JP2007182840A - 排気ガス還流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートとバルブとの間への異物の噛み込みを防止することができる排気ガス還流装置を提供すること。
【解決手段】EGRガスを導入する導入口12と、EGRガスを吸入空気に混入すために吸気系に排出する排出口13と、導入口12と排出口13とを連通する連通路14とが形成されたハウジング11と、連通路14に設けられたシート15と、シート15に当接または離間するバルブ20と、バルブ20を可動させるモータ30とを有するEGRバルブ10において、ハウジング11に形成された導入口12にEGRガス中の異物を捕集するためのメッシュフィルタ16を設ける。そして、メッシュフィルタ16には、通気抵抗を増加させないように、フィルタ16の面積の15%以上の面積を有する開口17を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンから排出される排気ガスの一部を吸気系に戻す排気ガス還流装置に関する。より詳細には、シートとバルブとの間への異物の噛み込みによる性能低下を防止することができる排気ガス還流装置に関するものである。
従来から、エンジンシステムには、エンジンから排出される排気ガスの一部を吸気系に戻すために排気系と吸気系とを連通する排気還流通路が設けられている。そして、排気還流通路には、排気ガスの還流量等を制御するための排気ガス還流装置が配置されている。この排気ガス還流装置として、近年、モータ(例えばステッピングモータ)によってバルブを上下動させ、その開度を制御するようにしたものが多く使用されている。
このような排気ガス還流装置では、エンジンの運転条件に応じた排気ガスの還流率制御をオープンループ制御で容易に実現できる反面、機械式のものと異なり、微小開度に維持される期間が存在することから、カーボン粒子や切削粉等の排気ガス中の異物の噛み込みが問題となる。すなわち、これらの異物が、シートとバルブとの間に噛み込まれた状態となると、バルブが全閉にならず漏れ量が増大してしまい、排気ガス還流制御の不良が発生するおそれがある。
このため、シートとバルブとの間に異物が噛み込まないようにした排気ガス還流装置が種々提案されている。そのうちの1つとして、例えば、特開2003−056412号公報に開示された排気ガス還流装置がある。この排気ガス還流装置では、バルブの上流側となる排気還流通路が、シートの下方位置において略水平方向に延びる第1通路部と、この第1通路部から略垂直方向に延びて上端がシートに達する第2通路部とを有し、第2通路部の下端に、バルブの投影面積よりも大きな面積を有する異物捕獲用の凹部が設けられている。
これにより、この排気ガス還流装置では、排気還流通路へと取り込まれた排気ガスが、第1通路部を通り、かつ第2通路部へと略90度折れ曲がって、シートへと向かい、このシートとバルブとの間隙を通って流れる。ここで、排気ガスの流れが第1通路部から第2通路部へと曲がる際に、排気ガス中の比較的重い異物が分離され、さらには、第2通路部を上方へ向かう流れによって異物がバルブならびにシートに衝突し、分離される。そして、これらの分離された異物が、バルブの投影面積よりも大きな面積を有する下方の凹部内に確実に落下し、外部に飛散しないようになっている。
特開2003−056412号公報
しかしながら、上記した排気ガス還流装置では、シートとバルブとの間へ異物が噛み込むことを防止することはできないという問題があった。なぜなら、上記した排気ガス還流装置では、排気ガスの流れが第1通路部から第2通路部へと曲がる際に分離されなかった異物は、第2通路部を上方へ向かう流れによってバルブおよびシートへ運ばれる。このため、そのような異物がバルブとシートとの間に噛み込んでしまうおそれがあるからである。
そして、シートとバルブとの間に異物が噛み込んでしまうと、バルブが全閉とならずに漏れ流量が増大してしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、シートとバルブとの間への異物の噛み込みを防止することができる排気ガス還流装置を提供することを課題とする。
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る排気ガス還流装置は、エンジンから排出される排気ガスを導入する導入口と、排気ガスの一部を吸入空気に混入するためにエンジンの吸気系に排出する排出口と、前記導入口と前記排出口とを連通する連通路とが形成されたハウジングと、前記連通路に設けられたシートと、前記シートに当接または離間するバルブと、前記バルブを可動させるアクチュエータとを有する排気ガス還流装置において、前記導入口に異物を捕集する異物捕集手段が設けられていることを特徴とする。
