JP2007181846A - 成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の凹部を形成する際に、材料を均一に延ばすこと。
【解決手段】板状体(2)幅方向に沿って所定の間隔をあけて配置された移動押圧子(14)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に凹部を成形する前記移動押圧子(14)有する押し型(4)と、前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子(14)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された凹部形成用受け部(6)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記移動押圧子(14)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記移動押圧子(14)が嵌合する凹部形成用受け部(6)を有する受け型(3)と、成形装置(1)。
【選択図】図1
【解決手段】板状体(2)幅方向に沿って所定の間隔をあけて配置された移動押圧子(14)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に凹部を成形する前記移動押圧子(14)有する押し型(4)と、前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子(14)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された凹部形成用受け部(6)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記移動押圧子(14)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記移動押圧子(14)が嵌合する凹部形成用受け部(6)を有する受け型(3)と、成形装置(1)。
【選択図】図1
Description
本発明は、パネルを成形(加工等)する成形装置に関し、特に、規則的な凹凸が形成されたパネルを成形する成形装置に関する。
従来から、自動車のドアの補強材や緩衝材、建築用の補強パネル等で使用されるパネルを作製する際に、一枚の平板状の板体をプレス加工して凹凸のあるパネルを形成することは行われている(例えば、特開2002−127942号公報等参照)。
このようなプレス加工技術において、凹凸の深さが深い場合に、一度のプレス動作で所定の深さまで加工を行うと、凹凸の部分の歪み(伸び)が大きくなりすぎ、最悪の場合には破断してしまう可能性がある。
このようなプレス加工技術において、凹凸の深さが深い場合に、一度のプレス動作で所定の深さまで加工を行うと、凹凸の部分の歪み(伸び)が大きくなりすぎ、最悪の場合には破断してしまう可能性がある。
プレス加工時に歪みが大きくなりすぎることを防止するための技術として、下記の従来技術(J01)が公知である。
(J01)特許文献1(特開平6−218439号公報)記載の技術
特許文献1には、雨を流すための凹溝が多数筋状に形成された屋根のパネルをプレス加工で作成する技術において、プレス金型の金属板搬送方向上流側に浅い凹溝を形成する突条を設け、プレス金型のパネル材搬送方向下流側に作成したい深さの凹溝を形成する突条を設けることにより、搬送方向に長く延びるパネル材をプレス加工する際に、先ず、上流側で搬送方向前端部に浅い凹溝を成形し、下流側で浅い凹溝部分を重複してプレスして所定の深さの凹溝を成形する技術が記載されている。
(J01)特許文献1(特開平6−218439号公報)記載の技術
特許文献1には、雨を流すための凹溝が多数筋状に形成された屋根のパネルをプレス加工で作成する技術において、プレス金型の金属板搬送方向上流側に浅い凹溝を形成する突条を設け、プレス金型のパネル材搬送方向下流側に作成したい深さの凹溝を形成する突条を設けることにより、搬送方向に長く延びるパネル材をプレス加工する際に、先ず、上流側で搬送方向前端部に浅い凹溝を成形し、下流側で浅い凹溝部分を重複してプレスして所定の深さの凹溝を成形する技術が記載されている。
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J01)では、金属板の搬送方向に対して、ほぼ垂直な筋状の凹溝を形成しており、プレス加工時に金属板体が歪む(伸びる)方向はほとんどが搬送方向に沿った方向となり、板体の搬送方向に垂直な幅方向にはほとんど歪まない。プレス加工により板体に凹部を形成する場合、例えば、ハニカムコアのような多数の凹部が形成されたコアパネルを作製する場合には、凹部を形成する位置に配置された押圧子により板体がプレスされることでプレスされた部分の材料が伸びて凹部が形成される。このとき、材料が伸びるため、厚みが薄くなるが、プレスされる部分の伸びに応じて、その周囲もある程度伸びるので、周囲からプレスされる部分に材料が流入するような形となって、ある程度の厚さを有する凹部が形成される。しかし、従来技術(J01)のような一般的なプレス加工技術において搬送方向及び幅方向に多数の凹部を形成する場合、押し型の押圧子どうしの間隔が固定されてしまうため、プレスされる部分の周囲からの流入が限定されてしまい、十分な厚みの凹部を形成することが困難となる。したがって、前記従来技術(J01)では、搬送方向および幅方向に配置された多数の凹部を形成する場合には、均一な伸びを実現できず、十分厚みを有する多数の凹部を形成することは困難であり、最悪の場合、プレス成形時にプレス部分が破断してしまう恐れがある。
前記従来技術(J01)では、金属板の搬送方向に対して、ほぼ垂直な筋状の凹溝を形成しており、プレス加工時に金属板体が歪む(伸びる)方向はほとんどが搬送方向に沿った方向となり、板体の搬送方向に垂直な幅方向にはほとんど歪まない。プレス加工により板体に凹部を形成する場合、例えば、ハニカムコアのような多数の凹部が形成されたコアパネルを作製する場合には、凹部を形成する位置に配置された押圧子により板体がプレスされることでプレスされた部分の材料が伸びて凹部が形成される。このとき、材料が伸びるため、厚みが薄くなるが、プレスされる部分の伸びに応じて、その周囲もある程度伸びるので、周囲からプレスされる部分に材料が流入するような形となって、ある程度の厚さを有する凹部が形成される。しかし、従来技術(J01)のような一般的なプレス加工技術において搬送方向及び幅方向に多数の凹部を形成する場合、押し型の押圧子どうしの間隔が固定されてしまうため、プレスされる部分の周囲からの流入が限定されてしまい、十分な厚みの凹部を形成することが困難となる。したがって、前記従来技術(J01)では、搬送方向および幅方向に配置された多数の凹部を形成する場合には、均一な伸びを実現できず、十分厚みを有する多数の凹部を形成することは困難であり、最悪の場合、プレス成形時にプレス部分が破断してしまう恐れがある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)多数の凹部を形成する際に、材料を均一に延ばすこと。
(O01)多数の凹部を形成する際に、材料を均一に延ばすこと。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の成形装置(1)は、下記の構成要件(A01),(A02)を備えたことを特徴とする。
(A01)受け型(3)に接近して板状体(2)をプレス成形するプレス位置と前記受け型(3)から離隔した離隔位置との間を移動する押し型本体(11)と、
板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置された移動押圧子(14)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に凹部を成形する前記移動押圧子(14)と、
を有する押し型(4)、
(A02)前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子(14)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された凹部形成用受け部(6)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記移動押圧子(14)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記移動押圧子(14)が嵌合する凹部形成用受け部(6)、
を有する受け型(3)。
前記技術的課題を解決するために、第1発明の成形装置(1)は、下記の構成要件(A01),(A02)を備えたことを特徴とする。
(A01)受け型(3)に接近して板状体(2)をプレス成形するプレス位置と前記受け型(3)から離隔した離隔位置との間を移動する押し型本体(11)と、
板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置された移動押圧子(14)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に凹部を成形する前記移動押圧子(14)と、
を有する押し型(4)、
