JP2007190213A - 紫外線治療器用光源装置 - Google Patents

紫外線治療器用光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007190213A
JP2007190213A JP2006011693A JP2006011693A JP2007190213A JP 2007190213 A JP2007190213 A JP 2007190213A JP 2006011693 A JP2006011693 A JP 2006011693A JP 2006011693 A JP2006011693 A JP 2006011693A JP 2007190213 A JP2007190213 A JP 2007190213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light irradiation
excimer lamp
unit
ultraviolet treatment
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006011693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Ogawa
義正 小川
Shigenori Nozawa
繁典 野澤
Taku Sumitomo
卓 住友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2006011693A priority Critical patent/JP2007190213A/ja
Publication of JP2007190213A publication Critical patent/JP2007190213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】エキシマランプに印加される電圧の矩形波の極性が変化する部分における波形が緩慢にならず、発光効率や紫外線出力の低下もなく、給電線による感電の恐れもない、冷却機構も簡素化した紫外線治療器用光源装置を提供すること。
【解決手段】内部にエキシマランプ5とリフレクタ6が配置された光照射部1と、内部にエキシマランプ5を点灯するための電力を供給するトランス8が配置された昇圧部2とを有し、昇圧部2は可動支持部3に固定され、光照射部1と昇圧部2を構成するそれぞれのケーシングの一部が互いに重なり合い、光照射部1が昇圧部2に対して回転可能に構成され、光照射部1の内部空間18と昇圧部2の内部空間19が連通するように構成され、トランス8からエキシマランプ5へ電力を供給するための高電圧側の給電線13が、連通された内部空間18,19内に配置されていることを特徴とする紫外線治療器用光源装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾癬治療などに代表されるような、皮膚に紫外線を照射して治療する紫外線治療器用光源装置に関する。
従来から、乾癬治療などに代表されるように皮膚に紫外線を照射して治療する紫外線治療器が知られている。
このような紫外線治療器の光源としては、308nmの紫外線を放射するエキシマランプが利用されるようになってきている。
図6は、従来技術に係る紫外線治療器の構成を示す図である。
同図に示すように、100は308nmの紫外線を放射するエキシマランプであって、不図示の機構によって反射鏡101に固定されている。反射鏡101は、可動支持部102の先端に取り付けられており、可動支持部102の他端は台座103から伸びる支柱104に取り付けられている。105は電源部であり、台座103上に設置されており、電源部105の内部には商用周波数を高周波に変換する周波数コンバータと昇圧トランスからなる電源106が配置されている。107は電源106からエキシマランプ100へ電力を供給するための給電線であり、この給電線107は、内部にエキシマランプ100へ給電するための高電圧側給電線と低電圧側給電線の2本の給電線が絶縁性の被覆部材で1本の給電線としてまとめられている。なお、図6の紫外線治療器では、エキシマランプ100を覆う光照射部のケーシングは省略されている。
このような紫外線治療器は、特許文献1に記載されている。
図7は、図6に示されるような、紫外線治療器に用いられるエキシマランプ100の具体的構成を示す図である。
同図に示すように、放電容器107は全長約100mmの石英ガラス製の内側管108と外側管109を同軸に配置して中空円筒状にした物である。内側管108と外側管109はエキシマ放電の誘電体であり、外側管109は光取り出し窓部材を兼ねており、内側管108の内面に湾曲した金属板状の内部電極110と、外側管109の外面に光を透過する金属網状の外部電極111が設けられており、放電用ガスとして放電空間112にキセノンクロライドが充填されている。さらに、電源106と内部電極110間には高電圧側給電線113が接続され、電源106と外部電極111間には低電圧側給電線114が接続されている。電源106から数十kHzの矩形波であって10kV程度の高電圧をエキシマランプ100に印加することによって、308nmの紫外線を放射させることができる。
US2004/0249369A1公報
