JP2007193972A - コネクター装置、回路基板検査装置および導電接続構造体 - Google Patents

コネクター装置、回路基板検査装置および導電接続構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】接続すべき電極がそのピッチが小さくて高密度に配置されているものであっても、小さいコストでかつ高い接続信頼性で電気的に接続することができるコネクター装置、これを具えた回路基板検査装置および導電接続構造体を提供する。
【解決手段】第1の異方導電性エラストマーシート、複合導電性シート、第2の異方導電性エラストマーシートおよびピッチ変換ボードを有する複数のコネクターユニットが積重されてなり、複合導電性シートは、複数の貫通孔が形成された絶縁性シートと、絶縁性シートの貫通孔の各々に配置された剛性導体とを有し、剛性導体の各々は、絶縁性シートの貫通孔に挿通された胴部の両端に、絶縁性シートの貫通孔の径より大きい径を有する端子部が形成されてなり、絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクター装置、このコネクター装置を具えた回路基板検査装置および導電接続構造体に関する。
従来、回路装置相互間、例えばプリント回路基板とリードレスチップキャリアー、液晶パネルなどとの相互間の電気的な接続を達成するためのコネクターとして、エラストマー中に導電性粒子が含有されてなる異方導電性エラストマーシートが用いられている。
また、プリント回路基板や半導体集積回路などの回路装置の電気的検査においては、検査対象である回路装置の一面に形成された被検査電極と、検査用回路基板の表面に形成された検査用電極との電気的な接続を達成するために、回路装置の被検査電極領域と検査用回路基板の検査用電極領域との間に異方導電性エラストマーシートを介在させることが行われている。
このような異方導電性エラストマーシートとしては、種々の構造のものが知られており、例えば金属粒子をエラストマー中に均一に分散して得られるもの(特許文献1等参照)、導電性磁性体粒子をエラストマー中に不均一に分布させることにより、厚み方向に伸びる多数の導電路形成部と、これらを相互に絶縁する絶縁部とが形成されてなるもの(特許文献2等参照)、導電路形成部の表面と絶縁部との間に段差が形成されたもの(特許文献3等参照)が知られている。
而して、このような異方導電性エラストマーシートによって、リードレスチップキャリアーなどの回路装置を回路基板に電気的に接続するためには、当該回路基板に当該回路装置の電極のパターンと対掌なパターンの電極を形成することが必要となる。
然るに、回路装置の電極がそのピッチが小さくて高密度に配置されている場合には、回路基板にも、ピッチが小さくて高密度に配置された電極を形成しなければならないため、当該回路基板としては、層数が多い多層のものが必要となり、従って、回路基板の製造コストが相当に高いものとなる、という問題がある。
また、回路基板の電気的検査において、異方導電性エラストマーシートによって、検査対象である回路基板を検査用回路基板に電気的に接続する場合には、検査用回路基板に検査対象である回路基板の被検査電極のパターンと対象なパターンの電極を形成することが必要となる。
然るに、検査対象である回路基板の被検査電極がそのピッチが小さくて高密度に配置されている場合には、検査用回路基板にも、ピッチが小さくて高密度に配置された電極を形成しなければならないため、当該検査用回路基板としては、層数が多い多層のものが必要となり。従って、検査用回路基板の製造コストが相当に高いものとなり、延いては、回路基板の検査コストが増大する、という問題がある。
特開昭51−93393号公報 特開昭53−147772号公報 特開昭61−250906号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その第1の目的は、接続すべき電極がそのピッチが小さくて高密度に配置されているものであっても、小さいコストでかつ高い接続信頼性で電気的に接続することができるコネクター装置を提供することにある。
本発明の第2目的は、回路基板の電気的検査を小さくコストでかつ高い信頼性で確実に実行することができる回路基板検査装置を提供することにある。
本発明の第3目的は、接続に要するコストが小さく、しかも接続信頼性の高い導電接続構造体を提供することにある。
本発明のコネクター装置は、第1の異方導電性エラストマーシートと、この第1の異方導電性エラストマーシート上に配置された複合導電性シートと、この複合導電性シート上に配置された第2の異方導電性エラストマーシートと、この第2の異方導電性エラストマーシート上に配置された、表面に接続用電極を有すると共に裏面に端子電極を有する配線板よりなるピッチ変換ボードとを有する複数のコネクターユニットが積重されてなり、
前記複合導電性シートは、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔が形成された絶縁性シートと、この絶縁性シートの貫通孔の各々に、当該絶縁性シートの両面の各々から突出するよう配置された剛性導体とを有してなり、前記剛性導体の各々は、前記絶縁性シートの貫通孔に挿通された胴部の両端に、当該絶縁性シートの貫通孔の径より大きい径を有する端子部が形成されてなり、当該絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされており、
ピッチ変換ボードの接続用電極の各々は、第1の異方導電性エラストマーシート、複合導電性シートの剛性導体および第2の異方導電性エラストマーシートを介して、直上に配置されたピッチ変換ボードの端子電極に電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明のコネクター装置においては、複合導電性シートの絶縁性シートの厚み方向における剛性導体の移動可能距離が5〜50μmであることが好ましい。
また、3個以上のコネクターユニットが積重されてなることか好ましい。
また、第1の異方導電性エラストマーシートおよび第2の異方導電性エラストマーシートの各々は、弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子が、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子による連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなることが好ましい。
本発明の回路基板検査装置は、上記のコネクター装置を具えてなることを特徴とする。
本発明の導電接続構造体は、上記のコネクター装置によって電気的に接続されてなることを特徴とする。
本発明のコネクター装置によれば、ピッチ変換ボードを有する複数のコネクターユニットが積重されているため、個々のコネクターユニットにおけるピッチ変換ボードを単層の配線板または層数の少ない多層の配線板によって構成することができ、このような配線板は高い歩留りで比較的容易に製造することができるので、コネクター装置全体の製造コストの低減化を図ることができる。しかも、接続対象である回路基板として、電極のピッチが小さくて高密度に配置されてなるもの、すなわち層数の多い多層のものを用いることが不要となる。
また、隣接するピッチ変換ボードの間には、第1の異方導電性エラストマーシート、剛性導体を有する複合導電性シートおよび第2の異方導電性エラストマーシートが積重されており、複合導電性シートの剛性導体は、絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされているため、第1の異方導電性エラストマーシートおよび第2の異方導電性エラストマーシートは剛性導体が移動することによって互いに連動して圧縮変形する結果、両者の有する凹凸吸収能が確実に発現されるので、隣接するピッチ変換ボードの間に高い接続信頼性が得られる。
従って、上記のコネクター装置によれば、小さいコストでかつ高い接続信頼性で電気的な接続を達成することができる。
本発明の回路基板検査装置によれば、コストが小さくかつ接続信頼性の高いコネクター装置を介して、回路基板5に対する電気的接続が達成されるため、回路基板の電気的検査を小さいコストでかつ高い信頼性で確実に実行することができる。
本発明の導電接続構造体によれば、コストが小さくかつ接続信頼性の高いコネクター装置を介して電気的に接続されていることにより、接続対象である回路基板として、層数の多い多層のものを用いることが不要となるため、導電接続構造体全体の製造コストの低減化を図ることができ、しかも、高い信頼性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〈コネクター装置〉
図1は、本発明に係るコネクター装置の一例における構成を示す説明用断面図であり、図2は、図1に示すコネクター装置の要部を拡大して示す説明用断面図である。
このコネクター装置10は、複数のコネクターユニット11が積重されて構成されている。
コネクターユニット11の各々は,第1の異方導電性エラストマーシート12と、この第1の異方導電性エラストマーシート12上に配置された複合導電性シート15と、この複合電極シート15上に配置された第2の異方導電性エラストマーシート13と、この第2の異方導電性エラストマーシート13上に配置された、例えばプリント配線板よりなるピッチ変換ボード20とにより構成されている。
このようなコネクター装置10においては、コネクターユニット11が3個以上積重されていることが好ましく、より好ましくは5個以上である。コネクターユニット11の数が過小である場合には、ピッチ変換ボード20を層数の多い多層配線板によって構成することが必要となるため、当該ピッチ変換ボード20の歩留りが低下する結果、装置全体の製造コストが増大するため、好ましくない。
コネクターユニット11における第1の異方導電性エラストマーシート12および第2の異方導電性エラストマーシート13の各々は、図3に示すように、絶縁性の弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子Pが、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子Pによる連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなるものである。
第1の異方導電性エラストマーシート12および第2の異方導電性エラストマーシート13の各々を形成する弾性高分子物質としては、架橋構造を有する高分子物質が好ましい。このような弾性高分子物質を得るために用いることのできる硬化性の高分子物質形成材料としては、種々のものを用いることができ、その具体例としては、ポリブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこれらの水素添加物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロック共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体などのブロック共重合体ゴムおよびこれらの水素添加物、クロロプレン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムなどが挙げられる。これらの中では、耐久性、成形加工性および電気特性の観点から、シリコーンゴムを用いることが好ましい。
シリコーンゴムとしては、液状シリコーンゴムを架橋または縮合したものが好ましい。液状シリコーンゴムは、その粘度が歪速度10-1secで105 ポアズ以下のものが好ましく、縮合型のもの、付加型のもの、ビニル基やヒドロキシル基を含有するものなどのいずれであってもよい。具体的には、ジメチルシリコーン生ゴム、メチルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニルビニルシリコーン生ゴムなどを挙げることができる。
また、シリコーンゴムは、その分子量Mw(標準ポリスチレン換算重量平均分子量をいう。以下同じ。)が10,000〜40,000のものであることが好ましい。また、得られる異方導電性エラストマーシートに良好な耐熱性が得られることから、分子量分布指数(標準ポリスチレン換算重量平均分子量Mwと標準ポリスチレン換算数平均分子量Mnとの比Mw/Mnの値をいう。以下同じ。)が2以下のものが好ましい。
第1の異方導電性エラストマーシート12および第2の異方導電性エラストマーシート13の各々に含有される導電性粒子Pとしては、後述する方法により当該粒子を容易に厚み方向に並ぶよう配向させることができることから、磁性を示す導電性粒子が用いられる。このような導電性粒子の具体例としては、鉄、コバルト、ニッケルなどの磁性を有する金属の粒子若しくはこれらの合金の粒子またはこれらの金属を含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウムなどの導電性の良好な金属のメッキを施したもの、あるいは非磁性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機物質粒子またはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に、ニッケル、コバルトなどの導電性磁性金属のメッキを施したものなどが挙げられる。
これらの中では、ニッケル粒子を芯粒子とし、その表面に導電性の良好な金のメッキを施したものを用いることが好ましい。
芯粒子の表面に導電性金属を被覆する手段としては、特に限定されるものではないが、例えば化学メッキまたは電解メッキ法、スパッタリング法、蒸着法などが用いられている。
導電性粒子Pとして、芯粒子の表面に導電性金属が被覆されてなるものを用いる場合には、良好な導電性が得られることから、粒子表面における導電性金属の被覆率(芯粒子の表面積に対する導電性金属の被覆面積の割合)が40%以上であることが好ましく、さらに好ましくは45%以上、特に好ましくは47〜95%である。
また、導電性金属の被覆量は、芯粒子の0.5〜50質量%であることが好ましく、より好ましくは2〜30質量%、さらに好ましくは3〜25質量%、特に好ましくは4〜20質量%である。被覆される導電性金属が金である場合には、その被覆量は、芯粒子の0.5〜30質量%であることが好ましく、より好ましくは2〜20質量%、さらに好ましくは3〜15質量%である。
また、導電性粒子Pの数平均粒子径は、3〜20μmであることが好ましく、より好ましくは5〜15μmである。この数平均粒子径が過小である場合には、後述する製造方法において、導電性粒子Pを厚み方向に配向させることが困難となることがある。一方、この数平均粒子径が過大である場合には、分解能の高い異方導電性エラストマーシートを得ることが困難となることがある。
また、導電性粒子Pの粒子径分布(Dw/Dn)は、1〜10であることが好ましく、より好ましくは1.01〜7、さらに好ましくは1.05〜5、特に好ましくは1.1〜4である。
また、導電性粒子Pの形状は、特に限定されるものではないが、高分子物質形成材料中に容易に分散させることができる点で、球状のもの、星形状のものあるいはこれらが凝集した2次粒子であることが好ましい。
また、導電性粒子Pとして、その表面がシランカップリング剤などのカップリング剤や潤滑剤で処理されたものを適宜用いることができる。カップリング剤や潤滑剤で粒子表面を処理することにより、得られる異方導電性エラストマーシートの耐久性が向上する。
このような導電性粒子Pは、異方導電性エラストマーシート中に体積分率で10〜40%、特に15〜35%となる割合で含有されていることが好ましい。この割合が過小である場合には、厚み方向に十分に高い導電性を有する異方導電性エラストマーシートが得られないことがある。一方、この割合が過大である場合には、得られる異方導電性エラストーシートは脆弱なものとなりやすく、異方導電性エラストマーシートとして必要な弾性が得られないことがある。
また、第1の異方導電性エラストマーシート12および第2の異方導電性エラストマーシート13の各々の厚みは、20〜100μmであることが好ましく、より好ましくは25〜70μmである。この厚みが過小である場合には、当該異方導電性エラストマーシートには十分な凹凸吸収能が得られないことがある。一方、この厚みが過大である場合には、当該異方導電性エラストマーシートには高い分解能が得られないことがある。
第1の異方導電性エラストマーシート12は、以下のようにして製造することができる。
先ず、図4に示すように、それぞれシート状の一面側成形部材35および他面側成形部材36と、目的とする第1の異方導電性エラストマーシート12の平面形状に適合する形状の開口37Kを有すると共に当該第1の異方導電性エラストマーシート12の厚みに対応する厚みを有する枠状のスペーサー37とを用意すると共に、硬化されて弾性高分子物質となる液状の高分子物質形成材料中に導電性粒子が含有されてなる導電性エラストマー用材料を調製する。
そして、図5に示すように、他面側成形部材36の成形面(図5において上面)上にスペーサー37を配置し、他面側成形部材36の成形面上におけるスペーサー37の開口37K内に、調製した導電性エラストマー用材料12Bを塗布し、その後、この導電性エラストマー用材料12B上に一面側成形部材35をその成形面(図5において下面)が導電性エラストマー用材料12Bに接するよう配置する。
以上において、一面側成形部材35および他面側成形部材36としては、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などよりなる樹脂シートを用いることができる。
また、一面側成形部材35および他面側成形部材36を構成する樹脂シートの厚みは、50〜500μmであることが好ましく、より好ましくは75〜300μmである。この厚みが50μm未満である場合には、成形部材として必要な強度が得られないことがある。一方、この厚みが500μmを超える場合には、導電性エラストマー用材料層に所要の強度の磁場を作用させることが困難となることがある。
次いで、図6に示すように、加圧ロール38aおよび支持ロール38bよりなる加圧ロール装置38を用い、一面側成形部材35および他面側成形部材36によって導電性エラストマー用材料12Bを挟圧することにより、当該一面側成形部材35と当該他面側成形部材36との間に、所要の厚みの導電性エラストマー用材料層12Aを形成する。この導電性エラストマー用材料層12Aにおいては、図7に拡大して示すように、導電性粒子Pが均一に分散した状態で含有されている。
その後、一面側成形部材35の裏面および他面側成形部材36の裏面に、例えば一対の電磁石を配置し、当該電磁石を作動させることにより、導電性エラストマー用材料層12Aの厚み方向に平行磁場を作用させる。その結果、導電性エラストマー用材料層12Aにおいては、当該導電性エラストマー用材料層12A中に分散されている導電性粒子Pが、図8に示すように、面方向に分散された状態を維持しながら厚み方向に並ぶよう配向し、これにより、それぞれ厚み方向に伸びる複数の導電性粒子Pによる連鎖が、面方向に分散した状態で形成される。
そして、この状態において、導電性エラストマー用材料層12Aを硬化処理することにより、弾性高分子物質中に、導電性粒子Pが厚み方向に並ぶよう配向した状態で、かつ、当該導電性粒子Pによる連鎖が面方向に分散された状態で含有されてなる第1の異方導電性エラストマーシート12が製造される。
以上において、導電性エラストマー用材料層12Aの硬化処理は、平行磁場を作用させたままの状態で行うこともできるが、平行磁場の作用を停止させた後に行うこともできる。
導電性エラストマー用材料層12Aに作用される平行磁場の強度は、平均で0.02〜2.5テスラとなる大きさが好ましい。
導電性エラストマー用材料層12Aの硬化処理は、使用される材料によって適宜選定されるが、通常、加熱処理によって行われる。具体的な加熱温度および加熱時間は、導電性エラストマー用材料層12Aを構成する高分子物質用材料などの種類、導電性粒子Pの移動に要する時間などを考慮して適宜選定される。
また、第2の異方導電性エラストマーシート13は、第1の異方導電性エラストマーシート12と同様の方法によって製造することができる。
コネクターユニット11における複合導電性シート15は、図9に示すように、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔16Hが、後述するピッチ変換ボード20の端子電極22のパターンに対応するパターンに従って形成された絶縁性シート16と、この絶縁性シート16の各貫通孔16Hに当該絶縁性シート16の両面の各々から突出するよう配置された複数の剛性導体17とにより構成されている。
剛性導体17の各々は、絶縁性シート16の貫通孔16Hに挿通された円柱状の胴部17aと、この胴部17aの両端の各々に一体に連結されて形成された、絶縁性シート16の表面に露出する端子部17bとにより構成されている。剛性導体17における胴部17aの長さLは、絶縁性シート16の厚みdより大きく、また、当該胴部17aの径r2は、絶縁性シート16の貫通孔16Hの径r1より小さいものとされており、これにより、当該剛性導体17は、絶縁性シート16の厚み方向に移動可能とされている。また、剛性導体17における端子部17bの径r3は、絶縁性シート16の貫通孔16Hの径r1より大きいものとされている。
絶縁性シート16を構成する材料としては、液晶ポリマー、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアラミド樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂材料、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型ポリエステル樹脂、ガラス繊維補強型ポリイミド樹脂等の繊維補強型樹脂材料、エポキシ樹脂等にアルミナ、ポロンナイトライド等の無機材料をフィラーとして含有した複合樹脂材料などを用いることができる。
また、コネクター装置10を高温環境下で使用する場合には、絶縁性シート16として、線熱膨張係数が3×10-5/K以下のものを用いることが好ましく、より好ましくは1×10-6〜2×10-5/K、特に好ましくは1×10-6〜6×10-6/Kである。このような絶縁性シート16を用いることにより、当該絶縁性シート16の熱膨張による剛性導体17の位置ずれを抑制することができる。
また、絶縁性シート16の厚みdは、10〜200μmであることが好ましく、より好ましくは15〜100μmである。
また、絶縁性シート16の貫通孔26Hの径r1は、20〜250μmであることが好ましく、より好ましくは30〜150μmである。
剛性導体17を構成する材料としては、剛性を有する金属材料を好適に用いることができ、特に、後述する製造方法において、絶縁性シート16に形成される金属薄層よりエッチングされにくいものを用いることが好ましい。このような金属材料の具体例としては、ニッケル、コバルト、金、アルミニウムなどの単体金属またはこれらの合金などを挙げることができる。
剛性導体17における胴部17aの径r2は、18μm以上であることが好ましく、より好ましくは25μm以上である。この径r2が過小である場合には、当該剛性導体17に必要な強度が得られないことがある。また、絶縁性シート16の貫通孔16Hの径r1と剛性導体17における胴部17aの径r2との差(r1−r2)は、1μm以上であることが好ましく、より好ましくは2μm以上である。この差が過小である場合には、絶縁性シート16の厚み方向に対して剛性導体17を移動させることが困難となることがある。
剛性導体17における端子部17bの径r3は、接続すべき電極すなわちピッチ変換ボード20における端子電極22の径の70〜150%であることが好ましい。また、剛性導体17における端子部17bの径r3と絶縁性シート16の貫通孔16Hの径r1との差(r3−r1)は、5μm以上であることが好ましく、より好ましくは10μm以上である。この差が過小である場合には、剛性導体17が絶縁性シート16から脱落する恐れがある。
絶縁性シート16の厚み方向における剛性導体17の移動可能距離、すなわち剛性導体17における胴部17aの長さLと絶縁性シート16の厚みdとの差(L−d)は、5〜50μmであることが好ましく、より好ましくは10〜40μmである。剛性導体17の移動可能距離が過小である場合には、コネクターユニット11全体において、十分な凹凸吸収能を得ることが困難となることがある。一方、剛性導体17の移動可能距離が過大である場合には、絶縁性シート16の貫通孔16Hから露出する剛性導体17の胴部17aの長さが大きくなり、検査に使用したときに、剛性導体17の胴部17aが座屈または損傷するおそれがある。
上記の複合導電性シート15は、例えば以下のようにして製造することができる。
先ず、図10に示すように、絶縁性シート16の一面に易エッチング性の金属層18Aが一体的に積層されてなる積層材料15Bを用意し、この積層材料15Bにおける金属層18Aに対してエッチング処理を施してその一部を除去することにより、図11に示すように、金属層18Aに接続すべき電極のパターンに対応するパターンに従って複数の開口18Kを形成する。次いで、図12に示すように、積層材料15Bにおける絶縁性シート16に、それぞれ金属層18Aの開口18Kに連通して厚み方向に伸びる貫通孔16Hを形成する。そして、図13に示すように、絶縁性シート16の貫通孔16Hの内壁面および金属層18Aの開口縁を覆うよう、易エッチング性の筒状の金属薄層18Bを形成する。このようにして、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔16Hが形成された絶縁性シート16と、この絶縁性シート16の一面に積層された、それぞれ絶縁性シート16の貫通孔16Hに連通する複数の開口18Kを有する易エッチング性の金属層18Aと、絶縁性シート16の貫通孔16Hの内壁面および金属層18Aの開口縁を覆うよう形成された易エッチング性の金属薄層18Bとを有してなる複合積層材料15Aが製造される。
以上において、絶縁性シート16の貫通孔16Hを形成する方法としては、レーザー加工法、ドリル加工法、エッチング加工法などを利用することができる。
金属層18Aおよび金属薄層18Bを構成する易エッチング性の金属材料としては、銅などを用いることができる。
また、金属層18Aの厚みは、目的とする剛性導体17の移動可能距離などを考慮して設定され、具体的には、5〜25μmであることが好ましく、より好ましくは8〜20μmである。
また、金属薄層18Bの厚みは、絶縁性シート16の貫通孔16Hの径と形成すべき剛性導体17における胴部17aの径とを考慮して設定される。
また、金属薄層18Bを形成する方法としては、無電解メッキ法などを利用することができる。
そして、この複合積層材料15Aに対してフォトメッキ処理を施すことにより、絶縁性シート16の貫通孔16Hの各々に剛性導体17を形成する。具体的に説明すると、図14に示すように、絶縁性シート16の一面に形成された金属層18Aの表面および絶縁性シート16の他面の各々に、形成すべき剛性導体17における端子部17bのパターンに対応するパターンに従ってそれぞれ絶縁性シート16の貫通孔16Hに連通する複数のパターン孔19Hが形成されたレジスト膜19を形成する。次いで、金属層18Aを共通電極として電解メッキ処理を施して当該金属層18Aにおける露出した部分に金属を堆積させると共に、金属薄層18Bの表面に金属を堆積させて絶縁性シート16の貫通孔16H内およびレジスト膜19のパターン孔19H内に金属を充填することにより、図15に示すように、絶縁性シート16の厚み方向に伸びる剛性導体17を形成する。
このようにして剛性導体17を形成した後、金属層18Aの表面からレジスト膜19を除去することにより、図16に示すように、金属層18Aを露出させる。そして、エッチング処理を施して金属層18Aおよび金属薄層18Bを除去することにより、図1に示す複合導電性シート15が得られる。
コネクターユニット11におけるピッチ変換ボード20の表面には、複数の接続用電極21が適宜のパターンに従って形成されている。最上のコネクターユニット11のピッチ変換ボード20においては、接続すべき電極例えば検査対象である回路基板の被検査電極のパターンに対応するパターンに従って配置されている。
また、ピッチ変換ボード20の裏面には、複数の端子電極22が形成されている。端子電極22の各々は、基本的に、当該ピッチ変換ボード20に係るコネクターユニット11の直下に配置されたコネクターユニット11におけるピッチ変換ボード20の接続用電極11のパターンに対応するパターンに従って配置されており、最下のコネクターユニット21のピッチ変換ボード20においては、接続すべき電極例えば回路基板検査装置における検査電極のパターンに対応するパターンに従って配置されている。
そして、接続用電極21の各々は、内部配線(図示省略)を介して端子電極22に電気的に接続されている。
ピッチ変換ボード20を構成する配線板の材料としては、従来公知の種々の材料を用いることができ、その具体例としては、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型フェノール樹脂、ガラス繊維補強型ポリイミド樹脂、ガラス繊維補強型ビスマレイミドトリアジン樹脂等の複合樹脂基板材料などが挙げられる。
また、ピッチ変換ボード20は、従来公知のプリント配線板の製造方法を利用して製造することができる。
そして、コネクター装置10においては、複数のコネクターユニット11が積重されて厚み方向に加圧された状態で適宜の固定手段(図示省略)によって固定されており、これにより、コネクターユニット11におけるピッチ変換ボード20の端子電極22は、第2の異方導電性エラストマーシート13、複合導電性シート15の剛性導体17および第1の異方導電性エラストマーシート12を介して、当該コネクターユニット11の直下に配置されたコネクターユニット11のピッチ変換ボード20の接続用電極21に電気的に接続されている。
このようなコネクター装置10によれば、ピッチ変換ボード20を有する複数のコネクターユニット11が積重されているため、個々のコネクターユニット11におけるピッチ変換ボード20を単層の配線板または層数の少ない多層の配線板によって構成することができ、このような配線板は高い歩留りで比較的容易に製造することができるので、コネクター装置10全体の製造コストの低減化を図ることができる。しかも、接続対象である回路基板として、電極のピッチが小さくて高密度に配置されてなるもの、すなわち層数の多い多層のものを用いることが不要となる。
また、隣接するピッチ変換ボード20の間には、第1の異方導電性エラストマーシート12、剛性導体17を有する複合導電性シート15および第2の異方導電性エラストマーシート13が積重されており、複合導電性シート15の剛性導体17は、絶縁性シート16に対してその厚み方向に移動可能とされているため、第1の異方導電性エラストマーシート12および第2の異方導電性エラストマーシート13は剛性導体17が移動することによって互いに連動して圧縮変形する結果、両者の有する凹凸吸収能が確実に発現されるので、隣接するピッチ変換ボード20の間に高い接続信頼性が得られる。
従って、上記のコネクター装置10によれば、小さいコストでかつ高い接続信頼性で電気的な接続を達成することができる。
〈回路基板検査装置〉
図17は、本発明に係る回路基板検査装置の一例における構成を示す説明図である。この回路基板検査装置は、両面に被検査電極6,7が形成されたプリント回路基板などの回路基板5について、例えばオープン・ショート試験を行うものであって、回路基板5を検査実行領域Eに保持するためのホルダー2を有し、このホルダー2には、回路基板5を検査実行領域Eにおける適正な位置に配置するための位置決めピン3が設けられている。検査実行領域Eの上方には、上部側検査ヘッド50aが配置され、この上部側検査ヘッド50aの上方には、上部側支持板56aが配置されており、上部側検査ヘッド50aは、支柱54aによって上部側支持板56aに固定されている。一方、検査実行領域Eの下方には、下部側検査ヘッド50bが配置され、この下部側検査ヘッド50bの下方には、下部側支持板56bが配置されており、下部側検査ヘッド50bは、支柱54bによって下部側支持板56bに固定されている。
上部側検査ヘッド50aは、板状の検査電極装置51aと、この検査電極装置51aの下面に固定されて配置された、図1に示すような構成のコネクター装置10と、このコネクター装置10の下面に配置された異方導電性エラストマーシート55aとにより構成されている。検査電極装置51aは、図18に拡大して示すように、その下面にコネクター装置10における端子電極22と同一のピッチの格子点位置に配列された複数のピン状の検査電極52aを有し、これらの検査電極52aの各々は、電線53aによって、上部側支持板56aに設けられたコネクター57aに電気的に接続され、更に、このコネクター57aを介してテスターの検査回路(図示省略)に電気的に接続されている。
下部側検査ヘッド50bは、板状の検査電極装置51bと、この検査電極装置51bの上面に固定されて配置された、図1に示すような構成のコネクター装置10とこのコネクター装置10の上面に配置された異方導電性エラストマーシート55bとにより構成されている。検査電極装置51bは、図19に拡大して示すように、その上面にコネクター装置10の端子電極22と同一のピッチの格子点位置に配列された複数のピン状の検査電極52bを有し、これらの検査電極52bの各々は、電線53bによって、下部側支持板56bに設けられたコネクター57bに電気的に接続され、更に、このコネクター57bを介してテスターの検査回路(図示省略)に電気的に接続されている。
上部側検査ヘッド50aおよび下部側検査ヘッド50bにおける異方導電性エラストマーシート55a,55bは、いずれも弾性高分子物質中に磁性を示す導電性粒子が厚み方向に並ぶよう配向した状態で含有されてなるものである。このような異方導電性エラストマーシート55a,55bは、コネクター装置10における第1の異方導電性エラストマーシートと同様の方法によって、製造することができる。
このような回路基板検査装置においては、検査対象である回路基板5がホルダー2によって検査実行領域Eに保持され、この状態で、上部側支持板56aおよび下部側支持板56bの各々が回路基板5に接近する方向に移動することにより、当該回路基板5が上部側検査ヘッド50aおよび下部側検査ヘッド50bによって挟圧される。
この状態においては、回路基板5の上面における被検査電極6は、上部側検査ヘッド50aにおける検査電極52aに、異方導電性エラストマーシート55aおよびコネクター装置10を介して電気的に接続され、一方、回路基板5の下面における被検査電極7は、下部側検査ヘッド50bにおける検査電極52bに、異方導電性エラストマーシート55bおよびコネクター装置10を介して電気的に接続されている。そして、この状態で回路基板5について所要の電気的検査が行われる。
上記の回路基板検査装置によれば、製造コストが小さくかつ接続信頼性の高いコネクター装置10を介して、回路基板5に対する電気的接続が達成されるため、回路基板5の電気的検査を小さいコストでかつ高い信頼性で確実に実行することができる。
〔導電接続構造体〕
図20は、本発明に係る導電接続構造体の一例における要部の構成を示す説明用断面図である。この導電接続構造体においては、電子部品71が、異方導電性エラストマーシート60および図1に示すような構成のコネクター装置10を介して回路基板73上に配置され、コネクター装置10が電子部品71および回路基板73に挟圧された状態で固定部材75によって固定されており、コネクター装置10によって電子部品71の電極72が回路基板73の電極74に電気的に接続されている。
電子部品71としては、特に限定されず種々のものを用いることができ、例えば、トランジスタ、ダイオード、ICチップ若しくはLSIチップまたはそれらのパッケージ或いはMCM(MultiChipModule)などの半導体装置からなる能動部品、抵抗、コンデンサ、水晶振動子などの受動部品などが挙げられる。回路基板73としては、片面プリント回路基板、両面プリント回路基板、多層プリント回路基板など種々の構造のものを用いることができる。また、回路基板73は、フレキシブル基板、リジッド基板、これらを組み合わせたフレックス・リジッド基板のいずれであってもよい。
フレキシブル基板を構成する材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリスルホン等を用いることができる。リジッド基板を構成する材料としては、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型フェノール樹脂、ガラス繊維補強型ポリイミド樹脂、ガラス繊維補強型ビスマレイミドトリアジン樹脂等の複合樹脂材料、二酸化珪素、アルミナ等のセラミック材料を用いることができる。
電子部品71の電極72および回路基板73の電極74の材質としては、例えば金、銀、銅、ニッケル、パラジウム、カーボン、アルミニウム、ITO等が挙げられる。また、電子部品71の電極72および回路基板73の電極74の厚みは、それぞれ0.1〜100μmであることが好ましい。
異方導電性エラストマーシート60は、例えば絶縁性の弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子が、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子Pによる連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなるものである。このような異方導電性エラストマーシート60は、コネクター装置10における第1の異方導電性エラストマーシート12と同様の方法によって製造することができる。
以上のような導電接続構造体によれば、コネクター装置10を介して、電子部品71が回路基板73に電気的に接続されていることにより、回路基板73として、層数の多い多層のものを用いることが不要となるため、導電接続構造体全体の製造コストの低減化を図ることができ、しかも、電子部品71と回路基板73との電気的接続において、高い信頼性を得ることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、コネクター装置における第1の異方導電性エラストマーおよび第2の異方導電性エラストマーシートとしては、厚み方向に伸びる複数の導電路形成部が絶縁部によって相互に絶縁されてなるものを用いることができる。
また、回路基板検査装置においては、オープン・ショート試験用のものに限定されず、電極間の配線の電気抵抗を測定するものとして構成することができる。
本発明に係るコネクター装置の一例における構成を示す説明用断面図である。 図1に示すコネクター装置の要部の構成を示す説明用断面図である。 異方導電性エラストマーシートの要部を拡大して示す説明用断面図である。 第1の異方導電性エラストマーシートを製造するための一面側成形部材、他面側成形部材およびスペーサーを示す説明用断面図である。 他面側成形部材の表面に導電性エラストマー用材料が塗布された状態を示す説明用断面図である。 一面側成形部材と他面側成形部材との間に導電性エラストマー用材料層が形成された状態を示す説明用断面図である。 図6に示す導電性エラストマー用材料層を拡大して示す説明用断面図である。 図6に示す導電性エラストマー用材料層に対して厚み方向に磁場を作用させた状態を示す説明用断面図である。 複合導電性シートの要部を拡大して示す平面図である。 複合導電性シートを製造するための積層材料の構成を示す説明用断面図である。 積層材料における金属層に開口が形成された状態を示す説明用断面図である。 積層材料における絶縁性シートに貫通孔が形成された状態を示す説明用断面図である。 複合積層材料の構成を示す説明用断面図である。 複合積層材料にレジスト膜が形成された状態を示す説明用断面図である。 複合積層材料における絶縁性シートの貫通孔に剛性導体が形成された状態を示す説明用断面図である。 複合積層材料からレジスト膜が除去された状態を示す説明用断面図である。 本発明に係る回路基板検査装置の一例における構成を示す説明図である。 図17に示す回路基板検査装置における上部側検査ヘッドの検査電極装置を拡大して示す説明用断面図である。 図17に示す回路基板検査装置における下部側検査ヘッドの検査電極装置を拡大して示す説明用断面図である。 本発明に係る導電接続構造体の一例における要部の構成を示す説明用断面図である。
符号の説明
2 ホルダー
3 位置決めピン
5 回路基板
6,7 被検査電極
10 コネクター装置
11 コネクターユニット
12 第1の異方導電性エラストマーシート
12A 導電性エラストマー用材料層
12B 導電性エラストマー用材料
13 第2の異方導電性エラストマーシート
15 複合導電性シート
15A 複合積層材料
15B 積層材料
16 絶縁性シート
16H 貫通孔
17 剛性導体
17a 胴部
17b 端子部
18A 金属層
18B 金属薄層
18K 開口
19 レジスト膜
19H パターン孔
20 ピッチ変換ボード
21 接続用電極
22 端子電極
35 一面側成形部材
36 他面側成形部材
37 スペーサー
37K 開口
38a 加圧ロール
38b 支持ロール
38 加圧ロール装置
50a 上部側検査ヘッド
50b 下部側検査ヘッド
51a,51b 検査電極装置
52a,52b 検査電極
53a,53b 電線
54a,54b 支柱
55a,55b 異方導電性エラストマーシート
56a 上部側支持板
56b 下部側支持板
57a,57b コネクター
60 異方導電性エラストマーシート
71 電子部品
72 電極
73 回路基板
74 電極
75 固定部材

Claims (6)

  1. 第1の異方導電性エラストマーシートと、この第1の異方導電性エラストマーシート上に配置された複合導電性シートと、この複合導電性シート上に配置された第2の異方導電性エラストマーシートと、この第2の異方導電性エラストマーシート上に配置された、表面に接続用電極を有すると共に裏面に端子電極を有する配線板よりなるピッチ変換ボードとを有する複数のコネクターユニットが積重されてなり、
    前記複合導電性シートは、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔が形成された絶縁性シートと、この絶縁性シートの貫通孔の各々に、当該絶縁性シートの両面の各々から突出するよう配置された剛性導体とを有してなり、前記剛性導体の各々は、前記絶縁性シートの貫通孔に挿通された胴部の両端に、当該絶縁性シートの貫通孔の径より大きい径を有する端子部が形成されてなり、当該絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされており、
    ピッチ変換ボードの接続用電極の各々は、第1の異方導電性エラストマーシート、複合導電性シートの剛性導体および第2の異方導電性エラストマーシートを介して、直上に配置されたピッチ変換ボードの端子電極に電気的に接続されていることを特徴とするコネクター装置。
  2. 複合導電性シートの絶縁性シートの厚み方向における剛性導体の移動可能距離が5〜50μmであることを特徴とする請求項1に記載のコネクター装置。
  3. 3個以上のコネクターユニットが積重されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクター装置。
  4. 第1の異方導電性エラストマーシートおよび第2の異方導電性エラストマーシートの各々は、弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子が、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子による連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクター装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクター装置を具えてなることを特徴とする回路基板検査装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクター装置によって電気的に接続されてなることを特徴とする導電接続構造体。
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