JP2007195193A - 複数ビット中間調を生成する装置および方法 - Google Patents

複数ビット中間調を生成する装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007195193A
JP2007195193A JP2007010503A JP2007010503A JP2007195193A JP 2007195193 A JP2007195193 A JP 2007195193A JP 2007010503 A JP2007010503 A JP 2007010503A JP 2007010503 A JP2007010503 A JP 2007010503A JP 2007195193 A JP2007195193 A JP 2007195193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
palette
level
output
values
gray scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007010503A
Other languages
English (en)
Inventor
Ronald J Pellar
ジェイ. ペラー,ロナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US11/336,480 external-priority patent/US20070058200A1/en
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JP2007195193A publication Critical patent/JP2007195193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】限定された、固有のグレイ・スケール生成能力を備えた環境下で、迅速かつ簡単に複数ビット中間調を生成する装置および方法を提供する。
【解決手段】入力される電子ドキュメント・データの上位の数ビットが、出力可能なグレイ・スケール・レベルのベース・レベルの選択に使用される。また電子ドキュメント・データの値は、閾値マトリクスの各要素と比較され、電子ドキュメント・データの値が閾値マトリクスの要素より小さくないときには、対応するディザマトリクスの要素は前記ベース・レベルより1レベル上のグレイ・スケール・レベルによって埋められ、ディザマトリクスのパターンを定める。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドキュメント・レンダリングにおいて中間調を生成する装置および方法に関し、特に、複数ビットを用いて中間調を生成する装置および方法に関する。
中間調処理は、例えば白い背景上に黒いドットを生成することしかできない装置においてグレイ・スケール画像を生成できるようにする処理である。中間調処理システムにおいては、小さい領域またはドットの配列が大きな画素(「中間調セル」)として取り扱われる。中間調セルの領域はドットの領域よりは実質的に大きいが、中間調セルの領域内の種々のドットまたはドットのパターンを選択的にオンにすることによって、離れた位置から見ると、そのようなドット配列に関連するグレイのシェードを持っているように知覚される。これらの「ディザ処理」された領域は、グレイ・レベルの視覚的知覚がそれぞれのそのような領域に関連付けされて認識されるように、構成される。中間調処理は、解像度とグレイ・スケールのトレードオフを見込んでいる。これは、通常のレーザ・プリンタ等のモノトーンのドキュメント出力装置から、かなり正確な白黒画像の生成を可能にする。
最近では、プリンタ等の装置が、2またはそれ以上の数のグレイ・スケール・レベルでドットを生成する能力を備えている。この能力の向上は高解像度のグレイ・スケール・レベルの生成を可能にするが、適切な画像の生成に利用可能なグレイ・スケール・レベルの数が、視覚的許容度には十分ではないことが多い。したがって、装置固有のグレイ・スケール能力も用い、ディザ処理された、すなわち中間調の画像の生成も可能な、ハイブリッド化されたシステムが有利である。
装置固有のグレイ・スケール・レベル能力と中間調処理の組み合わせの使用を追求した初期のシステムは、複雑な手順によって実装されていた。その種の手順は、例えば、それぞれが特別なデータ構造を必要とする、種々の配列を切り替えるメカニズムを組み入れていることもある問題点があった。それに加えて、その種の特別なデータ構造は、画像の生成を可能にするために、独特のソフトウェアあるいはハードウェア環境をしばしば必要とする問題点もあった。
したがって、限定された、固有のグレイ・スケール生成能力を備えたシステムに、迅速かつ簡単に中間調処理機能を実装し、かつ複数ビット(multi-bit)中間調の画像レンダリング装置における出力のための標準化されたデータ構造を即座に実装することができる装置および方法が望まれている。さらに言えば、ディザ処理された画像の形成においてフォアグラウンドならびにバックグラウンドのカラーまたはグレイ・スケール・レベルのオプションの完全な配列を最大限に利用し、入力画像およびドキュメント・レンダリング装置の性能面での制約の下で可能な最善の解像度を提供することが望まれている。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑みてなされたもので、限定された、固有のグレイ・スケール生成能力を備えたシステムに、迅速かつ簡単に中間調処理機能を実装し、かつ複数ビット中間調の画像レンダリング装置における出力のための標準化されたデータ構造を即座に実装することができる装置および方法を提供することを目的とする。さらに、ディザ処理された画像の形成においてフォアグラウンドならびにバックグラウンドのカラーまたはグレイ・スケール・レベルのオプションの完全な配列を最大限に利用し、入力画像およびドキュメント・レンダリング装置の性能面での制約の下で良好な解像度が得られる複数ビット中間調を生成する装置および方法を提供する。
本発明による複数ビット中間調を生成する方法は、nを1より大きな整数とするとき、2の入力パレット値のいずれかの値を有する複数のピクセルを表すデータを含む、nビットの2値符号化された画像データを受け取るステップと、mがnより小さな正の整数であり、2の出力パレット値を有するドキュメントをレンダリングするドキュメント処理装置にデータを伝達するステップと、少なくとも2n−mの要素を有する少なくとも1つの閾値マトリクスを表すデータを受け取るステップと、受け取った前記ピクセルを表すデータのそれぞれの上位mビットにしたがって前記2の出力パレット値からバックグラウンド・パレット・レベルを選択するステップと、前記2の出力パレット値からフォアグラウンド・パレット・レベルを選択するステップと、前記少なくとも1つの閾値マトリクスにしたがって、前記バックグラウンド・パレット・レベルおよび前記フォアグラウンド・パレット・レベルのうちのいずれかを有する要素からなる各ピクセル用の2次元ディザマトリクスを形成するように、各ピクセル用の配列の要素を選択的に埋めるステップとを含む。それぞれの前記出力パレット値は、グレイ・スケール・レベルを表し、前記フォアグラウンド・パレット・レベルと前記バックグラウンド・パレット・レベルの差は1つのグレイ・スケール・レベルを超えない。
また、前記閾値マトリクスは、前記2の入力パレット値の選択された相補サブセットのそれぞれに適用される複数の独自な閾値マトリクスを含むことがある。前記2の入力パレット値の選択された前記相補サブセットは、ハイライト領域、中間トーン領域およびシャドウ領域を包含するサブセットであり、これらのサブセットにそれぞれ適用される3つの独自な閾値マトリクスを含む。また、前記パレット値のそれぞれは、グレイ・スケール・レベル、あるいは選択された色空間の成分についてのカラー値を表す。
本発明によれば、ドキュメント・レンダリングにおいて中間調を生成する装置および方法が提供される。本発明によれば、特に、複数ビットを用いて中間調を生成する装置および方法が提供される。すなわち、本発明によれば、限定された、固有のグレイ・スケール生成能力を備えたシステムに、迅速かつ簡単に中間調処理機能を実装し、かつ複数ビット中間調の画像レンダリング装置における出力のための標準化されたデータ構造を即座に実装することができる装置および方法が提供される。さらに、本発明によれば、ディザ処理された画像の形成においてフォアグラウンドならびにバックグラウンドのカラーまたはグレイ・スケール・レベルのオプションの完全な配列を最大限に利用し、入力画像およびドキュメント・レンダリング装置の性能面での制約の下で良好な解像度が得られる複数ビット中間調を生成する装置および方法が提供される。本発明は、特にプリンティング装置からの画像のレンダリングに適する。しかし、本発明は任意の画像レンダリング装置に適用可能であり、またグレイ・スケール・レンダリングはもとよりカラー・レンダリングにおいても適用される。
本発明は、ドキュメント・レンダリングにおいて中間調を生成する装置および方法に関し、特に、複数ビットを用いて中間調を生成する装置および方法に関する。
以下、適宜、図面を参照しながら本発明による実施形態の説明を行う。図1は本発明による実施形態である複数ビット(multi-bit)中間調生成装置が適用される画像レンダリング・システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すシステム1において、複数ビット中間調生成装置12は、標準化されたフォーマットの電子ドキュメント・データを適切な手段を介して受け取る。一実施形態においては、米国Adobe Systems社によって普及されているPostScript(登録商標)フォーマットが、米国Adobe Systems社のタイプ1(Type 1)、タイプ3(Type 3)、タイプ6(Type 6)またはタイプ10(Type 10)フォーマットで用いられているような閾値(threshold)マトリクスTとして受け取られる。しかし、PostScript(登録商標)以外の任意の適切なページ記述言語も用いることができる。
図1に示すように、電子ドキュメント・データ10がIとして複数ビット(multi-bit)中間調生成装置12に入力される。電子ドキュメント・データ10は、出力を希望する任意の電子ドキュメントのデータである。このような電子ドキュメントは、ビットマップ化されているか、ベクトルベースもしくは文字ベースまたはそれらの任意の組み合わせである。複数ビット中間調生成装置12は、任意の適切な手段を介して、閾値マトリクス記憶装置14から閾値マトリクス情報を受け取るように接続されている。より詳細は後述するが、閾値マトリクスは中間調パターンの生成に使用される。また、以下で説明する実施形態は、主にグレイ・スケール中間調生成装置に関するが、本発明はグレイ・スケールに限らず、限定されたカラー・パレットしか利用できないシステムにおけるカラー・トーンの生成が可能であることは、以下の記載から明らかであろう。複数ビット中間調生成装置12によって生成された複数ビット中間調画像は、プリンタ・エンジン16に伝えられる。プリンタ・エンジン16は画像レンダリング機能すなわちレンダラ18を含む。レンダラ18は、電子ドキュメント・データからビットマップ・データを生成し、それらから適切なテキスト、画像またはそれらの組み合わせである複数ビットの中間調の画像出力またはグラフィック出力20を生成またはレンダリングする機能を担う。
図に示した例においては、閾値マトリクス記憶装置14は閾値マトリクスTを複数ビット中間調生成装置12に伝える。一実施形態においては、それぞれの閾値マトリクスは、最終的には画像レンダリングを形成する複数の出力ピクセルのためのピクセルに関連付けされたサブピクセルの構成パターン(build pattern)に対応する任意の配列である。例えば5×5の閾値マトリクスは、25の要素のそれぞれに一意的な値を割り当てることによって、順序づけられた構成パターンを規定することができる。構成パターンは、適切に、配列のもっとも低い番号の値の要素を埋め、対応するすべてのピクセルが埋められるまで、もっとも高い値の要素に向かって進む。構成パターンとしては任意の漸進的構成パターンが適しており、ここでもそれが企図されている。次に、このようなピクセル構成に関連付けられるバックグラウンドとフォアグラウンドのカラーまたはグレイ・スケール・レベルの特定の選択について説明を行う。
複数のビットに対応する階調値を生成するドキュメント処理装置のレンダリング・コンポーネントの能力は、閾値マトリクスの要素の閾値が2つの出力レベルに完全に使用される方法によって、適切に具体化される。この方法は、利用可能な中間調パターンまたは組み合わせを完全に使用しない、通常の複数ビット中間調スキームの具体化に対する改善となる。本実施形態においては、電子ドキュメント・データ、すなわち画像値が閾値より低い場合には、2つの出力値のうちの小さな方が選択される。逆に、画像値が閾値より大きいか等しい場合には、2つの出力値のうちの大きな方が選択される。
ここで、複数ビット中間調生成装置12、プリンタ・エンジン16、レンダラ18は、以上説明を行った処理と各装置で実行する他の処理を行うため、それぞれプロセッサ、ROM、RAM、オペレーティングシステム等からなるプラットフォームと、そのプラットフォーム上でそれぞれのソフトウェアを実行するためのプログラムを備えている。
ここで図2を参照すると、減法混色空間のための単純な例が示されている。横軸の入力値Iと、縦軸の中間調を出力できる値の数Lの間の関係をグラフで表している。本発明は任意の適切な色空間に適用できる。色空間には、例えば、シアン、マゼンタおよびイエロ(CMY空間);シアン、マゼンタ、イエロおよびブラック(CMYK空間);またはレッド、イエロおよびブルー(RYB空間)が含まれる。さらに、本発明は、減法混色空間に限定されることはなく、レッド、グリーンおよびブルー(RGB空間)等の加法混色空間を含む任意の適切な色空間に適用することができる。
mをドキュメント処理装置などの出力装置、より詳細には出力装置のレンダリング・コンポーネントが出力することができる出力レベルのビット数としたとき、中間調出力値がとり得るレベルの数Lは、レンダリング・コンポーネントが出力することができる出力レベルの数M(=2‐1)より大きいか等しい。Mより大きい値Lを使用することによって、レンダラの出力における任意の非線形性を補償する柔軟性が提供される。すなわち線形性補償を小さなルックアップ・テーブルを用いて具体化することができる。
図3に、本発明による実施形態における複数ビット中間調生成装置の機能ブロック図の例を示す。図に示した実施形態おいては、閾値マトリクスTは要素Tjiによって埋められる矩形マトリクスとして形成されている。閾値マトリクスTの要素Tjiの表記において、jはマトリクスの要素の行番号を表す整数値であり、iはマトリクスの要素の列番号を表す整数である。それぞれの閾値マトリクスの要素Tjiが、対応する入力値Iとの比較のためにテスト・ブロック32に伝えられる。比較の結果、入力値Iが閾値マトリクス要素の値より小さいと判断されたときには、対応する中間調の値Lが中間出力値O’に割り当てられる。入力値Iが閾値マトリクス要素の値以上であると判断されたときには、対応する中間調の値Lj+1が中間出力値O’に割り当てられる。この値O’は、続いて線形化ルックアップ・テーブル、すなわち線形化LUT34に伝えられる。線形化LUT34においては、入力O’に対応する対応テーブル・エントリが検索され、その結果、出力として値Oが出力される。線形化LUT34は、0からLまでの入力値、および0からレンダラの階調値の最大数であるMまでの出力値を含む。ここでL≧Mである。閾値マトリクスに含まれるレベルの実際の数は、レンダラが生成できるレベルの数とは独立である。各出力階調値が、次の階調値の開始前に完全に満たされることから、閾値の数と配列の設計は独立であり、任意の2つの出力階調値の間において一意的となる。
次に図4を参照しながら複数ビット中間調を生成する動作と出力例を説明する。図4は、本発明による実施形態における複数ビット中間調の出力例を示したものである。図に示した例においては、閾値マトリクスT42、44、46は矩形(この例においては方形)として形成されており、要素の数が25までのマトリクスである。本実施形態においては、出力装置は、ゼロすなわち出力なしのレベルを含めた、4つのグレイ・スケール・レベルを生成する能力がある。4つのグレイ・スケール・レベルは40に示しているが、m=2ビットによって表すことができる。4つの出力可能なグレイ・スケール・レベルを10進法で0、1、2、3で表すと、2進法では00、10、01、11で表される。また、本実施形態においては、入力値Iはn=6ビットで表され、10進法で0から63までの64値の入力グレイ・スケール値(2進法で、000000、000001、………、111111)をとりうる。
すなわち本実施形態においては、所望の出力階調値の数は64であり、レンダラは4レベル(2ビット)を生成できる。このとき、ハイライト領域においては16のレベルを有する閾値マトリクス42、中間トーン領域においては25のレベルを有する閾値マトリクス44、シャドウ領域においては25のレベルを有する閾値マトリクス46の、3つの閾値マトリクスを適切に使用することができる。例示した閾値マトリクスの要素である閾値は、63の最大画像値を基礎として割り当てられている。ここで、入力レベルがI=0からレベルI=15の値であるときは、閾値マトリクス42が用いられるが、閾値マトリクス42は16の要素しか有していない4×4のマトリクスである。入力レベルがI=16からレベルI=63の値であるときは、閾値マトリクス44または閾値マトリクス46が用いられるが、閾値マトリクス44および閾値マトリクス46は、それぞれ25の要素を有する5×5のマトリクスである。したがって閾値マトリクスの要素の総数は66である。閾値マトリクスは、反復される3つのレベル、すなわちI=1、I=62、およびI=63を伴っている。
図における行48、50、52に、それぞれハイライト領域、中間トーン領域、シャドウ領域についての構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスを示す。まず、行48を参照すると、16の要素を有する閾値マトリクス42を用いて定められるハイライト領域の入力レベルに対応する構成パターンが例示されている。入力ビットnの最左翼、すなわち最上位の2ビットは、これらのビットが出力装置に関連付けされる4つの出力レベルのビットmの第1のレベル、すなわちバックグラウンド・レベルに対応する複数ビット中間調出力用に作られるピクセルのための構成パターンの決定に使用されることから分けて示している。行48における入力ビットの最上位の2ビットは00であるから、バックグラウンド・レベルは00、10進法で0となる。入力レベルIが0のときには、入力レベルIは閾値マトリクス42のいずれの要素よりも小さいため、対応する構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスのすべての要素の出力レベルは0となる。次に、入力レベルIが1のときには、入力レベルIは閾値マトリクス42の2行2列目と2行3列目の要素よりも小さくないため、対応する構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスの2行2列目と2行3列目の要素の出力レベルは1となり、他の要素の出力レベルは0となる。換言すると、構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスの要素の出力レベルは、対応する閾値マトリクス42の要素よりも入力レベルIが小さいときは、入力ビットの最上位の2ビットで定まるバックグラウンド・レベルとなり、対応する閾値マトリクス42の要素よりも入力レベルIが小さくないときは、バックグラウンド・レベルよりも1レベル大きなレベルであるフォアグラウンド・レベルとなる。このように、Iについての値が増加するにしたがって、構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスが閾値マトリクス42のパターンに追従する。
行50には、25の要素を有する閾値マトリクス44を用いて定められる中間トーン領域の入力レベルに対応する構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスが例示されており、行52には、25の要素を有する閾値マトリクス46を用いて定められるシャドウ領域の入力レベルに対応する構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスが例示されている。ハイライト領域の場合と同様に、中間トーン領域およびシャドウ領域の入力レベルに対応する構成パターン、すなわち2次元ディザマトリクスは、それぞれ閾値マトリクス44および閾値マトリクス46のパターンに追従する。
2つの出力レベルの間における閾値マトリクスの独立性は、中間調の設計に大きな自由度をもたらす。ハイライト領域においては、より小さく、より高い頻度(frequency)の閾値マトリクスを、明るい階調値をより一貫して用いて、かつより読み易く、細かい線および漢字テキスト等のグラフィカル要素をレンダリングするために用いることができる。中間トーン領域においては、より低い頻度の中間調閾値マトリクスを、より多くの階調グラデーションのために用いることができる。シャドウ領域においては、類似のトレードオフを行ってレンダリング品質を向上することができる。
本発明は、ソースコード、オブジェクトコード、部分的にコンパイルされた形のようなコード中間ソースおよびオブジェクトコードの形、あるいは本発明の実施形態で使用するために適した任意の他の形のコンピュータプログラムに適用される。コンピュータプログラムは、スタンドアローンのアプリケーション、ソフトウェアコンポーネント、スクリプト、または他のアプリケーションへのプラグインとすることができる。本発明を組み込むコンピュータプログラムは、例えば、ROMやRAMなどの記憶媒体、CD−ROMなどの光記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気記録媒体などの、コンピュータプログラムを伝達することができる任意の実体または装置である担体上で具体化することができる。この担体は、電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線や他の手段によって伝えられる電気信号や光信号などの任意の伝達可能な担体である。コンピュータプログラムは、サーバからインターネットを介して適切にダウンロードされる。また、コンピュータプログラムの機能は集積回路に組み込むこともできる。示した本発明の原理を実質的にコンピュータまたはプロセッサに実行させるコードを含む任意およびすべての実施形態は、本発明の範囲内にある。
本発明の好ましい実施形態の以上の説明は、例示と説明のために行った。説明は網羅的でもなく本発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。以上の教示を鑑みて明らかな修正または変形が可能である。実施形態は、本発明の原理とその実際的な応用例を最もよく示し、それにより当業者が、本発明を、意図された特定の使用に適した様々な実施形態において様々な修正で使用できるように選択され説明された。例えば、本発明の実施形態はソフトウェアによって具体化することができるが、ハードウェアによって、あるいはソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって具体化できることは明らかである。このようなすべての修正と変形は、特許請求の範囲の記載に明示されるとおりの本発明の原理および範囲内において、当業者によって行われ得ることは明らかであり、特許請求の範囲の記載によって定められる発明の範囲内にある。
本発明による実施形態である複数ビット中間調生成装置が適用されるシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明による実施形態における、入力値Iと中間調を出力できる値の数Lの間の関係の例を示すグラフである。 本発明による実施形態における複数ビット中間調生成装置の機能ブロック図の例である。 本発明による実施形態における複数ビット中間調の出力例である。
符号の説明
1 システム
10 電子ドキュメント・データ
12 複数ビット中間調生成装置
14 閾値マトリクス記憶装置
16 プリンタ・エンジン
18 レンダラ
32 閾値マトリクス要素と対応する入力値とを比較するテスト・ブロック
34 線形化ルックアップ・テーブル
40 出力可能なグレイ・スケール・レベル
42、44、46 閾値マトリクス
48 ハイライト領域についての2次元ディザマトリクス
50 中間トーン領域についての2次元ディザマトリクス
52 シャドウ領域についての2次元ディザマトリクス

Claims (12)

  1. nを1より大きな整数とするとき、2の入力パレット値のいずれかの値を有する複数のピクセルを表すデータを含む、nビットの2値符号化された画像データを受け取る手段と、
    mがnより小さな正の整数であり、2の出力パレット値を有するドキュメントをレンダリングするドキュメント処理装置にデータを伝達する手段と、
    少なくとも2n−mの要素を有する少なくとも1つの閾値マトリクスを表すデータを受け取る手段と、
    受け取った前記ピクセルを表すデータのそれぞれの上位mビットにしたがって前記2の出力パレット値からバックグラウンド・パレット・レベルを選択する手段と、
    前記2の出力パレット値からフォアグラウンド・パレット・レベルを選択する手段と、
    前記少なくとも1つの閾値マトリクスにしたがって、前記バックグラウンド・パレット・レベルおよび前記フォアグラウンド・パレット・レベルのうちのいずれかを有する要素からなる各ピクセル用の2次元ディザマトリクスを形成するように、各ピクセル用の配列の要素を選択的に埋めるディザ手段と
    を有することを特徴とする複数ビット中間調を生成する装置。
  2. それぞれの前記出力パレット値は、グレイ・スケール・レベルを表し、前記フォアグラウンド・パレット・レベルと前記バックグラウンド・パレット・レベルの差は1つのグレイ・スケール・レベルを超えないことを特徴とする請求項1に記載の複数ビット中間調を生成する装置。
  3. 前記閾値マトリクスは、前記2の入力パレット値の選択された相補サブセットのそれぞれに適用される複数の独自な閾値マトリクスを含むことを特徴とする請求項1に記載の複数ビット中間調を生成する装置。
  4. 前記2の入力パレット値の選択された前記相補サブセットは、ハイライト領域、中間トーン領域およびシャドウ領域を包含するサブセットであり、これらのサブセットにそれぞれ適用される3つの独自な閾値マトリクスを含むことを特徴とする請求項3に記載の複数ビット中間調を生成する装置。
  5. 前記パレット値のそれぞれは、グレイ・スケール・レベルを表すことを特徴とする請求項3に記載の複数ビット中間調を生成する装置。
  6. 前記パレット値のそれぞれは、選択された色空間の成分についてのカラー値を表すことを特徴とする請求項3に記載の複数ビット中間調を生成する装置。
  7. nを1より大きな整数とするとき、2の入力パレット値のいずれかの値を有する複数のピクセルを表すデータを含む、nビットの2値符号化された画像データを受け取るステップと、
    mがnより小さな正の整数であり、2の出力パレット値を有するドキュメントをレンダリングするドキュメント処理装置にデータを伝達するステップと、
    少なくとも2n−mの要素を有する少なくとも1つの閾値マトリクスを表すデータを受け取るステップと、
    受け取った前記ピクセルを表すデータのそれぞれの上位mビットにしたがって前記2の出力パレット値からバックグラウンド・パレット・レベルを選択するステップと、
    前記2の出力パレット値からフォアグラウンド・パレット・レベルを選択するステップと、
    前記少なくとも1つの閾値マトリクスにしたがって、前記バックグラウンド・パレット・レベルおよび前記フォアグラウンド・パレット・レベルのうちのいずれかを有する要素からなる各ピクセル用の2次元ディザマトリクスを形成するように、各ピクセル用の配列の要素を選択的に埋めるステップと
    を含むことを特徴とする複数ビット中間調を生成する方法。
  8. それぞれの前記出力パレット値は、グレイ・スケール・レベルを表し、前記フォアグラウンド・パレット・レベルと前記バックグラウンド・パレット・レベルの差は1つのグレイ・スケール・レベルを超えないことを特徴とする請求項7に記載の複数ビット中間調を生成する方法。
  9. 前記閾値マトリクスは、前記2の入力パレット値の選択された相補サブセットのそれぞれに適用される複数の独自な閾値マトリクスを含むことを特徴とする請求項7に記載の複数ビット中間調を生成する方法。
  10. 前記2の入力パレット値の選択された前記相補サブセットは、ハイライト領域、中間トーン領域およびシャドウ領域を包含するサブセットであり、これらのサブセットにそれぞれ適用される3つの独自な閾値マトリクスを含むことを特徴とする請求項9に記載の複数ビット中間調を生成する方法。
  11. 前記パレット値のそれぞれは、グレイ・スケール・レベルを表すことを特徴とする請求項9に記載の複数ビット中間調を生成する方法。
