JP2007193102A - 撮像装置、及び、プログラム - Google Patents

撮像装置、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007193102A
JP2007193102A JP2006011178A JP2006011178A JP2007193102A JP 2007193102 A JP2007193102 A JP 2007193102A JP 2006011178 A JP2006011178 A JP 2006011178A JP 2006011178 A JP2006011178 A JP 2006011178A JP 2007193102 A JP2007193102 A JP 2007193102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
output
piezoelectric element
signal level
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006011178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4880309B2 (ja
Inventor
Masahito Oyoshi
優人 大吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd
Original Assignee
Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd filed Critical Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd
Priority to JP2006011178A priority Critical patent/JP4880309B2/ja
Publication of JP2007193102A publication Critical patent/JP2007193102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4880309B2 publication Critical patent/JP4880309B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】カメラのレンズ移動後の位置のばらつきを抑えることを可能とする撮像装置を提供する。
【解決手段】駆動軸302の一端に取り付けられた圧電素子306を伸縮させ、駆動軸302との間の摩擦力により、レンズホルダ303を移動させる撮像装置に、レンズホルダ303の位置を検出するためのホール素子308を配置した。ホール素子308は、レンズホルダ303の走査範囲の両端の位置を記憶する。この走査範囲内において、所定のパルス数でレンズホルダ303を走査させ、レンズから入力された画像情報を取得する。取得した画像情報に基づいて、合焦位置を求め、求めた合焦位置にレンズホルダ303を移動させる。これにより、圧電素子306を利用してレンズを駆動する装置において、レンズ移動後のレンズの位置のばらつきを抑えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、及び、プログラムに関する。
近年、携帯電話に代表されるように、モバイル機器に撮像装置としてカメラを組込んだ商品が急速に普及してきている。モバイル機器に組込まれるカメラは、オートフォーカス機構を備えているが、モバイル機器においては小型化が必須条件であり、オートフォーカス機構の小型化も望まれている。
従来、オートフォーカスを行うために、レンズ駆動モータとしてステッピングモータが使用されてきた。ステッピングモータを使用したオートフォーカス機構は、モータの回転力をレンズの移動に変換する必要があり、小型化が難しい。
また、ステッピングモータのような電磁モータを使用しない方法としては、下記特許文献1のように、一眼レフカメラなどに使用されている超音波モータによりレンズを駆動させる方法もある。
しかしながら、超音波モータでは、複数の圧電素子により超音波振動を発生させる機構のため、小型化、低コスト化が困難であった。
上記の問題を解決するレンズ移動機構として、下記特許文献2、3に示されるようなスムーズインパクト駆動機構(以下、SIDM駆動機構という)を用いたものがある。
SIDM駆動機構では、図3(b)に示すように、圧電素子306の一端が固定部材(例えば、SUS(Stainless Used Steel)板403、等)に取付けられ、圧電素子306の他端が駆動軸302に取り付けられている。圧電素子306にはFPCB(Flexible Print Circuit Board)401が取り付けられ、FPCB401を介して電圧が印加される。さらに、図2(b)に示すように、駆動軸302上もしくは駆動軸302が貫通する形で、レンズ304を固定するレンズホルダ303が取り付けられている。駆動軸302に対してレンズホルダ303が移動し、レンズホルダ303が駆動軸302のどの位置にあるかで、レンズ304の位置が決まる。
圧電素子306は、電圧を加えると伸縮する事が一般的に知られている。圧電素子306にFPCB401を介してパルスを繰り返して印加すると、パルス電圧に基づき圧電素子306が伸縮運動する。ここで、パルスの立ち上がり速度やパルスの立ち下がり速度を調整すると、圧縮素子306の伸びる速度や縮む速度を調整できる。
圧電素子306をゆっくり伸ばすと、レンズホルダ303は、駆動軸302との間の摩擦のために、圧電素子306の変位と共に変位する。圧電素子306を急速に縮めると、レンズホルダ303は慣性のため、摩擦部がすべり、ほぼその位置にとどまる。これらを繰り返すことで、レンズ304は長ストローク変位する。
上記の動作を逆に行うことで、逆方向にレンズを動かすことも可能である。
オートフォーカスの場合、所望のフォーカス範囲でレンズを複数ポイントに動かし、各ポイントで得られる画像情報から、撮像ターゲートに対する合焦位置を見つけ出し、その合焦位置にレンズを移動させる制御を行う。この合焦位置を見つける方法は、下記特許文献4に記載されている。
特開2005−57839号公報 特開2002−95272号公報 特開2002−119074号公報 特開平5−122579号公報
撮像ターゲットが合焦するようにレンズを動かす際、現状のレンズの位置を把握するため、レンズの位置を所定の位置に移動させる必要がある。そのため、カメラにレンズを組み付ける際に、レンズホルダ303を停止させるためのストッパ(無限遠側ストッパ312)を設け、この位置を基準位置にする。
SIDM駆動機構では、パルス制御のため、レンズホルダ303の移動は、パルス数、もしくは、パルスを加える時間で制御される。所望の位置へレンズホルダ303を動かす際は、まず、無限遠側ストッパ312に接触するまでレンズホルダ303を移動させ、そこから所望の位置にレンズホルダ303が移動するまでのパルス数のパルスを圧電素子306に印加するか、所望の位置にレンズホルダ303が移動するまでに必要な時間、圧電素子306にパルスを印加する。
しかしながら、SIDM駆動機構では、レンズ304の移動をレンズホルダ303と駆動軸302との間の摩擦と往復運動により行うため、レンズ304の移動速度にばらつきが大きく生じる問題がある。例えば、レンズ304の移動速度は平均が3.75mm/sec)であっても、常温では例えばMin(2.2mm/sec)からMax(5.3mm/sec)までばらつく。レンズ304を搭載したレンズホルダ303の移動速度にばらつきがあると、指定したパルス数、時間パルスを圧電素子306に印加しても、レンズホルダ303の移動距離もばらついてしまい、所望の位置にレンズを移動させる事が難しい。特に、レンズホルダ303の移動距離が大きくなる場合では、移動距離のばらつきが非常に大きくなり、制御する事が困難である。
