JP2007190954A - 飛翔舟船並びに翼 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、舟船に具備された表面効果翼の左右端部が、下方へ傾斜されて傾斜部が形成され、推進器の推進力によって生じた風流を表面効果翼側端部から拡散させずに、表面効果翼下域後方へ集合させて風圧を高め、舟船の重力に対する風圧の反発力と、推進器による牽引力とで飛翔させる飛翔舟船を、提供することを目的としている。
【解決手段】船主体2の左右側部に、船主体2に沿って形成された表面効果翼3を具備し、水上部に推進器8を具備した舟船1であって、表面効果翼3は、下面が後部から前部へかけて上向きの迎角に設定され、かつ左右端部を下方へ傾斜させて傾斜部3bが形成され、該傾斜部3bの各内側壁面は、正面視で下部が外開きに形成されている飛翔舟船1。
【選択図】図3

Description

本発明は飛翔舟船並びに翼に係り、特に、表面効果翼の下面域に高気圧流を生起させ、推進器の牽引により、舟船を前記高気圧流に乗上げて、その舟船の重力に対する反作用で舟船を浮上させて滑空する、飛翔舟船並びに翼に関する。
従来、舟船は水中のスクリュウで進行するのが一般であり、また船上の大型プロペラで進行するボートもある。船主体の側部に揚翼を具備した舟船も試作されている。
従来スクリュウは、回転時に遠心方へ水流が拡散されてロスが生じる。その結果、スクリュウの回転に伴い水泡が生じる。
また、側部に揚翼を具備した舟船は、小型船の試作が見られるが、波がある所では助走させるのに困難があり、飛翔、着水させるには、まだ実用化は困難とされている。
この発明は、表面効果翼を具備した舟船で、表面効果翼の左右側端部が下方へ傾斜されて傾斜部が形成され、推進器により生じる風流が、表面効果翼の傾斜部により左右端外へ拡散されず、表面効果翼の下域後方へ集合されて、浮力を高めることができる飛翔舟船を、提供することを目的としている。
この発明は、舟船の表面効果翼下域に高い気圧流を生起させて、地面ないし水面に強い流体圧力をかけ、その流体圧力に対する地面ないし水面の反発力により、舟船を浮上させて滑空する、飛翔舟船の構造に関し、発明の具体的な内容は、次の通りである。
(1) 船主体の左右側部に、船主体の前後に沿って形成された表面効果翼を具備し、水上部に推進器を具備した舟船であって、表面効果翼は、下面が後部から前部へかけて上向きの迎角に設定され、かつ左右側端部を下方へ傾斜させて傾斜部が形成され、該傾斜部の各内側壁面は、正面視で下部が外開きに形成されている飛翔舟船。
(2) 前記表面効果翼は、左右翼主部の後部にそれぞれフラップが、翼主部の長さの30%〜60%の範囲で前後に長く形成され、該フラップは、前部の幅よりも後部の幅が広く形成されている、前記(1)に記載された飛翔舟船。
(3) 前記フラップは、後部から前部へかけて狭く、平面視略三角形に形成され、ヒンジが進行方向に対して斜めに位置して配設されている、前記(2)に記載された飛翔舟船。
(4) 前記表面効果翼の傾斜部は、正面視で内側壁面の傾斜角度は、垂直に対して35度〜45度に設定される、前記(1)〜(3)のいずれかに記載された飛翔舟船。
(5) 前記傾斜部は、底面視で左右内側壁面下底の対向間隔は、前部幅より後部幅が広く形成されている、前記(1)〜(4)のいずれかに記載された飛翔舟船。
(6) 前記表面効果翼の傾斜部は、側面視で前部が高く後部へ次第に傾斜している、前記(1)〜(5)のいずれかに記載された飛翔舟船。
(7) 前記表面効果翼の傾斜部は、内部に発泡合成樹脂芯体を内蔵し、外層を合成樹脂層で一体に形成されている、前記(1)〜(6)のいずれかに記載された飛翔舟船。
(8) 前記船主体は、後上部に垂直尾翼を有し、垂直尾翼の上部に水平尾翼が配設され、該水平尾翼は、左右側端部が下向きに傾斜されている、前記(1)〜(7)のいずれかに記載された飛翔舟船。
(9) 前記垂直尾翼には方向舵が配設され、該方向舵は、後部の上下幅より前部は小さく、側面略三角形に形成され、ヒンジは上斜辺に配設されている、前記(8)に記載された飛翔舟船。
(10) 前記推進器はプロペラとし、プロペラ翼の先端部が、下流方へ湾曲されて円弧部が形成されている、前記(1)〜(10)のいずれかに記載された飛翔舟船。
