JP2007193681A - 個人情報管理システム及び個人情報管理方法 - Google Patents

個人情報管理システム及び個人情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検体検査管理システムの利用者に、自身の個人情報を書き込んだICタグを必要な時に簡便に入手させ、また、自身の検体検査に対する要請を検体検査実施者に行ない、その要請に従った検体検査を検体検査実施者に実施させること。
【解決手段】個人情報管理システム10は、個人属性情報と被検体から採取した検体の検査に対する要請に関する個人要請情報とを含む個人情報DB22と、個人情報の記録要求を受け付ける個人情報記録要求受付手段24と、この個人情報記録要求受付手段24で要求した記録要求を基に、個人情報DB22から個人情報を検索して取得する個人情報取得手段25と、個人情報取得手段25で取得した個人情報をICタグシールMのICタグ部に記録する個人情報記録手段27と、ICタグ部に記録された個人情報をICタグ部から取り出す個人情報取出手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

システム利用者自身の属性・要請に応じた検体検査を実施する個人情報管理システム及び個人情報管理方法に関する。
検体検査は保管されている検体を分注し、分注された検体を用いて行なわれる。この場合に、分注された検体を収容した検体容器に検体の識別情報を記載したラベルを貼り付ける等の処理があり、多大な労力を必要とされる。検体検査を行なうときには、ラベルに記載された識別情報に基づいて検体を識別しているため、ラベルの読み間違いによる検体の取り違いも発生する可能性があった。そこで、検体に自身の識別情報を付与できるように、検体の識別情報を記録するICタグを備えた検体容器が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、検体の識別情報をバーコードのイメージデータとして記録するラベルを用いて、仕分けの効率化を実現するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、近年、電子カルテをデータ管理センタに保存し、アクセス権限を有する医師に開示を許容するというカルテ情報を共有するシステムの開発が試みられている。例えば、データ管理センタのデータベースに、利用者の個人属人情報及び医療・健康情報とアクセス権限とに対応していずれの情報を開示するかを規定する開示制御情報とを蓄積する。そして、任意のネットワーク端末からのアクセス権限に対して許容される範囲内で利用者個々の医療・健康情報を検索し、該当情報を抽出してアクセス元の端末に送信する医療・健康情報共有利用システムがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開2004−93520号公報 特開平8−304409号公報 特開2003−67506号公報
しかし、特許文献1及び2にある思想は、検査作業の効率化のみであり、利用者の属性・要請に応じた検体検査が実施できず、検査の付加価値を高める思想は含まれていなかった。
国民の健康意識の高まりにより、個人による自己の健康データ管理への要求が高まっている。それに伴い、特許文献1乃至3に示したように、病院外で個人の健康管理データを管理し、各人に公開するシステムが考案されている。しかし、それらのシステムは、病院のカルテ情報を外部に保存し管理するという思想からなされているものであり、電子カルテシステム又はそれに相当するシステムの介在が必須である。それらシステムは高額であり、いまだ全ての病院で導入されるに至っていない。
また、個人の健康管理情報は必ずしも病院で発生する訳ではなく、地域の保健センタでの血液検査等、病院以外の場所でもデータが発生する。今後の地域健康保健システムの拡充を考えると、病院外での日常的な検査の増加が予想される。このような状況下においては、従来からある病院等の医療機関の持つ電子カルテシステムデータの外部保存を行なうという思想の元考案されたシステムでは個人の健康管理データを抜けなく管理することはできない。
さらに、昨今の遺伝子情報を応用した医療の進歩に伴い、将来は、遺伝子情報を考慮したより精度の高い検査が可能になると考えられる。しかしながら、それらを考慮した検査の費用対効果、また個人の価値観の多様性を考慮すると、それら先端的な検査を全ての検査に広く適用することはできず、システム利用者個人の要請に応じた検体検査が必要になると考えられる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、システム利用者は、自身の個人情報を記録した記録媒体を必要な時に簡便に入手することができる個人情報管理システム及び個人情報管理方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、システム利用者は、自身の検体検査に対する要請を検体検査実施者に行ない、その要請に従った検体検査を検体検査実施者に実施させることができる個人情報管理システム及び個人情報管理方法を提供することにある。
本発明に係る個人情報管理システムは、上述した課題を解決するために請求項1に記載したように、個人属性情報を含む個人情報のデータベースと、前記個人情報の記録要求を受け付ける個人情報記録要求手段と、前記個人情報記録要求手段で受け付けた記録要求を基に、前記データベースから前記個人情報を検索して取得する個人情報取得手段と、前記個人情報取得手段で取得した前記個人情報を記録媒体に記録する個人情報記録手段と、前記記録媒体に記録された前記個人情報を前記記録媒体から取り出す個人情報取出手段とを有する。
本発明に係る個人情報管理方法は、上述した課題を解決するために請求項10に記載したように、個人属性情報を含む個人情報がデータベースとして登録される個人情報登録工程と、前記個人情報の記録要求が受け付けられる個人情報記録要求受付工程と、前記記録要求を基に、前記データベースから前記個人情報が検索され取得される個人情報取得工程と、前記個人情報が記録媒体に記録される個人情報記録工程と、前記記録媒体に記録された前記個人情報が前記記録媒体から取り出される個人情報取出工程とを有する。
本発明に係る個人情報管理システム及び個人情報管理方法によると、契約利用者は、自身の個人情報を記録した記録媒体を必要な時に簡便に入手することができる。
また、個人情報管理システム及び個人情報管理方法によると、契約利用者は、自身の検体検査に対する要請を検体検査実施者に行ない、その要請に従った検体検査を検体検査実施者に実施させることができる。