  12. 前記パレット値のそれぞれは、選択された色空間の成分についてのカラー値を表すことを特徴とする請求項9に記載の複数ビット中間調を生成する方法。
JP2007010503A 2006-01-20 2007-01-19 複数ビット中間調を生成する装置および方法 Pending JP2007195193A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/336,480 US20070058200A1 (en) 2005-09-12 2006-01-20 System and method for generating multi-bit halftones using horizontal buildup

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007195193A true JP2007195193A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38450453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007010503A Pending JP2007195193A (ja) 2006-01-20 2007-01-19 複数ビット中間調を生成する装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007195193A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5394252A (en) Hybrid quantization method for color document reproduction
JP2000354172A (ja) 誤差拡散ハーフトーン法
JP2007082011A (ja) ディザマトリクス作成方法、装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JP2006129476A (ja) デュアルハーフトーンを用いるレーザプリント装置
JPH1093834A (ja) 多色画像作成装置
US20060197992A1 (en) Stochastic screens for rendering devices with high-addressability
US7768673B2 (en) Generating multi-bit halftone dither patterns with distinct foreground and background gray scale levels
JP2013207677A (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP2004042325A (ja) プリンタ及びその画像処理装置
JP2015156570A (ja) 色処理装置、画像形成装置およびプログラム
EP1119180B1 (en) Image processing apparatus for electrophotography and electrophotographic apparatus utilising the same
JP2005110249A (ja) ハーフトーンドット符号化方法
JP2006254439A (ja) ハーフトーンレンダリングシステムおよび方法
JP5112356B2 (ja) スクリーン形成装置、スクリーン形成方法及び画像処理装置
JP2006005926A (ja) ディザマスクを生成する方法
US7911646B2 (en) Multilevel halftoning for tint graphic, line art and text rendering
JP2019146037A (ja) 画像処理装置とその制御方法、及びプログラム
JP2004120133A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2008544605A (ja) 高アドレス指定能力デバイスのためのスーパーセルハーフトーン処理閾値アレイの自動生成
JP2007195193A (ja) 複数ビット中間調を生成する装置および方法
JP4492619B2 (ja) プリンタ及びその画像処理装置
US20070058200A1 (en) System and method for generating multi-bit halftones using horizontal buildup
JP2000332995A (ja) 画像データ生成方法および記録媒体
JP4552882B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
US7394572B2 (en) Method and apparatus for processing of half-tone image