JP2007181106A - センサ及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セル間に存在するゲイントランジスタのしきい値のばらつきによって生じる測定誤差の影響を低減し、正確な測定結果が得られるセンサを実現できるようにする。
【解決手段】センサは、検知した環境状態を電圧に変換して出力する検知素子1と、検知素子1が出力する電圧を増幅するゲイントランジスタ2と、ゲイントランジスタの閾値電圧に応じたバイアス電圧を前記検知素子に印加するバイアス電圧印加手段である閾値設定トランジスタ3とを備えている。検知素子1は、ゲイントランジスタ2のゲートと接続された第1の端子と、閾値設定トランジスタ3と接続された第2の端子とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明はセンサ及びその駆動方法に関し、特に検知素子が出力する電圧を増倍するトランジスタを備えたセンサに関する。
近年、被写体の温度分布を撮像する赤外線エリアセンサが提案されている。例えば、特許文献1には、サーモパイルをトランジスタのゲートに接続した赤外線エリアセンサが開示されている。以下、その構成及び動作を、図面を用いて説明する。
図13は従来の赤外線エリアセンサの2行2列のセル構成を示したものである。サーモパイル71の一端が、ゲイントランジスタ72のゲートと接続され、サーモパイル71の他端にはバイアス電圧VBが印加されている。ゲイントランジスタ72のソースは接地され、ドレインには定電流源73と蓄積容量74とが接続されている。また、選択トランジスタ75を介して信号線76と接続されている。選択トランジスタ75のゲートは、垂直走査線100により制御される。このように構成されたセル77(a)〜セル77(d)が2次元に配置されている。
この赤外線エリアセンサは、赤外線の照射量によってサーモパイル71が出力する電圧が変化する。サーモパイル71の出力電圧の変化は、最大で±0.1mVである。出力電圧の変化は、ゲイントランジスタ72のゲート電圧Vgsを変調し、ドレイン電流Idsを変化させる。
従って、サーモパイル71に赤外線が照射されていない場合に定電流源73から流れ込む電流量I0と、ゲイントランジスタ72のドレイン電流Idsとが一致するようにバイアス電圧VBを設定することにより、撮像エリアに設けられた各セル77の出力レベルを合わせ、被写体の温度分布を正確に撮像することが可能となる。
特許文献1の赤外線エリアセンサは、バイアス電圧VBを設定するために、撮像エリアのセル77と同一の構造を持ち且つ赤外線が照射されないオプチカルブラックセルを備えている。オプチカルブラックセルにおいて、定電流源73から流れ込む電流量I0と、ゲイントランジスタ72のドレイン電流Idsとが一致するようにバイアス電圧VBを決定し、オプチカルブラックセルにおいて決定されたバイアス電圧VBを、撮像エリアの各セル77等に共通して印加している。
特許2699847号公報
しかしながら、本願発明者は、前記従来の赤外線エリアセンサの構成では、撮像エリアの各セル77において、サーモパイル71に赤外線が照射されていない場合に定電流源73から流れ込む電流I0とゲイントランジスタ72のドレイン電流Idsとを一致させることが不可能であることを見いだした。
図14はゲイントランジスタ72のゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsとの特性を示している。図14において実線で示したオプチカルブラックセルにおいて、ドレイン電流が定電流源の出力電流I0と一致するようにバイアス電圧VBが設定されている。
電界効果型トランジスタには、製造工程におけるパターン形成のばらつき、ゲート絶縁膜等の膜厚のばらつき及びソースドレインチャネル領域の不純物濃度のばらつき等を原因とする閾値電圧VTのばらつきが必ず存在する。例えば、オプチカルブラックセルのゲイントランジスタの閾値電圧VT(o)に対してセル77(a)のゲイントランジスタ72の閾値電圧VT(a)がΔVTだけ高く、セル77(b)のゲイントランジスタ72の閾値電圧VT(b)がΔVTだけ低いとする。この場合には、各ゲイントランジスタのIds−Vgs特性は図14において破線で示すように、オプチカルブラックセルのゲイントランジスタのIds−Vgs特性からシフトしてしまう。従って、バイアス電圧VBがゲートに印加された場合のドレイン電流Idsは定電流源の出力電流I0と一致しない。
トランジスタの閾値電圧VTのばらつきは、トランジスタのゲート面積の平方根に対して逆比例、すなわちゲート長をL、ゲート幅をWとしたとき、1/√LWに比例して増大することが知られている。
実際に我々は、同一のゲートサイズを有する複数のトランジスタをシリコン基板上に接近して配置したものを多数作製し、各トランジスタの閾値電圧VTの値を測定した。図15は種々のゲートサイズのトランジスタについて測定した閾値電圧のばらつきの分散σを1/√LWに対してプロットしたものである。ゲイントランジスタに使用されるようなゲートサイズがサブミクロンサイズ、例えばゲート幅Wが0.5μmでゲート長Lが0.5μmのトランジスタにおいては、閾値電圧のばらつきの分散σは40mVもあることが判った。実際のエリアセンサには数万のセルが存在しているため、得られた分散の3倍(120mV)程度のばらつきが存在すると考えられる。これは、前述したサーモパイルの出力電圧の最大値0.1mVをはるかに超えるものである。
従って、図14に示すように同一照度の赤外線がセル77(a)及び77(b)に照射され、サーモパイル71が同一の起電力+VZを発生して、ゲイントランジスタ72のゲートに印加された場合に、それぞれのゲイントランジスタのソースとドレインとの間に流れる電流I1及び電流I2の値は、全く異なる値となる。
このように、ゲイントランジスタの閾値電圧VTのばらつきがサーモパイルの出力電圧の最大値よりも大きいため、従来の赤外線エリアセンサでは、被写体から放出される赤外線を正確に再現したイメージ像を得ることは不可能である。
本発明は前記従来の問題を解決し、セル間に存在するゲイントランジスタの閾値電圧のばらつきによって生じる測定誤差の影響を低減し、より正確な測定結果が得られるセンサを実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明はセンサを、検知素子にゲイントランジスタの閾値電圧に応じたバイアス電圧を印加する構成とする。
具体的に本発明に係るセンサは、検知した環境状態に応じた電圧が第1の端子と第2の端子との間に生じる検知素子と、第1の端子と接続された第1のトランジスタと、第2の端子と接続され、第1のトランジスタの閾値電圧に応じたバイアス電圧を第2の端子に印加するバイアス電圧印加手段とを備えていることを特徴とする。
本発明のセンサは、第1のトランジスタの閾値電圧に応じたバイアス電圧を第2の端子に印加するバイアス電圧印加手段を備えているため、バイアス電圧を第1のトランジスタの閾値電圧の値に応じて調整することが可能となる。従って、複数のセンサを用いてエリアセンサを形成した場合に、各セルにおける第1のトランジスタのゲート電圧とドレイン電流との間の特性を均一化できるので、各セルの出力が第1のトランジスタの閾値電圧の影響を受けることがない。その結果、各セル間における出力のばらつきを小さく抑え、より正確な測定結果を得ることが可能となる。
本発明のセンサにおいて、バイアス電圧は第1のトランジスタがサブスレッショルド領域で動作する電圧であることが好ましい。このような構成とすることにより、従来は閾値電圧のばらつきのために使うことができなかった、ゲート電圧に対してドレイン電流が急峻に変化するサブスレッショルド領域を用いることが可能となり、センサの感度を向上させることができる。
本発明のセンサにおいて、バイアス電圧印加手段は第2の端子と第1のトランジスタのソース又はドレインとの間に接続された第2のトランジスタを含むことが好ましい。
本発明のセンサにおいて環境状態は、温度であることが好ましい。また、照度であってもよく、圧力であってもよい。
本発明のエリアセンサは、本発明のセンサが2次元に配列されていることを特徴とする。
本発明に係るセンサの駆動方法は、検知した環境状態に応じた電圧が第1の端子と第2の端子との間に生じる検知素子と、第1の端子にゲートが接続された第1のトランジスタと、第2の端子にソース又はドレインが接続された第2のトランジスタとを備えるセンサの駆動方法を対象とし、第2のトランジスタをオン状態とし且つ第1のトランジスタのソースとドレインとの間に電流を流すことにより、第2の端子に印加されるバイアス電圧を決定するステップ(a)と、第2のトランジスタをオフ状態とし、環境状態の検知を行うステップ(b)とを備えていることを特徴とする。
本発明のセンサの駆動方法は、第2のトランジスタをオン状態とし且つ第1のトランジスタのソースとドレインとの間に電流を流すことにより、第2の端子に印加されるバイアス電圧を決定するステップを備えているため、第1のトランジスタの閾値電圧によってセンサ出力が変動することがない。従って、センサ間における出力のばらつきを小さく抑え、正確な測定結果を得ることができる。
本発明のセンサの駆動法において、ステップ(a)は予め定めた標準環境状態で行うことが好ましい。このような構成とすることにより、トランジスタの閾値電圧の影響をより低減することができる。また、バイアス電圧を検知素子の検出感度が高い領域に設定できる
本発明に係るセンサ及び駆動方法によれば、セル間に存在するゲイントランジスタの閾値電圧のばらつきによって生じる測定誤差の影響を低減し、より正確な測定結果が得られるセンサを実現できる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1の実施形態に係るエリアセンサの要部の回路構成を示している。図1には2行2列分のセル及び水平駆動回路の一部を示している。図1に示すように1行1列目のセル11(a)は、サーモパイルである検知素子1(a)を備えている。検知素子1(a)の一方の端子にはゲイントランジスタ2(a)のゲートが接続され、他方の端子にはバイアス電圧印加手段である閾値設定トランジスタ3(a)のソース及び蓄積容量4(a)が接続されている。ゲイントランジスタ2(a)のソースは接地され、ドレインには閾値設定トランジスタ3(a)のドレイン及び選択トランジスタ5(a)のソースと接続されている。
セル11(a)を構成する選択トランジスタ5(a)のゲートは、行ごとに設けられた垂直走査線HSL1によって制御され、閾値設定トランジスタ3(a)のゲートは、行ごとに設けられたバイアス線BSL1によって制御される。選択トランジスタ5(a)のドレインは列ごとに設けられた信号線SIG1と接続されている。信号線SIG1の一端には定電流源33(A)と、セル信号電流を電圧変換する電圧変換回路34(A)とが接続されている。
本実施形態においては、同様の構成のセル11(b)、セル11(c)及びセル11(d)が2次元に配置され、2行2列のマトリックスが構成されている。セル11(b)を構成する選択トランジスタ5(b)のゲートは、行ごとに設けられた垂直走査線HSL1によって制御され、閾値設定トランジスタ3(b)のゲートは、行ごとに設けられたバイアス線BSL1によって制御される。選択トランジスタ5(b)のドレインは列ごとに設けられた信号線SIG2と接続されている。信号線SIG2の一端には定電流源33(B)と、セル信号電流を電圧変換する電圧変換回路34(B)とが接続されている。また、セル11(c)を構成する選択トランジスタ5(c)のゲートは、行ごとに設けられた垂直走査線HSL2によって制御され、閾値設定トランジスタ3(c)のゲートは、行ごとに設けられたバイアス線BSL2によって制御される。選択トランジスタ5(c)のドレインは列ごとに設けられた信号線SIG1と接続されている。また、セル11(d)を構成する選択トランジスタ5(d)のゲートは、行ごとに設けられた垂直走査線HSL2によって制御され、閾値設定トランジスタ3(d)のゲートは、行ごとに設けられたバイアス線BSL2によって制御される。選択トランジスタ5(d)のドレインは列ごとに設けられた信号線SIG2と接続されている。
電圧変換回路34(A)は、読み出制御線STLによって制御されるイネーブルトランジスタ44(A)と、インバータ47(A)を介して制御線STLによって制御されるリセットトランジスタ46(A)とが、容量値がCaである電圧変換キャパシタ45(A)と接続されて構成されている。また、電圧変換回路34(B)は、読み出制御線STLによって制御されるイネーブルトランジスタ44(B)と、インバータ47(B)を介して制御線STLによって制御されるリセットトランジスタ46(B)とが、容量値がCaである電圧変換キャパシタ45(B)と接続されて構成されている。
なお、定電流源33(A)及び定電流源33(B)は、トランジスタを用いたカレントミラー回路等を用いればよく、その場合に用いるトランジスタのゲートサイズは、図15に示した閾値電圧のばらつきが無視できるほど大きいサイズに設計する。
以下に、エリアセンサの各セル11にそれぞれ設けられたゲイントランジスタ2に存在する閾値電圧VTのばらつきを補償する方法について図面を参照して説明する。エリアセンサを動作させるために、まずエリアセンサの環境を標準状態としてバイアス電圧VBの設定を行う。標準状態とは、あらかじめ設定した状態であり、例えば赤外線エリアセンサであればセンサに赤外線が入射していない状態とすればよい。図2は図1に示した赤外線エリアセンサのバイアス電圧VBを設定する駆動パルスシーケンスを示している。
まず、撮像領域をメカニカルシャッターによりダーク状態として各検知素子1の起電力をゼロにし、読み出制御線STLを接地して電圧変換回路34(A)及び電圧変換回路34(B)をディスイネーブルとしておく。
次に、垂直走査線HSL1及びバイアスセット線BSL1にパルスを印加する。HSL1及びBSL1にハイレベルの電圧が印加されている場合に、定電流源33(A)及び定電流源33(B)から一定の電流I0が1行目のセル11(a)のゲイントランジスタ2(a)及びセル11(b)のゲイントランジスタ2(b)にそれぞれ流れ込む。このとき、I0とゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)とが一致するように、ゲイントランジスタ2(a)のゲート電圧Vgsは自律的に調整される。同様にして、I0とゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)とが一致するように、ゲイントランジスタ2(b)のゲート電圧Vgsも自律的に調整される。
電界効果型トランジスタのドレイン電流Idsはよく知られているように式1のように表されるので、蓄積容量4(a)と接続された検知素子1(a)の端子及び蓄積容量4(b)と接続された検知素子1(b)の端子には、式2及び式3により表される電圧VB(a)及びVB(b)がそれぞれ発生する。但し、式1中のβは電流増幅度である。
Figure 2007181106
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図3はゲイントランジスタ2(a)のVgs−Ids特性と、ゲイントランジスタ2(b)のVgs−Ids特性とを示している。ゲイントランジスタ2(a)の閾値電圧VT(a)とゲイントランジスタ2(b)の閾値電圧VT(b)とはΔVTつまり、VT(a
)とVT(b)との差だけ異なっているため、定電流源33(A)及び定電流源33(B)からの出力電流I0に合わせてバイアス電圧VB(a)及びバイアス電圧VB(b)は図2に示すように変化する。
同様に垂直走査線HSL2及びバイアスセット線BSL2にパルスが印加され、HSL2及びBSL2に印加された電圧がハイレベルとなると、2行目のセル11(c)の検知素子1(c)及びセル11(d)の検知素子1(d)の端子には、式4により表されるバイアス電圧VB(c)及び式5により表されるバイアス電圧VB(d)がそれぞれ発生する。
Figure 2007181106
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各検知素子1にそれぞれゲイントランジスタ2の閾値電圧VTに対応したバイアス電圧VBが印加された後、HSL1及びBSL1と、HSL2及びBSL2とに印加する電圧をローレベルとしても、各検知素子1の端子には蓄積容量4がそれぞれ接続されているため、トランジスタのジャンクションリーク等による電圧低下を回避することができる。
各検知素子1の端子に各ゲイントランジスタ2の閾値電圧VTに対応したバイアス電圧VBが印加された後、メカニカルシャッターを開いて、被写体からの赤外線を撮像領域に受光する。この際に、例えば1行目のセル11(a)及びセル11(b)に同一照度の光が入射して、各検知素子に+VZの起電力が発生したと仮定して、以下に、1行目のセル11(a)及びセル11(b)の信号を読み出す動作を説明する。
図4に示すように読み出し制御線STLの電圧がローレベルの状態においては、リセットトランジスタ46(A)及びリセットトランジスタ46(B)がオン状態であるため、電圧変換キャパシタ45(A)及び電圧変換キャパシタ45(B)の電位は、リセットトランジスタ46(A)及びリセットトランジスタ46(B)のソースがそれぞれ接続された電源線の電位VRと等しい。
次に、タイミングt1において垂直走査線HSL1にパルスが印加され、垂直走査線HSL1の電圧がハイレベルとなると、ゲイントランジスタ2(a)及びゲイントランジスタ2(b)のゲートには、VB(a)+VZ及びVB(b)+VZの電圧がそれぞれ印加される。この場合における、ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)は、式1にゲイントランジスタ2(a)のゲートに印加された電圧VB(a)+VZを代入することによって求めることができ、式6のようになる。同様に、ゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)は式7のようになる。
Figure 2007181106
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式6及び式7には、閾値電圧VTに関する項が無くなっており、各ゲイントランジスタ2のドレイン電流Idsの値は、ゲイントランジスタ2の閾値電圧VTの影響を受けない。従って、ゲイントランジスタ2(a)の閾値電圧VT(a)とゲイントランジスタ2(b)の閾値電圧VT(b)との値が異なっていても、ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)及びゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)の値は等しくなる。これは、図3からも明らかである。
同時に、読み出制御線STLにハイレベルの電圧が印加されると、定電流源33(A)及び定電流源33(B)からの出力電流I0とゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)との差分電流Ids(a)−I0及び出力電流I0とゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)との差分電流Ids(b)−I0とが、電圧変換キャパシタ45(A)及び電圧変換キャパシタ45(B)に蓄積された電荷量をそれぞれ変化させる。
次に、タイミングt2において読み出制御線STL及び垂直走査線HSL1に印加されたパルスが立ち下がると、信号線SIG1と接続された電圧変換回路34(A)の電圧変換キャパシタ45(A)の電圧VP(A)及び信号線SIG2と接続された電圧変換回路34(B)の電圧変換キャパシタ45(B)の電圧VP(B)は、それぞれ式8及び式9のようになる。
Figure 2007181106
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これを外部から参照することによって、セル11(a)の検知素子1(a)及びセル11(b)の検知素子1(b)に入射した赤外線の照度を得ることができる。同様にして2行目のセル11(c)及びセル11(d)に入射した赤外線の照度も得ることができる。
第1の実施形態のエリアセンサによれば、ゲイントランジスタの閾値電圧VTの値に応じてバイアス電圧VBの値を各セルごとに設定することができる。従って、各セルの出力がゲイントランジスタの閾値電圧VTの影響を受けることなく、セルごとに正確な照度の値を得ることが可能となる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図5は第2の実施形態に係るエリアセンサ要部の回路構成を示している。図5に示すように第2の実施形態のエリアセンサのセル構成及び水平駆動回路は、第1の実施形態のエリアセンサと同一であり、説明を省略する。
本実施形態のエリアセンサは、定電流源33(A)及び定電流源33(B)の出力電流値I0の値が、サブスレッショルド領域おいて各ゲイントランジスタ2が動作するように設定されていることを特徴とする。サブスレッショルド領域においては、ゲート電圧Vgsに対してドレイン電流Idsは指数関数の依存性を示す。このため、図6に示すようにゲート電圧Vgsの変化に対してドレイン電流Idsは大きく変化する。なお、図6において縦軸は対数目盛で示している。ゲイントランジスタ2として使用したFETの特性は、閾値電圧VTが1.0V、サブスレッショルド領域でドレイン電流が10倍変化するのに要するゲート電圧変化であるS値が100mV、電流増幅度βが0.1Sであった。
以下に、各ゲイントランジスタ2のサブスレッショルド領域にバイアス電圧VBを設定することによって、感度を向上できることを示す。図7は本実施形態のエリアセンサの駆動パルスシーケンスを示している。
まず、撮像領域をメカニカルシャッターを用いてダーク状態にして検知素子1の起電力をゼロにし、読み出制御線STLを接地して読み出回路をディスイネーブルとしておく。この状態で、垂直走査線HSL1及びバイアスセット線BSL1にパルスを印加する。HSL1及びBSL1がハイ状態にあるとき、定電流源33(A)及び定電流源33(B)から一定の電流I0がゲイントランジスタ2(a)及びゲイントランジスタ2(b)に流れ込む。このとき、電流I0とゲイントランジスタ2(a)及びゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Idsとが一致するように、ゲート電圧Vgsは自律的に調整される。サブスレッショルド領域にある電界効果型トランジスタのドレイン電流Idsは式10のように表され、S値を用いて式11のように表現することもできる。よって、蓄積容量4(a)が接続された検知素子1(a)の端子には、式12により表されるバイアス電圧VB(a)が発生する。また、蓄積容量4(b)が接続された検知素子1(b)の端子には、式13により表されるバイアス電圧VB(b)が発生する。但し、式10においてqは素電荷、ηは(Co+CD)/Co(但し、Coは空乏層容量であり、CDはゲート絶縁膜容量である。)、kはボルツマン定数、Tは温度であり、式11においてIsは飽和電流である。
Figure 2007181106
Figure 2007181106
Figure 2007181106
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同様に、HSL2及びBSL2がハイ状態にあるとき、セル11(c)及びセル11(d)には、式14により表される電圧VB(c)及び式15により表される電圧VB(d)がそれぞれ発生する。
Figure 2007181106
Figure 2007181106
各検知素子1にそれぞれゲイントランジスタ2の閾値電圧VTに対応したバイアス電圧VBが印加された後、HSL1及びBSL1と、HSL2及びBSL2とに印加する電圧をローレベルとしても、各検知素子の端子には蓄積容量4が接続されているため、トランジスタのジャンクションリーク等による電圧低下を回避することができる。
各検知素子1の端子に各ゲイントランジスタ2の閾値電圧VTに対応したバイアス電圧VBがそれぞれ印加された後、メカニカルシャッターを開いて、被写体からの赤外線を撮像領域に受光する。この際に、例えば1行目のセル11(a)及びセル11(b)に同一照度の光が入射して、各検知素子に+VZの起電力が発生したと仮定して、以下に、1行目のセル11(a)及びセル11(b)の信号を読み出す動作を説明する。
図8に示すように読み出し制御線STLの電圧がローレベルの状態においては、リセットトランジスタ46(A)及びリセットトランジスタ46(B)がオン状態であるため、電圧変換キャパシタ45(A)及び電圧変換キャパシタ45(B)の電位は、リセットトランジスタ46(A)及びリセットトランジスタ46(B)のソースが接続された電源線VRの電位と等しい。
次に、タイミングt1において垂直走査線HSL1にパルスが印加され、垂直走査線HSL1の電圧がハイレベルとなると、ゲイントランジスタ2(a)及びゲイントランジスタ2(b)のゲートには、VB(a)+VZ及びVB(b)+VZの電圧がそれぞれ印加される。この場合における、ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)及びゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)は、式12に各ゲイントランジスタのゲートに印加された電圧を代入することによって求めることができ、それぞれ式16及び式17のようになる。
Figure 2007181106
Figure 2007181106
式16及び式17には、閾値電圧VTに関する項が無くなっており、ゲイントランジスタ2(a)の閾値電圧VT(a)とゲイントランジスタ2(b)の閾値電圧VT(b)との値が異なっていても、ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)及びゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)の値は等しくなる。
同時に、読み出制御線STLにハイレベルの電圧が印加されると、定電流源33(A)からの出力電流I0とゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)との差分電流Ids(a)−I0が、信号線SIG1に接続された電圧変換回路34(A)の電圧変換キャパシタ45(A)に蓄積された電荷量を変化させる。同様に、定電流源33(B)からの出力電流I0とゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)との差分電流Ids(b)−I0が、信号線SIG2に接続された電圧変換回路34(B)の電圧変換キャパシタ45(B)に蓄積された電荷量を変化させる。
次に、タイミングt2において読み出制御線STL及び垂直走査線HSL1に印加されたパルスが立ち下がると、信号線SIG1と接続された電圧変換回路34(A)の電圧変換キャパシタ45(A)の電圧VP(A)及び信号線SIG2と接続された電圧変換回路34(B)の電圧変換キャパシタ45(B)の電圧VP(B)は、それぞれ式18及び式19のようになる。これを外部から参照することによって、セル11(a)及びセル11(b)の照度を得ることができる。同様にして2行目のセル11(c)及びセル11(d)の照度も得ることができる。
Figure 2007181106
Figure 2007181106
第2の実施形態においては定電流源33(A)及び定電流源33(B)の出力電流I0の値をゲイントランジスタ2のサブスレッショルド領域の範囲内に設定し、これによりバイアス電圧VBを設定している。図9は差分電流Ids−I0の出力電流I0に対する変化率が検知素子1の起電力によって変化する様子を示している。図9において破線で示した出力電流I0が10mAの場合と比べて、実線で示した出力電流I0をゲイントランジスタのサブスレッショルド領域となる100nAに設定した場合には、差分電流Ids−I0の変化率がはるかに大きくなっている。本結果から明らかなように、定電流源の出力電流をゲイントランジスタのサブスレッショルド領域の範囲内に設定することにより、検知素子の起電力VZに対するドレイン電流Idsの変化を大きくでき、エリアセンサの感度を向上させることができる。
従来のエリアセンサにおいては、ゲイントランジスタの閾値電圧のばらつきの影響を大きく受けるため、このように急峻な電流変化を示すサブスレッショルド領域で動作させることは困難であった。しかし、本実施形態のエリアセンサは、ゲイントランジスタの閾値電圧のばらつきの影響をほとんど受けないため、定電流源の出力電流をサブスレッショルド領域に設定し、バイアス電圧を設定することが可能であり、赤外線センサの検出感度を高めることができる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る赤外線エリアセンサについて、図面を参照して説明する。図10は第1の実施形態に係るエリアセンサの要部の回路構成を示している。図10には2行2列分のセル及び水平駆動回路の一部を示している。図10において図1と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図10に示すように本実施形態のエリアセンサは、1行目の蓄積容量4(a)及び蓄積容量4(b)の一方の端子がプレート線PL1と接続され、2行目の蓄積容量4(c)及び蓄積容量4(d)の一方の端子がプレート線PL2と接続されている。また、水平駆動回路の構成が異なっており、信号線SIG1の一端に、切り替えスイッチ53(A)を介して、抵抗器51(A)及びキャパシタ52(A)がそれぞれ接続され、信号線SIG2の一端に、切り替えスイッチ53(B)を介して、抵抗器51(B)及びキャパシタ52(B)がそれぞれ接続されている。
以下に、エリアセンサの各セルに設けられたゲイントランジスタ2に存在する閾値電圧VTのばらつきを補償する方法について図面を参照して説明する。図11は図10に示した赤外線エリアセンサの駆動パルスシーケンスを示している。
まず、撮像領域をメカニカルシャッターを用いてダーク状態にして検知素子1の起電力をゼロにし、信号線SIG1及び信号線SIG2を接地電位に設定する(接地電位へのセット手段は図示していない。)。続いて、切り替えスイッチ53(A)及び切り替えスイッチ53(B)を操作することにより、信号線SIG1と抵抗器51(A)及び信号線SIG2と抵抗器51(B)とをそれぞれ接続する。
次に、垂直走査線HSL1及びバイアスセット線BSL1にパルスを印加する。HSL1及びBSL1の電圧がハイレベルにあるとき、電源VDDから抵抗器51(A)及び抵抗器51(B)を介して、電流がゲイントランジスタ2(a)及びゲイントランジスタ2(b)に流れ込む。これにより信号線SIG1の電位(ゲイントランジスタ2のゲートと同一電位)は上昇し、閾値電圧VT(a)と一致したところでゲイントランジスタ2(a)がオフ状態となる。同様にして、信号線SIG2の電位が閾値電圧VT(b)と一致したところでゲイントランジスタ2(b)がオフ状態となる。すなわち、ゲイントランジスタ2(a)及びゲイントランジスタ2(b)のゲート電圧Vgsは自律的に閾値電圧VTへと調整される。
従って、蓄積容量4(a)が接続された検知素子1(a)の端子には、ゲイントランジスタ2(a)の閾値電圧VT(a)と等しいバイアス電圧VB(a)が発生する。また、蓄積容量4(b)が接続された検知素子1(b)の端子には、ゲイントランジスタ2(b)の閾値電圧VT(b)と等しいバイアス電圧VB(b)が発生する。
HSL2及びBSL2がハイ状態にあるときは、セル11(c)及びセル11(d)が同様の動作をし、ゲイントランジスタ2(c)及びゲイントランジスタ2(d)のゲート電圧Vgsが自律的に閾値電圧VTへと調整される。
各検知素子1にそれぞれゲイントランジスタ2の閾値電圧VTに対応したバイアス電圧VBが印加された後、HSL1及びBSL1と、HSL2及びBSL2とに印加する電圧をローレベルとしても、各検知素子1の端子には蓄積容量4がそれぞれ接続されているため、トランジスタのジャンクションリーク等による電圧低下を回避することができる。
各検知素子1の端子に各ゲイントランジスタ2の閾値電圧VTに対応したバイアス電圧VBが印加された後、メカニカルシャッターを開いて、被写体からの赤外線を撮像領域に受光する。この際に、例えば1行目のセル11(a)及びセル11(b)に同一照度の光が入射して、各検知素子に+VZの起電力が発生したと仮定して、以下に、1行目のセル11(a)及びセル11(b)の信号を読み出す動作を説明する。
まず、切り替えスイッチ53(A)及び切り替えスイッチ53(B)を操作して、信号線SIG1とキャパシタ52(A)と及び信号線SIG2とキャパシタ52(B)とをそれぞれ電気的に接続する。この際に、キャパシタ52(A)及びキャパシタ52(B)は、電位VRにプリチャージしておく。
次に図12に示すように、タイミングt1において垂直走査線HSL1にパルスを印加して選択トランジスタ5(a)及び選択トランジスタ5(b)をオン状態とする。同時に、プレート線PL1に電位がVcのパルスを印加することにより、蓄積容量4(a)が接続された検知素子1(a)の端子の電位は、寄生容量分だけ電圧のロスが生じるがVB(a)からほぼVcだけ増加する。また同様にして、蓄積容量4(b)が接続された検知素子1(b)の端子の電位は、VB(b)からほぼVcだけ増加する。
その結果、ゲイントランジスタ2(a)のゲートには、VB(a)+Vc+VZの電圧が印加され、ゲイントランジスタ2(b)のゲートには、VB(b)+Vc+VZの電圧が印加される。この場合における、ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)及びゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)は、式1に各ゲイントランジスタのゲートに印加された電圧を代入することによって求めることができ、それぞれ式20及び式21のようになる。
Figure 2007181106
Figure 2007181106
式20及び21は、閾値電圧VTに関する項がなく、ゲイントランジスタ2(a)の閾値電圧VT(a)とゲイントランジスタ2(b)の閾値電圧VT(b)との値が異なっていても、ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)及びゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)の値は等しくなる。
ゲイントランジスタ2(a)のドレイン電流Ids(a)は信号線SIG1と接続されたキャパシタ52(A)に蓄積された電荷量を変化させ、ゲイントランジスタ2(b)のドレイン電流Ids(b)は信号線SIG2と接続されたキャパシタ52(B)に蓄積された電荷量を変化させる。その結果、HSL1及びPL1に印加されたパルスが時刻t1で立ち上がり、時刻t2で立ち下がる場合に、信号線SIG1と接続されたキャパシタ52(A)の電圧VP(A)は、式22のように変化し、信号線SIG2と接続されたキャパシタ52(B)の電圧VP(B)は、式23のように変化する。これを外部から参照することによって、セル11(a)及び11(b)に入射した赤外線の強度を得ることができる。同様にして2行目のセル11(c)及びセル11(d)に入射した赤外線の強度も得ることができる。
Figure 2007181106
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第3の実施形態のエリアセンサは、バイアス電圧を閾値電圧VTへと設定完了した段階で自動的に電流が停止するので、消費電力を低減することができる。
各実施形態において検知素子がサーモパイルである例を示したが、検知素子がおかれた環境状態を電圧に変換する素子であればどのようなものでも用いることができる。例えば温度変化を電圧変換する熱電対、照度変化を電圧変換するフォトダイオード、圧力変化を電圧変換する強誘電体等を用いることができる。ここで、圧力変化とは媒質の振動、例えば音波なども含まれる。
また、標準状態は、検出素子の種類及びセンサの用途に応じて適宜設定すればよい。例えば、照度を電圧変換するセンサの場合、撮像領域に光が入射しないメカニカルシャッターを閉じたダーク状態を標準状態とすると、フォトダイオード等からなる検知素子の起電力がゼロとなるので、検知素子におけるばらつきを除外した状態でバイアス電圧を設定することが可能となる。また、メカニカルシャッターを閉じて、ダーク状態と最も照度が高い状態であるホワイト状態との中間照度の光を照射して状態を標準状態として、バイアス電圧を設定することにより、より明瞭に撮像することが可能となる。
本発明は、セル間に存在するゲイントランジスタの閾値電圧のばらつきによって生じる測定誤差の影響を低減し、より正確な測定結果が得られるセンサを実現でき、検知素子が出力する電圧を増倍するトランジスタを備えたセンサ等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るエリアセンサの要部を示す回路図で 本発明の第1の実施形態に係るエリアセンサのバイアス設定動作の駆動方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るエリアセンサのゲイントランジスタのゲート電圧とドレイン電流との特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るエリアセンサの読み出動作の駆動方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るエリアセンサの要部を示す回路図で 本発明の第2の実施形態に係るエリアセンサのゲイントランジスタのゲート電圧とドレイン電流との特性を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るエリアセンサのバイアス設定動作の駆動方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るエリアセンサの読み出動作の駆動方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るエリアセンサの検知素子の起電力とドレイン電流の変化率との関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態に係るエリアセンサの要部を示す回路図で 本発明の第3の実施形態に係るエリアセンサのバイアス設定動作の駆動方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るエリアセンサの読み出動作の駆動方法を示すタイミングチャートである。 従来例に係るエリアセンサのセル構成を示す回路図である。 従来例に係るエリアセンサの読み出値がばらつく原因を説明するためのゲイントランジスタのゲート電圧とドレイン電流との特性を示すグラフである。 トランジスタの閾値電圧のばらつき特性を示すグラフである。
符号の説明
1 検知素子
2 ゲイントランジスタ
3 閾値設定トランジスタ
4 蓄積容量
5 選択トランジスタ
11 セル
33 定電流源
34 電圧変換回路
44 イネーブルトランジスタ
45 電圧変換キャパシタ
46 リセットトランジスタ
47 インバータ
51 抵抗器
52 キャパシタ
53 切り替えスイッチ
BSL1 バイアスセット線
BSL2 バイアスセット線
HSL1 垂直走査線
HSL2 垂直走査線
PL1 プレート線
PL2 プレート線
SIG1 信号線
SIG2 信号線
STL 読み出制御線

Claims (9)

  1. 検知した環境状態に応じた電圧が第1の端子と第2の端子との間に生じる検知素子と、
    前記第1の端子と接続された第1のトランジスタと、
    前記第2の端子と接続され、前記第1のトランジスタの閾値電圧に応じたバイアス電圧を前記第2の端子に印加するバイアス電圧印加手段とを備えていることを特徴とするセンサ。
  2. 前記バイアス電圧は、前記第1のトランジスタがサブスレッショルド領域で動作する電圧であることを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記バイアス電圧印加手段は、前記第2の端子と前記第1のトランジスタのソース又はドレインとの間に接続された第2のトランジスタを含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  4. 前記環境状態は、温度であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ。
  5. 前記環境状態は、照度であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ。
  6. 前記環境状態は、圧力であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサを2次元に配列したことを特徴とするエリアセンサ。
  8. 検知した環境状態に応じた電圧が第1の端子と第2の端子との間に生じる検知素子と、前記第1の端子にゲートが接続された第1のトランジスタと、前記第2の端子にソース又はドレインが接続された第2のトランジスタとを備えたセンサの駆動方法であって、
    前記第2のトランジスタをオン状態とし且つ前記第1のトランジスタのソースとドレインとの間に電流を流すことにより、前記第2の端子に印加されるバイアス電圧を決定するステップ(a)と、
    前記第2のトランジスタをオフ状態とし、環境状態の検知を行うステップ(b)とを備えていることを特徴とするセンサの駆動方法。
  9. 前記ステップ(a)は、予め定めた標準環境状態で行うことを特徴とする請求項8に記載のセンサの駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010541359A (ja) * 2007-10-01 2010-12-24 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 電源上の抵抗電圧降下の補償機能を有するピクセルマトリックス
JP2011174918A (ja) * 2010-01-26 2011-09-08 Seiko Epson Corp 検出装置、センサーデバイス及び電子機器

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