルRF打消処理1000の流れ図である。このデジタルRF打消処理1000は多キャリア変調システムの各シンボルを受けると、多キャリア変調システムの受信機またはトランシーバの受信機部分によって行なわれる処理に関連していることが特記される必要がある。
デジタルRF打消処理1000は最初に1002で1つのシンボルに対するデータベクトルXiを受ける。データベクトルXiは典型的には1つのシンボル内のそれぞれの周波数トーンに対する複素数である。例えば、256キャリアDMTシステムにおいて、データ点Xiは256の周波数トーンのそれぞれに対して受信されることになる。
次に、RF打消処理のための制約周波数帯域が1004で選択される。多キャリア変調システムの伝送周波数範囲内に多数の制約周波数帯域が存在する時には、以下に記載される処理は制約周波数帯域のそれぞれに対して繰り返される。いずれにしても、制約周波数帯域の1つがRF打消処理のため選択され、制約周波数帯域で生じたRF干渉は受信データベクトルXiから打消される。RF打消処理100は、せいぜい在っても1つのRF干渉因子が制約周波数帯域のそれぞれに存在しているものと想定して記載されている。
1004で選択した制約周波数帯域を内で、制約周波数帯域内の最大のデータベクトル|Xi|Lが1006で決定される。次に、決定ブロック1008は、制限周波数帯域内の最大データベクトル|Xi|Lのどれがスレッショルドよりも大きいかを決定する。このスレッショルドの値はシステム設計に従って変るであろうが、通常はノイズフロアよりも約20dB高い制約周波数帯域のデータベクトル|Xi|がこのスレッショルドを越えるようなレベルに設定される。最大データベクトル|Xi|Lがスレッショルドよりも大きい時には、選択された制約周波数帯域に対する処理が続く。
次に、最大近接データベクトル|Xi|LAが1010で決定される。次で、データベクトルXnおよびXn+1が1012で最大データベクトル|Xi|Lおよび最大近接データベクトル|Xi|LAから決定される。制約周波数帯域内の周波数の受信データベクトルが情報を搬送しないため、nの値は制約周波数帯域内のRF干渉の推定周波数の指示を与える。実際には、デジタルRF打消処理1000のこの点でRF干渉のキャリア周波数はnおよびn+1に関連した周波数間となるように一般的に推定される。
次に、選択されたデータベクトルXnおよびXn+1からオフセット量δが1014で決定される。例えば、オフセット量δはほぼ1に等しいW0とメモリに予め記憶されているW1とで式(6)に従って決定されることができる。次いで、選択された(例えば、式(3))RF干渉の周波数領域モデルのため、モデルパラメータAおよびBが1016で計算される。一例として、式(9)がモデルパラメータAおよびBを決定するために使用可能である。δ、AおよびBが決定されたら、RF干渉のための周波数領域モデルは完成され、RF干渉を受信データベクトルから打消するために使用されることができる。
打消を受けるために周波数トーンが1018で選択される。前に記したように、RF干渉を有する制約周波数帯域に近接する所定の数の周波数トーンが選択され、それによりそれらはRF干渉を打消するように処理されることができるようになる。この打消は全ての周波数トーンで行なわれることができるが、所定数の近接周波数トーンでのみ打消を行なうことが計算的には有利である。いずれにせよ、打消を受けるための周波数トーンの1018での選択はこれら近接周波数トーンの1つを選択するように働く。次いで、選択された周波数トーンに対して、RF干渉が周波数領域モデルを用いて1020で推定される。次に、推定されたRF干渉が選択された周波数トーンのデータベクトルから1022で減算される。この減算は次の式で示されるように打消を行なう。
ここで、RFIn+mは式(10)から得られる。
ここで、RFIn+mは式(10)から得られる。
次いで、決定ブロック1024はRF干渉の打消が完了したかどうかを決定する。決定ブロック1024は、打消を必要とするRF干渉を有する制約周波数帯域に近接する全ての周波数トーン(例えば、所定数の数)が必要な打消処理を受けたかどうかを決定する。従って、打消を受ける全ての周波数トーンに対する打消が終っていなかったら、デジタルRF打消処理1000は1026で打消を受ける他の周波数トーンを選択するように動作する。ブロック1026の後に、デジタルRF打消処理1000は新たに選択された周波数トーンのためブロック1020および後続のブロック1026を繰り返すために戻る。新たに選択された周波数トーンに対して、RF干渉がこの新たに選択された周波数トーンのため再度推定されることを特記する。
