JP2007194684A - 復号装置、復号方法、及び受信装置 - Google Patents

復号装置、復号方法、及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返し処理回数を最適化し、高効率化することができる復号装置、復号方法及び受信装置を提供すること。
【解決手段】復号装置1は、受信データの繰り返し復号を行なう復号処理部としての第1の復号器2、第2の復号器3と、第1、第2の復号器2、3からの対数尤度比L1.L2に基づき硬判定結果を算出する硬判定部8と、硬判定部8の結果に基づき受信データの繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定をする停止判定部9とを有する。この復号装置1は、復号器2、3がそれぞれ復号処理を行なうことで1回の繰り返し復号を行なうものであって、停止判定部8は、第1の復号器2の復号処理終了時、第2の復号器の復号処理終了時のタイミングで停止判定を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信データを尤度情報に基づき復号する復号装置、復号方法及び受信装置に関し、特に、復号処理の高効率化を図った復号装置、復号方法及び受信装置に関する。
ディジタル通信システムでは、伝送路において生じる誤りを訂正する誤り訂正符号が用いられている。特に移動通信システムでは、フェージングの影響により電波強度が激しく変動して誤りが生じ易いため、誤り訂正符号には高い訂正能力が要求される。誤り訂正符号の一例であるターボ符号は、シャノン限界に近い誤り訂正能力を有する符号として注目されており、例えば、第3世代の移動通信方式であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA−2000で使用されている。
図7のブロック図は、ターボ符号を生成するための一般的な符号化装置の構成を示している。この符号化装置101は、例えば、通信システムの送信側に設けられ、符号化前データである情報ビット(Systematic Bits:組織部)Uを、並列連接畳込み符号(PCCCs:Parallel Concatenated Convolutional Codes)のターボ符号に符号化し、伝送路等の外部へ出力する。なお、ターボ符号は、並列連接符号に限らず、直列連接畳み込み符号などターボ復号が可能であればよい。
符号化装置101は、図に示すように、組織的畳み込み符号化器(Systematic Convolutional Coder)である第1の符号化器102及び第2の符号化器103と、データをインタリーブする(並び替える)インタリーバ(Interleaving)104とを備えている。
第1の符号化器102は、入力された組織部Uを符号化して冗長ビット(パリティビット:Parity Bits)1Pを生成し、この冗長ビット1Pを外部へ出力する。インタリーバ104は、入力された組織部Uの各ビットを所定のインタリーブパターンに並べ替えて組織部Uintを生成し、この組織部Uintを第2の符号化器102へ出力する。第2の符号化器102は、組織部Uintを符号化して冗長ビット2Pを生成し、この冗長ビット2Pを外部へ出力する。
符号化装置101では、組織部U、冗長ビット1P、組織部Uint、冗長ビット2Pが生成される。組織部Uと冗長ビット1Pの組(U,P)を第1の要素符号(Elemental Code)Eといい、組織部Uintと冗長ビット2Pの組(Uint,2P)を第2の要素符号Eintという。
このように符号化されたターボ符号を復号することをターボ復号という。ターボ復号では、第1の要素符号Eを復号する1番目の復号器と第2の要素符号Eintを復号する2番目の復号器との間で外部情報を交換しながら繰り返し復号が行われる。なお、復号器は、2つに限らず、ターボ符号の要素符号数に従って2以上の複数段の復号器を用いてもよい。
具体的には、1番目の復号器である第1の復号器に、パリティビット1P、組織部Uの通信路値Y1p、Yと、事前値(外部情報)Le2を入力して、外部情報Le1を得る。外部情報Le2の初期値は0とする。外部情報Le1は、データの順番を合わせるため、インタリーバで順番を並び替え、2番目の復号器である第2の復号器に入力する外部情報Lint e1とする。
さらに、通信路値Yをインタリーバで並び替え、Yint を生成し、パリティビット2Pの通信路値Y2p及びインタリーブされたYint を第2の復号器に入力し、外部情報Lint e2を得る。これを第1の復号器のデータと順番を合わせるため、デインタリーバ(De-interleaving)で並び替え、第1の復号器の外部情報Le2とする。以下、これを複数回繰り返す。
つまり、第1の復号器の信頼度情報(外部情報Le1)を使用して第2の復号器の信頼度情報を高め、さらに、第2の復号器の信頼度情報(外部情報Le2)を使って第1の復号器の信頼度情報を高めるというように、互いに信頼度情報をやりとりして繰り返すことにより、情報を復号する。この繰り返し動作を、自動車のターボエンジンに見立てて「ターボ復号」と呼ぶ。
このような繰り返し復号方式においては、復号性能を保持しつつ、いつの時点で繰り返し復号を停止させるかが重要となる。復号器の電力消費量の削減、及び復号処理時間の短縮化を図るためである。そこで、従来、繰り返し復号を様々な停止条件を使用して停止させる技術が開示されている(特許文献1乃至3参照)。
次に、その繰り返し復号の停止方法の一例として、HDA(Hard-Decision Aided)を用いたターボ復号の停止方法について説明する。HDAとは、ターボ復号の各繰返し処理におけるHD(硬判定)について、前回繰返しから"0"/"1"が反転したものの割合を用いた繰り返し処理の停止方法である。反転ビットの割合が少ないほど復号処理が収束、つまり終了に近づいているということを示している。本来のHDAは、誤りがないことを検出することにより、ターボ復号の繰返し処理を終了させる目的で使用される。例えば、HDAがある閾値よりも小さくなったらターボ復号処理を完了させるといった用途で利用されている。