本発明に係る個人情報管理システム及び個人情報管理方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明に係る個人情報管理システムの第1実施の形態を示すブロック図である。
図1及び図2の組み合わせは、個人情報管理システム10を示し、この個人情報管理システム10には、個人情報を保管し、また、保管した個人情報を記録媒体に記録する個人情報保管・記録システム11と、住居等に配置され、個人情報保管・記録システム11へのアクセスを許可された契約利用者(システム利用者)Pが操作する契約利用者端末C1と、契約利用者Pの検体に対して検査を行なう検査部門に設置され、個人情報保管・記録システム11へのアクセスを許可された検体検査実施者が操作する検査部門端末C2とが設けられる。個人情報保管・記録システム11は、契約利用者Pの健康情報を管理する健康管理事業者の施設内に配置されるシステムであり、契約利用者端末C1及び検査部門端末C2とLAN(Local Area Network)及びインターネット等のネットワークを介して接続される。なお、個人情報保管・記録システム11、契約利用者端末C1及び検査部門端末C2は、コンピュータをベースとして構成されており、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、内部メモリとしてのRAM(Random Access Memory)、外部メモリとしてのHD(Hard Disk)、通信制御装置、表示装置及び入力装置等の基本的なハードウェアからそれぞれ構成されるものとする。
CPUは、コンピュータを制御する制御部であり、ROMやHDに記憶した各種制御プラグラムやアプリケーションプラグラムを実行してコンピュータの制御、通信の制御及びデータの取得及び編集等を行なう。
ROMは、主にコンピュータの制御プログラムBIOS(Basic Input/Output System)やデータを記憶する不揮発性の記憶装置であり、RAMは、CPUのワークメモリや一時的な記憶に用いられる揮発性の記憶装置である。なお、ROMは、書き換えができないタイプのマスクROMであっても書き換えができるタイプのPROM(Programmable ROM)であってもよい。
HDは、OS(Operating System)の他、各種アプリケーションプログラムや、各種データを記憶する記憶装置である。また、HDは、個人情報をデータベースとして格納している。
通信制御手段は、コンピュータをネットワーク網に接続するための制御を行なう。なお、個人情報保管・記録システム11を個人の健康情報を管理する健康管理事業者の施設内に配置されている場合を説明するが、その場合に限定されるものではなく、コンピュータネットワークに接続されていればどこに配置されてもよい。例えば、個人情報保管・記録システム11は、医療機関や市町村の保健センタ等に配置される。
契約利用者端末C1は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、個人属性情報と検体検査に対する契約利用者P自身の要請に関する個人要請情報とを含む個人情報を登録要求する個人情報登録要求手段16と、この個人情報登録要求手段16を用いて登録した個人情報を記録要求する個人情報記録要求手段17として機能する。なお、個人情報登録要求手段16と個人情報記録要求手段17とを別の端末にそれぞれ設けるように構成してもよい。
個人情報保管・記録システム11は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、契約利用者端末C1の個人情報登録要求手段16から個人情報の登録要求を受け付ける個人情報登録要求受付手段21と、個人情報を個人情報DB(Data Base)22としてHD等の記憶装置に登録(記録)する個人情報登録手段23と、個人情報記録要求手段17から個人情報の記録要求を受け付ける個人情報記録要求受付手段24と、この個人情報記録要求受付手段24で受け付けた記録要求を基に、個人情報DB22に保管された個人情報から、記録要求を行なった契約利用者Pの個人情報を検索して取得する個人情報取得手段25と、個人情報記録要求受付手段24で受け付けた記録要求を基に、個人情報取得手段25で取得した個人情報を記録媒体、例えばIC(Integrated Circuit)タグシールMのICタグ部に記録する個人情報記録手段27と、ICタグ部に記録された個人情報をICタグ部から取り出すためのプログラム(以下、「個人情報取出プログラム」という。)を、ネットワークを介して検査部門端末C2に提供する個人情報取出プログラム提供手段29として機能する。
なお、個人情報管理システム10では、検査部門端末C2のHDに記憶した個人情報取出プログラムを、ネットワークを介して検査部門端末C2に提供する場合を示すが、その場合に限定されるものではない。例えば、個人情報取出プログラムをCD−R(Compact Disc-Recordable)やMO(Magneto Optical disk)等のメディアに記録し、そのメディアを検査部門端末C2のドライブ(図示しない)で読み出すことによって個人情報取出プログラムを検査部門端末C2に提供するようにしてもよい。その場合、検査部門端末C2は、ネットワークに接続されたネットワーク端末である必要はない。また、検査部門端末C2のHDに記憶した個人情報取出プログラムをWeb上でダウンロードすることによって、また、検査部門端末C2の起動時に自動的に最新の個人情報取出プログラムをダウンロードすることによって、個人情報取出プログラムを検査部門端末C2に提供するようにしてもよい。
ここで、ICタグシールMは、ICチップ及び小型アンテナ等で構成されるICタグ部がシールに配置されたものである。ICタグシールMを用いると、個人情報記録手段27は、ICタグシールMのICタグ部に個人情報を書き込む。なお、個人情報記録手段27は、ICタグシールに配置されたICタグ部に個人情報を記録する場合に限定されるものではなく、例えば、個人情報記録手段27は、個人情報をバーコードのイメージデータに変換して記録媒体としてのラベル(荷札)にそのイメージデータを記録するようにしてもよい。
検査部門端末C2は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、ICタグシールMに記録された個人情報を、個人情報取出プログラム提供手段29から提供された個人情報取出プログラムによって取り出す個人情報取出手段37として機能する。