また、SIDM駆動機構を備える装置の姿勢によっても、指定したパルス数、時間パルスを圧電素子306に印加したとき、レンズホルダ303の移動距離にばらつきが生じる。
そこで本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、圧電素子を利用してレンズを駆動する装置において、レンズの移動後の位置のばらつきを抑えることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る撮像装置は、レンズと、前記レンズを介した被写体を撮像する撮像手段と、前記レンズを撮像対象に対して焦点距離が短くなる方向及び該焦点距離が長くなる方向に、所定の範囲で移動させる移動手段と、前記レンズの位置に対応する信号レベルを有する信号を出力するレンズ位置信号出力手段と、前記レンズが前記所定の走査範囲の一端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手段が出力する第一の信号レベルと、前記レンズが前記所定の走査範囲の他端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手段が出力する第二の信号レベルと、を記憶する記憶手段と、を備え、前記移動手段は、前記レンズ位置信号出力手段の出力信号が、前記記憶手段が記憶した前記第一の信号レベルと前記第二の信号レベルとの間の範囲になるように、前記レンズを前記走査範囲で走査させる、ことを特徴とする。
よって、上記の発明によれば、レンズが走査範囲の一端に位置するときにレンズ位置信号出力手段が出力する第一の信号レベルと、レンズが走査範囲の他端に位置するときに該レンズ位置信号出力手段が出力する第二の信号レベルと、を記憶し、第一の信号レベルと第二の信号レベルとの間になるような走査範囲でレンズを走査させるようにしたので、該レンズ位置信号出力手段の出力する信号レベルを基に、レンズの走査範囲を特定し、この特定されたレンズの走査範囲を走査することができるという利点が得られる。
また、前記撮像装置において、前記所定の範囲内での複数の所定の位置で前記レンズを介して入力された画像情報を取得する画像情報取得手段と、前記レンズを走査している間に、前記画像情報取得手段が取得した複数の前記画像情報に基づいて合焦位置を判別する合焦位置判別手段と、を更に備え、前記移動手段は、前記レンズを前記走査範囲で走査させた後、前記合焦位置判別手段が判別した前記合焦位置まで前記レンズを戻すようにしてもよい。
よって、上記の発明によれば、所定の範囲内において合焦位置を判別し、この判別された合焦位置にレンズを移動させることができるという利点が得られる。
さらに、前記撮像装置において、前記記憶手段は、前記レンズが前記複数の所定の位置に位置するときの、前記レンズ位置信号出力手段が出力する各信号レベルを記憶する手段、
を備え、前記画像情報取得手段は、前記レンズ位置信号出力手段が出力する信号レベルが、前記記憶手段が記憶した各信号レベルと一致したときに、前記レンズを介して入力された画像情報を取得する手段、を備えるようにしてもよい。
よって、上記の発明によれば、レンズが複数の所定の位置に位置するときのレンズ位置信号出力手段が出力する各信号レベルを記憶し、レンズ位置信号出力手段が出力する信号レベルが、該記憶された各信号レベルと一致したときに画像情報を取得するようにしたので、レンズの移動距離および移動後の位置のばらつきを抑え、最適な位置で画像情報を取得することができるという利点が得られる。
また、前記撮像装置において、前記移動手段は、パルスが印加されて伸縮し、前記レンズを移動させる圧電素子を含む、ようにしてもよい。
よって、上記の発明によれば、移動手段は、パルスが印加されて伸縮し、レンズを移動させる圧電素子を含むようにしてもよいので、移動手段を小型化することができるという利点が得られる。
さらに、前記撮像装置において、前記移動手段は、印加されるパルス電圧に応答して伸縮する圧電素子と、前記圧電素子に、第一のパルス電圧を印加して前記圧電素子を伸縮させることにより、前記レンズを前記走査範囲で第一の方向に走査し、走査終了後、第二のパルス電圧を印加して前記圧電素子を伸縮させることにより、前記レンズを前記第一の方向とは逆の第二の方向に走査することにより、前記合焦位置にまで移動させるパルス制御手段と、を備えるようにしてもよい。
よって、上記の発明によれば、印加されるパルス電圧に応答して伸縮する圧電素子を利用して、レンズを走査範囲で第一の方向に走査し、走査終了後、レンズを前記第一の方向とは逆の第二の方向に走査することにより、レンズを合焦位置にまで移動させるようパルス制御するようにしたので、小型化された移動手段によりレンズを合焦位置まで移動させることができるという利点が得られる。
さらに、前記撮像装置において、前記レンズ位置信号出力手段は、前記レンズとともに移動する磁石と、前記磁石が発生する磁力に応じた電圧値を出力するホール素子と、を備えるようにしてもよい。
よって、上記の発明によれば、レンズとともに移動する磁石と、磁石が発生する磁力に応じた電圧値を出力するホール素子と、を備えるようにしたので、レンズの位置を高い精度で検出することが可能になり、さらに、該ホール素子の出力する電圧値をもとにレンズを移動させ、レンズの移動量および移動後の位置のばらつきを抑えることができるという利点が得られる。
また、前記撮像装置において、前記レンズ位置信号出力手段は、前記レンズとともに移動する磁石と、前記磁石が発生する磁力に応じた電圧値を出力するホール素子と、を備え、前記記憶手段は、前記所定の範囲内での複数の所定の位置に前記レンズが位置するときの前記ホール素子が出力する電圧値を記憶する手段、を備え、前記画像情報取得手段は、前記ホール素子が出力する電圧値と、前記記憶手段が記憶している電圧値と、が一致するときに、前記レンズを介して入力された画像情報を取得する手段、を備えるようにしてもよい。
よって、上記の発明によれば、レンズとともに移動する磁石と、磁石が発生する磁力に応じた電圧値を出力するホール素子を備え、レンズの位置に応じてホール素子が出力する電圧値を記憶し、ホール素子が出力する電圧値と該記憶された電圧値が一致するときに、画像情報を取得するようにしたので、レンズの移動量および移動後の位置のばらつきを抑え、最適な位置で画像情報を取得することができるという利点が得られる。
また、本発明第2の観点に係るプログラムは、レンズと、前記レンズを介した被写体を撮像する撮像手段と、を備える撮像装置のコンピュータに、前記レンズの位置に対応する信号レベルを有する信号を出力するレンズ位置信号出力手順と、前記レンズが前記所定の範囲の一端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手順で出力する第一の信号レベルと、前記レンズが前記所定の範囲の他端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手順で出力する第二の信号レベルと、を記憶する記憶手順と、前記レンズ位置信号出力手順の出力信号に従って、前記記憶手順で記憶した前記第一の信号レベルと前記第二の信号レベルとの間の範囲内で、前記レンズを移動させる移動手順と、を実行させる。
よって、上記の発明によれば、該レンズ位置信号出力手段の出力する信号レベルを基に、レンズの移動範囲を特定し、この特定された移動範囲内でレンズを移動させることができるという利点が得られる。
本発明によれば、レンズ位置信号出力手段の出力する信号レベルを基に、レンズの走査範囲を特定し、この特定されたレンズの走査範囲を走査して合焦位置を判別し、この判別された合焦位置にレンズを移動させることが可能になる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る撮像装置を説明する。
本実施形態に係る撮像装置を備える折り畳み型の携帯電話200は、図1(a)(b)に示すように、蓋部205と本体部207の各一端部をヒンジ部206で連結した構成を有し、折り畳み可能である。ここで、図1(a)は、カメラ付きの携帯電話200の蓋部205を開いた状態での表側の外観を示し、図1(b)は、蓋部205を開いた状態での裏側の外観を示している。