(11) 表面効果を生じさせる左右一対の翼であって、それぞれ前後に長く、後部より前部の下面が上向きの迎角を有し、外側端部を下方へ垂下傾斜させて傾斜部が形成され、該傾斜部の内側壁面は、正面視で下部が上部よりも外開きに形成されている、表面効果翼。
(12) 表面効果を生じさせる左右一対の翼であって、それぞれ前後に長く、後部より前部の下面が上向きの迎角を有し、基部から側部へかけて水平に延出した側端部が下方へ傾斜され傾斜部が形成され、その側端部を上向きに傾斜させて上向きの傾斜部が形成され、該両傾斜部の境界部底面は、後部よりも前部が、上向き傾斜に形成されている、表面効果翼。
本発明によると次のような効果がある。
(1) 請求項1に記載された発明の飛翔舟船は、船主体の左右側部に形成された、表面効果翼の左右側端部に、傾斜部が下向きに形成されているので、推進器により風が表面効果翼の下方へ送られると、該傾斜部が風流の左右への拡散を抑止するので、表面効果翼の下域に風圧が高まり、舟船を浮上させる。
推進器の推進力により船主体が、重力に逆らって前上へ強く引かれると、船主体は、表面効果翼の下面域に生じた、強い風圧に乗り上げるようにして浮上することになる。その強い風圧流は、表面効果翼の下面を押し上げながら後下方へ通過する。
これによって、表面効果翼の縦断側面において、上下面とも平坦な板体のものであっても、主船体は浮上して前進飛翔することができる。
また、表面効果翼の下面域に強い風圧が生じると、当然に当該下面域の空気密度が高くなり、表面効果翼の上面域より相対的に気圧が高くなるため、船主体は、表面効果翼の下面域に生じた高い気圧に押されて浮上する。
これによって、助走がなくても、推進器の強い推進力により、表面効果翼の下面に高速風が入ることによって、広い飛行場を必要とせずに、短距離進行で飛翔舟船は直ぐに浮上して、水面(地面)上を飛翔、滑空することができる。
(2) 請求項2に記載された発明の飛翔舟船は、表面効果翼における左右翼主部の後部にそれぞれフラップが、翼主部の長さの30%〜60%の範囲で前後に長く形成されているので、進行中にフラップをわずかに上下作動させるだけで、上下変向させることができ、フラップにかかる抵抗を小さくでき、フラップによる乱気流などの障害が生じにくい。
また、左右翼主部のフラップが、前幅よりも後幅が広く形成されているので、前部における風抵抗は小さく、後部における流動抵抗が小さくなり、渦が生じにくく、上下変向性に優れている。またフラップの占める面積が広いので、この作動によって、翼主部全体の側面形状を容易に変化させることができ、場所、風向き、進行方向に容易に対応して、上下の変向をして飛翔、滑空することができる。
(3) 請求項3に記載された発明の飛翔舟船は、前記フラップは、後部から前部へかけて狭く、平面視略三角形に形成され、ヒンジが進行方向に対して斜めに位置して、配設されているので、ヒンジにかかる負担を小さくすることができる。従ってフラップの板厚を薄くすることができる。フラップの曲げ角度が小さくても、変向作用をさせることができる。またフラップが斜めに風流を送ることができるので、旋回を容易にすることができる。
(4) 請求項4に記載された発明の飛翔舟船は、表面効果翼の側端傾斜部における内側壁面が、垂直に対して35度〜45度に下開きに傾斜されているので、傾斜部の内側壁面に前方から当る風圧は、傾斜部を上方へ押すことから、浮力が得られる。
(5) 請求項5に記載された発明の飛翔舟船は、前記表面効果翼における傾斜部は、底面視で左右内側壁面の対向間隔は、前部幅より後部幅が広く形成されているので、表面効果翼の下域を通過する風流を、傾斜部の両側後部で外側へと拡散させて、翼主部下面域の風圧を高めることができる。
(6) 請求項6に記載された発明の飛翔舟船は、表面効果翼における傾斜部は、側面視、前部が高く、後部へ次第に傾斜して低く形成されているので、左右の傾斜部で囲われる風流は、傾斜部の後部で解放されるため、風の抵抗負担になりにくい。
(7) 請求項7に記載された発明の飛翔舟船は、前記表面効果翼の傾斜部は、内部に発泡合成樹脂芯体を内蔵し、外層を合成樹脂層で一体に形成されているので、傾斜部の長さが長い物であっても、軽量で、舟船の飛翔負担になりにくい。また水上でフロートとして有効となる。
(8) 請求項8に記載された発明の舟船は、前記船主体は、後上部に垂直尾翼を有し、垂直尾翼の上部に水平尾翼が配設され、該水平尾翼は、左右側端部が下向きに傾斜されているので、水平尾翼に当る風流の拡散を抑止するため、尾翼面積を小さくすることができる。
(9) 請求項9に記載された発明の舟船は、垂直尾翼に配設された方向舵が、側面で略三角形に形成され、上斜辺にヒンジが配設されているので、方向舵における前部での風抵抗が小さく、後部における流動抵抗が小さくなり、渦が生じにくく、舵取り性に優れている。
(10) 請求項10に記載された発明の舟船は、搭載した推進器としてのプロペラのプロペラ翼先端部が、下流方へ湾曲されて円弧部が形成されているので、プロペラが回転すると、プロペラ翼の円弧部によって、遠心部から軸心方向へ風流が集合させられるため、風の散逸が少なく、同じ力の動力でも、強い推進力を得ることができる。
(11) 請求項11に記載された発明の表面効果翼は、表面効果を生じさせる左右一対の翼であって、それぞれ前後に長く、後部より前部の下面が上向きの迎角を有し、外側端部を下方へ垂下傾斜させて傾斜部が形成され、該傾斜部は、正面視で下部が上部よりも外開きに形成されているので、例えば舟船に取付ける時、高い表面効果を得ることができ、水上、陸上を滑走し、飛翔させることができる。
(12) 請求項12に記載された発明の表面効果翼は、基部から側部へかけて水平に延出して下方へ傾斜させて下向きの傾斜部が形成され、その側端部を上向きに傾斜させて傾斜部が形成され、該両傾斜部の境界部底面は、後部より前部が上向き傾斜に形成されているので、例えば舟船に取付ける時、両傾斜部が水中翼の作用をして船主体を浮上させ、表面効果翼の下域に推進器により生じる風をはらみ、高い表面効果を得ることができ、水上、陸上を滑走し、飛翔させることができる。
本願発明の実施例1を、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る飛翔舟船の平面図、図2は側面図、図3は正面図、図4は底面図である。
この飛翔舟船(1)は、船主体(2)の平面が略魚形状に形成されている。また船主体(2)の側面も、前部は背高で後部は低く、略魚形状に形成されている。
船主体(2)の左右両側部には、図示するように、船主体(2)の前後に沿うように、表面効果翼(3)が前部を高く、後部は低く配設一体に形成されている。
表面効果翼(3)は、板状で、その翼主部(3a)先端部は、平面視で船主体(2)の先端部より後退位置に設定され、該先端部は正面視での船主体(2)の上下中間部位に位置し、後部下面は、船主体(2)の後端部に揃えて、翼主部(3a)の下面は、後部から前部にかけて上向きの迎角に設定されている。
表面効果翼(3)は、船主体(2)の左右側へ水平に延出され、その左右側端部は、図3に示すように下方へ湾曲されて、傾斜部(3b)が形成されている。
該傾斜部(3b)の下端部は、船主体(2)の底面より下位置に設定されている。該傾斜部(3b)の傾斜角度は、垂直に対して35度〜45度で、好ましいのは45度である。
船主体(2)の側面において、表面効果翼(3)の傾斜部(3b)は、上端部を翼主部(3a)に合わせてあり、先端部を高く、後方へ次第に低く傾斜されて、下端部は水平に設定されているので、側面視で傾斜部(3b)は、前高の略三形に形成されている。
また該傾斜部(3b)は、平面視で、先端部を翼主部(3a)よりも前方へ突出されている。
前記各傾斜部(3b)の内側壁面対向間隔は、正面視で、下部は外方へ広く設定されている。また底面において、各傾斜部(3b)の内側壁面対向間隔は、図4に示すように、前部よりも後部が狭く設定されている。
表面効果翼(3)の翼主部(3a)は、平面視で前後に長く設定され、その後部にフラップ(7)が、翼主部(3a)の前後長さの30%〜60%の範囲に、前後に長く形成されている。
これによって、フラップ(7)は少しの上下作動によっても、上下変向の効果を得ることができるため、フラップ(7)に対する風抵抗を小さくすることができ、フラップ(7)による乱気流の発生を抑止することができる。またフラップ(7)の作用を、短時間で早く有効に作用させることができる。
前記船主体(2)の後上部には、垂直尾翼(4)が配設され、その後部に方向舵(5)が配設されている。垂直尾翼(4)の上部に水平尾翼(6)が配設されている。
船主体(2)の前部に、プロペラからなる推進器(8)が配設されている。該推進器(8)はジエットエンジンでもプロペラでもかまわない。
