JP2007194735A - デジタル情報記録媒体、デジタル情報記録再生装置及びその記録再生方法 - Google Patents

デジタル情報記録媒体、デジタル情報記録再生装置及びその記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 部分的な再エンコードのみの少ない処理コストで映像データをシームレス再生可能な記録媒体。
【解決手段】 書き換え可能なビデオマネージャ(VMG)並びに2以上のビデオオブジェクト(EVOB)が記録されている記録媒体において、ビデオオブジェクト(EVOB)には、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリーム(EST)から構成され、ビデオマネージャ(VMG)には、ビデオオブジェクト(EVOB)毎にビデオオブジェクト(EVOB)を連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ(SMLFLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)が記載されたビデオオブジェクトタイプ(EVOB_TY)が記載されたビデオオブジェクト情報(EVOBI)を含む。
【選択図】 図16

Description

この発明は、デジタル情報を記録し、再生する為のデジタル情報記録媒体、記録再生装置及びデジタル情報を記録媒体に記録し、記録媒体から再生する方法に係わり、特に、ビデオの編集処理後においても映像データをシームレスに再生可能な映像データが記録された光ディスク、この光ディスクから映像データをシームレス再生する方法並びにその再生装置、及び光ディスクにシームレスに再生可能に映像データを記録する方法並びにその記録装置に関する。
DVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスク或いはHDD(Hard Disc Drive)等大きな記憶容量を有する記録媒体(メディア)が開発され、そのメディアの普及にともない、これら媒体を利用してテレビ放送などの映像・音声データをデジタルデータとして符号化し、長時間記録する記録装置が広がりつつある。
映像・音声データを記録する際の一連の記録処理において、その記録データの管理方法の一つとして、映像(ビデオ)及び音声(オーディオ)データを圧縮符号化し、圧縮した映像及び音声をMPEG−PS形式でマルチプレクスしてビデオオブジェクト(EVOB)として扱う方式がある。この方式では、ビデオオブジェクト毎に、映像或いは音声の属性情報及びタイムスタンプに関する情報が管理情報としてディスクに記録され、再生時には、その管理情報に基づいて映像及び音声が連続的に再生される。
このようにDVDディスク或いはHDDディスク等のディスク上に記録されたビデオオブジェクトにおいては、単独のビデオオブジェクト(EVOB)の再生では、滑らかな再生を実現できるのに対し、複数のビデオオブジェクト(EVOB)の連続再生では、映像をシームレスに再生することは容易ではないとされている。単純に異なるビデオオブジェクトを連続してデコード処理しただけでは、デコード側でバッファのオーバーフロー或いはアンダーフローが発生し、参照ピクチャが欠落する等の不具合が発生する場合がある。
特許文献1に開示された記録再生装置では、このような不具合に対して、ビデオオブジェクト及び管理情報に以下のような定義及び処理を加えることで、シームレスな再生を実現している。具体的には、ビデオオブジェクト(EVOB)毎に直前のビデオオブジェクト(EVOB)とシームレスに接続しているか否かを表すシームレスフラグ(SML_FLG)を定義し、このシームレスフラグ(SML_FLG)を管理情報に記述している。シームレスに再生可能な状態を満たすためには、映像データについては、先行するビデオオブジェクト(EVOB)におけるバッファ状態を維持し、後続するビデオオブジェクト(EVOB)が入力されてもバッファエラーが発生しないように符号量が割当られる。また、ビデオオブジェクト(EVOB)に含まれる映像データ、音声データ、その他のデータについて、ビデオオブジェクト(EVOB)間でシステムクロック参照(SCR)の値のズレが発生することがあるため、そのズレを吸収するための情報をシームレス情報として記録し、再生処理の時に上記シームレス情報に基づいて装置内のシステムタイムクロック(STC)を随時切り替えて再生できるようにしている。このような対策によりシームレス再生可能な状態を保証できる場合に、シームレスフラグが管理情報として記録媒体に記述される。
また、特許文献1は、主に連続した録画処理において一時停止した場合に、再生再開後のビデオオブジェクトとのシームレスな再生を保証する技術について開示している。この特許文献1に対して、特許文献2は、あるビデオオブジェクト(EVOB)中の一部分を削除した後のシームレス再生実現のためのオペレーションを開示している。特許文献2に開示されたシームレス再生では、先行するビデオオブジェクト(EVOB)の末尾と後続のビデオオブジェクト(EVOB)の先頭部分を再エンコードすることで、ビデオオブジェクト(EVOB)間で生じるバッファ状態の相違を解消してバッファエラーを解消し、参照ピクチャの欠落も解消している。また、特許文献1と同様に各データストリームのシステムタイムクロック(STC)のズレを吸収するためのシームレス情報を記録することで、システム全体としてシームレス再生を実現している。
特開2001−160945 特開2000−152181
特許文献1或いは特許文献2は、映像データの圧縮符号化において、MPEG−2(ISO/IEC13181-2)方式を想定し、シームレス再生を可能とするための操作としてはバッファ状態の維持並びにシステムクロック参照(SCR)のずれの吸収を主に開示している。
しかし、映像データの圧縮符号化形式としてITU−T(International Telecomunication Union-Telecomunication Standardization)にて国際標準化されている符号化方式H.264(単に、H.264と称する。)或いはISO/IEC14496−10に定められたMPEG−4AVC(単に、MPEG−4AVCと称する。)を用いる場合には、従来技術の対策だけではシームレスな再生が実現できない場合が生じる。
この符号化方式では、MPEG−2と比較して、符号化されたビットストリームは、ビットストリーム中に前後のパラメータと依存関係を有するパラメータを複数含んでいる。例えば、picture order count, num等のパラメータがある。これらのパラメータは、前後のパラメータの値との関連或いはその増分が規定され、しかも、参照ピクチャ管理など再生処理の主要な処理で用いられるため、規格に沿わないパラメータに不整合が生じると通常のデコーダではエラーと判断されるなどにより、再生に不具合が生じる可能性がある。
映像データを連続的にエンコードして記録する際には、これらパラメータの不整合は通常生じないが、ビットストリームが部分的に削除された場合には、パラメータの不整合が生じる可能性がある。
MPEG−2同様、再エンコードの処理で上記パラメータの不整合を解消することもできるが、問題となるパラメータは、ビットストリーム全般にわたって連続的に変化するパラメータであるため、MPEG−2で圧縮された映像データのように一部分の再エンコードだけでは映像データの修正が困難であり、後続のビデオオブジェクト全般にわたる再符号化処理が必要となる可能性がある。このような再符号化処理は、シームレス再生を実現するための編集時の処理コストを大幅に増大することとなる問題がある。
一方、あらかじめ入力映像データを上記符号化方式で符号化する際に、定期的にIDRピクチャと称せられるピクチャ形式で符号化することで、上記パラメータの不整合の問題に対処することもできる。IDRピクチャとは、上記符号化方式で定義されている即時デコード可能なピクチャのことで、上記の連続的なパラメータについて、IDRピクチャが存在するとその時点でパラメータの値が初期化される。このため、編集ポイントをIDRピクチャがある場所とし、後続のビデオオブジェクトの先頭がIDRピクチャで始まるようにすれば、既に記述したようにバッファ状態の整合性の解消などの処理を行うだけでシームレス再生が可能となる。しかし、この場合、編集できる時点がビットストリーム中のIDRピクチャに限られてしまい、編集の自由度が低下する問題がある。細かな編集ができるように短い周期でIDRピクチャが符号化されるビットストリームでは、符号化効率が大幅に低下してしまう問題がある。
上述したように、符号化形式としてH.264符号化方式(MPEG4−AVCの符号化方式)等で符号化したビットストリーム中に前後との依存関係の強い、連続的なパラメータを多く有する符号化を利用する場合には、シームレス再生しようとすると、再エンコードによる負荷が大きかったり、符号化効率が大きく低下したりする問題がある。
この発明は、上記問題点を解決するためになされてものであり、その目的は、符号化されたビデオオブジェクト(EVOB)が連続再生される場合にあっても、部分的な再エンコードのみの少ない処理コストで映像データをシームレス再生可能な記録媒体、この記録媒体から映像データをシームレスに再生する方法並びにその再生装置、及びシームレス再生可能に記録媒体に映像データを記録する方法並びにその記録装置を提供することにある。
この発明によれば、
リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、
前記オーディオ・ビデオ記録領域には、書き換え可能な管理情報が記録された管理情報記録領域並びに書き換え可能な2以上のビデオオブジェクトが記録されているオブジェクト群記録領域を有し、
前記ビデオオブジェクトの夫々は、少なくとも1以上のビデオオブジェクトユニットから構成され、このビデオオブジェクトユニットは、ビデオパック及びオーディオパックがマルチプレクスされ、当該ビデオパックをナビゲートするナビゲーションデータが格納されたRDIパックが先頭に配置されたパック列に定められ、前記ビデオパックには、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリームに属するビデオデータが格納され、
前記管理情報記録領域には、前記2以上のビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを含み、このビデオマネージャは、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載されているストリーム情報を含み、また、ビデオマネージャは、前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプを含み、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証することを特徴とする記録媒体が提供される。
また、この発明によれば、
リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、
前記オーディオ・ビデオ記録領域には、書き換え可能な管理情報が記録された管理情報記録領域並びに書き換え可能な2以上のビデオオブジェクトが記録されているオブジェクト群記録領域を有し、
前記ビデオオブジェクトの夫々は、少なくとも1以上のビデオオブジェクトユニットから構成され、このビデオオブジェクトユニットは、夫々ビデオパック及びオーディオパックがマルチプレクスされ、当該ビデオパックをナビゲートするナビゲーションデータが格納されたRDIパックが先頭に配置されたパック列に定められ、前記ビデオパックには、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリームに属するビデオデータが格納され、前記オーディオパックにオーディオストリームが格納され、
前記管理情報記録領域には、前記ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを含み、このビデオマネージャは、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載されているストリーム情報を含み、また、前記ビデオマネージャは、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載されたビデオオブジェクト情報を含み、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証する記録媒体から前記ビデオデータを再生する再生装置であって、
当該記録媒体をサーチして前記管理情報記録領域からビデオマネージャを読み出し、このビデオマネージャを基に前記オブジェクト群記録領域から前記ビデオオブジェクトを読み出す再生部と、
前記ビデオオブジェクトユニットをデマルチプレクスしてビデオエレメンタリー及びオーディオストリームに分離するデマルチプレクサ部と、
前記ビデオエレメンタリーストリームを格納するビデオバッファと、
このビデオバッファから出力される前記ビデオエレメンタリーをデコードしてフレーム画像列として出力するビデオデコーダと、
前記フレーム画像列をビデオ信号に変換して出力する出力部と、
前記シームレスフラグ及びシームレス拡張フラグに従って前記ビデオバッファへのビデオエレメンタリーストリームを制御する制御部と、
から構成されることを特徴とする再生装置が提供される。
更に、この発明によれば、
リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、
前記オーディオ・ビデオ記録領域には、書き換え可能な管理情報が記録された管理情報記録領域並びに書き換え可能な2以上のビデオオブジェクトが記録されているオブジェクト群記録領域を有し、
前記ビデオオブジェクトの夫々は、少なくとも1以上のビデオオブジェクトユニットから構成され、このビデオオブジェクトユニットは、夫々ビデオパック及びオーディオパックがマルチプレクスされ、当該ビデオパックをナビゲートするナビゲーションデータが格納されたRDIパックが先頭に配置されたパック列に定められ、前記ビデオパックには、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリームに属するビデオデータが格納され、前記オーディオパックにオーディオストリームが格納され、
前記管理情報記録領域には、前記ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを含み、このビデオマネージャは、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載されているストリーム情報を含み、また、前記ビデオマネージャは、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載されたビデオオブジェクト情報を含み、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証する記録媒体から前記ビデオデータを再生する再生方法であって、
当該記録媒体をサーチして前記管理情報記録領域からビデオマネージャを読み出し、このビデオマネージャを基に前記オブジェクト群記録領域から前記ビデオオブジェクトを読み出し、
前記ビデオオブジェクトユニットをデマルチプレクスしてビデオエレメンタリー及びオーディオストリームに分離し、
前記ビデオエレメンタリーストリームを格納し、
このビデオバッファから出力される前記ビデオエレメンタリーをデコードしてフレーム画像列として出力し、
前記フレーム画像列をビデオ信号に変換して出力し、
前記シームレスフラグ及びシームレス拡張フラグに従って前記ビデオバッファへのビデオエレメンタリーストリームを制御することを特徴とする再生方法が提供される。
また更に、この発明によれば、
オーディオ信号及びビデオ信号をオーディオストリーム及びMPEG−4AVCで符号化されたビデオエレメンタリーストリームに変換するエンコーダと、
前記オーディオストリームをオーディオパックに格納し、前記ビデオエレメンタリーストリームをビデオパックに格納し、当該オーディオパック及びビデオパックをマルチプレクスし、マルチプレクスされたパック列をナビゲートするRDIパックを先頭に配置したビデオオブジェクトユニットを生成するマルチプレクサ部と、
1以上のビデオオブジェクトユニットから夫々が構成される2以上のビデオオブジェクトを定め、ストリーム情報及びビデオオブジェクト情報を含み、当該ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを生成するフであって、当該ストリーム情報には、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載され、前記ビデオオブジェクト情報には、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載され、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証しているビデオマネージャを生成するフォーマッタと、
リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、当該オーディオ・ビデオ記録領域に書き換え可能な管理情報記録領域及び書き換え可能なオブジェクト群記録領域を含む記録媒体に前記ビデオマネージャ及び前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録制御部であって、前記管理情報記録領域に前記ビデオマネージャを記録し、前記オブジェクト群記録領域に前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録制御部と、
から構成されることを特徴とする記録装置が提供される。
更にまた、この発明によれば、
オーディオ信号及びビデオ信号をオーディオストリーム及びMPEG−4AVCで符号化されたビデオエレメンタリーストリームにエンコードするエンコード工程と、
前記オーディオストリームをオーディオパックに格納し、前記ビデオエレメンタリーストリームをビデオパックに格納し、当該オーディオパック及びビデオパックをマルチプレクスし、マルチプレクスされたパック列をナビゲートするRDIパックを先頭に配置したビデオオブジェクトユニットに生成するマルチプレクス工程と、
1以上のビデオオブジェクトユニットから夫々が構成される2以上のビデオオブジェクトを定め、ストリーム情報及びビデオオブジェクト情報を含み、当該ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを生成するフォーマット工程において、当該ストリーム情報には、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載され、前記ビデオオブジェクト情報には、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載され、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証している前記ビデオマネージャのフォーマット工程と、
リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、当該オーディオ・ビデオ記録領域に書き換え可能な管理情報記録領域及び書き換え可能なオブジェクト群記録領域を含む記録媒体に前記ビデオマネージャ及び前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録において、前記管理情報記録領域に前記ビデオマネージャを記録し、前記オブジェクト群記録領域に前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録工程と、
から構成されることを特徴とする記録方法が提供される。
この発明によれば、シームレス再生用のフラグを拡張しビデオオブジェクト(EVOB)間の状態を段階的に表現することで、H.264で符号化されたビデオオブジェクト(EVOB)であっても、部分的な再エンコードのみの少ない処理コストでシームレス再生を実現できる。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、この発明の一実施の形態に係るデジタル情報記録再生装置及びその記録媒体について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に関わるデジタル情報を記録し、再生する記録再生装置を概略的に示すブロック図である。
図1に示されるように記録再生装置は、テレビチューナー或いは外部映像機器より入力される映像・音声データを取得するデータ入力部100を備えている。このデータ入力部100を介して入力されたアナログ映像・音声データは、エンコード部及び管理情報を生成するフォーマッタを含む記録処理部101に入力され、この記録処理部101において、指定の符号化形式(ITU−T(International Telecomunication Union-Telecomunication Standardization)にて国際標準化されている符号化方式(H.264或いはISO/IEC14496−10に定められたMPEG−4AVC))でアナログ映像・音声データは、エンコードされ、多重化されてビデオエレメンタリーストリームに変換される。記録処理部101においては、多重化されたエレメンタリーストリームを再生処理するに際して再生データをナビゲートする為のナビゲーションデータがフォーマッタで生成され、ディスク制御部102を介してエレメンタリーストリーム信号及びナビゲーションデータがデータ蓄積部105、例えば、記録可能な光ディスク或いはハードディスクに記録され、蓄積される。ディスク制御部102は、データ蓄積部105としての光ディスク或いはハードディスクを制御して記録処理部101からのパケタイズトエレメンタリーストリーム及びナビゲーションデータを受け取り、データ蓄積部105に書き込み、また、データ蓄積部105のデータを読み取り、デコード部を含む再生処理部103に転送している。
再生時には、データ蓄積部105としての光ディスク或いはハードディスクに記録されたビデオオブジェクト(EVOB)及びこのビデオオブジェクト(EVOB)に関連する属性情報がデコード部を含む再生処理部103に転送され、この再生処理部103において、ビデオオブジェクト(EVOB)から映像及び音声データが分離され、属性情報に基づいて映像及び音声データがデコード処理される。デコードされた映像・音声データは、出力部104を介してテレビなどの外部機器に出力される。
(エンコード部の構成)
図1に示される記録処理部101は、図2に示されるように、ビデオエンコーダ200及びオーディオエンコーダ202並びにビデオバッファ201及びオーディオバッファ203を備え、入力される映像データ及び音声データは、各々のビデオエンコーダ200及びオーディオエンコーダ202で指定された符号化形式でエンコードされ、ビデオバッファ201及びオーディオバッファ203に蓄積される。各々のバッファ201,203に蓄積されたビデオエレメンタリーストリームは、マルチプレクサで多重化され、多重化されたプログラムストリームとして出力される。
(デコード部の構成)
図1に示される再生処理部103は、デマルチプレクサ210、ビデオバッファ212及びオーディオバッファ214、ビデオデコーダ216及びオーディオデコーダ218を備え、多重化されたプログラムストリームがデマルチプレクサ210に入力されてビデオストリーム及びオーディオストリームに分離される。分離されたエレメンタリーストリームは、夫々ビデオバッファ212及びオーディオバッファ214に蓄積され、バッファ212、214に蓄積されたビデオストリーム及びオーディオストリームのデータは、ビデオデコーダ216及びオーディオデコーダに順次供給されてデコードされる。デコードされたビデオデータは、デコードされたピクチャのタイプによって再生順序の調整が必要であるため、ピクチャタイプに応じてリオーダバッファ220に入力されてリオーダバッファ220において、再生順序が調整されて出力される。デコードされたオーディオデータは、オーディオデコーダ218から順次出力される。
(ディスク構成の説明)
次に、図4を参照して、図1に示されるデータ蓄積部105、特に、ITU−T(International Telecomunication Union-Telecomunication Standardization)にて国際標準化されている符号化方式(H.264或いはISO/IEC14496−10に定められたMPEG−4AVC)の方式に従って符号化されたビデオストリームがビデオオブジェクトとして格納される光ディスクのデータ構造について説明する。
尚、記録媒体としてのハードディスクは、図4に示すデータ構造と同様な構造を備えるのであれば、図4に示す光ディスクと同様にビデオオブジェクト(EVOB)にデータストリームを格納可能であり、また、ビデオオブジェクトの管理領域に管理データとしてのナビゲーションデータを格納することができる。従って、特に、光ディスクとハードディスクとを区別せずに、同様にハードディスクにも適用可能なものとしてその説明は省略する。
図4は、この発明の一実施の形態に係るデータ構造を概略的に示している。記録可能(Recordable)或いは再記録可能(Re-writable)な情報記録媒体の代表例として、図4(a)に示すようなDVDディスク(波長650nm前後の赤色レーザ或いは波長405nm以下の青紫乃至青色レーザを用いてデータを読み出すことができる単記録層又は複数記録層の、DVD±R、DVD±RW、DVD−RAM等)300がある。このディスク300は、図4(b)に示すように、ディスク300の内周にリードイン領域110及びディスク300の外周にリードアウト領域113を備え、両領域110,113間にファイルシステムが格納されているボリューム/ファイル構造情報領域111及びデータファイルを実際に記録するデータ領域112が配置されている。上記ファイルシステムは、どのファイルがどこに記録されているかを示す情報で構成されている。
データ領域112は、図4(c)に示すように一般のコンピュータが記録する領域120、122及びAVデータを記録する領域121を含んでいる。AVデータ記録領域121は、図4(d)に示すようにAVデータの管理をするためのビデオマネージャ(VMG)ファイルがあるAVデータ管理情報領域130及びビデオレコーディング(VR)規格に準じたオブジェクトデータ、即ち、図4(e)に示すようなビデオオブジェクト(EVOB:Extended Video Object)のファイル(VROファイル)が記録されるVRオブジェクト群記録領域132を含んでいる。AVデータ管理情報領域130及びVRオブジェクト群記録領域132は、書換可能な領域に定められている。
VRオブジェクト群記録領域132には、図4(f)に示すように1又は複数のビデオオブジェクト(EVOB)140が記録され、各ビデオオブジェクト(EVOB:Extended Video Object)140は、1以上のビデオオブジェクトユニット(VOBU)142から構成されている。ここで、ビデオオブジェクトは、単にEVOBに代えてVOBと称する場合がある。ビデオオブジェクトユニット(VOBU)142は、図4(g)に示すように当該ビデオオブジェクトユニット(VOBU)をナビゲートするデータが格納されているリアルタイムデータ情報パック(RDI_PACK:Real-time Data Information)144から始まるビデオパック145(V_Pack)及びオーディオパック146(A_Pack)がマルチプレクスされたパック列として定められている。
図4(g)に示されるリアルタイムデータ情報パック(RDI_PACK)144,Vパック(V_Pack)145及びオーディオパック(A_Pack)146は、パックヘッダ及びデータパケットから構成され、パックヘッダには、ストリームIDが記載され、RDIパック(RDI_PACK)144のパケットには、更に、サブストリームIDが記述され、また、オーディオパック(A_Pack)146のパケットには、符号化モードに応じてサブストリームIDが記述される。従って、再生処理部103において、ストリームID及びサブストリームIDの組み合わせにより夫々のパケットを判別してデマルチプレクスすることができる。
AV・データ管理情報領域130に記録される管理情報について、図5〜図13を参照して説明する。ボリューム/ファイル構造情報領域には、当該ディスク300の階層構造が記載され、ルートディレクトリ下にHDVRディレクトリ(図示せず)が設けられ、HDVRディレクトリ下には、DVDの管理情報ファイル(HR_MANGER.IFO)としてHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)のファイル及びそのバックアップ(HDVMG Backup)のファイルがあり、また、ビデオオブジェクト(HDVR_EVOB)のディレクトリがある旨が記載される。ビデオオブジェクト(HDVR_EVOB)のディレクトリには、既に説明した1又は複数のビデオオブジェクト(EVOB)140のファイルが含まれ、ビデオオブジェクト(EVOB)140のファイルが図4に示したVRオブジェクト群記録領域132に記録されている。また、HDビデオマネージャ(HDVR_VMG)のファイルは、図4に示すAV・データ管理情報記録領域130に記録されている。
AVデータ管理情報記録領域130に記録されるDVDの管理情報ファイル(HR_MANGER.IFO)は、図5及び図6(a)に示されるHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)で構成される。このHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)は、HDVRマネージャ一般情報(HDVR_MGI)を含み、このHDVRマネージャ一般情報(HDVR_MGI)は、管理情報管理テーブル(MGI_MAT)及びプレイリストサーチポインタテーブル(EX_PL_SRPT)(いずれも図示せず。)を含んで構成されている。管理情報管理テーブル(MGI_MAT)は、ディスク管理識別情報(VMG_ID)、HDVMGファイルの情報(HR_MANGER.IFO)の終了アドレス(HR_MANGER_EA:DHVR_MGファイルの先頭からEX_MNFITの最後までのアドレスを示す)、管理情報(HDVR_MGI)の終了アドレス(HDVR_MGI_EA:DHVR_MGファイルの先頭からHDVR_MGIの最後までのアドレスを示す)、バージョン情報、ディスクのレジューム情報(DISC_RSM_MRKI)、ディスクの代表画像情報(EX_DISC_REP_PICI)、ストリームオブジェクト管理情報の開始アドレス(ESTR_FIT_SA)、オリジナルプログラムチェーン情報の開始アドレス(EX_ORG_PGCI_SA)、ユーザ定義プログラムチェーン情報テーブルの開始アドレス(EX_UD_PGCIT_SA)等を含んで構成されている。レジュームマーク情報(DISC_RSM_MRKI)には、ディスク全体を通して再生した場合の中断された再生を再開するための情報が記録され、ディスクの代表画像情報(EX_DISC_REP_PICI)には、代表画像に関する情報が記述されている。
プレイリストサーチポインタテーブル(EX_PL_SRPT)には、各プレイリストへのサーチポインタ(EX_PL_SRP#1〜#n)があり、各々のサーチポインタ(EX_PL_SRP)にプレイリスト毎のレジュームマーカー(PL_RSM_MRKI:再生中断時にどこまで再生したかを示すマーカー)が記述されている。このレジュームマーカー(PL_RSM_MRKI)には、再生を再開するための情報が記録されている。
また、DVDの管理情報ファイル(HR_MANGER.IFO)としてのHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)は、図5(a)及び図6に示されるようにムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)を備えている。このムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)は、図6(b)に示すようにムービーAVファイルテーブル情報(EX_M_AVFTI)を含み、そのムービーAVファイルテーブル情報(EX_M_AVFTI)中には、当該ムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)に含まれるムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(M_EVOB_STI#1〜#n:nは整数)の数及びムービーAVファイル情報(EX_M_AVFI)中のビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜#n:nは整数)の数が記述されている。ビデオオブジェクト情報(M_EVOI#1〜#n:nは整数)の数は、VRオブジェクト群記録領域に記録されたn個のビデオオブジェクト(EVOB)に対応し、後に説明されるようにビデオオブジェクト(EVOB)毎の管理情報が記述される。
ムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)は、図5及び図6(b)に示すように更にムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(EX_M_EVOBI#1〜#n)及びムービーAVファイル情報(EX_M_AVFI)を含む。更にまた、ムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)は、後に説明するビデオタイムマップテーブル(EX_VTMAPIT)を含んでいる。
ムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(EX_M_EVOBI#1〜#n)は、図5、図7(a)及び(b)に示すようにビデオオブジェクト(EVOB)毎にそのストリームの情報が記述されている。即ち、ムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(EX_M_EVOBI#1)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB)に含まれるビデオの属性(V_ATR)、当該ビデオオブジェクト(EVOB)に含まれるオーディオストリームの数(AST_Ns)、当該ビデオオブジェクト(EVOB)に含まれる副映像ストリームの数(SPST_Ns)が記載されている。更に、ムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(EX_M_EVOBI#1)には、オーディオストリーム#0のオーディオ属性(A_ATR0)、オーディオストリーム#1のオーディオ属性(A_ATR1)が記述され、副映像パレットデータ(輝度並びに色情報)について表示情報(SP_PLT)が記述されている。第n番目のムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(EX_M_EVOBI#n)も第1番目のムービー用ビデオオブジェクトストリーム情報(EX_M_EVOBI#1)と同様の記述がされている。このビデオストリーム情報(EX_M_VOBI)は、ストリーム番号順に記載されている。後に説明されるようにムービビデオオブジェクト情報(M_VOB_GI)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB)で利用されるビデオオブジェクトストリーム情報の番号(M_VOB_STIN)が記載されている。従って、ビデオオブジェクト情報(M_VOB_GI)が参照されると、ストリーム情報の番号(M_VOB_STIN)からストリーム情報が参照されてビデオ属性(V_ATR)が獲得され、その符号化モードが特定される。
図8に示されるようにビデオの属性(V_ATR)には、符号化モード、即ち、ビデオの圧縮モードがMPEG1、MPEG2、MPEG−4AVC或いはVC−1かが記載される。また、ビデオの属性(V_ATR)には、TVシステムの走査線数並びにハイビジョン又は高精細(HD)かが記載され、ソース画像がプログレッシブ画像かどうか、また、アスペクト比、ソース画像の解像度、アプリケーションについて記載されている。同様に、オーディオストリーム#0のオーディオ属性(A_ATR0)及びオーディオストリーム#1のオーディオ属性(A_ATR1)には、オーディオの符号化モード(ドルビーAC3、MPEG−1、MPEG−2、リニアPCM)、オーディオチャネル数、量子化/DRC及びアプリケーションタイプが記述されている。このビデオ属性(V_ATR)を参照することによって、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)を構成するビデオパック(V_PCK)内(正確には、ビデオパック(V_PAK)内のビデオパケット(V_PKT)に格納されたビデオエレメンタリーストリーム(V_ES)の符号化モードを再生装置の再生処理部103が認識することができる。
図5及び図6(b)に示されるようにムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)に含まれるムービーAVファイル情報(EX_M_AVFI)は、図6(b)に示されるようにムービーAVファイル情報の一般情報(EX_M_AVFI_GI)が始めに記載され、この一般情報(EX_M_AVFI_GI)には、一般情報(EX_M_AVFI_GI)に続いて記載されるムービー用ビデオオブジェクト情報のサーチポインタ(M_EVOBI_SRP#1〜M_EVOBI_SRP#n)の数が記載される。このサーチポインタ(M_EVOBI_SRP#1〜M_EVOBI_SRP#n)の数は、図4(d)に示されるVR・オブジェクト群記録領域132に記載されるビデオオブジェクト(EVOB)の数(n)に対応し、サーチポインタ(M_EVOBI_SRP#n)には、ビデオオブジェクト(EVOB)の数(n)に対応する数が用意されたムービー用ビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜M_EVOBI#n)のスタートアドレスがテーブル(M_AVFIT)からのロジカルブロック数で記載される。従って、VR・オブジェクト群記録領域132に記載されるビデオオブジェクト(EVOB)の記録順序で記載されたビデオオブジェクト(EVOB)の番号に従ってサーチポインタ(M_EVOBI_SRP#n)の番号が定まり、このサーチポインタ(M_EVOBI_SRP#n)の番号を指定することによってムービー用ビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜M_EVOBI#n)のスタートアドレスを獲得することができ、ムービー用ビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜M_EVOBI#n)を取得することができる。
ムービー用ビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜M_EVOBI#n)の夫々には、図9に示すように始めに一般情報(M_EVOB_GI)が記載される。ムービー用ビデオオブジェクトの一般情報(M_EVOB_GI)には、ビデオオブジェクト(EVOB)のタイプ(EVOB_TYP)が記述される。このタイプ(EVOB_TYP)は、当該ビデオオブジェクト(EVOB)のタイプを記述している。このタイプ(EVOB_TYP)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB)が通常の状態か或いは一時的に削除されたかを示すテンポラリイレーズ(TE)が記載される。ここで、テンポラリイレーズ(TE)に“0b”が記載されれば、ビデオオブジェクト(EVOB)は、ノーマル(削除なし)であり、テンポラリイレーズ(TE)に“1b”が記載されれば、ビデオオブジェクト(EVOB)は、一時的に削除されたこととなる。このテンポラリイレーズ(TE)を参照して当該ビデオオブジェクト(EVOB)が編集によりその一部が削除されたかを再生側が認識することができる。
また、このタイプ(EVOB_TYP)には、このビデオオブジェクト(EVOB)を基準にして時間的に直前の前ビデオオブジェクト(EVOB)に続いて当該ビデオオブジェクト(EVOB)が再生される場合に前ビデオオブジェクト(EVOB)に続いて当該ビデオオブジェクト(EVOB)がシームレスに再生可能であるか否かを示すシームレスフラグ(SML_FLG)が記載されている。シームレスフラグ(SML_FLG)には、シームレス再生でない旨を示す“0b”及びシームレス再生である旨を記述した“1b”が記載される。更に、このタイプ(EVOB_TYP)には、更に拡張シームレスフラグ(SML_EX_FLG)が記載されている。シームレスフラグ(SML_FLG)に“1b”が記載され、拡張シームレスフラグ(SML_EX_FLG)に“1b”が記載される場合には、連続するビデオオブジェクト(VOB)間では完全なシームレス再生が実現される。シームレスフラグ(SML_FLG)に“1b”が記載され、拡張シームレスフラグ(SML_EX_FLG)に“0b”が記載される場合には、連続するビデオオブジェクト(VOB)間では所謂セミシームレス再生が実現される。更に、シームレスフラグ(SML_FLG)に“0b”が記載され、拡張シームレスフラグ(SML_EX_FLG)に“0b”が記載される場合には、連続するビデオオブジェクト(EVOB)間ではシームレス再生が実現できないノンシームレス状態に維持される。
ノンシームレス状態では、シームレスフラグ(SML_FLG=0)及び拡張シームレスフラグ(SML_EX_FLG=0)を検出することで、バッファでオーバーフローしないよう再生することができる。即ち、あるビデオオブジェクト(VOBU)のビデオエレメンタリーストリームに続いて次のビデオオブジェクト(VOBU)のビデオエレメンタリーストリームが入力される場合には、一時的に次のビデオオブジェクト(EVOB)のビデオエレメンタリーストリームが図2に示されるビデオバッファ212に入力されることを禁止し、前ビデオオブジェクト(EVOB)のビデオエレメンタリーストリームが出力された後に次の当該ビデオオブジェクト(EBVOB)のビデオエレメンタリーストリームがビデオバッファ212に入力することで、ビデオバッファ212でビデオエレメンタリーストリームがオーバーフローを生ずることを防止できる。しかし、出力されるビデオ映像は、一時的にとぎれて再生されることとなる
セミシームレス状態(SML_FLG=1, SML_EX_FLG=0)では、前ビデオオブジェクト(EVOB)のビデオエレメンタリーストリームの末端には、シーケンスの終了を意味するシーケンス終了コード(SEQ_END_CODE:end_of_seq_rbsp)が附加される。シームレスフラグ(SML_FLG=1)及び拡張シームレスフラグ(SML_EX_FLG=0)が検出された状態で、このシーケンス終了コード(SEQ_END_CODE)が検出される場合には、次の当該ビデオオブジェクト(EVOB)のビデオエレメンタリーストリームのバッファへ201の入力が許されるが、次の当該ビデオオブジェクト(EVOB)のビデオエレメンタリーストリームが連続してビデオバッファ212に入力され、内部パラメータが不整合なまま、実質的にシームレスでピクチャが再生される。但し、デコーダの性能次第ではシームレスで再生されるピクチャが一時とぎれる可能性もある。
完全シームレス状態(SML_FLG=1, SML_EX_FLG=1)では、前ビデオオブジェクト(EVOB)の終端には、シーケンス終了コード(SEQ_END_CODE:end_of_seq_rbsp)が設けられ、前ビデオオブジェクト(EVOB)に続く当該ビデオオブジェクト(EVOB)のビデオエレメンタリーストリームの先頭には、当該ビデオオブジェクト(VOB)に含まれるIDRピクチャー(IDR)が配置され、このIDRピクチャー(IDR)が配置される。また、IDRピクチャー(IDR)に基づいて後続のビデオエレメンタリーストリームのパラメータがIDRと整合するように記述されている。即ち、前ビデオオブジェクト(EVOB)並びにこれに続く当該ビデオオブジェクト(EVOB)は、適切に符号化され、そのパラメータが定められている。従って、完全シームレス状態(SML_FLG=1, SML_EX_FLG=1)では、連続してビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームがビデオバッファ212に入力されても、当然にビデオバッファがオーバーフローを生ずることなく、また、出力されるビデオ映像は、良好な画質を保ったままシームレスで再生されることとなる。
尚、必ずしも完全シームレス状態では、ビデオエレメンタリーストリームの先頭にIDRピクチャー(IDR)が配置されなくとも良い。新たに入力されるビデオエレメンタリーストリームでパラメータに不整合が生じないようにビデオエレメンタリーストリームが再生されれば、完全シームレス状態(SML_FLG=1, SML_EX_FLG=1)とすることができる。例えば、元々連続するビデオエレメンタリーストリームを単純に分断し、2つのビデオオブジェクト(EVOB)に分けた場合などがこれに相当する。
図9に示されるムービー用ビデオオブジェクトの一般情報(M_EVOB_GI)には、ビデオオブジェクトタイプ(EVOB_TY)の他に当該VBOの記録開始時間(EVOB_REC_TM)が記載される。この記録時間は、ビデオオブジェクトの先頭部分の記録開始時間に相当し、記録時にその先頭部分が削除された際には、削除された時間が計算されて記録開始時間(EVOB_REC_TM)が書き換えられる。また、この一般情報(M_EVOB_GI)には、当該ビデオオブジェクトにおける最初のビデオフィールド或いはビデオフレームの再現開始時間(プレゼンテーションタイムスタンプ:PTS)を示す開始プレゼンテーションタイムスタンプ(EVOB_V_S_PTM)及び当該ビデオオブジェクトにおける最後のビデオフィールド或いはビデオフレームの再現終了時間(プレゼンテーションタイムスタンプ:PTS)を示す終了プレゼンテーションタイム(EVOB_V_E_PTM)が記述されている。これらタイムスタンプ(EVOB_V_S_PTM,EVOB_V_E_PTM)は、MPEG規格で定められたパラメータからコピー或いは計算されて記述される。
また、ムービー用ビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜M_EVOBI#n)の夫々には、図9に示すように前ビデオオブジェクト(EVOB)に対して当該ビデオオブジェクトをシームレスに再現させるシームレス情報(SMLI)が記載される。シームレス情報(SMLI)は、シームレスフラグ(SML_FLG)に “1b”が記載された際に記載される。シームレス情報(SMLI)には、当該ビデオオブジェク(EVOB)に含まれる先頭パックのシステムタイムクロック(SCR)を記載するビデオオブジェクトの最初のSCR(EVOB_FIRST_SCR)及び当該ビデオオブジェクトよりも前のビデオオブジェクト(EVOB)に含まれる最終パックのシステムタイムクロック(SCR)を記載する前ビデオオブジェクトの最後のSCR(PREV_EVOB_LAST_SCR)が含まれている。
この前ビデオオブジェクトの最後のSCR(PREV_EVOB_LAST_SCR)に達すると、再生システム(再生用プレーヤ)がこのSCR(PREV_EVOB_LAST_SCR)を検知し、この検知に応じてシステムクロックが最初のSCR(EVOB_FIRST_SCR)に書き換えられる。従って、前のビデオオブジェクト(VOB)に続いて次のビデオオブジェクト(VOB)を時間的に連続してシームレスで再生させることができる。
更に、ムービー用ビデオオブジェクト情報(M_EVOBI#1〜M_EVOBI#n)の夫々には、図9に示すように当該ビデオオブジェクト(EVOB)に関するオーディオギャップ情報(AGPI)及びビデオオブジェクトタイムマップ情報(EVOB_TMAPI)が記載される。オーディオギャップ情報(AGPI)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB)中のオーディオストリームに中断が生じた際にその中断が生じた時点及びその時間期間の情報が記載される。EVOBタイムマップ情報(EVOB_TMAPI)は、当該ビデオオブジェクト(EVOB)のタイムマップに関する一般情報(EVOB_TMAP_GI)を含んでいる。一般情報(EVOB_TMAP_GI)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB)を構成するビデオオブジェクトユニット(VOBU)の数が記載され、当該ビデオオブジェクト(EVOB)が記録されている記録領域132内のスタートアドレス(ADR_OFS)が記録領域132の先頭から相対論理ブロック数で記載され、また、当該ビデオオブジェクトのサイズ等が記載されている。即ち、ビデオタイムマップ一般情報(VTMAP_GI)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB)のスタートアドレス(ADR_OFS)がVR・オブジェクト群記録領域132に記録されるオブジェクトファイル(ビデオレコーディング用ムービーファイル(HR_MOVIE_VRO))の先頭ロジカルブロックからの相対ブロック数で記述され、当該ビデオタイムマップ(VTMAP)の最終アドレスが当該ビデオタイムマップ(VTMAP)の先頭からの相対ロジカルブロック数で記載され、また、当該ビデオタイムマップ(VTMAP)内のビデオマップサーチポインタ(VTMADPI_SRP)の数等が記載されている。
更に、図5及び図6(b)に示されるムービーAVファイル情報テーブル(EX_M_AVFIT)は、ビデオオブジェクト(EVOB)に関するタイムマップテーブル(VTMAPT)を含み、ビデオタイムマップテーブル(VTMAPT)は、図5及び図10に示すようにビデオタイムマップ(VTMAP)を含み、このビデオタイムマップ(VTMAP)は、ビデオタイムマップ一般情報(VTMAP_GI)、ビデオマップサーチポインタ(VTMADPI_SRP)及びビデオマップ情報(VTMAPI)を含んでいる。ビデオマップサーチポインタ(VTMADPI_SRP)は、図4に示されるVR・オブジェクト群記録領域132に記録されたビデオオブジェクト(EVOB)の数だけ設けられ、このビデオマップサーチポインタ(VTMADPI_SRP)には、記録されたビデオオブジェクト(EVOB)を特定するインデクス番号が記述され、当該サーチポインタ(VTMADPI_SRP)でサーチされるビデオマップ情報(VTMAPI)のアドレスが記述されている。
ビデオマップ情報(VTMAPI)は、図11に示されるようにインデクス番号で特定されるビデオオブジェクト(EVOB)を構成するビデオオブジェクトユニット(VOBU)のエントリーポイントを記述するEVOBUエントリ(VOBU_ENT#1〜#q)を含んでいる。EVOBUエントリ(VOBU_ENT#1〜#q)の夫々には、各ビデオオブジェクトユニット(VOBU)のサイズ(VOBU_SZ)及びその再生時間(VOBU_TM)が記述されている。あるビデオオブジェクトユニット(VOBU#i)の相対的スタートアドレス(VOBU_ADR#i)は、ビデオオブジェクト(EVOB)内で当該ビデオオブジェクトユニット(VOBU#1)から該当するビデオオブジェクトユニット(VOBU#i)の一つ前のビデオオブジェクトユニット(VOBU#(i-1))までのビデオオブジェクトユニットの合計値(sum)で与えられる。ビデオレコーディング用ムービーファイル(HR_MOVIE_VRO)の先頭からの各ビデオオブジェクトユニット(VOBU)のアドレスは、図9に示されるビデオオブジェクトタイムマップ情報(EVOB_TMAPI)内のビデオオブジェクトタイムマップ一般情報(EVOB_TMAP_GI)に記載される当該ビデオオブジェクトユニット(EVOB)のアドレスオフセット(ADR_OFS)を利用して求められ、当該ビデオオブジェクトユニット(EVOB)のアドレスオフセット(ADR_OFS)にビデオオブジェクトユニットの合計値(sum)を加算して求められる。また、当該ビデオオブジェクトユニット(VOBU#i)のプレゼンテーションスタート時間(VOBU_START_TM#i)は、同様に当該ビデオオブジェクトユニット(VOBU#1)から該当するビデオオブジェクトユニット(VOBU#i)の一つ前のビデオオブジェクトユニット(VOBU#(i-1))までのビデオオブジェクトユニットのプレゼンテーションスタート時間の合計値で与えられる。
図6に示されるHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)は、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)の再生順序を規定するオリジナルプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)及びユーザが定めたビデオオブジェクトユニット(VOBU)の再生順序を規定するユーザディファインのプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)を含んでいる。放送等のビデオ及びオーディオ信号がそのままエンコードされてビデオオブジェクト(EVOB)として記録領域132に記録される際には、オリジナルプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)がナビゲーションデータとして作成されてそのままHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)に記録される。オリジナルプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)で再生順序が定められたビデオオブジェクト(EVOB)で構成されるビデオオブジェクト(EVOB)がユーザによって編集され、編集後のビデオオブジェクトユニット(VOBU)の再生順序が定められた場合には、ユーザディファインのプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)が新たなナビゲーションデータとして作成されてHDVRビデオマネージャ(HDVR_MG)に記録される。
オリジナルプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)及びユーザディファインのプログラムチェーン情報テーブル(ORG_PGCIT)は、いずれも図12に示すようにプログラムチェーン情報(PGCI)を含み、プログラムチェーン情報(PGCI)は、その先頭に配置されたプログラムチェーン一般情報(PGC_GI)、プログラムチェーン(PGC)に含まれるプログラムに関するプログラム情報(PG#1〜PG#m)、ムービーセル情報(M_CI #1〜#n)をサーチする為のセルサーチポインタ(CI_SRP#1〜#n)及びムービーセル情報(M_CI #1〜#n)を含んでいる。
図14及び図15を参照してプログラムチェーン(PGC)、プログラム(PG)、セル(C)及びビデオオブジェクトユニット(VOBU)に関して簡単に説明する。
図4(f)及び(g)を参照して説明したようにビデオオブジェクトユニット(VOBU)142は、オブジェクトデータであって、リアルタイムデータ情報パック(RDI_PACK:Real-time Data Information)144から始まるビデオパック145(V_Pack)及びオーディオパック146(A_Pack)がマルチプレクスされたパック列として定められている。図14に示すように、このビデオオブジェクトユニット(VOBU)が1又は複数個組み合わされて1つのビデオオブジェクト(EVOB#1〜EVOB#n)が構成され、このビデオオブジェクト(EVOB#1〜EVOB#n)がムービービデオレコード(HR_MOVIE_VRO)ファイルとして図4(d)に示される記録領域132に記録される。
プログラムチェーン(PGC)、プログラム(PG)及びセル(C)は、再生をナビゲート、即ち、再生手順を示すナビゲーションデータであって、1又は複数のムービーセル(C)でプログラム(PG)が構成され、1又は複数のプログラム(PG)でプログラムチェーン(PGC)が構成される。セル(C)は、図15に示すように最初及び最後に再現(プレセント)されるビデオオブジェクトユニット(VOBU)を特定して最初及び最後に再現(プレセント)されるビデオオブジェクトユニット(VOBU)間に時間的に連続するビデオビデオオブジェクトユニット(VOBU)を次々に再現(プレセント)してビデオを再生している。セル(C)で指定される最初及び最後のビデオオブジェクトユニット(VOBU)は、スタートプレゼンテーションタイム(S_PTM)及びエンドプレゼンテーションタイム(E_PTM)で指定され、スタートプレゼンテーションタイム(S_PTM)及びエンドプレゼンテーションタイム(E_PTM)でビデオタイムマップ情報(VTMP)が参照されて該当するビデオオブジェクトユニット(VOBU)のアドレスが特定されてプレセント(再現)される。従って、あるセル番号が与えられた1つのセル(C)は、ビデオオブジェクト(EVOB)内のビデオオブジェクトユニット(VOBU)を特定しているが、このセル番号に連続するセル番号が与えられた他のセル(C)は、他のビデオオブジェクト(EVOB)内のビデオオブジェクトユニット(VOBU)を特定することもできる。従って、複数のセルで構成されるプログラム(PG)或いはプログラムチェーン(PGC)は、複数のビデオオブジェクト(EVOB)に属するビデオオブジェクトユニット(VOBU)を指定して連続してビデオオブジェクトユニット(VOBU)をプレゼントすることができる。
図12に示すようにプログラムチェーン情報(PGCI)のプログラムチェーン一般情報(PGCI_GI)には、プログラム(PG#1〜#m)の数(PG_Ns)及びセルサーチポインタ(CI_SRP#1〜#i)の数(CI_SRP_Ns)が記載される。また、プログラム情報(PGI#1〜#m)には、夫々当該プログラム(PG)を構成するセル(c)の数及び当該プログラム(PG)で再現される目標のセルの番号等が記載される。最初に目標のセル(c)に続くセルの再現は、このセル番号を増加させて当該プログラム(PG)を構成するセル(c)の数に達するまで続けられる。セルサーチポインタ(CI_SRP#1〜#i)は、セルの再生順序に配列され、セルサーチポインタ(CI_SRP#1〜#i)には、ムービーセル情報(M_CI #1〜#i)のスタートアドレス(CI_SA)がプログラムチェーン情報(PGCI)の最初のバイトからの相対的ブロック数で記述されている。
また、ムービーセル情報(M_CI)の夫々は、図13に示すようにムービーセル一般情報(M_CI_GI)及びムービーセルエントリーポイント情報(M_CI_EPI#1〜#n)から構成され、ムービーセル一般情報(M_CI_GI)には、当該セル(c)で指定されるビデオオブジェクトユニット(VOBU)が属するビデオオブジェクト(EVOB)に対応する図5及び図6(b)に示すビデオオブジェクト情報サーチポインタ(EVOBI_SRP)の番号が記載されている。ビデオオブジェクト情報サーチポインタ(EVOBI_SRP)は、ムービーAVファイル情報(EX_M_AVFI)内に昇順で配列されていることから、サーチポインタ(EVOBI_SRP)の番号を特定することでサーチポインタ(EVOBI_SRP)を特定し、ビデオオブジェクト情報(EVOBI)獲得することができる。
また、ムービーセル一般情報(CI_GI#1〜#i)の夫々には、ムービーセルエントリーポイント情報(M_CI_EPI#1〜#n)の数(C_EPI_Ns)、当該セル(C)のビデオスタート時のプレゼンテーションタイム(C_V_S_PTM)及び当該セル(C)のビデオ終了時のプレゼンテーションタイム(C_V_E_PTM)が記載されている。このプレゼンテーションタイム(C_V_S_PTM)及び(C_V_E_PTM)を利用してビデオタイムマップ一般情報(VTMAP_GI)を参照することによって、当該セル(C)を構成する最初のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)のスタートアドレス(ADR_OFS)及び最後のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)のスタートアドレス(ADR_OFS)を獲得することができる。
ムービーセルエントリーポイント情報(M_CI_EPI#1〜#n)には、夫々ユーザが用いるエントリーポイントに関する情報としてエントリーポイントプレゼンテーションタイム(EP_PTM)が記述され、ムービーセルエントリーポイント情報(M_CI_EPI#1〜#n)に記述されるエントリーポイントでユーザが指定したスキップ(FFスキップ或いはFRスキップ)を実現することができる。ユーザからの入力があると、ユーザが指定したエントリーポイントプレゼンテーションタイム(EP_PTM)が参照され、このタイムスタンプを利用してビデオタイムマップ一般情報(VTMAP_GI)を参照することによって、当該セル(C)を構成するビデオオブジェクト(EVOB)のスタートアドレス(ADR_OFS)を獲得することができる。
(記録時の処理フロー)
図1に示される記録再生装置においては、記録処理部100でアナログ映像・音声データがエンコードされると、アナログ映像は、符号化ビデオデータに変換されてビデオパック(V_Pack)145のパケットに格納され、また、音声データは、オーディオパック(A_Pack)146のパケットに格納されてマルチプレクスされ、エンコードの際の情報等からRDIパック(RDI)144が生成されてRDIパックを先頭に設けた略一定長の範囲に納まるビデオオブジェクトユニット(VOBU)142が生成される。ビデオオブジェクトユニット(VOBU)142が次々にディスク制御部102に入力されると、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)142は、一時的にメモリに格納され、複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)142からビデオオブジェクト(EVOB)140が生成される。ビデオオブジェクト(EVOB)140を生成するに際して符号化の際の情報及びセル(C)の情報、プログラム(PG)の情報及びオリジナルプログラムチェーン(ORG_PGC)の情報が収集されてマネージャ情報が生成され、図4から図13を参照して説明したHDVRマネージャ(HDVR_MG)が生成される。このHDVRマネージャ(HDVR_MG)は、管理情報記録領域130に記録され、生成されたビデオオブジェクト(EVOB)が次々とVR群記録領域132に記録される。この記録時には、ビデオオブジェクト(EVOB)が編集されていないことから、ユーザディファインド(定義)PGCIテーブル(UD_PGCIT)は、記録されず、空き領域のままに維持される。
次に、ディスク300に記録された後にビデオオブジェクト(EVOB)が編集される場合の処理について説明する。
(ノンシームレスでの編集方法)(SML_FLG=0, SML_EX_FLG=0)
始めに、図1に示すような光ディスク300のデータ構造において、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)の削除すべき区間の始点と終点を再生時間で指定し、その削除区間の指定に基づいてオリジナルビデオオブジェクト(EVOB)の分割、削除を実施する例について説明する。
図15に示されるように1つのオリジナルビデオオブジェクト(EVOB#1)があれば、既に説明したように、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB#1)に付随して図5、図7及び図9に示されるようにムービビデオオブジェクト(EVOB#1)、図5及び図10に示されるビデオタイムマップ(VTMAP)、図5及び図7に示されるムービビデオオブジェクトストリーム情報(EX_EVOB_STI)が1つずつ用意され、その内にビデオオブジェクト(EVOB#1)についての情報が記述されている。また、オリジナルプログラムチェーン(ORG_PGC)には、該当オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)に対応する少なくとも1つのセル(C)が生成されている。
また、ムービビデオオブジェクト情報(M_VOB#1)が作成され、その内にシームレスフラグ(SML_FLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が記述される。また、ムービビデオオブジェクトユニットストリーム情報(EX_M_VOB_STI#1)には、ビデオ属性(V_ATR)が記述される。更に、ビデオタイムマップ(VTMAP#1)には、タイムマップ情報(VTMAPI)が記述され、当該ビデオオブジェクト(VOB)中の各ビデオオブジェクトユニット(VOBU#n)のエントリーポイント(VOBU_ENT)が記述されている。
尚、以下の説明では、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)の編集はビデオオブジェクトユニット(EVOBU)境界単位で行うものとして説明し、ビデオ属性(V_ATR)には、ビデオデータがMPEG−4AVCで符号化されている旨が記載されているものとする。
(ビデオオブジェクト(EVOB)及び関連情報の分割)
図16は、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)における部分削除の処理の流れを示している。始めに、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)における部分削除の処理が開始(S10)されると、指定された部分削除区間の開始時間と終了時間に対して、ビデオオブジェクト(EVOB)に対応づけられた図10に示されるビデオタイムマップ(VTMAP)から、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)内における削除対象となるビデオオブジェクトユニット(EVOBU)の区間(削除処理の始点及び終点)が決定され、指定された削除処理の始点及び終点が記録処理部101で取得される(S12)。図16に示されるように、削除される直前のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)をビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i)、削除される最後のビデオオブジェクトユニットユニット(EVOBU)をビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)とすると、削除処理の始点に相当するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)から削除処理の終点に相当するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)が実際の削除対象とされる。ここで、ビデオマップ(VTMAP)が参照されて始点に相当するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)及び終点に相当するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)のアドレスが求められ、ビデオオブジェクト(VOB)中で当該始点に相当するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)及び終点に相当するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)が検出される。
尚、削除対象のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)も後述する編集処理で必要となる場合があるため、完全な削除処理は、後に説明されるように編集処理の最後に実施される。
ビデオオブジェクト(EVOB#1)は、図16に示すように、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i)を末尾として分断され、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j)以降のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)が新たなビデオオブジェクト(EVOB#2)が生成される。(S16)ビデオオブジェクト(EVOB#1)及び新たなビデオオブジェクト(EVOB#2)は、HDVRマネージャ(HDVR_MG)で管理される。即ち、ビデオオブジェクト(EVOB#1)に対応するビデオタイムマップ(VTMAP#1)、ビデオオブジェクト情報(EVOBI#1)、ビデオオブジェクトストリーム情報(EVOB_STI#1)についても分断処理された後のビデオオブジェクト(EVOB#1)に対応するようにその内容が更新される。(S18)同様に、新たなビデオオブジェクト(EVOB#2)に対応するビデオタイムマップ(VTMAP#1)、ビデオオブジェクト情報(EVOBI#1)、ビデオオブジェクトストリーム情報(EVOB_STI#1)についても分断処理された後のビデオオブジェクト(EVOB#1)に対応するようにその内容が更新される。(S20)
即ち、ビデオタイムマップ(VTMAP)には、各ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)に対応する情報が記載される為に、ビデオマップ(VTMAP#1)は、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i)までの情報を有するように変更され、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j)以降の情報は、新たに分割されたビデオマップ(VTMAP#2)に与えられる。
また、ユーザディファインのPGC情報テーブル(UD_PGCIT)が作成され、分断により新たに作成されたビデオオブジェクト(EVBO)に関する図13に示されるムービーセル情報(M_CI)が作成され、このムービーセル情報(M_CI)の集合として図12に示されるPGC情報(PGCI)が作成される。
同様に、ビデオオブジェクトストリーム情報(EVOB_STI#1)はビデオオブジェクト(EVOB)についての属性情報が含まれるが、基本的にビデオオブジェクト(EVOB#1)及びビデオオブジェクト(EVOB#2)は同一属性を有することから、ビデオオブジェクト(EVOB#2)に関するビデオオブジェクトストリーム情報(EVOB_STI#2)は、ビデオオブジェクトストリーム情報(EVOB_STI#1)の情報に基づいて設定される。
ビデオオブジェクト情報(EVOBI#1)のビデオオブジェクトタイプ(EVOB_TY)にシームレス再生に関するシームレスフラグ(SML_FLG)がある場合には、ビデオオブジェクト(VOB)の部分削除に起因してシームレス再生が保証されなくなる。従って、新たなビデオオブジェクト(EVOB#1)及びビデオオブジェクト(EVOB#2)の連続再生に際してシームレスに再生させるかがステップS22で判断される。ここで、シームレス再生が不要な場合には、M_ビデオオブジェクト情報(EVOBI#2)におけるシームレスフラグ(SML_FLG)の値には、“0”がセットされ、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)にも“0”がセットされる。(S24)その後、ステップS26に示されるように、削除処理対象とされる図16に示すビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)からビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)が削除され、ステップS30に示すようにビデオオブジェクト(EVOB)の中間部分の削除処理が終了される。この削除の際には、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j)のビデオエレメンタリーストリームの後尾にシーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)が付される。
ステップS22において、シームレス再生に対応させる場合には、シームレス再生の為にビデオオブジェクト(VOB)の一部に再エンコード処理が実施され、後に述べるシームレス再生の為の必要な設定がされ、ステップS26に示すようにビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)からビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)が削除され、その後、ステップS30に示すように処理が終了される。
尚、ビデオオブジェクト(EVOB#1)が分断される前にビデオオブジェクト(EVOB#2)が既にある場合には、新たなビデオオブジェクト(EVOB#2)が追加されたことから、前のビデオオブジェクト(EVOB#2)は、ビデオオブジェクト(EVOB#3)に更新されて同様に関連情報が同様に更新される。
(シームレス再生実現のためのオペレーション)
次に、シームレス再生を保証するための具体的な編集処理について説明する。既に従来技術で説明されるように、ビデオオブジェクト(EVOB)の部分削除処理だけでは、シームレスな再生を保証することができない。これは、単純に部分削除しただけの状態では、前後のビデオオブジェクト(EVOB)間でのバッファ状態が異なり、バッファエラーが発生する危険があり、また、部分削除によりBピクチャ或いはPピクチャの参照ピクチャが欠落し、正しくデコード処理ができない可能性があるためである。従って、シームレス再生を可能とするためには、以下の基本処理が必要とされる。
この発明の実施例においては、シームレス再生実現のための編集処理として、2段階のレベルが定義され、2段階のレベルがフラグ(SML_FLG,SML_EX_FLG)により区別される。その一つのレベルは、バッファ状態或いはリファレンスフレームなどの問題を解消し、再生時にデコーダで連続的に処理することは可能なものの、一部パラメータ間での不整合が残ったままの状態においてデコーダ側で特別な対応が必要なレベルで、この明細書では、既に述べたように「セミシームレス状態」と定義されている。セミシームレス状態は、既に図5及び図9を参照して説明したようにシームレスフラグ(SML_FLG)に加え新たに定義するシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)を用いて、シームレスフラグ(SML_FLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“0”でシームレスではないと定義され、シームレスフラグ(SML_FLG)が“1”、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“0”でセミシームレスであると表現される。他の一つは、パラメータの不整合に対する対策も行い、ビデオオブジェクト(EVOB)間のビデオストリームの連続性を完全保証することで、再生時にシンプルな仕組みでシームレス再生を実現するレベルで、「完全シームレス状態」と定義される。完全シームレス接続状態は、シームレスフラグ(SML_FLG)が“1”、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“1”の値で表現され、シームレス及びセミシームレスも充足すると表現される。
シームレス再生実現のための編集処理について、図18及び図19を参照して説明する。ここで、図18は、セミシームレス及び完全シームレスを含むシームレス再生実現のための編集処理のフローを示し、また、図19は、セミシームレス状態を実現するための変換処理の概念を示す概略図である。
始めに、セミシームレス状態(SML_FLG=1,SML_EX_FLG=0)を実現するための処理について説明する。
(部分再エンコード箇所の指定)
図18に示すステップS40において、シームレス再生を実現する為の処理が開始されると、図16を参照して説明した分割後の新たなビデオオブジェクト(EVOB#1)及びビデオオブジェクトユニット(EVOB#2)は、バッファ状態を維持するためにその一部(例えば、n個及びm個のビデオオブジェクトユニット(VOBU))が再エンコードされるビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群として指定される。(S42)即ち、図19(a)に示すようにビデオオブジェクト(EVOB#1)の末尾n個分(nは任意の個数)のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)(ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i-n+1)からビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i)まで)が再エンコードの対象とされ、各々ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#1とされる。また、ビデオオブジェクトオブジェクトユニット(EVOBU)の先頭m個分(mは任意の個数)のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)(ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j)からビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j+m-1)まで)が再エンコードの対象とされ、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#2とされる。
尚、n,mの値が大きいほど、再エンコード時の符号量割り当て等を柔軟に行うことが可能だが、その分処理コストが増大するため、処理コストと再エンコード品質とのバランスを考慮してこのn,mの値が設定される。
(部分ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)のAV分離)
上記のように設定した対象ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群について、図19(b)に示すように、デマルチプレクスの処理が施されてビデオエレメンタリーストリーム(Video ES(Elementary Stream))及びオーディオエレメンタリーストリーム(Audio ES)に分離される(S44)。ここで、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#1)群から分離されたビデオエレメンタリーストリーム(Video ES)が#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)とし、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#2)群から分離したビデオエレメンタリーストリーム(Video ES)が#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)とする。
(バッファモデルの再現)
次に、バッファモデル維持のための処理が実施される。まず、#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)における各ピクチャの符号量が取得され、ビデオオブジェクト(EVOB#1)におけるバッファ遷移状態が再現される。尚、正確にビデオオブジェクト(EVOB#1)のバッファ状態を再現するには、ビデオオブジェクト(EVOB#1)全体をデマルチプレクスして全体のビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)が抽出され、符号量の遷移を調べる必要があるが、本実施例では、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#1の情報だけで仮想的にバッファ状態が再現される。
#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)についても同様に処理され、バッファ状態の遷移が再現される。#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)のバッファ状態が比較され、バッファエラーが起こらないかどうかがチェックされ、エラーが起きないように再エンコードの際の符号量割り当ての量が調整される。この符号量の再割り当ては、後述の再エンコード処理におけるスライスタイプの変更なども併せて考慮して実施する必要がある。
(デコード画像の生成)
次に、#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)について、図19(c)に示すように再エンコード処理のためにデコード処理し、フレーム画像が生成される。(ステップS46)このとき、抽出したビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)内に参照ピクチャが存在しない場合が生じる。(S48)これは、#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)の場合であれば、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i)に含まれるピクチャのうち、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)以降に含まれるピクチャを参照フレームとして持つようなスライス(P又はBピクチャ)が存在する場合に生じる。通常のMPEG4−AVCの場合、こうしたピクチャをデコードするためには、先のIDRピクチャから後のIDRピクチャまでにある参照ピクチャをデコードして参照フレームを生成してデコードする必要がある。
一方で、MPEG4−AVCの場合にも、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)に必ずIスライスを含み、符号化順でIスライスをまたいだ参照を禁止するようデータ構造に制限を加えておくことで、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)内に参照ピクチャがなくとも、直前もしくは直後のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)内に参照ピクチャを含むことを保証することができる。よって、こうした制限を加えた場合には、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#1については、図19(b)に示すように後続のビデオオブジェクトユニット(EVOBU#i+1)等も併せてAV分離してデコードする。同様に、図19(b)に示すようにビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#2についても、先行するビデオオブジェクトユニット(EVOBU#j-1)等も併せてデコードすることで、参照ピクチャが存在しない状態を回避することができる。
(参照ピクチャ欠落の解消)
一方で、シームレス再生では、ビデオオブジェクト(EVOB#1)に続いてビデオオブジェクト(EVOB#2)をなめらかに再生する必要がある。上述したような編集後において、参照ピクチャの欠落した状態が発生した場合(S48)、図19(d)及び(e)に示すように、再エンコード時にこれを解消する必要がある。(S50)
参照ピクチャが欠落した場合の対処方法としては、複数あるが、ここではいくつかの代表的な例のみを説明する。単純な方法としては、参照ピクチャが存在しないピクチャについては、Iピクチャとして符号化してしまう方法がある。但し、この場合消費する符号量が多くなる。そのほかの方法としては、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)内に存在するフレームのみを対象として動き予測をやり直す方法もある。Bピクチャで双方向予測を行っている場合は、参照ピクチャが存在する動きベクトルのみ再利用して動き補償処理をやり直しても良い。
この参照ピクチャの欠落した状態が解消されると、既に説明したようにビデオオブジェクト(EVOB)間でバッファ状態が維持されるようにビデオエレメンタリーストリームに適切な符号量が与えられる
(シーケンスエンドコードの挿入)
上記の処理を行った状態では、バッファ状態及び参照ピクチャの欠落については解消されているものの、ビデオオブジェクト(EVOB#1)及びビデオオブジェクト(EVOB#2)の間で、下記のパラメータについて不整合が生じる。(S54)
frame_num
picture order count
これらのストリーム内のパラメータの不整合をステップS54で許容する場合、即ち、セミシームレス状態にする場合には、フレーム画像列(ピクチャ列#1、#2)が図19(e)で示すように既に述べたように部分的に再エンコードされ、#1及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(ES#1’,#2’)が生成される。(S56)
尚、上述したパラメータの不整合は、予めデコーダ側がこのような不整合が起こる場合を想定しており、不整合が生じる地点をデコーダで認識できるのであれば、デコード時の例外処理と対処可能となる。具体的な対策法については、後述の再生装置の処理の項で説明する。
後続のビデオオブジェクト(EVOB#2)の先頭がIDRピクチャであれば上記パラメータの不整合は起こらない。しかし、図16を参照して説明したようにストリームの部分削除を行った場合、後続のビデオオブジェクト(EVOB#2)の先頭がIDRピクチャであることを保証することは困難である。理由は、既に説明したようにIDRピクチャをビデオオブジェクトユニット(EVOBU)単位で入れてしまうと符号化効率が大きく低下してしまうためである。
上記のように、部分削除編集時には、IDRピクチャによってストリームの切り替わりをデコーダが感知することが難しい。そこで、ビデオオブジェクト(EVOB#1)の#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)の最後にシーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)を付加することで、デコーダへ入力する#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の切り替わりのタイミングをデコーダ側が検知できるようにする。(S58)H.264の場合には、end_of_seq_rbsp()のNALユニットが付加される。
(フラグ設定)
以上のように、処理を施した段階で、映像の符号化形式がMPEG4−AVCの場合においても、シームレスフラグ(SML_FLG)に“1”が設定され、併せてシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“0”に設定される。(セミシームレスの設定:S60)
(再混合)
再エンコード処理を終えたビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1,#2)については、図19(f)に示すように再び音声データ及びその他のデータ(RDI、GCIなど)を混合してMPEG−2PS形式とし、図19(g)に示すようにビデオオブジェクト(EVOB#1)、ビデオオブジェクト(EVOB#2)を形成する。再エンコード後のデータをディスクに割り当てる際にはCDAと呼ばれる連続してディスク上に存在しなければならない最小単位に基づき、ディスクのジャンプパフォーマンスモデルに沿った形で割り当てを行い、ディスク300に記録する。
また、オーディオデータのギャップ、及びビデオオブジェクト(EVOB#1,#2)の開始SCR、終了SCRといった、拡張されたシステムターゲットデコーダ(E-STD:Extended System Target Decoder)モデルを用いたシームレス再生に必要な情報も、従来と同様の方法で適切に設定される。
(完全シームレス)(SML_FLG=1, SML_EX_FLG=1)
上述した説明では、ビデオオブジェクト(EVOB)の最小限の部分的再エンコードでセミシームレス状態を実現するための処理手法について述べたが、上記手法は、編集時の処理コストは比較的少ないものの、デコード時にデコーダ側でシームレス再生の工夫を行う必要がある。一方で、より多くのデコーダで確実にシームレス再生を行う完全シームレス状態実現のための処理手法について以下に説明する。
具体的な手法としては、図18に示すフローに従ってバッファ状態が維持される(S40〜S52)ステップS54でパラメータの不整合を解消する場合には、後段の再エンコードの処理においては、先行する#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)及び後続の#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)との完全な連続性を保証できるように#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の全体について再エンコード処理がなされる。即ち、フレーム画像列(ピクチャ列#1、#2)の全体が図19(e)で示すように既に述べたように再エンコードされ、#1及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(ES#1’,#2’)が生成される。(S64)また、後続のビデオオブジェクト(EVOB#j+1)以降のビデオオブジェクト(VOB#q)もパラメータの書き換えに続いて再エンコードが実施されて新たな#2ビデオオブジェクト(VOB#2)が生成される。(S66)また、この新たなビデオオブジェクト(VOB#2)が生成されると、シームレスフラグ(SML_FLG=1)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG=1)に“1”が設定される。(S68)その後シームレス再生実現の為の処理が終了される。
ここで、シームレスフラグ(SML_FLG)の値に“1”がセットされ場合には、シームレス情報(SMLI)には、当該ビデオオブジェクト(EVOB#1)に含まれる先頭パックのシステムタイムクロック(SCR)を記載する最初のSCR(EVOB_FIRST_SCR)及び当該ビデオオブジェクトよりも前のビデオオブジェクト(EVOB#2)に含まれる最終パックのシステムタイムクロック(SCR)を記載する前ビデオオブジェクトの最後のSCR(PREV_EVOB_LAST_SCR)が記載される。
(IDRピクチャ挿入について)
#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)とは、部分削除により本来は連続的でないと考えると、完全シームレスを実現する為のステップS64においては、#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の符号化順の先頭のピクチャは、IDRピクチャとして符号化することが好ましい。この場合、IDRピクチャの存在にともない参照ピクチャの関係も変化することから、#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)及び#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の参照ピクチャが見直される。具体的には、IDRピクチャとして符号化するピクチャをまたいで参照しているものについて、IDRピクチャを参照ピクチャとして再度動き予測及び動きベクトルの生成処理を行う。このとき、元の動きベクトルを参照フレームの変化にあわせて空間的にスケーリングして再利用することで動き予測処理のコストを省略してもよい。
尚、#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)との連続性を保証できるのであれば、#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の先頭ピクチャをIDRピクチャ以外で符号化しても良い。ただし、ビデオオブジェクト(EVOB)をまたいだ参照は行わないものとする。
(連続的なパラメータの再計算)
一方、#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の先頭をIDRピクチャで符号化した場合或いはIDRピクチャで符号化しない場合にも、ビデオオブジェクト(EVOB#1)とビデオオブジェクト(EVOB#2)を確実にシームレスに再生させるためには、ビデオオブジェクト(EVOB#2)における先頭m個分のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)を集めたビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#2だけでなく、m+1個目以降のビデオオブジェクトユニット(EVOBU)についても、デマルチプレクスしてビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)を取り出し、ステップS66において、再エンコードの処理を行う必要がある。
この再エンコードの処理では、ビデオオブジェクトユニット(EVOBU)群#2に対応する#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)に対して行ったような完全な再エンコード処理である必要はなく、スライスヘッダレベルの情報の書き換え処理で対応できる。具体的にはframe_number及びpic_order_cntの値については、VideES#1の情報に基づき連続的に変化するよう、#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)の値と併せてビデオオブジェクト(EVOB#2)全体のパラメータを修正する。また、バッファパラメータについても、#1ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#1)のバッファ状態のパラメータを元に、#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)では再符号化の際の実際の発生符号量に基づいて値の修正を行い、残りのビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)については、#2ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES#2)で設定されたバッファパラメータに対して、すでに存在するビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)の各スライスの符号量に基づいて順次パラメータの値を修正していく。
(フラグの設定)
以上のようにビデオオブジェクト(EVOB#2)全体の再符号化処理を実施し、ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)のレベルでの連続性を保証できた場合には、その状態を示すためシームレスフラグ(SML_FLG)を“1”に設定すると共に、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“1”に設定される。オーディオとの混合やその他のシームレス再生情報の記録は従来と同様に行う。
(その他の例)
上記までは、元々一つのビデオオブジェクト(EVOB)の中間部分を削除し、2つのビデオオブジェクト(EVOB)に分割した場合のシームレス再生実現について説明しているが、2つのビデオオブジェクト(EVOB)でシームレス再生を行うその他のシチュエーションとフラグの設定方法について述べる。
(リアルタイムなビデオオブジェクト(EVOB)切り替え)
ある映像・音声データを連続的に記録している際、解像度などが変化した場合に、コンテンツが切り替わったと見なしてビデオオブジェクト(EVOB)を変更する場合がある。この場合、録画処理自体は連続的に実行しているため参照ピクチャが欠落することはなく、ビデオオブジェクト(EVOB)切り替え時もエンコーダ内部の状態を維持しておき、ビデオオブジェクト(EVOB)変更後、直前のビデオオブジェクト(EVOB)のバッファ状態などを維持したまま符号化することで、完全シームレス状態(SML_FLG=1,SM_LEX_FLG=1)でのエンコードが可能である。ビデオオブジェクト(EVOB)の切り替わりで属性が変化する場合には、後続ビデオオブジェクト(EVOB)の先頭ピクチャをIDRピクチャで符号化して解像度などの属性を変化させることができる。上記のような符号化を行った場合は、シームレスフラグ(SML_FLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が共に“1”に設定される。
(属性の異なる2つのビデオオブジェクト(EVOB)の接続)
上記のような、リアルタイムでのビデオオブジェクト(EVOB)切り替えと比較し、元々異なるタイミングで録画されたビデオオブジェクト(EVOB)同士をシームレスに再生させようとした場合には、基本的に再エンコードの必要がある。この場合の状況は、1つのビデオオブジェクト(EVOB)を中間部分で削除した場合とほぼ状況は同じとなる。後続ビデオオブジェクト(EVOB)の先頭があらかじめIDRピクチャ(IDR)で符号化されていれば、再エンコードによりビデオオブジェクト(EVOB)間のバッファ状態の維持と、先行ビデオオブジェクト(EVOB)の参照ピクチャ欠落の解消を行うことで完全シームレス状態を実現できる。一方、後続ビデオオブジェクト(EVOB)の先頭が編集処理によりIDRピクチャで無くなっている場合には、1つのビデオオブジェクト(EVOB)を中間部分で削除した場合と同様の方法で、セミシームレス状態、完全シームレス状態のいずれかを選択してシームレス再生可能な状態を実現することができる。例えば後続ビデオオブジェクト(EVOB)の先頭ピクチャをIDRピクチャに変更せずバッファ状態などだけ再エンコードで補正してセミシームレス状態にする、後続ビデオオブジェクト(EVOB)の先頭をIDRピクチャで再符号化して後続のパラメータも修正し完全シームレス状態にする、などである。
<再生時の処理フロー>
次に、再生側で、フラグの設定されたコンテンツをどのように再生するかについての例を説明する。本実施例では、特にビデオオブジェクト(EVOB#1)からビデオオブジェクト(EVOB#2)に連続して再生する場合について説明する。再生処理では、デコーダ側がセミシームレス状態でのシームレス再生が可能な性能を持つか否かで処理が異なる。セミシームレス状態でのシームレス再生に対応したデコーダの場合の再生処理フローは、図20に、セミシームレス状態に対応しないデコーダの場合の処理フローを図21に示している。
(#1ビデオオブジェクト(EVOB#1)から#2ビデオオブジェクト(EVOB#2)へのシームレス再生)
図20及び図21において、#1ビデオオブジェクト(EVOB#1)から#2ビデオオブジェクト(EVOB#2)へのシームレス再生の処理が開始(S70,S120)されると、プログラムチェーン(PGC)によって指定された再生順がビデオオブジェクト(EVOB#1)からビデオオブジェクト(EVOB#2)へと移行する際、次に再生するビデオオブジェクト(EVOB#2)に関連づけられたビデオオブジェクト情報(EVOBI#2)とビデオオブジェクトストリーム情報(EVOB_STI#2)がチェックされる。(S72,S122)特に、シームレス再生時には、ビデオオブジェクト(EVOB_STI#2)に含まれるビデオ属性情報(V_ATR)、ビデオオブジェクト情報(EVOBI#2)に含まれるシームレスフラグ(SML_FLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)の情報、及び存在すればシームレス情報(SMLI)がチェックされる。
ここで、ビデオ圧縮モード(Video compression mode)は、ディスク300内で一定であるとする。ビデオ圧縮モード(Video compression mode)がMPEG4−AVCの場合には、先に述べたように記録時に設定されたシームレスフラグ(SML_FLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)の情報に基づき、デコーダ216からの出力がリオーダバッファ220に切り替えられてデコードされたピクチャの順序が再生順序に並べ変えられて出力されるように設定される。
この状態において、#2ビデオオブジェクト(EVOB#2)のデータがディスク処理部102のトラックバッファ(図示せず)に読み込まれ(S72,S124)、トラックバッファのデータがデマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S76,S126)
先にデマルチプレクスされた#1ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#1)は、ビデオバッファ212に転送され(S78、S128)、ビデオバッファ212に格納されたデータは、次々にビデオデコーダでデコードされ(S82,S130)、ピクチャデータがリオーダリングバッファ220で順序が整えられて出力される。
ステップS82或いはS134において、ビデオオブジェクト(EVOB#1)の読み込みが完了されたかがチェックされる。完了されていない場合には、ステップS74又はステップS124に戻され、ステップS74〜S82或いはステップS124〜ステップS132が繰り返される。ビデオオブジェクト(EVOB#1)の読み込みが完了している場合には、シームレスフラグ(SML_FG)がチェックされる。(S84,S134)このステップS84,S134において、シームレスフラグ(SML_FLG)が“0”である場合には、下記に説明するノンシームレスとして処理される。
ステップS84,S134に続く処理は、セミシームレス対応の再生装置及びセミシームレス不対応の再生装置で異なることから、図20及び図21に分けて説明する。
(ノンシームレス状態のとき)
<図20に示すセミシームレス対応のノンシームレスフロー>
シームレスフラグ(SML_FLG)が“0”、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“0”のときには、そもそもビデオオブジェクト(EVOB#1)とビデオオブジェクト(EVOB#2)のシームレスな再生が保証されていない。このため、ビデオオブジェクト(EVOB#1)のデータを分離してビデオデータをビデオバッファに転送した後は、ビデオバッファのデータをデコーダが処理完了するまで待ち、そこでいったんデコーダを初期化した後再びビデオオブジェクト(EVOB#2)のビデオデータを転送することで再生することができる。この場合、いったんバッファ転送を止めているため、ビデオオブジェクト(EVOB#1)とビデオオブジェクト(EVOB#2)の切り替わりで再生は一時停止される。
即ち、セミシームレス対応の再生装置では、図20のステップS86に示すようにビデオバッファ212内のビデオデータが全てデコードされているかがチェックされる。ステップS86でビデオデータが全てデコードされていない場合には、ビデオバッファ212内のデータ全てデコードされるまで、ビデオバッファ212内のデータは、次々にビデオデコーダでデコードされる。(S88)ステップS88において、ビデオバッファ212内のデータが全てビデオデコーダ216でデコードされた場合或いはステップS86でビデオデータが全てデコードされている場合には、ビデオオブジェクト(EBOV#2)のデータがトラックバッファに読み込まれ(S90)、トラックバッファのデータは、デマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S92)この#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)は、ビデオバッファ212に転送される。ビデオバッファ212内の#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)をデコードする前にシームレスフラグ(SML_FL)、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)及びシーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)がチェックされる。(S96)ステップS97において、シームレスフラグ(SML_FL)が”0”であり、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)が”0”である場合には、ノンシームレスであるとしてステップS106において、シーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)の検出がチェックされる。シーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)が検出されると、パラメータの不整合を考慮したデコード処理が実行される。(S108)その後、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されたかがステップS102で確認され、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されていない場合には、ノンシームレス再生におけるステップS90からS108までの同様の処理が実行される。
ステップS106において、シーケンスエンドコードがデコーダで検知されない場合には、ノンシームレスでの通常のデコード処理がステップS100で実行され、同様に、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されたかがステップS102で確認され、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されていない場合には、ノンシームレス再生におけるステップS90からS106までの同様の処理が実行される。
<図21に示されるセミシームレス不対応のノンシームレスフロー>
ステップS134において、シムレスフラグ(SML_FLG)が“0”であれば、ノンシームレスであり、ノンシームレス状態では、ステップS138に示すようにビデオバッファ212内のビデオデータが全てデコードされているかがチェックされる。ステップS86でビデオデータが全てデコードされていない場合には、ビデオバッファ212内のビデオオブジェクト(VOB#1)の全データがデコードされるまで、ビデオバッファ212内のデータは、次々にビデオデコーダでデコードされる。(S140)ステップS138において、ビデオバッファ212内のデータが全てビデオデコーダ216でデコードされた場合には、ビデオオブジェクト(EBOV#2)のデータがトラックバッファに読み込まれ(S142)、トラックバッファのデータは、デマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S144)この#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)は、ビデオバッファ212に転送される。(S146)ビデオバッファ212内のビデオオブジェクト(VOB#2)のデータのデコードが開始され、ビデオバッファ212内にビデオオブジェクト(VOB#2)の全データの読み込みが完了するまでステップS142からS148が繰り返される。ビデオオブジェクト(VOB#2)の全データの読み込みが完了すると、再生処理が終了される。(S152)
(セミシームレス状態のとき)
シームレス条件を表すフラグとして、シームレスフラグ(SML_FLG)に“1”がシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)に“0”が設定されるセミシームレス再生の処理について説明する。
この条件にあっては、ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)のレベルでは完全な連続性が保証されず、バッファ状態の整合性確保、或いは、タイムスタンプなどのずれを吸収するシームレス情報(SMLI)が設定され、E-STDバッファモデルをもシステムレベルでのシームレス性が保証されている状態であり、デコーダでシームレスな再生を行うためには、特別な対応が必要となる。
この特別な対応が可能なデコーダなのか、対応ができないデコーダなのかに応じて、具体的に再生時の手順がノンシームレスにおける処理と同様異なる。
<図20に示すセミシームレス対応のセミシームレスフロー>
セミシームレスの状態では、ステップS84においてシームレスフラグ(SML_FLG)が”1”であることから、ビデオバッファ212のデータがビデオデコーダ216でデコードされ続けるとともにビデオオブジェクト(EVBO#2)のデータがトラックバッファに読み込まれる。トラックバッファ内のビデオオブジェクト(EVBO#2)のデータは、デマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S92)この#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)は、ビデオバッファ212に転送される。ビデオバッファ212内の#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)をデコードする前にシームレスフラグ(SML_FL)、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)及びシーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)がチェックされる。(S96)セミシームレス状態では、ステップS97において、シームレスフラグ(SML_FL)が”1”であり、ステップS98において、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)が”0”であるから、ステップS106において、シーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)の検出がチェックされる。ビデオバッファ内に存在するシーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE: end_of_seq_rsbp)をデコーダが検知したときには、デコーダは、シームレスフラグ(SML_FLG)及びシームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)の状態から、以降のバッファのビデオデータでパラメータレベルの不整合が生じることを検知する。ここで、デコーダではビデオバッファはそのままの状態で、内部状態を一端リセットする。そしてシーケンスエンドコード(end_of_seq_rsbp())以降のデータ、即ち、ビデオオブジェクト(EVOB#2)のビデオデータをデコードする際には、あらかじめ例外的な処理としてデコード処理を行う。(S108)このように、デコーダレベルでビデオデータの不整合を感知し、連続的に処理することで、デコーダの処理性能次第でシームレスな再生が可能となる。ステップS108の後においては、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されたかがステップS102で確認され、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されていない場合には、ノンシームレス再生におけるステップS90からS108までの同様の処理が実行される。
ステップS106において、シーケンスエンドコード(end_of_seq_rsbp())がデコーダで検知されない場合には、セミシームレスでの通常のデコード処理がステップS100で実行され、同様に、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されたかがステップS102で確認され、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されていない場合には、セミシームレス再生におけるステップS90からS106までの同様の処理が実行される。
上述したように、セミシームレス状態のシームレス再生に対応したデコーダを用いた再生処理では、シームレス再生実現のため、ビデオオブジェクト(EVOB#1)のビデオデータに引き続いて、ビデオオブジェクト(EVOB#2)のビデオデータを連続してビデオバッファに転送し、デコーダでは、ビデオバッファのデータを順次デコード処理を行っている。
<図21に示されるセミシームレス不対応のセミシームレスフロー>
ステップS136において、セミシームレス状態では、シムレスフラグ(SML_EX_FLG)が“1”であるから、ステップS142において、ビデオオブジェクト(EBOV#2)のデータがトラックバッファに読み込まれ、トラックバッファのデータは、デマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S144)この#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)は、ビデオバッファ212に転送される。(S146)ビデオバッファ212内のビデオオブジェクト(VOB#2)のデータのデコードが開始され、ビデオバッファ212内にビデオオブジェクト(VOB#2)の全データの読み込みが完了するまでステップS142からS148が繰り返される。ビデオオブジェクト(VOB#2)の全データの読み込みが完了すると、再生処理が終了される。(S152)
尚、シーケンスエンドコード(end_of_seq_rbsp())を検知しても、その後に生じるパラメータの不整合が生じるピクチャのデコードをシームレスに再生することができないデコーダもある。この場合には、図21に示すようにシームレスフラグ(SML_FLG)が“0”のときと同様、一端ビデオオブジェクト(EVOB#1)のビデオデータをビデオデコーダが処理し終わるのを待ってからビデオオブジェクト(EVOB#2)のデータを転送することで再生が可能となる。
(完全シームレス状態のとき)
シームレスフラグ(SML_FLG)が“1”, シームレス拡張フラグ(SML_EX_FLG)が“1”の時には、ビデオエレメンタリーストリーム(VideoES)のレベルでの連続性が保証されている。このため、ビデオエンコード側では、ビデオオブジェクト(EVOB#1)のビデオデータに引き続いて連続でビデオオブジェクト(EVOB#2)のビデオデータをビデオバッファ201に入力し、ビデオデコーダ側では入力バッファを連続的にデコードしていくことでシームレスなデコード処理が可能となる。その後においては、その他のシームレス関連情報に基づいてシステムで同期が取られて再生される。より詳細には、図20に示すセミシームレス対応及び図21に示すセミシームレス不対応でフローが以下のように異なっている。
<図20に示すセミシームレス対応の完全シームレスのフロー>
完全シームレスの状態では、ステップS84においてシームレスフラグ(SML_FLG)が”1”であることから、ビデオバッファ212のデータがビデオデコーダ216でデコードされ続けるとともにビデオオブジェクト(EVBO#2)のデータがトラックバッファに読み込まれる。トラックバッファ内のビデオオブジェクト(EVBO#2)のデータは、デマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S92)この#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)は、ビデオバッファ212に転送される。ビデオバッファ212内の#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)をデコードする前にシームレスフラグ(SML_FL)、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)及びシーケンスエンドコード(SEQ_END_CODE)がチェックされる。(S96)完全シームレス状態では、ステップS97において、シームレスフラグ(SML_FL)が”1”であり、ステップS98において、シームレス拡張フラグ(SML_EX_FL)が”1”であるから、ステップS100において、通常のデコードが実施される。(S100)その後、ステップS100において、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの処理が実行されるとともにビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されたかがステップS102で確認され、ビデオオブジェクト(VOB#2)のデータの読み込みが完了されていない場合には、完全シームレス再生におけるステップS90からS106までの同様の処理が実行される。
上述したように、完全シームレス状態でセミシームレス再生に対応したデコーダを用いた再生処理では、シームレス再生実現のため、ビデオオブジェクト(EVOB#1)のビデオデータに引き続いて、ビデオオブジェクト(EVOB#2)のビデオデータを連続してビデオバッファに転送し、デコーダでは、ビデオバッファのデータを順次デコード処理を行っている。
<図21に示されるセミシームレス不対応の完全シームレスフロー>
ステップS136において、完全シームレス状態では、セミシームレス状態と同様に、シムレスフラグ(SML_EX_FLG)が“1”であるから、ステップS142において、ビデオオブジェクト(EBOV#2)のデータがトラックバッファに読み込まれ、トラックバッファのデータは、デマルチプレクサ210でビデオ及びオーディオエレメンタリーストリームに分離される。(S144)この#2ビデオエレメンタリーストリーム(V_ES#2)は、ビデオバッファ212に転送される。(S146)ビデオバッファ212内のビデオオブジェクト(VOB#2)のデータのデコードが開始され、ビデオバッファ212内にビデオオブジェクト(VOB#2)の全データの読み込みが完了するまでステップS142からS148が繰り返される。ビデオオブジェクト(VOB#2)の全データの読み込みが完了すると、再生処理が終了される。(S152)
以上のように、完全シームレス状態及びノンシームレス状態の間にセミシームレス状態を設定し、このセミシームレスに対応する再生装置であっても、或いは、セミシームレスに不対応の再生装置であっても、上記3つのレベルの状態でビデオストリームを再生可能であり、その結果として、ビデオオブジェクト間においてスムーズな再生が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の一実施の形態に係る記録再生装置を概略的に示すブロック図である。 図1に示される記録処理部を概略的に示すブロック図である。 図1に示される再生処理部を概略的に示すブロック図である。 図1に示される記録消去可能なディスクの階層構造を概略的に示す説明図である。 図4に示されるAV・データ管理情報記録領域に記録される管理ファイルの構造を概略的に示す階層図である。 図5に示されるHDVRマネージャの構造を示す階層図である。 図6に示す拡張ムービーAVファイルテーブル(EX_M_AVFIT)の構造を示す階層図である。 図7に示されるビデオ属性の記述を示す説明図である。 図5に示されるビデオオブジェクト情報(M_EVOBI)の構造を示す階層図である。 図5に示されるビデオタイムマップ(VTMAP)の構造を示す階層図である。 図10に示されるビデオタイムマップ情報(VTMAPI)の構造を示す階層図である。 図6に示されるプログラムチェーン情報(PGCI)の構造を示す階層図である。 図12に示されるムービーセル情報(M_CI)の構造を示す階層図である。 図4に示されるVRオブジェクト群記録領域に記録されるHRムービービデオレコーディングファイル(HR_MOVIE.VRO)の構造を示す階層図である。 図4及び図15に示されるビデオオブジェクトユニット(VOBU)とナビゲーションデータとしてのプログラムチェーン(PGC)、プログラム(PG)及びセル(C)との関係を示す説明図である。 この発明の一実施の形態に係る記録方法において、オリジナルビデオオブジェクト(EVOB)を分割し、その一部を削除する例を示す説明図である。 図16に示すオリジナルビデオオブジェクト(EVOB)の分割及び削除における処理手順を示すフローチャートを示す。 図16に示すオリジナルビデオオブジェクト(EVOB)から分割された新たなビデオオブジェクト(EVOB)において、シームレス再生を実現する為の処理手順を示すフローチャートを示す。 図16に示す分割された新たなビデオオブジェクト(EVOB)において、セミシームレス状態を実現するための変換処理の概念を示す概略図である。 図16に示す分割された新たなビデオオブジェクト(EVOB)において、セミシームレス状態でのシームレス再生の処理フローを示す。 図16に示す分割された新たなビデオオブジェクト(EVOB)において、セミシームレス状態でのシームレス再生の他の処理フローを示す。
符号の説明
100,...データ入力部、101...記録処理部、102...ディスク制御部、103...再生処理部、105...データ蓄積部、104...出力部、、110...リードイン領域、111...ボリューム/ファイル構造情報領域、112...データ領域、113...リードアウト領域、121...AVデータ記録領域、130...AVデータ管理情報領域、132...VRオブジェクト群記録領域、140...ビデオオブジェクト、142...ビデオオブジェクトユニット、144...RDIパケット、145...ビデオパック、146...オーディオパック、200...ビデオエンコーダ、201...ビデオバッファ、202...オーディオエンコーダ、203...オーディオバッファ、204...マルチプレクサ、210...デマルチプレクサ、212...ビデオバッファ、214...オーディオバッファ、216...ビデオデコーダ、218...オーディオデコーダ、220...リオーダバッファ、300...光ディスク

Claims (30)

  1. リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、
    前記オーディオ・ビデオ記録領域には、書き換え可能な管理情報が記録された管理情報記録領域並びに書き換え可能な2以上のビデオオブジェクトが記録されているオブジェクト群記録領域を有し、
    前記ビデオオブジェクトの夫々は、少なくとも1以上のビデオオブジェクトユニットから構成され、このビデオオブジェクトユニットは、夫々ビデオパック及びオーディオパックがマルチプレクスされ、当該ビデオパックをナビゲートするナビゲーションデータが格納されたRDIパックが先頭に配置されたパック列に定められ、前記ビデオパックには、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリームに属するビデオデータが格納され、
    前記管理情報記録領域には、前記ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを含み、このビデオマネージャは、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載されているストリーム情報を含み、また、前記ビデオマネージャは、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載されたビデオオブジェクト情報を含み、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証することを特徴とする記録媒体。
  2. 前記ビデオオブジェクトストリーム情報は、前記ビデオエレメンタリーストリームの符号化モードがMPEG4−AVCである旨を示すビデオ圧縮モードが記載されたビデオ圧縮情報を含むことを特徴とする請求項1の記録媒体。
  3. 前記シームレスフラグは、時間的に連続する前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームが時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“1”を含むことを特徴とする請求項1の記録媒体。
  4. 前記シームレスフラグは、前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に前の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの末尾にシーケンスエンドコードを含み、このビデオエレメンタリーストリームに続く時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの一部が時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“0”を含むことを特徴とする請求項1の記録媒体。
  5. 前記シームレスフラグは、前記第1及び第2のビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記ビデオオブジェクト情報がシームレス情報を含み、このシームレス情報には、当該ビデオオブジェクトの最初のシステムタイムクロック及び当該ビデオオブジェクトより前のビデオオブジェクトの最後のシステムタイムクロックが記載されることを特徴とする請求項1の記録媒体。
  6. 前記ビデオオブジェクト情報は、当該ビデオオブジェクトを構成するビデオオブジェクトユニットの前記オブジェクト群記録領域内におけるエントリーポイントが記述されたエントリーポイント情報を含むことを特徴とする請求項1の記録媒体。
  7. リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、
    前記オーディオ・ビデオ記録領域には、書き換え可能な管理情報が記録された管理情報記録領域並びに書き換え可能な2以上のビデオオブジェクトが記録されているオブジェクト群記録領域を有し、
    前記ビデオオブジェクトの夫々は、少なくとも1以上のビデオオブジェクトユニットから構成され、このビデオオブジェクトユニットは、夫々ビデオパック及びオーディオパックがマルチプレクスされ、当該ビデオパックをナビゲートするナビゲーションデータが格納されたRDIパックが先頭に配置されたパック列に定められ、前記ビデオパックには、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリームに属するビデオデータが格納され、前記オーディオパックにオーディオストリームが格納され、
    前記管理情報記録領域には、前記ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを含み、このビデオマネージャは、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載されているストリーム情報を含み、また、前記ビデオマネージャは、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載されたビデオオブジェクト情報を含み、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証する記録媒体から前記ビデオデータを再生する再生装置であって、
    当該記録媒体をサーチして前記管理情報記録領域からビデオマネージャを読み出し、このビデオマネージャを基に前記オブジェクト群記録領域から前記ビデオオブジェクトを読み出す再生部と、
    前記ビデオオブジェクトユニットをデマルチプレクスしてビデオエレメンタリー及びオーディオストリームに分離するデマルチプレクサ部と、
    前記ビデオエレメンタリーストリームを格納するビデオバッファと、
    このビデオバッファから出力される前記ビデオエレメンタリーをデコードしてフレーム画像列として出力するビデオデコーダと、
    前記フレーム画像列をビデオ信号に変換して出力する出力部と、
    前記シームレスフラグ及びシームレス拡張フラグに従って前記ビデオバッファへのビデオエレメンタリーストリームを制御する制御部と、
    から構成されることを特徴とする再生装置。
  8. 前記ビデオオブジェクトストリーム情報は、前記ビデオエレメンタリーストリームの符号化モードがMPEG4−AVCである旨を示すビデオ圧縮モードが記載されたビデオ圧縮情報を含み、
    前記デコーダが前記ビデオ圧縮モードに従ってセットされることを特徴とする請求項7の再生置装置。
  9. 前記シームレスフラグは、時間的に連続する前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームが時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“1”を含むことを特徴とする請求項7の再生装置。
  10. 前記シームレスフラグは、前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に前の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの末尾にシーケンスエンドコードを含み、このビデオエレメンタリーストリームに続く時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの一部が時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“0”を含み、
    前記ビデオエンコーダが前記シーケンスエンドコードを検出して前記ビデオエレメンタリーの入力を許すことを特徴とする請求項7の再生装置。
  11. 前記シームレスフラグは、前記第1及び第2のビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記ビデオオブジェクト情報がシームレス情報を含み、このシームレス情報には、当該ビデオオブジェクトの最初のシステムタイムクロック及び当該ビデオオブジェクトより前のビデオオブジェクトの最後のシステムタイムクロックが記載され、
    前記制御装置は、前記最後のシステムタイムクロックを検出して最初のシステムタイムクロックに装置のクロックを更新することを特徴とする請求項7の再生装置。
  12. 前記ビデオオブジェクト情報は、当該ビデオオブジェクトを構成するビデオオブジェクトユニットの前記オブジェクト群記録領域内におけるエントリーポイントが記述されたエントリーポイント情報を含み、
    前記制御装置は、前記エントリーポイントを参照して前記ビデオオブジェクトを検索することを特徴とする請求項7の再生装置。
  13. リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、
    前記オーディオ・ビデオ記録領域には、書き換え可能な管理情報が記録された管理情報記録領域並びに書き換え可能な2以上のビデオオブジェクトが記録されているオブジェクト群記録領域を有し、
    前記ビデオオブジェクトの夫々は、少なくとも1以上のビデオオブジェクトユニットから構成され、このビデオオブジェクトユニットは、夫々ビデオパック及びオーディオパックがマルチプレクスされ、当該ビデオパックをナビゲートするナビゲーションデータが格納されたRDIパックが先頭に配置されたパック列に定められ、前記ビデオパックには、H.264で定められたビデオエレメンタリーストリームに属するビデオデータが格納され、前記オーディオパックにオーディオストリームが格納され、
    前記管理情報記録領域には、前記ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを含み、このビデオマネージャは、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載されているストリーム情報を含み、また、前記ビデオマネージャは、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載されたビデオオブジェクト情報を含み、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証する記録媒体から前記ビデオデータを再生する再生方法であって、
    当該記録媒体をサーチして前記管理情報記録領域からビデオマネージャを読み出し、このビデオマネージャを基に前記オブジェクト群記録領域から前記ビデオオブジェクトを読み出し、
    前記ビデオオブジェクトユニットをデマルチプレクスしてビデオエレメンタリー及びオーディオストリームに分離し、
    前記ビデオエレメンタリーストリームを格納し、
    このビデオバッファから出力される前記ビデオエレメンタリーをデコードしてフレーム画像列として出力し、
    前記フレーム画像列をビデオ信号に変換して出力し、
    前記シームレスフラグ及びシームレス拡張フラグに従って前記ビデオバッファへのビデオエレメンタリーストリームを制御することを特徴とする再生方法。
  14. 前記ビデオオブジェクトストリーム情報は、前記ビデオエレメンタリーストリームの符号化モードがMPEG4−AVCである旨を示すビデオ圧縮モードが記載されたビデオ圧縮情報を含み、
    前記ビデオ圧縮モードに従ってデコーディングモードがセットされることを特徴とする請求項13の再生方法。
  15. 前記シームレスフラグは、時間的に連続する前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームが時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“1”を含むことを特徴とする請求項13の再生方法。
  16. 前記シームレスフラグは、前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に前の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの末尾にシーケンスエンドコードを含み、このビデオエレメンタリーストリームに続く時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの一部が時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“0”を含み、
    前記シーケンスエンドコードを検出して前記シームレス再生を許すことを特徴とする請求項13の再生方法。
  17. 前記シームレスフラグは、前記第1及び第2のビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記ビデオオブジェクト情報がシームレス情報を含み、このシームレス情報には、当該ビデオオブジェクトの最初のシステムタイムクロック及び当該ビデオオブジェクトより前のビデオオブジェクトの最後のシステムタイムクロックが記載され、
    前記最後のシステムタイムクロックを検出して最初のシステムタイムクロックにクロックが更新されることを特徴とする請求項13の再生方法。
  18. 前記ビデオオブジェクト情報は、当該ビデオオブジェクトを構成するビデオオブジェクトユニットの前記オブジェクト群記録領域内におけるエントリーポイントが記述されたエントリーポイント情報を含み、
    前記エントリーポイントを参照して前記ビデオオブジェクトを検索することを特徴とする請求項13の再生方法。
  19. オーディオ信号及びビデオ信号をオーディオストリーム及びMPEG−4AVCで符号化されたビデオエレメンタリーストリームに変換するエンコーダと、
    前記オーディオストリームをオーディオパックに格納し、前記ビデオエレメンタリーストリームをビデオパックに格納し、当該オーディオパック及びビデオパックをマルチプレクスし、マルチプレクスされたパック列をナビゲートするRDIパックを先頭に配置したビデオオブジェクトユニットを生成するマルチプレクサ部と、
    1以上のビデオオブジェクトユニットから夫々が構成される2以上のビデオオブジェクトを定め、ストリーム情報及びビデオオブジェクト情報を含み、当該ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを生成するフであって、当該ストリーム情報には、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載され、前記ビデオオブジェクト情報には、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載され、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証しているビデオマネージャを生成するフォーマッタと、
    リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、当該オーディオ・ビデオ記録領域に書き換え可能な管理情報記録領域及び書き換え可能なオブジェクト群記録領域を含む記録媒体に前記ビデオマネージャ及び前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録制御部であって、前記管理情報記録領域に前記ビデオマネージャを記録し、前記オブジェクト群記録領域に前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録制御部と、
    から構成されることを特徴とする記録装置。
  20. 前記ビデオオブジェクトストリーム情報は、前記ビデオエレメンタリーストリームの符号化モードがMPEG4−AVCである旨を示すビデオ圧縮モードが記載されたビデオ圧縮情報を含むことを特徴とする請求項20の記録装置。
  21. 前記シームレスフラグは、時間的に連続する前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームが時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“1”を含むことを特徴とする請求項20の記録装置。
  22. 前記シームレスフラグは、前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に前の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの末尾にシーケンスエンドコードを含み、このビデオエレメンタリーストリームに続く時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの一部が時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“0”を含むことを特徴とする請求項20の記録装置。
  23. 前記シームレスフラグは、前記第1及び第2のビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記ビデオオブジェクト情報がシームレス情報を含み、このシームレス情報には、当該ビデオオブジェクトの最初のシステムタイムクロック及び当該ビデオオブジェクトより前のビデオオブジェクトの最後のシステムタイムクロックが記載されることを特徴とする請求項20の記録装置。
  24. 前記ビデオオブジェクト情報は、当該ビデオオブジェクトを構成するビデオオブジェクトユニットの前記オブジェクト群記録領域内におけるエントリーポイントが記述されたエントリーポイント情報を含むことを特徴とする請求項20の記録装置。
  25. オーディオ信号及びビデオ信号をオーディオストリーム及びMPEG−4AVCで符号化されたビデオエレメンタリーストリームにエンコードするエンコード工程と、
    前記オーディオストリームをオーディオパックに格納し、前記ビデオエレメンタリーストリームをビデオパックに格納し、当該オーディオパック及びビデオパックをマルチプレクスし、マルチプレクスされたパック列をナビゲートするRDIパックを先頭に配置したビデオオブジェクトユニットに生成するマルチプレクス工程と、
    1以上のビデオオブジェクトユニットから夫々が構成される2以上のビデオオブジェクトを定め、ストリーム情報及びビデオオブジェクト情報を含み、当該ビデオオブジェクトを管理するビデオマネージャを生成するフォーマット工程において、当該ストリーム情報には、前記ビデオエレメンタリーストリームがMPEG4で定められた符号化方式で符号化されている旨のビデオ属性が記載され、前記ビデオオブジェクト情報には、前記ビデオオブジェクト毎に前記ビデオオブジェクトを連続してシームレスに再生可能である旨を示すシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグが記載されたビデオオブジェクトタイプが記載され、このシームレスフラグ及びシームレス拡張フラグの組み合わせで2つのレベルのシームレス再生を保証している前記ビデオマネージャのフォーマット工程と、
    リードイン及びリードアウト領域間に定められたオーディオ・ビデオ記録領域を備え、当該オーディオ・ビデオ記録領域に書き換え可能な管理情報記録領域及び書き換え可能なオブジェクト群記録領域を含む記録媒体に前記ビデオマネージャ及び前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録において、前記管理情報記録領域に前記ビデオマネージャを記録し、前記オブジェクト群記録領域に前記2以上のビデオオブジェクトを記録する記録工程と、
    から構成されることを特徴とする記録方法。
  26. 前記ビデオオブジェクトストリーム情報は、前記ビデオエレメンタリーストリームの符号化モードがMPEG4−AVCである旨を示すビデオ圧縮モードが記載されたビデオ圧縮情報を含むことを特徴とする請求項25の記録方法。
  27. 前記シームレスフラグは、時間的に連続する前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームが時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“1”を含むことを特徴とする請求項25の記録方法。
  28. 前記シームレスフラグは、前記ビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記シームレス拡張フラグは、時間的に前の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの末尾にシーケンスエンドコードを含み、このビデオエレメンタリーストリームに続く時間的に後の前記ビデオオブジェクトのビデオエレメンタリーストリームの一部が時間的に前の前記ビデオオブジェクトに連続して再生可能に符号化されている旨を示すフラグ“0”を含むことを特徴とする請求項25の記録方法。
  29. 前記シームレスフラグは、前記第1及び第2のビデオオブジェクトをシームレスで再生する旨を示すフラグ“1”を含み、前記ビデオオブジェクト情報がシームレス情報を含み、このシームレス情報には、当該ビデオオブジェクトの最初のシステムタイムクロック及び当該ビデオオブジェクトより前のビデオオブジェクトの最後のシステムタイムクロックが記載されることを特徴とする請求項25の記録方法。
  30. 前記ビデオオブジェクト情報は、当該ビデオオブジェクトを構成するビデオオブジェクトユニットの前記オブジェクト群記録領域内におけるエントリーポイントが記述されたエントリーポイント情報を含むことを特徴とする請求項25の記録方法。
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