JP2007180618A - Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置 - Google Patents

Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007180618A
JP2007180618A JP2005373571A JP2005373571A JP2007180618A JP 2007180618 A JP2007180618 A JP 2007180618A JP 2005373571 A JP2005373571 A JP 2005373571A JP 2005373571 A JP2005373571 A JP 2005373571A JP 2007180618 A JP2007180618 A JP 2007180618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ofdm
ofdm signal
subcarrier
channel estimation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005373571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4406398B2 (ja
Inventor
Keishin Egashira
慶真 江頭
Yasuhiko Tanabe
康彦 田邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005373571A priority Critical patent/JP4406398B2/ja
Priority to US11/641,726 priority patent/US7643567B2/en
Publication of JP2007180618A publication Critical patent/JP2007180618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4406398B2 publication Critical patent/JP4406398B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0204Channel estimation of multiple channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0224Channel estimation using sounding signals
    • H04L25/0226Channel estimation using sounding signals sounding signals per se
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/261Details of reference signals
    • H04L27/2613Structure of the reference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0014Three-dimensional division
    • H04L5/0023Time-frequency-space
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L2025/0335Arrangements for removing intersymbol interference characterised by the type of transmission
    • H04L2025/03426Arrangements for removing intersymbol interference characterised by the type of transmission transmission using multiple-input and multiple-output channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/261Details of reference signals
    • H04L27/2613Structure of the reference signals
    • H04L27/26134Pilot insertion in the transmitter chain, e.g. pilot overlapping with data, insertion in time or frequency domain

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】IQインバランス歪みに起因する残留位相オフセットの推定誤差を軽減して残留位相オフセットの補償精度を改善できるOFDM信号の送信方法を提供する。
【解決手段】異なる時間帯に送信される複数のOFDM信号のうち、第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目及び−k番目のサブキャリアにそれぞれチャネル応答推定のためのチャネル推定用プリアンブル信号L(k), L(-k)を割り当て、第1のOFDM信号に続く第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のためのパイロット信号P(k,n), P(-k,n)を割り当てる。第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、チャネル推定用プリアンブル信号L(k)の複素共役とパイロット信号P(-k,n)との積がチャネル推定用プリアンブル信号L(-k)とパイロット信号P(k,n)の複素共役との積と等しくなるように設定される。
【選択図】 図3

Description

この発明は無線通信システムに係り、特に直交分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)信号の送信方法と装置及びOFDM信号の受信装置に関する。
マルチパスチャネルにおいて伝搬遅延時間が異なる信号が到来する環境下では、符号間干渉による波形歪みが通信品質を劣化させる大きな要因となる。直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式は、伝搬遅延時間の異なる信号を受信した際に生じる波形歪みを軽減できる方式として知られている。OFDM方式では、クロックオフセットや周波数オフセットに起因する残留位相オフセットの補償を行うため、非特許文献1のように送信側でパイロット信号と呼ばれる既知信号を特定のサブキャリアに割り当てて送信する方法が知られている。受信側では、パイロット信号を用いて残留位相オフセットの推定及び補償を行うことにより、データ信号の復調精度が改善される。
"High-speed physical layer in 5GHz band part11:Wireless LAN medium access control (MAC) and physical layer (PHY) specifications", IEEE802.11a, "17.3.3 PLCP preamble (SYNC)"の13P及び"17.3.5.8 Pilot Subcarrier"の22P,23P
一般にOFDM方式は複素信号として送信されるため、送信側では直交変調器が用いられる。直交変調器では、IQインバランス歪みと呼ばれる、同相成分と直交成分間の振幅誤差や位相誤差が生じる場合がある。非特許文献1に記載されたパイロット信号を用いた場合、IQインバランス歪みが生じる環境下では残留位相オフセット成分の推定に誤差が生じ、データ信号の残留位相オフセットを十分に補償できないという問題がある。
本発明は、IQインバランス歪みに起因する残留位相オフセットの推定誤差を軽減して残留位相オフセットの補償精度を改善できるOFDM信号の送信方法と送信装置及びOFDM信号の受信装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によると、異なる時間帯に送信する複数のOFDM信号のうち第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号を割り当てる第1の割当ステップと;第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号を割り当てる第2の割当ステップ;とを具備し、前記第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように設定されるOFDM信号送信方法を提供する。
本発明の第2の態様によると、異なる時間帯に送信する複数のOFDM信号のうち第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号を割り当てる第1の割当手段と;第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号を割り当てる第2の割当手段;とを具備し、前記第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように設定されるOFDM信号送信装置を提供する。
本発明の第3の態様によると、複数のアンテナの各々から異なる時間帯に送信する複数のOFDM信号のうち第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号を割り当てる第1の割当手段と;第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号を割り当てる第2の割当手段;とを具備し、前記第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、前記アンテナ毎に前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように構成されるOFDM信号送信装置を提供する。
本発明によると、+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と−k番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号との積が、−k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号と+k番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように、第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号を構成することにより、IQインバランス歪みに起因する残留位相オフセットの推定誤差を軽減して残留位相オフセットの補償精度を改善することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に示されるように、本発明の第1の実施形態に従うOFDM通信システムでは、送信アンテナ101を有するOFDM信号送信装置100からOFDM信号が送信される。送信されたOFDM信号は、受信アンテナ201を有するOFDM信号受信装置200によって受信される。ここでは、OFDM信号送信装置100とOFDM信号受信装置200がそれぞれ一つの送信アンテナ及び受信アンテナを有する場合について述べるが、それぞれ複数の送信アンテナ及び受信アンテナを有する場合にも本発明は有効である。