携帯電話200は、一般のカメラ付きの携帯電話と同様に、通話用スピーカ201、メイン表示部202、キー入力部203、通話用マイク204、サブ表示部209、カメラユニット210、ストロボ用LED(Light Emitting Diode)211、ステレオスピーカ212、充電池213、等を備える。
これらの構成のうち、キー入力部203は、カメラ起動用のカメラキー208a、シャッター操作用の決定キー208b、オートフォーカスで被写体に合焦させた状態を保持するためのオートフォーカスロックキー208c、ズーム倍率を調整するためのカーソルキー208d等を備える。
カメラユニット210の構造を図2(a)、(b)に示す。図2(a)は、カメラユニット210の正面構造を示し、図2(b)は、カメラユニット210の側面構造を示す。図2(a)、(b)に示すように、カメラユニット210は、撮像部307と、撮像部307に外光を導くレンズ系(以下、単にレンズ)304と、レンズ304の位置をその光学軸方向に移動する駆動機構309とを備える。
撮像部307は、CCD(Charge Coupled Device)等から構成され、入射光をドットマトリクスデータに変換する。
レンズ304は、レンズホルダ303に収容されており、レンズホルダ303と一体に移動する。レンズ304の移動により、撮像部307の被写体のサイズ(正確には被写体が含まれる画角)が変化する。即ち、ズーム倍率が変化する。
駆動機構309は、圧電素子(例えば、ピエゾ素子、等)306と、駆動軸302と、FPCB(Flexible Print Circuit Board)401と、錘402と、SUS(Stainless Used Steel)板403と、押さえ板301と、押さえバネ305と、を備える振動型アクチュエータから構成され、レンズ304の位置をその光学軸方向に移動する。
圧電素子306は印加電圧に応じて伸縮する。駆動軸302は、圧電素子306の一面に固着され、レンズ304のレンズホルダ303と押さえ板301との間に挟持される。FPCB401は、圧電素子306の他面に固定され、圧電素子306を駆動する駆動信号を生成する駆動回路が形成されている。錘402は、FPCB401に固定され、駆動軸302を支えている。SUS板403は、金属製板状部材から構成され、錘402をカメラユニット210に固定する。
押さえ板301は、レンズホルダ303との間に駆動軸302を挟持する。押さえバネ305は、押さえ板301を下方向に付勢し、レンズホルダ303と駆動軸302との間に適切な摩擦を与える。
また、圧電素子306は、図3(a)と(b)に示すように、FPCB401からの制御(駆動)信号によって伸縮し、圧電素子306の伸縮に伴って、駆動軸302の位置も移動する。
ここで、圧電素子306が低速に伸縮して、駆動軸302が低速に移動すると、駆動軸302とレンズホルダ303との間の摩擦力によって、レンズホルダ303も移動する。しかし、圧電素子306の伸縮の速度が高速の場合は、慣性のために摩擦部分が滑り、レンズホルダ303は、ほとんど移動せずに、ほぼ同じ位置にとどまる。
従って、図3(a)から図3(b)の状態に高速で変化し、図3(b)から図3(a)の状態に低速で変化する動作を繰り返すことにより、レンズ304を図2(a)、(b)の符号Y1で示す方向に移動することができる。同様に、図3(b)から図3(a)の状態に高速で変化し、図3(a)から図3(b)の状態に低速で変化する動作を繰り返すことにより、レンズ304を図2(a)、(b)の符号Y2で示す方向に移動することができる。
また、カメラユニット210は、レンズ304の位置を測定するための位置測定機構を備える。この位置測定機構は、レンズホルダ303に固着された磁石310(図2(a)に示す)とカメラユニット210の外枠に配置されたホール素子308とから構成される。レンズホルダ303の位置に応じて、磁石310とホール素子(H/S)308との間の距離が変化し、距離の変化に伴ってホール素子308が検出する磁界強度が変化するため、ホール素子308の出力からレンズホルダ303の位置を検出・判別する。
次に、この携帯電話200の回路構成について説示する。
携帯電話200の内部回路は、図4に示すように、制御部108、様々な指示や情報を入力するためのキー入力部203、前述の撮像部307、前述のホール素子(H/S)308、画像メモリ121、RAM122、ホール素子出力検出部123、駆動回路111等を備える。
制御部108は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)122、ROM(Read Only Memory)などを含むマイクロプロセッサ等から構成され、ROMに記憶されている動作プログラムに基づいて、このカメラ付き携帯電話200内の各部の動作を制御する。特に、本実施形態においては、制御部108は、キー入力部203からの指示に従って、撮像関係の処理を実行する。例えば、制御部108は、カーソルキー208dの操作に応答して、駆動回路111を制御して、圧電素子306を駆動させて、レンズ304の位置を調整し、また、キー入力部203からの指示に従って、撮像部307からの画像を取り込んで画像メモリ121に格納する等の処理を行う。
キー入力部203は、カメラキー208aの操作に応答してカメラ起動の指示信号、決定キー208bの操作に応答したシャッター指示信号(画像取り込み指示信号)、カーソルキー208dの操作に応じたズームイン(倍率増加)又はズームアウト(倍率減少)の指示信号を制御部108に供給する。
撮像部307は、撮像画像の画像データを制御部108に供給する。
画像メモリ121は、フラッシュメモリなどから構成され、撮影された画像データを格納する。
RAM122は、制御部108により使用されるワークメモリであり、入力されるデータを一時記憶する。
ホール素子出力検出部123は、ホール素子308が磁石310から受ける磁界の強弱に応じて出力する電圧を検出し、この検出結果をA/Dコンバータによって電圧値(ホール素子電圧)に変換して制御部108に供給する。
駆動回路111は、FPCB401に実装され、制御部108からの指示に従ってレンズ304を移動するための駆動信号を生成して圧電素子306に供給する。
この駆動回路111は、電源部101、駆動波形発生部102、第一のインバータ回路104、第二のインバータ回路105、電流制限抵抗R、電源安定化用コンデンサC、等から構成される。
各インバータ回路104、105はPチャネルのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field effect transistor)104a、105aとNチャネルのMOSFET104b、105bとから構成された相補型(CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor))のインバータ回路である。また、各MOSFET104a、104b、105a、105bのソースとドレイン間には、ショットキーバリアダイオードが接続され、ソースとドレイン間の電圧の逆転が防止される。
電源部101は、電子回路に電源電圧Vccを供給する。駆動波形発生部102は制御部108からの指示に応答し、圧電素子306を制御するための一対の駆動信号を発生させ、一方の駆動信号を配線103aを通して第一のインバータ回路104に供給し、もう一方の駆動信号を、配線103bを通して第二のインバータ回路105に供給する。MOSFET104a、104bのゲート電圧に供給された信号の電圧がハイレベルの場合は、NチャネルのMOSFET104bのみがオンになり、圧電素子306の左側の電極の電圧はローレベルになる。逆に、MOSFET104a、104bのゲート電圧に供給された信号の電圧がローレベルの場合は、PチャネルのMOSFET104aのみがオンになり、圧電素子306の左側の電圧はほぼ電源電圧Vccになる。同様に、MOSFET105a、105bのゲート電圧に供給された信号の電圧がハイレベルの場合は、NチャネルのMOSFET105bのみがオンになり、圧電素子306の右側の電極の電圧はローレベルになる。逆に、MOSFET105a、105bのゲート電圧に供給された信号の電圧がローレベルの場合は、PチャネルのMOSFET105aのみがオンになり、圧電素子306の右側の電圧はほぼ電源電圧Vccになる。