図5はプロペラ(8)の側面図である。このプロペラ(8)のプロペラ翼(8a)は、先端部が背後方向に湾曲されて、円弧部(8b)が形成されている。
図5において符号(8c)は放流面、(8d)は変向面、(8e)はプロペラ軸、(s)は軸心線である。前記円弧部(8b)の前後長さは、プロペラ翼(8a)の回転半径の20%〜50%に設定される。
プロペラ軸(8e)を中心に、プロペラ翼(8a)が回転すると、放流面(8c)で掻かれた流体は、円弧部(8b)によって遠心方へ拡散されずに、軸心方へ押動される。
また前記放流面(8c)で掻かれた流体は、変向面(8d)で軸心方へ押動される。これによって、流体は略円錐状に集束され、押動されて、その略円錐状流体の先端部は、流体圧が高くなるため、強い推進力が得られる。流体は水でも空気でも同じである。
上記のように構成された飛翔舟船(1)は、例えば草原において、プロペラ(8)が回転されると、表面効果翼(3)の下面に高速風流が流入する。
図6は表面効果翼(3)の下面スペースを示す概略図である。今AーBーCーDの方形スペースから中に入った風流は、GーHにおいてゼロのスペース部に至る。また前方からAーBーEのスペースから入った風流は、Gにおいてゼロのスペース部に至る。CーDーFのスペースから入る風流も、Hにおいてゼロのスペース部に至る。
このことは、プロペラ(8)によって、表面効果翼(3)の下面に送られる強い風流は、傾斜部(3b)によって横方向への拡散が抑止されるため、後方へのみ進み、袋状の内部において風圧が高められる。
同時に、図2で判るように、プロペラ(8)の回転に伴い、船主体(2)の先端部が前上方へ、重力に反して強く引かれるため、飛翔舟船(1)は、表面効果翼(3)の下面域に生じた高風圧層を押しつけて乗り越え、前上方へ進む。
その結果、地面には、プロペラ(8)により生じた強い気圧流と、飛翔舟船(1)全体の重量が気流にかけられるため、地面はこの圧力に対する反発力が生じて、飛翔舟船(1)を跳ねのけようとする力が働く。その反作用によって、飛翔舟船(1)は地面から浮上し、プロペラ(8)による推進力により前進し飛翔する。
これは、ボートを高速で進行させると、水の抵抗に抗して舟の前部が浮き上がる作用と同様に、高速で移動する物体が流体を押しつけるため、その圧力の反作用を生じて浮き上がる。水面に石を横向きに投げたとき跳飛するのも、移動する石が水面に石の重力をかけたとき、石の圧力に対して水が反発する反作用によって、石が跳ねるのと同じである。 宇宙船が大気圏に突入するとき、突入角度を誤ると、反作用によって宇宙の彼方に弾き飛ばされてしまう。
例えば凧は、風に対して迎角をもって凧糸で引かれている。凧糸を緩めると風で流され、凧の重力で降下する。凧糸をぐいぐい引くと、凧は風に逆らって上昇する。
凧糸を強く引くことは、丁度凧により風流に圧力をかけたことと同じで、風流の反発力によって凧は上昇する。
本発明において、プロペラ(8)は、凧に対する風流のように舟船(1)に強い風流を与え、表面効果翼(3)の下面域に強い風圧を生じさせ、プロペラ(8)による推進力は、凧糸を引くのと同様に風流に圧力をかけるので、強い風圧に逆らって舟船(1)は浮上する。傾斜部(3b)がないときは、風流が側方へ散逸されるので、風のない時の凧のように浮上しにくい。
また、プロペラ(8)によって、表面効果翼(3)の下面に強い風圧がかけられると、その部分の空気密度が高まり、気圧が高まるので、その結果として表面効果翼(3)の上面域の気圧は、下面域より相対的に低いものとなる。そのことは、表面効果翼(3)は高い気圧の下部から、相対的に低い気圧の上部へと押されることになり、飛翔舟船(1)は浮上する。
このように、この発明においては、表面効果翼(3)の左右側端部に、下方へ湾曲した傾斜部(3b)が形成され、表面効果翼(3)の下面域にプロペラ(8)による高圧風流層を形成し、この高圧風流層に対して、プロペラ(8)の推進力による表面効果翼(3)の前進による、重力加圧をかけ、これに対する反作用で、飛翔舟船(1)は浮上し滑空することができる。
従って、飛行機のように長い滑走路を必要とせずに、短距離で浮上し飛翔をすることができる特長がある。