これに対し、HDAを復号処理の収束のみならず、非収束の検出にも利用してターボ復の繰り返し回数の最適化を図った復号装置が次に、従来のターボ復号に用いられる従来の復号装置の一例について具体的に説明する(例えば非特許文献1参照)。図8は、非特許文献1の復号装置を示すブロック図である。復号装置201は、復号処理部としての第1の復号器202及び第2の復号器203と、インタリーバ204、205と、デインタリーバ206、207と、硬判定部208と、HDA判定部209とを有する。
復号装置201は、伝送路を介して送られるターボ符号を受信データとして受け取る。受信データには、第1の要素符号E及び第2の要素符号Eintが含まれる。要素符号E、Eintは、上述したようにパリティビット1P、2Pと情報ビットU、Uintからなるが、第1の要素符号Eの情報ビットUをインタリーブすると第2の要素符号Eintの情報ビットUintが得られるため、実際に送られるデータは、第1の要素符号の情報ビットU及びパリティビット1Pと、第2の要素符号Eintのパリティビット2Pである。
第1の復号器202、第2の復号器203は、受信データについて、軟入力軟出力復号法により繰り返し復号を行なう軟出力復号部である。軟入力軟出力復号法には、SOVA(Soft-Output Viterbi Algorithm)やMAP(Maximum A Posteriori)が知られている。
第1の復号部202は、受信した第1の要素符号E(第1のパリティY1p、情報ビットY)と、外部情報Le2とが供給され、復号処理を行なって第1の外部情報Le1を出力する。インタリーバ(int)204は、第1の外部情報Le1にインタリーブを施し、インタリーブされた第1の外部情報Lint e1を生成する。同時に、情報ビットYはインタリーバ205にてインタリーブされ、インタリーブされた情報ビットYint とされ第2の復号器203へ供給される。
第2の復号器203は、インタリーブされた第1の外部情報Lint e1と、受信した第2のパリティY2p及びインタリーブされた情報ビットYint とが供給され、復号処理を行って第2の外部情報Lint e2を出力する。この第2の外部情報Lint e2は、インタリーバ206にてデインタリーブされ、第1の復号器202に供給される。第1の復号器202は、これを復号処理する。以上の処理を繰り返す。第1の復号器202及び第2の復号器203の復号処理により、1回の繰り返し復号が終了する。
第2の復号器203は、また、対数尤度比Lint を算出し、これをデインタリーバ207へ出力する。デインタリーバ207は、この対数尤度比Lint をデインタリーブして対数尤度比Lとし、硬判定部208にて硬判定結果を求める。更にこの従来の復号装置においては、硬判定結果が供給されるHDA判定部209を有し、ターボ復号の繰り返し処理を停止するか否かを判断する。
このHDA判定部209においては、HDAで算出されるBERと、情報長の比を閾値比較して、ターボ復号の収束/非収束を判別し、ターボ復号の繰返し回数の最適化を図る。
図9は、この従来の復号装置の復号方法を示すフローチャートである。図9に示すように、先ず、第1の復号器202及び第2の復号器203で行なわれる繰り返し復号の繰り返し回数=1、繰り返し回数の上限値を8回にセットする(ステップS101)。そして、第1の復号器202にて復号処理し、第1の外部情報Le1を生成する(ステップSS102)。これをインタリーバ204にてインタリーブし、第2の復号器203に入力する。このとき同時に、情報ビットYについてもインタリーバ205にてインタリーブを施し、第2の復号器203へ入力する。第1の復号器202は、対数尤度比(LLR値)としてLも生成するがここでは使用しない。なお、第1の復号器202への入力であるLe2の初期値は0である。
第2の復号器203は、インタリーブされた第2の外部情報Lint e2を出力すると共にインタリーブされた対数尤度比Lint を出力する。インタリーブされた第2の外部情報Lint e2は、デインタリーバ206にてデインタリーブされ、第1の復号器202の入力である第2の外部情報Le2とされる。また、インタリーブされた対数尤度比Lint は、デインタリーバ207にてデインタリーブされ、対数尤度比Lとされ、硬判定部208にて硬判定結果を生成する。
次に、繰り返し回数が1より大きいか否かを判断し(ステップS104)、繰り返し回数が2以上であれば下記数1に示すΔを計算する(ステップS105)。
Figure 2007194684
すなわち、判定値Δは、各ビットについて今回の対数尤度比Lの硬判定結果と前回の対数尤度比Lの硬判定結果との差を求め、それらの割合を求めた値である。この判定値Δが0に近いほど前回と今回の復号結果が等しいことを示し、判定値Δが1に近ければ前回と今回の復号結果が大きく異なることを示す。
このΔが収束判定用閾値ηvonvより大きい場合及び非収束判定用閾値ηnon−convより小さい場合(ステップS106:No)には、繰り返し回数がMAX=8まで繰り返し復号を実施する。つまり、繰り返し回数がMAX=8であるか否かを判定し(ステップS107)、8回未満であれば、繰り返し回数をインクリメントし(ステップS108)、ステップS102からの処理を繰り返す。
上記ステップS6のΔの判定のため、繰り返し回数2以上において、先ず、硬判定結果u^を使用し、上記式1からΔ値を算出する。そして、収束判定用閾値ηconv、非収束判定用閾値ηnon−convから停止基準(Stopping criteria)の判定を行う。判定の結果、収束/非収束の何れかの条件を満たしたら繰返し復号を停止する。
次に、このような収束判定に非収束判定を加えて繰り返し回数の停止を制御する従来の復号装置の効果について説明する。図10は縦軸にブロックエラーレート(BLER)及びビットエラーレート(BER)をとり、横軸に信号対雑音電力密度比E/N(dB)をとって、ノイズとエラーレートの関係を示すグラフ図である。また、図11は、信号対雑音電力密度比に対する繰り返し回数の関係を示す図である。
