JP2007192735A - ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置 - Google Patents

ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007192735A
JP2007192735A JP2006012654A JP2006012654A JP2007192735A JP 2007192735 A JP2007192735 A JP 2007192735A JP 2006012654 A JP2006012654 A JP 2006012654A JP 2006012654 A JP2006012654 A JP 2006012654A JP 2007192735 A JP2007192735 A JP 2007192735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gimbal assembly
head gimbal
head
vibration
fixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006012654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4847140B2 (ja
Inventor
Masao Hanya
正夫 半谷
Toshiki Ando
利樹 安藤
Tatsuhiko Nishida
辰彦 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2006012654A priority Critical patent/JP4847140B2/ja
Priority to US11/654,749 priority patent/US7549340B2/en
Priority to CN2007100018594A priority patent/CN101004357B/zh
Publication of JP2007192735A publication Critical patent/JP2007192735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847140B2 publication Critical patent/JP4847140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M7/00Vibration-testing of structures; Shock-testing of structures
    • G01M7/02Vibration-testing by means of a shake table
    • G01M7/025Measuring arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】測定装置側の共振周波数の設定幅の自由度を広げ、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性の測定を確実に行わせることを可能とする。
【解決手段】シェーカ3の振動速度を検出する第1のレーザー・ドップラー振動計9と、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7のヘッド部27の振動速度を検出する第2のレーザー・ドップラー振動計11と、第1のレーザー・ドップラー振動計9から照射されるレーザー光を直交方向に反射させるミラー35とを設け、検出した振動速度によりヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性を求めることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるハード・ディスク・ドライブ(HDD「Hard Disk Drive」)に取り付けられるヘッド・ジンバル・アッセンブリの動作持の共振特性を測定するヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置に関する。
近年、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ(ヘッド・サスペンションにスライダを取り付けた状態)は、ハード・ディスクのトラックからトラックへの移動及びトラック・フォローイングのために、ボイス・コイル・モータ(VCM「Voice Coil Motor」)によりかなり高い周波数まで加振される。従って、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの共振特性を把握し、その特性を適正化する必要がある。
このため、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの共振特性を単品レベルで簡便に測定するための測定装置が必要となる。
かかる共振特性の測定に関し、従来よりレーザードップラー振動計を用いた測定装置が存在する。この従来の測定装置では、ヘッド・ジンバル・アッセンブリのヘッド部の振動を、レーザードップラー振動計により測定するが、加振部側の振動を、加振部に取り付けられる図14のようなフィクスチャ(Fixture)101に加速度センサ103を取り付けて測定していた。このため、フィクスチャ101の大きさ、形状、材質が制限されることとなっていた。
一方、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの共振周波数は、装置の小型化などのために次第に高周波数化している。このため、加速度センサ103を用いた場合のように、フィクスチャ101を含めた測定装置側の共振周波数の設定に制約を受けると、高周波数化するヘッド・ジンバル・アッセンブリの共振周波数と測定装置側の共振周波数とが重なることもあり、測定困難となる恐れがある。
特開2004−101186号公報
解決しようとする問題点は、測定装置側の共振周波数の設定幅の自由度が狭く、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性の測定が困難となり易い点である。
