JP2007179566A - 状態変化通知方法及び状態変化通知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】状態変化をリアルタイムに通知し、情報を共有しているとの認識を持つことを可能にする。
【解決手段】チャネルに参加して同時に会話可能な情報端末群への通知を想定する。チャネルの外部に設けられたDBと、DBの状態変化を監視し、状態変化が発生した場合、状態変化を知らせる通知を発行する監視手段1とを備える。情報端末群の少なくとも1つに、監視手段1から状態変化の通知を受け取り、他の情報端末群に状態変化を同報的に通知するために通知をチャネルに送出する通知手段3を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータネットワークを介して接続されている複数の利用者間のコミュニケーションを活発化、円滑化する技術に関する。
本発明において、チャットシステムとは、チャットサーバとチャットクライアントとから構成され、複数のチャットクライアントが互いに同一のネットワーク、すなわち仮想空間を共有して同時に双方向通信可能なシステムを言う。チャネルとは、複数の利用者により共有され、会話が行われるネットワークもしくは仮想空間を意味する。
また、メーリングリストシステムとは、所定の電子メールアドレス群へ電子メールを同報的に配送するシステムを言う。このシステムは、電子メールアドレス群のリストと、電子メールアドレス群を代表する電子メールアドレスとを管理する。代表メールアドレスは、前記電子メールアドレス群への転送を行うための特別なアドレスである。代表メールアドレスへ配送された電子メールは、リスト上の個別の電子メールアドレスへ配送される。以下、代表メールアドレスを単にメーリングリストという。
ネットワークの外部における状態変化とは、例えばチャットシステムにおいては、チャネル内での発言の発生、チャネルへの参加や離脱、チャネルの特性の変化などチャネルに関する状態変化以外の状態変化を言う。このような状態変化としては、例えば、外部データベースへの情報の登録、削除及び更新、メーリングリストへのメールの投稿が挙げられる。
データベースとは、情報が蓄積された資源を広く意味する。例えば、WWW(World Wide Web)上のホームページもデータベースに含まれる。
近年、チャットシステムや電子メール等、コンピュータネットワーク上のコミュニケーションシステムが急速に普及している。これに従い、これらのコミュニケーションシステムにおける利用者同士のコミュニケーションをより活発化し、円滑化するための様々な手段が考案されている。
例えば、チャットから外部データベースを呼び出せるようにした技術が提供されている。また、本発明者らは、特許文献1において、チャットシステムから外部データベースへの登録や検索を行う技術を提供している。これらの技術においては、誰がどんな文脈でDBにアクセスしたかがリアルタイムで判り、チャットを通じた情報の共有が促進される。
また、電子メールシステム上のコミュニケーションを促進させる技術として、特許文献2には、データベースの状態変化を電子メールで通知する技術が開示されている。
特開2000−76171号公報 米国特許5,548,753号明細書
前記特許文献1の技術に従えば、チャットに参加しているユーザがデータベースの検索やデータベースの情報の登録を行った場合、同じチャネル内の他のユーザに対し検索結果やデータベースの変更が通知される。しかし、データベースの管理者等、チャネルに参加していないユーザが、データベースへ情報の登録や削除、更新等を行った場合、データベースの状態が変化したことをすぐに知ることができないという問題点がある。
一方、前記特許文献2においては、データベースの状態変化が電子メールによってユーザに通知される。そのため、実際にデータベースの状態変化が生じてからユーザが通知された電子メールを読むまでの間に時間的な遅れが生じ、ユーザが適切な対応をすることができない場合がある。また、ユーザ同士は、自分が通知された情報を他のユーザが知っているか否かを判らず、情報を共有しているという認識にたってコミュニケーションをすることが難しい。
本発明は、外部状態が変化したことをユーザにリアルタイムに通知し、かつユーザが互いに情報を共通しているとの認識の上にたったコミュニケーションを可能にする技術を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願第1発明は、互いに同一の仮想空間を共有して同時に双方向通信可能な情報端末に設けられ、情報が蓄積され前記仮想空間の外部に設けられたデータベースの状態変化を知らせる所定形式の通知を、前記仮想空間内の通信データから抽出し、視覚的に出力する状態変化表示装置を提供する。
例えば、表示手段は、チャネル内の会話が表示されているウインドウとは別のウインドウを画面上に表示する。そして、通知手段からの所定の形式の通知を、チャネル内における通常の会話から抽出し、前記ウインドウに表示する。表示形式は、文字でもよいし、アイコンなど視覚的な表示形式でも良い。
本願第2発明は、互いに同一の仮想空間を共有して同時に双方向通信可能な情報端末に用いられる、状態変化表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;情報が蓄積され、前記仮想空間の外部に設けられたデータベースの状態変化を知らせる所定形式の前記通知を、前記仮想空間内の通信データから抽出する段階と、
B;前記抽出された通知を視覚的に出力する段階と、
を実行するための状態変化表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
前記第1発明と同様の作用効果を有する。
本願第3発明は、同一の仮想空間を共有して同時に双方向通信可能な情報端末群宛の電子メールを、それぞれの情報端末に配送可能な電子メール配送装置に用いられるメール通知装置であって、
・前記情報端末群に含まれ、いずれかの前記情報端末群宛に配送される電子メールを検知し、前記電子メールの宛先を特定する検知手段と、
・前記情報端末群と前記仮想空間とを対応付けるテーブルと、