なお、図10、図11において、横軸の信号対雑音電力密度比E/N(dB)は、値が大きいほどノイズが少ないことを示す。また、縦軸のBLERは、ブロック内に1以上のビットエラーが存在する場合、そのブロックをエラーとして計算したものであり、BERは、エラービット数を954ビット(符号ブロックサイズ)で除した値(%)を示している。
また、(OFF,OFF)は、収束・非収束判定を行なわない場合、(2%,OFF)は、収束判定用閾値ηconv=2%とし、収束判定のみによる繰り返し停止制御を行なった場合を示す。また、(OFF,20%)は、非収束判定用閾値ηnon−conv=20%とし、非収束判定のみによる繰返し停止制御を行った場合、(2%,20%)は、収束判定用閾値ηconv=2%、非収束判定用閾値ηnon−conv=20%として、収束/非収束判定による繰返し停止制御を行った場合を示す。
シミュレーション条件は以下である。、送信側条件がは、Rate 1/3(15,13) PCCC Turbo encoder、2stage Rate-matching、Parallel bit level channel interleaverであり、変調方式:が16QAM、constellation and conventional Gray mappingであり、Code Block Size:954ビット固定(938ビット:情報ビット、16ビット:CRC)であるとする。
また、パリティビットは1/2パンクチャされる。つまり、エア上には1920ビットが、2ms間隔で送信される。フェージング条件は50km/hとし、Single path条件としている。また、受信側条件は、Single pathのためRAKE合成はなしとし、軟出力方式はMax-Log-MAPMax−Log−MAP、最大繰返し回数は8回、Hybrid−ARQは無効としている。
以上の条件においては、図10に示すように、ノイズが少ない方がBLER及びBERが減少する。また、図11に示すように、ノイズが少ない方が繰り返し回数は減ることがわかる。BLER=10%(E/N=16dB)において、平均繰返し回数は約2.25回となっている。これは、繰返し8回固定と比べて7割超の処理削減となることを示す。また、閾値2%の収束判定のみでは平均繰返し回数が約2.8回となる。したがって、収束判定のみの停止制御より収束/非収束判定による停止制御を行なうことで約2割の処理削減になることがわかる。
以上は、従来の復号装置の一例について説明したが、従来の繰返し制御方法としては、種々のものが提案されている(例えば特許文献1乃至3、非特許文献1参照)。これらをまとめた結果を図12に示す。図12は、従来の繰り返し制御方法及び繰り返し回数を示す図である。なお、上述の従来の復号装置の繰り返し制御方法は従来例Dに対応する。この上記従来の繰り返し制御方法は下記従来例Cの繰り返し制御方法を改良したものとなっている。ここで、図12は、下記に対応する。
従来例A:繰り返し回数固定(例えば8回固定)
・A1:8回繰り返しても誤りを訂正できない場合には8回まで復号を繰り返す
・A2:8回までに誤りを訂正できても、固定回数上限(8回)まで復号を繰り返す
従来例B:最大繰返し回数、例えば8回までに、誤り検出符号による誤りの有無の判定を行い、誤りがない場合に繰返しを停止する。
・B1:誤り検出符号がない場合、8回繰り返しても誤りを訂正できない場合には8回まで復号を繰り返す(=A1)
・B2:誤り検出符号がない場合、8回までに誤りを訂正できても、8回まで復号を繰り・返す
・B3:誤り検出符号がある場合、8回繰り返しても誤りを訂正できない場合は、8回まで復号を繰り返す
・B4:誤り検出符号がある場合、8回までに誤りが訂正できれば、繰り返しを停止する
従来例C:最大繰返し回数、例えば8回までに、誤り訂正の収束判定を行い、誤り訂正が収束すると判断できる場合には繰返し復号を停止する
・C1:8回繰り返しても誤り訂正の収束が検出されない場合、8回まで復号を繰り返す。
・C2:8回までに誤り訂正の収束を検出した場合、繰り返しを停止する
従来例D:Cに誤り訂正の非収束判定を追加し、最大繰返し回数まで繰返しても誤り訂正が収束しないと判断できる場合には繰り返し復号を停止する。
・D1:8回繰り返しても誤り訂正の収束/非収束が検出されない場合、8回まで繰り返す
・D2:8回までに誤り訂正の非収束が検出されば場合、繰り返しを停止する
・D3:8回までに誤り訂正の収束を検出した場合、繰り返しを停止する
以上に述べた通り、非特許文献1記載の従来の復号装置である従来例Dは、従来例Cの課題、すなわち、従来例Cの8回繰り返しても誤り訂正が収束されない場合においても8回繰り返し復号してしまう(上記C1)という課題を解決するものである。すなわち、収束判定に加えて、非収束判定を行なうことで、従来例DのD2に示すように、最大繰り返し回数の8回以前に非収束であると判定できた場合には繰り返しを停止することで、無駄な繰り返しを行なうことを防止することができる。こうして、収束及び非収束判定により、ターボ復号の繰返し制御を行い、繰返し回数を最適化することができる。
特開2004−194326号公報 特開2002−344330号公報 特開2002−100995号公報 A. Taffin, "Generalized stopping criterion for iterative decoders", IEEE Electronics Letters, 26th, June, 2003, Vol. 39, No.13
しかしながら、上述のいずれの従来技術においても、停止判定を繰り返し復号終了のタイミングで行なっている。特に、復号する符号量が多い場合や、復号部が2段以上から構成される場合には、1回の繰り返し復号処理に時間がかかるため、停止判定の正確さを維持しつつ、できるだけ速く停止判定を行なえることが好ましい。
本発明にかかる復号装置は、受信データを尤度情報に基づき復号する復号装置であって、複数段の復号部として機能し、前記受信データの繰り返し復号を行なう復号処理部と、前記復号処理部からの出力結果に基づき前記繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定をする停止判定部とを有し、前記復号処理部は、初段乃至最終段の復号処理を行なうことで1回の繰り返し復号を行なうものであって、前記停止判定部は、前記最終段以前の復号処理の終了タイミングで前記停止判定を実行するものである。
本発明にかかる復号方法は、受信データを尤度情報に基づき復号する復号方法であって、複数段の復号部として機能し、初段乃至最終段の復号処理を行なうことで1回の繰り返し復号を行なう復号処理部により前記受信データの繰り返し復号を行なって、現在の繰り返し復号を実行中の前記復号処理部において前記最終段以前の復号処理の結果に基づき、当該現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定をするものである。
本発明においては、従来は繰り返し復号終了毎に行なっていた停止判断を、最終段以前の復号処理の終了タイミングで行なうことで、停止判断をより細かいタイミングで行なうことができ、より早期に繰り返し復号処理を停止させることが可能となる。
本発明によれば、繰り返し復号処理終了タイミングより早いタイミングで繰り返し復号処理の停止判定を行なうことで、繰り返し処理回数を最適化し、高効率化することができる復号装置、復号方法及び受信装置を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、ターボ符号を復号する復号装置及びこれを具備する受信装置に適用したものであって、繰り返し復号の停止判定のタイミングを繰り返し復号処理終了タイミングより速いタイミングでも実行することで、従来に比して無駄な繰り返し復号処理を行なわないようにしたものである。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態にかかる復号装置1を示す図である。復号装置1は、第1の復号器2及び第2の復号器3と、インタリーバ4、5と、デインタリーバ6、7と、硬判定部8と、停止判定部9とを有する。
復号装置1は、伝送路を介して送られるターボ符号を受信データとして受け取る。受信データには、例えば上述の図10に示す符号化装置にて生成された第1の要素符号E及び第2の要素符号Eintが含まれる。要素符号E、Eintは、上述したようにパリティビット1P、2Pと情報ビットU、Uintからなるが、第1の要素符号Eの情報ビットUをインタリーブすると第2の要素符号Eintの情報ビットUintが得られるため、実際に送られるデータは、第1の要素符号の情報ビットU及びパリティビット1Pと、第2の要素符号Eintのパリティビット2Pである。なお、本復号装置1にて復号可能なターボ符号であれば、上述の並列連接符号に限らず、例えば直列連接畳込み符号等であってもよい。
第1の復号器2、第2の復号器3は、受信データについて、軟入力軟出力復号法により繰り返し復号を行なう復号処理部である。軟入力軟出力復号法には、SOVAやMAPが知られている。
ここではMAPを例に説明する。第1の復号部2は、受信した第1の要素符号E(第1のパリティY1p、情報ビットY)と、外部情報Le2とが供給される。そして、これらの入力値に基づき、トレリス上でのフォワード処理及びバックワード処理にて算出された値を使用して軟出力を生成する公知の軟入力軟出力復号法により復号処理を行なって第1の外部情報Le1を出力する。インタリーバ(int)4は、第1の外部情報Le1にインタリーブを施し、インタリーブされた第1の外部情報Lint e1を生成する。同時に、情報ビットYはインタリーバ5にてインタリーブされ、インタリーブされた情報ビットYint とされ第2の復号器3へ供給される。
第2の復号器3は、インタリーブされた第1の外部情報Lint e1と、受信した第2のパリティY2p及びインタリーブされた情報ビットYint とが供給され、公知の軟入力軟出力復号法により復号処理を行って第2の外部情報Lint e2を出力する。この第2の外部情報Lint e2は、インタリーバ206にてデインタリーブされ、第1の復号器2に供給される。こうして、第1の復号器2は、デインタリーバ6からの第2の外部情報Le2と通信路値(第1のパリティY1p、情報ビットY)とを用いて復号処理し、第2の復号器3は、インタリーブされた第1の外部情報Lint e1と通信路値(第2のパリティY2p)とを用いて復号処理するという処理を繰り返す。第1の復号器2及び第2の復号器3の復号処理により、1回の繰り返し復号が終了する。
ここで、本実施の形態においては、第1の復号器2は、復号過程にて生成される対数尤度比Lを硬判定部8へ供給する。また、第2の復号器2は、復号過程にて生成される対数尤度比Lint をデインタリーバ7へ出力する。そして、デインタリーバ7は、この対数尤度比Lint をデインタリーブして対数尤度比Lとし、硬判定部8に供給する。硬判定部8は、第1の復号器2からの対数尤度比Lを使用した硬判定結果(以下、u^(L)という。)と、第2の復号器3からの対数尤度比Lint をデインタリーブした対数尤度比Lを使用して求めた硬判定結果(以下、u^(L)という。)を求める。そして、本実施の形態にかかる復号装置1においては、硬判定結果u^(L)、u^(L)が供給される停止判定部9を有し、ターボ復号の繰り返し処理を停止するか否かを判断する。
この停止判定部9においては、HDAで算出されるBERと、情報長の比を閾値比較して、ターボ復号の誤り訂正が収束しているか否かを判別し、ターボ復号の繰返し回数の最適化を図る。
具体的には、停止判定を行なうための判定値を求め、これを収束判定用閾値ηconv及び非収束判定用閾値ηnon−convと比較することで、繰り返し復号を停止するか否かを決定する。先ず、判定値の算出方法について説明する。対数尤度比L、Lを使用して、繰り返し復号の収束・非収束を検出するため、本実施の形態においては、下記式(2)、(3)に示す2つの判定値Δ0.5、Δを使用する。
Figure 2007194684
Figure 2007194684