本発明は、測定装置側の共振周波数の設定幅の自由度を広げ、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性の測定を確実に行わせるため、加振部の振動を検出する第1のレーザー・ドップラー振動計と、ヘッド・ジンバル・アッセンブリのヘッド部の振動を検出する第2のレーザー・ドップラー振動計と、第1,第2のレーザー・ドップラー振動計の少なくとも一方から照射されるレーザー光を直交方向に反射させる反射部とを設け、検出した振動によりヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性を求めることを最も主要な特徴とする。
本発明のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置は、加振部の振動速度を検出する第1のレーザー・ドップラー振動計と、ヘッド・ジンバル・アッセンブリのヘッド部の振動速度を検出する第2のレーザー・ドップラー振動計と、第1,第2のレーザー・ドップラー振動計の少なくとも一方から照射されるレーザー光を直交方向に反射させる反射部とを設け、検出した振動速度によりヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性を求めるため、加振部側の振動を検出するために加速度センサを取り付けたフィクスチャを配置する必要がなく、測定装置側の大きさ、形状、材質等の選択の自由度が広がり、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの共振周波数が高くなっても測定装置側の共振周波数の重なりを抑制することが容易となり、共振周波数が高くなったヘッド・ジンバル・アッセンブリでも、その振動特性を確実に測定することができる。
測定装置側の共振周波数の設定幅の自由度を広げ、ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性の測定を確実に行わせるという目的を、一対のレーザー・ドップラー振動計を用いることで実現した。
[振動特性測定装置]
図1は、本発明実施例1を適用したヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置を示すブロック図である。
図1のように、振動特性測定装置1は、振動入力を行う加振部としてシェ−カ3を備え、シェーカ3に取付具5を介してヘッド・ジンバル・アッセンブリ7が取り付けられ、第1,第2のレーザー・ドップラー振動計9,11を備えてヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性を測定する構成となっている。
シェーカ3は、シェーカ増幅器13に接続され、FFTアナライザ15からシェーカ加振の信号を受けることでヘッド・ジンバル・アッセンブリ7を取り付けた取付具5を加振する。取付具5の詳細は後述する。
ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7は、ディスク17上に配置され、ディスク17は、モータ19により回転可能となっている。モータ19は、ステージ21に取り付けられ、パーソナル・コンピュータ23により駆動回路25を介して回転制御される。
ステージ21は、パーソナル・コンピュータ23の制御により上下位置が調整可能となっており、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7のヘッド部27のZハイトを変更可能となっている。ステージ21には、Zハイトを直接測定する変位計29が取り付けられている。
第1のレーザー・ドップラー振動計9は、加振部の取付具5の振動速度を検出してFFTアナライザ15へ入力するもので、プローブ31及びドップラ振動計33から成っている。プローブ31のレーザ光照射方向は、取付具5に対し直交し、プローブ31及び取付具5間に、反射部であるミラー35が配置され、プローブ31のレーザー光を直交方向に反射させ取付具5に照射する構成となっている。
なお、第2のレーザー・ドップラー振動計11は、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7のヘッド部27のスライダの振動速度を検出し、FFTアナライザ15にするもので、プローブ37及びドップラ振動計39から成っている。プローブ37は、スライダ側面にレーザー光を照射し、その照射位置は、パーソナル・コンピュータ23によりコントロールされるCCDカメラ41により撮像され、画像データがパーソナル・コンピュータ23に入力されるようになっている。
第2のレーザー・ドップラー振動計11は、第1のレーザー・ドップラー振動計9に代えてスライダに対し直交配置し、ミラーによりレーザー光を反射させてスライダに照射する構成、或いは第1,第2のレーザー・ドップラー振動計9,11の何れも本来の照射方向に対して直交配置し、ミラーにより反射させて目的の位置にレーザー光を照射する構成にすることもできる。
FFTアナライザ15は、パーソナル・コンピュータ23によりコントロールされ、ドップラ振動計33からの入力測定値及びドップラ振動計39からの出力測定値を入力し、時間領域のアナログデータを周波数領域のデジタルデータに変換して伝達関数を算出する。この伝達関数は、パーソナル・コンピュータ23に保管される。また、FFTアナライザ15は、シェーカ3側に加振信号を出力する。
従って、第1のレーザー・ドップラー振動計9及び第2のレーザー・ドップラー振動計11を用いて振動を測定することにより、加振部であるシェーカ3に対するヘッド部27のスライダの利得、位相差をFFTアナライザ15により数値データとして算出することができ、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の共振特性を測定することができる。
[取付具]
図2は、取付具の分解斜視図、図3は、同組み付け状態の斜視図である。
図2,図3のように、取付具5は、取付基部43及びマウント・ブロック45を備えている。
取付基部43は、例えばステンレス(SUS)により矩形ブロック状に形成された本体44を備え、本体44の一側面に第1の雄ねじ部47を備えている。第1の雄ねじ部47の基部49側は、雄ねじが形成されず、軸状となっている。第1の雄ねじ部47の両側には、位置決め用の位置決めピン51が突設されている。取付基部43の他側面には、シェーカ3へ固定するための第2の雄ねじ部53が形成されている。