図6に示す従来技術に係る紫外線治療器は、可動支持部102によってエキシマランプ100の向きと位置を自在に調整して、エキシマランプ100を人の治療部分に近づけてエキシマ光を照射するものである。一方、電源106はエキシマランプ100から離れた位置の台座103に設置された電源部105の内部に設けられている。
しかし、この紫外線治療器は、エキシマランプ100と電源106が離れており、その間を給電線107で接続する場合、可動支持部102の動きを考慮すると給電線107が長くなる。給電線107が長くなると、エキシマランプ100に印加される矩形波が、極性が変わる部分において波形が緩慢になり、具体的には、矩形波の立ち上がり部分の時間当たりの電圧の傾きが小さくなり、発光効率が悪く、紫外線出力が低下して最適な治療ができなくなるという問題を生じる。
また、給電線107が、高電圧側給電線と低電圧側給電線の2本の給電線が絶縁性の被覆部材で1本の給電線としてまとめられているので、可動支持部102の位置によっては、この給電線107が治療を受ける人に近づく場合がある。この場合、被覆部材がなんらかの原因で亀裂が入っている場合、高電圧側給電線にかかる電圧によって、感電するおそれがある。
一方、図6に示す紫外線治療器の構成に代えて、電源106をエキシマランプ100に近づけ、エキシマランプ100を内部に有する不図示の光照射部内に電源106を配置して一体構造物とし、この一体構造物を可動支持部102の先端に取り付けることも考えられる。
しかし、このように構成すると、電源106の重量が大きく、具体的には、5kg程度もあり、一体構造物を可動支持部102に対して回転させようとすると、回転部分である一体構造物が重すぎ、動かし難いという問題を生じ、光照射部の微妙な位置調整がし難いという問題があった。
また、光照射部内の電源106までは、商用電圧の給電線を設置し、光照射部内の電源106において昇圧するため、給電線が人体の近くまできても安全ではある。しかし、光照射部が回転するために、電源106に引き込まれる給電線を、光照射部の回転に影響を受けない構造にしようとすると、電源106への給電線引き込み構造が、複雑になる問題があった。
さらには、エキシマランプ100も電源106も冷却する必要があり、それぞれ別々に冷却ファン等の冷却機構を設ける必要があり、装置が複雑化する問題もあった。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、エキシマランプに印加される電圧の矩形波の極性が変化する部分における波形が緩慢にならず、発光効率や紫外線出力の低下もなく、また、給電線による感電の恐れもない、冷却機構も簡素化した紫外線治療器用光源装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
第1の手段は、内部にエキシマランプとリフレクタが配置された光照射部と、内部に前記エキシマランプを点灯するための電力を供給するトランスが配置された昇圧部とを有し、前記昇圧部は可動支持部に固定され、前記光照射部と前記昇圧部を構成するそれぞれのケーシングの一部が互いに重なり合い、前記光照射部が前記昇圧部に対して回転可能に構成され、前記光照射部の内部空間と前記昇圧部の内部空間が連通するように構成され、前記トランスから前記エキシマランプへ電力を供給するための高電圧側の給電線が、前記連通された内部空間内に配置されていることを特徴とする紫外線治療器用光源装置である。
第2の手段は、第1の手段において、前記エキシマランプと前記リフレクタは、前記光照射部に固定されており、前記光照射部は、前記昇圧部から光照射部方向に向かう中心軸を中心に、前記昇圧部に対して回転可能に構成され、前記高電圧側の給電線が、前記中心軸に沿うように配置されていることを特徴とする紫外線治療器用光源装置である。
第3の手段は、第1の手段において、前記エキシマランプは、前記昇圧部に固定されていることを特徴とする紫外線治療器用光源装置である。
第4の手段は、第1の手段において、前記エキシマランプと前記リフレクタは、前記光照射部に固定されており、前記光照射部は、前記昇圧部内に位置する回転中心点を中心に、前記昇圧部に対して回転可能に構成され、前記高電圧側の給電線が、前記回転中心点を支点として回転するように配置されていることを特徴とする紫外線治療器用光源装置である。
第5の手段は、第1の手段ないし第4の手段のいずれか1つの手段において、前記光照射部または前記昇圧部に冷却ファンを設け、該冷却ファンによって発生した冷却風を前記光照射部の内部空間と前記昇圧部の内部空間に流通させて、前記エキシマランプおよび前記トランスを冷却することを特徴とする紫外線治療器用光源装置である。
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、第1に、エキシマランプを収納する光照射部とトランスを収納する昇圧部が離れていないので、エキシマランプとトランス間を接続する高電圧側給電線を短くでき、エキシマランプに印加される矩形波電圧が、極性が変わる部分において波形が緩慢にならず急峻な状態を保つことができ、発光効率がよく、紫外線出力が低下することなく、常に最適な紫外線を放射することができ、良好な治療を行うことができる。
第2に、昇圧部が可動支持部に固定され、光照射部が昇圧部に対して回転するように構成されているので、可動支持部を動かすことにより、光照射部を治療する人体の患部付近まで持っていくことができ、さらに、光照射部を回転させることにより、最適な位置に光照射部を持っていくことができる。また、重量のある昇圧部が可動支持部に固定され、昇圧部に比べ軽量の光照射部のみが回転する構造となっているので、光照射部を容易に回転することができ、位置調整を確実容易に行うことができ、患部に対して最適な位置に光照射部を位置決めすることができる。
第3に、高電圧側給電線が、連通した光照射部の内部空間と昇圧部の内部空間に配置されており、人体と高電圧側給電線とは光照射部および昇圧部のケーシングによって完全に隔離され、高電圧側給電線と人体との距離を十分にとることができるので、感電することを防止することができる。
第4に、光照射部が、昇圧部から光照射部の方向に向かう中心軸を中心に、昇圧部に対して回転して、光照射部を患者の治療部の最適な位置に持っていくことができる。このとき、高電圧側給電線が、光照射部の内部空間および昇圧部の内部空間の中心軸Lに沿って配置されているので、光照射部を回転しても、高電圧側給電線の回転を阻害することがない。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1および請求項2に記載の発明の効果に加えて、請求項2に記載の発明において必要とされていた低電圧側給電線が不要となり、光照射部が回転しても、給電線が何ら干渉することがないので、簡単な構造で、光照射部を昇圧部に対してより一層容易に回転させるとができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1および請求項2に記載の発明の第1から第3の効果に加えて、光照射部は昇圧部に対して回転中心点を中心に、回転させることができるので、光照射部を患者の治療部の最適な位置にもっていくことができる。また、光照射部を昇圧部に対して回転中心点を中心に回転させても、給電線は高電圧側給電線が回転中心点において回転するだけであるので、給電線の回転の阻害を生ずることがない。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし請求項4に記載の発明の効果に加えて、簡単な構造でエキシマランプとトランスの2つの発熱体を同時に冷却することができる。
本発明の第1の実施形態を図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態の発明に係る紫外線治療器用光源装置の構成を示す断面図であり、図1(a)は紫外線治療器用光源装置の側面断面図、図1(b)は図1(a)のA−Aから見た紫外線治療器用光源装置の正面断面図である。
同図において、1は光照射部、2は昇圧部、3は昇圧部2を可動支持する可動支持部、4は光照射部1の前面に設けられ光を透過するために設けられる前面ガラス、5は光照射部1に収納されるエキシマランプ、6はエキシマランプ5から放射された光を前面ガラス4の方向に反射させるリフレクタ、7は光照射部1に設けられ、空気を取り入れるスリット、8は昇圧部2内に設けられ、電源20における周波数コンバータから出力される高周波電圧を高電圧に昇圧するトランス、9は光照射部1のスリット7から流入された冷却風によってエキシマランプ5、リフレクタ6、トランス8を冷却して装置外に排気する冷却ファン、10は光照射部1のケーシングの一部に設けられる結合部、11は昇圧部2のケーシングの一部に設けられる結合部、12は結合部10と結合部11とが回転自在に重なり合うように支持するベアリング、13はトランス8からエキシマランプ5に給電する高電圧側給電線、14は絶縁材料で構成され高電圧側給電線13を保持する給電線保持部材、15,16,17は光照射部1のケーシングおよび昇圧部2のケーシングを介して、エキシマランプ5からトランス8間に接続される低電圧側給電線、18は光照射部1の内部空間、19は昇圧部2の内部空間、20は不図示の商用電源からの商用周波数を高周波に変換する周波数コンバータ等を内蔵する電源、21は給電線保持部材14に設けられる貫通孔、22は給電線保持部材14に設けられる風穴である。
なお、図1(b)および後述する図3(b)、図4(b)には、スリット7が記載されているが、実際はリフレクタ6によってスリット7を見ることはできない。
図1に示すように、この紫外線治療器用光源装置は、内部にエキシマランプ5とリフレクタ6が配置された光照射部1と、内部にエキシマランプ5を点灯させるためのトランス8が配置された昇圧部2を有するものである。エキシマランプ5は、リフレクタ6に取り付けられ、そのリフレクタ6は、適宜の固定機構より光照射部1に固定されている。また、昇圧部2は可動支持部3に固定されている。光照射部1と昇圧部2を構成するそれぞれのケーシングの一部である結合部10,11がベアリング12を介して互いに重なり合い、光照射部1の内部空間18と昇圧部2の内部空間19が連通した状態となっている。トランス8からエキシマランプ5への高電圧は供給する高電圧側給電線13は内部空間18,19内に配置されており、エキシマランプ5からトランス8に帰電する低電圧側給電線15,16,17は光照射部1および昇圧部2のケーシングを介して接続されている。
図2は、給電線保持部材14の詳細な構成を示す図である。図1に示すように、昇圧部2の結合部11は円筒状になっているので、その円筒状になっている部分の両端側の内部には、図2に示すような給電線保持部材14が設けられている。給電線保持部材14の中心の貫通孔21には高電圧側給電線13が挿入され、貫通孔21の周囲には冷却風が通る風穴22が設けられている。
本実施形態の紫外線治療器用光源装置によれば、給電線保持部材14を用いて高電圧側給電線13が、昇圧部2から光照射部1の方向に向かう中心軸Lに沿って配置される。その結果、光照射部1は、昇圧部2から光照射部1の方向に向かう高電圧側給電線13が配置された中心軸Lを中心に、昇圧部2に対して回転させることができ、光照射部1を患者の治療部の最適な位置にもっていくことができる。
なお、昇圧部2内部には冷却ファン9が設けられているが、冷却ファン9は、昇圧部2側に設ける場合に限られず、昇圧部2側に設けたスリットから冷却風を流入させ、光照射部1側に設けた冷却ファンによって排気するようにしてもよい。
本実施形態の紫外線治療器用光源装置によれば、以下に示すような利点を有する。
第1に、エキシマランプ5を収納する光照射部1とトランス8を収納する昇圧部2が離れていない。そのため、エキシマランプ5とトランス8間を接続する高電圧側給電線13を短くでき、エキシマランプ5に印加される矩形波電圧が、極性が変わる部分において波形が緩慢にならず急峻な状態を保つことができる。即ち、矩形波の立ち上がり部分の時間当たりの電圧の傾きが大きな状態を保つことができ、発光効率がよく、紫外線出力が低下することなく、常に最適な紫外線を放射することができ、良好な治療を行うことができる。
第2に、昇圧部2が可動支持部3に固定され、光照射部1が昇圧部2に対して回転するように構成されている。その結果、可動支持部3を動かすことにより、光照射部2を治療する人体の患部付近まで持っていくことができ、さらに、光照射部1を回転させることにより、最適な位置に光照射部1を持っていくことができる。そして、重量のある昇圧部2が可動支持部3に固定され、昇圧部2に比べ軽量の光照射部1のみが回転する構造となっているので、光照射部1を容易に回転させることができ、位置調整を確実容易に行うことができ、患部に対して最適な位置に光照射部1を位置決めすることができる。
第3に、高電圧側給電線13が、連通した光照射部1の内部空間18と昇圧部2の内部空間19に配置されており、人体と高電圧側給電線13とは光照射部1および昇圧部2のケーシングによって完全に隔離され、高電圧側給電線13と人体との距離を十分にとることができるので、感電することを防止することができる。
なお、トランス8まで低電圧の電力を持ってくるので、トランス8までに高電圧にならない給電線を使用するために、人体の近くにその給電線が位置しても、重篤な感電のおそれがない。
第4に、光照射部1が、昇圧部2から光照射部1の方向に向かう中心軸Lを中心に、昇圧部2に対して回転して、光照射部1を患者の治療部の最適な位置に持っていくことができる。このとき、高電圧側給電線13が、光照射部1の内部空間18および昇圧部2の内部空間19の中心軸Lに沿って配置されているので、光照射部1を回転しても、高電圧側給電線13の回転を阻害することがない。
第5に、昇圧部2に冷却ファン9が設けられており、光照射部1のスリット7から流入された冷却風は、エキシマランプ5およびリフレクタ6を冷却し、さらに、給電線保持部材14の風穴22を通り、昇圧部2に流れこみ、トランス8を冷却して、冷却ファン9により装置外に排気される。簡単な冷却構造で、エキシマランプ5とトランス8の2つの発熱体を同時に冷却することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態の発明に係る紫外線治療器用光源装置の構成を示す断面図であり、図3(a)は紫外線治療器用光源装置の側面断面図、図3(b)は図3(a)のA−Aから見た紫外線治療器用光源装置の正面断面図である。
同図において、23は、昇圧部2の結合部11の延長上に設けられ、エキシマランプ5の一端部を挟持するようにして固定する固定部である。固定部23は、エキシマランプ5の一端部を固定すると共に、エキシマランプ5の低電圧側と一体に構成されているので、固定部23、結合部11、および低電圧側給電線17を介して、エキシマランプ5とトランス8間の低電圧側が接続される。
なお、その他の構成は図1に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
本実施形態の紫外線治療器用光源装置によれば、エキシマランプ5と昇圧部2とが一体に構成されているので、エキシマランプ5に対して、光照射部1が回転し、図1に示した第1の実施形態の紫外線治療器用光源装置において必要とされていた低電圧側給電線15,16が不要となり、光照射部1が回転しても、給電線が何ら干渉することがないので、簡単な構造で、光照射部1を昇圧部2に対して回転させるとができる。
さらに、本実施形態の紫外線治療器用光源装置は、第1の実施形態において述べた第1から第5の利点も併せ持つ。
次に、本発明の第3の実施形態を図4および図5を用いて説明する。
図4は、本実施形態の発明に係る紫外線治療器用光源装置の構成を示す断面図であり、図4(a)は紫外線治療器用光源装置の側面断面図、図4(b)は図4(a)のA−Aから見た紫外線治療器用光源装置の正面断面図である。