・前記テーブルに基づいて、前記配送される電子メールの宛先の情報端末群に対応する仮想空間を決定する決定手段と、
・前記決定した仮想空間に対し、前記電子メールが投稿されたことを知らせる通知を送出する通知手段と、
を備えるメール通知装置を提供する。
例えば、あるメーリングリスト宛に電子メールが投稿される。検知手段はメーリングリストに含まれているので、電子メールの投稿を検知し、メーリングリストを特定する。決定手段は、そのメーリングリストと対応付けられたチャネル#CH1を特定する。通知手段は、特定したチャネル#CH1に対し、電子メールの投稿通知を送出する。メーリングリストに含まれる情報端末は、チャネル#CH1に参加していれば、電子メールの投稿があったことをリアルタイムに知ることができる。
なお、複数の利用者端末群が同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な通信システムに用いられる状態変化通知方法であって、
A;前記ネットワークの外部における状態変化の発生を検知し、
B;前記状態変化を、前記ネットワークを介して前記利用者端末群に同報的に通知する、
状態変化通知方法も考えられる。
前記通信システムとしては、例えば利用者がチャネル内で会話するチャットシステムが挙げられる。ネットワークの外部における状態変化とは、チャネルに関する状態変化以外の状態変化を言う。例えば、外部DBやWWW上のホームページの更新、メーリングリストへの電子メールの投稿である。状態変化として、ニュース速報のホームページに新しいニュースが掲載された場合を例に取る。ホームページの更新が検知されると、あるチャネル#CH1に対し、ホームページの変化がテキストメッセージで発言される。この発言により、チャネル#CH1の参加者は、同時に情報を取得し、かつ他の参加者がその情報を知っているという認識の上に立って会話をすることができる。ホームページは、予め所定のチャネル#CH1と対応付けておくとよい。
また、同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な情報端末群への状態変化通知システムであって、前記ネットワークの外部における状態変化を監視し、前記状態変化が発生した場合は前記状態変化を知らせる通知を発行する監視手段を備えた状態変化通知システムも考えられる。このシステムにおいては、前記情報端末の少なくとも1つは、前記監視手段から前記状態変化の通知を受け取り、他の前記情報端末群に前記状態変化を同報的に通知するために前記通知を前記ネットワークに送出する通知手段を有している。
前記提案の状態変化通知方法と同様の作用効果を有する。
また、同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な情報端末群への状態変化通知システムであって、蓄積手段と、監視手段とを備える状態変化通知システムも考えられる。
蓄積手段は、前記ネットワークの外部に設けられ、情報が蓄積されている。監視手段は、前記蓄積手段の状態変化を監視し、前記状態変化が発生した場合、前記状態変化を知らせる通知を発行する。前記情報端末群の少なくとも1つは、前記監視手段から前記状態変化の通知を受け取り、他の前記情報端末群に前記状態変化を同報的に通知するために前記通知を前記ネットワークに送出する通知手段を有している。
例えば、チャットシステム上の複数の情報端末がチャットクライアントによりチャネル#CH1に参加しているとする。監視手段は、外部のDBへの情報の登録や削除、更新を監視している。DBに生じた状態変化は、監視手段により通知手段に通知される。通知手段は、チャットクライアントにより、DBの状態変化通知をチャネル#CH1に発言する。この発言により、チャネル#CH1に参加している他の情報端末に、DBの状態変化が同報的に通知される。
また、前記状態変化通知システムにおいて、前記監視手段が、前記蓄積手段と前記監視手段と前記通知手段とが対応付けられた第1対応テーブルをさらに備え、前記第1対応テーブルに基づいて前記状態変化の発生を通知する通知手段を決定する状態変化通知システムも考えられる。
例えば、DB、監視手段及び通知手段が複数ある場合を考える。監視手段は、監視しているDBの状態変化を1つの通知手段に通知しても良いし、複数の通知手段に通知することもできる。逆に、通知手段は、複数の監視手段からの通知を受け取ることもできる。監視手段が監視するDBは、1つでも複数でも良い。DB、監視手段及び通知手段の対応付けをニーズに応じて変化させることにより、柔軟なシステムを構築することができる。
また、前記システムにおいて、前記通知手段は、前記ネットワークと前記通知手段とを対応付ける第2対応テーブルをさらに備え、前記第2対応テーブルに基づいて前記通知を送出するネットワークを決定する状態変化通知システムも考えられる。
例えば、ネットワークが複数ある場合、1つの通知手段と複数のネットワークとを対応付け、1つの通知手段から複数のネットワークに通知を送出する。また、1つのネットワークに対し、複数の通知手段から通知を送出してもよい。
また、前記システムにおいて、前記通知手段は、前記状態変化通知を前記ネットワークに送出するタイミングを、所定の条件に基づいて管理する、状態変化通知システムも考えられる。
ニーズに応じて送出のタイミングを制御する。例えば、”過去3分間チャネル内での発言がない場合に通知を行う”、”時刻が9:00〜17:00の範囲において通知を行う”、”通知に含まれる時刻情報に基づいて通知を行う”などである。
また、前記システムにおいて、前記通知手段が、保持手段と、管理手段と、送出手段とを有する状態変化通知システムも考えられる。
保持手段は、前記監視手段からの状態変化通知を保持するためのものである。管理手段は、所定の条件に基づいて前記通知を送出するタイミングを決定し、前記決定に従って前記通知の送出を指示する。送出手段は、前記管理手段からの指示に基づいて、前記保持手段内の状態変化通知を前記ネットワークに送出する。
例えば、過去3分間チャネル内での発言がない場合に通知を送出すると仮定する。監視手段からの通知は、保持手段に一時的に蓄積される。管理手段は、チャネル内の発言状況を参照し、発言しても良いと判断すると送出手段に送出を指示する。送出手段は、決定手段からの指示に基づいて、保持手段内の最も古い通知をネットワークに送出する。
また、前記システムにおいて、前記管理手段は、前記ネットワークの状態に基づいて前記状態変化通知を送出するタイミングを決定する状態変化通知システムも考えられる。
例えば、管理手段は、チャネル内で発言が頻繁に行われている場合ではなく、発言がとぎれたときを通知タイミングに決定する。
また、前記システムにおいて、前記管理手段は、前記監視手段からの状態変化通知に時刻情報が含まれている場合、前記時刻情報に基づいて前記状態変化通知を送出するタイミングを決定する状態変化通知システムも考えられる。
例えば、WWW上のホームページに1月8日に、1月29日公開の新製品の紹介情報が登録された場合を考える。この場合、管理手段は、送出のタイミングを1月29日に設定する。もちろん、チャネルの状態と通知内容との両方に基づいて、タイミングを決定することも可能である。
また、前記通知手段は、前記監視手段からの状態変化通知を所定の形式に変換する変換手段をさらに備える状態変化通知システムも考えられる。
例えば、変換手段により、監視手段からの状態変化通知を利用者にとって見やすい形式に変換する。また、監視手段と通知手段との通信プロトコルと、通知手段と利用者端末との通信プロトコルとが異なる場合も、変換が必要である。さらに、チャネル内での通常の会話と区別可能にするために、所定の形式に変換することも考えられる。
また、前記通知手段は、前記監視手段からの状態変化通知を所定の形式に変換する変換手段をさらに備え、前記ネットワークを介して前記通知を受け取る前記情報端末は、前記形式に変換された通知を、前記ネットワーク内の通信データから抽出して表示する表示手段をさらに有する状態変化通知システムも考えられる。
例えば、表示手段は、チャネル内の会話が表示されているウインドウとは別のウインドウを画面上に表示する。そして、通知手段からの所定の形式の通知を、チャネル内における通常の会話から抽出し、前記ウインドウに表示する。表示形式は、文字でもよいし、アイコンなど視覚的な表示形式でも良い。
また、前記蓄積手段は、電子メールを保管するメールDBであり、前記監視手段は予め定められた宛先へ送信される電子メールが投稿されたことを前記通知手段に通知し、前記通知手段は、前記情報端末群が共有するネットワークに前記電子メールの投稿通知を送出する状態変化通知システムが考えられる。
メーリングリストへの電子メールの投稿がDBに蓄積される場合、メーリングリストに記載された利用者に対し、チャットでメールの投稿が通知される。
また、前記情報端末は、前記通知手段に加え、所定の情報端末群のリストと電子メールを配送可能な電子メール配送装置とをさらに備え、前記通知手段は、メール先決定手段とメール送出手段とをさらに有する状態変化通知システムが考えられる。
メール先決定手段は、前記状態変化通知を送出したネットワークを共有している情報端末と前記リストとに基づいて、前記電子メール配送装置による通知先を決定する。メール送出手段は、前記決定された通知先に対し前記電子メール装置を用いて前記通知を送出する。
例えば、チャネルに参加している情報端末には、チャットによりリアルタイムに状態変化が通知される。チャネルに参加していない情報端末には、電子メールにより所定のデータベースの状態変化が通知される。
また、情報が蓄積された外部データベースを管理する管理装置とともに用いられ、前記データベースの状態変化を監視し、同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な情報端末群に対し前記状態変化を同報的に通知するために、前記情報端末群のうちの所定の端末に前記状態変化を通知する監視装置も考えられる。
前記システムにおける監視手段と同様の作用効果を有する。
また、同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な情報端末群のうちの少なくとも1つに設けられ、情報が蓄積された外部データベースに状態変化が発生したことを知らせる通知を前記ネットワーク外から受信し、前記状態変化を他の前記情報端末に同報的に通知するために、前記通知を前記ネットワークに所定のタイミングで送出する通知装置も考えられる。
前記システムにおける通知手段と同様の作用効果を有する。
また、情報が蓄積された外部データベースを管理する管理装置に用いられる監視通知プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;前記データベースの状態変化を監視する段階と、
B;前記状態変化が発生した場合、同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な情報端末群に対し前記状態変化を同報的に通知するために、前記情報端末群のうちの所定の端末に前記状態変化の発生を通知する段階と、
を実行させるための監視通知プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体も考えられる。
前記システムにおける監視手段と同様の作用効果を有する。
また、同一のネットワークを共有して同時に双方向通信可能な情報端末群のうちの少なくとも1つの端末に用いられる同報通知プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;情報が蓄積された外部データベースに状態変化が発生したことを知らせる通知を前記ネットワーク外から受信する段階と、
B;前記状態変化を他の前記情報端末に同報的に通知するために、前記通知を前記ネットワークに所定のタイミングで送出する段階と、
を実行させるための同報通知プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が考えられる。
前記システムにおける通知手段と同様の作用効果を有する。
本発明を用いれば、ネットワークを共有するユーザに対し、ネットワーク外の状態変化をリアルタイムに通知することができ、またユーザは互いに情報を共有しているとの認識に立ってコミュニケーションをすることができる。
以下に、本発明の状態変化通知システムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
<基本構成>
図1は、本発明の状態変化通知システムの基本的な構成を示す図である。以下においては、本発明をIRC(Internet Relay Chat)に基づいたチャットシステムに適応する場合を例にとり説明する。状態変化通知システムは、ホームページなどの状態変化発生源、監視手段、通知手段及びチャネルを共有する複数のチャットクライアントからなっている。
監視手段は、状態変化発生源を監視し、何らかの状態変化を検知すると通知手段に通知する。通知手段は、通知された内容を、必要に応じてIRCの通信プロトコルに従って変換し、チャットクライアントAを介してチャネルに送出する。従って、生じた状態変化は、チャネルに参加している他のチャットクライアントB、Cにリアルタイムで通知される。
<第1実施形態例>
[全体構成]
図2は、本発明の第1実施形態例に係る状態変化通知システムの全体構成図である。状態変化通知システムは、複数のデータベース(以下にDBという)1,2、各DBを管理するDB管理システムDBMS(Data Base Management System)1,2、複数の代理端末A,B、複数のユーザ端末A,B,C,D及びチャットサーバから構成されている。代理端末及びユーザ端末はネットワークを介してチャットサーバに接続されている。代理端末A及びユーザ端末A,Bは、チャネル#CH1に参加している。代理端末B及びユーザ端末C,Dは、チャネル#CH2に参加している。
[DBMS]
DBMS1及び2は、それぞれDB1及び2の管理を行う。具体的には、DBへの情報の登録、更新、削除等を行う。DBの管理については通常と同様であるので詳細な説明を省略する。本実施形態例においては、各DBMSに監視部1とDB−端末リスト2とが付加されている。DB−端末リスト2の概念図を図3に示す。DB−端末リスト2には、監視すべきDBとそのDBの状態変化を通知する代理端末とが対応付けられている。図3(a)は、DBMS1のDB−端末リストである。このリストは、監視部の監視対象がDB1であり、DB1の状態変化が代理端末A及びBに通知されることを示している。図3(b)は、DBMS2のDB−端末リストである。このリストは、監視部の監視対象がDB2であり、DB2の状態変化が代理端末Bに通知されることを示している。なお、本実施形態例では、1つのDBMSが1つのDBを管理する構成を示している。必要に応じ、DBMSが複数のDBを管理する構成も可能である。
監視部1は、前記DB−端末リスト2を参照し、監視するDB及び通知先の代理端末を決定する。監視部1は、監視対象のDBについて所定時間間隔毎にDBMSのログを見に行き、前回のログと比較する。前記ログは、通常DBMSにより作成され、DBの更新履歴が書き込まれている。ログを見に行く時間間隔は、特に限定されないが、監視部1の負担とユーザへの迅速な通知とを考慮して設定すると良い。DBの状態変化が生じていれば、監視部1は通知先の代理端末に状態変化を通知する。通知は、所定の情報を含み、所定のフォーマットを有する通知データを送出することにより行われる。所定の情報には、例えばDB名、項目、日時、DB内の情報識別番号、情報の内容が含まれる。このような通知データとしては、例えば"DB1:更新:19990123-2019:情報ID0:titleお知らせ"を挙げることができる。代理端末への通知のプロトコルは、特に限定されないが、本実施形態例ではIRCプロトプルに従って通知することが好ましい。通知部が、受け取った通知データをそのままIRCのチャネルに送出できるからである。
[代理端末]
代理端末は通知部3とチャットクライアントとを有している。ただし、代理端末のチャットクライアントは、通知部3から送出される状態変化通知をチャネル内に送出する。図4は、通知部3の構成を示すブロック図である。通知部3は、通信部31、整形部32、バッファ33、タイミング管理部34、送出部35及びチャネルリスト36を有している。
通信部31は、監視部1から通知データを受け取り、整形部32に送出する。
整形部32は、受け取った通知データを、所定の形式に変換し、バッファ33に書き込む。例えば整形部32は、チャットのユーザが読みやすい所定の形式に通知データを変換する。具体的には、前述の通知データ"DB1:更新:19990123-2019:情報ID0:titleお知らせ"を、"新着ニュース(20時19分)[情報ID0]おしらせ"に変換する。監視部1と通信部31との間の通信プロトコルがIRCに準拠していない場合には、整形部32はIRCに準拠したデータ形式への変換も行う。また、整形部32は、必要に応じ、所定の情報をタイミング管理部34に送出する。タイミング管理部34に送出する情報は、後述するように、状態変化通知をチャネルに送出するタイミングをどのように制御するかに依る。
バッファ33は、整形部32により変換された通知データ(以下状態変化通知という)を一時的に蓄積する。本実施形態例においては、バッファ33には状態変化通知が時系列に蓄積される。
タイミング管理部34は、バッファ33に蓄積された状態変化通知をチャネルに送出するタイミングを制御する。送出のタイミングは、所定の条件、例えばチャネルの状態や整形部32からの所定の情報に基づいて決定される。チャネルの状態とは、例えば、会話の込み具合、参加者数、話題の変化、チャネル管理者の変化が挙げられる。本実施形態例及び以下の実施形態例においては、特に断りのない限り、”チャネル内の発言が過去3分間ない場合”というチャネル状態に基づいて前記タイミングが決定されるものとする。この場合、タイミング管理部34は、整形部32から状態変化のあったDB名を受け取る。次いで、タイミング管理部34は、後述するようにDBと対応するチャネルを決定し、チャットクライアントからチャネル内における会話の記録を取得する。さらに、タイミング管理部34は、会話記録に基づいて状態変化通知を送出するか否かを決定する。送出する場合は送出部35に対し、チャネルを指定して送出を指示する。送出しない場合は、所定時間間隔毎にチャネル内の発言記録を取得し、送出可能になるのを待機する。タイミング管理部34からの送出の指示に応じ、バッファ33内の最も古い状態変化通知が指定されたチャネルに送出される。
タイミング管理部34は、前記送出のタイミングを決定する前に、前記状態変化通知を送出するチャネルを決定する。チャネルの決定は、チャネルリスト36を参照することにより行われる。図5にチャネルリスト36の概念図を示す。チャネルリスト36には、どのDBの状態変化通知をどのチャネルに送出するかが対応付けられている。図5(a)は、代理端末Aの通知部に設けられたチャネルリスト36である。このリストは、DB1の状態変化通知がチャネル#CH1に送出されることを示している。図5(b)は、代理端末Bの通知部に設けられたチャネルリスト36である。このリストは、DB1及びDB2の状態変化通知がチャネル#CH2に送出されることを示している。タイミング管理部34は、整形部32から通知されるDB名をキーにチャネルリスト36を参照し、状態変化通知を送出するチャネルを決定する。タイミング管理部34は、チャネルの指定も含めて送出部35に送出指示を行う。
送出部35は、タイミング管理部34からの送出の指示に従い、バッファ33内の状態変化通知を指定されたチャネルに送出する。本実施形態例においては、状態変化通知は時系列に蓄積されているので、送出部35は最も古い、すなわち先頭の状態変化通知を送出する。送出後、送出部35は、送出した状態変化通知をバッファ33から削除する。
[ユーザ端末]
図6は、ユーザ端末の構成を示すブロック図である。各ユーザ端末は、チャットクライアントを有し、さらに表示部4を有することが好ましい。表示部4は、チャネルに送出される状態変化通知を、チャネル内の通信データから抽出する。具体的には、表示部4は、整形部32により所定の形式に変換された状態変化通知を抽出する。例えば、”DB*:*時*分:IDNo.*:*”の形式からなる発言を抽出する。ここで、”*”は文字データを意味する。そして、表示部4は、ディスプレイに通知領域を作成し、抽出した状態変化通知を前記領域に出力する。
図7は、表示部4により表示される状態変化通知の一例を示す図である。この図は、チャネル#CH2に参加しているユーザ端末C、Dの表示部4による画面例である。チャットクライアントは、チャネル選択ボタン41、会話表示領域42及び発言入力領域43を画面上に表示している。表示部4は通知領域44を表示している。チャネル#CH2内の通常の会話は、会話表示領域42に表示される。チャネル#CH2内に通知されるDB1及びDB2の状態変化通知は、時系列順に画面右の通知領域44に表示される。
文字による状態変化通知に代え、アイコン等視覚的手段を用いて状態変化通知を表示することも考えられる。図8に、アイコンによる状態変化通知の一例を示す。図8では、為替レートの上下変動を示すアイコンが表示されている。さらに、ユーザ端末にDBアクセスクライアントを持たせると好ましい。アイコンがクリックされると、表示部が情報の識別番号をDBアクセスクライアントに送付する。DBアクセスクライアントは、識別番号で特定される情報の詳細をDBから取得し、画面などに出力する。
なお、図7及び8においては、状態変化通知が時系列に表示されているが、ニーズに応じて表示の順序を代えることも可能である。例えば、表示部4によりDB名のアルファベット順に並べ替え、同一のDBに関する通知は時系列に並べて表示することが挙げられる。なお、表示部4を設けず、通常の会話と状態変化通知とをともに会話表示領域に混在して表示することももちろん可能である。
[処理の流れ]
次に、本実施形態例に係る監視部1及び通知部3が行う処理の流れについて説明する。
[1]監視部の処理
まず、監視部1が行う監視処理の流れについて説明する。図9は、監視部1が行う監視処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、監視部1は、監視すべきDBの更新履歴をDBMSのログから取得する。監視すべきDBは、前記DB−チャネルリスト36を参照して決定する。
ステップS2では、前回ログを参照してから所定時間経過したか否かを判断する。ここでは、所定時間として60秒を設定している。60秒経過していると判断すると、ステップS3に移行する。まだ60秒経過していないと判断すると、再びステップS2を繰り返す。
ステップS3では、監視部1は再びログを参照し、更新履歴を取得する。
ステップS4では、監視部1は、先に取得した更新履歴と後で取得した更新履歴とを比較し、DBの状態が変化したか否かを判断する。両者が同じであれば、次の更新履歴を取得するためにステップS2に移行する。前者の更新履歴を取得した時刻より後に登録された情報が後者の更新履歴にあれば、ステップS5に移行する。
ステップS5では、監視部1は、後で取得した更新履歴から後に登録された情報を取り出し、所定の通知データを作成して通知部3に送出する。
[2]通知部の処理
次に、本実施形態例に係る通知部3が行う処理の流れについて説明する。通知部3は、以下に説明する受信処理と通知処理とをそれぞれ独立に行う。
(1)受信処理
図10(a)は、通知部3が行う受信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS11においては、整形部32は、監視部1からの通知データを待機している。通知データを受信すると、ステップS12へ移行する。
ステップS12では、整形部32は、受け取った通知データを所定の形式に変換し、バッファ33に時系列に書き込む。
すなわち、受信処理では、通知部3は、通知データを受信するたびに変換し、バッファ33に格納する処理を行う。
(2)通知処理
図10(b)は、通知部3が行う通知処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21では、整形部32は、監視部1からの通知データを待機している。通知データを受信すると、ステップS22へ移行する。
ステップS22では、整形部32は、通知データに含まれるDB名をタイミング管理部34に送出する。
ステップS23では、タイミング管理部34は、前記通知されたDB名をキーにチャネルリスト36を参照し、DBに対応するチャネルを特定する。次いで、タイミング管理部34は、特定したチャネルの会話記録をチャットクライアントから取得する。