(A02)前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子(14)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された凹部形成用受け部(6)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記移動押圧子(14)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記移動押圧子(14)が嵌合する凹部形成用受け部(6)、
を有する受け型(3)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02)を備えた第1発明の成形装置(1)では、押し型本体(11)は、受け型(3)に接近して板状体(2)をプレス成形するプレス位置と前記受け型(3)から離隔した離隔位置との間を移動する。移動押圧子(14)は、板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置されており、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に凹部を成形する。凹部形成用受け部(6)は、前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子(14)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置されており、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記移動押圧子(14)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記移動押圧子(14)が嵌合する。
前記構成要件(A01),(A02)を備えた第1発明の成形装置(1)では、押し型本体(11)は、受け型(3)に接近して板状体(2)をプレス成形するプレス位置と前記受け型(3)から離隔した離隔位置との間を移動する。移動押圧子(14)は、板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置されており、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に凹部を成形する。凹部形成用受け部(6)は、前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子(14)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置されており、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記移動押圧子(14)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記移動押圧子(14)が嵌合する。
したがって、第1発明の成形装置(1)では、プレス時に移動押圧子(14)により板状体(2)幅方向外側から内側に板状体(2)が引き込まれるので、板状体(2)幅方向内側の凹部がプレス成形される際に、周囲からプレスされる部分に材料が流入するような形となりやすく、プレスされる部分の伸びが不均一になることを抑えることができる。この結果、板状体(2)に多数の凹部を形成する際に、材料を均一に延ばすことができ、破断等を防止することができる。特に、板体搬送方向に沿った方向及び垂直な方向に多数の凹部を形成する際に、十分な厚みの凹部を形成することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の成形装置(1)は、前記第1発明において、下記の構成要件(A03),(A04)を備えたことを特徴とする。
(A03)板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置された浅凹部形成用移動押圧子(14a)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に浅い凹部を成形する浅凹部形成用移動押圧子(14a)と、
前記板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置され且つ前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用移動押圧子(14c)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持され且つ前記浅い凹部を押圧して深い凹部を成形する深凹部形成用移動押圧子(14c)と、
を有する前記移動押圧子(14)、
(A04)前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された浅凹部形成用受け部(6a)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)が嵌合する浅凹部形成用受け部(6a)と、
前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置され且つ前記浅凹部形成用受け部(6a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用受け部(6c)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向端部側から内側に板状体(2)を引込むように前記深凹部形成用移動押圧子(14c)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記深凹部形成用移動押圧子(14c)が嵌合する深凹部形成用受け部(6c)と、
を有する前記凹部形成用受け部(6)。
第1発明の形態1の成形装置(1)は、前記第1発明において、下記の構成要件(A03),(A04)を備えたことを特徴とする。
(A03)板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置された浅凹部形成用移動押圧子(14a)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に浅い凹部を成形する浅凹部形成用移動押圧子(14a)と、
前記板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置され且つ前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用移動押圧子(14c)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持され且つ前記浅い凹部を押圧して深い凹部を成形する深凹部形成用移動押圧子(14c)と、
を有する前記移動押圧子(14)、
(A04)前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された浅凹部形成用受け部(6a)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)が嵌合する浅凹部形成用受け部(6a)と、
前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置され且つ前記浅凹部形成用受け部(6a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用受け部(6c)であって、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向端部側から内側に板状体(2)を引込むように前記深凹部形成用移動押圧子(14c)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記深凹部形成用移動押圧子(14c)が嵌合する深凹部形成用受け部(6c)と、
を有する前記凹部形成用受け部(6)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A03),(A04)を備えた第1発明の形態1の成形装置(1)では、板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置された浅凹部形成用移動押圧子(14a)は、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に浅い凹部を成形する。前記板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置され且つ前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用移動押圧子(14c)は、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持され且つ前記浅い凹部を押圧して深い凹部を成形する。前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された浅凹部形成用受け部(6a)は、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)が嵌合する。
前記構成要件(A03),(A04)を備えた第1発明の形態1の成形装置(1)では、板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置された浅凹部形成用移動押圧子(14a)は、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて板状体(2)に浅い凹部を成形する。前記板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置され且つ前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用移動押圧子(14c)は、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持され且つ前記浅い凹部を押圧して深い凹部を成形する。前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置された浅凹部形成用受け部(6a)は、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向外側から幅方向内側に板状体(2)を引込むように前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)が嵌合する。
前記押し型(4)が前記離隔位置に移動した状態で前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の先端部に対して板状体(2)幅方向にずれた位置に配置され且つ前記浅凹部形成用受け部(6a)の板状体(2)搬送方向下流側に配置された深凹部形成用受け部(6c)は、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動する際に前記板状体(2)幅方向端部側から内側に板状体(2)を引込むように前記深凹部形成用移動押圧子を移動させ且つ、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体(2)を挟んで前記深凹部形成用移動押圧子が嵌合する。
したがって、第1発明の形態1では、板状体(2)搬送方向上流側で浅い凹部が成形され、下流側で浅い凹部の深さが深くされて、深い凹部が形成される。よって、一度に深い凹部が形成される場合には、伸びが均一にならず破断等する恐れがあるが、複数回のプレスにより深い凹部が形成されるので、確実に所定の深さの凹部を形成することができる。
したがって、第1発明の形態1では、板状体(2)搬送方向上流側で浅い凹部が成形され、下流側で浅い凹部の深さが深くされて、深い凹部が形成される。よって、一度に深い凹部が形成される場合には、伸びが均一にならず破断等する恐れがあるが、複数回のプレスにより深い凹部が形成されるので、確実に所定の深さの凹部を形成することができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の成形装置(1)は、前記第1発明の形態1において、下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする。
(A05)板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置されると共に、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の板状体(2)搬送方向上流側に配置された中深凹部形成用移動押圧子(14b)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)により板状体(2)に成形された凹部を、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)よる場合よりも深く且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)による場合よりも浅く成形する前記中深凹部形成用移動押圧子(14b)、
を有する前記押し型(4)。
第1発明の形態2の成形装置(1)は、前記第1発明の形態1において、下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする。
(A05)板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置されると共に、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の板状体(2)搬送方向上流側に配置された中深凹部形成用移動押圧子(14b)であって、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)により板状体(2)に成形された凹部を、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)よる場合よりも深く且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)による場合よりも浅く成形する前記中深凹部形成用移動押圧子(14b)、
を有する前記押し型(4)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A05)を備えた第1発明の形態2の成形装置(1)では、中深凹部形成用移動押圧子(14b)は、板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置されると共に、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の板状体(2)搬送方向上流側に配置されている。前記中深凹部形成用移動押圧子(14b)は、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)により板状体(2)に成形された凹部を、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)よる場合よりも深く且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)による場合よりも浅く成形する。
したがって、浅い凹部が中深凹部形成用移動押圧子(14b)により深く成形され、その後に深凹部形成用移動押圧子(14c)により深く成形される。よって、3段階で凹部を深く成形でき、2段階の場合よりも、破断等が少なく確実に所定の深さの凹部の成形を行うことができる。
前記構成要件(A05)を備えた第1発明の形態2の成形装置(1)では、中深凹部形成用移動押圧子(14b)は、板状体(2)搬送方向に垂直な板状体(2)幅方向に沿って前記押し型本体(11)上に所定の間隔をあけて配置されると共に、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)の板状体(2)搬送方向下流側且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)の板状体(2)搬送方向上流側に配置されている。前記中深凹部形成用移動押圧子(14b)は、前記板状体(2)幅方向に移動可能に支持されて、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)により板状体(2)に成形された凹部を、前記浅凹部形成用移動押圧子(14a)よる場合よりも深く且つ、前記深凹部形成用移動押圧子(14c)による場合よりも浅く成形する。
したがって、浅い凹部が中深凹部形成用移動押圧子(14b)により深く成形され、その後に深凹部形成用移動押圧子(14c)により深く成形される。よって、3段階で凹部を深く成形でき、2段階の場合よりも、破断等が少なく確実に所定の深さの凹部の成形を行うことができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の成形装置(1)は、前記第1発明および第1発明の形態1,2のいずれかにおいて、
板状体(2)搬送方向に沿って複数列配置された前記移動押圧子(14)であって、下流側の前記移動押圧子(14)が、上流側の前記移動押圧子(14)に対して、板状体(2)幅方向にズレて配置された前記移動押圧子(14)、
を備えたことを特徴とする。
第1発明の形態3の成形装置(1)は、前記第1発明および第1発明の形態1,2のいずれかにおいて、
板状体(2)搬送方向に沿って複数列配置された前記移動押圧子(14)であって、下流側の前記移動押圧子(14)が、上流側の前記移動押圧子(14)に対して、板状体(2)幅方向にズレて配置された前記移動押圧子(14)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の成形装置(1)では、下流側の前記移動押圧子(14)が、上流側の前記移動押圧子(14)に対して、板状体(2)幅方向にズレて配置されているので、凹部が形成される際に、板状体(2)搬送方向に沿った方向から凹部に対して材料が流れ込む形で変形しやすくなり、材料の伸びが均一にしやすくすることができる。