一例を示すと、駆動波形発生部102は、制御部108からズームアウト(倍率減少)の指示を受けると、図5(a)、(b)(横軸:時間、縦軸:電圧)に示すような、二つの独立した電圧波形WA、WBを発生し、図5(a)の電圧波形WAを、配線103aを介して第一のインバータ回路104に、図5(b)の電圧波形WBを、配線103bを介して第二のインバータ回路105に供給する。両電圧波形WA,WBにより、圧電素子306の両端の電極には、図5(c)のような電圧が印加される。なお、図5(c)では、図4に示す圧電素子306の右側電極の電圧が左側の電極の電圧より高い状態を正とする。電圧波形WAがローレベルで、電圧波形WBがハイレベルである場合に、圧電素子306の印加電圧は−Vpとなる。また、電圧波形WAがハイレベルで、電圧波形WBがローレベルである場合に、圧電素子306の印加電圧はVpとなる。
圧電素子306に、図5(c)のような電圧が印加されると、圧電素子306は、図5(d)に示すように、低速に縮み、高速で伸びる動作を繰り返し、レンズホルダ303及びレンズ304は後方(図2(b)の矢印Y2方向)に移動し、レンズ304を撮像部307に近づける。
また、駆動波形発生部102は、制御部108からズームイン(倍率増加)の指示を受けると、図5(a)に示す電圧波形WAを、配線103bを介して第一のインバータ105に供給し、図5(b)に示す電圧波形WBを、配線103aを介して第二のインバータ104に供給する。このため、圧電素子306には、図5(c)に示す電圧波形の極性を反転した電圧が印加され、圧電素子306は、図5(d)に示す変位を反転した変位を示す。即ち、低速に伸び、高速で縮む動作を繰り返す。従って、レンズホルダ303及びレンズ304は前方(図2(b)の矢印Y1方向)に移動し、レンズ304を撮像部307から遠ざける。
次に、ホール素子308が、レンズホルダ303に取り付けた磁石310から受ける磁界の強弱を検出し、レンズ304の位置を示す信号を制御部108に供給する回路の構成について詳細を説明する。図6は、ホール素子308が磁石310から受ける磁界の強弱に応じて出力する電圧を検出し、この検出結果をA/Dコンバータ107によって電圧値に変換し制御部108に伝えるホール素子出力検出部123の回路を示す図である。
ホール素子308の端子1および端子3に入力端子電流を流し、ホール素子308の磁力受感部面に、磁石310が発生する磁界を垂直に作用させると、ホール素子308の端子2および端子4の間に、電位差が発生する。入力端子電流は、電源電圧Vccと、ダイオードD1と、オペアンプA1と、抵抗R1乃至R3とから作られる。ホール素子308の端子2および端子4の間の電位差は、電源電圧Vccと、オペアンプA2と、抵抗R4乃至R9とを通じて、A/D(Analogue/Digital)コンバータ107によって電圧値に変換され、制御部108に入力される。
なお、レンズホルダ303に取り付ける磁石310は、たとえば、磁力の強いネオジム磁石(Nd磁石)が好ましい。
オペアンプA2は、ホール素子308で発生した微小な電位差を増幅し、A/Dコンバータ107に供給する。A/Dコンバータ107は供給された電圧差(アナログ値)をディジタル値に変換し、制御部108に供給する。制御部108は、A/Dコンバータ107から供給されたディジタル値から、磁石310からホール素子308に印加された磁力の大きさを特定し、レンズ304の位置情報を取得する。
次に、上記構成を有するカメラ付き携帯電話200の動作を図7、図8のフローチャートを参照して説明する。
ユーザがカメラ付き携帯電話200で写真をとりたい時に、ユーザが図1のカメラキー208aを押下する。制御部108は、このキー操作に応答して、図7に示すように、カメラユニット210を起動すると共に撮像部307で画像を取得する等の基本的処理を開始する。
制御部108は、カメラキー208aの押下によってカメラ起動の指示信号が供給されたとき、カメラユニット210を起動する(ステップS101)。このとき、レンズ304がどの位置にあるか分からないため、制御部108は、まず、現状のレンズの位置を把握するため、レンズ304が組み込まれたレンズホルダ303を無限遠側ストッパ(基準位置)312まで移動させる。次に、圧電素子306に対するパルス電圧の印加を一旦停止し(wait)、その後、レンズ304を指定パルス分、マクロ方向に移動させる。即ち、被写界深度の深さを利用しファインダーとして使用しやすい初期位置(例えば撮像対象に対して最もピントが合うベストピント距離が1.4mの位置程度)へ移動させ、レンズを介して入力された画像を表示部に出力するカメラスルーを開始する(ステップS102)。
次に、制御部108は、シャッター操作用の決定キー208bが押下されたか否かを判定し(ステップS103)、ステップS103においてシャッター操作用の決定キー208bが押下されていないと判定された場合(ステップS103:NO)、再びステップS103を実行する。一方、ステップS103においてシャッター操作用の決定キー208bが押下されたと判定された場合(ステップS103:YES)、レンズ304が組み込まれたレンズホルダ303をオートフォーカスのための所定の走査範囲の無限遠側端部に移動させる(ステップS104)。具体的には、走査範囲の無限遠側端部にレンズ304が位置するときにホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123が供給する基準電圧値V1(例えば、2.4[V])を予め記憶しておき、ホール素子出力検出部123が供給する電圧値が基準電圧値V1と一致するように、パルスを圧電素子306に印加してレンズ304を移動させる。
ただし、レンズ304及びレンズホルダ303を走査範囲の無限遠側端部まで移動させる方法は任意であり、上記の方法に限定されない。例えば、制御部108は、圧電素子306にパルス電圧を連続して印加し、レンズ304が組み込まれたレンズホルダ303を無限遠側ストッパ312の方向(図2(b)の矢印Y2方向)に移動させる。その方向には無限遠側ストッパ312があるため、レンズホルダ303が無限遠側ストッパ312に接触した後はそれ以上進まない。これにより、初期のレンズ位置がどこにあっても、レンズ304及びレンズホルダ303を予め無限遠側ストッパ(基準位置)312まで移動させてレンズ位置を確定し、その後、走査範囲の無限遠側端部まで移動させ、レンズ304の位置を特定できるようにしてもよい。
また、制御部108は、レンズ304を所定の初期位置に移動した後、圧電素子306に対するパルス電圧の印加を一旦停止し(wait)、その後、レンズ304を走査範囲の無限遠側端部に移動させてもよい。
その後、制御部108は、合焦位置までレンズ304及びレンズホルダ303を移動させるためのオートフォーカス制御処理を開始する(ステップS105)。オートフォーカス制御処理については、後述する。
制御部108は、ステップS105で、合焦位置までレンズ304及びレンズホルダ303を移動させた後、撮像を行う(ステップS106)。撮像の後に、制御部108は、カメラ機能終了の指示信号が供給されたか否かを判別する(ステップS107)。ここで、制御部108は、カメラ機能終了の指示信号が供給されていないと判別した場合(ステップS107;No)、処理をステップS102に移行させる。一方、制御部108は、カメラ機能終了の指示信号が供給されたと判別した場合(ステップS107:Yes)、カメラモードでの基本的処理を終了する。
ただし、制御部108にカメラ機能終了の指示信号を供給するタイミングは任意である。例えば、ユーザによるカメラキー208aの押下によってカメラ機能終了の指示信号を制御部108に供給するようにしてもよいし、ステップS106での撮像後に、制御部108がカメラ機能終了の指示信号を生成するようにしてもよい。