次に、図2を用いて図1中に示すOFDM信号送信装置100の詳細を説明する。
OFDM信号送信装置100は符号化器102、ディジタル変調器103、シリアル・パラレル変換器104、パイロット信号挿入部105、プリアンブル信号付加部106、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット107及び無線部108を有する。
入力された送信データS101は、符号器102によって符号化される。符号化されたデータS102は、ディジタル変調器103によって例えばBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMなどのディジタル変調が施される。ディジタル変調器103から出力される変調データS103は、シリアル・パラレル変換器104により複数のデータ信号を送信するために用いるサブキャリア(データサブキャリア)に割り当てられる。すなわち、シリアル・パラレル変換器104はデータ信号(ここでは、変調データS103)をデータサブキャリアに割り当てる「データ信号−サブキャリア割当部」として機能する。
シリアル・パラレル変換器104によりデータサブキャリアに割り当てられた変調データS104は、パイロット信号挿入部105に入力される。パイロット信号挿入部105は、データサブキャリアS104の間に位置するサブキャリア(パイロットサブキャリア)に割り当てられる、残留位相オフセット推定のための既知信号であるパイロット信号を挿入する。すなわち、パイロット信号挿入部105は、パイロット信号をパイロットサブキャリアに割り当てる「パイロット信号−サブキャリア割当部」として機能する。
パイロット信号挿入部105からの出力信号S105は、プリアンブル信号付加部106に入力される。プリアンブル信号付加部106は、信号S105の前にチャネル推定のための既知信号であるチャネル推定用プリアンブル信号を付加する。すなわち、プリアンブル信号付加部106はチャネル推定用プリアンブル信号をサブキャリア(チャネル推定サブキャリア)に割り当てる「チャネル推定用プリアンブル信号−サブキャリア割当部」として機能する。ここでチャネル推定とは、良く知られているように送信側(ここでは、OFDM信号送信装置100)と受信側(ここでは、OFDM信号受信装置200)との間のチャネル(伝搬路)のインパルス応答(これをチャネル応答という)を推定することをいう。
プリアンブル信号付加部106から出力される信号S106は、IFFTユニット107により逆高速フーリエ変換が施される。逆高速フーリエ変換の結果、周波数軸上(周波数領域)の信号である信号S106は時間軸上(時間領域)のOFDM信号S107に変換され、無線部108に入力される。無線部108では時間軸上のOFDM信号S107をアナログ信号に変換し、さらに無線周波数に周波数変換した後、送信アンテナ101を介して送信する。無線部108はディジタル−アナログ変換器や直交変調器、フィルタ、電力増幅器などを含む一般的な構成であるため、詳細な説明については省略する。
次に、図3を用いてOFDM信号送信装置100が送信するOFDM信号のフレーム構成、特にチャネル推定用プリアンブル信号及びパイロット信号の構成について詳しく説明する。図3の横軸は時間、縦軸は周波数(サブキャリア番号)を表す。
OFDM信号送信装置100からは、データ信号の送信前にチャネル推定用プリアンブル信号L(k), L(-k)が第1のOFDM信号として送信される。ここで、L(k), L(-k)は+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号(またはその信号値)を表す。kは少なくとも一つの任意の整数である。
チャネル推定用プリアンブル信号が送信された後、データ信号D(k,n), D(-k,n)とパイロット信号P(k,n), P(-k,n)がnシンボルの第2のOFDM信号として送信される。ここで、D(k,n), P(k,n)はそれぞれ+k番目のサブキャリアにおいてnシンボル目に送信されるデータ信号(またはその信号値)とパイロット信号(またはその信号値)を表す。同様に、D(-k,n), P(-k,n)はそれぞれ−k番目のサブキャリアにおいてnシンボル目に送信されるデータ信号(またはその信号値)とパイロット信号(またはその信号値)を表す。チャネル推定用プリアンブル信号L(k), L(-k)とパイロット信号P(k,n), P(-k,n)は、OFDM受信装置200で信号値が既知の信号である。なお、図3では(k), (-k), (k,n), (-k,n)の括弧を省略し、k, -k, k,n, -k,nをサフィックスで表記している。この表記法については、後に説明する図7、図9及び図10においても同様である。
第1の実施形態において、パイロット信号が送信されるサブキャリアの番号は-21, -7, +7, +21であるが、これに限られず下記の条件1を満足する任意のサブキャリアを用いることができる。
<条件1>:[kp番目のサブキャリアがパイロット信号の送信に用いられるならば、−kp番目のサブキャリアもパイロット信号の送信に用いられる]
先の非特許文献によると、nシンボル目において-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号の組み合わせは式(1)で表される。
Figure 2007180618
ここで、PN(n)は擬似ランダム系列(pseudorandom noise: PN)系列のn番目の要素を表しており、−1か+1の値をとる。
また、非特許文献1によると、-21,-7,+7,+21番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の組み合わせは式(2)で表される。
Figure 2007180618
後述するOFDM受信装置200において、非特許文献1に基づくパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行った場合、OFDM信号送信装置100で生じるIQインバランス歪みの影響により残留位相オフセットの推定に誤差が生じるという問題がある。
一方、本発明の第1の実施形態では、-21,-7,+7,+21番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号[L(-21), L(-7), L(+7), L(+21)]と、-21,-7,+7,+21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[P(-21,n), P(-7,n), P(+7,n), P(+21,n)]とが下記の関係式(3)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
ここで、*は複素共役を表す。
すなわち、+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と−k番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号との積が、−k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号と+k番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように、図3のOFDM信号は構成される。
関係式(3)を満足する[P(-21,n), P(-7,n), P(+7,n), P(+21,n)]と[L(-21), L(-7), L(+7), L(+21)]の組み合わせとしては、例えば式(4)(5)(6)(7)の組み合わせが挙げられる。なお、jは虚数単位を表す。
Figure 2007180618
Figure 2007180618
Figure 2007180618
Figure 2007180618
[P(-21,n), P(-7,n), P(+7,n), P(+21,n)]と[L(-21), L(-7), L(+7), L(+21)]の組み合わせは式(5)〜(7)に限定されず、関係式(3)を満足する他の種々の組み合わせを用いることが可能である。OFDM受信装置200においては、このようなパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行う。その場合、後述するようにOFDM信号送信装置100で生じるIQインバランス歪みの影響を受けることなく、高精度に残留位相オフセットを推定することが可能となる。
次に、図4を用いて図1中のOFDM信号受信装置200について説明する。OFDM信号受信装置200は無線部202、FFT(高速フーリエ変換)ユニット203、チャネル推定部204、残留位相オフセット推定部205、位相補償部206及び復調処理部207を有する。
無線部202は、受信アンテナ201で受信されたOFDM信号S201をベースバンドに周波数変換した後、ディジタル信号S202に変換する。ディジタル信号S202は、FFTユニット203によって高速フーリエ変換が施されることによりサブキャリア毎の信号S203に分割される。FFTユニット203からの出力信号のうち、チャネル推定用プリアンブル信号が含まれるOFDM信号区間の信号はチャネル推定部204に入力される。
チャネル推定部204は、チャネル推定用プリアンブル信号区間の信号、すなわち受信したチャネル推定用プリアンブル信号を用いてサブキャリア毎のチャネル応答を推定し、チャネル応答の推定値S204を残留位相オフセット推定部205と復調処理部207に出力する。
残留位相オフセット推定部205は、受信信号S203中のパイロット信号が含まれるOFDM信号区間の信号(パイロット信号)とチャネル応答の推定値S204を用いて周波数オフセットやクロックオフセットによる残留位相オフセット成分を推定し、残留位相オフセットの推定値S205を位相補償部206に出力する。
位相補償部206は、残留位相オフセットの推定値S205を用いて受信信号S203中のデータ信号が含まれるOFDM信号区間の信号(データ信号)の位相補償を行い、補償したデータ信号S206を復調処理部207に出力する。復調処理部207は、復調出力信号S207を出力する。
チャネル推定部204と残留位相オフセット推定部205の動作は、基本的に従来と同様である。以下、一般的に知られているチャネル推定部204と残留位相オフセット推定部205の動作を数式により説明する。以下の説明では、OFDM信号送信装置100の無線部108においてIQインバランス歪みが生じる環境下を仮定する。また、周波数オフセットやクロックオフセットによる残留位相オフセットにより、nシンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたパイロット信号がチャネル推定用プリアンブル信号を基準にθ(k,n) [rad]だけ位相回転する環境を仮定する。さらに、説明を簡単にするためフレーム内におけるチャネルの時間変動、シンボル内における残留位相オフセットの時間変動、及び熱雑音のいずれも無いものとする。
まず、チャネル推定部204の動作について説明する。受信信号中の+k番目のサブキャリアに割り当てられているチャネル推定用プリアンブル信号(受信プリアンブル信号)Lrx(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、h(k)は+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、L(k)は+k番目のサブキャリアに割り当てられているチャネル推定用プリアンブル信号、L*(-k)は−k番目のサブキャリアに割り当てられているチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役、αIQ, βIQはIQインバランスの影響で生じる複素の係数である。IQインバランスが生じない場合は、αIQ=1, βIQ=0となる。
IQインバランスが生じる環境下では、式(8)に示されるように+k番目のサブキャリアにおける信号は−k番目のサブキャリアの信号から干渉を受けることが知られている。チャネル推定部204は、次式に示すように+k番目のサブキャリアでの受信チャネル推定用プリアンブル信号Lrx(k)を予め既知信号であるチャネル推定用プリアンブル信号L(k)で除算することにより、+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hest(k)を得る。
Figure 2007180618
次に、残留位相オフセット推定部205の動作について説明する。受信信号中のnシンボル目の+k番目のサブキャリアに割り当てられているパイロット信号(受信パイロット信号)Prx(k,n)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、P(k,n)は+k番目のサブキャリアに割り当てられているパイロット信号、P*(-k,n)は−k番目のサブキャリアに割り当てられているパイロット信号の複素共役を表す。
式(10)に示されるように、パイロット信号Prx(k,n)はIQインバランスの影響により+k番目のサブキャリアにおける信号が−k番目のサブキャリアの信号から干渉を受けることに加え、残留位相オフセット成分θ(k,n)による位相回転が生じている。
残留位相オフセット推定部205では、まず次式に示されるようにチャネル応答の推定値hest(k)と、パイロット信号P(k,n)に相当する既知信号を乗算することで、残留位相オフセットの検出に用いる、パイロット信号の複製信号Pest(k,n)を生成する。
Figure 2007180618
次に、残留位相オフセット推定部205は、次式に示されるように受信パイロット信号Prx(k,n)と基準信号Pest(k,n)との位相差θest(k,n)を残留位相オフセットθ(k,n)の推定値として求める。
Figure 2007180618
ここで、arg(*)は複素数の偏角を求める演算である。
無線部108においてIQインバランスが生じない場合を考える(αIQ=1, βIQ=0)。非特許文献1に記載されたパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号(式(1)及び(2)参照)、または、関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号(例えば式(4)(5)(6)(7)の組み合わせ)のいずれを用いた場合においても、残留位相オフセットの推定値は次式のように表わされ、正しい残留位相オフセット値θ(k,n)が推定できることがわかる。
Figure 2007180618
次に、無線部108においてIQインバランスが生じる場合を考える(αIQ≠1, βIQ≠0)。非特許文献1で用いるパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号(式(1)及び(2)参照)を用いた場合、例えばk=-7における残留位相オフセットの推定値は次式のように表され、正しく残留位相オフセットの推定ができない。
Figure 2007180618
一方、本実施形態で用いる関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号(例えば式(4)(5)(6)(7)の組み合わせ)を用いた場合、残留位相オフセットの推定値は式(3)を式(13)に代入することで式(15)のように表され、正しい残留位相オフセット値θk,nが推定できる。
Figure 2007180618
以上説明したように、本実施形態に従うOFDM信号送信装置では、関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を送信する。OFDM受信装置は、関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行うことで、IQインバランス歪みが存在する環境下においても高い精度で残留位相オフセットを推定することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明をMIMO(Multi Input Multi Output)を用いたOFDM通信システムに適用した第2の実施形態について説明する。図5に示されるように、本発明の第2の実施形態に従うOFDM通信システムでは、複数の送信アンテナ301a,301bを有するOFDM信号送信装置300からそれぞれOFDM信号が送信される。送信されたOFDM信号は複数の受信アンテナ401a,401bを有するOFDM信号受信装置400によって受信される。ここでは、OFDM信号送信装置300が二つの送信アンテナ301a,301bを有し、OFDM信号受信装置400が二つの受信アンテナ401a,401bを有する場合について述べるが、これに限定されず、3つ以上の送信アンテナ及び受信アンテナを有する場合にも本発明は有効である。
図6を用いて図5中に示すOFDM信号送信装置300の構成について説明する。OFDM信号送信装置300は符号化器302、シリアル・パラレル変換器303、ディジタル変調器304a,304b、シリアル・パラレル変換器305a,305b、パイロット信号挿入部306a,306b、プリアンブル信号付加部307a,307b、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット308a,308b、無線部309a,309bを有する。
入力された送信データS301は、符号器302によって符号化される。符号化されたデータS302はシリアル・パラレル変換器303によってシリアル・パラレル変換が施されることにより、送信アンテナ301aに対応する第1送信データS303aと送信アンテナ301bに対応する第2送信データS303bとに振り分けられる。第1送信データS303aと第2送信データS303bは、それぞれディジタル変調器304a,304bによって、例えばBPSK,QPSK,16QAM,64QAMなどのディジタル変調が施される。
ディジタル変調器304a,304bから出力される変調データS304a,304bは、それぞれシリアル・パラレル変換器305a,305bにより複数のデータ信号を送信するために用いるデータサブキャリアに振り分けられる。複数のデータサブキャリアに振り分けられた変調データS305a,305bは、それぞれパイロット信号挿入部306a,306bに入力される。
パイロット信号挿入部306a,306bはデータサブキャリアS305a,305bの間のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号を挿入する。パイロット信号挿入部306a,306bから出力された信号S306a,306bは、それぞれプリアンブル信号付加部307a,307bに入力される。
プリアンブル信号付加部307a,307bは、信号S306a,306bの前にチャネル推定のためのチャネル推定用プリアンブル信号を付加する。プリアンブル信号付加部307a,307bから出力される信号S307a,307bは、それぞれIFFTユニット308a,308bにより逆高速フーリエ変換が施される。逆高速フーリエ変換の結果、信号S307a,307bは時間軸上のOFDM信号S308a,308bに変換され、それぞれ無線部309a,309bに入力される。
無線部309a,309bは、時間軸上のOFDM信号S308a,308bをアナログ信号に変換し、無線周波数に周波数変換した後、それぞれ送信アンテナ301a,301bを介して送信する。無線部309a,309bはディジタル・アナログ変換器や直交変調器、フィルタ、電力増幅器などを含む一般的な構成であるため、詳細な説明については省略する。
次に、図7を用いてOFDM信号送信装置300が各送信アンテナ301a,301bで送信するOFDM信号のフレーム構成、特にチャネル推定用プリアンブル信号とパイロット信号の構成について詳しく説明する。図3と同様、図7(a)(b)の横軸は時間、縦軸は周波数(サブキャリア番号)を表す。図7(a)(b)で模式的に示すように、本実施形態ではOFDM信号送信装置300において異なる2つの送信データから2つのOFDM信号を生成し、これらを異なる送信アンテナ301a,301bから送信する。図7(a)(b)は、それぞれ送信アンテナ301a,送信アンテナ301bから送信されるOFDM信号のフレーム構成である。
OFDM信号送信装置300は、データ信号を送信する前にチャネル推定用プリアンブル信号La(k), Lb(k)を送信する。ここで、La(k)は送信アンテナ301aから+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の信号値を表し、Lb(k)は送信アンテナ301bから+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の信号値を表す。
本実施形態では、OFDM信号受信装置400において送信アンテナ301aから受信アンテナ401a,401bまでのチャネル応答と送信アンテナ301bから受信アンテナ401a,401bまでのチャネル応答を個別に推定できるようにするため、OFDM信号送信装置300はチャネル推定用プリアンブル信号La(k)及びLb(k)を異なる時間帯の2シンボルの第1のOFDM信号として送信アンテナ301a,301bから送信する。すなわち、第1のOFDM信号の1シンボル目では、送信アンテナ301aからのみLa(k)を送信し、その間送信アンテナ301bからは信号の送信を行わない。一方、第1のOFDM信号の2シンボル目では、送信アンテナ301bからのみLb(k)を送信し、その間送信アンテナ301aからは信号の送信を行わない。
このようにしてチャネル推定用プリアンブル信号である第1のOFDM信号が送信された後、送信アンテナ301aと送信アンテナ301bから同時にデータ信号Da(k,n), Db(k,n)とパイロット信号Pa(k,n), Pb(k,n)が第2のOFDM信号として送信される。ここで、Da(k,n), Pa(k,n)はそれぞれ送信アンテナ301aから+k番目のサブキャリアにおいてnシンボル目に送信されるデータ信号の信号値とパイロット信号の信号値を表す。また、Db(k,n), Pb(k,n)はそれぞれ送信アンテナ301bから+k番目のサブキャリアにおいてnシンボル目に送信されるデータ信号の信号値とパイロット信号の信号値を表す。チャネル推定用プリアンブル信号La(k), Lb(k)とパイロット信号Pa(k,n), Pb(k,n)はOFDM受信装置400で既知の信号である。
第2の実施形態において、パイロット信号の送信に用いられるサブキャリアの番号は-21, -7, +7, +21であるが、これに限られず下記の条件2を満足する任意のサブキャリアを用いることができる。
<条件2>:[kp番目のサブキャリアがパイロット信号の送信に用いられるならば、−kp番目のサブキャリアもパイロット信号の送信に用いられる]
本実施形態においても、各送信アンテナにおいて先の関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を送信する。すなわち、送信アンテナ301aから送信される-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[Pa(-21,n), Pa(-7,n), Pa(+7,n), Pa(+21,n)]とチャネル推定用プリアンブル信号[La(-21), La(-7), La(+7), La(+21)]が下記の関係式(16)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
また、送信アンテナ301bから-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[Pb(-21,n), Pb(-7,n), Pb(+7,n), Pb(+21,n)]とチャネル推定用プリアンブル信号[Lb(-21), Lb(-7), Lb(+7), Lb(+21)]が下記の関係式(17)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
このように本実施形態では送信アンテナ301a,301b毎に、+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と−k番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号との積が、−k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号と+k番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように、図7(a)(b)のOFDM信号は構成される。
後述するOFDM受信装置400において、本実施形態によるパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行った場合、OFDM信号送信装置300で生じるIQインバランス歪みの影響を受けることなく高精度に残留位相オフセットを推定することが可能となる。
次に、図8を用いて図5中のOFDM信号受信装置400について説明する。OFDM信号受信装置400は無線部402a,402b、FFT(高速フーリエ変換)ユニット203a,203b、チャネル推定部404、残留位相オフセット推定部405、位相補償部406及びMIMO復調処理部407を有する。
無線部402a,402bではそれぞれ受信アンテナ401a,401bで受信されたOFDM信号S401a,S401bをベースバンド帯に周波数変換した後、ディジタル信号S402a,S402bに変換する。ディジタル信号S402a,S402bはそれぞれFFTユニット403a,403bに入力され、高速フーリエ変換が施されることによりサブキャリア毎の信号S403a,S403bに分割される。
FFTユニット403a,403bからの出力信号のうち、チャネル推定用プリアンブル信号区間の信号はチャネル推定部404に入力される。チャネル推定部404は、受信したチャネル推定用プリアンブル信号を用いてOFDM信号装置300の各送信アンテナからOFDM信号装置400の各受信アンテナまでのサブキャリア毎のチャネル応答を推定する。さらに、チャネル推定部404はチャネル応答の推定値S404を残留位相オフセット推定部405とMIMO復調処理部407に出力する。MIMO復調処理部407は、復調出力信号S407を出力する。
残留位相オフセット推定部405は、周波数オフセットやクロックオフセットによる残留位相オフセット成分をチャネル応答の推定値S404と受信信号S403a,S403bに含まれるパイロット信号を用いて推定する。さらに、残留位相オフセット推定部405は残留位相オフセットの推定値S405を位相補償部406に出力する。
位相補償部406は、残留位相オフセットの推定値S405を用いて受信信号S403a,S403bに含まれるデータ信号の位相補償を行い、補償したデータS406a,S406bをMIMO復調処理部407に出力する。
図5に示したように、各受信アンテナ401a,401bで受信される信号は送信アンテナ301a及び送信アンテナ301bが重畳されるため、MIMO復調処理部407では送信アンテナ301a及び送信アンテナ301bからの信号を分離する処理を行う。この分離処理は、空間フィルタリング法や最尤系列推定法など公知の技術を用いることができるため、説明を省略する。
チャネル推定部404と残留位相オフセット推定部405の動作は、基本的に従来と同様である。以下、一般的に知られているチャネル推定部404と残留位相オフセット推定部405の動作を数式により説明する。以下の説明では、OFDM信号送信装置300の無線部309a,無線部309bにおいて、異なるIQインバランス歪みが生じる環境下を仮定する。また、周波数オフセットやクロックオフセットによる残留位相オフセットにより、+k番目のサブキャリアのnシンボル目に受信されたパイロット信号がチャネル推定用プリアンブル信号を基準にθ(k,n) [rad]だけ位相回転する環境を仮定する。また、説明を簡単にするため、フレーム内におけるチャネルの時間変動、シンボル内における残留位相オフセットの時間変動、チャネル推定用プリアンブル信号の信号区間内における残留位相オフセット、熱雑音のいずれも無いものとする。
まず、チャネル推定部404の動作について説明する。受信アンテナ401aにおいて1シンボル目のk番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxaa(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、haa(k)は送信アンテナ301aから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、αaIQ, βaIQは無線部309aのIQインバランスの影響で生じる複素の係数である。
同様に、受信アンテナ401aにおいて2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxba(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、hba(k)は送信アンテナ301bから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、αbIQ, βbIQは無線部309bのIQインバランスの影響で生じる複素の係数である。
同様に、受信アンテナ401bにおいて1シンボル目のk番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxab(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、hab(k)は送信アンテナ301aから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答である。
同様に、受信アンテナ401bにおいて2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxbb(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、hbb(k)は送信アンテナ301bから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答である。
チャネル推定部404では、次式で示すように受信アンテナ401aにおいて1シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxaa(k)を予め既知のLa(k)で除算することにより、送信アンテナ301aから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestaa(k)を得る。
Figure 2007180618
同様に、チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401aにおいて2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxba(k)を予め既知のLb(k)で除算することにより、送信アンテナ301bから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestba(k)を得る。
Figure 2007180618
同様に、チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401bにおいて1シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxab(k)を予め既知のLa(k)で除算することにより、送信アンテナ301aから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestab(k)を得る。
Figure 2007180618
同様に、チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401bにおいて2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrxbb(k)を予め既知のLb(k)で除算することにより、送信アンテナ301bから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestbb(k)を得る。
Figure 2007180618
次に、残留位相オフセット推定部405の動作について説明する。受信アンテナ401aにおいてnシンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたパイロット信号Prxa(k,n)は、次式で表される。
Figure 2007180618
同様に、受信アンテナ401bにおいてnシンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたパイロット信号Prxb(k,n)は、次式で表される。
Figure 2007180618
残留位相オフセット推定部405ではまず、次式に示すようにチャネル応答の推定値hestaa(k), hestba(k)と予め既知のPa(k), Pb(k)を用いて残留位相オフセットの検出の際に用いる基準信号Pesta(k,n)を生成する。
Figure 2007180618
同様に、残留位相オフセット推定部405では、次式に示すようにチャネル応答の推定値hestab(k), hestnn(k)と予め既知のPa(k), Pb(k)を用いて残留位相オフセットの検出の際に用いる基準信号Pestb(k,n)を生成する。
Figure 2007180618
さらに、残留位相オフセット推定部405は、次式に示すように受信パイロット信号 Prxa(k,n)と基準信号Pesta(k,n)の位相差θesta(k,n)を残留位相オフセットθ(k,n)の推定値として検出する。
Figure 2007180618
同様に、残留位相オフセット推定部405は、次式に示すように受信パイロット信号Prxb(k,n)と基準信号Pestb(k,n)の位相差θestb(k,n)を残留位相オフセットθ(k,n)の推定値として検出する。
Figure 2007180618
本実施形態におけるパイロット信号及びチャネル推定用プリアンブル信号は式(16)及び(17)を満足するため、式(30)及び(31)はそれぞれ式(32)及び(33)のように表され、正しい残留位相オフセット値θ(k,n)が推定できていることがわかる。
Figure 2007180618
Figure 2007180618
以上説明したように、本実施形態のOFDM信号送信装置は式(16)及び(17)で示したように、送信アンテナ毎に関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を送信する。OFDM受信装置は、関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行うことで、IQインバランス歪みが存在する環境下においても高い精度で残留位相オフセットを推定することができる。
さらに、本実施形態では送信アンテナ毎にチャネル推定用プリアンブル信号を異なる時間帯のOFDM信号として、すなわち時分割多重で送信することにより、受信側においてMIMOチャネルの推定を行うことが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態として図5及び図6に示したOFDM信号送信装置300が各送信アンテナ301a,301bから送信するOFDM信号のフレーム構成、特にチャネル推定用プリアンブル信号とパイロット信号の構成について説明する。
図9(a)(b)に模式的に示すように、本実施形態ではOFDM信号送信装置300において異なる2つの送信データから2つのOFDM信号を生成し、これらを異なる送信アンテナ301a,301bから送信する。図9(a)(b)は、それぞれ送信アンテナ301a,301bから送信されるOFDM信号のフレーム構成を示している。
OFDM信号送信装置300は、データ信号を送信する前にチャネル推定用プリアンブル信号La(k), Lb(k)を送信する。ここで、La(k)は送信アンテナ301aから+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の信号値を表し、Lb(k)は送信アンテナ301bから+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の信号値を表す。
本実施形態ではOFDM信号受信装置400が、送信アンテナ301aから受信アンテナ401a,401bまでのチャネル応答と送信アンテナ301bから受信アンテナ401a,401bまでのチャネル応答とを個別に推定できるようにするため、OFDM信号送信装置300は同一シンボル区間において各送信アンテナからチャネル推定用プリアンブル信号を互いに異なるサブキャリア配置の第1のOFDM信号として送信する。すなわち、チャネル推定用プリアンブル信号の1シンボル目の区間では、送信アンテナ301aから奇数番目のサブキャリアk=±2i−1 (i=1,2,...,13)を用いてLa(k)を送信し、送信アンテナ301bから偶数番目のサブキャリアk=±2i (i=1,2,...,13)を用いてLb(k)を送信する。チャネル推定用プリアンブル信号の2シンボル目の区間では、送信アンテナ301aから偶数番目のサブキャリアk=±2i (i=1,2,...,13)を用いてLa(k)を送信し、送信アンテナ301bから奇数番目のサブキャリアk=±2i−1 (i=1,2,...,13)を用いてLb(k)を送信する。
チャネル推定用プリアンブル信号が送信された後、送信アンテナ301aと送信アンテナ301bから同時にデータ信号Da(k,n), Db(k,n)とパイロット信号Pa(k,n), Pb(k,n)が第2のOFDM信号として送信される。
ここで、Da(k,n), Pa(k,n)はそれぞれ送信アンテナ301aからnシンボル目の+k番目のサブキャリアに割り当てられるデータ信号の信号値とパイロット信号の信号値を表す。Db(k,n), Pb(k,n)は、それぞれ送信アンテナ301bからnシンボル目の+k番目のサブキャリアに割り当てられるデータ信号の信号値とパイロット信号の信号値を表す。チャネル推定用プリアンブル信号La(k), Lb(k)とパイロット信号Pa(k,n), Pb(k,n)はOFDM受信装置400で既知の信号である。第2の実施形態において、パイロット信号の送信に用いられるサブキャリアの番号は-21, -7, +7, +21であるが、これに限られず下記の条件3を満足する任意のサブキャリアを用いることができる。
<条件3>:[kp番目のサブキャリアがパイロット信号の送信に用いられるならば、−kp番目のサブキャリアもパイロット信号の送信に用いられる]
本実施形態では、各送信アンテナにおいて関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を送信する。つまり、送信アンテナ301aから-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[Pa(-21,n), Pa(-7,n), Pa(+7,n), Pa(+21,n)]とチャネル推定用プリアンブル信号[La(-21), La(-7), La(+7), La(+21)]が下記の関係式(34)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
また、送信アンテナ301bから-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[Pb(-21,n), Pb(-7,n), Pb(+7,n), Pb(+21,n)]とチャネル推定用プリアンブル信号[Lb(-21), Lb(-7), Lb(+7), Lb(+21)]が下記の関係式(35)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
OFDM受信装置400において、本実施形態によるパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行った場合、OFDM信号送信装置300で生じるIQインバランス歪みの影響を受けることなく高精度に残留位相オフセットを推定することが可能となる。
本実施形態におけるOFDM信号受信装置はチャネル推定部404の動作以外は第2の実施形態で用いる図8のOFDM信号受信装置と同一である。以下では、本実施形態で用いるチャネル推定部404の動作を数式により説明する。以下の説明では、OFDM信号送信装置300の無線部309a及び無線部309bにおいて、異なるIQインバランス歪みが生じる環境下を仮定する。また、周波数オフセットやクロックオフセットによる残留位相オフセットにより、+k番目のサブキャリアのnシンボル目に受信されたパイロット信号がチャネル推定用プリアンブル信号L(k)を基準にθ(k,n) [rad]だけ位相回転する環境を仮定する。さらに、説明を簡単にするためフレーム内におけるチャネルの時間変動、シンボル内における残留位相オフセットの時間変動、チャネル推定用プリアンブル信号の信号区間内における残留位相オフセット、熱雑音のいずれも無いものとする。
受信アンテナ401aにおいて1シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1a(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、haa(k)は送信アンテナ301aから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、hba(k)は送信アンテナ301bから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、αaIQ, βaIQは無線部309aのIQインバランスの影響で生じる複素の係数、αbIQ, βbIQは無線部309bのIQインバランスの影響で生じる複素の係数である。
同様に、受信アンテナ401aにおいて2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx2a(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
同様に、受信アンテナ401bにおいて1シンボル目と2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1b(k), Lrx2b(k)はそれぞれ式(38)及び(39)で表される。
Figure 2007180618
Figure 2007180618
ここで、hab(k)は送信アンテナ301aから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、hbb(k)は送信アンテナ301bから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答である。
チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401aにおいて1シンボル目の2i−1番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1a(k)と2シンボル目の2i番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx2a(k)をそれぞれ予め既知のLa(k)でそれぞれ除算することにより、送信アンテナ301aから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestaa(k)を得る。
Figure 2007180618
同様に、チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401aにおいて1シンボル目の2i番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1a(k)と2シンボル目の2i−1番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx2a(k)をそれぞれ予め既知のLb(k)でそれぞれ除算することにより、送信アンテナ301bから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestba(k)を得る。
Figure 2007180618
同様に、チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401bにおいて1シンボル目の2i−1番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1b(k)と2シンボル目の2i番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx2b(k)をそれぞれ予め既知のLa(k)でそれぞれ除算することにより、送信アンテナ301aから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestab(k)を得る。
Figure 2007180618
同様に、チャネル推定部404では、次式に示すように受信アンテナ401bにおいて1シンボル目の2i番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1b(k)と2シンボル目の2i−1番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx2b(k)をそれぞれ予め既知のLb(k)でそれぞれ除算することにより、送信アンテナ301bから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestbb(k)を得る。
Figure 2007180618
本実施形態においても、第2の実施形態と同様、残留位相オフセット推定部405はOFDM信号送信装置300で生じるIQインバランス歪みの影響を受けることなく高精度に残留位相オフセットを推定することができる。さらに、送信アンテナ毎にチャネル推定用プリアンブル信号を異なるサブキャリアを用いたOFDM信号として、すなわち周波数分割多重で送信することにより、受信側においてMIMOチャネルの推定を行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態として図5及び図6に示したOFDM信号送信装置300が各送信アンテナ301a,301bから送信するOFDM信号のフレーム構成、特にチャネル推定用プリアンブル信号とパイロット信号の構成について説明する。
図10(a)(b)に模式的に示すように、本実施形態ではOFDM信号送信装置300において異なる2つの送信データから2つのOFDM信号を生成し、これらを異なる送信アンテナ301a,301bから送信する。図10(a)(b)は、それぞれ送信アンテナ301a,送信アンテナ301bから送信されるOFDM信号のフレーム構成を示している。
OFDM信号送信装置300は、データ信号を送信する前にチャネル推定用プリアンブル信号La(k), Lb(k)を送信する。ここで、La(k)は送信アンテナ301aから+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の信号値を表し、Lb(k)は送信アンテナ301bから+k番目のサブキャリアに割り当てられるチャネル推定用プリアンブル信号の信号値を表す。
本実施形態では、OFDM信号受信装置400が送信アンテナ301aから受信アンテナ401a,401bまでのチャネル応答と送信アンテナ301bから受信アンテナ401a,401bまでのチャネル応答とを個別に推定できるようにするため、OFDM信号送信装置300はチャネル推定用プリアンブル信号を互いに異なる直交系列を用いた第1のOFDM信号として送信する。すなわち、送信アンテナ301aからはチャネル推定用プリアンブル信号として第1のOFDM信号の1シンボル目にLa(k)、2シンボル目にLa(K)をそれぞれ送信するのに対し、送信アンテナ301bからはチャネル推定用プリアンブル信号として第1のOFDM信号の1シンボル目にLb(k)、2シンボル目に−Lb(k)を送信する。
このようにしてチャネル推定用プリアンブル信号である第1のOFDM信号が送信された後、送信アンテナ301aと送信アンテナ301bから同時にデータ信号Da(k,n), Db(k,n)とパイロット信号Pa(k,n), Pb(k,n)が第2のOFDM信号として送信される。ここで、Da(k,n), Pa (k,n)はそれぞれ送信アンテナ301aから+k番目のサブキャリアにおいてnシンボル目に送信されるデータ信号の信号値とパイロット信号の信号値を表す。また、Db(k,n), Pb(k,n)はそれぞれ送信アンテナ301bから+k番目のサブキャリアにおいてnシンボル目に送信されるデータ信号の信号値とパイロット信号の信号値を表す。チャネル推定用プリアンブル信号La(k), Lb(k)とパイロット信号Pa(k,n), Pb(k,n)は、OFDM受信装置400で既知の信号である。
第2の実施形態において、パイロット信号の送信に用いられるサブキャリアの番号は-21, -7, +7, +21であるが、これに限られず下記の条件4を満足する任意のサブキャリアを用いることができる。
<条件4>:[kp番目のサブキャリアがパイロット信号の送信に用いられるならば、−kp番目のサブキャリアもパイロット信号の送信に用いられる]
本実施形態では、各送信アンテナにおいて関係式(3)を満足するパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を送信する。つまり、送信アンテナ301aから-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[Pa(-21,n), Pa(-7,n), Pa(+7,n), Pa(+21,n)]とチャネル推定用プリアンブル信号[La(-21), La(-7), La(+7), La(+21)]が下記の関係式(44)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
また、送信アンテナ301bから-21, -7, +7, +21番目のサブキャリアに割り当てられるパイロット信号[Pb(-21,n), Pb(-7,n), Pb(+7,n), Pb(+21,n)]とチャネル推定用プリアンブル信号[Lb(-21), Lb(-7), Lb(+7), Lb(+21)]が下記の関係式(45)を満足する組み合わせとする。
Figure 2007180618
OFDM受信装置400において、本実施形態によるパイロット信号とチャネル推定用プリアンブル信号を用いて残留位相オフセットの推定を行った場合、OFDM信号送信装置300で生じるIQインバランス歪みの影響を受けることなく高精度に残留位相オフセットを推定することが可能となる。
本実施形態におけるOFDM信号受信装置は、チャネル推定部404の動作以外は第2の実施形態で用いる図8のOFDM信号受信装置と同一である。以下では、本実施形態で用いるチャネル推定部404の動作を数式により説明する。以下の説明では、OFDM信号送信装置300の無線部309a,無線部309bにおいて、異なるIQインバランス歪みが生じる環境下を仮定する。また、周波数オフセットやクロックオフセットによる残留位相オフセットにより、+k番目のサブキャリアのnシンボル目に受信されたパイロット信号がチャネル推定用プリアンブル信号を基準にθ(k,n) [rad]だけ位相回転する環境を仮定する。さらに、説明を簡単にするためフレーム内におけるチャネルの時間変動、シンボル内における残留位相オフセットの時間変動、チャネル推定用プリアンブル信号の信号区間内における残留位相オフセット、熱雑音のいずれも無いものとする。
受信アンテナ401aにおいて1シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1a(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
ここで、haa(k)は送信アンテナ301aから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、hba(k)は送信アンテナ301bから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、αaIQ, βaIQは無線部309aのIQインバランスの影響で生じる複素の係数、αbIQ, βbIQは無線部309bのIQインバランスの影響で生じる複素の係数である。
同様に、受信アンテナ401aにおいて2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx2a(k)は、次式で表される。
Figure 2007180618
同様に、受信アンテナ401bにおける1シンボル目と2シンボル目の+k番目のサブキャリアで受信されたチャネル推定用プリアンブル信号Lrx1b(k), Lrx2b(k)はそれぞれ式(48)及び式(49)で表される。
Figure 2007180618
Figure 2007180618
ここで、hab(k)は送信アンテナ301aから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答、hbb(k)は送信アンテナ301bから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答である。
チャネル推定部404では、次式の処理を行うことで、送信アンテナ301aから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestaa(k)を得る。
Figure 2007180618
さらに、チャネル推定部404では、次式の処理を行うことで、送信アンテナ301bから受信アンテナ401aまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestba(k)を得る。
Figure 2007180618
さらに、チャネル推定部404では、次式の処理を行うことで、送信アンテナ301aから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestab(k)を得る。
Figure 2007180618
さらに、チャネル推定部404では、次式の処理を行うことで、送信アンテナ301bから受信アンテナ401bまでの+k番目のサブキャリアにおけるチャネル応答の推定値hestbb(k)を得る。
Figure 2007180618
このように本実施形態においても、第2の実施形態と同様、残留位相オフセット推定部405はOFDM信号送信装置300で生じるIQインバランス歪みの影響を受けることなく高精度に残留位相オフセットを推定することができる。
さらに、本実施形態では送信アンテナ毎にチャネル推定用プリアンブル信号を互いに異なる直交系列のOFDM信号として、すなわち符号分割多重で送信することにより、受信側においてMIMOチャネルの推定を行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に従うOFDM通信システムの概要図 本発明の第1の実施形態に従うOFDM信号送信装置のブロック図 本発明の第1の実施形態に従って送信されるOFDM信号のサブキャリア配置を示す図 本発明の第1の実施形態に従うOFDM信号受信装置のブロック図 本発明の第2〜4の実施形態に従うOFDM通信システムの概要図 本発明の第2〜4の実施形態に従うOFDM信号送信装置のブロック図 本発明の第2の実施形態に従って送信されるOFDM信号のサブキャリア配置を示す図 本発明の第2〜4の実施形態に従うOFDM信号受信装置のブロック図 本発明の第3の実施形態に従って送信されるOFDM信号のサブキャリア配置を示す図 本発明の第4の実施形態に従って送信されるOFDM信号のサブキャリア配置を示す図
符号の説明
100・・・OFDM信号送信装置
101・・・送信アンテナ
102・・・符号化部
103・・・ディジタル変調器
104・・・シリアル・パラレル変換器(データ信号−サブキャリア割当部)
105・・・パイロット信号挿入部(パイロット信号−サブキャリア割当部)
106・・・プリアンブル信号付加部(プリアンブル信号−サブキャリア割当部)
107・・・逆高速フーリエ変換ユニット
108・・・無線部
200・・・OFDM信号受信装置
201・・・受信アンテナ
202・・・無線部
203・・・高速フーリエ変換ユニット
204・・・チャネル推定部
205・・・残留位相オフセット推定部
206・・・位相補償部
207・・・復調処理部
300・・・OFDM信号送信装置
301a,301b・・・送信アンテナ
302・・・符号化部
303・・・シリアル・パラレル変換器
304・・・ディジタル変調器
305a,305b・・・シリアル・パラレル変換器(データ信号−サブキャリア割当部)
306a,306b・・・パイロット信号挿入部(パイロット信号−サブキャリア割当部)
307a,307b・・・プリアンブル信号付加部(プリアンブル信号−サブキャリア割当部)
308a,308b・・・逆高速フーリエ変換ユニット
309a,309b・・・無線部
400・・・OFDM信号受信装置
401a,401b・・・受信アンテナ
402a,402b・・・無線部
403a,403b・・・高速フーリエ変換ユニット
404・・・チャネル推定部
405・・・残留位相オフセット推定部
406・・・位相補償部
407・・・MIMO復調処理部

Claims (13)

  1. 第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号を含み、異なる時間帯に送信される複数のOFDM信号を少なくとも一つのアンテナから送信する直交周波数分割多重(OFDM)信号送信方法において、
    前記第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号を割り当てる第1の割当ステップと;
    前記第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号を割り当てる第2の割当ステップ;とを具備し、
    前記第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように設定されるOFDM信号送信方法。
  2. 第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号を含み、異なる時間帯に送信される複数のOFDM信号を少なくとも一つのアンテナから送信する直交周波数分割多重(OFDM)信号送信装置において、
    前記第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号を割り当てる第1の割当手段と;
    前記第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号を割り当てる第2の割当手段;とを具備し、
    前記第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように設定されるOFDM信号送信装置。
  3. 第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号を含み、異なる時間帯に送信される複数のOFDM信号を複数のアンテナの各々から送信する直交周波数分割多重(OFDM)信号送信装置において、
    前記第1のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号を割り当てる第1の割当手段と;
    前記第2のOFDM信号の中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号を割り当てる第2の割当手段;とを具備し、
    前記第1のOFDM信号及び第2のOFDM信号は、前記アンテナ毎に前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように構成されるOFDM信号送信装置。
  4. 前記第2のOFDM信号の前記+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア以外のサブキャリアの少なくとも一部にデータ信号を割り当てる第3の割当手段をさらに具備する請求項2または3のいずれか1項記載のOFDM信号送信装置。
  5. 前記OFDM信号送信装置は、前記第2のOFDM信号を前記複数のアンテナから同時に送信する請求項3記載のOFDM信号送信装置。
  6. 前記第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号は、それぞれ前記アンテナ毎に異なる信号値を有する請求項3記載のOFDM信号送信装置。
  7. 前記データ信号は、前記アンテナ毎に異なる信号値を有する請求項4記載のOFDM信号送信装置。
  8. 前記OFDM信号送信装置は、前記第1のOFDM信号を前記アンテナ毎に異なる時間帯に送信する請求項3記載のOFDM信号送信装置。
  9. 前記OFDM信号送信装置は、前記第1のOFDM信号を前記アンテナ毎に異なるサブキャリア配置を用いて送信する請求項3記載のOFDM信号送信装置。
  10. 前記OFDM信号送信装置は、前記第1のOFDM信号を前記複数のアンテナから同時に送信する請求項3記載のOFDM信号送信装置。
  11. 前記OFDM信号送信装置は、第1のOFDM信号を前記アンテナ毎に互いに異なる直交系列を用いて同時に送信する請求項3記載のOFDM信号送信装置。
  12. 複数のサブキャリアを有し中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリア(但し、kは少なくとも一つの任意の整数)にそれぞれチャネル応答推定のための第1のチャネル推定用プリアンブル信号及び第2のチャネル推定用プリアンブル信号が割り当てられた第1のOFDM信号と、複数のサブキャリアを有し中心周波数から+k番目のサブキャリア及び−k番目のサブキャリアにそれぞれ残留位相オフセット推定のための第1のパイロット信号及び第2のパイロット信号が割り当てられた第2のOFDM信号を含み、前記第1のチャネル推定用プリアンブル信号の複素共役と前記第2のパイロット信号との積が第2のチャネル推定用プリアンブル信号と前記第1のパイロット信号の複素共役との積と等しくなるように構成され、かつ任意のサブキャリアにデータ信号が割り当てられた、異なる時間帯に送信される複数のOFDM信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記第1のOFDM信号の区間に受信される第1の受信信号を用いて前記チャネル応答の推定値を求めるチャネル推定手段と;
    前記チャネル応答の推定値と前記受信手段により前記第2のOFDM信号の区間に受信される第2の受信信号を用いて前記残留位相オフセットの推定値を求める残留位相オフセット推定手段と;
    前記残留位相オフセットの推定値を用いて前記データ信号の位相補償を行う位相補償手段と;
    位相補償されたデータ信号を復調処理する復調処理手段と;を具備するOFDM信号受信装置。
  13. 前記残留位相オフセット推定手段は、前記チャネル応答の推定値と前記第1のパイロット信号に対応する既知信号との乗算により前記第1のパイロット信号の複製信号を生成し、該複製信号と前記第2の受信信号中の第1のパイロット信号との位相差を前記残留位相オフセットの推定値として算出する請求項12記載のOFDM信号受信装置。
JP2005373571A 2005-12-26 2005-12-26 Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置 Expired - Fee Related JP4406398B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005373571A JP4406398B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置
US11/641,726 US7643567B2 (en) 2005-12-26 2006-12-20 OFDM signal transmitting method and transmitter and receiver thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005373571A JP4406398B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007180618A true JP2007180618A (ja) 2007-07-12
JP4406398B2 JP4406398B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=38193706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005373571A Expired - Fee Related JP4406398B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7643567B2 (ja)
JP (1) JP4406398B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041671A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Osaka Prefecture University Public Corporation Cfoおよびi/qインバランスの補正係数の算出方法とそれを用いた補正方法とパイロット信号の送信方法
WO2010061532A1 (ja) * 2008-11-01 2010-06-03 公立大学法人大阪府立大学 Ofdm通信システムにおけるアナログ損失のハイブリッドドメイン補償パラメータの求め方と補償方法
JP2010521124A (ja) * 2007-03-09 2010-06-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 不偏トレーニングシーケンスを使用した直交不平衡緩和
US7801252B2 (en) 2006-02-24 2010-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for channel estimation for data demodulation in broadband wireless access system
JP2011504323A (ja) * 2007-11-05 2011-02-03 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 複数の異なる帯域幅と互換性があるofdmシステム
JP2011512770A (ja) * 2008-02-19 2011-04-21 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 直交周波数分割多重の受信機におけるi/q不均衡パラメーターを推定する装置及びその方法
US8064550B2 (en) 2007-03-09 2011-11-22 Qualcomm, Incorporated Quadrature imbalance estimation using unbiased training sequences
US8290083B2 (en) 2007-03-09 2012-10-16 Qualcomm Incorporated Quadrature imbalance mitigation using unbiased training sequences
US8428175B2 (en) 2007-03-09 2013-04-23 Qualcomm Incorporated Quadrature modulation rotating training sequence
KR20130133827A (ko) * 2010-12-31 2013-12-09 텔레호낙티에볼라게트 엘엠 에릭슨(피유비엘) 동상 및 직교(iq) 불균형 추정을 위한 제어 가능한 주파수 오프셋

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7499504B2 (en) * 2005-05-04 2009-03-03 Intel Corporation Method for determining multiple-input multiple-output (MIMO) channel coefficient using polarity-inverted training signals in an orthogonal frequency division multiplexed (OFDM) multicarrier system
DE102006057316B4 (de) * 2006-12-05 2020-12-03 Rohde & Schwarz GmbH & Co. Kommanditgesellschaft Messverfahren und Vorrichtung zur Beurteilung eines OFDM-Mehrantennensenders
US8559536B2 (en) * 2007-06-22 2013-10-15 Panasonic Corporation Transmission device, reception device, and OFDM transmission method
US7652980B2 (en) * 2007-11-02 2010-01-26 Nokia Corporation Orthogonal frequency division multiplexing synchronization
US20090161616A1 (en) * 2007-11-07 2009-06-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Ranging procedure identification of enhanced wireless terminal
GB2459504B (en) 2008-04-25 2010-06-16 Ipwireless Inc Wireless communication unit and method for channel estimation
US8233524B2 (en) * 2009-03-12 2012-07-31 Freescale Semiconductor, Inc. Radio transmitter IQ imbalance measurement and correction methods and apparatus
AU2011295635B2 (en) 2010-09-01 2016-08-18 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Channel estimation in a multi-user MIMO-OFDM system in the presence of user terminal symbol-specific phase offsets
US8867482B2 (en) 2010-12-10 2014-10-21 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Signal generation method and signal generation device
TWI556597B (zh) * 2011-03-31 2016-11-01 Panasonic Corp Wireless communication device
US20130177115A1 (en) * 2011-07-05 2013-07-11 Qualcomm Incorporated Systems and methods for addressing doppler effect in wireless communications systems
CN103947143B (zh) * 2011-11-18 2017-04-05 Lg电子株式会社 在无线局域网系统中发送数据单元的方法和用于支持其的装置
JP5784240B2 (ja) 2012-02-15 2015-09-24 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド パイロットシーケンスを生成する方法及び装置
US9407302B2 (en) * 2012-12-03 2016-08-02 Intel Corporation Communication device, mobile terminal, method for requesting information and method for providing information
CN104168241B (zh) * 2013-05-16 2017-10-17 华为技术有限公司 多输入输出正交频分复用通信系统及信号补偿方法
US9341503B2 (en) * 2013-08-27 2016-05-17 Crystal Instruments Corporation Cross-path phase calibration for high dynamic range data acquisition
TWI577159B (zh) * 2015-08-13 2017-04-01 宏碁股份有限公司 資料分配方法、訊號接收方法、無線傳送及接收裝置
RU2718153C1 (ru) 2016-03-23 2020-03-30 Нокиа Текнолоджиз Ой Общая фазовая ошибка и/или интерференция между несущими

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2411327A (en) * 2004-02-20 2005-08-24 Toshiba Res Europ Ltd Training sequence for MIMO-OFDM which is suitable for use with null sub-carriers

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7801252B2 (en) 2006-02-24 2010-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for channel estimation for data demodulation in broadband wireless access system
US8428175B2 (en) 2007-03-09 2013-04-23 Qualcomm Incorporated Quadrature modulation rotating training sequence
JP2010521124A (ja) * 2007-03-09 2010-06-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 不偏トレーニングシーケンスを使用した直交不平衡緩和
US8526543B2 (en) 2007-03-09 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Quadrature imbalance estimation using unbiased training sequences
US8064550B2 (en) 2007-03-09 2011-11-22 Qualcomm, Incorporated Quadrature imbalance estimation using unbiased training sequences
US8290083B2 (en) 2007-03-09 2012-10-16 Qualcomm Incorporated Quadrature imbalance mitigation using unbiased training sequences
JP5344701B2 (ja) * 2007-09-27 2013-11-20 公立大学法人大阪府立大学 Cfoおよびi/qインバランスの補正係数の算出方法とそれを用いた補正方法とパイロット信号の送信方法
WO2009041671A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Osaka Prefecture University Public Corporation Cfoおよびi/qインバランスの補正係数の算出方法とそれを用いた補正方法とパイロット信号の送信方法
JP2011504323A (ja) * 2007-11-05 2011-02-03 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 複数の異なる帯域幅と互換性があるofdmシステム
US8861549B2 (en) 2007-11-05 2014-10-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multiple compatible OFDM systems with different bandwidths
US8467479B2 (en) 2008-02-19 2013-06-18 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for estimating I/Q unbalance parameters in OFDM receiver
JP2011512770A (ja) * 2008-02-19 2011-04-21 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 直交周波数分割多重の受信機におけるi/q不均衡パラメーターを推定する装置及びその方法
JP5147089B2 (ja) * 2008-11-01 2013-02-20 公立大学法人大阪府立大学 Ofdm通信システムにおけるアナログ損失のハイブリッドドメイン補償パラメータの求め方と補償方法
WO2010061532A1 (ja) * 2008-11-01 2010-06-03 公立大学法人大阪府立大学 Ofdm通信システムにおけるアナログ損失のハイブリッドドメイン補償パラメータの求め方と補償方法
KR20130133827A (ko) * 2010-12-31 2013-12-09 텔레호낙티에볼라게트 엘엠 에릭슨(피유비엘) 동상 및 직교(iq) 불균형 추정을 위한 제어 가능한 주파수 오프셋
KR101884492B1 (ko) * 2010-12-31 2018-08-01 텔레호낙티에볼라게트 엘엠 에릭슨(피유비엘) 동상 및 직교(iq) 불균형 추정을 위한 제어 가능한 주파수 오프셋

Also Published As

Publication number Publication date
US20070147527A1 (en) 2007-06-28
JP4406398B2 (ja) 2010-01-27
US7643567B2 (en) 2010-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4406398B2 (ja) Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置
JP4087812B2 (ja) 多重アンテナを用いる直交周波分割多重システムにおけるチャネルの推定装置及び方法
US11343129B2 (en) Method and system for providing code cover to OFDM symbols in multiple user system
JP4615059B2 (ja) 通信装置
JP5178866B2 (ja) ダウンリンク参照信号を伝送する方法及び基地局、並びにダウンリンク参照信号を受信する方法及びユーザー機器
EP2148483B1 (en) OFDM system with subcarrier group phase rotation
JP4809373B2 (ja) 通信制御方法、受信局装置、送信局装置および通信システム
EP1987617A2 (en) Pilot signal transmission method and apparatus
WO2007037415A1 (ja) 無線送信装置、無線受信装置、無線通信システム、無線送信方法および無線受信方法
US9306788B2 (en) SFO estimation technique for MIMO-OFDM frequency synchronization
JP3891986B2 (ja) マルチキャリア伝送の方法および装置
JP2006197520A (ja) 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法
KR20080058825A (ko) 다중 캐리어 전송 방식을 채용한 데이터 송, 수신 장치 및방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees