JP2007188410A - 電子辞書装置、電子辞書検索方法、及び電子辞書プログラム - Google Patents

電子辞書装置、電子辞書検索方法、及び電子辞書プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 記憶容量が制限された装置において、曖昧性を備えた文字入力方法により入力された文字列を確実に認識することのできる電子辞書装置、電子辞書検索方法、及び電子辞書プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 音声や画像として操作入力部106より文字が入力されると、記録媒体104に記録された辞書情報を参照することによって、入力された文字を推測し、情報表示部107に推測した文字を表示させる。このとき、推測した文字より検索する文字列を認識し、認識した文字列により記録媒体104内の辞書情報の検索を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、手書き入力やOCR(Optical Character Recognition)や音声入力など一意的に入力文字が識別できない入力手段で入力された文字列を識別する電子辞書装置、電子辞書検索方法、及び電子辞書プログラムに関する。
現在、市場に存在する電子辞書装置には、文字列を入力するためのキーボードが備え付けられている。このキーボード上のキーそれぞれによって文字1つを一意的に指定することができるため、キーボードにより電子辞書装置に入力された文字列は、ユーザによるキー操作により一意的に識別される。よって、キーボードによる入力の場合、各文字に対するキーの位置をユーザが認識する必要がある。
又、文字入力方法については、ユーザに対して入力をより単純で容易なものとするために、手書き入力やOCRや音声入力により、キーボードによらない入力方法が提案されている。しかしながら、これらの入力方法の場合、ユーザにとって入力が簡便化されるが、入力された文字列が一意的に決定されず、入力に対して曖昧性がある。このようなキーボードによらない文字入力方法における曖昧性を解消するために、文字の出現確率や2つの連続する文字間の遷移確率をテーブルに記録し、テーブルに記録された出現確率及び遷移確率に基づいて、候補となる文字列を絞る文字パターン認識装置が提案されている(特許文献1参照)。
更に、文字入力方法ではないが、画像として取り込んだ文書より、ユーザによって指定されたキーワードなどに相当する文字列の検索を行う検索装置も提案されている(特許文献2及び特許文献3参照)。これらの検索装置では、キーワードを構成する各文字との距離値やキーワードと文字列との距離値に基づいて、目的とするキーワードに相当する文字列の検索が行われる。尚、OCRによる文字入力の場合、例えば、文書をスキャナやカメラなどによって画像として取得した後、特許文献3のように、この文書による画像より横方向の黒画素の頻度によるヒストグラムに基づいて行の切り出しを行い、切り出した行毎に縦方向の黒画素の頻度によるヒストグラムに基づいて文字の切り出しを行うものとすることで、文字列の認識を行うことができる。
特開平10−322215号公報 特開2002−312365号公報 特開2004−295329号公報
特許文献1の文字パターン認識装置では、文字の出現確率や文字間の遷移確率を表すテーブルを参照して候補となる文字列を絞るようにすることで、入力における曖昧さを低減させるものとしている。しかしながら、文字の出現確率や文字間の遷移確率を表すテーブルを必要とし、このテーブルが各文字の確率を表すものであるため、テーブルに必要な容量値が大きくなる。特に、遷移確率を表すテーブルにおいては、二つの文字間における確率となるため、更にその容量値が大きくなる。そのため、特許文献1では、この遷移確率を表すテーブルの情報量を圧縮するものとしているが、圧縮としたとしても、文字の出現確率を表すテーブルとは別に必要とされるとともに、その容量値は、文字の出現確率を表すテーブルよりも大きくなる。
このような文字パターン認識装置による文字入力方法を電子辞書装置に適用した場合、その記憶容量として使用可能な資源が限られているため、文字入力時に参照するために必要とされる上述の2つのテーブルを新たに記憶させることは困難である。又、特許文献2及び特許文献3による検索装置では、検索するキーワードを入力し、このキーワードと画像となる文書から切り出される文字列とを照合することで検索するものであり、結局、画像となる文書から入力する場合、特許文献1のような文字列の認識手段が必要となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、記憶容量が制限された装置において、曖昧性を備えた文字入力方法により入力された文字列を確実に認識することのできる電子辞書装置、電子辞書検索方法、及び電子辞書プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子辞書装置は、文字列毎の辞書情報を有する辞書情報記憶部を備える電子辞書装置において、文字を入力する文字入力部と、該文字入力部で入力された一意に決定できない文字列を認識する文字認識部と、該文字認識部で認識されて得た文字列を検索対象文字列として、該検索対象文字列に対して少なくともその一部が一致する文字列による辞書情報を前記辞書情報記憶部より検索する辞書検索部と、を備え、前記文字認識部において、前記辞書情報記憶部内の辞書情報を参照することで、前記文字入力部で入力された文字列を認識することを特徴とする。
このような電子辞書装置が、前記文字認識部において、前記文字入力部で入力された文字列を1文字毎に推測することで推測文字列を得た後、前記推測文字列に対して、その各文字位置の2文字以上の並びとなる連接毎に、前記辞書情報記憶部内の辞書情報による文字列全てより確認される2文字以上の並び全てである連接規則と比較することで、当該連接規則に一致しない連接を備える前記推測文字列を除外した残りの前記推測文字列を、前記文字入力部で入力された文字列として認識して、前記検索対象文字列とする。
このとき、前記文字認識部において、前記連接規則を前記辞書情報による文字列それぞれの文字位置毎のものとし、前記推測文字の前記連接と前記連接規則とを比較するとき、同一の文字位置のもののみを比較するものとしても構わない。
又、前記文字入力部によって1文字となる第1文字が入力されると、前記文字認識部において、前記第1文字が認識されるとともに、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾の連続する1文字以上の文字列による第2文字と前記第1文字とによる連接を前記連接規則と比較するものとしても構わない。更に、前記文字認識部において、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾の連続する1文字以上の文字列が、前記連接規則に存在することが確認された連接における前記第2文字と一致する前記検索対象文字列を確認するとともに、確認した当該検索対象文字列の最後尾に前記連接を構成する第1文字を追加して得られた文字列を、新たに、前記検索対象文字列とするものとしても構わない。
上述の各電子辞書検索装置において、前記辞書検索部で検索されて得られた前記辞書情報を表示する情報表示部を備えるものとしても構わない。又、前記辞書情報記憶部が、前記辞書情報を記憶する記憶媒体と、当該記憶媒体の記録内容の読み出しを行う記憶媒体再生部と、によって構成されるものとしても構わない。
更に、前記文字入力部によって、画像又は音声として文字が入力されるものとする。このとき、前記文字入力部による入力方法が、手書きによる文字入力でも構わないし、OCRを用いた文字入力でも構わないし、音声による文字入力でも構わない。
本発明の電子辞書検索方法は、文字列毎の辞書情報を有する辞書情報記憶部と、文字を入力する文字入力部とを備える装置における電子辞書検索方法であって、前記文字入力部で入力された一意に決定できない文字列を認識する第1ステップと、該第1ステップで認識されて得た文字列を検索対象文字列として、該検索対象文字列に対して少なくともその一部が一致する文字列による辞書情報を前記辞書情報記憶部より検索する第2ステップと、を備え、前記第1ステップにおいて、前記文字認識部において、前記辞書情報記憶部内の辞書情報を参照することで、前記文字入力部で入力された文字列を認識することを特徴とする。