この排気ガス還流装置では、アクチュエータがバルブを可動させることにより、バルブをシートに当接または離間させて連通路が遮断または開放させる。これにより、導入口から導入される排気ガスが排出口から吸気系に排出される。このとき、アクチュエータの動作を制御することにより、バルブの開閉時期や開度を制御して排気ガス還流制御が行われる。
そして、この排気ガス還流装置には、導入口に異物を捕集する異物捕集手段が設けられているので、導入口から導入された排気ガス中の異物は異物捕集手段によって捕集される。このため、ハウジング内には異物が混入していない排気ガスが流れ込むので、シートおよびバルブに異物が飛散することがない。従って、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことを防止することができる。
本発明に係る排気ガス還流装置においては、前記異物捕集手段を、金属製のフィルタ部材または磁性体部材により形成すればよい。
こうすることにより、排気ガス中の異物を確実に捕集することができるからである。
そして、前記異物捕集手段を、金属製のフィルタ部材により形成する場合には、前記フィルタ部材は、所定の面積を有する開口部を備えるメッシュ状部材であることが望ましい。
フィルタ部材をメッシュ状部材とすることにより、排気ガス中の異物を捕集することができる。ところが、導入口にメッシュ状部材を配置すると、通気抵抗が増大してしまい、排気ガス還流制御の不良の原因になってしまう。
そこで、本発明に係る排気ガス還流装置では、フィルタ部材として、所定の面積を有する開口部を備えるメッシュ状部材としている。なお、開口部は1つであっても良いし、複数あっても良い。
ここで具体的に、前記開口部の面積は、メッシュ状部材の面積の15%以上に設定されていることが望ましい。より好ましくは、前記開口部の面積は、メッシュ状部材の面積の20%以上に設定されているのがよい。
開口部の面積をメッシュ状部材の面積の15%以上(より好ましくは20%以上)にすることにより、導入口にメッシュ状部材を配置しても通気抵抗を増大させないようにすることができるからである。これにより、通気抵抗を増大させることなく、異物を捕集することができる。
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る別形態の排気ガス還流装置は、エンジンから排出される排気ガスを導入する導入口と、排気ガスの一部を吸入空気に混入するためにエンジンの吸気系に排出する排出口と、前記導入口と前記排出口とを連通する連通路とが形成されたハウジングと、前記連通路に設けられたシートと、前記シートに当接または離間するバルブと、前記バルブを可動させるアクチュエータとを有する排気ガス還流装置において、前記シートのうち前記バルブとの当接面の少なくとも一箇所に、異物を捕集可能な切り欠きが形成されていることを特徴とする。
この排気ガス還流装置でも、アクチュエータがバルブを可動させることにより、バルブをシートに当接または離間させて連通路が遮断または開放される。これにより、導入口から導入される排気ガスが排出口から吸気系に排出される。このとき、アクチュエータの動作を制御することにより、バルブの開閉時期や開度を制御して排気ガス還流制御が行われる。
そして、この排気ガス還流装置には、シートのうちバルブとの当接面の少なくとも一箇所に、異物を捕集可能な切り欠きが形成されているので、この切り欠きにより異物を捕集することができる。従って、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことを防止することができる。なお、切り欠きは多く設けるほど異物捕集率は向上するが、バルブ全閉時の漏れ量が増えてしまう。このため、許容される漏れ量の範囲内にてできる限り多くの切り欠きを設けることが望ましい。
本発明に係る別形態の排気ガス還流装置においては、前記シートが金属製であることが望ましい。具体的にシートの材質としては、ステンレス鋼やアルミニウム合金などを使用すればよい。EGRガスが高温であるため、シートに耐熱性が要求されるからである。
上記問題点を解決するためになされた本発明に係るさらに別形態の排気ガス還流装置は、エンジンから排出される排気ガスを導入する導入口と、排気ガスの一部を吸入空気に混入するためにエンジンの吸気系に排出する排出口と、前記導入口と前記排出口とを連通する連通路とが形成されたハウジングと、前記連通路に設けられたシートと、前記シートに当接または離間するバルブと、前記バルブを可動させるアクチュエータとを有する排気ガス還流装置において、前記導入口は、排気ガスの流れ特性を変更可能に形成されていることを特徴とする。
この排気ガス還流装置でも、アクチュエータがバルブを可動させることにより、バルブをシートに当接または離間させて連通路が遮断または開放される。これにより、導入口から導入される排気ガスが排出口から吸気系に排出される。このとき、アクチュエータの動作を制御することにより、バルブの開閉時期や開度を制御して排気ガス還流制御が行われる。
