JP2007187160A - 熱エネルギを運動エネルギに変換する方法および装置 - Google Patents

熱エネルギを運動エネルギに変換する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な構造でありながら熱を運動エネルギに高効率に変換する方法および装置を提供する。
【解決手段】第1熱交換器1aの第1作動チャンバ2aに供給した熱伝達媒体によって、第1熱交換器1aの第2作動チャンバ3a内の作動媒体を等容加熱したのち、この第1熱交換器1aを含む前段の熱交換器1a;1bの第2作動チャンバ3a;3bから、後段の別の熱交換器1b;1cの第2作動チャンバ3b;3cへ、作動媒体の少なくとも一部を移送し、後段熱交換器1b;1cの第1作動チャンバ2b;2c内の熱伝達媒体によって、後段熱交換器1b;1cの第2作動チャンバ3b;3c内の作動媒体を等容加熱し、この作動媒体を空気圧−油圧コンバータ17に供給してコンバータ17から油圧媒体を排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱エネルギを運動エネルギに変換する方法および装置に関する。
熱エネルギを運動エネルギに変換し、その後、オプションとして、それを電流に変換するのに使用される循環プロセス及び方法として多種多様なものが知られている。それらは蒸気動力プロセス、スターリング(Sterling)プロセス、等に関するものである。これらの方法を使用する1つの可能性は、排熱を利用することによって内燃エンジンの効率を高めることである。しかし、内燃エンジンの冷却循環は通常100℃に近い温度で作動するものであるため、利用可能な温度レベルが比較的不利なものであるという問題がある。ソーラープラントからの熱を機械的作用に変換する場合にも類似の問題が生じる。
従来、熱エネルギを運動エネルギに変換する技術としては、例えば、以下に示す技術が知られている。
WO 03/081011A DE 32 32 497A US 4,617,801A US 4,283,915A GB 1 536 437A US 5,548,957A
WO 03/081011Aには、火力プロセスに関する特殊な解決手段が示されている。その明細書には、エンジン内で処理される作動媒体を複数のブラダ型アキュムレータ中で加熱することによって油圧媒体を加圧する方法が記載されている。このような方法は基本的には有効なものではあるが、その効率は低く、作り出すことが可能なエネルギの質の割には機械の複雑性が比較的高いものであることがわかっている。
DE 32 32 497Aには、熱エネルギを運動エネルギに変換する方法と装置であって、高温の熱伝達媒体が熱交換器の第1作動チャンバに運ばれ、作動媒体の第1量部分が前記高温熱伝達媒体によって前記熱交換器の第2作動チャンバ内で加熱され、この熱交換器の第2作動チャンバが空気圧−油圧コンバータに接続され、このコンバータからの油圧媒体が前記作動媒体の圧力によって排出される方法と装置が記載されている。この装置では、シリンダを交互に加熱・冷却する必要があり、シリンダの熱容量のためにこれには時間がかかる。従って、この装置の効率は限られたものである。
US 4,617,801Aには、自由移動ピストンを備える熱動力エンジンが開示されている。圧力をシステムに送り込むために空気圧−油圧コンバータが使用される。この装置は複雑な構造を有し、その効率は限られている。
熱を運動エネルギに変換するためのその他の解決構造がUS 4,283,915A,GB 1 536 437A及びUS 5,548,957Aに開示されている。しかしこれらの解決構造の全てに対して上述したコメントが当てはまる。
本発明の課題は、上述したタイプの方法であって、装置構造を可能な限り単純なものに維持しながら、たとえ不利な熱条件下においても、高い効率を達成することが可能な方法を提供することにある。
本発明によれば、前記方法は以下の工程を有する、
− 高温熱伝達媒体を第1熱交換器の第1作動チャンバに供給する、
− 前記熱伝達媒体によって、前記第1熱交換器の第2作動チャンバ内にて第1量の作動媒体を等容(isochoric)加熱する、
− 以下の副工程を反復実施する、
前記第1熱交換器又は前段の熱交換器の前記第2作動チャンバから、後段の別の熱交換器の第2作動チャンバへの、前記作動媒体の前記第1量のうちの少なくとも一部の移送を許容する、
前記後段熱交換器の第1作動チャンバ内に存在する熱伝達媒体によって、前記後段熱交換器の前記第2作動チャンバ内で、前記第1量の作動媒体のうちの前記移送された部分を等容(isochoric)加熱する、
− 前記後段又は最終段の熱交換器の前記第2作動チャンバを、空気圧−油圧コンバータに接続し、前記作動媒体の圧力によって前記コンバータから油圧媒体を排出する。
第1工程において、内燃エンジンによって、例えば100℃に加熱された熱伝達媒体が第1熱交換器の第1作動チャンバに導入される。好ましくは、前記第1熱交換器はフレキシブル膜によって互いに分離された二つの作動チャンバを備える圧力容器である、所謂ブラダ型アキュムレータとして構成される。これは前記二つの作動チャンバの総容量が比較的一定に維持されるが、これらのチャンバの個々の容量は可変であるということを意味する。上述の比較的大きなフレキシブル膜を介して、前記第1作動チャンバと第2作動チャンバ内に存在する媒体間において熱交換を比較的容易に行うことができる。前記第1熱交換器は、そのピストンが熱交換が比較的容易に可能であることを条件として、ピストンによって互いに分離された二つの作動チャンバを有するシリンダとして構成することも可能である。前記第1工程において、熱伝達媒体は、第1熱交換器内に、前記第1作動チャンバがこの熱交換器の総容量の約半分に達する程度に導入される。
第2工程において、前記第1熱交換器の前記第2作動チャンバ内に存在する作動媒体は、前記第1熱伝達媒体によって加熱される。これが加熱の主要部分である。というのは、当然、前記第1作動チャンバへの熱伝達媒体の供給中に、ある程度の加熱が既に生じているからである。前記加熱の主要部分は、前記第2作動チャンバに連通する全てのバルブが閉じられているため等容状態で行われる。第2作動チャンバ内で温度が上昇する結果、これに伴って作動媒体の圧力も上昇する。
第3の工程において、前記第1熱交換器の前記第2作動チャンバは、前記第2熱交換器の前記第2作動チャンバに接続され、これによって作動媒体はこの作動チャンバへと流れることが可能となる。弛緩の結果、移送された作動媒体は冷却し、同時に、第2熱交換器の第2作動チャンバの容量が増大する結果、熱伝達媒体が第2作動チャンバから移動される。このプロセスは、例えば、前記第2熱交換器の第1及び第2作動チャンバが、ほぼ同じ大きさの容量になるまで続く。各バルブの閉鎖後、第2熱交換器の第2作動チャンバ内で作動媒体の等容(isochoric)加熱が再び行われ、これが第4工程である。
本発明の方法の実施例によっては、2つ、3つ以上の熱交換器が順次スイッチングされる。このような作動媒体の等容加熱を2〜4回行う。特には4回の等容加熱を行うのが好ましい。二つの熱交換器しか存在しない場合は、第5工程において、前記第2熱交換器の第2作動チャンバは空気圧−油圧コンバータに接続され、このコンバータも、好ましくはブラダ型アキュムレータとして構成される。作動媒体が膨張する結果、油圧媒体は、例えば、エンジンを駆動するべく前記空気圧−油圧コンバータから放出される。
三つ以上の熱交換器を使用する方法の実施例の場合、前記方法の第3及び第4工程は、それぞれ頻繁に繰り返される。これにより、200バールから300バールの非常に高い圧力を達成することができ、非常に高い効率を達成することができる。前段の熱交換器の第2作動チャンバと後段の熱交換器の第2作動チャンバとの間において圧力補償が達成された後、前記第1又は前段熱交換器の第2作動チャンバから後段の熱交換器の第2作動チャンバへ作動媒体を送るべく、追加の熱伝達媒体が前段熱交換器に押し込まれるように構成すると特に効率を増大させることができる。前記移送流プロセス後に各熱交換器の第2作動チャンバから作動媒体を完全に排出するためには、勿論、機械的作用が必要である。しかし、この追加の要件はそれぞれ効率を増大させる高いエネルギ産出高によって相殺される。この点に関して、熱交換器の第2作動チャンバを完全に空にすると特に有利である。
冷却された熱伝達媒体を第1作動チャンバから取り除く。つまり、効率ロスを回避するためには、上述の諸工程の通過後に前記第1作動チャンバを完全に空にすることが特に好ましい。これは各熱交換器の第2作動チャンバに作動媒体を流し込むことによって行われ、実質的に無圧状態で行うことが可能である。
さらにこれに関して、前記作動媒体は圧縮可能である。気体状作動媒体と、液/気相混合物との両方が使用可能である。前記作動媒体が環境圧において−60℃〜−20℃である沸点を有するものとして構成すると特に好ましい。
本発明の前記方法の特に好適な実施例において、複数の循環プロセスが時間シフトされた状態で規則的間隔で実行される。これは、マルチシリンダ型内燃エンジンにおいてと同様に、循環変動を補償することが可能であり、特に油圧システムにおいて圧力の均一化(evening)を実現することが可能であるということを意味する。
前記油圧システムに供給されるエネルギは、様々な方法で使用することが可能である。例えば、油圧エンジンを駆動するために、油圧回路網への供給を行うことができる。主として、油圧エンジンによって駆動される発電機による電気エネルギの発生が提供される。