続いて、本発明に係る個人情報管理方法について、図3に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、図1の個人情報管理システム10において、個人情報保管・記録システム11へのアクセスを許可された契約利用者Pによって契約利用者操作端末C1が操作され、契約利用者端末C1が個人情報保管・記録システム11にログインされる。ここで、ログイン時の認証は、ユーザIDとパスワードの組み合わせによる認証でもよいし、ICカードや指紋や虹彩等の生体情報を利用した認証であってもよい。契約利用者Pの認証が終了すると、個人情報登録要求手段16によって、契約利用者操作端末C1に個人情報の登録要求画面が表示される。ここで、契約利用者操作端末C1は専用端末であってもよいが、以下、Webクライアントである場合を例に示す。
図4は、個人情報の登録要求画面の一例を示す図である。
図4に示した個人情報の登録要求画面では、個人情報としての個人属性情報、例えば契約利用者Pの氏名、生年月日、住所、血液型及び遺伝子情報がそれぞれ入力できる。また、個人情報の登録要求画面では、個人情報としての個人要請情報、例えば検体検査結果の保存先が入力できるが、この個人要請情報の入力は必ずしも必要というわけではない。この保存先として、例えば、インターネット上に存在する情報資源(文書及び画像等)の場所があり、その場所をURL(Uniform Resource Locator)等で表現する。また、その場所への接続ID(IDentification)又は接続パスワード等を入力するようにしてもよい。
ここで、個人情報の登録要求画面では、個人属性情報のうち血液型及び遺伝子情報はプルダウンメニューから選択できるようになっている。また、個人要請情報はプルダウンメニューから選択できるようになっている。さらに、個人情報の登録要求画面では、個人要請情報として、個人情報提供の有効期限を入力できるようになっているが、この有効期限の入力は必ずしも必要というわけではない。
個人属性情報及び個人要請情報の入力後、個人情報登録要求画面上の「登録要求」ボタンがクリックされると、入力された個人情報が、個人情報保管・記録システム11の個人情報登録要求受付手段21に送信される。
個人情報保管・記録システム11の個人情報登録要求受付手段21は、LAN及びインターネット等のネットワークを介して接続された契約利用者操作端末C1の個人情報登録要求手段16から個人情報の登録要求を受け付ける。個人情報登録要求受付手段21で受け付けた個人情報は、個人情報登録手段23によってデータの整合性・正当性が判定された後、個人情報DB22としてHD等の記憶装置に登録される(ステップS1)。
次いで、個人情報DB22に保管された個人情報を入力した契約利用者Pによって契約利用者端末C1が操作され、契約利用者操作端末C1が個人情報保管・記録システム11にログインされる。ここで、ログイン時の認証は、ユーザIDとパスワードの組み合わせによる認証でもよいし、ICカードや指紋や虹彩等の生体情報を利用した認証であってもよい。契約利用者Pの認証が終了すると、個人情報記録要求手段17によって、契約利用者端末C1に個人情報の記録要求画面が表示される。
図5は、個人情報の記録要求画面の一例を示す図である。
図5に示した個人情報の記録要求画面では、契約利用者Pを識別するログイン名を入力でき、また、図4に示した個人情報の登録要求画面上で入力した個人属性情報のうち、個人情報保管・記録システム11で記録媒体に記録したい個人属性情報を入力できる。さらに、個人情報の記録要求画面では、個人情報の登録要求画面上で入力した個人要請情報のうち、個人情報保管・記録システム11で記録媒体に記録したい個人要請情報を入力できる。
さらに、個人情報の記録要求画面では、記録媒体に記録する個人情報の記録タイプ(実データ又は個人情報が保管された場所を示す参照先データ)及び記録形式(ICタグ又はバーコード)を入力できるようになっている。なお、個人情報の記録要求画面では、記録媒体に記録要求を行なう個人属性情報及び個人要請情報をチェックボックスで、個人情報の記録タイプ及び記録形式をプルダウンメニューでそれぞれ選択できるようになっている。また、個人情報の記録要求画面にて個人属性情報及び個人要請情報の記録の有無が入力できるが、この個人要請情報の記録の有無の入力は必ずしも必要というわけではなく、記録要求を基に、個人情報の登録要求画面で登録した個人情報を全て記録するようにしてもよい。
個人情報の記録要求画面にて、個人情報の記録タイプとして「実データ」が選択された場合、個人情報が実データとして記録媒体に記録されることになる。一方、個人情報の記録タイプとして「参照先データ」が選択された場合、「参照先データ」として個人情報保管・記録システム11の場所(URL等)が記録媒体に記録されることになる(第2実施の形態で説明する)。
以下、契約利用者端末C1を用いてログインを行なった契約利用者P(特許太郎)が個人情報の記録要求画面上で、自身の個人属性情報としての氏名及び生年月日と、個人要請情報としての検体検査結果の保存先とを、それぞれ実データにてICタグシールMのICタグ部に書き込む場合を説明する。すなわち、個人情報の記録要求画面上で、「氏名」、「生年月日」及び「検体検査結果の保存先」に該当するチェックボックスがチェックされ、個人情報の「記録タイプ」に該当するプルダウンメニューから「実データ」が、個人情報の「記録形式」に該当するプルダウンメニューから「ICタグ」がそれぞれ選択される。その後、個人情報の記録要求画面上の「記録要求」ボタンがクリックされると、個人情報の記録要求画面上の記録要求が、個人情報保管・記録システム11に要求される。記録要求は、個人情報保管・記録システム11の個人情報記録要求受付手段24で受け付けられる(ステップS2)。
個人情報記録要求受付手段24で受け付けた個人情報の記録要求は、個人情報取得手段25に送られる。個人情報取得手段25では、記録要求を行なった契約利用者Pのログイン名(特許太郎)やそのユーザIDに基づいて、ログイン名に該当する契約利用者Pの個人情報が個人情報DB22から検索され、取得される(ステップS3)。個人情報DB22から取得した個人情報が個人情報記録手段27に送られる。
個人情報記録手段27では、記録媒体に個人情報が記録される(ステップS4)。具体的には、図5に示した個人情報の記録要求画面上で、個人情報の記録タイプとして「実データ」が、記録形式として「ICタグ」がそれぞれ選択されているので、個人情報登録要求手段16で登録要求した個人属性情報のうち個人情報記録要求手段17で記録要求した氏名、生年月日及び検体検査結果の保存先の実データがICタグシールMのICタグ部に書き込まれる。
個人情報記録手段27で個人情報が記録されたICタグシールMは、契約利用者Pの下に郵便等で移送される。
次いで、図2の個人情報管理システム10において、記録媒体を受け取った契約利用者Pは、記録媒体を所持して検体の採取部門に出向き、ここで自身の体内から検体(血液、尿及び便等)が採取される際、検体の採取を実施する看護士等の検体採取実施者に記録媒体を渡す。記録媒体を受け取った検体採取実施者によって、契約利用者Pの体内から検体が採取され、その検体が検体容器Vに収容される。また、検体採取実施者によって、検体を収容した検体容器Vに記録媒体が付加される。次いで、検体が収容され、かつ、記録媒体を付加した検体容器Vが、採取部門から検体検査を行なう検査部門に移送される。
具体的には、個人情報記録手段27で個人情報が書き込まれたICタグシールMを受け取った契約利用者Pは、ICタグシールMを所持して検体の採取部門に出向き、ここで自身の体内から検体が採取される際、検体採取実施者にICタグシールMを渡す。ICタグシールMを受け取った検体採取実施者によって、契約利用者Pの体内から検体が採取され、その検体が検体容器Vに収容される。検体採取実施者によって、検体を収容した検体容器VにICタグシールMが貼付される。次いで、ICタグシールMを貼付した検体容器Vが、採取部門から検体検査を行なう検査部門に移送される。
検査部門では、検体容器Vに収容された検体の検査を実施する検体検査実施者によって検体の成分が科学的に分析されたり、細胞・組織の形態異常が顕微鏡によって観察されたりして、疾患の予防・診断・治療のための情報が提供される。検査としては、化学分析測定、血球算定、血液像、凝固系検査、科学発光による感染症・腫瘍マーカー・甲状腺の免疫血清検査、及び、輸血検査等がある。
また、検査部門の検体検査実施者によって検査部門端末C2が操作され、個人情報保管・記録システム11にログインされる。個人情報保管・記録システム11の個人情報取出プログラム提供手段29から検査部門端末C2に個人情報取出プログラムが提供される。検査部門端末C2の個人情報取出手段37では、検体検査終了時に個人情報取出プログラムを利用して、検体容器Vに付加された記録媒体から個人情報が取り出される(ステップS5)。
具体的には、個人情報取出手段37では、検体検査終了時に個人情報取出プログラムを利用して、検体容器Vに貼付されたICタグシールMのICタグ部が読み込まれる。なお、個人情報取出プログラムは、個人情報保管・記録システム11へのログインの都度行なってもよいし、定期的に取得するようにしてもよい。また、ステップS5による個人情報の取り出しは、検体容器Vの検査部門への移送時や、検体検査の開始時等に行なってもよい。
ここで、ICタグ部(この場合、CPUを内蔵するものとする)や検査部門端末C2は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、タイムアウト判定手段(図示しない)として機能する場合もある。タイムアウト判定手段は、検査部門端末C2が個人情報を取り出すタイミングが、ステップS3で取得した個人情報提供の有効期限内であるか否かを判定し、有効期限内である場合に限り、個人情報の取り出しを許可するものである。
次いで、記録媒体に個人情報である個人要請情報が記録されている場合、記録媒体に記録された個人要請情報に従って、検体検査が実施される。具体的には、ICタグシールMのICタグ部に書き込まれた個人要請情報として検体検査結果の保存先が含まれているので、個人情報取出プログラムを利用して、ICタグ部から検体検査結果の保存先が読み込まれ、検体検査結果が保存先に送られる。検体検査結果の保存先としては、インターネット上に存在する情報資源の場所等がある。検体検査実施者によって検査部門端末C2が用いられ、検体検査結果の保存先に従った場所に、契約利用者Pの検体検査結果が保存される。
また、図5に示した個人情報記録要求画面にて、個人属性情報としての遺伝子情報を入力し、個人情報記録要求手段17によって遺伝子情報の記録要求を行なった場合、検体検査の開始前にICタグ部から個人情報が取り出され、個人情報としての遺伝子情報が取得される。検体検査実施者は、取得された遺伝子情報に基づいて、契約利用者個々に好適な検査試薬、検査方法及びそれらの組み合わせを選択することができる。又は、個人情報登録要求手段16及び個人情報記録要求手段17で、遺伝子情報の代わりに、検査試薬、検査方法及びそれらの組み合わせを要求するようにしてもよい。
個人情報管理システム10及び個人情報管理方法によると、契約利用者Pは、自身の個人情報を記録した記録媒体を必要な時に簡便に入手することができる。
また、個人情報管理システム10及び個人情報管理方法によると、契約利用者Pの個人情報をもつ記録媒体が契約利用者Pの検体を収容する検体容器Vに付加されることで、契約利用者Pは、自身の検体検査に対する要請を検体検査実施者に行ない、その要請に従った検体検査を検体検査実施者に実施させることができる。
図6は、本発明に係る個人情報管理システムの第2実施の形態の一部を示すブロック図である。
図1及び図6の組み合わせは、個人情報管理システム10Aを示し、この個人情報管理システム10Aは、図5に示した個人情報の記録要求画面上で個人情報の記録タイプとして「参照先データ」を選択して、前記個人情報が保管された場所を示す参照先を個人情報保管・記録システム11とした場合に適用されるものである。
検査部門端末C2は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、個人情報取出手段37で取り出した参照先としての個人情報保管・記録システム11にアクセスして個人情報を実データとして要求する実データ要求手段38として機能する。
個人情報保管・記録システム11は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、検査部門端末C2からの実データ要求を受け付ける実データ要求手段39と、実データ要求のタイミングが、個人情報提供の有効期限内であるか否かを判定するタイムアウト判定手段40として機能し、個人情報取得手段25は、タイムアウト判定手段40で個人情報提供の有効期限内であると判断した場合に限り、個人情報DB22を検索し、取得した個人情報を実データとして実データ要求手段38に提供する。なお、タイムアウト判定手段40は必ずしも必要というわけではない。
なお、図6に示した個人情報管理システム10Aにおいて、図2に示した個人情報管理システム10の構成部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
続いて、本発明に係る個人情報管理方法について、図7に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、図1の個人情報管理システム10Aにおいて、個人情報保管・記録システム11へのアクセスを許可された契約利用者Pによって契約利用者端末C1が操作され、この契約利用者端末C1が個人情報保管・記録システム11にログインされる。契約利用者Pの認証が終了すると、個人情報登録要求手段16によって、契約利用者端末C1に個人情報の登録要求画面(図4に示す)が表示される。
個人情報保管・記録システム11の個人情報登録要求受付手段21は、ネットワークを介して接続された契約利用者操作端末C1の個人情報登録要求手段16から個人情報の登録要求を受け付ける。個人情報登録要求受付手段21で受け付けた個人情報は、個人情報登録手段23によってデータの整合性・正当性が判定された後、個人情報DB22としてHD等の記憶装置に登録される(ステップS1)。
次いで、個人情報DB22に保管された個人情報を入力した契約利用者Pによって契約利用者端末C1が操作され、契約利用者操作端末C1が個人情報保管・記録システム11にログインされる。個人情報の記録要求画面(図5に示す)上の記録要求が、個人情報保管・記録システム11に要求される。記録要求は、個人情報保管・記録システム11の個人情報記録要求受付手段24で受け付けられる(ステップS2)。
個人情報記録要求受付手段24で受け付けた個人情報の記録要求は、個人情報取得手段25に送られる。個人情報取得手段25では、ログイン名に該当する契約利用者Pの個人情報が個人情報DB22から検索され、取得される(ステップS3)。個人情報DB22から取得した個人情報が個人情報記録手段27に送られる。
個人情報記録手段27では、記録媒体に個人情報が記録される(ステップS4)。具体的には、図5に示した個人情報の記録要求画面上で、個人情報の記録タイプとして「参照先データ」が、記録形式として「ICタグ」がそれぞれ選択されると、参照先としての個人情報保管・記録システム11の場所のみがICタグシールMのICタグ部に書き込まれる。
個人情報記録手段27で個人情報が記録されたICタグシールMは、契約利用者Pの下に郵便等で移送される。
次いで、図6の個人情報管理システム10Aにおいて、記録媒体を受け取った契約利用者Pは、記録媒体を所持して検体の採取部門に出向き、ここで自身の体内から検体が採取される際、検体の採取を実施する看護士等の検体採取実施者に記録媒体を渡す。記録媒体を受け取った検体採取実施者によって、契約利用者Pの体内から検体が採取され、その検体が検体容器Vに収容される。また、検体採取実施者によって、検体を収容した検体容器Vに記録媒体が付加される。次いで、検体が収容され、かつ、記録媒体を付加した検体容器Vが、採取部門から検体検査を行なう検査部門に移送される。
具体的には、個人情報記録手段27で個人情報が書き込まれたICタグシールMを受け取った契約利用者Pは、ICタグシールMを所持して検体の採取部門に出向き、ここで自身の体内から検体が採取される際、検体採取実施者にICタグシールMを渡す。ICタグシールMを受け取った検体採取実施者によって、契約利用者Pの体内から検体が採取され、その検体が検体容器Vに収容される。検体採取実施者によって、検体を収容した検体容器VにICタグシールMが貼付される。次いで、ICタグシールMを貼付した検体容器Vが、採取部門から検体検査を行なう検査部門に移送される。
検査部門では、検体容器Vに収容された検体の検査を実施する検体検査実施者によって検体の成分が科学的に分析されたり、細胞・組織の形態異常が顕微鏡によって観察されたりして、疾患の予防・診断・治療のための情報が提供される。
また、検査部門の検体検査実施者によって検査部門端末C2が操作され、個人情報保管・記録システム11にログインされる。個人情報保管・記録システム11の個人情報取出プログラム提供手段29から検査部門端末C2に個人情報取出プログラムが提供される。検査部門端末C2の個人情報取出手段37では、検体検査終了時に個人情報取出プログラムを利用して、検体容器Vに付加された記録媒体から個人情報が取り出される(ステップS5)。
具体的には、個人情報取出手段37では、検体検査終了時に個人情報取出プログラムを利用して、検体容器Vに貼付されたICタグシールMのICタグ部が読み込まれる。なお、個人情報取出プログラムは、個人情報保管・記録システム11へのログインの都度行なってもよいし、定期的に取得するようにしてもよい。また、ステップS5による個人情報の取り出しは、検体容器Vの検査部門への移送時や、検体検査の開始時等に行なってもよい。
検査部門端末C2の実データ要求手段38では、個人情報取出手段37で取り出した参照先としての個人情報保管・記録システム11にアクセスされ、個人情報の実データが要求される。個人情報保管・記録システム11の実データ要求手段39では、検査部門端末C2の要求が受け付けられ(ステップS11)、また、タイムアウト判定手段40では、検査部門端末C2が実データを要求するタイミングが、ステップS3で取得した個人情報提供の有効期限内であるか否かが判定される(ステップS12)。
ステップS12の判断にてYes、すなわち、検査部門端末C2が実データを要求するタイミングが、ステップS3で取得した個人情報提供の有効期限内であると判断された場合、個人情報取得手段25では、個人情報DB22から個人情報が検索され、個人情報の実データが実データ要求手段38に提供される(ステップS13)。一方、ステップS12の判断にてNo、すなわち、検査部門端末C2が実データを要求するタイミングが、ステップS3で取得した個人情報提供の有効期限外であると判断された場合、検査部門端末C2をエラー出力させる(ステップS14)。なお、個人情報保管・記録システム11にタイムアウト判定手段40を有しない場合、実データ要求手段39で検査部門端末C2の要求が受け付けられると(ステップS11)、個人情報取得手段25では、個人情報DB22から個人情報が検索され、個人情報の実データが実データ要求手段38に提供される(ステップS13)。
次いで、ステップS13で提供された個人情報に個人要請情報が含まれている場合、その個人要請情報に従って、検体検査が実施される。具体的には、ステップS13で提供された個人要請情報として検体検査結果の保存先が含まれている場合、検体検査の結果が検体検査結果の保存先に送られる。検体検査結果の保存先としては、インターネット上に存在する情報資源の場所等がある。検体検査実施者によって検査部門端末C2が用いられ、検体検査結果の保存先に従った場所に、契約利用者Pの検体検査結果が保存される。
なお、第1実施の形態で説明したように、図5に示した個人情報の記録要求画面上で個人情報の記録タイプとして「実データ」を選択すると、個人情報記録要求手段17で一旦個人情報の記録要求をした後にその個人情報を変更する必要が生じた場合、再度、個人情報記録要求手段17で記録要求をして、変更後の個人情報を記録媒体に再記録しなければならない。しかし、本実施の形態で説明したように、個人情報の記録要求画面上で個人情報の記録タイプとして「参照先データ」を選択すると、一旦個人情報の記録要求をした後にその個人情報を変更する必要が生じた場合でも、参照先内の個人情報を変更しさえすれば、変更後の個人情報を記録媒体に再記録する必要がない。
また、図5に示した個人情報記録要求画面にて、個人属性情報としての遺伝子情報を入力し、個人情報記録要求手段17によって遺伝子情報の記録要求を行なった場合、検体検査の開始前にICタグ部から個人情報が取り出され、個人情報としての遺伝子情報が取得される。検体検査実施者は、取得された遺伝子情報に基づいて、契約利用者個々に好適な検査試薬、検査方法及びそれらの組み合わせを選択することができる。又は、個人情報登録要求手段16及び個人情報記録要求手段17で、遺伝子情報の代わりに、検査試薬、検査方法及びそれらの組み合わせを要求するようにしてもよい。
個人情報管理システム10A及び個人情報管理方法によると、契約利用者Pは、自身の個人情報を記録した記録媒体を必要な時に簡便に入手することができる。
また、個人情報管理システム10A及び個人情報管理方法によると、契約利用者Pの個人情報をもつ記録媒体が契約利用者Pの検体を収容する検体容器Vに付加されることで、契約利用者Pは、自身の検体検査に対する要請を検体検査実施者に行ない、その要請に従った検体検査を検体検査実施者に実施させることができる。
図8及び図9は、本発明に係る個人情報管理システムの第3実施の形態を示すブロック図である。
図8及び図9の組み合わせは、個人情報管理システム10Bを示し、この個人情報管理システム10Bには、個人情報を保管し、また、保管した個人情報をシステム外の端末に提供する個人情報保管・提供システム41と、契約利用者Pの体内から検体を採取する採取部門に設置され、個人情報保管・提供システム31へのアクセスを許可された検体採取実施者が操作するコンピュータとしての採取部門端末C3が設けられる。個人情報保管・提供システム41及び採取部門端末C3は、個人情報保管・記録システム11、契約利用者端末C1及び検査部門端末C2と同様、コンピュータとしての基本的なハードウェアから構成される。
個人情報保管・提供システム41は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、個人情報取得手段25で取得した個人情報を採取部門端末C3に提供する個人情報提供手段46として機能する。
採取部門端末C3は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、個人情報登録要求手段16を用いて登録した個人情報を記録要求する個人情報記録要求手段17と、個人情報提供手段36から提供された個人情報をICタグシールMのICタグ部に記録する個人情報記録手段27として機能する。
なお、図8及び図9に示した個人情報管理システム10Bにおいて、図1及び図2に示した個人情報管理システム10の構成部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
続いて、本発明に係る個人情報管理方法について、図10に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、図8の個人情報管理システム10Bにおいて、個人情報保管・提供システム41へのアクセスを許可された契約利用者Pによって契約利用者端末C1が操作され、この契約利用者端末C1が個人情報保管・提供システム41にログインされる。契約利用者Pの認証が終了すると、個人情報登録要求手段16によって、契約利用者端末C1に個人情報の登録要求画面(図4に示す)が表示される。
個人情報保管・提供システム41の個人情報登録要求受付手段21は、LAN及びインターネット等のネットワークを介して接続された契約利用者操作端末C1の個人情報登録要求手段16から個人情報の登録要求を受け付ける。個人情報登録要求受付手段21で受け付けた個人情報は、個人情報登録手段23によってデータの整合性・正当性が判定された後、個人情報DB22に登録される(ステップS1)。
次いで、図9の個人情報管理システム10Bにおいて、採取部門の検体採取実施者によって、個人情報DB22に保管された個人情報を入力した契約利用者Pの体内から検体が採取され、その検体が検体容器Vに収容される。また、契約利用者Pによって採取部門端末C3が操作され、採取部門端末C3が個人情報保管・提供システム41にログインされる。契約利用者Pの認証が終了すると、個人情報記録要求手段17によって、採取部門端末C3に個人情報の記録要求画面が表示される(図5に示す)。記録要求は、個人情報保管・提供システム41の個人情報記録要求手段24で受け付けられる(ステップS2)。
個人情報記録要求受付手段24で受け付けた個人情報の記録要求は、個人情報取得手段25に送られる。個人情報取得手段25では、記録要求を行なった契約利用者Pのログイン名やそのユーザIDに基づいて、個人情報DB22から個人情報が取得される(ステップS3)。個人情報DB22から取得した個人情報が個人情報提供手段46に送られる。
個人情報提供手段46によって個人情報が採取部門端末C3に送信される(ステップS21)。採取部門端末C3の個人情報記録手段27では、記録媒体に個人情報が記録される(ステップS4)。具体的には、図5に示した個人情報の記録要求画面上で、個人情報の記録タイプとして「実データ」が、記録形式として「ICタグ」がそれぞれ選択されているので、個人情報登録要求手段16で登録要求した個人属性情報のうち個人情報記録要求手段17で記録要求した氏名、生年月日及び検体検査結果の保存先の実データがICタグシールMのICタグ部に書き込まれる。検体採取実施者によって、空の検体容器VにICタグシールMが貼付される。
次いで、契約利用者Pは検体の採取部門に出向き、ここで自身の体内から検体が採取される。検体採取実施者によって、契約利用者Pの体内から検体が採取され、その検体が、ICタグシールMが貼付された検体容器Vに収容される。次いで、検体が収容され、かつ、ICタグシールMを貼付した検体容器Vが、検体検査を行なう検査部門に移送される。
検査部門では、検体検査実施者によって検体容器Vに収容された検体が検査される。また、検査部門の検体検査実施者によって検査部門端末C2が操作され、個人情報保管・提供システム41にログインされる。個人情報取出プログラムが、個人情報保管・提供システム41の個人情報取出プログラム提供手段29から検査部門端末C2に提供される。検査部門端末C2の個人情報取出手段37では、検体検査終了時に個人情報取出プログラムを利用して、検体容器Vに付加された記録媒体から個人情報が取り出される(ステップS5)。具体的には、個人情報取出手段37では、検体検査終了時に個人情報取出プログラムを利用して、検体容器Vに添付されたICタグから個人情報が読み込まれる。なお、個人情報取出プログラムは、個人情報保管・提供システム41へのログインの都度行なってもよいし、定期的に取得するようにしてもよい。また、ステップS5による個人情報の取り出しは、検体容器Vの検査部門への移送時や、検体検査の開始時等に行なってもよい。
次いで、記録媒体に個人情報である個人要請情報が記録されている場合、記録媒体に記録された個人要請情報に従って、検体検査が実施される。具体的には、ICタグに書き込まれた個人要請情報として検体検査結果の保存先が含まれているので、個人情報取出プログラムを利用して、ICタグから検体検査結果の保存先が読み込まれ、検体検査結果が保存先に送られる。検体検査結果の保存先としては、インターネット上に存在する情報資源の場所等がある。検体検査実施者によって検査部門端末C2が用いられ、検体検査結果の保存先に従った場所に、契約利用者Pの検体検査結果が保存される。
ここで、ICタグ部(この場合、CPUを内蔵するものとする)や検査部門端末C2は、CPUによってプログラムが読み込まれて実行されることによって、タイムアウト判定手段として機能する場合もある。タイムアウト判定手段は、検査部門端末C2の個人情報を取り出すタイミングが、ステップS3で取得した個人情報提供の有効期限内であるか否かを判定し、有効期限内である場合に限り、個人情報の取り出しを許可するものである。
さらに、個人情報管理システム10Bは、図6の個人情報管理システム10Aに有する実データ要求手段38及び実データ要求受付手段39を有することもできる。又は、個人情報管理システム10Bは、個人情報管理システム10Aに有する実データ要求手段38、実データ要求受付手段39及びタイムアウト判定手段40を有することもできる。その場合、個人情報の記録要求画面上で個人情報の記録タイプとして「参照先データ」を選択すると、一旦個人情報の記録要求をした後にその個人情報を変更する必要が生じた場合でも、参照先内の個人情報を変更しさえすれば、変更後の個人情報をICタグ部に再記録する必要がない。
また、図5に示した個人情報記録要求画面にて、個人属性情報としての遺伝子情報を入力し、個人情報記録要求手段17によって遺伝子情報の記録要求を行なった場合、検体検査の開始前にICタグ部から個人情報が取り出され、個人情報としての遺伝子情報が取得される。検体検査実施者は、取得された遺伝子情報に基づいて、契約利用者個々に好適な検査試薬、検査方法及びそれらの組み合わせを選択することができる。又は、個人情報登録要求手段16及び個人情報記録要求手段17で、遺伝子情報の代わりに、検査試薬、検査方法及びそれらの組み合わせを要求するようにしてもよい。
個人情報管理システム10B及び個人情報管理方法によると、契約利用者Pは、自身の個人情報を記録した記録媒体を必要な時に簡便に入手することができる。
また、個人情報管理システム10B及び個人情報管理方法によると、契約利用者Pの個人情報をもつ記録媒体が契約利用者Pの検体を収容する検体容器Vに付加されることで、契約利用者Pは、自身の検体検査に対する要請を検体検査実施者に行ない、その要請に従った検体検査を検体検査実施者に実施させることができる。
本発明に係る個人情報管理システムの第1実施の形態を示すブロック図。 本発明に係る個人情報管理システムの第1実施の形態を示すブロック図。 本発明に係る個人情報管理方法をフローチャートとして示す図。 個人情報の登録要求画面の一例を示す図。 個人情報の記録要求画面の一例を示す図。 本発明に係る個人情報管理システムの第2実施の形態の一部を示すブロック図。 本発明に係る個人情報管理方法をフローチャートとして示す図。 本発明に係る個人情報管理システムの第3実施の形態を示すブロック図。 本発明に係る個人情報管理システムの第3実施の形態を示すブロック図。 本発明に係る個人情報管理方法をフローチャートとして示す図。
符号の説明
10,10A,10B 個人情報管理システム
11 個人情報保管・記録システム
22 個人情報DB
24 個人情報記録要求受付手段
25 個人情報取得手段
27 個人情報記録手段
29 個人情報取出プログラム提供手段
37 個人情報取出手段
38 実データ要求手段
39 実データ要求受付手段
40 タイムアウト判定手段
41 個人情報保管・提供システム
46 個人情報が個人情報提供手段

Claims (19)

  1. 個人属性情報を含む個人情報のデータベースと、
    前記個人情報の記録要求を受け付ける個人情報記録要求受付手段と、
    前記個人情報記録要求受付手段で受け付けた記録要求を基に、前記データベースから前記個人情報を検索して取得する個人情報取得手段と、
    前記個人情報取得手段で取得した前記個人情報を記録媒体に記録する個人情報記録手段と、
    前記記録媒体に記録された前記個人情報を前記記録媒体から取り出す個人情報取出手段とを有したことを特徴とする個人情報管理システム。
  2. ネットワークに接続されたネットワーク端末に前記個人情報を記録要求する個人情報記録要求手段を有し、この個人情報記録要求手段の記録要求を、前記ネットワークを介して前記個人情報記録要求受付手段に送ることを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  3. ネットワークに接続されたネットワーク端末に前記個人情報を記録要求する個人情報記録要求手段及び前記個人情報記録手段を有し、前記個人情報記録要求手段の記録要求を、前記ネットワークを介して前記個人情報記録要求受付手段に送ると共に、前記個人情報取得手段で取得した個人情報を、前記ネットワークを介して前記個人情報記録手段に送ることを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  4. ネットワークに接続されたネットワーク端末に前記個人情報取出手段を有し、前記個人情報を取り出すためのプログラムを、前記ネットワークを介して前記個人情報取出手段に提供することを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  5. ネットワークに接続されたネットワーク端末又はネットワークに非接続の非ネットワーク端末に前記個人情報取出手段を有し、前記個人情報を取り出すためのプログラムが記録されたメディアを介して前記プログラムを前記個人情報取出手段に提供することを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  6. 前記記録媒体として、IC(Integrated Circuit)タグを用いたことを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  7. 前記ICタグに、前記個人情報を取り出すタイミングが個人情報の提供の有効期限内であるか否かを判定するタイムアウト判定手段を有し、このタイムアウト判定手段が、前記有効期限内であると判断した場合に限り、前記個人情報取出手段による前記個人情報の取り出しを許可することを特徴とする請求項6に記載の個人情報管理システム。
  8. 前記個人情報としてその個人情報が保管された場所を示す参照先データを前記記録媒体に記録する場合、前記個人情報に関する実データの要求を受け付ける実データ要求手段と、前記実データ要求のタイミングが、前記個人情報の提供の有効期限内であるか否かを判定するタイムアウト判定手段とを有し、前記個人情報取得手段は、前記タイムアウト判定手段で前記個人情報提供の有効期限内であると判断した場合に限り前記データベースを検索して前記個人情報を実データで提供することを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  9. 前記個人情報としてその個人情報が保管された場所を示す参照先データを前記記録媒体に記録する場合、前記個人情報に関する実データの要求を受け付ける実データ要求手段を有し、前記実データの要求を基に、前記個人情報取得手段は、前記データベースを検索して前記個人情報を実データで提供することを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理システム。
  10. 個人属性情報を含む個人情報がデータベースとして登録される個人情報登録工程と、
    前記個人情報の記録要求が受け付けられる個人情報記録要求受付工程と、
    前記記録要求を基に、前記データベースから前記個人情報が検索され取得される個人情報取得工程と、
    前記個人情報が記録媒体に記録される個人情報記録工程と、
    前記記録媒体に記録された前記個人情報が前記記録媒体から取り出される個人情報取出工程とを有することを特徴とする個人情報管理方法。
  11. ネットワークに接続されたネットワーク端末で前記個人情報を記録要求する個人情報記録要求工程がなされ、前記ネットワークを介して送られた前記記録要求を基に、前記個人情報受付工程がなされることを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
  12. ネットワークに接続されたネットワーク端末で前記個人情報を記録要求する個人情報記録要求工程がなされ、前記ネットワークを介して送られた前記記録要求を基に前記個人情報受付工程がなされると共に、前記個人情報取得工程で取得した個人情報が、前記ネットワークを介して送られて前記ネットワーク端末で前記個人情報記録工程がなされることを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
  13. 前記個人情報を取り出すためのプログラムが、ネットワークを介してそのネットワークに接続されたネットワーク端末に送られ、前記ネットワーク端末で前記個人情報取出工程がなされることを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
  14. 前記記録媒体に記録される前記個人情報の記録タイプが、実データ又は前記個人情報が保管された場所を示す参照先データであることを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
  15. 前記参照先データを前記記録媒体に記録する場合、前記個人情報に関する実データの要求が受け付けられる実データ要求工程を有し、前記実データの要求を基に、前記データベースが検索されて前記個人情報が実データで提供されることを特徴とする請求項14に記載の個人情報管理方法。
  16. 前記参照先データを前記記録媒体に記録する場合、前記個人情報に関する実データの要求が受け付けられる実データ要求工程と、前記実データ要求のタイミングが、前記個人情報の提供の有効期限内であるか否かが判定されるタイムアウト判定工程とを有し、前記タイムアウト判定工程で前記個人情報提供の有効期限内であると判断された場合に限り前記データベースが検索されて前記個人情報が実データで提供されることを特徴とする請求項14に記載の個人情報管理方法。
  17. 前記記録媒体に記録される前記個人情報の記録形式が、ICタグ形式又はバーコード形式であることを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
  18. 前記個人情報は被検体から採取した検体の検査に対する要請に関する個人要請情報を含み、この個人要請情報として、前記検体の検査結果の保存先、前記個人情報の提供の有効期限、前記検査の際の検査手法及び前記検査の際使用する検査試薬のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
  19. 前記個人情報登録工程で登録した前記個人情報のうち、前記個人情報記録要求受付工程で受け付けた被要求個人情報のみが、前記個人情報記録工程で前記記録媒体に記録されることを特徴とする請求項10に記載の個人情報管理方法。
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