ステップS24では、タイミング管理部34は、取得した会話記録に基づいて、状態変化通知をチャネルに送出するか否かを判断する。送出すると判断すると、後述するステップS26に移行する。送出しないと判断すると、ステップS25に移行する。
ステップS25では、タイミング管理部34は、所定時間T1が経過するのを待機する。所定時間が経過すると、再び前記ステップS24に戻り、前記判断を繰り返す。すなわち、タイミング管理部34は、送出できるようになるまで待機する。
ステップS26では、タイミング管理部34は、チャネルの指定とともに、状態変化通知の送出を送出部35に指示する。
ステップS27では、送出部35が、バッファ33に格納されている最も古い、すなわち先頭の状態変更通知を取り出す。次いで、送出部35は、チャットクライアントを介し、指定されたチャネルに前記通知を送出する。
すなわち、通知処理では、通知部3はバッファ内の状態変化通知を、適当なタイミングで送出する処理を行う。
<第2実施形態例>
図11は、第2実施形態例に係る状態変化通知システムの全体構成図である。本実施形態例は、前記第1実施形態例において、DBがメールDBである場合の構成である。ここで、メールDBとは、メーリングリストに投稿される電子メールを蓄積するDBである。説明を容易にするため、図11ではメールDBが1つの場合の構成を示している。また、メールの投稿をチャネルに通知するタイミングの決定方法は、前記第1実施形態例と同様とする。本実施形態例においては、通知部203がチャネルリストに代えてML-CHテーブル238を有することと、各ユーザ端末がチャットクライアントに加えて電子メール装置を有することを除き、前記第1実施形態例と同様の構成を有する。電子メール装置は、ユーザ端末上で電子メールの送受信を行うための装置である。
監視部201は、メールDBにいずれかのメーリングリスト宛の電子メールが到着すると、所定の通知データを通知部203に送出する。通知データには、メーリングリスト及びメールIDが含まれている。メールIDは、メールDB内の電子メールを特定するための識別番号である。
通知部203は、ML-CHテーブル236を有する。図12にML-CHテーブル236の概念図を示す。ML-CHテーブル236には、どのメーリングリストへの電子メールの投稿をどのチャネルに通知するかの対応付けがなされている。言い換えれば、このテーブルにより、メーリングリストのユーザグループと、チャネルに参加しているユーザグループとが対応付けられる。
整形部232は、DB名に代えてメーリングリストをタイミング管理部234に通知する。また、整形部232は、メーリングリスト及びメールIDを含む所定の形式の投稿通知に、通知データを変換する。
タイミング管理部234は、通知されたメーリングリストをキーにML-CHテーブル236を参照し、対応するチャネルを特定する。また、タイミング管理部234は、特定したチャネルにメールの投稿通知を送出するタイミングを管理する。さらに、送出部235に対し、チャネル名とともに投稿通知の送出を指示する。
送出部235は、特定されたチャネルに所定形式の投稿通知を送出する。整形部232、バッファ233、タイミング管理部234及び送出部235の他の動作は、前記第1実施形態例と同様である。電子メールの投稿をチャネル内に発言することにより、電子メール装置を起動させていないユーザも電子メールの投稿を知ることができる。メーリングリストに含まれるユーザと、チャネルに参加もしくは参加を許可されているユーザとは、一致していることが好ましい。
処理の流れは、第1実施形態例と同様である。
<第3実施形態例>
図13は、第3実施形態例にかかる状態変化通知システムの全体構成図を示す。本実施形態例の状態変化通知システムは、代理端末にメール配送装置を、通知部にメール送出部337及びメール先決定部338を、ユーザ端末に電子メール装置を、それぞれ付加した点を除き、前記第1実施形態例の構成と同様である。メール配送装置は、メーリングリストに投稿される電子メールを受け取り、メーリングリストに含まれる各ユーザ端末に電子メールを配送する装置である。前記第1実施形態例では、チャネルに参加していないユーザには、状態変化が通知されない。本実施形態例では、チャネルに参加していないユーザに対しては、電子メールにより状態変化を通知する。
[構成]
メール配送装置は、通常MLテーブルを有している。図14にMLテーブルの概念図を示す。MLテーブルは、メーリングリストと、そのメーリングリストに含まれる各ユーザとを対応付けている。例えば、メーリングリスト“ML-1”には、ユーザA(user-a@fujitsu.co.jp)及びユーザB(user-b@fujitsu.co.jp)が含まれている。
監視部301、端末リスト302、通信部331、整形部332、バッファ333、タイミング管理部335及び送出部334の動作は、前記第1実施形態例と同様である。ただし、送出部334は、状態変化通知を送出すると、通知を送出したチャネルをメール先決定部に通知する点で相違する。また、送出部334は送出した状態変化通知をバッファから削除しない点も第1実施形態例と相違する。
メール先決定部338は、ML-CHテーブル336を参照し、チャネルに対応するメーリングリストを特定する。ML-CHテーブル336については、前記第2実施形態例と同様であるので、説明を省略する。次いでメール先決定部338は、メーリングリストをキーに、メール配送装置のMLテーブルを参照し、特定したメーリングリストに含まれるユーザを取得する。また、メール先決定部338は、チャネルに参加しているユーザのリストを、チャットクライアントから取得する。メール先決定部338は、メーリングリストに含まれているユーザと、チャネルに参加しているユーザとを比較し、電子メールの配送先を決定する。両者を比較せず、特定したメーリングリストを配送先としてもよい。この場合は、チャットクライアントからチャネル内のユーザリストを取得する必要はない。決定した配送先は、メール送出部337に通知される。
メール送出部337は、配送先の通知に従い、バッファ333から最も古い状態変化通知を取り出し、配送先とともにメール配送装置に送出する。その後、メール送出部337は、送出した状態変化通知をバッファ333から削除する。
[処理の流れ]