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の成形装置(1)では、下流側の前記移動押圧子(14)が、上流側の前記移動押圧子(14)に対して、板状体(2)幅方向にズレて配置されているので、凹部が形成される際に、板状体(2)搬送方向に沿った方向から凹部に対して材料が流れ込む形で変形しやすくなり、材料の伸びが均一にしやすくすることができる。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の成形装置(1)は、前記第1発明および第1発明の形態1ないし3のいずれかにおいて、
板状体(2)幅方向の外側に配置された前記移動押圧子(14a2〜14c2)が板状体(2)幅方向に板状体(2)を引き込む引込量が、板状体(2)幅方向の内側に配置された前記移動押圧子(14a1〜14c1)の引込量よりも大きく設定された前記移動押圧子(14)、
を備えたことを特徴とする。
第1発明の形態4の成形装置(1)は、前記第1発明および第1発明の形態1ないし3のいずれかにおいて、
板状体(2)幅方向の外側に配置された前記移動押圧子(14a2〜14c2)が板状体(2)幅方向に板状体(2)を引き込む引込量が、板状体(2)幅方向の内側に配置された前記移動押圧子(14a1〜14c1)の引込量よりも大きく設定された前記移動押圧子(14)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態4の成形装置(1)では、板状体(2)幅方向の外側に配置された前記移動押圧子(14a2〜14c2)が板状体(2)幅方向に板状体(2)を引き込む引込量が、板状体(2)幅方向の内側に配置された前記移動押圧子(14a1〜14c1)の引込量よりも大きく設定されているので、外側から内側に材料が流入する形になりやすく、伸びが均一になりやすくなる。
前記構成要件を備えた第1発明の形態4の成形装置(1)では、板状体(2)幅方向の外側に配置された前記移動押圧子(14a2〜14c2)が板状体(2)幅方向に板状体(2)を引き込む引込量が、板状体(2)幅方向の内側に配置された前記移動押圧子(14a1〜14c1)の引込量よりも大きく設定されているので、外側から内側に材料が流入する形になりやすく、伸びが均一になりやすくなる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5の成形装置(1)は、前記第1発明および第1発明の形態1ないし4のいずれかにおいて、
錐体状に形成された前記凹部形成用受け部(6)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態5では、前記凹部形成用受け部が錐体状に形成されているので、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に移動押圧子(14)が錐体状の凹部形成用受け部(6)の最深部側に板状体(2)を引き込みながら移動させることができる。
第1発明の形態5の成形装置(1)は、前記第1発明および第1発明の形態1ないし4のいずれかにおいて、
錐体状に形成された前記凹部形成用受け部(6)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態5では、前記凹部形成用受け部が錐体状に形成されているので、前記押し型(4)が前記プレス位置に移動した場合に移動押圧子(14)が錐体状の凹部形成用受け部(6)の最深部側に板状体(2)を引き込みながら移動させることができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)凹部を形成する際に、材料を均一に延ばすことができ、十分な厚みの凹部を形成することができる。
(E01)凹部を形成する際に、材料を均一に延ばすことができ、十分な厚みの凹部を形成することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(プレス装置の説明)
図1は本発明の成形装置の実施例1の説明図であり、図1Aは受け型および板体の平面図、図1Bは押し型がプレス位置に移動した状態での図1AのIB−IB線断面図、図1Cは押し型が離隔位置に移動した状態での図1AのIC−IC線断面図である。
図1において、実施例1のパネル作成方法で使用される成形装置としてのプレス装置1は、金属板体2の搬送路上に配置されている。前記プレス装置1は、金属板体(板状体)2の裏面側に配置された受け型3と、金属板体2の表面側に配置された押し型4とを有する。前記押し型4は図示しない移動装置により、受け型3に接近して、金属板体2をプレスするプレス位置と、受け型3から離隔した離隔位置との間を移動可能に構成されている。
図1は本発明の成形装置の実施例1の説明図であり、図1Aは受け型および板体の平面図、図1Bは押し型がプレス位置に移動した状態での図1AのIB−IB線断面図、図1Cは押し型が離隔位置に移動した状態での図1AのIC−IC線断面図である。
図1において、実施例1のパネル作成方法で使用される成形装置としてのプレス装置1は、金属板体2の搬送路上に配置されている。前記プレス装置1は、金属板体(板状体)2の裏面側に配置された受け型3と、金属板体2の表面側に配置された押し型4とを有する。前記押し型4は図示しない移動装置により、受け型3に接近して、金属板体2をプレスするプレス位置と、受け型3から離隔した離隔位置との間を移動可能に構成されている。
図1Aにおいて、前記受け型3には、複数の正三角錐状の凹部により形成された凹部形成用受け部6が周期的に形成されている。前記凹部形成用受け部6は、金属板体2の搬送方向上流側の搬送幅Lの間に形成された浅凹部形成用受け部6aと、搬送方向中流部の搬送幅Lの間に形成された中深凹部形成用受け部6bと、搬送方向下流側の搬送幅Lの間に形成された深凹部形成用受け部6cとを有する。
図1Aにおいて、前記浅凹部形成用受け部6aは、搬送幅Lの間に搬送方向に沿って2列分形成されており、板体2の幅方向に沿って等間隔に周期的に5つ形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されている。
図1Aにおいて、前記浅凹部形成用受け部6aは、搬送幅Lの間に搬送方向に沿って2列分形成されており、板体2の幅方向に沿って等間隔に周期的に5つ形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されている。
前記中深凹部形成用受け部6bは、浅凹部形成用受け部6aと同様に、搬送幅Lの間に搬送方向に沿って2列分形成され、板体2の幅方向に沿って等間隔に周期的に形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されている。そして、中深凹部形成用受け部6bは、浅凹部形成用受け部6aよりも深さの深い正三角錐状の凹部により形成されている。
前記深凹部形成用受け部6cは、浅凹部形成用受け部6aや中深凹部形成用受け部6bと同様に、搬送幅Lの間に搬送方向に沿って2列分形成され、板体2の幅方向に沿って等間隔に周期的に形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されている。そして、深凹部形成用受け部6cは、中深凹部形成用受け部6bよりも深さの深い正三角錐状の凹部により形成されている。
前記深凹部形成用受け部6cは、浅凹部形成用受け部6aや中深凹部形成用受け部6bと同様に、搬送幅Lの間に搬送方向に沿って2列分形成され、板体2の幅方向に沿って等間隔に周期的に形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されている。そして、深凹部形成用受け部6cは、中深凹部形成用受け部6bよりも深さの深い正三角錐状の凹部により形成されている。
図2は実施例1のプレス装置の押し型の移動押圧子の要部拡大説明図であり、図2Aは移動押圧子の斜視説明図、図2Bは図2AのIIB−IIB線断面図、図2Cは移動押圧子による引込量の説明図である。
図1C、図2において、前記押し型4は、押し型本体11と、前記押し型本体11に支持され且つ各凹部形成用受け部6a〜6cの深さに対応して形成された三角錐状の押圧子12とを有する。
前記押し型本体11は、板体2の幅方向の中央部に形成された固定押圧子支持部11aと、固定押圧子支持部11aの板体幅方向外側に形成され、内側に行くにつれて上方(受け型3から離隔する方向)に傾斜する移動押圧子支持部11bとを有する。
図2において、前記移動押圧子支持部11bには、板体幅方向に沿って延びる略T字形のガイド溝部11cが形成されている。
図1C、図2において、前記押し型4は、押し型本体11と、前記押し型本体11に支持され且つ各凹部形成用受け部6a〜6cの深さに対応して形成された三角錐状の押圧子12とを有する。
前記押し型本体11は、板体2の幅方向の中央部に形成された固定押圧子支持部11aと、固定押圧子支持部11aの板体幅方向外側に形成され、内側に行くにつれて上方(受け型3から離隔する方向)に傾斜する移動押圧子支持部11bとを有する。
図2において、前記移動押圧子支持部11bには、板体幅方向に沿って延びる略T字形のガイド溝部11cが形成されている。
前記押圧子12は、前記各凹部形成用受け部6に対応して配置されており、中央部の前記固定押圧子支持部11aに固定支持された固定押圧子13と、前記移動押圧子支持部11bに板体幅方向にスライド移動可能に支持された移動押圧子14とを有する。
前記押圧子12は、板体2の幅方向に沿って5つ配置された凹部形成用受け部6(6a〜6c)の中央部に配置された凹部形成用受け部6に、プレス位置移動時に嵌合するように配置されている。したがって、前記浅凹部形成用受け部6a、中深凹部形成用受け部6bおよび深凹部形成用受け部6cの深さに対応して、上流側から下流側に行くほど三角錐の高さが順に高くなるように形成された浅凹部形成用移動押圧子14a、中深凹部形成用移動押圧子14bおよび深凹部形成用移動押圧子14cとを有する。なお、固定押圧子13も同様に、浅凹部形成用固定押圧子13a、中深凹部形成用固定押圧子13bおよび深凹部形成用固定押圧子13cを有する。
前記押圧子12は、板体2の幅方向に沿って5つ配置された凹部形成用受け部6(6a〜6c)の中央部に配置された凹部形成用受け部6に、プレス位置移動時に嵌合するように配置されている。したがって、前記浅凹部形成用受け部6a、中深凹部形成用受け部6bおよび深凹部形成用受け部6cの深さに対応して、上流側から下流側に行くほど三角錐の高さが順に高くなるように形成された浅凹部形成用移動押圧子14a、中深凹部形成用移動押圧子14bおよび深凹部形成用移動押圧子14cとを有する。なお、固定押圧子13も同様に、浅凹部形成用固定押圧子13a、中深凹部形成用固定押圧子13bおよび深凹部形成用固定押圧子13cを有する。
図2において、移動押圧子14は、前記ガイド溝11cに嵌合してガイドされる被ガイド部16を有し、前記被ガイド部16の板体幅方向内端とスライド溝部11cの内端との間には、移動押圧子14を外方に付勢する圧縮バネ17が装着されている。したがって、図1C、図2Cに示すように、移動押圧子14は、押し型4が離隔位置に保持された状態では、移動押圧子14の先端部が凹部形成用受け部6の最深部に対して外側にずれて配置されると共に、外側に配置された移動押圧子14a2,14b2,14c2の方が内側の移動押圧子14a1,14b1,14c1よりも凹部形成用受け部6bの最深部に対するズレ量(引込量)αが大きくなるように設定されている。そして、押し型4がプレス位置に移動すると、移動押圧子14が凹部形成用受け部6bの傾斜面に沿って、凹部形成用受け部6の最深部側(板体幅方向内側)に、圧縮バネ17の付勢力に抗して移動し、凹部形成用受け部6との間で板体2をプレス成形する。
前記実施例1のプレス装置1において、板体2をプレスする場合、上流側から搬送幅Lだけ下流側に板体2を搬送して押し型4を離隔位置からプレス位置に移動させてプレスを行う。このとき、浅凹部形成用移動押圧子14aの先端部が板体2に当接した状態で浅凹部形成用受け部6a側に押圧されるので、三角錐状の浅凹部形成用受け部6aの錐壁面とガイド溝11cおよび傾斜した移動押圧子支持部11bとにより、浅凹部形成用移動押圧子14aは板体幅方向内側(浅凹部形成用受け部6bの最深部側)に移動する。したがって、浅凹部形成用移動押圧子14aの先端部の移動に伴って、板体2が外側から内側に引き込まれる。そして、プレス位置に移動すると、押圧子12が浅凹部形成用受け部6bに嵌合した状態となり、浅凹部形成用受け部6aと、浅凹部形成用固定押圧子13a及び浅凹部形成用移動押圧子14aとにより浅い凹部が形成される。
この結果、板体2の内側の凹部が形成される際に外側から材料が流入するような形で変形する(伸びる)。この結果、凹部が形成される際に板体2の伸びを均一にしやすくできる。
この結果、板体2の内側の凹部が形成される際に外側から材料が流入するような形で変形する(伸びる)。この結果、凹部が形成される際に板体2の伸びを均一にしやすくできる。
次に、押し型4を離隔位置に戻した状態で、搬送幅Lだけ板体2を移動させて停止し、押し型4を再びプレス位置に移動させる。これにより、中深凹部形成用固定押圧子13bおよび中深凹部形成用移動押圧子14bにより、浅凹部形成用受け部6aで浅く形成された凹部が、中深凹部形成用受け部6bで更に深く加工される。
同様にして、搬送幅Lだけ板体2を搬送して、プレスすることにより、深凹部形成用受け部6cと深凹部形成用固定押圧子13cおよび深凹部形成用移動押圧子14cとによって、目的の深さの凹部が形成されたパネルを得ることができる。
同様にして、搬送幅Lだけ板体2を搬送して、プレスすることにより、深凹部形成用受け部6cと深凹部形成用固定押圧子13cおよび深凹部形成用移動押圧子14cとによって、目的の深さの凹部が形成されたパネルを得ることができる。
図3は実施例1のプレス装置により作成されたパネルの説明図である。
図3において、前記プレス装置1により作製されたパネル(凹部形成パネル、被接合パネル)21は、所定の一方向に凹んだ正三角錐(正四面体)状の凹部23が、前記深凹部形成用受け部6cに対応するパターンで複数形成されている。前記凹部23は、3つの正三角形状の錐壁23aと、凹部23の突端に形成された突端頂点23bと、正三角形状の空孔により構成された底面23cの頂点である3つの底頂点23dとを有する。前記凹部23は、前記各底頂点23dで、3つの底面23cの底頂点23dが集中するように配置されている。したがって、実施例1のパネル21では、3つの正三角錐状凹部23の三角形状底面23cにより囲まれた部分に、正三角形状の平面部24が配置されている。すなわち、前記正三角形状の平面部24の各辺は、前記各凹部23の底面23cの底辺と共通化され、正三角形状の平面部24の頂点(被接合部)が底頂点23dと共通化されている。このため、実施例1のパネル21では、正三角形状の底面23cと正三角形状の平面部24とにより平面充填状態となるように前記正三角錐状凹部23および平面部24が配置されている。
なお、前記パネル21は、各平面部24の各辺が隣接する各平面部24の1つの辺に対して直線状(図3の直線26参照)に配置されている。したがって、パネル21は、辺が連結された直線26に沿って、湾曲させたり、巻き取ったりすることができる(変形させることができる)。
図3において、前記プレス装置1により作製されたパネル(凹部形成パネル、被接合パネル)21は、所定の一方向に凹んだ正三角錐(正四面体)状の凹部23が、前記深凹部形成用受け部6cに対応するパターンで複数形成されている。前記凹部23は、3つの正三角形状の錐壁23aと、凹部23の突端に形成された突端頂点23bと、正三角形状の空孔により構成された底面23cの頂点である3つの底頂点23dとを有する。前記凹部23は、前記各底頂点23dで、3つの底面23cの底頂点23dが集中するように配置されている。したがって、実施例1のパネル21では、3つの正三角錐状凹部23の三角形状底面23cにより囲まれた部分に、正三角形状の平面部24が配置されている。すなわち、前記正三角形状の平面部24の各辺は、前記各凹部23の底面23cの底辺と共通化され、正三角形状の平面部24の頂点(被接合部)が底頂点23dと共通化されている。このため、実施例1のパネル21では、正三角形状の底面23cと正三角形状の平面部24とにより平面充填状態となるように前記正三角錐状凹部23および平面部24が配置されている。
なお、前記パネル21は、各平面部24の各辺が隣接する各平面部24の1つの辺に対して直線状(図3の直線26参照)に配置されている。したがって、パネル21は、辺が連結された直線26に沿って、湾曲させたり、巻き取ったりすることができる(変形させることができる)。
図4は図3に示すパネルと平板状板体とを接合した高剛性パネルの説明図であり、図4Aは接合する前の状態の説明図、図4Bは接合した後の状態の説明図である。
図5は図3に示すパネルどうしを接合した高剛性パネルの説明図であり、図5Aは接合前の状態の説明図、図5Bは接合後の説明図である。
前記パネル21は、平板(被接合パネル)27に接合したり(図4参照)、一対のパネル(凹部形成パネル、被接合パネル)21、21′の凹部23の突端頂点23bどうしを向かい合わせて、上側のパネル21の突端頂点23bを下側のパネル21′の底頂点23d′に接合する(図5参照)ことで、飛躍的に剛性が高まった高剛性パネル(21+27),(21+21′)を作製することができる(本出願人の先願である特願2005−307615号参照)。
図5は図3に示すパネルどうしを接合した高剛性パネルの説明図であり、図5Aは接合前の状態の説明図、図5Bは接合後の説明図である。
前記パネル21は、平板(被接合パネル)27に接合したり(図4参照)、一対のパネル(凹部形成パネル、被接合パネル)21、21′の凹部23の突端頂点23bどうしを向かい合わせて、上側のパネル21の突端頂点23bを下側のパネル21′の底頂点23d′に接合する(図5参照)ことで、飛躍的に剛性が高まった高剛性パネル(21+27),(21+21′)を作製することができる(本出願人の先願である特願2005−307615号参照)。
(カシメ装置(接合装置)の説明)
図6は実施例1の接合装置としてのカシメ装置の説明図である。
図4,図5に示す高剛性パネル(21+27),(21+21′)は、作成された状態では、非常に剛性が高く、変形(湾曲等)させるには非常に大きな力が必要となる。したがって、高剛性パネルを使用、設置する場所が湾曲している場合、作成後に高剛性パネルを湾曲等させることは困難である。このため、パネル21と平板状板体27(またはパネル21′)とを接合する際に、高剛性パネルを使用する場所の外形に応じて湾曲、変形させた状態で接合する必要がある。このとき、パネル21および平板状板体27(またはパネル21′)は金属製であり、弾性変形の範囲内で弾性復元力が作用するため、接合が不十分であると、接合が解除され、湾曲した形状を保持できない。
これに対応するために、図6に示す実施例1のパネル作成方法で使用されるカシメ装置(接合装置)31は、パネル21と平板状板体27(またはパネル21′)とを湾曲した状態で接合することで、高剛性パネル(21+27)を作製・成形する。なお、以下、パネル21と平板状板体27を接合する場合について説明し、パネル21、21′を接合する場合の説明を省略する。
図6は実施例1の接合装置としてのカシメ装置の説明図である。
図4,図5に示す高剛性パネル(21+27),(21+21′)は、作成された状態では、非常に剛性が高く、変形(湾曲等)させるには非常に大きな力が必要となる。したがって、高剛性パネルを使用、設置する場所が湾曲している場合、作成後に高剛性パネルを湾曲等させることは困難である。このため、パネル21と平板状板体27(またはパネル21′)とを接合する際に、高剛性パネルを使用する場所の外形に応じて湾曲、変形させた状態で接合する必要がある。このとき、パネル21および平板状板体27(またはパネル21′)は金属製であり、弾性変形の範囲内で弾性復元力が作用するため、接合が不十分であると、接合が解除され、湾曲した形状を保持できない。
これに対応するために、図6に示す実施例1のパネル作成方法で使用されるカシメ装置(接合装置)31は、パネル21と平板状板体27(またはパネル21′)とを湾曲した状態で接合することで、高剛性パネル(21+27)を作製・成形する。なお、以下、パネル21と平板状板体27を接合する場合について説明し、パネル21、21′を接合する場合の説明を省略する。
図6において、カシメ装置31は、接合用受け型32と、パネル21および板体27を挟んで接合用受け型32の上方に配置され、接合用受け型32に対して接近してパネル21および板体27を接合する接合位置と、接合用受け型32から離隔した離隔位置との間を移動可能な接合用押し型33とを有する。前記接合用受け型32の外表面32aおよび接合用押し型33の外表面33aは、高剛性パネル(21+27)を使用する場所に応じた湾曲した形状に形成されている。
図7は実施例1の接合装置のカシメツール部分の説明図であり、図7Aはカシメる前の状態の説明図、図7Bは接合位置での説明図、図7Cはカシメた後の状態の説明図である。
前記接合用受け型32には、複数の上方に突出するポンチ34が支持されている。前記ポンチ34は、パネル21の凹部23の突端頂点23bに係合する位置に対応して配置されており、先端部34aが凹部23をくずさないように尖った形状に形成されている。前記接合用押し型33には、前記ポンチ34に対応して配置された下方に突出するダイ36が支持されている。図7において、前記ダイ36の先端部には、中央の平面部36aと、平面部36の外側に形成された凹溝36bと、凹溝36bの外側に形成された凸部36cとを有する。
前記ポンチ34およびダイ36により、実施例1のカシメツール(34+36)が構成されている。
前記接合用受け型32には、複数の上方に突出するポンチ34が支持されている。前記ポンチ34は、パネル21の凹部23の突端頂点23bに係合する位置に対応して配置されており、先端部34aが凹部23をくずさないように尖った形状に形成されている。前記接合用押し型33には、前記ポンチ34に対応して配置された下方に突出するダイ36が支持されている。図7において、前記ダイ36の先端部には、中央の平面部36aと、平面部36の外側に形成された凹溝36bと、凹溝36bの外側に形成された凸部36cとを有する。
前記ポンチ34およびダイ36により、実施例1のカシメツール(34+36)が構成されている。
図6において、接合用押し型33を接合位置に移動させると、パネル21および板体27は、接合用受け型32および接合用押し型33の外表面32a、33aの形状に応じて湾曲した状態に変形する。このとき、図7Bに示すようにパネル21の突端頂点23bの部分と板体27とがポンチ34およびダイ36により押圧されて、変形する(カシメられる)。すなわち、板体27はダイ36の先端部の形状に応じて変形し、パネル21の凹部23の先端部は板体27の変形に伴ってダイ36の凹溝36b側(外側)に変形する。この結果、図7B、図7Cに示すように、凹部23の先端の変形部分37は、板体27の内側に食い込み且つ外側に広がった形状となるため、抜け止めされた状態となる。なお、このとき、凹部23の三角錐形状が保持されたまま、パネル21の凹部23の先端部が変形して板体27に接合される(カシメられる)。
この結果、パネル21の凹部23の先端部が板体27にカシメられて、凹部23の三角錐形状が保持されたまま、パネル21が板体27に湾曲した状態で接合される。この状態では、パネル21および板体27の弾性復元力により元の平板状に戻るために変形しようとしても、カシメられているので、湾曲した状態で保持される。また、カシメ接合は剪断方向にも十分な強度を有する。したがって、パネル21および板体27を接合した高剛性パネル(21+27)としても使用可能である。
また、前記カシメ装置31により接合された高剛性パネル(21+27)のカシメられていない部分は、後述するスポット溶接装置で溶接することができ、カシメ装置31をスポット溶接装置41で溶接する前の仮止めを行う装置として使用することも可能である。
また、前記カシメ装置31により接合された高剛性パネル(21+27)のカシメられていない部分は、後述するスポット溶接装置で溶接することができ、カシメ装置31をスポット溶接装置41で溶接する前の仮止めを行う装置として使用することも可能である。
(スポット溶接装置(接合装置)の説明)
図8は実施例1の接合装置の説明図であり、図8Aは平面図、図8Bは図8AのVIIIB−VIIIB線断面図である。
図8,図9において、実施例1のパネル作成方法で使用されるマルチスポット溶接装置(接合装置)41は、前記図3Cに示す一対のパネル21,21′が支持される下部電極支持体42と、前記下部電極支持体42の下方に離隔した離隔位置とパネル21,21′を押圧して溶接を行う溶接位置との間を移動可能な下部ガンチップ支持体43と、前記下部ガンチップ支持体43に対応して配置され前記下部電極支持体42との間でパネル21,21′を挟むパネル挟持位置とパネル21,21′から離隔した離隔位置との間を移動可能な上部電極支持体44と、前記下部電極支持体42に対応して配置され前記上部電極支持体44の上方に離隔した離隔位置とパネル21,21′を押圧して溶接を行う溶接位置との間を移動可能な上部ガンチップ支持体46とを有する。
図8Aにおいて、前記電極支持体42,44には、各ガンチップ支持体43,46が溶接位置に移動した時に浮動ガンチップ(後述)が通過するためのライン状の複数のスリット42a、44aが形成されている。前記スリット42a、44aの両側には、スポット抵抗溶接用の板状の電極42b、44bが支持されており、パネル21の各底頂点23dの位置に対応して所定の間隔を空けてすだれ状に配置されている。
図8は実施例1の接合装置の説明図であり、図8Aは平面図、図8Bは図8AのVIIIB−VIIIB線断面図である。
図8,図9において、実施例1のパネル作成方法で使用されるマルチスポット溶接装置(接合装置)41は、前記図3Cに示す一対のパネル21,21′が支持される下部電極支持体42と、前記下部電極支持体42の下方に離隔した離隔位置とパネル21,21′を押圧して溶接を行う溶接位置との間を移動可能な下部ガンチップ支持体43と、前記下部ガンチップ支持体43に対応して配置され前記下部電極支持体42との間でパネル21,21′を挟むパネル挟持位置とパネル21,21′から離隔した離隔位置との間を移動可能な上部電極支持体44と、前記下部電極支持体42に対応して配置され前記上部電極支持体44の上方に離隔した離隔位置とパネル21,21′を押圧して溶接を行う溶接位置との間を移動可能な上部ガンチップ支持体46とを有する。
図8Aにおいて、前記電極支持体42,44には、各ガンチップ支持体43,46が溶接位置に移動した時に浮動ガンチップ(後述)が通過するためのライン状の複数のスリット42a、44aが形成されている。前記スリット42a、44aの両側には、スポット抵抗溶接用の板状の電極42b、44bが支持されており、パネル21の各底頂点23dの位置に対応して所定の間隔を空けてすだれ状に配置されている。
図9は実施例1の浮動ガンチップの説明図であり、図9Aは要部断面説明図、図9Bは図9AのIXB−IXB線断面図である。
図8において、前記ガンチップ支持体43,46には、パネル21の全ての突端頂点23bに対応して、複数の浮動ガンチップ47が支持されている。図9において、浮動ガンチップ47は、ガンチップ支持体43,46に固定支持された第1方向ガイド部材51を有する。前記第1方向ガイド部材51は第1方向Ya方向に沿って伸びる第1方向ガイドレール51aが形成されており、内側(パネル21,21′側)には第1方向Yaに伸びる第1方向スリット51bが形成されている。
前記第1方向ガイド部材51には、第1方向スリット51bを貫通する板状の第1方向被ガイド部材52が支持されている。前記第1方向被ガイド部材52は、前記ガイドレール51aにガイドされるコロ52aを有し、第1方向Yaに沿ってスライド移動可能に支持されている。
図8において、前記ガンチップ支持体43,46には、パネル21の全ての突端頂点23bに対応して、複数の浮動ガンチップ47が支持されている。図9において、浮動ガンチップ47は、ガンチップ支持体43,46に固定支持された第1方向ガイド部材51を有する。前記第1方向ガイド部材51は第1方向Ya方向に沿って伸びる第1方向ガイドレール51aが形成されており、内側(パネル21,21′側)には第1方向Yaに伸びる第1方向スリット51bが形成されている。
前記第1方向ガイド部材51には、第1方向スリット51bを貫通する板状の第1方向被ガイド部材52が支持されている。前記第1方向被ガイド部材52は、前記ガイドレール51aにガイドされるコロ52aを有し、第1方向Yaに沿ってスライド移動可能に支持されている。
前記第1方向被ガイド部材52の内端(パネル21,21′側端部)には、第2方向ガイド部材53が支持されている。前記第2方向ガイド部材53は、第1方向Ya方向およびガンチップ支持体43,46の移動方向(パネル21,21′に接近、離隔する方向)に対して直交する第2方向Ybに沿って伸びる第2方向ガイドレール53aを有する。また、前記第2方向ガイド部材53の内側(パネル21,21′側)には第2方向Ybに伸びる第2方向スリット53bが形成されている。
前記第2方向ガイド部材53には、第2方向スリット53bを貫通する板状の第2方向被ガイド部材54が支持されている。前記第2方向被ガイド部材54は、前記ガイドレール53aにガイドされるコロ54aを有し、第2方向Ybに沿ってスライド移動可能に支持されている。前記符号51〜54を付した部材により、実施例1の浮動機構(51〜54)が構成されている。
前記第2方向ガイド部材53には、第2方向スリット53bを貫通する板状の第2方向被ガイド部材54が支持されている。前記第2方向被ガイド部材54は、前記ガイドレール53aにガイドされるコロ54aを有し、第2方向Ybに沿ってスライド移動可能に支持されている。前記符号51〜54を付した部材により、実施例1の浮動機構(51〜54)が構成されている。
前記第2方向被ガイド部材54の内端部には、通電される電極支持部材56が支持されており、前記電極支持部材56の内側には内側に突出する溶接用発熱体57が支持されている。したがって、浮動ガンチップ47は、前記第1方向ガイド部材51と第1方向被ガイド部材52、及び、第2方向ガイド部材53と第2方向被ガイド部材54によって、第1方向Yaおよび第2方向Ybにスライド自在な状態で支持されている。すなわち、ガンチップ支持体43,46の移動方向(パネル21,21′に接近、離隔する方向)に対して直交する面内で位置調節可能な状態で支持されている。
図8において、前記各浮動ガンチップ47は、電極支持体42,44のスリット42a、44aに沿ってライン状に配置されており、各ガンチップ47の電極支持部材56で電源供給部材58により接続されている。したがって、前記電源供給部材58によりライン状に接続されたガンチップ列59が、各スリット42a、44a毎に設けられている。前記電源供給部材58は導電性のバネ材により構成されており、無負荷状態で前記浮動ガンチップ47の位置を所定の位置に保持するように構成されている。
図8において、前記各浮動ガンチップ47は、電極支持体42,44のスリット42a、44aに沿ってライン状に配置されており、各ガンチップ47の電極支持部材56で電源供給部材58により接続されている。したがって、前記電源供給部材58によりライン状に接続されたガンチップ列59が、各スリット42a、44a毎に設けられている。前記電源供給部材58は導電性のバネ材により構成されており、無負荷状態で前記浮動ガンチップ47の位置を所定の位置に保持するように構成されている。
したがって、実施例1のマルチスポット溶接装置41で溶接を行う場合、先ず2枚のパネル21,21′を重ね合わせた状態またはカシメ装置31で仮止めした状態で、下部電極支持体42の所定位置にセットする。そして、上部電極支持体43をパネル挟持位置に移動させてパネル21,21′を挟持した状態で、ガンチップ支持体43,46を溶接位置に移動させる。ガンチップ支持体43,46を溶接位置に移動させる際に、浮動ガンチップ47の溶接用発熱体57の位置と、溶接する部分である突端頂点23bとの位置がずれていても、第1方向Yaおよび第2方向Ybに移動自在な浮動ガンチップ47の溶接用発熱体57の先端と、パネル21の錐壁23aとの当接により浮動ガンチップ47は突端頂点23b側にガイドされ、溶接位置では溶接用発熱体57の先端は突端頂点23bの位置に自動的に位置調整される。
前記溶接位置において、一方のパネル(21)の突端頂点23bと他方のパネル(21′)の底頂点23dとが溶接用発熱体57および電極42b、44bにより挟圧された状態で、電流が供給されると、溶接用発熱体57、一方のパネル21(21′)の突端頂点23b(23b′)、他方のパネル21′(21)の底頂点23d′(23d)、電極42b、44bを電流が流れ、加熱、溶融されてスポット溶接される。この結果、全ての突端頂点23b、23b′と底頂点23d′、23dとが一度に溶接され、高剛性のパネル(21+21′)を作製することができる。
前記溶接位置において、一方のパネル(21)の突端頂点23bと他方のパネル(21′)の底頂点23dとが溶接用発熱体57および電極42b、44bにより挟圧された状態で、電流が供給されると、溶接用発熱体57、一方のパネル21(21′)の突端頂点23b(23b′)、他方のパネル21′(21)の底頂点23d′(23d)、電極42b、44bを電流が流れ、加熱、溶融されてスポット溶接される。この結果、全ての突端頂点23b、23b′と底頂点23d′、23dとが一度に溶接され、高剛性のパネル(21+21′)を作製することができる。
(実施例1の作用)
したがって、前記構成を備えた実施例1のパネル作成方法では、プレス装置1によって、金属板体2からパネル21を作成する際に、凹部23を3段階で徐々に深く形成するので、凹部23形成時に一度だけプレスして材料を延ばす場合と比較して均一に延ばすことができる。特に、正三角錐では115%の伸びが必要であり、深さが正三角錐の1/2の三角錐でも39%の伸びが必要になるが、実施例1のプレス装置1では、移動押圧子14により板体幅方向の外側から内側に材料を引き込むようにしてプレスするので、深い凹部23を形成する場合にも材料が伸びきらず、途中で破断することなく十分な厚さを有する凹部23を形成することができる。特に、外側に配置された移動押圧子14の引込量αが大きくなっているので、外側から材料が流入する形になりやすく、伸びが均一になりやすい。さらに、凹部形成用受け部6および押圧子12が、2列ずつ形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されているので、板体搬送方向に沿った方向の変形による材料の流入を期待することもでき、板体搬送方向に沿った方向でも伸びを均一にすることも期待できる。
したがって、前記構成を備えた実施例1のパネル作成方法では、プレス装置1によって、金属板体2からパネル21を作成する際に、凹部23を3段階で徐々に深く形成するので、凹部23形成時に一度だけプレスして材料を延ばす場合と比較して均一に延ばすことができる。特に、正三角錐では115%の伸びが必要であり、深さが正三角錐の1/2の三角錐でも39%の伸びが必要になるが、実施例1のプレス装置1では、移動押圧子14により板体幅方向の外側から内側に材料を引き込むようにしてプレスするので、深い凹部23を形成する場合にも材料が伸びきらず、途中で破断することなく十分な厚さを有する凹部23を形成することができる。特に、外側に配置された移動押圧子14の引込量αが大きくなっているので、外側から材料が流入する形になりやすく、伸びが均一になりやすい。さらに、凹部形成用受け部6および押圧子12が、2列ずつ形成され且つ上流側の一列分と下流側の一列分では半周期分位相がずれた状態で配置されているので、板体搬送方向に沿った方向の変形による材料の流入を期待することもでき、板体搬送方向に沿った方向でも伸びを均一にすることも期待できる。
そして、実施例1のカシメ装置31によって、パネル21と板体27やパネルどうし21を凹部の形状を保持したまま先端部で接合することができ、多数の錐体状の凹部23により高い剛性を有する高剛性パネル(21+27)を作成できる。特に、接合した高剛性パネル(21+27)を設置する場所に応じた湾曲形状で作製または仮止めすることができる。
さらに、実施例1のマルチスポット溶接装置41により、錐壁23aを有する2枚のパネル21,21′、27を、多数の突端頂点23bの部分で一度に溶接することができ、、生産性を向上させ、コストを低減することができる。また、マルチスポット溶接装置41は浮動ガンチップ47により自動的に位置調節されるため、パネル21の製造公差やマルチスポット溶接装置41への設置誤差等があっても自動的に位置が調節され、突端頂点23bで溶接することができる。したがって、マルチスポット溶接装置41の微調整やパネルの設置位置の微調整を行わずに、正確に突端頂点23b、23b′で溶接できるので、高速、高品質、低コストで高剛性パネルを作成することができる。
この結果、金属板体2から、多数の凹部23を有する高剛性パネルを高速、高品質且つ低コストで作製することができる。
この結果、金属板体2から、多数の凹部23を有する高剛性パネルを高速、高品質且つ低コストで作製することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、カシメ装置31の説明において平板状板体27とパネル21との接合を例示したが、これに限定されず、マルチスポット溶接装置41と同様に、一対のパネル21,21′の接合を行うことも可能である。
逆に、マルチスポット溶接装置41において、下部電極支持体42と上部ガンチップ支持体46を省略し、上部電極支持体44と下部ガンチップ支持体43で、パネル21と板体27との接合を行うことも可能である。また、カシメ装置31で仮止めされた湾曲した高剛性パネルの湾曲形状に合わせて、浮動ガンチップ47の先端部のガンチップ支持体43,46からの突出量を調整することも可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、カシメ装置31の説明において平板状板体27とパネル21との接合を例示したが、これに限定されず、マルチスポット溶接装置41と同様に、一対のパネル21,21′の接合を行うことも可能である。
逆に、マルチスポット溶接装置41において、下部電極支持体42と上部ガンチップ支持体46を省略し、上部電極支持体44と下部ガンチップ支持体43で、パネル21と板体27との接合を行うことも可能である。また、カシメ装置31で仮止めされた湾曲した高剛性パネルの湾曲形状に合わせて、浮動ガンチップ47の先端部のガンチップ支持体43,46からの突出量を調整することも可能である。
(H02)前記実施例において、三角錐状の凹部を多数有するパネル21について説明したが、三角錐に限定されず、四角錐や六角錐等の多角錐や円錐状とすることが可能である。また、凹部を周期的に配置する場合を例示したが、これに限定されず、凹部を形成したい位置に応じて不規則に配置して、必要な凹部の伸び量に応じて移動押圧子による引込量を調整することも可能である。
(H03)前記実施例において、凹部の突端頂点の角を平らにして、三角錐台状とし、接合しやすくすることも可能である。
(H04)前記実施例において、カシメツール(34+36)や浮動ガンチップの数や位置は設計に応じて任意に変更可能であり、全ての突端頂点に対応してカシメツール(34+36)を配置したり、浮動ガンチップ47を間引きして配置することも可能である。
(H03)前記実施例において、凹部の突端頂点の角を平らにして、三角錐台状とし、接合しやすくすることも可能である。
(H04)前記実施例において、カシメツール(34+36)や浮動ガンチップの数や位置は設計に応じて任意に変更可能であり、全ての突端頂点に対応してカシメツール(34+36)を配置したり、浮動ガンチップ47を間引きして配置することも可能である。
(H05)前記実施例において、マルチスポット溶接装置41はガンチップ支持体43、46が移動可能な構成となっていたが、これに限定されず、各浮動ガンチップ47の発熱体57が電極支持部材56に対して突出可能に構成して、溶接時に突出するように構成することも可能である。
(H06)前記実施例において、プレス装置1は、3段階で徐々に凹部の深さを深くしたが、これに限定されず、2段階としたり、4段階以上とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、カシメツール(34+36)は、接合用受け型32および接合用押し型33に固定支持されていたが、これに限定されず、接合用受け型32および接合用押し型33に対して進退可能に構成して、受け型32および押し型33でプレスして湾曲させた後にカシメツール(34+36)を突出させてカシメることも可能である。
(H06)前記実施例において、プレス装置1は、3段階で徐々に凹部の深さを深くしたが、これに限定されず、2段階としたり、4段階以上とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、カシメツール(34+36)は、接合用受け型32および接合用押し型33に固定支持されていたが、これに限定されず、接合用受け型32および接合用押し型33に対して進退可能に構成して、受け型32および押し型33でプレスして湾曲させた後にカシメツール(34+36)を突出させてカシメることも可能である。
(H08)前記実施例において、カシメツール(34+36)では、ポンチを接合用受け型32に配置し、ダイを接合用押し型33に配置したが、逆に、接合用受け型にダイを配置し、接合用押し型にポンチを配置することも可能である。
(H09)前記実施例において、電源供給部材58をバネ状の部材により構成したが、これに限定されず、帯状ケーブル等任意の電源供給部材により構成することも可能である。
(H09)前記実施例において、電源供給部材58をバネ状の部材により構成したが、これに限定されず、帯状ケーブル等任意の電源供給部材により構成することも可能である。
1…成形装置、
3…受け型、
2…板状体、
4…押し型、
6…凹部形成用受け部、
6a…浅凹部形成用受け部、
6c…深凹部形成用受け部、
11…押し型本体、
14…移動押圧子、
14a…浅凹部形成用移動押圧子、
14b…中深凹部形成用移動押圧子、
14c…深凹部形成用移動押圧子。
3…受け型、
2…板状体、
4…押し型、
6…凹部形成用受け部、
6a…浅凹部形成用受け部、
6c…深凹部形成用受け部、
11…押し型本体、
14…移動押圧子、
14a…浅凹部形成用移動押圧子、
14b…中深凹部形成用移動押圧子、
14c…深凹部形成用移動押圧子。
Claims (3)
- 下記の構成要件(A01),(A02)を備えたことを特徴とする成形装置、
(A01)受け型に接近して板状体をプレス成形するプレス位置と前記受け型から離隔した離隔位置との間を移動する押し型本体と、
板状体搬送方向に垂直な板状体幅方向に沿って前記押し型本体上に所定の間隔をあけて配置された移動押圧子であって、前記板状体幅方向に移動可能に支持されて板状体に凹部を成形する前記移動押圧子と、
を有する押し型、
(A02)前記押し型が前記離隔位置に移動した状態で前記移動押圧子の先端部に対して板状体幅方向にずれた位置に配置された凹部形成用受け部であって、前記押し型が前記プレス位置に移動する際に前記板状体幅方向外側から幅方向内側に板状体を引込むように前記移動押圧子を移動させ且つ、前記押し型が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体を挟んで前記移動押圧子が嵌合する凹部形成用受け部、
を有する受け型。 - 下記の構成要件(A03),(A04)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の成形装置、
(A03)板状体搬送方向に垂直な板状体幅方向に沿って前記押し型本体上に所定の間隔をあけて配置された浅凹部形成用移動押圧子であって、前記板状体幅方向に移動可能に支持されて板状体に浅い凹部を成形する浅凹部形成用移動押圧子と、
前記板状体幅方向に沿って前記押し型本体上に所定の間隔をあけて配置され且つ前記浅凹部形成用移動押圧子の板状体搬送方向下流側に配置された深凹部形成用移動押圧子であって、前記板状体幅方向に移動可能に支持され且つ前記浅い凹部を押圧して深い凹部を成形する深凹部形成用移動押圧子と、
を有する前記移動押圧子、
(A04)前記押し型が前記離隔位置に移動した状態で前記浅凹部形成用移動押圧子の先端部に対して板状体幅方向にずれた位置に配置された浅凹部形成用受け部であって、前記押し型が前記プレス位置に移動する際に前記板状体幅方向外側から幅方向内側に板状体を引込むように前記浅凹部形成用移動押圧子を移動させ且つ、前記押し型が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体を挟んで前記浅凹部形成用移動押圧子が嵌合する浅凹部形成用受け部と、
前記押し型が前記離隔位置に移動した状態で前記深凹部形成用移動押圧子の先端部に対して板状体幅方向にずれた位置に配置され且つ前記浅凹部形成用受け部の板状体搬送方向下流側に配置された深凹部形成用受け部であって、前記押し型が前記プレス位置に移動する際に前記板状体幅方向端部側から内側に板状体を引込むように前記深凹部形成用移動押圧子を移動させ且つ、前記押し型が前記プレス位置に移動した場合に前記板状体を挟んで前記深凹部形成用移動押圧子が嵌合する深凹部形成用受け部と、
を有する前記凹部形成用受け部。 - 下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の成形装置、
(A05)板状体搬送方向に垂直な板状体幅方向に沿って前記押し型本体上に所定の間隔をあけて配置されると共に、前記浅凹部形成用移動押圧子の板状体搬送方向下流側且つ、前記深凹部形成用移動押圧子の板状体搬送方向上流側に配置された中深凹部形成用移動押圧子であって、前記板状体幅方向に移動可能に支持されて、前記浅凹部形成用移動押圧子により板状体に成形された凹部を、前記浅凹部形成用移動押圧子よる場合よりも深く且つ、前記深凹部形成用移動押圧子による場合よりも浅く成形する前記中深凹部形成用移動押圧子、
を有する前記押し型。
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2006
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WO2009008248A1 (ja) | 2007-07-11 | 2009-01-15 | Fujifilm Corporation | 圧力測定用材料 |
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