同図において、24は昇圧部2の光照射部1に対向する端部に設けられるケーシングの一部を構成する円弧状部、25は円弧状部24に設けられる開口部、26は光照射部1の昇圧部2に対向する端部に設けられ、円弧状部24に対して回転摺動するケーシングの一部を構成する摺動部、27は光照射部1が昇圧部2に対して回転する回転中心点である。
なお、その他の構成は図1に示された同符号の構成に対応するので説明を省略する。
図5は、給電線保持部材14の詳細な構成を示す図であり、給電線保持部材14は、外観が四角形状に構成されており、給電線保持部材14の中心の貫通孔21には高電圧側給電線13が挿入され、貫通孔21の周囲には冷却風が通る風穴22が設けられている。
これらの図に示すように、光照射部1を構成するケーシングの一部である摺動部26は、昇圧部2を構成しているケーシングの一部である円弧状部24と互いに重なり合う構成され、回転中心部27を中心に、円弧状部24に対して摺動するように、図示矢印方向に回転する。また、光照射部1の内部空間18と昇圧部2の内部空間19は連通した状態となっており、トランス8からエキシマランプ5への高電圧は供給する高電圧側給電線13は、内部空間19、開口部25、貫通孔21、内部空間18内に配置され、エキシマランプ5からトランス8に帰電する低電圧側給電線15,16,17は光照射部1および昇圧部2のケーシングを介して接続されている。
本実施形態の紫外線治療器用光源装置によれば、光照射部1は昇圧部2に対して回転中心点27を中心に、回転させることができるので、光照射部1を患者の治療部の最適な位置にもっていくことができる。また、光照射部1を昇圧部2に対して回転中心点27を中心に回転させても、給電線は高電圧側給電線13が回転中心軸27において回転するだけであるので、給電線の回転の阻害を生ずることがない。
さらに、本実施形態の紫外線治療器用光源装置は、第1の実施形態において述べた第1から第3および第5の利点も併せ持つ。
第1の実施形態の発明に係る紫外線治療器用光源装置の構成を示す断面図である。 図1に示す給電線保持部材の詳細な構成を示す図である。 第2の実施形態の発明に係る紫外線治療器用光源装置の構成を示す断面図である。 第3の実施形態の発明に係る紫外線治療器用光源装置の構成を示す断面図である。 図4に示す給電線保持部材の詳細な構成を示す図である。 従来技術に係るの紫外線治療器の構成を示す図である。 紫外線治療器に用いられるエキシマランプの具体的構成を示す図である。
符号の説明
1 光照射部
2 昇圧部
3 可動支持部
4 前面ガラス
5 エキシマランプ
6 リフレクタ
7 スリット
8 トランス
9 冷却ファン
10 結合部
11 結合部
12 ベアリング
13 高電圧側給電線
14 給電線保持部材
15,16,17 低電圧側給電線
18 内部空間
19 内部空間
20 電源
21 貫通孔
22 風穴
23 固定部
24 円弧状部
25 開口部
26 摺動部
27 回転中心点

Claims (5)

  1. 内部にエキシマランプとリフレクタが配置された光照射部と、内部に前記エキシマランプを点灯するための電力を供給するトランスが配置された昇圧部とを有し、
    前記昇圧部は可動支持部に固定され、
    前記光照射部と前記昇圧部を構成するそれぞれのケーシングの一部が互いに重なり合い、前記光照射部が前記昇圧部に対して回転可能に構成され、
    前記光照射部の内部空間と前記昇圧部の内部空間が連通するように構成され、
    前記トランスから前記エキシマランプへ電力を供給するための高電圧側の給電線が、前記連通された内部空間内に配置されていることを特徴とする紫外線治療器用光源装置。
  2. 前記エキシマランプと前記リフレクタは、前記光照射部に固定されており、
    前記光照射部は、前記昇圧部から光照射部方向に向かう中心軸を中心に、前記昇圧部に対して回転可能に構成され、
    前記高電圧側の給電線が、前記中心軸に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線治療器用光源装置。
  3. 前記エキシマランプは、前記昇圧部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線治療器用光源装置。
  4. 前記エキシマランプと前記リフレクタは、前記光照射部に固定されており、
    前記光照射部は、前記昇圧部内に位置する回転中心点を中心に、前記昇圧部に対して回転可能に構成され、
    前記高電圧側の給電線が、前記回転中心点を支点として回転するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線治療器用光源装置。
  5. 前記光照射部または前記昇圧部に冷却ファンを設け、該冷却ファンによって発生した冷却風を前記光照射部の内部空間と前記昇圧部の内部空間に流通させて、前記エキシマランプおよび前記トランスを冷却することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つの請求項に記載の紫外線治療器用光源装置。