そして、この排気ガス還流装置では、導入口が排気ガスの流れ特性を変更可能に形成されている。例えば、排気ガスに渦流を発生させたり、排気ガスの流速を下げることによって排気ガスの流れ特性が変更されるようになっている。このように、排気ガスの流れ特性を変更されることにより、排気ガス中の異物がバルブおよびシートへ飛散することを抑制することができる。その結果として、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことを防止することができる。
ここで具体的には、前記導入口をサイクロン方式で排気ガスに渦流を発生させるように構成すればよい。これにより、導入口から排気ガス還流装置に導入された排気ガスに渦流が生成されるため、排気ガス中の異物が分離されてバルブおよびシートへ到達しにくくなる。従って、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことを防止することができる。
そして、この場合には、前記シートの前記導入口側の端面のうち前記バルブに接触しない位置に、前記バルブ径よりも大きい径を有する円環状の突起が形成されていることが望ましい。
このような突起を設けることにより、渦流によっても分離されなかった異物は遠心力によって導入口の壁面に沿って運ばれるため、最終的には、シートの突起よりも外周側に衝突して分離される。従って、異物がバルブとシートとの間に進入すること阻止することができる。これにより、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことをより確実に防止することができる。
または、前記導入口の上流側に小径流路を形成し、下流側に大径流路を形成して、前記小径流路径を前記大径流路径の半分以下に設定してもよい。
これにより、導入口から排気ガス還流装置に導入された排気ガスの流速が下がるため、排気ガス中の異物が分離されてバルブおよびシートへ到達しにくくなる。従って、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことを防止することができる。
本発明に係る排気ガス還流装置によれば、上記した通り、排気ガス中の異物を捕集することができる、あるいは排気ガス中の異物を効率良く分離することができるので、シートとバルブとの間に異物が噛み込むことを防止することができる。
以下、本発明の流体用レギュレータを具体化した最も好適な実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態に係る排気ガス還流装置は、EGRガスをエンジンの吸気系に戻すためのEGRバルブである。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。そこで、第1の実施の形態に係るEGRバルブについて、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に係るEGRバルブの閉弁状態における概略構成を示す断面図である。図2は、第1の実施の形態に係るEGRバルブの開弁状態における概略構成を示す断面図である。図3は、第1の実施の形態に係るEGRバルブに備わるメッシュフィルタを示す平面図である。
本実施形態に係るEGRバルブ10には、図1または図2に示すように、ハウジング11と、ハウジング11内に摺動可能に設けられたバルブ20と、バルブ20を上下動させるモータ30とが備わっている。ハウジング11には、EGRガスが導入される導入口12と、EGRガスが排出される排出口13と、導入口12と排出口13とを連通する連通路14とが形成されている。導入口12は、バルブ20より上流側で下方に向かって開口しており、排出口13はバルブ20より下流側でバルブ20より上方に位置し横方向に向かって開口している。そして、連通路14の途中に、バルブ20が当接または離間するシート15が形成されている。
バルブ20は、モータ30側(上方)に延設されたバルブ軸21を有している。バルブ20は、スプリング22により上方に付勢されており、モータ30により駆動(上下動)されるようになっている。これにより、バルブ20がシート15に対して当接または離間して連通路14が遮断または開放される。
モータ30は、周知のように、コイル31およびロータ32を備えている。そして、ロータ32にねじ棒33が連結されている。これにより、ねじ棒33は、ロータ32とともに回転する。このねじ棒33には、ストローク部材34が螺合している。そして、ストローク部材34は、ねじ棒33の回転によって上下方向に移動するようになっている。このストローク部材34の下端部は、バルブ軸21の上端部に当接している。これにより、ストローク部材34が下方へ動くとバルブ20が下方に押されてシート15から離間する。逆に、ストローク部材34が上方へ動くとバルブ20がスプリング21により上方に持ち上げられてシート15に当接する。
そして、導入口12にはメッシュフィルタ16が配設されている。EGRガスは高温であるため、メッシュフィルタ16は、ステンレス鋼やアルミニウム合金などの金属で形成されている。
