JP2002100995A - 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法 - Google Patents

復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法

Info

Publication number
JP2002100995A
JP2002100995A JP2000289419A JP2000289419A JP2002100995A JP 2002100995 A JP2002100995 A JP 2002100995A JP 2000289419 A JP2000289419 A JP 2000289419A JP 2000289419 A JP2000289419 A JP 2000289419A JP 2002100995 A JP2002100995 A JP 2002100995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoding
output
processing
repetition
deinterleaver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000289419A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nagase
拓 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000289419A priority Critical patent/JP2002100995A/ja
Publication of JP2002100995A publication Critical patent/JP2002100995A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボ復号装置における繰り返し復号処理の
途中では復号結果まで求める必要がなく、繰り返しを停
止させるための処理を簡略化できると共に、ハードウェ
ア低減が図られたターボ復号装置への適用も可能とす
る。 【解決手段】 並列連接符号化された符号を、2段の軟
出力復号部24,26を用いて繰り返し復号処理により
復号する際に、軟出力復号部26からの出力を蓄積して
入力段の軟出力復号部24に戻すためのデインターリー
バ40に蓄積された前回の繰り返し時の情報のサインビ
ットと、軟出力復号部26からの今回の情報のサインビ
ットとをサインビット比較回路46で比較し、全てのサ
インビット一致したとき、繰り返し復号処理の繰り返し
を停止する。その後、デインターリーバ40から加算器
44、硬判定回路45を介して最終的な復号結果を出力
端子31より取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列連接符号化、
いわゆるターボ符号化が施されたデータを復号する復号
装置及び方法、並びにこのターボ復号が用いられるデー
タ受信装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、C. Berrou らによりシャ
ノン限界に近い誤り訂正符号としてのいわゆるターボ符
号(Turbo codes) が提示され、移動体通信やディジタ
ル放送等を含む広範囲の分野において用いられる高性
能、高信頼性の符号として研究開発が進められている。
このターボ符号は、並列連接畳み込み符号(PCCC:Para
llel Concatenated Convolution Codes) とも称され
る。
【0003】ターボ符号化器は、複数の符号化器を並列
連接して構成されるものであり、具体的には例えば、2
つの畳み込み符号化器とインターリーバとを並列に連接
して構成される。また、ターボ符号の復号には、複数の
復号器を用い、復号結果の信頼度を用いて繰り返し復号
を行うことにより、復号器の間で情報を交換し、最終的
な復号結果を得るようにしている。この復号には、MA
P(Maximum a-posteriori Probability:最大事後確
率)アルゴリズム等の軟判定復号が用いられている。
【0004】以下、ターボ符号化を行うターボ符号化装
置(ターボエンコーダ)及びターボ復号を行うターボ復
号装置(ターボデコーダ)の例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0005】図5は、上述したターボ符号による符号化
を行うターボ符号化装置の一例を示すブロック図であ
る。この図5において、入力端子101からの入力デー
タは、パラレルシリアル変換器102、畳み込み符号化
器103、及びインターリーバ104を介して畳み込み
符号化器105にそれぞれ送られている。
【0006】畳み込み符号化器103は、入力データに
対して畳み込み演算を行い、パリティビットDaとして
パラレルシリアル変換器102に送る。この畳み込み符
号化器103は、例えば、加算器111と、2つの遅延
素子(例えばDフリップフロップ:DFF)112,1
13と、加算器114とから成る。インターリーバ10
4は、入力データを構成する各ビットの順序を並べ替
え、生成したインターリーブデータを畳み込み符号化器
105に送る。畳み込み符号化器105は、例えば上記
畳み込み符号化器103と同様な構成を有し、入力され
たインターリーブデータに対して畳み込み演算を行い、
パリティビットDbとしてパラレルシリアル変換器10
2に送る。ここで、符号化は予め定められた符号化単位
となるビット数のブロック毎に行われ、このブロックは
コードブロックとも称される。
【0007】パラレルシリアル変換器102は、上記入
力データそのものである組織ビットDsと、各畳み込み
符号化器103,105からのパリティビットDa,D
bとをシリアルデータに変換し、出力端子106を介し
て出力する。この出旅行データは、通信のための所定の
変調等が施されて伝送される。
【0008】このようなターボ符号化装置に対応するタ
ーボ復号装置の一例を図6に示す。この図6に示す入力
端子121には、上述したようなターボ符号化装置で符
号化され変調等が施されて伝送された信号を受信し、復
調等が施されて得られた受信信号が入力されている。こ
の受信信号は、デコーダ入力の信号を適当なレベルに調
整するための正規化回路122を介して、シリアルパラ
レル変換器123に送られる。
【0009】シリアルパラレル変換器123は、上記図
5のパラレルシリアル変換器102に対応して、受信信
号を、上述したエンコーダ側の組織ビットDs、パリテ
ィビットDa,Dbに分離する。分離された組織ビット