マウント・ブロック45は、例えばステンレス(SUS)により矩形ブロック状に形成され、第1,第2の貫通孔55,57が形成されている。第1の貫通孔55は、第1の雄ねじ部47を貫通させるものであり、第2の貫通孔57は、位置決め穴を構成し、マウント・ブロック45の一側において位置決めピン51を嵌合させ、取付基部43に対するマウント・ブロック45の相対位置を位置決める。
そして、第2の雄ねじ部53をシェーカ3側の雌ねじ部に螺合させて取付基部43をシェーカ3に固定する。この取付基部43に対してヘッド・ジンバル・アッセンブリ7を支持させたマウント・ブロック45を取り付ける。
マウント・ブロック45の取り付けは、第1の貫通孔55に取付基部43の第1の雄ねじ部47を貫通させるように結合し、第1の貫通孔55を貫通した第1の雄ねじ部47にナット59が締結されて前記結合が固定される。
この結合固定により、位置決めピン51が第2の貫通孔57に嵌入し、取付基部43に対するマウント・ブロック45の相対位置が位置決められる。
[共振周波数]
図4は、取付具の共振周周波数の計算値を示す図表、図5は、(a)が、周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(b)が、周波数と位相との関係の測定値を示すグラフである。(a)(b)共に横軸は周波数、(a)の縦軸は利得、(b)の縦軸は、位相を示している。使用したヘッド・ジンバル・アッセンブリ7は、全長が11mmであり、測定時のZハイト(ZH)は0.711mmとした。図5(a)の欄外に計算値の共振周波数を比較として示した。
図4において、本実施例の取付具5は、ニュー・フィクスチャ(New Fixture)として示した。取付具5の計算値による質量は、14.26gであった。共振周波数は、1次モード(Mode1)〜4次モード(Mode4)までの計算値を示した。計算値は、有限要素法により算出した。共振周波数は、各モード10.17kHz,19.33kHz,34.34kHz,51.44kHzとなった。
図5の測定値において、位相が反転する共振点では、1次,2次モードの計算値約10.2kHz,19.3kHzに対し実測値は12.7kHz,19.3kHzであった。
これら取付具5の共振周波数は、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の1次曲げモード(Sus.T1)の共振周波数9kHzよりも高く、揺れモード(Sus.Sway)の共振周波数からも外れたものとなっている。また、シェーカ3の共振周波数も32〜33kHzと高いものとしている。
従って、本実施例の取付具5を用いて、計算値1次モードの共振周波数で約10.2kHzまでの測定を無理なく行わせることができる。
[実施例1の効果]
本発明実施例1のヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性測定装置は、シェーカ3の振動速度を検出する第1のレーザー・ドップラー振動計9と、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7のヘッド部27の振動速度を検出する第2のレーザー・ドップラー振動計11と、第1,第2のレーザー・ドップラー振動計9,11の少なくとも一方から照射されるレーザー光を直交方向に反射させるミラー35とを設け、検出した振動によりヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性を求めるため、シェーカ3側の振動を検出するために加速度センサを取り付けたフィクスチャを配置する必要がなく、測定装置側の大きさ、形状、材質等の選択の自由度が広がり、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の共振周波数が高くなっても測定装置側の共振周波数の重なりを抑制することが容易となり、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性を確実に測定することができる。
前記取付具5は、前記シェーカ3に固定され第1の雄ねじ部47が突出された矩形ブロック状の取付基部43と、該取付基部43に前記第1の雄ねじ部47を貫通させるように結合され前記貫通した第1の雄ねじ部47にナット59が締結されて前記結合が固定され前記ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7を支持するマウント・ブロック45とよりなるため、取付具5の共振周波数を確実に高めることができる。
前記取付基部43は、矩形ブロック状に形成されたため、製造、取り扱いが容易である。
図6は、本発明の実施例2に係る取付具を示す組み付け状態の斜視図である。基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にAを付して説明する。
図6のように、本実施例の取付具5Aは、取付基部43Aの本体44Aを断面円形の円柱ブロック状に形成したものである。
本実施例の各モードでの共振周波数は、図4に示した。本実施例の取付具5Aは、ハイ・モード1(High Mode-1)として示した。
図4のように、計算値による質量は、実施例1よりも若干重く、15.69gであった。共振周波数は、各モード11.12kHz,19.67kHz,37.66kHz,53.96kHzとなった。
この結果から明らかなように、本体44Aの断面を円形にすることで、共振周波数を高めることができた。
従って、本実施例の取付具5Aを用いて、計算値1次モードの共振周波数で約11.1kHzまでの測定を無理なく行わせることができる。
図7,図8は、本発明実施例3に係る取付具に係り、図7は、取付具の分解斜視図、図8は、同組み付け状態の斜視図である。基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にBを付して説明する。
図7,図8のように、本発明実施例3の取付具5Bは、取付基部43Bの本体44Bに、雌ねじ部61が設けられ、締結具として例えばステンレス(SUS)ボルト63を用いたものである。雌ねじ部61に第1の貫通孔55を合わせるようにマウント・ブロック45が取付基部43Bに結合され前記第1の貫通孔55を貫通したボルト63が前記雌ねじ部61に締結されて前記結合が固定されて図8の組み付け状態となる。