最終段の熱交換器の第2作動チャンバからの作動媒体の弛緩中に、大幅な冷却が発生するため、前記プロセスをこの時点において比較的低い温度になるように案内することが可能である。これによって、例えば、倉庫・冷却装置などのためにそれぞれ適した冷却用循環を供給することが可能となり、その結果、追加の利点が達成される。
本発明は、更に、熱エネルギを運動エネルギに変換する装置であって、少なくもと二つの熱交換器を備え、各熱交換器が第1及び第2作動チャンバを有し、第1作動チャンバが高温熱伝達媒体源に接続されている装置にも関する。
本発明によれば、この装置は、前記両熱交換器が互いに対して接続可能であるとともに作動媒体源にも接続可能な第2作動チャンバを有し、1つの熱交換器の第2作動チャンバが空気圧−油圧コンバータに接続されていることを特徴とする。
この点に関して、前記複数の熱交換器が前記第1熱交換器から始まり、漸進的に減少する容量を有するものとして構成することが好ましい。これにより、特に高い効率を達成することが可能となる。
以下、添付の図1、本発明の実施例のブロック図を参照しながら、本発明の実施例についてより詳細に説明する。
本発明による装置は、三つの熱交換器1a,1b,1cを有し、これらはブラダ型アキュムレータとして構成されている。各熱交換器1a,1b,1cは、第1作動チャンバ2a,2b,2cと第2作動チャンバ3a,3b,3cとを備え、これらチャンバはフレキシブル膜4によって互いに分離されている。この膜4の薄壁構造のフレキシビリティにより、各熱交換器の第1又は第2作動チャンバ2a,2b,2c,3a,3b,3c内において、常に同じ圧力、そして、少なくとも短い過渡的な期間の後において、実質的に同じ温度となるように保障される。前記熱交換器1a,1b,1cの第1作動チャンバ2a,2b,2cは、バルブ5を介して熱伝達媒体が循環する経路6に接続されている。前記熱伝達媒体はポンプ7によって循環され、この熱伝達媒体を例えば冷却水として使用する内燃エンジン9から排出される。オプションとして、前記熱交換器1a,1b,1cの第1作動チャンバ2a,2b,2cに熱伝達媒体を押し込むことによって、各熱交換器1a,1b,1cの第2作動チャンバ3a,3b,3cを完全に空にするべく高圧ポンプ(図示せず)を設けることも可能である。
尚、内燃エンジンのその他の接続は、例えば、排熱をも利用するべく熱交換器によって可能である。本発明を実施するに当たって、本発明の方法において、地熱・太陽熱等のその他の熱源を使用することも可能である。それぞれの所望圧力を設定するためにバッファストレージ8が使用される。
前記熱交換器1a,1b,1cの第2作動チャンバ3a,3b,3cは、バルブ10を介して作動媒体用の経路11に接続され、個々の熱交換器1a,1b,1c間には別のバルブ12が設けられている。別構成として、前記バルブ10を多方向バルブとして構成することも可能である。前記作動媒体はポンプ14によってストーレジ容器15から搬送される。空気圧−油圧コンバータ17が、更に別のバルブ13及び16を介して経路11と接続される。このコンバータ17は、これらも又フレキシブル膜4によって互いに分離されている油圧チャンバ18と作動チャンバ19とを有する。
前記作動媒体用の経路11は、前記空気圧−油圧コンバータ17への分岐とは別に、間にスロットル22が配設されている第1冷却器20と第2冷却器21とを介して更に延出している。作動媒体は、前記第2冷却器21の後にストーレジ容器15へと移動する。前記空気圧−油圧コンバータ17から始まる油圧回路は第1逆止バルブ23を含み、その後方には、電力を発生する発電機25に接続されたエンジン24が設けられている。このエンジン24の下流側で油圧媒体がストーレジ容器26に供給され、それは第2逆止バルブ27を介して前記空気圧−油圧コンバータ17へと再び戻される。
前記システムは250バールの最大圧に構成され、前記第1熱交換器1aは200リットルの総容量を有する。前記第2熱交換器1bは160リットルの総容量を有し、前記第3熱交換器1cは120リットルの総容量を有する。前記空気圧−油圧コンバータ17は80リットルの容量を有する。
実際の構成では、図1に図示した装置が、例えば5台、互いに並列に設けられる。これらの装置は同時に運転される。各装置に於いては、作動媒体等の循環プロセスは規則的間隔で行われる。ただし、5シリンダ式内燃エンジンと同様に、各装置おける作動のサイクルが互いに時間的にシフトするように運転される。このような並列運転は3〜7台の装置を用いて行うが、特に5台で行うのが好ましい。
次に本発明による方法を図1のブロック図を参照しながら詳述する。
最初の状態において、前記第1作動チャンバ2a,2b,2cは最小容量になっている。これは、前記膜4が熱伝達媒体の側に実質的に完全に位置し、第2作動チャンバ3a,3b,3cが熱交換器1a,1b,1cの実質的に全内容量を占め、作動媒体によって満たされているということを意味する。第1熱交換器1a内の作動媒体は実質的に周囲温度であり、その圧力はシステム内の最低圧として維持される例えば5バールである導入圧に対応する。
前記第1熱交換器1aに属する前記バルブ5が第1工程において開放され、例えば、100℃である温度の高温熱伝達媒体が第1作動チャンバ2aに流し込まれる。この供給は、第1及び第2作動チャンバ2a,3aがほぼ同じ容量であることを意味する前記膜4が中間位置に位置する時に終了する。余分の作動媒体は第1熱交換器1aと連動する前記第1バルブ10を介して前記ストレージ容器15に戻される。
前記中間位置に達した後、前記バルブ5及び10は閉じられ、これにより、第2作動チャンバ3a内の作動媒体が第1作動チャンバ2a内の高温熱伝達媒体によって等容(isochoric)的に加熱される。数秒後に温度補償が達成されると、第2作動チャンバ3a内の作動媒体は、温度80℃、圧力80バールとなる。
第3の工程において、第1熱交換器1aと第2熱交換器1bとの間の前記バルブ10, 12が開放される。これによって作動媒体は第1熱交換器1aの第2作動チャンバ3aから第2熱交換器1bの第2作動チャンバ3bへ流れることが可能となる。この結果、前記膜4はバルブ5の側に移動する。しかし、さらに熱伝達媒体を、前記膜4の中間位置がほぼ到達されるまで、第2熱交換器1bに連動する前記バルブ5を介して通路6から押し込む。次に、全てのバルブ5,10,12が閉じられ、第2熱交換器1bの第2作動チャンバ3b内で作動媒体の等容(isochoric)加熱が再び行われる。この加熱の前の伝送流プロセスによって、作動媒体は50℃の温度にまで冷却されており、その圧力は60バールにまで低下している。等容(isochoric)加熱後、その圧力は120バール、温度は85℃となる。
その後、第2及び第3熱交換器1b,1c間で類似の伝達加熱プロセスが行われる。作動媒体は最終的には250バールの圧力で90℃に達する。最終工程後、第3熱交換器1cと空気圧−油圧コンバータ17間でバルブ10,13及び16が開放され、それにより、作動媒体は空気圧−油圧コンバータ17の作動チャンバ19に流入する。これにより、油圧媒体は前記第1逆止バルブ23を超えてエンジン24を通して案内され、その内部において機械的作用が得られ、前記発電機25が駆動される。
本発明の解決構造によれば、機械的作用、従って、電力を得ることが可能であるばかりでなく、冷却器20,21の内部において必要な冷却も得ることが可能である。冷却器20内の作動媒体が、高温において周囲温度にまで冷却され、それによって前記スロットル22の後に、冷却プロセスのために利用することが可能な、例えば−40℃といった極めて低い温度が得られる場合に、最適な冷却作用を得ることができる。
本発明の前記方法及び装置の特に有利な点は、制御を異ならせることによって広い幅の作動パラメータを設定し、それによって非常に高い効率で非常に高いフレキシビリティを達成することが可能なことにある。
本発明に係る方法および装置は、熱を発生させる装置あるいは太陽エネルギ・地熱等の熱発生源に付随して動力を取り出す装置であれば、各種のアクチュエータあるいは発電機など様々な装置に利用することができる。
また、熱交換の過程における作動媒体の弛緩に際して有効な冷却効果が得られるため、例えば、倉庫・冷却装置等に利用することもできる。
本発明に係る装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1a,1b,1c 熱交換器
2a,2b,2c 第1作動チャンバ
3a,3b,3c 第2作動チャンバ
7 コンプレッサ
9 内燃エンジン
17 空気圧−油圧コンバータ
24 エンジン
25 発電機

Claims (25)

  1. 熱を運動エネルギに変換する方法であって、以下の工程を有する、
    − 高温熱伝達媒体を第1熱交換器の第1作動チャンバに供給する、
    − 前記熱伝達媒体によって、前記第1熱交換器の第2作動チャンバ内にて第1量の作動媒体を等容加熱する、
    − 以下の副工程を反復実施する、
    前段の熱交換器の前記第2作動チャンバから、後段の別の熱交換器の第2作動チャンバへの、前記作動媒体の前記第1量のうちの少なくとも一部の移送を許容する、
    前記後段熱交換器の第1作動チャンバ内に存在する熱伝達媒体によって、前記後段熱交換器の前記第2作動チャンバ内で、前記第1量の作動媒体のうちの前記移送された部分を等容加熱する、
    − 前記後段又は最終段の熱交換器の前記第2作動チャンバを、空気圧−油圧コンバータに接続し、前記作動媒体の圧力によって前記コンバータから油圧媒体を排出する。
  2. 前記前段の熱交換器の第2作動チャンバと後段の熱交換器の第2作動チャンバとの間において圧力補償が達成された後、前段の熱交換器の第2作動チャンバから後段の熱交換器の第2作動チャンバへ作動媒体を送るべく、追加の熱伝達媒体が前段熱交換器に押し込まれる請求項1に記載の方法。
  3. 前記前段の熱交換器の第2作動チャンバと後段の熱交換器の第2作動チャンバとの間において圧力補償が達成された後、前記前段の熱交換器の第2作動チャンバは完全に空にされる請求項2に記載の方法。
  4. 油圧媒体の放出後、全ての熱交換器の前記第1作動チャンバは完全に空にされる請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記作動媒体の2〜4回、好ましくは4回の等容加熱が行われる請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記作動媒体は気体状である請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記作動媒体は液/気相混合物として存在する請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 等容加熱後、前記第1熱交換器内の作動媒体の圧力は50〜100バールである請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 圧力補償達成後、前記第1熱交換器内の作動媒体の圧力は25〜50バールである請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記作動媒体は、周囲圧で−60℃〜−20℃の沸点を有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 規則的間隔の循環プロセスが時間シフト状態で同時に行われる請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 3〜7の、好ましくは5つの循環プロセスが同時に行われる請求項11に記載の方法。
  13. 前記熱伝達媒体は、内燃エンジンの排熱、又は、太陽エネルギ、又は地熱によって加熱される請求項11〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記油圧媒体は、好ましくは電力発生用の発電機に接続されたエンジン内で処理される請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記作動媒体は、冷熱を発生するべく、前記油圧媒体の排出後に弛緩される請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 熱エネルギを運動エネルギに変換する装置であって、少なくもと二つの熱交換器を備え、各熱交換器が第1及び第2作動チャンバを有し、第1作動チャンバが高温熱伝達媒体源に接続されている装置であって、
    前記熱交換器が、互いに接続可能であるとともに作動媒体源にも接続可能な第2作動チャンバを有し、1つの熱交換器の第2作動チャンバが空気圧−油圧コンバータに接続されていることを特徴とする装置。
  17. 前記熱交換器はブラダ型アキュムレータとして構成されている請求項16に記載の装置。
  18. 前記熱交換器の前記第1作動チャンバに熱伝達媒体を供給するためのコンプレッサが設けられている請求項16又は17に記載の装置。
  19. 前記空気圧−油圧コンバータは、ブラダ型アキュムレータとして構成されている請求項16〜18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 複数の熱交換器と空気圧−油圧コンバータとから成る複数のグループが互いに並列に設けられている請求項16〜19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 複数の熱交換器と空気圧−油圧コンバータとから成る3〜7の、好ましくは5つのグループが互いに並列に設けられている請求項20に記載の装置。
  22. 熱交換器は、好ましくは電力発生用の発電機に接続されたエンジンに接続可能である請求項16〜21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 熱交換器は、冷却装置に接続可能である請求項16〜22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 熱伝達媒体の循環は、内燃エンジン、ソーラープラント、又は、前記熱伝達媒体を加熱する地熱エネルギを利用するためのプラントに接続されている請求項16〜23のいずれか一項に記載の装置。
  25. 各熱交換器はそのそれぞれの後段の熱交換器よりも大きな容量を有する請求項16〜24のいずれか一項に記載の装置。
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