Dsは軟出力復号部124及びインターリーバ125に
送られ、分離されたパリティビットDaは軟出力復号部
124に送られ、分離されたパリティビットDbは軟出
力復号部126に送られる。軟出力復号部124からの
出力は、インターリーバ127を介して軟出力復号部1
26に送られ、軟出力復号部126からの出力は、デイ
ンターリーバ128を介して軟出力復号部124に帰還
(フィードバック)され、上記コードブロック単位で繰
り返し復号、すなわち反復復号(ターボ復号)されるよ
うになっている。軟出力復号部126からの最終的な復
号出力は、硬判定回路129で2値化され、デインター
リーバ130でデインターリーブ処理されて、出力端子
131より復号結果が取り出される。
【0010】軟出力復号部124は、いわゆるMAP
(Maximum a-posteriori Probability:最大事後確率)
アルゴリズム回路134と、加算器135とを有して成
る。MAPアルゴリズム回路134には、シリアルパラ
レル変換器123からの組織ビットDs及びパリティビ
ットDaと、デインターリーバ128からの出力とが入
力され、MAPアルゴリズム回路134からの出力が加
算器135に送られる。加算器135は、MAPアルゴ
リズム回路134の出力から、組織ビットDsと、デイ
ンターリーバ128からの出力とを減算する。加算器1
35からの出力は、インターリーバ127に送られる。
【0011】軟出力復号部126は、MAPアルゴリズ
ム回路136及び加算器137を有して成り、MAPア
ルゴリズム回路136には、インターリーバ125から
の出力と、シリアルパラレル変換器123からのパリテ
ィビットDbと、インターリーバ127からの出力とが
入力される。MAPアルゴリズム回路136からの出力
は、硬判定回路129及び加算器137に送られる。加
算器137は、MAPアルゴリズム回路136の出力か
ら、インターリーバ125からの出力と、インターリー
バ127からの出力とを減算し、その出力をデインター
リーバ128に送る。
【0012】タイミング制御回路133は、このターボ
復号装置のシリアルパラレル変換器123、MAPアル
ゴリズム回路134,136、インターリーバ125,
127、デインターリーバ128,130の各動作タイ
ミングを制御する。
【0013】この図6に示すようなターボ復号装置にお
ける復号処理は、数回から数十回程度の繰り返し処理か
ら成っている。繰り返し処理を開始する前に、インター
リーバ125には、予め受信信号の組織ビットを蓄積し
ておく。また、デインターリーバ128は、初期値(ゼ
ロ)で初期化しておく。
【0014】ここで、ターボ復号の1回の繰り返し処理
の概要を説明すると、先ず、1回の繰り返し処理の前半
には、MAPアルゴリズム回路134のMAPアルゴリ
ズムが動作する。このMAPアルゴリズムによる処理の
入力としては、上記組織ビットDs及びパリティビット
Daと、デインターリーバ128からの出力とが用いら
れる。このMAPアルゴリズムによる処理の出力は、加
算器135を介してインターリーバ127に蓄積され
る。なお、繰り返し処理の第1回目の時点では、デイン
ターリーバ127にはまだ情報が蓄積されていないの
で、初期値(ゼロ)が用いられる。1回目の繰り返し処
理の後半には、MAPアルゴリズム回路136のMAP
アルゴリズムが動作する。このMAPアルゴリズムによ
る処理の入力としては、インターリーバ125からのイ
ンターリーブされた組織ビットと、シリアルパラレル変
換器123からのパリティビットDbと、インターリー
バ127からの出力とが用いられる。このMAPアルゴ
リズムによる処理の出力は、加算器137を介してデイ
ンターリーバ128に蓄積される。また、このMAPア
ルゴリズムによる処理の出力を硬判定回路129で硬判
定したもの(サインビット)がデインターリーバ130
に蓄積される。
【0015】以上が1回の繰り返し処理の概要である。
この繰り返し処理を例えば予め決められた回数だけ行っ
た後、デインターリーバ130に蓄積されたMAPアル
ゴリズム回路136のMAPアルゴリズムによる処理の
最終回の出力を、最終的な復号結果として、出力端子1
31より出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上説明し
たターボ復号装置によるターボ復号処理においては、上
記繰り返し処理の回数が予め定められているものとして
いるが、エラーの発生が少ない場合には、繰り返しの途
中で、既に全てのエラーが訂正されているにも拘わら
ず、予め決められた繰り返し回数の復号を続行し、無駄
に電力を消費してしまうという問題があった。これは、
特に電池駆動タイプの携帯用機器等に用いられるターボ
復号装置の場合に、携帯用機器等の使用時間を短くする
ことになり、好ましくない。
【0017】そこで、従来においては、繰り返し処理の
各回毎の復号結果を用いて繰り返しを停止することが考
えられている。
【0018】図7は、デインターリーバ130からの復
号結果を繰り返し処理の各回毎に取り出して、CRC
(Cyclic Redundancy Check) 計算回路138によりC
RCの再計算を行い、復号結果に含まれる検査ビットと
合致しているか否か、すなわちエラーが生じているか否
かを判別し、その結果をタイミング制御回路133に送
っている。タイミング制御回路133では、CRC計算
回路138でのCRCによるエラー検出において、エラ
ーが検出されなくなった時点で、上記繰り返し処理を停
止し、デインターリーバ130から最終的な復号結果と
して出力端子131を介して出力する。他の構成は、上
述した図6に示すターボ復号装置と同様であるため、対
応する部分に同じ指示符号を付して説明を省略する。
【0019】この図7に示すような各繰り返し処理毎の
復号結果についてCRCエラー検出を行って繰り返しを
停止する方法では、繰り返しの各回毎に、デインターリ
ーバ130を動作させて復号結果を求める必要があり、
処理量が増大するのみならず、取り扱われる符号化デー
タとして、コードブロックにCRC等のエラー検出符号
が付加されていないデータには適用できない、という問
題がある。
【0020】また、携帯用機器への適用等を考慮して、
図6のターボ復号装置の内部のデインターリーバ128
と、最終復号結果を取り出すためのデインターリーバ1
30とを兼用させる例えば図8、図9に示すような構成
が考えられており、このような図8、図9に示す構成に
対しては、上記図7に示したような各繰り返し処理毎の
復号結果を用いて繰り返しを停止する方法を適用するこ
とができない。
【0021】すなわち、図8に示すターボ復号装置の構
成においては、上記図6のデインターリーバ128,1