本実施例の各モードでの共振周波数は、図4に示した。本実施例の取付具5Bは、ハイ・モード2(High Mode-2)として示した。
図4のように、計算値による質量は、実施例1よりも若干重く、15.59gであった。共振周波数は、各モード20.42kHz,25.56kHz,45.27kHz,68.84kHzとなった。
図9は、(a)が、取付具に関する共振周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(b)が、同周波数と位相との関係の測定値を示すグラフ、(c)が、ヘッド・ジンバル・アッセンブリに関する共振周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(d)が、同周波数と位相との関係の測定値を示すグラフである。(a)〜(d)共に横軸は周波数、(a)(c)の縦軸は利得、(b)(d)の縦軸は、位相を示している。使用したヘッド・ジンバル・アッセンブリ7は、全長が11mmであり、測定時のZハイト(ZH)は0.406mm,0.559mm,0.711mmの3種とした。
図9の測定値において、取付具5Bの1次モードの実測値共振周波数18.6kHzは、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の揺れモード(Sus.Sway)の共振周波数よりも高い。
この結果から明らかなように、ボルト63を用いた取付具5Bとすることで、共振周波数をより高めることができた。
従って、本実施例の取付具5Bを用いて、計算値1次モードの共振周波数で約20.4Hz(実測値18.6kHz)までの測定を無理なく行わせることができる。
図10は、本発明実施例4に係る取付具に係り、取付具の組み付け状態の斜視図である。基本的な構成は、実施例3と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号のBをCに代えて説明する。
図10のように、本実施例の取付具5Cは、マウント・ブロック45Cの断面形状を、ほぼ正方形断面として実施例3よりも取付具5Cの全長を短く形成したものである。
本実施例の取付具5Cは、実施例3の取付具5Bに比較してより軽量化を図り、剛性を高めることができる。
図11は、(a)が、周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(b)が、周波数と位相との関係の測定値を示すグラフである。(a)(b)共に横軸は周波数、(a)の縦軸は利得、(b)の縦軸は、位相を示している。使用したヘッド・ジンバル・アッセンブリ7は、実施例1の場合と同様のものを用い、測定時のZハイト(ZH)は例えば、0.711mmとした。
図11の測定値において、位相が反転する共振点では、1次モードの実測値は23.7kHzであった。
従って、本実施例の取付具5Cを用いて、実測値1次モードの共振周波数で約23.7kHzまでの測定を無理なく行わせることができる。
図12は、取付具の各部の材質と質量との関係を示す図表、図13は、取付具の各部の材質と質量及び各モードでの共振周波数を示す図表である。
本実施例では、例えば、実施例3の形状の取付具において、各部の材質を変更して軽量化を図り、共振周波数を高めた。
前記取付具5Bの取付基部43B(フィクスチャ「Fixture」)、マウント・ブロック45(Mount Block)、ボルト63(Bolt)の材質を、選択的にステンレス(SUS)、軽合金のマグネシウム合金(Mg合金)、軽金属のジュラルミンとした場合、各部の質量を図12に示した。
図13において、モデルM03は、前記取付基部43B(フィクスチャ「Fixture」)の材質をSUS、マウント・ブロック45(Mount Block)の材質をMg合金、ボルト63(Bolt)の材質をMg合金とした場合であり、取付具5Bの計算質量10.20gで1次モードの共振周波数が25.79kHzとなり、満足する高い共振周波数が得られた。
モデルM05は、取付基部43B(フィクスチャ「Fixture」)の材質をSUS、マウント・ブロック45(Mount Block)の材質SUS、ボルト63(Bolt)の材質をMg合金とした場合であり、取付具5Bの計算質量13.87gで1次モードの共振周波数が23.84kHzとなり、この場合も満足する高い共振周波数が得られた。
従って、取付具5Bにおいて、少なくともボルト63の材質を軽金属又は軽合金により形成することで、満足する高い共振周波数が得られヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性の測定を高い周波数まで無理なく行わせることができる。
但し、その他のモデルM01,M02,M04,M06,A04においても図13のように各部の材質を選択することで、約14.98kHz以上の高い共振周波数を得ることができ、ヘッド・ジンバル・アッセンブリ7の振動特性の測定を高い周波数まで無理なく行わせることができる。
なお、実施例1,2,4においても、各部の材質を選択して軽量化を図り、取付具の高い共振周波数を得ることもできる。
ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置を示すブロック図である(実施例1)。 取付具の分解斜視図である(実施例1)。 同組み付け状態の斜視図である(実施例1)。 取付具の共振周周波数の計算値を示す図表である(実施例1)。 (a)が、周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(b)が、周波数と位相との関係の測定値を示すグラフである(実施例1)。 取付具を示す組み付け状態の斜視図である(実施例2)。 取付具の分解斜視図である(実施例3)。 取付具の組み付け状態の斜視図である(実施例3)。 (a)が、取付具に関する共振周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(b)が、同周波数と位相との関係の測定値を示すグラフ、(c)が、ヘッド・ジンバル・アッセンブリに関する共振周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(d)が、同周波数と位相との関係の測定値を示すグラフである(実施例3)。 取付具の組み付け状態の斜視図である(実施例4)。 (a)が、周波数と利得(Gain)との関係の測定値を示すグラフ、(b)が、周波数と位相との関係の測定値を示すグラフである(実施例4)。 取付具の各部の材質と質量との関係を示す図表である(実施例5)。 取付具の各部の材質と質量及び各モードでの共振周波数を示す図表である(実施例5)。 フィクスチャの斜視図である(従来例)。
符号の説明
1 振動特性測定装置
3 シェーカ(加振部)
5,5A,5B,5C 取付具
7 ヘッド・ジンバル・アッセンブリ
9 第1のレーザー・ドップラー振動計
11 第2のレーザー・ドップラー振動計
27 ヘッド部
35 ミラー
43,43A,43B,43C 取付基部
45,45C マウント・ブロック
47 第1の雄ねじ部(雄ねじ部)
61 雌ねじ部
63 ボルト

Claims (7)

  1. 振動入力を行う加振部に取付具を介してヘッド・ジンバル・アッセンブリを取り付け、該ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性を測定するヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記加振部の振動速度を検出する第1のレーザー・ドップラー振動計と、
    前記ヘッド・ジンバル・アッセンブリのヘッド部の振動速度を検出する第2のレーザー・ドップラー振動計と、
    前記第1,第2のレーザー・ドップラー振動計の少なくとも一方から照射されるレーザー光を直交方向に反射させる反射部とを設け、
    前記検出した振動速度によりヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性を求める
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
  2. 請求項1記載のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記取付具は、前記加振部に固定され雄ねじ部が突出されたブロック状の取付基部と、前記雄ねじ部を貫通させるようにして前記取付基部に結合され前記貫通した雄ねじ部にナットが締結されて前記結合が固定され前記ヘッド・ジンバル・アッセンブリを支持するマウント・ブロックとよりなる
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
  3. 請求項1記載のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記取付具は、前記加振部に固定され雌ねじ部が形成されたブロック状の取付基部と、前記雌ねじ部に貫通孔を合わせるように前記取付基部に結合され前記貫通孔を貫通したボルトが前記雌ねじ部に締結されて前記結合が固定され前記ヘッド・ジンバル・アッセンブリを支持するマウント・ブロックとよりなる
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
  4. 請求項2又は3記載のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記取付基部は、矩形ブロック状又は円柱ブロック状に形成された
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
  5. 請求項2又は3記載のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記マウント・ブロックの断面形状を、矩形断面として取付具の全長を短く形成した
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
  6. 請求項2記載のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記取付基部又はマウント・ブロックの少なくとも一方が、軽金属又は軽合金により形成された
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
  7. 請求項3記載のヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置であって、
    前記取付基部、マウント・ブロック、ボルトの何れかが、軽金属又は軽合金により形成された
    ことを特徴とするヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置。
JP2006012654A 2006-01-20 2006-01-20 ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置 Active JP4847140B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006012654A JP4847140B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置
US11/654,749 US7549340B2 (en) 2006-01-20 2007-01-18 Apparatus for measuring vibration characteristic of head gimbal assembly
CN2007100018594A CN101004357B (zh) 2006-01-20 2007-01-19 用于测量头万向架组件振动特性的装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006012654A JP4847140B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007192735A true JP2007192735A (ja) 2007-08-02
JP4847140B2 JP4847140B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=38284239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006012654A Active JP4847140B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7549340B2 (ja)
JP (1) JP4847140B2 (ja)
CN (1) CN101004357B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085782A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nhk Spring Co Ltd ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置
JP2009216463A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Nhk Spring Co Ltd 振動特性測定装置
US8493070B2 (en) 2009-07-22 2013-07-23 Nhk Spring Co., Ltd. Device and method for measuring vibration characteristics of hard disk suspension

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103528667B (zh) * 2013-10-23 2015-05-20 东北大学 一种基于激光扫描的圆柱壳模态振型测试装置及方法
CN103557927B (zh) * 2013-10-23 2015-09-02 国家电网公司 对由声音源发出的声音进行检测的声音检测设备
CN105953906B (zh) * 2016-04-25 2018-08-10 上海航天控制技术研究所 一种超大型柔性结构全信息测量系统及其方法
CN113650300B (zh) * 2021-08-16 2023-06-13 无锡东仪制造科技有限公司 分离装置及分离方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61262622A (ja) * 1985-05-16 1986-11-20 Toshiba Corp 光ピックアップヘッドの振動特性の測定及び評価装置
JP2002176785A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> マイクロアクチュエータの検査方法及び検査装置
JP2003217242A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Shinka Jitsugyo Kk 微小位置決めアクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリの特性検査方法
JP2004101186A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Fujitsu Ten Ltd 振動特性測定方法および装置
JP2004185666A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Corp ディスク駆動装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5880587A (en) * 1997-02-03 1999-03-09 International Business Machines Corporation Method and apparatus for performing in file slider take-off measurements through tuned external AE detection
US6008640A (en) * 1997-04-28 1999-12-28 Seagate Technology, Inc. Detection and measurement of head disc interference using read back signal (without acoustic emission sensor or laser doppler vibrometer)
US6257543B1 (en) * 1997-07-02 2001-07-10 Arnold W. Huelsmann Vibrator bracket
US5979249A (en) * 1998-06-09 1999-11-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Actuator resonance tester for a disk drive
US6667840B1 (en) * 1999-04-21 2003-12-23 Seagate Technology Llc Method for screening oscillatory PES with 1.7 kHz harmonic resonance
CN100458917C (zh) * 2003-10-16 2009-02-04 新科实业有限公司 硬盘驱动器悬架共振优化的方法和机构
US7421898B2 (en) * 2004-08-16 2008-09-09 The Regents Of The University Of California Torsional nonresonant z-axis micromachined gyroscope with non-resonant actuation to measure the angular rotation of an object
US7349170B1 (en) * 2006-04-28 2008-03-25 Western Digital (Fremont), Llc Method of monitoring operation of a disk drive by analyzing the envelope of a read-back signal in the frequency domain

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61262622A (ja) * 1985-05-16 1986-11-20 Toshiba Corp 光ピックアップヘッドの振動特性の測定及び評価装置
JP2002176785A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> マイクロアクチュエータの検査方法及び検査装置