このとき、前記第1ステップが、前記文字入力部で入力された文字列を1文字毎に推測することで推測文字列を得る第3ステップと、前記推測文字列に対して、その各文字位置の2文字以上の並びとなる連接毎に、前記辞書情報記憶部内の辞書情報による文字列全てより確認される2文字以上の並び全てである連接規則と比較することで、当該連接規則に一致しない連接を備える前記推測文字列を除外した残りの前記推測文字列を、前記文字入力部で入力された文字列として認識して、前記検索対象文字列とする第4ステップと、から構成されるものとしても構わない。
このような電子辞書検索方法において、亜前記第4ステップにおいて、前記連接規則を前記辞書情報による文字列それぞれの文字位置毎のものとし、前記推測文字の前記連接と前記連接規則とを比較するとき、同一の文字位置のもののみを比較するものとしても構わない。
そして、前記文字入力部によって1文字となる第1文字が入力されると、前記第3ステップにおいて、前記第1文字が認識された後、前記第4ステップにおいて、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾連続する1文字以上の文字列による第2文字と前記第1文字とによる連接を前記連接規則と比較するものとしても構わない。このとき、前記第4ステップにおいて、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾連続する1文字以上の文字列が、前記連接規則に存在することが確認された連接における前記第2文字と一致する前記検索対象文字列を確認するとともに、確認した当該検索対象文字列の最後尾に前記連接を構成する第1文字を追加して得られた文字列を、新たに、前記検索対象文字列とするものとしても構わない。
上述の電子辞書検索方法を用いるにあたって、前記辞書情報記憶部が、前記辞書情報を記憶する記憶媒体と、当該記憶媒体の記録内容の読み出しを行う記憶媒体再生部と、によって構成されるものとしても構わない。又、前記文字入力部によって、画像又は音声として文字が入力されるものとしても構わない。このとき、前記文字入力部による入力方法が、手書きによる文字入力でも構わないし、OCRを用いた文字入力でも構わないし、音声による文字入力でも構わない。
更に、本発明の電子辞書プログラムは、文字列毎の辞書情報を有する辞書情報記憶部と、画像又は音声として文字を入力する文字入力部とを備える装置に対して、前記辞書情報の検索を行う辞書情報検索機能を追加する電子辞書プログラムであって、上述のいずれかの電子辞書検索方法に従った動作を前記装置が行うように制御させることを特徴とする
本発明によると、画像又は音声として入力された文字を、辞書情報に基づいて認識することができるため、従来のように、画像又は音声として入力された文字を認識するための新たな記録テーブルを設ける必要がない。これにより、メモリ資源の制限されている装置などにおいても、画像又は音声として入力された文字の認識を行う機能を付加することができる。又、辞書情報による連接規則に基づいて、入力された文字列の連接毎に文字列の認識を行うものとすることで、入力された文字列として推測される文字列の数を絞ることができ、推測にかかる時間を短縮することができる。更に、連接規則を文字位置毎のものとすることで、推測される文字列をより少数とすることができ、推測に掛かる時間を更に短縮することができる。
<電子辞書装置の構成>
本発明の実施形態における電子辞書装置の構成について、図面を参照して説明する。図1は、各実施形態における電子辞書装置の内部構成を示すブロック図である。又、図2は、図1の電子辞書装置における機能構成を示すブロック図である。
(ハードウェア構成)
図1に示す電子辞書装置は、装置全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)101と、CPU101において実行されるプログラムや辞書データなどを記録するROM(Read Only Memory)102と、入力文字列などを記録しCPU101においてプログラムを実行する際の作業領域ともなるRAM(Random Access Memory)103と、ハードディスクなどを含む固定の記録媒体やCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などを含む記録ディスクやメモリカードなどを含む半導体メモリなどの記録媒体104から辞書データやアプリケーションプログラムなどを読み取る記録媒体再生部105と、ポインティングデバイスや操作キーや音声マイクなどの入力装置で構成されてユーザからの操作や検索文字列の入力が成される操作入力部106と、ディスプレイなどの表示装置で構成されて電子辞書の一部分や検索結果の表示などを行う情報表示部107と、各ブロック間を相互に接続するためのバス108と、を備える。
このように構成される電子辞書装置は、一般的なパーソナルコンピュータによって実現されるものであっても構わないし、CPU101とROM102とRAM103とバス108とを備える装置に対して、記録媒体再生部105や操作入力部106や情報表示部107などが別装置として接続されるものとしても構わない。又、パーソナルコンピュータに限らず、図1に示す構成による電子辞書専用機であっても構わない。更に、図1に示す構成が、携帯電話装置や、PDA(Personal Digital Assistants)や、テレビジョン受像機や、ファクシミリ装置や、冷蔵庫及び洗濯機などを含む家庭電化製品などの一部に含まれるものであっても構わない。
又、操作入力部106による文字入力ついては、ポインティングデバイスとタッチパネルを備える場合は、手書きによる文字入力(手書き文字入力)が、カメラ又はスキャナとOCR機能を実現するソフトウェアとを備える場合は、文字画像による文字入力(CORによる文字入力)が、音声マイクを備える場合は、音声による文字入力(音声文字入力)が、それぞれ行われる。更に、この操作入力部106において、操作キーを備えることによって、この操作キーをユーザが操作することで、文字入力以外の操作を行うための操作が指示される。尚、以下では、操作入力部106を、手書き文字入力によって文字入力が行われるものとする。
(機能ブロック)
図1のように構成されるとき、記録媒体再生部105で再生される記録媒体104やROM102に備えられたアプリケーションプログラムを用いることで、電子辞書機能が実行されて電子辞書装置として動作することができる。即ち、ROM102に記憶されたプログラム、又は、記録媒体104から読み出してROM102に記憶させたプログラムを用いてCPU101が動作することによって、電子辞書機能が実行される。この電子辞書機能が実行される際における電子辞書装置の機能ブロックについて、図2に示す。
電子辞書装置における電子辞書機能の機能ブロックは、図2に示すように、操作入力部106からの操作入力に応じて装置全体を制御して表示結果を情報表示部107に表示させる制御部201と、操作入力部106からの入力により認識された認識文字列203と認識文字列203に基づく検索による辞書検索結果204とを記憶する記憶領域202と、操作入力部106から入力された文字列を認識して認識文字列203を生成する文字認識部205と、記憶領域202に記憶された認識文字列203に基づいて辞書検索を行う辞書検索部206と、操作入力部106からの操作入力により指定された辞書検索結果204に対する処理動作を確認する操作情報処理部207と、辞書検索結果204と操作情報処理部207で確認された処理動作に基づいて情報表示部107に表示する表示内容を示す表示情報を生成する表示情報処理部208と、を備える。
このように機能ブロックが構成されるとき、操作入力部106からの入力が制御部201に与えられる。制御部201は、操作入力部106からの入力が文字入力である場合は、その入力情報を文字認識部205に与え、又、操作入力部106からの入力が処理動作を指示する操作入力である場合は、その入力情報を操作情報処理部207に与える。又、表示情報処理部208で生成された表示情報が制御部201に与えられると、この表示情報を表示装置107に与えて、表示装置107に表示情報による表示内容を表示させる。
制御部201から文字入力となる入力情報を受ける文字認識部205は、制御部202から受けた入力情報より入力された文字列を認識し、認識文字列203として記憶領域202に記憶させる。このとき、辞書検索部206に対して辞書検索動作を行うように指令を与える。又、文字認識部205で入力された文字を認識した結果となる文字認識結果が一意に決定しない場合は、この複数の文字認識結果を認識文字列203として記憶領域202に記憶させる。
文字認識部205より辞書検索動作の指示を受けた辞書検索部206は、記憶領域202に記憶された認識文字列203による文字列毎に辞書検索を行う。このとき、辞書検索部206で確認された文字列を制御部201に与えることで、制御部201を通じて記録媒体再生部105による記録媒体104内から文字列に応じた辞書情報が読み出される。記録媒体再生部105で読み出された辞書情報が制御部201を通じて辞書検索部206に与えられると、文字列毎に応じた辞書情報を辞書検索結果204として記憶領域202に記憶させる。又、この辞書検索結果204が表示情報処理部208に与えられるとともに、表示情報処理部208に対して結果表示の指令が与えられる。
又、制御部201から操作入力となる入力情報を受ける操作情報処理部207は、入力情報より確認される操作内容に基づいて、辞書検索結果204による辞書情報を処理することで、表示情報処理部208で処理する情報の範囲設定を行う。即ち、情報表示部107に表示させる表示範囲が操作内容として与えられ、この表示範囲に応じた情報を、記録領域202に記憶された辞書検索結果204より抽出して読み出して表示情報処理部208に与える。このとき、操作情報処理部207より操作内容に応じた表示の指令が表示情報処理部208に対して与えられる。
文字認識部205又は操作情報処理部207から表示指令が与えられる表示情報処理部208は、文字認識部205又は操作情報処理部207から与えられた辞書情報を処理して、情報表示部107に表示させる表示内容となる表示情報を生成する。そして、この表示情報を制御部201を通じて情報表示部107に与えることによって、情報表示部107に、操作入力部106の操作に応じた表示内容を表示させることができる。
(辞書情報の構造)
このように動作する電子辞書装置において、更に、記録媒体104に記録された辞書情報の構造が、図3のような構成とされる。即ち、図3のように、記録媒体に記録された辞書情報は、検索用の平仮名による語句(以下、「検索語」と呼ぶ)に対して、この語句に応じた漢字やカタカナを含む表示用の語句(以下、「見出し」と呼ぶ)と、その語句の意味やその語句を使った例文などを含む本文(以下、「本文情報」と呼ぶ)とが、テーブル状に記録されている。尚、図3の情報の構造例においては、検索語と見出しとを別の項目としているが、同じ項目としても構わない。
この図3のようなテーブル構造の辞書情報が記録媒体104に記録されているとき、辞書検索部206による辞書検索が行われる場合、文字認識部205で操作入力部106の文字入力より確認された認識文字列203と少なくともその一部が一致する検索語が、記録媒体104の辞書情報より検索される。即ち、認識文字列203による文字と検索語との一致が、完全一致でもよく、部分一致でもよく、更に、ワイルドカードや正規表現を用いた一致であってもよい。又、このように一致が確認される検索語は、複数であっても構わない。そして、このように一致が確認された検索語に対する見出し及び本文情報が検索語毎の辞書情報として記録媒体104より読み出されると、この辞書情報が辞書検索部206に与えられ、辞書検索結果204とされる。
(辞書検索動作時の表示例)
更に、この電子辞書装置において辞書検索が行われるときの情報表示部107の表示例について、図4の表示例を参照して説明する。図4は、情報表示部107における辞書検索時の操作に応じて遷移する画面の表示例を示す図である。
操作入力部106によって辞書検索が指示されると、情報表示部107において図4(a)のような初期画面が表示される。即ち、操作入力部106が操作されて辞書検索動作を開始することを示す操作入力が行われると、制御部201から操作情報処理部207に入力情報が与えられ、辞書検索動作を開始することが確認される。そして、操作情報処理部207から表示情報処理部204に初期画面の表示を行う指令が与えられ、初期画面となる表示情報が制御部201より情報表示部107に与えられ、情報表示部107に初期画面が表示される。
この情報表示部107に表示される初期画面には、図4(a)のように、操作入力部106によって文字入力されたときに文字認識部205で認識された文字列が表示される検索語表示領域401と、文字認識部205で認識された認識文字列203に基づいて辞書検索部206が検索した辞書検索結果204が表示される結果表示領域402と、操作入力部106によって文字入力された入力情報による文字画像が表示される文字入力領域403と、が表示される。尚、文字入力領域403は、1つの文字に対して1領域となるように形成されるものとするが、複数の文字が1つの領域に表示されるような領域としても構わない。
その後、操作入力部106によって文字入力がなされると、入力情報が制御部201を通じて文字認識部205に与えられる。このとき、この入力情報が文字認識部205から辞書検索部206を介して表示情報処理部208に与えられると、図4(b)のように、この入力情報による文字画像を文字入力領域403に表示するように処理する。又、文字認識部205では、入力情報に基づいて、操作入力部106に入力された文字が認識され、この認識文字列203を記憶領域202に記憶させる。
そして、辞書検索部206では文字認識部205より指令が与えられて、記憶領域202に記憶された認識文字列203に基づく辞書検索動作を行う。この認識文字列203に基づいて記録媒体104から検索された辞書情報による辞書検索結果204が記憶領域202に記憶されると、認識された認識文字列203と共に、辞書検索結果204が表示情報処理部208に与えられる。そのため、表示情報処理部208では、図4(b)のように、認識文字列203による文字列が検索語表示領域401に表示されるとともに、辞書検索結果204による検索された文字列の検索語と見出しとが結果表示領域402に表示されるように、表示情報が生成される。
即ち、操作入力部106が操作されて「お」という文字が手書き入力されると、文字認識部205において、「お」という文字が認識されて認識文字列203とされる。そして、この「お」という文字による認識文字列203に基づいて、辞書検索部206が図3のような構造の記録媒体104内の辞書情報を検索することで、検索語及び見出しが「おくれ(後れ、遅れ)」、「おしえ(教え)」、「おしえ(押し絵)」となる辞書情報によって構成された辞書検索結果204が得られる。
よって、表示情報処理部208で生成された表示情報が与えられる情報表示部107では、図4(b)のように、文字入力領域403に「お」という手書き文字による画像が表示されるとともに、認識文字列203による「お」という文字が検索語表示領域401に表示される。又、図4(b)のように、辞書検索結果204により、「おくれ(後れ、遅れ)」、「おしえ(教え)」、「おしえ(押し絵)」となる検索語及び見出しが、情報表示部107の画面における結果表示領域402に表示される。尚、上述の説明を含め、本実施形態においては、1文字が入力される毎に、認識文字列203と部分一致する辞書情報が全て辞書検索結果204として検索されるものとする。又、見出しと検索語が同時に表示されるものとするとともに、その表示される最大数が結果表示領域402に表示されるものとする。
このように操作入力部106への文字入力に対して、認識文字列203及び辞書検索結果204が得られて、図4(b)のように表示されているときに、操作入力部106が更に操作されて、結果表示領域402に表示されている複数の検索語及び見出しから一つが選択されると、その操作内容を示す入力情報が制御部201に与えられる。そして、この入力情報が操作情報処理部207に与えられることで、選択された検索語及び見出しが確認され、確認された検索語及び見出しが表示情報処理部208に通知される。
よって、表示情報処理部208では、選択された検索語及び見出しによる辞書情報を辞書検索結果204より抽出して表示情報を生成する。そして、表示情報処理部208で生成された表示情報が制御部201を介して情報表示部107に与えられる。これにより、情報表示部107では、検索語表示領域401と結果表示領域402と文字入力領域403とによる図4(b)のような画面が消え、図4(c)のように、辞書情報全てが表示される本文表示領域404による画面が表示される。そして、選択された検索語及び見出しと、その本文情報とが、本文表示領域404に表示される。