他方、周波数トーンに対して打消が完了したことを決定ブロック1024が決定すると、決定ブロック1028は全ての制約周波数帯域が処理されたかどうかを決定する。全ての制約周波数帯域が処理されていない時には、次の制約周波数帯域が1030でRF打消処理のために選択される。ブロック1030の後に、デジタルRF打消処理1000は他の制約周波数帯域でRF干渉を打消するためにブロック1006および後続のブロックを繰り返すために戻る。別態様として、全ての制約周波数帯域が処理されたことを決定ブロック1028が決定すると、デジタルRF打消処理1000は完成し、終了する。
更に、最大データベクトル|Xi|Lがスレッショルドを越えないことを決定ブロック1008が決定すると、特定の制約周波数帯域内のRF干渉を打消する処理はバイパスされ、従って実行されない。この場合に、決定ブロック1008はデジタルRF打消処理1000が決定ブロック1028に飛び越すようにし、従ってブロック1010から1026をバイパスさせるようにする。
VDSLシステムに対するデジタルRF打消処理1000の1つの構成にあって、この処理はランダムアクセスメモリ(RAM)および読出し専用メモリ(ROM)に結合されるかあるいはそれと共に集積化されたデジタルASICによって構成化される。RF干渉打消を受ける近接トーンの所定数は、制約周波数帯域内のトーンでのRF干渉が打消される必要がないとしてもRF干渉因子の各側で31のトーンである(トーンnおよびn−1を無視して)。モデル次数(MO)が1でありかつBがゼロに等しく想定されている場合には、RF干渉のための周波数領域モデルの1/(m−δ)項が時間が掛かる割算演算を行なう必要性を回避するために一次多項式近似を用いて計算されることができる。この多項式近似のための係数a0およびa1はmの各値(0<δ<0.5のための組および0.5<δ<1のための組)に対してメモリに記憶されており、従って迅速に取り出されることができる。複素数Wmも好ましくは24ビットであり、RAMに記憶される。RF干渉打消を受けている周波数トーンのデータベクトルは、好ましくは、FFTからの周波数領域データサンプルである。制約周波数帯域のそれぞれはそれ自体のスレッショルド値を持つことができる。
好ましくは、RF干渉を推定する計算は次のようにして行なうことができる。周波数帯域の最大の要素並びにこの最大の要素のいずれかの側から見た最大の要素はXnおよびXn+1である。次に、中間値aおよびbが次のようにして計算される。
ここで、1/W1はRAMに保持されており、W0は1にほぼ等しい。次いで、中間値aおよびbは次のようにして計算される。
加算時のオーバーフローを防止するために2のファクタによるスケールダウンが行なわれる。次いで、数aおよびbが0.5<b<1のようにシフトされる。8回の繰り返しを用いるニュートン法(I=0:7)がその後δ=a/bを求めるために使用される。δ0=0.5に設定し、その後次のようにされる。
次いで、モデルパラメータA(2のファクタでスケールされたような)が以下の式によって決定される。
トーンmのためのRF干渉の推定は以下のものを形成することによって計算され、
従って、RF干渉の推定は次のようになる。
計算された推定RF干渉は、次いで、シンボルの所定数の近接トーン(例えば、m=−31:32)のデータから減算される。
ここで、1/W1はRAMに保持されており、W0は1にほぼ等しい。次いで、中間値aおよびbは次のようにして計算される。
加算時のオーバーフローを防止するために2のファクタによるスケールダウンが行なわれる。次いで、数aおよびbが0.5<b<1のようにシフトされる。8回の繰り返しを用いるニュートン法(I=0:7)がその後δ=a/bを求めるために使用される。δ0=0.5に設定し、その後次のようにされる。
次いで、モデルパラメータA(2のファクタでスケールされたような)が以下の式によって決定される。
トーンmのためのRF干渉の推定は以下のものを形成することによって計算され、
従って、RF干渉の推定は次のようになる。
計算された推定RF干渉は、次いで、シンボルの所定数の近接トーン(例えば、m=−31:32)のデータから減算される。
図11は本発明の一実施例によるAM無線周波数(RF)打消処理1100の流れ図である。AM無線送信も多キャリア変調システムによる無線伝送にRF干渉を生じさせる。アマチュア無線オペレータによるRF干渉と異なって、AM RF干渉は、典型的に、AM無線局が1日24時間の送出を行なおうとしているため絶え間なく存在する。AM RF打消処理1100は、好ましくは、多キャリア変調システムの受信機またはトランシーバの受信機部分によって行なわれる。上に説明されたRF干渉のモデル化はAM RF干渉にも等しく当てはまる。例えば、周波数領域モデルの一次モデル(例えば、式(5))もまたVDSLでのAM RF干渉をモデル化するために好ましい。
AM RF打消処理1100は、最初に、データが送信されていない初期化期間の間に1102でAM RF干渉を識別する。次いで、AM RF干渉の周波数が1104で推定される。例えば、(多キャリア変調システムではよくあることであるような)データが送信されていない初期化期間の間に受信した信号を測定することによって、種々の周波数で測定されたAM RF干渉の大きさが求められる。次いで、この例においては、この大きさが最大となる区域はAM RF干渉のキャリア周波数の大体の位置を表す。その後、この例では、システムはAM RF干渉のキャリア周波数を正確に決定するためにある時間期間(例えば、多くのデータブロック)に渡って決定されたキャリア周波数を平均することができる。初期化期間の間に、|Xn+1|/{|Xn|+|Xn+1|}の結果を平均する(あるいは式(6)を用いる)ことによって、オフセット量δが正確に決定されることができ、このようにしてAM RF干渉のキャリア周波数を識別する。AM RF干渉のキャリア周波数が1104で推定された後に、AM RF打消処理1100のこの部分に対して終了する。一般的に、AM打消は大きなAM干渉がAM周波数帯域内で共に接近しないと想定している。
その後、データが引き続き送信されるかまたは受信されると、AM RF打消処理1100は受信されているデータ信号からAM RF干渉を打消するように更に動作する。データ伝送の場合に、AM RF干渉の予測された周波数に近接した周波数トーンは1106で無能化されて、それらの周波数トーンでデータが送信されないようにされる。ここで、AM RF干渉の推定された周波数に近接した少なくとも2つの周波数トーンが1106で無能化される(RFモデルがRF干渉をモデル化する上でこれらトーンを使用するためにである)。
その後、AM RF打消処理1100によるAM RF干渉の打消は次の通りである。AM RF干渉が、推定された周波数並びにAM RF干渉の周波数領域モデルに従って1108で推定される。その後、推定されたAM RF干渉は1110で周波数領域データから除去される。ブロック1110の後に、RF打消処理900は完成され、終了する。
非矩形ウインドウ化は多キャリア変調システムにおいてサイドローブレベルを減少するものとして一般的に知られている。例えば、Spruyt、ReusensおよびBraet著「VDSL用改良DMTトランシーバの性能」Alcatel Telecom T1E1.4提案、1996年4月22〜25日を参照されたい。Spruyt等によって記載された非矩形ウインドウ化はシンボルの境界を越えてシンボルの循環プレフィックスおよび循環サフィックスの中に及ぶ。
上で述べた周波数領域モデルは、好ましくは、RF干渉がより少ない周波数トーンだけに影響するようにサイドローブを迅速に減衰させるため拡張した非矩形ウインドウ化を用いる。特定の形式の使用される非矩形ウインドウ化は変り得る。図12は、できるだけ好適な形式の非矩形ウインドウ化、すなわち本発明の他の特徴でもある、本明細書に記載されるRF打消技術で有効であるだけではなく更にそれ自体一般的にキャリア間干渉を軽減するのに有効であることを示している。