JP2003217242A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Shinka Jitsugyo Kk 微小位置決めアクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリの特性検査方法
JP2004101186A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Fujitsu Ten Ltd 振動特性測定方法および装置
JP2004185666A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Corp ディスク駆動装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085782A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nhk Spring Co Ltd ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置
US8146434B2 (en) 2007-09-28 2012-04-03 Nhk Spring Co., Ltd. Apparatus for measuring vibration characteristics of head gimbal assembly
JP2009216463A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Nhk Spring Co Ltd 振動特性測定装置
US8166826B2 (en) 2008-03-07 2012-05-01 Nhk Spring Co., Ltd. Vibration characteristic measuring device
US8493070B2 (en) 2009-07-22 2013-07-23 Nhk Spring Co., Ltd. Device and method for measuring vibration characteristics of hard disk suspension

Also Published As

Publication number Publication date
CN101004357B (zh) 2010-07-14
US20070169556A1 (en) 2007-07-26
US7549340B2 (en) 2009-06-23
CN101004357A (zh) 2007-07-25
JP4847140B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4847140B2 (ja) ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置
JP2007078681A (ja) 質量流量計のテスト方法
JPWO2003034021A1 (ja) 軸受装置の剛性評価装置及び方法、製造装置及び製造方法、並びに軸受装置
WO2013104188A1 (zh) 基于位移反馈型振动台的次声发生装置
JP2008546492A (ja) 自己駆動シリンダーや振動スパイロメーター
US7069156B2 (en) Method for adjusting the pitch and roll static torques in a disk drive head suspension assembly
JP2008128665A (ja) 振動試験方法、振動試験補助装置、及び振動試験システム
US8072702B2 (en) Atmospheric pressure measuring apparatus and method of measuring atmospheric pressure
US8166826B2 (en) Vibration characteristic measuring device
JP2013072688A (ja) 固有振動数計測装置及び固有振動数計測方法
JP5085258B2 (ja) ヘッド・ジンバル・アッセンブリの振動特性測定装置
Wilson et al. An experimental modal analysis technique for miniature structures
JP2004019715A (ja) ブレーキディスクの固有振動数測定方法
JPWO2008072307A1 (ja) バランス修正装置及び方法
CN111198282B (zh) 用于校准扬声器的集成体积加速度传感器的方法和系统
Oboe Use of MEMS based accelerometers in hard disk drives
US5668690A (en) Method and apparatus for lifetime prediction of gas lubricated interfaces in data storage devices
JP3679891B2 (ja) 振動ピックアップの校正装置
JPH10253490A (ja) 振動応力計測装置
JP2001108442A (ja) 振動型角速度センサ励振方法・振動型角速度センサ
Yntema An integrated three-dimensional sound-intensity probe
Huls et al. Fluid structure interaction to predict liner vibrations in an industrial combustion system
KR100637874B1 (ko) 음향학적 가진에 의한 진동특성 측정 장치
Nicklich et al. Design of vibration and shock exciters for calibrations by laser interferometry
Wilson Modal analysis of miniature structures with application to components in magnetic recording disk drives

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4847140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250