即ち、図4(b)のような画面が情報表示部107に表示されているとき、操作入力部106によって結果表示領域402に表示されている検索語及び見出しから、「おしえ(教え)」が選択されると、選択された検索語及び見出しが「おしえ(教え)」であることを示す入力情報が制御部201に与えられる。よって、この入力情報が操作情報処理部207で確認されると、表示情報処理部208によって、この「おしえ(教え)」に対する本文情報が、選択された検索語及び見出しである「おしえ(教え)」とともに、本文表示領域404に表示されるように、表示情報が生成されて情報表示部107に与えられる。そして、図4(c)のように、情報表示部107において、本文表示領域404に、検索語及び見出しである「おしえ(教え)」とともに、本文情報である「(1)教えること。(2)宗旨。 〜子(−ご) 生徒、弟子。」が表示される。
(辞書検索動作)
このような電子辞書装置での辞書検索動作の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態の電子辞書装置における辞書検索動作を示すフローチャートである。尚、以下では、n番目の入力文字を認識したときに得られた文字のリストを文字リストc(n)とし、n番目の入力文字を認識したときに得られたn文字となる文字列のリストを文字列リストL(n)とする。
操作入力部106より1文字目が入力されて、入力文字を示す入力情報が制御部201より文字認識部205に与えられ、辞書検索動作が開始されると、まず、計数される文字数nを1として初期化した後(STEP1)、文字認識部205による文字認識が行われる(STEP2)。よって、1番目の入力文字が認識されるため、認識した文字が文字リストc(1)とされるとともに(STEP3)、この文字リストc(1)を1文字となる文字列リストL(1)とする(STEP4)。尚、この文字列リストL(1)が、認識文字列203として記憶領域202に記憶される。
その後、辞書検索部206によって、認識文字列203である文字列L(n)と部分一致する辞書情報が記録媒体104より検索されて、検索された辞書情報による辞書検索結果204が記憶領域202に記憶される(STEP5)。そして、認識文字列203及び辞書検索結果204に応じた表示情報が表示情報処理部208で生成されることで、例えば、図4(b)のような検索結果が情報表示部106に表示される(STEP6)。
このように検索結果の表示が成されると、操作入力部106によって本文情報を表示させる検索語及び見出しが選択れたか否かが、操作入力部106より入力される入力情報を制御部201で判定することで判断される(STEP7)。このとき、操作入力部106からの入力情報が文字入力である場合(No)、計数される文字数nを1つ計数した後(STEP8)、文字認識部205による文字認識が行われる(STEP9)。そして、操作入力部106からの入力情報より認識された文字によるリストを、文字リストc(n)とする(STEP10)。又、記憶領域202から読み出した認識文字列203による文字列リストL(n−1)より、各文字列の最後尾となる文字によるリストを、文字リストc(n−1)として読み出す(STEP11)。
その後、文字リストc(n−1),c(n)の2文字の組み合わせ(以下、この組み合わせを「連接」と呼ぶ)それぞれを、記録媒体104内に記録した各辞書情報の検索語における連接と照合することで、辞書情報の検索語として使用されている連接が確認される(STEP12)。この連接が確認されて得られた結果となるn文字の文字列のリストが、文字列リストL(n)とされ、認識文字列203として記憶領域202に記憶されると(STEP13)、再び、STEP5に移行して、この文字列リストL(n)による辞書検索が行われる。
このSTEP5〜STEP13の動作が繰り返し行われているとき、STEP7において、操作入力部106からの操作入力となる入力情報が制御部201で確認されると(Yes)、この入力情報によって選択が確認された検索語及び見出しに対する辞書情報による表示情報が表示情報処理部208で生成される(STEP14)。よって、例えば、図4(c)のように、選択された検索語及び見出しと、その本文情報とが、情報表示部107に表示される。
(連接チェック動作)
図5のフローチャートに従って辞書検索動作を行うときにおける、STEP12での連接チェック動作について、図面を参照して説明する。尚、図6は、連接チェック動作を説明するための辞書情報と連接規則との関係を説明するための一例を示す図であり、又、図7は、連接チェック動作を示すフローチャートである。
まず、記録媒体104内に記録される辞書情報から確認される検索語それぞれの連接を表す連接規則について、説明する。図6の例において、記録媒体104に記録される辞書情報が6つであり、各辞書情報による検索語及び見出し(見出しは括弧内)が、図6(a)のように、「おくれ(遅れ、後れ)」、「おしえ(教え)」、「おしえ(押し絵)」、「くれる(暮れる)」、「しへい(紙幣)」、「しれい(司令)」、「しれい(指令)」、「しわす(師走)」であるものとする。尚、図6の例では、説明を簡単にするため、全て3文字の検索語とするとともに、この検索語が8つだけ記録されているものとしている。
このとき、例えば、「おくれ」となる検索語からは、図6(a)のように、1文字目と2文字目の連接による「おく」と、2文字目と3文字目の連接による「くれ」とが、抽出される。同様に、検索語「おしえ」からは「おし」と「しえ」となる連接が、検索語「くれる」からは「くれ」と「れる」となる連接が、検索語「しへい」からは「しへ」と「へい」となる連接が、検索語「しれい」からは「しれ」と「れい」となる連接が、検索語「しわす」からは「しわ」と「わす」となる連接が、それぞれ抽出される。
よって、図6(a)のような検索語を備える辞書情報を記録した記録媒体104から得られる検索規則となる連接である連接規則は、図6(b)に示すように、「おく」、「おし」、「くれ」、「しえ」、「しへ」、「しれ」、「しわ」、「へい」、「れい」、「れる」、「わす」の11連接によるものであることがわかる。この図6(b)の連接規則に基づく連接と一致する連接が、文字リストc(n−1),c(n)の組み合わせによる連接より確認される。
このような連接規則に基づく連接より一致する連接を検索する、連接チェック動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。尚、図7のフローチャートにおいて、n−1文字目の文字リストc(n−1)に対する計数値をiとし、n文字目の文字リストc(n)に対する計数値をjとし、n−1文字による文字列リストL(n−1)に対する計数値をkとする。
又、i,j,kの最大値それぞれ、s(n−1),s(n),m(n−1)とする。即ち、文字リストc(n−1)として選択された文字数がs(n−1)文字であり、n文字目の文字リストc(n)として選択された文字数がs(n)文字であり、文字列リストL(n−1)として選択された文字列がm(n−1)個である。更に、文字リストc(n−1)におけるi番目の文字をc(n−1,i)と表し、文字リストc(n)におけるj番目の文字をc(n,j)と表し、文字列リストL(n−1)におけるk番目の文字列をL(n−1,k)と表す。
図5のフローチャートの動作を行っているときにSTEP12に移行すると、現在の文字数nが2以上であるか否かが確認される(STEP101)。そして、文字数nが1である場合は、文字リストc(1)を連接が確認された結果として、文字列リストL(1)とする(STEP13)。又、STEP101において、文字数nが2以上である場合は、連接を確認するため、文字列リストL(n)を初期化して、文字列の集合のない初期状態とする(STEP102)。
そして、文字リストc(n−1)に対する計数値iを1に初期化した後(STEP103)、文字リストc(n)に対する計数値jを1に初期化する(STEP104)。その後、記録媒体104内の辞書情報に基づく連接規則による連接において、2つの文字c(n−1,i)、c(n,j)による連接と一致するものが存在するか否かを確認することで、連接規則への整合が確認される(STEP105)。この文字c(n−1,i)、c(n,j)による連接が連接規則に整合する場合(Yes)、文字列リストL(n−1)に対する計数値kを1に初期化する(STEP106)。