次に、オートフォーカス制御処理を図8のフローチャートを参照して説明する。
制御部108は、オートフォーカス制御処理を、図7のステップS104で、レンズ304をオートフォーカスのための所定の走査範囲の無限遠側端部に移動させた後に、開始する。制御部108は、走査範囲のマクロ側端部まで、レンズ304及びレンズホルダ303をマクロ方向(図2(b)の矢印Y1方向)に移動させるために、所定量のパルスを圧電素子306に連続して印加する(ステップS201)。このとき、制御部108は、圧電素子306に、図5(c)に示す電圧波形の極性を反転した電圧を印加し、圧電素子306は、図5(d)に示す変位を反転した変位を示す。
そして、制御部108は、所定距離ずつ、レンズ304及びレンズホルダ303をマクロ方向(図2(b)の矢印Y1方向)に順次移動させる。
制御部108は、移動した各ポイントで、レンズ304及び撮像部307を介して画像の取り込みを行う。このとき、制御部108は、取り込んだ画像のコントラスト情報を取得する(ステップS202)。具体的には、例えば、制御部108は、取り込んだ画像の全画素の輝度値から、分散値を求める。
さらに、制御部108は、移動した各ポイントで、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値(ホール素子電圧)を取得し、前記コントラスト情報とともに前記取得された電圧値をRAM122の所定の位置に格納する(ステップS202)。制御部108が、各ポイントでホール素子出力検出部123から取得する電圧値は、例えば、図9のグラフに示すような値になる。なお、コントラスト情報を取得するポイントの個数は、合計5個として図9のグラフに示したが、任意の個数でよい。
制御部108は、ステップS202で、ホール素子出力検出部123より取得した電圧値を参照し設定電圧値V5(例えば、1.2[V]、等)以下か否か判別する(ステップS203)。この設定電圧値V5は、レンズホルダ303がオートフォーカスのための走査範囲のマクロ側端部(例えば、撮像対象に対して最もピントが合うベストピント距離が30cmの位置)に位置するときにホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123が出力する電圧値となるように予め設定される(記憶される)。この設定は、例えば、工場出荷時等に行われる。
なお、走査範囲のマクロ側端部を設定する方法は、任意であり、ベストピント距離が30cmの位置に設定する必要はない。例えば、図9のグラフの傾きから、走査範囲の端部を設定するようにしてもよい。
ステップS203で、制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が設定電圧値V5以下ではないと判別した場合(ステップS203;No)、処理をステップS201に戻し、所定量のパルスを圧電素子306に連続して印加してレンズ304を移動させる。上記のステップS201乃至ステップS203の処理を、制御部108は、繰り返し実行する。これにより、制御部108は、レンズ304を、コントラスト情報を取得する各ポイントに移動させるように制御する。
一方、制御部108は、ステップS202でホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が設定電圧値V5以下であると判別した場合(ステップS203;Yes)、各ポイントで取得してきたコントラスト情報から、合焦位置(最も合焦した位置)を特定する(ステップS204)。具体的には、制御部108は、各ポイントで取得してきた画像の分散値のうち、その分散値が最も高い分散値をもつ画像を取得したときに、前記取得された画像のコントラスト情報とともにRAM122に格納されたホール素子出力検出部123から取得した電圧値を特定する。このとき、制御部108は、ステップS204で特定した電圧値をRAM122の所定の位置に格納する。
次に、制御部108は、レンズ304及びレンズホルダ303を合焦位置に移動させるために、無限遠方向(図2(b)の矢印Y2方向)に移動するように戻りパルスを圧電素子306に連続して印加する(ステップS205)。このとき、制御部108は、圧電素子306に、図5(c)に示す電圧波形の電圧を印加する。このとき、圧電素子306は、図5(d)に示す変位を示す。
そして、制御部108は、ホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、ステップS204で特定した電圧値(コントラスト情報から特定された合焦位置でホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から取得された電圧値)と一致するか否か判別する(ステップS206)。ここで、制御部108は、ホール素子308から供給される電圧値が、ステップS204で特定した電圧値と一致しないと判別した場合(ステップS206;No)、処理をステップS205に移行させる。ステップS205、ステップS206の処理を繰り返し実行することで、制御部108は、レンズ304を合焦位置まで移動させる。
ステップS206で、制御部108は、ホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、ステップS204で特定した電圧値と一致すると判別した場合(ステップS206;Yes)、オートフォーカス制御処理を終了する。
このように本実施形態の圧電素子306を利用してレンズを駆動する撮像装置において、ホール素子308からの出力電圧を参照して合焦位置にレンズ304を移動させることにより、レンズ304の移動後の位置のばらつきを抑えることが可能となる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、図8に示すオートフォーカス制御処理を制御部108が実行し、所定量のパルスを圧電素子306に印加することで、レンズ304を等間隔で移動させていた。しかし、本発明では、制御部108は、任意の量のパルスを圧電素子306に印加し、ホール素子308が出力する電圧値に基づいて、レンズ304を等間隔で移動させてもよい。
本実施形態2の撮像装置は、実施形態1の撮像装置と同様の構成からなる。
上記構成を備える本装置のオートフォーカス制御処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
制御部108は、オートフォーカス制御処理を、図7のステップS104で、レンズ304をオートフォーカスのための所定の走査範囲の無限遠側端部に移動させた後に、開始する。制御部108は、走査範囲のマクロ側端部まで、レンズ304及びレンズホルダ303をマクロ方向(図2(b)の矢印Y1方向)に移動させるために、任意の量のパルスを圧電素子306に連続して印加する(ステップS301)。このとき、制御部108は、圧電素子306に、図5(c)に示す電圧波形の極性を反転した電圧を印加し、圧電素子306は、図5(d)に示す変位を反転した変位を示す。
制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値(ホール素子電圧)を参照し、その電圧値が予め設定した設定電圧値と一致するか否か判別する(ステップS302)。ここで、設定電圧値は、例えば、実施形態1での基準電圧値V1と設定電圧値V5との間の電圧値(2.4[V]、2.1[V]、1.8[V]、1.5[V]、1.2[V])等に設定する。
制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、上記の設定電圧値と一致しないと判別した場合(ステップS302;No)、制御部108は、処理をステップS301に移行させる。