30を兼用するデインターリーバ140を用い、軟出力
復号部126のMAPアルゴリズム回路136の出力側
の加算器137に対して、インターリーバ125からの
出力をスイッチ141を介して、またインターリーバ1
27からの出力をスイッチ142を介してそれぞれ送る
ようにしている。この軟出力復号部126の加算器13
7からの出力をデインターリーバ140に送り、デイン
ターリーバ140からの出力を入力段の軟出力復号部1
24のMAPアルゴリズム回路134に戻すようにして
上記繰り返し処理を行わせると共に、上記繰り返し処理
の最終回だけはスイッチ141,142をオフし、加算
器137からの出力をデインターリーバ140に送っ
て、このデインターリーバ140からの出力を硬判定回
路143を介して出力端子131から最終的な復号結果
として取り出すようにすることにより、上記図6と等価
な動作を行わせている。なお、図8の他の構成は上記図
6と同様であるため、対応する部分に同じ指示符号を付
して説明を省略する。
【0022】また、図9に示すターボ復号装置の構成に
おいては、上記図6のデインターリーバ128,130
を兼用するデインターリーバ140を用い、軟出力復号
部126の加算器137からの出力をデインターリーバ
140に送り、デインターリーバ140からの出力を入
力段の軟出力復号部124のMAPアルゴリズム回路1
34に戻すようにして上記繰り返し処理を行わせると共
に、上記繰り返し処理の最終回には、デインターリーバ
140からの出力を加算器144に送り、この加算器1
44にてインターリーバ125からの出力及びインター
リーバ127からの出力を加算することによって、軟出
力復号部126の加算器137での動作の相殺、すなわ
ちMAPアルゴリズム回路136の出力からインターリ
ーバ125,127の各出力を減算する動作の相殺を行
わせ、上記図6と等価な動作が得られるようにしてい
る。
【0023】この図8,図9に示した上記兼用のデイン
ターリーバ140を用いてハードウェアの低減を図るよ
うなターボ復号装置の場合には、各繰り返し処理毎の復
号結果を取り出すことができず、各繰り返し処理毎の復
号結果を用いた繰り返しの停止制御が行えない。なお、
上記繰り返し処理の途中においては、図6のデインター
リーバ128や、図8,図9のデインターリーバ140
に蓄積される情報は、最終的な復号結果とは異なるもの
となっている。
【0024】本発明は、上述のような実情に鑑みて提案
されたものであって、ターボ復号の際の繰り返し処理を
有効な復号結果が得られた時点で停止させることができ
ると共に、繰り返し処理の途中では復号結果まで求める
必要がなく、処理を簡略化でき、しかも、複数段の軟出
力復号部の最終段からの出力を蓄積して入力段に戻すた
めのデコーダ内部のデインターリーバと最終復号結果を
取り出すためのデインターリーバとが兼用されてハード
ウェア低減が図られたターボ復号装置への適用も可能と
するような復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及
び方法を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る復号装置及び方法は、並列連接符号
化された符号を、複数段の軟出力復号手段を用いて繰り
返し復号処理により復号する際に、上記繰り返し復号処
理における上記軟出力復号手段からの今回の出力と前回
の出力とを比較し、比較出力に応じて上記繰り返し復号
処理の繰り返しを停止することを特徴とするものであ
る。
【0026】ここで、上記複数段の軟出力復号手段の最
終段からの出力のサインビットを前回と今回とで比較
し、比較される上記サインビットが前回と今回とで全て
一致したとき上記繰り返し復号処理の繰り返しを停止す
ることが挙げられる。また、上記複数段の軟出力復号手
段の最終段からの出力をデインターリーブして上記複数
段の軟出力復号手段の入力段に戻すデインターリーバを
有し、このデインターリーバに蓄積される情報のサイン
ビットを上記繰り返し復号処理の今回と前回とで比較す
ることが挙げられる。
【0027】また、本発明に係るデータ受信装置及び方
法は、上述の課題を解決するために、並列連接符号化さ
れた符号を受信して繰り返し復号処理により復号する機
能を有し、上記繰り返し復号処理の各回毎のデータに基
づいて該繰り返し復号処理の繰り返しを停止制御し、上
記繰り返し復号処理の繰り返し回数を統計処理し、この
統計処理された繰り返し回数に応じて受信信号の状態を
推定することを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る復号装置及び
方法、並びにデータ受信装置及び方法の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0029】図1は、本発明に係る復号装置及び方法の
第1の実施の形態となるターボ復号装置を示すブロック
図である。この図1において、入力端子21には、前記
図5と共に説明したようなターボ符号化装置で符号化さ
れたデータの受信信号が入力されている。これは実際に
は、送信側のターボ符号化装置で符号化され、送信のた
めの変調等が施されて伝送された信号を受信し、復調等
が施されて得られた受信信号である。この受信信号は、
デコーダ入力の信号を適当なレベルに調整するための正
規化回路22を介して、シリアルパラレル変換器23に
送られる。
【0030】シリアルパラレル変換器23は、上記図5
のパラレルシリアル変換器102に対応して、受信信号
を、上述したエンコーダ側の組織ビットDs、パリティ
ビットDa,Dbに分離する。分離された組織ビットD
sは軟出力復号部24及びインターリーバ25に送ら
れ、分離されたパリティビットDaは軟出力復号部24
に送られ、分離されたパリティビットDbは軟出力復号
部26に送られる。軟出力復号部24からの出力は、イ
ンターリーバ27を介して軟出力復号部26に送られ、
軟出力復号部26からの出力は、デインターリーバ40
を介して軟出力復号部24に帰還(フィードバック)さ
れ、符号化単位であるブロック(コードブロック)毎
に、繰り返し復号(反復復号、ターボ復号)処理される
ようになっている。
【0031】タイミング制御回路33は、このターボ復
号装置のシリアルパラレル変換器23、MAPアルゴリ
ズム回路34,36、インターリーバ25,27、デイ
ンターリーバ40の各動作タイミングを制御する。
【0032】また、軟出力復号部26からの出力のサイ
ンビットと、デインターリーバ40に蓄積された前回の
繰り返し復号処理における軟出力復号部26からの出力
のサインビットとが、サインビット比較回路46に送ら
れて比較され、1コードブロックの全てのサインビット