すなわち、上記式(2)に示す判定値Δ0.5は、第1の復号器2によって得られる今回の対数尤度比Lと、第2の復号器3によって得られる前回の対数尤度比Lとの各ビット毎の硬判定結果の差を求め、それらの平均を求めた値である。また、式(3)に示す判定値Δは、第1の復号器2によって得られる今回の対数尤度比Lと、第2の復号器3によって得られる今回の対数尤度比Lとの各ビット毎の硬判定結果の差を求め、それらの平均を求めた値である。この判定値Δ0.5、Δが0に近いほど第1の復号器2の復号結果と第2の復号器3の復号結果とが等しいことを示し、判定値Δ0.5、Δが1に近ければ各復号器の復号結果が大きく異なることを示す。すなわち、復号がまだ収束していないことを示す。
繰り返し復号は、第1の復号器2及び第2の復号器3にて復号処理されて、1回が終了する。ここで、式(2)からもわかるように、判定値Δ0.5の算出タイミングは、通常の繰り返し復号終了ではなく、第1の復号器2の復号処理が終了したタイミングである。すなわち、本実施の形態においては、繰り返し復号処理の途中のタイミングにおいて判定値Δ0.5を算出する。式(3)に示す判定値Δは、通常の第2の復号器3の復号処理終了タイミングで算出される値である。このように、本実施の形態においては、繰り返し復号毎に停止判定のための判定値を算出するのではなく、各復号器2、3の復号処理終了タイミングにて判定値Δ0.5、Δを算出することで、復号器を2つ使用する本実施の形態の場合は、通常の2倍の割合で停止判定を実施する。もちろん、復号器を2段以上の構成とする場合には、更に細かいタイミングで停止判定が可能となる。
次に、本実施の形態にかかる復号方法について説明する。図2は、本実施の形態にかかる復号方法を示すフローチャートである。本例においては、各復号器2、3における繰り返し復号の最大値を8回とする。図2に示すように、先ず、繰り返し回数i=1、Max繰り返し回数=8回とし(ステップS1)、第1の復号器2にて復号処理を行なう。第1の復号器2における復号処理においては、第2の外部情報Le2、並びに信号路値Yip及びYから、第1の外部情報Le1及び対数尤度比Lを算出する。第1の外部情報Le1は、インタリーバ4に供給され、インタリーブされ、第2の復号器3に入力される。このとき同時に、情報ビットYについてもインタリーバ5にてインタリーブを施し、第2の復号器3へ入力する。なお、第1の復号器2への入力であるLe2の初期値は0である。そして、対数尤度比Lは、硬判定部8へ供給する。
そして、硬判定部8は、対数尤度比Lを使用して硬判定結果u^(L)を求める(ステップS2)。そして、現在の繰り返し回数iが1回未満である場合(ステップS3:N)には、第2の復号器3にて復号処理をする(ステップS4)。第2の復号器3には、インタリーブされた第1の外部情報Lint e1、並びに信号路値Y2p及びインタリーブされた信号路値Yが供給され、インタリーブされた第2の外部情報Lint e2を出力すると共にインタリーブされた対数尤度比Lint を出力する。インタリーブされた第2の外部情報Lint e2は、デインタリーバ6にてデインタリーブされ、第1の復号器2の入力である第2の外部情報Le2とされる。また、インタリーブされた対数尤度比Lint は、デインタリーバ7にてデインタリーブされ、対数尤度比Lとされ、硬判定部8に供給される。硬判定部8は、対数尤度比Lを使用して硬判定結果u^(L)を算出する。この硬判定結果u^(L)は、硬判定部8内若しくは停止判定部9内、又は別途設けられた図示せぬメモリに保持される。
そして、繰り返し回数iが1回未満である場合(ステップS5:N)には、繰り返し回数が最大数=8か否かを判断し(ステップS6)、繰り返し回数iをインクリメントし(ステップS7)、ステップS2からの処理を繰り返す。
次に、このようにして現在の繰り返し回数=2になった場合、ステップS2にて上述同様に復号処理がなされ、硬判定結果u^(L )が算出される。この硬判定結果u^(L )は、硬判定部8の上記メモリに保持される。
そして、ステップS3において繰り返し回数が1より大きいと判断され(ステップS3:Y)、停止判定部9において判定値Δ0.5の計算を行なう(ステップS8)。ここでは、ステップS2において算出、保持されている硬判定結果u^(L )と、前回の繰り返し復号におけるステップS5において算出され、メモリに保持されている硬判定結果u^(L )とに基づき、上記式(2)から判定値Δ0.5を算出する。そして、この判定値Δ0.5が収束判定用閾値ηconvより小さいか、すなわち収束か、又は非収束判定用閾値ηnon−convより大きいか、すなわち非収束かを判断し、収束又は非収束の場合は処理を終了する。
また、収束又は非収束ではないと判定された場合(ステップS9:N)、ステップS4にて上述と同様に復号処理をし、硬判定結果u^(L )を算出し、これを上記メモリに保持する。そして、ステップS5を経て判定値Δを算出する(ステップS10)。ここでは、ステップS2において算出され、保持されている今回(現在)の繰り返し復号における硬判定結果u^(L )と、ステップS4にて算出され、保持されている同じく現在の繰り返し復号における硬判定結果u^(L )とに基づき上記式(3)から判定値Δを算出する。そして、この判定値Δが収束判定用閾値ηconvより小さいか、すなわち収束か、又は非収束判定用閾値ηnon−convより大きいか、すなわち非収束かを判断し(ステップS11)、収束又は非収束の場合は処理を終了する。
こうして判定値Δ0.5又はΔが収束・非収束と判定されるまで、又は繰り返し最大回数=8に達するまでステップS2からの処理を繰り返す。なお、ηconv、ηnon−convの値は、伝送路の状況、伝送レートなどの通信環境、求められるBER、繰り返し復号回数、復号器の構成等に応じて適宜シミュレーション等によって予め求められる値である。
本実施の形態においては、第1の復号器2の復号処理が終了した時点で一旦判定値Δ0.5により収束・非収束の判定を行ない、更に第2の復号器3の復号処理が終了した時点、すなわち通常の繰り返し復号が1回終了した時点で判定値Δにより収束・非収束の判定を行なうことにより、通常の2倍の回数の停止判定を実行する。このことにより、理論的には、平均して0.5/2回分、繰り返し処理を低減することができる。
実施の形態2.