なお、この表面効果翼(3)のそれぞれの前部に、それぞれ推進器(8)を装着させて、推進器(8)により生じる風流の多くを、表面効果翼(3)の下面域に送り込むようにすると、飛翔力が増大し、また飛翔姿勢が安定する。
図7は実施例2を示す飛翔舟船の平面図、図8は正面図、図9は側面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して、説明を省略する。
この実施例2は、実施例1における表面効果翼(3)に、曲面を持たせたものである。また表面効果翼(3)側端の傾斜部(3b)下面は、前部が飛翔舟船(1)の船主体(2)底面と同じ位置に設定されて、後部は低い位置に設定されている。側面において、表面効果翼(3)の後部が低い位置にあるので、後方に通過する風流が後部で拡散されにくい。
図10は、実施例3を示す飛翔舟船の側面図、図11は底面図、図12は正面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して、説明を省略する。
この実施例3は、図10に示すように、側面において表面効果翼(3)は、後部を船主体(2)の後下部に位置して、その下面は前方上がりの傾斜を持つ迎角に設定されている。
正面においては、図12に示すように、表面効果翼(3)の翼主部(3a)は、前部においては基部から側部にかけて水平で、側端部にかけて次第に下方へ傾斜されているが、翼主部(3a)の後部においては下端部が水平に設定されて、傾斜部(3b)の後下端部よりも上位置に設定されている。
また図11に底面を示すように、飛翔舟船(1)の底面において、表面効果翼(3)側端の傾斜部(3b)における内側壁面線(S)は、前後線(L)に対して後外開きに傾斜されている。これによって、傾斜部(3b)によって、前方から後方へ案内される風流は、外側へと拡散されて、翼主部(3a)後側の気圧が高められる。
この傾斜部(3b)の内部に、軽量な発泡樹脂成形体の芯体を入れるとき、傾斜部(3b)をフロートにすることができる。
水平尾翼(6)は、側端部を下方へ傾斜させた傾斜部(6a)が形成されている。これによって側方への気流拡散が抑止できるので、水平尾翼(6)の面積を小さくすることができる。
このように構成されたこの実施例3においては、草原、砂漠などにおいて、実施例1のように、地上を滑走することが出きると共に、水上においては、傾斜部(3b)が水没状になっていても、推進器(8)の推進力に伴い、飛翔舟船(1)が前進すると、表面効果翼(3)の傾斜部(3b)がフロートの作用をして水を押しつけ、その重力に対する反作用で浮上する。同時に翼主部(3a)の下に加圧された風流が入り、飛翔舟船(1)全体を浮上させる。
図13は実施例4を示す飛翔舟船の正面図、図12は平面図、図13は側面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施例4は、表面効果翼(3)の側端部に下向きの傾斜部(3b)が形成され、その側端部に上向きの傾斜部(3c)が形成されたものである。
飛翔舟船(1)は正面において、表面効果翼(3)の側部を水平に延出させて、その側端部を下方へ傾斜させ、下向きの傾斜部(3b)が形成され、その側端部が上向きに傾斜されて、上向きの傾斜部(3c)が形成されている。該上向きの傾斜部(3c)の後部は翼主部(3a)の後部と同じ位置で平坦に形成されている。
表面効果翼(3)の翼主部(3a)は、図15に示すように、後部は船主体(2)の後下部と同じ位置に設定され、前方へ次第に上向き傾斜されている。
表面効果翼(3)の翼主部(3a)側端部は、前部を後部より上位置として、船主体(2)の底面より下位置に設定されている。また傾斜部(3c)の側端部も、船主体(2)の底面より下位置にし、前部を後部より上位置に設定されている。
この翼主部(3a)の両傾斜部(3b)(3c)との境界部は、図13に示すように、部分的に板厚が厚く設定されて、内部に発泡樹脂が詰装されて、浮力が具備されている。
図15において方向舵(5)は側面で前細の略三角形に形成され、上斜辺にヒンジ(5a)が配設されている。これによって、ヒンジ(5a)にかかる負担が小さくなる。また後部における乱流の発生が小さい。
このように構成された、この実施例4における飛翔舟船(1)は、推進器(8)の推進力に伴い、船主体(2)が前進すると、上向きの傾斜部(3c)がフロートと同じ作用をして、飛翔舟船(1)が浮上する。推進器(8)により生じる風流が、表面効果翼(3)の下面域で圧縮されると、更に飛翔舟船(1)は浮上して傾斜部(3c)も水上に出て、飛翔舟船(1)は推進器(8)の推進力により、水上を高速で飛翔、滑空することができる。
図16は実施例5を示す飛翔舟船の正面図、図17は底面図、図18は側面図、図19はフラップの縦断側面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施例5の飛翔舟船(1)は、正面において表面効果翼(3)の側部を水平に延出させて、下方へ傾斜させ、下向きの傾斜部(3b)が形成され、その側端部が上向きに傾斜されて、上向きの傾斜部(3c)が形成されている。
下向きの傾斜部(3b)と、その側端部の上向き傾斜部(3c)との上部に跨って、発泡樹脂が詰装されて一体に形成されて、大きな浮力が具備されている。
図17に底面を示すように、下向きの傾斜部(3b)の底部は前部を外開きに傾斜されている。また上向きの傾斜部(3c)は、前部の横幅が広く、正面において、下部は急角度で立ちあがり、上部にかけて次第に緩やかに傾斜されている。
両傾斜部(3b)(3c)の底部は、図16に示すように、船主体(2)の底面より上位置に設定されている。これによって、船主体(2)の底部を水中に沈下させたとき、傾斜部(3b)(3c)の底部も水中に沈下していて、飛翔舟船(1)に浮力を与える。
フラップ(7)は、図17に示すように、後部から前部へかけて細くなり平面略三角形に設定されている。またヒンジ(7a)は外側端部に配設されている。このフラップ(7)は、図19に示すように、ヒンジ(7a)を境に進行方向へ対して斜めに傾斜するため、ヒンジ(7a)にかかる負担を小さくすることができる。
また小さな傾斜でも早く変向作用を得ることができる。風流を斜め横にも送ることができるので、旋回と上下進行を同時にすることができる。
推進器(8)は、左右の翼主体(3)前部に配設されている。推進器(8)が回転すると、推進器(8)によって生じる風流は、表面効果翼(3)の下面に入り、下向き傾斜部(3b)によって風流の拡散が抑止されるため、飛翔舟船(1)は水面に対する風圧の反作用で浮上する。
進行すると傾斜部(3b)(3c)の側面が、フロートとして作用して、水を圧しつけ、その反作用で飛翔舟船(1)は更に浮上する。推進器(8)の推進力が上昇するに従って、飛翔舟船(1)は飛翔、滑空することができる。
図20は実施例6を示す飛翔舟船の平面図、図21は側面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施例6は、前例と同じく翼主部(3a)の側端部に傾斜部(3b)が形成されている。翼主部(3a)の後部に、前例のように平面略三角形のフラップ(7)が配設され、ヒンジ(7a)はフラップ(7)の外側に配設されている。また垂直尾翼(4)に側面略三角形の方向舵(5)が配設されている。
これによって、水平尾翼がなくても、安定した操縦をすることができる。フラップ(7)、方向舵(5)の作動によって、ひねりの生じた風流が送出されるので、旋回が容易になる。
例えば図20において左のフラップ(7)をあげ、右のフラップ(7)を下げると、フラップ(7)の後部にあたる風は右方へ曲がり、船主体(2)の後部は左方向きに押されて急旋回をすることができる。このフラップ(7)の形状並びに方向舵(5)の形態は、この実施例6だけでなく、全ての実施例において使用することができる。
なおこの発明は、前記実施例に限定されるものではなく、目的に沿って適宜設計変更することができる。推進器(8)はジェットエンジンにすることができる。
本発明の飛翔舟船(1)は、短距離で飛翔滑空することができるので、大きな飛行場を必要とせず、草原、砂漠などで使用することができ、また高速船として、離島間の交通、海上養殖場交通、水上パトロール、レジャー、スポーツなどに利用できる。
表面効果翼は、飛行機の翼、舟船の翼、水中翼などに利用することができる。