が等しいとき、復号停止信号をタイミング制御回路33
に送る。
【0033】軟出力復号部26からの最終的な復号出力
は、デインターリーバ40を介し、加算器44を介し
て、硬判定回路45で2値化され、出力端子31より復
号結果が取り出される。
【0034】ここで、軟出力復号部24は、いわゆるM
AP(Maximum A posteriori Probability:最大事後確
率)アルゴリズム回路34と、加算器35とを有して成
る。MAPアルゴリズム回路34には、シリアルパラレ
ル変換器23からの組織ビットDs及びパリティビット
Daと、デインターリーバ28からの出力とが入力さ
れ、MAPアルゴリズム回路34からの出力が加算器3
5に送られる。加算器35は、MAPアルゴリズム回路
34の出力から、組織ビットDsと、デインターリーバ
28からの出力とを減算する。加算器35からの出力
は、インターリーバ27に送られる。
【0035】軟出力復号部26は、MAPアルゴリズム
回路36及び加算器37を有して成り、MAPアルゴリ
ズム回路36には、インターリーバ25からの出力と、
シリアルパラレル変換器23からのパリティビットDb
と、インターリーバ27からの出力とが入力される。M
APアルゴリズム回路136からの出力は、硬判定回路
29及び加算器37に送られる。加算器37は、MAP
アルゴリズム回路36の出力から、インターリーバ25
からの出力と、インターリーバ27からの出力とを減算
し、その出力をデインターリーバ40に送る。
【0036】この図1に示すようなターボ復号装置にお
ける復号処理は、前述した図6のターボ復号装置と同様
に、数回から数十回程度の繰り返し処理から成ってい
る。ただし、この図1の構成における復号処理は、上記
サインビット比較回路46からの復号停止信号により、
繰り返しが停止される。また、図1に示すターボ復号装
置では、復号結果を取り出す部分において、軟出力復号
部26の加算器37の動作を相殺するための加算器44
を設けることで、前記図6の最終復号結果を取り出すた
めのデインターリーバ130を使用せずに、図6のター
ボ復号装置と等価な復号動作を行わせる構成となってい
る。すなわち、図1の加算器44は、最終的な復号結果
を取り出す際には、デインターリーバ40からの出力
に、インターリーバ25,27からの各出力を加算する
ことで、軟出力復号部26のMAPアルゴリズム回路3
6からの最終的な復号出力に等しい出力を得て、これを
硬判定回路45に送っている。
【0037】次に、この図1のターボ復号装置における
ターボ復号動作について説明する。先ず、上記反復復号
の繰り返し処理を開始する前に、インターリーバ25に
は、予め受信信号の組織ビットを蓄積しておく。また、
デインターリーバ28は、初期値(ゼロ)で初期化して
おく。
【0038】ターボ復号の1回の繰り返し処理の前半に
は、MAPアルゴリズム回路34のMAPアルゴリズム
が動作する。このMAPアルゴリズムによる処理の入力
としては、上記組織ビットDs及びパリティビットDa
と、デインターリーバ28からの出力とが用いられる。
このMAPアルゴリズムによる処理の出力は、加算器3
5を介してインターリーバ27に蓄積される。なお、繰
り返し処理の第1回目の時点では、デインターリーバ2
7にはまだ情報が蓄積されていないので、初期値(ゼ
ロ)が用いられる。1回目の繰り返し処理の後半には、
MAPアルゴリズム回路36のMAPアルゴリズムが動
作する。このMAPアルゴリズムによる処理の入力とし
ては、インターリーバ25からのインターリーブされた
組織ビットと、シリアルパラレル変換器23からのパリ
ティビットDbと、インターリーバ27からの出力とが
用いられる。このMAPアルゴリズムによる処理の出力
は、加算器37を介してデインターリーバ40に蓄積さ
れる。
【0039】さらに、繰り返し処理の過程で用いられる
デインターリーバ40に軟出力復号部26での復号結果
を反映した情報を蓄積する際に、直前の繰り返し処理で
デインターリーバ40に蓄積された情報との間で、サイ
ンビットの比較をサインビット比較回路46にて行い、
1コードブロックの比較結果が全て等しいとき、復号停
止信号をタイミング制御回路33に送り、タイミング制
御回路33は上記繰り返し復号処理を停止し、デインタ
ーリーバ40からの出力を加算器44に送り、硬判定回
路45で硬判定したもの(サインビット)を復号結果と
して出力端子31より出力する。
【0040】以上のように、図1の構成においては、繰
り返し処理停止判定のためのサインビットの比較を、復
号結果となる情報ではなく、次回の繰り返し処理のため
にデインターリーバ40でのデインターリーブ後に入力
段の軟出力復号部24に入力される情報に対して行う点
が、前記図7等のような従来のデコーダ構成とは異なる
点である。
【0041】この図1に示すような本発明の実施の形態
となるターボ復号装置によれば、ターボ復号の際の繰り
返し処理を有効な復号結果が得られた時点で停止させる
ことができると共に、繰り返し処理の途中では復号結果
まで求める必要がなく、処理を簡略化できる。しかも、
複数段の軟出力復号部の最終段からの出力を蓄積して入
力段に戻すためのデコーダ内部のデインターリーバと最
終復号結果を取り出すためのデインターリーバとが兼用
されてハードウェア低減が図られたターボ復号装置に適
用することができる。
【0042】次に、この図1に示したようなターボ復号
装置を用いたデータ送受信装置の概略構成を図2に示
す。
【0043】この図2において、アンテナで受けられた
受信信号は、送受信でアンテナを共用するための共用器
2を介して、低雑音アンプ3に送られて増幅され、受信
RF(Radio Frequency) 部4でベースバンド帯の信号
に変換され、復調部5に送られてベースバンド信号処理
により復調される。復調された信号は、上記図1に示し
たようなターボ復号装置に相当するターボデコーダ6に
て復号処理され、端末インターフェース(I/F)部7
に送られる。端末I/F部7は受信したパケットデータ
をデータ端末8に送る。また、データ端末8からの送信
しようとするデータは、端末I/F部7を介し、ターボ
符号化およびフレーム組立部11に送られて、前記図5
と共に説明したようなターボ符号化処理とフレーム組立
処理とが行われる。ターボ符号化およびフレーム組立部
11からの符号化データは、変調部12に送られて変調
され、送信RF部13でRF帯の信号に変換されてパワ
ーアンプ14で増幅され、共用器2を介してアンテナ1
に送られ送信される。
【0044】この図2に示すようなデータ送受信装置の
ターボデコーダ6として、上記図1と共に説明したよう
なターボ復号装置を用いることにより、繰り返し処理の
途中で復号結果を求める必要がなく、処理を簡略化でき
る。また、デコーダ内部のデインターリーバから最終復
号結果を取り出すようにしてハードウェア構成を簡略化
したターボ復号装置を用いることができる。
【0045】次に、上記図1に示すようなターボ復号装
置をデータ受信装置、例えば図2に示すようなデータ送
受信装置に適用する場合に、上記繰り返し処理の回数を
統計処理、例えば平均をとって、受信信号のSN比を推
定することが考えられる。
【0046】図3は、このような平均繰り返し回数から
SN比を推定する具体例を示すものである。この図3の
構成は、上記図1のターボ復号装置の構成に、上記最終
的な復号結果を得るまでの繰り返し回数を算出するため
の平均繰り返し回数算出回路47と、S/N(SN比)
推定回路48とを追加したものであり、他の構成は図1
と同様である。
【0047】すなわち、図3において、タイミング制御
回路33にはサインビット比較回路46からの上記復号
停止信号が送られるから、上記繰り返し処理により最終
的な復号結果が得られるまでの繰り返し回数が分かる。
タイミング制御回路33はこの繰り返し回数を平均繰り
返し回数算出回路47に送り、平均繰り返し回数算出回
路47では、上記最終的な復号結果が得られるまでの繰
り返し回数の平均を算出し、S/N推定回路48に送
る。S/N推定回路48では、入力された平均繰り返し
回数に応じて受信信号のS/N(SN比)を推定する。
これは、復号後の誤りが少ない、すなわちSN比が良好
な状態では、デコーダの内部状態は早く安定するので、
上記繰り返し処理の回数が少なくなり、逆にSN比が悪
いと繰り返し回数は多くなる。この性質を利用すること
により、復号装置での平均的な繰り返し回数を用いて、
SN比を推定することができる。S/N推定回路48で
推定されて得られたS/N情報は、出力端子49を介し
て取り出される。このような構成とすることにより、受
信機のSN比推定のための構成を簡略化できる。
【0048】さらに、このようなSN比推定機能で推定
したSN比情報を用いて、ターボ復号装置に入力される
信号のレベルを調整することが考えられる。この具体例
を図4に示す。
【0049】この図4において、S/N推定回路48で
推定されて得られたS/N情報を、入力側の正規化回路
22に制御信号として送り、正規化回路22の特性、例
えばゲインを変化させている。すなわち、ターボ復号装
置に入力される信号は、対数尤度比(log-likelihood r
atio)であるべきであるので、SN比に応じた重み付け
を行うことで、より最適な復号を行わせることができ
る。ここで、復号装置の外部からSN比に関する情報を
得ることが困難な場合等は、復号装置の入力信号に対し
て単なる正規化のみを行わせ、SN比による重み付けを
省略することも考えられるが、多少の性能劣化を伴うこ
とから、本発明の実施の形態の上記図4のような構成を
用いることにより、複数のコードブロックを復号する過
程において、復号装置外部からのSN比情報を必要とせ
ずに、復号装置に入力される信号レベルを適正な値に調
整することができる。
【0050】以上の説明からも明らかなように、本発明
の実施の形態によれば、内部のデインターリーバに格納
される情報のサインビットを、繰り返し処理の前回と現
在とで比較し、全て一致したときに繰り返し復号を停止
しているため、エラー発生の少ない場合等に、繰り返し
の途中で既にエラーが全て訂正されているにも拘わらず
予め決められた繰り返し回数を最後まで実行することに
よる電力の無駄等の問題を回避でき、また、コードブロ
ックにCRC等のエラー検出符号が付されてなくともエ
ラーがなくなった状態を検出できる。さらに、復号結果
専用のデインターリーバ(図6のデインターリーバ13
0)を必要とせず、内部のインターリーバ(図1等のイ
ンターリーバ40)を最終復号結果の出力用にも兼用さ
せているため、ターボデコーダのハードウェア規模の増
加を抑えることができる。
【0051】また、図3や図4に示す実施の形態のよう
に、平均繰り返し回数算出回路47を用いて最終復号結
果が得られるまでの繰り返し回数の平均値を求め、この
平均繰り返し回数からS/N(SN比)推定回路48に
よりSN比を推定しているため、簡単な構成でSN比を
推定することができ、受信機にSN比推定専用の回路等
を設ける必要がなくなり、受信機の構成を簡略化するこ
とができる。
【0052】さらに、図4に示す実施の形態のように、
S/N推定回路48からのS/N情報を用いて、正規化
回路22を制御し、ターボデコーダに入力される信号の
レベルを調整することにより、デコーダ外部からのSN
比の情報を必要とせずに、デコーダの入力レベルを、受
信信号のSN比に応じた適切な値に自動的に調節するこ
とが可能となり、簡単な受信機の構成でターボデコーダ
の性能向上を図ることができる。
【0053】なお、本発明は上述した実施の形態のみに
限定されるものではなく、例えば、上記実施の形態で
は、内部のデインターリーバに格納される情報のサイン
ビットの全てが完全に一致することを復号停止の条件と
しているが、不一致のサインビットが数個以下等の少数
個となったときに繰り返し処理を停止させるようにして
もよい。また、平均繰り返し回数からSN比を推定する
技術は、前記図7と共に説明したような復号結果からC
RCを計算して繰り返しを停止する構成や、各繰り返し
毎の復号結果における前回のサインビットと今回のサイ
ンビットとを比較して全てが一致するときに繰り返し処
理を停止する構成にも適用することができる。すなわ
ち、繰り返し復号処理を各回毎のデータ(復号途中のデ
ータや復号結果のデータのいずれでもよい)に基づいて
停止するようなターボ復号装置に対して、繰り返し回数
を統計処理して、例えば平均をとって、その結果(例え
ば平均繰り返し回数)を用いてSN比等の受信信号の状
態を推定するようにしてもよい。さらに、推定されたS
N比等の受信信号の状態に応じて復号部に供給する信号
のレベルを調整する手段は、上記正規化回路22に限定
されない。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能であることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る復号装置及び方法は、並列
連接符号化された符号を複数段の軟出力復号手段を用い
て繰り返し復号処理により復号する際に、上記繰り返し
復号処理における上記軟出力復号手段からの今回の出力
と前回の出力とを比較し、比較出力に応じて上記繰り返
し復号処理の繰り返しを停止することにより、CRC等
のエラー検出符号をもちいることなく、有効な復号結果
が得られた時点で繰り返し処理を停止させることがで
き、処理を簡略化できる。
【0055】また、複数段の軟出力復号部の最終段から
の出力を蓄積して入力段に戻すためのデコーダ内部のデ
インターリーバと最終復号結果を取り出すためのデイン
ターリーバとが兼用された構成において、この兼用のデ
インターリーバに蓄積されるデータのサインビットを前
回と今回とで比較することで繰り返し処理の停止を判別
でき、ターボ復号装置のハードウェア低減が図られる。
【0056】また、本発明に係るデータ受信装置及び方
法は、並列連接符号化された符号を受信して繰り返し復
号処理により復号する機能を有し、上記繰り返し復号処
理の各回毎のデータに基づいて該繰り返し復号処理の繰
り返しを停止制御し、上記繰り返し復号処理の繰り返し
回数を統計処理し、この統計処理された繰り返し回数に
応じて受信信号の状態を推定することにより、簡単な構
成でSN比等の受信状態を推定することができ、受信装
置の構成を簡略化することができる。
【0057】さらに、推定されたSN比等の受信信号の
状態の情報を用いて、復号部に入力する信号レベルを調
整することにより、復号部の外部からのSN比等の情報
を必要とせずに復号部への入力レベルを適切な値に自動
調節することができ、簡単な受信装置の構成で性能向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる復号装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態が適用されるデータ送受信
装置の概略構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態となる復号装置の他の構成
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態となる復号装置のさらに他
の構成例を示すブロック図である。
【図5】ターボ符号化装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図6】ターボ復号装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図7】CRCを用いて繰り返し処理を停止する機能を
有するターボ復号装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図8】内部のデインターリーバから復号結果を取り出
すようにしたターボ復号装置の一例の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図9】内部のデインターリーバから復号結果を取り出
すようにしたターボ復号装置の他の例の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、 2 共用器、 3 低雑音アンプ、
4 受信RF部、 5復調部、 6 ターボデコーダ、
7 端末I/F(インターフェース)回路、 8 デ
ータ端末、 11 ターボ符号化およびフレーム組立
部、 12 変調部、 13 送信RF部、 14 パ
ワーアンプ、 21 入力端子、 22正規化回路、
23 シリアルパラレル変換器、 24,26 軟出力
復号部、 25,27 インターリーバ、 31 出力
端子、 33 タイミング制御回路、 34,36 M
APアルゴリズム回路、 35,37,44 加算器、
40 デインターリーバ、 45 硬判定回路、 46
サインビット比較回路、 47 平均繰り返し回数算
出回路、 48 S/N推定回路、 S/N情報出力端

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列連接符号化された符号の復号を行う
    復号装置において、 繰り返し復号処理を行う複数段の軟出力復号手段と、 上記繰り返し復号処理における上記軟出力復号手段から
    の今回の出力と前回の出力とを比較する比較手段と、 この比較手段からの比較出力に応じて上記繰り返し復号
    処理の繰り返しを停止する制御手段とを有することを特
    徴とする復号装置。
  2. 【請求項2】 上記比較手段は、上記複数段の軟出力復
    号手段の最終段からの出力のサインビットを前回と今回
    とで比較し、上記制御手段は、上記比較手段で比較され
    る上記サインビットが前回と今回とで全て一致したとき
    上記繰り返し復号処理の繰り返しを停止することを特徴
    とする請求項1記載の復号装置。
  3. 【請求項3】 上記複数段の軟出力復号手段の最終段か
    らの出力をデインターリーブして上記複数段の軟出力復
    号手段の入力段に戻すデインターリーバを有し、上記比
    較手段は、このデインターリーバに蓄積される情報のサ
    インビットを上記繰り返し復号処理の今回と前回とで比
    較することを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  4. 【請求項4】 上記比較手段で比較される上記サインビ
    ットが前回と今回とで全て一致したとき、上記繰り返し
    復号処理の繰り返しを停止すると共に、上記デインター
    リーバからの出力に基づく信号を最終的な復号結果とし
    て取り出すことを特徴とする請求項3記載の復号装置。
  5. 【請求項5】 並列連接符号化された符号の復号を行う
    復号方法において、 複数段の軟出力復号手段を用いて繰り返し復号処理を行
    う際に、 上記繰り返し復号処理における上記軟出力復号手段から
    の今回の出力と前回の出力とを比較する比較工程と、 この比較工程での比較出力に応じて上記繰り返し復号処
    理の繰り返しを停止する制御工程とを有することを特徴
    とする復号方法。
  6. 【請求項6】 上記比較工程は、上記複数段の軟出力復
    号手段の最終段からの出力をデインターリーブして上記
    複数段の軟出力復号手段の入力段に戻すデインターリー
    バに蓄積される情報のサインビットを前回と今回とで比
    較し、上記制御工程は、上記比較工程で比較される上記
    サインビットが前回と今回とで全て一致したとき上記繰
    り返し復号処理の繰り返しを停止することを特徴とする
    請求項5記載の復号方法。
  7. 【請求項7】 並列連接符号化された符号を受信して繰
    り返し復号処理により復号する復号部を有するデータ受
    信装置において、 上記繰り返し復号処理の各回毎のデータに基づいて該繰
    り返し復号処理の繰り返しを停止する制御手段と、 上記繰り返し復号処理の繰り返し回数を統計処理する統
    計処理手段と、 この統計処理された繰り返し回数に応じて受信信号の状
    態を推定する推定手段とを有することを特徴とするデー
    タ受信装置。
  8. 【請求項8】 上記復号部は、複数段の軟出力復号手段
    を有し、 上記制御手段は、上記繰り返し復号処理における上記軟
    出力復号手段からの今回の出力と前回の出力との比較結
    果に応じて上記繰り返し復号処理の繰り返しを停止する
    ことを特徴とする請求項7記載のデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 上記統計処理手段は、上記繰り返し復号
    処理の繰り返し回数の平均を算出し、 上記推定手段は、上記繰り返し回数の平均に応じて上記
    受信信号のSN比を推定することを特徴とする請求項7
    記載のデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 上記推定手段により推定された受信信
    号の状態に応じて、上記復号部に供給する信号のレベル
    を調整する手段を備えることを特徴とする請求項7記載
    のデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 並列連接符号化された符号を受信して
    繰り返し復号処理により復号する機能を有するデータ受
    信方法において、 上記繰り返し復号処理の各回毎のデータに基づいて該繰
    り返し復号処理の繰り返しを停止制御し、 上記繰り返し復号処理の繰り返し回数を統計処理し、 この統計処理された繰り返し回数に応じて受信信号の状
    態を推定することを特徴とするデータ受信方法。
JP2000289419A 2000-09-22 2000-09-22 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法 Withdrawn JP2002100995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289419A JP2002100995A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289419A JP2002100995A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002100995A true JP2002100995A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18772825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000289419A Withdrawn JP2002100995A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002100995A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517977B1 (ko) * 2002-10-28 2005-10-04 엘지전자 주식회사 터보 디코더의 디코딩 반복 제한 방법
JP2006325259A (ja) * 2000-11-14 2006-11-30 Interdigital Technol Corp 循環冗長符号シグネチャ比較を行うターボ復号器
KR100662076B1 (ko) 2004-07-14 2007-01-02 원광대학교산학협력단 연판정 출력의 차이값에 대한 절대평균값을 이용한 반복중단 제어장치 및 그 방법
KR100738250B1 (ko) * 2005-06-28 2007-07-12 원광대학교산학협력단 Llr의 부호 비교를 이용한 터보 복호기의 반복복호제어장치 및 방법
KR100776910B1 (ko) 2006-09-11 2007-11-15 포항공과대학교 산학협력단 비이진부호에서의 scr/sdr을 이용한 반복 복호 장치및 그 동작 방법
WO2010013707A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 京セラ株式会社 無線通信端末及び通信制御方法
US7886209B2 (en) 2006-01-17 2011-02-08 Renesas Electronics Corporation Decoding device, decoding method, and receiving apparatus
US7913153B2 (en) 2005-12-20 2011-03-22 Renesas Electronics Corporation Arithmetic circuit
US8230304B2 (en) 2000-11-14 2012-07-24 Interdigital Technology Corporation Wireless transmit/receive unit having a turbo decoder with circular redundancy code signature comparison and method
JP2013540385A (ja) * 2011-01-05 2013-10-31 ゼットティーイー ウィストロン テレコム アクチエボラーク 反復ターボ復号器における反復を停止するための方法及び反復ターボ復号器
US9524206B2 (en) 2014-08-28 2016-12-20 Fujitsu Limited Decoding device and error detection method

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325259A (ja) * 2000-11-14 2006-11-30 Interdigital Technol Corp 循環冗長符号シグネチャ比較を行うターボ復号器
US8230304B2 (en) 2000-11-14 2012-07-24 Interdigital Technology Corporation Wireless transmit/receive unit having a turbo decoder with circular redundancy code signature comparison and method
KR100517977B1 (ko) * 2002-10-28 2005-10-04 엘지전자 주식회사 터보 디코더의 디코딩 반복 제한 방법
KR100662076B1 (ko) 2004-07-14 2007-01-02 원광대학교산학협력단 연판정 출력의 차이값에 대한 절대평균값을 이용한 반복중단 제어장치 및 그 방법
KR100738250B1 (ko) * 2005-06-28 2007-07-12 원광대학교산학협력단 Llr의 부호 비교를 이용한 터보 복호기의 반복복호제어장치 및 방법
US7913153B2 (en) 2005-12-20 2011-03-22 Renesas Electronics Corporation Arithmetic circuit
US7886209B2 (en) 2006-01-17 2011-02-08 Renesas Electronics Corporation Decoding device, decoding method, and receiving apparatus
KR100776910B1 (ko) 2006-09-11 2007-11-15 포항공과대학교 산학협력단 비이진부호에서의 scr/sdr을 이용한 반복 복호 장치및 그 동작 방법
WO2010013707A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 京セラ株式会社 無線通信端末及び通信制御方法
JP2013540385A (ja) * 2011-01-05 2013-10-31 ゼットティーイー ウィストロン テレコム アクチエボラーク 反復ターボ復号器における反復を停止するための方法及び反復ターボ復号器
US9136880B2 (en) 2011-01-05 2015-09-15 Zte Wistron Telecom Ab Method for stopping iteration in an iterative turbo decoder and an iterative turbo decoder
US9524206B2 (en) 2014-08-28 2016-12-20 Fujitsu Limited Decoding device and error detection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7168030B2 (en) Turbo code decoder with parity information update
JP4092352B2 (ja) 復号装置、復号方法、及び受信装置
JP2002111512A (ja) 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法
EP1221772B1 (en) Pre-decoder for a turbo decoder, for recovering punctured parity symbols, and a method for recovering a turbo code
US8443265B2 (en) Method and apparatus for map decoding and turbo decoder using the same
JP4709119B2 (ja) 復号装置及び復号方法
US7886209B2 (en) Decoding device, decoding method, and receiving apparatus
JP2002100995A (ja) 復号装置及び方法、並びにデータ受信装置及び方法
US7573962B1 (en) Diversity code combining scheme for turbo coded systems
EP1821415B1 (en) Hybrid decoding using multiple turbo decoders in parallel
Shan et al. A new stopping criterion for Duo-binary Turbo codes
KR100768676B1 (ko) 감소된 정규화 복잡성을 가진 sova 터보 디코더
KR100530339B1 (ko) 터보 복호기의 복호 지연시간 감소장치 및 그 방법
US20050015696A1 (en) Stop criterion for an iterative data processing method
US7096410B2 (en) Turbo-code decoding using variably set learning interval and sliding window
US20060048035A1 (en) Method and apparatus for detecting a packet error in a wireless communications system with minimum overhead using embedded error detection capability of turbo code
KR101496455B1 (ko) 다중 사용자 통신시스템의 수신 장치 및 제어 방법
Aarthi et al. Reduction Factor Approach to Improve the Performance of Soft Output Viterbi Algorithm in AWGN Channel
Jian et al. Comprehesion of adaptive iterative decoding algorithms of turbo codes
Shim et al. An efficient iteration decoding stopping criterion for turbo codes
Ariyoshi et al. An iterative decoding method of updating redundant likelihood information
Bera et al. Reliable Wireless Communication for Medical Devices Using Turbo Convolution Code
Osisanya et al. Performance of Turbo Codes on the Satellite Communications Channel
Or et al. Iterative decoding algorithms for real time software implementation in wireless communication systems
Zhen-Chuan et al. Performance research and simulations on improvement adaptive iterative decoder algorithms of Turbo codes

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204