一方、ステップS302で、制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、上記の設定電圧値と一致すると判別した場合(ステップS302;Yes)、レンズ304及び撮像部307を介して画像の取り込みを行う。このとき、制御部108は、取り込んだ画像のコントラスト情報を取得する(ステップS303)。具体的には、例えば、制御部108は、取り込んだ画像の全画素の輝度値から、分散値を求める。
さらに、制御部108は、移動した各ポイントで、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値(ホール素子電圧)を取得し、前記コントラスト情報とともに前記取得された電圧値をRAM122の所定の位置に格納する(ステップS303)
制御部108は、その時点でのホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123が出力した電圧値が設定電圧値V5(例えば、1.2[V]、等)以下か否か判別する(ステップS304)。この設定電圧値V5は、レンズホルダ303がオートフォーカスのための走査範囲のマクロ側端部に位置するときに、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123が出力する電圧値となるように予め設定される(記憶される)。この設定は、例えば、工場出荷時等に行われる。
ステップS304で、制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が設定電圧値V5以下ではないと判別した場合(ステップS304;No)、処理をステップS301に戻し、任意の量のパルスを圧電素子306に連続して印加してレンズ304を移動させる。上記のステップS301乃至ステップS304の処理を、制御部108は、繰り返し実行する。これにより、制御部108は、所定距離ずつ、レンズ304及びレンズホルダ303をマクロ方向(図2(b)の矢印Y1方向)に順次移動させる。
制御部108は、ステップS304でホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が設定電圧値V5以下であると判別した場合(ステップS304;Yes)、各ポイントで取得してきたコントラスト情報から、合焦位置(最も合焦した位置)を特定する(ステップS305)。具体的には、制御部108は、各ポイントで取得してきた画像の分散値のうち、その分散値が最も高い分散値をもつ画像を取得したときに、前記取得された画像のコントラスト情報とともにRAM122に格納されたホール素子出力検出部123から取得した電圧値を特定する。このとき、制御部108は、ステップS305で特定した電圧値をRAM122の所定の位置に格納する。
次に、制御部108は、レンズ304及びレンズホルダ303を合焦位置に移動させるために、無限遠方向(図2(b)の矢印Y2方向)に移動するように戻りパルスを圧電素子306に連続して印加する(ステップS306)。このとき、制御部108は、圧電素子306に、図5(c)に示す電圧波形の電圧を印加する。このとき、圧電素子306は、図5(d)に示す変位を示す。
そして、制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、ステップS305で特定した電圧値(コントラスト情報がピーク位置の電圧値)と一致するか否か判別する(ステップS307)。ここで、制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、ステップS305で特定した電圧値と一致しないと判別した場合(ステップS307;No)、処理をステップS306に移行させる。ステップS306、ステップS307の処理を繰り返し実行することで、制御部108は、レンズ304を合焦位置まで移動させる。
ステップS307で、制御部108は、ホール素子308の出力電圧をもとにホール素子出力検出部123から供給される電圧値が、ステップS305で特定した電圧値と一致すると判別した場合(ステップS307;Yes)、オートフォーカス制御処理を終了する。
このように、本実施形態の圧電素子306を利用してレンズを駆動する撮像装置において、ホール素子308からの出力電圧を参照してレンズ304の移動量及び合焦位置を決定することにより、レンズ304の移動後の位置のばらつきを抑えることが可能となる。
上述の各部の外観、機械的構成、回路構成、動作、電圧波形、フローチャートなどは、一例であり、同様の作用・効果を実現できるならば、任意であり、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、駆動波形発生部102が発生する信号は、矩形の波形でなくてもよく、のこぎり型の波形の信号でもよい。また、圧電素子306の駆動回路をCMOSインバータ回路で構成したが、例えば、バイポーラトランジスタを用いたHブリッジ回路等で構成してもよい。
また、上記各実施形態においては、カメラ付きの携帯電話のような移動体通信端末を想定していた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、電子カメラ或いは他の形態のカメラ付きの小型装置でもよい。
さらに、本発明はより高性能なカメラユニットなどにも適用可能であり、例えば、ズームとピントとを独立して調整可能なカメラユニットにも適用可能である。
また、上記各実施形態においては、レンズをオートフォーカスのための走査範囲の端部に移動させる際に、ホール素子308が出力する電圧値を参照していた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、走査範囲の端部の位置にストッパを設け、レンズがこのストッパに接触するまで、パルスを圧電素子に供給してレンズを移動させるようにしてもよい。
また、上記各実施形態において、制御部108が実行するプログラムは、予めROM等に記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上述の処理を実行させるためのプログラムを、既存のカメラ装置に適用することで、上記実施形態にかかる制御と同様の制御を実行可能としてもよい。このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して提供可能である他、例えば、メモリカードなどの記録媒体に格納して配布してもよい。
本発明の各実施形態に係る撮像装置の外観構成例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る撮像装置におけるカメラユニットの構造を示す図である。(a)は、カメラユニットを正面からみた構造を示し、(b)は、カメラユニットを横からみた構造を示し、圧電素子の伸縮方向を明示した図である。 本発明の各実施形態に係る撮像装置における駆動軸が移動する概況を示した図である。(a)は、圧電素子が伸びた状態の図である。(b)は、圧電素子が縮んだ状態の図である。 本発明の各実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図、及び、撮像装置で実装される電子回路構成例を示す回路構成図である。 (a)、(b)は、本発明の各実施形態に係る撮像装置における駆動波形発生部が発生する信号の電圧波形や発生のタイミングを例示するタイミングチャートである。(a)は、配線Aに供給され、(b)は、配線Bに供給される。(c)は、圧電素子にかかる電圧の時間変化を例示した図である。(d)は、圧電素子の位置の時間変位を例示した図である。 ホール素子が磁石から受ける磁界の強弱に応じて出力する電圧を検出し、この検出結果をA/Dコンバータによって電圧値に変換し制御部に伝えるホール素子出力検出部の回路を示す図である。 ホール素子が検出する電圧を制御部に伝える回路を示す図である。 カメラの基本的処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る撮像装置における制御部が実行するオートフォーカス制御処理を示すフローチャートである。 オートフォーカス制御処理時の、レンズの位置とホール素子の出力電圧との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る撮像装置における制御部が実行するオートフォーカス制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101…電源部、102…駆動波形発生部、104…第一のインバータ回路、105…第二のインバータ回路、107…A/Dコンバータ(A/D)、108…制御部、123…ホール素子出力検出部、208a…カメラキー、208b…決定キー、208c…オートフォーカスロックキー、208d…カーソルキー、302…駆動軸、303…レンズホルダ、304…レンズ、306…圧電素子、307…撮像部、308…ホール素子、310…磁石、401…FPCB