次に、本発明にかかる実施の形態2について説明する。本実施の形態においては、上述の実施の形態1における第1の復号器及び第2の復号器を1つの復号器(復号処理部)にて構成したものである。
図3は、本実施の形態にかかる復号装置を示すブロック図である。復号装置11は、復号器12、並びに通信路値Y、Y1p、Y2P及び外部情報Lを保持するそれぞれメモリ13〜16を有する。更にインタリーバ17、18、デインタリーバ19、20、選択器21〜25、硬判定部26、停止判定部27及びデコーダコントローラ28を有する。
復号器12は、図1に示す第1の復号器及び第2の復号器の機能を有する。このため、選択器21、22によりYメモリ13の出力又はこれのインタリーバ17を介した出力を選択器21により切り替え、復号器12に入力する。また、Y1pメモリ14の出力又はY2pメモリの出力を選択器22により切り替え、復号器12へ出力する。
また、復号器12は、第1の外部情報Le1又はインタリーブされた第2の外部情報Lint e2を出力する。第1の外部情報Le1はそのまま選択器23へ出力され、一方インタリーブされた第2の外部情報Lint e2はデインタリーバ19にてデインタリーブされた後、選択器23へ出力される。選択器23は、いずれかを選択し、この選択値をLメモリ15に保持する。また復号器12は同時に対数尤度比L、Lint も出力する。対数尤度比Lは選択器24へそのまま出力され、一方インタリーブされた対数尤度比Lint はデインタリーバ20にてデインタリーブされた後、選択器24へ出力される。選択器24はいずれかを選択し、この選択値を硬判定部26へ出力する。停止判定部27は硬判定部26の硬判定結果に基づき、上述同様にΔ0.5、Δを算出する。
また、Lメモリ16の出力Le1、Le2のうち、Le1はインタリーバ18にてインタリーブされ選択器25へ出力され、選択器25は第2の外部情報Le2又はインタリーブされた第1の外部情報Lint e1を選択して復号器12へ出力する。
本復号装置11の復号方法は、図2に示す実施の形態1と同様である。デコーダコントローラ28の制御により各セレクタ21〜25が適宜切り替わることで、復号器12が、第1の復号器として動作したり、第2の復号器として動作する。
先ず、復号器12が第1の復号器として機能する。デコーダコントローラ28の制御のものと、Yメモリ13及びY1pメモリからの通信路値(情報ビットY、パリティビットY1p)が選択器21、22を介して復号器12へ供給される。またLメモリ及び選択器25を介して第2の外部情報Le2が供給される。なお、繰り返し復号1回目の場合は、外部情報Le2=0とされる。これらの値に基づき復号器12は、外部情報Le1及び対数尤度比Lを出力する。
第1の外部情報Le1は、選択器23、Lメモリ16を経て、インタリーバ18にてインタリーブされ、選択器25を介して復号器12へ供給される。このとき同時に、Yメモリ13からのYがインタリーバ17にてインタリーブされ、Yint とされ、選択器21を介して供給される。またY2pメモリからY2pが選択器22を介して復号器12へ供給される。これらが供給され、復号器12は第2の復号器として動作する。そして、第2の外部情報Lint 2e、対数尤度比Lint を出力する。Lint e2は、デインタリーバ19にてデインタリーブされ、選択器23を介してLメモリ16に保持され、適当なタイミングで選択器25を介して復号器12へ供給される。こうして復号器は第1の復号器としての復号処理と第2の復号器としての復号処理を順次行なっていく。
一方、第1の復号器としての復号処理において算出された対数尤度比Lは、選択器24を介して硬判定部26へ供給される。硬判定部26は、Lを使用して硬判定結果を求める。次に、復号器12が第2の復号器としての復号処理を行ない、対数尤度比Lint を算出すると、これがデインタリーバ20にてデインタリーブされ、選択器24を介して硬判定部26へ供給される。硬判定部26は、Lを使用して硬判定結果を求める。
停止判定部27には、Lから求めた硬判定結果とLから求めた硬判定結果が、繰り返し回数=0.5の間隔で順次供給される。停止判定部27は、これらの値を利用して、繰り返し回数が0.5及び1のタイミングで上記式(2)及び(3)からそれぞれ判定値Δ0.5、及びΔを算出し、これを収束閾値ηvonv又は非収束判定用閾値ηnon−convと比較して、停止判定を行なう。これらの処理は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態においても実施の形態1と同様の効果を奏し、繰り返し復号毎に停止判定するのではなく、復号器の復号処理毎に停止判定処理することで、停止判定のタイミングを速く収束・非収束を復号繰り返し回数で理論上は最大0.5回速く検出することができる。更に、本実施の形態における復号装置は、第1の及び第2の復号器を1つの復号器に共有化することで、回路規模を小さくすることができる。
次に、本発明を適用した実施例と従来の停止方法を適用した比較例とのシミュレーション結果に基づき、本発明の効果について説明する。図4は、信号対雑音電力密度比(Eb/N0)に対するビット誤り率(Bit Error Rate:BER)、ブロック誤り率(Block Error Rate:BLER)、フレーム誤り率(Frame Error Rate:FER)を示すグラフ図である。また、図5は、同じく信号対雑音電力密度比(Eb/N0)に対する平均繰り返し回数を示すグラフ図である。
図4において、縦軸のBERは、総ビット数に対する誤りビット数(誤りビット数/総ビット数)を示す。また、BLERは、転送ブロックにおける誤り率を示す。本例においては、1フレームのブロック数が1で、1ブロックあたり、656ビットとしている。また、FERは、総フレームに対する誤りフレーム(誤りフレーム/総フレーム数)を示す。本例においては、1フレームが1転送ブロックに対応するため、FERは、BLERと同義となる。なお、1フレームに複数の転送ブロックが含まれる場合には、FERは、BLERと異なる値となる。また、横軸の信号対雑音電力密度比Eb/N0は、ノイズの電力(N0)に対する1ビット当りの電力(Eb)を示し、ノイズの量が多いほど、信号対雑音電力密度比の数値は小さくなる。
更に、図4、図5において、BER1、BLER1、FER1、ava1は、本発明を適用した実施例を示し、BER0、BLER0、FER0、ava0は、従来例を示す。図4に示すように、FER1、FER0、BLER1、BLER0は、略重なっており、BER1、BER0略重なっている。すなわち、本発明を適用し、繰り返し回数実質0.5回に1回の割合で、停止判定を行なって収束か否かを検出し、繰り返し復号回数の最適化を行なった場合と、通常通り、繰り返し復号1回毎に停止判定を行なって収束・非収束を検出して繰り返し復号回数の最適化を行なった場合とでは、各誤り訂正能力には差はない。
一方で、図5に示すように、本発明を適用した実施例(ava1)は、従来例(ava0)よりも平均繰り返し回数が少なくなっている。本シミュレーションにおいては、BLER=0(Eb/N0=1.0dB)の条件において約0.25回程度、繰り返し回数を削減することができている。また、Eb/N0=1.2dBの条件においては、約0.26回程度、繰り返し回数を削減することができている。すなわち、本発明にかかる復号方法を適用することで、誤り訂正能力を保持しつつ、各符号ブロックにおける繰り返し復号回数を削減することができる。
次に、上述の実施の形態1、2にかかる復号装置を備える受信装置の一例について説明しておく。図6は、上述の復号装置を備える受信装置を示す図である。図6に示すように、受信装置40は、復号装置1の他、アンテナ41、増幅部42、RF部43、復調部44、デパンクチャ処理部45及びこれらを制御する制御部46などを備える。
受信装置40は、アンテナ41にて受信した受信データは、増幅部42に供給される。この増幅部42にて受信データを増幅した後、受信RF部43に供給する。RF部43では、周波数変換などの高周波処理を行って得られた受信データを復調部44に供給し復調する。復調された受信データは、デパンクチャ処理部45に供給される。ここでは、送信時に施されたインタリーブ処理・逆のデインタリーブ処理を行って、元のデータ配置とすると共に、送信時に間引かれたデータ位置に0ビットを挿入して、元のデータ長に復元するデパンクチャ処理を行う。そして、デパンクチャ処理で元のデータ長とされたデータを、復号装置1に供給して、ターボ復号を行って硬判定復号結果を得る。制御部46は、例えば復号装置1の停止判定結果等に基づき復号装置1へデータを供給するタイミング等を制御する。
このように構成された受信装置においては、上述の復号装置1を備えることで、受信データにおける収束判定をより少ない繰り返し復号回数で判定することができ、高速化して少電力化を図った受信装置を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の形態1,2においては、式(2)、(3)を使用して判定値を求めるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば上記(3)の式は、1回の繰り返し復号が終了したタイミングで算出できる値であればよく、上述した従来のHDAにおける下記式(1)を使用することも可能である。
Figure 2007194684
また、式(2)に示すΔ0.5は、第1の復号器の復号処理終了のタイミングで算出することができればよく、対数尤度比L、Lではなく、外部情報Le1、Le2を使用してもよい。更に、上記式(1)は、第2の復号器の結果を使用するものであるが、第2の復号器から復号を開始し、繰り返し復号終了を第1の復号器とした場合には、第1の復号器からの出力Lを使用して判定値を求めることも可能である。また、上述の式(1)〜(3)においては、左辺に1/Nを乗算しているが、これを行なわず、閾値ηをN倍してもよいことは勿論である。更に、判定値Δ0.5、Δ、Δだけでなく、最小/最大のL又はLを閾値比較してもよい。または、硬判定結果やSCRで符号ビットが異なる位置、同一の位置における最小/最大のL又はL、Le1、Le2を使用することも可能である。
更に、上述の実施の形態においては、2つの復号器又は2段の復号処理による復号結果によりターボ復号する復号装置について説明したが、例えば復号器を2以上又は3段以上の復号処理機能を有するような復号装置であってもよい。その場合、例えば、復号器の数=M個としたとき、上記式(2)を使用すれば、判定値Δは、第1、第2の復号器の結果、第2、第3の復号器の結果、・・、第(M−1)、第Mの復号器の結果の一部又は全部を用いてΔ値を求めることができる。よって、繰り返し復号単位ではなく、より細かい単位で停止判定を行なうことができ、繰り返し回数を最短で停止させることができる。
また、上述の本実施の形態においては、2つの閾値を用いて収束・非収束を判定するものとして説明するが、例えば収束のみを判定するようにしてもよい。更に、閾値ηconv又はηnon−convは、定数を用いてもよいが、繰り返し回数に応じて変化する値としてもよい。その場合は、関数により適宜演算したり、ルックアップテーブル等に値を保持したりすればよい。
更に、本実施の形態においては、細かい間隔で収束又は非収束判定を行なうことができるため、停止判定した後、CRC判定を行ない、CRCエラーの場合には、再度繰り返し復号を行なうようにすることも可能である。
更にまた、上述の実施の形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットその他の伝送媒体を介して伝送することにより提供することも可能である。
本発明の実施の形態1にかかる復号装置を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる復号方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる復号装置を示すブロック図である。 本発明の効果を説明する図であって、信号対雑音電力密度比(Eb/N0)に対するビット誤り率(BER)、ブロック誤り率(BLER)、フレーム誤り率(FER)を示すグラフ図である。 本発明の効果を示す図であって、信号対雑音電力密度比(Eb/N0)に対する平均繰り返し回数を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態にかかる復号装置を備える受信装置を示す図である。 ターボ符号を生成するための一般的な符号化装置の構成を示す図である。 従来の復号装置を示すブロック図である。 従来の復号装置の復号方法を示すフローチャートである。 縦軸にブロックエラーレート(BLER)及びビットエラーレート(BER)をとり、横軸にノイズの割合をとって、従来の復号装置におけるノイズとエラーレートの関係を示すグラフ図である。 従来の復号装置におけるノイズに対する繰り返し回数の関係を示す図である。 従来の繰り返し制御方法及び繰り返し回数を示す図である。
符号の説明
1,11 復号装置
2,202 第1の復号器
3,203 第2の復号器
4,5,17,18,104,204,205 インタリーバ
6,7,19,20,206,207 デインタリーバ
8,26,208 硬判定部
9,27 停止判定部
12 復号器
13,14,15,16 メモリ
21,22,23,24,25 選択器
28 デコーダコントローラ
40 受信装置
41 アンテナ
42 増幅部
43 RF部
44 復調部
45 デパンクチャ処理部
46 制御部
101 符号化装置
102 第1の符号化器
103 第2の符号化器
209 HDA判定部

Claims (18)