その後、文字列L(n−1,k)における最後尾の文字(即ち、n−1番目の文字)が、文字c(n−1,i)と一致するか否かが確認される(STEP107)。このとき、文字列L(n−1,k)における最後尾の文字と、文字c(n−1,i)とが一致することが確認されると(Yes)、文字列L(n−1,k)に文字c(n,j)を追加した文字列を生成し、この生成した文字列を文字列リストL(n)に追加する(STEP108)。
そして、STEP107で、文字列L(n−1,k)における最後尾の文字と文字c(n−1,i)との一致が確認されなかったとき(No)、又は、STEP108で文字列リストL(n)への追加が成されたとき、文字列リストL(n−1)に対する計数値kが最大値m(n−1)よりも小さい値であるか確認される(STEP109)。このとき、文字列リストL(n−1)に対する計数値kが最大値m(n−1)よりも小さい値である場合(Yes)、計数値kを1つ計数した後(STEP110)、STEP107に移行する。
このように、STEP106からSTEP107に移行した後、STEP107〜STEP110の動作を繰り返すことで、文字列リストL(n−1)におけるm(n−1)個の文字列それぞれの最後尾の文字が、文字c(n−1,i)と一致することが確認される。そして、文字c(n−1,i)と最後尾の文字が一致する文字列を文字列リストL(n−1)より抽出して、n番目の文字c(n,j)を追加することでn文字の文字列を生成し、生成されたn文字の文字列による文字列リストL(n)に追加する。
又、STEP105で、文字c(n−1,i)、c(n,j)による連接が連接規則に整合しないことが確認されたとき(No)、又は、STEP109で、文字列リストL(n−1)に対する計数値kが最大値m(n−1)となったとき(No)、文字リストc(n)に対する計数値jが最大値s(n)よりも小さい値であるか確認される(STEP111)。このとき、文字リストc(n)に対する計数値jが最大値s(n)よりも小さい値である場合(Yes)、計数値jを1つ計数した後(STEP112)、STEP105に移行する。
このように、STEP104からSTEP105に移行した後、STEP105〜STEP112の動作を繰り返すことで、連接する2文字c(n−1,i)、c(n,j)のうち、文字c(n,j)を変更して、連接規則に整合するか否かを確認し、連接規則に整合するものについては、STEP106〜STEP110の動作を行うことで、文字列リストL(n−1)を確認して、文字列L(n)に追加する文字列が検索される。
又、STEP111で、文字リストc(n)に対する計数値jが最大値s(n)となったとき(No)、文字リストc(n−1)に対する計数値iが最大値s(n−1)よりも小さい値であるか確認される(STEP113)。このとき、文字リストc(n−1)に対する計数値iが最大値s(n−1)よりも小さい値である場合(Yes)、計数値iを1つ計数した後(STEP114)、STEP104に移行する。
このように、STEP103からSTEP104に移行した後、STEP104〜STEP114の動作を繰り返すことで、文字c(n−1,i)を変更するとともに、STEP104〜STEP112において文字c(n,j)を変更することで、文字c(n−1,i)、c(n,j)による連接が連接規則に整合するか否かを確認し、連接規則に整合するものについては、STEP106〜STEP110の動作を行うことで、文字列リストL(n−1)を確認して、文字列L(n)に追加する文字列が検索される。
そして、STEP113で、文字リストc(n−1)に対する計測値iが最大値s(n−1)となったとき(No)、文字リストc(n−1),c(n)全ての文字による連接が連接規則と対比されたものであるとして、STEP13に移行する。よって、得られた文字列リストL(n)を、認識文字列203として記憶領域202に記憶させる。
このような連接チェック動作を、実際の動作例によって簡単に説明する。本動作例において、操作入力部106によって、図8のように、1文字目に手書き文字801が、2文字目に手書き文字802が、3文字目に手書き文字803が、それぞれ入力されるものとする。このとき、まず、操作入力部106により手書き文字801が入力されると、この文字入力された入力情報が制御部201に与えられ、文字認識部205で手書き文字801の文字認識が行われる。
この文字認識部205で認識された結果が、「く」「し」であるものとする。この認識結果となる文字「く」「し」が文字リストc(1)とされるとともに、手書き文字801が1文字目であるので、文字列リストL(1)を文字リストc(1)と同じ1文字の文字列「く」「し」とする。これにより、辞書検索部206が記録媒体104の辞書情報に基づいて、1文字目が「く」「し」となる検索語の辞書情報を検索する。このとき、記録媒体104に記録される辞書情報が図6(a)によるものとすると、辞書検索部206によって、検索語が「くれる」「しへい」「しれい」「しわす」となる5つの辞書情報が検索され、辞書検索結果204とされる。
よって、表示情報処理部208によって、情報表示部107の表示画面を、図9(a)のような初期画面から、図9(b)のような画面に切り換えられる。即ち、図9(b)に示すように、検索語表示領域401に、認識文字列203による文字列「く」「し」のうち、文字列「し」が表示され、結果表示領域402に、辞書検索結果204による検索語「くれる」「しへい」「しれい」「しわす」の辞書情報のうち、「くれる」「しへい」「しれい」の検索語及び見出し「くれる(暮れる)」「しへい(紙幣)」「しれい(司令)」が表示され、文字入力領域403に、手書き文字801による画像が表示される。
尚、検索語表示領域401には、「く」のみ、又は、「く」「し」両方が表示されるものとしても構わない。又、結果表示領域402においても、その領域の大きさに応じて、表示可能な数だけ「くれる」「しへい」「しれい」「しわす」の辞書情報が表示され、全てが表示されない場合は、結果表示領域402における画像をスクロールさせることで、表示されていない辞書情報を表示させる。
そして、次に、操作入力部106により手書き文字802が入力されると、この文字入力された入力情報が制御部201に与えられ、文字認識部205で手書き文字802の文字認識が行われた後、この認識した文字と1文字目との連接による文字認識が行われる。即ち、まず、手書き文字802の文字認識が行われた結果が、「れ」「わ」となったとすると、この2文字「れ」「わ」を文字リストc(2)とするとともに、記憶領域202内の認識文字列203より確認される文字列リストL(1)に基づいて、1文字目が「く」「し」であることを示す文字リストc(1)を得る。
このとき、文字リストc(1),c(2)それぞれの文字数が2であり、文字列リストL(1)の文字列数が2であるため、s(1)、s(2)、m(1)がそれぞれ「2」となる。又、文字c(1,1)、c(1,2)、c(2,1)、c(2,2)それぞれを、「く」「し」「れ」「わ」とし、文字列L(1,1)、L(1,2)それぞれを、「く」「し」とする。まず、c(1,1)とc(2,1)による連接である「くれ」について、記録媒体104における連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「くれ」が存在するとともに、文字列L(1,1)の最後尾となる文字が「く」であるため、この「くれ」が文字列リストL(2)に追加される。
次に、c(1,1)とc(2,2)による連接である「くわ」について、記録媒体104における連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「くわ」が存在しないため、この「くわ」は文字列リストL(2)に追加されない。そして、c(1,2)とc(2,1)による連接である「しれ」について、記録媒体104における連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「しれ」が存在するとともに、文字列L(1,2)の最後尾となる文字が「し」であるため、「くれ」と同様、文字列リストL(2)に追加される。
最後に、c(1,2)とc(2,2)による連接である「しわ」について、記録媒体104における連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「しわ」が存在するとともに、文字列L(1,2)の最後尾となる文字が「し」であるため、「くれ」と同様、文字列リストL(2)に追加される。よって、文字列リストL(2)が、2文字による文字列「くれ」「しれ」「しわ」の3つの文字列によって構成される。そして、この文字列リストL(2)が文字認識部205において認識文字列203とされるため、この文字列リストL(2)によって記録媒体104に対する辞書検索が、辞書検索部206によって行われる。
その結果、検索語が「くれる」「しれい」「しわす」となる4つの辞書情報が検索され、辞書検索結果204とされる。よって、表示情報処理部208によって、情報表示部107の表示画面を、図9(c)に示すように、検索語表示領域401に、認識文字列203による文字列「くれ」「しれ」「しわ」のうち、文字列「しれ」が表示され、結果表示領域402に、辞書検索結果204による検索語「くれる」「しれい」「しわす」のうち、「くれる」「しれい」の検索語及び見出し「くれる(暮れる)」「しれい(司令)」「しれい(指令)」が表示され、文字入力領域403に、手書き文字801,802による画像が表示される。
尚、このときも、検索語表示領域401には、「しれ」「しわ」それぞれのみ、又は、「くれ」「しれ」「しわ」の2つ以上の語句を組み合わせたものが、表示されるものとしても構わない。又、結果表示領域402においても、その領域の大きさに応じて、表示可能な数だけ「くれる」「しれい」「しわす」の辞書情報が表示され、全てが表示されない場合は、結果表示領域402における画像をスクロールさせることで、表示されていない辞書情報を表示させる。
そして、最後に、操作入力部106により手書き文字803が入力されると、この文字入力された入力情報が制御部201に与えられ、文字認識部205で手書き文字803の文字認識が行われた後、この認識した文字と2文字目との連接による文字認識が行われる。即ち、まず、手書き文字803の文字認識が行われた結果が、「す」となったとすると、この文字「す」を文字リストc(3)とするとともに、記憶領域202内の認識文字列203より確認される文字列リストL(2)に基づいて、2文字目が「れ」「わ」であることを示す文字リストc(2)を得る。
このとき、文字リストc(2),c(3)それぞれの文字数が2、1であり、文字列リストL(2)の文字列数が3であるため、s(2)、s(3)、m(2)がそれぞれ「2」「1」「3」となる。又、文字c(2,1)、c(2,2)、c(3,1)それぞれを、「れ」「わ」「す」とし、文字列L(2,1)、L(2,2)、L(2,3)それぞれを、「くれ」「しれ」「しわ」とする。まず、c(2,1)とc(3,1)による連接である「れす」について、記録媒体104における連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「れす」が存在しないため、この「れす」を含む文字列は文字列リストL(3)に追加されない。
次に、c(2,2)とc(3,1)による連接である「わす」について、記録媒体104における連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「わす」が存在するとともに、文字列L(2,3)である「しわ」の最後尾となる文字が「わ」であるため、この文字列L(2,3)である「しわ」に文字c(3,1)である「す」を加えた文字列「しわす」が、文字列リストL(3)に追加される。そして、この文字列リストL(3)が文字認識部205において認識文字列203とされるため、この文字列リストL(3)によって記録媒体104に対する辞書検索が、辞書検索部206によって行われる。
その結果、検索語が「しわす」となる1つの辞書情報が検索され、辞書検索結果204とされる。よって、表示情報処理部208によって、情報表示部107の表示画面を、図9(d)に示すように、検索語表示領域401に、認識文字列203による文字列「しわす」が表示され、結果表示領域402に、辞書検索結果204による検索語「しわす」の検索語及び見出し「しわす(師走)」が表示され、文字入力領域403に、手書き文字801,802,803による画像が表示される。
このように連接チェック動作を行うことにより、記録媒体104に記録された辞書情報による連接規則に基づいた検索を行うことができるため、その検索範囲を限定することができ、検索動作をより単純なものとすることができる。
(連接チェック動作の別例)
上述の連接チェック動作において、図6の例のように、連接規則を文字の位置に関係なく設定されるものとしたが、本例においては、文字の位置における限定を行った設定とする。即ち、本例では、(x−1)文字目と(x)文字目の連接規則(以下、「(x−1)→x文字目連接規則」とする)をそれぞれ設定し、各文字位置に応じた連接規則と照合されるものとすることで、より限定した辞書検索を行う。
まず、記録媒体104内に記録される辞書情報から確認される検索語それぞれの連接を表す連接規則について、図10を参照して説明する。図10の例においても、図6の例の場合と同様、記録媒体104に記録される辞書情報が6つであり、各辞書情報による検索語が、図10(a)のように、「おくれ」、「おしえ」、「くれる」、「しへい」、「しれい」、「しわす」であるものとする。
このとき、図10(b)のように、1→2文字目連接規則として、検索語「おくれ」「おしえ」「くれる」「しへい」「しれい」、「しわす」より、「おく」、「おし」、「くれ」、「しへ」、「しれ」、「しわ」の6つの連接が得られるとともに、2→3文字目連接規則として、検索語「おくれ」「おしえ」「くれる」「しへい」「しれい」、「しわす」より、「くれ」、「しえ」、「れる」、「へい」、「れい」、「わす」の6つの連接が得られる。尚、図10の例では、3文字の検索語とされるため、1→2文字目連接規則と2→3文字目連接規則のみであるが、更に文字数が多い場合は、1→2文字目連接規則、2→3文字目連接規則、3→4文字目連接規則、4→5文字目連接規則、…、のように、その文字数に応じた数だけ(x−1)→x文字目連接規則が得られる。
このように、各文字位置における連接規則が得られるため、本例においては、図7のフローチャートに従って連接チェック動作を行ったとき、STEP105で連接規則への整合が確認されるとき、入力された文字の文字位置に応じた連接規則への整合が確認される。即ち、文字c(n−1,i)、c(n,j)による連接が、(n−1)→n文字目連接規則に整合するか否かが確認される。その他のステップでの動作については、図6を用いて説明した例と同様の動作を行う。
この文字位置毎の連接規則を用いた連接チェック動作を、実際の動作例によって簡単に説明する。本動作例において、操作入力部106によって、図11のように、1文字目に手書き文字901が、2文字目に手書き文字902が、3文字目に手書き文字903が、それぞれ入力されるものとする。このとき、まず、操作入力部106により手書き文字901が入力されると、この文字入力された入力情報が制御部201に与えられ、文字認識部205で手書き文字901の文字認識が行われる。
この文字認識部205で認識された結果が、「お」であるものとすると、この認識結果となる文字「お」が文字リストc(1)とされ、この文字リストc(1)がそのまま文字列リストL(1)とされる。これにより、辞書検索部206が記録媒体104の辞書情報に基づいて、1文字目が「お」となる検索語の辞書情報を検索するため、検索語が「おくれ」「おしえ」となる3つの辞書情報が検索され、辞書検索結果204とされる。
よって、表示情報処理部208によって、情報表示部107の表示画面を、図10(a)のような初期画面から、図10(b)のような画面に切り換えられる。即ち、図10(b)に示すように、検索語表示領域401に、認識文字列203による文字列「お」が表示され、結果表示領域402に、辞書検索結果204による検索語「おくれ」「おしえ」の検索語及び見出し「おくれ(後れ、遅れ)」「おしえ(教え)」「おしえ(押し絵)」が表示され、文字入力領域403に、手書き文字901による画像が表示される。
そして、次に、操作入力部106により手書き文字902が入力されると、文字認識部205で手書き文字902の文字認識が行われた後、この認識した文字と1文字目との連接による文字認識が行われる。即ち、まず、手書き文字902の文字認識が行われた結果が、「く」「し」となったとすると、この2文字「く」「し」を文字リストc(2)とするとともに、記憶領域202内の認識文字列203より確認される文字列リストL(1)に基づいて、1文字目が「お」であることを示す文字リストc(1)を得る。
このとき、文字リストc(1),c(2)それぞれの文字数が1、2であり、文字列リストL(1)の文字列数が1であるため、s(1)、s(2)、m(1)がそれぞれ「1」「2」「1」となる。又、文字c(1,1)、c(2,1)、c(2,2)それぞれを、「お」「く」「し」とし、文字列L(1,1)を、「お」とする。まず、c(1,1)とc(2,1)による連接である「おく」について、記録媒体104における1→2文字目連接規則との照合が行われる。このとき、1→2文字目連接規則に「おく」が存在するとともに、文字列L(1,1)の最後尾となる文字が「お」であるため、この「おく」が文字列リストL(2)に追加される。
次に、c(1,1)とc(2,2)による連接である「おし」について、記録媒体104における1→2文字目連接規則との照合が行われる。このとき、1→2文字目連接規則に「おし」が存在するとともに、文字列L(1,1)の最後尾となる文字が「お」であるため、この「おし」が文字列リストL(2)に追加される。よって、文字列リストL(2)が、2文字による文字列「おく」「おし」の2つの文字列によって構成される。そして、この文字列リストL(2)が文字認識部205において認識文字列203とされ、この文字列リストL(2)による記録媒体104への辞書検索が、辞書検索部206によって行われる。
その結果、1文字目と同様、検索語が「おくれ」「おしえ」となる3つの辞書情報が検索され、辞書検索結果204とされる。よって、表示情報処理部208によって、情報表示部107の表示画面では、図10(c)に示すように、検索語表示領域401と文字入力領域403の内容が変更する。即ち、検索語表示領域401に、認識文字列203による文字列「おく」「おし」のうち、文字列「おし」が表示され、文字入力領域403に、手書き文字901,902による画像が表示される。尚、このとき、検索語表示領域401には、「おし」のみ、又は、「おく」「おし」の両方が、表示されるものとしても構わない。
そして、最後に、操作入力部106により手書き文字903が入力されると、この文字入力された入力情報が制御部201に与えられ、文字認識部205で手書き文字903の文字認識が行われた後、この認識した文字と2文字目との連接による文字認識が行われる。即ち、まず、手書き文字803の文字認識が行われた結果が、「れ」「わ」となったとすると、この2つの文字「れ」「わ」を文字リストc(3)とするとともに、記憶領域202内の認識文字列203より確認される文字列リストL(2)に基づいて、2文字目が「く」「し」であることを示す文字リストc(2)を得る。
このとき、文字リストc(2),c(3)それぞれの文字数が2であり、文字列リストL(2)の文字列数が2であるため、s(2)、s(3)、m(2)がそれぞれ「2」となる。又、文字c(2,1)、c(2,2)、c(3,1)、c(3,2)それぞれを、「く」「し」「れ」「わ」とし、文字列L(2,1)、L(2,2)それぞれを、「おく」「おし」とする。まず、c(2,1)とc(3,1)による連接である「くれ」について、記録媒体104における2→3文字目連接規則との照合が行われる。このとき、2→3文字目連接規則に「くれ」が存在するとともに、文字列L(2,1)の最後尾となる文字が「く」であるため、この「おくれ」が文字列リストL(3)に追加される。
次に、c(2,1)とc(3,2)による連接である「くわ」について、記録媒体104における2→2文字目連接規則との照合が行われる。このとき、連接規則に「くわ」が存在しないため、この「くわ」は文字列リストL(3)に追加されない。又、c(2,2)とc(3,1)による連接である「しれ」について、記録媒体104における2→3連接規則との照合が行われるが、「しれ」も存在しないため、「くわ」と同様、文字列リストL(3)に追加されない。更に、c(2,2)とc(3,2)による連接である「しわ」について、記録媒体104における2→3連接規則との照合が行われるが、「しわ」も存在しないため、「くわ」と同様、文字列リストL(3)に追加されない。
これにより、文字列リストL(3)が、3文字による文字列「おくれ」の1つの文字列によって構成される。そして、この文字列リストL(3)が文字認識部205において認識文字列203とされるため、この文字列リストL(3)によって記録媒体104に対する辞書検索が、辞書検索部206によって行われる。その結果、検索語が「おくれ」となる1つの辞書情報が検索され、辞書検索結果204とされる。
よって、表示情報処理部208によって、情報表示部107の表示画面を、図10(d)に示すように、検索語表示領域401に、認識文字列203による文字列「おくれ」が表示され、結果表示領域402に、辞書検索結果204による検索語「おくれ」の検索語及び見出し「おくれ(後れ、遅れ)」が表示され、文字入力領域403に、手書き文字901,902,903による画像が表示される。
このように、本例によると、文字位置毎の連接規則との比較が行われるため、連接規則との整合を確認する回数が、文字位置に関係なく生成された連接規則と比較する場合と比べて、少なくすることができる。即ち、上述の例において、文字位置に関係なく連接規則が生成された場合、連接規則と整合する連接が「くれ」のみではなく、「しれ」「しわ」も整合するものとされる。そのため、検索するための文字列リストL(3)が「おくれ」「おしれ」「おしわ」とされ、この3つの文字列に基づいて辞書検索を行うことで、「おくれ」が検索語となる辞書情報が検索されることとなり、本例に比べて、辞書検索時に時間がかかる。
本発明は、手書き文字認識による文字入力だけでなく、OCRによる文字入力や音声文字入力などの文字認識で曖昧さが生じる文字入力においても適用することが可能であり、辞書情報を有する記録媒体を処理する電子辞書装置に対して適用可能である。又、この電子辞書装置としては、PCなどの別の機能を行う端末装置に電子辞書機能を組み込まれたものであっても構わないし、特に、電子辞書機能専用とされる電子辞書専用端末装置であっても構わない。携帯電話装置やPDAなどのメモリ資源が限られた装置に電子辞書機能が組み込まれた場合や、メモリ資源が制限された電子辞書専用端末装置において、有効に活用することができる。
更に、PCなどの別の機能を行う端末装置に対して与えるプログラムとして提供することも可能である。このようなプログラムは、フレキシブルディスク、CD、DVD、ROM、RAM、及びメモリカードなどの端末装置で読み取り可能な記録媒体に記録させて、提供されるものとしても構わないし、又、ネットワークを介したダウンロードによって提供されるものとしても構わない。そして、この提供されるプログラムが、提供される端末装置に備えられるハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。
本実施形態において、連接規則を確認するために、2文字の組み合わせを連接とするものとしたが、2文字の組み合わせに限定するものではなく、2文字以上の連続する複数文字による組み合わせを連接とし、この連接による連接規則を確認することで、辞書検索を行う。即ち、図6又は図10に示すような連接規則のように、各検索語で連続する複数文字の連接が確認され、確認された複数文字の連接を連接規則として記録する。例えば、3文字による連接規則が記録されるとき、検索語が5文字からは、1文字目と2文字目と3文字目による連接と、2文字目と3文字目と4文字目による連接と、3文字目と4文字目と5文字目による連接とが、連接規則として得られて記録される。
そして、この2文字以上の連続する複数文字による組み合わせとする連接規則に基づいて、入力文字に対する文字検索が行われる。尚、上述の実施形態のように、連接規則を2文字の組み合わせに基づくものとしたとき、図5のフローチャートにおいて、STEP11で、認識文字列の最後尾となる文字によるリストを読み出すものとした。それに対して、連接規則を2文字以上の連続するx文字(x≧2の整数)による組み合わせとする場合は、認識文字列の最後尾となる連続するx−1文字の文字列による文字リストを読み出す。そして、この文字リストからのx−1文字の文字列に、入力されて認識された文字を組み合わせた2文字の文字列に対して、連接規則を用いた連接チェック動作を行う。