Claims (8)

  1. レンズと、
    前記レンズを介した被写体を撮像する撮像手段と、
    前記レンズを撮像対象に対して焦点距離が短くなる方向及び該焦点距離が長くなる方向に、所定の範囲で移動させる移動手段と、
    前記レンズの位置に対応する信号レベルを有する信号を出力するレンズ位置信号出力手段と、
    前記レンズが前記所定の走査範囲の一端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手段が出力する第一の信号レベルと、前記レンズが前記所定の走査範囲の他端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手段が出力する第二の信号レベルと、を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記移動手段は、
    前記レンズ位置信号出力手段の出力信号が、前記記憶手段が記憶した前記第一の信号レベルと前記第二の信号レベルとの間の範囲になるように、前記レンズを前記走査範囲で走査させる、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記所定の範囲内での複数の所定の位置で前記レンズを介して入力された画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    前記レンズを走査している間に、前記画像情報取得手段が取得した複数の前記画像情報に基づいて合焦位置を判別する合焦位置判別手段と、
    を更に備え、
    前記移動手段は、前記レンズを前記走査範囲で走査させた後、前記合焦位置判別手段が判別した前記合焦位置まで前記レンズを戻すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記記憶手段は、
    前記レンズが前記複数の所定の位置に位置するときの、前記レンズ位置信号出力手段が出力する各信号レベルを記憶する手段、
    を備え、
    前記画像情報取得手段は、
    前記レンズ位置信号出力手段が出力する信号レベルが、前記記憶手段が記憶した各信号レベルと一致したときに、前記レンズを介して入力された画像情報を取得する手段、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記移動手段は、
    パルスが印加されて伸縮し、前記レンズを移動させる圧電素子を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記移動手段は、
    印加されるパルス電圧に応答して伸縮する圧電素子と、
    前記圧電素子に、第一のパルス電圧を印加して前記圧電素子を伸縮させることにより、前記レンズを前記走査範囲で第一の方向に走査し、走査終了後、第二のパルス電圧を印加して前記圧電素子を伸縮させることにより、前記レンズを前記第一の方向とは逆の第二の方向に走査することにより、前記合焦位置にまで移動させるパルス制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  6. 前記レンズ位置信号出力手段は、
    前記レンズとともに移動する磁石と、
    前記磁石が発生する磁力に応じた電圧値を出力するホール素子と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記レンズ位置信号出力手段は、
    前記レンズとともに移動する磁石と、
    前記磁石が発生する磁力に応じた電圧値を出力するホール素子と、
    を備え、
    前記記憶手段は、
    前記所定の範囲内での複数の所定の位置に前記レンズが位置するときの前記ホール素子が出力する電圧値を記憶する手段、
    を備え、
    前記画像情報取得手段は、
    前記ホール素子が出力する電圧値と、前記記憶手段が記憶している電圧値と、が一致するときに、前記レンズを介して入力された画像情報を取得する手段、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  8. レンズと、
    前記レンズを介した被写体を撮像する撮像手段と、
    を備える撮像装置のコンピュータに、
    前記レンズの位置に対応する信号レベルを有する信号を出力するレンズ位置信号出力手順と、
    前記レンズが前記所定の範囲の一端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手順で出力する第一の信号レベルと、前記レンズが前記所定の範囲の他端に位置するときに前記レンズ位置信号出力手順で出力する第二の信号レベルと、を記憶する記憶手順と、
    前記レンズ位置信号出力手順の出力信号に従って、前記記憶手順で記憶した前記第一の信号レベルと前記第二の信号レベルとの間の範囲内で、前記レンズを移動させる移動手順と、
    を実行させるプログラム。
JP2006011178A 2006-01-19 2006-01-19 撮像装置 Expired - Fee Related JP4880309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011178A JP4880309B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011178A JP4880309B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007193102A true JP2007193102A (ja) 2007-08-02
JP4880309B2 JP4880309B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=38448850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006011178A Expired - Fee Related JP4880309B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4880309B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009066444A1 (ja) * 2007-11-19 2009-05-28 Nec Tokin Corporation レンズモジュール
JP2009151124A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Sharp Corp センサモジュール、電子情報機器、オートフォーカス制御方法、制御プログラムおよび可読記憶媒体
US20140160346A1 (en) * 2012-12-07 2014-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging apparatus and camera including the same
JP2017201411A (ja) * 2017-06-28 2017-11-09 Tdk株式会社 レンズ駆動装置
