JP3888680B2 - 映像記録方法、映像記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば内蔵されたハードディスクと着脱自在で録再可能なDVD(Digital Versatile Disk)などの複数の記録媒体を取り扱うことのできる映像記録再生方法および映像記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像圧縮技術において、現在、国際規格化されたMPEG2(Moving Image Coding Expert Group)方式を採用するとともに、AC−3オーディオ圧縮方式を採用したDVD規格が提案されている。
【0003】
ところで、MPEG2ではSCR(System Clock Reference)という値を基準にして時間基準が与えられている。SCRは主にビデオとオーディオの再生時間の同期に使用され、PTS(Presentation Time Stamp) やDTS(Decording Time Stamp)と呼ばれるもので再生時刻管理を行っている。これらPTSやDTSは、STC(System Time Clock)という27MHzカウンタを元に符号化する際に生成される値である。このSTC値は、SCRに基づき再生時にPLLを構成して生成される。
【0004】
DVD−RAMを使用し、リアルタイムでの映像情報記録再生が可能で映像の圧縮方式としてMPEG2が用いられたシステムを実現する規格であるDVD−VR(Video Recording)規格でも同様に、SCR/PTS/DTS/STCにて再生時刻管理が行われている。さらに、記録する際には、ナビゲーション用にPTM(Presentaiton Time Stamp)という値を生成し、この値に基づいて再生時刻管理が行われている。このナビゲーションデータの記録・編集の大まかな単位はVOB(Video Object)と呼ばれるが、この1つのVOBの記録時間は、TMAP(Time Map)という時間情報に従って、記録時間の長さが決められている。
【0005】
さらに、MPEG2が用いられたDVD−VRフォーマットでは、VOBのSCR/PTMは、連続していなけれならず、SCR/PTMが連続しない場合は、通常はVOBを分割しなければならない。しかしながら、編集を行った後などで、SCR/PTMが連続しない場合があるので、ナビゲーションデータに連続再生を示すシームレスフラグを追加すると、そのVOBは、前のVOBの最後のPTM値を示して再生を連続させる。
【0006】
また、MPEG2が用いられたDVD−Videoフォーマットでも、SCR値は、0から開始していなければならない。
一方では、大容量のハードディスク装置(HDD)を内蔵した録再装置が製品化され、放送信号の記録再生に使用されている。画像圧縮技術の発達に伴い、情報記憶メディア(DVD―RAM、ハードディスク、半導体メモリ等)を放送信号などの映像情報を、リアルタイムで記録再生する映像記録再生装置が開発、製品化されている。これら、大容量の記憶装置を用いて、画像圧縮技術を使用した映像記録再生装置において、長時間記録再生が行われている。
【0007】
しかしながら、さらなる記憶装置の大容量化が図られ、記録時間の長時間化が図られている。また、画像圧縮技術の向上により、低いビットレートでも、ある程度の画質が得られるようになり、さらに記録時間の長時間化が進んでいる。
【0008】
SCR、PTM、TMAPによるフォーマットは、現在のところ有効表示時間が限定されてしまうため、SCR、PTM、TMAPの最大値まで記録した場合は、その時間にて記録を終了するか、または、一旦記録を中断して別のVOBとして再度記録するようにしなければならなかった。
【0009】
さらに、近年ではDVD−VRフォーマットにて記録されたデータを、DVD−Videoフォーマットに変換して、DVD−Rメディアなどに記録し、既存の再生装置やパソコン上で再生する用途などに用いられることが多くなってきた。ただし、DVD−Videoフォーマットでは、VOBの先頭のSCRは0でなければならないため、従来は編集されたDVD−VRフォーマットからDVD−Videoフォーマットに変換するにはSCR、PTMを書き換えなければならなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来のSCR、PTM、TMAPによるフォーマットに基づく映像記録再生装置では、有効表示時間が限定されることから、SCR、PTM、TMAPの最大値まで記録した場合は、その時間にて記録を終了するか、一旦記録を中断して別のVOBとして再度記録する必要があった。また、DVD−VRフォーマットにて記録されたデータを、DVD−Videoフォーマットに変換して、DVD−Rメディアなどに記録し、既存の再生装置やパソコン上で再生する場合、編集されたDVD−VRフォーマットからDVD−Videoフォーマットに変換するにはSCR、PTMを書き換える必要があった。
【0011】
そこで、この発明の映像記録再生方法および映像記録再生装置では、DVD−VRフォーマットで示されるSCR値がある一定値以上になっても長時間記録を可能にすることを第1の目的とし、編集後にDVD−Videoフォーマットに変換する場合により効率的な変換を可能にすることを第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この発明の映像記録再生方法では、記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とする方法にあって、前記SCR値が、ある閾値をこえた場合に、該SCR値を初期値にして記録を継続させ、記録が終了した時点で、前記SCR値が初期値の地点から圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割するようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とする方法にあって、編集のために所定の地点で予め前記SCR値を初期値にし、記録終了後に圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割するようにしたことを特徴とする。
【0014】
この発明の映像記録再生装置では、記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とするものにあって、前記SCR値が、ある閾値をこえた場合に、該SCR値を初期値にして記録を継続させる手段と、記録が終了した時点で、前記SCR値が初期値の地点から圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割する手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
また、記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とするものにあって、編集のために所定の地点で予め前記SCR値を初期値にする手段と、記録終了後に圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割する手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の記録媒体としてDVD−RAM、ハードディスクの両方を取り扱うことができる映像記録再生装置の一実施の形態について説明するための回路構成図である。
【0017】
図1において、映像入力部1および音声入力部2から映像信号と音声信号を入力する。映像信号はA/D変換器3で、音声信号はA/D変換器4にてそれぞれアナログ信号からディジタル信号に変換する。
【0018】
変換されたディジタル信号のうち映像信号は、エンコーダ5にてMPEG2の圧縮ビデオデータに符号化し、音声信号はAC−3やMPEGなどの圧縮オーディオデータに符号化する。さらに、これらの圧縮されたビデオとオーディオデータは、エンコーダ5にてMPEG2システムレイヤーに変換する。
【0019】
エンコーダ5からの出力されるMPEG2システムレイヤに変換された信号は、フォーマッタ6でフォーマット変換し、DVD−RAM,DVD−R,DVD−RWなどのDVDレコーディング規格に規定したフォーマットに変換する。
【0020】
フォーマット変換された信号は、データ処理部7でDVD−RAMドライバ8やハードディスクドライバ9に準拠したコマンドを含めた記録データに変換し、DVD−RAM81やハードディスク91に記録する。データ処理部7は主にバッファ回路で占められている。
【0021】
DVD−RAMドライバ8では、光ディスクメディアのDVD−RAM81の読み書きができ、また幾つかの種類のDVD−RAMに対応してアクセスが可能である。ハードディスクドライバ9には、記録媒体であるハードディスク91が内蔵されている。これら、2つの記録メディアのドライバは、回転制御系や、レーザー駆動系回路や、光学系回路または、メディアに記録されたデータのエラー訂正などの処理もすべて含まれた装置である。
【0022】
ここでの装置は、フォーマット変換されたデータのほかに、再生用管理情報をMPU部18で作成し、データ処理部7を介してDVD−RAM81やハードディスク91に記録する。
【0023】
また、DVD−RAM81に記録された情報をデータ処理部7からハードディスク91に記録することもできる。反対に、ハードデスクの情報をDVD−RAM81に記録することも可能である。ただし、DVD−RAM81もハードディスク91も同じフォーマットであることが条件である。
【0024】
また、DVD−RAM81あるいはハードディスク91に記録された複数番組の編集も可能になる。その場合、後述するDVD−VRフォーマットに対応した方法などにて、容易に複数番組の削除や、編集用再生等が可能である。その場合、MPU部18にて、それら管理情報の修正と、さらに、フォーマットされた信号の複写・移動・削除などをデータ処理部7を介して行われる。
【0025】
記録されたデータを再生する場合、DVD−RAM81やハードディスク91からデータ処理部7にフォーマットされたデータを入力し、デコーダ10に供給する。デコーダ10では、DVDフォーマット信号のデコードを行う。主に、フォーマットされたデータを分離する部分と、ビデオとオーディオ信号に圧縮されたデータを分離し、最後にビデオ信号はMPEG2デコードを、オーディオ信号はMPEGやAC−3などのデコードを行い、セレクタ11a,11bにそれぞれの信号を送る。
【0026】
セレクタ11a,11bでは、A/D変換器3,4の出力入力信号をそのままD/A変換器12,13に送る場合と記録された情報を再生する場合で切り換える。この切り換え制御はMPU部18で行う。
【0027】
セレクタ11aから出力されるビデオ信号はビデオD/A変換器12で、セレクタ11bから出力されるオーディオ信号はオーディオD/A変換器13でそれぞれアナログ信号に変換し、最後にモニタ14とスピーカ15に出力する。
【0028】
また、MPU部18では、上記に述べた以外に、キー入力部16からユーザーのコマンド制御を受け、記録再生装置の制御を行い、表示器17で現在の状態をユーザー知らせる。MPU部18では、これらの処理のために、RAMや制御プログラムなどを内蔵したROMを備えている。MPU18は、制御プログラムに従って、システム全体の制御、ユーザーからのコマンド制御の入力、現在の状態表示、DVDフォーマットの各種検出等の制御を行う。
【0029】
ここで、DVD−VRの管理情報と、コンテンツであるビデオオブジェクトとの関係を図2を用いて簡単に説明する。
まず、ビデオオブジェクト(VOB)について説明する。VOBはディレクトリでは、VR_MOVIE.VROファイルと称されるビデオファイルは階層構造である。一つのファイルは、一つ又は複数のVOB(ビデオオブジェクト)で、一つのVOBは、一つ又は複数のVOBU(ビデオオブジェクトユニット)で、一つのVOBUは、複数のパックからそれぞれ構成される。複数のパックとしては、RDIパック、V(ビデオ)パック、A(オーディオ)パック等が存在する。SP(副映像)パックが存在しても良い。
【0030】
このRDIパックには、これが属するVOBUの最初のフィールドが再生される開始時間を示す情報、当該VOBUの記録時を示す情報、製造者情報(MNFI)などを含む。また、ディスプレイ制御情報(DCI)及びコピーコントロール情報(CCI)を含む。ディスプレイ制御情報は、アスペクト比情報、サブタイトルモード情報、フィルムカメラモード情報を示す。コピーコントロール情報(CCI)は、コピー許可情報(0,0)またはコピー禁止(コピー否許可)情報(1,1)を含む。
【0031】
Vパックは、ビデオデータがMPEG2の方式で圧縮されたもので、パックヘッダ、パケットヘッダ、ビデオデータ部で構成されている。Aパックは、オーディオデータが、例えばリニアPCMあるいはMPEGあるいはAC−3などの方式で符号化されたものであり、パックヘッダ、パケットヘッダ、オーディオデータ部で構成される。
【0032】
次にメイン管理情報について説明する。管理情報は、ビデオマネージャー(VMG)と称され、その中にデータ再生順序を管理するプログラムチェーン(PGC)が定義され、さらにセル(CELL)には、再生すべき対象となるビデオオブジェクト(VOB)に関する情報であるビデオオブジェクト情報(VOBI)が定義されている。PGCの具体的情報を記録してある部分がプログラムチェーン情報(PGCI)部分である。PGCIには、2種類が存在し、一つはオリジナルPGCI(ORG_PGCI)、もう一つはユーザーデファインドPGCテーブル(UD_PGCIT)である。通常、記録時には、オリジナルPGCIが作成される。ユーザーデファインドPGCITは、オリジナルPGCで管理されているビデオオブジェクトに対して編集(削除、追加、間引き)などが行われたとき、プレイリストという管理情報として作成される。
【0033】
VOBI内には、タイムマップ(TMAP)が記述されており、このTMAPは、VOBIに対するVOBを構成しているVOBUを指定する。CELLからVOBIへのリンクは、論理アドレスで特定されている。また、TMAP情報からVOB及びVOBUへのリンクは、VOBのストリーム番号、各ターゲットVOBUへの論理アドレスに基づいて行われている。
【0034】
図3において、管理情報中の上記PGC、CELLならびにVOBI情報を含むAVFITの階層を説明する。
プログラムチェーン情報(PGCI)は、プログラムチェーン一般情報(PGC_GI)とプログラム情報(PGI)と、セル情報(CI)を含む。プログラム情報とセル情報は、図2のPGC・CELLに対応する。セル情報(CI)は、セル一般情報(C_GI)があり、セル開始PTM(C_V_S_PTM)とセル終了PTM(C_V_E_PTM)が含まれる。
【0035】
記録された動画像の情報を示すAVファイル情報テーブル(M_AVFIT)は、AVファイル情報テーブル情報(M_AVFITI)とVOBストリーム情報(M_VOB_STI)と、AVファイル情報(M_AVFI)を含む。AVファイル情報テーブルは、オリジナルAVファイルが幾つ存在するかを示すファイル情報数(M_AVFI_Ns)、VOBストリームが幾つ存在するかを示す数(M_VOB_STI_Ns)、AVFITの相対的な最終論理アドレスを示すアドレス情報(M_AVFIT_EA)が記述されている。
【0036】
VOBストリーム情報(M_VOB_STI)では、各VOBのストリームの主な仕様が記述されている。主な内容は、ビデオ属性情報(V_ATR)、VOB内のオーディオストリーム数(AST_Ns)、VOB内のサブピクチャー数(SPST_Ns)、オーディオストリーム属性情報1・2(A_ATR0/A_ATR1)、サブピクチャカラーパレット情報(SP_PLT)である。なお、M_VOB_STIは、複数のVOBに対応しても良い。図3の例では、M_VOB_STIは、M_VOB_STI#1からM_VOB_STI#nまで対応している。
【0037】
AVファイル情報(M_AVFI)は、AVファイル一般情報(M_AVFI_GI)、VOBIサーチポインタ(M_VOBI_SRP)、VOB情報(M_VOBI)が記述されている。
【0038】
AVファイル一般情報は、VOBIサーチポインタ数(M_VOBI_SRP_Ns)のみである。
VOBIサーチポインタは、VOBI情報の相対的な論理開始アドレスを示す。図3の例では、M_VOBI_SRP#1からM_VOBI_SRP#nまである。
VOB情報(M_VOBI)は、VOB一般情報(M_VOBI_GI)、シームレス情報(SMLI)、オーディギャップ情報(AGAPI)、タイムマップ情報(TMAPI)で構成される。
【0039】
VOB一般情報は、VOBタイプ(VOB_TY)を、VOB記録時間(VOB_REC_TM)、VOB記録補助時間(VOB_REC_TM_SUB)、VOBストリーム情報番号(M_VOB_STIN)、VOB開始PTM値(VOB_V_S_PTM)、VOB終了PTM値(VOB_V_E_PTM)で構成される。
【0040】
VOBタイプでは、前のVOBからの連続性を示すシームレスフラグ(SML_FLG)が含まれる。
シームレス情報(SMLI)では、VOB_TYのシームレスフラグ(SML_FLG)が1のときのみ、VOB開始SCR(VOB_FIRST_SCR)と、前VOB最終SCR(PREV_VOB_LAST_SCR)の値が入力される。
【0041】
また、TMAP情報(TMAPI)では、TMAP一般情報(TMAP_GI)、600フィールド単位(NTSCの場合)で記録情報を管理するタイムエントリー(TM_ENT)、VOBUエントリー(VOBU_ENT)から構成される。
【0042】
この実施の形態の動作について、図4のフローチャートを用いながら図1および図3とともに説明する。
まず、エンコーダ5の記録開始の準備を行う。ここで、エンコーダ5内部では、SCR/PTMの値を0にする(S2)。次に、記録を開始し(S3)、記録が終了したかを判定する(S4)。記録中の場合は、DVD−RAM81あるいはハードディスク91にエンコーダ5から出力される符号化データと管理情報を記録する(S5)。
【0043】
次に、エンコーダ6から出力されたSCRがある閾値以上になったかを判定する(S6)。閾値以下ならば、通常の記録を続ける。もし、SCRがある閾値以上になったときは、エンコーダのSCR値とPTM値を0にリセットしてから、記録を継続する(S7)。そして、記録が終了した後に、上記SCRの記録中の0リセットが生じたかを判定し(S8)、記録中リセットが生じた場合は、SCR=0の地点でVOBを分割し、TMAP情報の中のシームレスフラグ(SML_FLG)を1にし(S9)、シームレス情報(SMLI)に必要な情報を書き込む。なお、記録中にSCRのリセットがないときは、そのまま記録を終了する。
【0044】
この時の再生プログラムの管理情報とVOBの関係は、図4に示すように一つのプログラム情報(PGI#1)にVOB#1の開始/終了PTM値(VOB_V_S_PTM/VOB_V_E_PTM)がCELL#1の開始/終了PTM値(C_V_S_PTM/C_V_E_PTM)となり、VOB#2の開始/終了PTM値(VOB_V_S_PTM/VOB_V_E_PTM)がCELL#2の開始/終了PTM値(C_V_S_PTM/C_V_E_PTM)となる。そこでプログラムチェーン(PGC)が定義される。VOB#2のシームレスフラグ(SML_FLG)が1になり、これらのVOBがシームレスとなる。また、VOB#2のシームレス情報(SLMI)には、VOB#1の最後のSCR値が前VOB最終SCR値(PREV_VOB_LAST_SCR)になる。再生時には、図1のデコーダ10は、このフラグにより、このプログラムチェーンの再生全体をシームレスに行う。
【0045】
この実施の形態では、たとえDVD−VRフォーマットで示されるSCR値がある一定値以上になっても、長時間記録を実現することができる。
この発明の他の実施の形態について説明する。この実施の形態は、編集可能点、またはCMの境界や時報やユーザーが任意に操作設定した点でのSCR=0をリセットする場合であり、この処理について図5を参照しながら説明する。
【0046】
図5において、ステッブS3で記録を開始する。図5では、ステップS6をSCRの閾値で判定していたが、この実施の形態では、これをCMの境界地点がきたときにSCR/PTMを0にする処理を行うようにする。
【0047】
例えば、ほとんどのCMのオーディオはステレオになるため、オーディオがモノラルからステレオなどのオーディオモードが変更した点をCM境界と判定し、記録終了後VOBを分割し、シームレスフラグを1にすれば良い。その後、編集をした後に、VOB単位でDVD−Videoに変換する場合は、SCR/PTM値はそのままで良く、効率的にDVD−Videoフォーマット変換が可能となる。
【0048】
この場合、CM境界だけではなく、チャプター作成などを良く行う点、例えばユーザーが指定した時間や、アスペクト変更点や、上記のオーディオモードが変更になった点などがありえる。また、ある一定時間単位などの特定の時間でSCR/PTMを0にリセットする場合や、ユーザーが指定した地点でSCR/PTMをリセットする方法や、記録を一時停止し、再記録した地点でリセットする場合などが考えられる。
【0049】
図5では、SCRを比較したが、TMAP情報の中のタイムエントリー(TM_ENT)や、VOBUエントリー(VOBU_ENT)を比較しても良い。これらのデータがある一定の閾値以上になったならば、同様の処理を行うことで、長時間の記録が可能になる。
【0050】
この実施の形態では、編集後にDVD−VRフォーマットからDVD−Videoフォーマットに変換する場合により効率的な変換が可能になる。
この発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。たとえば、複数の記録装置がなくても、映像記録再生装置の構成はどのようであっても構わない。また、上記実施例において、記録された映像の再や、編集を行った後のDVD−VRフォーマットからDVD−Videoフォーマットへの変換においては、特に記述しなかったが、これらは、上記に示した要綱を遵守すればどのような方法でおこなっても本発明においては、特に構わない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、DVD−VRフォーマットで示されるSCR値がある一定値以上になっても、長時間記録が可能になる。また、編集後にDVD−Videoフォーマットに変換する場合、より効率的な変換が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態について説明するためのシステム構成図。
【図2】 DVD−VRのメイン管理情報とビデオオブジェクトとの関係について説明するための説明図。
【図3】 DVD−VRのPGC・VOBチェーン情報について説明するための説明図。
【図4】 VOBが分割したときのPGC・CELLとの関係について説明するための説明図。
【図5】 この発明の動作について説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
5・・・エンコーダ
6・・・フォーマッタ
7・・・データ処理部
8・・・DVD−RAMドライバ
9・・・ハードディスクドライバ
10・・・デコーダ
81・・・DVD−RAM
91・・・ハードディスク

Claims (10)

  1. 記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とする映像記録再生方法において、
    前記SCR値が、ある閾値をこえた場合に、該SCR値を初期値にして記録を継続させ、記録が終了した時点で、前記SCR値が初期値の地点から圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割するようにしたことを特徴とする映像記録再生方法。
  2. 記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とする映像記録再生方法において、
    編集のために所定の地点で予め前記SCR値を初期値にし、記録終了後に圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割するようにしたことを特徴とする映像記録再生方法。
  3. 記録を終了した時点において、前記ビデオオブジェクトを単一のものから、記録時間を0にした時点で複数に分割することを特徴とする請求項1記載の映像記録方法。
  4. 前記ビデオオブジェクを分割したデータに、さらに記録されたデータが連続動作であることを示すフラグを1にしたことを特徴とする請求項1または2記載の映像記録方法。
  5. 編集可能性のある点において、記録時間を示すデータをリセットして、初期状態にして記録終了後に、前記ビデオオブジェクトを分割することを特徴とする請求項2記載の映像記録方法。
  6. 記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とする映像記録再生装置において、
    前記SCR値が、ある閾値をこえた場合に、該SCR値を初期値にして記録を継続させる手段と、
    記録が終了した時点で、前記SCR値が初期値の地点から圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割する手段とを具備したことを特徴とする映像記録再生装置。
  7. 記録中の時刻管理を示すSCR(System Clock Reference)値がある一定値以上になった場合でも記録を可能とする映像記録再生装置において、
    編集のために所定の地点で予め前記SCR値を初期値にする手段と、
    記録終了後に圧縮符号化された音声映像データを示すビデオオブジェクトを分割する手段とを具備したことを特徴とする映像記録再生装置。
  8. 前記分割手段は、記録を終了した時点において、前記ビデオオブジェクトを単一のものから、記録時間を0にした時点で複数に分割することを特徴とする請求項6記載の映像記録装置。
  9. 前記分割手段は、ビデオオブジェクを分割したデータに、さらに記録されたデータが連続動作であることを示すフラグを1にしたことを特徴とする請求項6または7記載の映像記録装置。
  10. 編集可能性のある点において、記録時間を示すデータをリセットして、初期状態にして記録終了後に、前記ビデオオブジェクトを分割することを特徴とする請求項7記載の映像記録装置。
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