は、本発明の実施形態における電子辞書装置の内部構成を示すブロック図である。 は、図1の電子辞書装置における機能構成を示すブロック図である。 は、記録媒体に記録された辞書情報の構造を示す図である。 は、情報表示部における辞書検索時の操作に応じて遷移する画面の表示例を示す図である。 は、本発明の実施形態における電子辞書装置の辞書検索動作を示すフローチャートである。 は、図5のフローチャートにおける連接チェック動作を説明するための図である。 は、図5のフローチャートにおける連接チェック動作を示すフローチャートである。 は、手書き文字入力の一例を示す図である。 は、図8の入力例における情報表示部における表示画面遷移を示す図である。 は、図5のフローチャートにおける連接チェック動作の別例を説明するための図である。 は、手書き文字入力の一例を示す図である。 は、図11の入力例における情報表示部における表示画面遷移を示す図である。
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 記録媒体
105 記録媒体再生部
106 操作入力部
107 情報表示部
108 バス
201 制御部
202 記憶領域
203 認識文字列
204 辞書検索結果
205 文字認識部
206 辞書検索部
207 操作情報処理部
208 表示情報処理部

Claims (16)

  1. 文字列毎の辞書情報を有する辞書情報記憶部を備える電子辞書装置において、
    文字を入力する文字入力部と、
    該文字入力部で入力された一意に決定できない文字列を認識する文字認識部と、
    該文字認識部で認識されて得た文字列を検索対象文字列として、該検索対象文字列に対して少なくともその一部が一致する文字列による辞書情報を前記辞書情報記憶部より検索する辞書検索部と、
    を備え、
    前記文字認識部において、前記辞書情報記憶部内の辞書情報を参照することで、前記文字入力部で入力された文字列を認識することを特徴とする電子辞書装置。
  2. 前記文字認識部において、
    前記文字入力部で入力された文字列を1文字毎に推測することで推測文字列を得た後、
    前記推測文字列に対して、その各文字位置の2文字以上の並びとなる連接毎に、前記辞書情報記憶部内の辞書情報による文字列全てより確認される2文字以上の並び全てである連接規則と比較することで、当該連接規則に一致しない連接を備える前記推測文字列を除外した残りの前記推測文字列を、前記文字入力部で入力された文字列として認識して、前記検索対象文字列とすることを特徴とする請求項1に記載の電子辞書装置。
  3. 前記文字認識部において、
    前記連接規則を前記辞書情報による文字列それぞれの文字位置毎のものとし、
    前記推測文字の前記連接と前記連接規則とを比較するとき、同一の文字位置のもののみを比較することを特徴とする請求項2に記載の電子辞書装置。
  4. 前記文字入力部によって1文字となる第1文字が入力されると、
    前記文字認識部において、前記第1文字が認識されるとともに、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾の連続する1文字以上の文字列による第2文字と前記第1文字とによる連接を前記連接規則と比較することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子辞書装置。
  5. 前記文字認識部において、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾の連続する1文字以上の文字列が、前記連接規則に存在することが確認された連接における前記第2文字と一致する前記検索対象文字列を確認するとともに、確認した当該検索対象文字列の最後尾に前記連接を構成する第1文字を追加して得られた文字列を、新たに、前記検索対象文字列とすることを特徴とする請求項4に記載の電子辞書装置。
  6. 前記辞書検索部で検索されて得られた前記辞書情報を表示する情報表示部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子辞書装置。
  7. 前記辞書情報記憶部が、
    前記辞書情報を記憶する記憶媒体と、
    当該記憶媒体の記録内容の読み出しを行う記憶媒体再生部と、
    によって構成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子辞書装置。
  8. 前記文字入力部によって、画像又は音声として文字が入力されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子辞書装置。
  9. 文字列毎の辞書情報を有する辞書情報記憶部と、文字を入力する文字入力部とを備える装置における電子辞書検索方法であって、
    前記文字入力部で入力された一意に決定できない文字列を認識する第1ステップと、
    該第1ステップで認識されて得た文字列を検索対象文字列として、該検索対象文字列に対して少なくともその一部が一致する文字列による辞書情報を前記辞書情報記憶部より検索する第2ステップと、
    を備え、
    前記第1ステップにおいて、前記文字認識部において、前記辞書情報記憶部内の辞書情報を参照することで、前記文字入力部で入力された文字列を認識することを特徴とする電子辞書検索方法。
  10. 前記第1ステップが、
    前記文字入力部で入力された文字列を1文字毎に推測することで推測文字列を得る第3ステップと、
    前記推測文字列に対して、その各文字位置の2文字以上の並びとなる連接毎に、前記辞書情報記憶部内の辞書情報による文字列全てより確認される2文字以上の並び全てである連接規則と比較することで、当該連接規則に一致しない連接を備える前記推測文字列を除外した残りの前記推測文字列を、前記文字入力部で入力された文字列として認識して、前記検索対象文字列とする第4ステップと、
    から構成されることを特徴とする請求項9に記載の電子辞書検索方法。
  11. 前記第4ステップにおいて、
    前記連接規則を前記辞書情報による文字列それぞれの文字位置毎のものとし、
    前記推測文字の前記連接と前記連接規則とを比較するとき、同一の文字位置のもののみを比較することを特徴とする請求項10に記載の電子辞書検索方法。
  12. 前記文字入力部によって1文字となる第1文字が入力されると、
    前記第3ステップにおいて、前記第1文字が認識された後、
    前記第4ステップにおいて、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾連続する1文字以上の文字列による第2文字と前記第1文字とによる連接を前記連接規則と比較することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電子辞書検索方法。
  13. 前記第4ステップにおいて、既に入力された文字列による前記検索対象文字列の最後尾連続する1文字以上の文字列が、前記連接規則に存在することが確認された連接における前記第2文字と一致する前記検索対象文字列を確認するとともに、確認した当該検索対象文字列の最後尾に前記連接を構成する第1文字を追加して得られた文字列を、新たに、前記検索対象文字列とすることを特徴とする請求項12に記載の電子辞書検索方法。
  14. 前記辞書情報記憶部が、
    前記辞書情報を記憶する記憶媒体と、
    当該記憶媒体の記録内容の読み出しを行う記憶媒体再生部と、
    によって構成されることを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれかに記載の電子辞書検索方法。
  15. 前記文字入力部によって、画像又は音声として文字が入力されることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれかに記載の電子辞書検索方法。
  16. 文字列毎の辞書情報を有する辞書情報記憶部と、画像又は音声として文字を入力する文字入力部とを備える装置に対して、前記辞書情報の検索を行う辞書情報検索機能を追加する電子辞書プログラムであって、
    請求項9〜請求項15のいずれかに記載の電子辞書検索方法に従った動作を前記装置が行うように制御させることを特徴とする電子辞書プログラム。
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