JP2006011693A 2006-01-19 2006-01-19 紫外線治療器用光源装置 Pending JP2007190213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011693A JP2007190213A (ja) 2006-01-19 2006-01-19 紫外線治療器用光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011693A JP2007190213A (ja) 2006-01-19 2006-01-19 紫外線治療器用光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007190213A true JP2007190213A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38446356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006011693A Pending JP2007190213A (ja) 2006-01-19 2006-01-19 紫外線治療器用光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007190213A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226605A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ウシオ電機株式会社 小型紫外線照射装置
JP2017164417A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 ウシオ電機株式会社 光線治療器
JP2017213567A (ja) * 2011-06-08 2017-12-07 ゼネックス・ディスインフェクション・サービシィズ・エルエルシイ 紫外線放電ランプ装置
JP2021001100A (ja) * 2019-06-25 2021-01-07 株式会社オーク製作所 オゾン生成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017213567A (ja) * 2011-06-08 2017-12-07 ゼネックス・ディスインフェクション・サービシィズ・エルエルシイ 紫外線放電ランプ装置
JP2014226605A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ウシオ電機株式会社 小型紫外線照射装置
JP2017164417A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 ウシオ電機株式会社 光線治療器
JP2021001100A (ja) * 2019-06-25 2021-01-07 株式会社オーク製作所 オゾン生成装置
JP7323350B2 (ja) 2019-06-25 2023-08-08 株式会社オーク製作所 オゾン生成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10080275B2 (en) Up and down conversion systems for production of emitted light from various energy sources including radio frequency, microwave energy and magnetic induction sources for upconversion
JP2823637B2 (ja) 高出力ビーム放射装置
JP2007190213A (ja) 紫外線治療器用光源装置
EP2164566B1 (en) Skin treatment device, lamp
WO2021025063A1 (ja) 紫外線照射装置
JP2008546440A (ja) 美容用皮膚活性化治療に対する装置
US8647373B1 (en) Phototherapy methods using fluorescent UV light
JP2007267936A (ja) 光線治療器
WO2022070591A1 (ja) 不活化装置
JP2006108043A (ja) 照明器具
EP1632266A4 (en) BEAUTY INSTRUMENT
JP2001332215A (ja) 光線力学治療及び光線力学診断用ランプ
JP2009034235A (ja) 発毛調節光照射装置
WO2019045054A1 (ja) 活性ガス照射装置
CN104307105A (zh) 双波长紫外光治疗仪
JP6653081B2 (ja) 光線治療器
JP2011087855A (ja) 医療用光照射装置
US7641678B2 (en) Tanning apparatus
JP2002289150A (ja) 誘電体バリヤ放電ランプおよび紫外線照射装置
JP2006015051A (ja) 光線治療器
JP2775698B2 (ja) 誘電体バリヤ放電ランプ装置
JP2022094420A (ja) 不活化装置および不活化方法
KR100615765B1 (ko) 유전체 배리어 방전램프 조명장치 및 자외선 조사장치
JP2004242790A (ja) 光線治療器
JP2005085755A (ja) リフレクタ及び赤外線ランプ