次に、本実施形態例における処理の流れを簡単に説明する。説明を容易にするため、状態変化通知の送出タイミングは、第1実施形態例と同様に決定されるものとする。また、チャネルに参加していなかったユーザに電子メールを配送する場合を例に取る。
図15は、本実施形態例の通知部303が行う処理の流れを示すフローチャートである。監視部301が行う監視処理は、前記第1実施形態例と同じであるので説明を省略する。前記第1実施形態例の通知処理と同様に、通知データを通知部303が受信することにより以下の処理が開始される。以下の処理において、ステップS31からステップS37までは、前述の第1実施形態例におけるステップS21〜27と同様であるので、ステップS38から説明する。
ステップS38では、送出部は、状態変化通知をチャネルに送出した後、通知を送出したチャネル名をメール先決定部338に通知する。
ステップS39では、メール先決定部338は、ML-CHテーブル及びMLテーブルを参照し、メーリングリストに含まれているユーザを取得する。
ステップS40では、メール先決定部338は、通知されたチャネルに参加しているユーザをチャットクライアントから取得する。
ステップS41では、メール先決定部338は、メーリングリストに含まれているユーザの中でチャネルに参加していないユーザのメールアドレスを、メールの配送先に決定する。
ステップS42では、メール先決定部338は、メール配送先があるか否かを判断する。メールの配送先がある場合は、ステップS43に移行する。配送先がない場合は、後述するステップS44に移行する。配送先がない場合とは、言い換えればメーリングリストに含まれているユーザの全てがチャネルに参加している場合である。
ステップS43では、メール先決定部338は、決定した配送先をメール送出部337に送出し、メールの配送を指示する。メール送出部337は、最も古い状態変化通知をバッファ333から取り出し、配送先のメールアドレスと共にメール配送装置に送出する。その後、メール送出部337は、送出した状態変化通知をバッファ333から削除する。その後、ステップS31に戻る。
ステップS44では、メール先決定部338は、メール送出部337に対し、状態変化通知をバッファ333から削除するよう指示する。メール送出部337は、指示に従い、バッファ333の中で最も古い状態変化通知を削除する。その後、ステップS31に戻る。
<第4実施形態例>
図16は、メーリングリストに投稿された電子メールの受信をチャットシステムにより通知する状態変化通知システムの構成図を示している。第2実施形態例と異なる点は、メーリングリスト宛のメールを蓄積するメールDBは設けられていない点である。本実施形態例にかかる状態変化通知システムは、通知端末と、複数のユーザ端末A〜Dとがコンピュータネットワークにより接続されて構成されている。ユーザ端末は、第2及び第3実施形態例と同様に、チャットクライアントと電子メール装置とを有している。
通知端末は、MLテーブルを有するメール配送装置と、通知部と、チャットクライアントとを備えている。通知部は、整形部432、タイミング管理部434、バッファ433、送出部435、メール検知部436、チャネル決定部437及びML-CHテーブル438を有している。
MLテーブルは、第3実施形態例と同様、メーリングリストとそのメーリングリストに含まれる各ユーザのアドレスとを対応付けている。ただし、各メーリングリストにはメール検知部436の電子メールアドレスが含まれている点が、第3実施形態例と異なる。従って、いずれかのメーリングリスト宛に電子メールが投稿されると、その電子メールはメーリングリストに対応する各ユーザ端末及びメール検知部436に配送される。
メール検知部436は、いずれかのメーリングリスト宛の電子メールを受け取ると、受け取った電子メールの宛先となっているメーリングリストをチャネル決定部437に通知する。
ML-CHテーブルには、前記第2実施形態例と同様に、メーリングリストとチャネルとが対応付けられている。チャネル決定部437は、メール検知部436から通知されるメーリングリストに対応するチャネルを、ML-CHテーブルを参照して特定する。チャネル決定部437は、決定したチャネルをメール検知部436に通知する。これを受けてメール検知部436は、所定の情報を含む所定形式の通知データを整形部432に送出する。所定の情報には、例えば、チャネル名、電子メールのコンテンツ、メーリングリスト、投稿時刻などが含まれる。
整形部432に送出された所定の情報は、前記と同様に所定の形に変換されてバッファ433に蓄積される。また、発言先のチャネルなど状態変化通知のタイミングに必要な情報部は、整形部432からタイミング管理部434に通知される。整形部432、タイミング管理部434、バッファ433及び送出部435の動作については、第1実施形態例と同様であるので詳細を省略する。
[処理の流れ]
図17は、第4実施形態例に係る状態変化通知システムにおいて、通知端末が行う監視処理の流れを示すフローチャートである。通知データの受信処理及び状態変化通知の通知処理については、第1実施形態例と同様であるので説明を省略する。メール配送装置がいずれかのユーザからメーリングリスト宛のメールを受信することにより、以下の処理が開始される。
まずステップS51では、メーリングリスト宛に送られて来た電子メールがメール検知部436に配送される。すなわちメール検知部436が電子メールの受信を検知する。メール検知部436は、電子メールを受信すると、チャネル決定部437にメーリングリストを通知する。
ステップS52では、チャネル決定部437が、メーリングリストに対応するチャネルを決定する。これは、ML-CHテーブルを参照することにより行われる。チャネル決定部437は、決定したチャネルをメール検知部436に通知する。
ステップS53では、メール検知部436は、メーリングリスト、投稿時刻、コンテンツ、チャネル名などの所定情報を整形部432に通知する。
整形部432に通知された情報は、前記第1実施形態例におけるステップS21〜27と同様にしてバッファに蓄積され、チャネルに送出される。ただし、整形部432はタイミング管理部434に対し、DB名でなくチャネル名を通知する点が異なる。