CN108957678A (zh) * 2017-05-19 2018-12-07 台湾东电化股份有限公司 光学驱动机构
CN112526801A (zh) * 2019-09-03 2021-03-19 宏达国际电子股份有限公司 双镜头成像模块及其提取方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0990452A (ja) * 1995-09-26 1997-04-04 Olympus Optical Co Ltd 移動検出装置
JP2001133679A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Olympus Optical Co Ltd 電子カメラおよび自動合焦方法
JP2003241074A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Canon Inc 自動焦点調節装置及びカメラシステム
JP2005173431A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Sharp Corp オートフォーカス装置
JP2005284169A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Konica Minolta Opto Inc 駆動装置及び光学機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0990452A (ja) * 1995-09-26 1997-04-04 Olympus Optical Co Ltd 移動検出装置
JP2001133679A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Olympus Optical Co Ltd 電子カメラおよび自動合焦方法
JP2003241074A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Canon Inc 自動焦点調節装置及びカメラシステム
JP2005173431A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Sharp Corp オートフォーカス装置
JP2005284169A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Konica Minolta Opto Inc 駆動装置及び光学機器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009066444A1 (ja) * 2007-11-19 2009-05-28 Nec Tokin Corporation レンズモジュール
JP2009151124A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Sharp Corp センサモジュール、電子情報機器、オートフォーカス制御方法、制御プログラムおよび可読記憶媒体
US20140160346A1 (en) * 2012-12-07 2014-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging apparatus and camera including the same
US9282224B2 (en) * 2012-12-07 2016-03-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging apparatus having efficient dust removal apparatus and camera including the same
CN108957678A (zh) * 2017-05-19 2018-12-07 台湾东电化股份有限公司 光学驱动机构
CN108957678B (zh) * 2017-05-19 2021-10-15 台湾东电化股份有限公司 光学驱动机构
JP2017201411A (ja) * 2017-06-28 2017-11-09 Tdk株式会社 レンズ駆動装置
CN112526801A (zh) * 2019-09-03 2021-03-19 宏达国际电子股份有限公司 双镜头成像模块及其提取方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4880309B2 (ja) 2012-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4679349B2 (ja) 撮像装置及びレンズの移動制御方法
US20110141340A1 (en) Interchangeable lens and camera system using the same
JP4880309B2 (ja) 撮像装置
US8786715B2 (en) Digital camera for coordinating focusing with compensation of camera shake
US20110122268A1 (en) Imaging device
KR101341636B1 (ko) 이미지 촬영 모듈
JP2006121886A (ja) 駆動装置、レンズユニット、光量制御装置、及び撮像装置
KR20060102497A (ko) 렌즈 구동 기구, 렌즈 유닛 및 촬상 장치
JP2012018398A (ja) オートフォーカス機能を有する投影装置及びそのオートフォーカス方法
JP2004056951A (ja) 圧電アクチュエータの駆動回路、駆動方法および撮像装置
US7738198B2 (en) Imaging device, lens drive control method and recording medium
JP3604750B2 (ja) 自動合焦装置
JP2007033570A (ja) 撮像装置、及び、レンズ駆動制御方法
JP5196720B2 (ja) 撮像装置及びレンズ移動制御方法
JP2007033574A (ja) 撮像装置、および、レンズ駆動制御方法
JP4955356B2 (ja) レンズ移動装置
JP2004007914A (ja) 光学機器
JP2007271990A (ja) レンズ駆動装置
JP2010051056A (ja) 駆動装置及び光学装置
US10440272B2 (en) Imaging apparatus for controlling actuator which includes vibrator having contact portion and relative movement member with which the contact portion of the vibrator is pressurized and in contact, control method for the imaging apparatus, program of the imaging apparatus, and storage medium which stores the program of the imaging apparatus
JP2007057666A (ja) 撮像装置、レンズ駆動制御方法およびレンズ制御プログラム
JP2007127864A (ja) 撮像装置、レンズの駆動方法、及び、レンズの駆動プログラム
JP2006078734A (ja) 撮影装置
JP2008256800A (ja) カメラモジュール
JP2006184565A (ja) 光学モジュールおよびこれを備えた撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081003

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees