JP2007181111A - 配線システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報線を通して各機能モジュールに電力を供給し、かつ過剰な余剰能力が生じるのを防止しながらも複数の仕様の電源を設計する必要のない配線システムを提供する。
【解決手段】基本モジュール1と複数台の機能モジュール2とが情報線Liを介して接続される。基本モジュール1は、情報線Liを通して各機能モジュール2に電力を供給するとともに各機能モジュール2との間で通信を行う。機能モジュール2は、複数台の電源ユニット11aを装着可能な複数のスロット11bを有し、スロット11bに装着された電源ユニット11aの台数分の電力を供給する電力供給部11を備える。通信手段12aは機能モジュール2ごとの動作電力を取得し、電力算出手段12bと台数算出手段12cとにより必要な電源ユニット11aの台数を算出する。算出結果は報知手段12dが報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、先行配線された電力線と情報線とを介して接続した基本モジュールと複数台の機能モジュールとの間で、電力線と情報線との両方を通して基本モジュールから機能モジュールへの電力供給を可能とし、情報線を通して基本モジュールと機能モジュールとの間で通信を行う配線システムに関するものである。
従来から、信号線を介して中央監視装置と複数台の端末器とを接続し、信号線を伝送路に用いて複極のベースバンド信号からなる伝送信号を中央監視装置から端末器に対して時分割多重伝送方式によって伝送することにより、スイッチやセンサを接続した端末器と負荷を接続した端末器とを対応付け、スイッチやセンサの動作に呼応して負荷を動作させるようにした遠隔監視制御システムが提供されている(たとえば、特許文献1参照)。この遠隔監視制御システムでは、各端末器において、伝送信号を利用して中央監視装置との間で通信を行うとともに、伝送信号の電力を端末器の内部回路の電源に用いるように構成してある。
特許第3136006号公報
上述したように、特許文献1に記載された遠隔監視制御システムでは、信号線を介して中央監視装置と端末器とを接続すれば、信号線を伝送される伝送信号により端末器の内部回路に電力を供給することができる。
一方、この遠隔監視制御システムでは、中央監視装置から伝送信号の形で端末器に電力を供給しているものであるから、端末器に供給可能な最大電力は中央監視装置において伝送信号を生成する回路の最大出力電力によって制限される。一方、1台の端末器の動作に必要な最大電力は既知であるから、中央監視装置の最大出力電力は、信号線に接続可能な端末器の最大台数によって定められている。たとえば、信号線に対して最大で256台の端末器を接続可能であるとすれば、中央監視装置は伝送信号の形で端末器に供給する出力電力を、端末器の動作に必要な最大電力の256倍に設定しておけばよいことになる。
したがって、信号線に接続される端末器の台数が、たとえば50台であるとすれば、中央監視装置では206台分もの余剰能力が生じることになる。言い換えれば、信号線に接続する端末器の台数が少ない場合でも、中央監視装置の出力電力の余裕度が大きいものであるから、それだけ高コストになるという問題を有している。
この種の問題を回避するには、接続する端末器の台数に応じた出力電力を持つ中央監視装置を構成することが考えられるが、出力電力の仕様が異なる複数種類の中央監視装置を作成する必要があるから、設計効率が悪く、また在庫管理や施工の際の仕様の選択に要する作業が面倒である。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、情報線を通して各機能モジュールに電力を供給する構成であって、情報線に接続される機能モジュールの台数に応じて情報線に供給可能な最大電力を増減することを可能として過剰な余剰能力が生じるのを防止しながらも複数の仕様の電源を設計する必要のない配線システムを提供することにある。
請求項1の発明は、先行配線された電力線と情報線とが基本モジュールに接続されるとともに、複数台の機能モジュールがそれぞれ電力線と情報線とに接続され、基本モジュールから電力線と情報線との両方を通して各機能モジュールに電力供給が可能であり、基本モジュールと各機能モジュールとの間で情報線を通して通信を行う配線システムであって、基本モジュールは、最大出力電力が同一である複数台の電源ユニットを装着可能な複数のスロットを有しスロットに装着された電源ユニットから情報線を通して各機能モジュールに電力を供給する電力供給部と、情報線を通して各機能モジュールとの間で通信を行い各機能モジュールの動作に必要な動作電力を機能モジュールごとに取得する通信手段を有した電源管理部とを備え、電源管理部は、情報線に接続された機能モジュールから取得した動作電力の合計を必要電力として算出する電力算出手段と、必要電力を得るのに必要な電源ユニットの台数を算出する台数算出手段と、台数算出手段による算出結果に関する報知を行う報知手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記電源管理部が、前記電源ユニットが装着されたスロットの個数を検出する台数検出手段を備え、前記報知手段が、台数検出手段により検出された電源ユニットの台数と前記台数算出手段により算出された電源ユニットの台数とを比較し電源ユニットの台数の過不足を報知することを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、最大出力電力が同一である複数台の電源ユニットを装着可能なスロットを備える電力供給部を設け、情報線を通して機能モジュールに供給する電力の多寡に応じてスロットに装着する電源ユニットの台数を増減することができる。したがって、配線システムのシステム構成に応じた規模の電源を構成することができ、電源に過剰な余剰能力が生じてコスト高になったりするのを防止し、しかも過剰な余剰能力が生じるのを防止するために仕様の異なる複数種類の電源を構成する必要もないという利点を有する。また、報知手段が電源ユニットの必要台数に関する報知を行うから、電源ユニットをスロットに装着する作業者は、報知手段の報知内容に応じて電源ユニットを装着すればよく、作業を容易に行うことができる。
請求項2の発明の構成によれば、報知手段によって電源ユニットの過不足が報知されるから、供給電力が不足しないように電源ユニットを装着するに際して特段の技術を要することがなく、電源ユニットの装着作業を容易に行うことができる。
本実施形態の配線システムでは、図3に示すように、建物内の適所に埋込配置されたスイッチボックス3にゲート装置4と称する配線器具を収納する。ゲート装置4には壁内に先行配線された電力線Lpと情報線Liとが接続される。スイッチボックス3およびゲート装置4は1個ずつでもよいが、本発明は複数個の場合に有効であるから、以下では複数個設ける場合について説明する。また、図示例では、ルータとハブとを内蔵したゲートウェイの機能を有している基本モジュール1と、メインブレーカMBおよび分岐ブレーカBBとを内蔵した配線盤5を用いている。
基本モジュール1には、複数系統(図示例では3系統)の情報線Liが接続され、ゲートウェイとして各情報線Liを外部のインターネット網NTに接続する。基本モジュール1は、情報線Liを複数系統に分岐したり情報線Liをインターネット網NTに接続するだけでなく、情報線Liを通して各機能モジュール2の動作状態を監視する機能も備えている。また、メインブレーカMBは商用電源ACに接続され、分岐ブレーカBBに電力線Lpが接続される。図示例では分岐ブレーカBBを1系統で代表して示しているが通常は複数系統の分岐ブレーカBBを設ける。
図3に示す例では、機能モジュール2として、コンセントあるいはスイッチのように負荷制御を主な機能とするものと、スピーカあるいは表示器のように情報の授受を主な機能とするものとを示している。本実施形態の構成では、負荷制御を主な機能とする場合であっても、コンセントに接続した負荷で使用した電力量やスイッチを操作した回数などを情報として情報線Liを介して監視することが可能になる。
各系統のゲート装置4の間は電力線Lpおよび情報線Liの送り配線によって接続される。また、各系統のゲート装置4のうちの1個は配線盤5との間で電力線Lpおよび情報線Liを介して接続される。つまり、各系統のゲート装置4は電力線Lpに並列接続され、また情報線Liに並列接続されることになる。
ゲート装置4は、電力線Lpと情報線Liとに接続されたコネクタからなる接続口6(図4参照)を備える。したがって、後述する機能モジュール2のコネクタをゲート装置4の接続口6に接続するだけで、機能モジュール2に電力を供給する電力路と、機能モジュール2との間で通信するための情報路とを同時に確保することができる。しかも、ゲート装置4は電力線Lpと情報線Liとにそれぞれ並列接続されているだけであるから、機能モジュール2はどのゲート装置4にも接続することができる。つまり、機能モジュール2は、ゲート装置4の配置されている範囲内で自由に配置することができるから、レイアウトの自由度が高い施工性に優れた配線システムを提供することができる。
スイッチボックス3は、たとえばJIS規格(C 8375)に規定する取付枠10(図4参照)を取り付けることができるものを用いる。図示する取付枠10は一連形と呼ばれており、JIS規格(C 8304)において大角連用形スイッチの1個モジュールとして規格化されている埋込形の配線器具を3個取り付けることができる。
取付枠10は、図4に示すように、中央部に表裏に貫通した器具取付用の矩形状の窓孔10aを備える。取付枠10に取付対象である配線器具を取り付けるには、窓孔10aの後方から配線器具の前部を挿入し、取付枠10の左右両側の枠片10bに設けた器具係止部に配線器具の左右両側に設けた被係止部を結合させる。図示例では、配線器具に被係止部として爪を設け取付枠10の枠片10bに器具係止部として間隙を設けている。ただし、配線器具に被係止部として穴を設け取付枠10の枠片10bに器具係止部として爪を設けた構成もある。取付枠10の上下の枠片10cには挿入孔10dが貫設されている。取付枠10をスイッチボックス3に取り付けるには、取付枠10に配線器具を装着した状態で、図示しない取付ねじを挿入孔10dに前方から挿入してスイッチボックス3に設けたねじ受け(図示せず)に螺入させる。
なお、取付枠10を壁パネルに取り付ける場合には、壁パネルに取付孔を貫設し、挿入孔10dに挿入される引締ねじを挟み金具(図示せず)と称する部材に螺合させ、壁パネルに貫設した取付孔の周部を取付枠10と挟み金具との間で挟持するように引締ねじを締め付けてもよい。あるいはまた、取付枠10を通して壁材に木ねじを螺合させることによって、取付枠10を壁に取り付けることも可能である。
本実施形態では、各スイッチボックス3の上部からは、配電ボックス1または他のスイッチボックス3に接続された電力線Lpおよび情報線Liが導入され、各系統の末端に位置するスイッチボックス3を除いた各スイッチボックス3の下部からは他のスイッチボックス3への送り配線である電力線Lpおよび情報線Liが導出される。また、ゲート装置4を取り付けた取付枠10を各スイッチボックス3に取り付けることによって、上述したように、各スイッチボックス3にそれぞれゲート装置4が収納される。ここにおいて、ゲート装置4には、電力線Lpと情報線Liとが接続されるから、電力線Lpと情報線Liとの混触を防止するために、電力線Lpと情報線Liとのスイッチボックス3への導入口および導出口はそれぞれ個別に設けるのが望ましい。
ゲート装置4は、板ばねのばね力を利用して電線を結線する、いわゆる速結端子構造の端子を器体に内蔵しており、器体の背面に開口する電線挿入口に電線を挿入することにより、電線の機械的保持と電気的接続とがなされる構成を採用している。電線挿入口は、電力線Lpと情報線Liとについて2対ずつ設けてある。各1対は送り配線を接続するために用いられる。ゲート装置4の器体の前面には、電力線Lpが接続される端子に電気的に接続されている接触部を設けた電力路接続口6aと、情報線Liが接続される端子に電気的に接続されている接触部を設けた情報路接続口6bとが配置される。
電力路接続口6aと情報路接続口6bとは1個の接続口6としてモジュール化されている。配線システム内の各ゲート装置4において、各電力路接続口6aと各情報路接続口6bとはそれぞれ同仕様(接触部の配列や接続口のサイズなど)であり、また電力路接続口6aおよび情報路接続口6bの位置関係は統一されている。接続口6には、機能モジュール2の背面に設けた接続体7が着脱可能に結合される。すなわち、機能モジュール2の接続体7には、電力路接続口6aに着脱可能に結合される電力路接続体7aと、情報路接続口6bに着脱可能に結合される情報路接続体7bとをモジュール化した接続体7が設けられる。機能モジュール2の接続体7をゲート装置4の接続口6に接続した状態において、機能モジュール2はゲート装置4の前面を覆う。ここに、接続口6と接続体7とはコネクタを構成する。
機能モジュール2は、図5に示すように、ゲート装置4に対して1台だけ接続することによって単独で用いることができる基本機能モジュール2aと、基本機能モジュール2aに対して壁面に沿う面内で配列され基本機能モジュール2aと組み合わせて用いることにより基本機能モジュール2aの機能を拡張する拡張機能モジュール2bとがある。拡張機能モジュール2aは、基本機能モジュール2aに対して1台接続するだけではなく、複数台を接続することも可能であるが、本発明では拡張機能モジュール2aは要旨ではないから詳述しない。
本発明の技術思想は、基本機能モジュール2aを単独で用いるか、基本機能モジュール2aに拡張機能モジュール2bを結合して用いるかにかかわらず、適用されるから、以下の説明においては、基本機能モジュール2aを単独で用いるか、基本機能モジュール2aに拡張機能モジュール2bを結合して用いるかにかかわらず、どちらの場合についても機能モジュール2として説明する。
機能モジュール2は、図6、図7に示すように、合成樹脂製の扁平なハウジング8aを備える。すなわち、ゲート装置4に取り付けたときに壁面からの突出寸法が小さく、かつハウジング8aの前面側に露出する表示、報知、操作などの各種機能を持つ機能部に割り当てる面積を大きくとることができる薄型に形成されている。ハウジング8aの背面には接続体7が設けられ、接続体7をゲート装置4の接続口6に結合すれば、機能モジュール2が電力線Lpおよび情報線Liと電気的に接続される。ハウジング8aの上部および下部には取付用孔8cが開口しており、ハウジング8aをゲート装置4に結合した状態で、ハウジング8aの前面側から取付用孔8cに取付ねじ(図示せず)を挿入し、取付枠10の取付ねじ孔10eに取付ねじを螺入することにより、機能モジュール2が取付枠10に対して機械的に固定され、結果的に機能モジュール2のゲート装置4に対する結合強度を高めることができる。ハウジング8aの前面部には化粧カバー8bが着脱可能に被着され、化粧カバー8bをハウジング8aに装着した状態では、取付ねじの頭部が隠される。
以下では、機能モジュール2に電力を供給する構成について説明する。上述のように、機能モジュール2は配線盤5に収納された基本モジュール1との間で情報線Liを介して接続されている。情報線Liは基本モジュール1と機能モジュール2との間で情報を授受するだけではなく、基本モジュール1から機能モジュール2に対して電力を供給する機能も備える。基本モジュール1から情報線Liを通して機能モジュール2に電力を供給する構成を図1に示す。図1では電力を情報線Liを通して供給する構成以外の構成は省略してある。
基本モジュール1には、情報線Liを通して機能モジュール2に電力を供給するための構成として、商用電源ACから直流電圧を生成する電力供給部11と、機能モジュール2との間で通信が可能な電源管理部12とが設けられる。電力供給部11の出力電圧は情報線Liの線間に印加される。また、電力供給部11および電源管理部12と情報線Liとの間には、電力供給部11により情報線Liに印加された直流電圧に信号を重畳するための主フィルタ回路13が挿入される。電源管理部12と情報線Liとの間に主フィルタ回路13を設けていることにより、電源管理部12では、直流電圧に重畳して信号を送信し直流電圧を分離した信号を受信することが可能になる。
すなわち、主フィルタ回路13は、電力供給部11と情報線Liとの間では直流だけを通過させ、電源管理部12と情報線Liとの間では信号だけを通過させる。信号には高周波の矩形波信号を用いることを想定しており、主フィルタ回路13は、電力供給部11の出力端と情報線Liの各線との間にそれぞれ挿入される2個のダイオードまたはインダクタと、電源管理部12と情報線Liの各線との間にそれぞれ挿入される2個のコンデンサとを用いて構成することができる。2個のコンデンサに代えてパルストランスを用いることも可能である。
電力供給部11は、同一仕様の複数台の電源ユニット11aを装着可能な複数個のスロット11bを備える。電源ユニット11aはスロット11bに着脱可能であり、スロット11bに装着された電源ユニット11aは主フィルタ回路13を通して情報線Liに接続される。したがって、情報線Liに対して最小で1台の電源ユニット11aを接続することができ、最大でスロット11bの個数分の電源ユニット11aを接続することができる。複数個のスロット11bに電源ユニット11aを装着した場合には、各電源ユニット11aは情報線Liに対して並列に接続される。各スロット11bにはマイクロスイッチを用いた装着検出部(図示せず)が設けられており、電源ユニット11aのスロット11bへの装着の有無が検出される。また、各スロット11bには商用電源ACから電力が供給されており、各スロット11bに装着された各電源ユニット11aではそれぞれ商用電源ACから直流電圧を生成する。
電源ユニット11aの器体には、たとえばJIS規格(C 8370の付属書5)に示された電灯分電盤用協約形配線用遮断器の寸法の器体を採用する。この器体は、分電盤内に固定される取付金具の爪が挿入される爪穴を有しており、爪穴に取付金具の爪を結合することにより分電盤に器体を固定することができる。したがって、配線盤5において同様の構成を採用することができ、分電盤の内器と同様の構造で電源ユニット11aを配線盤5に固定することができる。つまり、スロット11bには、電源ユニット11aの器体を装着するための爪が設けられる。
また、各スロット11bに装着される電源ユニット11aは、分電盤に装着される分岐ブレーカと同様に導電バーに対して電気的に接続されることによって商用電源ACに対して電気的に接続される。つまり、電源ユニット11aの器体に設けた溝部の位置を導電バーに合わせた状態でスロット11bに装着すれば、導電バーが溝部に差し込まれ、溝部の内側に設けた接触子が導電バーに接触することで電源ユニット11aを商用電源ACに対して電気的に接続できるようにしてある。
一方、各スロット11bには電源ユニット11aの出力端子を主フィルタ回路13に接続するためのコネクタ(図示せず)も設けられている。コネクタは電源ユニット11aをスロット11bに装着した状態で電源ユニット11aに接続することができる。電源ユニット11aにおいて導電バーを接続する部位とコネクタを接続する部位とは、耐圧の確保のために離して設けてある。コネクタは、配線盤5に固定した構成と、接続線の一端に設けた構成とのどちらを採用してもよい。また、各スロット11bには上述したように装着検出部も設けられる。
各電源ユニット11aは同仕様であるから、最大出力電力も等しい。最大出力電力は、たとえば機能モジュール2の5台分あるいは10台分の動作が可能な程度に設定しておけばよい。同仕様の電源ユニット11aを用い、スロット11bに電源ユニット11aを装着する個数を調節することにより、電力供給部11から情報線Liを通して供給可能な最大電力を調節することができるから、設計変更を伴うことなく最大供給電力を調節することができる。
ところで、電源ユニット11aの適正台数を決定するには、機能モジュール2が要求する最大電力を知る必要がある。そこで、電源管理部12には、各機能モジュール2と個別に通信することができる通信手段12aを設けてある。電源ユニット11aの適正台数を決定する動作は、電源ユニット11aを配線盤5のスロット11bに装着する作業時に行われ、この作業の終了後に通常の動作に移行する。
電源ユニット11aの台数を決定する作業の際には、電源管理部12に設けた通信手段12aでは、各機能モジュール2の種類や仕様に応じて機能モジュール2の動作に必要な動作電力を各機能モジュール2から取得する。また、電源管理部12は、情報線Liに接続された機能モジュール2から取得した動作電力の合計を必要電力として算出する電力算出手段12bを備える。
つまり、各機能モジュール2との通信によって機能モジュールごとの動作電力を取得し、これを合計することにより必要電力を算出するのである。電源管理部12では、通信手段12aと電力算出手段12bとにより、情報線Liに接続された機能モジュール2の種類および台数に応じて、情報線Liに供給する最大電力を算出することになる。上述したように情報線Liが複数系統である場合であって、各系統ごとに電力供給部11を設けている場合には、電力算出部12bにおいて各系統ごとに最大電力を求める。なお、各機能モジュール2の動作電力は機能モジュール2の製品仕様として既知であるから、各機能モジュール2の動作電力を通信手段12aにおいて取得するには、通信手段12aが各機能モジュール2と通信する際に、各機能モジュール2から製品仕様としての動作電力を返送させるようにすればよい。
電源ユニット11aの1台当たりの最大出力電力は既知情報であるから、情報線Liに供給する必要電力が決まれば、必要電力を電源ユニット11aの最大出力電力で除算し、その商を繰り上げれば必要な電源ユニット11aの台数が決まる。この演算は電源管理部12に設けた台数算出手段12cで行う。また、電源管理部12には報知手段12dが設けられており、台数算出手段12cで算出した台数を表示する機能も備える。
ここで、電源ユニット11aを装着する各スロット11bには上述のように装着検出部が設けられているから、電源管理部12に装着検出部の出力を検出する台数検出手段12eを設け、装着検出部の出力に基づいて台数検出手段12eで電源ユニット11aの台数を検出すれば、台数検出手段12eで検出されている電源ユニット11aの台数が、台数算出手段12cで求めた台数に達しているか否かを確認することができる。そこで、報知手段12dにおいて、台数検出手段12eで検出されている電源ユニット11aの台数と、台数算出手段12cで算出した台数とを比較し、検出されている台数の算出した台数に対する過不足を報知する。たとえば、報知手段12dとして、2個の赤色表示灯の間に1個の緑色表示灯を配置する形で3個の表示灯を設けておき、電源ユニット11aの台数が不足または過剰であるときには、不足と過剰とにそれぞれ対応付けた一方の赤色表示灯を点灯させ、電源ユニット11aが適正な台数であれば緑色表示灯を点灯させればよい。
ところで、本実施形態で用いる機能モジュール2は、電力供給部11からの直流電流により充電される電荷蓄積部としてのコンデンサ21と、電源管理部12との間で情報を授受するための通信回路22とを備える。コンデンサ21は内部回路20に対する電源として機能し、また情報線Liを通して供給される電圧の変動を抑制する電圧平滑の機能も備える。電荷蓄積部は容量の大きいコンデンサ21を用いるのが望ましいが、メモリ効果のない二次電池を用いることも可能である。コンデンサ21および通信回路22と情報線Liとの間には副フィルタ回路23が挿入される。副フィルタ回路23は、主フィルタ回路13と同様の構成かつ同様の機能を有する。つまり、情報線Liに印加されている直流電圧をコンデンサ21の両端に印加し、情報線Liと通信回路22との間で信号の通過を可能にする。副フィルタ回路23を用いることによって、電源管理部12から送信された信号を直流電圧から分離して通信回路22で受信することが可能になり、信号線Liに印加されている直流電圧に通信回路22からの信号を重畳して伝送することができる。
基本モジュール1の電源管理部12と機能モジュール2の通信回路22との間で通信を行う際のプロトコルにはとくに制限はないが、電源管理部12は各通信回路22との間で個別に通信が可能でなければならない。また、情報線Liに対して機能モジュール2を着脱すると必要電力が変化するから、機能モジュール2の着脱のたびに通信手段12aによる動作電力の取得を行うのが望ましい。上述の動作から明らかなように電源管理部12は、マイコンを用いて実現される。
機能モジュール2は電力線Lpと電気的に接続されており、情報線Liを通して電力供給部11から供給される電力を内部回路に供給するだけではなく、電力線Lpから供給される電力も内部回路に供給することができる。したがって、機能モジュール2には、電力線Lpから供給される商用電源ACから内部回路20に供給する電源を生成する電源回路が設けられる。機能モジュール2が、基本機能モジュール2aだけではなく拡張機能モジュール2bも含んでいる場合には、電源回路は拡張機能モジュール2bにも電力を供給する。基本機能モジュール2aから拡張機能モジュール2bへの電力の供給は交流を用いる。また、基本機能モジュール2aと拡張機能モジュール2bとの内部においては、交流−直流変換を行って直流電力を内部回路に供給する。そのため、基本機能モジュール2aと拡張機能モジュール2bとには、それぞれ電源回路が設けられる。
上述した電源管理部12の動作を図2を用いて簡単にまとめる。上述の例では説明しなかったが、機能モジュール2を動作させるには、各機能モジュール2を動作させるための電力を供給する必要がある。機能モジュール2から動作電力を取得する期間は、配線システム全体を動作させる前の期間であって、通信を可能とするには1台ずつの機能モジュール2に電力を供給することができればよいから、1台の電源ユニット11aをスロット11bに装着し、情報線Liに電源ユニット11aから電力を供給する(S1)。
次に、電源管理部12の通信手段12aにより、各機能モジュール2と順に通信し(S2)、各機能モジュール2から動作電力を返送させる(S3)。ここで、各機能モジュール2における動作電力がほぼ等しいとみなしてもよいときには、機能モジュール2が接続されているか否かの情報のみを返送させてもよい。次に、電力算出手段12bにおいて取得した動作電力の合計を求め(S4)、台数算出手段12cにおいて必要な電源ユニット11aの台数を決定して(S5)、報知手段12dにより表示する(S6)。この表示に従って所要台数の電源ユニット11aをスロット11bに装着し、必要台数の電源ユニット11aが装着されると情報線Liへの電力の供給を開始する。ここで、報知手段12dでは、電源ユニット11aの台数を表示せずに、電源ユニット11aの過不足のみを表示するようにしてもよい。その場合は、使用者は報知手段12dの表示を見ながら電源ユニット11aをスロット11bに着脱すればよい。
本発明の実施形態を示す要部回路図である。 同上の動作説明図である。 同上の全体構成を示す構成図である。 同上に用いる機能ブロックを取付枠に取り付けた状態の正面図である。 同上の機能ブロックの他の構成例を示す構成図である。 同上に用いるゲート装置と機能ブロックとを示す斜視図である。 同上に用いる機能ブロックを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 基本モジュール
2 機能モジュール
11 電力供給部
11a 電源ユニット
11b スロット
12 電源管理部
12a 通信手段
12b 電力算出手段
12c 台数算出手段
12d 報知手段
12e 台数検出手段
13 主フィルタ回路
20 内部回路
21 コンデンサ
22 通信回路
23 副フィルタ回路
AC 商用電源
Li 情報線
Lp 電力線

Claims (2)

  1. 先行配線された電力線と情報線とが基本モジュールに接続されるとともに、複数台の機能モジュールがそれぞれ電力線と情報線とに接続され、基本モジュールから電力線と情報線との両方を通して各機能モジュールに電力供給が可能であり、基本モジュールと各機能モジュールとの間で情報線を通して通信を行う配線システムであって、基本モジュールは、最大出力電力が同一である複数台の電源ユニットを装着可能な複数のスロットを有しスロットに装着された電源ユニットから情報線を通して各機能モジュールに電力を供給する電力供給部と、情報線を通して各機能モジュールとの間で通信を行い各機能モジュールの動作に必要な動作電力を機能モジュールごとに取得する通信手段を有した電源管理部とを備え、電源管理部は、情報線に接続された機能モジュールから取得した動作電力の合計を必要電力として算出する電力算出手段と、必要電力を得るのに必要な電源ユニットの台数を算出する台数算出手段と、台数算出手段による算出結果に関する報知を行う報知手段とを備えることを特徴とする配線システム。
  2. 前記電源管理部は、前記電源ユニットが装着されたスロットの個数を検出する台数検出手段を備え、前記報知手段は、台数検出手段により検出された電源ユニットの台数と前記台数算出手段により算出された電源ユニットの台数とを比較し電源ユニットの台数の過不足を報知することを特徴とする請求項1記載の配線システム。
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