ここで、導入口12にメッシュフィルタ16を設けると、通気抵抗が増大してしまってEGR制御に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、本実施の形態では、図3に示すように、メッシュフィルタ16に開口17を形成している。この開口17の面積は、メッシュフィルタ16の面積の15%以上に設定されている。このような開口17をメッシュフィルタに16に設けることにより、導入口12にメッシュフィルタ16を配置しても通気抵抗を増大させないようにすることができる。これにより、通気抵抗を増大させることなく、EGRガス中の異物を捕集することができるようになっている。
なお、本実施の形態では、メッシュフィルタ16に1つの開口17のみを設けているが、図4に示すように4つ(複数)の開口を設けてもよい。この場合には、4つ(複数)の開口の面積の合計が、メッシュフィルタ16の面積の15%以上になるようにすればよい。なお、図4は、複数の開口を形成したメッシュフィルタを示す平面図である。
続いて、上記した構成を有するEGRバルブ10の動作について説明する。まず、エンジンから排出された排気ガスの一部がEGRガスとして導入口3からEGRバルブ10内に導入される。このとき、EGRガス中には、金属粉などの異物が混入している場合がある。しかしながら、EGRバルブ10では、導入口12にメッシュフィルタ16が設けられているので、EGRガス中の異物はメッシュフィルタ16で捕集される。従って、EGRバルブ10内には、異物が混入していないEGRガスが導入される。
そして、EGRガスをエンジンの吸気系に還流させる場合、モータ30を正回転させると、ロータ32に連結されているねじ棒33が正回転する。このねじ棒33の正回転によって、ストローク部材34が下方へ移動する。その結果、バルブ20が下方へ移動してシート15から離間する(図2に示す状態)。これにより、連通路14が開放されて導入口12と排出口13とが連通するので、EGRガスがEGRバルブ10から排出されてエンジンの吸気系に還流される。
その後、エンジンの吸気系へのEGRガスの還流を停止する場合には、モータ30を逆回転させる。そうすると、ロータ32に連結されているねじ棒33が逆回転する。このねじ棒33の逆回転およびスプリング22の付勢力によって、ストローク部材34が上方へ移動する。その結果、バルブ20が上方へ移動してシート15に当接する(図1に示す状態)。これにより、連通路14が遮断されて導入口12と排出口13とが連通しなくなるので、EGRガスがEGRバルブ10から排出されなくなってエンジンの吸気系への還流が停止する。
ここで、EGRバルブ10では、導入口12にメッシュフィルタ16が設けられているので、EGRガス中の異物はメッシュフィルタ16で捕集されるため、EGRバルブ10内には異物が混入していないEGRガスが導入される。このため、バルブ20がシート15に当接する際に、バルブ20とシート15との間に異物が噛み込むことがない。従って、エンジンの吸気系へのEGRガスの還流を停止する場合に、バルブ20を確実に全閉にすることができる。
このように第1の実施の形態に係るEGRバルブ10によれば、導入口12に所定の面積を有する開口17を形成したメッシュフィルタ16を設けたので、通気抵抗を増加させることなくEGRガス中の異物をメッシュフィルタ16で捕集することができる。これにより、EGRバルブ10内に異物が混入していないEGRガスを導入することができるため、バルブ20がシート15に当接する際に、バルブ20とシート15との間に異物が噛み込むことを確実に防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係るEGRバルブは、第1の実施の形態とは異なり、メッシュフィルタを設ける代わりにシートの形状を工夫してEGRガス中の異物を捕集するようにしたものである。そこで、第2の実施の形態に係るEGRバルブについて、図5(a)(b)を参照しながら説明する。(a)は、第2の実施の形態に係るEGRバルブのシート付近の概略構成を示す断面図である。(b)は、図5(a)に示すEGRバルブの導入口側からの矢視図である。なお、第2の実施の形態は、基本的な構成を第1の実施の形態と同じくするため、以下では、同じ構成のものにはその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
第2の実施の形態に係るEGRバルブでは、図5(a)(b)に示すように、シート15aに切り欠き40を設けている。本実施の形態では、図5(b)に示すように、各切り欠き40が対向する位置に切り欠き40を2つ設けている。これにより、EGRガス中の異物を切り欠き40で捕集することができるようになっている。
ここで、シート15aに設ける切り欠き40の数を多くすれば、EGRガス中の異物の捕集率は向上するが、バルブ全閉時の漏れ流量が増加してしまう。そのため、シート15aに設ける切り欠き40の数は、許容される漏れ量によって定めればよい。通常は、2〜4つ程度の切り欠きを設ければよい。
このような第2の実施の形態に係るEGRバルブでは、EGRガスが導入口12から導入されて、EGRガス中の異物がバルブ20およびシート15aに飛散したとしても、異物をシート15aに設けた切り欠き40で捕集することができる。このため、異物がバルブ20とシート15aとの間に噛み込むことを防止することができる。従って、第2の実施の形態に係るEGRバルブでも、エンジンの吸気系へのEGRガスの還流を停止する場合に、バルブ20を確実に全閉にすることができる。
(第3の実施の形態)
最後に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態に係るEGRバルブは、第1の実施の形態とは異なり、メッシュフィルタを設ける代わりに導入口の形状を工夫してEGRガスの流れ特性を変更することにより、EGRガス中の異物を分離するようにしたものである。そこで、第3の実施の形態に係るEGRバルブについて、図6(a)(b)を参照しながら説明する。(a)は、第3の実施の形態に係るEGRバルブの導入口付近の概略構成を示す断面図である。(b)は、図6(a)に示すB−B線における矢視断面図である。なお、第3の実施の形態は、基本的な構成を第1の実施の形態と同じくするため、以下では、同じ構成のものにはその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
第3の実施の形態に係るEGRバルブでは、図6(a)(b)に示すように、導入口12aの開口50がハウジング11の側面に形成されている。そして、開口50と導入口12aとがハウジング11に形成された連通路51により連通している。ここで、開口50は、図6(b)に示すように、導入口12aの中心からオフセットして配置されている。これにより、開口50から導入口12aに流れ込むEGRガスは、導入口12aの側壁に沿って流れるため渦流が生成されるようになっている。
また、シート15bの下面には円環状の突起52が形成されている。この円環状突起52の径は、バルブ20の径よりも若干大きくなっており、バルブ20に接触しないようにバルブ20の近傍に配置されている。
このような第3の実施の形態に係るEGRバルブでは、EGRガスが導入口12aに導入されると、渦流が生成されるのでEGRガス中の異物が効率よく分離される。このため、異物がバルブ20およびシート15aに飛散することを抑制することができる。また、EGRガス中から分離されずにバルブ20およびシート15bに向かって飛散した異物は、シート15bに形成された環状突起52により、バルブ20とシート15bとの間への進入が阻止される。これにより、異物がバルブ20とシート15bとの間に噛み込むことを防止することができる。従って、第3の実施の形態に係るEGRバルブでも、エンジンの吸気系へのEGRガスの還流を停止する場合に、バルブ20を確実に全閉にすることができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、上記した第1の実施の形態では、導入口12にメッシュフィルタ16を配置してEGRガス中の異物を捕集するようにしているが、図7に示すように、導入口12の内壁面にマグネット60を配置してもよい。これにより、マグネット60の磁力によってEGR中の異物を吸着することができる。EGRガス中の異物として金属粉が多いからである。従って、この変形例でも、シート20とバルブ15との間に異物が噛み込むことを防止することができる。
そして、ここに例示するマグネット60は、図8に示すように、円環状のものであるが、マグネットの形状はこれに限られず、通気抵抗を増加させずに導入口に取り付け可能な形状であればどのような形状であってもよい。
また、上記した第3の実施の形態では、導入口12aにおいてサイクロン方式でEGRガスに渦流を発生させてEGRガス中の異物を分離するようにしているが、図9に示すように、導入口12bに小径部60と大径部61とを形成してもよい。この場合、上流側に小径部60を設け、下流側に大径部61を設ける。そして、小径部60の流路径を大径部61の流路径の半分以下に設定するとよい。これにより、導入口12bに流れ込んだEGRガスは、大径部61において流速が下がるため、EGRガス中の異物が分離されてバルブ20およびシート15へ飛散しにくくなる。従って、この変形例でも、シート20とバルブ15との間に異物が噛み込むことを防止することができる。
また、上記した実施の形態では、バルブ20を可動するアクチュエータとしてモータ30を例示しているが、モータ30の代わりにダイヤフラムを使用することもできる。
第1の実施の形態に係るEGRバルブの閉弁状態における概略構成を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るEGRバルブの開弁状態における概略構成を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るEGRバルブに備わるメッシュフィルタを示す平面図である。 複数の開口を形成したメッシュフィルタを示す平面図である。 (a)は、第2の実施の形態に係るEGRバルブのシート付近の概略構成を示す断面図である。(b)は、図5(a)に示すEGRバルブの導入口側からの矢視図である。 (a)は、第3の実施の形態に係るEGRバルブの導入口付近の概略構成を示す断面図である。(b)は、図6(a)に示すB−B線における矢視断面図である。 第1の実施の形態に係るEGRバルブに変形例における導入口付近を示す断面図である。 図7に示すEGRバルブに備わるマグネットを示す平面図である。 第3の実施の形態に係るEGRバルブに変形例における導入口付近を示す断面図である。
符号の説明
10 EGRバルブ
11 ハウジング
12 導入口
13 排出口
14 連通路
15 シート
16 メッシュフィルタ
17 開口
20 バルブ
21 バルブ軸
30 モータ
31 コイル
32 ロータ
33 ねじ棒
34 ストローク部材
40 切り欠き
50 開口
51 連通路
52 突起
60 小径部
61 大径部

Claims (10)

  1. エンジンから排出される排気ガスを導入する導入口と、排気ガスの一部を吸入空気に混入するためにエンジンの吸気系に排出する排出口と、前記導入口と前記排出口とを連通する連通路とが形成されたハウジングと、前記連通路に設けられたシートと、前記シートに当接または離間するバルブと、前記バルブを可動させるアクチュエータとを有する排気ガス還流装置において、
    前記導入口に異物を捕集する異物捕集手段が設けられていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  2. 請求項1に記載する排気ガス還流装置において、
    前記異物捕集手段は、金属製のフィルタ部材または磁性体部材により形成されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する排気ガス還流装置において、
    前記フィルタ部材は、所定の面積を有する開口部を備えるメッシュ状部材であることを特徴とする排気ガス還流装置。
  4. 請求項3に記載する排気ガス還流装置において、
    前記開口部の面積は、メッシュ状部材の面積の15%以上に設定されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  5. エンジンから排出される排気ガスを導入する導入口と、排気ガスの一部を吸入空気に混入するためにエンジンの吸気系に排出する排出口と、前記導入口と前記排出口とを連通する連通路とが形成されたハウジングと、前記連通路に設けられたシートと、前記シートに当接または離間するバルブと、前記バルブを可動させるアクチュエータとを有する排気ガス還流装置において、
    前記シートのうち前記バルブとの当接面の少なくとも一箇所に、異物を捕集可能な切り欠きが形成されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  6. 請求項5に記載する排気ガス還流装置において、
    前記シートが金属製であることを特徴とする排気ガス還流装置。
  7. エンジンから排出される排気ガスを導入する導入口と、排気ガスの一部を吸入空気に混入するためにエンジンの吸気系に排出する排出口と、前記導入口と前記排出口とを連通する連通路とが形成されたハウジングと、前記連通路に設けられたシートと、前記シートに当接または離間するバルブと、前記バルブを可動させるアクチュエータとを有する排気ガス還流装置において、
    前記導入口は、排気ガスの流れ特性を変更可能に形成されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  8. 請求項7に記載する排気ガス還流装置において、
    前記導入口は、サイクロン方式で排気ガスに渦流を発生させるように構成されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  9. 請求項8に記載する排気ガス還流装置において、
    前記シートの前記導入口側の端面のうち前記バルブに接触しない位置に、前記バルブ径よりも大きい径を有する円環状の突起が形成されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
  10. 請求項7に記載する排気ガス還流装置において、
    前記導入口には、上流側に小径流路が形成され、下流側に大径流路が形成されており、前記小径流路径が前記大径流路径の半分以下に設定されていることを特徴とする排気ガス還流装置。
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