図12は本発明の一実施例によるプレフィックス除去およびウインドウ化処理1200の流れ図である。ここで、好ましく行なわれるウインドウ化は非矩形の拡張されたウインドウ化である。非矩形ウインドウ化は周波数トーンのサイドローブを矩形ウインドウ化よりも高速で減衰させるように働く。拡張されたウインドウ化とは、ウインドウの幅がデータシンボルそれ自体を越えて循環プレフィックスの中に及んでいることを意味する。循環プレフィックスは通常対応するデータシンボルの終端からのデータの繰り返しからなる。循環プレフィックスはチャンネル応答が理想的ではないために生じるシンボル間干渉を減少させるガード時間を与えるガードバンドである。一例として、VDSLでは、データシンボルは512のサンプルと循環プレフィックスの40のサンプルを有しているようである。プレフィックス除去およびウインドウ化処理1200は図7に示された循環プレフィックス除去およびウインドウ化プロセッサ714によって好ましく構成化される。
プレフィックス除去およびウインドウ化処理1200は最初に1202でDMTシンボルのXサンプルとその循環プレフィックスのYサンプルを受ける。例えば、DMTシンボルの512のサンプルと循環プレフィックスの40のサンプルがDMTシンボルを形成することができる。図13は40のサンプルのプレフィックス1302(サンプル0〜39)と共に512のサンプルのDMTシンボル1300(サンプル40〜551)を示すと共に非矩形の拡張されたウィンドウを示す図である。図13において、非矩形で拡張されたウインドウ化はサンプル20からサンプル551に及んでおり、その際サンプル20〜39は循環プレフィックス内に延びる部分である。DMTシンボルのXサンプルおよび循環プレフィックスのYサンプルは次のように処理される。
循環プレフィックスのYサンプルの初めの部分は、それらが最早不用であるため1204で落される。Yシンボルの残りの部分は後の復旧のため1206で保留される。Yサンプルのこの残りの部分の大きさは使用されている拡張されたウインドウ化の量に依存する。例えば、40のサンプルの循環プレフィックスでは、40サンプルのこの残りの部分の大きさは0と40との間の何等かの全体数で変り得る。次に、DMTシンボルのXサンプルの第2の部分は循環プレフィックスの残りの部分の保留されたサンプルと所定の掛算係数とに従って1210で変更される。ブロック1210の後で、プレフィックス除去およびウインドウ化処理1200は完成され、終了する。
プレフィックス除去およびウインドウ化処理1200によれば、DMTシンボルおよびそのプレフィックスは、プレフィックスの最初のサンプル群が除去されるように結果のサンプルが濾波されその後拡張された非矩形ウインドウ化処理が残りのサンプルに対して行なわれるように処理される。拡張された非矩形ウインドウ化は循環プレフィックスの残りの部分のサンプルをウインドウの非矩形部分を表す二乗余弦関数(または他の平滑関数)と掛算するように動作し、その後Xサンプルの第2の部分のサンプルに結果の値を組み合せる。拡張された非矩形ウインドウ化動作の長所は実効サイドロープレベルデータが迅速に減衰することであり、これは一般的に多キャリア変調システムにおいても有利である。拡張された非矩形ウインドウ化が本発明に従ってRF打消技術と共に使用される場合に、拡張された非矩形ウインドウ化の長所はRF打消がより少ない数の近接周波数トーンで行なわれることができることで、これはRF干渉を補償するために必要な処理を減少する。処理時間が節約され、これは多キャリア変調システム(例えば、VDSL)のような高速システムにおいては重要となる。本発明による拡張された非矩形ウインドウ化は更にこの拡張された非矩形ウインドウ化を構成化するために必要な計算に関連した負担を減少する。以下の例は本発明のこの特徴によって与えられる追加の計算的な節約を説明する助けとなる。
プレフィックス除去およびウインドウ化処理1200の1つの例は32サンプルの拡張されたウインドウ化が512のDMT周波数トーンと循環プレフィックスの40サンプルと共に使用される場合の説明となる。値x0からx551はその循環プレフィックスを備えた単一のDMTシンボルを表し、値w0からw31は好ましくはRAMに記憶されているウインドウタップである。この例において、プレファックス除去およびウインドウ化処理1200は次のようになる。
x0からx7を放棄
i=8から39までに対してxiを記憶
i=40から519までに対してxi=xi
i=0から31に対してx520+i+(x8+i−x520+i)wiを形成
x520+i=(1−wi)x520+i+wix8+i=x520+i+(x8+i−x520+i)
wiおよびその構成化はDMTシンボル当り32の実際の掛算の演算と64の加算の演算を必要とすることを特記する。これに対して、従来の手法はDMTシンボル当り64の実際の掛算の演算と32あるいは64の加算の演算を使用していた。掛算の演算を行なう計算的な負担が加算の演算のための計算的な負担よりも極めて大きいということを考えると、32の掛算の演算を節約する本発明の能力は価値がある。
x0からx7を放棄
i=8から39までに対してxiを記憶
i=40から519までに対してxi=xi
i=0から31に対してx520+i+(x8+i−x520+i)wiを形成
x520+i=(1−wi)x520+i+wix8+i=x520+i+(x8+i−x520+i)
wiおよびその構成化はDMTシンボル当り32の実際の掛算の演算と64の加算の演算を必要とすることを特記する。これに対して、従来の手法はDMTシンボル当り64の実際の掛算の演算と32あるいは64の加算の演算を使用していた。掛算の演算を行なう計算的な負担が加算の演算のための計算的な負担よりも極めて大きいということを考えると、32の掛算の演算を節約する本発明の能力は価値がある。
本発明は発明の精神あるいは適用範囲を逸脱せずに中央および遠隔の両局位置で多くの形態および変調方式(例えば、個別ウエーブレットマルチトーン変調(DWMT))に実施化されることができる。例えば、明細書は加入者線ベースの高速データ伝送システムの点から本発明を主として記載したが、本発明は大きな狭帯域干渉を受けるかあるいは指定伝送帯域内にRF干渉の制約周波数帯域を有する他のシステムに使用され得る。
本発明の多くの特徴および長所が記載の説明から明らかであり、従って添付の請求の範囲が発明の全てのこのような特徴および長所を網羅することを意図している。更に、数多くの変更および変化が当業者によって容易になされるため、図示されかつ説明された実際の構成および動作に発明を限定することは好ましくない。従って、全ての適当な変更およびその等価なものは本発明の範囲内に入るものとして訴追される可能性がある。
(関連出願の相互参照)
本願は、以下の国際特許出願、(1)1997年4月17日に出願した「無線周波数ノイズ打消器」と題するPCT/US97/___(1996年4月19日に出願した米国特許出願第60/016,251号の優先権主張)並びに(2)1997年4月17日に出願した「個別多キャリア伝送システムにおける無線周波数干渉の軽減」と題するPCT/US97/___(米国特許出願第60/016,252号の優先権主張)を参照として組み入れている。
本願は、以下の国際特許出願、(1)1997年4月17日に出願した「無線周波数ノイズ打消器」と題するPCT/US97/___(1996年4月19日に出願した米国特許出願第60/016,251号の優先権主張)並びに(2)1997年4月17日に出願した「個別多キャリア伝送システムにおける無線周波数干渉の軽減」と題するPCT/US97/___(米国特許出願第60/016,252号の優先権主張)を参照として組み入れている。
本発明は、同様な参照番号が同様の構成素子を表すような添付図面に関連して以下の詳細な記載により理解されるであろう。
本発明を用いるのに好ましい代表的な電気通信システムのブロック図である。
VDSL/FTTCアップストリーム通信のための提案された送信電力スペクトル密度を示すグラフである。
撚り線対電話線を介する典型的なVDSL適用における伝送周波数の関数として遠隔ユニットでの最大イントーン受信電力の大きさを示すグラフである。
制約周波数帯でのトーンをオフにする効果を更に考慮した図3に示されたような遠隔ユニットでの最大イントーン受信電力の大きさを示すグラフである。
制約周波数帯に無線干渉を有する多キャリア変調システムの周波数トーンを示す図である。
多キャリア変調システムの種々の周波数トーンで無線干渉によって生じた無線干渉量を示す図である。
本発明の一実施例による多キャリア変調システムのための受信機のブロック図である。
正弦波を変調する種々の時間領域モデルを示す図である。
正弦波を変調する種々の時間領域モデルを示す図である。
正弦波を変調する種々の時間領域モデルを示す図である。
本発明の基本的実施例による基本的な無線周波数(RF)打消処理の図である。
本発明の一実施例によるデジタルRF打消処理の流れ図である。
本発明の一実施例によるデジタルRF打消処理の流れ図である。
本発明の一実施例によるAM無線周波数(RF)打消処理の流れ図である。
本発明の一実施例によるプレフィックス除去およびウインドウ化処理の流れ図である。
40サンプルプレフィックス1302を備えた512サンプルDMTシンボル1300と非矩形の拡張されたウインドウとを示す図である。
Claims (9)
- 無線周波数(RF)干渉からサイドローブ干渉を減少するように、所定の周波数トーンで生じかつ多キャリア変調シンボルを形成する多キャリア変調サンプルをデジタル的に濾波する方法において、
1つの多キャリア変調シンボルのx個のサンプルと、この多キャリア変調シンボルのx個のサンプルよりも先行する、この多キャリア変調シンボルと関連した循環プレフィックスのy個のサンプルを受信する操作と、
この多キャリア変調シンボルと関連した循環プレフィックスのy個のサンプルの初めの部分を放棄する操作と、
この多キャリア変調シンボルと関連した循環プレフィックスのy個のサンプルの残りの部分を記憶する操作と、
この多キャリア変調シンボルのx個のサンプルの第1の部分を変調しないで保留する操作と、
この多キャリア変調シンボルのx個のサンプルの第2の部分を循環プレフィックスのy個のサンプルの上記残りの部分の記憶されたサンプルと所定の変調係数とに従って変調する操作と、
を具備したことを特徴とする方法。 - 請求の範囲第1項記載の方法において、多キャリア変調シンボルのx個のサンプルとこの多キャリア変調シンボルに関連した循環プレフィックスのy個のサンプルとの上記受信は多キャリア変調システムの送信機から伝送媒体を介して受信された信号のストリームとなるようにしたことを特徴とする方法。
- 請求の範囲第2項記載の方法において、上記伝送媒体は加入者線であるようにしたことを特徴とする方法。
- 請求の範囲第1項記載の方法において、上記多キャリア変調シンボルの各xサンプルに対して、上記方法は上記変更を行なうためjの掛算演算と2jの加算演算を用いるようにしており、ここでjは循環プレフィックスのy個のサンプルの上記残りの部分のサンプル数を表す整数としたことを特徴とする方法。
- 請求の範囲第4項記載の方法において、上記所定の掛算係数は二乗余弦関数に関連するようにしたことを特徴とする方法。
- 請求の範囲第1項記載の方法において、多キャリア変調シンボルのx個のサンプルの第2の部分の上記変更は、
上記所定の掛算係数の適切な1つを受けること、
循環プレフィックスのy個のサンプルの上記残りの部分と多キャリア変調システムのx個のサンプルの上記第2の部分とのサンプルの対応する対間の差の量を決定すること、
調節量を作るために上記所定の掛算係数の上記適切な1つと上記差の量を掛算すること、
上記対応する対のx個のサンプルの上記第2の部分の上記サンプルに上記調節量を加算すること、
を具備したことを特徴とする方法。 - 無線周波数(RF)干渉干渉因子からDMTシンボルの周波数トーンへのサイドローブ干渉を減少するためにDMTサンプルをデジタル的に濾波する方法において、
DMTシンボルのXサンプルとそのDMTシンボルに関連した循環プレフィックスのYサンプルを受けること、
その循環プレフィックスのYサンプルの初めの部分を放棄すること、
その循環プレフィックスのYサンプルの残りの部分を記憶すること、
上記DMTシンボルの上記Xサンプルの第1の部分を変調せずに保留すること、
上記循環プレフィックスの上記Yサンプルの上記残りの部分の上記記憶されているサンプルと所定の掛算係数とに従って上記DMTシンボルの上記Xサンプルの第2の部分を変更すること、
を具備することを特徴とする方法。 - 請求の範囲第7項記載の方法において、上記変更は無線周波数(RF)干渉因子からのサイドローブ干渉を上記変更無しで生じるような速度よりも速い速度で減少させるようにしたことを特徴とする方法。
- 請求の範囲第7項記載の方法において、上記方法は上記RF干渉因子の周波数に最も近い上記DMTシンボルの周波数トーンの数をRF干渉により強く影響される場合よりも減少させるようにしたことを特徴とする方法。
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