本発明に係る飛翔舟船の平面図である。 図1における側面図である。 図1における正面図である。 図1における底面図である。 本発明におけるプロペラの側面図である。 図1における表面効果翼の下面領域概略図である。 実施例2を示す飛翔舟船の正面図である。 図7における平面図である。 図7における側面図である。 実施例3を示す飛翔舟船の側面図である。 図10における飛翔舟船の底面図である。 図10における正面図である。 実施例4を示す飛翔舟船の正面図である。 図13における平面図である。 図13における側面図である。 実施例5を示す飛翔舟船の正面図である。 図16における底面面である。 図16における側面図である。 フラップの縦断側面図である。 実施例6を示す飛翔舟船の平面図である。 図20における側面図である。
符号の説明
(1) 飛翔舟船
(2) 船主体
(3) 表面効果翼
(3a)翼主部
(3b)(3c)傾斜部
(4) 垂直尾翼
(5) 方向舵
(5a)ヒンジ
(6)水平尾翼
(7)フラップ
(7a)ヒンジ
(8) プロペラ
(8a)プロペラ翼
(8b)円弧部
(8c)放流面
(8d)変向面
(8e)プロペラ軸

Claims (12)

  1. 船主体の左右側部に、船主体の前後に沿って形成された表面効果翼を具備し、水上部に推進器を具備した舟船であって、表面効果翼は、下面が後部から前部へかけて上向きの迎角に設定され、かつ左右側端部を下方へ傾斜させて傾斜部が形成され、該傾斜部の各内側壁面は、正面視で下部が外開きに形成されていること、を特徴とする飛翔舟船。
  2. 前記表面効果翼は、左右翼主部の後部にそれぞれフラップが、翼主部
    の長さの30%〜60%の範囲で前後に長く形成され、該フラップは、前部の幅よりも後部の幅が広く形成されていること、を特徴とする請求項1に記載された飛翔舟船。
  3. 前記フラップは、後部から前部へかけて狭く、平面視略三角形に形成され、ヒンジが進行方向に対して斜めに位置して配設されていること、を特徴とする請求項2に記載された飛翔舟船。
  4. 前記表面効果翼の傾斜部は、正面視、内側壁面の傾斜角度は、垂直に対して35度〜45度に設定されること、を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された飛翔舟船。
  5. 前記傾斜部は、底面視で左右内側壁面下底の対向間隔は、前部幅より後部幅が広く形成されていること、を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された飛翔舟船。
  6. 前記表面効果翼の傾斜部は、側面視、前部が高く後部へ次第に傾斜していること、を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された飛翔舟船。
  7. 前記表面効果翼の傾斜部は、内部に発泡合成樹脂芯体を内蔵し、外層を合成樹脂層で一体に形成されていること、を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された飛翔舟船。
  8. 前記船主体は、後上部に垂直尾翼を有し、垂直尾翼の上部に水平尾翼が配設され、該水平尾翼は、左右側端部が下向きに傾斜されていること、を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載された飛翔舟船。
  9. 前記垂直尾翼には方向舵が配設され、該方向舵は、後部の上下幅から前部へ小さく、側面略三角形に形成され、ヒンジは上斜辺に配設されていること、を特徴とする請求項8に記載された飛翔舟船。
  10. 前記推進器はプロペラとし、プロペラ翼の先端部が、下流方へ湾曲されて円弧部が形成されていること、を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載された飛翔舟船。
  11. 表面効果を生じさせる左右一対の翼であって、それぞれ前後に長く、後部より前部の下面が上向きの迎角を有し、外側端部を下方へ垂下傾斜させて傾斜部が形成され、該傾斜部の内側壁面は、正面視で下部が上部よりも外開きに形成されていること、を特徴とする表面効果翼。
  12. 表面効果を生じさせる左右一対の翼であって、それぞれ前後に長く、後部より前部の下面が上向きの迎角を有し、基部から側部へかけて水平に延出した側端部が下方へ傾斜され傾斜部が形成され、その側端部を上向きに傾斜させて上向きの傾斜部が形成され、該両傾斜部の境界部底面は、後部よりも前部が、上向き傾斜に形成されていること、を特徴とする表面効果翼。
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