  1. 受信データを尤度情報に基づき復号する復号装置であって、
    複数段の復号部として機能し、前記受信データの繰り返し復号を行なう復号処理部と、
    前記復号処理部からの出力結果に基づき前記繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定をする停止判定部とを有し、
    前記復号処理部は、初段乃至最終段の復号処理を行なうことで1回の繰り返し復号を行なうものであって、
    前記停止判定部は、前記最終段以前の復号処理の終了タイミングで前記停止判定を実行する復号装置。
  2. 前記停止判定部は、前記複数段の復号処理において各復号処理の終了タイミングで前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  3. 前記復号処理部は、複数段の復号部を有し、
    前記停止判定部は、前記複数段の復号部のうち前後の復号部の復号結果に基づき前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  4. 前記復号処理部の復号結果に基づき硬判定復号結果を出力する硬判定部を有し、
    前記停止判定部は、前記硬判定部の結果に基づき前記受信データにおける誤り訂正の収束及び非収束を判定し、当該判定結果に応じて前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  5. 前記復号処理部は、第1の復号部及び第2の復号部を有し、
    前記停止判定部は、今回の繰り返し復号における前記第1の復号部からの出力と、前回の繰り返し復号における前記第2の復号部からの出力とに基づき前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  6. 前記停止判定部は、今回の繰り返し復号における前記第1の復号部及び第2の復号部の出力に基づき前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項5記載の復号装置。
  7. 前記停止判定部は、今回の繰り返し復号及び前回の繰り返し復号における前記第1又は第2の復号部の出力に基づき前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項5記載の復号装置。
  8. 前記復号処理部の復号結果に基づき硬判定復号結果を出力する硬判定部を有し、
    前記停止判定部は、前記硬判定部の結果に基づき前記停止判定を行なうものであって、今回の繰り返し復号における前記第1の復号部からの出力と、前回の繰り返し復号における前記第2の復号部からの出力とに基づき、硬判定結果の異なる数を判定値として算出し、当該判定値から収束及/又は非収束を検出することで前記停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項5記載の復号装置。
  9. 前記復号処理部を制御する制御部を有し、
    前記復号処理部は、第1の復号部及び第2の復号部として機能する一の復号部を備え、
    前記制御部は、前記一の復号部への入力を切り替え、前記第1又は第2の復号部として機能させる
    こと特徴とする請求項1記載の復号装置。
  10. 受信データを尤度情報に基づき復号する復号方法であって、
    複数段の復号部として機能し、初段乃至最終段の復号処理を行なうことで1回の繰り返し復号を行なう復号処理部により前記受信データの繰り返し復号を行なって、
    現在の繰り返し復号を実行中の前記復号処理部において前記最終段以前の復号処理の結果に基づき、当該現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定をする復号方法。
  11. 前記停止判定では、前記複数段の復号処理における各復号処理の終了タイミングで実行する
    ことを特徴とする請求項10記載の復号方法。
  12. 前記繰り返し復号は、複数段の復号部により行ない、
    前記停止判定では、前記複数段の復号部のうち前後の復号部の復号結果に基づき行なう
    ことを特徴とする請求項10記載の復号方法。
  13. 前記復号処理部の復号結果に基づき硬判定復号結果を算出し、
    前記停止判定では、前記硬判復号結果に基づき前記受信データにおける誤り訂正の収束及び非収束の判定結果に応じて現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項10記載の復号方法。
  14. 前記繰り返し復号は、第1の復号部及び第2の復号部により行ない、
    前記停止判定では、今回の繰り返し復号における前記第1の復号部からの出力と、前回の繰り返し復号における前記第2の復号部からの出力とに基づき現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項10記載の復号方法。
  15. 前記停止判定では、今回の繰り返し復号における前記第1の復号部及び第2の復号部の出力に基づき現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項14記載の復号方法。
  16. 前記停止判定では、今回の繰り返し復号及び前回の繰り返し復号における前記第1又は第2の復号部の出力に基づき現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項14記載の復号方法。
  17. 前記復号処理部の復号結果に基づき硬判定復号結果を算出し、
    前記停止判定では、前記硬判復号結果基づき行なうものであって、今回の繰り返し復号における前記第1の復号部からの出力と、前回の繰り返し復号における前記第2の復号部からの出力とに基づき、前記硬判定結果の異なる数を判定値として算出し、当該判定値から収束及/又は非収束判定を検出することで現在の繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定を行なう
    ことを特徴とする請求項14記載の復号方法。
  18. 連接符号化された符号を受信し、この受信データを尤度情報に基づき繰り返し復号する受信装置であって、
    前記受信データを受信する受信部と、
    複数段の復号部として機能し、前記受信データの繰り返し復号を行なう復号処理部と、
    前記復号処理部からの出力結果に基づき前記繰り返し復号を停止させるか否かの停止判定をする停止判定部とを有し、
    前記復号処理部は、初段乃至最終段の復号処理を行なうことで1回の繰り返し復号を行なうものであって、
    前記停止判定部は、前記最終段以前の復号処理の終了タイミングで前記停止判定を実行する復号装置。
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