<第5実施形態例>
前述の第1〜4実施形態例では、送出タイミングの決定条件がチャネル状態に基づく場合、特に”チャネル内の発言が過去3分間ない場合”を例に取り説明したが、他の条件も考えられる。以下に、他の条件に基づく場合について、いくつかの例を挙げて説明する。
(a)”通知内容の時刻情報に基づいて送出時間を決定する”場合
通知部は、変化した情報にアクセス可能となる日時が含まれた通知データを受け取る。例えば、"DB1:更新:19990801-1200:情報ID0:アクセス許可:20010101-1200:title新製品情報"なる通知データである。この場合、タイミング管理部は、前記状態変化通知の送出タイミングを、2001/1/1の12:00に決定する。タイミング管理部は、決定したタイミングを記憶しておく。そして、決定した日時になると、状態変化通知の送出を送出部に指示する。従って、タイミング管理部は、所定の時間間隔で、送出すべき状態変化通知があるかどうかをチェックする必要がある。また、バッファ内のどの状態変化通知を送出するかを送出部に指示するために、状態変化通知を特定するための識別情報が必要である。例えば、状態変化通知と送出時刻とを対応付けてバッファに格納することが考えられる。
また、通知データの内容そのものに時刻情報が含まれている場合、その時刻情報に基づいて送出タイミングを決定することも可能である。また所定の時刻範囲、例えば9:00〜17:00の間のみ送出を行うことも考えられる。例えば、スケジュールが蓄積されたスケジュールDB1に、”1月18日打ち合わせ”というスケジュールが1月7日に登録される。通知データは、“DB1:登録:19990107-10:50:情報ID0:title1月18日打ち合わせ”である。タイミング管理部は、“1月18日”を整形部から受け取り、送出タイミングを1月18日9時に決定する。1月18日の9時になると、タイミング管理部は送出部に対して情報の送出を指示する。送出部は、送出指示と共に通知される日時をキーにしてバッファから情報を取得し、チャットクライアントを介して発言する。前述と同様、タイミング管理部は、決定した日時を記憶し、常に送出タイミングになっているかどうかチェックする。また、バッファ内の状態通知を特定する識別情報も前述と同様必要である。
(b)” 所定のキーワードが含まれる場合に送出する”場合
状態変化の送出タイミングを、”所定のキーワードが含まれる状態変化通知である場合”とすることも考えられる。図18に示すように、前記チャネルリストにおいて、各チャネルのキーワードをチャネルと対応付けて登録しておく。図18においては、チャネル#CH2のキーワードとして”株価”が登録されている。タイミング管理部は、整形部から通知データ“title”を受け取り、“title”に“株価”が含まれている場合のみ#CH2に状態変化通知を送出する。例えば、"DB1:更新:19990801-1200:情報ID0: title株価情報"なる通知データを受け取った場合である。
<第6実施形態例>
前記第1〜3実施形態例においては、監視部が所定時間各毎にDBMS内のログをチェックしている。逆に、DBMSから監視部に対し、ログを更新する毎に通知を送出する構成も可能である。
本発明の基本構成を示す説明図。 第1実施形態例にかかる状態変化通知システムの全体構成図。 DB−端末リストの概念説明図。 第1実施形態例に係る通知部の構成を示すブロック図。 チャネルリストの概念説明図。 ユーザ端末の構成を示すブロック図。 状態変化通知の表示例を示す説明図。 アイコンによる状態変化通知の表示例を示す説明図。 監視処理の流れを示すフローチャート。 通知部の処理の流れを示すフローチャート。(a)受信処理の流れを示すフローチャート。(b)通知処理の流れを示すフローチャート。 第2実施形態例にかかる状態変化通知システムの全体構成図。 ML−CHテーブルの概念説明図。 第3実施形態例にかかる状態変化通知システムの全体構成図。 MLテーブルの概念説明図。 第3実施形態例における通知部の通知処理の流れを示すフローチャート。 第4実施形態例にかかる状態変化通知システムの全体構成図。 第4実施形態例に係る監視処理の流れを示すフローチャート。 第5実施形態例におけるチャネルリストの概念説明図。
符号の説明
1;監視部
2;端末リスト
3;通知部
32、232,332;整形部
33,233,333;バッファ
34,234,334;タイミング管理部
35,235,335;送出部

Claims (3)

  1. 互いに同一の仮想空間を共有して同時に双方向通信可能な情報端末に設けられ、情報が蓄積され前記仮想空間の外部に設けられたデータベースの状態変化を知らせる所定形式の通知を、前記仮想空間内の通信データから抽出し、視覚的に出力する状態変化表示装置。
  2. 互いに同一の仮想空間を共有して同時に双方向通信可能な情報端末に用いられる、状態変化表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    A;情報が蓄積され、前記仮想空間の外部に設けられたデータベースの状態変化を知らせる所定形式の前記通知を、前記仮想空間内の通信データから抽出する段階と、
    B;前記抽出された通知を視覚的に出力する段階と、
    を実行するための状態変化表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 同一の仮想空間を共有して同時に双方向通信可能な情報端末群宛の電子メールを、それぞれの情報端末に配送可能な電子メール配送装置に用いられるメール通知装置であって、
    前記情報端末群に含まれ、いずれかの前記情報端末群宛に配送される電子メールを検知し、前記電子メールの宛先を特定する検知手段と、
    前記情報端末群と前記仮想空間とを対応付けるテーブルと、
    前記テーブルに基づいて、前記配送される電子メールの宛先の情報端末群に対応する仮想空間を決定する決定手段と、
    前記決定した仮想空間に対し、前記電子メールが投稿されたことを知らせる通知を送出する通知手段と、
    を備えるメール通知装置。
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